JPH1049391A - プログラム受信機能付エージェント装置 - Google Patents

プログラム受信機能付エージェント装置

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JPH1049391A
JPH1049391A JP8221776A JP22177696A JPH1049391A JP H1049391 A JPH1049391 A JP H1049391A JP 8221776 A JP8221776 A JP 8221776A JP 22177696 A JP22177696 A JP 22177696A JP H1049391 A JPH1049391 A JP H1049391A
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JP
Japan
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program
path trace
path
management
agent device
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Application number
JP8221776A
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Inventor
Motohiro Suzuki
基広 鈴木
Yoshiaki Kiriha
佳明 桐葉
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to US08/906,339 priority patent/US5832226A/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/02Standardisation; Integration
    • H04L41/0233Object-oriented techniques, for representation of network management data, e.g. common object request broker architecture [CORBA]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応用管理操作オブジェクトおよび基本管理操
作オブジェクトを設け、各オブジェクトが提供する機能
や動作を明確に定義することにより、管理オブジェクト
へのアクセス方式を明確にする。 【解決手段】 マネージャ装置M1からプログラムS1
を受けとると、プログラム実行部2はプログラムS1の
実行を開始し、応用管理操作オブジェクトEO1をリン
クしてAPIを呼ぶ。応用管理操作オブジェクトEO1
はAPIを実行し、管理オブジェクトMO1にアクセス
する必要がある場合には、基本管理操作オブジェクトP
O1により提供されているAPIを呼ぶ。基本管理操作
オブジェクトPO1は、APIを実行し、管理オブジェ
クトMO1にアクセスし、結果を応用管理操作オブジェ
クトEO1に返す。応用管理操作オブジェクトEO1は
結果をプログラムS1に返し、プログラム実行部2はプ
ログラムS1の実行結果をマネージャ装置M1に返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク管理に
おけるエージェント装置に関し、特にプログラム受信機
能を有するプログラム受信機能付エージェント装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエージェント装置は、例
えば、1996年3月、電子情報通信学会1996年総
合大会講演論文集,通信2B−900,”デリゲーショ
ンを適用したエージェント−動的スクリプトバインディ
ング−”の図2に示されているように、ネットワーク管
理を行なう装置(以下、マネージャ装置と呼ぶ)から送
信された、管理作業を記述したもの(以下、プログラム
と呼ぶ)を実際の管理対象を管理制御する装置(以下、
エージェント装置と呼ぶ)上で実行することを目的とし
て用いられている。
【0003】従来までのエージェント装置の一例を、図
34に示す。
【0004】図34に示されているように、エージェン
ト装置3401は、プログラム実行部3402と、プロ
グラム実行情報格納部3404とから構成されている。
【0005】プログラム実行部3402は、例えば、マ
ネージャ装置M1から送信されてきた実行中のプログラ
ムS1と、実行中のプログラムS1中の不正な命令の実
行を防止するアクセス制御手段3403とから構成され
ている。なお、図34では、マネージャ装置M1,M
2,M3は3台、実行中のプログラムS1は1台しか図
示されていないが、実際には、複数のマネージャ装置M
1〜Mk(kは任意の正整数), および複数の実行中の
プログラムS1〜Sm(mは任意の正整数)が存在す
る。
【0006】プログラム実行情報格納部3404は、管
理操作オブジェクトO1,O2を格納する機能を有して
いる。なお、図34では、管理操作オブジェクトO1,
O2は2台しか図示されていないが、実際には、複数の
管理操作オブジェクトO1〜On(nは任意の正整数)
が存在する。
【0007】管理操作オブジェクトO1,O2は、管理
オブジェクトの操作を提供するアプリケーションプログ
ラムインターフェイス(以下、APIと呼ぶ)などを利
用して、エージェント装置固有の管理操作を実行中のプ
ログラムS1に対して提供する機能を有する。また、管
理操作オブジェクトO1,O2は、アクセスを行なう各
管理オブジェクトに対する操作権限(読みのみ可,読み
書き可,アクセス不可)を保持している。
【0008】次に、このように構成された従来のエージ
ェント装置3401の動作について、図35を参照して
説明する。
【0009】いま、エージェント装置3401におけ
る、プログラム実行部3402が、例えば、マネージャ
装置M1からプログラムS1を受信したとする(ステッ
プS3501)。すると、アクセス制御手段3403
が、プログラムS1中で要求されている管理操作オブジ
ェクトO1,O2が持つ操作権限があらかじめマネージ
ャ装置M1に与えられている管理権限を逸脱していない
かどうかをチェックし(ステップS3502)、全ての
管理操作オブジェクトO1,O2について逸脱していな
いかどうかを判断する(ステップS3503)。ステッ
プS3503の結果、全ての管理操作オブジェクトO
1,O2に対して逸脱していない場合は、プログラム実
行部3402は、要求されている管理操作オブジェクト
O1,O2をリンクし(ステップS3504)、ステッ
プS3504の結果、実行可能となったプログラムS1
を実行する(ステップS3505)。プログラム実行部
3402は、その実行結果をマネージャ装置M1に返す
(ステップS3507)。
【0010】ステップS3503の結果、1つでも管理
権限を逸脱している場合は、プログラム実行部3402
は、プログラムS1の実行を中止し、結果をエラーとす
る(ステップS3506)。プログラム実行部3402
は、その結果をマネージャ装置M1に返す(ステップS
3507)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、管理操作オブジェクトO1,O2の実現が非
常に困難であることである。この理由は、管理オブジェ
クトへのアクセスから管理機能の実現までを1つの管理
操作オブジェクトO1,O2内に実現しているためであ
る。
【0012】本発明の目的は、応用管理操作オブジェク
ト,基本管理操作オブジェクト,および管理オブジェク
トアクセスオブジェクトを設け、それぞれのオブジェク
トが提供する機能や動作を明確に定義することにより、
管理オブジェクトへのアクセス方式を明確に定義したプ
ログラム受信機能付エージェント装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を、マネージ
ャ装置から送信されてきたプログラムを実行する機能,
プログラム実行時においてプログラム中で要求されてい
る応用管理操作オブジェクト(図1のEO1,EO2)
をプログラムにリンクする機能,およびプログラムの実
行結果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログ
ラム実行部(図1の2)と、パストレース機能やイベン
ト管理機能などのネットワーク管理において有効な機能
を実現しており、プログラムにそれらの機能をAPIと
して提供する機能を持つ応用管理操作オブジェクト(図
1のEO1,EO2)や、応用管理操作オブジェクトに
管理オブジェクトへアクセスする機能をAPIとして提
供する基本管理操作オブジェクト(図1のPO1,PO
2,PO3)を格納するプログラム実行情報格納部(図
1の3)と、交換機などの実際の管理対象を抽象化した
管理オブジェクトを格納する管理情報格納部(図1の
4)とから構成することを提案する。
【0014】さらに、本願の第2の発明に係わるプログ
ラム受信機能付エージェント装置には、第1の発明に係
わるプログラム受信機能付エージェント装置の構成に、
例えば管理オブジェクトを交換機とした場合に、これを
管理する既存のシステム(以下、既存管理システムと呼
ぶ)へのアクセスインターフェイスを提供する管理オブ
ジェクト操作部(図5の55)を追加する。これによ
り、基本管理操作オブジェクトに各管理オブジェクトに
依存した操作を組み込む必要がなく、画一的に管理オブ
ジェクトへのアクセスを行なうことが可能となる。これ
により、管理オブジェクトの実装の変更に依存しない基
本管理操作オブジェクトの設計および実装が可能となる
ため、基本管理操作オブジェクトのモジュール性および
汎用性が向上する。
【0015】さらに、本願の第3の発明に係わるプログ
ラム受信機能付エージェント装置には、第1の発明に係
わるプログラム受信機能付エージェント装置の構成にお
ける応用管理操作オブジェクトおよび基本管理操作オブ
ジェクトの代わりに、プログラムに同時に1つの管理オ
ブジェクトに直接アクセスする機能をAPIとして提供
する管理オブジェクトアクセスオブジェクト(図8のA
O1)を導入する。この管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトの導入により、プログラムに管理オブジェクト
へ直接アクセスする命令を記述することが可能となるた
め、管理オブジェクトへのアクセスを必要とする管理作
業を記述する場合に、応用管理操作オブジェクトが提供
する管理作業のみに制限されない、柔軟な記述が可能と
なる。
【0016】さらに、本願の第4の発明に係わるプログ
ラム受信機能付エージェント装置には、第3の発明に係
わるプログラム受信機能付エージェント装置の構成に、
既存管理システムへのアクセスインターフェイスを提供
する管理オブジェクト操作部(図11の55)を追加す
る。これにより、管理オブジェクトアクセスオブジェク
トに各管理オブジェクトに依存した操作を組み込む必要
がなく、画一的に管理オブジェクトへのアクセスを行な
うことが可能となる。これにより、管理オブジェクトの
実装の変更に依存しない管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトの設計および実装が可能となり、管理オブジェ
クトアクセスオブジェクトのモジュール性および汎用性
が向上する。
【0017】さらに、本願の第5の発明に係わるプログ
ラム受信機能付エージェント装置には、第1の発明に係
わるプログラム受信機能付エージェント装置の構成に、
第3の発明に係わるプログラム受信機能付エージェント
装置における管理オブジェクトアクセスオブジェクト
(図14のAO1)を追加する。この構成により、応用
管理操作オブジェクトが提供するAPIを使用してプロ
グラムを記述することによるスクリプト記述の容易性の
向上と、かつ管理オブジェクトアクセスオブジェクトが
提供するAPIを使用して管理オブジェクトに直接アク
セスする命令がプログラム中に記述できることによるス
クリプト記述の柔軟性の向上が可能となる。
【0018】さらに、本願の第6の発明に係わるプログ
ラム受信機能付エージェント装置には、第5の発明に係
わるプログラム受信機能付エージェント装置の構成に、
既存管理システムへのアクセスインターフェイスを提供
する管理オブジェクト操作部(図16の55)を追加す
る。この構成により、第5の発明に係わるプログラム受
信機能付エージェント装置による効果に加えて、管理オ
ブジェクト操作部による基本管理操作オブジェクトおよ
び管理オブジェクトアクセスオブジェクトのモジュール
性および汎用性の向上が可能となる。
【0019】本願の第1ないし第6の発明に係わるプロ
グラム受信機能付エージェント装置においては、以下に
述べる方式でプログラムから管理オブジェクトへのアク
セスを行なう。基本管理操作オブジェクトが管理情報を
保持する管理オブジェクトにアクセスする機能をAPI
として応用管理操作オブジェクトに提供しており、かつ
応用管理操作オブジェクトは基本管理操作オブジェクト
が提供する、このAPIを使用して収集した管理オブジ
ェクトの属性情報を処理することで、パストレース機能
やイベント管理機能などの複雑な情報処理を必要とする
管理機能を実現しており、その機能へのインターフェイ
スをAPIとしてプログラムに提供している。その結
果、プログラムは応用管理操作オブジェクトが提供する
APIを使用することで、応用管理操作オブジェクトと
基本管理操作オブジェクトとを通して、管理オブジェク
トにアクセスすることが可能となる。また、プログラム
から管理オブジェクトに直接アクセスする場合には、管
理オブジェクトアクセスオブジェクトが提供しているA
PIを使用することで、管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトを通して管理オブジェクトにアクセスすること
が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置(以下、単に
エージェント装置と呼ぶ)1の構成を示すブロック図で
ある。第1の実施の形態に係わるエージェント装置1
は、プログラム実行部2と、プログラム実行情報格納部
3と、管理情報格納部4とから、その主要部が構成され
ている。
【0022】プログラム実行部2は、マネージャ装置M
1,M2,M3または他のエージェント装置から送信さ
れてきたプログラムS1の受信,実行,実行結果の要求
元への送信を行う機能を有する。なお、図1には、マネ
ージャ装置M1,M2,M3は3台、実行中のプログラ
ムS1は1台しか図示されていないが、実際には、複数
のマネージャ装置M1〜Mk, および複数の実行中のプ
ログラムS1〜Smが存在する。
【0023】プログラム実行情報格納部3は、応用管理
操作オブジェクトEO1,EO2と、基本管理操作オブ
ジェクトPO1,PO2,PO3と、他のエージェント
装置へ送信するプログラムの雛形と、応用管理操作オブ
ジェクトEO1,EO2や基本管理操作オブジェクトP
O1,PO2,PO3が使用する名前変換情報と、他の
エージェント装置との通信を行なうために必要なネット
ワークの構成情報とを格納する機能を有する。ここで、
名前変換情報は、例えば“node_A”や“path
A”などのネットワーク管理者が容易に理解可能な抽象
的な名前と、例えば、Java言語やTclなどのアプ
リケーション言語でのデータ型で記された管理オブジェ
クトを特定するDistinguished Name
(以下、DNと呼ぶ)および属性ラベルとの相互変換を
行なう変換表(以下、名前変換表と呼ぶ)と、C言語や
C++で実現された抽象構文記法1(Abstract
Syntax Notation One、以下、AS
N.1と呼ぶ)のデータ型とアプリケーション言語での
データ型との相互変換を行なうための変換表(以下、デ
ータ変換表と呼ぶ)である。また、ネットワークの構成
情報は、各パスの識別子,そのパス上の装置の識別子,
およびその装置を管理するエージェント装置の識別子を
表にしたものである。なお、図1において、応用管理操
作オブジェクトEO1,EO2は2台、基本管理操作オ
ブジェクトPO1,PO2,PO3は3台ずつしか図示
されていないが、実際には、複数の応用管理操作オブジ
ェクトEO1〜EOs, および基本管理操作オブジェク
トPO1〜POt(s,tはそれぞれ任意の正整数)が
存在する。
【0024】基本管理操作オブジェクトPO1,PO
2,PO3は、応用管理操作オブジェクトEO1,EO
2から要求された管理オブジェクトMO1,MO2,M
O3,MO4,MO5にアクセスする機能をAPIとし
て提供する機能と、C言語やC++で実現されているA
SN.1のデータ型とアプリケーション言語でのデータ
型との相互変換を行なう機能とを有する。この変換に
は、プログラム実行情報格納部3に格納されているデー
タ変換表を使用する。基本管理操作オブジェクトPO
1,PO2,PO3が提供するAPIの引数には、アプ
リケーション言語におけるデータ型で記された管理オブ
ジェクトのDNおよび属性ラベルが与えられ、返り値も
同様に、アプリケーション言語におけるデータ型で記さ
れた管理オブジェクトの属性情報である。
【0025】応用管理操作オブジェクトEO1,EO2
は、基本管理操作オブジェクトPO1,PO2,PO3
が提供するAPIを使用して、パストレース機能やイベ
ント管理機能などの複雑な処理が要求される一連の管理
機能を実現しており、その管理機能へのインターフェイ
スをAPIとしてプログラムに提供する機能と、引数と
して与えられた抽象的な名前をアプリケーション言語の
データ型で記された管理オブジェクトのDNおよび属性
ラベルに変換する機能と、基本管理操作オブジェクトP
O1,PO2,PO3からの管理オブジェクトの属性情
報をプログラムが要求する形態に加工する機能と、他の
エージェント装置と通信する機能とを有する。ここで、
応用管理操作オブジェクトEO1,EO2は、複数の基
本管理操作オブジェクト、例えば基本管理操作オブジェ
クトPO1,PO2が提供する機能を使用することが可
能である。
【0026】管理情報格納部4は、実際の管理対象資源
を抽象化した管理オブジェクトMO1,MO2,MO
3,MO4,MO5を格納する機能を有する。なお、図
1には、管理オブジェクトMO1,MO2,MO3,M
O4,MO5が5台しか図示されていないが、実際に
は、複数の管理オブジェクトMO1〜MOx(xは任意
の正整数)が存在する。
【0027】図2〜図4は、図1におけるプログラム実
行部2,応用管理操作オブジェクトEO1,EO2,お
よび基本管理操作オブジェクトPO1,PO2,PO3
の処理をそれぞれ示すフローチャートである。
【0028】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係わるエージェント装置1の動作について、図面
を参照しながら説明する。
【0029】図2は、プログラム実行部2の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0030】いま、プログラム実行部2が、例えば、マ
ネージャ装置M1からプログラムS1を受けとったとす
る(ステップS201)。次に、プログラム実行部2
は、受信したプログラムS1の実行を開始する(ステッ
プS202)。続いて、プログラム実行部2は、実行す
る命令が応用管理操作オブジェクトEO1,EO2にお
いて提供されているAPIかどうかをチェックする(ス
テップS203)。
【0031】ステップS203の結果、実行する命令が
応用管理操作オブジェクトEO1,EO2が提供するA
PIの場合には、プログラム実行部2は、そのAPIを
提供する応用管理操作オブジェクト、例えば、応用管理
操作オブジェクトEO1をリンクし、要求されているA
PIを呼ぶ(ステップS204)。このときの引数
は、”node_A”などの抽象的な名前で指定されて
いる。その後、プログラム実行部2は、そのAPIから
の結果待ちとなる(ステップS205)。
【0032】次に、要求されたAPIを提供する応用管
理操作オブジェクトEO1が、図3に示す処理を開始す
る。
【0033】まず、応用管理操作オブジェクトEO1
は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始す
る(ステップS301)。次に、応用管理操作オブジェ
クトEO1は、プログラムS1から渡された抽象的な名
前で記述された引数を、アプリケーション言語のデータ
型で記された管理オブジェクトのDNおよび属性ラベル
に変換する(ステップS302)。この変換は、プログ
ラム情報格納部3で格納されている名前変換表を使用し
て行なう。その後、応用管理操作オブジェクトEO1
は、管理オブジェクトにアクセスする必要があるかどう
かをチェックする(ステップS303)。
【0034】ステップS303の結果、管理オブジェク
トにアクセスする必要がある場合には、応用管理操作オ
ブジェクトEO1は、基本管理操作オブジェクト、例え
ば、基本管理操作オブジェクトPO1により提供されて
いるAPIを呼ぶ(ステップS304)。このときの引
数は、ステップS302で変換した管理オブジェクトの
DNおよび属性ラベルである。その後、応用管理操作オ
ブジェクトEO1は、呼び出したAPIの結果待ちとな
る(ステップS305)。
【0035】次に、要求されたAPIを提供する基本管
理操作オブジェクトPO1が、図4に示す処理を開始す
る。
【0036】まず、基本管理操作オブジェクトPO1
は、応用管理操作オブジェクトEO1から要求されたA
PIの実行を開始する(ステップS401)。次に、基
本管理操作オブジェクトPO1は、応用管理操作オブジ
ェクトEO1から渡された、アプリケーション言語のデ
ータ型で記された管理オブジェクトのDNおよび属性ラ
ベルを、実際にアクセス可能なC言語やC++で実現さ
れたASN.1のデータ型に変換する(ステップS40
2)。この変換は、プログラム実行情報格納部3に格納
されているデータ変換表を使用して行なう。続いて、基
本管理操作オブジェクトPO1は、この変換された管理
オブジェクトのDNおよび属性ラベルを元に必要な管理
オブジェクト、例えば、管理オブジェクトMO1と管理
オブジェクトMO2とにアクセスする(ステップS40
3)。続いて、基本管理操作オブジェクトPO1は、ス
テップS403により得られたASN.1で記された管
理オブジェクトMO1および管理オブジェクトMO2の
属性情報のデータ型をアプリケーション言語でのデータ
型に変換する(ステップS404)。この変換には、プ
ログラム実行情報格納部3に格納されているデータ変換
表を使用する。その後、基本管理操作オブジェクトPO
1は、変換した結果を応用管理操作オブジェクトEO1
に返す(ステップS405)。
【0037】その後の応用管理操作オブジェクトEO1
の動作は、以下のようになる。
【0038】ステップS303の結果、管理オブジェク
トにアクセスする必要がない場合、または、ステップS
305の処理の結果、基本管理操作オブジェクトPO1
から結果が返ってきた場合は、応用管理操作オブジェク
トEO1は、管理機能を完了するために、他のエージェ
ント装置に依頼しなければならない作業があるかどうか
をチェックする(ステップS306)。
【0039】ステップS306の結果、依頼する作業が
存在する場合には、応用管理操作オブジェクトEO1
は、他のエージェント装置に作業を依頼するためのプロ
グラムを生成する(ステップS307)。ここで、この
ステップS307で生成されるプログラムは、あらかじ
めプログラム実行情報格納部3に格納されているプログ
ラムの雛形に、アクセスする管理オブジェクトのDNお
よび属性ラベルや、送信元エージェント装置の識別子な
どの情報を付加したものである。次に、応用管理操作オ
ブジェクトEO1は、ステップS307で生成したプロ
グラムを目的のエージェント装置に送信する(ステップ
S308)。ここで、目的のエージェント装置の検索に
は、あらかじめプログラム実行情報格納部3に格納され
ているネットワークの構成情報を使用する。その後、応
用管理操作オブジェクトEO1は、そのエージェント装
置からのプログラムの実行結果待ちとなる(ステップS
309)。
【0040】ステップS306の結果、他のエージェン
ト装置に依頼する作業が存在しない場合、または、ステ
ップS309の結果、エージェント装置からのプログラ
ムの実行結果を取得した場合には、応用管理操作オブジ
ェクトEO1は、必要な管理情報が全て揃ったかどうか
をチェックする(ステップS310)。
【0041】ステップS310の結果、必要な管理情報
が全て揃っている場合には、応用管理操作オブジェクト
EO1は、プログラムS1で要求されている形態に収集
した管理情報を加工する(ステップS311)。例え
ば、この処理には、統計データなどでの累積値や割合の
計算などが含まれる。その後、応用管理操作オブジェク
トEO1は、その処理結果を応用管理操作オブジェクト
EO1が提供するAPIを呼び出したプログラムS1に
返す(ステップS312)。
【0042】ステップS310の結果、必要な情報が揃
っていない場合には、応用管理操作オブジェクトEO1
は、ステップS303から繰り返す。
【0043】その後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0044】ステップS203の結果、命令が応用管理
操作オブジェクトEO1,EO2の提供するAPIでな
い場合には、プログラム実行部2は、その命令を実行す
る(ステップS206)。その後、プログラム実行部2
は、ステップS206またはステップS205で実行し
た命令でプログラムS1が終了するかどうかチェックす
る(ステップS207)。
【0045】ステップS207の結果、プログラムS1
の終了でない場合には、プログラム実行部2は、次の命
令の実行を開始する(ステップS208)。
【0046】ステップS207の結果、プログラムS1
が終了する場合には、プログラム実行部2は、プログラ
ムS1の実行結果をマネージャ装置M1に送信する(ス
テップS209)。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態に係わる
エージェント装置1について、図面を参照して詳しく説
明する。
【0048】図5は、第2の実施の形態に係わるエージ
ェント装置1の構成を示すブロック図である。第2の実
施の形態に係わるエージェント装置1の構成の特徴とし
ては、図1に示した第1の実施の形態に係わるエージェ
ント装置1と比較して、管理オブジェクト操作部55が
追加されていることである。管理オブジェクト操作部5
5は、既存管理システム内に存在する管理オブジェクト
MO1,MO2,MO3,MO4,MO5にアクセスす
るための画一的なインターフェイスをAPIとして提供
する機能を有する。
【0049】次に、このように構成された第2の実施の
形態に係わるエージェント装置1の動作について、図面
を参照して説明する。
【0050】この第2の実施の形態に係わるエージェン
ト装置1と第1の実施の形態に係わるエージェント装置
1との動作で異なる点は、基本管理操作オブジェクトP
O1,PO2,PO3の動作を示すフローチャートが、
第1の実施の形態に係わるエージェント装置1における
基本管理操作オブジェクトPO1,PO2,PO3の動
作を示す図4から図6で示すフローチャートになったこ
とである。そのため、図2および図3で示されるプログ
ラム実行部2および応用管理操作オブジェクトEO1,
EO2に関する動作の説明は省略する。
【0051】いま、例えば、応用管理操作オブジェクト
EO1が基本管理操作オブジェクトPO1で提供されて
いるAPIを呼び出したとする。すると、基本管理操作
オブジェクトPO1は、図6に示す処理を開始する。
【0052】まず、基本管理操作オブジェクトPO1
は、応用管理操作オブジェクトEO1から要求されたA
PIの実行を開始する(ステップS601)。このAP
Iへの引数は、アプリケーション言語のデータ型で記さ
れた、管理オブジェクトにアクセスするために必要な管
理オブジェクトのDNおよび属性ラベルである。続い
て、基本管理操作オブジェクトPO1は、この引数を実
際にアクセス可能なC言語やC++で実現されたAS
N.1でのデータ型に変換する(ステップS602)。
この変換には、プログラム実行情報格納部3に格納され
ているデータ変換表を使用する。次に、基本管理操作オ
ブジェクトPO1は、必要な管理オブジェクト、例え
ば、管理オブジェクトMO1と管理オブジェクトMO2
とにアクセスするために、管理オブジェクト操作部55
が提供するAP1を呼び出す(ステップS603)。こ
のとき、APIに渡す引数は、ステップS602で変換
された管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルであ
る。その後、基本管理操作オブジェクトPO1は、呼び
出したAPIからの結果待ちとなる(ステップS60
4)。
【0053】次に、基本管理操作オブジェクトPO1か
ら要求されたAPIを提供する管理オブジェクト操作部
55が、図7に示す動作を開始する。
【0054】まず、管理オブジェクト操作部55は、基
本管理操作オブジェクトPO1から要求されたAPIの
実行を開始する(ステップS701)。次に、管理オブ
ジェクト操作部55は、引数として基本管理操作オブジ
ェクトPO1から渡された管理オブジェクトのDNおよ
び属性ラベルを元に目的の管理オブジェクトにアクセス
する(ステップS702)。その後、管理オブジェクト
操作部55は、アクセスした結果を基本管理操作オブジ
ェクトPO1に返す(ステップS703)。
【0055】その後、呼び出したAPIからの返り値を
受けとった基本管理操作オブジェクトPO1は、AS
N.1のデータ型で記述されている属性情報をアプリケ
ーション言語でのデータ型に変換する(ステップS60
5)。この変換は、プログラム実行情報格納部3に格納
されているデータ変換表を使用して行なう。続いて、基
本管理操作オブジェクトPO1は、要求された全ての管
理オブジェクトにアクセスしたかどうかをチェックする
(ステップS606)。
【0056】ステップS606の結果、基本管理操作オ
ブジェクトPO1は、全ての管理オブジェクトにアクセ
スした場合には、変換した管理オブジェクトの属性情報
を応用管理操作オブジェクトEO1に返す(ステップS
607)。
【0057】ステップS606の結果、基本管理操作オ
ブジェクトPO1は、まだ全ての管理オブジェクトにア
クセスしていない場合にはステップS603から繰り返
す。
【0058】第2の実施の形態に係わるエージェント装
置1の効果は、以下のようになる。管理オブジェクト操
作部55が管理オブジェクトへのアクセスに関する画一
的なインターフェイスを提供しており、管理オブジェク
トの実装が基本管理操作オブジェクトPO1,PO2,
PO3から隠蔽されている。従って、管理オブジェクト
の実装の変更に対しても基本管理操作オブジェクトPO
1,PO2,PO3の変更を行なう必要がなくなり、基
本管理操作オブジェクトPO1,PO2,PO3のモジ
ュール性が向上する。そのため、管理オブジェクト操作
部55に既存のAPIを使用することが可能となり、プ
ログラム実行格納部3の汎用性も向上する。
【0059】次に、本発明の第3の実施例の形態に係わ
るエージェント装置1について、図面を参照して詳しく
説明する。
【0060】図8は、第3の実施の形態に係わるエージ
ェント装置1の構成を示すブロック図である。第3の実
施の形態に係わるエージェント装置1の構成の特徴とし
ては、図1に示した第1の実施の形態に係わるエージェ
ント装置1の構成と比較して、プログラム実行情報格納
部3に格納されるものが、第1の実施の形態に係わるエ
ージェント装置1の場合の応用管理操作オブジェクトE
O1,EO2と基本管理操作オブジェクトPO1,PO
2,PO3とではなく、管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトAO1となっていることである。この管理オブ
ジェクトアクセスオブジェクトAO1は、1つの管理オ
ブジェクト、例えば、管理オブジェクトMO1に直接ア
クセスする機能をAPIとしてプログラムに提供する機
能を有する。
【0061】次に、このように構成された第3の実施の
形態に係わるエージェント装置1の動作について、図面
を参照して説明する。
【0062】図9は、プログラム実行部2の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0063】いま、プログラム実行部2が、例えば、マ
ネージャ装置M1からプログラムを受けとったとする
(ステップS901)。次に、プログラム実行部2は、
受信したプログラムの実行を開始する(ステップS90
2)。その後、プログラム実行部2は、実行する命令が
管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1において
提供されているAPIかどうかをチェックする(ステッ
プS903)。
【0064】ステップS903の結果、管理オブジェク
トアクセスオブジェクトAO1が提供するAPIの場合
には、プログラム実行部2は、管理オブジェクトアクセ
スオブジェクトAO1をリンクし、要求されているAP
Iを呼ぶ(ステップS904)。このとき、このAPI
に渡す引数は、アプリケーション言語のデータ型で記さ
れた、アクセスする管理オブジェクトのDNおよび属性
ラベルである。その後、プログラム実行部2は、そのA
PIからの結果待ちとなる(ステップS905)。
【0065】次に、要求されたAPIを提供する管理オ
ブジェクトアクセスオブジェクトAO1が、図10に示
す処理を開始する。
【0066】まず、管理オブジェクトアクセスオブジェ
クトAO1は、プログラムS1で要求されたAPIの実
行を開始する(ステップS1001)。次に、管理オブ
ジェクトアクセスオブジェクトAO1は、引数として渡
された管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルを、実
際にアクセス可能なC言語やC++で実現されたAS
N.1でのデータ型に変換する(ステップS100
2)。この変換は、プログラム実行情報格納部3に格納
されているデータ変換表を使用して行なう。続いて、管
理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、ステッ
プS1002で変換された管理オブジェクトのDNおよ
び属性ラベルを元に要求された管理オブジェクト、例え
ば、管理オブジェクトMO1にアクセスする(ステップ
S1003)。その後、管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトAO1は、ステップS1003で得られたAS
N.1のデータ型で記された管理オブジェクトMO1の
属性情報をアプリケーション言語でのデータ型に変換す
る(ステップS1004)。この変換も、ステップS1
002で使用したデータ変換表を使用する。その後、管
理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、その変
換した管理オブジェクトMO1の属性情報をプログラム
S1に返す(ステップS1005)。
【0067】その後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0068】ステップS903の結果、命令が管理オブ
ジェクトアクセスオブジェクトAO1の提供するAPI
でない場合には、プログラム実行部2は、その命令を実
行する(ステップS906)。その後、プログラム実行
部2は、ステップS905またはステップS906で実
行した命令でプログラムが終了するかどうかをチェック
する(ステップS907)。
【0069】ステップS907の結果、プログラムS1
の終了でない場合には、プログラム実行部2は、次の命
令の実行を開始する(ステップS908)。
【0070】ステップS907の結果、プログラムS1
が終了する場合には、プログラム実行部2は、プログラ
ムS1の実行結果をマネージャ装置M1に送信する(ス
テップS909)。
【0071】この第3の実施の形態に係わるエージェン
ト装置1の効果は、第1の実施の形態に係わるエージェ
ント装置1では、プログラムS1に記述可能な管理オブ
ジェクトへのアクセスを必要とする管理作業が応用管理
操作オブジェクトEO1,EO2が提供するAPIだけ
であるが、この第3の実施の形態に係わるエージェント
装置1における管理オブジェクトアクセスオブジェクト
AO1を導入することで、プログラムS1に管理オブジ
ェクトへ直接アクセスするAPIを記述することが可能
となり、管理オブジェクトへのアクセスを必要とする管
理作業を記述する場合の自由度が向上する。
【0072】次に、本発明の第4の実施の形態に係わる
エージェント装置1について、図面を参照して詳しく説
明する。
【0073】図11は、第4の実施の形態に係わるエー
ジェント装置1の構成を示すブロック図である。第4の
実施の形態に係わるエージェント装置1の構成の特徴と
しては、図8に示した第3の実施の形態に係わるエージ
ェント装置1の構成に管理オブジェクト操作部55が追
加されている点である。
【0074】第4の実施の形態に係わるエージェント装
置1における動作を図面を参照して説明する。
【0075】第4の実施の形態に係わるエージェント装
置1における動作と第3の実施の形態に係わるエージェ
ント装置1の動作とで異なる点は、管理オブジェクトア
クセスオブジェクトAO1の動作を示すフローチャート
が、第3の実施の形態に係わるエージェント装置1にお
ける管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1の動
作を示す図10から図12で示すフローチャートになっ
たことと、管理オブジェクト操作部55の動作が加わる
ことである。そのため、プログラム実行部2の動作を示
すフローチャートである図9の説明は省略する。
【0076】この第4の実施の形態に係わる管理オブジ
ェクトアクセスオブジェクトAO1の動作を、図を参照
して説明する。
【0077】図12は、第4の実施の形態に係わるエー
ジェント装置1における管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトAO1の動作を示したフローチャートである。
【0078】いま、実行中のプログラムS1から管理オ
ブジェクトアクセスオブジェクトAO1が提供するAP
Iが呼ばれたとする。このときの引数は、アプリケーシ
ョン言語のデータ型で記された、アクセスする管理オブ
ジェクトのDNおよび属性ラベルである。すると、管理
オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、そのAP
Iの実行が開始される(ステップS1201)。次に、
管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、引数
として渡された管理オブジェクトのDNおよび属性ラベ
ルを実際にアクセス可能なC言語やC++で実現された
ASN.1のデータ型に変換する(ステップS120
2)。この変換には、プログラム実行情報格納部3に格
納されているデータ変換表を使用する。その後、管理オ
ブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、目的の管理
オブジェクトにアクセスするために、ステップS120
2で変換した管理オブジェクトのDNおよび属性ラベル
を引数として、管理オブジェクト操作部55が提供して
いるAPIを呼び出す(ステップS1203)。その
後、管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、
呼び出したAPIの結果待ちとなる(ステップS120
4)。
【0079】次に、管理オブジェクト操作部55が、図
13で示される動作を開始する。
【0080】まず、管理オブジェクト操作部55は、管
理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1から要求さ
れたAPIの実行を開始する(ステップS1301)。
次に、管理オブジェクト操作部55は、引数として受け
とった管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルを元に
要求された管理オブジェクトにアクセスする(ステップ
S1302)。その後、管理オブジェクト操作部55
は、結果を管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO
1に返す(ステップS1303)。
【0081】その後、管理オブジェクトアクセスオブジ
ェクトAO1は、APIから返された管理オブジェクト
の属性情報をアプリケーション言語でのデータ型に変換
する(ステップS1205)。この変換は、プログラム
実行情報格納部3に格納されているデータ変換表を使用
して行なわれる。続いて、管理オブジェクトアクセスオ
ブジェクトAO1は、変換した管理オブジェクトの属性
情報をプログラムS1に返す(ステップS1206)。
【0082】この第4の実施の形態に係わるエージェン
ト装置1は、第2の実施の形態に係わるエージェント装
置1における効果と、第3の実施の形態に係わるエージ
ェント装置1における効果とを併せ持つ。つまり、管理
オブジェクト操作部55を導入することで、管理オブジ
ェクトアクセスオブジェクトAO1のモジュール性およ
び汎用性が向上し、かつ、管理オブジェクトアクセスオ
ブジェクトAO1を導入することで、プログラムS1に
記述可能な管理作業の自由度が向上する。
【0083】次に、本発明の第5の実施の形態に係わる
エージェント装置1について、図面を参照して詳しく説
明する。
【0084】図14は、第5の実施の形態に係わるエー
ジェント装置1の構成を示すブロック図である。第5の
実施の形態に係わるエージェント装置1の構成の特徴と
しては、図1に示した第1の実施の形態に係わるエージ
ェント装置1の構成に、図8に示した第3の実施の形態
に係わるエージェント装置1における管理オブジェクト
アクセスオブジェクトAO1が追加されている点であ
る。
【0085】次に、このように構成された第5の実施の
形態に係わるエージェント装置1の動作について、図面
を参照して説明する。
【0086】第5の実施の形態に係わるエージェント装
置1における動作と第1または第3の実施の形態に係わ
るエージェント装置1の動作とで異なる点は、プログラ
ム実行部2の動作が図15に示される動作になることで
ある。そのため、応用管理操作オブジェクトEO1,E
O2の動作を示すフローチャートである図3、基本管理
操作オブジェクトPO1,PO2,PO3の動作を示す
フローチャートである図4、管理オブジェクトアクセス
オブジェクトAO1の動作を示すフローチャートである
図10の説明は省略する。
【0087】いま、プログラム実行部2が、例えば、マ
ネージャ装置M1からプログラムS1を受けとったとす
る(ステップS1501)。次に、プログラム実行部2
は、受信したプログラムS1の実行を開始する(ステッ
プS1502)。続いて、プログラム実行部2は、実行
する命令が応用管理操作オブジェクトEO1,EO2ま
たは管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1が提
供するAPIかどうかをチェックする(ステップS15
03)。
【0088】ステップS1503の結果、命令が応用管
理操作オブジェクトEO1,EO2または管理オブジェ
クトアクセスオブジェクトAO1で提供されているAP
Iの場合には、プログラム実行部2は、さらに、その命
令が応用管理操作オブジェクトEO1,EO2が提供す
るAPIかどうかをチェックする(ステップS150
4)。
【0089】ステップS1504の結果、応用管理操作
オブジェクト、例えば、応用管理操作オブジェクトEO
1の提供するAPIの場合は、プログラム実行部2は、
その応用管理操作オブジェクトEO1をリンクし、要求
されているAPIを呼ぶ(ステップS1505)。この
ときの引数は、抽象的な名前で記述されている。この後
の応用管理操作オブジェクトEO1は、図3に示すフロ
ーチャートの動作を行なう。
【0090】ステップS1504の結果、命令が管理オ
ブジェクトアクセスオブジェクトAO1の提供するAP
Iの場合は、プログラム実行部2は、管理オブジェクト
アクセスオブジェクトAO1をリンクし、要求されてい
るAPIを呼ぶ(ステップS1506)。このときの引
数は、アプリケーション言語でのデータ型で記された、
管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルである。この
後、管理オブジェクトアクセスオブジェクトAO1は、
図10のフローチャートに示す動作を行なう。
【0091】その後、プログラム実行部2は、要求した
APIから結果が返るのを待つ(ステップS150
7)。
【0092】ステップS1503の結果、実行する命令
が応用管理操作オブジェクトEO1,EO2または管理
オブジェクトアクセスオブジェクトAO1の提供するA
PIでない場合、プログラム実行部2は、その命令を実
行する(ステップS1510)。
【0093】続いて、プログラム実行部2は、ステップ
S1507またはステップS1510で実行した命令で
プログラムS1が終了するかどうかをチェックする(ス
テップS1508)。
【0094】ステップS1508の結果、プログラムS
1の終了でない場合には、プログラム実行部2は、次の
命令の実行を開始する(ステップS1509)。
【0095】ステップS1508の結果、プログラムS
1が終了する場合には、プログラム実行部2は、プログ
ラムS1の実行結果をマネージャ装置M1に送信する
(ステップS1511)。
【0096】第5の実施の形態に係わるエージェント装
置1は、第1の実施の形態に係わるエージェント装置1
による効果と、第3の実施の形態に係わるエージェント
装置1による効果との両方を併せ持つ。つまり、応用管
理操作オブジェクトEO1,EO2が提供するAPIを
使用してプログラムS1を記述することによるプログラ
ム記述の容易性の向上と、かつ管理オブジェクトアクセ
スオブジェクトAO1が提供するAPIを使用して管理
オブジェクト、例えば、管理オブジェクトMO1に直接
アクセスする命令が記述できることによるプログラム記
述の自由度の向上である。
【0097】次に、本発明の第6の実施の形態に係わる
エージェント装置1について、図面を参照して詳しく説
明する。
【0098】図16は、本発明の第6の実施の形態に係
わるエージェント装置1の構成を示すブロック図であ
る。第6の実施の形態に係わるエージェント装置1の構
成の特徴としては、図14に示した第5の実施の形態に
係わるエージェント装置1に、管理オブジェクト操作部
55を追加していることである。
【0099】次に、このように構成された第6の実施の
形態に係わるエージェント装置1における動作につい
て、図面を参照して説明する。
【0100】第6の実施の形態に係わるエージェント装
置1における動作と第5の実施の形態に係わるエージェ
ント装置1の動作との違いは、第5の実施の形態に係わ
るエージェント装置1における基本管理操作オブジェク
トPO1,PO2,PO3が第2の実施の形態に係わる
エージェント装置1における基本管理操作オブジェクト
PO1,PO2,PO3となり、かつ、管理オブジェク
トアクセスオブジェクトAO1が第4の実施の形態に係
わるエージェント装置1における管理オブジェクトアク
セスオブジェクトAO1となることである。そのため、
プログラム実行部2の動作を示すフローチャートである
図15、応用管理操作オブジェクトEO1,EO2の動
作を示すフローチャートである図2、基本管理操作オブ
ジェクトPO1,PO2,PO3の動作を示すフローチ
ャートである図6、管理オブジェクトアクセスオブジェ
クトAO1の動作を示すフローチャートである図12の
説明は省略する。
【0101】図17は、第6の実施の形態に係わるエー
ジェント装置1における管理オブジェクト操作部55の
動作を示すフローチャートであり、この図面を参照して
管理オブジェクト操作部55の動作を説明する。
【0102】いま、基本管理操作オブジェクトまたは管
理オブジェクトアクセスオブジェクト、例えば基本管理
操作オブジェクトPO1から管理オブジェクト操作部5
5の提供するAPIが呼ばれたとする。すると、管理オ
ブジェクト操作部55は、その呼ばれたAPIの実行を
開始する(ステップS1701)。続いて、管理オブジ
ェクト操作部55は、引数として受けとった管理オブジ
ェクトのDNおよび属性ラベルで示される管理オブジェ
クト、例えば管理オブジェクトMO1にアクセスする
(ステップS1702)。その後、管理オブジェクト操
作部55は、アクセスした結果を基本管理操作オブジェ
クトPO1に返す。
【0103】この第6の実施の形態に係わるエージェン
ト装置1は、第5の実施の形態に係わるエージェント装
置1の効果と、第2または第4の実施の形態に係わるエ
ージェント装置1の効果を併せ持つものである。つま
り、第5の実施の形態に係わるエージェント装置1によ
るプログラム記述の容易性および自由度の向上に加え
て、管理オブジェクト操作部55による基本管理操作オ
ブジェクトPO1,PO2,PO3および管理オブジェ
クトアクセスオブジェクトAO1のモジュール性および
汎用性の向上である。
【0104】以降では、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
1をネットワーク管理における管理機能へ適用した例と
して、パストレース機能への適用について説明する。
【0105】はじめに、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
1を使用してパストレース機能を実現した場合について
図面を参照して説明する。
【0106】図18は、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
(以下、単にエージェント装置と呼ぶ)A1,A2,A
3とマネージャ装置M1を用いてパストレース機能を実
現する場合の第1の構成例を示す。この構成は、マネー
ジャ装置M1が、トレースするパス上のエージェント装
置A1,A2,A3それぞれにパストレース要求を含む
プログラム(パストレースプログラム)S1を送信し、
各エージェント装置A1,A2,A3において、そのプ
ログラムS1を実行した後、結果をマネージャ装置M1
に返し、マネージャ装置M1で結果をまとめるという形
態である。なお、図18において、マネージャ装置M1
は1台、エージェント装置A1,A2,A3は3台しか
図示していないが、実際には、複数のマネージャ装置M
1〜Mk, および複数のエージェント装置A1〜Alが
存在する(lは任意の正整数)。
【0107】このような構成のパストレース機能を実現
する本発明の第7の実施の形態に係わるエージェント装
置A1について、図面を参照して詳しく説明する。
【0108】図19は、第7の実施の形態に係わるエー
ジェント装置A1の構成を示すブロック図である。第7
の実施の形態に係わるエージェント装置A1は、プログ
ラム実行部2と、プログラム実行情報格納部3と、管理
情報格納部4とから、その主要部が構成されている。
【0109】パストレース応用オブジェクトPE1は、
第1の実施の形態に係わるエージェント装置1における
応用管理操作オブジェクトEO1,EO2において、パ
ストレース機能を実現したものである。そのため、パス
トレース応用オブジェクトPE1は、第1の実施の形態
に係わるエージェント装置1における応用管理操作オブ
ジェクトEO1,EO2が有する機能に加えて、パスト
レース機能、例えば、一端点が与えられたパスに関して
もう一端点を検索する機能,2端点間に存在する全ての
パスを検出する機能,1本のパスに関して中継している
装置を全て検出する機能などをAPIとしてプログラム
S1に提供する機能を有する。
【0110】パストレース基本オブジェクトPP1,P
P2は、第1の実施の形態に係わるエージェント装置1
における基本管理操作オブジェクトPO1,PO2,P
O3であり、パストレース応用オブジェクトPE1によ
り要求された管理オブジェクト、例えば、管理オブジェ
クトMO1にアクセスする機能をAPIとしてパストレ
ース応用オブジェクトPE1に提供する機能を有する。
また、パストレース基本オブジェクトPP1,PP2が
提供するAPIの返り値には、アクセスした管理オブジ
ェクトの属性情報に加えて、パスの状態(“終端”,
“クロスコネクト”)も含まれる。なお、図19におい
て、パストレース基本オブジェクトPP1,PP2は2
台しか図示されていないが、実際には、複数のパストレ
ース基本オブジェクトPP1〜PPf(fは任意の正整
数)が存在する。
【0111】図20ないし図22は、図19におけるプ
ログラム実行部2,パストレース応用オブジェクトPE
1,およびパストレース基本オブジェクトPP1,PP
2の処理をそれぞれ示すフローチャートである。
【0112】次に、このように構成された第7の実施の
形態に係わるエージェント装置A1の動作について、図
面を参照しながら説明する。
【0113】図20は、プログラム実行部2の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0114】いま、プログラム実行部2が、例えば、マ
ネージャ装置M1からパストレース要求が含まれたプロ
グラム(パストレースプログラム)S1を受けとったと
する(ステップS2001)。次に、プログラム実行部
2は、受信したプログラムS1の実行を開始する(ステ
ップS2002)。その後、プログラム実行部2は、実
行する命令がパストレース応用オブジェクトPE1にお
いて提供されているAPIかどうかをチェックする(ス
テップS2003)。
【0115】ステップS2003の結果、実行する命令
がパストレース応用オブジェクトPE1が提供するAP
Iの場合には、プログラム実行部2は、そのAPIを実
行するためにパストレース応用オブジェクトPE1をリ
ンクし、目的のAPIを呼ぶ(ステップS2004)。
このとき、APIに渡す引数は、トレースを行なうパス
を示す“PathA”や端点の装置を示す“node_
A”などの抽象的な名前である。その後、プログラム実
行部2は、そのAPIからの結果待ちとなる(ステップ
S2005)。
【0116】次に、要求されたAPIを提供するパスト
レース応用オブジェクトPE1が、図21に示す処理を
開始する。
【0117】まず、パストレース応用オブジェクトPE
1は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始
する(ステップS2101)。次に、パストレース応用
オブジェクトPE1は、引数として与えられた抽象的な
名前を、アプリケーション言語でのデータ型で記された
管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルに変換する
(ステップS2102)。この変換は、プログラム実行
情報格納部3に格納されている名前変換表を使用して行
なう。その後、パストレース応用オブジェクトPE1
は、APIを実行するために管理オブジェクトにアクセ
スする必要があるかどうかをチェックする(ステップS
2103)。
【0118】ステップS2103の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がある場合には、パストレース
応用オブジェクトPE1は、管理オブジェクトにアクセ
スするためにパストレース基本オブジェクト、例えばパ
ストレース基本オブジェクトPP1が提供するAPIを
呼ぶ(ステップS2104)。このときの引数は、ステ
ップS2102で変換した管理オブジェクトのDNおよ
び属性ラベルである。その後、パストレース応用オブジ
ェクトPE1は、そのAPIの結果待ちとなる(ステッ
プS2105)。
【0119】次に、要求されたAPIを提供するパスト
レース基本オブジェクトPP1が、図22に示す処理を
開始する。
【0120】まず、パストレース基本オブジェクトPP
1は、パストレース応用オブジェクトPE1で要求され
たAPIの実行を開始する(ステップS2201)。次
に、パストレース基本オブジェクトPP1は、引数で与
えられた管理オブジェクトのDNおよび属性ラベルを、
実際にアクセス可能なASN.1でのデータ型に変換す
る(ステップS2202)。この変換は、プログラム実
行情報格納部3に格納されているデータ変換表を使用し
て行なう。続いて、パストレース基本オブジェクトPP
1は、ステップS2202で変換された管理オブジェク
トのDNおよび属性ラベルを使用して、要求された管理
オブジェクト、例えば管理オブジェクトMO1にアクセ
スする(ステップS2203)。続いて、パストレース
基本オブジェクトPP1は、ステップS2203で得ら
れた管理オブジェクトの属性情報をアプリケーション言
語でのデータ型に変換する(ステップS2204)。こ
の変換には、プログラム実行情報格納部3に格納されて
いるデータ変換表を使用して行なう。その後、パストレ
ース基本オブジェクトPP1は、変換した結果を要求元
のパストレース応用オブジェクトPE1に返す(ステッ
プS2205)。
【0121】その後のパストレース応用オブジェクトP
E1の動作は、以下のようになる。
【0122】ステップS2103の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がない場合、または、ステップ
S2105の結果、パストレース基本オブジェクトPP
1が提供するAPIから結果が返ってきた場合、パスト
レース応用オブジェクトPE1は、管理機能を提供する
ための情報が全て揃ったかどうかをチェックする(ステ
ップS2106)。
【0123】ステップS2106の結果、必要な情報が
揃っている場合には、パストレース応用オブジェクトP
E1は、それらの情報を使用して、APIからの最終結
果をプログラムS1で要求されている形態に加工する
(ステップS2107)。この処理には、パスの経路を
“node_A,node_B,…”などの抽象的な表
現に変換する処理も含まれる。この変換処理は、プログ
ラム実行情報格納部3に格納されている名前変換表を使
用することで行なう。その後、パストレース応用オブジ
ェクトPE1は、その加工結果をプログラムS1に返す
(ステップS2108)。
【0124】ステップS2106の結果、必要な情報が
まだ揃っていない場合には、パストレース応用オブジェ
クトPE1は、ステップS2103から繰り返す。
【0125】その後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0126】ステップS2003の結果、命令がパスト
レース応用オブジェクトPE1が提供するAPIでない
場合、プログラム実行部2は、その命令を実行する(ス
テップS2006)。
【0127】次に、プログラム実行部2は、ステップS
2006またはステップS2005で実行された命令で
プログラムS1が終了するかどうかをチェックする(ス
テップS2007)。
【0128】ステップS2007の結果、プログラムS
1の終了でない場合には、プログラム実行部2は、次の
命令の実行を開始する(ステップS2008)。
【0129】ステップS2007の結果、プログラムS
1が終了する場合には、プログラム実行部2は、結果を
マネージャ装置M1に送信する(ステップS200
9)。
【0130】図23は、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
A1,A2,A3とマネージャ装置M1とを用いてパス
トレース機能を実現する場合の第2の構成例を示す。こ
れは、パストレース要求を含むプログラムをパスの終端
点であるエージェント装置A1に送信し、そのエージェ
ント装置A1がパス上の各エージェント装置A2,A3
に装置内パストレースを依頼するプログラムを送信し、
その結果をエージェント装置A1がまとめてマネージャ
装置M1に返すという形態である。なお、図23におい
て、マネージャ装置M1は1台、エージェント装置A
1,A2,A3は3台しか図示していないが、実際に
は、複数のマネージャ装置M1〜Mk, および複数のエ
ージェント装置A1〜A1が存在する。
【0131】このような構成でのパストレース機能を実
現する本発明の第8の実施の形態に係わるエージェント
装置A1について、図面を参照して詳しく説明する。
【0132】第8の実施の形態に係わるエージェント装
置A1の構成は、第7の実施の形態に係わるエージェン
ト装置A1の構成と同一である。従って、第8の実施の
形態に係わるエージェント装置A1の構成の説明は省略
する。
【0133】パストレース応用オブジェクトPE1は、
第7の実施の形態に係わるエージェント装置A1におけ
るパストレース応用オブジェクトPE1が有する機能に
加えて、他のエージェント装置と通信する機能を有す
る。
【0134】図24および図25は、第8の実施の形態
に係わるエージェント装置A1におけるプログラム実行
部2およびパストレース応用オブジェクトPE1の処理
をそれぞれ示すフローチャートである。
【0135】次に、このように構成された第8の実施の
形態に係わるエージェント装置A1の動作について、図
面を参照しながら説明する。
【0136】図24は、プログラム実行部2の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0137】いま、プログラム実行部2が、マネージャ
装置または他のエージェント装置、例えば、マネージャ
装置M1からパストレース要求が含まれたプログラムS
1を受けとったとする(ステップS2401)。次に、
プログラム実行部2は、受信したプログラムS1の実行
を開始する(ステップS2402)。その後、プログラ
ム実行部2は、実行する命令がパストレース応用オブジ
ェクトPE1において提供されているAPIかどうかを
チェックする(ステップS2403)。
【0138】ステップS2403の結果、パストレース
応用オブジェクトPE1が提供するAPIの場合には、
プログラム実行部2は、そのAPIを実行するためにパ
ストレース応用オブジェクトPE1をリンクし、目的の
APIを呼ぶ(ステップS2404)。このとき、AP
Iに渡す引数は、トレースを行なうパスまたは端点の装
置を示す抽象的な名前である。その後、プログラム実行
部2は、そのAPIからの結果待ちとなる(ステップS
2405)。
【0139】次に、要求されたAPIを提供するパスト
レース応用オブジェクトPE1が、図25に示す処理を
開始する。
【0140】まず、パストレース応用オブジェクトPE
1は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始
する(ステップS2501)。次に、パストレース応用
オブジェクトPE1は、引数として与えられた抽象的な
名前を、アプリケーション言語のデータ型で記された管
理オブジェクトのDNおよび属性ラベルに変換する(ス
テップS2502)。この変換は、プログラム実行情報
格納部3に格納されている名前変換表を使用して行な
う。続いて、パストレース応用オブジェクトPE1は、
APIを実行するために管理オブジェクトにアクセスす
る必要があるかどうかをチェックする(ステップS25
03)。
【0141】ステップS2503の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がある場合には、パストレース
応用オブジェクトPE1は、管理オブジェクトにアクセ
スするためにパストレース基本オブジェクト、例えば、
パストレース基本オブジェクトPP1が提供するAPI
を呼ぶ(ステップS2504)。このときの引数は、ス
テップS2502で変換した管理オブジェクトのDNお
よび属性ラベルである。その後、パストレース応用オブ
ジェクトPE1は、そのAPIの結果待ちとなる(ステ
ップS2505)。
【0142】次に、要求されたAPIを提供するパスト
レース基本オブジェクトPP1が、第7の実施の形態に
係わるエージェント装置A1におけるパストレース基本
オブジェクトPP1の動作を示す図22と同様の処理を
行なう。
【0143】その後のパストレース応用オブジェクトP
E1の動作は、以下のようになる。
【0144】ステップS2503の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がない場合、または、ステップ
S2505の結果、パストレース基本オブジェクトPP
1が提供するAPIから結果が返ってきた場合、パスト
レース応用オブジェクトPE1は、他のエージェント装
置に装置内のパストレースを依頼する必要があるかどう
かをチェックする(ステップS2506)。
【0145】ステップS2506の結果、他のエージェ
ント装置に装置内のパストレースを依頼する必要がある
場合、パストレース応用オブジェクトPE1は、パスト
レースを依頼するためのプログラムを作成する(ステッ
プS2507)。ここで、このステップS2507で生
成されるプログラムは、プログラム実行情報格納部3に
あらかじめ格納されているプログラムの雛形に、アクセ
スする管理オブジェクトのDNおよび属性ラベル,送信
元エージェント装置の識別子などの情報を付加したもの
である。次に、パストレース応用オブジェクトPE1
は、ステップS2507で作成したプログラムを送信す
るエージェント装置を検索する(ステップS250
8)。これは、プログラム実行情報格納部3にあらかじ
め格納されているネットワークの構成情報を検索するこ
とで行なう。次に、パストレース応用オブジェクトPE
1は、ステップS2508の結果、検索されたエージェ
ント装置にステップS2507で作成したプログラムを
送信する(ステップS2509)。その後、パストレー
ス応用オブジェクトPE1は、そのエージェント装置か
ら送られてくるプログラム実行結果を待つ(ステップS
2510)。
【0146】ステップS2506の結果、他のエージェ
ント装置に装置内のトレースを依頼する必要がない場
合、または、ステップS2510の結果、装置内パスト
レースを依頼したエージェント装置からのプログラム実
行結果が送信されてきた場合には、パストレース応用オ
ブジェクトPE1は、エージェント装置A1がパストレ
ース機能を提供するための情報が全て揃ったかどうかを
チェックする(ステップS2511)。
【0147】ステップS2511の結果、必要な情報が
全て揃った場合には、パストレース応用オブジェクトP
E1は、これらの情報をまとめて、プログラムで要求さ
れている形態に加工する(ステップS2512)。この
処理には、パスの経路を“node_A,node_
B,…”などの抽象的な表現に変換する処理も含まれ
る。この変換処理は、プログラム実行情報格納部3に格
納されている名前変換表を使用することで行なう。その
後、パストレース応用オブジェクトPE1は、この加工
結果をプログラムS1に返す(ステップS2513)。
【0148】ステップS2511の結果、全ての情報が
揃っていない場合には、パストレース応用オブジェクト
PE1は、ステップS2503から繰り返す。
【0149】その後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0150】ステップS2403の結果、実行する命令
がパストレース応用オブジェクトPE1の提供するAP
Iでない場合、または、ステップS2405の結果、パ
ストレース応用オブジェクトPE1が提供するAPIか
ら結果が返ってきた場合、プログラム実行部2は、ステ
ップS2406またはステップS2405で実行した命
令でプログラムS1が終了するかどうかをチェックする
(ステップS2407)。
【0151】ステップS2407の結果、プログラムS
1が終了する場合には、プログラム実行部2は、プログ
ラムS1の実行結果を要求元であるマネージャ装置M1
に返す(ステップS2409)。
【0152】ステップS2407の結果、プログラムS
1の終了でない場合には、プログラム実行部2は、次の
命令の実行を開始する(ステップS2408)。
【0153】図26は、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
A1,A2,A3とマネージャ装置M1とを用いてパス
トレース機能を実現する場合の第3の構成例を示す。こ
れは、パストレース要求を含むプログラムをパスの終端
点であるエージェント装置A1に送信する。そのプログ
ラムを受信したエージェント装置A1が隣のエージェン
ト装置A2にパストレース要求を含むプログラムを送信
し、そのプログラムを受信したエージェント装置A2が
隣のエージェント装置A3にパストレース要求を含むプ
ログラムを送信する。最終的に、パスのもう一方の終端
であるエージェント装置A3では、パスのトレースの結
果を要求元であるエージェント装置A2に送信し、それ
を受けとったエージェント装置A2は自装置でのトレー
ス結果をエージェント装置A3からの結果に付加してエ
ージェント装置A1に送信する。パスの始点であるエー
ジェント装置A1では、パス上の全てのエージェント装
置を経由してきた結果をマネージャ装置M1に送信する
という形態である。なお、図26において、マネージャ
装置M1は1台、エージェント装置A1,A2,A3は
3台しか図示されていないが、実際には、複数のマネー
ジャ装置M1〜Mk, および複数のエージェント装置A
1〜A1が存在する。
【0154】このような構成のパストレース機能を実現
する本発明の第9の実施の形態に係わるエージェント装
置A1について、図面を参照して詳しく説明する。
【0155】第9の実施の形態に係わるエージェント装
置A1の構成は、第7ないし第8の実施の形態に係わる
エージェント装置A1の構成を示す図19と同様であ
る。そのため、この図の説明は省略する。しかし、第9
の実施の形態に係わるエージェント装置A1におけるプ
ログラム実行情報格納部3は、第8の実施の形態に係わ
るエージェント装置A1におけるプログラム実行情報格
納部3が格納するネットワークの構成情報に代わり、各
物理リンクの接続情報を保持する。この物理リンクの接
続情報は、各物理リンクの識別子と両端の装置の識別
子、および各装置を管理しているエージェント装置の識
別子である。
【0156】次に、このように構成された第9の実施の
形態に係わるエージェント装置A1の動作について、図
面を参照して説明する。
【0157】この第9の実施の形態に係わるエージェン
ト装置A1の動作と、第8の実施の形態に係わるエージ
ェント装置A1の動作との差異は、パストレース応用オ
ブジェクトPE1の動作が、第8の実施の形態に係わる
エージェント装置A1におけるパストレース応用オブジ
ェクトPE1の動作を示すフローチャートである図26
から図27になることである。そのため、プログラム実
行部2の動作を示すフローチャートである図24、パス
トレース基本オブジェクトPP1,PP2の動作を示す
フローチャートである図22に関する説明は省略する。
【0158】いま、実行中のプログラムS1からパスト
レース応用オブジェクトPE1が提供するAPIが呼ば
れたとする。この後のパストレース応用オブジェクトP
E1の処理は、以下のようになる。
【0159】まず、パストレース応用オブジェクトPE
1は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始
する(ステップS2701)。次に、パストレース応用
オブジェクトPE1は、引数として与えられた抽象的な
名前を、アプリケーション言語のデータ型で記された管
理オブジェクトのDNおよび属性ラベルに変換する(ス
テップS2702)。この変換は、プログラム実行情報
格納部3に格納されている名前変換表を使用して行な
う。次に、パストレース応用オブジェクトPE1は、パ
ストレース情報を取得するために管理オブジェクトにア
クセスする必要があるかどうかをチェックする(ステッ
プS2703)。
【0160】ステップS2703の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がある場合には、パストレース
応用オブジェクトPE1は、管理オブジェクトにアクセ
スするためにパストレース基本オブジェクト、例えば、
パストレース基本オブジェクトPP1が提供するAPI
を呼ぶ(ステップS2704)。このときの引数は、ス
テップS2702で変換した管理オブジェクトのDNお
よび属性ラベルである。その後、パストレース応用オブ
ジェクトPE1は、そのAPIからの結果待ちとなる
(ステップS2705)。
【0161】この後、パストレース応用オブジェクトP
E1から呼ばれたパストレース基本オブジェクトPP1
が、図22に示す処理を行なう。
【0162】このパストレース基本オブジェクトPP1
が提供するAPIから結果が返った後のパストレース応
用オブジェクトPE1の処理は、以下のようになる。
【0163】ステップS2703の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がない場合、または、ステップ
S2705の結果、呼び出したAPIからの結果が返っ
てきた場合、パストレース応用オブジェクトPE1は、
自装置がパスの終端点かどうかをチェックする(ステッ
プS2706)。この処理は、パストレース基本オブジ
ェクトPP1が提供するAPIからの返り値の中に示さ
れるため、これを参照して判断することで行なう。
【0164】ステップS2706の結果、自装置が終端
点でない場合には、パストレース応用オブジェクトPE
1は、隣のエージェント装置にパストレースを依頼する
ためのプログラムを作成する(ステップS2707)。
ここで、このステップS2707で生成されるプログラ
ムは、プログラム実行情報格納部3にあらかじめ格納さ
れているプログラムの雛形にアクセスする管理オブジェ
クトのDNおよび属性ラベル,送信元エージェント装置
の識別子などの情報を付加したものである。次に、パス
トレース応用オブジェクトPE1は、ステップS270
7で作成されたプログラムを隣のエージェント装置に送
信する(ステップS2708)。ここで、送信するエー
ジェント装置の決定は、プログラム実行情報格納部3に
格納されている物理リンクの接続情報を検索することで
取得する。その後、パストレース応用オブジェクトPE
1は、そのエージェント装置からの結果待ちとなる(ス
テップS2709)。続いて、パストレース応用オブジ
ェクトPE1は、ステップS2709の結果、得られた
パスのトレース情報に自装置の情報を加える(ステップ
S2710)。
【0165】ステップS2706の結果、自装置が終端
点である場合、パストレース応用オブジェクトPE1
は、他のエージェント装置が順に付加していく最初のト
レース結果を作成する(ステップS2711)。
【0166】その後、パストレース応用オブジェクトP
E1は、ステップS2710、または、ステップS27
11で得られたアプリケーション言語のデータ型で記さ
れた管理オブジェクトの属性情報をプログラムS1で要
求された形態に加工する(ステップ2712)。この処
理には、パスの経路を“node_A,node_B,
…”などの抽象的な表現に変換する処理も含まれる。こ
の変換処理は、プログラム実行情報格納部3に格納され
ている名前変換表を使用することで行なう。その後、パ
ストレース応用オブジェクトPE1は、その加工結果を
プログラムS1に返す(ステップS2713)。
【0167】図28は、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
A1,A2,A3とマネージャ装置M1とを用いてパス
トレース機能を実現する場合の第4の構成例を示す。こ
れは、パストレース要求を含むプログラムS1をパスの
終端点であるエージェント装置A1に送信し、そのプロ
グラムS1を受信したエージェント装置A1が隣のエー
ジェント装置A2にパストレース要求と自装置における
トレース結果を含むプログラムを送信する。そのプログ
ラムS1を受信したエージェント装置A2が同様にエー
ジェント装置A3にパストレース要求と自装置までのト
レース結果を含むプログラムを送信する。最終的に、パ
スのもう一方の端点であるエージェント装置A3が自装
置のトレース結果を順に送信されてきたトレース結果に
付加してマネージャ装置M1に返すという形態である。
なお、図28において、マネージャ装置M1は1台、エ
ージェント装置A1,A2,A3は3台ずつしか図示さ
れていないが、実際には、複数のマネージャ装置M1〜
Mk, および複数のエージェント装置A1〜A1が存在
する。
【0168】このような構成のパストレース機能を実現
する本発明の第10の実施の形態に係わるエージェント
装置A1について、図面を参照して詳しく説明する。
【0169】この第10の実施の形態に係わるエージェ
ント装置A1の構成は、第7ないし第9の実施の形態に
係わるエージェント装置A1における構成と同じであ
る。そのため、第10の実施の形態に係わるエージェン
ト装置A1の構成を示す図19の説明は省略する。
【0170】次に、このように構成された第10の実施
の形態に係わるエージェント装置A1の動作について図
面を参照して説明する。
【0171】この第10の実施の形態に係わるエージェ
ント装置A1の動作と第9の実施の形態に係わるエージ
ェント装置A1の動作との差異は、プログラム実行部2
の動作が、第9の実施の形態に係わるエージェント装置
A1におけるプログラム実行部2の動作を示すフローチ
ャートである図24から図29に、パストレース応用オ
ブジェクトPE1の動作が、第9の実施の形態に係わる
エージェント装置A1におけるパストレース応用オブジ
ェクトPE1の動作を示すフローチャートである図27
から図30になることである。そのため、パストレース
基本オブジェクトPP1,PP2の動作を示すフローチ
ャートである図22に関する説明は省略する。
【0172】いま、プログラム実行部2は、マネージャ
装置M1からのパストレース要求の含まれたプログラム
S1を受けとったとする(ステップS2901)。その
後、プログラム実行部2は、受けとったプログラムS1
の実行を開始する(ステップS2902)。続いて、プ
ログラム実行部2は、実行する命令がパストレース応用
オブジェクトPE1が提供するAPIかどうかをチェッ
クする(ステップS2903)。
【0173】ステップS2903の結果、パストレース
応用オブジェクトPE1が提供するAPIの場合には、
プログラム実行部2は、パストレース応用オブジェクト
PE1をリンクし、そのAPIを呼ぶ(ステップS29
04)。このとき、APIに渡す引数は、トレースを行
なうパス、または端点の装置を示す抽象的な名前であ
る。その後、プログラム実行部2は、そのAPIの結果
待ちとなる(ステップS2905)。
【0174】続いて、このAPIを提供するパストレー
ス応用オブジェクトPE1が、図30に示す動作を開始
する。
【0175】まず、パストレース応用オブジェクトPE
1は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始
する(ステップS3001)。次に、パストレース応用
オブジェクトPE1は、引数として与えられた抽象的な
名前を、アプリケーション言語のデータ型で記された管
理オブジェクトのDNおよび属性ラベルに変換する(ス
テップS3002)。この変換は、プログラム実行情報
格納部3に格納されている名前変換表を使用して行な
う。続いて、パストレース応用オブジェクトPE1は、
装置内でのパストレースを行なうために管理オブジェク
トにアクセスする必要があるかどうかをチェックする
(ステップS3003)。
【0176】ステップS3003の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がある場合には、パストレース
応用オブジェクトPE1は、パストレース基本オブジェ
クト、例えばパストレース基本オブジェクトPP1が提
供するAPIを呼ぶ(ステップS3004)。このとき
の引数は、ステップS3002で変換された管理オブジ
ェクトのDNおよび属性ラベルである。その後、パスト
レース応用オブジェクトPE1は、APIからの結果待
ちとなる(ステップS3005)。
【0177】続いて、パストレース基本オブジェクトP
P1が、図22に示す動作を行なう。
【0178】この後のパストレース応用オブジェクトP
E1の動作は、以下のようになる。
【0179】ステップS3003の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がない場合、または、ステップ
3005の結果、パストレース基本オブジェクトPP1
が提供するAPIから結果が返ってきた場合、パストレ
ース応用オブジェクトPE1は、自装置がパスの終端か
どうかをチェックする(ステップS3006)。これ
は、パストレース基本オブジェクトPP1が提供するA
PIからの返り値に示されているため、これを参照すれ
ばよい。
【0180】ステップS3006の結果、自装置がパス
の終端でない場合には、パストレース応用オブジェクト
PE1は、パストレースを隣のエージェント装置に依頼
するためのプログラムを作成する(ステップS300
7)。ここで、このステップS3007で生成されるプ
ログラムは、プログラム実行情報格納部3にあらかじめ
格納されているプログラムの雛形にアクセスする管理オ
ブジェクトのDNおよび属性ラベル,送信元エージェン
ト装置の識別子などの情報を付加したものである。その
後、パストレース応用オブジェクトPE1は、そのプロ
グラムを隣のエージェント装置に送信する(ステップS
3008)。ここで、送信する隣のエージェント装置の
決定は、プログラム実行情報格納部3に格納されている
物理リンクの接続情報を検索することで取得する。
【0181】ステップS3006の結果、自装置がパス
の終端である場合、パストレース応用オブジェクトPE
1は、隣のエージェント装置から送信されてきたパスト
レースの結果に自装置のトレース結果を付加する(ステ
ップS3009)。その後、パストレース応用オブジェ
クトPE1は、ステップS3009で得られたトレース
結果をプログラムで要求された形態に加工する(ステッ
プS3010)。この処理には、パスの経路を“nod
e_A,node_B,…”などの抽象的な表現に変換
する処理も含まれる。また、この変換処理には、プログ
ラム実行情報格納部3に格納されている名前変換表を使
用することで行なう。
【0182】パストレース応用オブジェクトPE1は、
ステップS3008のプログラムの送信結果、または、
ステップS3010の加工したトレース結果をプログラ
ムS1に返す(ステップS3011)。
【0183】この後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0184】ステップS2903の結果、実行する令令
がパストレース応用オブジェクトPE1が提供するAP
Iでない場合は、プログラム実行部2は、その命令を実
行する(ステップS2906)。続いて、プログラム実
行部2は、ステップS2905またはステップS290
6で実行した命令でプログラムS1が終了するかどうか
をチェックする(ステップS2907)。
【0185】ステップS2907の結果、プログラムS
1の終了でない場合は、プログラム実行部2は、次の命
令の実行を開始する(ステップS2911)。
【0186】ステップS2907の結果、プログラムS
1が終了する場合は、プログラム実行部2は、さらに、
トレースしているパスが自装置で終端しているかどうか
をチェックする(ステップS2908)。
【0187】ステップS2908の結果、トレースして
いるパスが自装置で終端している場合は、プログラム実
行部2は、パスのトレース結果をマネージャ装置M1に
返す(ステップS2909)。
【0188】ステップS2908の結果、トレースして
いるパスが自装置で終端していない場合には、プログラ
ム実行部2は、プログラムS1の送信元であるマネージ
ャ装置M1にプログラムS1の実行結果を返す(ステッ
プS2910)。
【0189】図31は、本発明の第1ないし第6の実施
の形態に係わるプログラム受信機能付エージェント装置
A1,A2,A3とマネージャ装置M1とを用いてパス
トレース機能を実現する場合の第5の構成例を示す。こ
れは、第3の構成例と第4の構成例とを合わせたもので
あり、パストレースの結果をマネージャ装置M1に直接
送りたい場合には第4の構成例をとり、パストレースの
結果をマネージャ装置M1からプログラムを受けたエー
ジェント装置A1に送りたい場合には第3の構成例をと
る。
【0190】この構成でパストレース機能を実現する本
発明の第11の実施の形態に係わるエージェント装置A
1について、図面を参照して詳しく説明する。
【0191】この第11の実施の形態に係わるエージェ
ント装置A1の構成は、第7ないし第10の実施の形態
に係わるエージェント装置A1の構成と同様であるた
め、説明を省略する。
【0192】次に、この第11の実施の形態に係わるエ
ージェント装置A1の動作について図面を参照して説明
する。
【0193】図32は、第11の実施の形態に係わるエ
ージェント装置A1におけるプログラム実行部2の動作
を示すフローチャートである。
【0194】いま、プログラム実行部2は、例えば、マ
ネージャ装置M1からプログラムS1を受けとったとす
る(ステップS3201)。続いて、プログラム実行部
2は、プログラムS1から最終結果の送信先を取得する
(ステップS3202)。ここで、最終結果の送信先の
取得は、プログラムS1中に記述された“送信先”を記
述したフィールドを検索することで取得する。この送信
先には、“マネージャ装置M1”と“始点エージェント
装置”のどちらかが明記されている。その後、プログラ
ム実行部2は、プログラムS1の実行を開始する(ステ
ップS3203)。
【0195】次に、プログラム実行部2は、実行する命
令がパストレース応用オブジェクトPE1が提供するA
PIかどうかをチェックする(ステップS3204)。
【0196】ステップS3204の結果、命令がパスト
レース応用オブジェクトPE1が提供するAPIの場合
には、プログラム実行部2は、パストレース応用オブジ
ェクトPE1をリンクし、そのAPIを呼び出す(ステ
ップS3205)。このときの引数として、トレースす
るパスやパスの始点となる装置の抽象的な名前に加え
て、最終結果の送信先も指定される。その後、プログラ
ム実行部2は、APIからの結果待ちとなる(ステップ
S3206)。
【0197】次に、パストレース応用オブジェクトPE
1が、図33に示す処理を開始する。
【0198】まず、パストレース応用オブジェクトPE
1は、プログラムS1で要求されたAPIの実行を開始
する(ステップS3301)。次に、パストレース応用
オブジェクトPE1は、引数として与えられた抽象的な
名前を、アプリケーション言語のデータ型で記された管
理オブジェクトのDNおよび属性ラベルに変換する(ス
テップS3302)。この変換は、プログラム実行情報
格納部3に格納されている名前変換表を使用して行な
う。続いて、パストレース応用オブジェクトPE1は、
管理オブジェクトにアクセスする必要があるかどうかの
チェックを行なう(ステップS3303)。
【0199】ステップS3303の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がある場合は、パストレース応
用オブジェクトPE1は、パストレース基本オブジェク
ト、例えば、パストレース基本オブジェクトPP1が提
供するAPIを呼ぶ(ステップS3304)。このとき
の引数は、ステップS3302で変換した管理オブジェ
クトのDNおよび属性ラベルである。その後、パストレ
ース応用オブジェクトPE1は、そのAPIからの結果
待ちとなる(ステップS3305)。
【0200】続いて、パストレース基本オブジェクトP
P1が、図22に示す動作を行なう。
【0201】この後のパストレース応用オブジェクトP
E1の動作は、以下のようになる。
【0202】ステップS3303の結果、管理オブジェ
クトにアクセスする必要がない場合、または、ステップ
S3305の結果、パストレース基本オブジェクトPP
1が提供するAPIから結果が返ってきた場合、パスト
レース応用オブジェクトPE1は、自装置がパスの終端
かどうかをチェックする(ステップS3306)。これ
は、パストレース基本オブジェクトPP1が提供するA
PIの返り値の中に示されるため、それを参照すればよ
い。
【0203】ステップS3306の結果、自装置がパス
の終端である場合には、パストレース応用オブジェクト
PE1は、さらに、トレースの最終結果の送信先がマネ
ージャ装置M1かどうかをチェックする(ステップS3
310)。これは、このAPIが呼ばれるときに引数で
与えられたトレース結果の送信先を参照することで行な
われる。
【0204】ステップS3310の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1の場合には、パストレー
ス応用オブジェクトPE1は、他のエージェント装置か
ら送信されてきたトレース結果に自装置におけるトレー
ス結果を付加することで、トレース結果を作成する(ス
テップS3312)。その後、パストレース応用オブジ
ェクトPE1は、プログラムS1で要求された形式にト
レース結果を加工する(ステップS3315)。この処
理には、パスの経路を“node_A,node_B,
…”などの抽象的な表現に変換する処理も含まれる。こ
の変換処理は、プログラム実行情報格納部3に格納され
ている名前変換表を使用することで行なう。その後、パ
ストレース応用オブジェクトPE1は、その結果をプロ
グラムS1に返す(ステップS3316)。
【0205】ステップS3310の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1でない場合には、パスト
レース応用オブジェクトPE1は、他のエージェント装
置間で伝搬する最初のトレース結果を作成する(ステッ
プS3311)。その後、パストレース応用オブジェク
トPE1は、プログラムS1で要求された形式にトレー
ス結果を加工する(ステップS3315)。この処理
は、パス終端点を“node_A”などの抽象的な表現
に変換する処理である。この変換処理は、プログラム実
行情報格納部3に格納されている名前変換表を使用する
ことで行なう。その後、パストレース応用オブジェクト
PE1は、その結果をプログラムS1に返す(ステップ
S3316)。
【0206】ステップS3306の結果、自装置がパス
の終端点でない場合、パストレース応用オブジェクトP
E1は、隣のエージェント装置にパストレースを依頼す
るためのプログラムを作成する(ステップS330
7)。ここで、このステップS3307で生成されるプ
ログラムは、プログラム実行情報格納部3にあらかじめ
格納されているプログラムの雛形にアクセスする管理オ
ブジェクトのDNおよび属性ラベル,送信元エージェン
ト装置の識別子などの情報を付加したものである。続い
て、パストレース応用オブジェクトPE1は、隣のエー
ジェント装置にプログラムを送信する(ステップS33
08)。ここで、送信する隣のエージェント装置の決定
は、プログラム実行情報格納部3に格納されている物理
リンクの接続情報を検索することで取得する。その後、
パストレース応用オブジェクトPE1は、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1かどうかをチェックする
(ステップS3309)。
【0207】ステップS3309の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1でない場合は、パストレ
ース応用オブジェクトPE1は、プログラムを送信した
隣のエージェント装置からのプログラムの実行結果を待
つ(ステップS3313)。続いて、パストレース応用
オブジェクトPE1は、送信されてきたトレースの結果
に自装置のトレース結果を付加する(ステップS331
4)。ここで付加するトレース結果は、プログラム実行
情報格納部3に格納されている名前変換表を用いて、ア
プリケーション言語のデータ型で記された管理オブジェ
クトのDNおよび属性ラベルを抽象的な名前に変換した
ものである。その後、パストレース応用オブジェクトP
E1は、その結果をプログラムに返す(ステップS33
16)。
【0208】ステップS3309の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1の場合には、パストレー
ス応用オブジェクトPE1は、ステップS3308で隣
のエージェント装置にプログラムを送信した結果をプロ
グラムS1に返す(ステップS3316)。
【0209】その後のプログラム実行部2の動作は、以
下のようになる。
【0210】ステップS3204の結果、実行する命令
がパストレース応用オブジェクトPE1が提供するAP
Iでない場合は、プログラム実行部2は、その命令を実
行する(ステップ3207)。続いて、プログラム実行
部2は、ステップS3207またはステップS3206
で実行した命令でプログラムS1が終了するかどうかを
チェックする(ステップS3208)。
【0211】ステップS3208の結果、プログラムS
1の終了でない場合は、プログラム実行部2は、次の命
令を開始する(ステップS3209)。
【0212】ステップS3208の結果、プログラムS
1が終了する場合は、さらに、プログラム実行部2は、
パスが自装置で終端しているかどうかをチェックする
(ステップS3210)。
【0213】ステップS3210の結果、パスが自装置
で終端している場合には、さらに、プログラム実行部2
は、トレースの最終結果の送信先がマネージャ装置M1
かどうかをチェックする(ステップS3211)。
【0214】ステップS3211の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1の場合には、プログラム
実行部2は、結果をマネージャ装置M1に送信する(ス
テップS3212)。
【0215】ステップS3211の結果、トレース結果
の送信先がマネージャ装置M1でない場合には、プログ
ラム実行部2は、結果をプログラムS1の送信元に送信
する(ステップS3213)。
【0216】ステップS3210の結果、パスが自装置
で終端していない場合には、プログラムを隣のエージェ
ント装置に送信したときの結果をプログラムS1の送信
元に送信する(ステップS3213)。
【0217】ステップ3208の結果、プログラムS1
が終了していない場合には、プログラム実行部2は、次
の命令の実行を開始する(ステップS3209)。
【0218】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、エー
ジェント装置に応用管理操作オブジェクト,基本管理操
作オブジェクト,および管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトを設け、それぞれのオブジェクトが提供する機
能や動作を明確に定義することにより、管理オブジェク
トへのアクセス方式が明確に定義され、さらに、基本管
理操作オブジェクトおよび管理オブジェクトアクセスオ
ブジェクトを並行に動作させることで管理オブジェクト
へのアクセス効率が向上するという効果がある。
【0219】また、応用管理操作オブジェクトが提供す
るAPIをプログラム中に記述するだけで、その応用管
理操作オブジェクトが提供する管理機能を使用すること
が可能となり、さらに、APIに対する引数にも管理者
が容易に理解可能な抽象的な名前を使用することが可能
であるため、プログラム記述の容易性が向上するという
効果がある。
【0220】さらに、応用管理操作オブジェクトが提供
するAPIを組み合わせて、より高度な管理作業を行な
う応用管理操作オブジェクトの定義も可能であるため、
単に管理オブジェクトの属性情報を収集するという管理
作業を始めとして、複雑な処理作業を必要とする管理機
能の実現も可能である。このように、様々なレベルの管
理作業を可能にさせる柔軟性を持つという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるプログラム
受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1におけるプログラム実行部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図3】図1における応用管理操作オブジェクトの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図4】図1における基本管理操作オブジェクトの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるプログラム
受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5における基本管理操作オブジェクトの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図7】図5における管理オブジェクト操作部の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係わるプログラム
受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】図8におけるプログラム実行部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図10】図8における管理オブジェクトアクセスオブ
ジェクトの処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図
である。
【図12】図11における管理オブジェクトアクセスオ
ブジェクトの動作を示すフローチャートである。
【図13】図11における管理オブジェクト操作部の動
作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図
である。
【図15】図14におけるプログラム実行部の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第6の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付エージェント装置の構成を示すブロック図
である。
【図17】図16における管理オブジェクト操作部の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第1ないし第6の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を使用してパ
ストレース機能を実現した場合のマネージャ装置および
エージェント装置の第1の構成例を示す図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付ェージェント装置の構成を示すブロック図
である。
【図20】図19におけるプログラム実行部の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図21】図19におけるパストレース応用オブジェク
トの動作を示すフローチャートである。
【図22】図19におけるパストレース基本オブジェク
トの動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第1ないし第6の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を使用してパ
ストレース機能を実現した場合のマネージャ装置および
エージェント装置の第2の構成例を示す図である。
【図24】本発明の第8の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付エージェント装置におけるプログラム実行
部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図25】本発明の第8の実施の形態に係わるプログラ
ム受信機能付エージェント装置におけるパストレース応
用オブジェクトの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図26】本発明の第1ないし第6の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を使用してパ
ストレース機能を実現した場合のマネージャ装置および
エージェント装置の第3の構成例を示す図である。
【図27】本発明の第9の実施の形態に係わるエージェ
ント装置におけるパストレース応用オブジェクトの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図28】本発明の第1ないし第6の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を使用してパ
ストレース機能を実現した場合のマネージャ装置および
エージェント装置の第4の構成例を示す図である。
【図29】本発明の第10の実施の形態に係わるエージ
ェント装置におけるプログラム実行部の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図30】本発明の第10の実施の形態に係わるエージ
ェント装置におけるパストレース応用オブジェクトの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図31】本発明の第1ないし第6の実施の形態に係わ
るプログラム受信機能付エージェント装置を使用してパ
ストレース機能を実現した場合のマネージャ装置および
エージェント装置の第5の構成例を示す図である。
【図32】本発明の第11の実施の形態に係わるエージ
ェント装置におけるプログラム実行部の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図33】本発明の第11の実施の形態に係わるエージ
ェント装置におけるパストレース応用オブジェクトの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図34】従来のプログラム受信機能付エージェント装
置の一例を示すブロック図である。
【図35】従来のプログラム受信機能付エージェント装
置の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 1, A1,A2,A3 プログラム受信機能付エージェ
ント装置 2 プログラム実行部 3 プログラム実行情報格納部 4 管理情報格納部 55 管理オブジェクト操作部 AO1 管理オブジェクトアクセスオブジェクト EO1,EO2 応用管理操作オブジェクト M1,M2,M3 マネージャ装置 MO1,MO2,MO3,MO4,MO5 管理オブジ
ェクト PE1 パストレース応用オブジェクト PO1,PO2,PO3 基本管理操作オブジェクト PP1 パストレース基本オブジェクト S1 プログラム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク管理において有効な機能を
    実現しており、プログラムにそれらの機能を提供する応
    用管理操作オブジェクトと、応用管理操作オブジェクト
    に管理オブジェクトへアクセスする機能を提供する基本
    管理操作オブジェクトとを格納するプログラム実行情報
    格納部と、 マネージャ装置から送信されてきたプログラムを実行す
    る機能, プログラム実行時においてプログラム中で要求
    されている応用管理操作オブジェクトをプログラムにリ
    ンクする機能, およびプログラムの実行結果をマネージ
    ャ装置に送信する機能を有するプログラム実行部と、 管理オブジェクトを格納する管理情報格納部とを備える
    ことを特徴とするプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  2. 【請求項2】 既存管理システムへのアクセスインター
    フェイスを提供する管理オブジェクト操作部を追加した
    請求項1記載のプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  3. 【請求項3】 プログラムに同時に1つの管理オブジェ
    クトにアクセスする機能を提供する管理オブジェクトア
    クセスオブジェクトを格納するプログラム実行情報格納
    部と、 マネージャ装置から送信されてきたプログラムを実行す
    る機能, プログラム実行時においてプログラム中で要求
    されている管理オブジェクトアクセスオブジェクトをプ
    ログラムにリンクする機能, およびプログラムの実行結
    果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログラム
    実行部と、 管理オブジェクトを格納する管理情報格納部とを備える
    ことを特徴とするプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  4. 【請求項4】 既存管理システムへのアクセスインター
    フェイスを提供する管理オブジェクト操作部を追加した
    請求項3記載のプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  5. 【請求項5】 プログラムに同時に1つの管理オブジェ
    クトに直接アクセスする機能を提供する管理オブジェク
    トアクセスオブジェクトを追加した請求項1記載のプロ
    グラム受信機能付エージェント装置。
  6. 【請求項6】 既存管理システムへのアクセスインター
    フェイスを提供する管理オブジェクト操作部を追加した
    請求項5記載のプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6記載のプログラ
    ム受信機能付エージェント装置において、応用管理操作
    オブジェクト, 基本管理操作オブジェクト,管理オブジ
    ェクトアクセスオブジェクト,および管理オブジェクト
    操作部が提供する機能により実現される管理オブジェク
    トへのアクセス方式。
  8. 【請求項8】 ネットワークを管理するマネージャ装置
    と、ネットワーク上に存在する装置を管理するエージェ
    ント装置とから構成されるネットワーク管理システムに
    おいて、 ネットワーク上の論理的なエンドツーエンドのパスをト
    レースするために、マネージャ装置がパス上の各エージ
    ェント装置に対してパストレース要求を含むパストレー
    スプログラムを送信し、各エージェント装置からのトレ
    ース結果をマネージャ装置がまとめるという方式を提供
    するパストレース応用オブジェクトと、パストレース応
    用オブジェクトが要求する管理オブジェクトの属性情報
    を取得する機能を持つパストレース基本オブジェクトと
    を格納する情報格納部と、 パストレースプログラムを実行する機能,パストレース
    プログラムの実行時においてパストレースプログラム中
    で要求されているパストレース応用オブジェクトをパス
    トレースプログラムにリンクする機能,およびパストレ
    ースプログラムの実行結果をマネージャ装置に送信する
    機能を有するプログラム実行部と、 管理オブジェクトを格納する管理情報格納部とを備える
    ことを特徴とするプログラム受信機能付エージェント装
    置。
  9. 【請求項9】 ネットワークを管理するマネージャ装置
    と、ネットワーク上に存在する装置を管理するエージェ
    ント装置とから構成されるネットワーク管理システムに
    おいて、 ネットワーク上の論理的なエンドツーエンドのパスをト
    レースするために、マネージャ装置からパストレースプ
    ログラムを受信したエージェント装置が、トレースする
    パス上に存在する各エージェント装置に対してパストレ
    ースプログラムを送信し、各エージェント装置からトレ
    ース結果を、マネージャ装置からのパストレースプログ
    ラムを受信したエージェント装置がまとめてマネージャ
    装置に送信するという方式を提供するパストレース応用
    オブジェクトと、パストレース応用オブジェクトが要求
    する管理オブジェクトの属性情報を取得する機能を持つ
    パストレース基本オブジェクトとを格納する情報格納部
    と、 マネージャ装置から送信されてきたパストレースプログ
    ラムを実行する機能,パストレースプログラムの実行時
    においてパストレースプログラム中で要求されているパ
    ストレース応用オブジェクトをパストレースプログラム
    にリンクする機能,およびパストレースプログラムの実
    行結果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログ
    ラム実行部と、 管理オブジェクトを格納する機能を持つ管理情報格納部
    とを備えるプログラム受信機能付エージェント装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークを管理するマネージャ装
    置と、ネットワーク上に存在する装置を管理するエージ
    ェント装置とから構成されるネットワーク管理システム
    において、 ネットワーク上の論理的なエンドツーエンドのパスをト
    レースするために、マネージャ装置からパストレースプ
    ログラムを受信したエージェント装置が、隣接エージェ
    ント装置にパストレースプログラムを送信し、さらに、
    そのエージェント装置が隣接エージェント装置にパスト
    レースプログラムを送信することで、パストレースプロ
    グラムがパス上のエージェント装置を伝搬し、さらに、
    各パストレースプログラムの実行結果をパストレースプ
    ログラムの送信元に送信することで、パストレースの最
    終結果がマネージャ装置からパストレースプログラムを
    受けたエージェント装置に伝搬し、その結果をマネージ
    ャ装置に送信するという方式を提供するパストレース応
    用オブジェクトと、パストレース応用オブジェクトが要
    求する管理オブジェクトの属性情報を取得する機能を持
    つパストレース基本オブジェクトとを格納する情報格納
    部と、 マネージャ装置から送信されてきたパストレースプログ
    ラムを実行する機能,パストレースプログラムの実行時
    においてパストレースプログラム中で要求されているパ
    ストレース応用オブジェクトをパストレースプログラム
    にリンクする機能,およびパストレースプログラムの実
    行結果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログ
    ラム実行部と、 管理オブジェクトを格納する管理情報格納部とを備える
    プログラム受信機能付エージェント装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークを管理するマネージャ装
    置と、ネットワーク上に存在する装置を管理するエージ
    ェント装置とから構成されるネットワーク管理システム
    において、 ネットワーク上の論理的なエンドツーエンドのパスをト
    レースするために、マネージャ装置からパストレースプ
    ログラムを受信したエージェント装置が、隣接エージェ
    ント装置に自装置内のトレース結果を加えたパストレー
    スプログラムを送信し、さらに、そのエージェント装置
    が隣接エージェント装置に自装置内のトレース結果を入
    れたパストレースプログラムを送信することで、自装置
    内のトレース結果を入れたパストレースプログラムがパ
    ス上のエージェント装置に伝搬し、最終的に、パスのも
    う一端のエージェント装置で受信されたパストレースの
    最終結果をマネージャ装置に送信するという方式を提供
    するパストレース応用オブジェクトと、パストレース応
    用オブジェクトが要求する管理オブジェクトの属性情報
    を取得する機能を持つパストレース基本オブジェクトと
    を格納する情報格納部と、 マネージャ装置から送信されてきたパストレースプログ
    ラムを実行する機能,パストレースプログラムの実行時
    においてパストレースプログラム中で要求されているパ
    ストレース応用オブジェクトをパストレースプログラム
    にリンクする機能,およびパストレースプログラムの実
    行結果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログ
    ラム実行部と、 管理オブジェクトを格納する管理情報格納部とを備える
    プログラム受信機能付エージェント装置。
  12. 【請求項12】 ネットワークを管理するマネージャ装
    置と、ネットワーク上に存在する装置を管理するエージ
    ェント装置とから構成されるネットワーク管理システム
    において、 ネットワーク上の論理的なエンドツーエンドのパスをト
    レースするために、マネージャ装置からパストレースプ
    ログラムを受信したエージェント装置が、隣接エージェ
    ント装置にパストレースプログラムを送信し、さらに、
    そのエージェント装置が隣接エージェント装置にパスト
    レースプログラムを送信することで、パストレースプロ
    グラムがパス上のエージェント装置を伝搬し、さらに、
    各パストレースプログラムの実行結果をパストレースプ
    ログラムの送信元に送信することで、パストレースの最
    終結果がマネージャ装置からパストレースプログラムを
    受けたエージェント装置に伝搬し、その結果をマネージ
    ャ装置に送信するというパストレースの方式と、マネー
    ジャ装置からパストレースプログラムを受信したエージ
    ェント装置が、隣接エージェント装置に自装置内のトレ
    ース結果を加えたパストレースプログラムを送信し、さ
    らに、そのエージェント装置が隣接エージェント装置に
    自装置内のトレース結果を入れたパストレースプログラ
    ムを送信することで、自装置内のトレース結果を入れた
    パストレースプログラムがパス上のエージェント装置に
    伝搬し、最終的に、パスのもう一端のエージェント装置
    で受信されたパストレースの最終結果をマネージャ装置
    に送信するというパストレースの方式とを組み合わせた
    パストレースの方式を提供するパストレース応用オブジ
    ェクトと、パストレース応用オブジェクトが要求する管
    理オブジェクトの属性情報を取得する機能を持つパスト
    レース基本オブジェクトとを格納する情報格納部と、 マネージャ装置から送信されてきたパストレースプログ
    ラムを実行する機能,パストレースプログラムの実行時
    においてパストレースプログラム中で要求されているパ
    ストレース応用オブジェクトをパストレースプログラム
    にリンクする機能,およびパストレースプログラムの実
    行結果をマネージャ装置に送信する機能を有するプログ
    ラム実行部と、管理オブジェクトを格納する管理情報格
    納部とを備えるプログラム受信機能付エージェント装
    置。
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