JPH1080233A - 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 - Google Patents
根菜収穫機の土壌被膜処理装置Info
- Publication number
- JPH1080233A JPH1080233A JP25757396A JP25757396A JPH1080233A JP H1080233 A JPH1080233 A JP H1080233A JP 25757396 A JP25757396 A JP 25757396A JP 25757396 A JP25757396 A JP 25757396A JP H1080233 A JPH1080233 A JP H1080233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- cutter
- reel
- root
- root vegetable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002689 soil Substances 0.000 title claims abstract description 60
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 title claims abstract description 26
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 claims abstract description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 40
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 7
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 7
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 abstract 1
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 238000002203 pretreatment Methods 0.000 description 2
- 244000000626 Daucus carota Species 0.000 description 1
- 235000002767 Daucus carota Nutrition 0.000 description 1
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 1
- 244000088415 Raphanus sativus Species 0.000 description 1
- 235000006140 Raphanus sativus var sativus Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 根菜の成育を促進するため用いた土壌被膜
を、掘り取ると同時に巻取って労力を省き収穫時の能率
を向上する。 【解決手段】 引き抜き搬送帯(2)の始端がわ下方に
土壌被膜を切開するカッタ−(4)を取付け、カッタ−
(4)により切開した掘り取りがわの土壌被膜(を巻取
る巻取リ−ル(5)を装着する。また、カッタ−(4)
を上下に調節可能にし下向きの押圧力を付与すると有効
である。そして、巻取リ−ル(5)をカッタ−(4)の
後方に設け、その巻取リ−ル(5)の軸(5a)を進行
方向に直交させるとよい。更に、巻取リ−ル(5)にク
ラッチ機構(C)を介装し、そのクラッチ機構(C)を
巻取る土壌被膜の緊張力により「切」するものにする。
を、掘り取ると同時に巻取って労力を省き収穫時の能率
を向上する。 【解決手段】 引き抜き搬送帯(2)の始端がわ下方に
土壌被膜を切開するカッタ−(4)を取付け、カッタ−
(4)により切開した掘り取りがわの土壌被膜(を巻取
る巻取リ−ル(5)を装着する。また、カッタ−(4)
を上下に調節可能にし下向きの押圧力を付与すると有効
である。そして、巻取リ−ル(5)をカッタ−(4)の
後方に設け、その巻取リ−ル(5)の軸(5a)を進行
方向に直交させるとよい。更に、巻取リ−ル(5)にク
ラッチ機構(C)を介装し、そのクラッチ機構(C)を
巻取る土壌被膜の緊張力により「切」するものにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場で大根や人参
等の根菜を掘り取って収穫する根菜収穫機の土壌被膜処
理装置に関するものである。
等の根菜を掘り取って収穫する根菜収穫機の土壌被膜処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機台に植立する根菜の根部を
浮き上がらせるサブソイラと、その茎葉部を挟持して斜
め後上方に引き上げる引き抜き搬送帯を設けて、機体の
前進により根菜を掘り取って走行機台に載置するコンテ
ナに収納する根菜収穫機は公知である。
浮き上がらせるサブソイラと、その茎葉部を挟持して斜
め後上方に引き上げる引き抜き搬送帯を設けて、機体の
前進により根菜を掘り取って走行機台に載置するコンテ
ナに収納する根菜収穫機は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、圃場で根
菜を掘り取って収穫する根菜収穫機なるものは、従来公
知であるが、この公知のものは、土壌の温度を適温にし
水分を保ちながら雑草の生長を抑えて根菜の成育を促進
するため用いた土壌被膜を掘り取る前に手作業で取り除
かなければならず、労力を要して能率を上げることがで
きないという問題点があった。
菜を掘り取って収穫する根菜収穫機なるものは、従来公
知であるが、この公知のものは、土壌の温度を適温にし
水分を保ちながら雑草の生長を抑えて根菜の成育を促進
するため用いた土壌被膜を掘り取る前に手作業で取り除
かなければならず、労力を要して能率を上げることがで
きないという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行機台に植
立する根菜の茎葉部を挟持して引き上げる引き抜き搬送
帯を設けて、機体の前進により順次掘り取るもので、引
き抜き搬送帯の始端がわ下方に土壌被膜を切開するカッ
タ−を取付け、該カッタ−により切開した掘り取りがわ
の土壌被膜を巻取る巻取リ−ルを装着してあるから、根
菜の掘り取りと同時に回収処理して、手作業で土壌被膜
を取り除く労力が省け収穫作業が能率よく行える。
立する根菜の茎葉部を挟持して引き上げる引き抜き搬送
帯を設けて、機体の前進により順次掘り取るもので、引
き抜き搬送帯の始端がわ下方に土壌被膜を切開するカッ
タ−を取付け、該カッタ−により切開した掘り取りがわ
の土壌被膜を巻取る巻取リ−ルを装着してあるから、根
菜の掘り取りと同時に回収処理して、手作業で土壌被膜
を取り除く労力が省け収穫作業が能率よく行える。
【0005】また、土壌被膜を切開するカッタ−を上下
に調節可能にするとともに、下向きの押圧力を付与する
ことによって、土壌表面に対する切込み深さが調節でき
るとともに土壌表面の高低差に追従し土壌被膜を確実に
切開していくようになる。
に調節可能にするとともに、下向きの押圧力を付与する
ことによって、土壌表面に対する切込み深さが調節でき
るとともに土壌表面の高低差に追従し土壌被膜を確実に
切開していくようになる。
【0006】そして、巻取リ−ルをカッタ−の後方に設
け、かつ、その巻取リ−ルの軸を進行方向に直交させる
ことによって、切開した掘り取りがわの土壌被膜がダイ
レクトに具合よく巻取られる。
け、かつ、その巻取リ−ルの軸を進行方向に直交させる
ことによって、切開した掘り取りがわの土壌被膜がダイ
レクトに具合よく巻取られる。
【0007】更に、巻取リ−ルに回転動力を断続するク
ラッチ機構を介装し、そのクラッチ機構を巻取る土壌被
膜の緊張力により「切」する構成にすることによって、
機体の前進速度に合わせながら巻取るようになり、しか
も、クラッチ機構が巻取る土壌被膜の緊張力により
「切」して巻取り中に都合よくクラッチ機構が切れて、
操作の手間を省くとともに土壌被膜が切れて巻取りを中
断するようなことがない。
ラッチ機構を介装し、そのクラッチ機構を巻取る土壌被
膜の緊張力により「切」する構成にすることによって、
機体の前進速度に合わせながら巻取るようになり、しか
も、クラッチ機構が巻取る土壌被膜の緊張力により
「切」して巻取り中に都合よくクラッチ機構が切れて、
操作の手間を省くとともに土壌被膜が切れて巻取りを中
断するようなことがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例図に基づいて説明する
のであるが、この例図に示す根菜収穫機の概要を先ず記
載すると、走行機台(1)の一側がわに前処理装置
(6)とサブソイラ(7)と引き抜き搬送帯(2)を設
け、他側がわに操縦部(A)と縦搬送帯(8)を配設
し、引き抜き搬送帯(2)の終端部下方に始端部を位置
させるとともに終端部を縦搬送帯(8)の始端部上に位
置させた根部搬送帯(9a)と、この根部搬送帯(9
a)に並設して終端がわが縦搬送帯(8)の上方を横切
る茎葉部搬送帯(9b)とから成る横搬送帯(9)を横
架し、前記引き抜き搬送帯(2)の終端部近くでこの搬
送帯(2)の上側に、茎葉部(b)を挟持して吊持状態
で搬送されてくるものの茎葉部(b)を荒切りするカッ
タ−(10)と、このカッタ−(10)によって荒切り
された切断葉を受継いで搬出するベルトコンベヤ(1
1)を設け、前記根部搬送帯(9a)と茎葉部搬送帯
(9b)による搬送の途中に茎葉部(b)を仕上げ切り
するデイスク式のカッタ−(12)を取付け、茎葉部搬
送帯(9b)の下方にコンテナ(13)を載置してい
る。
のであるが、この例図に示す根菜収穫機の概要を先ず記
載すると、走行機台(1)の一側がわに前処理装置
(6)とサブソイラ(7)と引き抜き搬送帯(2)を設
け、他側がわに操縦部(A)と縦搬送帯(8)を配設
し、引き抜き搬送帯(2)の終端部下方に始端部を位置
させるとともに終端部を縦搬送帯(8)の始端部上に位
置させた根部搬送帯(9a)と、この根部搬送帯(9
a)に並設して終端がわが縦搬送帯(8)の上方を横切
る茎葉部搬送帯(9b)とから成る横搬送帯(9)を横
架し、前記引き抜き搬送帯(2)の終端部近くでこの搬
送帯(2)の上側に、茎葉部(b)を挟持して吊持状態
で搬送されてくるものの茎葉部(b)を荒切りするカッ
タ−(10)と、このカッタ−(10)によって荒切り
された切断葉を受継いで搬出するベルトコンベヤ(1
1)を設け、前記根部搬送帯(9a)と茎葉部搬送帯
(9b)による搬送の途中に茎葉部(b)を仕上げ切り
するデイスク式のカッタ−(12)を取付け、茎葉部搬
送帯(9b)の下方にコンテナ(13)を載置してい
る。
【0009】即ち、前処理装置(6)で植立する根菜の
茎葉部(b)が掻上げられるとともにサブソイラ(7)
の振動によって根部(a)が浮き上がり茎葉部(b)が
引き抜き搬送帯(2)により挟持されて引き上げられ吊
持状態で後上方に搬送され、終端部近くでカッタ−(1
0)により茎葉部(b)が荒切りされてその切除葉はベ
ルトコンベヤ(11)により後方に搬出され、根部
(a)がわはロ−ラ(14)(14)に順次接当し根部
搬送帯(9a)と茎葉部搬送帯(9b)上に横倒れ状態
に載置されて他側がわに送られ、その搬送の途中でカッ
タ−(12)により茎葉部(b)が仕上げ切りされて、
根部(a)がわは縦搬送帯(8)に受継がれ切断された
葉は茎葉部搬送帯(9b)により縦搬送帯(8)の上方
を通過して外側方に排出され、縦搬送帯(8)に受継が
れた根部(a)がわは後方に向けて搬送ののち作業者に
よりコンテナ(13)内に収納されるようになる。
茎葉部(b)が掻上げられるとともにサブソイラ(7)
の振動によって根部(a)が浮き上がり茎葉部(b)が
引き抜き搬送帯(2)により挟持されて引き上げられ吊
持状態で後上方に搬送され、終端部近くでカッタ−(1
0)により茎葉部(b)が荒切りされてその切除葉はベ
ルトコンベヤ(11)により後方に搬出され、根部
(a)がわはロ−ラ(14)(14)に順次接当し根部
搬送帯(9a)と茎葉部搬送帯(9b)上に横倒れ状態
に載置されて他側がわに送られ、その搬送の途中でカッ
タ−(12)により茎葉部(b)が仕上げ切りされて、
根部(a)がわは縦搬送帯(8)に受継がれ切断された
葉は茎葉部搬送帯(9b)により縦搬送帯(8)の上方
を通過して外側方に排出され、縦搬送帯(8)に受継が
れた根部(a)がわは後方に向けて搬送ののち作業者に
よりコンテナ(13)内に収納されるようになる。
【0010】そして、前記の前処理装置(6)とサブソ
イラ(7)と引き抜き搬送帯(2)はシリンダ−装置
(15)により一体となって軸(16)を支点にして上
下調節可能でサブソイラ(7)の土壌中への侵入深さを
調節し、コンテナ(13)は積み降ろし機構(17)に
よって地面上に降ろしたり地面上のものの積み込みがで
きるようになり、(18)はこの積み込み機構(17)
に附設した作業者用の背もたれ(18a)付きのステッ
プであって、前記の縦搬送帯(8)により搬送されたも
のはこのステップ(18)上に立つ作業者によってコン
テナ(13)内に収納されるのである。
イラ(7)と引き抜き搬送帯(2)はシリンダ−装置
(15)により一体となって軸(16)を支点にして上
下調節可能でサブソイラ(7)の土壌中への侵入深さを
調節し、コンテナ(13)は積み降ろし機構(17)に
よって地面上に降ろしたり地面上のものの積み込みがで
きるようになり、(18)はこの積み込み機構(17)
に附設した作業者用の背もたれ(18a)付きのステッ
プであって、前記の縦搬送帯(8)により搬送されたも
のはこのステップ(18)上に立つ作業者によってコン
テナ(13)内に収納されるのである。
【0011】次に、(4)はポリマルチのような土壌被
膜(3)を切開する円盤状のカッタ−で、土壌表面に切
込んで転動することにより土壌被膜(3)を切開してい
くのであって、「図1」〜「図3」に示すように、引き
抜き搬送帯(2)の支持構体(19)の始端がわ外側部
に溶着した取付板(20)に締合ボルト(21)により
取付けて垂設する支持杆(22)の下端に中途部を樞着
した揺動杆(23)の下端に遊転自在に装着され、揺動
杆(23)上端がわと支持杆(22)の間に引張スプリ
ング(24)を介装してカッタ−(4)に下向きの押圧
力を付与し、また、前記締合ボルト(21)を抜いて差
し替えることによって支持杆(22)の垂下長が変更し
てカッタ−(4)が上下に調節可能になっている。な
お、(25)(26)は揺動杆(23)の揺動範囲を規
制するストッパ−である。
膜(3)を切開する円盤状のカッタ−で、土壌表面に切
込んで転動することにより土壌被膜(3)を切開してい
くのであって、「図1」〜「図3」に示すように、引き
抜き搬送帯(2)の支持構体(19)の始端がわ外側部
に溶着した取付板(20)に締合ボルト(21)により
取付けて垂設する支持杆(22)の下端に中途部を樞着
した揺動杆(23)の下端に遊転自在に装着され、揺動
杆(23)上端がわと支持杆(22)の間に引張スプリ
ング(24)を介装してカッタ−(4)に下向きの押圧
力を付与し、また、前記締合ボルト(21)を抜いて差
し替えることによって支持杆(22)の垂下長が変更し
てカッタ−(4)が上下に調節可能になっている。な
お、(25)(26)は揺動杆(23)の揺動範囲を規
制するストッパ−である。
【0012】また、(5)は前記カッタ−(4)によっ
て切開した土壌被膜(3)を巻取る巻取リ−ルで、「図
1」と「図4」〜「図6」に示してあるように、カッタ
−(4)後方の走行機台(1)の一側がわに装着され、
円盤(27)の回転軸芯部から等距離離れた箇所から数
本(例図では6本)の棒体(28)を外側方に突設し各
突出先端部を止着板(29)にそれぞれ溶着して截頭円
錐形の巻取り部(5b)を形成し、巻取リ−ル(5)は
電動モ−タ(M)からチエンケ−ス(30)内のチエン
によって矢印(イ)方向に回転し、その巻取リ−ル
(5)の軸(5a)は機体の進行方向に対して直交して
いる。
て切開した土壌被膜(3)を巻取る巻取リ−ルで、「図
1」と「図4」〜「図6」に示してあるように、カッタ
−(4)後方の走行機台(1)の一側がわに装着され、
円盤(27)の回転軸芯部から等距離離れた箇所から数
本(例図では6本)の棒体(28)を外側方に突設し各
突出先端部を止着板(29)にそれぞれ溶着して截頭円
錐形の巻取り部(5b)を形成し、巻取リ−ル(5)は
電動モ−タ(M)からチエンケ−ス(30)内のチエン
によって矢印(イ)方向に回転し、その巻取リ−ル
(5)の軸(5a)は機体の進行方向に対して直交して
いる。
【0013】そして、この巻取リ−ル(5)へ巻取る土
壌被膜(3)のガイドの役目は、巻取リ−ル(5)の後
方に設けるところの横軸ロ−ラ(31)と、その横軸ロ
−ラ(31)の前側に間隔をあけて設けた2本の縦軸ロ
−ラ(32)(32)とによって行わせている。これら
の横軸ロ−ラ(31)と縦軸ロ−ラ(32)はその全周
面にゴム材が焼付けられて遊転自在に装着してあって、
走行機台(1)に溶着した縦杆(33)の下端から横杆
(34)を外側方に向けて突設し、その横杆(34)の
外端部にくの字形取付板(35)の屈曲部を溶着すると
ともに、横杆(34)の基部から後上方に向け取付板
(36)を突設して、各取付板(35)(36)の上端
部との間に前記横軸ロ−ラ(31)を遊転自在に装着
し、前記横杆(34)の前面に縦のロ−ラ軸(37)
(37)を間隔をあけて立設して、このロ−ラ軸(3
7)(37)に縦軸ロ−ラ(32)(32)が遊転自在
に装着されている。
壌被膜(3)のガイドの役目は、巻取リ−ル(5)の後
方に設けるところの横軸ロ−ラ(31)と、その横軸ロ
−ラ(31)の前側に間隔をあけて設けた2本の縦軸ロ
−ラ(32)(32)とによって行わせている。これら
の横軸ロ−ラ(31)と縦軸ロ−ラ(32)はその全周
面にゴム材が焼付けられて遊転自在に装着してあって、
走行機台(1)に溶着した縦杆(33)の下端から横杆
(34)を外側方に向けて突設し、その横杆(34)の
外端部にくの字形取付板(35)の屈曲部を溶着すると
ともに、横杆(34)の基部から後上方に向け取付板
(36)を突設して、各取付板(35)(36)の上端
部との間に前記横軸ロ−ラ(31)を遊転自在に装着
し、前記横杆(34)の前面に縦のロ−ラ軸(37)
(37)を間隔をあけて立設して、このロ−ラ軸(3
7)(37)に縦軸ロ−ラ(32)(32)が遊転自在
に装着されている。
【0014】また、(C)はこの巻取リ−ル(5)に電
動モ−タ(M)からの回転動力を断続するクラッチ機構
で、スイッチ(S)のONにより電動モ−タ(M)への
通電を「切」して回転を停止し、OFFにより通電して
電動モ−タ(M)を起動するようにしている。
動モ−タ(M)からの回転動力を断続するクラッチ機構
で、スイッチ(S)のONにより電動モ−タ(M)への
通電を「切」して回転を停止し、OFFにより通電して
電動モ−タ(M)を起動するようにしている。
【0015】そして、このスイッチ(S)のON・OF
Fの作動は、前記横杆(34)の基部に縦溝(38a)
を形成した扇形状の板体(38)を溶着して、前記くの
字形取付板(35)の下端に外端がわを嵌合したクラッ
チ棒(39)の内端がわを前記縦溝(38a)に挿通し
て巻取リ−ル(5)の巻取り部(5b)に巻取る土壌被
膜(3)の緊張力によってクラッチ棒(39)が上動し
て接触することによりONし、下動によりOFFするよ
うにしている。
Fの作動は、前記横杆(34)の基部に縦溝(38a)
を形成した扇形状の板体(38)を溶着して、前記くの
字形取付板(35)の下端に外端がわを嵌合したクラッ
チ棒(39)の内端がわを前記縦溝(38a)に挿通し
て巻取リ−ル(5)の巻取り部(5b)に巻取る土壌被
膜(3)の緊張力によってクラッチ棒(39)が上動し
て接触することによりONし、下動によりOFFするよ
うにしている。
【0016】圃場における根菜は「図7」に示すよう
に、2列に植栽され土壌表面は土壌被膜(3)で覆われ
ている。そこで、この根菜列にそって機体を前進させる
と、根菜の茎葉部(b)は前処理装置(6)によって掻
上げられ土壌中に侵入するサブソイラ(7)の振動によ
って根部(a)が浮き上がり茎葉部(b)が引き抜き搬
送帯(2)に挟持されて引き上げられ後上方に向けて搬
送されるようになる。このとき、カッタ−(4)は「図
3」のように下向きの押圧力が付与されて土壌表面の高
低差に追従し土壌被膜(3)に切込んで切開し掘り取り
がわとそうでないがわとに縦割りしていくから、「図
8」のように、掘り取りがわの土壌被膜(3a)の端部
をクラッチ棒(39)の下側から横軸ロ−ラ(31)の
後面がわにそって引上げ2本の縦軸ロ−ラ(32)(3
2)の間を通して巻取り部(5b)を構成する棒体(2
8)間に差し込み電動モ−タ(M)により矢印(イ)方
向に回転する巻取リ−ル(5)によって、根菜を掘り取
ると同時に土壌被膜(3a)を巻取って回収する。
に、2列に植栽され土壌表面は土壌被膜(3)で覆われ
ている。そこで、この根菜列にそって機体を前進させる
と、根菜の茎葉部(b)は前処理装置(6)によって掻
上げられ土壌中に侵入するサブソイラ(7)の振動によ
って根部(a)が浮き上がり茎葉部(b)が引き抜き搬
送帯(2)に挟持されて引き上げられ後上方に向けて搬
送されるようになる。このとき、カッタ−(4)は「図
3」のように下向きの押圧力が付与されて土壌表面の高
低差に追従し土壌被膜(3)に切込んで切開し掘り取り
がわとそうでないがわとに縦割りしていくから、「図
8」のように、掘り取りがわの土壌被膜(3a)の端部
をクラッチ棒(39)の下側から横軸ロ−ラ(31)の
後面がわにそって引上げ2本の縦軸ロ−ラ(32)(3
2)の間を通して巻取り部(5b)を構成する棒体(2
8)間に差し込み電動モ−タ(M)により矢印(イ)方
向に回転する巻取リ−ル(5)によって、根菜を掘り取
ると同時に土壌被膜(3a)を巻取って回収する。
【0017】また、巻取りが進行して巻取り部(5b)
が径大になるなどして機体の前進速度よりも巻取り速度
が速くなると、巻取られる土壌被膜(3a)の緊張力が
強になりクラッチ棒(39)が上動してクラッチ棒(3
9)の内端がわがスイッチ(S)に接触しクラッチ機構
(C)は「切」して巻取りを停止し、そして、この停止
によって前記の緊張力が弱くなるとクラッチ棒(39)
は下動しクラッチ機構(C)は「入」して巻取りを再開
するのである。
が径大になるなどして機体の前進速度よりも巻取り速度
が速くなると、巻取られる土壌被膜(3a)の緊張力が
強になりクラッチ棒(39)が上動してクラッチ棒(3
9)の内端がわがスイッチ(S)に接触しクラッチ機構
(C)は「切」して巻取りを停止し、そして、この停止
によって前記の緊張力が弱くなるとクラッチ棒(39)
は下動しクラッチ機構(C)は「入」して巻取りを再開
するのである。
【0018】実施例のものは、このようにして土壌被膜
(3a)が掘り取りと同時に回収されるのであるが、一
旦クラッチ機構(C)により巻取りを停止すればタイマ
−を介して一定時間経過後に巻取りを再開するようにし
てもよく、また、機体の前進速度に巻取リ−ル(5)の
巻取り速度を同調させるように工夫してもよいのであ
る。
(3a)が掘り取りと同時に回収されるのであるが、一
旦クラッチ機構(C)により巻取りを停止すればタイマ
−を介して一定時間経過後に巻取りを再開するようにし
てもよく、また、機体の前進速度に巻取リ−ル(5)の
巻取り速度を同調させるように工夫してもよいのであ
る。
【0019】なお、根菜収穫機のサブソイラ(7)は
「図10」と「図11」に示すように偏心機構(40)
によって振動しながら、シリンダ−装置(15)により
上下動して土壌中への侵入深さが調節されるのである
が、その調節の目印としてのマ−カ−(41)が取付け
られており、掘り取り時における前方からの過負荷に対
してシャ−ピン(42)が折損し軸(43)を支点にし
て(ロ)のように回動することによりサブソイラ(7)
の上部がスイッチ(44)に接当しスイッチONにより
エンジンを停止するなどの安全対策がとられている。
「図10」と「図11」に示すように偏心機構(40)
によって振動しながら、シリンダ−装置(15)により
上下動して土壌中への侵入深さが調節されるのである
が、その調節の目印としてのマ−カ−(41)が取付け
られており、掘り取り時における前方からの過負荷に対
してシャ−ピン(42)が折損し軸(43)を支点にし
て(ロ)のように回動することによりサブソイラ(7)
の上部がスイッチ(44)に接当しスイッチONにより
エンジンを停止するなどの安全対策がとられている。
【0020】更に、この根菜収穫機に搭載するエンジン
(E)は、そのマフラ−(45)を走行機台(1)の一
側がわの掘り取りがわと反対がわに延出して排気するよ
うにしている。
(E)は、そのマフラ−(45)を走行機台(1)の一
側がわの掘り取りがわと反対がわに延出して排気するよ
うにしている。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように実施され
たもので、次に記載するような効果を奏する。
たもので、次に記載するような効果を奏する。
【0022】走行機台に植立する根菜の茎葉部を挟持し
て引き上げる引き抜き搬送帯を設けて、機体の前進によ
り順次掘り取るもので、引き抜き搬送帯の始端がわ下方
に土壌被膜を切開するカッタ−を取付け、該カッタ−に
より切開した掘り取りがわの土壌被膜を巻取る巻取リ−
ルを装着してあるから、根菜の掘り取りと同時に土壌被
膜を回収処理して、手作業で土壌被膜を取り除く労力が
省け収穫作業時における能率が飛躍的に向上する。
て引き上げる引き抜き搬送帯を設けて、機体の前進によ
り順次掘り取るもので、引き抜き搬送帯の始端がわ下方
に土壌被膜を切開するカッタ−を取付け、該カッタ−に
より切開した掘り取りがわの土壌被膜を巻取る巻取リ−
ルを装着してあるから、根菜の掘り取りと同時に土壌被
膜を回収処理して、手作業で土壌被膜を取り除く労力が
省け収穫作業時における能率が飛躍的に向上する。
【0023】また、土壌被膜を切開するカッタ−を上下
に調節可能にするとともに、下向きの押圧力を付与する
ことによって、土壌表面に対する切込み深さが調節でき
るものになりながら、土壌面の高低差に追従し土壌被膜
を確実に切開していくようになり切開を有効にする。
に調節可能にするとともに、下向きの押圧力を付与する
ことによって、土壌表面に対する切込み深さが調節でき
るものになりながら、土壌面の高低差に追従し土壌被膜
を確実に切開していくようになり切開を有効にする。
【0024】そして、巻取リ−ルをカッタ−の後方に設
け、かつ、その巻取リ−ルの軸を進行方向に直交させる
ことによって、切開した掘り取りがわの土壌被膜がダイ
レクトに具合よく巻取られる。
け、かつ、その巻取リ−ルの軸を進行方向に直交させる
ことによって、切開した掘り取りがわの土壌被膜がダイ
レクトに具合よく巻取られる。
【0025】更に、巻取リ−ルに回転動力を断続するク
ラッチ機構を介装し、そのクラッチ機構を巻取る土壌被
膜の緊張力により「切」する構成にすることによって、
機体の前進速度に合わせながら巻取るようになり、しか
も、クラッチ機構が巻取る土壌被膜の緊張力により
「切」して巻取り中に都合よくクラッチ機構が切れて、
操作の手間を省くとともに土壌被膜が切れて巻取りを中
断するようなことがない。
ラッチ機構を介装し、そのクラッチ機構を巻取る土壌被
膜の緊張力により「切」する構成にすることによって、
機体の前進速度に合わせながら巻取るようになり、しか
も、クラッチ機構が巻取る土壌被膜の緊張力により
「切」して巻取り中に都合よくクラッチ機構が切れて、
操作の手間を省くとともに土壌被膜が切れて巻取りを中
断するようなことがない。
【図1】根菜収穫機の側面図である。
【図2】土壌被膜を切開するカッタ−の拡大側面図であ
る。
る。
【図3】同カッタ−の作用説明図である。
【図4】巻取リ−ルの後方視図である。
【図5】巻取る土壌皮膜のガイド部とクラッチ機構の後
方視図である。
方視図である。
【図6】クラッチ機構の側面図である。
【図7】前方から見た作用説明図である。
【図8】巻取り開始時の作用説明図である。
【図9】クラッチ機構「切」時の作用説明図である。
【図10】サブソイラ部の側面図である。
【図11】同サブソイラの前方視図である。
【図12】エンジン部の後方視図である。
1 走行機台 b 茎葉部 2 引き抜き搬送体 3 土壌被膜 3a 土壌被膜(掘り取りがわ) 4 カッタ− 5 巻取リ−ル 5a 軸 C クラッチ機構
Claims (4)
- 【請求項1】 走行機台(1)に植立する根菜の茎葉部
(b)を挟持して引き上げる引き抜き搬送帯(2)を設
けて、機体の前進により順次掘り取るもので、引き抜き
搬送帯(2)の始端がわ下方に土壌被膜(3)を切開す
るカッタ−(4)を取付け、該カッタ−(4)により切
開した掘り取りがわの土壌被膜(3a)を巻取る巻取リ
−ル(5)を装着してあることを特徴とする根菜収穫機
の土壌被膜処理装置。 - 【請求項2】 カッタ−(4)を上下に調節可能にする
とともに、下向きの押圧力を付与したことを特徴とする
請求項1.記載の根菜収穫機の土壌被膜処理装置。 - 【請求項3】 巻取リ−ル(5)をカッタ−(4)の後
方に設け、かつ、その巻取リ−ル(5)の軸(5a)を
進行方向に直交させてあることを特徴とする請求項1.
記載の根菜収穫機の土壌被膜処理装置。 - 【請求項4】 巻取リ−ル(5)に回転動力を断続する
クラッチ機構(C)を介装し、そのクラッチ機構(C)
を巻取る土壌被膜(3a)の緊張力により「切」する構
成にしたことを特徴とする請求項1.記載の根菜収穫機
の土壌被膜処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25757396A JP3469998B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25757396A JP3469998B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000376905A Division JP3540267B2 (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080233A true JPH1080233A (ja) | 1998-03-31 |
JP3469998B2 JP3469998B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=17308157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25757396A Expired - Fee Related JP3469998B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3469998B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107690936A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-16 | 黑龙江北大荒众荣农机有限公司 | 一种覆膜甜菜收获机 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25757396A patent/JP3469998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107690936A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-16 | 黑龙江北大荒众荣农机有限公司 | 一种覆膜甜菜收获机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3469998B2 (ja) | 2003-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101656284B1 (ko) | 양파 수확장치 | |
KR20180045205A (ko) | 밭작물 줄기절단 겸 피복비닐 수거기 | |
US3751821A (en) | Raisin grape spreader | |
US3456429A (en) | Sugarcane harvesting apparatus | |
JPH1080233A (ja) | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 | |
US3527304A (en) | Machine for harvesting vine crops | |
JP2000295928A (ja) | 農用膜体の回収装置 | |
JP3540267B2 (ja) | 根菜収穫機の土壌被膜処理装置 | |
JPH0134575B2 (ja) | ||
US894262A (en) | Vegetable-harvesting machine. | |
JP2000270645A (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JP2000312521A (ja) | ねぎ収穫機の土落しドラム | |
JPH058806Y2 (ja) | ||
JP2578613Y2 (ja) | 結球野菜収穫機 | |
JP2606651Y2 (ja) | 人参収穫機における茎葉切断装置 | |
JP3417983B2 (ja) | 根菜収穫機の収穫部構造 | |
JP2777862B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JPH11206213A (ja) | ねぎ収穫機 | |
JP2001178227A (ja) | 根茎作物収穫機 | |
JP3334832B2 (ja) | 農産物収穫機 | |
JP2919222B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JPH05252812A (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JP2996425B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP2000060251A (ja) | 根茎作物収穫機 | |
JPH06209629A (ja) | だいこん収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |