JPH105174A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH105174A
JPH105174A JP8158420A JP15842096A JPH105174A JP H105174 A JPH105174 A JP H105174A JP 8158420 A JP8158420 A JP 8158420A JP 15842096 A JP15842096 A JP 15842096A JP H105174 A JPH105174 A JP H105174A
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JP
Japan
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slider
raising
operation lever
endoscope
cylinder
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Withdrawn
Application number
JP8158420A
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English (en)
Inventor
Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
Keiichi Arai
敬一 荒井
Nobuyuki Matsuura
伸之 松浦
Toshiyuki Nakajima
俊之 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH105174A publication Critical patent/JPH105174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作レバーをスムーズに動かすことができ、処
置具起上台の起上等の操作性が良い内視鏡を提供する。 【解決手段】 処置具挿通チャンネルの先端出口に対向
して回動自在に配置された処置具起上台16に先端が固
定された起上操作ワイヤ19の後端をシリンダ31の中
空部に沿って摺動自在のスライダ32に固定し、スライ
ダ32の後端に第1の回動部34で回動自在に一端を連
結した操作レバー33を第2の回動部36を介して支持
部材35の一端に連結し、支持部材35の他端を操作部
に固定されるシリンダ31に第3の回動部37で連結す
ることにより、操作レバー33の操作に対し、第2の回
動部36が第2及び第3の回動部36、37間の距離を
半径とした円弧に沿って移動し、これに伴ってスライダ
32は第1及び第2の回動部34、36間の距離Lを保
ってその軸上をスムーズに移動し、処置具起上台の起上
等の操作をスムーズに行うことができる構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡のチャンネル
に挿通される各種処置具の先端側を生体腔内に導出する
方向を規制する処置具起上操作機構を有する内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、処置具起上台を操作する操作手段
としては特開昭57−128128号公報に示すものが
知られている。従来の処置具起上操作手段で軸方向に移
動するスライダは所定の位置で回転する操作レバーに連
結されていた。操作レバーは回転運動しているのに対し
てスライダは軸方向にしか動かない。そのため操作レバ
ーとスライダの連結部にはスライダの凸部が操作レバー
に開けられた長円の穴にはめ込まれ、スライダの凸部が
操作レバーの長円の穴の中でズレることができる構成と
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の処置具起上操作
手段では操作レバーを操作したときスライダが軸方向に
動くと、スライダの凸部が操作レバーに設けられた長円
の穴の内部で摩擦されながらズレていくので凸部が長円
の穴に食いついたり、ところどころで操作レバーの操作
力量が非常に大きなものとなったりしてスムーズに操作
することが困難になり易いものとなっていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、操作レバーをスムーズに動かすことができ、処置具
起上台の起上等の操作性が良い内視鏡を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】内視鏡のチャンネルに挿
通される各種処置具を起上する処置具起上台を操作する
処置具起上操作装置を有する内視鏡において、処置具起
上台に一端が連結された操作ワイヤの他端に連結され、
操作部側に設けられたスライダと、このスライダを移動
自在にガイドする中空部を有するシリンダと、前記スラ
イダに対して回動自在の連結部を介して連結され、前記
スライダを前記中空部に沿って移動させる操作を行う操
作レバーと、2箇所で前記操作レバーと操作部とを回動
自在に連結する連結部を有する支持部材とを具備してい
る。
【0006】操作レバーを支持部材との連結部を支点と
して回動するような操作を行うと、支持部材は操作部と
の連結部を支点として円弧を描くように回動し、これに
伴って操作レバーと連結部で回動自在に連結されたスラ
イダは操作レバーとのなす角度が変化しながらスライダ
の軸方向に沿って移動する。
【0007】つまり、操作レバーを操作すると、支持部
材はその2箇所の連結部間の距離を半径とした円弧を描
くように回転し、これに応じて操作レバーにおける2箇
所の連結部間の距離を保つようにして操作レバーと連結
部で連結されたスライダは、その回動自在の連結部で操
作レバーとのなす角度が吸収されながら、スライダの軸
方向にスムーズに移動する。この移動により、操作ワイ
ヤも移動し、処置具起上台をスムーズに起上等させるこ
とができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1乃至図5は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の内
視鏡を示し、図2は先端部付近を示し、図3は処置具起
上操作装置を示し、図4はコネクタ部を示し、図5は挿
入部の一部を示す。
【0009】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡1は細長の挿入部2と、この挿入部2の後端
に形成された操作部3と、この操作部3の側部から延出
されたユニバーサルコード4と、このユニバーサルコー
ド4の端部に設けられたコネクタ部5とからなる。
【0010】挿入部2は硬質の先端部6と、この先端部
6の後端に隣接して形成された湾曲自在の湾曲部7と、
この湾曲部7の後端に形成された長尺で可撓性を有する
可撓部8とからなり、この可撓部8の後端は操作部3の
前端に固定されている。
【0011】図2に示すように先端部6には、この先端
部6を形成する先端部材に、照明を行う照明光学系9
と、観察を行う観察光学系11とが挿入部2の軸方向に
隣接して設けられ、挿入部2の軸と直交する側視方向を
観察及び照明する内視鏡を形成している。また、この観
察光学系11及び照明光学系9を洗滌するためのノズル
12が観察光学系11に対向するように設けられてい
る。
【0012】照明光学系9の内部には照明光を伝送する
図示しないライトガイドの先端が配置され、このライト
ガイドは挿入部2、操作部3、ユニバーサルコード4内
を挿通されてコネクタ部5のライトガイドコネクタ13
に至る。そして、このライトガイドコネクタ13を図示
しない光源装置に接続することにより、光源装置から供
給される照明光を伝送し、先端面からさらに照明光学系
9を経て側方に照明光を出射し、患部などの被写体を照
明する。
【0013】照明された被写体は観察光学系11により
その結像位置に光学像が結像される。この結像位置には
図示しないCCD等の撮像素子が配置され、光電変換す
る。この撮像素子は信号線の一端と接続され、この信号
線は挿入部2内等を挿通され、コネクタ部5の電気コネ
クタ部14に至る。そして、この電気コネクタ部14に
接続される図示しないスコープケーブルを介してビデオ
プロセッサ或いはカメラコントロールユニットに接続さ
れることにより、撮像素子で光電変換された撮像信号に
対する信号処理が行われ、標準的な映像信号が生成さ
れ、図示しないモニタの表示面には被写体像がカラー表
示される。
【0014】また、先端部6を形成する先端部材は観察
光学系11及び照明光学系9に隣接する側部が切り欠か
れて開口部15が設けられ、処置具の突出方向を規制す
るための処置具起上台16が回動自在に配置されてい
る。
【0015】そして、操作部3の前端付近に設けた処置
具挿通口17から各種の処置具を挿入することにより、
この処置具挿通口17と連通するチャンネル内を経て処
置具の先端側は開口部15内で開口するチャンネル出口
からこのチャンネル出口に対向して配置された処置具起
上台16によりその突出方向が規制される。
【0016】この処置具起上台16はその基端付近が軸
孔18(図3参照)に嵌合する軸により先端部材に対し
て回動自在に支持され、かつ処置具起上台16の先端側
付近は起上操作ワイヤ19の一端が固定され、この起上
操作ワイヤ19を牽引する操作を行うことにより、処置
具起上台16の傾きを可変して、処置具の先端側の突出
方向(導出される方向)を規制できる処置具起上機構2
1(図3参照)を形成している。
【0017】この起上操作ワイヤ19は挿入部2内を挿
通され、操作部3の前端付近に設けた起上操作を行う起
上操作装置22に連結されている。なお、挿入部2内に
設けられたチャンネルは操作部3の前端付近で、処置具
挿通口17と連通するチャンネルと、操作部3側に伸び
る吸引チャンネルとに分岐し、この吸引チャンネルは操
作部3の後端側の側部に設けた吸引制御ボタン23を経
てユニバーサルコード4側に延出され、コネクタ部5の
吸引口金24に至る。
【0018】この操作部3には、術者が把持する把持部
25の後端(図1では上部)側に湾曲部7の湾曲操作を
行うアングルノブ26が設けられ、また吸引制御ボタン
23に隣接して送気・送水の制御を行う送気・送水制御
ボタン27が設けられ、さらに操作部3の後端(或いは
頂部)にはビデオプロセッサ或いはカメラコントロール
ユニットに静止画の指示信号等を送る画像制御スイッチ
28等が設けられている。
【0019】なお、上記送気・送水制御ボタン27に接
続される送気・送水管路はユニバーサルコード4側の端
部はコネクタ部5の送気・送水口金29に接続され、挿
入部2側の端部はノズル12に接続されている。
【0020】本実施の形態では処置具起上機構21は図
3に示すような構造になっている。処置具起上台16に
その先端が連結された起上操作ワイヤ19の後端は起上
操作装置22を形成し、操作部3に固定されるシリンダ
31の中空部内でその軸方向に摺動自在に配置されたス
ライダ32の前端(図3では下端)に接続されている。
【0021】このスライダ32の後端側はシリンダ31
の後端開口(図3では上端開口)から突出し、このスラ
イダ32の端部(図3では頂部)には操作レバー33の
一端がピン孔及びこのピン孔に嵌合させたピン等の回動
自在の支持手段により回動自在に連結されており、第1
の回動部34を形成している。この操作レバー33の他
端側に至る途中には支持部材35の一端がピン孔及びこ
のピン孔に嵌合させたピン等で回動自在に連結されてお
り、第2の回動部36を形成している。
【0022】この支持部材35の他端は操作部3に固定
されるシリンダ31にピン等で回動自在に連結されてお
り、第3の回動部37を形成している。シリンダ31の
中空部における上方寄りの内周壁面に溝を設けた周溝部
38が設けられ、この周溝部38にはOリング39がは
め込まれ、スライダ32とシリンダ31間を水密に保持
している。
【0023】このシリンダ31の下端開口部分には起上
操作ワイヤ19をガイドするガイドチューブ40の後端
が固着され、このガイドチューブ40は挿入部2内を挿
通され、その先端は先端部6の開口部15の周辺で開口
し、起上操作ワイヤ19の先端側が露出し、処置具起上
台16に連結されている。
【0024】またシリンダ31の中空部における周溝部
38が設けられた位置より先端側となる例えば(長手方
向の)中央位置付近には側部方向に開口する開口部41
が設けられ、この開口部41には口金42が突出するよ
うに取り付けられ、この口金42に洗滌装置を接続し、
洗滌液を送液することによりガイドチューブ40内を洗
滌できるようにしている。
【0025】本実施の形態ではコネクタ部5は図4に示
すような構造にしている。図4(A)はコネクタ部5を
拡大して示し、図4(B)は図4(A)におけるA−A
方向からの矢視図である。
【0026】コネクタ部5におけるユニバーサルコード
4側の外周には吸引管路に連結されている吸引口金2
4、送気・送水管路に連結されている送気・送水口金2
9、送ガス管路に連結されている送ガス口金44が、コ
ネクタ部5の横断面においてそれぞれ異なる方向に向け
られて配置され、かつコネクタ部5の軸方向の位置もそ
れぞれずらして配置されている。
【0027】このように各管路はコネクタ部5の内周で
管路同志が近づき過ぎることがないので組み立て作業性
が良い。また洗滌する際も隣の口金が邪魔になるような
事がないため洗滌ブラシの挿通などが容易で洗滌性の良
好なコネクタ部5を提供できる。
【0028】また、図5は挿入部2の拡大図を示してい
る。挿入部2には先端から100mm毎、あるいは50
mm毎等の所定距離毎に指標45がリング状にペイント
等して設けられている。指標45は先端側から順に例え
ば青、黄、赤、白という様に色分けしてある。また色分
けしてある指標45に先端からの距離を並記してもよ
い。
【0029】色分けした指標45が先端から何mmの位
置にあるかを記憶しておければ、顔を挿入部2に近づけ
て指標45のところに書いてある数字を確認しなくても
どのくらい体腔内に内視鏡1の挿入部2を挿入したかを
確認でき、挿入作業が行い易い。
【0030】本実施の形態では処置具を起上等の操作を
行う起上操作装置22が処置具起上台16に先端が接続
された起上操作ワイヤ16の後端をシリンダ31の中空
部内で、摺動自在にガイドされるスライダ32に連結
し、このスライダ32の後端に回動自在に操作レバー3
3を連結し、かつこの操作レバー33と操作部3に固定
されるシリンダ31とを支持部材35でそれぞれの連結
部(具体的には第2の回動部36及び第3の回動部3
7)で回動自在に連結した構造にして、操作レバー33
を第2の回動部36を支点として回動させるような操作
を行うと、第2の回動部36は支持部材35における2
つの連結部間の距離を半径として第3の連結部37を支
点として円弧を描くようにスムーズに回動し、この回動
により操作レバー33と連結されたスライダ32の後端
(具体的には第1の回動部34)は操作レバー33の2
箇所の連結部の距離(具体的には図3のL)を保って、
スライダ32の軸上を移動し、この移動の際にスライダ
32と操作レバー33とのなす角度の変化を第1の回動
部34の回動機能により吸収して、操作レバー33をス
ムーズに動かすことができ、かつスライダ32をスムー
ズに動かすことができるようにしていることが特徴とな
っている。
【0031】次に本実施の形態の作用を説明する。図3
(A)の状態から操作レバー33の(第1の回動部34
と反対側の)端部を押し下げる操作を行うと、スライダ
32がシリンダ31の中空部に沿って摺動し、これによ
りスライダ32はそのスライダ32の軸上を上方に移動
し、図3(B)の状態になる。
【0032】より具体的には操作レバー33を第2の回
動部36を支点として下側に押し下げるような操作を行
うと、第2の回動部36は支持部材35における2つの
回動部36、37間の距離を半径として第3の連結部3
7を支点として円弧を描くようにスムーズに回動する。
この回動(回転)の角度を図3(A)中で角度θで示し
ている。
【0033】この回動により操作レバー33と第1の回
動部34で連結されたスライダ32の後端は操作レバー
33の2箇所の回動部間の距離Lを保って、スライダ3
2の軸上を上方側に移動し、この移動の際にスライダ3
2と操作レバー33とのなす角度の変化を第1の回動部
34の回動機能により吸収して、操作レバー33及びス
ライダ32はスムーズに動く。
【0034】このスライダ32が上方側に移動すると、
このスライダ32に連結された起上操作ワイヤ19も上
方に移動し、つまり起上操作ワイヤ19を牽引して、こ
の起上操作ワイヤ19の先端が接続された処置具起上台
16をスムーズに回動させることができる。
【0035】このように操作レバー33を押し下げる等
の操作に対し、スライダ32をその軸線上に沿ってスム
ーズに移動させることができるようにしているので、操
作レバー33に無理な力を加えることなく、操作(移
動)できる。つまり、操作レバーのスムーズな動き、或
いは良好な操作性を実現している。また、少ない部品点
数で、操作性の良好な処置具起上操作装置22を形成し
ている。
【0036】図3(A)に示す倒置状態に対応している
処置具起上台16は起上操作ワイヤ19が操作レバー3
3側に牽引移動されることにより、処置具起上台16は
回転軸の周りで反時計回り方向に回転し、図3(B)に
示すように起上状態に対応した状態となる。
【0037】つまり、図3の2点鎖線で示す処置具46
は図3(A)の処置具起上台16により、その凹面状の
ガイド面により規制されて、斜め前方(図3(A)中で
は斜め右下)側に突出する倒置状態から処置具起上台1
6が反時計回り方向に回転することにより、側方側に起
上した方向にその先端側が突出する状態に設定できるよ
うになる。操作レバー33を押し下げる角度を変えるこ
とにより、処置具起上台16の起上角度或いは回動角度
を可変制御でき、処置具の先端側の突出方向を術者が望
む方向に設定できる。内視鏡検査後には口金42には送
水チューブが取り付けられ、ガイドチューブ40内を洗
滌するための洗滌液が送水される。洗滌液はシリンダ3
1内ではスライダ32とシリンダ31がOリング39で
シールされているのでガイドチューブ40側に流れてい
き、ガイドチューブ40先端の開口から放出される。こ
の流れでガイドチューブ40内を洗滌できる。
【0038】本実施の形態は以下の効果を有する。操作
レバー33の支点、即ち第2の回動部36が移動可能な
のでスライダ32と操作レバー33との連結部にガタを
持たせなくてスライダ32をその軸方向に移動可能であ
る。ガタが無い分、可動部の摩擦を小さくでき余計な抵
抗が無くスムーズな処置具起上操作が可能であり操作性
の良い処置具起上操作機構を実現できる。
【0039】部品点数が少ないので処置具起上操作装置
22全体を小型化することができる。よって操作部3を
小型、軽量化でき、操作性が向上する。スライダ32の
軸方向と垂直或いは斜め方向に無理な力がかからないの
でスライダ32とシリンダ31間の水密を確保しやすく
ガイドチューブ40内の洗滌の際、スライダ32の上方
から水が漏れるようなことが無くメンテナンス性の良好
な処置具起上操作機構を提供できる。
【0040】(第2の実施の形態)図6(A)及び図6
(B)は本発明の第2の実施の形態における処置具起上
操作装置51を示す。本実施の形態は第1の実施の形態
における操作レバー33とは異なる操作レバー52を有
する。この操作レバー52は操作レバー33の場合と同
様に第1の回動部34と第2の回動部36を有するが、
この操作レバー52は第1の回動部34側にレバーが伸
びていて、第2の回動部36側は短くカットされてい
る。その他の構成は第1の実施の形態と同じ構成であ
り、同じ部材には同じ符号を付けてその説明を省略す
る。
【0041】次に作用を説明する。図6(A)は処置具
起上台16を倒置した状態の場合で示しており、操作レ
バー52を上方に持ち上げることにより図6(B)に示
すようにスライダ32が上方に移動し、起上操作ワイヤ
19を引き上げて処置具起上台16を起上させることが
できる。
【0042】本実施の形態は第1の実施の形態と同じ効
果を有する。 (第3の実施の形態)図7は本発明の第3の実施の形態
における処置具起上操作装置61を示しており第1の実
施の形態における支持部材35、スライダ32、シリン
ダ31以外の基本構成は同じである。
【0043】支持部材35、スライダ32、シリンダ3
1に対応する部材は本実施の形態ではそれぞれ支持部材
62、スライダ63、シリンダ64とする。シリンダ6
4上方にはネジ部65が設けられ、そこにスライダ63
が挿通可能に加工された開口部を有する蓋部材66が上
記ネジ部65に螺合して取り付けられている。
【0044】シリンダ34と蓋部材66の間にはリング
状の弾性部材67が挟まれ保持されている。弾性部材6
7の内径はスライダ63の外径よりも小さく成形され、
スライダ63との間で適宜の摺動抵抗を有し、操作レバ
ー33を操作してスライダ63を移動した場合に、操作
レバー33から手を離しても摺動抵抗によりスライダ6
3をその状態に保持できるようにしている。
【0045】支持部材62、スライダ63は第1の実施
の形態のものより軸方向に長いだけで、それぞれ支持部
材35、スライダ32と基本的には同じ構造である。本
実施の形態はスライダ63は弾性部材67との間に、一
定の摺動抵抗を有するので処置具起上台16を所望の角
度で起上状態を保持しておくことができ、操作性が良い
という効果がある。その他は第1の実施の形態と同様な
効果を有する。
【0046】なお、図1では処置具起上操作装置22を
処置具挿入口17付近、つまり操作部3の前端付近に設
けているが、把持部25より後方側のアングルノブ26
等が設けられた付近に設けるようにして、アングルノブ
26等の操作の場合と同様に把持した手の(把持部25
を把持に使用していない)指で、アングルノブ26等の
操作の把持状態から握り変えることなく、操作できるよ
うにしても良い。
【0047】[付記] 1.内視鏡のチャンネルに挿通される各種処置具を起上
する処置具起上台を操作する処置具起上操作装置を有す
る内視鏡において、処置具起上台に一端が連結された操
作ワイヤの他端に連結され、操作部側に設けられたスラ
イダと、このスライダをガイドする中空部を有するシリ
ンダと、前記スライダに対して回動自在に連結部を介し
て連結され、前記スライダを前記中空部に沿って移動さ
せる操作を行う操作レバーと、2箇所で前記操作レバー
と操作部とを回動自在に連結する連結部を有する支持部
材とを具備したことを特徴とする内視鏡。
【0048】2.連結部材と連結している操作部は上記
シリンダである付記1記載の内視鏡。 3.シリンダには操作ワイヤをガイドするチューブと、
チューブ内を洗滌するための送水口と、スライダとシリ
ンダ間を水密に保つシール部材を有する付記1記載の内
視鏡。
【0049】(付記1〜3の効果)操作レバーの支点が
移動可能なのでスライダと操作レバーの連結部にガタを
持たせなくてもスライダは軸方向に移動可能である。ガ
タが無い分、可動部の摩擦を小さくでき、またスライダ
に対して、スライダの軸方向と垂直或いは斜め方向に無
理な力が加わらないためスムーズな処置具操作が可能で
ある。
【0050】部品点数が少ないので処置具起上操作操作
全体を小型化、軽量化でき、さらに内視鏡操作部の小型
化、軽量化にもなるので操作性が向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡のチャンネルに挿通される各種処置具を起上する処
置具起上台を操作する処置具起上操作装置を有する内視
鏡において、処置具起上台に一端が連結された操作ワイ
ヤの他端に連結され、操作部側に設けられたスライダ
と、このスライダを移動自在にガイドする中空部を有す
るシリンダと、前記スライダに対して回動自在の連結部
を介して連結され、前記スライダを前記中空部に沿って
移動させる操作を行う操作レバーと、2箇所で前記操作
レバーと操作部とを回動自在に連結する連結部を有する
支持部材とを具備しているので、各回動自在の連結部で
それぞれの部材を回動させることにより操作レバーの動
き、スライダの動き等をスムーズに行うことができ、ス
ムーズな処置具操作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡を示す全体
構成図。
【図2】内視鏡の先端部付近を示す斜視図。
【図3】操作レバーを操作する前及び操作した状態にお
ける処置具起上機構を示す断面図。
【図4】コネクタ部を拡大図及びA−A方向から見た
図。
【図5】挿入部の先端側を拡大して示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における操作レバー
が異なる状態での処置具起上操作装置を示す断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における処置具起上
操作装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 6…先端部 9…照明光学系 11…観察光学系 15…開口部 16…処置具起上台 17…処置具挿入口 19…起上操作ワイヤ 21…処置具起上機構 22…処置具起上操作装置 31…シリンダ 32…スライダ 33…操作レバー 34、36、37…回動部 35…支持部材 39…Oリング 40…ガイドチューブ 42…口金
フロントページの続き (72)発明者 中島 俊之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡のチャンネルに挿通される各種処
    置具を起上する処置具起上台を操作する処置具起上操作
    装置を有する内視鏡において、 処置具起上台に一端が連結された操作ワイヤの他端に連
    結され、操作部側に設けられたスライダと、このスライ
    ダを移動自在にガイドする中空部を有するシリンダと、
    前記スライダに対して回動自在の連結部を介して連結さ
    れ、前記スライダを前記中空部に沿って移動させる操作
    を行う操作レバーと、2箇所で前記操作レバーと操作部
    とを回動自在に連結する連結部を有する支持部材とを具
    備したことを特徴とする内視鏡。
JP8158420A 1996-06-19 1996-06-19 内視鏡 Withdrawn JPH105174A (ja)

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