JPH1043973A - 軸受構造体の自動組立加工方法及び自動組立加工機 - Google Patents

軸受構造体の自動組立加工方法及び自動組立加工機

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JPH1043973A
JPH1043973A JP20698196A JP20698196A JPH1043973A JP H1043973 A JPH1043973 A JP H1043973A JP 20698196 A JP20698196 A JP 20698196A JP 20698196 A JP20698196 A JP 20698196A JP H1043973 A JPH1043973 A JP H1043973A
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JP
Japan
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housing
press
bearing
bearings
bearing structure
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Application number
JP20698196A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Matsukawa
清喬 松川
Haruo Iguchi
晴夫 井口
Takeo Hino
竹夫 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kagaku Yakin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kagaku Yakin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度を低下することなく個々の軸受構造
体の組立及び加工を短時間で行うことができる量産性に
優れた高信頼性の自動組立加工方法及び自動組立加工機
を提供すること。 【解決手段】 複数のハウジングと複数の軸受をハウジ
ングフィーダ18と軸受フィーダ22にそれぞれ収容し
た。ハウジングフィーダ18より各ハウジングを圧入部
6に移送するとともに軸受フィーダ22より軸受を二つ
の軸受通路24,26を介して圧入部6に移送すること
により各ハウジングの軸方向両側に二つの軸受を配置し
た。さらに、圧入部6において二つの軸受をハウジング
の両端に同時に圧入し、圧入後、ハウジングを仕上部8
に移送して圧入された軸受を内面仕上げ工具126によ
り仕上げ加工するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングの両端
に圧入された二つの焼結含油軸受を有する軸受構造体の
組立に関し、更に詳しくは、軸受構造体を自動的かつ連
続的に製造するための自動組立加工方法及び自動組立加
工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼結含油軸受は、VTR用キャプ
スタンモータの軸受、CD−ROM用スピンドルモータ
の軸受等として広く使用されており、例えば、二つの焼
結含油軸受250,250を円筒状あるいはツバ付きハ
ウジング252の両端に圧入した図18あるいは図19
に示される軸受構造体としてVTR、CD−ROMドラ
イブ等に組み込まれている。
【0003】この軸受構造体は、一般に大量生産する必
要があり、複数の作業者が複数の機械を手動操作して個
々の軸受構造体を組み立て、さらに仕上げ加工により心
出しを行い製品化しているのが現状であった。
【0004】最近では、軸受構造体の自動組立加工機も
実用化されており、一連の組立及び加工工程を自動化す
ることにより、生産性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動組立加
工機は縦型が一般的で、一つの軸受構造体の組み立て、
加工に際し、垂直に立設したマンドレルに一個目の軸
受、ハウジング、二個目の軸受の順で挿入し、しかる
後、一個目の軸受をハウジングの下端に圧入し、さらに
二個目の軸受をハウジングに圧入していた。
【0006】しかしながら、上記従来の自動組立加工機
にあっては、2個の軸受をハウジングに別々に挿入し圧
入していたため、個々の軸受構造体の組立及び加工に時
間がかかり、生産性が悪いという問題があった。
【0007】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、軸受構造体に要求さ
れる寸法精度を低下することなく個々の軸受構造体の組
立及び加工を短時間で行うことができる量産性に優れた
高信頼性の軸受構造体の自動組立加工方法及び自動組立
加工機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、ハウジン
グの両端に圧入された二つの軸受を有する軸受構造体の
自動組立加工方法であって、複数のハウジングと複数の
軸受をハウジングフィーダと軸受フィーダにそれぞれ収
容し、上記ハウジングフィーダより各ハウジングを圧入
部に移送するとともに上記軸受フィーダより上記軸受を
二つの軸受通路を介して上記圧入部に移送することによ
り各ハウジングの軸方向両側に二つの軸受を配置し、上
記圧入部において上記二つの軸受を上記ハウジングの両
端に同時に圧入し、圧入後、上記ハウジングを仕上部に
移送して圧入された上記軸受を内面仕上げ工具により仕
上げ加工するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、上記圧入
部において圧入力が加えられる軸受端面の反対面を付勢
することにより圧入時の上記軸受の倒れを防止するよう
にしたことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、上記仕
上部において上記ハウジングを弾性的に保持することに
より上記内面仕上げ工具と上記ハウジングの心合わせを
したことを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、上記仕上
部において所定数のハウジングを仕上げ加工した後、上
記内面仕上げ工具をクリーニングするようにしたことを
特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、上記内面
仕上げ工具の回転数を検出し、該回転数が所定値より低
下した場合に上記ハウジングの仕上げ代過大と判断し、
警報を発するようにしたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項6に記載の発明は、ハウジ
ングの両端に圧入された二つの軸受を有する軸受構造体
の自動組立加工機であって、複数のハウジングと複数の
軸受を供給する供給部と、該供給部より供給された各ハ
ウジングの両端に二つの軸受を同時に圧入する圧入部
と、該圧入部で圧入された上記二つの軸受を内面仕上げ
工具により仕上げ加工する仕上部と、該仕上部で仕上げ
加工された上記二つの軸受を有する上記ハウジングを排
出する排出部とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、上記供給
部にあるハウジングの上記圧入部への移送と、上記圧入
部にあるハウジングの上記仕上部への移送と、上記仕上
部にあるハウジングの上記排出部への移送とを同時に行
う移載部をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、上記圧入
部に軸受倒れ防止機構を設け、上記ハウジングに圧入さ
れる上記軸受の倒れを防止するようにしたことを特徴と
する。
【0016】また、請求項9に記載の発明は、上記圧入
部に傾斜面を有するハウジング固定クランプを設け、上
記傾斜面に上下方向の力を加えることにより上記ハウジ
ング固定クランプを水平方向に移動せしめて上記ハウジ
ングをクランプするようにしたことを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、上記仕
上部にフレキシブル機構を設け、該フレキシブル機構に
より上記ハウジングを弾性的に保持することにより上記
内面仕上げ工具と上記ハウジングとの心合わせをしたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項11に記載の発明は、上記仕
上部において所定数のハウジングを仕上げ加工した後、
上記内面仕上げ工具をクリーニングする工具クリーニン
グ装置をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】また、請求項12に記載の発明は、上記工
具クリーニング装置は、少なくとも送りロールと巻取ロ
ールとを備え、上記工具クリーニング装置を上記内面仕
上げ工具に対し移動させることにより上記送りロールと
巻取ロールに張架されたロールクロスを上記内面仕上げ
工具に押圧してクリーニングするようにしたことを特徴
とする。
【0020】また、請求項13に記載の発明は、上記内
面仕上げ工具の回転数を検出するとともに、該回転数が
所定値より低下した場合に上記ハウジングの仕上げ代過
大と判断し、警報を発する警報部をさらに備えたことを
特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明にか
かる自動組立加工機の概要を示しており、例えば図18
あるいは図19に示されるような軸受構造体の組立及び
仕上げ加工を連続的かつ自動的に行うために使用され
る。
【0022】この自動組立加工機は、軸受構造体を構成
するハウジングと軸受を連続的に供給する供給部2と、
個々のハウジングを保持してエアブローを行うエスケー
プ部4と、エスケープ部4から移送されたハウジングの
両端に軸受を圧入する圧入部6と、圧入部6で圧入され
た軸受を仕上げ加工する仕上部8と、仕上部8で使用さ
れる軸受内面仕上げ工具をクリーニングするクリーニン
グ部10と、組立加工中に発生した異常を知らせる警報
部(図示せず)と、エスケープ部4と圧入部6と仕上部
8にあるハウジングをそれぞれ圧入部6と仕上部8と排
出部14に移送するピックアンドプレース部(移載部)
12と、仕上加工が完了した軸受構造体を排出する排出
部14と、自動組立加工機の後述する多数の構成部材を
制御する制御部16とを備えている。
【0023】図1及び図2に示されるように、供給部2
は、多数のハウジングを収容するハウジングパーツフィ
ーダ18と、ハウジングパーツフィーダ18に収容され
たハウジングをエスケープ部4に移送するハウジング直
進フィーダ20と、多数の軸受を収容するメタル(軸
受)パーツフィーダ22とからなる。
【0024】ハウジングパーツフィーダ18は、傾斜し
た螺旋状のハウジング通路18aが形成された内周面
と、振動発生器(図示せず)とを有しており、ハウジン
グパーツフィーダ18に収容された多数のハウジング
は、振動発生器が発生する振動によりハウジング通路1
8aに沿ってハウジングパーツフィーダ18の頂部まで
順次上方に螺旋状に移動する。ハウジング通路18aの
終点Aはハウジング直進フィーダ20と略水平につなが
っており、ハウジング直進フィーダ20に導入されたハ
ウジングは振動によりさらにエスケープ部4まで移送さ
れる。
【0025】メタルパーツフィーダ22も同様に、傾斜
した螺旋状のメタル通路22aが形成された内周面と、
振動発生器(図示せず)とを有しており、メタルパーツ
フィーダ22に収容された多数の軸受(メタル)は、そ
の両端面が上下に向いた状態で振動発生器が発生する振
動によりメタル通路22aに沿ってメタルパーツフィー
ダ22の頂部まで順次上方に螺旋状に移動する。メタル
通路22aは途中で2本に分岐され、メタルパーツフィ
ーダ22の左右両端に導かれる。メタルパーツフィーダ
22の両端における分岐後のメタル通路は、略90度捩
られてメタルシュート(軸受通路)24,26の上端に
連結されており、メタルシュート24,26に導入され
た軸受は、その両端面が左右に向いた状態でメタルシュ
ート24,26を自重で転がり落ちる。なお、メタルシ
ュート24,26の下端は圧入部6まで延びている。
【0026】エスケープ部4は、エスケープ部4に移送
されたハウジングを上下動させる上下作動シリンダ28
と、上下作動シリンダ28の上昇端と下降端を検知する
上昇端オートスイッチ30及び下降端オートスイッチ3
2と、エスケープ部4に移送されたハウジングの挟持用
チャックを作動させるチャックシリンダ34と、ハウジ
ングが挟持されるチャックシリンダ閉位置を検知するチ
ャックシリンダ閉オートスイッチ36と、ハウジングの
有無を確認するハウジング確認センサ38とを備えてい
る。上下作動シリンダ28及びチャックシリンダ34
は、対応する電磁弁40,42により制御され、この電
磁弁40,42はエアーブロー用電磁弁44とともに制
御部16と電気的に接続されている。
【0027】図3は、圧入部6に設けられたハウジング
クランプ機構46及びメタル倒れ防止機構48,48
(図3では片側のみ示した)を示している。
【0028】ハウジングクランプ機構46は、一対の離
間したハウジングホルダ50,50を有するハウジング
受け52と、ハウジングを保持するクランプ54と、ク
ランプ54のハウジング受け52に対するスライドを容
易に行うためのスライドベアリング56と、クランプ5
4をスライドさせる2本のクランプ伝達シャフト58,
58とを備えている。クランプ54のクランプ伝達シャ
フト58,58に対向する面は傾斜面54aとなってお
り、クランプ時、クランプ伝達シャフト58,58が上
方に移動すると、その上部に回動自在に取り付けられた
ローラ60,60の外周面が上記傾斜面54aを押圧す
る。その結果、クランプ54には水平方向の力が加わる
ことになるので、クランプ54はスライドベアリング5
6に沿って移動し、対向するハウジングホルダ50との
間でハウジングを挟持する(図4)。
【0029】なお、図4は、図19に示されるツバ付き
ハウジング2をクランプする場合を示しているが、図1
8に示される円筒状ハウジングの場合は、ハウジング受
け52にストッパ(図示せず)を設けることにより、ク
ランプ54とストッパでハウジングをクランプすること
ができ、図3及び図4と同様なハウジングクランプ機構
を使用することができる。
【0030】一方、メタル倒れ防止機構48,48の各
々は、メタルシュート24(あるいは26)の先端に揺
動自在に取り付けられたL字状レバー62と、L字状レ
バー62を矢印B方向に付勢するスプリング64から構
成されており、スプリング64の一端はL字状レバー6
2の一端に係止せしめられる一方、スプリング64の他
端はメタルシュート24(あるいは26)等の固定部に
係止せしめられている。
【0031】メタル倒れ防止機構48,48は、メタル
シュート24,26の先端に保持されハウジングに圧入
される軸受をL字状レバー62の下端で押圧して軸受の
倒れを防止するが、軸受が後述するマンドレルの先端に
保持されハウジングに向かって移動すると、L字状レバ
ー62は図5に示される矢印方向に揺動する。
【0032】圧入部6はまた、図3及び図6に示される
ように、左右二つの圧入パンチ66,66(図3では片
側のみ示した)と、圧入パンチ66,66をメタルシュ
ート24,26の下端まで前進させるパンチ作動シリン
ダ68,70と、パンチ作動シリンダ68,70の前進
端を検知する前進端オートスイッチ72,74と、パン
チ作動シリンダ68,70の後退端を検知する後退端オ
ートスイッチ76,78と、ハウジングの両端を検知し
てハウジングの有無を確認するハウジング確認センサ8
0,82とを備えている。圧入部6はさらに、クランプ
54を作動させるクランプ作動シリンダ84と、クラン
プ54の閉位置を検知するクランプ閉オートスイッチ8
6と、圧入パンチ66,66の内部に進退自在に収容さ
れたマンドレル88,88と、マンドレル88,88を
作動させるマンドレル作動シリンダ90,92と、マン
ドレル88,88が前進したことを確認するマンドレル
前進確認センサ94,96と、圧入される前の軸受が定
位置にあるかどうかを確認するメタルセット確認センサ
98,100と、メタルシュート24,26に軸受があ
るかどうかを確認するシュート部メタル有確認センサ1
02,104とを備えている。
【0033】パンチ作動シリンダ68,70、クランプ
作動シリンダ84及びマンドレル作動シリンダ90,9
2は、対応する電磁弁106,108,110,11
2,114により制御され、電磁弁106,108,1
10,112,114は制御部16と電気的に接続され
ている。
【0034】図7及び図8は、仕上部8を示しており、
ハウジングを保持するハウジング固定部116と、仕上
げ工具駆動部118からなる。ハウジング固定部116
は、二つの軸受が両端に圧入されたハウジングを保持す
るハウジングホルダ120と、ハウジングホルダ120
を固定するフレキシブル(あるいはユニバーサル)機構
122と、フレキシブル機構122を保持する基台12
4とで構成される一方、仕上げ工具駆動部118は、内
面仕上げ工具126と、内面仕上げ工具126を挟持す
るチャック128と、チャック128を回転駆動するモ
ータ130と、モータ130をスライドさせるスライダ
132で構成されている。
【0035】図9に示されるように、フレキシブル機構
122は、固定ブロック134と、固定ブロック134
の内部に収容された可動ブロック136とを備えてお
り、可動ブロック136は、固定ブロック134の各側
面に2本設けられたスプリングプランジャ138,13
8と可動ブロック136に設けられた4本のスプリング
プランジャ138により弾性的に支承されている。フレ
キシブル機構122は、ハウジングの両端に圧入された
二つの軸受の軸心と内面仕上げ工具126の軸心とがず
れていた場合でも、内面仕上げ工具126が軸受に挿入
されると弾性的に従動して、内面仕上げ工具126と軸
受との心合わせを行う自動心合わせ機構として作用す
る。
【0036】仕上部8にはさらに、図10に示されるよ
うに、スライダ132を作動させるスライダ作動シリン
ダ140と、スライダ132の前進端を検知するスライ
ダ前進端オートスイッチ142と、スライダ132の後
退端を検知するスライダ後退端オートスイッチ144
と、ハウジングホルダ120に取り付けられハウジング
を挟持するクランプを作動させるクランプ作動シリンダ
146と、ハウジングが挟持されたことを確認するクラ
ンプ確認オートスイッチ148と、ハウジングの両端を
検知することによりハウジングの有無を確認するハウジ
ング確認センサ150,152とが設けられている。
【0037】また、スライダ作動シリンダ140及びク
ランプ作動シリンダ146は、対応する電磁弁141,
143により制御され、電磁弁141,143は制御部
16と電気的に接続されている。
【0038】図11は、クリーニング部10に設けられ
た工具クリーニング装置を示しており、クリーニング用
ロールクロス154が巻回された送りロール156と、
クリーニング後のロールクロス154を巻き取る巻取ロ
ール158と、図12に示されるクリーニング時、ロー
ルクロス154を内面仕上げ工具126に押圧する二つ
の圧力ロール160,160と、送りロール156と圧
力ロール160との間及び巻取ロール158と圧力ロー
ル160との間に配設されロールクロス154に所定の
テンションを付与するテンションロール162,162
とを備えており、送りロール156と巻取ロール158
は対応するモータ164,166により駆動される。ク
リーニング部10はさらに、図10に示されるように、
図11の工具クリーニング装置を上下動させる上下作動
シリンダ168と、工具クリーニング装置の上昇端を確
認する上昇端確認オートスイッチ170と、工具クリー
ニング装置の下降端を確認する下降端確認オートスイッ
チ172と、ロールクロス154のテンションを検出す
る左右二つのテンション検出センサ174,176とを
備えている。
【0039】なお、上下作動シリンダ168は、対応す
る電磁弁169により制御され、電磁弁169は制御部
16と電気的に接続されている。
【0040】図1及び図13に示されるように、ピック
アンドプレース部12は、略等間隔に配置された三つの
チャック、すなわち、エスケープ部4にあるハウジング
を圧入部6まで移送する供給チャック178と、圧入部
6にある圧入後のハウジングを仕上部材8まで移送する
圧入チャック180と、仕上部8にある仕上げ完了後の
ハウジングを排出部14まで移送する仕上げチャック1
82とを備えている。供給チャック178、圧入チャッ
ク180及び仕上げチャック182は、対応する作動シ
リンダ184,186,188により作動せしめられ、
各チャック178,180,182の閉位置を検出する
オートスイッチ190,192,194が設けられてい
る。
【0041】また、供給チャック178、圧入チャック
180及び仕上げチャック182は、上下作動シリンダ
196により一体的に上下動せしめられるとともに、前
後作動シリンダ202により一体的に前後動せしめられ
る。さらに、各チャック178,180,182の上昇
端及び下降端は、上昇端オートスイッチ198及び下降
端オートスイッチ200によりそれぞれ検出される一
方、各チャック178,180,182の前進端及び後
退端は、前進端オートスイッチ204及び後退端オート
スイッチ206によりそれぞれ検出される。
【0042】なお、各チャック作動シリンダ184,1
86,188、上下作動シリンダ196及び前後作動シ
リンダ202は、制御部16に電気的に接続された対応
する電磁弁208,210,212,214,216に
より制御される。
【0043】図14に示されるように、警報部は、装置
の異常を視覚的に伝えるシグナルタワー218と、装置
の異常を聴覚的に伝える警報ブザー220と、内面仕上
げ工具126の回転数を検出する回転計222とを備え
ており、排出部14は、仕上げ加工後のハウジングの両
端に軸受が保持されているかどうかを確認するメタル確
認センサ224,226を備えている。
【0044】次に、上記構成の本発明にかかる自動組立
加工機の動作を図15乃至図17のフローチャートを参
照して説明する。
【0045】装置が作動すると、まずステップS1にお
いて、起動のための前提条件である原点の確認が行われ
る。ここで、起動のための前提条件とは、次の状態のこ
とを意味する。 (1)全てのシリンダが定位置にあること。 (2)供給部2よりエスケープ部4にのみハウジングが
供給されており、他のステーション(圧入部6、仕上部
8等)にはハウジングがない状態であること。 (3)供給部2より圧入部6の定位置まで二つの軸受が
移送されていること。
【0046】シリンダの定位置は、上述したように各オ
ートスイッチで検知されるが、このオートスイッチとし
ては、例えば磁気センサが使用される。また、ハウジン
グの有無を確認するハウジング確認センサとしては、樹
脂ハウジングの場合には、例えばファイバーセンサ(光
センサ)が使用され、金属ハウジングの場合には、例え
ば近接スイッチ(磁気センサ)が使用される。さらに、
軸受の有無を確認するメタル確認センサとしては、例え
ば近接スイッチ(磁気センサ)が使用される。
【0047】ステップS1の判定がNOの場合には、ス
テップS2に進み、原点の状態に戻す手動処理が行われ
る。すなわち、シリンダが定位置にない場合には、手動
スイッチで定位置に戻し、エスケープ部4以外のステー
ションにハウジングがある場合には、手動でハウジング
を除去する。また、圧入部6の定位置に軸受がない場
合、あるいは、ないと判断された場合には、メタルパー
ツフィーダ22に軸受があるかどうかを確認するととも
に、メタルシュート24,26等の途中経路に軸受のつ
まり、ひっかかりがないかどうか、途中経路に傾きがな
いかどうか、あるいは、センサ感度が良好かどうかを確
認する。すべての確認が完了すると、再びステップS1
に戻り、原点確認が行われる。一方、ステップS1の判
定がYESの場合には、ステップS3に進み、グラフィ
ック操作パネルあるいは操作ボックスに設けられた起動
スイッチをONする。
【0048】次に、ステップS4において、エスケープ
部4に供給されているハウジングの定位置確認がハウジ
ング確認センサ38により行われる。定位置にない場合
には、ステップS5において、警報部のシグナルタワー
218及び警報ブザー220により警報を発し、ステッ
プS6において、ステップS2と同様な手動処理が行わ
れる。ハウジング確認センサ38の感度は、センサアン
プの感度調整により異なるが、一般にファイバーセンサ
(樹脂ハウジング用)の場合、0.1〜1.0mmのずれ
は定位置と判断し、近接スイッチ(金属ハウジング用)
の場合、0.1〜0.5mmのずれは定位置と判断して、
これよりも大きくずれた場合に警報を発するようにして
いる。
【0049】ステップS4において、エスケープ部4の
ハウジングが定位置にある場合には、ステップS7にお
いて、ハウジングの下方に設けられた上下作動シリンダ
28によりチャックが上昇し、次にチャックシリンダ3
4を作動させてハウジングの開口部を塞がないようにハ
ウジングを軸方向にクランプして位置決めを行う。ハウ
ジングのクランプは、チャックシリンダ閉オートスイッ
チ36で検知され、次のステップS8において、エアー
ブロー用電磁弁44を作動させることによりエアーブロ
ーが行われ、ハウジング同士の衝突により発生した異物
を除去するとともに、吸引手段(図示せず)により異物
を吸引する。その後、ステップS9において、クランプ
が解除されるとともに、チャックが下降する。なお、チ
ャックの上下位置、すなわち、上下作動シリンダ28の
可動範囲は、上昇端オートスイッチ30及び下降端オー
トスイッチ32により決定される。
【0050】次に、ステップS10において、ピックア
ンドプレース部12の供給チャック178が下降してハ
ウジングをクランプする。ステップS11において、供
給チャック178が上昇し、圧入部6の上方まで前進
し、さらに下降してハウジングのクランプを解除する。
次のステップS12において、ハウジングのクランプを
解除した供給チャック178は上昇し、エスケープ部4
の上方まで後退する。
【0051】なお、供給チャック178の上昇及び下降
は、上下作動シリンダ196により後述する圧入チャッ
ク180及び仕上げチャック182の上昇及び下降と一
体的に(同時に)行われ、供給チャック178の前進及
び後退は、前後作動シリンダ202により、同様に圧入
チャック180及び仕上げチャック182の前進及び後
退と一体的に(同時に)行われる。また、供給チャック
178によるハウジングのクランプ及びその解除は、供
給チャック作動シリンダ184により行われ、ハウジン
グのクランプは、供給チャック閉オートスイッチにより
検知される。さらに、各チャック178,180,18
2の上昇端及び下降端は、上昇端オートスイッチ198
及び下降端オートスイッチ200により検知される一
方、各スイッチ178,180,182の前進端及び後
退端は、前進端オートスイッチ204及び後退端オート
スイッチ206により検知される。
【0052】ハウジングが移送された圧入部6には既に
二つの軸受が所定位置に配置されており、ステップS1
3において、クランプ伝達シャフト58,58が上昇し
てクランプ54を押圧し、クランプ54と対向するハウ
ジングホルダ50との間にハウジングをクランプする。
この時、ハウジング受け52の両側にある圧入パンチ6
6,66は、内部に収容されたマンドレル88,88が
図3に示されるように前進した状態で待機している。圧
入パンチ66,66は、ステップS14において、マン
ドレル88,88とともに前進し、メタルシュート2
4,26の先端にある軸受を保持し(マンドレルが軸受
孔に挿入される)、ハウジング両端に同時に圧入する。
圧入後、ステップS15において、パンチ66,66は
マンドレル88,88とともに後退し、マンドレル8
8,88はパンチ66,66の内部に完全に収容され
る。
【0053】ステップS16において、クランプ伝達シ
ャフト58,58が下降することにより、図3の矢印方
向に付勢されたクランプ54によるハウジングのクラン
プが解除され、ステップS17において、マンドレル8
8,88がパンチ66,66内部を前進し、図3に示さ
れる位置で待機する。
【0054】なお、クランプ伝達シャフト58,58の
上昇及び下降、すなわち、ハウジングのクランプ及びそ
の解除は、クランプ作動シリンダ84により行われ、圧
入パンチ66,66の前進及び後退は、パンチ作動シリ
ンダ68,70により行われ、マンドレル88,88の
前進及び後退は、マンドレル作動シリンダ90,92に
より行われる。また、パンチ66,66の前進端及び後
退端は、前進端オートスイッチ72,74及び後退端オ
ートスイッチ76,78により検知される一方、マンド
レル88,88の前進は、マンドレル前進確認センサ9
4,96により確認される。さらに、ハウジング受け5
2にハウジングがセットされているかどうかについて
は、ハウジング両端をハウジング確認センサ80,82
により確認されるとともに、ハウジングがクランプされ
ているかどうかについては、クランプ閉オートスイッチ
86により確認される。また、ハウジングに圧入するた
めに軸受が定位置にあるかどうかについては、メタルセ
ット確認センサ98,100により確認され、メタルシ
ュート24,26に軸受があるかどうかについては、シ
ュート部メタル有確認センサ102,104により確認
される。さらに、ハウジングは内径寸法が安定しないた
め、軸受のハウジングへの圧入力をロードセルにより管
理しており、圧入代が一定に保たれているかどうかが検
知される。
【0055】ステップS15においてパンチ66,66
及びマンドレル88,88が後退した後、ピックアンド
プレース部12では、ステップS18において、圧入チ
ャック180が下降し、ハウジングをクランプする。次
のステップS19において、圧入チャック180が上昇
し、仕上部8の上方まで前進し、さらに下降して仕上部
8でハウジングのクランプを解除する。クランプ解除
後、ステップS20において、圧入チャック180は上
昇し、圧入部8の上方まで後退する。
【0056】仕上部8に移送されたハウジングは、ステ
ップS21において、ハウジングホルダ120によりク
ランプされる。ステップS22において、モータ130
駆動により回転する内面仕上げ工具126が前進し、ハ
ウジングの両端に圧入された二つの軸受の内面仕上げ加
工を行う。仕上げ加工完了後、ステップS23におい
て、内面仕上げ工具126はモータ130とともに後退
し、ステップS24において、ハウジングホルダ120
によるハウジングのクランプが解除される。
【0057】なお、モータ130及び内面仕上げ工具1
26の前進及び後退は、スライダ132を介してスライ
ダ作動シリンダ140により行われ、スライダ132の
前進端及び後退端は、スライダ前進端オートスイッチ1
42及びスライダ後退端オートスイッチ144により検
知される。また、スライダ前進端オートスイッチ142
のON信号及びスライダ後退端オートスイッチ144の
ON信号は制御部16に入力され、制御部16はこの信
号の入力により仕上げ完了と判断している。ハウジング
ホルダ120によるハウジングのクランプは、クランプ
作動シリンダ146により行われるとともに、クランプ
確認オートスイッチ148により確認される。さらに、
ハウジングがハウジングホルダ120にクランプされた
かどうかについては、ハウジングの両端をハウジング確
認センサ150,152で確認することにより行われ
る。また、モータ130は連続回転しており、仕上げ代
が大きすぎるとモータ130の回転数が低下するが、こ
の回転低下を回転計222により検出することで、異常
を検知するとともに、警報を発する。
【0058】ステップS25において、制御部16は仕
上げ完了信号をカウントし、カウント数が所定数N(例
えば5回)に達すると、ステップS26において、内面
仕上げ工具126のクリーニングがクリーニング部10
で行われる。すなわち、図11の工具クリーニング装置
が上下作動シリンダ168により下降せしめられ、二つ
の圧力ロール160,160間に張架されたロールクロ
ス154を回転している内面仕上げ工具126に押圧す
ることにより内面仕上げ工具126に付着した油、微小
切削粉等を除去する。また、クリーニング1回につき、
内面仕上げ工具126の直径に相当する長さだけロール
クロス154は送り出される。
【0059】なお、工具クリーニング装置の上昇端及び
下降端は、上昇端確認オートスイッチ170及び下降端
確認オートスイッチ172により検知される。また、圧
力ロール160,160とテンションロール162,1
62との間に張架されたロールクロス154のテンショ
ンはテンション検出センサ174,176に検出されて
おり、送りロール156に巻回されたロールクロス15
4が全て送り出され、ロールクロス154のテンション
が所定値以下に低下すると、テンション検出センサ17
4,176がこれを検出し、制御部16を介して警報部
から警報を発する。巻取ロール158に巻き取られたロ
ールクロス154は油、切削粉等により汚れているの
で、巻取ロール158のロールクロス154を除去する
とともに、送りロール156に新しいロールクロス15
4を巻回し、テンションロール162、圧力ロール16
0,160、テンションロール162、巻取ロール15
8の順でロールクロス154を張架することにより、次
回以降のクリーニングが可能となる。
【0060】一方、ステップS25においてカウント数
が所定数Nに満たない場合、あるいは、ステップS26
のクリーニング完了後は、ステップS27において、ピ
ックアンドプレース部12の仕上げチャック182が下
降し、仕上げ完了後のハウジングをクランプする。ステ
ップS28において、ハウジングをクランプした仕上げ
チャック182は上昇し、排出部14の上方まで前進
し、さらに下降して排出部14でハウジングのクランプ
を解除する。クランプ解除後の仕上げチャック182
は、ステップS29において、上昇し、さらに仕上部8
の上方まで後退する。
【0061】また、排出部14に移送されたハウジング
は、その両端に圧入された二つの軸受の有無を対応する
メタル確認センサ224,226により確認され、完成
した軸受構造体として、ベルトコンベヤ228(図1)
あるいはシュートにより軸受構造体収容容器まで搬送さ
れる。
【0062】なお、上記フローチャートにおいて、ステ
ップS1〜S3の処理は装置始動時のみ行われるのに対
し、ステップS4以降の処理は個々のハウジングに対し
て繰り返し行われる。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、複数のハ
ウジングと複数の軸受をハウジングフィーダと軸受フィ
ーダにそれぞれ収容し、ハウジングフィーダより各ハウ
ジングを圧入部に移送するとともに軸受フィーダより軸
受を二つの軸受通路を介して圧入部に移送することによ
り各ハウジングの軸方向両側に二つの軸受を配置し、圧
入部において二つの軸受をハウジングの両端に同時に圧
入し、圧入後、ハウジングを仕上部に移送して圧入され
た上記軸受を内面仕上げ工具により仕上げ加工するよう
にしたので、従来に比べ量産性が50〜100%向上し
た。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、圧
入部において圧入力が加えられる軸受端面の反対面を付
勢することにより圧入時の軸受の倒れを防止するように
したので、軸受をハウジングの両端に容易かつ確実に圧
入することができる。
【0065】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
仕上部においてハウジングを弾性的に保持するようにし
たので、内面仕上げ工具とハウジングの心合わせを容易
に確実に行うことができる。
【0066】また、請求項4に記載の発明によれば、仕
上部において所定数のハウジングを仕上げ加工した後、
内面仕上げ工具をクリーニングするようにしたので、内
面仕上げ工具に付着した油、微小切削粉等が次回の内面
仕上げにおいてハウジング内に混入することがない。
【0067】また、請求項5に記載の発明によれば、内
面仕上げ工具の回転数を検出し、回転数が所定値より低
下した場合にハウジングの仕上げ代過大と判断し、警報
を発するようにしたので、無理な加工による内面仕上げ
工具の折損あるいは軸受内面の細孔の目潰し等を防止で
きる。
【0068】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
複数のハウジングと複数の軸受を供給する供給部と、供
給部より供給された各ハウジングの両端に二つの軸受を
同時に圧入する圧入部と、圧入部で圧入された二つの軸
受を内面仕上げ工具により仕上げ加工する仕上部と、仕
上部で仕上げ加工された二つの軸受を有するハウジング
を排出する排出部とを自動組立加工機に設けたので、従
来の組立加工機に比べ、量産性が50〜100%向上し
た。
【0069】また、請求項7に記載の発明によれば、供
給部にあるハウジングの圧入部への移送と、圧入部にあ
るハウジングの仕上部への移送と、仕上部にあるハウジ
ングの排出部への移送とを同時に行う移載部を設けたの
で、ハウジングの移送時間を短縮することができる。
【0070】また、請求項8に記載の発明によれば、圧
入部に軸受倒れ防止機構を設け、ハウジングに圧入され
る軸受の倒れを防止するようにしたので、軸受をハウジ
ングの両端に容易かつ確実に圧入することができる。
【0071】また、請求項9に記載の発明によれば、圧
入部に傾斜面を有するハウジング固定クランプを設け、
傾斜面に上下方向の力を加えることによりハウジング固
定クランプを水平方向に移動せしめてハウジングをクラ
ンプするようにしたので、比較的狭いスペースを有効利
用することができる。
【0072】また、請求項10に記載の発明によれば、
仕上部にフレキシブル機構を設け、フレキシブル機構に
よりハウジングを弾性的に保持するようにしたので、内
面仕上げ工具とハウジングとの心合わせを容易且つ確実
に行うことができる。
【0073】また、請求項11に記載の発明によれば、
仕上部において所定数のハウジングを仕上げ加工した
後、内面仕上げ工具をクリーニングする工具クリーニン
グ装置を設けたので、内面仕上げ工具に付着した油、微
小切削粉等が次回の内面仕上げにおいてハウジング内に
混入することがない。
【0074】また、請求項12に記載の発明によれば、
工具クリーニング装置に、少なくとも送りロールと巻取
ロールとを取り付け、工具クリーニング装置を内面仕上
げ工具に対し移動させることにより送りロールと巻取ロ
ールに張架されたロールクロスを内面仕上げ工具に押圧
してクリーニングするようにしたので、ロールクロスの
自動送り及び手動取り替えが容易である。
【0075】また、請求項13に記載の発明によれば、
内面仕上げ工具の回転数を検出するとともに、回転数が
所定値より低下した場合にハウジングの仕上げ代過大と
判断し、警報を発するようにしたので、無理な加工によ
る内面仕上げ工具の折損あるいは軸受内面の細孔の目潰
し等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動組立加工機の概略斜視図
である。
【図2】 図1の自動組立加工機に設けられた供給部と
エスケープ部のブロック図である。
【図3】 図1の自動組立加工機の圧入部に設けられた
ハウジングクランプ機構及びメタル倒れ防止機構の斜視
図である。
【図4】 図3に示されるハウジングクランプ機構によ
りハウジングをクランプした状態を示す斜視図である。
【図5】 図3に示されるメタル倒れ防止機構の付勢力
に抗して軸受が圧入される状態を示す斜視図である。
【図6】 圧入部のブロック図である。
【図7】 図1の自動組立加工機に設けられた仕上部の
部分正面図である。
【図8】 図7の仕上部の側面図である。
【図9】 仕上部に設けられたフレキシブル機構の部分
切欠斜視図である。
【図10】 仕上部とクリーニング部のブロック図であ
る。
【図11】 クリーニング部の要部斜視図である。
【図12】 クリーニング部のクリーニング状態を示す
斜視図である。
【図13】 ピックアンドプレース部のブロック図であ
る。
【図14】 警報部と排出部のブロック図である。
【図15】 始動時における処理、及び、エスケープ部
とピックアンドプレース部における処理を示すフローチ
ャートである。
【図16】 圧入部とピックアンドプレース部における
処理を示すフローチャートである。
【図17】 仕上部とピックアンドプレース部における
処理を示すフローチャートである。
【図18】 図1の自動組立加工機で組み立て及び加工
される円筒状ハウジングを有する軸受構造体の断面図で
ある。
【図19】 図1の自動組立加工機で組み立て及び加工
されるツバ付きハウジングを有する軸受構造体の断面図
である。
【符号の説明】
2 供給部 4 エスケープ部 6 圧入部 8 仕上部 10 クリーニング部 12 ピックアンドプレース部 14 排出部 16 制御部 18 ハウジングパーツフィーダ 20 ハウジング直進フィーダ 22 メタルパーツフィーダ 24,26 メタルシュート 46 ハウジングクランプ機構 48 メタル倒れ防止機構 122 フレキシブル機構 126 内面仕上げ工具 154 ロールクロス 156 送りロール 158 巻取ロール

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの両端に圧入された二つの軸
    受を有する軸受構造体の自動組立加工方法であって、 複数のハウジングと複数の軸受をハウジングフィーダと
    軸受フィーダにそれぞれ収容し、上記ハウジングフィー
    ダより各ハウジングを圧入部に移送するとともに上記軸
    受フィーダより上記軸受を二つの軸受通路を介して上記
    圧入部に移送することにより各ハウジングの軸方向両側
    に二つの軸受を配置し、上記圧入部において上記二つの
    軸受を上記ハウジングの両端に同時に圧入し、圧入後、
    上記ハウジングを仕上部に移送して圧入された上記軸受
    を内面仕上げ工具により仕上げ加工するようにしたこと
    を特徴とする軸受構造体の自動組立加工方法。
  2. 【請求項2】 上記圧入部において圧入力が加えられる
    軸受端面の反対面を付勢することにより圧入時の上記軸
    受の倒れを防止するようにした請求項1に記載の軸受構
    造体の自動組立加工方法。
  3. 【請求項3】 上記仕上部において上記ハウジングを弾
    性的に保持することにより上記内面仕上げ工具と上記ハ
    ウジングの心合わせをした請求項1に記載の軸受構造体
    の自動組立加工方法。
  4. 【請求項4】 上記仕上部において所定数のハウジング
    を仕上げ加工した後、上記内面仕上げ工具をクリーニン
    グするようにした請求項1に記載の軸受構造体の自動組
    立加工方法。
  5. 【請求項5】 上記内面仕上げ工具の回転数を検出し、
    該回転数が所定値より低下した場合に上記ハウジングの
    仕上げ代過大と判断し、警報を発するようにした請求項
    1に記載の軸受構造体の自動組立加工方法。
  6. 【請求項6】 ハウジングの両端に圧入された二つの軸
    受を有する軸受構造体の自動組立加工機であって、 複数のハウジングと複数の軸受を供給する供給部と、該
    供給部より供給された各ハウジングの両端に二つの軸受
    を同時に圧入する圧入部と、該圧入部で圧入された上記
    二つの軸受を内面仕上げ工具により仕上げ加工する仕上
    部と、該仕上部で仕上げ加工された上記二つの軸受を有
    する上記ハウジングを排出する排出部とを備えたことを
    特徴とする軸受構造体の自動組立加工機。
  7. 【請求項7】 上記供給部にあるハウジングの上記圧入
    部への移送と、上記圧入部にあるハウジングの上記仕上
    部への移送と、上記仕上部にあるハウジングの上記排出
    部への移送とを同時に行う移載部をさらに備えた請求項
    6に記載の軸受構造体の自動組立加工機。
  8. 【請求項8】 上記圧入部に軸受倒れ防止機構を設け、
    上記ハウジングに圧入される上記軸受の倒れを防止する
    ようにした請求項6に記載の軸受構造体の自動組立加工
    機。
  9. 【請求項9】 上記圧入部に傾斜面を有するハウジング
    固定クランプを設け、上記傾斜面に上下方向の力を加え
    ることにより上記ハウジング固定クランプを水平方向に
    移動せしめて上記ハウジングをクランプするようにした
    請求項6に記載の軸受構造体の自動組立加工機。
  10. 【請求項10】 上記仕上部にフレキシブル機構を設
    け、該フレキシブル機構により上記ハウジングを弾性的
    に保持することにより上記内面仕上げ工具と上記ハウジ
    ングとの心合わせをした請求項6に記載の軸受構造体の
    自動組立加工機。
  11. 【請求項11】 上記仕上部において所定数のハウジン
    グを仕上げ加工した後、上記内面仕上げ工具をクリーニ
    ングする工具クリーニング装置をさらに備えた請求項6
    に記載の軸受構造体の自動組立加工機。
  12. 【請求項12】 上記工具クリーニング装置は、少なく
    とも送りロールと巻取ロールとを備え、上記工具クリー
    ニング装置を上記内面仕上げ工具に対し移動させること
    により上記送りロールと巻取ロールに張架されたロール
    クロスを上記内面仕上げ工具に押圧してクリーニングす
    るようにした請求項11に記載の軸受構造体の自動組立
    加工機。
  13. 【請求項13】 上記内面仕上げ工具の回転数を検出す
    るとともに、該回転数が所定値より低下した場合に上記
    ハウジングの仕上げ代過大と判断し、警報を発する警報
    部をさらに備えた請求項6に記載の軸受構造体の自動組
    立加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100966145B1 (ko) 2008-02-13 2010-06-29 주식회사 삼아엠티 원웨이 클러치 베어링 자동 조립장비
CN106346253A (zh) * 2016-11-30 2017-01-25 中山盈亮健康科技有限公司 一种自动轴承装配机以及轴承安装方法
CN110539159A (zh) * 2019-08-22 2019-12-06 深圳市阿尓法智慧科技有限公司 轴承工件自动装置机
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