JPH1049969A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH1049969A
JPH1049969A JP21682096A JP21682096A JPH1049969A JP H1049969 A JPH1049969 A JP H1049969A JP 21682096 A JP21682096 A JP 21682096A JP 21682096 A JP21682096 A JP 21682096A JP H1049969 A JPH1049969 A JP H1049969A
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optical disk
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optical
recorded
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JP21682096A
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Kaoru Tachibana
薫 橘
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に相変化型の光ディスクを用いてビデオデー
タ等を記録再生する光ディスク装置に適用して、オーバ
ーライトにより所望のデータを高密度記録し、またこの
記録したデータを高速度でアクセスできるようにする。 【解決手段】線速度一定の条件により所望のデータを記
録し、角速度一定の条件により記録したデータを再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関し、特に相変化型の光ディスクを用いてビデオデータ
等をオーバーライトし、また記録したデータを再生する
光ディスク装置に適用して、線速度一定(CLV:Cons
tant Linear Velocity)の条件により所望のデータを記
録し、角速度一定(CAV:Constant Anrular Velocit
y )の条件により記録したデータを再生することによ
り、オーバーライトにより所望のデータを高密度記録
し、またこの記録したデータを高速度でアクセスできる
ようにする。
【0002】
【従来の技術】近年、編集現場等においては、従来の磁
気テープに代えて、ランダムアクセス可能な相変化型の
光ディスクを使用することにより、編集効率を向上する
ようになされている。このような相変化型の光ディスク
においては、線速度一定の条件により所望のデータをオ
ーバーライトすることにより、ビデオデータ等を高密度
記録できるようになされている。
【0003】すなわち図6に示すように、この種の光デ
ィスクに適用される光ディスク装置では、記録に供する
データD(図6(A))に応じて、レーザービームLの
光量を消去の光量PEから書き込みの光量PWに間欠的
に立ち上げ(図6(B))、レーザービーム照射位置の
温度を所定温度に上昇させる。光ディスクにおいて、消
去の光量PEによりレーザービームを照射した領域にお
いては、温度上昇が小さく、比較的緩やかに温度が降下
し、これにより情報記録面に結晶化した領域が形成され
る。これに対して書き込みの光量PWによりレーザービ
ームが照射された領域においては、温度上昇が大きく、
急激に温度が降下し、これにより情報記録面に非晶質化
した領域が形成される。
【0004】光ディスクにおいて、このように結晶化し
た領域と非晶質化した領域は、反射率が異なるように、
情報記録面の材質が選定され、これにより例えばこの非
晶質化した領域によりマークMを形成し、残る結晶化し
た領域でスペースを形成する(図6(C))。これによ
り光ディスク装置では、所望のデータを記録する。
【0005】このようにして温度降下のプロファイルに
より結晶化した領域と非晶質化した領域と形成すること
により、この種の光ディスクでは、レーザービーム照射
位置の線速度に応じて、マークMの大きさが変化するこ
とになる。すなわち記録特性がレーザービーム照射位置
の線速度に大きく依存することになる。
【0006】具体的には、一般にこの種の光ディスクに
おいては、スペースの部分に比してマークMの部分の反
射率が小さいことにより、レーザービームの吸収が大き
く、その分温度上昇も大きくなる。これによりオーバー
ライトによりマークMの部分にマークM及びスペースを
形成する場合(図6(C)及び(E))、同様にオーバ
ーライトによりスペースの部分にマークM及びスペース
を形成する場合(図6(C)及び(D))に比して、レ
ーザービームが効率良く吸収されてマークMの部分が大
きく形成されることになる。
【0007】これをマークMのエッジに限って説明する
と、マークMの部分にマーク及びスペースを形成する場
合(すなわち図6において直前の状態(b)の後半のマ
ークMの部分に(C)のマークMを形成する場合でな
る)、スペースの部分にマークM及びスペースを形成す
る場合(すなわち図6において直前の状態(a)の後半
のスペースの部分に(C)のマークMを形成する場合で
なる)に比して、マークMのエッジがスペース側に拡大
することになり、その分再生信号RF(図6(F))に
ジッタが発生することになる。
【0008】光ディスクにおいては、情報記録面等の条
件を種々に選定して、一定の線速度の範囲に限っては、
このジッタを実用上十分な範囲に低減することができ
る。ところが線速度が大きく変化すると、情報記録面に
おける温度変化も大きく変化することにより、このジッ
タが増大し、光ディスクに記録された情報を確実に再生
することが困難になる。
【0009】また、さらに線速度が大きく増大すると、
消去時の光量によっては、情報記録面を非晶質化するに
十分な温度にまで温度上昇させることが困難になり、こ
れにより以前に形成されたマークを完全に消去して続く
情報を記録することが困難になる。すなわち確実にオー
バーライトすることが困難になる。
【0010】これによりこの種の光ディスク装置では、
線速度一定の条件により光ディスクを駆動して、レーザ
ービーム照射位置における温度変化の条件を一定に保持
し、確実にオーバーライトするようになされている。な
おこのように線速度一定の条件により光ディスクを駆動
すれば、角速度一定の条件による場合に比して、光ディ
スクの記録密度も向上することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように線
速度一定の条件により光ディスクをアクセスする場合、
所望のデータを確実にオーバーライトし、また記録密度
を向上できる反面、アクセスに時間を要する問題があ
る。すなわち線速度一定の条件による場合、アクセス位
置に応じて光ディスクの回転速度を切り換える必要があ
り、その分角速度一定の条件により光ディスクを駆動す
る場合に比して、アクセスに要する時間が長くなる。
【0012】これらを両立することができれば、この種
の光ディスク装置の使い勝手をさらに一段と向上するこ
とができる。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、オーバーライトにより所望のデータを高密度記録す
ることができ、さらにアクセス時間を短縮することがで
きる光ディスク装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録時、光ビームの照射位置に応
じて、連続的に又は段階的に、光ディスクの回転速度を
切り換えて所望のデータをオーバーライトする。また再
生時、光ディスクを一定の回転速度に保持して記録され
たデータを再生する。
【0015】記録時、光ビームの照射位置に応じて、連
続的に又は段階的に、光ディスクの回転速度を切り換え
れば、その分レーザービーム照射位置における線速度の
変化を低減することができる。従って記録特性が記録時
の線速度に依存する相変化型の光ディスクについても、
所望のデータを高い記録密度により確実にオーバーライ
トすることができる。
【0016】これに対して再生時、光ディスクを一定の
回転速度に保持すれば、光ディスクの回転速度を切り換
える必要が無い分、アクセスに要する時間を短縮するこ
とができる。
【0017】このとき編集装置等に適用して、記録に供
するデータがビデオデータ等の場合にあっては、実際
に、高速度でアクセスすることが必要な場合は、再生時
に限られ、記録時においては、連続するビデオデータを
途切れることなく記録することが求められる。これらに
より相変化型の光ディスクに適用して、オーバーライト
により所望のデータを高密度記録する要求と、高速アク
セスの要求とを両立させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置
1は、相変化型の光ディスク2にビデオデータD1及び
オーディオデータD2を記録し、またこの光ディスク2
よりビデオデータD1及びオーディオデータD2を再生
して出力する。
【0020】ここでこの光ディスク2は、らせん状にト
ラックが形成され、図2に示すように、このらせん状の
トラックに対して、1周毎にランド及びグルーブが交互
に割り当てられるようになされている。なおここでグル
ーブは、レーザービームのガイド溝でなる。これにより
光ディスク2は、いわゆるランド/グルーブ記録の手法
を適用して高密度にビデオデータ及びオーディオデータ
を記録できるようになされている。
【0021】さらに光ディスク2は、図3に示すよう
に、このようにランド及びグルーブにより形成される情
報記録面を同心円状に10個の領域Z0〜Z9に分割
し、各領域Z0〜Z9に対応していわゆるZCLV(Zo
ne Constant Linear Velocity )の手法を適用して所望
のデータを記録再生できるようになされている。すなわ
ち光ディスク2において、各領域Z0〜Z9は、それぞ
れ一定の角間隔でセクタが形成され、領域Z0〜Z9間
においては、それぞれ各領域Z0〜Z9の対応する位置
において、1セクタの長さが等しくなるようになされて
いる。
【0022】かくするにつきこの光ディスク2において
は、各セクタの先頭、所定の範囲については、グルーブ
に代えて、プリピットにより各セクタのトラック番号、
セクタ番号等のアドレスが記録されるようになされ、こ
れにより上述したZCLVに対応したセクタ構造が構成
されるようになされている。
【0023】光ディスク装置1は、ZCLVの手法を適
用してこの光ディスク2にビデオデータD1及びオーデ
ィオデータD2を記録し、またZCAVの手法を適用し
てこの光ディスク2に記録したビデオデータD1及びオ
ーディオデータD2を再生する。
【0024】すなわち光ディスク装置1において、スピ
ンドルモータ3は、光ディスク2を回転駆動し、内蔵の
信号発生機構により、光ディスク2の回転周波数を示す
FG信号FGを出力する。アドレス検出回路5は、図4
に示すように、光ピックアップ6より出力される再生信
号RF(図4(A))を所定のスライスレベルによりス
ライスした後、波形整形することにより、アドレスを基
準にして、各セクタの開始のタイミングで信号レベルが
立ち上がるセクタパルスPSを生成する(図4
(B))。
【0025】アドレス検出回路5は、このセクタパルス
PSの信号レベルが立ち上がる周期を時間計測すること
により、レーザービームが各セクタを走査する時間間隔
を計測する。アドレス検出回路5は、記録時、この時間
間隔の計測結果STを回転制御回路7に出力する。
【0026】これに対して再生時、アドレス検出回路5
は、時間間隔の計測結果STに基づいて、レーザービー
ム照射位置のゾーンを検出する。さらにアドレス検出回
路5は、このゾーン検出結果に基づいて、PLL制御回
路8にクロック周波数制御信号SC2を出力する。
【0027】なおこれらの処理に加えてアドレス検出回
路5は、再生信号RFを2値化して得られる2値化信号
について、このセクタパルスPSを基準にして、再生ク
ロックのタイミングで2値化信号を順次ラッチし、これ
により光ディスク2に記録されたアドレスを検出する。
光ディスク装置1では、このアドレスを基準にしてレー
ザービーム照射位置の正確な位置情報を取得する。
【0028】回転制御回路7は、記録時、時間間隔の計
測結果STが予め設定された一定値になるようにスピン
ドルモータ3を駆動する。これによりアドレス検出回路
5、回転制御回路7及びスピンドルモータ3は、光ディ
スク2を回転駆動する光ディスク駆動手段を構成し、こ
のうちアドレス検出回路5及び回転制御回路7は、光デ
ィスク2に記録された時間情報を基準にして、記録時、
各セクタの時間間隔が一定値になるように、光ディスク
2の回転速度を切り換え制御する。
【0029】かくするにつきこの光ディスク2において
は、予めプリピットによりZCLVに対応したセクタ構
造にゾーニングされていることにより、このように各セ
クタの時間間隔が一定になるように光ディスク2の回転
速度を制御して、光ディスク装置1では、図5(AR)
及び(BR)に示すように、レーザービーム照射位置に
応じて光ディスク2の回転速度を段階的に切り換え、Z
CLVの手法を適用して光ディスク2を回転駆動するよ
うになされている。
【0030】これに対して図5(AP)及び(BP)に
示すように、回転制御回路7は、再生時、FG信号FG
を基準にして、光ディスク2を一定の回転速度で回転駆
動する。これにより回転制御回路7は、再生時、角速度
一定の条件により光ディスク2を回転駆動する。
【0031】PLL制御回路8は、記録時、PLL回路
9の分周比を一定値に保持する。これに対して再生時、
PLL制御回路8は、クロック周波数制御信号SC2に
応じてPLL回路9の分周比を切り換える。PLL回路
9は、光ピックアップ6より出力される再生信号RFを
2値化して2値化信号を生成する。さらにPLL回路9
は、内蔵の電圧制御型発振回路より出力される発振出力
を分周して再生クロックを生成するようになされ、この
再生クロックと2値化信号との位相比較結果に基づいて
電圧制御型発振回路の発振周波数を可変する。
【0032】かくするにつき、PLL制御回路8は、記
録時、この再生クロックを生成するPLL回路9の分周
比を一定値に保持し、これにより図5(CR)におい
て、この再生クロックを基準にして処理されるビデオデ
ータ及びオーディオデータのデータレートを例にして示
すように、この光ディスク装置1の記録系を一定の処理
速度に保持するようになされている。
【0033】これに対してPLL制御回路8は、再生
時、クロック周波数制御信号SC2に応じてPLL回路
9の分周比を切り換えることにより、図5(CP)にお
いて、再生データをエンコードして得られるビデオデー
タ及びオーディオデータのデータレートを例にして示す
ように、角速度一定の条件により光ディスク2を駆動し
て変化する再生信号RFのデータ転送速度に対応するよ
うに、再生クロックの周波数を可変する。
【0034】かくして光ディスク装置1においては、こ
の再生クロックを基準にして全体の動作を制御し、これ
により記録時、ZCLVの手法を適用してビデオデータ
D1及びオーディオデータD2を光ディスク2に記録
し、再生時、ZCAVの手法を適用してビデオデータD
1及びオーディオデータD2を再生する。なお光ディス
ク装置1において、PLL回路9は、アドレス検出回路
5により生成されたセクタパルスPSを基準にして上述
の位相比較結果を得ることにより、光ディスク2に予め
生成されたプリピットを基準にして再生クロックを生成
するようになされている。
【0035】すなわち光ディスク装置1において、エン
コーダ11は、ビデオデータD1及びオーディオデータ
D2を順次入力し、これらビデオデータD1及びオーデ
ィオデータD2を例えばMPEG(Moving Picture Exp
erts Group)の手法によりデータ圧縮する。このときエ
ンコーダ11は、フレームを単位にしてビデオデータD
1が光ディスク2の各セクタに割り当てられるようにデ
ータ圧縮率を可変し、さらにはビデオデータD1及びオ
ーディオデータD2の内容に応じてデータ圧縮率を可変
し、また必要に応じてスタッフビットを介挿する。これ
によりエンコーダ11は、順次入力されるビデオデータ
D1及びオーディオデータD2を所定のデータ転送速度
fBEにより出力する。
【0036】バッファ12は、大容量のメモリ回路で形
成され、エンコーダ11より入力されるビデオデータ及
びオーディオデータを保持し、図示しないメモリ制御回
路の指示により、光ディスク2のセクタに対応する所定
のブロック単位で出力する。このときバッファ12は、
これらデータを一定のデータ転送速度fBWで出力す
る。
【0037】エンコーダ13は、このバッファ12より
出力されるビデオデータ及びオーディオデータに誤り訂
正用の符号を付加する。さらにエンコーダ13は、これ
らビデオデータ及びオーディオデータをそれぞれインタ
ーリーブ処理した後、この光ディスク2の記録に適した
符号化方式により符号化する。さらにエンコーダ13
は、これらビデオデータ及びオーディオデータにヘッダ
等を付加し、1系統のシリアルデータに変換する。これ
によりエンコーダ13は、光ピックアップ6を直接駆動
する記録データ(図6において記録データDが該当す
る)を生成し、光ディスク装置1においては、この記録
データDに従っていわゆるパルストレイン方式より光ピ
ックアップ6を駆動し、この記録データに対応するマー
クを順次形成する。
【0038】かくするにつきこの光ディスク装置1にお
いて、このように最終的にバッファ12より出力される
ビデオデータ及びオーディオデータのデータ転送速度f
BWは、バッファ12に入力されるビデオデータ及びオ
ーディオデータのデータ転送速度fBEに比して、一定
の割合だけ高くなるように設定されている。これにより
光ディスク装置1では、バッファ12より間欠的にビデ
オデータ及びオーディオデータを出力し、同一のゾーン
にビデオデータ及びオーディオデータを記録する場合に
は、一定の休止期間を間に挟んで、トラックジャンプを
繰り返し、連続するトラックにビデオデータD1及びオ
ーディオデータD2を記録する。これに対してゾーンを
跨ぐ場合は、各ゾーンの境界において、光ディスク2の
回転速度の切り換えに要する時間を確保し、各ゾーンの
境界においても、連続してビデオデータ及びオーディオ
データを記録するようになされている。
【0039】これに対して再生時、光ディスク装置1に
おいては、レーザービームの光量を再生時の光量に設定
した状態で、デコーダ14に再生信号RFの2値化信号
を入力する。デコーダ14は、この2値化信号を再生ク
ロックにより順次ラッチして再生データを生成し、この
再生データをビデオデータ及びオーディオデータに分離
する。さらにデコーダ14は、ビデオデータ及びオーデ
ィオデータを復号化した後、デインターリーブ処理す
る。さらにデコーダ14は、ビデオデータ及びオーディ
オデータを誤り訂正処理し、所定のデータ転送速度fB
Rにより出力する。
【0040】バッファ15は、大容量のメモリ回路で構
成され、所定のメモリ制御回路により指示されて、デコ
ーダ14より出力されるビデオデータ及びオーディオデ
ータを取り込むと共に、連続したタイミングで出力す
る。デコーダ16は、このバッファ15より出力される
ビデオデータ及びオーディオデータをデータ伸長した
後、所定のデータ転送速度fBEにより出力する。
【0041】かくするにつきこのバッファ15に入力さ
れるビデオデータ及びオーディオデータのデータ転送速
度fBRは、バッファ15より出力されるビデオデータ
及びオーディオデータのデータ転送速度fBEに比し
て、実用上十分な範囲で、大きな転送速度に設定され
る。また光ディスク装置1において、再生時、光ディス
ク2に対するアクセスは、メモリ制御回路によりバッフ
ァ15の空容量をモニタしながら実行され、これにより
光ディスク装置1では、ビデオデータ及びオーディオデ
ータをデコーダ16より途切れることなく出力できるよ
うに、またZCLVのセクタ構造でなる光ディスク2を
ZCAV方式により再生して変化する再生データのデー
タ転送速度に対応することができるようになされてい
る。
【0042】以上の構成において、記録時、光ディスク
2は(図1)、アドレス検出回路5によりセクタの時間
間隔が検出され、この時間間隔が一定値になるように回
転制御回路7によりスピンドルモータ3が回転制御され
る。光ディスク2は、ZCLV方式のセクタ構造により
プリピットが形成されていることにより、このようにセ
クタの時間間隔が一定値になるように回転制御されて、
レーザービーム照射位置に応じて回転速度が段階的に切
り換えられ、ZCAV方式により回転駆動される(図5
(AR)及び(BR))。
【0043】この状態で、記録時、連続するビデオデー
タD1及びオーディオデータD2は、エンコーダ11に
おいてデータ圧縮された後、バッファ12を介して一定
のデータ転送速度fBWにより間欠的にエンコーダ13
に入力され、ここで規定のデータ処理を受け、記録デー
タに変換される。さらにこの記録データにより光ピック
アップ6が駆動され、これにより一定のデータ転送速度
で光ディスク2に記録される。これにより連続するビデ
オデータ及びオーディオデータは、ZCAV方式により
確実にオーバーライトされて、高い記録密度により光デ
ィスク2に記録される。
【0044】これに対して再生時、光ディスク2は、回
転制御回路7により角速度一定の条件で回転駆動され
る。光ディスク2は、この状態でアドレス検出回路5に
よりセクタの時間間隔が検出され、この時間間隔よりレ
ーザービーム照射位置のゾーンが検出される。さらにこ
のゾーン検出結果に応じてPLL制御回路8によりPL
L回路の分周比が切り換えられ、これによりZCLV方
式の光ディスク2をZCAV方式により再生して変化す
るデータ転送速度に対応するように、レーザービーム照
射位置に応じて再生クロックの周波数が切り換えられ
る。
【0045】このようにして周波数の切り換えられた再
生クロックは、最終的に、PLL回路9において、光デ
ィスク2のプリピットに同期するように周波数、位相が
細かく補正される。
【0046】光ピックアップ6より出力される再生信号
RFは、2値化された後、この再生クロックにより順次
ラッチされて再生データが生成され、この再生データが
復号えされてビデオデータD1及びオーディオデータD
2が外部機器に出力される。このときこのビデオデータ
D1及びオーディオデータD2は、バッファ15を介し
て出力され、このバッファ15の空容量が監視されて、
間欠的に光ディスク2がアクセスされる。これによりビ
デオデータD1及びオーディオデータD2は、ZCLV
のセクタ構造でなる光ディスク2をZCAV方式により
再生して変化する再生データのデータ転送速度に対応し
て間欠的に再生され、バッファ15より途切れることな
く出力される。
【0047】これにより光ディスク装置では、再生時、
角速度一定の条件により光ディスク2を駆動することに
より、単に光ピックアップ6をシークした後、PLL回
路9の分周比を切り換えるだけの短い時間で所望のトラ
ックをアクセスすることができ、その分アクセスに要す
る時間を短縮することができる。
【0048】かくするにつき、このようなビデオデータ
及びオーディオデータを記録再生する場合にあっては、
実際上、高速度でアクセスすることが必要な場合は、再
生時に限られ、記録時においては、連続するビデオデー
タを途切れることなく記録することが求められる。これ
により光ディスク装置1においては、オーバーライトに
より所望のデータを高密度記録する要求と、高速アクセ
スの要求とを両立させることができる。
【0049】以上の構成によれば、記録時、ZCLV方
式によりビデオデータ及びオーディオデータを光ディス
ク2に記録し、再生時、ZCAV方式により再生したこ
とにより、オーバーライトによりビデオデータ及びオー
ディオデータを高密度記録し、またアクセスに要する時
間を短縮することができる。
【0050】なお上述の実施の形態においては、光ディ
スクの回転速度を段階的に切り換えるZCLV方式によ
りビデオデータ及びオーディオデータを記録する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスクの
回転速度を連続的に可変する一般のCLV方式によりビ
デオデータ及びオーディオデータを記録する場合にも広
く適用することができる。
【0051】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクに記録された時間情報でなるセクタの時間間隔を検
出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばグルーブの蛇行による時間情報を検出し、この時
間情報により光ディスクの回転速度を切り換える場合等
にも広く適用することができる。
【0052】さらに上述の実施の形態においては、ビデ
オデータ及びオーディオデータを光ディスクに記録する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
連続するデータを光ディスクに記録する場合に広く適用
することができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、線速度一
定の条件により所望のデータを記録し、角速度一定の条
件により記録したデータを再生することにより、オーバ
ーライトにより所望のデータを高密度記録し、またこの
記録したデータを高速度でアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を示
すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置に適用される光ディスク
を示す平面図である。
【図3】図2の光ディスクのゾーニングの説明に供する
平面図である。
【図4】図1の光ディスク装置の動作の説明に供する信
号波形図である。
【図5】図1の光ディスク装置の記録再生動作の説明に
供する信号波形図である。
【図6】相変化型光ディスクの記録再生動作の説明に供
する信号波形図である。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、3……スピ
ンドルモータ、5……アドレス検出回路、7……回転制
御回路、8……PLL回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化型の光ディスクに所望のデータを
    記録し、前記光ディスクに記録したデータを再生する光
    ディスク装置において、 前記光ディスクを回転駆動する光ディスク駆動手段と、 前記光ディスクに光ビームを照射して戻り光を検出する
    光ピックアップと、 前記光ピックアップを駆動して前記データを前記光ディ
    スクに記録するデータ記録手段と、 前記光ピックアップより出力される出力信号を信号処理
    して前記光ディスクに記録されたデータを再生するデー
    タ再生手段とを備え、 前記光ディスク駆動手段及び前記データ記録手段は、 記録時、前記光ビームの照射位置に応じて、連続的に又
    は段階的に、前記光ディスクの回転速度を切り換えて、
    前記データを前記光ディスクにオーバーライトし、 前記光ディスク駆動手段及び前記データ再生手段は、 再生時、前記光ディスクを一定の回転速度に保持して、
    前記光ディスク装置に記録されたデータを再生すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスク駆動手段は、 前記光ピックアップの出力信号を信号処理して、前記光
    ディスクに記録された時間情報を検出する時間情報検出
    手段を有し、 前記時間情報を基準にして、 記録時、前記光ディスクの回転速度を切り換え、 再生時、前記光ディスクを角速度一定の条件により回転
    駆動することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクは、 セクタを単位にしてらせん状にトラックが形成され、各
    セクタの先頭にプリピットにより各セクタのアドレス情
    報が記録され、 前記時間情報検出手段は、 前記プリピットよりセクタの時間間隔を検出して、前記
    時間情報を検出することを特徴とする請求項2に記載の
    光ディスク装置。
JP21682096A 1996-07-30 1996-07-30 光ディスク装置 Pending JPH1049969A (ja)

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