JPH1047374A - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

Info

Publication number
JPH1047374A
JPH1047374A JP9133683A JP13368397A JPH1047374A JP H1047374 A JPH1047374 A JP H1047374A JP 9133683 A JP9133683 A JP 9133683A JP 13368397 A JP13368397 A JP 13368397A JP H1047374 A JPH1047374 A JP H1047374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction clutch
pressure plate
clutch according
spring
disc spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9133683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4187805B2 (ja
Inventor
Matthias Grupp
グルップ マッティアス
Karl-Ludwig Kimmig
キミッヒ カール−ルートヴィッヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH filed Critical LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Publication of JPH1047374A publication Critical patent/JPH1047374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4187805B2 publication Critical patent/JP4187805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/583Diaphragm-springs, e.g. Belleville
    • F16D13/585Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦クラッチの振動特性及びノイズ特性を改
善し、摩擦クラッチを備えた車両の駆動快適さを高め
る。 【解決手段】 摩擦クラッチ1であって、プレッシャプ
レート3が、回動不能ではあるが制限されて軸方向シフ
ト可能にケーシング2と結合され、ケーシングとプレッ
シャプレートとの間において少なくとも1つの圧着ばね
4が有効であり、該圧着ばねがプレッシャプレートを、
該プレッシャプレートと対応プレッシャプレートとの間
に緊締可能なクラッチディスク8に向かって負荷し、摩
擦クラッチが、係合・遮断のための操作手段46を有し
ていて、かつクラッチディスクの摩擦ライニングの摩耗
をプレッシャプレートの後調節によって補償する後調節
装置16を有し、さらにプレッシャプレートのための緩
衝装置27が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦クラッチ、特
に自動車におけるトルク伝達のための摩擦クラッチであ
って、プレッシャプレートが設けられており、該プレッ
シャプレートが、回動不能ではあるが制限されて軸方向
シフト可能にケーシングと結合されており、ケーシング
とプレッシャプレートとの間において少なくとも1つの
圧着ばねが作用するように配置されており、該圧着ばね
が、プレッシャプレートを、該プレッシャプレートと例
えばはずみ車のような対応プレッシャプレートとの間に
緊締可能なクラッチディスクに向かって負荷しており、
摩擦クラッチが、係合・遮断のための操作手段を有して
いて、かつクラッチディスクの摩擦ライニングの摩耗を
プレッシャプレートの軸方向における後調節によって補
償する後調節装置を有している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の摩擦クラッチは、例え
ばドイツ連邦共和国特許出願公開第4239289号明
細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第423929
1号明細書に開示されている。つまり上記明細書に基づ
いて、後調節装置がケーシングと皿ばねとして構成され
た圧着ばねとの間に設けられている摩擦クラッチと、後
調節装置がプレッシャプレートの摩擦面と圧着ばねとの
間における力の伝達経路に配置されている摩擦クラッチ
とが公知である。摩擦クラッチの内部におけるこのよう
な後調節装置の構成、作用形式及び配置形式について
は、したがって前記両明細書に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の摩擦クラッチを改良して、摩擦
クラッチの作用もしくは働きを最適化することである。
特に、本発明によって振動特性及びノイズ特性を改善
し、これによって、このような摩擦クラッチを備えた車
両の駆動快適さを高めることが望まれている。さらにま
た、後調節装置内部における不都合な後調節を、特に簡
単かつ安価な形式で回避できることが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭に述べた形式の摩擦クラッチ
において、プレッシャプレートのための緩衝装置が設け
られている。
【0005】
【発明の効果】本発明のように構成されていると、プレ
ッシャプレートにおいて高周波の振動が発生せず、これ
によって、クラッチケーシングもしくはパワートレーン
全体における不都合な振動の発生を確実に抑制すること
ができる。先行技術の摩擦クラッチのプレッシャプレー
トにおける振動発生もしくは該振動発生を生ぜしめるバ
イブレーションは、特に、少なくとも部分的にクラッチ
に伝達される、内燃機関のクランク軸の軸方向振動及び
撓み振動によって、生ぜしめられることがある。さら
に、個々の構成部材には、該構成部材の質量及び該構成
部材に伝達される回転振動もしくは回転加速に基づいて
発生する力が作用する。このような回転振動は、負荷交
番衝撃及び内燃機関によって生ぜしめられる。
【0006】本発明の別の有利な構成は、請求項2以下
に記載されている。
【0007】例えば、緩衝装置が摩擦緩衝装置として構
成されていると、特に有利である。
【0008】本発明による摩擦クラッチの有利な構成で
は、圧着ばねが皿ばねによって形成されており、この場
合摩擦クラッチを係合・遮断するための操作手段が、皿
ばね舌片によって形成されていると、有利である。
【0009】本発明の別の有利な構成では、いわゆる
「押圧式の」摩擦クラッチにおいて、皿ばねがその半径
方向外側の領域においてプレッシャプレートを負荷し、
かつ半径方向内側に位置する領域において、旋回支承装
置を用いてケーシングと結合されている。
【0010】本発明の特に有利な構成では、旋回支承装
置の少なくとも一部が、後調節装置の構成部分であり、
この場合旋回支承装置の旋回支承体のうちの1つが、後
調節装置のためのセンサばねとして構成されていると、
有利である。このセンサばねは、皿ばねの形で構成され
得る。
【0011】例えば本発明による摩擦クラッチの構造に
関して、特に有利な構成では、センサばねが直接的に、
緩衝装置の構成部分であり、この場合、センサばねが、
舌片状の領域を有していて、該舌片状の領域が、半径方
向のプレロードをもって、プレッシャプレートの少なく
とも1つの接触領域に接触している。
【0012】本発明のさらに別の構成では、緩衝装置を
形成するために、中間金属薄板が設けられており、該中
間金属薄板が舌片を有しており、これらの舌片が、半径
方向のプレロードをもって、プレッシャプレートの少な
くとも1つの接触領域に接触している。
【0013】このような構成において、中間金属薄板
が、センサばねと皿ばねとの間に配置されていると、特
に有利である。
【0014】例えば摩耗を回避するために有利な構成で
は、中間金属薄板が、周方向において回動を防止されて
おり、この場合例えば中間金属薄板が、該中間金属薄板
によって形成された突出部を介して、周方向において回
動を防止されており、しかも突出部が皿ばねの窓に係合
している。
【0015】本発明による摩擦クラッチの作用のために
有利な構成では、半径方向のプレロードが200〜20
00Nの間の値、特に400〜1000Nの間の値であ
る。
【0016】さらに別の特に有利な構成では、舌片状の
領域もしくは舌片が、軸方向において剛性に構成されて
おり、この場合剛性が500N/mmよりも大きいと有
利である。
【0017】このために有利な構成では、中間金属薄板
が軸方向における剛性を高めるために、皿ばね状にかつ
/又はポット状に構成されている。
【0018】例えばコストに関して有利な本発明による
摩擦クラッチの構成では、プレッシャプレートにおける
少なくとも1つの接触領域が、未加工状態で残されてい
る。
【0019】また別の使用例の場合に有利な構成では、
プレッシャプレートにおける少なくとも1つの接触領域
が加工されており、例えば旋削加工を用いて製造されて
いる。このようにすると、例えば製作誤差を狭い範囲に
維持することができる。
【0020】一般的に本発明による摩擦クラッチでは、
ケーシングとプレッシャプレートとを結合するために、
板ばねが設けられており、このような板ばねは、プレッ
シャプレートを摩擦クラッチの遮断方向に負荷する軸方
向力を生ぜしめるのに適している。
【0021】このような摩擦クラッチにおいて特に有利
な構成では、板ばねによってもたらされる軸方向力が、
少なくとも実質的に、緩衝装置によって生ぜしめられる
摩擦力の分だけ、高められており、このように構成され
ていると、摩擦クラッチの通気作用が保証される。
【0022】本発明の別の有利な構成では、プレッシャ
プレートの遮断運動を少なくとも助成する持上げヨーク
が設けられており、この場合持上げヨークが直接的に皿
ばねに作用するようになっていると有利である。
【0023】一般的にまた、プレッシャプレートにおけ
る皿ばねのための負荷領域が、別体のリング状の部材に
よって形成されていると有利であり、この場合リング状
の部材は例えば、両端部が互いに結合されているか又は
結合されていない線材リングから成っており、この線材
リングは、プレッシャプレートとは異なった材料特性、
例えばプレッシャプレートよりも大きな硬度を有するこ
とができる。
【0024】本発明による摩擦クラッチの別の特に有利
な構成では、プレッシャプレート緩衝装置の摩擦力が、
主皿ばねに支持されている。
【0025】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施例を
説明する。
【0026】図1及び図2に示された摩擦クラッチ1
は、ケーシング2と、このケーシング2に回動不能に結
合されていて軸方向において制限されてシフト可能なプ
レッシャプレート3とを有している。軸方向に置いてプ
レッシャプレート3とケーシング2との間においては、
圧着皿ばね4が緊張配置されており、この圧着皿ばね4
は、ケーシング2によって保持されたリング状の旋回支
承装置5を中心にして旋回可能であり、かつプレッシャ
プレート3を、ねじを介してケーシング2に堅く結合さ
れている対応プレッシャプレート6例えばはずみ車に向
かって負荷している。そしてこれによってクラッチディ
スク8の摩擦ライニング7は、プレッシャプレート3の
摩擦面と対応プレッシャプレート6の摩擦面との間にお
いて緊張させられる。
【0027】プレッシャプレート3は、周方向もしくは
接線方向に方向付けられた板ばね9を介してケーシング
2と回動不能に結合されている。図示の実施例ではクラ
ッチディスク8は、いわゆるライニングばねセグメント
10を有しており、これらのライニングばねセグメント
10は、摩擦クラッチ1の係合時における逓増的なトル
ク形成を保証する。この場合ライニングばねセグメント
10は、両方の摩擦ライニング7の互いに向かっての制
限された軸方向シフトを介して、摩擦ライニング7に作
用する軸方向力の逓増的な上昇を可能にするようになっ
ている。しかしながらまた、摩擦ライニング7が軸方向
において実質的に剛性に保持体円板に取り付けられてい
るようなクラッチディスクをも使用することができる。
【0028】図示の実施例では、皿ばね4は、圧着力を
もたらすリング状のベース体4aを有しており、このベ
ース体4aからは、半径方向内側に向かって操作舌片4
bが延びている。皿ばね4はこの場合次のように取り付
けられている。すなわちこの場合皿ばね4は、半径方向
外側に位置している領域でプレッシャプレート3を負荷
し、かつ半径方向内側に位置している領域で旋回支承装
置5を中心にして旋回可能であるように、取り付けられ
ている。
【0029】旋回支承装置5は2つの旋回支持体11,
12を有しており、両旋回支承体11,12の間には、
皿ばね4が軸方向において保持もしくは緊締されてい
る。皿ばね4の、プレッシャプレート3に向けられた側
に設けられた旋回支持体11は、軸方向でケーシング2
に向かって蓄力器13を用いて力負荷されている。蓄力
器13は、皿ばねもしくは皿ばね状の部材13によって
形成されており、この部材13は半径方向内側の縁部領
域13aでケーシング2に支持され、かつ半径方向外側
に位置する区分13cで旋回支承体11を形成してお
り、これによって旋回支承体11は、操作皿ばね4に抗
してひいてはケーシング2に向かって軸方向に負荷され
る。プレッシャプレート3と操作皿ばね4との間に設け
られた皿ばね13は、リング状のベース体13bを有し
ており、このベース体13bの外縁部からは半径方向外
側に向かって舌片13cが延びており、これらの舌片1
3cは旋回支承体11を形成している。半径方向内側に
おいてベース体13bには、張出し部13dが一体成形
されており、これらの張出し部13dは、ケーシング2
から直接成形された支持領域14(図2)と共働する。
支持領域14と皿ばね状の部材13との間には、バヨネ
ット式の結合部もしくは錠止部が設けられており、この
結果皿ばね状の部材13がまず初めに軸方向でプレロー
ドをかけられ、該部材13の半径方向内側の領域13a
もしくは張出し部13bが軸方向で支持領域14を越え
てもたらされた後で、ケーシング2に対する皿ばね状の
部材13の相応な回動によって、部材13の張出し部1
3dは支持領域14に接触させられることができる。
【0030】ケーシング2には、操作皿ばね4の回動を
防止するために、リベットエレメント15の形の軸方向
に延びるセンタリング手段が固定されており、これらの
センタリング手段もしくはリベットエレメント15は、
軸方向に延びる各1つのシャフトを有しており、このシ
ャフトは、隣り合う皿ばね舌片4bの間に設けられた区
分を通して軸方向に延びている。
【0031】皿ばね状の部材もしくは皿ばね13はセン
サばねとして形成されており、このセンサばねはあらか
じめ規定された作業運動距離にわたって、少なくとも実
質的にほぼ一定の力を生ぜしめる。板ばねエレメント9
がケーシング2とプレッシャプレート3との間において
軸方向力を生ぜしめる限りは、この軸方向力は、センサ
ばね13によってもたらされる軸方向力と重畳する。板
ばねエレメント9が、プレッシャプレート3を軸方向で
ケーシング2もしくは皿ばね4に向かって負荷するよう
に、摩擦クラッチ1に取り付けられている場合には、板
ばねエレメント9及びセンサばね13によってもたらさ
れる軸方向力が、足され、このような軸方向力はこの場
合、皿ばね4に対して作用する合力としてのセンサ力を
形成する。つまりセンサばね13の設計時には、常に、
なお重畳する力を考慮しなくてはならない。板ばねエレ
メント9によってもたらされる軸方向力は、同様に、皿
ばね4によってプレッシャプレート3に対してもたらさ
れる力に重畳されており、この結果、クラッチディスク
8からプレッシャプレート3を持ち上げる方向における
板ばねエレメント9のプレロード時に、プレッシャプレ
ート3から摩擦ライニング7に対して加えられる軸方向
の緊張力は、板ばねエレメントによってもたらされる力
だけ、皿ばね4によってプレッシャプレート3にもたら
される軸方向力よりも小さい。板ばねエレメント9とセ
ンサばね13とによってもたらされる合力であるセンサ
力は、舌片先端4cに対して作用するクラッチリリース
力を受け止め、この場合少なくともクラッチの非回転時
及び少なくとも摩擦ライニング7の解放時に、リリース
力によって旋回支承体11に対して生ぜしめられる力と
この旋回支承体11に対して加えられる合力であるセン
サ力との間においては、少なくともほぼバランスが得ら
れる。「リリース力」というのは、摩擦クラッチ1の操
作中に舌片先端4cもしくは皿ばねクラッチのリリース
レバーに対して加えられる力を、意味している。このリ
リース力は、舌片先端4cの領域におけるリリース運動
距離にわたって変化することができる。
【0032】軸方向において皿ばね4とケーシング2と
の間に配置された旋回支承体12は、後調節装置16を
介してケーシング2に支持されている。この後調節装置
16は、プレッシャプレート3もしくは対応プレッシャ
プレート6の方向における旋回支承体11,12の軸方
向移動時に、旋回支承体12とケーシング2との間もし
くは旋回支承体12と皿ばね4との間に不都合な遊びが
生じることを、確実に阻止する。これによって、摩擦ク
ラッチ1の操作時における不都合なデッド運動距離もし
くは空運動距離が生じることは回避され、これによって
最適な効率、ひいては摩擦クラッチ1の申し分のない操
作が与えれている。旋回支承体11,12の軸方向にお
ける移動は、プレッシャプレート3及び対応プレッシャ
プレート6の摩擦面並びに摩擦ライニング7における軸
方向の摩耗時に行われる。
【0033】後調節装置16は、リング状の部材17の
形のばね負荷された後調節エレメントを有しており、こ
の後調節エレメント17は、周方向に延びていて軸方向
に上昇する乗り上げランプ18を有しており、この乗り
上げランプ18は、後調節エレメント17の全周にわた
って分配配置されている。後調節エレメント17は、乗
り上げランプ18がケーシング底部2aに向けられてい
るように、クラッチ1に組み込まれている。
【0034】図示の実施例では後調節エレメント17
は、例えば付加的に繊維補強されていてもよい耐熱性の
熱可塑性樹脂のようなプラスチックから製造されてい
る。これによって後調節エレメント17は、射出成形品
として簡単に製造することができる。
【0035】後調節リング17はその乗り上げランプ1
8を介して、カバー底部2aにエンボス加工された対応
乗り上げランプ19に支持されている。対応乗り上げラ
ンプ19を形成するカバーエンボス加工部は、次のよう
に、すなわちこのカバーエンボス加工部がクラッチ1の
回転方向において各1つの空気通流開口20aを形成す
るように、構成されている。このような構成によって、
クラッチ1の回転時に、クラッチ1を形成する部材、特
にプラスチック製の後調節リング17は良好に冷却され
る。カバーエンボス加工部は、カバー2によって制限さ
れたクラッチ構造空間内において強制的な空気循環が生
ぜしめられるように、構成されている。
【0036】ランプ18,19は、周方向においてその
長さ及び起立角度を次のように構成されている。すなわ
ちこの場合、ランプ18,19は、ケーシング2に対す
る後調節リング17の少なくとも次のような回動角、つ
まり摩擦クラッチ1の全耐用寿命にわたってプレッシャ
プレート3及び対応プレッシャプレート6の摩擦面並び
に摩擦ライニング7において生じる摩耗の後調節を保証
するような回動角を可能にするように構成されている。
この後調節角度は、乗り上げランプの設計に応じて、8
〜60°の値、有利には10〜30°の値である。ラン
プ18,19の起立角度は例えば4〜12°の範囲であ
る。この角度は有利には次のように、すなわち、乗り上
げランプ18と対応乗り上げランプ19とが相互に押し
合わされた場合に生じる摩擦が、両ランプ18,19の
間における滑りを阻止するように、選択されている。
【0037】後調節リング17は周方向においてばね負
荷されており、つまり後調節方向、すなわち対応ランプ
19へのランプ18の乗り上げによって、プレッシャプ
レート3に向かっての、つまり半径方向のケーシング区
分2aから軸方向で離れる方向における、後調節リング
の軸方向移動が生じる方向に、ばね負荷されている。
【0038】図2との関連において分かるように、後調
節リング17のばね負荷は、個々のコイルばね20によ
って保証されており、これらのコイルばね20は、カバ
ー2の周方向に延在しており、かつ後調節リング17と
ケーシング2との間において緊縮されている。有利に
は、このようなコイルばね20は、全周にわたって均一
に分配配置されて3つ設けられている。個々のコイルば
ね20は、クラッチカバー2と一体的に構成されている
舌片21によって、受容されているもしくは差し通され
ている。これらの舌片21は、カバー2の金属薄板材料
から、例えばU字形の切欠きを打ち抜くことによって成
形されている。舌片21は、周方向で見て円弧状に又は
接線状に延びており、有利には、隣接したカバー領域と
少なくともほぼ同じ軸方向高さに位置している。舌片2
1の幅は次のように、すなわち舌片21によって受容さ
れたコイルばね20が半径方向においても軸線方向にお
いても案内されるように、寸法設定されている。ばね2
0によって後調節方向に負荷された後調節リング17
は、その内周部に、半径方向内側に向かって延びる一体
成形部もしくは張出し部23を有しており、これらの一
体成形部もしくは張出し部23は、半径方向内側に、軸
方向に向けられたフォークもしくはU字形の一体成形部
24を有している。U字形の一体成形部24は、軸方向
に向けられた各2つの歯(図1)を有しており、これら
の歯は、ばね案内舌片21の両側に係合している。この
ために両方の歯は、軸方向においてカバー2の切欠き2
2内にもしくは切欠き22を貫いて延びている。
【0039】摩擦クラッチ1の新しい状態において、乗
り上げランプ18と対応乗り上げランプ19とを形成す
る軸方向の隆起部は、軸方向において最も大きく互いに
係合し合っており、つまりリング17ひいては旋回支承
装置5は最も大きくカバー底部2aに向かって移動させ
られている。
【0040】摩擦クラッチ1における皿ばね状のエレメ
ント13の取付け位置は、次のように選択されている。
すなわちこの場合皿ばね状のエレメント13は、旋回支
承装置5の領域において、摩擦ライニング7に向かって
軸方向のばね運動距離を通過することができ、この軸方
向のばね運動距離は少なくとも、対応プレッシャプレー
ト6に向かってのプレッシャプレート3の軸方向の後調
節運動距離(これは特に摩擦面の摩耗及び摩擦ライニン
グの摩耗によって生じる)に相当している。皿ばね状の
エレメント13の特性線の少なくとも直線的な領域は、
有利には、上に述べた摩耗運動距離に比べて大きな長さ
を有している。それというのは、これによって取付け誤
差をも、少なくとも部分的に補償することができるから
である。
【0041】摩擦クラッチ1の最適な作用、もしくはラ
イニング摩耗の自動的な補償を保証する後調節装置16
の最適な作用を、保証するためには、クラッチ1のリリ
ース力経過もしくはリリース運動距離にわたって、まず
初めにライニングばね10、センサばね13及び板ばね
9によって皿ばね4に対して加えられる合力としての瞬
間的な力、並びに、摩擦ライニング7からのプレッシャ
プレート3の上昇時にもしくは上昇後に、その際になお
センサばね13と板ばね9とによってしか皿ばね4に対
して加えられない合力としての瞬間的な力が、皿ばね舌
片先端4cの操作領域において作用する瞬間的なリリー
ス力(これはリリース運動距離にわたって変化する)よ
りも、幾分大きいか又は該リリース力と少なくとも同じ
大きさであると、有利である。
【0042】特に摩擦ライニング7の軸方向における摩
耗時に、プレッシャプレート3のポジションは対応プレ
ッシャプレート6に向かって移動し、これによって円錐
度が変化し、ひいては摩擦クラッチ1の係合状態におい
て皿ばねによってもたらされる圧着力が、増大の方向に
変化する。この変化によって、少なくともクラッチが回
転していない場合には、クラッチ1の解離時にもともと
存在する力のバランスが、操作皿ばね4とセンサばね1
3との間における旋回支承体11の領域において妨げら
れる。ライニング摩耗によって生ぜしめられる、プレッ
シャプレート3のための皿ばね圧着力の上昇は、増大の
方向におけるリリース力の経過の移動をも生ぜしめる。
リリース力経過の上昇によって、摩擦クラッチ1のリリ
ース動作中に、センサばね13と板ばね9とによって皿
ばね4に加えられる合力としての軸方向力は克服され、
この結果センサばね13は旋回支承装置5の領域におい
て、実質的に摩擦ライニング7の摩耗に相当する軸方向
距離だけ撓む。センサばね13のこのばね運動段階中
に、皿ばね4はプレッシャプレート3の負荷領域3aを
中心にして旋回し、この結果皿ばね4はその円錐度を変
化させ、ひいては該皿ばね4内に蓄えられるエネルギも
しくは該皿ばね内に蓄えられるトルクを変化させ、さら
に、該皿ばね4によって旋回支承体11もしくはセンサ
ばね13及びプレッシャプレート3に対して加えられる
力を変化させる。この変化は、皿ばね4によって加えら
れる力の減少の方向において行われる。そしてこの変化
は、皿ばね4によって旋回支承体11の領域においてセ
ンサばね13に加えられる軸方向力が、センサばね13
と板ばね9とによって生ぜしめられる対抗力とバランス
するまで、行われる。このバランスが再び得られた後
で、プレッシャプレート3は再び摩擦ライニング7から
上昇することができる。摩擦クラッチ1のリリース動作
時における摩耗のこの後調節段階中に、後調節装置16
の後調節エレメント17は、プレロードをかけられたば
ね20によって回動させられ、これによって旋回支承体
12もまたライニング摩耗に相応して移動し、これによ
り皿ばね4の遊びのない旋回支承装置5が保証される。
後調節動作後には、再び本来のリリース力経過が得られ
る。
【0043】実地においては上に述べた後調節は連続的
にもしくは極めて小さなステップにおいて行われる。
【0044】本発明による摩擦クラッチが有利な形式に
おいて有することができる、その他の作用特徴もしくは
構成に関しては、ドイツ連邦共和国特許出願公開第42
39289号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第
4239291号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願
公開第4322677号明細書に記載されている。これ
らの明細書に記載されている内容は、本発明においても
同じことが言える。また、これらの明細書には、摩擦ク
ラッチ1の申し分のない作用のために必要な、皿ばね
4、皿ばね状の部材13、ライニングばね10及び板ば
ね9のばね特性線が記載されている。さらにまた、これ
らの明細書には、摩擦クラッチ1もしくは後調節装置1
6の申し分のない作用を保証する、個々のばねエレメン
トの共働形式が記載されている。
【0045】幾つかの使用例では、摩擦クラッチの回転
時に生じる振動、特に機関によって引き起こされる又は
負荷交番衝撃時に発生する振動が、後調節装置16の不
本意なもしくは不都合な移動を生ぜしめることがある。
後調節装置16によって不都合なこれらの振動は、特
に、摩擦クラッチ1に伝達される、機関のクランク軸の
軸方向振動及び撓み振動に基づいて、生ぜしめられる。
このような振動に基づいて、例えば摩擦クラッチ1の解
離時に、プレッシャプレート3は軸方向において振動
し、この結果プレッシャプレート3は短時間、皿ばね4
から持ち上がり、これによって合力としてのセンサ力は
短時間低下してしまう。それというのは、この場合板ば
ね状のトルク伝達手段9によって生ぜしめられる軸方向
力は、もはや皿ばね4に対して作用しないからである。
そしてこの結果次のような現象の現れることがある。す
なわちこの場合、後調節手段16の所望の後調節のため
に必要な力関係、つまり皿ばね4もしくは該皿ばねに対
して作用するリリース力と、この皿ばね4に対して作用
する合力としての支持力との間における力関係が、妨げ
られ、これによってクラッチが早期にもしくは不都合に
後調節動作を行うことがある。これによって特に、皿ば
ね4の運転領域がずれてしまう。
【0046】さらに、機関の特定の運転状態時及び/又
は、アクセルペダルの極めて迅速なポジション変化に基
づいて生じる負荷交番衝撃時に、特に大きな周方向加速
の発生することがあり、このような周方向加速は、摩擦
クラッチの部材の慣性に基づいて該部材に対して作用す
る周方向力を生ぜしめる。例えば、後調節リング17の
慣性に基づいて、後調節リング17とケーシング2との
間において有効な後調節ランプ18,19の領域には、
皿ばね4に向かっての軸方向の力成分が生ぜしめられる
ことがあり、この軸方向の力成分は、合力としてのセン
サ力とは逆向きであり、これによって同様に不都合な後
調節が引き起こされ得る。さらに、発生する振動に基づ
いて、乗り上げランプ18,19の間における摩擦係合
の減じられることがあり、この結果後調節ランプ18,
19の間においてシフトの生じることがある。上に述べ
た欠点を回避するために、少なくとも臨界的な回転数範
囲において摩耗補償装置16内部における不都合な後調
節を阻止する手段もしくは装置を設けることが可能であ
る。図1及び図2に示された実施例では、このためにリ
ング状の後調節エレメント17が半径方向において可撓
性であり、この結果リング状の後調節エレメント17は
遠心力の作用下において、半径方向に拡開する傾向があ
る。この半径方向における拡開を可能にするために、図
示の実施例では後調節リング17は領域25(図2)に
おいて中断されており、この結果後調節リング17は、
その弾性度もしくはばね力に抗して直径を変化させるこ
とができる。
【0047】ケーシング2には支持領域26が設けられ
ており、これらの支持領域26には、リング状の後調節
エレメント17が半径方向において支持可能であり、こ
れによって、後調節エレメント17と領域26もしくは
ケーシング2との間における形状結合(formschluessig
e Verbindung)又は摩擦力結合(reibschluessige Verb
indung)が生ぜしめられ、このような結合によって、摩
擦クラッチ1の回転時における後調節装置16の許容不
能な後調節が阻止される。つまりこの場合、少なくとも
所定の回転数を上回った場合に、後調節装置16はロッ
クされる。支持領域26は、金属薄板製のケーシングか
ら一体的に切り抜かれた舌片状の領域26によって形成
されており、これらの領域26は、後調節エレメント1
7の外周面と共働する。所定の回転数もしくは所定の回
転数範囲を下回った場合、又は摩擦クラッチ1が回転し
ていない場合には、装置16の後調節を阻止する、後調
節エレメント17と領域26との間における結合は、行
われないかもしくは、少なくとも、ばね20による後調
節エレメント17の回動を可能にする程度に減じされ
る。
【0048】有利には、リング状の後調節エレメント1
7のために、半径方向内側のセンタリング部もしくは支
持部が設けられており、このセンタリング部もしくは支
持部は、半径方向内側に向かっての後調節エレメント1
7の許容不能なほど大きな変形を阻止する。これによっ
て、図示の実施例では直接後調節エレメント17によっ
て形成されている旋回支承体12が、許容不能に小さな
直径を占めることは確実に回避される。リング状の後調
節エレメント17の半径方向内側の案内もしくはセンタ
リングは、例えばリベットエレメント15を用いて行う
ことができ、これらのリベットエレメント15は、後調
節エレメント17の半径方向内側に一体成形された案内
領域17aと共働する。図示の実施例では、このような
リベットエレメント15が3つ設けられている。
【0049】後調節エレメント17のために半径方向内
側の支持が設けられている場合には、後調節エレメント
17もまた、この支持に対して規定された半径方向のプ
レロードをもって取り付けられており、この結果規定の
回転速度もしくは回転数を越えた時に初めて、後調節エ
レメント17の回動が可能になり、この場合、半径方向
外側の、舌片26によって形成された支持に基づいて、
高回転数時には、ケーシング2に対する後調節エレメン
ト17の回動可能性が再びロックされる。これによっ
て、後調節装置16のために問題ではない回転数範囲内
においてのみ、後調節エレメント17の回動が可能であ
る。しかしながら不都合な回転数範囲においては、後調
節エレメント17をロックすることもしくは形状結合式
に固定することが可能である。
【0050】摩擦クラッチ内部におけるこのようなロッ
ク可能な後調節装置の構成、作用形式及び配置形式に関
しては、例えばドイツ連邦共和国特許出願第19541
172.2号明細書に記載されている。
【0051】摩擦クラッチ1の使用時に、例えば、摩擦
クラッチ1が設けられるパワートレーン(Antriebsstra
ng)がどのように構成されているかに関連して、プレッ
シャプレート3は、高周波の小さな振動を惹起すること
がある。小さな振幅をもつこのような速い振動は、多く
の場合摩擦クラッチ1の係合中又は遮断中に生じ、つま
り摩擦クラッチ1の滑り段階中にもしくは、摩擦クラッ
チ1を介して部分モーメントが伝達される範囲において
生じる。この範囲、つまりパワートレーンがなお完全に
切り離されていないもしくはなお再び完全に接続されて
いない範囲において、この高周波のプレッシャプレート
振動によって、パワートレーンも同様に振動させられ
る。特に、この振動がパワートレーンの固有形状(Eige
nform)と合致している場合には、パワートレーンのノ
イズ及び振動の発生することがあり、このようなノイズ
及び振動は、車両全体及び快適性に対して不都合に作用
する。
【0052】パワートレーンが完全に切り離されている
場合、もしくは摩擦クラッチ1が完全に遮断されている
場合にも、高周波でかつ小さな振幅をもって振動するプ
レッシャプレート3は、少なくともノイズを生ぜしめる
ことがあり、この場合には例えばプレッシャプレート振
動によって、摩擦クラッチ1のケーシングもしくはカバ
ー2が共振することになる。
【0053】プレッシャプレート3の振動によって生ぜ
しめられるこのような問題を回避するために、摩擦クラ
ッチ1はプレッシャプレート3のために本発明による緩
衝装置27を有している。このためにセンサばねもしく
は皿ばね状の部材13は、少なくともほぼ軸方向に延び
ていて折り曲げられた舌片状の領域13eを有してお
り、これらの領域13eは半径方向外側においてプレッ
シャプレート3の接触領域3bに、半径方向のプレロー
ドをかけられて摩擦するように接触している。接触領域
3bはこの場合加工されずに構成されていてもよいし、
又は例えば旋削作業を用いて仕上げ加工されてもよく、
これによってより狭い許容誤差領域を実現することがで
きる。
【0054】摩擦クラッチ1の遮断時に、プレッシャプ
レート3及びその接触領域3bは、軸方向ではずみ車6
から離れて摩擦クラッチ1のケーシング2に向かって移
動する。センサ皿ばね13及び特に舌片状の領域13e
は、しかしながらその状態位置を変わらずに維持するの
で、この結果接触領域3bとセンサ皿ばね13の舌片状
の領域13eとの間に相対運動が生じる。このようにし
て緩衝装置27は軸方向の摩擦力を生ぜしめ、この摩擦
力は、舌片状の領域13eと接触領域3bとの間におけ
る摩擦係数と、半径方向におけるプレロードの大きさと
に関連している。そしてこの摩擦力によって、上に述べ
た振動は許容可能なほどに緩衝もしくは抑制され、この
結果これに起因する欠点が回避される。
【0055】このような摩擦力を生ぜしめるためには、
既に述べたように、舌片状の領域13eが摩擦クラッチ
1の遮断動作中に軸方向において運動しないこと、つま
り可能な限り位置固定であることが必要である。このこ
とを保証するために、軸方向における高い剛性をもって
舌片状の領域13eを構成することが望まれている。こ
のような剛性は例えば1000N/mmである。さら
に、舌片状の領域13eの規定された半径方向のプレロ
ードが必要である。それというのは、このプレロードが
緩衝装置の摩擦力を規定するからである。この半径方向
のプレロードは、例えば約1000Nである。
【0056】緩衝装置27の摩擦力はしかしながら、摩
擦クラッチ1の遮断動作時に、板ばね9によってもたら
されるリリース力に抗して作用し、つまりこのリリース
力を減衰する。したがって摩擦クラッチ1の確実な解離
作用のためには、少なくともほぼプレッシャプレート3
と接触領域13eとの間における緩衝装置27の摩擦力
の分だけ高められた板ばね力が必要である。摩擦クラッ
チの解離作用を保証する別の可能性としては、プレッシ
ャプレート3を図3に示されている持ち上げヨーク(Ab
hubbuegel)を介して直接又は間接的に皿ばね4と結合
することが挙げられる。
【0057】緩衝装置27の摩擦力はこの場合皿ばね4
を介して直接、旋回支承装置5に支持され、これによっ
て後調節装置16に対する摩擦力の影響は回避される又
は少なくとも減じられる。すなわち言い換えれば、摩擦
装置もしくは緩衝装置27によって生ぜしめられる摩擦
力は、センサ皿ばね13の力経過に対して影響を与える
ことはなく、これによって後調節装置16の申し分のな
い作用が保証される。本発明による摩擦クラッチが有利
な形式で有することができるその他の作用特徴及び構成
については、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4239
289号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第42
39291号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開
第4322677号明細書に記載されている。これらの
明細書には、例えば、摩擦クラッチ1の申し分のない作
用のために必要な、皿ばね4、センサ皿ばねもしくは皿
ばね状の部材13、ライニングばね10及び板ばねのば
ね特性線が開示されている。さらにこれらの明細書に
は、摩擦クラッチ1もしくは特に後調節装置16の申し
分のない作用を保証する、個々のばねエレメントの共働
形式が記載されている。
【0058】図3に示された摩擦クラッチ101は、緩
衝装置127を形成するために、中間金属薄板128を
備えており、この中間金属薄板128は、同様にプレッ
シャプレート103の接触領域103bに摩擦接触して
いる。中間金属薄板128は、主皿ばね104とセンサ
皿ばね113との間で軸方向において、かつ主皿ばね1
04の窓内における曲げられた突出部129によって周
方向において、固定されている。中間金属薄板128は
外径部に、半径方向弾性的な複数の舌片130を有して
おり、これらの舌片130は、半径方向のプレロード下
で、プレッシャプレート103の接触領域103bに接
触している。舌片130はこの場合、規定された半径方
向のプレロードをプレッシャプレート103に対して生
ぜしめることができ、このプレロードは、例えば約10
00Nの値である。軸方向において舌片130は、既に
図1及び図2との関連において記載されたように、例え
ば1000N/mmよりも大きな値の高い剛性を有して
いなくてはならない。これによって次のことが保証され
る。すなわち、上において既に述べたように、舌片13
0は摩擦クラッチ101のレリーズ時に位置不動に留ま
り、これに対してプレッシャプレート103は軸方向に
おいてシフトされる。ここに図示された実施例では、持
上げヨーク(Abhubbuegel)131によって、皿ばね1
04の操作時における摩擦クラッチ101の確実な遮断
が保証されている。しかしながらまた、図1との関連に
おいて記載されたように、プレッシャプレート103と
中間金属薄板128との間における摩擦力の分だけ高め
られた板ばね力が存在している場合には、別体の持上げ
ヨーク131を省くことも可能である。
【0059】図3に示された摩擦クラッチの実施例にお
いても、後調節装置116の作用に対する、緩衝装置1
28によって生ぜしめられる摩擦力の反作用は、完全に
回避されていないとしても、少なくとも減じられてい
る。それというのは、図3の実施例においても摩擦力は
軸方向において皿ばね104を貫いて旋回支承装置の領
域において支持されるからである。
【0060】この旋回支承装置105の半径方向外側に
おいて、皿ばね104はリング状の部材132に作用
し、このリング状の部材132は、例えば線材から成っ
ていてもよく、かつ周方向において互いに向かい合って
いる端部において、例えば溶接によって結合されていて
もよい。この結合はしかしながら必ずしも必要なことで
はない。すなわちリング状の部材132は端部を互いに
結合されていなくてもよい。リング状の部材132は、
プレッシャプレート103に挿入されている溝133内
に配置されており、これによって主皿ばね104のため
の負荷領域103aを形成している。負荷領域103a
がこのように構成されている場合には、負荷領域103
aは他の材料、例えば耐摩耗性もしくは硬度のより大き
な材料から製造され得る。負荷領域103aのこのよう
な構成は、図3に示された実施例と同様に、図1に示さ
れた摩擦クラッチの実施例においても使用することがで
きる。
【0061】なお本発明は、図示及び記載の実施例に限
定されるものではなく、本発明の枠を逸脱することなし
に、種々様々な変化実施例が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による摩擦クラッチを示す断面図であ
る。
【図2】図1の矢印IIの方向から見た図であって、プ
レッシャプレートと皿ばねとを省いて示す図である。
【図3】プレッシャプレート緩衝装置を備えた本発明に
よる摩擦クラッチの別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1,101 摩擦クラッチ、 2 ケーシング、 2a
ケーシング底部、3,103 プレッシャプレート、
3a,103b 負荷領域、 3b,103b 接触
領域、 4,104 圧着皿ばね(操作皿ばね)、 4
a ベース体、 5,105 旋回支承装置、 6 対
応プレッシャプレート(はずみ車)、7 摩擦ライニン
グ、 8 クラッチディスク、 10 ライニングばね
セグメント、 11,12 旋回支承体、 13,11
3 蓄力器(皿ばね/センサばね)、 13a 縁部領
域、 13b ベース体、 13c 区分、 13d張
出し部、 13e 舌片状の領域、 14 支持領域、
15 リベットエレメント、 16,116 後調節
装置、 17 後調節エレメント(リング状の部材/後
調節リング)、 18 乗り上げランプ、 19 対応
乗り上げランプ、 20 コイルばね、 21 舌片、
22 切欠き、 23 一体成形部(張出し部)、
24 フォーク(一体成形部)、 25 領域、 26
支持領域、 27,127 緩衝装置、 128 中
間金属薄板、 129 突出部、 130 舌片、 1
31 持上げヨーク、 132 リング状の部材、 1
33 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マッティアス グルップ ドイツ連邦共和国 ビュール−ノイザッツ オットー シュテムラー シュトラーセ 5 (72)発明者 カール−ルートヴィッヒ キミッヒ ドイツ連邦共和国 ビュール−ヴァルトマ ット パノラマシュトラーセ 27

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦クラッチであって、プレッシャプレ
    ートが設けられており、該プレッシャプレートが、回動
    不能ではあるが制限されて軸方向シフト可能にケーシン
    グと結合されており、ケーシングとプレッシャプレート
    との間において少なくとも1つの圧着ばねが作用するよ
    うに配置されており、該圧着ばねが、プレッシャプレー
    トを、該プレッシャプレートと対応プレッシャプレート
    との間に緊締可能なクラッチディスクに向かって負荷し
    ており、摩擦クラッチが、係合・遮断のための操作手段
    を有していて、かつクラッチディスクの摩擦ライニング
    の摩耗をプレッシャプレートの後調節によって補償する
    後調節装置を有している形式のものにおいて、プレッシ
    ャプレートのための緩衝装置が設けられていることを特
    徴とする摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 緩衝装置が摩擦緩衝装置として構成され
    ている、請求項1記載の摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 圧着ばねが皿ばねによって形成されてい
    る、請求項1又は2記載の摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 摩擦クラッチを係合・遮断するための操
    作手段が、皿ばね舌片によって形成されている、請求項
    3記載の摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 皿ばねがその半径方向外側の領域におい
    てプレッシャプレートを負荷し、かつ半径方向内側に位
    置する領域において、旋回支承装置を用いてケーシング
    と結合されている、請求項1から4までのいずれか1項
    記載の摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 旋回支承装置の少なくとも一部が、後調
    節装置の構成部分である、請求項1から5までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 旋回支承装置の旋回支承体のうちの1つ
    が、後調節装置のためのセンサばねとして構成されてい
    る、請求項6記載の摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 センサばねが、皿ばねの形で構成されて
    いる、請求項7記載の摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 センサばねが直接的に、緩衝装置の構成
    部分である、請求項1から8までのいずれか1項記載の
    摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 センサばねが、舌片状の領域を有して
    いる、請求項9記載の摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 舌片状の領域が、半径方向のプレロー
    ドをもって、プレッシャプレートの少なくとも1つの接
    触領域に接触している、請求項10記載の摩擦クラッ
    チ。
  12. 【請求項12】 緩衝装置を形成するために、中間金属
    薄板が設けられている、請求項1から8までのいずれか
    1項記載の摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 中間金属薄板が舌片を有している、請
    求項12記載の摩擦クラッチ。
  14. 【請求項14】 舌片が、半径方向のプレロードをもっ
    て、プレッシャプレートの少なくとも1つの接触領域に
    接触している、請求項13記載の摩擦クラッチ。
  15. 【請求項15】 中間金属薄板が、センサばねと皿ばね
    との間に配置されている、請求項12から14までのい
    ずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 中間金属薄板が、周方向において回動
    を防止されている、請求項12から15までのいずれか
    1項記載の摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 中間金属薄板が、該中間金属薄板によ
    って形成された突出部を介して、周方向において回動を
    防止されている、請求項16記載の摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 突出部が皿ばねの窓に係合している、
    請求項17記載の摩擦クラッチ。
  19. 【請求項19】 半径方向のプレロードが200〜20
    00Nの間の値である、請求項1から18までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  20. 【請求項20】 半径方向のプレロードが400〜10
    00Nの間の値である、請求項1から18までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  21. 【請求項21】 舌片状の領域もしくは舌片が、軸方向
    において剛性に構成されている、請求項9から20まで
    のいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  22. 【請求項22】 中間金属薄板が軸方向における剛性を
    高めるために、皿ばね状にかつ/又はポット状に構成さ
    れている、請求項12から21までのいずれか1項記載
    の摩擦クラッチ。
  23. 【請求項23】 剛性が500N/mmよりも大きい、
    請求項21又は22記載の摩擦クラッチ。
  24. 【請求項24】 プレッシャプレートにおける少なくと
    も1つの接触領域が、未加工状態で残されている、請求
    項1から23までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  25. 【請求項25】 プレッシャプレートにおける少なくと
    も1つの接触領域が、加工されている、請求項1から2
    4までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  26. 【請求項26】 少なくとも1つの接触領域が、旋削加
    工を用いて製造されている、請求項25記載の摩擦クラ
    ッチ。
  27. 【請求項27】 ケーシングとプレッシャプレートとを
    結合するために、板ばねが設けられている、請求項1か
    ら26までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  28. 【請求項28】 板ばねが、プレッシャプレートを摩擦
    クラッチの遮断方向に負荷する軸方向力を生ぜしめる、
    請求項27記載の摩擦クラッチ。
  29. 【請求項29】 板ばねによってもたらされる軸方向力
    が、少なくとも実質的に、緩衝装置によって生ぜしめら
    れる摩擦力の分だけ、高められている、請求項27又は
    28記載の摩擦クラッチ。
  30. 【請求項30】 プレッシャプレートの遮断運動を少な
    くとも助成する持上げヨークが設けられている、請求項
    1から29までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  31. 【請求項31】 持上げヨークが直接的に皿ばねに作用
    する、請求項30記載の摩擦クラッチ。
  32. 【請求項32】 プレッシャプレートにおける皿ばねの
    ための負荷領域が、別体のリング状の部材によって形成
    されている、請求項1から31までのいずれか1項記載
    の摩擦クラッチ。
  33. 【請求項33】 プレッシャプレート緩衝装置の摩擦力
    が、主皿ばねに支持されている、請求項1から32まで
    のいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
JP13368397A 1996-05-24 1997-05-23 摩擦クラッチ Expired - Lifetime JP4187805B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19621123 1996-05-24
DE19621123.9 1996-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1047374A true JPH1047374A (ja) 1998-02-17
JP4187805B2 JP4187805B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=7795324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13368397A Expired - Lifetime JP4187805B2 (ja) 1996-05-24 1997-05-23 摩擦クラッチ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5894916A (ja)
JP (1) JP4187805B2 (ja)
BR (1) BR9703399A (ja)
DE (1) DE19721237B4 (ja)
FR (1) FR2749051B1 (ja)
GB (1) GB2313420B (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6904717B2 (en) * 1995-07-12 2005-06-14 Valeo Electrical Systems, Inc. Method for controlling a power sliding van door
DE19746281B4 (de) * 1996-10-24 2007-10-04 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Reibungskupplung
DE19855583A1 (de) * 1997-12-09 1999-06-10 Luk Lamellen & Kupplungsbau Reibungskupplung
FR2775040B1 (fr) * 1998-02-13 2000-07-21 Valeo Mecanisme d'embrayage pour vehicule automobile comportant un dispositif perfectionne de rattrapage d'usure des garnitures de friction
GB9818074D0 (en) * 1998-08-20 1998-10-14 Automotive Products Plc Friction clutch
FR2785954B1 (fr) * 1998-11-17 2001-01-19 Valeo Embrayage a friction, notamment pour vehicule automobile comportant un dispositif perfectionne de rattrapage d'usure
US20010029363A1 (en) * 1999-05-03 2001-10-11 Lin J. T. Methods and apparatus for presbyopia correction using ultraviolet and infrared lasers
DE10322783B4 (de) * 2002-06-19 2013-10-31 Zf Friedrichshafen Ag Reibungskupplung mit Reibungsdämpfungsvorrichtung
FR2842578B1 (fr) * 2002-06-19 2006-06-09 Zf Sachs Ag Embrayage a friction notamment pour vehicule automobile
DE102004014181A1 (de) * 2004-03-23 2005-10-06 Carl Zeiss Meditec Ag Material-Bearbeitungsvorrichtung und -verfahren
DE102009032823A1 (de) * 2008-07-28 2010-02-04 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Kupplungaggregat
DE102009055909B4 (de) * 2008-12-22 2017-06-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungsaggregat mit einer Nachstelleinrichtung zur Kompensation von Verschleiß
DE102012011180A1 (de) * 2012-06-06 2013-12-12 Borgwarner Inc. Kupplungseinrichtung
DE102014215922A1 (de) 2013-08-28 2015-03-05 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Deckelanordnung für eine Reibungskupplung
DE102014216273A1 (de) 2013-09-18 2015-03-19 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hebelfeder zum Verlagern einer Anpressplatte einer Reibungskupplung
DE102013218723A1 (de) 2013-09-18 2015-03-19 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Deckelanordnung für eine Reibungskupplung
DE102015201202A1 (de) 2014-02-14 2015-08-20 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibungskupplung und Verfahren zur Herstellung einer Deckelanordnung
EP2975280B1 (de) * 2014-07-14 2019-08-07 Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG Druckplattenbaugruppe mit anpressplatte für eine kupplungsvorrichtung
DE102014215581A1 (de) 2014-08-06 2016-02-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibungskupplung
DE202014008004U1 (de) 2014-10-31 2015-02-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibungskupplung sowie Bausatz für eine Deckelanordnung
DE102014225652A1 (de) 2014-12-12 2016-06-16 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibkupplung und Reibkupplung mit einer entsprechenden Deckelanordnung
DE102015200925A1 (de) 2015-01-21 2016-07-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibungskupplung und Verfahren zur Betätigung einer Reibungskupplung
DE102016208060A1 (de) * 2016-05-11 2017-11-16 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Reibkupplung für ein Kraftfahrzeug aufweisend eine Stützfeder mit einer Mehrzahl von Zungenabschnitten
DE102016210012A1 (de) * 2016-06-07 2017-12-07 Zf Friedrichshafen Ag Kupplung sowie Kraftfahrzeug
DE102016219673A1 (de) * 2016-10-11 2018-04-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Reibelement, Reibungskupplung und Antriebsstrang
DE102017130834A1 (de) 2017-12-21 2019-06-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Deckelanordnung für eine Reibungskupplung

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484834U (ja) * 1990-11-29 1992-07-23
JPH06511073A (ja) * 1992-07-11 1994-12-08 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシヤフト クラッチユニット
JPH0754863A (ja) * 1993-05-26 1995-02-28 Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh 摩擦クラッチ

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2148256C3 (de) * 1970-10-04 1973-11-08 Aisin Seiki K.K., Kariya, Aichi (Japan) Scheibenreibungskupplung
GB1394686A (en) * 1972-08-29 1975-05-21 Automotive Prod Co Ltd Friction clutches
DE2355825C2 (de) * 1973-11-08 1984-04-05 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Vorrichtung zum Dämpfen von Anpreßplatten-Schwingungen
JPS582902Y2 (ja) * 1975-05-14 1983-01-19 アイシン精機株式会社 プレツシヤ−プレ−トクツシヨンガタダイヤフラムスプリングクラツチ
JPS52129862A (en) * 1976-04-23 1977-10-31 Aisin Seiki Co Ltd Vibration damper of pressure plate in automotive friction clutch
JPS595178B2 (ja) * 1976-08-17 1984-02-03 株式会社大金製作所 摩擦クラツチのレリ−ズアシスタ−
DE2658744A1 (de) * 1976-12-24 1978-07-06 Luk Lamellen & Kupplungsbau Reibungskupplung, insbesondere fuer kfz.
US4478324A (en) * 1982-04-14 1984-10-23 Dana Corporation Resilient drive means for a clutch
US4727970A (en) * 1984-06-12 1988-03-01 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh Torque transmitting and torsion damping apparatus for use in motor vehicles
JPS6132823U (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 株式会社 大金製作所 摩擦クラツチ
GB8503407D0 (en) * 1985-02-11 1985-03-13 Automotive Prod Plc Diaphragm spring clutch cover assembly
GB2182401B (en) * 1985-10-29 1989-10-11 Automotive Products Plc Diaphragm spring clutch cover assembly
JPS62106129A (ja) * 1985-11-01 1987-05-16 Daikin Mfg Co Ltd ダイヤフラムスプリング式クラツチ
GB2187519B (en) * 1986-03-05 1990-01-10 Automotive Products Plc Diaphragm spring clutch cover assembly
US5054598A (en) * 1988-08-01 1991-10-08 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Clutch cover assembly
SE512355C2 (sv) * 1991-11-26 2000-03-06 Luk Lamellen & Kupplungsbau Friktionskoppling, särskilt för motorfordon, motorfordon med en dylik koppling samt kopplingsaggregat och drivenhet, speciellt för motorfordon
GB2305474B (en) * 1992-07-11 1997-05-21 Luk Lamellen & Kupplungsbau Friction clutch
DE4322677B4 (de) * 1992-07-11 2005-05-12 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Reibungskupplung
KR100326408B1 (ko) * 1992-12-22 2002-10-31 룩라멜렌운트쿠플룽스바우베타일리궁스카게 마찰클러치
US5236070A (en) * 1993-01-08 1993-08-17 Midland Brake, Inc. Retracting strap plate clutch assembly
FR2712649B1 (fr) * 1993-11-09 1996-01-19 Valeo Mécanisme d'embrayage, notamment pour véhicule automobile.
US5641048A (en) * 1994-11-14 1997-06-24 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh Friction clutch

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484834U (ja) * 1990-11-29 1992-07-23
JPH06511073A (ja) * 1992-07-11 1994-12-08 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシヤフト クラッチユニット
JPH0754863A (ja) * 1993-05-26 1995-02-28 Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh 摩擦クラッチ

Also Published As

Publication number Publication date
DE19721237B4 (de) 2007-02-15
GB9710087D0 (en) 1997-07-09
GB2313420B (en) 2000-12-27
GB2313420A (en) 1997-11-26
FR2749051A1 (fr) 1997-11-28
BR9703399A (pt) 1998-10-27
DE19721237A1 (de) 1997-11-27
JP4187805B2 (ja) 2008-11-26
US5894916A (en) 1999-04-20
FR2749051B1 (fr) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1047374A (ja) 摩擦クラッチ
JP2969564B2 (ja) 捩れ振動減衰器
EP2273144B1 (en) Crankshaft decoupler
US6039651A (en) Flex plate and flywheel configuration
US8469827B2 (en) Torque fluctuation absorber
JP2011501077A (ja) アイソレータ分離器
FR2669088A1 (fr) Embrayage pour transmission a amortisseur dynamique de vibrations, notamment de vehicules automobiles.
GB2170295A (en) Flywheel unit
US6012559A (en) Coupling mechanism
US5884740A (en) Friction clutch
EP0308829B1 (en) Torque variation absorbing device
GB2323655A (en) A clutch disc assembly with centring force means
JP3578600B2 (ja) ダイナミックダンパー及び連結機構
JP2000179570A (ja) クラッチカバー組立体
KR100722331B1 (ko) 댐퍼 디스크 어셈블리
JP3010431B2 (ja) 自動車摩擦クラッチ用のクラッチ・ディスク
US6874607B2 (en) Friction clutch
US6481552B1 (en) Clutch apparatus
US6138806A (en) Clutch disk with varied friction values
US9909658B2 (en) Hydrokinetic torque coupling device for a motor vehicle
JP3578599B2 (ja) ダイナミックダンパー及び連結機構
CN113905918A (zh) 离合器总成
JP2002523695A (ja) 自己係合解除式摩擦クラッチ用クラッチディスク
JP2005501205A (ja) クラッチ被駆動プレート
JP7526072B2 (ja) トルク変動抑制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080827

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4