JPH1044224A - 表皮付き樹脂中空成形品 - Google Patents

表皮付き樹脂中空成形品

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JPH1044224A
JPH1044224A JP21776796A JP21776796A JPH1044224A JP H1044224 A JPH1044224 A JP H1044224A JP 21776796 A JP21776796 A JP 21776796A JP 21776796 A JP21776796 A JP 21776796A JP H1044224 A JPH1044224 A JP H1044224A
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JP
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skin
resin
blow molding
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molding
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JP21776796A
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Inventor
Teruo Tamada
輝雄 玉田
Tetsuya Fukumoto
哲也 福本
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアー溜まりを防止することと、小孔が目立
ちにくくすることの2つの問題を同時に満足させ、かつ
皮シボ状の微小凹凸のない平坦で表面硬度の優れたハウ
ジングパネルなどの表皮付き樹脂中空成形品を得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂の中空成形品をブロー成形
する際、中空成形品に表皮6を貼着する。表皮6はエア
ー抜きのための小孔6cを有する。表皮6は基材層6a
の内面に接着層6bを有する。基材層6aはブロー成形
される樹脂の熱変形温度での引張弾性率が2000Kg
f/cm2以下の硬質フィルムである。基材層6aの流
動開始温度は、ブロー成形される樹脂の熱変形温度から
成形温度の範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングパネル
などの家具部材や電気装置筺体部品、キャリングケース
などの生活雑貨製品、ダッシュボードなどの自動車部品
などに使用される、硬質フィルムを張り合わせた表皮付
き樹脂中空成形品に関する。さらに詳しくは、熱可塑性
樹脂の中空成形品をブロー成形する際、中空成形品に表
皮を貼着した表皮付き樹脂中空成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の中空成形品をブロー成形
する際、中空成形品に表皮を貼着した表皮付き樹脂中空
成形品は、特開平6−329054号公報、また特開平
4−91922号公報により公知である。
【0003】上記特開平6−329054号公報には、
表皮付き樹脂中空成形品としてエアスポイラの記載があ
り、表皮として軟質塗膜が被覆された軟質フィルムの記
載がある。この軟質フィルムは、弾性率が5〜500K
gf/cm2(特に100〜200Kgf/cm2)のエラ
ストマーが示されている(以下、特開平6−32905
4号公報記載の技術を従来技術aという)。
【0004】また、上記特開平4−91922号公報に
は、ブロー成形時に金型内に表皮をインサートするに際
し、表皮に成形時のエア抜きのための小孔を形成するこ
とにより、貼着される表皮とブロー成形される中空成形
品との間のエアー溜まりを防止することの記載があり、
表皮として、合成樹脂レザー、合成樹脂レザーと発泡樹
脂とのラミネート品、および織布と発泡樹脂とのラミネ
ート品、またはそれらの表皮の裏面に不織布または織布
を積層したラミネート品を使用するとの記載がある(以
下、特開平4−91922号公報記載の技術を従来技術
bという)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術aにおいて、
表皮の基材が軟質フィルムである理由は、中空成形品を
成形するパリスンに微小凹部である表面荒れが発生して
も、その表面荒れの隙間に基材が入り込み、表皮付き樹
脂中空成形品の表面を平滑にするには、基材が軟質フィ
ルムである必要があるためである。
【0006】また、従来技術aにおいて、ゴム・エラス
トマーからなる軟質フィルムを表皮の基材とした場合、
上記の効果が得られる反面、表皮付き樹脂中空成形品の
表面硬度が低く、一般的に傷つき易くなることから硬質
表面の要求される家具などのハウジングパネルには適さ
ないものであった。
【0007】さらに、従来技術aにおいては、貼着され
る表皮とブロー成形される中空成形品との間のエアー溜
まりを防止することはできない。
【0008】仮に、従来技術aのものにおいて、従来技
術bに記載されるようなエア抜きのための小孔を形成す
ると、軟質フィルムに設けた小孔がブロー成形時に延ば
され外観上の問題となる。
【0009】一方、従来技術bにおいて、合成樹脂レザ
ーのような通気性のない表皮を貼着する場合、表皮に小
孔を設けて通気性を付与し、エアー溜まりを防止するこ
とは有用である。すなわち、一般に、合成樹脂レザーの
ような表面が皮シボ状の凹凸表面を有する表皮の場合に
は、表皮に設けた小孔が目立つことなく比較的外観を損
なう要因とはならない。
【0010】しかし、従来技術aのような平坦なフィル
ムまた光沢表面を有するフィルムを表皮とする場合は、
小孔が目立ち易く、外観上の問題となる。
【0011】また、従来技術bのに示された合成樹脂レ
ザーとクッション性を有する発泡樹脂とのラミネート品
からなる表皮は、比較的伸びがよいことから成形性も良
好である。しかし、クッション性を有する発泡樹脂など
のラミネート品ではない薄い硬質フィルムの場合、立体
成形性に問題があった。
【0012】以上のごとく、従来技術aおよび従来技術
bをもってしても、エアー溜まりを防止することと、小
孔が目立ちにくくすることの2つの問題を同時に満足さ
せ、かつ皮シボ状の微小凹凸のない平坦で表面硬度の優
れたハウジングパネルなどの表皮付き樹脂中空成形品を
得ることは困難である。
【0013】本発明者は、エアー溜まりを防止すること
と、小孔が目立ちにくくすることの2つの問題を同時に
満足させることを課題とし、実験を行った。その結果、
貼着する表皮の構成および表皮とブロー成形する樹脂と
の相対的関係を特定することにより上記課題を解決でき
ることを見い出した。
【0014】そこで、本発明の目的は、エアー溜まりを
防止することと、小孔が目立ちにくくすることの2つの
問題を同時に満足させ、かつ皮シボ状の微小凹凸のない
平坦で表面硬度の優れたハウジングパネルなどの表皮付
き樹脂中空成形品を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る表皮付き樹脂中空成形品は、熱可塑性樹
脂の中空成形品をブロー成形する際、中空成形品に表皮
を貼着した表皮付き樹脂中空成形品において、上記表皮
は硬質フィルムからなる基材層および上記基材層の内面
側に配置された接着層を有し、かつ表皮はブロー成形す
る際のエアー抜きのための小孔を形成し、上記基材層の
流動開始温度はブロー成形する樹脂の熱変形温度から成
形温度の範囲内であり、かつブロー成形する樹脂の熱変
形温度での引張弾性率が2000Kgf/cm2以下で
あることを特徴とするものである。
【0016】上記本発明に係る構成によって、エアー溜
まりを防止することと、小孔が目立ちにくくすることの
2つの問題を同時に満足させ、かつ皮シボ状の微小凹凸
のない平坦で表面硬度の優れたハウジングパネルなどの
表皮付き樹脂中空成形品を得ることができる理由は必ず
しも明確ではないが、次のように推定される。すなわ
ち、表皮がブロー成形する樹脂と接触して金型キャビテ
ィ形状に立体形状に成形する初期の段階にあっては、表
皮がある程度の弾性率を維持しなければ、小孔が拡大変
形する傾向にあることから、表皮の基材層を弾性率の高
い硬質フィルムとすることは有用と思われる。しかしな
がら、ブロー成形における後期の段階で金型と表皮とブ
ロー成形樹脂が密着して、表皮が加熱、加圧変形する
際、表皮付き樹脂中空成形品の金型再現性を向上するた
めには、表皮の基材層が、その後期の段階で弾性率の望
ましい低下が有用となる。さらに、上記後期の段階で小
孔付近の基材層が、上記小孔を閉塞するよう変形するた
めには、基材層の流動開始温度がブロー成形する樹脂の
熱変形温度から成形温度の範囲内であることも、弾性率
の望ましい低下とともに必要と思われる。上記のことか
ら、フィルムの層構成のなかでも比較的薄い接着層が溶
融するだけではなく、フィルムの層構成のなかでも最も
厚い基材層自体も、小孔からエアーが抜けた後、金型と
フィルムとパリスン(ブロー成形樹脂)が密着して、フ
ィルムが加熱・加圧変形により小孔を埋めるように小孔
付近の基材層が変形し、小孔閉塞傾向がみられるものと
推定される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係る表皮付き樹脂中空
成形品の一例であるキャビネットの天板を構成するハウ
ジングパネルのブロー成形態様を示す断面図であり、一
部(破線円内)を拡大して示す。図2は図1の状態から
型締め後の態様を示す断面図である。図3は本発明に係
る表皮付き樹脂中空成形品であるハウジングパネルを天
板に使用したキャビネットの斜視図である。
【0018】図1および図2に示すように、天板の表面
を成形するキャビティ2を有する一方の金型1と、天板
の裏面を成形するキャビティ4を有する他方の金型3を
準備する。また、上記一方の金型1と他方の金型3の金
型合わせ面の全周にはパリスン5および表皮6を挟むピ
ンチオフ部7を設ける。表皮6は、基材層6aの内面側
に接着層6bを有する層構造であり、かつエアー抜きの
ための小孔6cを有する。
【0019】ハウジングパネルのブロー成形にあたって
は、まず、型開き状態の一対の金型のうち、天板の表面
を成形するキャビティ2を有する一方の金型1に近接し
て表皮6の上端を保持部材8にて保持し表皮6を吊る。
また、一方の金型1に設けた熱媒体通路9に熱媒体(加
熱水)を循環し金型のキャビテイを加熱する。
【0020】次いで、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂を
押出機(図示せず)にて可塑化溶融し、押出ヘッド10
より筒状のパリスン5として押出す。
【0021】そして、図2に示すように、一方の金型1
とパリスン5との間に表皮6が位置する状態で型締を行
ない、パリスン5内に加圧流体を導入して、金型キャビ
ティに沿ってパリスン5を膨脹させ、パリスン5および
表皮6であるフィルムを成形する。
【0022】その後、熱媒体(加熱水)の温度を下げ、
金型のキャビテイを冷却し、成形品を冷却する。成形品
を冷却後、型開きし、金型合わせ面のピンチオフ部7に
て圧縮された薄肉状の部分より、それに連設したパリス
ン5および表皮6を切断除去し、図3に示すキャビネッ
ト11の天板12を得る。
【0023】以上のようにブロー成形される本発明に係
る表皮付き樹脂中空成形品は、ABS樹脂、ポリプロピ
レン、高密度ポリエチレン、ポリアミドなど熱可塑性樹
脂の中空成形品をブロー成形する際、金型内に表皮を配
置し中空成形品に表皮6を一体に貼着した、表面が硬質
で平坦(金型形状に対応した立体形状であることを妨げ
ない)な表皮付き樹脂中空成形品である。
【0024】表皮6は硬質フィルムであるが、その硬質
フィルムは、常温での引張弾性率が5×103Kg/c
2以上の合成樹脂系フィルムである。また、硬質フィ
ルムの層構成は、基材層6aおよび接着層6b以外に、
印刷層、オーバーコート層などを付加することもでき
る。表皮6である硬質フィルムを構成するの基材層6a
の厚みは100〜1000μmが好適である。基材層6
aを構成する熱可塑性合成樹脂は、ポリエステル、ポリ
プロピレン、高密度ポリエチレン、ポリスチレンなどが
使用できる。接着層6bを構成する熱可塑性合成樹脂
は、ブロー成形する樹脂の成形温度より低い融点を有す
る樹脂であり、低密度ポリエチレン、その他のオレフィ
ン系接着性樹脂などが使用できる。
【0025】表皮6である硬質フィルムに穿孔する小孔
6cは、公知のパーホレータにより、0.8mm以下の
孔径を有する小孔を面積1平方メートル当り10〜10
000個程度設けるのが好ましい。
【0026】本発明に係る実施の形態によれば、表皮
6(表皮のなかでも織布・不織布・合成樹脂レザーなど
を除く)をインサートしてブロー成形するに際し、エア
ー抜きのための小孔6cを構成して“エア溜りによる外
観上のふくれ”を防ぐことができる、表皮6に形成し
た小孔6cからブロー成形壁面が目立って露出しない、
表皮6が立体形状に成形される際、小孔6cが広がら
ず外観不良とならない、表皮6が金型形状に対応した
立体形状成形性に優れる、表皮6とブロー成形壁面と
の接着性が良好である、表皮6の手貼り工程が省略で
きる。
【0027】
【実施例】
【0028】表1には本発明の実験例1〜14を示す。
図1および図2に示すようなキャビネットの天板の表面
を成形するキャビティを有する一方の金型と、天板の裏
面を成形するキャビティを有する他方の金型を準備す
る。なお、前述のように、一方の金型と他方の金型の合
わせ面の全周にはパリスンおよび表皮を挟むピンチオフ
部を設ける。
【0029】
【表1】
【0030】表1において、材質は、基材層の材質を
示し、各種ポリエステル系樹脂(PET−1からPET
−6)、またはポリプロピレンと高密度ポリエチレンと
のブレンド物からなるポリオレフィン系樹脂(PO)で
あり、同一のポリエステル系樹脂でも一部肉厚のみが異
なる基材層も使用した。肉厚は、基材層の肉厚(μ
m)である。弾性率Aは、常温(23℃)での引張弾
性率(×103Kgf/cm2)[JIS K−711
3、1/2号形、引張速度2mm/min]である。
弾性率Bは、ブロー成形する樹脂の熱変形温度[AST
M D−648荷重4.6Kgf/cm2]にて測定し
た引張弾性率(×103Kgf/cm2)である。流動
開始温度は、基材層の流動開始温度(℃)[高化式フロ
ーテスターを用い、昇温法、荷重100Kg/cm2
穴径×穴長:1mm×10mm、流量2×10-3cc/
sec時の温度]である。
【0031】また、実験例1〜13で使用した表皮は基
材層と接着層の2層構成からなり、実験例14で使用し
た表皮は接着層を油脂内ものである。接着層は、基材層
がポリエステル系樹脂の場合、融点が77℃のポリオレ
フィン系樹脂(肉厚5μm)を使用し、基材層がポリオ
レフィン系樹脂の場合、融点が62℃のポリオレフィン
系樹脂(肉厚5μm)を使用した。また、表皮は外径
0.5mmの針にてニードリングを行い面積1m2当た
り50個の小孔を形成した。
【0032】まず、型開き状態の一対の金型のうち、天
板の表面を成形するキャビティを有する一方の金型に近
接して、表1に示す表皮の上端を保持部材で保持して表
皮を吊る。また、一方の金型に設けた熱媒体通路に熱媒
体(加熱水)を循環し、金型のキャビティ温度を80℃
に設定する。
【0033】実験例1〜6、また実験例9〜11におい
ては、熱変形温度が93℃、成形温度が210℃のAB
S樹脂を使用し、実験例7、8においては、熱変形温度
が102℃、成形温度が230℃のマレイミド変性AB
S樹脂を使用し、実験例12〜14においては、熱変形
温度が80℃、成形温度が205℃のポリプロピレン樹
脂を使用した。そして、各実験例においてそれらの樹脂
を押出機において可塑化溶融し、押出ヘッドより筒状の
パリスンとして押し出し、一方の金型とパリスンとの間
に表皮が位置する状態で型締めを行う。
【0034】次いで、パリスン内に6Kgf/cm2
加圧流体を導入して、金型キャビティに沿って膨張さ
せ、パリスンおよび表皮座合いであるフィルムを成形
し、その後、熱媒体(加熱水)の温度を下げ、金型のキ
ャビティ温度を15℃に設定し、成形品を冷却する。
【0035】成形品を冷却後、型開きし、金型合わせ面
のピンチオフ部で圧縮された薄肉状の部分より、それに
連設したパリスンおよび表皮を切断除去し、キャビネッ
ト天板を得た。得られたキャビネット天板は、縦400
mm×横600mm×高さ30mmであり、ブロー成形
された樹脂壁の平均肉厚は2.2mmであった。
【0036】得られた天板の評価結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】表2において、○は良好、×は不良の評価
を示す。表2に示すように、実験例4〜7、実験例9〜
12は外観性、成形性ともに満足するものであったが、
基材層の弾性率Bが2を超え、基材層の流動開始温度が
成形樹脂の成形温度から熱変形温度の範囲外である実験
例1、8は、小孔が目立ち外観性に劣るとともに、成形
品のコーナー部において表皮が伸びす、成形不良となっ
た。
【0039】なお、実験例10、11は表皮の材質およ
び層構成が同一で、基材層の肉厚が異なるものである
が、実験例10は成形品をブロー成形金型から取出した
後、僅かにソリ変形が生じた。よって、薄いパネル状の
成形品を得る場合は、基材層の肉厚を1000μm以下
に設定することが好ましい。また、基材層の弾性率Bが
2以下であっても、基材層の流動開始温度が成形樹脂の
成形温度から熱変形温度の範囲外である実験例2、3は
小孔が目立ち外観性に劣るものであった。さらに、表皮
に接着層を設けない実験例14は、成形品のパーティン
グライン部分より表皮が容易に剥離した。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、エアー溜まりを防止す
ることと、小孔が目立ちにくくすることの2つの問題を
同時に満足させることができ、皮シボ状の微小凹凸のな
い平坦で表面硬度の優れたハウジングパネルなどの表皮
付き樹脂中空成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮付き樹脂中空成形品の一例で
あるキャビネットの天板を構成するハウジングパネルの
ブロー成形態様を示す断面図であり、一部(破線円内)
を拡大して示す。
【図2】図1の状態から型締め後の態様を示す断面図で
ある。
【図3】本発明に係る表皮付き樹脂中空成形品であるハ
ウジングパネルを天板に使用したキャビネットの斜視図
である。
【符号の説明】
1 一方の金型 2 キャビティ 3 他方の金型 4 キャビティ 5 パリスン 6 表皮 6a 基材層 6b 接着層 6c 小孔 7 ピンチオフ部 8 保持部材 9 熱媒体通路 10 押出ヘッド 11 キャビネット 12 天板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の中空成形品をブロー成形
    する際、中空成形品に表皮を貼着した表皮付き樹脂中空
    成形品において、上記表皮は硬質フィルムからなる基材
    層および上記基材層の内面側に配置された接着層を有
    し、かつ表皮はブロー成形する際のエアー抜きのための
    小孔を形成し、上記基材層の流動開始温度はブロー成形
    する樹脂の熱変形温度から成形温度の範囲内であり、か
    つブロー成形する樹脂の熱変形温度での引張弾性率が2
    000Kgf/cm2以下であることを特徴とする表皮
    付き樹脂中空成形品。
JP21776796A 1996-07-31 1996-07-31 表皮付き樹脂中空成形品 Pending JPH1044224A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11277570A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 成形同時絵付け用シート及び成形同時絵付け方法
JP2003071912A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Kyoraku Co Ltd 樹脂中空成形品のブロー成形方法

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