JPH103432A - データ記録再生方式 - Google Patents

データ記録再生方式

Info

Publication number
JPH103432A
JPH103432A JP8157816A JP15781696A JPH103432A JP H103432 A JPH103432 A JP H103432A JP 8157816 A JP8157816 A JP 8157816A JP 15781696 A JP15781696 A JP 15781696A JP H103432 A JPH103432 A JP H103432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
encryption
password
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8157816A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sato
靖士 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8157816A priority Critical patent/JPH103432A/ja
Publication of JPH103432A publication Critical patent/JPH103432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在運用している記録装置や媒体自体に改
造、増設、置換等の処置を行わずとも、データの機密性
を向上できるデータ記録再生方式を提供する。 【解決手段】 記録媒体に対してデータの記録、再生を
行う記録装置20が接続されるコンピュータシステム1
0に適用される。記録装置20による記録媒体へのデー
タの記録、再生に際して、記録装置20自体に対応する
パスワードとコンピュータシステム10自体の識別情報
とを組み合わせて用いて、データの暗号化、復号化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種記録装置が接
続されるコンピュータシステムに適用されるデータ記録
再生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ記録再生方式にお
いては、記録されたデータが第三者によって不正な閲覧
がされることを防止するためにデータの暗号化が用いら
れることが多い。
【0003】従来のデータ記録再生方式は、例えば、特
開平6−274880号公報に記載されている。この公
報に記載されたデータ記録再生方式は、情報記録媒体上
に暗号化のための特別な領域を設定し、暗号化手段をそ
こに記録する方式である。情報記録媒体上には、書換え
可能なデータ記録領域と読出し専用のデータ記憶領域と
を設定する。そして、データ記録領域に書き込むデータ
の暗号化を行う読出し専用の記憶領域に格納された暗号
化プログラムと、同じく読み出し専用の記憶領域に格納
された暗号化されたデータの解読を行う復号化プログラ
ムとを含んでいる。
【0004】このデータ記録再生方式において、情報記
録媒体へ情報を記録する際には、まず、媒体上の読み出
し専用の記憶領域に記録された暗号化プログラムを読み
込み、暗号化のための暗号キーを使用してデータを暗号
化し、媒体上に記録する。一方、情報記録媒体からのデ
ータの参照の際には、媒体上の読み出し専用の記憶領域
に記録された復号化プログラムを読み込み、上記暗号キ
ーを使用して、媒体上のデータを再生する。
【0005】従来のデータ記録再生方式の他の一例が、
特開平4−98552号公報に記載されている。この公
報に記載されたデータ記録再生方式は、外部記録装置と
データをアクセスするファイリング装置との間に、暗号
化手段および復号化手段が着脱可能となる回路を設置し
ている。そして、着脱可能な暗号化および復号化手段
を、データをアクセスするファイリング装置と別の所に
保管することで、不正なデー夕のアクセスを防止する方
式である。このシステムにおいては、データを作成また
は閲覧するデータ処理手段と、作成されたディジタルデ
ータを記憶する外部記録装置と、記憶するデータを暗号
化する取り外し可能な暗号化手段と、暗号化されたデー
タを復元する取り外し可能な復号化手段とを含んでい
る。データの記録の際には、暗号化手段を用いて暗号化
し、外部記録装置に記録する。一方、データの参照の際
には、復号化手段によって外部記録装置に記録されてい
るデータを復元し、参照する。また、暗号化手段または
復号化手段の少くとも一方を取り外すことにより、デー
タへのアクセスを制限している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した例をも含め、
従来のデータ記録再生方式においては、暗号化のための
専用の媒体または回路を必要とするため、使用する記録
装置が限定されたり、特殊な暗号化装置を装備したハー
ドウェアを用いる必要がある。
【0007】また、媒体上の書き込み不可の領域に、暗
号化プログラムが組み込まれている場合には、この暗号
化プログラムに問題があると、媒体の再利用が不可能と
なるため、全ての媒体を置き換えなければならなくな
る。
【0008】さらに、記録媒体上の特定のデータの内容
が判明している場合には、媒体上の暗号化プログラムを
解析することにより、暗号化されたデータと予め判明し
ているデータとを照合することで、パスワードが類推さ
れる虞がある。
【0009】本発明の課題は、現在運用している記録装
置や媒体自体に改造、増設、置換等の処置を行わずと
も、データの機密性を向上できるデータ記録再生方式を
提供することである。
【0010】本発明の他の課題は、データを暗号化して
保存する際に、特定の種類の記録装置、媒体に限定せ
ず、あらゆる記録装置を使用することを可能にしたデー
タ記録再生方式を提供することである。
【0011】本発明のさらに他の課題は、記録媒体上
に、データの暗号化手段となるプログラムやアクセス制
限のためのキーワード等を設けることや、暗号作成用の
パスワードをコンピュータシステム上のファイル等に保
存することが必要がなく、暗号化の解析が困難なデータ
記録再生方式を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、各種記
録媒体に対してデータの記録、再生を行う各種記録装置
が接続されるコンピュータシステムに適用され、記録装
置による記録媒体へのデータの記録、再生に際して、記
録装置個々にそれぞれ対応するパスワードとコンピュー
タシステム自体の識別情報とを組み合わせて用いてデー
タの暗号化、復号化を行うことを特徴とするデータ記録
再生方式が得られる。
【0013】本発明によればまた、前記コンピュータシ
ステムは、記録装置の制御を行うと共に、前記パスワー
ドを保存するドライバプログラムと、前記ドライバプロ
グラムに接続され、記録装置個々の前記パスワードを入
力するためのパスワード入力手段と、前記ドライバプロ
グラムに接続され、記録装置による記録媒体へのデータ
の記録、再生に際して、データの暗号化、復号化を行う
暗復号化手段と、前記暗復号化手段に接続され、コンピ
ュータシステム自体の識別情報を獲得する識別情報獲得
手段とを有することを特徴とする前記データ記録再生方
式が得られる。
【0014】本発明によればさらに、前記コンピュータ
システムは、記録装置の制御を行うと共に、前記パスワ
ードを保存するドライバプログラムと、前記ドライバプ
ログラムに接続され、記録装置個々の前記パスワードを
入力するためのパスワード入力手段と、前記ドライバプ
ログラムに接続され、記録装置による記録媒体へのデー
タの記録、再生に際して、データの暗号化、復号化を行
う暗復号化手段と、前記暗復号化手段に接続され、コン
ピュータシステム自体の識別情報を獲得する識別情報獲
得手段とを仮想ドライバプログラムとして有することを
特徴とする前記データ記録再生方式が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態によるデータ記録再生方式を説明する。
【0016】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1によるデータ記録再生方式を実現する構成を示す
ブロック図である。
【0017】図1を参照して、本データ記録再生方式
は、各種記録媒体に対してデータの記録、再生を行う各
種記録装置の一例として記録装置20が接続されるコン
ピュータシステム10に適用される。記録装置20によ
る記録媒体へのデータの記録、再生に際して、記録装置
20に対応するパスワードとコンピュータシステム10
自体の識別情報(コンピュータシステム識別子)とを組
み合わせて用いてデータの暗号化、復号化を行うもので
ある。そして、コンピュータシステム10は、記録装置
20の制御を行うと共に、パスワードを保存するドライ
バプログラム12と、ドライバプログラム12に接続さ
れ、記録装置20(ならびに記録装置20以外の記録装
置)のパスワードを入力するためのパスワード入力手段
14と、ドライバプログラム12に接続され、記録装置
20による記録媒体へのデータの記録、再生に際して、
データの暗号化、復号化を行う暗復号化手段13と、暗
復号化手段13に接続され、コンピュータシステム10
自体のコンピュータシステム識別子を獲得するコンピュ
ータシステム識別子獲得手段15とを有している。暗復
号化手段13は、復号化手段13−1と、暗号化手段1
3−2とを含んでいる。
【0018】ドライバプログラム12以外のシステムの
動作を司るシステムプログラム11は、記録媒体上のデ
ータの記録に、暗号化手段13−2を使用する。暗号化
手段13−2は、記録装置20を制御、管理するドライ
バプログラム12(以下、単にドライバプログラム12
と呼ぶ)から、データを記録する記録装置20に対する
パスワードを獲得し、コンピュータシステム識別子獲得
手段15を使用してコンピュータシステム識別子を獲得
する。暗号化手段13−2はまた、獲得したパスワード
とコンピュータシステム識別子を使用してデータの暗号
化を行う。ドライバプログラム12は、記録装置20
が、コンピュータシステム起動後に一度もデータの参照
(データの記録または再生)をしていない場合か、ある
いは記録装置20またはその記録媒体が交換後に一度も
参照されていない場合には、暗号化手段13−2に渡す
パスワードをパスワード入力手段15を使用して獲得す
る。ドライバプログラム12はまた、記録装置20がコ
ンピュータシステム10の起動後少くとも一回以上参照
されており、記録装置20の参照後に記録装置20の交
換またはその記録媒体の交換が行われておらず、さらに
記録装置20の参照後にコンピュータシステム10が停
止していない場合には、それ以前の参照の際にパスワー
ド入力手段15を使用して獲得したパスワードを暗号化
手段13−2に渡す。暗号化手段13−2は、ドライバ
プログラム12から獲得したパスワードと、コンピュー
タシステム識別子獲得手段15を使用して獲得したコン
ピュータシステム識別子とを使用して、データの暗号化
を行う。ドライバプログラム12はさらに、暗号化手段
13−2によって暗号化したデータを記録媒体に記録装
置20によって記録する。
【0019】他方、システムプログラム11は、記録装
置20上のデータの再生(読み出し)に、復号化手段1
3−1を使用する。復号化手段13−1は、ドライバプ
ログラム12から、記録装置20に対するパスワードを
獲得し、コンピュータシステム識別子獲得手段15を使
用してコンピュータシステム識別子を獲得する。ドライ
バプログラム12は、記録装置20が、コンピュータシ
ステム起動後に一度も参照されていない場合か、あるい
は記録装置20またはその記録媒体が交換後に一度も参
照されていない場合には、復号化手段13−1に渡すパ
スワードを、パスワード入力手段15を使用して獲得す
る。ドライバプログラム12は、記録装置20がコンピ
ュータシステムの起動後に少くとも一回以上参照されて
おり、記録装置20参照後に記録装置20の交換または
その記録媒体の交換が行われておらず、さらに記録装置
20の参照後にコンピュータシステムが停止していない
場合には、それ以前の参照の際にパスワード入力手段1
5を使用して獲得したパスワードを復号化手段13−1
に渡す。復号化手段13−1は、ドライバプログラム1
2を使用し、記録媒体上の暗号化されたデータを獲得す
る。復号化手段13−1は、獲得したパスワードとコン
ピュータシステム識別子とを使用して、ドライバプログ
ラム12から獲得した暗号化されたデータの復号化を行
う。
【0020】[実施の形態2]図2は、本発明の実施の
形態2によるデータ記録再生方式を実現する構成を示す
ブロック図である。
【0021】図2を参照して、本データ記録再生方式
は、実施の形態1と同様に、各種記録媒体に対してデー
タの記録、再生を行う各種記録装置の一例として外部記
憶装置220と、ユーザープログラム230とが接続さ
れるオペレーティングシステム210に適用される。外
部記憶装置220は、固定ディスク装置220aと、テ
ープドライブ220bとを有している。ユーザープログ
ラム230は、固定ディスク装置220aを直接使用す
る第1のプログラム231と、ファイルシステムプログ
ラム211を使用してディスクドライバを使用する第2
のプログラム232と、ファイルシステムプログラム2
11を使用して後述する仮想ディスクドライバを使用す
る第3のプログラム233と、仮想ディスクドライバを
直接使用する第4のプログラム234と、テープドライ
バを直接使用する第5のプログラム234と、仮想テー
プドライバを使用する第6のプログラム236とを含ん
でいる。そして、外部記憶装置220による記録媒体へ
のデータの記録、再生に際して、外部記憶装置220に
対応するパスワードとオペレーティングシステム210
自体の識別情報(コンピュータシステム識別子)とを組
み合わせて用いてデータの暗号化、復号化を行うもので
ある。
【0022】固定ディスク装置220aは、フアイルシ
ステムプログラム211で管理された第1領域220a
−1と、ファイルシステムプログラムで管理されていな
い第2領域220a−2とを含んでいる。
【0023】また、オペレーティングシステム210
は、外部記憶装置220の制御を行うと共に、パスワー
ドを保存するドライバプログラムとして、固定ディスク
装置用の仮想ドライバプログラム60aと、テープドラ
イブ用の仮想ドライバプログラム60bとを有してい
る。仮想ドライバプログラム60a(60b)の構成を
図3に示す。
【0024】図2および図3を参照して、仮想ドライバ
プログラム60a(60b)は、外部記憶装置220
(固定ディスク装置220a、テープドライブ220
b)の制御を行うと共に、パスワードを保存するドライ
バプログラム62a(62b)と、ドライバプログラム
62a(62b)に接続され、外部記憶装置220(な
らびに外部記憶装置220以外の記録装置)のパスワー
ドを入力するためのパスワード入力手段64と、ドライ
バプログラム62a(62b)に接続され、外部記憶装
置220による記録媒体へのデータの記録、再生に際し
て、データの暗号化、復号化を行う暗復号化手段63
と、暗復号化手段63に接続され、オペレーティングシ
ステム210自体のコンピュータシステム識別子を獲得
するコンピュータシステム識別子獲得手段15とを有し
ている。仮想ドライバプログラム60a(60b)は、
使用するドライバプログラム62a(62b)と同一の
外部インターフェースを持っている。暗復号化手段63
は、復号化手段63−1と、暗号化手段63−2とを含
んでいる。
【0025】次に、図2および図3を参照して、本方式
の動作について説明する。
【0026】第3のプログラム233は、固定ディスク
装置220aの第1領域220a−1(参照領域)のデ
ータを参照するために、ファイルシステムプログラム2
11を使用する。ファイルシステムプログラム211
は、ユーザープログラム230からのデータの参照要求
に対応する参照領域を参照するために、固定ディスク装
置用のドライバプログラム62aを呼び出す。仮想ドラ
イバプログラム60aは、データの暗号化および復号化
に必要なパスワードを暗復号化手段63を使用して固定
ディスク装置用のドライバプログラム62aに要求する
(C1)。パスワードの要求を受けたドライバプログラ
ム62aは、固定ディスク装置220aが、オペレーテ
ィングシステム210の起動後に参照されており、パス
ワードが既に獲得済で、なおかつ固定ディスクがパスワ
ード獲得後、オペレーティングシステム210から切り
離されていない場合に、獲得済のパスワードを暗復号化
手段63へ渡す(R1)。固定ディスク装置220a
が、オペレーティングシステム210起動後に一度も参
照されていない場合、あるいは参照された後にオペレー
ティングシステム210から切り離されていた場合に
は、パスワード入力手段64にパスワードを要求する
(C2)。パスワード入力手段64は、第3のプログラ
ム233を使用するユーザーに対してパスワードを要求
し、得られたパスワードを固定ディスク装置用のドライ
バプログラム62aに渡す(R2)。尚、パスワードの
要求方法は、キーボードで入力させる方法や、フレキシ
ブルディスク等に登録して読み出す方法等が例として考
えられるが、これらに限定されるものではない。パスワ
ード入力手段64からパスワードを獲得したドライバプ
ログラム62aは、獲得したパスワードをメモリ上に保
存し、暗復号化手段63へ渡す(R1)。暗復号化手段
63は、コンピュータシステム識別子獲得手段65に、
本オペレーティングシステム210を一意に決定するコ
ンピュータシステム識別子(以後、一部を除いてホスト
コードと呼ぶ)を要求し(C3)、獲得する(R3)。
【0027】第3のプログラム233の参照が、記録
(書き込み参照)であった場合には、仮想ドライバプロ
グラム60aは、ファイルシステムプログラム211か
ら参照領域に記録するデータを受け取り、暗復号化手段
63に渡す。暗復号化手段63は、R1で獲得したパス
ワードと、R3で獲得したホストコードと、参照領域に
記録するデータとを、暗号化手段63−2に渡す。暗号
化手段63−2は、暗復号化手段63が獲得したパスワ
−ドとホストコードとを使用して、記録するデータを暗
号化する。本発明では、暗号化の方法は、パスワードと
ホストコードとの異なる組合せで同一の暗号化が行われ
るパターンが発生しないような方法で、かつその方法が
容易には類推できず、さらにデータが復号化可能な暗号
化であることが必要である。暗復号化手段63は、暗号
化されたデータと、固定ディスクの参照領域にデータを
書き込む命令とを、ドライバプログラム62aに渡す
(DW1)。ドライバプログラム62aは、参照領域に
データを書き込む。
【0028】一方、第3のプログラム233の参照が、
再生(読み出し参照)であった場合には、暗復号化手段
63は、ドライバプログラム62aに参照領域のデータ
を読み出す命令を渡す(DW1)。ドライバプログラム
62aは、DW1をもとに参照領域のデータを読み出
し、暗復号化手段63に渡す(DR1)。暗復号化手段
63は、R1で獲得したパスワードと、R3で獲得した
ホストコードと、復号化するデータとを、復号化手段6
3−1に渡す。復号化手段63−1は、獲得したパスワ
ードとホストコードとを使用してデータを復号化する。
仮想ドライバプログラム60aは、暗復号化手段63に
て復号したデータをファイルシステムプログラム211
に渡す。ファイルシステムプログラム211は、参照領
域から仮想ドライバプログラム60aを使用して再生し
たデータを第3のプログラム233に渡す。
【0029】以上の動作により、第3のプログラム23
3は、固定ディスク装置220a(の固定ディスク)上
の参照領域のデータを参照する。
【0030】上記動作例において、第3のプログラム2
33は、データの暗号化を全く意識することなく、通常
のファイルシステム211上にあるファイルを扱う例え
ば第2のプログラム231と同様の操作によってデータ
を暗号化し、記録することが可能となる。
【0031】また、上記動作例において、パスワードは
オペレーティングシステム210が装置を最初に認識し
た時点、あるいは装置内の媒体を最初に認識した時点で
入力を行うが、これに加えて任意の時点でパスワードの
変更を可能にして運用することも可能である。
【0032】さて、上記動作例では、第3のプログラム
233はファイルシステムプログラム211を使用し
て、固定ディスク装置220a上のデータの参照を行っ
た。しかしながら、本実施の形態では、ファイルシステ
ムプログラムを使用しない装置、あるいはファイルシス
テムを構築できない記録装置(テープドライブ220
b)に対しても、暗号化を行う参照が可能である。以下
にその動作例を示す。
【0033】第6のプログラム236は、テープドライ
ブ220b内のテープ媒体のデータを参照するために、
テープドライブ用の仮想ドライバプログラム60bを使
用する。仮想ドライバプログラム60bは、データの暗
号化および復号化に必要なパスワードを暗復号化手段6
3を使用してテープドライブ用のドライバプログラム6
2bに要求する(C1)。パスワードの要求を受けたド
ライバプログラム62bは、テープドライブ220b
が、オペレーティングシステム210の起動後に参照さ
れており、パスワードが既に獲得済で、なおかつテープ
ドライブ220b内のテープ媒体がパスワード獲得後取
り出されていない場合には、獲得済みのパスワードを暗
復号化手段63へ渡す(R1)。テープドライブ220
bが、オペレーティングシステム210の起動後に一度
も参照されていない場合か、あるいは参照された後にテ
ープ媒体がテープドライブ220bから取り出されてい
た場合には、パスワード入力手段64にパスワードを要
求する(C2)。パスワード入力手段64は、第3のプ
ログラム233を使用するユーザーにパスワードを要求
し、得られたパスワードをドライバプログラム62bに
渡す(R2)。パスワード入力手段64からパスワード
を獲得したドライバプログラム62bは、獲得したパス
ワードをメモリ上に保存し、暗復号化手段63へ渡す
(R1)。暗復号化手段63は、コンピュータシステム
識別子獲得手段65に、オペレーティングシステム21
0を一意に決定するホストコードを要求し(C3)、獲
得する(R3)。
【0034】第6のプログラム236の参照が、記録
(書き込み参照)であった場合には、仮想ドライバプロ
グラム60bは、第6のプログラム236から記録する
データを受け取り、暗復号化手段63に渡す。暗復号化
手段63は、R1で獲得したパスワードと、R3で獲得
したホストコードと、テープ媒体に記録するデータと
を、暗号化手段63−2に渡す。暗号化手段63−2
は、暗復号化手段63が獲得したパスワードとホストコ
ードとを使用して、記録するデータを暗号化する。暗復
号化手段63は、暗号化されたデータと、データをテー
プ媒体に書き込む命令とを、ドライバプログラム62b
に渡す(DW1)。ドライバプログラム62bは、テー
プドライブ220bにデータ(DW1)を書き込む。
【0035】一方、第6のプログラム236の参照が、
再生(読み出し参照)であった場合には、暗復号化手段
63は、ドライバプログラム62bにテープドライブ2
20b内のテープ媒体上のデータを読み出す命令を渡す
(DW1)。ドライバプログラム62bは、DW1をも
とにテープ媒体上のデータを読み出し、暗復号化手段6
3に渡す(DR1)。暗復号化手段63は、R1で獲得
したパスワードと、R3で獲得した干すとコードと、復
号するデータとを、復号化手段63−1にに渡す。復号
化手段63−1は、獲得したパスワードとホストコード
とを使用してデータを復号化する。仮想ドライバプログ
ラム60bは、暗復号化手段63で復号化したデータを
第6のプログラム236に渡す。
【0036】以上の動作により、第6のプログラム23
6はテープドライブ220b内のテープ媒体上のデータ
を参照する。
【0037】上記動作例において、第6のプログラム2
36は、データの暗号化を全く意識することなく、通常
のテープドライブ220b内のテープ媒体上にあるデー
タを扱う例えば第5のプログラム235と同様の操作に
よってデータを暗号化し、記録することが可能である。
【0038】尚、以上説明した実施の形態においては、
記録装置として固定ディスク装置とテープドライブを例
示して本発明によるデータ記録再生方式を説明したが、
この他の光ディスク装置や、カードドライブ装置等、ド
ライバプログラム経由で参照されるあらゆる記録装置に
対して、本発明は適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によるデータ記録再生方式は、各
種記録媒体に対してデータの記録、再生を行う各種記録
装置が接続されるコンピュータシステムに適用され、記
録装置による記録媒体へのデータの記録、再生に際し
て、記録装置個々にそれぞれ対応するパスワードとコン
ピュータシステム自体の識別情報とを組み合わせて用い
てデータの暗号化、復号化を行うため、以下に示す効果
を奏する。
【0040】第1の効果は、情報を記録する装置および
媒体に、特殊な機構あるいは装置を追加することなく、
従来使用していたディスク装置、テープドライブ、カー
ドドライブ、光ディスク装置等のあらゆる記録媒体に対
して、記録するデータの暗号化が可能となり、機密保持
性の高い情報の記録、再生を実現することである。
【0041】第2の効果は、記録装置に記録された情報
には、記録したコンピュータシステムに依存した暗号化
が施されるため、他のコンピュータシステム上ではデー
タを再生することが不可能となることである。したがっ
て、不正に情報記録装置、あるいは媒体が持ち出されて
も、他のコンピュータシステム上にて再生することが不
可能であり、機密保持性の高い、情報の記録再生が実現
できる。
【0042】第3の効果は、記録装置に記録するデー夕
の暗号化を行わない記録と、暗号化を行う記録を共存さ
せることが可能であり、さらに同一記録媒体に対してパ
スワードを複数使用すると、異なる暗号化を行ったデー
タの共存が可能となるため、重要なデータを分割し、異
なるパスワードによってそれぞれを記録することで、一
部のパスワードが破られても全体を参照することは極め
て困難となり、機密保持性の高い情報の記録、再生を実
現できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるデータ記録再生方
式を実現する構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるデータ記録再生方
式を実現する構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す構成における仮想ドライバプログラ
ムの詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 コンピュータシステム 11 システムプログラム 12 ドライバプログラム 13 暗復号化手段 13−1 復号化手段 13−2 暗号化手段 14 パスワード入力手段 15 コンピュータシステム識別子獲得手段 20 記録装置 60a、60b 仮想ドライバプログラム 62a、62b ドライバプログラム 63 暗復号化手段 63−1 復号化手段 63−2 暗号化手段 64 パスワード入力手段 65 コンピュータシステム識別子獲得手段 210 オペレーティングシステム 211 ファイルシステムプログラム 220 外部記憶装置 220a 固定ディスク装置 220b テープドライブ 230 ユーザープログラム 231〜236 第1〜第6のプログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種記録媒体に対してデータの記録、再
    生を行う各種記録装置が接続されるコンピュータシステ
    ムに適用され、記録装置による記録媒体へのデータの記
    録、再生に際して、記録装置個々にそれぞれ対応するパ
    スワードとコンピュータシステム自体の識別情報とを組
    み合わせて用いてデータの暗号化、復号化を行うことを
    特徴とするデータ記録再生方式。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータシステムは、記録装置
    の制御を行うと共に、前記パスワードを保存するドライ
    バプログラムと、前記ドライバプログラムに接続され、
    記録装置個々の前記パスワードを入力するためのパスワ
    ード入力手段と、前記ドライバプログラムに接続され、
    記録装置による記録媒体へのデータの記録、再生に際し
    て、データの暗号化、復号化を行う暗復号化手段と、前
    記暗復号化手段に接続され、コンピュータシステム自体
    の識別情報を獲得する識別情報獲得手段とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生方式。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータシステムは、記録装置
    の制御を行うと共に、前記パスワードを保存するドライ
    バプログラムと、前記ドライバプログラムに接続され、
    記録装置個々の前記パスワードを入力するためのパスワ
    ード入力手段と、前記ドライバプログラムに接続され、
    記録装置による記録媒体へのデータの記録、再生に際し
    て、データの暗号化、復号化を行う暗復号化手段と、前
    記暗復号化手段に接続され、コンピュータシステム自体
    の識別情報を獲得する識別情報獲得手段とを仮想ドライ
    バプログラムとして有することを特徴とする請求項1に
    記載のデータ記録再生方式。
JP8157816A 1996-06-19 1996-06-19 データ記録再生方式 Pending JPH103432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8157816A JPH103432A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 データ記録再生方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8157816A JPH103432A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 データ記録再生方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH103432A true JPH103432A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15657933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8157816A Pending JPH103432A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 データ記録再生方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH103432A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1465184A2 (en) * 2003-03-31 2004-10-06 CLARION Co., Ltd. Hard disk unit, information processing method and program
JP2006127520A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Harman Becker Automotive Systems Gmbh ナビゲーションシステム
JP2007128216A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 印刷権限を制御する仮想プリンタドライバ
JP2008522279A (ja) * 2004-11-25 2008-06-26 ソフトキャンプ カンパニー リミテッド アクセスが制御される仮想ディスク間のオンラインによるデータのセキュリティ伝送システムおよび、これを通じたセキュリティ伝送方法
US7412607B2 (en) 2002-06-03 2008-08-12 Sony Computer Entertainment Inc. Methods and apparatus for customizing a rewritable storage medium
EP1166265B1 (en) * 1999-03-26 2010-04-28 Microsoft Corporation Copy security for portable music players
EP1123545B1 (fr) * 1998-10-19 2011-03-23 THOMSON multimedia Methode de copie evitant la duplication bit a bit de donnees numeriques et dispositif de lecture pour la mise en oeuvre de la methode

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1123545B1 (fr) * 1998-10-19 2011-03-23 THOMSON multimedia Methode de copie evitant la duplication bit a bit de donnees numeriques et dispositif de lecture pour la mise en oeuvre de la methode
EP1166265B1 (en) * 1999-03-26 2010-04-28 Microsoft Corporation Copy security for portable music players
US7412607B2 (en) 2002-06-03 2008-08-12 Sony Computer Entertainment Inc. Methods and apparatus for customizing a rewritable storage medium
EP1465184A2 (en) * 2003-03-31 2004-10-06 CLARION Co., Ltd. Hard disk unit, information processing method and program
EP1465184A3 (en) * 2003-03-31 2009-03-18 CLARION Co., Ltd. Hard disk unit, information processing method and program
JP2006127520A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Harman Becker Automotive Systems Gmbh ナビゲーションシステム
US9970773B2 (en) 2004-10-27 2018-05-15 Harman Becker Automtoive Systems Gmbh Navigation system for accessing navigation data stored in an access-protected manner
JP2008522279A (ja) * 2004-11-25 2008-06-26 ソフトキャンプ カンパニー リミテッド アクセスが制御される仮想ディスク間のオンラインによるデータのセキュリティ伝送システムおよび、これを通じたセキュリティ伝送方法
JP2007128216A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 印刷権限を制御する仮想プリンタドライバ
JP4555208B2 (ja) * 2005-11-02 2010-09-29 株式会社沖データ 印刷権限を制御する仮想プリンタドライバ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9767322B2 (en) Data transcription in a data storage device
JP3073590B2 (ja) 電子化データ保護システム、使用許諾者側装置および使用者側装置
JP4219681B2 (ja) 不揮発性メモリカード、コンパクトディスクまたはその他のメディアから記録されたオーディオ、ビデオまたはその他のコンテンツを再生するためのシステム、方法およびデバイス
US8393005B2 (en) Recording medium, and device and method for recording information on recording medium
JP3819160B2 (ja) 情報管理方法および情報管理装置
US20040172538A1 (en) Information processing with data storage
US7360057B2 (en) Encryption of data in a range of logical block addresses
JP2001256113A (ja) コンテンツ処理システムおよびコンテンツ保護方法
JPWO2006004130A1 (ja) データ管理方法、そのプログラム及びプログラムの記録媒体
JPH0383132A (ja) ソフトウェア保護制御方式
JP2005505853A (ja) ユーザデータを読出し又は書込みするための装置及び方法
JPH09134310A (ja) データの復号アルゴリズムを記憶する記憶媒体および方法
JPH103432A (ja) データ記録再生方式
JP4748165B2 (ja) データファイル記録システム及びデータファイル記録方法
JPH04163768A (ja) ディスク機密保護方式および装置
JPH1196674A (ja) データ記録装置、データ再生装置及びデータ記録媒体
KR100695665B1 (ko) 엔티티 잠금 보안 레지스트리를 사용하여 자료에 액세스하는 장치 및 방법
JPH1185621A (ja) 記録データ暗号化装置
JP2001067268A (ja) コンテンツ管理方法及び記憶媒体
JPH11249825A (ja) 共通鍵管理方法およびこれを用いたデータ読み取り装置並びにicカードシステム
JP4242014B2 (ja) 電子出版物配布システム、情報処理端末装置、情報処理方法、および、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP3184189B2 (ja) 電子化データ保護システム、使用許諾者側装置、使用者側装置、使用許諾情報生成処理方法および電子化データ復号処理方法
JPH10275115A (ja) データ暗号化保存方法及びシステム装置
JPH0744464A (ja) 媒体セキュリティ管理装置
JP4265156B2 (ja) 情報漏洩防止装置および情報漏洩防止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000712