JPH1084770A - 培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置 - Google Patents

培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置

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JPH1084770A
JPH1084770A JP8242419A JP24241996A JPH1084770A JP H1084770 A JPH1084770 A JP H1084770A JP 8242419 A JP8242419 A JP 8242419A JP 24241996 A JP24241996 A JP 24241996A JP H1084770 A JPH1084770 A JP H1084770A
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JP
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packaging bag
bag
peeling
mouth
packaging
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JP8242419A
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English (en)
Inventor
Masahiko Fujisawa
正彦 藤沢
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単に袋口を開封可能にすることのできる培
養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定
装置を提供する。 【解決手段】 培養基を充填した角袋の袋口をガゼット
折りし、その袋口を包装袋の外側の側面に沿わせて折り
返されて保持された培養基充填包装袋と、この包装袋を
間歇的に搬送する搬入機構3,包装袋固定機構7,剥離
機構18とを備え、剥離機構18は、駆動伝達部材19
と、包装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に
沿って差し込まれる剥離部材20とから構成し、包装袋
固定機構7は、包装袋の側面を押圧保持,解放作動する
第一の包装袋可動固定部材8と、これに対向する包装袋
の他方の側面部分に向かって往復移動して包装袋の側面
を押圧保持,解放作動する第二の包装袋可動固定部材9
とを配設し,剥離部材20の位置関係に合わせて、第一
の包装袋可動固定部材8に設けた包装袋押圧可動板14
による包装袋の側面部分を固定保持する位置を設定した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大鋸屑や米ぬかな
どを主成分とし、さまざまな栄養源を配合した培養基を
プラスチック製の角袋内に充填し、その袋口を折り返し
て接着テ−プにて貼り付けた後に殺菌処理した培養基充
填包装袋において、その培養基充填包装袋内にきのこ類
の種菌を接種するために、袋を開封する前段階にて袋口
を袋から引き剥がす剥離装置およびその包装袋の固定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培ビンに充填して殺菌処理
し、その充填した栽培ビンの中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培ビンの口部
にキャップを被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度
条件下で菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは
培養基をプラスチック製の袋内に充填し、その充填した
培養基充填袋の袋口をガゼット折りして成形した後に、
その袋口を袋の側方に折り返して接着テ−プにて貼り付
けて袋の形態を整形保持し、この状態にて袋ごと培養基
を殺菌処理し、この殺菌処理した培養基充填包装袋の中
に種菌を接種して予め決められた温度,湿度条件下で菌
を培養して工業的に栽培する方法などが行われている。
【0003】前者の場合においては、栽培ビンの口部の
口径寸法に合わせてエノキダケなどの栽培を行っている
が、シイタケなどでは栽培ビンの口部の口径が狭く、シ
イタケなどのきのこの採取には向かないために適用でき
ない。そのため、シイタケ,ナメコなどの人工栽培では
後者のプラスチック製の包装袋を用いている。
【0004】また前者の場合にあっては、きのこの収穫
後において栽培ビンの内部の培養基を掻き出して栽培ビ
ンを洗浄することにより、繰り返し栽培ビンを使うこと
ができるというメリットが有るものの、手間がかかると
いう問題があるため、近年では使い捨てではあるが後者
の培養基充填包装袋の需要が高まってきているのが現状
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記培養基
をプラスチック製の袋内に充填し、その充填した培養基
充填袋の袋口をガゼット成形した後に、その袋口を袋の
側方に折り返して接着テ−プにて貼り付けて袋の形態を
整形保持し、この状態にて袋ごと培養基を殺菌処理し、
この殺菌処理した培養基に種菌を接種した充填包装袋を
定期的に購入して栽培する方法はあるが、接種した包装
袋は高額であるため、種菌を接種していない培養基のみ
を充填した包装袋を購入し、この購入した培養基を充填
した包装袋の袋口を収穫時期に合わせて人為的に開放
し、その包装袋の中に種菌を接種するようにしている
が、その包装袋を人手によって開封しているため手間が
かかるという問題がある。
【0006】すなわち、この種のプラスチック製の包装
袋を用いて、自動化によるきのこ類の栽培を行う場合、
包装袋として用いるプラスチックフィルムが持っている
特性として、包装フィルムを相互に重ね合わせたとき、
静電気や培養基の水分などにより密着性が高くなり、包
装袋を開封する操作が難しくなってしまう。
【0007】従って、また培養基を充填した角状の包装
袋の袋口の四方をガゼット折りし、そのガゼット折りさ
れた袋口を包装袋の外側の側方に折り返して接着テ−プ
にて貼り付けて仮止めしたり、あるいは培養基を充填し
た角状の包装袋の袋口の四方をガゼット折りし、そのガ
ゼット折りされた袋口を包装袋の外側の側方に折り返し
て保持させた後、この袋口を折り返した状態にて袋ごと
培養基を加熱殺菌処理しているために、培養基に含まれ
た水気が包装袋に付着するとともに、フィルムが加熱に
よって硬化(ヒ−トセット)しやすくなり、これにより
包装袋を開封する操作はさらに困難となってしまう。
【0008】これにより、折り返された包装袋の袋口部
分を、手作業においてもフィルム同士を引き剥がすこと
に労力を要し、しかも接着テ−プによって袋口を仮止め
保持した場合、接着テ−プの引き剥がしと袋口の開封工
程の自動化を進めるうえでネックとなっていることが実
情であった。
【0009】そこで本発明は、上述したような問題点に
鑑みて成されたもので、袋内に種菌を接種する際、開封
したい培養基を充填した角状の包装袋を次々と連続的に
供給したとしても、その包装袋の袋口の四方をガゼット
折りし、ガゼット折りされた袋口を包装袋の外側の側方
に折り返されて貼り付いている包装袋の袋口の折返し箇
所の剥離工程や、あるいは接着テ−プにて貼り付けられ
た包装袋の接着テ−プの剥がし工程およびその折返し箇
所の剥離工程を自動化することによって簡単に袋口を開
封可能にすることのできる培養基充填包装袋の袋口剥離
装置およびその剥離時における包装袋の固定装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、培養基を充填した角袋の袋口をガゼット折り
し、その袋口を包装袋の外側の側面に沿わせて折り返さ
れて保持された培養基充填包装袋と、この包装袋を間歇
的に搬送する搬入機構と、この搬入機構の途中に設けら
れ、前記包装袋が間歇的に所定の位置に搬送されてきた
ときに、包装袋の両側部を固定保持する包装袋固定機構
と、前記搬入機構の途中に設けられ、前記包装袋が間歇
的に所定の位置に搬入されてきたときに、前記包装袋と
包装袋の袋口側との間を剥離する剥離機構とを備え、前
記剥離機構は、前記袋口の折返し側に位置し、前記搬入
機構の搬送方向に沿って往復移動可能とする駆動伝達部
材と、この駆動伝達部材に取り付けられ、前記包装袋の
外側側面部分と折り返された袋口との間に沿って差し込
まれる剥離部材とから構成し、前記包装袋固定機構は、
前記包装袋と折り込まれた包装袋の袋口側となる一方の
側面部分に向けて往復移動して包装袋の側面を押圧保
持,解放作動する第一の包装袋可動固定部材と、この第
一の包装袋可動固定部材と対向する包装袋の他方の側面
部分に向かって往復移動して包装袋の側面を押圧保持,
解放作動する第二の包装袋可動固定部材とを配設して構
成し、前記包装袋と袋口との間に沿って差し込まれる前
記剥離部材の位置関係に合わせて、前記第一の包装袋可
動固定部材に設けた包装袋押圧可動板による前記包装袋
の側面部分を固定保持する位置を設定したことを特徴と
する培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋
の固定装置にある。また培養基を充填した角袋の袋口を
ガゼット折りし、その袋口を包装袋の外側の側面に沿わ
せて折り返して接着テ−プにて仮止め保持した培養基充
填包装袋と、この包装袋を間歇的に搬送する搬入機構
と、この搬入機構の途中に設けられ、前記包装袋が間歇
的に所定の位置に搬送されてきたときに、包装袋の両側
部を固定保持する包装袋固定機構と、前記搬入機構の途
中に設けられ、前記包装袋が間歇的に所定の位置に搬送
されてきたときに、前記接着テ−プにて仮止め保持され
た包装袋の袋口側を剥離する剥離機構とを備え、前記剥
離機構は、前記袋口の折返し側に位置し、前記搬入機構
の搬送方向に沿って往復移動可能とする駆動伝達部材
と、この駆動伝達部材に取り付けられ、前記包装袋の外
側側面部分と折り返された袋口との間に沿って差し込ま
れる剥離部材とから構成し、前記包装袋固定機構は、前
記包装袋と折り込まれた包装袋の袋口側となる一方の側
面部分に向けて往復移動して包装袋の側面を押圧保持,
解放作動する第一の包装袋可動固定部材と、この第一の
包装袋可動固定部材と対向する包装袋の他方の側面部分
に向かって往復移動して包装袋の側面を押圧保持,解放
作動する第二の包装袋可動固定部材とを配設して構成
し、前記包装袋と袋口との間に沿って差し込まれる前記
剥離部材の位置関係に合わせて、前記第一の包装袋可動
固定部材に設けた包装袋押圧可動板による前記包装袋の
側面部分を固定保持する位置を設定したことを特徴とす
る培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の
固定装置にある。また前記第一の包装袋押圧可動板から
一体的に包装袋の後端部側を支えるストッパ板を設けた
ことにある。また前記剥離部材には、前記搬入機構の搬
送方向に沿い、剥離部材の差し込み方向先端部側に前記
包装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に沿っ
て縦向きに差し込まれる板状の差し込み案内剥離部が設
けられるとともに、その差し込み案内剥離部の少なくと
も先端側の下端縁を斜めに切り欠き形成した差し込み案
内斜面部を設けたことにある。また前記剥離部材には、
その剥離部材の後端側に位置し前記包装袋から剥離され
た袋口を水平方向に案内する水平方向案内部を設けたこ
とにある。また前記縦向きの板状の差し込み案内剥離部
から水平方向案内部へと繋がる水平方向案内部の前端側
に、包装袋の袋口を水平方向に案内するテーパ状ガイド
部を設けたことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】この培養基充填包装袋の袋口剥離
装置およびその包装袋の固定装置によれば、培養基を充
填した角袋の袋口をガゼット折りし、その袋口を包装袋
の外側の側面に沿わせて折り返して保持された培養基充
填包装袋を搬入機構に供給すると、その搬入機構の間歇
移動に伴って所定の位置に搬送されてきたときに、その
包装袋の両側部が包装袋固定機構によって規定した位置
に固定保持され、次いで剥離機構の駆動伝達部材の作動
によって剥離部材が往動移動して前記包装袋の外側側面
部分と折り返された袋口との間に沿い、その袋口の側端
部分から差し込まれて透き間ができ、包装袋の外面部分
から袋口が剥がされる。また培養基を充填した角袋の袋
口をガゼット折りし、その袋口を包装袋の外側の側面に
沿わせて折り返して接着テ−プにて仮止め保持した培養
基充填包装袋であったとしても、その培養基充填包装袋
を搬入機構に供給すると、その搬入機構の間歇移動に伴
って所定の位置に搬送されてきたときに、その包装袋の
両側部が包装袋固定機構によって規定した位置に固定保
持され、次いで剥離機構の駆動伝達部材の作動によって
剥離部材が往動移動して前記包装袋の外側側面部分と折
り返された袋口との間に沿い、その袋口の側端部分から
差し込まれて、袋口と接着テ−プとが包装袋の外面部分
から剥がされる。また前記剥離部材を前記包装袋と袋口
との間に差し込む際に、包装袋が押し圧されたとしても
包装袋の後端部側を支えるストッパ板を設けることによ
り、包装袋の移動もなく安定状態にして剥離部材を差し
込むことができ、包装袋の外面部分から袋口が良好に剥
がされる。また前記剥離部材には、剥離部材の差し込み
方向先端部側に前記包装袋の外側側面部分と折り返され
た袋口との間に沿って縦向きに差し込まれる板状の差し
込み案内剥離部を設けるとともに、その差し込み案内剥
離部の少なくとも先端側の下端縁を斜めに切り欠き形成
した差し込み案内斜面部を設けることによって、密着し
ている包装袋と袋口との剥離工程および接着テ−プの剥
がし工程を良好に行うことができる。また前記剥離部材
に、包装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に
沿って縦向きに差し込まれる差し込み案内先端部を設け
るとともに、剥離部材の後端側すなわち前記差し込み案
内先端部の後端側に、前記包装袋から剥離された袋口を
水平方向に案内する水平方向案内部を設けることによ
り、前記差し込み案内先端部によって引き剥がされた袋
口を前記水平方向案内部によって袋口部分を水平に保つ
ことで、次の工程である袋口の開封工程へと良好に移行
することが可能となる。また前記縦向きの板状の差し込
み案内剥離部から水平方向案内部へと繋がる水平方向案
内部の前端側に、包装袋の袋口を水平方向に案内するテ
ーパ状ガイド部を設けたことにより、引き剥がされた袋
口を水平方向案内部に沿わせながら水平に送り出すこと
ができ、次の工程である袋口の開封工程へと安定状態に
移行することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。培養基充填包装袋としては従来用いられている
角袋タイプと同様の構造のもの例にして説明するが、図
1に示すようにプラスチック製の角状の包装袋P内に培
養基Bを充填し、その培養基Bを充填した角状の包装袋
Pの袋口P1の四方をガゼット折りし、そのガゼット折
りされた袋口P1を包装袋Pの外側の側方に折り返して
接着テ−プTにて貼り付けて仮止めし、この状態にて包
装袋Pごと培養基Bを加熱殺菌処理して構成している。
この場合、包装袋P内に種菌を接種した後、きのこ類の
菌子の成長のため包装袋P内の空気と外気との流通性を
保った状態で包装袋Pを密封する必要があるため、包装
袋Pの袋口側に空気を通過し雑菌を通過させないフィル
タ−Fを貼り付けて培養基充填包装袋Pを構成してい
る。なお、培養基充填包装袋Pとしては、プラスチック
製の角状の包装袋P内に培養基Bを充填し、その培養基
Bを充填した角状の包装袋Pの袋口P1の四方をガゼッ
ト折りし、そのガゼット折りされた袋口P1を包装袋P
の外側の外面側方に折り返して保持し、この状態にて包
装袋Pごと培養基Bを加熱殺菌処理して構成した培養基
充填包装袋Pであっても、本願発明の培養基充填包装袋
の袋口剥離装置を適用することができる。
【0013】また本発明の実施例では、培養基充填包装
袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置に加えて
接種機構を一連の機械装置に組み入れて構成している
が、ここでは本願発明の主要部である培養基充填包装袋
の袋口剥離装置およびその剥離時における包装袋の固定
装置を主体にして添付図面に基づいて説明する。
【0014】図2から図13は本発明の第一実施例を示
すもので、ほぼ枠状に形成された本体枠1の上側に保持
プレ−ト2が取り付けられており、この保持プレ−ト2
に前記培養基充填包装袋Pを供給する搬入機構からなる
無端状の搬入コンベア3が設けられている。
【0015】この場合、前記無端状の搬入コンベア3と
しては、前記保持プレ−ト2の両端にロ−ラ4が設けら
れ、このロ−ラ4に無端状の搬送ベルト5が掛け渡され
ており、前記一方のロ−ラ4には図示しないがロ−ラ4
を間歇的に駆動する駆動用モ−タが内蔵されており、前
記培養基充填包装袋Pの供給側である前記搬送ベルト5
の端部の両側には、その搬送ベルト5の長手方向に沿っ
て培養基充填包装袋Pを案内ガイドするレ−ル状の案内
板6がそれぞれ前記本体枠1に取り付け固定されてい
る。
【0016】また搬入機構である搬入コンベア3の途中
に設けられ、前記包装袋Pが間歇的に所定の位置に搬送
されてきたときに、前記培養基充填包装袋Pの両側の側
面部分を挟んで固定保持する包装袋固定機構7が設けら
れており、この包装袋固定機構7には、前記包装袋Pと
折り込まれた包装袋Pの袋口P1側となる一方の側面部
分を固定保持する第一の包装袋可動固定部材8が配設さ
れるとともに、この第一の包装袋可動固定部材8と対向
する包装袋Pの他方の側面部分を固定保持する第二の包
装袋可動固定部材9が配設されて構成されている。
【0017】前記包装袋固定機構7の第一の包装袋可動
固定部材8としては、前記本体枠1にシリンダ取付ステ
−10が固定され、このシリンダ取付ステ−10にシリ
ンダ11が取り付け固定されており、このシリンダ11
のピストン11Aに支持板12が固定され、この支持板
12の両端側に案内ロッド13がそれぞれ取り付けら
れ、各案内ロッド13が前記シリンダ取付ステ−10に
挿通されて配設されており、この各案内ロッド13の先
端部分に包装袋押圧可動板14が取付固定されるととも
に、この包装袋押圧可動板14の側端縁部分から直行方
向に包装袋Pの後端部側を支えるストッパ板15が設け
られており、前記シリンダ11の作動によって包装袋押
圧可動板14を往復移動可能に設け、この往動移動時に
おいて前記包装袋Pの側面部分を押圧して保持するよう
に構成している。
【0018】前記包装袋固定機構7の第二の包装袋可動
固定部材9としては、前記本体枠1にシリンダ16が取
り付け固定されており、このシリンダ16のピストン1
6Aの先端部に包装袋押圧可動板17が取付固定され、
前記シリンダ16の作動によって包装袋押圧可動板17
を往復移動可能に設け、この往動移動時において前記包
装袋Pの側面部分を押圧して保持するように構成してい
る。
【0019】また前記第一の包装袋可動固定部材8側に
は、第一の包装袋可動固定部材8の設置位置より搬送ベ
ルト5の送り出し方向側に前記包装袋Pと包装袋Pの袋
口P1側との間を剥離する剥離機構18が設けられてい
る。この剥離機構18は、前記袋口P1の折返し側に位
置し、前記搬入機構である搬入コンベア3の搬送方向に
沿って往復移動可能とする駆動伝達部材19と、この駆
動伝達部材19に取り付けられ、前記包装袋Pの外側側
面部分と折り返された袋口P1との間に沿って差し込ま
れる剥離部材20とによって構成されている。
【0020】この場合、剥離部材20が前記包装袋Pの
外側側面部分と折り返された袋口P1との間に沿って差
し込まれるように、前記包装袋固定機構7の第一の包装
袋可動固定部材8に設けた包装袋押圧可動板14が往動
移動して前記包装袋Pの側面部分を押圧しつつ停止する
位置を設定している。
【0021】また前記剥離機構18の駆動伝達部材19
として、この実施例では前記保持プレ−ト2の背面側に
シリンダ21が取り付けられ、このシリンダ21のピス
トン21Aに連接ロッド22を介して前記保持プレ−ト
2の表面側に可動片23が突き出し配設され、この可動
片23は2本の案内ロッド24に挿通されて回り止め支
持されており、各案内ロッド24の両端部分は保持プレ
−ト2上に設けた取付板25に固定支持して構成されて
いる。
【0022】また前記包装袋Pの外側側面部分と折り返
された袋口P1との間に沿って差し込まれる剥離部材2
0として、この実施例では、ほぼコ字状に折曲形成さ
れ、そのコ字状の側壁部分からなる縦向きの壁部から搬
入コンベア3の長手方向に沿って突き出し形成される先
端部側に、前記包装袋Pの外側の側面部分と折り返され
た袋口P1との間に沿って縦向きに差し込まれる板状の
差し込み案内剥離部26と、その差し込み案内剥離部2
6の先端側の少なくとも先端側の下端縁を斜めに切り欠
き形成した差し込み案内斜面部27と、差し込み案内剥
離部26の後端側に位置し、前記コ字状に折曲された上
辺からなる包装袋Pから剥離された袋口P1を水平方向
に案内する水平方向案内部28とを設けて前記剥離部材
20を構成しており、この実施例では前記縦向きの板状
の差し込み案内剥離部26から水平方向に折り曲げ形成
された水平方向案内部28へと繋がる水平方向案内部2
8の前端側には、包装袋Pの袋口P1を水平方向に案内
するテーパ状ガイド部29を形成している。
【0023】また前記コ字状に折曲形成された下辺部分
によって前記駆動伝達部材22との取付部30を形成
し、この下辺部分からなる取付部30と前記駆動伝達部
材19の一部を構成する可動片23とを固定することに
より、前記シリンダ21の作動よって剥離部材20を案
内ロッド24に沿って往復作動するように形成してい
る。
【0024】なお、本願発明の培養基充填包装袋の袋口
の剥離装置の後工程として、前述した搬入機構からなる
無端状の搬入コンベア3の搬出側には、剥離された袋口
P1を挟んで起立整列させる袋口起立機構31、起立状
態となった袋口Pを挟んだ後に包装袋移動機構32、こ
の包装袋移動機構32の次の工程として袋口P1の袋開
き機構33、そして袋口P1の袋開き機構33によって
開口された包装袋Pの内部の培養基Bに所定量の種菌を
接種する接種機構34などを一連の機械装置に組み入れ
て構成している。
【0025】上記構成からなる培養基を充填した包装袋
の袋口の剥離装置の作動について説明すると、先ず開封
したい培養基充填包装袋Pを搬入機構からなる無端状の
搬入コンベア3上に供給する(図9参照)。すなわち図
5などに示すように培養基充填包装袋Pを案内ガイドす
るレ−ル状の案内板6に沿って、培養基充填包装袋Pの
供給側である前記搬送ベルト5の端部に培養基充填包装
袋Pを載せると、図示しないスイッチが作動してその搬
送ベルト5が搬出作動し、図10に示すように供給位置
から包装袋固定機構7に対応する実線で示す位置まで培
養基充填包装袋Pが供給されて前記搬出ベルト5が停止
する。この搬出ベルト5の停止後において、一点鎖線で
示すように新たに開封したい培養基充填包装袋Pを搬入
機構からなる無端状の搬入コンベア3を構成する搬送コ
ンベア5上の供給側の端部に順次供給すればよい。
【0026】次いで、包装袋固定機構7に設けられた第
一の包装袋可動固定部材8のシリンダ11のピストン1
1Aが作動し、支持板12に取り付けられた案内ロッド
13を介して包装袋押圧可動板14が前記培養基充填包
装袋Pの外側側面を押圧するとともに、この包装袋押圧
可動板14と相反する側に設けた第二の包装袋可動固定
部材9のシリンダ16のピストン16Aが作動して包装
袋押圧可動板17が前記培養基充填包装袋Pの外側側面
を押圧し、それぞれの包装袋押圧可動板14,17によ
って包装袋Pの両側の側面が押さえ付けられて固定支持
される(図11参照)。
【0027】これと同時に、前記剥離機構18の駆動伝
達部材19に設けられたシリンダ21のピストン21A
が作動し、このピストン21Aの動きに連れて連接ロッ
ド22と可動片23を介して剥離部材20が案内ロッド
24に沿って往動作動し、この剥離部材20に設けられ
た板状の差し込み案内剥離部26の先端部側が前記包装
袋Pの外側側面部分と折り返された袋口P1との間に沿
って差し込まれてさらに奥行き方向へと進むことによ
り、その袋口P1の側端部分から差し込まれた板状の差
し込み案内剥離部26によって包装袋Pの外側側面部分
と折り返された袋口P1との間に透き間ができ、これに
より包装袋Pの外面部分から袋口P1が良好に剥がされ
る(図12参照)。
【0028】この際、板状の差し込み案内剥離部26の
先端部側を前記包装袋Pの外側側面部分と折り返された
袋口P1との間に沿って差し込む時や、さらに奥行き方
向へと送り込む時に、包装袋Pの外面側を差し込み案内
剥離部26が押し圧したとしても、前記包装袋固定機構
7に設けられたそれぞれの包装袋押圧可動板14,17
によって包装袋Pの両側の側面が押さえ付けられて固定
支持されるとともに、包装袋Pと袋口P1側の包装袋押
圧可動板14から一体に包装袋Pの後端部側を支えるス
トッパ板15が設けられているため、包装袋Pが押され
ても規定の位置を保ちながら袋口P1が剥がされる。
【0029】また、前記案内剥離部26の先端側の下端
縁を斜めに切り欠き形成して差し込み案内斜面部27を
設けることによって、密着している包装袋Pと袋口P1
との間に円滑に入りやすく、接着テ−プTによって貼り
付けられた箇所を差し込み案内斜面部27により徐々に
剥がすことが可能となり、これにより包装袋Pと袋口P
1との剥離工程および接着テ−プTの剥がし工程を良好
に行うことができる。
【0030】続いて、包装袋固定機構7に設けられた第
一の包装袋可動固定部材8のシリンダ11のピストン1
1Aおよび第二の包装袋可動固定部材9のシリンダ16
のピストン16Aをそれぞれ作動させて最初の位置に復
帰させることにより、それぞれの包装袋押圧可動板1
4,17が前記培養基充填包装袋Pの外側側面を押圧し
ている状態から解き放される。
【0031】次いで、前記剥離機構18の駆動伝達部材
19に設けられたシリンダ21のピストン21Aを作動
させ、このピストン21Aの動きに連れて連接ロッド2
2と可動片23を介して剥離部材20を案内ロッド24
に沿って最初の位置に復帰作動させるとともに、搬送ベ
ルト5を搬出作動させて、袋口P1が剥離された培養基
充填包装袋Pを次の工程である包装袋移動機構31位置
まで供給した後に、搬送ベルト5が間歇的に停止する。
【0032】この際、剥離部材20の一部を構成する縦
向きに差し込まれる板状の差し込み案内剥離部26の後
端側に位置し、前記コ字状に折曲された上辺からなる包
装袋Pから剥離された袋口P1を水平方向に案内する水
平方向案内部28によって、搬送ベルト5上に乗せられ
た包装袋Pがその搬送ベルト5の供給移動に伴って、図
13に示すように包装袋Pの袋口P1を前記水平方向案
内部28に設けたテーパ状ガイド部29に沿わせて水平
に持ち上げつつ送り込むことができるものであり、次の
工程である剥離された袋口P1を挟んで搬出する包装袋
移動機構31へと安定状態に移行することができる。
【0033】また前記搬送ベルト5の供給移動に伴い、
搬送ベルト5の端部に新たに載せられた培養基充填包装
袋Pは、その搬送ベルト5の供給位置から包装袋固定機
構7に対応する位置まで搬送されて前記搬送ベルト5が
間歇的に駆動しながら停止し、前述した繰り返し作動に
よって次々と培養基充填包装袋Pの袋口P1の剥離作動
が行われる。
【0034】図14は本願発明の包装袋固定装置の第二
実施例を示すもので、この実施例では、包装袋固定機構
7の第一の包装袋可動固定部材8の一部を構成する包装
袋Pの後端部側を支えるストッパ板15をロックナット
や固定ビスなどの固定部材Rを介して包装袋押圧可動板
14に対しスライド移動可能に配設しており、ストッパ
板15を固定するストッパ板取付部材15Aに設けたガ
イド溝15Bに沿ってストッパ板15をスライド移動可
能に配設し、このストッパ板15を移動調整して位置設
定することによって包装袋Pの長さに合わせて所定位置
に保持することができるように構成している。
【0035】従って、包装袋Pの大きさ、すなわち包装
袋Pの奥行き寸法が仕様により異なったとしても装置の
互換性を持たせることができ、次の工程である包装袋P
の袋口P1を挟んで起立整列させる袋口起立機構31、
起立状態となった袋口Pを挟んだ後に包装袋移動機構3
2、この包装袋移動機構32の次の工程として袋口P1
の袋開き機構33、そして袋口P1の袋開き機構33に
よって開口された包装袋Pの内部の培養基Bに所定量の
種菌を接種する接種機構34などの後工程の作動を安定
に行うことができるという効果がある。
【0036】また、前述した実施例では、剥離部材20
を金属材料にてコ字状に一体に形成していたが、分離し
た材料にて形成したり、あるいは合成樹脂材料にて成形
してもよいものであり、板圧や材質などは適宜設定すれ
ばよい。
【0037】なお図示しないが、差し込み案内剥離部2
6の形状や長さあるいは差し込み案内斜面部27のカッ
ト形状などは適宜設定すればよいものであり、また剥離
機構18の駆動伝達部材19の駆動手段としてシリンダ
に変えてモータ駆動、ギヤ伝達機構やカム手段など適宜
の駆動手段を用いてもよいものである。
【0038】
【発明の効果】本発明による培養基充填包装袋の袋口剥
離装置およびその包装袋の固定装置によれば、培養基を
充填した角袋の袋口をガゼット折りし、その袋口を包装
袋の外側の側面に沿わせて折り返して保持された培養基
充填包装袋を搬入機構に供給すると、その搬入機構の間
歇移動に伴って所定の位置に搬送されてきたときに、そ
の包装袋の両側部およびその後端部が包装袋固定機構に
よって固定保持され、次いで剥離機構の駆動伝達部材の
作動によって剥離部材が往動移動して前記包装袋の外側
側面部分と折り返された袋口との間に沿い、その袋口の
側端部分から差し込まれて透き間ができ、包装袋の外面
部分から袋口が容易に剥がされるものであり、また培養
基を充填した角袋の袋口をガゼット折りし、その袋口を
包装袋の外側の側面に沿わせて折り返して接着テ−プに
て仮止め保持した培養基充填包装袋であったとしても、
その培養基充填包装袋を搬入機構に供給すると、その搬
入機構の間歇移動に伴って所定の位置に搬送されてきた
ときに、その包装袋の両側部およびその後端部が包装袋
固定機構によって固定保持され、次いで剥離機構の駆動
伝達部材の作動によって剥離部材が往動移動して前記包
装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に沿い、
その袋口の側端部分から差し込まれて、袋口と接着テ−
プとが包装袋の外面部分から容易に剥がすことができ、
また前記剥離部材には、剥離部材の差し込み方向先端部
側に前記包装袋の外側側面部分と折り返された袋口との
間に沿って縦向きに差し込まれる板状の差し込み案内剥
離部を設けるとともに、その差し込み案内剥離部の先端
側の下端縁を斜めに切り欠き形成した差し込み案内斜面
部を設けることによって密着している包装袋と袋口との
剥離工程および接着テ−プの剥がし工程を良好に行うこ
とができるものであり、また前記剥離部材に、包装袋の
外側側面部分と折り返された袋口との間に沿って縦向き
に差し込まれる差し込み案内先端部を設けるとともに、
剥離部材の後端側すなわち前記差し込み案内先端部の後
端側に、前記包装袋から剥離された袋口を水平方向に案
内する水平方向案内部を設けることにより、前記差し込
み案内先端部によって引き剥がされた袋口を前記水平方
向案内部によって袋口部分を水平に保つことで、次の工
程である袋口の開封工程へと良好に移行することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明に適用される培養基充填包装
袋の斜視図である。
【図2】本発明の第一実施例の培養基充填包装袋の袋口
剥離装置およびその包装袋の固定装置を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の第一実施例の培養基充填包装袋の袋口
剥離装置およびその包装袋の固定装置を示す平面図であ
る。
【図4】図4は、図2の装置の概要を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の第一実施例の培養基充填包装袋の袋口
剥離装置およびその包装袋の固定装置を示す要部の斜視
図である。
【図6】本発明の第一実施例の培養基充填包装袋の搬入
機構と袋口剥離装置とを示す要部の正面図である。
【図7】本発明の第一実施例の培養基充填包装袋の包装
袋固定装置の作動前を示す平面図である。
【図8】図8は、図7の包装袋固定装置の作動状態を示
す平面図である。
【図9】図9から図13は本発明の第一実施例の包装袋
の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置による袋口
剥離工程および包装袋の保持工程を示し、図9は培養基
充填包装袋の供給動作状態を示す概要斜視図である。
【図10】袋口の剥離工程における培養基充填包装袋の
搬送供給動作状態を示す概要斜視図である。
【図11】袋口の剥離工程における培養基充填包装袋の
固定状態を示す概要斜視図である。
【図12】袋口の剥離工程における剥離機構の往動動作
状態を示す概要斜視図である。
【図13】袋口の剥離工程における剥離機構の復動動作
状態および袋口の剥離状態を示す概要斜視図である。
【図14】本願発明の第二実施例の包装袋固定装置の要
部を示す概要斜視図である。
【符号の説明】
B 培養基 P 包装袋 P1 袋口 R 固定部材 T 接着テ−プ 3 搬入コンベア 5 搬送ベルト 7 包装袋固定機構 8 第一の包装袋可動固定部材 9 第二の包装袋可動固定部材 11 シリンダ 14 包装袋押圧可動板 15 ストッパ板 16 シリンダ 17 包装袋押圧可動板 18 剥離機構 19 駆動伝達部材 20 剥離部材 26 差し込み案内剥離部 27 差し込み案内斜面部 28 水平方向案内部 29 テーパ状ガイド部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 培養基を充填した角袋の袋口をガゼット
    折りし、その袋口を包装袋の外側の側面に沿わせて折り
    返されて保持された培養基充填包装袋と、この包装袋を
    間歇的に搬送する搬入機構と、この搬入機構の途中に設
    けられ、前記包装袋が間歇的に所定の位置に搬送されて
    きたときに、包装袋の両側部を固定保持する包装袋固定
    機構と、前記搬入機構の途中に設けられ、前記包装袋が
    間歇的に所定の位置に搬入されてきたときに、前記包装
    袋と包装袋の袋口側との間を剥離する剥離機構とを備
    え、前記剥離機構は、前記袋口の折返し側に位置し、前
    記搬入機構の搬送方向に沿って往復移動可能とする駆動
    伝達部材と、この駆動伝達部材に取り付けられ、前記包
    装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に沿って
    差し込まれる剥離部材とから構成し、前記包装袋固定機
    構は、前記包装袋と折り込まれた包装袋の袋口側となる
    一方の側面部分に向けて往復移動して包装袋の側面を押
    圧保持,解放作動する第一の包装袋可動固定部材と、こ
    の第一の包装袋可動固定部材と対向する包装袋の他方の
    側面部分に向かって往復移動して包装袋の側面を押圧保
    持,解放作動する第二の包装袋可動固定部材とを配設し
    て構成し、前記包装袋と袋口との間に沿って差し込まれ
    る前記剥離部材の位置関係に合わせて、前記第一の包装
    袋可動固定部材に設けた包装袋押圧可動板による前記包
    装袋の側面部分を固定保持する位置を設定したことを特
    徴とする培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包
    装袋の固定装置。
  2. 【請求項2】 培養基を充填した角袋の袋口をガゼット
    折りし、その袋口を包装袋の外側の側面に沿わせて折り
    返して接着テ−プにて仮止め保持した培養基充填包装袋
    と、この包装袋を間歇的に搬送する搬入機構と、この搬
    入機構の途中に設けられ、前記包装袋が間歇的に所定の
    位置に搬送されてきたときに、包装袋の両側部を固定保
    持する包装袋固定機構と、前記搬入機構の途中に設けら
    れ、前記包装袋が間歇的に所定の位置に搬送されてきた
    ときに、前記接着テ−プにて仮止め保持された包装袋の
    袋口側を剥離する剥離機構とを備え、前記剥離機構は、
    前記袋口の折返し側に位置し、前記搬入機構の搬送方向
    に沿って往復移動可能とする駆動伝達部材と、この駆動
    伝達部材に取り付けられ、前記包装袋の外側側面部分と
    折り返された袋口との間に沿って差し込まれる剥離部材
    とから構成し、前記包装袋固定機構は、前記包装袋と折
    り込まれた包装袋の袋口側となる一方の側面部分に向け
    て往復移動して包装袋の側面を押圧保持,解放作動する
    第一の包装袋可動固定部材と、この第一の包装袋可動固
    定部材と対向する包装袋の他方の側面部分に向かって往
    復移動して包装袋の側面を押圧保持,解放作動する第二
    の包装袋可動固定部材とを配設して構成し、前記包装袋
    と袋口との間に沿って差し込まれる前記剥離部材の位置
    関係に合わせて、前記第一の包装袋可動固定部材に設け
    た包装袋押圧可動板による前記包装袋の側面部分を固定
    保持する位置を設定したことを特徴とする培養基充填包
    装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の包装袋押圧可動板から一体的
    に包装袋の後端部側を支えるストッパ板を設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の培養基充填
    包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離部材には、前記搬入機構の搬送
    方向に沿い、剥離部材の差し込み方向先端部側に前記包
    装袋の外側側面部分と折り返された袋口との間に沿って
    縦向きに差し込まれる板状の差し込み案内剥離部が設け
    られるとともに、その差し込み案内剥離部の少なくとも
    先端側の下端縁を斜めに切り欠き形成した差し込み案内
    斜面部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3
    に記載の培養基充填包装袋の袋口剥離装置およびその包
    装袋の固定装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離部材には、その剥離部材の後端
    側に位置し前記包装袋から剥離された袋口を水平方向に
    案内する水平方向案内部を設けたことを特徴とする請求
    項1から請求項4に記載の培養基充填包装袋の袋口剥離
    装置およびその包装袋の固定装置。
  6. 【請求項6】 前記縦向きの板状の差し込み案内剥離部
    から水平方向案内部へと繋がる水平方向案内部の前端側
    に、包装袋の袋口を水平方向に案内するテーパ状ガイド
    部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の培養基充
    填包装袋の袋口剥離装置およびその包装袋の固定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103404372A (zh) * 2013-08-22 2013-11-27 漳州益利食用菌科技有限公司 无人操作自动窝口装筐机
CN107637381A (zh) * 2017-09-27 2018-01-30 黑龙江省畜牧机械化研究所 大型废弃菌糠袋的袋膜、菌糠高速分离机组
JP2021078510A (ja) * 2017-04-25 2021-05-27 株式会社サカト産業 袋詰培地ブロックの袋折畳み機

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CN107637381B (zh) * 2017-09-27 2023-08-08 黑龙江省农业机械工程科学研究院齐齐哈尔分院 大型废弃菌糠袋的袋膜、菌糠高速分离机组

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