JPH10337125A - 水田用自動灌水装置 - Google Patents

水田用自動灌水装置

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Publication number
JPH10337125A
JPH10337125A JP18567797A JP18567797A JPH10337125A JP H10337125 A JPH10337125 A JP H10337125A JP 18567797 A JP18567797 A JP 18567797A JP 18567797 A JP18567797 A JP 18567797A JP H10337125 A JPH10337125 A JP H10337125A
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JP
Japan
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water supply
water
supply pipe
pipe
paddy field
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Application number
JP18567797A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Ukezeki
智広 請関
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Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10337125A publication Critical patent/JPH10337125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水田の立地条件に制約されることがなく設置で
き、また、装置内への水の侵入を確実に防止して長期に
渡る円滑稼働を可能にする水田用自動水装置を提供す
る。 【解決手段】一端部が用水路1に連通する導水管6と回
転自在に連結され、他端部に首長の曲管部4を有する給
水管2と、給水管2を略水平軸を軸芯として周方向に回
動させる駆動部19と、水田の水位を感知して駆動部1
9を作動させる水位検出器を具備した水田用自動水装
置において、駆動部19は、給水管2の外周に固着され
た駆動歯車17と駆動モータ20に軸装されたピニオン
ギヤ34とを連繋する歯車伝動機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、用水路から水田に
潅漑用水を供給して、水田の水位を自動的に調節する水
田用自動潅水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水田の水管理において、潅水作業の自動
化及び省力化を図る目的として使用される自動潅水装置
が従来から種々提案されている。例えば、柔軟なビニー
ルチューブ等を通水管とし、そのチューブを上方から遮
蔽板等を用いて封止または開放させることで止水または
給水する「水田用水位自動潅水制御装置」(特開平6−
315326号)やゲート状の弁機構を用いた「自動潅
水機」(特公昭63−59652号)等が開示されてい
る。これらの装置は、いずれも弁機構を用いているた
め、通水管の弁座付近に異物が溜まると、弁の完全閉止
ができなかったり、潅漑用水中に含有される塵芥や小石
等の異物を噛み込んだりするため、潅漑用水中の浮遊物
質等を除去する作業が必要であったりと、完全な自動化
が達成されているとは言い難いものであった。
【0003】そこで、本出願人は、上記問題点を解決す
べく鋭意研究を重ね、この種の装置を開発し先に出願し
た(特願平8−43437号)。この装置では、駆動部
と給水管との係合をベルト方式とし、ベルトの駆動によ
り給水管を回動させて、給水及び止水する構造としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の装
置を設置する場合、水田の立地条件(例えば、水田と用
水路との水位が比較的高落差である場合)によっては、
給水管を回動させる駆動トルクをかなり大きくする必要
がある。しかしながら、上記装置のようなベルト方式の
場合、減速度合を大きくする(すなわち、駆動トルクを
増大させる)ためには装置自体が大型化してしまい、設
置の際に制約を受ける可能性があった。また、上記装置
は、常時ベルトを張った状態、すなわち、給水管が吊り
下げられた状態になっているため、給水管は保護ボック
スに支持されてはいるものの、給水管の偏心が起こり、
保護ボックスの給水管支承部分との間に隙間が生じ、保
護ボックス内に導水管からの水、あるいは設置場所によ
っては水田からの水が侵入するおそれがあった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みて成
されたものであり、水田の立地条件に制約されることが
なく設置でき、また、ベルト方式と比較して減速度合を
大きくしても装置のコンパクト化が可能であり、さら
に、装置内への水の侵入を確実に防止して長期に渡る円
滑稼働を可能にする水田用自動潅水装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、一
端部が用水路に連通する導水管と回転自在に連結され、
他端部に首長の曲管部を有する給水管と、該給水管を略
水平軸を軸芯として周方向に回動させる駆動部と、水田
の水位を感知して駆動部を作動させる水位検出器を具備
した水田用自動潅水装置において、前記駆動部は、前記
給水管の外周に固着された駆動歯車と駆動モータに軸装
されたピニオンギヤとを連繋する歯車伝動機構を有する
ことを第1の特徴とするものである。
【0007】また、給水管及び駆動部を被覆する保護ボ
ックスを設け、前記駆動部を保護ボックスの上部に密閉
化して配置すると共に、前記給水管を保護ボックスの下
部に貫通させて配置したことを第2の特徴としたもので
ある。そして、この場合における給水管と導水管との接
続構造を、保護ボックスの貫通口に受口管を嵌着し、該
受口管に給水管を回転自在に支承したユニオンを螺合
し、前記受口管と前記給水管との間に前記ユニオンで押
圧されたテーパー状の摺動リングを封入すると共に、導
水管に接合したボディーキャップと係合するキャップナ
ットを前記受口管の外周に螺合させることにより前記ユ
ニオンに固定するようにしたことを第3の特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に示
す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明するが、
本発明が本実施例に限定されることは言うまでもない。
図1は、本発明装置の一実施例を示す概略図である。図
において、1は水田に隣接する用水路で、2は用水路1
内の水を水田へ供給するための給水管である。給水管2
の一端部は、用水路1に接続された導水管6に回転自在
に連結されており、その本体部3は、保護ボックス5に
貫通した状態で回転自在に支持されると共に、先端部に
はL字状に曲げられた曲管部4が形成されている。19
は給水管2を歯車伝動機構により回転させる駆動部であ
り、49は水田の水位を感知して、保護ボックス5内の
駆動部19を作動させる水位検出器である。47は導水
管6に接着嵌合されたボディーキャップであり、45は
ボディーキャップ47の鍔部と係合し、受口管27の外
周面に螺合させることにより、給水管2と導水管6とを
係合させるキャップナットである。
【0009】以下、各構成部について詳細に説明する。
図2は、給水管2及び駆動部19を主体とした配置状態
を示す概略縦断面図である。図において、駆動部19は
基板64に固定され、この基板64は、保護ボックス5
の上部にその内法に倣って設けられた支持板63にOリ
ング65を介して嵌合されている。これにより、保護ボ
ックス5内は上下2つの空間に区画されると共に、駆動
部19が配置された上部の空間は密閉状態となる。20
は駆動モータであり、電圧6V程度で駆動可能なものを
使用している。本実施例では、図3に示すように、電圧
1.5Vの電池29を4個使用し、これらを直列につな
いで電源としている。そして、駆動モータ20に軸装さ
れたピニオンギヤ34と、後述する給水管2の本体部3
の外周に固着された駆動歯車17とを歯車伝達機構を介
して連繋し、駆動モータ20の動力を伝達して給水管2
を回動させる。
【0010】歯車伝達機構の構成を詳述すると、駆動モ
ータ20に軸装されたピニオンギヤ34は、中間軸37
に軸装された大歯車35と噛合している。ここで、中間
軸37は基板64を貫通すると共に、Oリング66を介
して基板64に回転可能に支持されている。この中間軸
37の下端部には小傘歯車36が軸装されており、この
小傘歯車36は出力軸40の一端に軸装された中傘歯車
38に噛合されている。出力軸40は基板64の底面に
固定された2つのL字型固定板に挟持され、その回動軸
線が略水平方向になるように支承されている。39は出
力軸40の他端にこれと一体に形成された中平歯車であ
り、給水管2の本体部3の外周に固着された駆動歯車1
7と噛合している。尚、給水管2への駆動歯車17の固
着は、両者の接触面にキー溝を設けておき、このキー溝
の間にキー16を嵌挿する方法により行われる。以上の
ような各歯車の噛合構造により、駆動モータ20の回動
方向を転換させると共に、回動速度を減速して駆動トル
クを増大させ、給水管2を回動させる。本実施例では、
後記口径100mmΦの給水管を90度回動させるのに
要する時間は約1分程度に設定してある。
【0011】図3及び図4はそれぞれ図2におけるA−
A’線、B−B’線の一部断面平面図である。図におい
て、61は給水管2の回動を停止するためのリミットス
イッチであり、41は媒介軸60の上部に螺合されてい
るリミットスイッチ駆動体である。リミットスイッチ駆
動体41は、図4に示すように、大平歯車35と媒介軸
60に軸装された小平歯車48が噛合することで媒介軸
60と共に回動する。ここで、給水管2の回動角度は、
リミットスイッチ駆動体41を支持しているリミットス
イッチ固定板42に備えられた固定ネジの位置を変更す
ることにより、自由に調整できるようになっている。2
8は駆動モータ20を駆動するための電源としての電池
であり、本実施例では電圧1.5Vの電池4個が電池ボ
ックス29に収納されている。このように本装置におけ
る駆動モータ20の電源としては乾電池で充分である。
例えば、口径100mmΦの塩化ビニール樹脂製給水管
を回転させるためには、乾電池(電圧1.5V)4個、
すなわち、電圧6V程度で充分であり、1日2回の作動
で水田に潅水が必要な期間(田植えから約4ヵ月間位の
期間)使用した場合でも1〜2年に1回程度の電池交換
で良い。保護ボックス5の材質は、合成樹脂や金属ある
いはこれらを組み合せたものでも良く、特に限定される
ものではない。本実施例装置のように口径100mmΦ
の給水管2を使用した場合の保護ボックス5のサイズ
は、略縦350mm×横220mm×奥行き250mm
程度が好適である。
【0012】次に、図5に基づき給水管2について説明
する。給水管2の材質は特に限定されないが、本実施例
では塩化ビニル樹脂製のものを使用している。金属より
もプラスチック管を使用した方が、本発明の駆動構造に
ついては好適である。給水管2は、その本体部3が保護
ボックス5内に支承されており、先端部にはL字状に形
成された首長の曲管部4が設けられている。ここで、曲
管部4の先端開口までの長さは、開口が上向きの状態の
時、曲管部4の先端開口までの高さが用水路1の水面よ
りも高くなるようにする必要がある。尚、本実施例の曲
管部4は、給水管2の本体部3と一体成形して設けられ
ているが、本体部3に継手(エルボ)を介して設けるよ
うにしてもよい。また、曲管部4の本体部3の軸線に対
する角度は、必ずしも直角である必要はなく、給水及び
止水可能な範囲であれば傾斜させて設けても構わない。
【0013】次に、給水管2と導水管6の接続構造及び
給水管2と保護ボックス5の係合構造について説明す
る。27は保護ボックス5の貫通口に嵌着された筒状の
受口管であり、保護ボックス5側の内面はテーパー状に
縮径されている。46は受口管27に螺合されているユ
ニオンであり、その下流側に設けられた受口には給水管
2の端部が遊嵌されている。すなわち、給水管2はユニ
オン46に回転自在に係合されることとなる。33は外
周側がテーパー状に縮径されているフッソ樹脂製の摺動
リングであり、受口管27の縮径部と給水管2との間隙
に楔状に嵌装した後ユニオン46にて受口管27内に封
入されている。47は導水管6に接合されたボディーキ
ャップであり、その鍔部に係合されたキャップナット4
5の内周面に刻設された螺子条を受口管27の外周面に
刻設された螺子条に螺合させてユニオン46に固定する
ようにされている。
【0014】以上のような接続構造にすると、キャップ
ナット45を受口管27から取り外すだけで導水管6と
給水管2及び保護ボックス5を切り離すことができるた
め、未使用時あるいは代掻きまたは修理を必要とする時
に両者を移動でき非常に便利である。保護ボックス5と
給水管2間のシール性は摺動リング33で保持され、
又、ユニオン46の螺合具合を調整することにより、給
水管2の締付けトルクを自在に変えることができるよう
になっている。本実施例の摺動リング33は、フッソ樹
脂(例えばP.T.F.E)で作られているため、摺動
性と共に耐摩耗性に優れている。このため、給水管2の
円滑な回動が可能となり、モータ20の電源としての電
池への負担を一段と小さくできる構造になっている。
【0015】一方、曲管部4側の給水管2と保護ボック
ス5との係合は以下の構造となっている。14は内周面
がテーパー状に縮径されている支持リングであり、保護
ボックス5の内側に嵌着され、給水管2が回転自在に挿
通されている。そして、支持リング14の縮径部と給水
管2との間隙にフッソ樹脂製のスラストリング15を楔
状に嵌装して取付けられている。これにより、特に水田
と用水路1との水位が高落差であるような場所におい
て、水田側へ給水管2がずれようとするのを抑制すると
共に、水田側からの水の侵入を防止することができる。
18はスラストリング15を給水管2に固定するために
給水管本体部3の外周面に装着されたストップリングで
ある。以上の説明から明らかなように、保護ボックス5
と給水管2との係合部からの水の侵入は防止されるた
め、駆動部19が侵入水により発生した湿気による悪影
響を受けないことは言うまでもない。
【0016】図6は、水位検出器49の概略図である。
フロート50の中央部には、フロート50の上下動を支
持するように主軸51が貫入され、主軸51の両側面に
は上下に移動できる調整軸52,53が嵌合されて、各
々の上端部で固定ネジにより主軸51に取付けられてい
る。調整軸52,53の下端部にはフロート50が接触
するようにストッパー54,55が設けられており、調
整軸52のストッパー55はフロート50の下側に位置
し、ストッパー54,55の位置を変えることにより水
田水位の上限及び下限の設定が行われる。
【0017】次に水田の水位検出器49の作動について
説明する。水田の水位が下降して下限水位Bに達する
と、フロート50はそれに伴い下降してストッパー55
に接触し、その荷重で主軸51を実線のように押し下
げ、主軸51の上端部に回転自在に取付けられた枝軸5
6が、枝軸56の略中央部を支点にして右回転し、枝軸
56の一方端に当接していたマイクロスイッチ57が復
帰される(すなわち、枝軸56とマイクロスイッチ57
が非接触状態になる。図6の状態)。次に、この状態か
ら水田の水位が上昇して上限水位Aに達すると、フロー
ト50の浮力により調整軸52と共に主軸51を押し上
げて、枝軸56の一端部がマイクロスイッチ57に当接
してマイクロスイッチ57が起動される(点線位置)。
このように、水田の水位に連動してフロート50が上下
動し、主軸51の上端部に連結された枝軸56を経由し
て、マイクロスイッチ57がON−OFFされることに
より、駆動部19へと作動命令が出力される。バネ58
はフロート50が水田水位の上限、下限を捉えると、主
軸51の上下移動による枝軸56の回転によって、直ち
にマイクロスイッチ57の起動、復帰を行わせるために
設けられたもので、枝軸56の軸心を線対称にして主軸
51と固定軸59とを結ぶように取付けられている。
【0018】図7は本発明における駆動部19及び水位
検出器49との制御関係を示した制御回路図である。図
に基づいてその制御方法を説明すると、まず、水田の水
位が設定上限に達すると、水位検出器49のマイクロス
イッチ57が起動され(図7−aのAD→AC、BF→
BE)ACGHKLNEBという閉回路ができ、直流モ
ータ20が正回転を開始する。やがて、予め設定された
給水が停止する位置に到達すると、駆動部19内のリミ
ットスイッチ61(図7−c中のIJ)が開放して、直
流モータ20の逆回転が停止する(図7−d)。つま
り、本発明における制御は、前記水位検出器49内のマ
イクロスイッチ57が駆動部19内の直流モータ20を
正若しくは逆回転させるための切替えを行い、さらに、
駆動部19内に取付けられたマイクロスイッチ57が直
流モータ19の起動を正、逆回転各々について停止させ
る役目を行う方法によるものである。よって、以上の方
法により、用水を確実に給・止水することが可能であ
る。
【0019】本発明における自動潅水装置では、水田水
位の上昇に連動して、水位検出器49内のフロート50
が浮上し、フロート50の作用により、枝軸56を経由
してマイクロスイッチ57が起動され、駆動部19内の
モーター20へと回転命令が出力される。その出力に基
づき、駆動部19内のモータ20が起動して、その入力
軸の頭部にピニオンギヤ34、中間軸37に軸装された
大平歯車35を介して中間軸37が回転され、中間軸3
7の後部に軸装した傘小歯車36と出力軸40に軸装さ
れた中平歯車39が駆動歯車17と噛合い、給水管2を
回転させ、駆動部19内のリミットスイッチ61(正回
転側)が働いて、給水管2の回転が停止し、水田の給水
が停止される。同様に、水田水位の下降に伴い水位検出
器49内のフロート50が下降し、マイクロスイッチ5
7が復帰されて駆動部19内のモータ20へと回転命令
が出力される。その出力に基づき、駆動部19内のモー
タ20が起動して、給水ができる位置になるように給水
管2が回転させられ、給水できる位置に達すると、リミ
ットスイッチ61(逆回転側)が働いて給水管2の回転
が停止し、水田への給水が開始される。以上のように、
水位検出器49内のフロート50により水田の水位が検
出され、枝軸56を経由してマイクロスイッチ57の起
動、復帰が行われ、駆動部19へと指令が出力され、そ
の出力に基づいてモータ20が給水できる位置、若しく
は給水が停止できる位置まで給水管2を回転させること
により水田への給・止水が自動的に行われる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、以
下の優れた効果がある。 (1).駆動構造に歯車伝達機構を用いているので、給
水管を回動させるための強い駆動トルクを得ることがで
き、且つ、装置のコンパクト化が可能であり、従来設置
が不可能とされていた場所にも設置でき、水田の水管理
を自動的に行うことができる。 (2).給水管と駆動部を被覆する保護ボックスを設
け、駆動部を保護ボックスの上部に密閉化して配置し、
給水管を保護ボックスの下部を貫通させて配置したの
で、保護ボックス内への浸水による駆動部への悪影響が
防止でき、接触不良や漏電による誤作動が無く、長期に
渡る円滑稼働を可能にする。 (3).弁機構を使用することなく、給水管を回動させ
る方法で給水するので、潅漑用水中に含有されるゴミ等
により給水管が閉塞されることがない。また、塵芥等の
浮遊物の除去作業も不要になり、装置の維持管理が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す給水状態にある水田用
自動潅水装置の概略図である。
【図2】給水管及び駆動部を主体とした配置状態を示す
概略縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A’線に沿う保護ボックス内
の駆動部を示す平面図である。
【図4】図2におけるB−B’線に沿う保護ボックス内
の中間駆動部を示す平面図である。
【図5】用水路、給水管及び保護ボックスの接続状態を
示す一部正面図を含む縦断面図である。
【図6】図1における水位検出器の要部を示す概略図で
ある。
【図7】給水及び止水に関する水位検出器と駆動部との
作動関係を示す制御回路図で、(a)は水位の上限時、
(b)はモータの正回転停止時、(c)は水位の下限
時、(d)はモータの逆回転停止時の状態をそれぞれ示
すものである。
【符号の説明】 1 用水路 2 給水管 3 本体部 4 曲管部 5 保護ボックス 6 導水管 12 Oリング 14 支持リング 15 スラストリング 16 キー 17 駆動歯車 18 ストップリング 19 駆動部 20 モータ 25 中間駆動部 27 受口管 28 電池ボックス 29 電池 33 摺動リング 34 ピニオンギヤ 35 大平歯車 36 小傘歯車 37 中間軸 38 中傘歯車 39 中平歯車 40 出力軸 41 リミットスイッチ駆動体 45 キャップナット 46 ユニオン 47 ボディーキャップ 48 小平歯車 49 水位検出器 50 フロート 51 主軸 52 調整軸 53 調整軸 54 ストッパー 55 ストッパー 56 枝軸 57 マイクロスイッチ 58 バネ 59 固定軸 60 媒介軸 61 リミットスイッチ 62 キャップナット 63 支持板 64 基板 65 Oリング 66 Oリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 水田用自動水装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明属する技術分野】本発明は、用水路から水田に
漑用水を供給して、水田の水位を自動的に調節する水
田用自動水装置に関するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】水田の水管理において、水作業の自動
化及び省力化を図る目的として使用される自動水装置
が従来から種々提案されている。例えば、柔軟なビニー
ルチューブ等を通水管とし、そのチューブを上方から遮
蔽板等を用いて封止または開放させることで止水または
給水する「水田用水位自動水制御装置」(特開平6−
315326号)やゲート状の弁機構を用いた「自動
水機」(特公昭63−59652号)等が開示されてい
る。これらの装置は、いずれも弁機構を用いているた
め、通水管の弁座付近に異物が溜まると、弁の完全閉止
ができなかったり、漑用水中に含有される塵芥や小石
等の異物を噛み込んだりするため、漑用水中の浮遊物
質等を除去する作業が必要であったりと、完全な自動化
が達成されているとは言い難いものであった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みて成
されたものであり、水田の立地条件に制約されることが
なく設置でき、また、ベルト方式と比較して減速度合を
大きくしても装置のコンパクト化が可能であり、さら
に、装置内への水の侵入を確実に防止して長期に渡る円
滑稼働を可能にする水田用自動水装置を提供すること
を目的とするものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、一
端部が用水路に連通する導水管と回転自在に連結され、
他端部に首長の曲管部を有する給水管と、該給水管を略
水平軸を軸芯として周方向に回動させる駆動部と、水田
の水位を感知して駆動部を作動させる水位検出器を具備
した水田用自動水装置において、前記駆動部は、前記
給水管の外周に固着された駆動歯車と駆動モータに軸装
されたピニオンギヤとを連繋する歯車伝動機構を有する
ことを第1の特徴とするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に示
す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明するが、
本発明が本実施例に限定されないことは言うまでもな
い。図1は、本発明装置の一実施例を示す概略図であ
る。図において、1は水田に隣接する用水路で、2は用
水路1内の水を水田へ供給するための給水管である。給
水管2の一端部は、用水路1に接続された導水管6に回
転自在に連結されており、その本体部3は、保護ボック
ス5に貫通した状態で回転自在に支持されると共に、先
端部にはL字状に曲げられた曲管部4が形成されてい
る。19は給水管2を歯車伝動機構により回転させる駆
動部であり、49は水田の水位を感知して、保護ボック
ス5内の駆動部19を作動させる水位検出器である。4
7は導水管6に接着嵌合されたボディーキャップであ
り、45はボディーキャップ47の鍔部と係合し、受口
管27の外周面に螺合させることにより、給水管2と導
水管6とを係合させるキャップナットである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】以下、各構成部について詳細に説明する。
図2は、給水管2及び駆動部19を主体とした配置状態
を示す概略縦断面図である。図において、駆動部19は
基板64に固定され、この基板64は、保護ボックス5
の上部にその内法に倣って設けられた支持板63にOリ
ング65を介して嵌合されている。これにより、保護ボ
ックス5内は上下2つの空間に区画されると共に、駆動
部19が配置された上部の空間は密閉状態となる。20
は駆動モータであり、電圧6V程度で駆動可能なものを
使用している。本実施例では、図3に示すように、電圧
1.5Vの電池29を4個使用し、これらを直列につな
いで電源としている。そして、駆動モータ20に軸装さ
れたピニオンギヤ34と、後述する給水管2の本体部3
の外周に固着された駆動歯車17とを歯車伝機構を介
して連繋し、駆動モータ20の動力を伝達して給水管2
を回動させる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】歯車伝達機構の構成を詳述すると、駆動モ
ータ20に軸装されたピニオンギヤ34は、中間軸37
に軸装された大歯車35と噛合している。ここで、中
間軸37は基板64を貫通すると共に、Oリング66を
介して基板64に回転可能に支持されている。この中間
軸37の下端部には小傘歯車36が軸装されており、こ
の小傘歯車36は出力軸40の一端に軸装された中傘歯
車38に噛合されている。出力軸40は基板64の底面
に固定された2つのL字型固定板に挟持され、その回動
軸線が略水平方向になるように支承されている。39は
出力軸40の他端にこれと一体に形成された中平歯車で
あり、給水管2の本体部3の外周に固着された駆動歯車
17と噛合している。尚、給水管2への駆動歯車17の
固着は、両者の接触面にキー溝を設けておき、このキー
溝の間にキー16を嵌挿する方法により行われる。以上
のような各歯車の噛合構造により、駆動モータ20の回
動方向を転換させると共に、回動速度を減速して駆動ト
ルクを増大させ、給水管2を回動させる。本実施例で
は、後記口径100mmΦの給水管を90度回動させる
のに要する時間は約1分程度に設定してある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明における自動水装置では、水田水
位の上昇に連動して、水位検出器49内のフロート50
が浮上し、フロート50の作用により、枝軸56を経由
してマイクロスイッチ57が起動され、駆動部19内の
モーター20へと回転命令が出力される。その出力に基
づき、駆動部19内のモータ20が起動して、その入力
軸の頭部にピニオンギヤ34、中間軸37に軸装された
大平歯車35を介して中間軸37が回転され、中間軸3
7の後部に軸装した小傘歯車36と出力軸40に軸装さ
れた中平歯車39が駆動歯車17と噛合い、給水管2を
回転させ、駆動部19内のリミットスイッチ61(正回
転側)が働いて、給水管2の回転が停止し、水田の給水
が停止される。同様に、水田水位の下降に伴い水位検出
器49内のフロート50が下降し、マイクロスイッチ5
7が復帰されて駆動部19内のモータ20へと回転命令
が出力される。その出力に基づき、駆動部19内のモー
タ20が起動して、給水ができる位置になるように給水
管2が回転させられ、給水できる位置に達すると、リミ
ットスイッチ61(逆回転側)が働いて給水管2の回転
が停止し、水田への給水が開始される。以上のように、
水位検出器49内のフロート50により水田の水位が検
出され、枝軸56を経由してマイクロスイッチ57の起
動、復帰が行われ、駆動部19へと指令が出力され、そ
の出力に基づいてモータ20が給水できる位置、若しく
は給水が停止できる位置まで給水管2を回転させること
により水田への給・止水が自動的に行われる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、以
下の優れた効果がある。 (1).駆動構造に歯車伝機構を用いているので、給
水管を回動させるための強い駆動トルクを得ることがで
き、且つ、装置のコンパクト化が可能であり、従来設置
が不可能とされていた場所にも設置でき、水田の水管理
を自動的に行うことができる。 (2).給水管と駆動部を被覆する保護ボックスを設
け、駆動部を保護ボックスの上部に密閉化して配置し、
給水管を保護ボックスの下部を貫通させて配置したの
で、保護ボックス内への浸水による駆動部への悪影響が
防止でき、接触不良や漏電による誤作動が無く、長期に
渡る円滑稼働を可能にする。 (3).弁機構を使用することなく、給水管を回動させ
る方法で給水するので、漑用水中に含有されるゴミ等
により給水管が閉塞されることがない。また、塵芥等の
浮遊物の除去作業も不要になり、装置の維持管理が容易
になる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す給水状態にある水田用
自動水装置の概略図である。
【図2】給水管及び駆動部を主体とした配置状態を示す
概略縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A’線に沿う保護ボックス内
の駆動部を示す平面図である。
【図4】図2におけるB−B’線に沿う保護ボックス内
の中間駆動部を示す平面図である。
【図5】用水路、給水管及び保護ボックスの接続状態を
示す一部正面図を含む縦断面図である。
【図6】図1における水位検出器の要部を示す概略図で
ある。
【図7】給水及び止水に関する水位検出器と駆動部との
作動関係を示す制御回路図で、(a)は水位の上限時、
(b)はモータの正回転停止時、(c)は水位の下限
時、(d)はモータの逆回転停止時の状態をそれぞれ示
すものである。
【符号の説明】 1 用水路 2 給水管 3 本体部 4 曲管部 5 保護ボックス 6 導水管 12 Oリング 14 支持リング 15 スラストリング 16 キー 17 駆動歯車 18 ストップリング 19 駆動部 20 モータ 25 中間駆動部 27 受口管 28 電池ボックス 29 電池 33 摺動リング 34 ピニオンギヤ 35 大平歯車 36 小傘歯車 37 中間軸 38 中傘歯車 39 中平歯車 40 出力軸 41 リミットスイッチ駆動体 45 キャップナット 46 ユニオン 47 ボディーキャップ 48 小平歯車 49 水位検出器 50 フロート 51 主軸 52 調整軸 53 調整軸 54 ストッパー 55 ストッパー 56 枝軸 57 マイクロスイッチ 58 バネ 59 固定軸 60 媒介軸 61 リミットスイッチ 62 キャップナット 63 支持板 64 基板 65 Oリング 66 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部が用水路に連通する導水管と回転自
    在に連結され、他端部に首長の曲管部を有する給水管
    と、該給水管を略水平軸を軸芯として周方向に回動させ
    る駆動部と、水田の水位を感知して駆動部を作動させる
    水位検出器を具備した水田用自動潅水装置において、前
    記駆動部は、前記給水管の外周に固着された駆動歯車と
    駆動モータに軸装されたピニオンギヤとを連繋する歯車
    伝動機構を有することを特徴とする水田用自動潅水装
    置。
  2. 【請求項2】給水管及び駆動部を被覆する保護ボックス
    を設け、前記駆動部を保護ボックスの上部に密閉化して
    配置すると共に、前記給水管を保護ボックスの下部に貫
    通させて配置したことを特徴とする請求項1記載の水田
    用自動潅水装置。
  3. 【請求項3】保護ボックスの貫通口に受口管を嵌着し、
    該受口管に給水管を回転自在に支承したユニオンを螺合
    し、前記受口管と前記給水管との間に前記ユニオンで押
    圧されたテーパー状の摺動リングを封入すると共に、導
    水管に接合したボディーキャップと係合させたキャップ
    ナットを前記受口管の外周に螺合させることにより前記
    ユニオンに固定するようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の水田用自動潅水装置における給水管と導水管の
    接続構造。
JP18567797A 1997-06-05 1997-06-05 水田用自動灌水装置 Pending JPH10337125A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200454153Y1 (ko) 2009-08-21 2011-06-17 우태욱 역류 방지 및 수량 조절기능이 구비된 물꼬
JP2017193914A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 株式会社クボタケミックス 圃場用電動アクチュエータ
JP2018093865A (ja) * 2016-12-07 2018-06-21 農匠ナビ株式会社 給水装置及び給止水切替機構
CN108703040A (zh) * 2018-04-26 2018-10-26 中国水稻研究所 一种稻田试验小区快速灌排装置

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