JPH1095520A - 長尺材料の仕分け装置 - Google Patents

長尺材料の仕分け装置

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JPH1095520A
JPH1095520A JP25455296A JP25455296A JPH1095520A JP H1095520 A JPH1095520 A JP H1095520A JP 25455296 A JP25455296 A JP 25455296A JP 25455296 A JP25455296 A JP 25455296A JP H1095520 A JPH1095520 A JP H1095520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重なり合った状態で軸と直角方向に搬送され
てくる複数の長尺材料を確実に一本ずつ仕分けする。 【解決手段】 鋼管22を搬送する搬送ベルト21の終
端部一方側に、対をなすピンチベルト23a,23bを
搬送ベルト21の上下に配置する。ピンチベルト23
a,23bの出口部近傍に、片端を一列に整列された鋼
管22の先頭を受け止めるストッパー25を並列配置す
る。ストッパー25で受け止めた先頭の鋼管22aとこ
れに続く残りの鋼管22の間に挿入され、前記ストッパ
ー25とで先頭の鋼管22aを挟持する楔形爪26を設
け、楔形爪26とストッパー25を一体的に移動可能に
エアーシリンダー27を設ける。エアーシリンダー27
により移動されてきた先頭の鋼管22aを受け取り、こ
の鋼管22aの片端をさらに残りの鋼管22の片端から
引き離す搬送機構33を設ける。搬送機構33の終端部
に分離キッカー34を所定の間隔を存して複数配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の重なり合
った長尺材料のなかから一本ずつ仕分けする装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼管等の長尺材料を一本ずつ仕分
けする装置としては、実公平7−26251号公報や、
特開平7−81764号公報に開示された装置がある。
このうち前者の実公平7−26251号公報に開示され
たものは、図5に示すように、棒材供給部1から供給さ
れる複数の棒材2の中から一本の棒材2の一端を分離す
る一端分離部3と、この一端分離部3で分離した棒材2
と残りの棒材2の間にセパレータ4aを挿入し長手方向
に他端まで分離する全分離部4と、この全分離部4で分
離する時に前記一端分離部3で分離した棒材2の一端を
クランプするクランプ部5を備えた棒材自動取り出し装
置において、以下の特徴を有するものである。
【0003】すなわち、前記セパレータ4aの供給側に
そのセパレータ4aの手前に谷部分6aを持つ傾斜棚6
を配置し、また、前記一端分離部3は、外周の複数箇所
に切欠溝3aaを持ち、その溝深さが前記傾斜棚6のほ
ぼ谷部分6aにあるように配置した分離円板3aを有
し、1つの切欠溝3aaに棒材2の一端を落とし込んで
回転することにより、前記棒材供給部1から供給される
複数の棒材2の中から一本の棒材2の一端を分離すると
共に、次の切欠溝3aaに次の棒材2を落とし込んで待
機させ、さらに、前記全分離部4は、2つのスプロケッ
トに巻き掛けられたチェーンに回転可能に設けられ、複
数の円板単体又は円板とその円板の排出側に配置され先
端が細く成形されたテーパーローラからなるセパレータ
4aを有し、前記スプロケットに沿った前記チェーンの
回転上昇の動きによって前記一端分離した棒材2と残り
の棒材2間に前記セパレータ4aを挿入し、前記スプロ
ケット間の前記チェーンの直線状の動きによって前記セ
パレータ4aを走行させて、前記一端分離した棒材2の
他端側を前記傾斜棚6の谷部分6aから上方に持ち上げ
ながら、前記残りの棒材2の中から分離するものであ
る。
【0004】また、後者の特開平7−81764号公報
に開示されたものは、図6に示すように、搬送ラインの
所定位置で軸と直角方向に搬送されてくる長尺材料11
を、シリンダー12aのロッドの突出動作により起立揺
動させて停止させる複数のストッパー12と、これらス
トッパー12で停止された長尺材料11のうちの複数本
をシリンダー14aのロッドの退入動作により持ち上げ
てその基端枢支部側へ移動させ、装置の中央部に配置さ
れた後述する取り出し装置13に長尺材料11の中央部
を押し付ける複数の入口揺動スキッド14と、これら入
口揺動スキッド14によって押し付けられた長尺材料1
1のうちの1本の中央部を保持し、モータ13aによる
所定角度の回転でこの中央部のみ下流側に取り出す取り
出し装置13と、この取り出し装置13による取り出し
時、前記押し付けられた残りの長尺材料11を前記入口
揺動スキッド14上に払い落とすべく取り出し装置13
の上方位置に近接配置された押さえ装置15と、前記取
り出し装置13の両側に所定の間隔を存して複数対配設
され、取り出し装置13によって中央部のみ下流側に取
り出した長尺材料11をシリンダー16aのロッドの突
出動作により順次その両端に向かって下流側に取り出し
てゆく仕分けキッカー16とで構成されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置では、重なり合った状態の複数の長尺材料
を、前者の場合には分離円板の、また、後者の場合には
取り出し装置の溝に押し付けることで、前記溝にただ一
本だけ引っ掛けて仕分けするものであるため、複数の長
尺部材のうちの前記溝で引っ掛ける部分の重なり具合に
よっては、一本の長尺材料のみを確実に引っ掛けること
ができず、搬送トラブルを引き起こす場合があった。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、重なり合った状態の複数の長尺材
料を確実に一本ずつ仕分けする装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、重なり合った状態で軸と直角方向
に搬送されてくる複数の長尺材料の片端を一列に整列さ
せるピンチベルトと、このピンチベルトにより片端を一
列に整列された長尺材料の先頭を受け止めるストッパー
と、このストッパーで受け止められた先頭の長尺材料と
これに続く残りの長尺材料の間に挿入され、前記ストッ
パーとで先頭の長尺材料を挟持する楔形爪と、これら楔
形爪及びストッパーを一体的に移動させるスライド機構
を設けることとしている。そして、このように構成する
ことで、重なり合った状態で軸と直角方向に搬送されて
くる複数の長尺材料を、確実に一本ずつ仕分けすること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の長尺材料の仕分け装置
は、重なり合った状態で軸と直角方向に搬送されてくる
複数の長尺材料を一本ずつ仕分ける装置において、搬送
ラインの終端部一方側に配置され、前記複数の長尺材料
の片端を一列に整列させるべく搬送ラインの上下に配置
された対をなすピンチベルトと、このピンチベルトの出
口部近傍にピンチベルトと並列配置され、前記片端を一
列に整列された長尺材料の先頭を受け止めるストッパー
と、このストッパーで受け止められた先頭の長尺材料と
これに続く残りの長尺材料の間に挿入され、前記ストッ
パーとで先頭の長尺材料を挟持する楔形爪と、これら楔
形爪及びストッパーを一体的に移動させるスライド機構
と、このスライド機構により移動されてきた前記先頭の
長尺材料を受け取り、この長尺材料の片端をさらに残り
の長尺材料の片端から引き離す搬送機構と、この搬送機
構の終端部に所定の間隔を存して複数基並列配置され、
搬送機構によって片端のみ引き離した先頭の長尺材料を
順次その他端に向かって残りの長尺材料から引き離して
ゆく分離キッカーを備えたことを要旨としている。
【0009】そして、必要に応じて、上下に配置された
対をなすピンチベルトに代えて、搬送ラインとこの上方
に配置するピンチベルトで長尺材料の片端を一列に整列
させるようにしたり、また、対をなすピンチベルトのう
ちの上方に配置したピンチベルト、あるいは、搬送ライ
ンの上方に配置したピンチベルトを、所定以上の力が作
用した時に上方に退避可能なように上方への退避機構を
備えさせるか、あるいは、対をなすピンチベルトのうち
の上方に配置したピンチベルト、あるいは、搬送ライン
の上方に配置したピンチベルトを、下方に配置したピン
チベルト、あるいは、搬送ラインに対して接離昇降が可
能なように昇降機構を備えさせたり、さらに、ストッパ
ーを楔形爪に対して接離移動が可能なように、接離移動
機構を備えさせたりしているのである。
【0010】本発明の長尺材料の仕分け装置によれば、
重なり合った状態で軸と直角方向に搬送されてくる複数
の長尺材料は、ピンチベルトによって片端を一列に整列
される。そして、片端を一列に整列された長尺材料は、
ストッパーでその先頭が受け止められた後、先頭の長尺
材料とこれに続く残りの長尺材料の間に挿入された楔形
爪とで挟持され、スライド機構によって搬送機構まで移
動される。搬送機構では、先頭の長尺材料の片端をさら
に残りの長尺材料の片端から引き離し、この片端を引き
離された先頭の長尺材料は、分離キッカーによって順次
その他端側が残りの長尺材料から引き離されて完全に仕
分けされる。
【0011】この時、対をなすピンチベルトのうちの上
方に配置したピンチベルト、あるいは、搬送ラインの上
方に配置したピンチベルトを、所定以上の力が作用した
時に上方に退避可能なように上方への退避機構を備えさ
せておけば、先頭の長尺材料とこれに続く残りの長尺材
料の間に楔形爪を挿入した時に、残りの長尺材料が後方
に移動し易くなって、楔形爪の挿入が容易に行える。
【0012】また、対をなすピンチベルトのうちの上方
に配置したピンチベルト、あるいは、搬送ラインの上方
に配置したピンチベルトを、下方に配置したピンチベル
ト、あるいは、搬送ラインに対して接離昇降が可能なよ
うに昇降機構を備えさせたり、ストッパーを楔形爪に対
して接離移動が可能なように、接離移動機構を備えさせ
れば、長尺材料の外径の変化にも容易に対応できる。こ
の場合、昇降機構を駆動して楔形爪の挿入時に前記ピン
チベルトを上昇させれば、楔形爪の挿入も容易に行うこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の長尺材料の仕分け装置を図1
〜図4に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明
の長尺材料の仕分け装置の要部を示す正面図、図2は図
1の平面図、図3は本発明の長尺材料の仕分け装置の他
の実施例の要部を示す正面図、図4は図3の平面図であ
る。
【0014】図1及び図2において、21は所定の間隔
を存して複数基並列状に配置された搬送ベルトであり、
鋼管22を重なり合った状態のまま軸と直角方向に搬送
するものである。
【0015】23a,23bは複数基の搬送ベルト21
の終端部一方側に、搬送ベルト21の搬送面を挟むよう
に上下に配置された2基で対をなすピンチベルトであ
り、図示しないモータにより搬送ベルト21と同方向に
同期して回転駆動されている。従って、これらピンチベ
ルト23a,23bの対向する平行部における間隔を鋼
管22の外径と略同じとなすことで、搬送ベルト21上
を搬送されてきた複数の鋼管22の片端がピンチベルト
23a,23bにピンチされた状態でその回転方向に順
次送り出されて、一列に整列される。
【0016】この時、ピンチベルト23a,23bの入
口側(図1における左側)を、ピンチベルト23a,2
3bの進行方向に向けて先窄まり状に形成しておけば、
鋼管22がクロス状に重なり合っている場合でも順次送
り出されて、確実に一列に整列することができる。
【0017】本実施例では、異なる外径の鋼管22であ
っても容易に対処できるように、上方のピンチベルト2
3aを、昇降機構である例えばエアーシリンダ24によ
って下方のピンチベルト23bに対して接離昇降が可能
なようにしたものを開示している。
【0018】25は前記ピンチベルト23a,23bの
出口部近傍に、ピンチベルト23a,23bと並列に配
置されたストッパーであり、ピンチベルト23a,23
bによって片端を一列に整列された鋼管22の先頭を受
け止めるものである。
【0019】26は前記ストッパー25により受け止め
られた先頭の鋼管22aとこれに続く残りの鋼管22の
間に、例えばエアーシリンダー27のロッドの突出移動
によって下方から挿入される楔形爪であり、この楔形爪
26の挿入により、先頭の鋼管22aとこれに続く残り
の鋼管22を確実に分離しつつ、先頭の鋼管22aをス
トッパー25とで挟持する。この時、エアーシリンダー
24のロッドを退入動作させて上方のピンチベルト23
aを上昇させれば、残りの鋼管22が後方に移動し易く
なって、楔形爪26の挿入が容易に行える。また、この
楔形爪26の挿入時、先頭の鋼管22aが上方へ逃げな
いようにするため、本実施例では、図1に示すように、
ストッパー25の前面に勾配を設け、上方程突出させた
ものを開示している。
【0020】前記したストッパー25と楔形爪26によ
って先頭の鋼管22aを挟持するものであるから、スト
ッパー25と楔形爪26の間隔は、搬送されてくる鋼管
22の外径と同じ間隔となるように予め設定されてい
る。本実施例では異なる外径の鋼管22であっても対処
可能なように、ストッパー25を楔形爪26に対して接
離移動が可能なように構成したものを開示している。こ
の接離移動機構として、本実施例では、モータ28の出
力軸の回転をねじ軸29に伝え、このねじ軸29の正逆
回転によりこれに螺合するストッパー25が楔形爪26
に対して接離移動するものを示している。なお、30は
ガイドロッドである。
【0021】また、前記ストッパー25と楔形爪26は
スライド機構を構成する例えばスライドベース31上に
載置され、エアーシリンダー32のロッドの出退動によ
って、先頭の鋼管22aを挟持した状態でピンチベルト
23a,23bによる送り方向に一体的に移動し、次の
搬送機構33に受け渡しができるようになっている。
【0022】搬送機構33は、例えば回転円板33a
と、この回転円板33aを所定の角度ずつ回転させるモ
ータ33bとで構成され、回転円板33aは、外周にお
ける等角度位置例えば3か所に、鋼管22受入れ用のL
字状の溝33aaが形成されたものである。そして、前
記エアーシリンダー32のロッドの退入動作によって移
動されてきた前記先頭の鋼管22aの片端をL字状の溝
33aaに受け取った後、モータ33bを回転させて回
転円板33aの外周軌道に沿って前方に移動させ、残り
の鋼管22の片端からさらに引き離す。なお、図1の3
3cはL字状溝33aa内の鋼管22を移動させる際
に、鋼管22がL字状溝33aaから外れないようにす
るためのガイド板である。
【0023】34は前記搬送機構33の終端部に、図2
に示すように、搬送機構33と並列状に所定の間隔を存
して複数基配置された分離キッカーであり、例えばエア
ーシリンダー35のロッドの出退動によって下流側の端
部を支点34aとしてそれぞれが上下揺動する。そし
て、前記したように、搬送装置33によって残りの鋼管
22の片端からさらに引き離した先頭の鋼管22aを、
片端側(図2の左側)から他端側(図2の右側)に向か
って、順次、エアーシリンダー35のロッドを突出動作
させて分離キッカー34を上昇揺動させることにより、
先頭の鋼管22aを全長にわたって残りの鋼管22から
完全に仕分けする。
【0024】本発明の長尺材料の仕分け装置は上記した
ような構成であり、次に、この仕分け装置を用いて、重
なり合った状態のまま軸と直角方向に、搬送ベルト21
上を搬送されてくる鋼管22を一本ずつ仕分けする方法
について説明する。
【0025】先ず、仕分ける鋼管22の外径に合わせ
て、上下のピンチベルト23a,23bの対向する平行
部における間隔、及び、ストッパー25と楔形爪26の
間隔を予め設定しておく。上記したように設定した上下
のピンチベルト23a,23bを搬送ベルト21と同方
向に駆動すれば、搬送ベルト21上を重なり合った状態
で軸と直角方向に送られてくる鋼管22は、上下のピン
チベルト23a,23b間の先窄まり部によって、その
片端を一列に整列されながら上下のピンチベルト23
a,23bの平行部に送り込まれる。
【0026】片端を一列に整列された鋼管22は、先頭
の鋼管22aの片端がストッパー25により受け止めら
れるまで上下のピンチベルト23a,23bによって上
下からピンチされた状態で移動される。そして、先頭の
鋼管22aの片端がストッパー25によって受け止めら
れると、図示しないセンサーがこれを検知し、エアーシ
リンダー27のロッドが突出動作して楔形爪26を上昇
させ、先頭の鋼管22aの片端と残りの鋼管22の片端
を確実に分離する。この時、エアーシリンダー24のロ
ッドを退入動作させて上方のピンチベルト23aを若干
上方に移動させることで、残りの鋼管22の片端が後方
に移動し易くなって、楔形爪26の挿入が容易に行え
る。
【0027】楔形爪26の挿入によって先頭の鋼管22
aの片端はストッパー25とで挟持され、この状態で、
エアーシリンダー32のロッドを退入動作させて先頭の
鋼管22aの片端を搬送方向に移動し、回転円板33a
のL字状溝33aaに送り込む。先頭の鋼管22aの片
端がL字状溝33aaに送り込まれると、モータ33b
を駆動し、回転円板33aを例えば120°回転させ
る。これにより、先頭の鋼管22aの片端は図1のX点
よりY点に移動し、残りの鋼管22の片端からさらに引
き離される。
【0028】次に、エアーシリンダー35を搬送機構3
3側のものから順次駆動して、先頭の鋼管22aを片端
側から他端側に向かって順次蹴り上げてゆく。これによ
り、先頭の鋼管22aは残りの鋼管22から引き離され
て完全に仕分けされる。
【0029】本発明の長尺材料の仕分け装置は上記した
図1,図2に示す構成のものに限らないことは言うまで
もない。例えば、図3及び図4に示すように、上下に配
置された対をなすピンチベルト23a,23bに代え
て、搬送ベルト21とこの上方に配置するピンチベルト
23cで鋼管22の片端を一列に整列させるようにした
ものでもよい。
【0030】なお、この図3及び図4に示す本発明の長
尺材料の仕分け装置では、その他の構成は図1及び図2
に示す仕分け装置と同じであり、従って、この仕分け装
置を用いて仕分ける方法も図1及び図2に示す仕分け装
置を用いた場合と同様である。
【0031】図1〜図4に示す仕分け装置では、ピンチ
ベルト23a,23cをエアーシリンダー24によって
上下昇降可能に、また、ストッパー25をモータ28に
よって楔形爪26に対して接離移動可能に構成し、鋼管
22の外径の変化に容易に対応できるものを開示した
が、仕分けする鋼管22の外径が1種類だけであるなら
ば、ピンチベルト23a,23cの位置やストッパー2
5の楔形爪26に対する位置は固定でもよい。この場
合、ピンチベルト23a,23cに所定以上の力が作用
した時に、ピンチベルト23a,23cが上方に退避可
能なように上方への退避機構、例えばバッファーを備え
させておけば、楔形爪26の挿入が容易に行える。
【0032】また、本実施例ではピンチベルト23a,
23cの昇降、楔形爪26の昇降、ストッパー25と楔
形爪26の移動、分離キッカー34の上下揺動にエアー
シリンダー24,27,32,35を使用したものを開
示したが、同様の作用を行うものであるならば、モータ
とねじ軸を用いた親ねじ送り機構等の適宜の機構を採用
してもよい。これはストッパー25の接離移動機構も同
様である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の長尺材料
の仕分け装置によれば、重なり合った状態の複数の長尺
材料を確実に一本ずつ仕分けすることができるので、搬
送トラブルを大幅に減少させることができる。また、本
発明の長尺材料の仕分け装置では、先頭の長尺材料と残
りの長尺材料の分離を2段階で行っているので、装置全
体としてのサイクルタイムを短縮でき、作業能率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長尺材料の仕分け装置の要部を示す正
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の長尺材料の仕分け装置の他の実施例の
要部を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】実公平7−26251号公報に開示された棒材
自動取り出し装置の説明図である。
【図6】特開平7−81764号公報に開示された長尺
材の材料取り出し装置の説明図である。
【符号の説明】
21 搬送ベルト 22 鋼管 23a ピンチベルト 23b ピンチベルト 23c ピンチベルト 24 エアーシリンダー 25 ストッパー 26 楔形爪 27 エアーシリンダー 28 モータ 29 ねじ軸 31 スライドベース 32 エアーシリンダー 33 搬送機構 34 分離キッカー 35 エアーシリンダー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重なり合った状態で軸と直角方向に搬送
    されてくる複数の長尺材料を一本ずつ仕分ける装置にお
    いて、搬送ラインの終端部一方側に配置され、前記複数
    の長尺材料の片端を一列に整列させるべく搬送ラインの
    上下に配置された対をなすピンチベルトと、このピンチ
    ベルトの出口部近傍にピンチベルトと並列配置され、前
    記片端を一列に整列された長尺材料の先頭を受け止める
    ストッパーと、このストッパーで受け止められた先頭の
    長尺材料とこれに続く残りの長尺材料の間に挿入され、
    前記ストッパーとで先頭の長尺材料を挟持する楔形爪
    と、これら楔形爪及びストッパーを一体的に移動させる
    スライド機構と、このスライド機構により移動されてき
    た前記先頭の長尺材料を受け取り、この長尺材料の片端
    をさらに残りの長尺材料の片端から引き離す搬送機構
    と、この搬送機構の終端部に所定の間隔を存して複数基
    並列配置され、搬送機構によって片端のみ引き離した先
    頭の長尺材料を順次その他端に向かって残りの長尺材料
    から引き離してゆく分離キッカーを備えたことを特徴と
    する長尺材料の仕分け装置。
  2. 【請求項2】 上下に配置された対をなすピンチベルト
    に代えて、搬送ラインとこの上方に配置するピンチベル
    トで長尺材料の片端を一列に整列させることを特徴とし
    た請求項1記載の長尺材料の仕分け装置。
  3. 【請求項3】 対をなすピンチベルトのうちの上方に配
    置したピンチベルト、あるいは、搬送ラインの上方に配
    置したピンチベルトを、所定以上の力が作用した時に上
    方に退避可能なように上方への退避機構を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の長尺材料の仕分け装
    置。
  4. 【請求項4】 対をなすピンチベルトのうちの上方に配
    置したピンチベルト、あるいは、搬送ラインの上方に配
    置したピンチベルトを、下方に配置したピンチベルト、
    あるいは、搬送ラインに対して接離昇降が可能なように
    昇降機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の長尺材料の仕分け装置。
  5. 【請求項5】 ストッパーを楔形爪に対して接離移動が
    可能なように、接離移動機構を備えたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか記載の長尺材料の仕分け装置。
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