JPH1035960A - 製袋充填機のフィルムロール保持装置 - Google Patents
製袋充填機のフィルムロール保持装置Info
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Abstract
化を行うとともに、セット位置調節の誤操作を防止する
こと。 【解決手段】 フィルムロールRを装填する保持装置20
は、外周部の軸線P方向に長溝孔23を貫設した中空支持
管22と、この支持管の軸線上に回転可能左右ねじを螺設
した中空ねじ軸32と、この左右ねじに螺着される一対の
クランプ部材と、中空ねじ軸に取付けられて両クランプ
部材を対向移動するロール保持用ハンドル33とからなる
フィルム装填機構と、支持部材M1,M2 に回転可能に取付
けて中空支持管の一端をスライド可能に、かつ共回り可
能に支承するスライド受けメタル50と、中空ねじ軸の軸
線と同心に支承した調節ねじ杆52と、そのねじ部54に螺
合される調節プレート58と押えプレート59を連結部材60
により支持部材側に連結する調節連結部材57と、調節ね
じ杆のセット位置調節ハンドル55を操作して中空支持管
を軸線方向へ移動調節するフィルム位置調節機構51とよ
り構成する。
Description
ィルム供給源に配設されてフィルムロールを装填保持す
る保持装置に関する。
ルムロールを装填保持する保持装置としては、例えば特
公平6−49540号公報、実公昭56−24162号
公報のものがある。この両公報に開示された保持装置
は、中空支持体の一端を支持部材側に片持ち状に止着
し、この中空支持体の軸線上に左右ねじを螺設したねじ
杆を回転可能に支承し、この左右ねじには移動体を螺合
してねじ杆に取付けたハンドルを回転操作することで中
空支持体に外嵌したフィルムロールをそのセット位置が
常に定位置にセットされる構成が開示されている。
示すように支持部材Mに対し、例えば保持装置1a、1
bの端部が支持されて平行に配設され、それぞれにフィ
ルムロールR1,R2 、例えば先送りフィルムロールR1
に対し、予備フィルムロールR2 が装填されて、フィル
ムロールR1 から引き出されたフィルムを筒状に成形す
る製袋器側に向けられて移送され、このフィルムロール
R1 から引き出されたフィルムが使いつくされること
で、フィルムロールR2 側に切換えてフィルムを移送す
るように設けられている。
置1の中空支持体に対し、フィルムセット中心が常に一
定位置にセットされるものであるが、これらフィルムロ
ールR1,R2 等は、その製造過程で発生する巻きむら
や、使用されるまでの保管状態等によって必ずしも巻き
状態が均一になっていない。このため、これら巻き状態
の均一でない例えばフィルムロールR1,R2 から引き出
されたフィルムが一方向へ蛇行して製袋器の製袋中心か
らズレてしまうような場合、または、紙管に対し巻き付
けフィルムの中心位置ずれの場合には、保持装置1a,
1bから離れた位置に設けられている位置調節ハンドル
2を回転操作することにより中空支持体の片持ち支持側
に設けられた位置調節機構(図示せず)を介して両保持
装置1a,1bの中空支持体をフィルム引き出し方向と
直交する方向に変位させ、製袋器に向けて移送されるフ
ィルムがその製袋中心に一致するよう保持装置1a,1
bに装填保持されたフィルムロールR1,R2 のセット位
置を正規位置からずらすことで対応するように構成され
ている。
ィルムロールR1,R2 を位置調節する位置調節機構の調
節ハンドル2は保持装置1a,1bから離れた位置に設
けられていたので、調節ハンドル2の回転軸から保持装
置1a,1bに連繋した位置調節機構の回転伝達機構が
必要となる等、構成部品が多数になり、また、調節ハン
ドル12が離れた位置に設けられているので、誤操作の
要因ともなっていた。本発明は、上記従来の問題点を解
決するためになされたもので、位置調節機構の簡素化を
行うことができ、フィルムロールのセット位置調節の誤
操作を防止することができる包装機におけるフィルムロ
ールの保持装置を提供することを目的とするものであ
る。
を解決するため、第1の発明は、フィルムロールを着脱
可能に装填する中空支持管の外周部の軸線方向に長溝孔
が貫設され、この中空支持管の軸線上には外周部に左右
ねじを螺設した中空ねじ軸を回転可能に支承するととも
に、中空ねじ軸の左右ねじには前記長溝孔に案内されて
フィルムロールの紙管の開口端部に係合して装填保持す
る一対のクランプ部材を接離可能にフィルム装填機構を
備え、また、中空ねじ軸の内部の軸線上には中空支持管
と中空ねじ軸に対し回転可能に支承された軸部と、同軸
部より中空支持管の側方へ延出するねじ部を有する調節
ねじ杆を設けるとともに、このねじ部を調節連結部を介
して前記支持部材に連繋し、同調節ねじ杆を回動して中
空支持管を軸線方向に移動調節するフィルム位置調節機
構を設け、フィルム装填機構のロール保持用ハンドルと
フィルム位置調節機構のセット位置調節ハンドルを、中
空ねじ軸と調節ねじ杆に設ける構成としたことであり、
第2の発明は、前記支持部材側に複数のフィルムロール
支持手段を設ける構成としたことであり、第3の発明
は、前記フィルム位置調節機構のセット位置調節ハンド
ルはフィルム装填機構のロール保持用ハンドルより小径
に設定する構成としたことであり、第4の発明は、前記
調節ねじ杆を支持部材側に連繋する調節連結部の調節プ
レートは調節ねじ杆のねじ部に螺合して支持部材に立設
したスタッドピンにスタッドボルトを介して位置固定す
るとともに、ねじ部に螺合された押えプレートと調節プ
レートの間にはコイルスプリングを弾着し、この押えプ
レートの端部は前記スタッドボルトに遊嵌してねじ部と
の螺合部に付勢力を付与する構成とした製袋充填機のフ
ィルムロール保持装置である。したがって、フィルム装
填機構のロール保持用ハンドルとフィルム位置調節機構
のセット位置調節ハンドルを軸線上に設ける構成とした
ものであるから、同一位置においてフィルムロールの装
填操作は勿論のこと、フィルム蛇行に対するセット位置
調節を目視により、正確かつ確実に実施することがで
き、とくに、従来のフィルム蛇行に対するセット位置調
節を離れた位置で行う誤操作を解消することができて製
袋品質を向上することができ、また、遠隔操作の付帯部
材を削減して極めて簡単な構成でセット位置調節を行う
ことができる。また、ロール保持用ハンドルはセット位
置調節ハンドルより大きく設ける構成としたので、この
ロール保持用ハンドルを手動操作する際に、誤ってセッ
ト位置調節ハンドルに触れてフィルムセット位置のずれ
ることを防止できる。また、複数のフィルム装填装置を
設けて、フィルム装填装置に装填されるフィルムロール
毎に異なる蛇行方向を有するとしても、各フィルム装填
装置にフィルムロールを装填したもとで、個々のフィル
ム装填装置のフィルム位置調節機構のセット位置調節ハ
ンドルを独立して回動操作することで、フィルムの移送
中心を製袋中心に一致することができ、製袋器に向けて
正常に移送することができる。また、調節ねじ杆を調節
連結部材を介して支持部材側に連結することで、フィル
ムロールを調節セット位置に容易に、かつ確実にセット
することができる。
がって説明すると、図1はフィルムロールRを装填保持
するフィルムロール保持装置20の断面図、図2は図1
の外観図,図3はフィルムロール保持装置20を片持ち
状に支持する取付基部A側の拡大断面図、図4はフィル
ムロール保持装置20の開放端に位置するフィルムロー
ル着脱部B側の拡大図を示すもので、フィルムロールR
は図1の右側の着脱部Bより装填するように構成され、
この保持装置20は機枠M側に片持ち状に回転可能に取
付けられてフィルムロールRを外嵌状に装填する中空支
持管22と、この中空支持管22と同心状に設けられて
フィルムロールRをフィルムの移送中心C(製袋器に挿
通されるフィルムの製袋中心と一致する)に装填保持す
るフィルム装填機構31と装填保持したフィルムロール
Rをフィルムの引出し方向と直交する方向に位置調節す
るフィルム位置調節機構51とより構成されている。こ
のフィルムロール保持装置20に装填されたフィルムロ
ールRより引出されたフィルムは製袋器を経て筒状に成
形される。なお、この実施例では図示はしないが2つの
フィルムロール保持装置20が並設されている。
紙管内径より小径で所定の長さを有するパイプ部材から
なり、同中空支持管22の外周部の90度間隔の位置に
は図1および図2に示すようにフィルムの移送中心Cに
対し左右振り分けに同軸線Pに沿って所定幅の長溝孔2
3が貫設されている。このように形成された中空支持管
22の左右に嵌合固定された軸受部材24,25を介し
てフィルム装填機構31が設けられている。
4,25間に回転可能に支承される中空ねじ軸32と、
同中空ねじ軸32の着脱部Bの端部に取付けられるロー
ル保持用ハンドル33と、この保持用ハンドル33の回
転操作により、中空ねじ軸32に沿って螺進退される一
対のクランプ部材としてのストップクランプ部材34と
アジャストクランプ部材37とより構成されている。
取付基部A側に嵌合固定される軸受部材24の内径部2
6は大径部と小径部とが段差状に形成されて大径部には
ベアリング27aが嵌着固定されている。また、これと
対応する着脱部B側に嵌合固定される軸受け部材25に
は軸受部材24の大径部と同一径の内径部が形成されて
ベアリング27aが嵌着固定され、このベアリング27
a,27a間には所定の径を有するパイプ状で外周部に
はフィルムの移送中心Cを振分けに右ねじ部32aおよ
び左ねじ部32bを螺設した中空ねじ軸32が中空支持
管22と同心に回転可能に支承され、この右ねじ部32
aにはストップクランプ部材34が、また、左ねじ部3
2bにはアジャストクランプ部材37が螺合されてい
る。
示すように中空ねじ軸32の右ねじ部32aに螺合され
る移動部材35と、この移動部材35に取付けられる複
数の固定爪(本例では長溝孔23と対応して4個の場合
を例示した)36とからなり、この移動部材35は中空
支持管22の内径部に遊嵌状に嵌込まれる所定の厚さを
有する円台形状に形成されて中心部には右ねじ部32a
と螺合する雌ねじ部が螺設されている。また、この移動
部材35の外周部の90度間隔位置には軸線P方向に固
定爪36を嵌込む凹部が形成されている。この固定爪3
6は長溝孔23に挿通可能で、アジャストクランプ部材
37に指向して軸線P方向に傾斜するガイド面36a
と、このガイド面36aの基部に立上がり状に係止凸部
36bとが一体に形成されて、図示のように移動部材3
5の凹部に止着することで固定爪36はフィルムロール
Rの紙管(図示せず)の開口端内径部に喰込み支持する
ように設けられている。
4に示すように左ねじ部32bに螺合されるアジャスト
部材38と、このアジャスト部材38にスライド可能に
設けられるスライド部材42とからなり、このアジャス
ト部材38は所定の径および長さでねじ軸32に遊嵌状
に外嵌する筒状部39と円錐状の作動面40aおよびフ
ランジ部40bを有する円錐台部40とが一体形成さ
れ、この円錐台部40の中心には左ねじ部32bと螺合
する雌ねじ部が螺設されている。また、筒状部39の端
部には着脱可能にストッパーリング41が取付けられ、
このストッパーリング41と円錐台部40との間の筒状
部39にはスライド部材42がスライド可能に外嵌され
ている。
イド可能に外嵌されるボス部43とフランジ部44とか
らなり、このフランジ部44は中空支持管22の内径部
に遊嵌状の所定の径に形成され、このフランジ部44の
外周部には嵌込み溝44aが凹設されて、同溝44aに
は中空支持管22の内径部との間で摩擦を発生して荷重
出しするためのパッキン部材45が嵌込まれている。ま
た、フランジ部44の円錐台部40との対向面の90度
間隔位置には二股状の支持部46が形成され、各支持部
46にはピン47を介してアジャストレバー48が枢着
されている。このアジャストレバー48は支持部46に
枢着される取付部48aと、この取付部48aより図示
長溝孔23に向けて所定の角度でアーム片48bが設け
られるとともに、このアーム片48bの端部にはフィル
ムロールRの紙管の開口端内径部に喰込み状に係合する
係止凸部48cが形成されて、同アジャストレバー48
は長溝孔23に挿通可能に形成され、この各アジャスト
レバー48のアーム片48bの外側傾斜面間に包囲的に
弾性を有するOリング49が弾着されてアジャストレバ
ー48の摺接部48dがアジャスト部材38の円錐台部
40の作動面40aと摺接することでそのくさび作用に
より開縮可能に設けられている。また、中空ねじ軸32
の着脱部B側の端部には中空支持管22の外径と同径の
ロール保持用ハンドル33が着脱可能に取付けられてい
る。
た中空支持管22の取付基部A側、すなわち、片持ち支
持側は支持部材M1,M2 間にベアリング27cを介して
回転可能に取付けられたフィルム位置調節機構51を構
成するスライド受けメタル50に軸線P方向へスライド
可能に、かつ同スライド受けメタル50と一体に回転可
能に嵌合支持され、この中空支持管22と支持部材M1
間には、中空支持管22を軸線P方向へ移動調節してフ
ィルム装填機構31により保持したフィルムロールRの
セット位置を調節するフィルム位置調節機構51が設け
られている。なお、この支持部材M1,M2 間は連結部材
(図示せず)により間隔保持されている。
示すように上記して支持部材M1,M2 間に回転可能に取
付けられたスライド受けメタル50と、フィルム装填機
構31の中空ねじ軸32に同心に挿通支持される調節ね
じ杆52と、この調節ねじ杆52の取付基部A側に設け
られた支持部材M1 側と連結される調節連結部57と調
節ねじ杆52の端部に取付けられるセット位置調節ハン
ドル55とより構成されている。この調節ねじ杆52は
中空支持管22の軸受部材24の小径部に嵌合されたベ
アリング27bとロール保持用ハンドル33の中心部に
嵌合されたベアリング27b間に回転可能に支持される
軸部53と、この軸部53の取付基部A側は軸受部材2
4より所定の長さ延出されるねじ部54が形成され、軸
部53の着脱部B側の端部にはロール保持用ハンドル3
3より小径で把持操作可能なセット位置調節ハンドル5
5が着脱可能に取付けられている。また、軸受部材24
側のベアリング27bの外輪側は軸受部材24に対し止
め輪56aにより位置固定され、また、内輪側は軸部5
3の端部に止め輪56bにより位置固定されている。こ
のように回転可能に支承された調節ねじ杆52のねじ部
54と支持部材M1との間には調節連結部57が設けら
れている。
押えプレート59と、この両プレート58,59の上下
を支持連結する連結部材60と、両プレート58,59
間に弾着される所定のばね圧を有するコイルスプリング
63とから構成されている。なお、この調節連結部57
を取付けるため支持部材M1 側には軸線Pを中心として
対称に位置に雌ねじ部mが螺設されている。この調節プ
レート58と押えプレート59とは同形状の短冊形状に
形成され、調節プレート58および押えプレート59の
中心部には調節ねじ杆52のねじ部54と螺合する雌ね
じ58a,59aが螺設され、また、この両プレート5
8,59の両端には支持部材M1 に螺設した雌ねじ部m
と対応して後述するスタッドボルト62と遊嵌する孔5
8b,59bが貫設されている。
れるもので、この連結部材60は支持部材M1 に螺設し
た雌ねじ部mに螺着されるねじ部を有するスタッドピン
61と、このスタッドピン61に螺合されるスタッドボ
ルト62とより構成され、このスタッドピン61のねじ
部と反対側には、雌ねじ部61aが形成されている。こ
のように形成されたスタッドピン61は支持部材M1 に
螺着されるとともに、調節ねじ杆52のねじ部54には
調節プレート58と押えプレート59が雌ねじ部58
a,59aを介してコイルスプリング63を外嵌状に弾
着して螺着され、両プレート58,59の端部の孔58
b,59bにはスタッドボルト62が挿通されて、同ボ
ルト62はスタッドピン61のねじ部61aに螺合さ
れ、また、調節プレート58はスタッドボルト62に螺
着された固定ナット64によりスタッドピン61に固定
されている。この状態で押えプレート59はコイルスプ
リング63によりスタッドボルト62の頭部側へ付勢さ
れ、この付勢力により、中空支持管22およびロール保
持用ハンドル33の回転に対し、調節ねじ杆52はセッ
ト位置に保持されている。なお、スライド受けメタル5
0に駆動ギヤ65が取付けられ、図示しないギヤ系列を
経て駆動モータに連繋することで中空支持管22を回転
駆動するよう構成されている。なお、フィルムの引出し
経路に別途設けられた繰出しローラによりフィルムが挾
持されて移送されるよう構成されている場合等において
は、同スライド受けメタル50にはフィルムに所定の張
力を与えるためのブレーキ装置が設けられるようになっ
ている。
ィルムロールRを装填する際には、先ず、ロール保持用
ハンドル49を操作してストップクランプ部材34およ
びアジャストクランプ部材37を後退する。この場合、
アジャストクランプ部材37はそのアジャスト部材37
が後退されると、スライド部材42はフランジ部44の
外周部に取付けたパッキン部材45と中空支持管22間
の摩擦抵抗によりその位置に停止され、このため円錐台
部40により開拡保持されて係止凸部48cを長溝孔2
3より突出したアジャストレバー48はOリング49の
復元力により係止凸部48cは長溝孔23の内へ没入さ
れる。そして、さらに、アジャスト部材38が後退され
ると、筒状部39に取付けたストッパーリング41がス
ライド部材42のボス部43に当接され、スライド部材
42はアジャストレバー48を閉じ状に保持した状態で
一体に所定位置に後退され、着脱部B側よりフィルムロ
ールRを装填可能にロール装填準備を完了する。
持管22に外挿した後、中空ねじ軸32の端部に取付け
たロール保持用ハンドル33を手動操作して中空ねじ軸
32を所定方向へ回転し、ストップクランプ部材34と
アジャストクランプ部材37を近接方向へ移動させる。
このストップクランプ部材34の移動は固定爪36の係
止凸部36bを中空支持管22の外周部より突出した状
態で移動され、また、アジャストクランプ部材37の移
動初期においては、アジャスト部材38の筒状部39に
外嵌したスライド部材42はそのフランジ部44の外周
部に取付けたパッキン部材45と中空支持管22間との
摩擦により停止した状態にあり、また、アジャストレバ
ー48はOリング49により閉じ状態にあって係止凸部
48は長溝孔23内に没入されており、アジャスト部材
38のみがフィルムの移送中心C側に螺進される。
8dがアジャスト部材38に形成した円錐台部40の作
動面40aに摺接移動されて開拡され、係止凸部48c
は中空支持管22の外周部から突出されていき、同摺接
部48dがアジャスト部材38のフランジ部40bに当
接されると開拡が停止される。そして、さらに、中空ね
じ軸32を回転すると、スライド部材42はアジャスト
部材38の螺進にともないパッキン部材45と中空支持
管22の摩擦抵抗に抗して一体に移動される。そして、
ストップクランプ部材34とアジャストクランプ部材3
7が対向移動されて、その固定爪36およびアジャスト
レバー48のガイド面36aとアーム片48bが、フィ
ルムロールRの紙管の開口端内径部に挿入されていき、
ガイド面36aとアーム片48bの傾斜によるくさび作
用により紙管の開口端内径部に喰込み状となってフィル
ムロールRは中空支持管22に装填保持される。
ィルムロールRより引出されたフィルムを製袋器に挿通
して移送した場合に、フィルムロールRの巻き状態が不
均一である時等においてフィルム移送中心Cに対し、フ
ィルムが左右いずれか一方向に蛇行し、製袋器に挿通さ
れるフィルムの製袋中心がずれてしまいフィルムが良好
に筒状成形されない場合や、紙管と巻き付けフィルムと
の中央位置にずれが生じているフィルムロールRの場
合、このフィルム蛇行に応じてフィルム位置調節機構5
1のセット位置調節ハンドル55を手動操作することで
中空支持管22をフィルムロールRと一体にその軸線P
方向へ調節移動することで製袋器に挿通するフィルムの
製袋中心のずれを修正する。
ト位置調節ハンドル55を手動操作により図示矢印方向
(時計方向)へ回転すると、フィルム装填機構31の中
空ねじ軸32と同心に回転可能に支承された調節ねじ杆
52も一体に回転される。
ル50に軸線P方向にスライド可能に、かつ共回り可能
に組み付けたものであるから、このセット位置調節ハン
ドル55の回転により調節ねじ杆52のねじ部54が調
節プレート58の雌ねじ58にねじ込まれることで中空
支持管22はフィルムロールRと一体に軸線Pに沿って
図示左方向へ移動される。この時、調節ねじ杆52のね
じ部54は支持部材M1 に立設されたスタッドピン61
のねじ部61aに螺合されたスタッドボルト62の固定
ナット64で固定された調節プレート58の雌ねじ58
aに螺合され、また、このねじ部54にはコイルスプリ
ング63が外嵌されるとともに、押えプレート59が雌
ねじ59aを介して螺合され、この押えプレート59の
端部の孔59bにはスタッドボルト62が遊嵌状に挿通
され、この状態で押えプレート59がコイルスプリング
63の付勢力でねじ部54と雌ねじ59aとの間に摩擦
を生じて調節ねじ杆52は調節位置にロック状に位置保
持される。
ドル55を手動により破線矢印(反時計方向)へ回動操
作することで、中空支持管22はフィルム位置調節51
の調節ねじ杆52および調節連結部材57を介してスラ
イド受けメタル50に沿って図示右方向へ移動される。
ル保持用ハンドル33とフィルム位置調節機構51のセ
ット位置調節ハンドル55を軸線P上に設ける構成とし
たものであるから、フィルムロールRの装填操作は勿論
のこと、フィルム蛇行に対するセット位置調節を目視に
より、正確かつ確実に実施することができ、とくに、従
来のフィルム蛇行に対するセット位置調節を離れた位置
で行う誤操作を解消することができて製袋品質を向上す
ることができ、また、遠隔操作の付帯部材を削減して極
めて簡単な構成でセット位置調節を行うことができる。
また、ロール保持用ハンドル33はセット位置調節ハン
ドル55より大きく設ける構成としたので、このロール
保持用ハンドル33を手動操作する際に、誤ってセット
位置調節ハンドル55に触れてフィルムセット位置のず
れることを防止することができる。
ム保持装置20に装填されるフィルムロールR毎に異な
る蛇行方向を有するとしても、各フィルム保持装置20
にフィルムロールRを装填したもとで、個々のフィルム
保持装置20のフィルム位置調節機構51のセット位置
調節ハンドル55を回動操作することで、製袋器に挿通
されるフィルム移送中心を一致することができ、良好な
包装を実施することができる。なお、上記実施例で例示
したフィルムロールのフィルム装填機構31はこれに限
定されるものではなく、各種形態のクランプ部材を採用
することができる。また、ロール保持用ハンドル33は
セット位置調節ハンドル55より大径に形成して例示し
たが、この両ハンドル33,55は同形であってもよ
い。
面図である。
図である。
ット位置調節の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 フィルムロールを着脱可能に装填する中
空支持管の外周部の軸線方向に長溝孔が貫設され、この
中空支持管の軸線上には外周部に左右ねじを螺設した中
空ねじ軸を回転可能に支承するとともに、中空ねじ軸の
左右ねじには前記長溝孔に案内されてフィルムロールの
紙管の開口端部に係合して装填保持する一対のクランプ
部材を接離可能にフィルム装填機構を備え、 また、中空ねじ軸の内部の軸線上には中空支持管と中空
ねじ軸に対し回転可能に支承された軸部と、同軸部より
中空支持管の側方へ延出するねじ部を有する調節ねじ杆
を設けるとともに、このねじ部を調節連結部を介して前
記支持部材に連繋し、同調節ねじ杆を回動して中空支持
管を軸線方向に移動調節するフィルム位置調節機構を設
け、フィルム装填機構のロール保持用ハンドルとフィル
ム位置調節機構のセット位置調節ハンドルを、中空ねじ
軸と調節ねじ杆に設ける構成とした製袋充填機のフィル
ムロール保持装置。 - 【請求項2】 前記支持部材側に複数のフィルムロール
支持手段を設ける構成とした請求項1の製袋充填機のフ
ィルムロール保持装置。 - 【請求項3】 前記フィルム位置調節機構のセット位置
調節ハンドルはフィルム装填機構のロール保持用ハンド
ルより小径に設定する構成とした請求項1または請求項
2の製袋充填機のフィルムロール保持装置。 - 【請求項4】 前記調節ねじ杆を支持部材側に連繋する
調節連結部の調節プレートは調節ねじ杆のねじ部に螺合
して支持部材に立設したスタッドピンにスタッドボルト
を介して位置固定するとともに、ねじ部に螺合された押
えプレートと調節プレートの間にはコイルスプリングを
弾着し、この押えプレートの端部は前記スタッドボルト
に遊嵌してねじ部との螺合部に付勢力を付与する構成と
した請求項2または請求項3の製袋充填機のフィルムロ
ール保持装置。
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---|---|---|---|
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JP8187111A JP3037618B2 (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 製袋充填機のフィルムロール保持装置 |
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JPH1035960A true JPH1035960A (ja) | 1998-02-10 |
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ID=16200303
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JP8187111A Expired - Fee Related JP3037618B2 (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 製袋充填機のフィルムロール保持装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1996
- 1996-07-17 JP JP8187111A patent/JP3037618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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