JPH1034737A - 無菌ボトルおよびその製造方法 - Google Patents
無菌ボトルおよびその製造方法Info
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- JPH1034737A JPH1034737A JP19667196A JP19667196A JPH1034737A JP H1034737 A JPH1034737 A JP H1034737A JP 19667196 A JP19667196 A JP 19667196A JP 19667196 A JP19667196 A JP 19667196A JP H1034737 A JPH1034737 A JP H1034737A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/023—Neck construction
- B65D1/0238—Integral frangible closures
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Packages (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部が清浄な無菌ボトルを得ること。
【解決手段】 ボトル３０ａはフランジ部１１と、フラ
ンジ部１１の上部に設けられたねじ部１２と、フランジ
部１１の下部に設けられたボトル本体３１とを備えてい
る。ねじ部１２の上部には、ねじ部１２から上方へ延び
上端が開口した延長部１４が設けられている。ポトル本
体３１内を清浄化した後、延長部１４に対してその後無
菌状態でヒートシールが施され、このようにして内部が
無菌状態に保たれ密閉された無菌ボトル３０ｂが得られ
る。
ンジ部１１の上部に設けられたねじ部１２と、フランジ
部１１の下部に設けられたボトル本体３１とを備えてい
る。ねじ部１２の上部には、ねじ部１２から上方へ延び
上端が開口した延長部１４が設けられている。ポトル本
体３１内を清浄化した後、延長部１４に対してその後無
菌状態でヒートシールが施され、このようにして内部が
無菌状態に保たれ密閉された無菌ボトル３０ｂが得られ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はブロー成形により作
製された無菌ボトルおよびその製造方法に関する。
製された無菌ボトルおよびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ブロー成形ボトルを作製する際、
まず射出成形によりパリソンを製作する。次にこのパリ
ソンを加熱し、ブロー成形金型内に挿着した後、内部に
ガスを供給するブロー成形によりブロー成形ボトルを作
製している。
まず射出成形によりパリソンを製作する。次にこのパリ
ソンを加熱し、ブロー成形金型内に挿着した後、内部に
ガスを供給するブロー成形によりブロー成形ボトルを作
製している。
【０００３】あるいは、射出成形によりパリソンを作製
し、パリソンが冷却固化する前に、パリソンをブロー金
型内に挿着して内部にガスを供給するブロー成形により
ブロー成形容器を作製している。
し、パリソンが冷却固化する前に、パリソンをブロー金
型内に挿着して内部にガスを供給するブロー成形により
ブロー成形容器を作製している。
【０００４】この場合、パリソンはフランジ部と、フラ
ンジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部の下部
に設けられたパリソン本体とを有し、ブロー成形金型内
ではフランジ部とねじ部とが固着される。そしてガス供
給によって、ブロー成形金型内のパリソンのパリソン本
体が膨張してブロー成形ボトルが作製される。
ンジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部の下部
に設けられたパリソン本体とを有し、ブロー成形金型内
ではフランジ部とねじ部とが固着される。そしてガス供
給によって、ブロー成形金型内のパリソンのパリソン本
体が膨張してブロー成形ボトルが作製される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般にブロー成形によ
り作製されたブロー成形ボトルは、出荷された後、所定
場所に保管され、その後ブロー成形ボトル内に充てん装
置により内容物が充てんされる。ところでボトル内に内
容物を充てんする前に、ボルト内を充分に洗浄する必要
があるが、この洗浄作業は煩雑であり、また洗浄作業が
不十分な場合はボトル内に汚れが残ることがある。
り作製されたブロー成形ボトルは、出荷された後、所定
場所に保管され、その後ブロー成形ボトル内に充てん装
置により内容物が充てんされる。ところでボトル内に内
容物を充てんする前に、ボルト内を充分に洗浄する必要
があるが、この洗浄作業は煩雑であり、また洗浄作業が
不十分な場合はボトル内に汚れが残ることがある。
【０００６】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、充てん前に内部を洗浄する必要のない無菌
ボトルおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
ものであり、充てん前に内部を洗浄する必要のない無菌
ボトルおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
内部が密閉されるとともに無菌状態に保たれた無菌ボト
ルである。
内部が密閉されるとともに無菌状態に保たれた無菌ボト
ルである。
【０００８】請求項２記載の発明は、フランジ部と、こ
のフランジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部
の下部に設けられたボトル本体とを備え、ねじ部上部を
密閉して密閉部を形成するとともに、内部が無菌状態に
保たれた無菌ボトルである。請求項３記載の発明は、フ
ランジ部と、このフランジ部の上部に設けられたねじ部
と、フランジ部の下部に設けられたボトル本体とを備
え、ねじ部の上方に、ねじ部から延びるとともに上端が
開口した延長部を設けたことを特徴とするボトルであ
る。
のフランジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部
の下部に設けられたボトル本体とを備え、ねじ部上部を
密閉して密閉部を形成するとともに、内部が無菌状態に
保たれた無菌ボトルである。請求項３記載の発明は、フ
ランジ部と、このフランジ部の上部に設けられたねじ部
と、フランジ部の下部に設けられたボトル本体とを備
え、ねじ部の上方に、ねじ部から延びるとともに上端が
開口した延長部を設けたことを特徴とするボトルであ
る。
【０００９】請求項４記載の発明は、フランジ部と、こ
のフランジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部
の下部に設けられたパリソン本体とを有し、ねじ部の上
方にねじ部から延びるとともに上端が開口した延長部を
設けたパリソンを、射出成形により成形する工程と、こ
のパリソンを用いて請求項３記載のボトルをブロー成形
する工程と、このボトルの延長部をヒートシールして密
閉部を形成する工程と、を備えたことを特徴とする無菌
ボトルの製造方法である。
のフランジ部の上部に設けられたねじ部と、フランジ部
の下部に設けられたパリソン本体とを有し、ねじ部の上
方にねじ部から延びるとともに上端が開口した延長部を
設けたパリソンを、射出成形により成形する工程と、こ
のパリソンを用いて請求項３記載のボトルをブロー成形
する工程と、このボトルの延長部をヒートシールして密
閉部を形成する工程と、を備えたことを特徴とする無菌
ボトルの製造方法である。
【００１０】請求項５記載の発明は、ボトルをブロー成
形した後、ボトル内に殺菌剤を投入し内部を殺菌する工
程を更に備えたことを特徴とする請求項４記載の無菌ボ
トルの製造方法である。
形した後、ボトル内に殺菌剤を投入し内部を殺菌する工
程を更に備えたことを特徴とする請求項４記載の無菌ボ
トルの製造方法である。
【００１１】本発明によれば、ボトル内部を無菌状態に
保ちながら上端が開口した延長部を密閉することによ
り、密閉部を有し内部が無菌に保たれた無菌ボトルを得
ることができる。無菌ボトルの密閉部はその後切断され
て開封され、開封ボトル内に内容物が充てんされる。
保ちながら上端が開口した延長部を密閉することによ
り、密閉部を有し内部が無菌に保たれた無菌ボトルを得
ることができる。無菌ボトルの密閉部はその後切断され
て開封され、開封ボトル内に内容物が充てんされる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【００１３】図１乃至図８は本発明による無菌ボトルお
よびその製造方法の実施の形態を示す図である。まず図
２（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）により、本発明による無菌
ボトルについて説明する。図２のうち、とりわけ図２
（ｂ）に示すように、無菌ボトル３０ｂはフランジ部１
１と、このフランジ部１１の上部に設けられた円筒状ね
じ部１２と、フランジ部１１の下部に設けられた円筒状
ボトル本体３１とを備え、ねじ部１２の上方に無菌ボト
ル３０ｂ内部を密閉する平板状密閉部１５が設けられて
いる。また無菌ボトル３０ｂの内部は無菌状態に保たれ
ている。
よびその製造方法の実施の形態を示す図である。まず図
２（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）により、本発明による無菌
ボトルについて説明する。図２のうち、とりわけ図２
（ｂ）に示すように、無菌ボトル３０ｂはフランジ部１
１と、このフランジ部１１の上部に設けられた円筒状ね
じ部１２と、フランジ部１１の下部に設けられた円筒状
ボトル本体３１とを備え、ねじ部１２の上方に無菌ボト
ル３０ｂ内部を密閉する平板状密閉部１５が設けられて
いる。また無菌ボトル３０ｂの内部は無菌状態に保たれ
ている。
【００１４】上述した無菌ボトル３０ｂは、後述するパ
リソン１０を用いて二軸延伸ブロー成形することにより
得られるものであり、その材料としては飽和ジカルボン
酸と飽和二価アルコールとからなるポリエステル樹脂が
好ましく用いられる。このうち飽和ジカルボン酸として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ン−１，４−又は２，６−ジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−４，４′−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボ
ン酸類、ジフェノキシエタンジエタンジカルボン酸類等
の芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、ア
ゼライン酸、デカン−１，１０−ジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環
族ジカルボン酸等を使用することができる。
リソン１０を用いて二軸延伸ブロー成形することにより
得られるものであり、その材料としては飽和ジカルボン
酸と飽和二価アルコールとからなるポリエステル樹脂が
好ましく用いられる。このうち飽和ジカルボン酸として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ン−１，４−又は２，６−ジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−４，４′−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボ
ン酸類、ジフェノキシエタンジエタンジカルボン酸類等
の芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、ア
ゼライン酸、デカン−１，１０−ジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環
族ジカルボン酸等を使用することができる。
【００１５】また飽和二価アルコールとしては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサン
ジメタノール等の脂環族グリコール、２，２−ビス
（４′−β−ヒドロキシエトキシフェニル）プロパン、
その他の芳香族ジオール類等を使用することができる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサン
ジメタノール等の脂環族グリコール、２，２−ビス
（４′−β−ヒドロキシエトキシフェニル）プロパン、
その他の芳香族ジオール類等を使用することができる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
【００１６】次に無菌ボトル３０ｂの製造方法につい
て、図１および図２により説明する。まず図１（ａ）に
示すように、樹脂１ａを収納したホッパ１と、ホッパ１
に連結された射出成形機２と、射出成形機２に連結され
た射出成形金型３とによってパリソン用射出成形装置が
構成されている。図１（ａ）において、ホッパ１内の樹
脂１ａが射出成形機２により加熱溶融および加圧され、
その後樹脂１ａは射出成形金型３内に射出される。この
ような高温射出成形によって射出成形金型３内でパリソ
ン１０が得られる（図１（ｂ）参照）。
て、図１および図２により説明する。まず図１（ａ）に
示すように、樹脂１ａを収納したホッパ１と、ホッパ１
に連結された射出成形機２と、射出成形機２に連結され
た射出成形金型３とによってパリソン用射出成形装置が
構成されている。図１（ａ）において、ホッパ１内の樹
脂１ａが射出成形機２により加熱溶融および加圧され、
その後樹脂１ａは射出成形金型３内に射出される。この
ような高温射出成形によって射出成形金型３内でパリソ
ン１０が得られる（図１（ｂ）参照）。
【００１７】図１（ｂ）に示すように、このパリソン１
０はフランジ部１１と、このフランジ部１１の上部に設
けられた円筒状ねじ部１２と、フランジ部１１の下部に
設けられた円筒状パリソン本体１３とを有し、ねじ部１
２の上方に、ねじ部１２から延びるとともに上端１４ａ
が開口した円筒状延長部１４が設けられている。
０はフランジ部１１と、このフランジ部１１の上部に設
けられた円筒状ねじ部１２と、フランジ部１１の下部に
設けられた円筒状パリソン本体１３とを有し、ねじ部１
２の上方に、ねじ部１２から延びるとともに上端１４ａ
が開口した円筒状延長部１４が設けられている。
【００１８】図２（ａ）に示すように、パリソン１０
は、次にブロー成形工場の無菌室内に設けられたブロー
成形機に送られ、ヒータ等で加熱された後、ブロー成形
金型２１内に挿着される。その後、パリソン１０内にノ
ズル２２から無菌ガス（例えば無菌エアまたは無菌窒素
ガス）が供給される。このようなブロー成形によって、
パリソン１０からボトル３０ａが得られる。
は、次にブロー成形工場の無菌室内に設けられたブロー
成形機に送られ、ヒータ等で加熱された後、ブロー成形
金型２１内に挿着される。その後、パリソン１０内にノ
ズル２２から無菌ガス（例えば無菌エアまたは無菌窒素
ガス）が供給される。このようなブロー成形によって、
パリソン１０からボトル３０ａが得られる。
【００１９】次にボトル３０ａはブロー成形工場の無菌
室内において、その内部に殺菌剤が投入され、ボトル３
０ａ内が無菌に保たれる。ボトル３０ａはその後、直ち
にブロー成形工場の無菌室内に設置されたヒートシーラ
４に送られ、ヒートシーラ４においてその延長部１４が
ヒートシールされて内部が密閉される（図２（ｂ）参
照）。このヒートシールによりボトル３０ａの延長部１
４に密閉部１５が形成されて、無菌ボトル３０ｂが得ら
れる。
室内において、その内部に殺菌剤が投入され、ボトル３
０ａ内が無菌に保たれる。ボトル３０ａはその後、直ち
にブロー成形工場の無菌室内に設置されたヒートシーラ
４に送られ、ヒートシーラ４においてその延長部１４が
ヒートシールされて内部が密閉される（図２（ｂ）参
照）。このヒートシールによりボトル３０ａの延長部１
４に密閉部１５が形成されて、無菌ボトル３０ｂが得ら
れる。
【００２０】ヒートシーラ４においては、延長部１４の
うち上端１４ａを除いた部分に対してヒートシールが施
され、この上端１４ａはヒートシール後切断されて廃棄
される。このようにして得られた無菌ボトル３０ｂはフ
ランジ部１１と、フランジ部１１の上部に設けられたね
じ部１２と、フランジ部１１の下部に設けられたボトル
本体３１と、ねじ部１２の上部に設けられた密閉部１５
とからなっている。
うち上端１４ａを除いた部分に対してヒートシールが施
され、この上端１４ａはヒートシール後切断されて廃棄
される。このようにして得られた無菌ボトル３０ｂはフ
ランジ部１１と、フランジ部１１の上部に設けられたね
じ部１２と、フランジ部１１の下部に設けられたボトル
本体３１と、ねじ部１２の上部に設けられた密閉部１５
とからなっている。
【００２１】次に無菌ボトル３０ｂは、所定場所に保管
された後、充てん工場まで搬送される。その後、無菌ボ
トル３０ｂは、充てん工場内の無菌室内に送られ、無菌
室内に設けられたレーザガン２０により密閉部１５が切
断される（図２（ｃ）参照）。このようにして、密閉部
１５が切断された開封ボトル３０ｃが得られる。開封ボ
トル３０ｃのフランジ部１１およびねじ部１２を図３
（ａ）（ｂ）に拡大して示す。
された後、充てん工場まで搬送される。その後、無菌ボ
トル３０ｂは、充てん工場内の無菌室内に送られ、無菌
室内に設けられたレーザガン２０により密閉部１５が切
断される（図２（ｃ）参照）。このようにして、密閉部
１５が切断された開封ボトル３０ｃが得られる。開封ボ
トル３０ｃのフランジ部１１およびねじ部１２を図３
（ａ）（ｂ）に拡大して示す。
【００２２】次に開封ボトル３０ｃは、充てん工場の無
菌室内に設けられた充てん装置２５まで送られ、充てん
装置２５から開封ボトル３０ｃ内に内容物が充てんされ
る（図２（ｄ））。
菌室内に設けられた充てん装置２５まで送られ、充てん
装置２５から開封ボトル３０ｃ内に内容物が充てんされ
る（図２（ｄ））。
【００２３】図２（ａ）（ｂ）に示すように、ブロー成
形金型２１およびヒートシーラ４は、いずれもブロー成
形工場の無菌室内に配置されている。このため、無菌ボ
トル３０ｂの内部の無菌状態を確実に保つことができ
る。また図２（ｃ）（ｄ）に示すように、レーザガン２
０および充てん装置２５は、いずれも充てん工場の無菌
室に配置されているので、開封ボトル３０ｃ内に無菌状
態で充てん装置２５により内容物を充てんすることがで
きる。
形金型２１およびヒートシーラ４は、いずれもブロー成
形工場の無菌室内に配置されている。このため、無菌ボ
トル３０ｂの内部の無菌状態を確実に保つことができ
る。また図２（ｃ）（ｄ）に示すように、レーザガン２
０および充てん装置２５は、いずれも充てん工場の無菌
室に配置されているので、開封ボトル３０ｃ内に無菌状
態で充てん装置２５により内容物を充てんすることがで
きる。
【００２４】次に上端が開口した延長部１４を有するボ
トル３０ａの変形例について図６乃至図８により説明す
る。ボトル３０ａの延長部１４は、上述のようにヒート
シールされて平板状密閉部１５を形成する部分である。
従ってヒートシールされ易いように、延長部１４を薄肉
円筒状に形成するとともに、延長部１４内面に縦方向に
延びる４本の溝１６を設けてもよい（図４（ａ）（ｂ）
参照）。ここで図４（ａ）は延長部１４を示す平面図で
あり、図４（ｂ）はその側面図である。ヒートシーラ４
によって延長部１４をヒートシールする場合、延長部１
４はこの溝１６から折れ曲がってヒートシールされる。
トル３０ａの変形例について図６乃至図８により説明す
る。ボトル３０ａの延長部１４は、上述のようにヒート
シールされて平板状密閉部１５を形成する部分である。
従ってヒートシールされ易いように、延長部１４を薄肉
円筒状に形成するとともに、延長部１４内面に縦方向に
延びる４本の溝１６を設けてもよい（図４（ａ）（ｂ）
参照）。ここで図４（ａ）は延長部１４を示す平面図で
あり、図４（ｂ）はその側面図である。ヒートシーラ４
によって延長部１４をヒートシールする場合、延長部１
４はこの溝１６から折れ曲がってヒートシールされる。
【００２５】また図５（ａ）（ｂ）に示すように、延長
部１４の外面１７ａを円筒状とし、内面１７ｂを多角筒
状、例えば８角筒状とし、延長部１４の内面１７ｂに薄
肉の角１７ｃを設けてもよい。ここで図５（ａ）は延長
部１４を示す平面図であり、図５（ｂ）はその側面図で
ある。ヒートシーラ４によって延長部１４をヒートシー
ルする場合、延長部１４はこの角１７ｃから折れ曲がっ
てヒートシールされる。さらにまた、図６（ａ）（ｂ）
に示すように、延長部１４の外面１９ａを円筒状とし、
内面１９ｂを薄肉端部１９ｃを有する凸レンズ状に形成
してもよい。ここで図６（ａ）は延長部１４を示す平面
図であり、図６（ｂ）はその側面図である。ヒートシー
ラ４によって延長部１４をヒートシールする場合、延長
部１４は薄肉端部１９ｃから折れ曲がってヒートシール
される。
部１４の外面１７ａを円筒状とし、内面１７ｂを多角筒
状、例えば８角筒状とし、延長部１４の内面１７ｂに薄
肉の角１７ｃを設けてもよい。ここで図５（ａ）は延長
部１４を示す平面図であり、図５（ｂ）はその側面図で
ある。ヒートシーラ４によって延長部１４をヒートシー
ルする場合、延長部１４はこの角１７ｃから折れ曲がっ
てヒートシールされる。さらにまた、図６（ａ）（ｂ）
に示すように、延長部１４の外面１９ａを円筒状とし、
内面１９ｂを薄肉端部１９ｃを有する凸レンズ状に形成
してもよい。ここで図６（ａ）は延長部１４を示す平面
図であり、図６（ｂ）はその側面図である。ヒートシー
ラ４によって延長部１４をヒートシールする場合、延長
部１４は薄肉端部１９ｃから折れ曲がってヒートシール
される。
【００２６】なお、延長部１４を有するボトル３０ａに
ついて、インサート成形法または射出成形法を用いて延
長部１４とそれ以外の部分とを異なる材料で構成しても
よい。すなわちボトル３０ａの延長部１４はヒートシー
ルにより密閉部１５を形成する部分であるのに対し、他
の部分、例えばボトル本体３１はブロー成形される部分
なので、延長部１４のみヒートシールされ易い材料で作
製するとともに、他の部分をブロー成形用の材料で作製
してもよい。
ついて、インサート成形法または射出成形法を用いて延
長部１４とそれ以外の部分とを異なる材料で構成しても
よい。すなわちボトル３０ａの延長部１４はヒートシー
ルにより密閉部１５を形成する部分であるのに対し、他
の部分、例えばボトル本体３１はブロー成形される部分
なので、延長部１４のみヒートシールされ易い材料で作
製するとともに、他の部分をブロー成形用の材料で作製
してもよい。
【００２７】例えば図７に示すように、ボトル３０ａの
延長部１４を易接着性樹脂により成形するとともに、ボ
トル３０ａの他の部分をＰＥＴ等の食品に使用可能な熱
可塑性樹脂により成形してもよい。また図８に示すよう
に、ボトル３０ａの延長部１４を易接着性および易切断
性を有しかつ易切断性形状のインサート成形体３５によ
り形成し、ボトル３０ａの他の部分をＰＥＴ等の食品に
使用可能な熱可塑性樹脂により成形してもよい。
延長部１４を易接着性樹脂により成形するとともに、ボ
トル３０ａの他の部分をＰＥＴ等の食品に使用可能な熱
可塑性樹脂により成形してもよい。また図８に示すよう
に、ボトル３０ａの延長部１４を易接着性および易切断
性を有しかつ易切断性形状のインサート成形体３５によ
り形成し、ボトル３０ａの他の部分をＰＥＴ等の食品に
使用可能な熱可塑性樹脂により成形してもよい。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、密
閉部を有し内部が無菌に保たれた密閉型の無菌ボトルを
得ることができる。密閉部はその後切断されて開封さ
れ、開封ボトル内に充てん装置により内容物が充てんさ
れる。このようにして、内部を清浄な状態に保ちなが
ら、開封ボトル内に内容物を充てんすることができる。
閉部を有し内部が無菌に保たれた密閉型の無菌ボトルを
得ることができる。密閉部はその後切断されて開封さ
れ、開封ボトル内に充てん装置により内容物が充てんさ
れる。このようにして、内部を清浄な状態に保ちなが
ら、開封ボトル内に内容物を充てんすることができる。
【図１】パリソンを製造する工程を示す図。
【図２】無菌ボトルの製造工程および開封ボトルの充て
ん工程を示す図。
ん工程を示す図。
【図３】開封ボトルの上方部分を示す図。
【図４】ボトルの延長部の変形例を示す図。
【図５】ボトルの延長部の変形例を示す図。
【図６】ボトルの延長部の変形例を示す図。
【図７】延長部を有するボトルの具体例を示す図。
【図８】延長部を有するボトルの具体例を示す図。
１ ホッパ １ａ 樹脂 ２ 射出成形機 ３ 射出成形金型 ４ ヒートシーラ １０ パリソン １１ フランジ部 １２ ねじ部 １４ 延長部 １５ 密閉部 ２０ レーザガン ２１ ブロー成形金型 ２５ 充てん装置 ３０ａ ボトル ３０ｂ 無菌ボトル ３０ｃ 開封ボトル ３１ ボトル本体
Claims (5)
- 【請求項１】内部が密閉されるとともに無菌状態に保た
れた無菌ボトル。 - 【請求項２】フランジ部と、 このフランジ部の上部に設けられたねじ部と、 フランジ部の下部に設けられたボトル本体とを備え、 ねじ部上部を密閉して密閉部を形成するとともに、内部
が無菌状態に保たれた無菌ボトル。 - 【請求項３】フランジ部と、 このフランジ部の上部に設けられたねじ部と、 フランジ部の下部に設けられたボトル本体とを備え、 ねじ部の上方に、ねじ部から延びるとともに上端が開口
した延長部を設けたことを特徴とするボトル。 - 【請求項４】フランジ部と、このフランジ部の上部に設
けられたねじ部と、フランジ部の下部に設けられたパリ
ソン本体とを有し、ねじ部の上方にねじ部から延びると
ともに上端が開口した延長部を設けたパリソンを、射出
成形により成形する工程と、 このパリソンを用いて請求項３記載のボトルをブロー成
形する工程と、 このボトルの延長部をヒートシールして密閉部を形成す
る工程と、を備えたことを特徴とする無菌ボトルの製造
方法。 - 【請求項５】ボトルをブロー成形した後、ボトル内に殺
菌剤を投入し内部を殺菌する工程を更に備えたことを特
徴とする請求項４記載の無菌ボトルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19667196A JPH1034737A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 無菌ボトルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19667196A JPH1034737A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 無菌ボトルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034737A true JPH1034737A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16361664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19667196A Pending JPH1034737A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 無菌ボトルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034737A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016515962A (ja) * | 2013-04-09 | 2016-06-02 | ディスクマ アーゲーＤｉｓｃｍａ Ａｇ | プリフォームから容器を成形するための装置において成形された、容器のネックのための延長デバイス |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19667196A patent/JPH1034737A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016515962A (ja) * | 2013-04-09 | 2016-06-02 | ディスクマ アーゲーＤｉｓｃｍａ Ａｇ | プリフォームから容器を成形するための装置において成形された、容器のネックのための延長デバイス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041130 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041203 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050325 |