JPH1084311A - 移動体間通信装置及び移動体間通信システム - Google Patents

移動体間通信装置及び移動体間通信システム

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JPH1084311A
JPH1084311A JP8239088A JP23908896A JPH1084311A JP H1084311 A JPH1084311 A JP H1084311A JP 8239088 A JP8239088 A JP 8239088A JP 23908896 A JP23908896 A JP 23908896A JP H1084311 A JPH1084311 A JP H1084311A
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JP
Japan
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station
transmission message
area
communication
ship
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JP8239088A
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Inventor
Yuichi Inoue
優一 井上
Seiji Tanaka
清治 田中
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面上で通話相手となるターゲットを指定
して呼び出しスイッチを押すだけで自動的に通話モード
に移行させることのできる移動体間通信装置および移動
体間通信システムを提供する。 【解決手段】表示装置1には、ARPAレーダ8で得ら
れるARPA画像が表示されるARPA画面2を有し、
トラックボール5でカーソルCにより他局またはエリア
(海域)を指定するとともに、CALLボタン4を操作
する。この操作によって、指定した他局のIDまたはエ
リア(海域)と予め設定した通話用チャンネル情報等を
含む送信メッセージが編集され、DSC7を介して送信
される。また、他局登録リスト12には、他局から基地
局に対して送信されるレポート送信メッセージを傍受す
ることによって得られる他局の情報が登録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体間の通信
装置、特に、ARPA(Automatic Rader Plotting Ai
d) 等の表示装置を備えた、船舶間および船舶と海岸局
(基地局)間での通信装置および通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】船舶用移動局としてGPS等の測位装
置、無線通信装置(DSC)、ARPAを装備し、海岸
局(基地局)として無線通信装置(DSC)を装備して
いる船舶航行安全管理システムが提案されており、さら
に、このようなシステムには、ITU(International
Telecommunication Union)のREC.493,541,
821,825において規定されているGMDSS(Gl
obal MaritimeDistress and Safety System)の運用が
義務付けられるようになっている。また、DSCを利用
した新しいVTS(Vessel Traffic Services)の運用に
ついてIMO(International Maritime Organization)
で協議されている。
【0003】上記のシステムでは、管理されている海域
において、その海域に入る場合は全ての船舶が航行を管
理している基地局にID、船名、自船位置などを通報す
る。この通報はDSC(Digital Selective Calling )
を用い、呼出チャンネルにはメインチャンネル(CH7
0)が使用される。基地局では、この通報により、この
船舶を認識し、以後の通信はこの基地局によって割り当
てられた専用のチャンネルによって行われる。また、基
地局からは各船舶に対してタイムスロットを割り当てて
送信スケジュールを指示し、各船舶はそのタイムスロッ
トに従って指定された時刻に船舶位置やIDを含むレポ
ート送信メッセージを編集して送信する。
【0004】以上の構成を有するシステムにおいて、船
舶間同士で通信を行おうとする場合、DSCに対して通
信を行おうとする船舶のIDを入力したり、その船舶が
位置する海域指定を行って呼び出しを行い、次に、ブリ
ッジ−ブリッジ間通話を行うためのチャンネルを呼出チ
ャンネル(CH70)で相互に指定して該チャンネルを
設定し通話モードに移る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のシステ
ムでは、船舶間の相互通信を行おうとする時、相手船舶
のIDをまず知る必要があるとともに、メインチャンネ
ル(CH70)から通話モードに移るまでに手動による
幾つかのステップを得なければならないために、操作が
煩雑である上緊急時に対応できなくなる恐れがある。
【0006】この発明の目的は、表示画面上で通話相手
となるターゲットを指定して呼び出しスイッチを押すだ
けで自動的に通話モードに移行させることのできる移動
体間通信装置および移動体間通信システムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1に係る
発明は、他の移動体局を他局として該他局の位置を表示
する表示装置と、該表示装置の表示画面上で任意の他局
を指定する他局指定手段と、該他局指定手段で指定され
た他局への呼び出しを行う呼び出し手段と、該呼び出し
手段で呼び出しを行った時に、該呼び出した他局のID
と予め設定した通話用チャンネルの情報を含む送信メッ
セージを編集して送信する送信手段と、前記送信メッセ
ージの送信後、前記通話用チャンネルを設定し通話可能
にする手段と、を具備してなることを特徴としている。
【0008】表示装置としては、ARPAを使用するこ
とができる。このARPAは、レーダ装置によって他局
(船舶等)等の物標を捕捉、追尾し、その物標の位置や
動向のデータを含むベクトル情報を生成することができ
る。このベクトル情報がARPA情報として表示画面上
に供給されて、物標の位置や動向が表示される。この表
示画面上でカーソル等を用いて他局指定手段によって他
局を指定して、呼び出し手段により呼び出しを行うと、
その呼び出した他局のIDと予め設定した通話用チャン
ネルの情報を含む送信メッセージが編集されて該他局に
対して送信される。なお、この場合、表示画面上に表示
されている各他局のIDは何らかの方法によって獲得で
きるものとする。その方法は、たとえば、他局が基地局
に対して定期的にIDや位置情報等のレポートを送信し
ている状態で、そのレポート送信メッセージを傍受する
方法がある。その他、基地局からサービスエリア内にあ
る全局のIDや位置情報を放送する方法も考えられる。
【0009】基地局のサービスエリア内において、各移
動体局が基地局に対して上記レポート送信メッセージを
定期的に通報することについては、ITUのREC.4
93,541,821,825において規定されている
GMDSS及び新VTSの規則に基づいている。
【0010】この新VTSでは、基地局に対する、移動
体局のサービスエリアへの入圏および出圏登録、サービ
スエリア内での各移動体局に対するレポート送信メッセ
ージのタイムスロットの割当て、等が規定されている。
この新VTSの運用下では、各移動体局はサービスエリ
ア内に入る時に入圏登録を行い、その後、基地局から指
定されたタイムスロットに従って自局IDと位置等を含
むレポート送信メッセージを編集して基地局に送信する
とともに、サービスエリア内から出る時には出圏登録を
行う。
【0011】各移動体局は、ARPA等の表示装置の表
示画面上に他局の位置や動向をベクトル表示し、操作者
によって、カーソルとトラックボール等の他局指定手段
によって任意の他局が指定され、その指定された他局へ
の呼び出しが呼び出し手段によって行われた時、該呼び
出した他局のIDと通話用チャンネル情報を含む送信メ
ッセージを編集して送信する。この時の他局のIDと位
置情報は上述の傍受等によって得ることができる。表示
装置としてARPAを使用する場合には、表示画面上に
はレーダによって補足した物標が表示されるが、上記の
ように傍受等によって他局のIDと位置情報を入手する
と、その位置情報とARPA情報とを突き合わせること
により表示画面上の物標に対応するIDを知ることがで
きる。したがって、他局指定手段により表示画面上の物
標、すなわち他局を指定することにより、その指定した
他局のIDを認識することができるから、呼び出し手段
を操作することで該呼び出した他局のIDを得ることが
できる。そして、送信手段は、このようにして得たID
と予め設定した通話用チャンネル情報を含む送信メッセ
ージを編集して他局に対して送信する。
【0012】前記送信手段としては、DSCを使用する
ことができる。このDSCは、ディジタル選択呼び出し
装置であり、一般的には、変復調装置を指す。また、こ
の発明に係る移動体間通信装置を新VTSに適用するに
は、基地局に対して自局のIDと位置情報を含むレポー
ト送信メッセージを定時通報することになるが、この場
合の各移動体局のレポート送信メッセージを送信するた
めのタイムスロットはシビアなものであることが要求さ
れる。したがって、移動体局はGPSを装備して、タイ
ムスロットの管理をGPSタイムに同期した非常に高精
度な時刻に基づくものにするのが望ましい。また、表示
装置としてARPAを用いるとともに、他局のIDを傍
受によって得る場合には、傍受したレポート送信メッセ
ージに含まれる位置情報とARPAによって捕捉した位
置情報との誤差が小さいことが必要である。したがっ
て、この場合にも位置情報はGPSに基づいて測位され
るようにするのが望ましい。
【0013】以上のように、請求項1に係る発明の移動
体間通信装置では、表示画面上の任意の他局を指定し
て、呼び出し手段を操作するだけで、自動的に該他局の
IDと通話用チャンネル情報を含む送信メッセージを送
信するために、操作者は通話にいたるまでの複雑な手続
きをとる必要がない。したがって、操作者は呼び出し手
段を操作した後直ちに他局と通話モードに入ることがで
きる。
【0014】本出願の請求項2に係る発明では、他局の
IDが不明な場合、エリアを指定することによってその
エリア内の他局と通信をできるようにするものである。
【0015】すなわち、表示画面上の任意のエリアをエ
リア指定手段によって指定して、呼び出し手段を操作す
ると、呼び出したエリアの位置情報と通話用チャンネル
情報を含む送信メッセージを自動編集して送信し、通話
モードに入ることができる。
【0016】本出願の請求項3に係る発明の移動体間通
信装置は、前記送信メッセージを受信した時に、その送
信メッセージ内にIDが含まれていると、自局向けのも
のかどうかを判定し、もしそうであればアラーム報知を
行うとともに送信メッセージ内に含まれる通話用チャン
ネルを自動的に設定して通話モードに移行させるように
したものである。
【0017】また、本出願の請求項4に係る発明の移動
体間通信装置は、受信した送信メッセージにエリアの位
置情報が含まれている場合に、該エリアに自局の位置が
含まれているとアラーム報知を行い且つ送信メッセージ
内に含まれている通話用チャンネルを自動設定して通話
モードにするようにしたものである。
【0018】さらに請求項5に係る発明の移動体間通信
装置は、基地局からの要求に応じて自局のIDと位置を
含むレポート送信メッセージを編集して該基地局に対し
て送信する送信手段と、他局から基地局に対して送信さ
れている前記レポート送信メッセージを傍受する傍受手
段と、前記傍受した他局のレポート送信メッセージに基
づいて、前記表示手段で表示する他局のIDと位置を記
憶する手段とを備え、移動体間同士で、各々基地局に対
して送信するレポート送信メッセージを傍受して、その
情報を自局内に登録できるようにしたものである。
【0019】また、請求項6に係る移動体間通信システ
ムは、上記の移動体間通信装置と、該移動体間通信装置
間で情報の送受信を行って所定のサービスエリアでの移
動体局の監視を行う基地局とで構成されることを特徴と
したもので、たとえば、新VTSが適用される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の形態で
ある船舶間通信装置を内蔵する船舶航行安全管理装置の
ブロック図を示している。表示装置1は、グラフィック
表示画面からなるARPA画面2とテキスト表示画面3
からなり、ARPA画面2には後述のARPAレーダで
得られるARPA物標データが主として表示され、テキ
スト表示画面3には指定された他局(他の船舶局)のI
Dや船名、位置情報等が表示される。表示装置1にはC
ALLボタン4とトラックボール5が設けられており、
トラックボール5は、任意の他局をターゲットとしてカ
ーソルを用いて指定したり、任意の海域をカーソルによ
って指定するときに操作し、CALLボタン4は指定し
た他局や海域への呼び出しを行う時に操作する。
【0021】前記表示装置1は全体を制御するためのコ
ントローラ6に接続されている。
【0022】このコントローラ6には、他局登録リスト
記憶部12、DSC7、ARPAレーダ8、GPS9、
速度・方位センサ10等が接続されている。
【0023】DSC7は、公知のディジタル選択呼び出
し装置であり、船舶のIDをアドレスにして呼び出すモ
ード、全船を呼び出すモード、グループIDをアドレス
にして呼び出すモード、海域(エリア)を指定して呼び
出すモードを備えており、VHF送受信機11に接続さ
れている。VHF送受信機11にはマイクロホンおよび
スピーカが接続されており、通話モードにおいて所定の
チャンネルで他船と通話を行うことができるようになっ
ている。
【0024】ARPAレーダ8は、レーダによって得ら
れる全ての物標の位置と動向を表すベクトルデータを生
成する。
【0025】GPS9は自船位置とともにGPSタイム
を生成するが、本実施形態では、より精度の高い位置情
報およびGPSタイムを生成するためにディフアレンシ
ャルGPS(DGPS)システムを採用している。すな
わち、DGPS基地局(DGPS補正値送信局)からの
継続的な視野内各衛星の疑似距離誤差データがビーコン
波に乗せて送信されてくるのを受信し、その情報に基づ
いて自局の位置情報とGPSタイムを求めるようにして
いる。
【0026】速度・方位センサ10にはドップラソナー
等のドップラ速度センサやジャイロが用いられる。
【0027】上記船舶航行安全管理装置は、他局が基地
局に対して定時通報しているレポート送信メッセージを
傍受する機能を持つ。VHF送受信機11によって傍受
された他局のレポート送信メッセージは、DSC7によ
って解読され、コントローラ6に送られ、ここで、各I
Dごとに位置情報等が他局登録リスト記憶部12に登録
される。そして、ARPAレーダ8によって捕捉した物
標の位置と、その登録したIDの他局の位置が合ってい
る場合に、該物標をそのIDを持つ他局と認識する。図
1のARPA画面2に表示されている例では、01〜0
3のターゲット番号の付いている物標が、傍受した他局
であることを示している。また、ターゲット番号のつい
てない物標12は傍受された他局ではないことを示して
いる。なお、13は自局位置を示している。このARP
A画面2では、各物標の位置と動向がシンボル表示され
ている。すなわち、各物標(他局)からの1本の線は、
その方向と長さによって方位と船速を表している。
【0028】ARPA画面2上では、カーソルCはトラ
ックボール5によって画面上自由に動く。カーソルCを
任意の物標である他局に合わせて所定の操作をすると、
その他局に関する情報(たとえば、位置、ID、船名
等)がテキスト表示画面3に表示される。そして、任意
の他局との間で、ブリッジ−ブリッジ通話を行おうとす
る時には、当該他局の位置にカーソルCを合わせてCA
LLボタン4を押す。すると、コントローラ6によっ
て、CALLボタン4で呼び出した他局のIDとブリッ
ジ−ブリッジ通話を行うための通話用チャンネル情報を
含む送信メッセージが編集され、これがDSC7に渡さ
れて送信される。同時に、上記通話用チャンネルによる
通話モードとなって、他局と通話できるように設定され
る。なお、通話用チャンネルは予め設定されている。
【0029】上記送信メッセージを受信した他局では、
その送信メッセージに含まれるIDが自局のIDと一致
するかどうかを判定し、一致していればアラーム報知を
行うとともに送信メッセージに含まれる通話用チャンネ
ルを設定して通話可能にする。
【0030】このような動作によって、操作者は、トラ
ックボール5によって通話をしたい他局を指定してCA
LLボタン4を押すだけで通話を行うことができるため
に、簡単な操作で確実に任意の他局と通話することがで
きるとともに、通話にいたるまでに複雑な手続きを必要
としないために、緊急時等にも直ちに対応出来る。
【0031】図2は、上記図1の装置において、DSC
およびGPSを含む通信部のより詳細なブロック図を示
す。
【0032】DSC7はDSCコントローラ20と、送
信側のDSCエンコーダ21およびMODEM(変調
器)22と、受信側のDSCデコーダ23およびDEM
OD(復調器)24とで構成される。このDSC7は、
9桁のIDをアドレスとする個別呼び出しモード、海域
指定の呼び出しモード、グループIDをアドレスとする
呼び出しモード、全船の呼び出しモードの4つの呼び出
しモードが設定可能である。DSCコントローラ20
は、コントローラ6によって後述するように編集された
送信メッセージを所定のフォーマットに変換して変調し
た後、VHF送信機11aに送る。この時の送信チャン
ネルはメインチャンネルとして規定されているCH70
及び定時通報用チャンネルが使用される。また、定時通
報用としてVHF受信機11bにより受信された信号は
DSC7で復調されて所定のフォーマットに戻されコン
トローラ6に出力される。VHF送受信機11は、上記
のVHF送信機11aとVHF受信機11bの他、常時
ワッチ状態にあるCH70の受信機11cを備えてい
る。このCH70の受信機11cは、常時CH70の受
信状態にあって、後述の入圏登録や出圏登録、その他他
局からのメインチャンネルを使用した受信信号を受信す
る。
【0033】GPS9には、ビーコン受信機15が接続
されていて、このビーコン受信機15は、ディフアレン
シャルGPSシステムの基地局となるDGPS補正値送
信局からの信号をビーコン信号として常時受信し、この
信号をGPS9に対して与えるようになっている。DG
PS補正値送信局からは、視野内の各GPS衛星の疑似
距離の補正値と、その変化率を含むデータがビーコン波
に乗せて定期的に送信されている。GPS9は、上記の
データと自身の受信データに基づいてより正確な位置情
報を求めるとともに、正確なGPSタイムを出力し、こ
れをコントローラ6に対して出力する。
【0034】コントローラ6は、基地局によるサービス
エリア内に入る時に入圏登録を行って、以後、自局のI
Dおよび位置を含むレポート送信メッセージを編集して
基地局に対し定時通報する。この通報タイミングは、事
前に、基地局から送信されてくるタイムスロットに基づ
いて行われる。この時、コントローラ6は、正確なGP
Sタイムを獲得しているために、基地局から送られてく
るタイムスロットに基づいて正確な時間にレポート送信
メッセージを送信することができる。
【0035】次に、上記の移動体間通信装置を用いた新
VTSの運用形態について図3以下を参照して説明す
る。
【0036】図3は、基地局の配置とサービスエリアの
概念図である。同図において、n1は基地局であって、
この基地局に有線通話路によって接続されるn2〜n4
の合計3つのVHF中継局が所定の隔たりを持つ位置に
配置されている。またn5のVHF中継局が無線通話路
によって接続され、湾を隔てて配置されている。基地局
およびVHF中継局の各サービスエリアは図の点線の円
で示されている。また、DGPS補正値送信局はm1、
m2で示されている。各送信局のサービスエリアは図の
一点鎖線で示される範囲である。
【0037】船舶局は、最初にいずれかの基地局または
VHF中継局のサービスエリアに入る時に入圏登録を行
ってから、そのサービスエリア内でのサービスを受け
る。この場合、レポート送信メッセージを含むメッセー
ジの各サービスエリア内での送信用チャンネルは異なっ
ている。したがって、船舶は最初のサービスエリアから
隣接するサービスエリアに移動した時には、再度の入圏
登録を行う必要はないがメッセージ送信用のチャンネル
の変更を行うことになる。
【0038】図4〜図8は、船舶がサービスエリア内に
入圏した時から出圏するまでの情報連絡の手続きについ
て説明する図である。
【0039】図4は入圏登録を行う時の手続きを示す。
船舶局が基地局のサービスエリア内に入ったことを自動
的に認識すると、CH70にて入圏登録要請を行う。基
地局はこれに基づいて同じくCH70にて登録受信証を
発行し、基地局においてその船舶のIDを含む情報を管
理リストに加入する。
【0040】図5は、入圏登録後、船舶局が基地局に対
してレポート送信メッセージの定時通報を行う手続きを
示す。船舶局の入圏登録後、基地局から該船舶局に対し
て定時通報の開始案内が行われる。この時、船舶局に対
してレポート送信メッセージを定時通報するためのタイ
ムスロットを指定する。また、その定時通報に使用する
レポートCHを指定する。これらの通報はCH70にて
行われる。
【0041】その後、船舶局は、上記指定されたタイム
スロットに従ってレポート送信メッセージを編集して上
記指定されたレポートCHで基地局に対して送信する。
なお、後述のように、レポート送信メッセージには当該
船舶局を識別するためのID、位置、その時間、船速、
方位、コースなど、基地局において当該船舶局を監視す
るために必要な情報が含まれている。
【0042】図6は、上記のようにして、入圏登録を済
ました船舶局が、他の船舶局(他局)から定時通報され
るレポート送信メッセージを傍受する状態を示してい
る。同一サービスエリア内における各船舶局から基地局
に対して定時通報するレポートCHは同一であるため
に、1つの船舶局は、そのレポートCHにおいてサービ
スエリア内の全ての他局からのレポート送信メッセージ
を傍受することができる。各船舶局は、傍受したレポー
ト送信メッセージに基づいて、他局のIDおよび位置と
その時間等をリストに登録する。前述のように、このリ
ストに基づいてARPA画面上の物標に対しIDが割り
当てられることになる。
【0043】なお、サービスエリア内にいる各船舶局は
GPS受信機を搭載し、さらにDGPS補正値送信局か
らの補正データをビーコン波によって常時受信している
ために、その測位した位置精度は極めて高い。また、G
PSタイムによって計時出来るために、指定されたタイ
ムスロットに基づくレポート送信メッセージの定時通報
時刻が極めて正確なものとなり、したがって割り当てら
れたタイムスロットが極めて短い時間単位のものであっ
ても各船舶局からの定時通報タイミングが衝突すること
はない。
【0044】図7は、他局からのレポート送信メッセー
ジを傍受して得たリストに基づいて、サービスエリア内
の任意の他局に対して通話を行う時の状態を示す。リス
ト上には、他局からのレポート送信メッセージの傍受内
容に基づいて、サービスエリア内の他局のID、位置等
が登録されているために、ARPA画面上ではレーダに
よって検出された物標の位置とリスト上に登録された位
置とが一致している場合に、その物標が当該一致してい
る他局のIDと見なされる。したがって、ARPA画面
上でカーソルによりその他局を指定してCALLボタン
を押すことにより、DSCにより当該他局のIDをアド
レスとする個別呼び出しモードにて通話要求のための送
信メッセージが自動的に送信される。送信メッセージに
は、他局のIDと予め設定した通話用チャンネルが含ま
れる。また、DSCの海域指定モードを使うことによ
り、このようなIDを使用した個別呼び出しではなく海
域を指定する呼び出しを行うこともできる。この場合
は、ARPA画面上でカーソルにより海域を指定すると
ともにCALLボタンを押すと、DSCによって指定し
た海域(エリア)の情報(緯度、経度情報)と通話用チ
ャンネルを含む送信メッセージが編集されて送信され
る。
【0045】上記の個別呼び出しまたは海域指定呼び出
しを受けた他局は、その送信メッセージ内の指定IDが
自局のIDと一致するか、または指定海域(エリア)内
に自局の位置が含まれている場合、自局へ呼び出しがあ
ったものと見なしてアラーム報知を行い、さらに当該送
信メッセージ内に含まれる通話用チャンネルを自動設定
し通話モードにする。したがって、その他局の乗員は設
定された通話チャンネルによって直ちに応答することが
できるようになる。
【0046】なお、DSCを使用する場合、上記の個別
呼び出し、海域指定呼び出しの他、グループ呼び出しや
全船呼び出しを行うことも可能である。
【0047】また、図7に示すように、上記リストを用
いてブリッジ−ブリッジ通話を行う他、自局と他局間
で、それぞれの位置、進路、船速等の情報を交換(動向
交換)することも可能である。この動向交換の場合で
も、操作者はARPA画面上でカーソルによって他局を
指定し、動向交換の為の操作をするだけでよい。
【0048】図8は、出圏登録を行う場合の手続きを示
す。
【0049】出圏登録を行う場合には、最初に、レポー
トCHにより基地局に対して出圏登録要請を行う。この
登録要請は、サービスエリアを出たことを認識すること
により自動的に行う。この要請を受けた基地局は、レポ
ートCHによって出圏受信証を発行し、管理リスト上か
ら当該船舶を削除する。なお、レポートCHで応答がな
ければCH70にて自動的に出圏登録要請を行う。
【0050】図9は、入圏から出圏までの一連の手続き
を示している。
【0051】船舶局2が既に入圏登録していて、船舶局
1が入圏登録を開始したとすると、図示のように、手続
きが進んでいく。船舶局1、2は、それぞれ基地局に対
して定時通報を行い、それらの定時通報の内容(レポー
ト送信メッセージ)は、各船舶局1、2で相互に傍受さ
れて各局のリスト上に登録される。この場合、各船舶局
の位置は変動しているために、定時通報ごとに各船舶局
で登録されているリスト上の他局の位置情報も更新され
ていく。
【0052】図10は、各船舶局に登録されるリストの
内容を示す。ターゲット番号はARPA画面上に表示さ
れるシリアル番号である。このリスト上に登録されてい
る他局の位置情報が、ARPA画面上に表示される物標
の位置情報と所定の精度で一致している場合に、その物
標が当該他局であると見なし、ARPA画面上の当該物
標の位置にターゲット番号を表示する。そして、カーソ
ルで任意の他局の位置が指定され、CALLボタンが操
作された時に、図10のリスト上から指定された他局の
ターゲット番号の情報を抽出し、その中のIDを読みだ
して、予め設定した通話用チャンネル情報を加えて送信
メッセージを編集することになる。
【0053】図11〜図14は、各手続きにおけるメッ
セージのフォーマット例を示している。
【0054】図11は、入圏登録手続きを行う時のメッ
セージのフォーマットであり、メッセージの欄には入圏
を表すデータが設定され、データ1〜データ5の欄には
船位置、時間、コース、船速、船名、船長が設定され
る。この入圏登録要請に対する入圏応答のフォーマット
は、メッセージの欄に入圏のデータが設定されたものと
なり、この応答が登録受信証となる。
【0055】図12は、基地局から船舶局に対して定時
通報開始案内を行う時のメッセージのフォーマット例で
ある。このメッセージでは、メッセージ欄にレポートC
Hが設定され、データ1以降の欄にタイムスロットの割
当て情報、すなわち定時通報開始時間とインターバルタ
イムが設定される。この定時通報開始案内に対する応答
メッセージでは、メッセージ欄にレポートCHが設定さ
れる。
【0056】図13は、船舶局から基地局に対する定時
通報を行う時のレポート送信メッセージのフォーマット
例である。このフォーマットでは、メッセージ欄にきっ
水が設定され、データ1以降の欄には、船位置とその時
間、船速、方位、コースがそれぞれ設定される。
【0057】図14は出圏登録手続きを行う時のメッセ
ージのフォーマット例である。出圏登録要請時にはメッ
セージ欄に出圏を表すデータが設定され、それに対する
応答メッセージ2も、メッセージ欄に出圏を表すデータ
が設定される。
【0058】図15〜図19は、上記の各手続きにおけ
る船舶局側での動作を示すフローチャートである。
【0059】図15は入圏登録時の動作を示す。基地局
またはその中継局によるサービスエリアのゾーンに入っ
たかどうかを位置情報に基づいて自動認識し、ゾーン内
に入ったことを検出すると(入圏認識)、CH70によ
る入圏登録要請を行う(ST2)。そして、登録受信証
を受けて入圏登録手続きを終了する。
【0060】図16は出圏登録手続きの動作を示す。
【0061】ST5では、入圏認識と同様に出圏認識を
自動で行い、出圏を認識した時に出圏登録要請を出し
(ST6)、出圏受信証を受けて終了する。なお、出圏
登録要請と出圏受信証の受信は、レポートCHによって
行われる。
【0062】図17は、基地局側から定時通報開始案内
のメッセージを受けた後基地局に対して定時通報と傍受
を行う時の動作を示している。ST10において、基地
局側から定時通報開始案内のメッセージを既に受けてい
るかどうかの判定を行い、同開始案内を既に受けていれ
ば、そのメッセージ内に含まれるインターバルタイムが
経過する度に(ST11)、レポート送信メッセージを
編集してレポートCHにより送信する(ST12)。ま
た、他局からのレポート送信メッセージを受信した時に
は、ST14でそのレポートをレポートCHにて傍受
し、リストに登録する。
【0063】図18は、船舶間通信(ブリッジ−ブリッ
ジ通信)を行う時の送信動作を示すフローチャートであ
る。
【0064】ARPA画面上でカーソルによって他局が
指定されるかエリア(海域)が指定されると、ST20
でCALLボタンが操作されるのを待つ。CALLボタ
ンが操作されると、カーソルによる指定が個別指定かエ
リア(海域)指定かを判定する。カーソルでターゲット
を直接指定する場合には個別指定であり、カーソルで枠
(範囲)を作成して指定する場合はエリア(海域)指定
であると判定する。個別指定の場合には、カーソル指定
に係る他局のIDをリスト上から抽出し、そのIDと予
め設定されている通話用CHを含む送信メッセージを編
集し(ST25)、CH70で送信する(ST26)。
CH70で応答があれば、受信アラームを報知して(S
T28)、通話用CHに設定し(ST29)、通話モー
ドに設定する。なお、通話用CHは、通常、船舶相互用
に割り当てられたCHである。
【0065】上記カーソルでエリア(海域)が指定され
た場合は、ST24でそのエリアを設定し、ST25で
該エリアと予め設定されている通話用CHを含む送信メ
ッセージを編集して送信する。
【0066】図19は、船舶間通信の受信動作を示すフ
ローチャートである。
【0067】各船舶局は、図2に示すように、CH70
の受信機11cを備えており、常時CH70のワッチ状
態にある。そこで、ST30においてCH70による他
局からの送信メッセージを受信すれば、個別呼び出し
か、海域指定呼び出しかを判定する。個別呼び出しの場
合には、送信メッセージ内に含まれるIDと自局のID
が一致するかどうかを判定し(ST33)、一致する場
合にはCH70で応答し、呼び出しアラームを行ってか
ら(ST35)、通話用CHに設定して通話モードを設
定する。なお、IDが一致しない場合にも通話用CHに
設定して通話モードにする。一方、海域指定呼び出しの
場合には、ST40に進んで、自局の位置が送信メッセ
ージ内に指定されているエリア(海域)内かどうかの判
定を行い、指定海域内の時には、呼び出しアラームを行
ってから通話用CHに設定する。
【0068】以上の動作により、船舶局では、操作者が
カーソルにより他局を指定するかエリア(海域)を指定
して、CALLボタンを押すだけで自動的に相手に対し
て呼び出しを行うことができ、且つ自動的に通話モード
に移ることができる。
【0069】なお、上記に述べた実施形態では、各船舶
局が他局から基地局に対して送信されるレポート送信メ
ッセージを傍受して他局のリストを作成するようにした
が、これらの情報を基地局が定期的に放送し、この放送
の内容を受信することでリストを作成するようにしても
よい。
【0070】図20は、トラックボールにてカーソルで
エリア(海域)を指定した状態を示している。また、こ
の海域指定は、任意のポジションを指定する場合にも使
用することができる。図21は、リストに登録されてい
ない物標に対して個別呼び出しを行う場合の操作方法を
示す。すなわち、カーソルによってリストに登録されて
いない物標の位置をポジショニングし、海域呼び出しモ
ードでCALLボタンを押すと、この指定したポジショ
ンを指定されたエリア(海域)として所定の通話用CH
とともに送信メッセージを編集して送信する(呼び出
す)。さらに、指定したエリア(海域)内の船舶の船種
を指定したり、方位を指定することも可能である。
【0071】なお、上記の実施形態では、各船舶局の構
成を示したが、基地局においても同様の構成を備えてお
り、トラックボールを使用したカーソルによる指定とC
ALLボタンの操作によって自動的に通話モードを設定
することができる。
【0072】また、この発明は、船舶間通信装置および
船舶間通信システムだけではなく、他の移動体の通信装
置および通信システムにも適用することができる。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、トラックボール等を
含む他局指定手段によって表示画面上の任意の他局を指
定し、呼び出し手段を操作するだけで自動的に当該他局
に対して該他局を識別するIDと通話用チャンネル情報
等を含む送信メッセージが送信されるために、ブリッジ
−ブリッジ間通信を行う時の操作は極めて容易、迅速に
でき、且つ確実である。このため、緊急時においても直
ちに連絡できるという利点がある。また、傍受によっ
て、事前に、複数の他局の情報を入手できるようにする
ことにより、基地局などからの放送がなくても予め他局
のIDや位置を掌握できることなるため、基地局の負担
が少なくなるとともに、各移動体局では他局の詳細を常
時知ることができるため、通話をしたり他局に対する認
識も確実なものとなり航行安全上も極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である船舶航行安全管理
装置のブロック図を示す。
【図2】上記船舶航行安全管理装置のDSCを含む通信
部の詳細なブロック図を示す。
【図3】基地局、中継局およびDGPS補正値送信局の
配置と、各局のサービスエリアを示す概念図である。
【図4】〜
【図8】船舶局が入圏から出圏するまでの情報通信につ
いて説明するための図である。
【図9】基地局と複数の船舶局との間で行われる手続き
の流れを説明する図である。
【図10】各船舶局に登録されるリストの内容を示す図
である。
【図11】〜
【図14】船舶局と基地局間で送受信されるメッセージ
のフォーマットを示す図である。
【図15】〜
【図19】メッセージ送受信を行う時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】、
【図21】ARPA画面上でカーソルを用いて海域指定
や任意のポジションを指定する時の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−表示装置 2−ARPA画面 3−テキスト表示画面 4−CALLボタン 5−トラックボール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の移動体局を他局として該他局の位置を
    表示する表示装置と、 該表示装置の表示画面上で任意の他局を指定する他局指
    定手段と、 該他局指定手段で指定された他局への呼び出しを行う呼
    び出し手段と、 該呼び出し手段で呼び出しを行った時に、該呼び出した
    他局のIDと予め設定した通話用チャンネルの情報を含
    む送信メッセージを編集して送信する送信手段と、 前記送信メッセージの送信後、前記通話用チャンネルを
    設定し通話可能にする手段と、 を具備してなる移動体間通信装置。
  2. 【請求項2】他の移動体局を他局として該他局の位置を
    表示する表示装置と、 該表示装置の表示画面上で任意のエリアを指定するエリ
    ア指定手段と、 該エリア指定手段で指定されたエリアへの呼び出しを行
    う呼び出し手段と、 該呼び出し手段で呼び出しを行った時に、該呼び出した
    エリアの位置情報と予め設定した通話用チャンネルの情
    報を含む送信メッセージを編集して送信する送信手段
    と、 前記送信メッセージの送信後、前記通話用チャンネルを
    設定し通話可能にする手段と、 を具備してなる移動体間通信装置。
  3. 【請求項3】他局から送信されてきた前記送信メッセー
    ジを受信する受信手段と、 受信した送信メッセージにIDが含まれている時に、 前記IDが自局IDと一致しているとアラーム報知を行
    うアラーム手段及び前記送信メッセージに含まれる通話
    用チャンネルを設定し通話可能にする手段と、 を具備してなる請求項1記載の移動体間通信装置。
  4. 【請求項4】他局から送信されてきた前記送信メッセー
    ジを受信する受信手段と、 受信した送信メッセージにエリアの位置情報が含まれて
    いる時に、 前記エリアに自局の位置が含まれているとアラーム報知
    を行うアラーム手段及び前記送信メッセージに含まれる
    通話用チャンネルを設定し通話可能にする手段と、 を具備してなる請求項2記載の移動体間通信装置。
  5. 【請求項5】基地局からの呼び出しに応じて自局のID
    と位置を含むレポート送信メッセージを編集し、該基地
    局に対して送信する送信手段と、 他局から基地局に対して送信されている前記レポート送
    信メッセージを傍受する傍受手段と、 前記傍受した他局のレポート送信メッセージに基づい
    て、前記表示手段で表示する他局のIDと位置を記憶す
    る手段と、 を具備してなる請求項1〜4のいずれかに記載の移動体
    間通信装置。
  6. 【請求項6】請求項5の移動体間通信装置と、該移動体
    間通信装置との間で情報の送受信を行うことで所定のサ
    ービスエリアでの移動局の監視を行う基地局とからなる
    移動体間通信システム。
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