JPH10512786A - 特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う方法および装置 - Google Patents

特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う方法および装置

Info

Publication number
JPH10512786A
JPH10512786A JP8523256A JP52325696A JPH10512786A JP H10512786 A JPH10512786 A JP H10512786A JP 8523256 A JP8523256 A JP 8523256A JP 52325696 A JP52325696 A JP 52325696A JP H10512786 A JPH10512786 A JP H10512786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
plunger
fluid
buffer
measurement channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8523256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3860835B2 (ja
Inventor
エンク,ディートマル
Original Assignee
エンク,ディートマル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エンク,ディートマル filed Critical エンク,ディートマル
Publication of JPH10512786A publication Critical patent/JPH10512786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3860835B2 publication Critical patent/JP3860835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/48Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for varying, regulating, indicating or limiting injection pressure
    • A61M5/482Varying injection pressure, e.g. by varying speed of injection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/48Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for varying, regulating, indicating or limiting injection pressure
    • A61M5/486Indicating injection pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/58Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision
    • A61M2205/583Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision by visual feedback
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/58Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision
    • A61M2205/583Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision by visual feedback
    • A61M2205/585Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision by visual feedback having magnification means, e.g. magnifying glasses

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 特に医療応用のための、流体(4a)の圧力制御された操作のための方法および装置。この装置は、流体(4a)を含む体積可変の容器(1a)と、流体(4a)に対する圧力を生成するための圧力生成装置(2a)と、流体(4a)を受入れおよび/または排出するための開口部(1c)と、容器(1a)に接続され予め定められた断面を有する測定チャネル(2e)と、測定チャネル(2e)と連通する予め定められた体積を有するバッファ(2d)とを有し、測定チャネル(2e)およびバッファ(2d)は圧縮可能な媒体で満たされている。圧力生成装置は、容器(1a)に押し込むことができる好ましくはピストン(2a)であり、ピストンは封止手段(2c)により容器(1a)の内壁に封止されている。本発明に従い、特定的な医療用シリンジが改良され、流体(4a)を特に均一的にかつ正確に制御可能な圧力で、たとえば人体(9)の腔(10)に注入できる。圧力は、たとえば目盛(2k)により、測定チャネル(2e)内の流体(4a)および圧縮可能な媒体間の境界層(8)の位置を判断することにより読出すまたは測定することができる。測定チャネル(2e)の内径に関するバッファ(2d)の大きさは、注入の際の測定の精度および勢い低下特性を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】 特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う方法および装置 本発明は、圧力制御可能な流体の取扱方法および装置に関する。この装置は特 に、液体または気体であり得る流体を均一的にかつ安定して、具体的には圧力を 制御して注入することを可能にする。この装置を用いて、カニューレを挿入する ためのプローブとしておよびカテーテルを装着するときに、また別の方法で使用 することもできる。特定的には、この発明は医療目的のシリンジ(注入器、注射 器)のさらなる開発に関する。好ましい応用分野は麻酔である。 流体を扱うための既知の装置、特にシリンジには、流体を受入れ送り出すため の容器が、容器内に押し込むことができ封止手段により容器の内壁に対して封止 されたプランジャと共に設けられている。これは大抵、流体が使用前に一定時間 貯蔵されているところで使用される。医療に応用する以外にも、潤滑成分のため の装置、または流体を正確に圧力制御して投与するための装置であることが可能 である。こうした応用例の場合、投与する量に加え、注入時の流体の圧力、圧力 の変化、または流体注入速度が重要である。たとえば流体注入の際の損傷を防止 するためには、これらパラメータを頻繁に調節およびモニタしなければならない 。 既知の装置の動作および使用について、脊椎麻酔の例を用い、シリンジに関し て以下で説明する。 脊椎麻酔中によく見られる、神経節前交感神経繊維の遮断(すなわち、交感神 経遮断作用)の結果生じる血管の膨張を原因とする、通常は突然発生する反射性 の頻拍を伴なう血圧低下は、この麻酔方法においては望ましくなく時には危険な 合併症である。したがって麻酔士達はすべて、より制御性に優れ麻酔の分布をう まく予測でき、特に心臓性および循環の疾患を有する患者に対しこうして得るこ とができる循環の安定性の向上を伴う、脊椎麻酔法を求めている。 等比重局所麻酔法と比較して、グルコースを添加することにより流体よりも重 くされ結果好ましくはより深い領域に分布するいわゆる高比重局所麻酔薬を使用 するだけでは、期待されたような脊椎麻酔法のより優れた制御は、臨床では得ら れない。 ある試験管内テストによれば、細いとげ状の針を用いる現在の標準的な注入技 術は、流体空間において局所麻酔薬の顕著な渦を生じさぜ、その結果、高比重の 局所麻酔でさえ完全にまたは少なくとも広範囲にわたり流体と混ざってしまう。 この注入技術は、渦をほとんどまたは全く伴わずに流体が高比重の局所麻酔薬の 下になるようにし、そうすることによって、患者の姿勢を適切に動かして麻酔薬 の分布に成功するための必須条件を整えるには適切ではない。高速度で注入する 結果として生じる注入の流れはさらに、神経反応または障害さえも引き起こす可 能性がある。 具体的には、細いとげ状の針を用いると注入の乱流は太い針と比較した場合同 じ注入速度ではより急速に発生するものであるが、この細いとげ状の針を用いて 低速度かつ均一的に注入すると、流体における局所麻酔薬の渦、および注入の流 れにより起こり得る神経反応または障害を防止できる。細いとげ状の針を用いる ときには、従来のシリンジではこのような低速度かつ均一的な注入は手動では不 可能である。なぜなら、シリンジのプランジャに対する圧力の最小限の変化(指 により生じる圧力の変化)が結果として流体における局所麻酔薬の渦を生じさせ る、注入の流れにおける不均一性をもたらすからである。 低速度の注入では、注入速度の何らかの安定化は、気体による勢い低下により 可能であることは既知である。そのためには、局所麻酔薬に加え、三方タップ( 90度オフセットされている)により数ミリリットルの空気をシリンジ内に引き 込み、シリンジをとげ状の針の上に垂直に設置して、注入中空気が局所麻酔薬と プランジャとの間に来るようにする。したがってプランジャは常に、局所麻酔薬 のレベルがゆっくりと低下するのがシリンジ内で観察できるのに十分なところで 押圧されることになる。 左半身の神経繊維と右半身の神経繊維との間には僅か数ミリメートルの距離し かないため、「正確な」すなわち運動、感覚および自律神経の(特に交感神経の )片側だけの脊椎麻酔は、何らかの技術または何らかの装置および補助器具の有 効性が、これらを用いて得ることができる脊椎麻酔の制御および予測について検 証できる、臨床応用例である。「正確な」片側の脊椎麻酔への応用を可能にする 方法はまた、従来の両側の脊椎麻酔の制御、ひいては安全性を向上させるのに適 している。 我々独自の臨床研究によれば、患者が横になっている場合、横方向に出口開口 を有する細いとげ状の針(27 G whiteacre)を用い、上記のように気体により勢 いが低下され、低速で均一的な高比重局所麻酔薬の注入(約0.5ml/分)を 行なうと、完全にまたは少なくとも大部分片側の運動および感覚を遮断すること ができ、さらに麻痺していない側に対する望ましくない交感神経遮断性効果は最 小にされるかまたは完全に回避可能でさえあり、患者の姿勢を調節することによ り発生する脊椎麻酔のレベルが以前よりも制御しやすくなることが示されている 。 このような注入にはより多くの時間が必要となるが、感覚および運動の遮断を 発生させるためのイニシエーションタイムがより短いため、全体としては時間的 利益が得られる。先の結果により、流体空間に目標を定めて局所麻酔薬を適用す ることにより、所要の局所麻酔薬の量を低減できることが考えられる(より小さ な体積またはより低い濃度)。この注入技術ではまた、高比重局所麻酔薬を用い た今までの通常の場合よりも、より低濃度のグルコースの混合物を使用したとき に信頼性高く局所麻酔薬が流体の下になるようにでき、そのため、高比重ではな く等浸透圧局所麻酔薬を使用することが可能である。神経繊維に対する望ましく ない高浸透圧効果はこのようにして排除される。 気体により勢いを低下させる注入として述べた当座凌ぎの解決法は適切である ことがわかるが、とげ状の針、三方タップおよびシリンジという非実際的な構成 を用いた非人間工学的で困難な作業が必要である。したがって、人間工学的にか つ通常の態様で扱うことができ、局所麻酔薬を低速で均一的にまたは安定して、 注入圧力を信頼性高く制御して注入することを可能にする装置、特にシリンジが 望ましい。 プランジに挿入または装着されるゴムまたは弾性の要素を備えた現在利用でき るシリンジ(DE27 14 818 A1、DE32 00 651 A1) は、注入圧力を幾分正確に示すことを可能にしているが、注入圧力、特にたとえ ば脊椎麻酔においてプランジャに僅かに作用する小さな圧力変化などの意図的な 安定化は非常に限定されている。このようなシリンジのしばしば複雑になる構成 、および必然的に精密かつコストの高い製造は、例として脊椎麻酔のような何ら かの応用例に対し現在要求されている衛生基準などを満たす、無菌の使い捨て製 品 のようなシリンジの使用を不可能にする。 我々独自の試験管内実験により示されるように、気体によるプランジャの勢い 低下が行なわれるシリンジ(未公開のドイツ出願P 44 28 467.5参 照)は、注入圧力の安定化をもたらし、流体(たとえば局所麻酔薬)の低速かつ 均一的な注入を自由裁量で行なうことを可能にする。シリンジバレル内で互いに 前後に接続され、空気により完全に分離された2つのプランジャを用いると、プ ランジャ間に存在する圧縮された空気により、後部プランジャ(圧縮プランジャ )に対し指により与えられる圧力は常に、前部プランジャ(注入プランジャ)に 対し常に勢いが低下した態様で作用する。プランジャ間に存在する空気の体積を 変化させ、2つのプランジャが直接接触しないようにする一方で前部プランジャ の長さを許容でき維持できる最大圧縮の間接的な尺度として利用することにより 、所望の注入速度の調節および維持が可能になる。シリンジの正確な機能には、 シリンジバレルがプランジャの配置経路全体と全く同じ大きさであること、およ びある注入速度に対するプランジャ間のある体積の空気が必要とされる。こうし た比較的進歩した製造要求は、大量生産される低コストの使い捨てシリンジより も、気体によるプランジャの勢い低下が行なわれるようなシリンジを遙に高価格 にする。 低速度かつ均一的な注入という問題に対し現在利用できる解決策は、たとえ送 出量が少なくとも正確な動作ができる注入ポンプである。こうしたポンプはまた 技術的には非常に複雑であるため、製造およびサービスには費用がかかり、脊椎 麻酔中の状態に関しては、処理が非常に困難かつ非常に時間がかかる。 本発明の目的は、特に人体に対する注入および他の医療手続中に流体を圧力制 御可能な態様で取扱うことができる方法および装置を提供することである。 この目的は、請求項1の特徴を有する方法および請求項6の特徴を有する装置 により達成される。本発明の有利な実施例およびさらなる発展例は、それぞれの 従属請求項またはこれら請求項の特徴の組合せにより明らかになるであろう。 本発明は流体の圧力制御可能な取扱の方法を提供するものであり、 体積可変の容器内に位置する流体は出口での圧力により、この圧力の流体への 作用により利用可能とされ、 容器は予め定められた断面を有する測定チャネルに接続され、 測定チャネルは予め定められた体積を有するバッファと連通しており、 測定チャネルおよびバッファは圧縮可能な媒体で満たされており、 このため、圧力の影響、測定チャネルの断面、およびバッファの体積の大きさ 次第で、流体は少なくとも部分的に測定チャネルに侵入する。 このようにして、流体の圧力制御可能な取扱のための装置がまた提供され、装 置は、 流体を受入れるための体積可変の容器と、 流体に作用する圧力を生成するための圧力生成手段と、 流体が入りおよび/または出るための出入口と、 容器に接続される予め定められた断面を有する測定チャネルと、 測定チャネルと連通する予め定められた体積のバッファとを有し、 測定チャネルおよびバッファは圧縮可能な媒体で満たされている。 本発明は以下において、本発明に従うシリンジの動作モード、およびこのシリ ンジを用いた作業のための異なる方法について説明される。しかしながら本発明 は、示された好ましい実施例および応用分野に限定されるものではなく、同じま たは同様の問題を有するその他相当する特にまた非医療分野のためにも利用でき るものである。 この装置とは脊椎麻酔のためのシリンジであり、これを用いれば、局所麻酔薬 が渦状になり結果として望ましくなく予測できない脊椎麻酔薬の分布および注入 の流れによる神経繊維の障害を避けるために、さらなる技術または補助を用いな くとも、特定的には細いとげ状の針を用いて局所麻酔薬をゆっくりとかつ均一的 に手動で脊椎流体に注入できる。シリンジは製造技術用語では単純なものであり 、大量生産によって十分な精度を有するシリンジを低コストで製造できる。 ある有利な実施例においては、シリンジは勢い低下および圧力測定手段を備え 、シリンジのプランジャ内に位置し体積が固定されるかまたは可変であるバッフ ァ(圧縮可能な媒体で満たされた中空空間)と、シリンジバレル内に位置するプ ランジャ側に設けられ、バッファ内に通じており、バッファ内の中心または中心 から外れてあり両側が開放されている測定チャネルとを有する。バッファおよび 測 定チャネルは、特定的には大気圧の空気である圧縮可能な媒体で満たされている 。 プランジャを後退させることにより、シリンジの外壁およびプランジャのベー スにより形成される容器が拡大し、シリンジ内に低圧力が発生することにより、 たとえば局所麻酔薬といった液体を従来のシリンジと同様迅速にシリンジバレル 内に引き上げることができる。 たとえば垂直に保持されたシリンジが流体を受入れると、今シリンジバレルに 引き上げられた流体が、プランジャのバッファ内に通じる測定チャネルの液体に 面する前部開口を封止する。測定チャネルのこの開口は、シリンジが流体を受入 れたとき流体が測定チャネルに入り込む可能性があるため、流体の粘度次第では ある直径を越えることはできない。前部開口がたとえば僅か1−3mm2のあま り大きくない直径を有する場合、流体の表面張力は封止には十分である。シリン ジの有利なさらなる発展例に従い、さらなる分離手段、たとえば弾性のストッパ または1滴の油が気体注入とともに使用される。分離手段は、勢い低下効果およ び圧力測定の精度が殆ど変わらないように選択しなければならない。分離手段は 、通常発生する力に比べて摩擦が無視できるほどで測定チャネル内に簡単に押し 込むことができなければならない。 測定チャネルおよびプランジャのバッファ内にある空気を閉じ込めることによ り、このシリンジを用いた場合プランジャ内には勢い低下要素および圧力測定手 段両方が存在することになる。 プランジャをシリンジバレルに押し込んだ場合すなわち容器の大きさが減少し た場合、比較的高い流動抵抗を有する小さな管腔カニューラを通して液体を注入 する圧力はある量だけ超過し、測定チャネルは比較的低い流動抵抗を有するため に流体は部分的に測定チャネル内に押し入れられる。このようにして、測定チャ ネル内の空気が移動し、その結果測定チャネルおよびバッファ内に位置する空気 の圧縮が発生する。この圧力によってある程度の空気圧縮が得られるものである が、この圧力がその後超過すれば、測定チャネルに侵入していた流体は、測定チ ャネルおよびバッファ内の圧縮された空気の減圧により再び測定チャネルから押 し出される。 一方では、プランジャがシリンジバレル内にあまりにも急速に押し込まれると きの手動による注入には避けることができない、プランジャに作用し、その結果 流体に作用する圧力のこのような急速な変化の勢いが、効果的に減じられる。さ らに、勢いを低下させかつ圧縮可能な媒体のような、流体と空気との直接の摩擦 接触の手段により、顕著な勢い低下効果が得られる。他方、シリンジのカニュー ラコネクタに取付けられた小さな管腔カニューラを通る流体の流れが安定化する 。 さらなる有利な実施例では、プランジャに取付けられる封止手段たとえば円形 の封止リップまたは他の適切な手段によりプランジャの大きさをシリンジバレル に挿入される側で適切に定めることにより、押圧に対する大きな抵抗がもたらさ れる。これは一方ではプランジャをシリンジバレル内に非常に円滑に押し込むこ とを可能にするものであるが、他方ではこの流動抵抗により、開放されるとき特 に指が完全に離れたときでさえも、プランジャがその挿入の深さを保ち、測定チ ャネルおよびバッファ内の圧縮された空気によりシリンジバレル内において後方 に押されないことを確実にしなければならない。このようなシリンジを使用する ことにより、カニューラを通した液体の流れが急激に過度に減速することが避け られる。さらなる有利な発展例では、圧力が緩められたときにプランジャの挿入 の深さに一定の許容量があるように押圧に対する抵抗の大きさを決めることがで きる。 本発明に従うシリンジの勢い低下特性は、低速で均一的または安定化した注入 に重要なものであり、たとえば小さな管腔カニューラといった液体注入と反対の 比較的高い流動抵抗、および少なくとも測定チャネルの一部での比較的低い流動 抵抗により得られる。測定チャネルの後端部は有利には、プランジャのバッファ 内に通じる。必要な比較的高い流動抵抗を生み出すシリンジバレルのカニューラ コネクタに設けられた流れ低減手段により、比較的大きな内径を有ししたがって シリンジの完全な動作には低すぎる流動抵抗を有する大きな管腔カニューラを、 本発明に従うシリンジと共に使用することが可能になる。 シリンジにおける場合、液体の注入中液体の注入に用いられる圧力は、個々の 量は時々に応じて可変であるが合計としては殆ど変化しない少なくとも2つの分 圧から発生する。プランジャをシリンジバレル内に押し込むことにより、指の圧 力がシリンジバレル内に位置する液体に直接加えられる。他方、たとえばプラン ジャが突然押し下げられるときのようにあまりにも大きな直接の圧力がかかると 、液体が測定チャネル内に入り、測定チャネル内およびプランジャのバッファ内 にある空気は圧縮されることになる。このようにして、液体を注入するためにプ ランジャに加えられる指の圧力が緩和されるときのみ効果的となり得る圧力が発 生し、この程度において間接的な圧力ということができる。プランジャが非常に 急速にシリンジバレル内に押し込められた場合、液体の注入はこのときは概ね直 接の圧力の結果として行なわれるが、指がプランジャを完全に開放した場合、シ リンジバレル内にある液体は、測定チャネルおよびプランジャのバッファ内にあ る圧縮された空気の減圧により、間接的な圧力によって注入される。 本発明のある有利な実施例では、現在液体に作用している圧力を、測定チャネ ルにおいて観察および測定できる(液体が測定チャネル内でさらに動いている= 圧力増大、液体の降下=圧力減少)。たとえば測定チャネルに与えられる、たと えば小さな管腔カニューラの何らかの流動抵抗に対して設けられた目盛により、 液体と圧縮可能な媒体との間の境界層(メニスカス)の位置からの圧力が、絶対 値として、または、測定チャネルにおける何らかの液体レベルで何らかのカニュ ーラを使用したときに生じる異なる注入速度を決定することにより注入速度とし て直接得られる。 特定的にはプラスチックといった非常に透明度の高い物質を用いて、非常に判 読しやすい目盛を得ることができる。バッファ内の中央部に配置された測定チャ ネルを用いると、透明な液体の場合、液体レベルは全体で3層のプラスチックを 通して認識しなければならないので、測定チャネルをバッファ内で中心から外れ るように配置するすなわちプランジャの壁に設置することが有利である。この結 果、測定チャネルにおける液体レベルは主として1方向からよく見え、高い信頼 度で観察できる。測定チャネルの断面として楕円形が選択された場合、測定チャ ネルの幅広い側から観測される液体レベルは、ある条件下ではたとえば測定チャ ネルの体積を増大させなくとも楕円形状を通して光が適切に屈折し拡大鏡の働き をして、より認識しやすくなる。 ある有利な解決法は、測定チャネルをプランジャの壁に一体化させるかまたは プランジャ内の溝に外部から設置して、この場合測定チャネルにおける液体レベ ルを2層のプラスチックを通して観察すればよいようにすることである。この解 決法のさらに有利な点は、プランジャに外部から設けられた目盛の液体レベルを 視差のために誤って読取ることが最小になることである。これは製造技術用語で は単純なものであり、製造コストの低いものである。 本発明のさらに有利な実施例は、シリンジバレルに長くされた凹みを提供する 。この場合、液体レベルはプラスチックの1層のみを通してよりよく見ることが できる。 線の目盛に加え、色を異ならせたリングまたはバーの印(たとえば緑=正しい 注入速度、黄色=まだ許容できる注入速度、赤=速すぎる注入速度)、または何 らかの注入速度領域を示す測定チャネルの異なる断面を、認識することができる 。 ある、たとえば最大の許容できる注入速度の維持は、測定チャネルにおける液 体レベルがある印を越えてはならないこと、または液体は測定チャネルを完全に 満たしてもよいが測定チャネルから滴下してはならないこととして規定できる。 この簡単な規則を用いると、正しい注入すなわち速すぎない注入を、後で簡単に テストできる。バッファへの液体の滴下は誤った注入を示す。 前述したパラメータおよびさらなるパラメータの測定もまた、その他の、たと えば誘導性で、オプトエレクトロニクスのまたは圧電測定手段を用いて可能であ る。こうしてパラメータを調節、モニタ、制御または管理することができ、これ に従い本発明の手段は条件を満たさなければならない。 測定チャネルおよびバッファ内の空気の圧縮が増大するために測定チャネルに おける液体レベルの変化が減少するので、プランジャに加わる圧力が各回に同じ 量だけ徐々に増大することは以下の効果をもたらす。バッファ内の体積が小さく 測定チャネル内の体積が比較的大きいとき、比較的高圧力の領域が比較的短い目 盛にわたって決定され、これによって、測定チャネルおよびバッファ内の空気の 圧縮がなおも小さい場合には圧力の変化は微細に示され、圧力が増大する場合は その微細度は低下する。しかしながら、バッファ内の体積が比較的大きく測定チ ャネルの構成が長い毛細管のような場合、小さな圧力変化さえもが非常に微細に 決定できる、なぜなら測定チャネルにおいて液体レベルが明白に変化するからで ある。 指によってプランジャに加えられる圧力の急激で直接的な増加の勢いを効果的 に低下させること、および指が短期間プランジャを離したときに注入速度がゆっ くりと増加する小さな管腔カニューラを通した液体の流れを安定化させることに は、本発明に従うシリンジの場合、シリンジバレルのカニューラコネクタに設け られたカニューラの流動抵抗に比較して小さな、測定チャネルの一部たとえば前 部の第1の測定チャネル開口部に対する流動抵抗、ならびに測定チャネルおよび /またはバッファにおける比較的大きな勢い低下体積を必要とする。注入速度を 信頼性高く制御するためには、液体に作用する圧力の変化が常に、測定チャネル における液体レベルに、十分明らかなすなわち簡単に認識できる変化をもたらす 必要がある。 測定チャネルにおける体積のバッファにおける体積に対する比率は、本発明に 従う装置特定的にはシリンジの勢い低下行動に影響を及ぼす。バッファ内の体積 が比較的大きいとき、バッファ内の体積が小さいときと比較して、測定チャネル 内において液体の体積がある程度増大した場合の空気の圧縮は小さくなる。弱く 圧縮された大きな体積の空気が減圧されるとき、測定チャネルからは低速度でそ のものが非常に均一的な液体の押し戻しが発生するが、圧縮度の高い大きな体積 の空気が減圧されるときには、始めはより急速で次に明らかに減速される、測定 チャネルからの液体の押し戻しが発生する。この勢い低下の体積はまたバッファ の役割を有する。 本発明に従うシリンジのさらなる発展例では、プランジャのバッファ内の空気 の体積を、継続的にある範囲内で、異なる封止部品により、またはプランジャ内 で動くことができる封止部品により、数段階変化させることができる。 このようにして、シリンジの勢い低下行動を簡単な態様で変化させることがで きる、すなわちシリンジを「より硬く」または「より柔らかく」なるように調節 できる。測定チャネルにおける液体レベルが同じ場合、たとえばあるカニューラ の同じ流動抵抗に対し注入速度を変化させることができる。たとえば異なるカニ ューラを通して、異なる流動抵抗があるときに一定の注入速度を設定できること も重要である。こうすることにより製造コストを最小にできる。一方では、たと えば注入速度の詳細を与える測定チャネルの上または上方の目盛はまだ有効であ り他方、異なる封止部品を用いることにより、たとえば異なるカニューラに対し 、バッファ体積の範囲の大きな低コストのシリンジまたはシリンジプランジャが 製造される。 測定チャネルの後部第2の開口部が、適切な封止部品すなわち測定チャネルお よびプランジャのバッファ間の接合によって封止された場合、プランジャは測定 チャネル内の小さなすなわち「非常に硬い」体積の空気のみを用いて勢いを低下 させ、圧力を測定するが微細度は小さくなる。測定チャネル内の空気の体積が非 常に小さい場合、シリンジは従来のシリンジとほぼ同じ態様で行動する。他方で は、測定チャネル内の空気の体積が幾分大きい場合、さらなるシリンジバレルを 作成しなくとも、適切な封止部品をプランジャにおいてずらすことにより選択で きる2つの異なる勢い低下および圧力測定領域を用いて動作することをこのよう なシリンジは可能にする。 本発明に従いより大きな、特に実質的に大きな空気ダンパを、シリンジの長さ を従来のものと比較して変化させなくてもプランジャに一体化させることができ る。 既知のシリンジを滅菌する場合、特に繰返し加熱滅菌することにより部品に損 傷を与える可能性があり、金属部品を用いるとガンマ線による滅菌が困難になる 。特に、ある滅菌法(熱、エチル酸化物)においては、適切な封止によって大部 分または完全に封止された内部の空気空間が問題となる。しかしながら、本発明 のシリンジは、たとえ使用されるプラスチックにより限定されるときでも、原則 としてすべての殺菌方法が可能である。このため、液体がシリンジバレルに引き 上げられるときプランジャ内にある体積の空気の流れがせき止められるだけであ るので有利である。 シリンジが滅菌されるときには測定チャネルおよびプランジャのバッファ内に ある空気も必然的に滅菌されるため、この空気と液体が直接接することには衛生 上の問題はない。滅菌されない大気圧の空気を使用する当座凌ぎの解決法と比較 し、シリンジはこの点においてまた患者に対し最大可能な程度の安全性をもたら す。 本発明に従うシリンジは、たとえば麻酔士にとっては通常の態様で人間工学的 作用を可能とし、そのため患者に対して使用する場合には安全性がある。より非 実際的で困難な当座凌ぎの解決法と比較し、このことにより確実に、注入期間中 は、脊椎麻酔中にとげ状の針の正しい深さの位置が失われない。 本発明に従うシリンジは本質的に、精密部品を必要としない。プランジャは簡 単な射出成形されたプラスチック部品として製造可能である。製造技術用語にお いて最も簡単でかつ応用において最も柔軟性のある解決法は、シリンジのプラン ジャを、一方が閉じられたシリンダとして、測定チャネルとの前部第1の接合部 まで形成し、後部の開放した側をたとえばゴムまたはプラスチックからなる適切 な封止部品で封止し、内側の中空の空間はバッファとして形成されるようにする ことである。 たとえばゴムから形成され、プランジャ内に取付けられた円形の封止リップも また、まさに相応の大きさではない直径を有するシリンジバレル内でさえ押圧に 対する十分に均一的な抵抗を生み出し、押し込まれたときにプランジャが揺れな がら移動することを防止する。簡単かつ費用のかからない解決法は、このような 円形の封止リップをプランジャを製造するときに直接射出成形することであり、 これはいわゆる低コスト使い捨てシリンジのプランジャには通常のやり方である 。しかしながら、このようなプランジャがシリンジバレル内に押し下げられたと きに起こり得る急速な動きの勢いをうまく低下させるには、測定チャネルおよび バッファにおける十分に大きな勢い低下体積を設けることが必要である。 本発明に従うシリンジは生産能力の高い機械で製造できる。プランジャ圧力勢 い低下を伴うシリンジの2つのプランジャ間に閉じ込められた空気の体積を正確 に再生成する問題は発生しない。なぜなら、プランジャの測定チャネルおよびバ ッファ内の空気の体積は最小にしか変化せず、たとえば特にプラスチックから製 造されるプランジャの場合、必要な部品の製造の精度の領域では関連するいかな る程度にも変化しないからである。 このシリンジは、脊椎麻酔中に低速かつ安定した局所麻酔薬の注入を可能にす るのみならず、経尿道のカテーテルの「遮断」のときのように、他の液体の圧力 を制御した注入に対して使用することもできる。この場合、膀胱内にあるカテー テルの先端のバルーンは液体(「生理学的」食塩水)で満たされている。シリン ジを用いて容易に観察することができる、カテーテルの「遮断」の間の圧力の異 常な増加が発生した場合、これはカテーテルが不適切に位置決めされていること を意味する。このようにして、気づくのが遅すぎることになるかもしれないカテ ーテルの誤った位置決めを、特に鎮静状態の患者の場合に早期に認識することが でき、このようにして尿道に対する損傷が防止できる。 本発明に従うシリンジのある有利な実施例はまた、たとえば液体の圧力を独占 的に測定し制御するには適切である。このため、シリンジバレルおよびシリンジ のカニューラコネクタがはじめに液体を受入れ、たとえば制限的な円形の封止リ ップによりプランジャは測定中シリンジバレル内で後ろに滑ることが確実になく なる。これは、液体に適用されている測定すべき圧力により測定チャネル内に押 圧される。相対的なまたは換算による絶対的な圧力の値を、測定チャネルにおけ る液体のレベルから読取ることができる。 さらなる発展例により、本発明に従うシリンジはまた、たとえば、ある圧力で 「カフ(加圧帯)」(バルーンでありこれを用いて気道内に設けられた気管内の 管が気道の壁に対して封止される)を膨張させ、次にこの圧力をモニタするため の、圧力を制御して気体を注入するためのみの従来の圧力計と比較して、簡単、 コンパクトかつ十分に精密で低コストの気体圧力測定器具として使用することが できる。このために、分離手段、たとえばゴムまたは一滴の油からなり「カフ」 を膨張させるためのシリンジに引き込まれる空気を測定チャネルおよびプランジ ャのバッファ内にある空気から分離する弾性のストッパが、気密の態様で測定チ ャネルの壁に対して封止されるが容易に押し込むことができるように、シリンジ の測定チャネルの前方の第1の開口部内に挿入される。シリンジバレル内にある 空気が圧縮された場合、測定チャネル内の分離手段は後方に押され、そのように して測定チャネルおよびプランジャのバッファ内の空気は圧縮される。測定チャ ネルに与えられる目盛に関する分離手段の位置から、分離手段はまた結果として 表示器としても働き、圧力を相対的な値として、または換算後絶対値として読出 すことができる。プランジャのバッファ内の空気の体積を変化させることにより 、このシリンジでは圧力表示範囲をまた精密に調節することができ、または、測 定チャネルの後部の第2の開口部を適切な封止部品で封止することにより、大き く 変化させることができる。 プランジャと一体化した勢い低下および圧力測定手段の原理に従うと、さらな る応用が可能である。出口の開口を有さないバレルを用いることにより、プラン ジャのバッファ内の小さな体積の空気、あるいは測定チャネル内の比較的体積の 大きな空気である勢い低下素子、またはたとえばバッファ内の大きな体積の空気 、あるいは長く細い測定チャネル内の小さな体積の空気である圧力測定器具を使 用できる。 本発明の使用の可能性について以下で説明する。医療分野において本発明を説 明することは、他の応用分野において本発明に従う方法および本発明に従う装置 を使用することを制限するものではない。 a.脊椎麻酔。局所麻酔薬を圧力制御して、したがって速度制御して注入する ことにより、注入の流れによる神経の損傷の危険性を低下させる。 高比重または低比重の局所麻酔薬の均一的で特に安定した注入により、片側の 脊椎麻酔が可能になる。 高比重局所麻酔薬の均一的で安定化された注入により、たとえば「サドルブロ ック」麻酔のような、左右の脊椎麻酔の制御の向上を図ることができる。 b.循環に対する効果または強力な血管刺激効果のため急速に注入できない薬 剤のような流体の低速で均一的な注入、たとえばプロポホル(propofol)=静脈麻 酔薬。正しいすなわち急速すぎない、麻酔薬のマイクロプロセッサにより制御さ れるポンプ注入投与を省略できる。 c.超音波造影剤(「マイクロバブル」溶液)の圧力を制御した注入。注入圧 力が大きすぎるとき、小さな気泡は破壊される。 d.たとえば医療分野における、循環に大きな影響を有する薬の、少量の流体 の注入、静脈カテーテル注入の「前段階の充填」のための、特に微量投与装置と しての使用。注入する体積の液体が、相応に大きいまたは小さい体積の測定チャ ネル内に、はじめはたとえば三方タップを用いてシリンジバレルの出口開口部を 閉じて注入される。シリンジバレルの出口開口部を開放した後、測定チャネル内 にある量が正確に小さな注入抵抗ですばやく注入される(「ボーラス(大量の物 質を一度に)」)、または注入抵抗が大きいときたとえば流れ低減部品のために ゆっくりと注入される。 e.シリンジは、たとえば硬膜周囲麻酔において「圧力センサ」として用いら れる。シリンジ(後部が開放している測定チャネル=体積の大きな空気=低圧力 の変形)が、プランジャを押し下げることにより、比較的高い靭帯内注入抵抗に 対して加圧される。硬膜周囲空間に達すると、シリンジの測定チャネル内の液体 の柱が、注入抵抗の突然の緩和のために急速に降下する。 この技術により、従来の抵抗損失技術と比較して、硬膜周囲針を両手で制御し て挿入することが可能になり、硬膜周囲空間に達したときに明確な光学的信号が 送られる。 従来の抵抗損失シリンジにはまた、プランジャ(後部が閉鎖された測定チャネ ル=小さな体積の空気=高圧力の変形)における簡単な圧力測定手段を設けるこ とができる。 空気および液体または他の流体に対する、この2つの抵抗損失技術の利点は、 好都合に以下のように組合せることができる。一方では、硬膜周囲針が靭帯内の 位置にある限り、「空気」技術に従うばねプランジャの「感覚」および「観測」 、ならびに硬膜周囲空間に達したときの弾性の損失である。他方では、プランジ ャをさらに押し下げたときの圧力の増大の結果生じる、「液体」技術に従うばね の作動、およびその結果一旦硬膜周囲空間に達したときの突然緩和される注入抵 抗の「直接の感覚」である。この2つの抵抗損失技術を組合せることにより、注 入抵抗の変化を、主体的に(抵抗の損失の「感覚」により)だけでなく、手続を 実行している麻酔士および観察者により客観的に評価できる(圧力測定)。 さらに、非滅菌空気の硬膜周囲空間への注入が回避される。 f.例として膀胱カテーテルまたは塞栓切除カテーテル(フォガーティ)とい ったバルーンカテーテルの、たとえば液体を用いた圧力制御された「閉塞」。カ テーテルのバルーンの「閉塞」に用いられる圧力を測定することにより、バルー ンの誤った位置決めまたは危険な状態(過渡に圧力が上昇することによる)を認 識することができ、たとえば尿道または管の障害といった損傷の危険性が減少す る。 g.測定チャネルにおける分離手段を備えるシリンジによる、管状のカフまた は肺のカテーテル(スワンネック:swan-neck)のたとえば空気を用いた圧力制御 された「閉塞」および連続した圧力制御。 h.灌流シリンジの修正。シリンジバレルが空のとき、したがって灌流ポンプ の送出端部が空のとき、測定チャネルに位置する体積を送出することにより注入 は突然停止せず、ゆっくりと停止する。適切に長い測定チャネル、たとえば巻か れたチューブを用いることにより、実質的な「バッファ体積」を得ることが可能 である。 灌流シリンジ、特に循環に大きな影響力を有する薬剤に対する灌流シリンジ( たとえば集中治療患者のためのカテコールアミン療法)を、たとえ灌流ポンプが 1つしかなくても危険を冒さずに交換できる。 さらに、例としてねじれた注入ラインのように閉鎖がある場合、送出の制御が 可能であり、液体は測定チャネルへとさらに押圧される。圧力の増加はたとえば センサ(コイル、光電セル、ラインコンタクトなど)により、灌流ポンプの閉鎖 圧力アラームよりも迅速に認識できる。 さらに、たとえば過度に高い供給圧力のために起こるボーラスの意図しない供 給を避けることができる。なぜなら、所望の供給速度と相関性のある圧力を、灌 流シリンジが「スイッチオン」される前に正確に調節または制御できるからであ る。 i.従来の灌流シリンジの圧力および/または送出制御。この場合、本発明に 従うシリンジは、三方タップにより「圧力測定手段」として灌流シリンジと並列 に接続される。 j.たとえば動脈または中央静脈圧力測定中といった医療分野における、圧力 注入またはフラッシュ注入の圧力制御。注入脚に並列に接続される本発明に従う シリンジ(高圧変形、e参照)を用いて、簡単な圧力カフにより発生され維持さ れる圧力は、注入システムにおいて直接測定され、圧力カフにおける圧力を示し しばしば修理の必要の発生する従来の圧力計を介して間接的に行なわれるのでは ない。 k.たとえば体腔といった腔の識別または位置決め。ドレーン(排液管)また はカテーテルを挿入するための胸膜の穿刺、内視鏡手続のための腹の穿刺、ブジ ー血管切開術のための気管の穿刺、または恥骨上のカテーテルの挿入のための膀 胱の穿刺。シリンジは「圧力センサ」の態様で挿入される(e参照)。注入抵抗 が緩和されたときに発生する、シリンジの測定チャネルに位置する液体の体積の 突然の注入が、針の先端から離れて、たとえば肺または腸といった障害のある構 造を押圧する注入の流れを生じさせ、その結果こうした構造への損傷の危険性が 減少する。 l.中央静脈または動脈(平均)圧力といった医療分野における圧力または圧 力差の測定。他の場合にはセンチメートル単位の水の柱において中央静脈(平均 )圧力を測定するのに用いられる上昇管と比較し、シリンジは使いやすくかつコ ンパクトな圧力測定手段である。 異なる断面により、測定チャネルを、前部の、正確で低圧力の測定領域(中央 静脈(平均)圧力の測定=長くて小さい管腔測定チャネル部品)、および他の測 定許容量を備える後部の高圧力測定領域(動脈(平均)圧力の測定=短く大きな 管腔測定チャネル部品)に分割できる。 負圧すなわち低圧力の測定もまた可能である。液体をシリンジバレルに引き上 げた後、プランジャは大気圧に対抗して、たとえばスライダ、またはプランジャ および封止部品においてお互いに関して回転可能な2つの開口部により開放され る。シリンジバレルの出口の開口部が閉鎖された後、プランジャを押し下げるこ とによりいくらかの液体がたとえば0の印まで、たとえば測定チャネルの半分ま で押され、プランジャは再び気密の態様で大気圧に対抗して封止される。こうし て正のおよび負の圧力を測定できる。 常に大気圧に対して開放されている管のラインとは対照的に、シリンジは閉鎖 システムであり、衛生上の利点を有する。 m.医療分野における液体空間、たとえば血管、恥骨上の膀胱カテーテルの挿 入のための膀胱の穿刺、胸膜の挫傷の穿刺、腹水の穿刺。負圧の測定のために準 備されたシリンジ(1参照)は、穿刺カニューラに気密の態様で取付けられる。 穿刺カニューラの挿入後、プランジャは所望の低圧力が確立されるまでシリンジ バレルに引き戻される。プランジャの円形の封止リップの適切な構成を利用して 、プランジャはシリンジバレル内の自身の位置で保持され、その結果設定された 低 圧力が維持される。穿刺カニューラの先端部が液体空間に達すると、測定チャネ ル内の液体レベルは最大圧力が一様化されるまで急速に増大する。 このような圧力制御された吸込み(=吸引)は、穿刺中に他の弾力性のある壁 の弾力性のあるまたは曲げられやすい壁が吸引されるのを防止でき、これはたと えば血管の穿刺の際管の壁がカニューラの開口部に吸引されるといったように医 療分野における強い吸引を利用した場合に起こり得ることである。このような場 合、血管は吸引されず、血管にまだ達していないまたは血管を既に通り過ぎてし まったというような誤った推定が行なわれる。このようにして、複数の穿刺の誤 りの数が増大する。 付け加えて、穿刺が行なわれた管において圧力を測定することが可能である。 中心静脈を穿刺しようとするとき、意図せずして動脈が穿刺されることは直接認 識できる。穿刺後たとえば食塩水といった液体を注入することにより、穿刺カニ ューラを直接洗い流すことができ、流れている血液によるカニューラの封鎖がこ のようにして防止される。 本発明のさらなる利点および特性について、図面に示された好ましい実施例に ついて説明する。 図1は、中心を通して見た、たとえば液体または気体といった流体の安定して 圧力が制御された注入のための、プランジャと一体化されたバッファおよび測定 チャネルを備えるシリンジの図である。 図2は、中心を通して見た、大きな管腔カニューラが取付けられた図1に従う シリンジであり、流体は大きな管腔カニューラを通してシリンジバレル内に引き 上げられている。 図3は、中心を通して見た、小さな管腔カニューラが取付けられた図1に従う シリンジであり、シリンジバレル内に位置する流体は小さな管腔カニューラを通 して注入されている。 図4は、中心を通して見た、接続された流れ低減部品および大きな管腔カニュ ーラが取付けられた(破線で示される)図3に従うシリンジであり、シリンジバ レル内に位置する流体は流れ低減部品を通して注入されている。 図5は、中心を通して見た図3に従うシリンジであり、プランジャ内に押圧さ れることができ、測定チャネルの後部の開口は封止しない封止部品が備えられて いる。 図6は、プランジャ内に押圧され、測定チャネルの後部の第2の開口を封止す る封止部品を備えた、中心を通して見た図5に従うシリンジである。 図7は、測定チャネルの前部の第1の開口をしっかりと封止しており測定チャ ネル内に容易に押し込むことができる分離手段を備える、中心を通して見た図1 に従うシリンジである。 図8は、チューブラインが接続された、中心を通して見た図3に従うシリンジ であり、シリンジバレル内に位置するたとえば空気といった流体がチューブライ ンに注入されている。 図9は、流動抵抗として使用される細いとげ状の針に依存する、圧力に対する 流量を示す図である。 図10は、本発明に従う装置のプランジャの異なる大きさのバッファにおける 圧縮可能な媒体の圧縮に対し、結果生じる圧力を示す図である。 図1は、シリンジの形式で本発明の利点のある実施例を示しており、内部が中 空になったプランジャ2aがシリンジバレル1a内にあり、プランジャは円形の 封止リップ2cにより、シリンジバレル1aの内側で押圧される側でシリンジバ レル1aの内壁に関して封止されており、封止リップ2cはプランジャ2aのバ レル2bの内側にあり、プランジャ2aはまた封止部品2hによってシリンジバ レル1aの外側に突き出した側で閉鎖されている。シリンジバレル1aおよびプ ランジャ2aのベースが体積可変の、すなわちプランジャ2aの設定次第の容器 を形成している。バレル2bの中心から、前部の第1の開口2fおよび後部の第 2の開口2gを介して、両側が開放された測定チャネル2eがプランジャ2aの バッファ2dに通じている。バッファ2dおよび測定チャネル2eは、この場合 空気である圧縮可能な媒体で満たされている。 図2は、シリンジバレル1aのカニューラコネクタ1bに取付けられた大きな 管腔カニューラ5aを示しており、管腔カニューラ5aは、シリンジバレル1a の出口1cの内径に匹敵する内径を有し、それゆえに流動抵抗は比較的低い。こ れはたとえば薬剤などの液体4aを引き上げるのに役立つ。矢印が示すようにプ ランジャを後退させることにより、液体4aはシリンジバレル1a内に引き入れ られ、このようにして、液体4aは、プランジャのバレル2bの中央部にある測 定チャネル2eの前部の第1の開口2f内に移動して、測定チャネル2eおよび プランジャ2aのバッファ2d内にある圧縮可能な媒体を外側から密封する。 図3は、シリンジバレル1aのカニューラコネクタ1bに取付けられる小さな 管腔カニューラ5bを長さを縮小して示しており、カニューラ5bの内径は小さ く、それゆえに流動抵抗は比較的高くなる。測定チャネル2eの前部第1の開口 2fの流動抵抗は明らかに低いため、矢印で示すようにプランジャ2aを押圧す ると、液体4aに作用する何らかの圧力が超過すれば、液体4aは測定チャネル 2e内に押され、圧縮可能な媒体は測定チャネル2eからプランジャ2aのバッ ファ2dへと移動させられ、そのようにして圧縮可能な媒体が圧縮される。プラ ンジャ2aを押し下げることにより液体4aに作用する圧力が緩和された場合、 液体4aは圧縮された圧縮可能な媒体の減圧のために再び測定チャネル2eから 押し出される。バレル2b内にある円形の封止リップ2cの大きさは、プランジ ャ2aがシリンジバレル1a内に揺れずに押し入れられるように、かつプランジ ャ2aがたとえプランジャ2aを押圧している指が完全に離された場合でもシリ ンジバレル1aにおいてその深さの位置を保持するように定められている。この ようにして、一方では、プランジャ2aを過度に急激にシリンジバレル1a内に 押し入れることにより増大する圧力の勢いが減じられ、他方では、小さな管腔カ ニューラ5bを通した液体4aの流れが均一化される。図3はまた、腔10の人 体内での位置決めのためにシリンジを使用することを示している。このためには 、カニューラ5bがゆっくりと人体9内に挿入され、一方同時に流体4aの圧力 は一定に保たれる。カニューラ5bの先端部が腔10に達すると、流体4aはよ り容易に突然にカニューラ5bから出ることができ、その結果シリンジバレル1 a内の圧力が低下し、この低下は測定チャネル2e内の境界層8が突然低下する ことによって簡単に認識できる。大きな管腔カニューラ5bを用いた場合、圧力 の低下は、同条件での場合、小さな管腔カニューラ5bを用いたときより明確に 見ることができる。 図4は図3に対応する状況を示しており、液体4aの低速度で均一化された注 入にとって重要である比較的高い流動抵抗をもたらす流れ低減部品6が、シリン ジバレル1aのカニューラコネクタ1bに接続されている。流動抵抗部品6を用 いると、大きな管腔カニューラ5aを用いたときでもその流動抵抗が小さいにも かかわらず注入を低速度でかつ均一的に行なうことができる。 図5は、図3に対応する状況を示しており、測定チャネル2eおよびプランジ ャ2aのバッファ2d内の圧縮可能な媒体の体積は、大きな封止部品2iによっ て減少している。測定チャネル2eおよびバッファ2d内の圧縮可能な媒体の体 積を変化させることにより、シリンジの勢い低下特性を変更できる。このように して、測定チャネル2e内のある液体レベルは常にある注入速度に対応している ように、異なるカニューラの大きさの異なる流動抵抗にシリンジを調節すること ができる。 図6は図5に対応する状況を示しており、測定チャネル2eの後部の第2の開 口2gは、封止部品2iをプランジャ2a内に押し入れることにより閉鎖されて いる。このようにして測定チャネル2e内の圧縮可能な媒体の体積を大きく減少 させることにより、シリンジの勢い低下行動も大幅に変化する。このようにして 、シリンジを2つの異なる勢い抵抗および圧力測定領域において使用できる。 図7は、図1に匹敵する状況を示し、特に気密性の態様で測定チャネル2eの 前部の第1の開口2fを閉鎖するたとえば弾力性のあるストッパまたは一滴の油 という分離手段3は、測定チャネル2e内に容易に押し入れることができるが、 これにより測定チャネル2eおよびバッファ2d内の圧縮可能な媒体は外側に対 して閉鎖されている。たとえば空気である気体4bもまた、このようにして修正 されたシリンジを用いて圧力制御された態様で注入できる。 図8は、図3に匹敵する状況を示し、このようなシリンジを用いて注入可能で もある液体4aの代わりに、たとえば空気である気体4bがチューブライン7に 注入されている。たとえば弾力性のあるストッパ、一滴の油などといった分離手 段3の測定チャネル2eにおける位置は、矢印で示されるように注入中気体4b に作用する圧力を示す。圧力測定は、相対的圧力測定または装置の換算を用いた 絶対値測定として可能である。封止部品2jの大きさは、分離手段3が測定チャ ネル2eから押し出されることがないまたは押し出されるのが非常に困難となる ように定められている。 図9は流動抵抗として用いられる細いとげ状の針に依存する、圧力に対する流 量の図を示す。圧力の変化が小さくても流量は大きく異なるため、規則的な、小 さな流量を得ることは困難であることを示している。特に従来のシリンジを用い る場合、自由裁量の注入では、このような圧力変化は制御されておらず勢いが減 じられていない態様で発生する。 図10は、本発明に従う装置のプランジャのバッファ内での、この場合は空気 である圧縮可能な媒体の圧縮に対する、結果としての圧力を示している。本発明 に従う装置における体積の異なる圧縮可能な媒体の勢い低下特性が明らかにされ ている。このようにしてもたらされる所望の勢い低下および流量の均一化に従う と、たとえばシリンジのプランジャ内のバッファを変えることにより、適切なバ ッファ体積を装置内で確立できる。 本発明によれば、流体を扱うときの圧力の簡単な視覚によるまたは測定検査が 可能であり、特に流体の注入のような医療上の手続を実質的に容易にしかつ向上 させることができる。 名称リスト 1a 容器、シリンジバレル 1b カニューラコネクタ 1c 出口、出口開口 2a 圧力生成手段、プランジャ 2b プランジャシリンダ 2c 封止手段、円形封止リップ、摩擦手段 2d バッファ 2e 測定チャネル 2f 前部の、第1の開口 2g 後部の、第2の開口 2h、2i、2j 異なる封止部品 2k 測定手段、目盛 3 分離手段(弾性ストッパ、一滴の油) 4a、4b 流体(液体、気体) 5a、5b 異なるカニューラ 6 流れ低減部品 7 チューブライン 8 流体および圧縮可能な媒体間の境界層 9 人体 10 腔
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ることができる。測定チャネル(2e)の内径に関する バッファ(2d)の大きさは、注入の際の測定の精度お よび勢い低下特性を決定する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.流体(4a、4b)の圧力制御可能な取扱いのための方法であって、 体積可変の容器(1)に位置する流体(4a、4b)は、出口(1c)での圧 力により、流体(4a、4b)に対する前記圧力の作用によって利用可能とされ 、 容器(1a)は予め定められた断面を有する測定チャネル(2e)に接続され 、 測定チャネル(2e)は予め定められた体積を有するバッファ(2d)と連通 し、 測定チャネル(2e)およびバッファ(2d)は圧縮可能な媒体で満たされて おり、 このため圧力の影響、測定チャネル(2e)の断面、およびバッファ体積(2 d)の大きさ次第で、流体(4a、4b)は少なくとも部分的に測定チャネル( 2e)内に進入する、流体の圧力制御可能な取扱いのための方法。 2.取扱いは、出口(1c)を通して容器(1a)から人体(9)内へと圧力制 御可能に流体(4a、4b)を注入することである、請求項1に記載の方法。 3.流体(4a、4b)に作用する圧力は、容器(1a)の内壁に沿い封止され た態様(2c)で案内される、容器(1a)内に押されることができるプランジ ャ(2a)により生成される、請求項1または2に記載の方法。 4.流体(4a、4b)の取扱い中、測定チャネル(2e)における流体(4a 、4b)および圧縮可能な媒体間の境界層(8)の位置が観測または測定される 、請求項1、2または3に記載の方法。 5.取扱いは、ある圧力を容器(1a)内で生成することおよび出口(1c)に 接続されたカニューラ(5b)を人体(9)内に移動させることを含み、これは 、境界層(8)の位置が観測される、生成されたある圧力と異なる圧力を有する 人体(9)内の領域(10)を位置づけ識別するためのものである、請求項4に 記載の方法。 6.流体(4a、4b)に作用する圧力は、境界層(8)の位置に依存して調節 および/または規制される、請求項4に記載の方法。 7.流体(4a、4b)を圧力制御可能に取扱うための装置であって、 流体(4a、4b)を受入れるための体積可変の容器(1a)と、 流体(4a、4b)に作用する圧力を生成するための圧力生成手段(2a)と 、 流体(4a、4b)が入りおよび/または出るための出入口(1c)と、 容器(1a)に接続される予め定められた断面を有する測定チャネル(2e) と、 測定チャネルと連通する予め定められた体積を有するバッファ(2d)とを含 み、 測定チャネル(2e)およびバッファ(2d)は圧縮可能な媒体で満たされる 、流体の圧力制御可能な取扱いのための装置。 8.圧力生成手段は、封止手段(2c)により容器(1a)の内壁に対して封止 される、容器(1a)内に押し込むことができるプランジャ(2a)である、請 求項7に記載の装置。 9.測定チャネル(2e)はプランジャ(2a)に配置され、容器(1a)およ びプランジャ(2a)により形成される流体(4a、4b)のための空間内の第 1の開口(2f)に通じる、請求項8に記載の装置。 10.測定チャネル(2e)はバッファ(2d)における第2の開口(2g)に 通じる、請求項8または9に記載の装置。 11.バッファ(2d)はプランジャ(2a)内部に配置される、請求項8、9 または10に記載の装置。 12.プランジャ(2a)および/または測定チャネル(2e)は、流体(4a 、4b)の圧力を測定するための測定手段(2k)を有する、請求項8から11 のいずれか1つに記載の装置。 13.容器(1a)、プランジャ(2a)、および測定チャネル(2e)の壁は 透明であり、壁、好ましくは測定チャネル(2e)の壁には、測定チャネル(2 e)における流体(4a、4b)および圧縮可能な媒体間の境界層(8)の位置 を決定するための目盛(2k)が設けられている、請求項9から12のいずれか 1つに記載の装置。 14.容器(1a)にある圧縮可能な媒体および流体(4a、4b)は、流体( 4a、4b)および圧縮可能な媒体と混じり合わない、たとえば弾性ストッパま たは一滴の油といった分離手段(3)により互いに分離される、請求項8から 13のいずれか1つに記載の装置。 15.分離手段(3)は封止の態様で測定チャネル(2e)内に押し込むことが できるが、通常発生する力と比較して抵抗は無視できる程度である、請求項14 に記載の装置。 16.バッファ(2d)はプランジャ(2a)の内部に配置され、測定チャネル (2e)はバッファ(2d)の内部に中央に配置される、請求項8から15のい ずれか1つに記載の装置。 17.測定チャネル(2e)はプランジャ(2a)の中央から外れている、請求 項8から15のいずれか1つに記載の装置。 18.測定チャネル(2e)は、プランジャ(2a)の外壁近くに、またはプラ ンジャ(2a)の外壁にある、請求項17に記載の装置。 19.バッファ(2d)の体積の大きさは変えることができる、請求項8から1 8のいずれか1つに記載の装置。 20.プランジャ(2a)のバッファ(2d)内にある圧縮可能な媒体の体積は 、プランジャ(2a)に配置された封止部品(2h、2i、2j)により決定で きる、請求項19に記載の装置。 21.封止部品(2h、2i、2j)は可動であり、そうしてバッファ(2d) の体積を調節することができる、請求項20に記載の装置。 22.測定チャネル(2e)にある圧縮可能な媒体を、封止部品(2i)により 、プランジャ(2a)のバッファ(2d)にある圧縮可能な媒体から分離するこ とができる、請求項16から18のいずれか1つに記載の装置。 23.バッファ(2d)には、周囲の大気への封止可能な接続開口部が設けられ ている、請求項7から22のいずれか1つに記載の装置。 24.圧縮可能な媒体は気体で特定的には空気である、請求項7から23のいず れか1つに記載の装置。 25.装置は実質的に円筒形である、請求項7から24のいずれか1つに記載の 装置。 26.装置は特に医療応用のためのシリンジである、請求項7から25のいずれ か1つに記載の装置。 27.外側から与えられる力により設定される、容器に対する何らかの位置にお いて、たとえこの力が取除かれたときでもプランジャ(2a)を保持する摩擦手 段(2c)が与えられる、請求項7から26のいずれか1つに記載の装置。 28.バッファ(2d)の体積は、測定チャネル(2e)の体積の少なくとも1 0倍、好ましくは100倍大きい、請求項7から27のいずれか1つに記載の装 置。 29.出口(1c)、カニューラ取付部品(1b)に設置されたカニューラ(5 b)、または流れ低減部品(6)は、測定チャネル(2e)の断面よりも小さな 出口の断面を有する、請求項7から28のいずれか1つに記載の装置。 30.出口(1c)の断面、測定チャネル(2e)の断面、およびバッファ(2 d)の体積は、取扱い中測定チャネル(2e)内に流体(4a、4b)が少なく とも部分的に入るように、特定的な各応用例およびそのために必要な圧力に従っ て定められる、請求項7から29のいずれか1つに記載の装置。
JP52325696A 1995-02-02 1996-01-31 特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う装置 Expired - Lifetime JP3860835B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19503230A DE19503230A1 (de) 1995-02-02 1995-02-02 Spritze mit einer in den Kolben integrierten Dämpfungs- und Druckmeßeinrichtung und Verfahren zur vergleichmäßigten und druckkontrollierten Injektion mittels dieser Spritze
DE19503230.6 1995-02-02
PCT/EP1996/000402 WO1996023539A1 (de) 1995-02-02 1996-01-31 Verfahren und vorrichtung zum druckkontrollierten handhaben eines fluides, insbesondere für medizinische anwendungen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10512786A true JPH10512786A (ja) 1998-12-08
JP3860835B2 JP3860835B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=7752899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52325696A Expired - Lifetime JP3860835B2 (ja) 1995-02-02 1996-01-31 特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6086559A (ja)
EP (1) EP0806972B1 (ja)
JP (1) JP3860835B2 (ja)
BR (1) BR9607266A (ja)
CA (1) CA2211555A1 (ja)
DE (2) DE19503230A1 (ja)
ES (1) ES2169226T3 (ja)
MX (1) MX9705734A (ja)
WO (1) WO1996023539A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525882A (ja) * 2007-05-04 2010-07-29 マリンクロット インコーポレイテッド 医療用流体注入を制御するための方法

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19817762A1 (de) 1998-04-21 1999-10-28 Dietmar Enk Vorrichtung zur intravasalen Druckmessung und kontaminationsarmen Einlage von Kathetern z. B. in Blutgefäse
US6716187B1 (en) * 1999-07-08 2004-04-06 Implant Innovations, Inc. Platelet concentration syringe kit
US6663602B2 (en) 2000-06-16 2003-12-16 Novo Nordisk A/S Injection device
DE10108440A1 (de) * 2001-02-22 2002-10-10 Forschungszentrum Juelich Gmbh Spritze zum Transport von Flüssigkeiten sowie Verfahren zum Transport von Flüssigkeiten
KR100404129B1 (ko) * 2001-08-16 2003-11-03 정진상 의료용 자동 양압 표식자
US6866648B2 (en) * 2002-05-28 2005-03-15 Macosta Medical U.S.A., L.L.C. Method and apparatus to decrease the risk of intraneuronal injection during administration of nerve block anesthesia
US7204248B2 (en) * 2002-09-27 2007-04-17 Cook Critical Care Incorporated Fiberoptic nebulizer
GB0301934D0 (en) * 2003-01-28 2003-02-26 Sundar Satish Delivery apparatus and location method
US7727195B2 (en) * 2004-07-01 2010-06-01 West Pharmaceutical Services, Inc. Syringe device having venting system
ZA200703707B (en) 2004-10-21 2009-02-25 Novo Nordisk As Dial-Down Mechanism for Wind-up Pen
CN101163514B (zh) 2005-04-24 2012-01-25 诺和诺德公司 注射装置
US7704230B2 (en) * 2005-12-29 2010-04-27 Ethicon, Inc. Pressurized fluid reservoir for an infusion system
US8298194B2 (en) 2006-03-10 2012-10-30 Novo Nordisk A/S Injection device and a method of changing a cartridge in the device
US8361036B2 (en) 2006-03-10 2013-01-29 Novo Nordisk A/S Injection device having a gearing arrangement
DE602007004972D1 (de) 2006-05-16 2010-04-08 Novo Nordisk As Getriebemechanismus für ein injektionsgerät
CN101448536B (zh) 2006-05-18 2011-09-07 诺沃-诺迪斯克有限公司 具有模式锁定装置的注射装置
ES2411732T3 (es) 2006-09-29 2013-07-08 Novo Nordisk A/S Dispositivo de inyección con medios de detección electrónicos
BRPI0809265A2 (pt) 2007-03-23 2014-10-07 Novo Nordisk As Dispositivo de injeção que compreende uma porca de aperto
US8267911B2 (en) * 2007-06-08 2012-09-18 Smiths Medical Asd, Inc. Flow-through fluid reservoir
EP2190506B1 (en) * 2007-08-17 2011-08-17 Novo Nordisk A/S Medical device with value sensor
EP2229201B1 (en) 2007-12-31 2012-05-02 Novo Nordisk A/S Electronically monitored injection device
KR101783569B1 (ko) * 2008-05-16 2017-09-29 바이엘 헬스케어 엘엘씨 생식체 내강을 폐색하기 위한 폐색 장치 및 시스템
US20100069851A1 (en) * 2008-09-17 2010-03-18 Mobitech Regenerative Medicine Method And Apparatus For Pressure Detection
EP2218473B1 (de) 2009-02-11 2011-08-17 Nils Leuzinger Injektionsvorrichtung mit Druckdämpfung für die Injektion eines Fluids
SE1050058A1 (sv) * 2010-01-19 2011-07-19 St Jude Medical Systems Ab Injektionstrycksättare
JP5615030B2 (ja) * 2010-04-30 2014-10-29 日本コヴィディエン株式会社 シリンジ及びそのシリンジを有するカテーテルセット
JP6069351B2 (ja) 2011-12-29 2017-02-01 ノボ・ノルデイスク・エー/エス ダイアルアップ/ダイアルダウン投与機構を有するねじりバネ式ねじ巻き自動注射器
US9999718B2 (en) 2012-08-28 2018-06-19 Osprey Medical, Inc. Volume monitoring device utilizing light-based systems
US11219719B2 (en) 2012-08-28 2022-01-11 Osprey Medical, Inc. Volume monitoring systems
US9320846B2 (en) 2012-08-28 2016-04-26 Osprey Medical, Inc. Devices and methods for modulating medium delivery
US10022497B2 (en) 2012-08-28 2018-07-17 Osprey Medical, Inc. Reservoir for collection and reuse of diverted medium
US10010673B2 (en) 2012-08-28 2018-07-03 Osprey Medical, Inc. Adjustable medium diverter
US10413677B2 (en) 2012-08-28 2019-09-17 Osprey Medical, Inc. Volume monitoring device
US11116892B2 (en) 2012-08-28 2021-09-14 Osprey Medical, Inc. Medium injection diversion and measurement
CN108580180B (zh) * 2012-10-01 2021-09-03 武藏工业株式会社 分配器用柱塞、分配器及液体材料的吐出方法
US9101717B2 (en) * 2013-03-12 2015-08-11 Carefusion 303, Inc. Non-vented vial access syringe
TWI572387B (zh) 2014-11-21 2017-03-01 羅文甫 注射器定位裝置
EP3373858B1 (en) 2015-11-13 2022-03-30 Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc. Intraocular lens insertion device
EP3348294A1 (en) * 2017-01-13 2018-07-18 Carebay Europe Ltd. Medicament delivery device
US11517683B2 (en) * 2017-05-10 2022-12-06 Flatmed, Llc. Syringe for detecting pressure change
US20190201620A1 (en) * 2017-12-29 2019-07-04 Repro-Med Systems, Inc. High flow at low pressure infusion system and method
US11229722B2 (en) 2018-01-29 2022-01-25 Omer Peled System and method for harvesting autologous adipose tissue
US11499841B2 (en) 2019-04-12 2022-11-15 Osprey Medical, Inc. Energy-efficient position determining with multiple sensors
CN113349829B (zh) * 2021-04-27 2022-07-26 四川大学华西医院 一种肿瘤积液取样送检装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3998223A (en) * 1975-10-24 1976-12-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Syringe apparatus
US4064879A (en) * 1976-04-06 1977-12-27 Metatech Corporation Pressure-indicating syringe
US4340051A (en) * 1981-01-12 1982-07-20 Saul Leibinsohn Finger-pressure cushioning and indicating device, and syringe including same
US4624659A (en) * 1985-09-24 1986-11-25 Goldberg Edward M Syringe with pressure sensing means
US4660569A (en) * 1986-02-10 1987-04-28 Sealsyringe Corporation Venting, automatic-stopping, aspirating plungers for syringes
DE3830653A1 (de) * 1988-09-09 1990-03-22 Braun Melsungen Ag Besteck fuer die intrapleurale regionalanaesthesie
US5270685A (en) * 1991-07-02 1993-12-14 Mallinckrodt Medical, Inc. Syringe pressure monitor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525882A (ja) * 2007-05-04 2010-07-29 マリンクロット インコーポレイテッド 医療用流体注入を制御するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
MX9705734A (es) 1998-08-30
US6086559A (en) 2000-07-11
EP0806972B1 (de) 2001-11-21
WO1996023539A1 (de) 1996-08-08
BR9607266A (pt) 1997-12-30
JP3860835B2 (ja) 2006-12-20
ES2169226T3 (es) 2002-07-01
DE59608262D1 (de) 2002-01-03
DE19503230A1 (de) 1996-08-08
EP0806972A1 (de) 1997-11-19
CA2211555A1 (en) 1996-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3860835B2 (ja) 特に医療を目的とする圧力を制御して流体を取扱う装置
KR100578288B1 (ko) 압력/힘이 컴퓨터로 제어되는 약 송출 시스템 및 그와유사한 것
US10111683B2 (en) Positioning and tissue sensing devices and methods
EP1670522B1 (en) Drug infusion device with tissue identification using pressure sensing
JP7050816B2 (ja) 圧力変化を検出するためのシリンジ
JP2009504316A (ja) 注入圧力検出を使用した中枢・末梢神経組織の識別のための医薬注入装置
US20080281265A1 (en) Handpiece For Fluid Administration Apparatus
EP3419501A1 (en) Device and method for identification of a target region
KR102422932B1 (ko) 표적 영역의 식별을 위한 디바이스 및 방법
Voss Parenteral infusion devices
WO2008036890A1 (en) Method and device to identify the impedance of tissues and other materials
NL2014978B1 (en) Infusion pump unit.
CN112336422B (zh) 穿刺套件和穿刺装置
RU142550U1 (ru) Устройство для обнаружения эпидурального пространства
Voss et al. 83.1 Performance Criteria for Intravenous Infusion Devices
Dubey et al. Accidental placement of an epidural catheter into subarachnoid space and timely detection of it after test dose
JPH09173449A (ja) 薬液微量注入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051129

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term