JPH10335306A - 半導体エッチング装置 - Google Patents

半導体エッチング装置

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JPH10335306A
JPH10335306A JP14053197A JP14053197A JPH10335306A JP H10335306 A JPH10335306 A JP H10335306A JP 14053197 A JP14053197 A JP 14053197A JP 14053197 A JP14053197 A JP 14053197A JP H10335306 A JPH10335306 A JP H10335306A
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JP
Japan
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electrode
wafer
focus ring
gas holes
lower electrode
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JP14053197A
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English (en)
Inventor
Yoichi Nogami
洋一 野上
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エッチング過程において生成され
る反応生成物が上部電極下面に付着しエッチング処理中
のウェーハ上にダストとして降下することを防止して、
デバイス特性の悪化及び製造歩留りの低下を防止するこ
とができる半導体エッチング装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 平行平板型RIE装置は、下部電極12
上に搭載されたウェーハ14上方の上部シリコン電極1
0に複数のガス穴18、18aがウェーハ14の大きさ
とほぼ同じ範囲に同心円状に開口され、これら同心円状
の複数のガス穴18、18a周囲の上部シリコン電極1
0下面にフォーカスリング26が複数のガス穴18、1
8aの最外側のガス穴18aに近接して設置されてい
る。そして、フォーカスリング26の内周側面がテーパ
形状をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体エッチング装
置に係り、特に平行平板型RIE装置(ReactiveIon Et
ching System )に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)やトランジス
タ等の半導体装置の製造過程においては、ウェーハ上に
形成された金属電極膜や絶縁酸化膜等の薄膜の全面又は
特定した場所を必要な厚さだけ除去するために、反応性
ガスプラズマ中のラジカルと反応性イオンの相乗効果に
よって薄膜をエッチングする平行平板型RIE装置が使
用されている。
【0003】従来の平行平板型RIE装置を、図4を用
いて説明する。反応室内には、一対の平行平板型電極、
即ち上部シリコン電極30及び下部電極32が対向して
設置されている。そして、下部電極32上にはウェーハ
34を搭載すると共に、下部電極32周囲に設置された
クランプリング36を用いて、下部電極32上に搭載さ
れたウェーハ34を固定するようになっている。また、
このウェーハ34上方の上部シリコン電極30には、複
数のガス穴38、38aがウェーハ34の大きさと同じ
範囲に同心円状に開口され、これら複数のガス穴38、
38aから上部シリコン電極30と下部電極32との間
に反応ガスとしてCF4 、CHF3 、Ar等が導入され
るようになっている。
【0004】また、上部シリコン電極30は高周波電源
(図示せず)に接続され、下部電極32は接地されてお
り、この高周波電源により上部シリコン電極30に高周
波電力が供給されて、上部シリコン電極30と下部電極
32との間にプラズマが生成されるようになっている。
【0005】また、複数のガス穴38、38a周囲の上
部シリコン電極30下面には、例えばAl2 3 (セラ
ミック)やSiO2 (石英)によって作られ、内周の直
径がウェーハ34の直径よりも大きいフォーカスリング
40が設置され、下部電極32上に搭載したウェーハ3
4上方に生成されるプラズマを均一化するようになって
いる。
【0006】また、上部シリコン電極30と下部電極3
2との間に導入された反応ガスの未反応分やウェーハ3
4表面の薄膜をエッチングする過程において生成される
反応生成物は、真空ポンプ等の排気ユニット(図示せ
ず)を用いてフォーカスリング40とクランプリング3
6との間から排気されるようになっている。
【0007】このような平行平板型RIE装置を使用し
て、反応室内の上部シリコン電極30と下部電極32と
の間にCF4 、CHF3 等の反応ガスプラズマを生成
し、このプラズマ中のラジカルや反応性イオンとの化学
的及び物理的反応により下部電極32上に搭載したウェ
ーハ34表面の薄膜をエッチングする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の平行平板型RIE装置においては、ウェーハ34表
面の薄膜をエッチングする際、図4に示されるように、
同心円状に開口された複数のガス穴38、38aのうち
の最外側のガス穴38aとフォーカスリング40の内周
端部とに挟まれた上部シリコン電極30下面に、エッチ
ング過程において生成される反応生成物42が付着して
しまう。
【0009】これは、最外側のガス穴38aとフォーカ
スリング40の内周端部とに挟まれた領域の上部シリコ
ン電極30にはガス穴が開口されていないことから、エ
ッチング種となるラジカルや反応性イオンの供給が少な
いため、上部シリコン電極30下面のエッチングが殆ど
進行しないこと、また、上部シリコン電極30下面とフ
ォーカスリング40の内周側面とのなす角部には構造上
反応ガスが溜まり易いため、エッチング過程において反
応生成物が容易に生成される一方で、生成された反応生
成物を排気し難いことに起因するものである。
【0010】このようにして最外側のガス穴38aとフ
ォーカスリング40の内周端部とに挟まれた領域の上部
シリコン電極30下面に付着した反応生成物42は次第
に堆積されていく。そして、この上部シリコン電極30
下面に堆積された反応生成物42がエッチング処理中に
剥がれたりエッチングされたりしてプラズマ中に放出さ
れ、それがウェーハ34上にダストとして降下し、デバ
イス特性の悪化及び歩留りの低下を招く原因となるとい
う問題があった。
【0011】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、エッチング過程において生成される反
応生成物が上部電極下面に付着しエッチング処理中のウ
ェーハ上にダストとして降下することを防止して、デバ
イス特性の悪化及び製造歩留りの低下を防止することが
できる半導体エッチング装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体エッチング装置により達成される。即
ち、請求項1に係る半導体エッチング装置は、反応室内
に設置された一対の平行平板型の上部電極及び下部電極
と、上部電極に開口され、上部電極と下部電極との間に
エッチングガスを導入する複数のガス穴と、高周波を印
加して、上部電極と下部電極との間にプラズマを生成さ
せる高周波電源と、複数のガス穴の周囲の上部電極下面
に設置され、下部電極上に搭載したウェーハ上方に生成
されるプラズマを均一化するためのフォーカスリングと
を有する半導体エッチング装置であって、フォーカスリ
ングの内周側面が複数のガス穴の最外側のガス穴に近接
していることを特徴とする。
【0013】このように請求項1に係る半導体エッチン
グ装置においては、フォーカスリングの内周側面と複数
のガス穴の最外側のガス穴とが近接していることによ
り、フォーカスリング内周側面近傍の下部電極にまでガ
ス穴が開口されているため、構造上反応ガスが溜まり易
い上部電極下面とフォーカスリングの内周側面との角部
がなくなり、エッチング過程において生成された反応生
成物が付着するスペース自体がなくなる。また、下部電
極上に搭載したウェーハに対向して露出している上部電
極下面全体に複数のガス穴からエッチング種となるラジ
カルや反応性イオンが絶えず供給されて、上部電極下面
のエッチングが進行し、反応生成物が付着することが防
止される。
【0014】また、請求項2に係る半導体エッチング装
置は、上記請求項1に係る半導体エッチング装置におい
て、フォーカスリングの内周の直径が下部電極上に搭載
されたウェーハの直径よりも大きい構成とすることによ
り、下部電極に開口されるガス穴の数が従来より増加す
るものの、フォーカスリングにより周囲を囲まれた上部
電極下面と下部電極上に搭載したウェーハ表面との間に
生成されるプラズマの広がりが十分に確保されるため、
上記請求項1に係る半導体エッチング装置の場合の作用
に加えて、ウェーハ面内のエッチングレートの均一性が
確保される。
【0015】また、請求項3に係る半導体エッチング装
置は、上記請求項1に係る半導体エッチング装置におい
て、フォーカスリングの内周側面がテーパ形状をなして
いる構成とすることにより、上部電極に開口されるガス
穴の数を増加させることなく、フォーカスリングにより
周囲を囲まれた上部電極下面と下部電極上に搭載したウ
ェーハ表面との間に生成されるプラズマの広がりが十分
に確保されるため、上記請求項2に係る半導体エッチン
グ装置の場合と同様の作用を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る平行平板型RIE装置の反応室内を示す概略断面図で
ある。図1に示されるように、本実施形態に係る平行平
板型RIE装置の反応室内には、一対の平行平板型電
極、即ち上部シリコン電極10及び下部電極12が対向
して設置されている。そして、この下部電極12上には
ウェーハ14を搭載すると共に、下部電極12周囲に設
置されたクランプリング16を用いて、下部電極12上
に搭載されたウェーハ14を固定するようになってい
る。また、このウェーハ14上方の上部シリコン電極1
0には、複数のガス穴18、18aがウェーハ14の大
きさとほぼ同じ範囲に同心円状に開口されており、これ
ら複数のガス穴18、18aから上部シリコン電極10
と下部電極12との間に反応ガスとしてCF4 、CHF
3 、Ar等が導入されるようになっている。
【0017】また、上部シリコン電極10は高周波電源
(図示せず)に接続され、下部電極12は接地されてお
り、この高周波電源により上部シリコン電極10に高周
波電力が供給されて、上部シリコン電極10と下部電極
12との間にプラズマが生成されるようになっている。
また、複数のガス穴18、18a周囲の上部シリコン電
極10下面には、例えばAl2 3 やSiO2 によって
作られ、内周の直径がウェーハ14の直径とほぼ同じ程
度のフォーカスリング20が設置され、下部電極12上
に搭載したウェーハ16上部に生成されるプラズマを均
一化するようになっているが、ここで、フォーカスリン
グ20が複数のガス穴18、18aの最外側のガス穴1
8aに近接して設置されている点に本実施形態の特徴が
ある。
【0018】また、上部シリコン電極10と下部電極1
2との間に導入された反応ガスの未反応分やウェーハ1
4上の薄膜をエッチングする過程において生成される反
応生成物は、真空ポンプ等の排気ユニット(図示せず)
を用いてフォーカスリング20とクランプリング16と
の間から排気されるようになっている。
【0019】以上のように本実施形態に係る平行平板型
RIE装置によれば、上部シリコン電極10に同心円状
に開口された複数のガス穴18、18aの最外側のガス
穴18aとフォーカスリング20の内周側面とが近接し
ていることにより、フォーカスリング20内周側面に近
傍の下部電極10にまでガス穴18aが開口されている
ため、構造上反応ガスが溜まり易い上部シリコン電極1
0下面とフォーカスリング20の内周側面との角部がな
くなり、エッチング過程において生成された反応生成物
が付着するスペース自体がなくなる。また、下部電極1
2上に搭載したウェーハ14に対向して露出している上
部シリコン電極10下面全体にガス穴18、18aから
エッチング種となるラジカルや反応性イオンが絶えず供
給されて、上部シリコン電極10下面のエッチングが進
行する。
【0020】従って、本実施形態に係る平行平板型RI
E装置を使用して、反応室内の上部シリコン電極10と
下部電極12との間にCF4 、CHF3 等の反応ガスプ
ラズマを生成し、このプラズマ中のラジカルや反応性イ
オンとの化学的及び物理的反応により下部電極12上に
搭載したウェーハ14上の薄膜をエッチングする際、エ
ッチング過程において生成される反応生成物が上部シリ
コン電極10下面に付着することが防止されるため、上
部シリコン電極の寿命を向上させることができると共
に、付着物の増加によるトラブルが減少するため、装置
の稼働率を向上させることができる。また、上部シリコ
ン電極10下面への付着物がエッチング処理中のウェー
ハ14上にダストとして降下することが防止されるた
め、このダスト汚染に起因するデバイス特性の悪化及び
製造歩留りの低下を防止することができる。
【0021】但し、上記第1の実施形態においては、フ
ォーカスリング20の内周の直径がウェーハ14の直径
とほぼ同じ程度であることにより、このフォーカスリン
グ20により周囲を囲まれた上部シリコン電極10下面
と下部電極12上に搭載したウェーハ14表面との間に
生成されるプラズマの広がりが従来の場合より小さくな
るため、ウェーハ14面内のエッチングレートの均一性
が損なわれる恐れが生じる。この点を考慮して上記第1
の実施形態に改良を加えたものが、次に説明する第2の
実施形態に係る平行平板型RIE装置である。
【0022】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態に係る平行平板型RIE装置の反応室内を示す
概略断面図である。なお、上記図1に示す平行平板型R
IE装置の構成要素と同一の要素には同一の符号を付し
て説明を省略する。図2に示されるように、本実施形態
に係る平行平板型RIE装置は、上記第1の実施形態の
場合とほぼ同様の構造を有しており、下部電極12上に
搭載されたウェーハ14上方の上部シリコン電極10に
は、複数のガス穴22、22aが同心円状に開口されて
いると共に、これら同心円状の複数のガス穴22、22
a周囲の上部シリコン電極10下面には、フォーカスリ
ング24が複数のガス穴22、22aの最外側のガス穴
22aに近接して設置されている。
【0023】但し、図2から明らかなように、ウェーハ
14上方の上部シリコン電極10に複数のガス穴22、
22aが同心円状に開口されている範囲がウェーハ14
の大きさよりもかなり広く、従ってフォーカスリング2
4の内周の直径がウェーハ14の直径よりも遥かに大き
くなっている点が上記第1の実施形態の場合と異なる点
であり、本実施形態の特徴である。
【0024】以上のように本実施形態に係る平行平板型
RIE装置によれば、ウェーハ14上方の上部シリコン
電極10に同心円状に開口された複数のガス穴22、2
2aの最外側のガス穴22aとフォーカスリング24の
内周側面とが近接していると共に、このフォーカスリン
グ24の内周の直径がウェーハ14の直径よりも遥かに
大きいことにより、上記第1の実施形態の場合と同様の
効果を奏することに加えて、フォーカスリング24によ
り周囲を囲まれた上部シリコン電極10下面と下部電極
12上に搭載したウェーハ14表面との間に生成される
プラズマの広がりが上記第1の実施形態の場合より大き
くなるため、ウェーハ14面内のエッチングレートの均
一性を確保することができる。
【0025】但し、上記第2の実施形態においては、ウ
ェーハ14上方の上部シリコン電極10に複数のガス穴
22、22aが同心円状に開口されている範囲が、ウェ
ーハ14の大きさより広い範囲であることにより、ガス
穴22、22aの数が従来の場合より多くなるため、こ
れら複数のガス穴22、22aを上部シリコン電極10
に同心円状に開口する手間がかかる。この点を考慮し
て、上記第2の実施形態に改良を加えたものが、次に説
明する第3の実施形態に係る平行平板型RIE装置であ
る。
【0026】(第3の実施形態)図3は本発明の第3の
実施形態に係る平行平板型RIE装置の反応室内を示す
概略断面図である。なお、上記図1に示す平行平板型R
IE装置の構成要素と同一の要素には同一の符号を付し
て説明を省略する。図3に示されるように、本実施形態
に係る平行平板型RIE装置は、上記第1及び第2の実
施形態の場合とほぼ同様の構造を有しており、下部電極
12上に搭載されたウェーハ14上方の上部シリコン電
極10には、複数のガス穴18、18aが同心円状に開
口されていると共に、これら同心円状の複数のガス穴1
8、18a周囲の上部シリコン電極10下面には、フォ
ーカスリング26が複数のガス穴18、18aの最外側
のガス穴18aに近接して設置されている。
【0027】また、ウェーハ14上方の上部シリコン電
極10に複数のガス穴18、18aが同心円状に開口さ
れている範囲がウェーハ14の大きさとほぼ同じである
点も上記第1の実施形態の場合と同様であり、従って上
記第2の実施形態の場合とは異なっているが、図3から
明らかなように、フォーカスリング26の内周側面がテ
ーパ形状をなしている点が上記第1及び第2の実施形態
の場合と異なる点であり、本実施形態の特徴である。
【0028】以上のように本実施形態に係る平行平板型
RIE装置によれば、ウェーハ14上方の上部シリコン
電極10にウェーハ14の大きさと同じ範囲に同心円状
に開口された複数のガス穴18、18aの最外側のガス
穴18aとフォーカスリング26の内周側面とが近接し
ていると共に、このフォーカスリング26の内周側面が
テーパ形状をなしていることにより、上記第1の実施形
態の場合と同様の効果を奏することに加えて、内周側面
がテーパ形状をなしているフォーカスリング26により
周囲を囲まれた上部シリコン電極10下面と下部電極1
2上に搭載したウェーハ14表面との間に生成されるプ
ラズマの広がりが上記第1の実施形態の場合より大きく
なるため、上部シリコン電極10に同心円状に開口する
ガス穴18、18aの数を増加させることなく、上記第
2の実施形態の場合と同様の効果を奏することが可能に
なる。
【0029】更に、フォーカスリング26の内周側面の
テーパ形状により、複数のガス穴18、18aから上部
シリコン電極10と下部電極12との間に導入されるC
4、CHF3 、Ar等の反応ガスの流れがよくなり、
エッチング種となるラジカルや反応性イオンがスムーズ
に供給されるため、上記第2の実施形態の場合よりも良
好なエッチング特性を得ることが可能になる。
【0030】即ち、本実施形態に係る平行平板型RIE
装置を使用してウェーハ14上の薄膜をエッチングする
際に、エッチング過程において生成される反応生成物が
上部シリコン電極10下面に付着してエッチング処理中
のウェーハ14上にダストとして降下することを防止
し、それに起因するデバイス特性の悪化及び製造歩留り
の低下を防止することができると共に、ウェーハ14面
内のエッチングレートの均一性を確保しつつ良好に薄膜
のエッチングを行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る半導体エッチング装置によれば、次のような効果を奏
することができる。即ち、請求項1に係る半導体エッチ
ング装置によれば、フォーカスリングの内周側面と複数
のガス穴の最外側のガス穴とが近接していることによ
り、フォーカスリング内周側面近傍の下部電極にまでガ
ス穴が開口されているため、構造上エッチング過程にお
いて生成された反応生成物が付着するスペース自体がな
くなることから、またウェーハに対向して露出している
上部電極下面全体にガス穴からエッチング種となるラジ
カルや反応性イオンが絶えず供給されて上部電極下面の
エッチングが進行することから、上部電極下面に反応生
成物が付着することを防止することができる。従って、
上部電極下面への反応生成物の付着による上部電極の寿
命の短縮化を防止することができると共に、付着物の増
加に伴うトラブルが減少して、装置の稼働率を向上する
ことができる。また、下部電極上に搭載したウェーハ表
面の薄膜をエッチングする際に、エッチング過程におい
て生成される反応生成物が上部電極下面に付着しエッチ
ング処理中のウェーハ上にダストとして降下することに
起因するデバイス特性の悪化及び製造歩留りの低下を防
止することができる。
【0032】また、請求項2に係る半導体エッチング装
置は、フォーカスリングの内周の直径が下部電極上に搭
載されたウェーハの直径よりも大きいことにより、フォ
ーカスリングにより周囲を囲まれた上部電極下面と下部
電極上に搭載したウェーハ表面との間に生成されるプラ
ズマの広がりが十分に確保されるため、上記請求項1に
係る半導体エッチング装置の場合の効果を奏することに
加えて、ウェーハ面内のエッチングレートの均一性を確
保することができる。
【0033】また、請求項3に係る半導体エッチング装
置は、上記請求項1に係る半導体エッチング装置におい
て、フォーカスリングの内周側面がテーパ形状をなして
いることにより、上部電極に開口されるガス穴の数を増
加させることなく、内周側面がテーパ形状をなしている
フォーカスリングにより周囲を囲まれた上部電極下面と
下部電極上に搭載したウェーハ表面との間に生成される
プラズマの広がりが十分に確保されるため、上記請求項
2に係る半導体エッチング装置の場合と同様の作用を奏
すると共に、エッチング種となるラジカルや反応性イオ
ンがスムーズに供給されるため、良好なエッチング特性
を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る平行平板型RI
E装置の反応室内を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る平行平板型RI
E装置の反応室内を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る平行平板型RI
E装置の反応室内を示す概略断面図である。
【図4】従来の平行平板型RIE装置の反応室内を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
10…上部シリコン電極、12…下部電極、14…ウェ
ーハ、16…クランプリング、18…複数のガス穴、1
8a…最外側のガス穴、20…フォーカスリング、22
…複数のガス穴、22a…最外側のガス穴、24…フォ
ーカスリング、26…フォーカスリング、30…上部シ
リコン電極、32…下部電極、34…ウェーハ、36…
クランプリング、38…複数のガス穴、38a…最外側
のガス穴、40…フォーカスリング、42…反応生成
物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室内に設置された一対の平行平板型
    の上部電極及び下部電極と、前記上部電極に開口され、
    前記上部電極と前記下部電極との間にエッチングガスを
    導入する複数のガス穴と、高周波を印加して、前記上部
    電極と前記下部電極との間にプラズマを生成させる高周
    波電源と、前記複数のガス穴の周囲の前記上部電極下面
    に設置され、前記下部電極上に搭載したウェーハ上方に
    生成されるプラズマを均一化するためのフォーカスリン
    グとを有する半導体エッチング装置であって、 前記フォーカスリングの内周側面が前記複数のガス穴の
    最外側のガス穴に近接していることを特徴とする半導体
    エッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体エッチング装置に
    おいて、 前記フォーカスリングの内周の直径が、前記下部電極上
    に搭載されたウェーハの直径よりも大きいことを特徴と
    する半導体エッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体エッチング装置に
    おいて、 前記フォーカスリングの内周側面が、テーパ形状をなし
    ていることを特徴とする半導体エッチング装置。
JP14053197A 1997-05-29 1997-05-29 半導体エッチング装置 Pending JPH10335306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110139371A1 (en) * 2007-11-09 2011-06-16 Hee-Se Lee Plasma etching chamber

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110139371A1 (en) * 2007-11-09 2011-06-16 Hee-Se Lee Plasma etching chamber

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