JPH1081279A - 自動二輪車のリヤフェンダ取付構造及びリヤフェンダの収納構造 - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダ取付構造及びリヤフェンダの収納構造

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JPH1081279A
JPH1081279A JP24087196A JP24087196A JPH1081279A JP H1081279 A JPH1081279 A JP H1081279A JP 24087196 A JP24087196 A JP 24087196A JP 24087196 A JP24087196 A JP 24087196A JP H1081279 A JPH1081279 A JP H1081279A
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直樹 辺田
Kensuke Tsukiji
賢助 築地
Akira Takahashi
章 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 リヤフェンダ取付構造は、シートレール
48の上部にリヤフェンダ37を被せ、このリヤフェン
ダ37に上下貫通させた状態で第1弾性部材71を取付
け、この第1弾性部材71にシート31を載せ、このシ
ート31からサポート31cを垂下し、このサポート3
1cをシートレール48にねじ締めすることで、このシ
ートレール48とシート31との間にリヤフェンダ37
を挟み込んで固定したものである。 【効果】 シートレールにリヤフェンダを確実に取付け
ることができるので、シートを取付ける位置の近傍で
は、シートレールにリヤフェンダを取付けるための別異
の取付け部品が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のリヤ
フェンダ取付構造及びリヤフェンダの収納構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のリヤフェンダ取付構造とし
て、例えば、特開平6−312677号公報「自動二
輪車のシート取付構造」がある。上記技術は、その公報
の図1、図2及び図6によれば、車体フレーム2(番号
は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)の後
部から後方へ左右2本のシートレール11,11を延ば
し、これらのシートレール11,11の下部に、シート
20から垂下したステイ27,27をボルト締めするこ
とで、シートレール11,11側にシート20を取付け
るものである。また、図1によれば、シートレール1
1,11にリヤフェンダ17を、シート20と別々に取
付けることになる。
【0003】一方、リヤフェンダの収納構造は、一般に
図10に示すような構成である。図10(a),
(b)は従来のリヤフェンダの収納構造の構成図であ
り、(a)は側面図、(b)は(a)のb−b線断面図
である。自動二輪車100は、ヘッドパイプ101から
後方にメインフレーム102を延ばし、このメインフレ
ーム102から後方に左右2本のシートレール103,
103を延ばし、シートレール103,103をリヤフ
ェンダ104(インナーフェンダ105並びにアウタフ
ェンダ106,106からなる。)で覆ったものであ
る。このため、リヤフェンダ104で覆った空間部10
7を、電装品等の収納空間とすることができる。なお、
108はシートである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記は、シ
ートレール11,11にリヤフェンダ17とシート20
とを別々に取付けるものであり、取付け部品数が多く、
取付けも面倒である。また、上記(図10の構成)で
は、リヤフェンダ104はインナーフェンダ105とア
ウタフェンダ106,106とからなるので、構造が複
雑になる。さらに、シートレール104,104が左右
2本延びて、空間部107を3分割するので、個々の収
納スペースを広くすることはできず、電装品の収納空間
としては不十分である。
【0005】そこで本発明の目的は次の(1)〜(3)
にある。 (1)シートを取付ける位置の近傍にリヤフェンダを取
付ける場合に、取付け部品数を少なくし、取付け作業を
簡単にすること。 (2)電装品を収納可能なリヤフェンダをシンプルな構
成にすること。 (3)電装品を収納するのに十分な広さの収納スペース
を設けたリヤフェンダを提供すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1は、車体フレームの後部から後方へシートレ
ールを延ばし、このシートレールの上部にリヤフェンダ
を被せ、このリヤフェンダに上下貫通させた状態で弾性
部材を取付け、この弾性部材にシートを載せ、このシー
トからサポートを垂下し、このサポートを前記シートレ
ールにねじ締めすることで、このシートレールとシート
との間にリヤフェンダを挟み込んで固定したことを特徴
とする自動二輪車のリヤフェンダ取付構造である。
【0007】シートレールとシートとの間にリヤフェン
ダを挟み込み、シートレールにシートのサポートをねじ
締めすることで、シートレールにリヤフェンダを確実に
取付けることができる。このため、シートを取付ける位
置の近傍では、シートレールにリヤフェンダを取付ける
ための別異の取付け部品が不要になるので、取付け部品
数が少なくなり、シートやリヤフェンダの取付構造が簡
単になり、取付け作業が簡単になる。また、リヤフェン
ダに上下貫通させた状態で弾性部材を取付け、この弾性
部材にシートを載せるようにしたので、シートレールと
シートとの間に、弾性部材を介してリヤフェンダを挟み
込むことができる。このため、シートレールとシートと
リヤフェンダとの間に高さの組付け寸法誤差が生じて
も、容易に吸収できる。しかも、走行時の振動を弾性部
材で吸収するので、シートに作用する振動を抑制できて
乗り心地が良くなるとともに、リヤフェンダに作用する
振動を抑制できる。
【0008】請求項2は、車体フレームの後部から後方
へ車幅中心を通る1本のシートレールを延ばし、このシ
ートレールに上からリヤフェンダを被せ、その上からシ
ートを取付けた自動二輪車において、前記リヤフェンダ
を、前記シートレールを跨ぐ中間部と、この中間部の左
右に設けた一対の凹部とで構成し、これらの凹部に電装
品を収納できる構成としたことを特徴とする自動二輪車
のリヤフェンダの収納構造である。
【0009】リヤフェンダを、シートレールを跨ぐ中間
部と、この中間部の左右に設けた一対の凹部とで構成し
たので、これらの凹部に電装品を収納することができ
る。このため、単一部材からなるシンプルで軽量なリヤ
フェンダで、電装品を容易に収納できる。また、車幅中
心を通る1本のシートレールの左右に一対の凹部を設け
たものであり、これらの凹部の収納スペースを、電装品
を収納するのに十分な広さにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係る自動二輪車の側面図である。自動二輪
車1は、クレードル型車体フレーム2のヘッドパイプ3
にフロントフォーク4を取付け、このフロントフォーク
4に前輪5及びフロントフェンダ6を取付け、一方、ク
レードル型車体フレーム2の各パイプで囲まれたスペー
ス内にエンジンハンガー7…(…は複数を示す。)を介
して4サイクルエンジン8を取付け、このエンジン8か
ら排気管9を延ばしてサイレンサ11に接続し、さら
に、車体フレーム2の後端部のピボット12を介してス
イングアーム13を取付け、このスイングアーム13に
後輪14を取付けたものである。
【0011】図中、15はリヤサスペンション、16は
ドライブチェーン、21は燃料タンク、22はエアクリ
ーナ、23は気化器、24はバッテリである。また、3
1はシート、32はステップ用ブラケット、33はステ
アリングハンドル、34はメータ、35はヘッドライ
ト、36はテールライト、37はリヤフェンダ、38は
サイドカバーである。
【0012】図2は本発明に係る自動二輪車の車体フレ
ームの側面図である。車体フレーム2は、ヘッドパイプ
3から後方へメインパイプ41を延ばし、このメインパ
イプ41の後部からセンタパイプ42を垂下し、一方、
前記ヘッドパイプ3からダウンチューブ43を垂下し、
このダウンチューブ43の下部からロアパイプ44を後
方へ延ばし、このロアパイプ44の後部を前記センタパ
イプ42の下部に接合してなり、前記メインパイプ4
1、センタパイプ42、ダウンチューブ43及びロアパ
イプ44を角パイプとしたシングルクレードル型車体フ
レームである。
【0013】前記車体フレーム2は、上部においてメイ
ンパイプ41とダウンチューブ43との間にのみ補強用
パイプ45を掛け渡し、この補強用パイプ45の下方に
補強部材を設けない、比較的柔軟構造のフレームであ
る。ヘッドパイプ3とメインパイプ41とダウンチュー
ブ43と補強用パイプ45とは、前部ガセット46で補
強したものであり、メインパイプ41と補強用パイプ4
5とは、後部ガセット47で補強したものである。メイ
ンパイプ41とセンタパイプ42とは、盲板61を介し
て接合し、ダウンチューブ43とロアパイプ44とは、
接合ジョイント63を介して接合したものである。
【0014】ヘッドパイプ3とメインパイプ41とダウ
ンチューブ43と補強用パイプ45とからなるフレーム
前半部の内部は、オイルタンクとして使用するものであ
り、このオイルタンクはエンジン8(図1参照)のオイ
ルパンの役割を果たす。センタパイプ42は、メインパ
イプ41の後部から屈曲しながら垂下し、その屈曲した
上部コーナに1本のシートレール48を接合したもので
あり、このシートレール48は後方に延びた角パイプで
ある。センタパイプ42の下部から後上方へ、左右1対
のサブフレーム49,49(この図では一方のみ示
す。)を延ばし、これらのサブフレーム49,49はシ
ートレール48の略中間部を支持する部材である。図
中、51はリアサスペンション用ハンガー、52はエア
クリーナ取付け用ブラケット、53はスイングアーム1
3(図1参照)を支持するためのパイプ状支持ブラケッ
トである。また、55はオイルレベル検知口、56はオ
イル取入れ口である。
【0015】図3は本発明に係る自動二輪車の車体フレ
ームの平面図であり、ヘッドパイプ3、メインパイプ4
1、センタパイプ42、ダウンチューブ43(図2参
照)、ロアパイプ44及びシートレール48が車幅中心
を通ることを示す。センタパイプ42の横幅(左右L,
R方向の幅)L1は、メインパイプ41の横幅L2より大
きい。
【0016】シートレール48は後部に、車幅方向に延
びる3本の角パイプ製ステー(第1ステー48a、第2
ステー48b及び第3ステー48c)を取付け、これら
第1・第2・第3ステー48a,48b,48cは、こ
の順に前から後へ互いに平行に並んだものである。すな
わち、シートレール48の下面に第1ステー48aを取
付け、シートレール48の上面に第2・第3ステー48
b,48cを取付けることで、これら第1・第2・第3
ステー48a,48b,48cがシートレール48の一
部をなす。
【0017】図4は本発明に係る自動二輪車の車体フレ
ームの正面図であり、ロアパイプ44の横幅(左右L,
R方向の幅)L3が、ダウンチューブ43の横幅L4より
大きいことを示す。ダウンチューブ43の横幅L4がロ
アパイプ44のように大きくないので、エンジンからの
排気管9,9の引回しが容易である。図中、57はオイ
ル取出し口、58はオイルドレン口である。
【0018】図5は本発明に係るリヤフェンダ廻りの要
部を断面した側面図であり、シートレール48の上部に
リヤフェンダ37を被せ、このリヤフェンダ37の前部
上部にシート31を被せ、このシート31を弾性体39
を介してシートレール48に載せた姿を示す。詳しく
は、リヤフェンダ37は、前部に凹部37bを備えると
ともに、第1ステー48aに第1取付部70で取付け、
第2ステー48bに第2取付部80で取付け、第3ステ
ー48cに第3取付部85を取付けるものである。な
お、シートレール48は後端部に、ハンガ36aを介し
てテールライト36を取付けたものである。
【0019】図6は本発明に係るシートレール及びリヤ
フェンダ廻りの平面図であり、シート31を外した姿を
示す。リヤフェンダ37の凹部37b並びに第1・第2
・第3取付部70,80,85は、シートレール48の
両側に一対ある。リヤフェンダ37は、第1取付部70
の位置で垂下した第1フェンダ脚部37cと、第2取付
部80の位置で垂下した第2フェンダ脚部37dと、第
3取付部85の位置で垂下した第3フェンダ脚部37e
とを、一体に形成したものである。
【0020】上記エアクリーナ22は、リヤフェンダ3
7の前方に且つシートレール48の下方に配置したもの
であり、シートレール48よりも横幅が大きいクリーナ
ケース22aを、前後2つのハンガ22b,22bにて
シートレール48にボルト締めしたものであり、右側
(図の上方)に吸気口22cを備え、前側に送気口22
dを備える。そして、エアクリーナ22の上部は、リヤ
フェンダ37の凹部37b,37bに隣接し、これら凹
部37b,37bは、前方並びに上方を開放したもので
ある。
【0021】図7は本発明に係るシート及びリヤフェン
ダの取付構造を示す断面図である。シート31は、シー
ト底板31aから垂下した前部のシート脚部31b及び
後部のサポート31cを一体に形成したものである。シ
ート脚部31bは平坦な底部を有する有底筒体である。
リヤフェンダ37の第1・第2フェンダ脚部37c,3
7d及び第3フェンダ脚部37e(図6参照)は、平坦
な底部を有する凹状体である。第1フェンダ脚部37c
は底部に、前部の第1孔37f及び後部の第2孔37g
を開けたものであり、第1孔37fは第1弾性部材71
を上下貫通させた状態で取付ける孔であり、第2孔37
gはシート31のサポート31cを通す孔である。第1
弾性部材71は、概ねグロメット形状の防振ゴムからな
る。
【0022】第1取付部70は、上記シートレール48
の第1ステー48aと、この第1ステー48aに載せる
第1弾性部材71と、この第1弾性部材71を上下貫通
させた状態で取付ける第1フェンダ脚部37cと、前記
第1弾性部材71に載せるシート脚部31bと、このシ
ート脚部31bから第2孔37gを通して垂下するサポ
ート31cと、このサポート31cを第1ステー48a
の固定部48dにねじ締めするボルト72とからなる。
このため、シートレール48の第1ステー48aとシー
ト31のシート脚部31bとの間に、リヤフェンダ37
の第1フェンダ脚部37cを挟み込んで固定したことに
なる。
【0023】第2取付部80は、上記シートレール48
の第2ステー48bにリヤフェンダ37の第2フェンダ
脚部37dを載せ、第2弾性部材81を介してボルト8
2にて第2ステー48bにねじ締めしたものである。第
2弾性部材81は防振ゴムからなる。上記リヤフェンダ
37の第3取付部85は、第2取付部80と同一構成で
あり、説明を省略する。
【0024】次に、上記構成のシート31並びにリヤフ
ェンダ37の取付け手順を、図7に基づき説明する。先
ず、第1フェンダ脚部37cの第1孔37fに、第1弾
性部材71を上下貫通させた状態で取付ける。次に、シ
ートレール48の上部にリヤフェンダ37を被せ、第1
ステー48aに第1弾性部材71を載せ、第2・第3ス
テー48b,48cに第2・第3フェンダ脚部37d,
37eを載せる。その後、リヤフェンダ37の前部上部
にシート31を被せ、このシート31のシート脚部31
bを第1弾性部材71に載せるとともに、シート31の
サポート31cを第2孔37gを貫通して延ばす。さら
に、サポート31cを第1ステー48aの固定部48d
にねじ締めする。最後に、第2・第3フェンダ脚部37
d,37eを第2・第3ステー48b,48cにねじ締
めして、シート31並びにリヤフェンダ37の取付け作
業を完了する。なお、シート31並びにリヤフェンダ3
7の取付け手順は、上記構成の理解を容易にするために
説明したものであり、これらの手順に限定するものでは
ない。
【0025】図8は図5の8−8線断面図であり、リヤ
フェンダ37の電装品収納構造を示す。リヤフェンダ3
7の前部は断面視略W字状を呈し、シートレール48を
跨ぐ中間部37aと、この中間部37aの左右に設けた
一対の凹部37b,37bとからなる一体成形品であ
り、これらの凹部37b,37bに電装品(図示せず)
を収納できる構成としたものである。一対の凹部37
b,37bの上部は、シート31で覆ったものである。
【0026】次に、上記リヤフェンダ37の電装品収納
構造の作用を、図6及び図9に基づき説明する。図9は
本発明に係るリヤフェンダに電装品を収納した状態の平
面図であり、シート31を外した姿を示す。図6に示す
ように、リヤフェンダ37の一対の凹部37b,37b
と、これらの凹部37b,37bから前方に連なるエア
クリーナ22の上方には、空きスペースSがある。そこ
で、図9に示すように、空きスペースSに自動二輪車用
電装品90を収納又は配置することができる。例えば、
左側の凹部37bにウインカ用リレー91やサーモスイ
ッチ92を収納し、右側の凹部37bにスパークユニッ
ト93を収納し、エアクリーナ22の左側上方にヒュー
ズボックス94を配置する。特に、左右一対の凹部37
b,37bを収納スペースとしたので、電装品90を容
易に収納できる。図中、95…は電気ケーブル、96は
コネクタカバー、97はアース端子である。
【0027】なお、上記発明の実施の形態において、リ
ヤフェンダ37の第1取付部70は、シート31から垂
下したサポート31cをシートレール48にねじ締めす
ることで、シートレール48とシート31との間に、第
1弾性部材71を介してリヤフェンダ37を挟み込んで
固定したものであればよい。例えば、第1ステー48
a、シート脚部31b、第1フェンダ脚部37cの有無
は任意である。また、電装品90を収納するための凹部
37b,37bの位置は、リヤフェンダ37の前部に限
定するものではなく、例えば、長手方向の全体に設ける
こともできる。さらに、凹部37b,37bの形状、寸
法を問わない。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、車体フレームの後部から後方へシー
トレールを延ばし、このシートレールの上部にリヤフェ
ンダを被せ、このリヤフェンダに上下貫通させた状態で
弾性部材を取付け、この弾性部材にシートを載せ、この
シートからサポート31cを垂下し、このサポート31
cを前記シートレールにねじ締めすることで、このシー
トレールとシートとの間にリヤフェンダを挟み込んで固
定したことを特徴とする自動二輪車のリヤフェンダ取付
構造である。
【0029】シートレールとシートとの間にリヤフェン
ダを挟み込み、シートレールにシートのサポートをねじ
締めすることで、シートレールにリヤフェンダを確実に
取付けることができる。このため、シートを取付ける位
置の近傍では、シートレールにリヤフェンダを取付ける
ための別異の取付け部品が不要になるので、取付け部品
数が少なくなり、シートやリヤフェンダの取付構造が簡
単になり、取付け作業が簡単になる。また、リヤフェン
ダに上下貫通させた状態で弾性部材を取付け、この弾性
部材にシートを載せるようにしたので、シートレールと
シートとの間に、弾性部材を介してリヤフェンダを挟み
込むことができる。このため、シートレールとシートと
リヤフェンダとの間に高さの組付け寸法誤差が生じて
も、容易に吸収できる。しかも、走行時の振動を弾性部
材で吸収するので、シートに作用する振動を抑制できて
乗り心地が良くなるとともに、リヤフェンダに作用する
振動を抑制できる。
【0030】請求項2は、車体フレームの後部から後方
へ車幅中心を通る1本のシートレールを延ばし、このシ
ートレールに上からリヤフェンダを被せ、その上からシ
ートを取付けた自動二輪車において、前記リヤフェンダ
を、前記シートレールを跨ぐ中間部と、この中間部の左
右に設けた一対の凹部とで構成し、これらの凹部に電装
品を収納できる構成としたことを特徴とする自動二輪車
のリヤフェンダの収納構造である。
【0031】リヤフェンダを、シートレールを跨ぐ中間
部と、この中間部の左右に設けた一対の凹部とで構成し
たので、これらの凹部に電装品を収納することができ
る。このため、単一部材からなるシンプルで軽量なリヤ
フェンダで、電装品を容易に収納できる。また、車幅中
心を通る1本のシートレールの左右に一対の凹部を設け
たものであり、これらの凹部の収納スペースを、電装品
を収納するのに十分な広さにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る自動二輪車の車体フレームの側面
【図3】本発明に係る自動二輪車の車体フレームの平面
【図4】本発明に係る自動二輪車の車体フレームの正面
【図5】本発明に係るリヤフェンダ廻りの要部を断面し
た側面図
【図6】本発明に係るシートレール及びリヤフェンダ廻
りの平面図
【図7】本発明に係るシート及びリヤフェンダの取付構
造を示す断面図
【図8】図5の8−8線断面図
【図9】本発明に係るリヤフェンダに電装品を収納した
状態の平面図
【図10】従来のリヤフェンダの収納構造の構成図
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…車体フレーム、31…シート、3
1a…シート底板、31b…シート脚部、31c…サポ
ート、37…リヤフェンダ、37a…中間部、37b…
凹部、37c…フェンダ脚部(第1フェンダ脚部),3
7f,37g…孔(第1・第2孔)、48…シートレー
ル、48a…ステー(第1ステー)、48d…固定部、
70…第1取付部、71…弾性部材(第1弾性部材)、
72…ボルト、90…電装品。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの後部から後方へシートレ
    ールを延ばし、このシートレールの上部にリヤフェンダ
    を被せ、このリヤフェンダに上下貫通させた状態で弾性
    部材を取付け、この弾性部材にシートを載せ、このシー
    トからサポートを垂下し、このサポートを前記シートレ
    ールにねじ締めすることで、このシートレールとシート
    との間にリヤフェンダを挟み込んで固定したことを特徴
    とする自動二輪車のリヤフェンダ取付構造。
  2. 【請求項2】 車体フレームの後部から後方へ車幅中心
    を通る1本のシートレールを延ばし、このシートレール
    に上からリヤフェンダを被せ、その上からシートを取付
    けた自動二輪車において、前記リヤフェンダは、前記シ
    ートレールを跨ぐ中間部と、この中間部の左右に設けた
    一対の凹部とからなり、これらの凹部に電装品を収納で
    きる構成としたことを特徴とする自動二輪車のリヤフェ
    ンダの収納構造。
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