JPH10512293A - 哺乳動物ctla−8および関連薬剤の新規使用 - Google Patents

哺乳動物ctla−8および関連薬剤の新規使用

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JPH10512293A JP9516631A JP51663197A JPH10512293A JP H10512293 A JPH10512293 A JP H10512293A JP 9516631 A JP9516631 A JP 9516631A JP 51663197 A JP51663197 A JP 51663197A JP H10512293 A JPH10512293 A JP H10512293A
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Abstract

(57)【要約】 個体の異常な生理学的状態を処置するために、CTLA-8を使用する組成物および方法。方法は、治療有効量のCTLA-8を単独で、または他の治療剤との組合せて投与する工程、あるいは、CTLA-8拮抗物質を投与する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 哺乳動物CTLA-8および関連薬剤の新規使用 発明の背景 脊椎動物の免疫系は、多くの器官およびいくつかの異なるタイプの細胞から構 成される。2つの主要なタイプの細胞は、骨髄系統およびリンパ球系統を含む。 リンパ細胞系統においては、B細胞(胎児の肝臓または成人の骨髄での分化とし て本来特徴付けられている)およびT細胞(胸腺での分化として本来特徴付けら れている)がある。例えば、Paul(編)(1993)Fundamental Immunology(第3版) 、Raven Press.New Yorkを参照のこと。 免疫応答または細胞分化の発達の多くの局面において、サイトカインとして公 知の可溶性タンパク質が、細胞相互作用の調節において重要な役割を担う。これ らのサイトカインはまた、多くの方法で細胞の活性を媒介する。多くの場合、そ れらは、莫大な数の前駆細胞(progenitor)(免疫応答を担う系統を構成する) への造血幹細胞の増殖、成長、および分化を調整することが示されている。それ らはまた、免疫応答および生理において極めて重要である。 しかし、これらの成熟経路において、異なる発達段階の細胞により発現される 細胞分子は、まだ完全には同定されていない。さらに、シグナル分子の作用の役 割および機構(これらの細胞の種々の生理学的状態、発達状態、または増殖状態 を、誘導、維持、または調整する)は、わずかしか理解されていない。明らかに 、免疫系および種々のストレスに対するその応答は、医薬に関連している(例え ば、感染症、ガン関連応答および処置、アレルギー応答ならびに移植拒絶反応) 。例えば、Thornら、Harrison's Principles of Internal Medicine、McGraw/Hi ll、New Yorkを参照のこと。 医科学は、環境要因に対する不十分なまたは不都合な生理学的応答についての 治療に作用することにおいて、免疫系の適切な動員または抑制に大きく依存して いる。しかし、免疫系がどのように調節されるか、またはどのように分化するか についての理解の欠如は、生物学的攻撃(すなわち、細菌、真菌、またはウイル ス)に対する免疫機構を有利に調整する能力を妨げてきた。従って、関連細胞の 発達または生理の、異常なまたは不適切な調節により特徴付けられる医学的状態 は、処理不能のままである。特定のサイトカインおよびそれらの生理学的効果の 発見および特徴付けは、免疫系、造血細胞、ならびに他のタイプの細胞に影響を 与える広範囲の変性状態または他の状態についての治療法の開発に貢献する。本 発明は、これらの問題および多くの他の問題のいくつかに対する解決を提供する 。 発明の要旨 本発明は、部分的に、免疫応答の種々のモデルにおけるCTLA-8の生理学的役割 の発見に基づいている。特に、CTLA-8の役割は、感染症、造血の発達、およびウ イルス感染に関与する経路において説明されている。 本発明は哺乳動物G-CSF、ならびにCTLA-8および/またはIL-6を含む組成物を包 含する。好ましくは、G-CSF、CTLA-8、およびIL-6は組換えヒトタンパク質であ る。受容可能なキャリアを含む薬学的組成物もまた、意図される。 本発明はまた、例えば、微生物感染;敗血症;または異常造血を羅患している 動物を処置するために、組成物を投与する方法を提供する。また、例えば、微生 物感染;敗血症;または異常造血を処置するために、単独でCTLA-8を投与する方 法を含む。特定の実施態様において、CTLA-8は、末梢血液において好中球のレベ ルを増加させ、および/またはCD34+前駆細胞の好中球または単球への分化を誘導 する。 本発明は、胸部または腹部の外科手術に起因するグラム陰性細菌感染(例えば 、敗血症)から動物を防御するために、CTLA-8の有効量を投与する方法を含む。 また、例えば、細胞切除(cyto-ablative)治療;胸部外科手術;または腹部外 科手術前に、CTLA-8を投与する方法が含まれる。 図面の簡単な説明 図1および図2は、造血前駆細胞におけるCTLA-8の効果を示す。5μgのCTLA- 8を、C57BL6/Nマウスの1組に7日間毎日注射した。同様に、マウスの別の組をG -CSFで処置した。7日目に、処置したマウスから分離した白血球を、照射したレ シピエントに移動した。8日目に、脾臓をcfu-sアッセイのために採取し、そし て12日目に白血球をcfu-cアッセイのために集めた。これらの両方は、Johnsonら (1977)Proc .Nat'l.Acad.Sci. 74:3879-3884に記載されている。 好適な実施態様の詳細な説明 I.一般原理 本発明は、機能的に重要なT細胞が発現した分子に特徴的な特性を示す種々の 哺乳動物のタンパク質をコードするDNA配列を利用する。cDNA配列は、サイトカ イン、成長因子、および腫瘍遺伝子をコードするmRNAに特徴的である種々の特徴 を示す。本来、マウス(しかし、ここで、本明細書に記載のようにラットとして 認識された)由来であると思われるマウス遺伝子は、推定150アミノ酸タンパク 質をコードするオープンリーディングフレームを含む。このタンパク質は、ウイ ルス遺伝子(ヘルペスウイルス サイミリ(Saimiri) ORF13)によりコードさ れた推定タンパク質に57%相同である。メッセージを、T細胞に適用した差引き ハイブリダイゼーション方法を使用して単離した。 これらのタンパク質は、CTLA-8タンパク質と称される。天然のタンパク質は、 標的細胞において生物学的または生理学的応答を導く種々の生理学的応答を媒介 し得るはずである。最初の研究は、このタンパク質をコードするメッセージを、 造血細胞の種々の細胞株に局在化した。抗原をコードする遺伝子を、マウス染色 体1Aおよびヒト染色体2q31にマップした。マウスCTLA-8(ラット)の元の特徴付 けは、Rouvierら(1993)J .Immunol. 150:5445-5456に報告されている。他の哺 乳動物種におけるタンパク質についての同様の配列もまた、利用可能であるはず である(特に、マウスおよびヒト)。米国特許出願第08/250,846号;米国特許出 願第08/177,747号;および米国特許出願第08/077,203号を参照のこと。 CTLA-8と共に粘着性ヒト滑液細胞(synovial cell)を培養することは、IL-6 およびIL-8の産生をもたらす。マウスに対する特定の細菌の攻撃は、敗血状態に ついての受け入れられたモデルである。組換えIL-6のIL-6ノックアウトマウスへ の投与は、細菌の攻撃の間、十分な防御効果を与える。従って、CTLA-8は、この IL-6が媒介した防御の誘導において、重要な要因である。いくつかの通常タイプ の細菌感染に対する抵抗力はまた、好中球の存在に強く依存する。動物のCTLA-8 を用いる予備処置(好中球増加を誘導することが可能である)により、致死E .c oli 感染から完全に防御される。G-CSFは、好中球の骨髄から末梢への放出を誘導 するが、これは比較的遅い効果である(例えば、数日に渡る)。さらに、有意な 数の患者(細胞切除治療に続いて骨髄移植を受けた)は、G-CSFの末梢血液移動 に関して屈折性であった。他方、CTLA-8およびIL-6は、好中球の末梢上皮から循 環系への放出を刺激する。これは、非常に早い効果である(例えば、数時間に渡 る)。 CTLA-8/IL-6経路による好中球の移動は、より迅速である。これは、早い回復 が必要とされる疾患状態において明らかに有益である。例えば、外科手術(すな わち、胸部または腹部手術)を受けた何人かの患者は、グラム陰性細菌の感染ま たはグラム陰性細菌のクリアランスにより引き起こされる術後の敗血症発症を受 ける。Berkow(編)The Merck Manual of Diagnosis and Therapy、Merck & Co.、 Rahway、N.J.。処置は、敗血症性ショックを避けるために、積極的でなければな らず、かつ結果は迅速でなければならない(例えば、数時間以内)。CTLA-8およ びG-CSF、IL-6およびG-CSFの組合せの治療、またはCTLA-8単独の治療は、この迅 速な治癒を提供し得る。これらの組合せはまた、細胞切除または外科的治療を受 ける個体を、手順が実際に行われる恐らく数日前に、予備処置することにより、 感染または敗血症に対する防御を付与することにおいて有用であり得る。 CTLA-8はまた、リウマチ様骨液球および腎臓上皮癌腫細胞株による顆粒球コロ ニー刺激因子(G-CSF)の分泌を誘導することが可能である(好中球における役 割を示唆する)。CTLA-8は、CD34+前駆細胞の優勢的な好中球集団への増殖およ び分化において著しい効果(表面抗原の形態および発現パターンに基づく)を有 する。ガンの処置のために細胞切除治療を受ける患者は、しばしばもたらされる 好中球減少症の程度により制限される投薬を受ける。これは、これらの患者を微 生物(すなわち、細菌または真菌)の感染に対して影響を受けやすくし得る。従 って、CTLA-8およびG-CSF、またはIL-6およびG-CSFの組合せは、有効な造血細胞 の再集団形成を促進し得る。組合せは、効果が異なる経路を介して媒介されるよ うにみえるように、いずれか単独よりも大きな効果を有する。 繊維芽細胞によるサイトカイン分泌の一般のアクチベーターとして、CTLA-8は 繊維芽細胞INF-βの分泌を増強するようである。従って、これは、ウイルス感染 を制限する抗ウイルス状態の発達をもたらし得る。 以下の説明は、例示を目的として、マウス(ラットまたはマウス)またはヒト CTLA-8タンパク質に関連しているが、さらに、他の種からの関連した実施態様に 適用可能である。 II.核酸 核酸の一般的な説明、それらの操作、およびそれらの使用は、以下の参考文献 において提供される:米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08/177,747 号;米国特許出願第08/077,203号;PCT/US95/00001;Goodnow(1992)「トランス ジェニック動物」、Roitt(編)Encyclopedia of Immunology Academic Press、Sa n Diego、1502-1504頁;travis(1992)Sience 256:1392-1394;Kuhnら(1991)Sci ence 254:707-710;Capecchi(1989)Science 244:1288;Robertson(1987)(編)T eratocarcinomas and Embryonic Stem Cells :A Practical Approach IRLPress 、Oxford;Rosenberg(1992)J .Clinical Oncology 10:180-199;ならびに、Cou rnoyerおよびCaskey(1993)Ann .Rev.Immunol. 11:297-329;WetmurおよびDavi dson(1968)J .Mol.Biol. 31:349-370;これらのいずれも参考として引用する 。さらなる局面は、本明細書中で提供される技術を参照すると、当業者には明ら かである。 III.精製CTLA-8タンパク質 薬学的または生化学的背景において、タンパク質およびポリペプチドの一般的 な説明は、例えば:Goodmanら(編)(1990)Goodman & Gilman's :The Pharmacolog ical Bases of Therapeutics (第8版)、Pergamon Press;Freifelder(1982)Ph ysical Biochemistry (第2版)、W.H.Freeman;CantorおよびSchimmel(1980)B iophysical Chemistry 、パート1-3、W.H.Freeman & Co.、San Francisco、にお いて見出され得る。ラットCTLA-8、マウスCTLA-8、およびヒトCTLA-8の特定の説 明は、例えば、Rouvierら(1993)J .Immunol. 150:5445-5456;米国特許出願第0 8/250,846号;米国特許出願第08/177,747号;米国特許出願第08/077,203号;お よびPCT/US95/00001に見出される。 IV.CTLA-8タンパク質の作製;模擬体 CTLA-8タンパク質またはそのフラグメントをコードするDNAは、化学合成、cDN Aライブラリーのスクリーニングによって、または広範囲の種々の細胞株または 組織サンプルから調製されたゲノムライブラリーをスクリーニングすることによ って得られ得る。 このDNAは、以下の文献に記載のように広範囲の種々の発現系において発現さ れ得る。例えば、米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08/177,747号; 米国特許出願第08/077,203号;PCT/US95/00001;Kaufmanら(1985)Molec .and Ce ll.Biol. 5:1750-1759;Pouwelsら(1985および増刊)Cloning Vectors :A Labo ratory Manual 、Elsevier、N.Y.、Rodriquezら(1988)(編)Vectors:A Survey of Molecular Cloning Vectors and Their Uses 、Buttersworth、Boston、MA;Rodr iguezおよびDenhardt(編)Vectors :A Survey of Molecular Cloning Vectors an d Their Uses 、Buttersworth、Boston、第10章、205-236頁;Okayamaら(1985)Mo l .Cell Biol. 5:1136-1142;pMClneo Poly-A、Thomasら(1987)Cell 51:503-51 2;O'Reillyら(1992)Baculovirus Expression Vectors :A Laboratory Manual Fr eeman and Co.、CRC Press、Boca Raton、Fla;Low(1989)Biochim .Biophys. Ac ta 988:427-454;Tseら(1985)Science 230:1003-1008;およびBrunnerら(1991)J .Cell Biol. 114:1275-1283を参照のこと;これらのいずれも、参考として援 用する。 CTLA-8タンパク質が特徴付けられているので、そのフラグメントまたはその誘 導体は、ペプチド合成のための従来のプロセスにより調製され得る。これらは、 以下の文献に記載のようなプロセスを含む。例えば、StewartおよびYoung(1984)Solid Phase Peptide Synthesis 、Pierce Chemical Co.、Rockford、IL;Bodans zkyおよびBodanszky(1984)The Practice of Peptide Synthesis、Springer-Verl ag、New York;Bodanszky(1984)The Principles of Peptide Synthesis、Spring er-Verlag、New York;および、Merrifieldら(1963)J .Am.Chem.Soc. 85:214 9-2156;これらのいずれも、参考として援用する。さらなる局面は、本明細書中 で提供される技術を参照すると、当業者には明らかである。 V.物理的改変体 CTLA-8タンパク質のアミノ酸配列と実質的なアミノ酸配列相同性を有するタン パク質またはペプチドもまた、意図される。改変体は、種改変体または対立遺伝 子改変体を含む。相同性または配列の同一性は、以下の文献において定義される 。例えば、米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08/177,747号;米国特 許出願第08/077,203号;PCT/US95/00001;Needlehamら(1970)J .Mol.Biol. 48 :443-453;Sankoffら(1983)Time Warps 、String Edits、and Macromolecules: The Theory and Practice of Sequence Comparison 、第1章、Addison-Wesley、 Reading、MA;IntelliGenetics、Mountain View、CAからのソフトウェアパッケ ージ;および、Wisconsin Genetics Computer Group大学、Madison、WIのソフト ウェアパッケージ。 CTLA-8タンパク質をコードする単離されたDNAは、以下の文献に記載のように 容易に改変され得る。例えば、米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08 /177,747号;米国特許出願第08/077,203号;PCT/US95/00001;Sambrookら(1989) およびAusubelら(1987および増刊);Cunninghamら(1989)Science 243:1330-13 36;O'Dowdら(1988)J .Biol.Chem. 263:15985-15992;および、Carruthers(198 1)Tetra .Letts. 22:1859-1862;これらのいずれも、参考として援用する。さ らなる方法は、本明細書中で提供される技術を参照すると、当業者には明らかで ある。 VI.機能的改変体 CTLA-8タンパク質に対する生理学的応答のブロックキングは、天然CTLA-8の改 変体による抗原のその天然の結合パートナーへの結合の阻害からもたらされ得る 。このような改変体を作製するための方法は、以下の文献に記載されている。例 えば、米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08/177,747号;米国特許出 願第08/077,203号;PCT/US95/00001;Godowskiら(1988)Science 241:812-816; Be aucageおよびCarruthers(1981)Tetra .Letts. 22:1859-1862;Sambrookら(1989 )Molecular Cloning :A Laboratory Manual(第2版)、第1-3巻、Cold Spring Harbor Laboratory;Merrifield(1963)J .Amer.Chem.Soc. 85:2149-2156;Me rrifield(1986)Science 232:341-347;Athertonら(1989)Solid Phase Peptide Synthesis :A Practical Approach 、IRL Press、Oxford;Cunninghamら(1989)Sc ience 243:1339-1336;O'Dowdら(1988)J .Biol.Chem. 263:15985-15992;お よび、Lechleiterら(1990)EMBO J. 9:4381-4390;これらのいずれも、参考とし て援用する。さらなる方法は、本明細書中で提供される技術を参照すると、当業 者には明らかである。 VII.抗体 抗体は、種々のCTLA-8タンパク質(種改変体または対立遺伝子改変体、および そのフラグメントを、それらの天然に存在する形態およびそれらの組換え形態の 両方を含む)に対して惹起され得る。さらに、抗体は、CTLA-8タンパク質のそれ らの活性形態か、または不活性形態のいずれかに対して惹起され得る。抗イディ オタイプ抗体もまた、意図される。抗体を産生するための方法、結合組成物およ びそれらを使用するための方法は、以下の文献に記載されている。例えば、米国 特許出願第08/250,846号;米国特許出願第08/177,747号;米国特許出願第08/077 ,203号;PCT/US95/00001;Coligan(1991)Current Protocols in Immunology Wil ey/Greene;HarlowおよびLane(1989)Antibodies :A Laboratory Manual Cold Sp ring Harbor Press;Chan(編)(1987)Immunoassay :A Practical Guide Academic Press、Orlando、Fla.;Ngo(編)(1988)Nonisotopic Immunoassay Plenum Press 、NY;PriceおよびNewman(編)(1991)Principles and Practice of Immunoassay Stockton Press、NY;Microbiology Hoeber Medical Division、HarPerおよびRo w、1969;Landsteiner(1962)Specificity of Serological Reactions、Dover Pu blication、New York、Williamsら(1967)Methods in Immunology and Immunoche mistry 、第1巻、Academic Press、New York;Stitesら(編)Basic and Clinical Immunology (第4版)、Lange Medical Publications、Los Altos、CA、および 本明細書中で引用される参考文献;HarlowおよびLane(1988)Antibodies :A Laboratory Manual 、CSH Press;Goding(1986)Monoclonal Antibodies :Princip les and Practice (第2版)Academic Press、New York;KohlerおよびMilstein (1975)Nature 256:495-497;Huseら(1989)「λファージにおけるイムノグロブ リンレパートリーの大コンビナトリアルライブラリーの生成」、Science 246:1 275-1281;Wardら(1989)Nature 341:544-546;米国特許第3,817,837号;同第3, 850,752号;同第3,939,350号;同第3,996,345号;同第4,277,437号;同第4,275, 149号;および同第4,366,241号;ならびに、Cabilly、米国特許第4,816,567号; これらのいずれも、参考として援用する。さらなる方法は、本明細書中で提供さ れる技術を参照すると、当業者には明らかである。 VIII.使用 哺乳動物CTLA-8は、種々の治療的使用(すなわち、敗血症の処置;造血の発達 ;またはウイルス状態の処置)を有する。CTLA-8の有効量の投与は、代表的には 、少なくとも約100 ng/kg体重;通常は、少なくとも約1μg/kg体重;および、し ばしば約1 mg/kg体重未満;または、好ましくは約10 mg/kg体重未満である。有 効量は、代表的に、少なくとも約10%;通常は、少なくとも約20%;好ましくは 、少なくとも約30%;または、より好ましくは、少なくとも約50%、症状を減退 させる。本発明は、さらなる診断および治療の適用(本明細書中の他の箇所に、 例えば、生理学的もしくは発生学的な異常性についての一般的な記載、または以 下の診断のためのキットの説明において記載される)において使用が見出される 薬剤を提供する。以下の文献を参照のこと。例えば、米国特許出願第08/250,846 号;米国特許出願第08/177,747号;米国特許出願第08/077,203号;PCT/US95/000 01;Berkow(編)The Merck Manual of Diagnosis and Therapy、Merck & Co.、Rah way、N.J.;Thornら、Harrison's Principles of Internal Medicine、McGraw-Hi ll、NY;Gilmanら(編)(1990)Goodman and Gilman's :The Pharmacological Base s of Therapeutics 、第8版、Pergamon Press;Remington's Pharmaceutical Sc iences 、第17版(1990)Mack Publishing Co.、Easton、Penn;Langer(1990)Scien ce 249:1527-1533;Merck Index、Merck & Co.、Rahway、New Jersey;Avisら( 編)(1993)Pharmaceutical Dosage Forms :Parenteral Medications、第2版、 Dekker、NY;Liebermanら(編)(1990)Pharmaceutical Dosage Forms :Tablets、 第2版、Dekker、NY;Liebermanら(編)(1990)Pharmaceutical Dosage Forms :Di sperse Systems Dekker、NY;Fodorら(1991)Science 251:767-773、Coligan、C urrent Protocols in Immunology ;Hoodら、Immunology Benjamin/Cummings;Pa ul(編)Fundamental ImlnunologyMethods in Enzymology Academic Press;Par ceら(1989)Science 246:243-247;Owickiら(1990)Proc .Nat'l.Acad.Sci.US A 87:4007-4011;ならびに、BlundellおよびJohnson(1976)Protein Crystallog raphy 、Academic Press、New York;これらのいずれも、参考として援用する。 さらなる使用は、本明細書中で提供される技術を参照すると、当業者には明らか である。 IX.キット 本発明はまた、CTLA-8タンパク質の使用、そのフラグメントの使用、ペプチド の使用を意図しており、そしてそれらの融合産物もまた、以下の参考文献に記載 されるように、結合組成物の存在を検出するための種々の診断キットおよび方法 において使用され得る。例えば、米国特許出願第08/250,846号;米国特許出願第 08/177,747号;米国特許出願第08/077,203号;PCT/US95/00001;HarlowおよびLa ne(1988)Antibodies :A Laboratory Manual、CSH;米国特許第3,645,090号;米 国特許第3,940,475号;Rattleら(1984)Clin .Chem. 30:1457-1461;米国特許第 4,659,678号;およびVialletら(1989)Progress in Growth Factor Res. 1:89-9 7;これらのいずれも、参考として援用する。 本発明の大まかな範囲が以下の実施例に関して最も理解されるが、これらは本 発明を特定の実施態様に限定することを意図しない。 実施例 I.一般的方法 標準方法のいくつかは、例えば、以下の文献に記載または参照される。Maniat isら(1982)Molecular Cloning ,A Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Lab oratory、Cold Spring Harbor Press;Sambrookら(1989)Molecular Cloning :A Laboratory Manual 、(第2版)、第1〜3巻、CSH Press、NY;Ausubelら、Biolo gy 、Greene Publishing Associates、Brooklyn、NY;または、Ausubelら(1987お よび増刊)Current Protocols in Molecular Biology Greene/Wiley、New York; Innisら(編)(1990)PCR Protocols :A Guide to Methods and Applications Acad emic Press、N.Y.。タンパク質の精製方法は、硫酸アンモニウム沈澱、カラムク ロマトグラフィー、電気泳動、遠心分離、結晶化などのような方法を含む。例え ば、以下を参照のこと。Ausubelら(1987および定期的増刊);Deutscher(1990)「 タンパク質精製の手引き」、Methods in Enzymology、第182巻、およびこのシリ ーズにおける他の巻;ならびに製造業者のタンパク質精製製品の使用説明書、例 えば、Pharmacia(Piscataway、N.J.)またはBio-Rad(Richmond、CA)。組換え 技術との組合せは、適切なセグメント(例えば、FLAG配列またはプロテアーゼに よって除去可能な配列を介して融合され得る等価物)への融合を可能にする。例 えば、以下を参照のこと。Hochuli(1989)Chemische Industrie 12:69-70;Hoch uli(1990)「金属キレート吸収剤を用いる組換えタンパク質の精製」Setlow(編)G enetic Engineering ,Principle and Methods 12:87-98、Plenum Press、N.Y. ;およびCroweら(1992)QIAexpress :The High Level Expression & Protein Pur ification System 、QUIAGEN、Inc.、Chatsworth、CA。 FACS解析は、以下に記載されている。Melamedら(1990)Flow Cytometry and So rting Wiley-Liss、Inc.、New York、NY;Shapiro(1988)Practical Flow Cytome try Liss、New York、NY;およびRobinsonら(1993)Handbook of Flow Cytometry Methods Wiley-Liss、New York、NY。 II.CTLA-8タンパク質をコードするDNAクローンの単離 マウスCTLA-8の単離は、Rouvierら(1993)J .Immunol. 150:5445-5456に記載 されている。また、米国特許出願第08/077,203号を参照のこと。CTLA-8 メッセージの供給源 種々の細胞株を、適切なプローブを用いて、高いレベルのメッセージの発現に ついてスクリーニングをする。適切な細胞株を、CTLA-8メッセージの発現レベル に基づいて選択する。出願人らは、活性化された細胞傷害性T細胞について差引 きハイブリダイゼーション方法を使用した。CTLA-8 をコードするクローンの単離 標準PCR技術を使用して、ゲノムライブラリーまたはcDNAライブラリーからの 、あるいはmRNAからのCTLA-8遺伝子配列を増幅する。適切なプライマーを、記載 された配列から選択し、そして完全長のクローンを単離する。種々の長さの、そ しておそらく配列において差異を有する、種々の組合せのプライマーが調製され 得る。完全長のクローンがハイブリダイゼーションプローブとして使用され得、 ストリンジェントなまたはストリンジェンシーがより低いハイブリダイゼーショ ンの条件を使用して、他の相同遺伝子に対してスクリーニングされる。 別の方法において、オリゴヌクレオチドはライブラリーをスクリーニングする ために使用される。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術と組み合わせて、適切な 配向の合成オリゴヌクレオチドがライブラリーから適当なクローンを選択するた めのプライマーとして使用される。 III.ヒトCTLA-8の単離 ヒトゲノムライブラリーを、Clontech(カタログ番号HL1006d)から入手し、 マウスCTLA-8の配列を完全にコードする453塩基対からなるcDNAプローブを用い てスクリーニングした。多くの独立したλクローンが、マウスCTLA-8プローブと 強くハイブリダイズすることが見出された。1つのクローンは、およそ2000塩基 対のハイブリダイズしているXbaIフラグメント(これは、ヒトゲノムDNAのサザ ンブロットで同様のプローブを使用して以前に検出されたフラグメントとに対応 する)を含む。この2000塩基対のフラグメントをBluescript(Stratagene)にサ ブクローンし、そして配列決定した。これは、マウスCTLA-8に83.8%相同である 240塩基対領域を示した。この領域の翻訳は、マウスCTLA-8推定タンパク質の79 個のカルボキシ末端アミノ酸に70.8%相同であるアミノ酸配列を生じた。エキソ ンをプローブとして使用し、コードする領域の最後の21個のヌクレオチドに対応 するプライマーで作製されたcDNAライブラリーをスクリーニングした。3つの独 立したcDNAクローンが、ヒトCTLA-8を完全にコードする領域を含んで得られた。 468塩基対のオープンリーディングフレームは、理論的分子量17,100ダルトンを 有する155アミノ酸ポリペプチドをコードする。このヒトCTLA-8は、ウイルスのO RF-13に66.4%相同であり、そしてマウスCTLA-8がコードされるタンパク質に58. 3%相同である。さらに、6個のシステインが、3つの遺伝子の間で保存されて おり、ならびに推定されるグリコシル化およびリン酸化部位も保存されている。 ヒトCTLA-8のアミノ酸配列の分析は、シグナルペプチドに類似する、アミノ末 端の19残基(7から約25まで)の疎水的ストレッチを明らかにした。ヒトCTLA-8 は、サイトカインに類似する分子量の分泌タンパク質である可能性が高い。米国 特許出願第08/077,203号を参照のこと。 IV.CTLA-8タンパク質の生化学的特徴付け 2つのヒトCTLA-8の形態を、異種細胞において発現した;天然形態、およびカ ルボキシ末端でFLAGペプチドを示す組換え形態。例えば、Croweら(1992)QIAexpr ess :The High Level Expression and Protein Purification System QIAGEN、I nc.Chatsworth,CA;およびHoppら(1988)Bio/Technology 6:1204-1210を参照 のこと。これらの2つのヒトCTLA-8タンパク質の形態を、発現ベクターpME18Sま たはpEE12に導入し、次いでエレクトロポーレーションによりCOS-7細胞またはNS O細胞にそれぞれトランスフェクトした。エレクトロポーレートされた細胞を、 次いで10%ウシ胎児血清を補充したRPMI培地で48時間培養した。次いで、細胞の タンパク質を標識するために、細胞を35S-メチオニンおよび35S-システインと共 にインキュベートした。還元条件下のSDS-PAGEでのタンパク質の比較は、ヒトCT LA-8によってトランスフェクトされた細胞が15,000ダルトンのポリペプチドを分 泌することを示した。非還元のSDS-PAGEは、28,000ダルトン付近および33,000ダ ルトン付近の2つの特異的バンドを示した。エンドグリコシダーゼ F(Boehring er Mannheim)処理は、より高い分子量種が、ヒトCTLA-8のN-グリコシル化され た形態を表すことを証明した。 活性化CD4+T細胞により産生されたヒトCTLA-8の天然形態もまた、トランスフ ェクトされたCOS-7細胞またはNSO細胞のものと同様に二量体として分泌されるか どうかを決定するために、末梢血液単核細胞(PBMC)を、Ficoll勾配で500 mlの ヒト血液から精製した。B細胞、CD8+T細胞、単球、およびNK細胞を、抗CD19、抗 CD8、抗CD14、および25μgのNKH1モノクローナル抗体(Coulter、Hialeah、FL) を含む100μlの腹水液(ascitic fluid)を使用して涸渇した。4℃で30分間の インキュベーションの後、PBMCを10%ウシ胎児血清(FCS)を含むRPMIで2回洗 浄した。マウスIgGに対するヤギ抗体でコートされた常磁性ビーズ(Dynabeads M 450、Dynal、Oslo、Norway)を、最終濃度5ビーズ/涸渇される細胞で添加した 。次いで、所望でない細胞を、磁石に3回通して除去した。残留する細胞は、87 %純度のCD4+細胞であって、これを10%FCS、10ng/mlのPMA(Sigma、St.Louis、 MO)および500ng/mlのイオノマイシン(Sigma、St.Louis、MO)を含むDMEM F12 (Gibco、Gaithersburg、MD)で107細胞/mlに希釈した。5%のCO2中、37℃で4 時間のインキュベーションの後、培地を、透析された1%FCS、10 ng/mlのPMAお よび500ng/mlのイオノマイシンを補充したメチオニンおよびシステイン非含有の DMEM(ICN Biomedicals、Costa Mesa、CA)に変更し、5%のCO2中、37℃で1時 間インキュベーションした。100μCi/mlの35S-メチオニンおよび35S-システイン (Amersham)を添加し、代謝的標識を、5%のCO2中、37℃で18時間行った。抗I FN-γ Mab B27および0.5mlのProtein-G Sepharose(Sigma St.Louis.MO)によ る上清の予備洗浄に続いて、上清をヒトCTLA-8に対するモノクローナル抗体を使 用して免疫沈降した。免疫沈降したタンパク質をSDS-PAGEで分析した。CD4+T細 胞およびトランスフェクトされたNSO細胞は、それぞれヒトCTLA-8二量体の非N- グリコシル化形態およびN-グリコシル化形態に対応する28,000ダルトンおよび33 ,000ダルトンの2つのバンドを示した。それゆえ、トランスフェクトされたNSO 細胞由来のヒトCTLA-8および活性化されたT細胞から単離したCTLA-8は、同一の 生物学的特徴を示す。 V.ヒトCTLA-8の大量産生 生物学的アッセイのために、ヒトCTLA-8およびヒトCTLA-8-FLAGを、1%Nutri doma HU(Boeringer Mannheim、Mannheim、Germany)を補充したRPMI培地で増殖 したトランスフェクトされたCOS-7細胞を用いて大量に産生し、次いで精製した 。 天然のヒトCTLA-8またはヒトCTLA-8-FLAGをより大量に産生するために、NSO細 胞の安定な形質転換体をCelltechにより開発された方法論(Slough、Berkshire 、UK;国際特許出願第WO86/05807号、同第WO87/04462号、同第WO89/01036号、お よび同第WO89/10404号)に従って調製した。CTLA-8およびCTLA-8-FLAGの両方をp EE12にサブクローンし、次いでエレクトロポーレーションによりNSO細胞にトラ ンスフェクトした。トランスフェクトされたNSO細胞を、Celltechのプロトコル に記載のように、10%ウシ胎児血清を補充したグルタミン非含有の選択培地に播 種した。最もよく産出している細胞株由来の上清を、ヒトCTLA-8およびヒトCTLA -8-FLAGの生物学的アッセイおよび精製に使用した。ヒトCTLA-8タンパク質の精製 代表的に、ヒトCTLA-8またはヒトCTLA-8-FLAGを含む上清1lを、Chelating S epharose Fast Flow matrix(Pharmacia、Upsalla、Sweden)にZn++イオンを吸 着させたカラム(60ml)に通した。10倍容量の結合緩衝液(His-Bind Buffer ki t、Novagen、Madison、WI)を用いて洗浄後、金属イオンにより保持されたタン パク質を、20〜100 mMのイミダゾール勾配を用いて溶出した。溶出画分中のヒト CTLA-8-FLAG含量を、抗FLAGモノクローナル抗体M2を使用するドットブロット(E astman Kodak、New Haven、CT)により測定した。一方、ヒトCTLA-8の含量を、 非還元SDS-PAGEの銀染色により評価した。次いで、CTLA-8含有画分をプールし、 そしてPBSに対して透析した。そして、これらを、生物学的アッセイにおいて使 用するかまたはDEAEカラムでの陰イオン交換HPLCによるさらなる精製に使用した 。ゲル濾過クロマトグラフによる第3工程を、SUPERDEX G-75 HRD30カラム(Pha rmacia Uppsala、Sweden)で実施し、そして銀染色したSDS-PAGEにより分析した 限り実質的に純粋なヒトCTLA-8を得た。CTLA-8 に特異的な抗体の調製 純系のBalb/cマウスを、0日目にFreund完全アジュバンド中に乳化した1 ml の精製ヒトCTLA-8-FLAGによって、および15日目および22日目にFreund不完全ア ジュバンド中に乳化した1 mlの精製ヒトCTLA-8-FLAGによって腹腔内免疫した。 このマウスを、0.5 mlの精製ヒトCTLA-8-8を静脈内に投与することによって追加 免疫した。 ハイブリドーマを、非分泌ミエローマ細胞株SP2/0-Ag8および融合剤としてポ リエチレングリコール1000(Sigma、St.Louis、MO)を使用して作製した。ハイ ブリドーマ細胞を96ウェルのFalcon組織培養プレート(Becton Dickinson、NJ) に入れ、そして80μg/mlのゲンタマイシン、2 mMのグルタミン、10%ウマ血清 (Gibco、Gaithersburg、MD)、1%ADCM(CRTS、Lyon、France)、10-5Mのアザ セリン(Sigma、St.Louis、MO)および5×10-5Mのヒポキサンチンで補充したD MEM F12(Gibco、Gaithersburg、MD)を与えた。ハイブリドーマ上清を、ヒトCT LA-8に対する抗体産生について、アセトン固定化ヒトCTLA-8トランスフェクトCO S-7細胞を使用する免疫組織化学(ICC)により、およびコーティング抗原として COS-7上清から精製したヒトCTLA-8-FLAGを使用するELISAにより、スクリーニン グした。陽性細胞クローンのアリコートを、6日間拡大して低温保存し、ならび に、プリスタン(2,6,10,14-テトラメチルペンタデカン、Sigma、St.Louis 、MO)処理したBalb/cマウス(15日前にプリスタンの腹腔内注射を受けた)由来 の腹水中で増殖させた。1 mlのPBS中の約105のハイブリドーマ細胞を腹腔内に投 与し、そして10日後、腹水を各マウスから集めた。 腹水の遠心分離後、抗体画分を硫酸アンモニウム沈澱および20 mM Tris(pH 8 .O)で平衡化したZephyr-Dケイ素カラム(IBF Sepracor)での陰イオン交換クロ マトグラフィーにより単離した。タンパク質をNaCl勾配(0〜1MのNaCl範囲) を用いて溶出した。2 mlの画分を集め、そして抗CTLA-8抗体の存在についてELI SAにより試験した。特異的な抗CTLA-8活性を含む画分をプールし、透析し、そし て凍結した。精製モノクローナル抗体のアリコートを、ペルオキシダーゼ標識し た。ヒトCTLA-8の定量 CTLA-8に特異的な抗体の中で、Ab25およびペルオキシダーゼ標識したAb16を選 択し、サンドイッチアッセイを使用してヒトCTLA-8のレベルを定量した。精製Ab 25を、コーティング緩衝液(炭酸塩緩衝液、pH 9.6、15 mM Na2CO3、35 mM NaHC O3)中で2μg/mlに希釈した。この希釈溶液を、96ウェルELISAプレート(Immun oplate Maxisorp F96 certified、NUNC、Denmark)のウェル上で室温で終夜コー トした。次いで、このプレートを、リン酸緩衝化生理食塩水および0.05%Tween2 0(Technicon Diagnositics、USA)からなる洗浄緩衝液を用いて手で1回洗浄し た。TBS-B-T緩衝液(20 mM Tris、150 mM NaCl、1%BSA(Sigma、St.Louis、MO )、および0.05%Tween 20)で希釈した110μlの精製ヒトCTLA-8を各ウェルに添 加した。37℃で3時間インキュベーションした後、プレートを1回洗浄した。TB S-B-T緩衝液において5μg/mlまで希釈した100μlのペルオキシダーゼ標識Ab16 を各ウェルに添加し、そして2時間、37℃でインキュベートした。次いで、ウェ ルを洗浄緩衝液で3回洗浄した。クエン酸/リン酸緩衝液において1 mg/mlまで 希釈した100μlのペルオキシダーゼの基質(2,2’アジノ-ビス(3エチルベ ンズチアゾイン-6-スルホン酸)(ABTS))を各ウェルに添加し、そして比色反 応物を405 nmで読み取った。検出されたヒトCTLA-8の最低濃度は、0.015 ng/ml であった。 V.CTLA-8を有する種々のタイプの細胞の処理によるIL-6分泌の誘導 腎臓上皮癌腫細胞株(TUMTおよびCHA)もまた、2 mM L-グルタミン、100 U/m l ペニシリン、50μg/ml ゲンタマイシン、20 mM Hepes緩衝液および加熱不活性 化された10%FCSを補充したRPMI 1640完全培地(Gibco BRL、Grand Island、NY )で培養した。細胞(104細胞/ウェル)を、96ウェルプレート(Falcon)におい て最終容量250μlの完全培養培地でインキュベートした。増加する濃度のヒトCT LA-8を、培養の開始に添加した。細胞非含有上清を、48時間後に集め、そしてサ イトカインアッセイまで−20℃で保存した。IL-6レベルを、Abramsら(1992)Immu nol .Rev. 127:5-24に記載のように2部位サンドイッチELISA(two-site sandw ich ELISA)により測定した。両方の細胞株は、IL-6の分泌において、増加する 濃度のCTLA-8による用量依存性の増加を示した。これらの結果を考慮すると、他 の細胞株もまた、CTLA-8の他の改変体種に対する応答について、スクリーニング される。 ヒト肺繊維芽細胞MRC-5をATCC(Rockville、MD)から入手し、2 mM L-グルタ ミン、100 U/ml ペニシリン、50 mg/ml ゲンタマイシン、20 mM Hepes緩衝液お よび加熱不活性化された10%FCSを補充したRPMI 1640完全培地(Gibco BRL Gran d Isiand、NY)で培養した。細胞(104細胞/ウェル)を、96ウェルプレート(Fa lcon)において最終容量250μlの完全培養培地でインキュベートした。増加する 濃度のヒトCTLA-8-8を、培養の開始に添加した。48時間後に細胞非含有上清を集 め、そしてサイトカインアッセイまで−20℃に保存した。IL-6レベルをELISAに より測定した。IL-6の用量依存性の誘導が観察された。 同様の結果を、成人および子供の真皮繊維芽細胞、ヒト脳上皮細胞、およびヒ ト気管支上皮細胞を使用して得られた。腎臓糸球体細胞は同様に応答するはずで ある。 VI.造血におけるCTLA-8の効果 ヒトCD34+前駆細胞を、通常送達の間に集めた索血液から得た。光密度単核細 胞を、Ficoll-Hypaque勾配で濃厚にした。次いで、CD34抗原を有する細胞を、パ ンニング工程を除く例えば、Saelandら(1988)Blood 72:1580-1588の記載のよう に陽性選択により単離した。パンニング工程は、MACSマグネチックマイクロビー ズに結合した抗CD34mAbおよびミニMACSマグネット(Miltenyi Biotec、Inc.Sun nyvale、CA)により置換された。 リウマチ様骨液球を、96ウェルプレートにおいて10%FCSを補充したRPMI 1640 完全培地に10,000細胞/ウェルの密度で播種した。5%のCO2中、37℃で1日培養 した後、これらの細胞を4000ラドにて照射した。次いで、精製hCTLA-8または対 応するタンパク質標準を最終濃度100ng/mlで添加した。精製CD34+細胞を、同時 に添加し、そして21日目まで同時培養(co-culture)した。 8から21日間の同時培養の後、hCTLA-8は、CD34+の好中球への増殖および分化 を有意に増強した。May-Grnnwald-Giemsa染色は、好中球に特有な多形核細胞の 出現を示した。これらの細胞のFACS解析もまた、好中球の表現型と一致する表面 抗原(すなわち、CD14、CD15、CD16、およびCD33)の発現を示した。単球様細胞 もまた、May-Grnnwald-Giemsa染色、およびFACS解析によるCD14+細胞の存在に よって示されるように検出された。 VII.CTLA-8はG-CSFの分泌を誘導する 関節炎リウマチの患者由来の骨液球および腎臓癌腫細胞(104細胞/ウェル)を 、増加する濃度のヒトCTLA-8とともにインキュベートした。48時間後、G-CSFの 濃度を標準的なELISA技術(RおよびDシステム)により測定した。G-CSFの分泌は 、両方のタイプの細胞において有意に増強された。このように、CTLA-8の一部の 効果もまた、G-CSF誘導の機構を通して作用し得る(効果の動力学は異なること もあり得るが)。 VIII.CTLA-8のインビボ活性 組換え、精製、エンドトキシン非含有マウスCTLA-8を、通常のC57BL/6マウス に、3日間毎日10μg/マウスの濃度で皮下投与した。血液パラメーターを日々評 価した。末梢血液の好中球に生じる用量依存性は、CTLA-8処理された動物におい て観察された。細菌の攻撃からの防御 凍結乾燥した病原性ヒトE .coli単離物(American Type Culture Collection 、バッチ番号93-10SV)を、1 mlの無菌LBブロス中に再構成した。1:10希釈物 を、37℃で終夜培養し、1:20に希釈し、そして4時間培養し、対数細菌増殖期 を得た。次いで、培養物を2000 rpmで10分間遠心分離し、ペレットを凍結培地( すなわち、10%グリセロールを有するPBS)中に再懸濁した。培養物を低温用バ イアルにアリコートし、そしてフラッシュ凍結(flash freeze)した。1つのバ イアルを融解し、1:10に希釈し、そして細菌力価を得るためにプレートし、細 菌力価をコロニー形成単位(cfu)で測定した。さらに、細菌を通常C57BL6/Nマ ウスで力価測定し、致死量(LD)を決定した。 CTLA-8の防御能力を10μgのCTLA-8を用いた予備処理により評価し、次いで3 時間後に2×107cfuの細菌を腹腔内注射した。マウスを18時間後に屠殺し、そし て肝臓の同じ部分を取り出し、プールし、そして10 mlの無菌PBS中でホモジナイ ズした。ホモジネートを10-1〜10-7に希釈し、次いでLB寒天プレート上に、2 連で、プレートした。37℃で終夜インキュベーションした後、細菌総数を評価し た。CTLA-8予備処理マウスは、非処理の標準動物よりも2〜3オーダー低い細菌 総数を与えた。平行して、マウスの第2群を上記のように処理し、そして死亡率 を測定した。変化する濃度のCTLA-8(すなわち、1μg、5μg、および10μgで )もまた、評価した。致死細菌感染に対する用量依存性防御効果を、CTLA-8を用 いて処理したマウスにおいて観察した。末梢血液の移動 5μgのCTLA-8を、C57BL6/Nマウスの1組に7日間毎日注射した。同様に、マ ウスの別の組をG-CSFによって処理した。7日目に、処理したマウス由来の分離 した白血球を、照射したレシピエントに移した。8日目に、脾臓をcfu-sアッセ イのために採取した。Johnsonら、Proc .Nat'l.Acad.Sci. 74:3879-3884を参 照のこと。2つのアッセイは、CTLA-8がG-CSFと同一経路において骨髄前駆細胞 を移動するかどうかを決定し得る。 IX.CTLA-8の抗ウイルス活性 ウイルス学および組織培養における標準技術を、CTLA-8の抗ウイルス活性を決 定するために使用し得る。Harper(編)(1993)Virology LabFax、Academic Press 、NY;およびFieldsら(編)(1986)Fundamental Virology、Raven Press、NYを参 照のこと。適切な組織培養細胞を、適切な量(プラーク形成単位、pfu)のウイ ルスストックによって感染させた。感染後、CTLA-8を種々の時間で添加し、そし てプラークアッセイを行ってウイルスの荷重減少を決定した。 あるいは、適切な動物ウイルスモデルに、数日に渡って有効投与量のCTLA-8を 注射する。ウイルス感染のレベルを、上記にように決定する。IFN-βのレベルも また、標準的なELISA技術によりアッセイする。 X.CTLA-8ホモログの単離 結合組成物を、CTLA-8タンパク質を発現する細胞株から作製された発現ライブ ラリーのスクリーニングのために使用する。標準染色技術を使用して、細胞内ま たは表面に発現した抗原を検出または分類し、あるいは表面発現形質転換細胞は 、パンニングによりスクリーニングされる。細胞内発現のスクリーニングは、種 々の染色または免疫蛍光手順により行われる。McMahanら(1991)EMBO J.、10:28 21-2832を参照のこと。 例えば、0日目に、2チャンバーパーマノックススライド(permanox slide) を、1 ml/チャンバーのフィブロネクチン(PBS中、10 ng/ml)で、30分間、室 温で予備コートする。PBSで一度リンスする。次いで、COS細胞を2〜3×105細 胞/チャンバーで1.5 mlの増殖培地中にプレートする。37℃で終夜インキュベー トする。 1日目に、それぞれのサンプルについて、血清非含有DME溶液中に66μg/mlのD EAE-デキストラン、66μMのクロロキン、および4μgのDNAの0.5mlの溶液を調製 する。それぞれの組について、陽性標準(例えば、huIL-10-FLAG cDNAの1およ び1/200希釈物、ならびに偽陰性(negative mock))を調製する。血清非含有DM Eで細胞をリンスする。DNA溶液を添加し、そして37℃で5時間インキュベートす る。培地を除去し、そしてDME中の0.5 mlの10%DMSOを2.5分間で添加する。除去 およびDMEを用いて1回洗浄する。増殖培地を1.5 ml添加し、そして終夜インキ ュベートする。 2日目に、培地を変更する。3または4日目に、細胞を固定し、そして染色す る。細胞をHankの緩衝化生理食塩水(HBSS)で2回リンスし、そして4%パラホ ルムアルデヒド(PFA)/グルコース中で5分間固定する。HBSSで3回洗浄する。 スライドは、全ての液体を除去した後、−80℃で保存され得る。それぞれのチャ ンバーについて、0.5 mlのインキュベーションを以下のように行った。32μl/ml の1M NaN3とともにHBSS/サポニン(0.1%)を20分間で添加する。次いで、細胞 をHBSS/サポニンで1回洗浄する。可溶性抗体を細胞に添加し、そして30分間イ ンキュベートする。細胞をHBSS/サポニンで2回洗浄する。第2の抗体(例えば 、Vector抗マウス抗体、1/200希釈物)を添加し、そして30分間インキュベート する。ELISA溶液(例えば、Vector Elite ABC西洋ワサビペルオキシダーゼ溶液 )を調製し、そして30分間予備インキュベートする。例えば、溶液A(アビジン )1滴および溶液B(ビオチン)1滴/2.5 ml HBSS/サポニンを使用する。細胞を HB SS/サポニンで2回洗浄する。ABC HRP溶液を添加し、そして30分間インキュベー トする。細胞をHBSSで2回洗浄する(2回目の洗浄は2分間行う。これは細胞を 結集する)。次いで、Vectorジアミノ安息香酸(DAB)を5〜10分間で添加する 。緩衝液2滴+DAB 4滴+H2O2 2滴/5 mlガラス器具で蒸留された水(glass d istilled water)を使用した。注意深くチャンバーを除去し、そして水中でスラ イドをリンスする。数分間空気乾燥し、次いでCrystal Mount 1滴およびカバー スリップ(cover slip)を加える。5分間、85〜90℃で焼成する。 あるいは、結合組成物を使用して、抗原を発現している細胞をアフィニティー 精製するかまたは分類する。例えば、SambrookらまたはAusubelらを参照のこと 。 同様の方法が、種改変体かまたは対立遺伝子改変体かのいずれかを単離するた めに適用可能である。種改変体を、プローブのような1つの種または適切な種由 来の完全長単離物またはフラグメントに基づく交差種(cross-species)ハイブ リダイゼーション技術を使用して単離する。 本明細書中で引用されるすべての参考文献は、それぞれの個々の出版物または 特許出願が参考として援用されるために詳細におよび個々に示されている程度に 、参考として本明細書中で援用される。 本発明の多くの改変および変更が、当業者に明らかであるように、その精神お よび範囲を逸脱することなくなされ得る。本明細書中に記載する特定の実施態様 は例示のみのために提供され、そして本発明は、添付の請求の範囲の用語、なら びにこのような請求の範囲が請求するものと等しいもののすべての範囲によって のみ限定されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE, GE,HU,IL,IS,JP,KG,KR,KZ,L C,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN ,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI, SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 バンシュロ,ジャック フランス国 エフ−69130 エキュイ,ア ベニュ ポール−サンティ,25 (72)発明者 ジョス,オディール フランス国 エフ−69340 フランシュヴ ィル,シュマン ドゥ カルザン (番地 なし) (72)発明者 フロレス−ロモ,レオポルド アメリカ合衆国 テキサス 77054,ヒュ ーストン,ファンニン ストリート 8181,アパートメント 811 (72)発明者 フォシエ,フランソワ フランス国 エフ−69280 メルシ−ルエ トール,リュ ドゥ ベルゲル,111 (72)発明者 ゴルスタン,ピエール フランス国 エフ−13009 マルセイユ, シュマン ジョセフ−エキエール,34,ヴ ィラ 41 (72)発明者 クリシュナ,マラ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94034, ロス アルトス,アルタメイド ドライブ 1290 (72)発明者 ルベック,セルジュ ジー. ウー. フランス国 エフ−69380 シャゼ−ダゼ ルク,リュ モリス−ラヴェル,11 (72)発明者 ムレイ,リチャード アメリカ合衆国 カリフォルニア 94043, マウンテン ビュー,ライト アベニュ ー ナンバー1003 928

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下からなる群から選択される、組成物: a)哺乳動物G-CSFおよび哺乳動物CTLA-8を含む組成物;および b)哺乳動物G-CSF、哺乳動物CTLA-8、および哺乳動物IL-6を含む組成物。 2.前記哺乳動物G-CSFが、ヒトG-CSFである、請求項1に記載の組成物。 3.請求項1に記載の組成物であって、 a)前記哺動物CTLA-8が、ヒトCTLA-8であり;および b)前記哺乳動物IL-6が、ヒトIL-6である、 組成物。 4.前記CTLA-8、前記G-CSF、および前記IL-6が、組換えタンパク質である、請 求項1に記載の組成物。 5.薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、請求項1に記載の組成物。 6.微生物感染、敗血症、または異常造血について哺乳動物を処置するための有 効量の請求項1に記載の組成物。 7.微生物感染、敗血症、異常造血、または敗血症性ショックについて哺乳動物 を処置するための有効量のCTLA-8を含む組成物。 8.前記CTLA-8が、前記哺乳動物の末梢血液において、好中球のレベルを増加す る、請求項7に記載の組成物。 9.前記CTLA-8が、CD34+前駆細胞の好中球および/または単球への分化を誘導す る、請求項7に記載の組成物。 10.微生物感染、敗血症、または異常造血を処置するための組成物であって、 (a)G-CSFおよびCTLA-8を含む組成物、および (b)G-CSF、CTLA-8、およびIL-6を含む組成物、 からなる群から選択される、組成物。 11.微生物感染、敗血症、または異常造血を処置するための薬物を製造するた めの、(a)G-CSFおよびCTLA-8、または(b)G-CSF、CTLA-8およびIL-6の使用。 12.微生物感染、敗血症、異常造血、または敗血症性ショックを処置するため の薬物を製造するためのCTLA-8の使用。 13.微生物感染、敗血症、または異常造血を処置するための、(a)G-CSF、また は(b)G-CSFおよびIL-6と組合せて使用するための、薬物を製造するためのCTLA-8 の使用。
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