JPH10332335A - 光学式変位計 - Google Patents

光学式変位計

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JPH10332335A
JPH10332335A JP28843497A JP28843497A JPH10332335A JP H10332335 A JPH10332335 A JP H10332335A JP 28843497 A JP28843497 A JP 28843497A JP 28843497 A JP28843497 A JP 28843497A JP H10332335 A JPH10332335 A JP H10332335A
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JP
Japan
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light
light receiving
image sensor
receiving surface
pixels
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JP28843497A
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Hiroshi Yagishita
博史 柳下
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確かつ安定な測定結果が得られる光学式変
位計を提供することである。 【解決手段】 レーザダイオードはレーザ光を投光レン
ズを通して測定対象物に照射する。受光レンズは測定対
象物からの反射光のうち拡散反射成分をCCDリニアイ
メージセンサの受光面110上に光スポット200とし
て集光させる。CCDリニアイメージセンサの受光面1
10は、光スポット200が測定対象物の変位により移
動する方向に沿って配列された複数の画素P1,P2,
…,Pnからなる。各画素Pj(j=1,2,…,n)
は配列方向に垂直な方向において光スポット200の直
径D以上の幅W1を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の変位を測
定する光学式変位計に関する。
【0002】
【従来の技術】物体の移動量、物体の寸法等を測定する
ために、三角測量を応用した光学式変位計が用いられ
る。図9は従来の光学式変位計の主要部の構成を示すブ
ロック図である。
【0003】図9において、駆動回路101は、光出力
制御信号Vaに基づいてレーザダイオード102を駆動
する。レーザダイオード102から出射されたレーザ光
は投光レンズ103を通して測定対象物100に照射さ
れる。測定対象物100からの反射光のうち拡散反射成
分が受光レンズ104を通して光位置検出素子(PS
D)105により受光される。
【0004】矢印Xで示す方向に測定対象物100が変
位すると、光位置検出素子105の受光面での光スポッ
トの位置が移動する。光位置検出素子105からは、受
光面上での光スポットの位置に応じた2つの出力信号が
出力され、それらの出力信号はそれぞれ電流電圧変換回
路(I−V変換回路)106a,106bにより電流電
圧変換される。光位置検出素子105の一方の出力信号
は受光面の一端部から光スポットまでの距離に比例した
電流値を有し、他方の出力信号は受光面の他端部から光
スポットまでの距離に比例した電流値を有する。したが
って、これらの2つの出力信号の電流値に基づいて測定
対象物100の変位を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光位置
検出素子105での受光量の分布には迷光等の雑音成分
が含まれる。なお、迷光とは、対象となる部分以外から
の反射光である。図10は光位置検出素子105による
受光量分布の一例を示す図である。図10の受光量分布
には、測定対象物100からの反射光による受光量のピ
ークPK1に加えて、迷光等の雑音成分による受光量の
ピークPK2が含まれる。この場合、光位置検出素子1
05からは雑音成分による受光量のピークPK2を含め
てすべての受光量分布の重心位置P1に対応する出力信
号が出力される。そのため、測定対象物100からの反
射光による受光量のピークPK1の重心位置P0を正確
に求めることが困難となる。このように、迷光等の雑音
成分による影響で測定結果が不安定になるという問題が
ある。
【0006】そこで、受光素子として光位置検出素子の
代わりにCCD(電荷結合素子)リニアイメージセンサ
を用いることが提案されている。最近では、装置の小型
化を図るために、CCDリニアイメージセンサの各画素
のサイズも小型化する傾向にある。このようなCCDリ
ニアイメージセンサから出力される受光信号は受光量分
布を表わしているので、その受光信号に基づいて反射光
による受光量のピークの重心位置を正確に求めることが
可能となる。
【0007】しかしながら、一般に、光源としてレーザ
ダイオードを用いた光学式変位計では、レーザ光の干渉
性のために、測定対象物からの反射光はスペックルパタ
ーン(斑点模様)を含んでいる。特に、測定対象物が金
属からなる場合には、スペックルパターンは顕著に現れ
る。このスペックルパターンでは、斑点の部分の光強度
が他の部分の光強度よりも高くなる。
【0008】図11(a)はレーザ光によりCCDリニ
アイメージセンサの受光面に形成される光スポットを示
す図、図11(b)は図11(a)の光スポットに対応
する受光信号を示す図である。CCDリニアイメージセ
ンサの受光面は、直線状に配列された複数の画素(受光
部)P1,P2…,Pmからなる。図11(a)に示す
ように、CCDリニアイメージセンサの受光面に形成さ
れる光スポット200にはスペックルパターンが現わ
れ、光強度のばらつきが発生する。そのため、迷光等の
雑音成分の問題が解消されても、CCDリニアイメージ
センサにより得られる図11(b)の受光信号から測定
対象物の位置を計算する場合に、スペックルパターンの
影響で測定結果が不正確かつ不安定になるという問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、正確かつ安定な測定結果
が得られる光学式変位計を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る光学式変位計は、対象物の変位を測定する光
学式変位計であって、対象物にレーザ光を照射するレー
ザ光照射手段と、複数の画素からなる受光面を有し、各
画素での受光量を受光信号として出力するリニアイメー
ジセンサと、対象物からの反射光をリニアイメージセン
サの受光面上に光スポットとして集光させる集光レンズ
とを備え、リニアイメージセンサの複数の画素は、集光
レンズにより受光面上に形成される光スポットが対象物
の変位により移動する方向に沿って配置され、複数の画
素の各々は、複数の画素の配列方向に垂直な方向におい
て光スポットを包含する幅を有するものである。
【0011】ここで、リニアイメージセンサとは、各画
素で蓄積された電荷をシフトレジスタに一括転送した後
に順次出力するCCDタイプのイメージセンサのみなら
ず、各画素で蓄積される電荷を逐次転送して出力するイ
メージセンサも含む。
【0012】本発明に係る光学式変位計においては、対
象物にレーザ光が照射され、対象物からの反射光がリニ
アイメージセンサの受光面上に光スポットとして集光さ
れ、各画素での受光量が受光信号として出力される。対
象物が変位すると、リニアイメージセンサの受光面上に
形成される光スポットの位置が移動するので、リニアイ
メージセンサからの受光信号に基づいて対象物の変位を
測定することができる。
【0013】特に、リニアイメージセンサの複数の画素
の各々が、複数の画素の配列方向に垂直な方向において
光スポットを包含する幅を有するので、リニアイメージ
センサの受光面に形成される光スポットにスペックルパ
ターンが現れた場合でも、各画素においてスペックルパ
ターンによる光強度のばらつきが平均化される。それに
より、リニアイメージセンサから出力される受光信号に
スペックルパターンの影響が現れず正確かつ安定な測定
結果が得られる。
【0014】また、各画素が配列方向に垂直な方向にお
いて光スポットを包含する幅を有するので、各画素にお
ける受光量が多くなり、より安定した測定結果が得られ
る。
【0015】第2の発明に係る光学式変位計は、対象物
の変位を測定する光学式変位計であって、対象物にレー
ザ光を照射するレーザ光照射手段と、複数の画素からな
る受光面を有し、各画素での受光量を受光信号として出
力するリニアイメージセンサと、対象物からの反射光を
リニアイメージセンサの受光面上に光スポットとして集
光させる集光レンズとを備え、リニアイメージセンサの
複数の画素は、集光レンズにより受光面上に形成される
光スポットが対象物の変位により移動する方向に沿って
配置され、複数の画素の各々は、複数の画素の配列方向
に垂直な方向において30μm以上の幅を有するもので
ある。
【0016】本発明に係る光学式変位計においては、対
象物にレーザ光が照射され、対象物からの反射光がリニ
アイメージセンサの受光面上に光スポットとして集光さ
れ、各画素での受光量が受光信号として出力される。対
象物が変位すると、リニアイメージセンサの受光面上に
形成される光スポットの位置が移動するので、リニアイ
メージセンサからの受光信号に基づいて対象物の変位を
測定することができる。
【0017】特に、リニアイメージセンサの複数の画素
の各々が、複数の画素の配列方向に垂直な方向において
30μm以上の幅を有するので、リニアイメージセンサ
の受光面上の光スポットを絞った状態で、各画素が複数
の画素の配列方向に垂直な方向において光スポットを包
含することができる。それにより、リニアイメージセン
サの受光面に形成される光スポットにスペックルパター
ンが現れた場合でも、各画素においてスペックルパター
ンによる光強度のばらつきが平均化される。したがっ
て、リニアイメージセンサから出力される受光信号にス
ペックルパターンの影響が現れず正確かつ安定な測定結
果が得られる。
【0018】また、各画素が配列方向に垂直な方向にお
いて光スポットを包含することができるので、各画素に
おける受光量が多くなり、より安定した測定結果が得ら
れる。
【0019】第3の発明に係る光学式変位計は、対象物
の変位を測定する光学式変位計であって、対象物にレー
ザ光を照射するレーザ光照射手段と、複数の画素からな
る受光面を有し、各画素での受光量を受光信号として出
力する2次元イメージセンサと、対象物からの反射光を
2次元イメージセンサの受光面上に光スポットとして集
光させる集光レンズとを備え、2次元イメージセンサの
複数の画素は、集光レンズにより受光面上に形成される
光スポットが対象物の変位により移動する第1の方向と
第1の方向に垂直な第2の方向とにマトリクス状に配列
され、受光面は、第2の方向において光スポットを包含
する幅を有し、第2の方向に配列された複数の画素に対
応する受光信号を加算する加算手段をさらに備えたもの
である。
【0020】本発明に係る光学式変位計においては、対
象物にレーザ光が照射され、対象物からの反射光が2次
元イメージセンサの受光面上に光スポットとして集光さ
れ、各画素での受光量が受光信号として出力される。対
象物が変位すると、2次元イメージセンサの受光面上に
形成される光スポットが第1の方向に移動するので、第
1の方向に配列された複数の画素に対応する受光信号に
基づいて対象物の変位を測定することができる。
【0021】特に、2次元イメージセンサの受光面が第
2の方向において光スポットを包含する幅を有するの
で、2次元イメージセンサの受光面に形成される光スポ
ットにスペックルパターンが現れた場合でも、第2の方
向に配列された複数の画素に対応する受光信号を加算す
ることにより、スペックルパターンによる光強度のばら
つきを平均化することができる。したがって、スペック
ルパターンの影響を除去することが可能となり、正確か
つ安定な測定結果が得られる。
【0022】また、受光面が第2の方向において光スポ
ットを包含する幅を有するので、受光量が多くなり、よ
り安定した測定結果が得られる。
【0023】第4の発明に係る光学式変位計は、対象物
の変位を測定する光学式変位計であって、対象物にレー
ザ光を照射するレーザ光照射手段と、複数の画素からな
る受光面を有し、各画素での受光量を受光信号として出
力する2次元イメージセンサと、対象物からの反射光を
2次元イメージセンサの受光面上に光スポットとして集
光させる集光レンズとを備え、2次元イメージセンサの
複数の画素は、集光レンズにより受光面上に形成される
光スポットが対象物の変位により移動する第1の方向と
第1の方向に垂直な第2の方向とにマトリクス状に配列
され、受光面は、第2の方向において30μm以上の幅
を有し、第2の方向に配列された複数の画素に対応する
受光信号を加算する加算手段をさらに備えたものであ
る。
【0024】本発明に係る光学式変位計においては、対
象物にレーザ光が照射され、対象物からの反射光が2次
元イメージセンサの受光面上に光スポットとして集光さ
れ、各画素での受光量が受光信号として出力される。対
象物が変位すると、2次元イメージセンサの受光面上に
形成される光スポットが第1の方向に移動するので、第
1の方向に配列された複数の画素に対応する受光信号に
基づいて対象物の変位を測定することができる。
【0025】特に、2次元イメージセンサの受光面が第
2の方向において30μm以上の幅を有するので、受光
面上の光スポットを絞った状態で、受光面が第2の方向
において光スポットを包含することができる。それによ
り、2次元イメージセンサの受光面に形成される光スポ
ットにスペックルパターンが現れた場合でも、第2の方
向に配列された複数の画素に対応する受光信号を加算す
ることにより、スペックルパターンによる光強度のばら
つきを平均化することができる。したがって、スペック
ルパターンの影響を除去することが可能となり、正確か
つ安定な測定結果が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける光学式変位計の構成を示すブロック図である。
【0027】図1の光学式変位計はヘッド部1および本
体部2により構成される。ヘッド部1は、レーザダイオ
ード11、駆動回路12、CCDリニアイメージセンサ
13、CCD制御回路14、増幅回路15、投光レンズ
16および受光レンズ17を含む。
【0028】一方、本体部2は、LPF(ローパスフィ
ルタ)・増幅回路21、ピークホールド回路22、マイ
クロコンピュータ23およびD/A変換器(デジタル/
アナログ変換器)25を含む。マイクロコンピュータ2
3は、A/D変換器(アナログ/デジタル変換器)24
を内蔵する。また、本体部2は、AGC(自動利得制
御)増幅器26、ピークホールド回路27、減算器2
8、誤差積分回路29および基準電圧発生回路30を含
む。さらに、本体部2は、クロック発生回路33および
電源回路34を含む。
【0029】マイクロコンピュータ23は、レーザダイ
オード11の点灯時間を制御するレーザダイオード駆動
パルス信号LDを発生する。駆動回路12は、レーザダ
イオード駆動パルス信号LDに応答してレーザダイオー
ド11を駆動する。この駆動回路12は、例えば、レー
ザダイオード駆動パルス信号LDの活性期間(例えばハ
イレベルの期間)にレーザダイオード11に電流を供給
する。したがって、レーザダイオード駆動パルス信号L
Dのパルス幅に応じてレーザダイオード11の点灯時間
が制御される。
【0030】レーザダイオード11から出射された光は
投光レンズ16を通して測定対象物100に照射され
る。受光レンズ17は、測定対象物100からの反射光
のうち拡散反射成分をCCDリニアイメージセンサ13
の受光面上に光スポットとして集光させる。矢印Xで示
す方向に測定対象物100が変位すると、CCDリニア
イメージセンサ13の受光面上の光スポットがx方向に
移動する。
【0031】CCDリニアイメージセンサ13の出力信
号は増幅回路15により増幅され、増幅された出力信号
が受光信号LS0としてLPF・増幅回路21に与えら
れる。CCD制御回路14は、クロック発生回路33に
より発生されるクロック信号CKに同期してCCDリニ
アイメージセンサ13の動作を制御する。
【0032】本体部2において、LPF・増幅回路2
1、ピークホールド回路22、マイクロコンピュータ2
3およびA/D変換器24がデューティサイクル制御ル
ープを構成する。このデューティサイクル制御ループ
は、受光信号LS0のピーク電圧が所定のレベルになる
ようにレーザダイオード駆動パルス信号LDのデューテ
ィサイクルをフィードバック制御する。
【0033】また、LPF・増幅回路21、AGC増幅
器26、ピークホールド回路27、減算器28、誤差積
分回路29および基準電圧発生回路30がAGC(自動
利得制御)ループを構成する。このAGCループは、A
GC増幅器26の出力信号LS2のピーク電圧が所定の
レベルになるようにAGC増幅器26の利得(増幅率)
をフィードバック制御する。
【0034】さらに、A/D変換器31、デジタル処理
回路32およびマイクロコンピュータ23がデジタル処
理部を構成する。このデジタル処理部は、AGC増幅器
26の出力信号LS2をデジタルデータ(以下、受光量
データと呼ぶ)に変換し、得られた受光量データのうち
ある一定のしきい値以上の受光量データに基づいてCC
Dリニアイメージセンサ13による受光量分布のピーク
位置を検出する。
【0035】デジタル処理部により検出されたピーク位
置のデータは変位の測定結果としてD/A変換器25に
出力される。D/A変換器25はピーク位置のデータを
アナログ信号に変換し、測定結果として出力する。
【0036】本実施例では、レーザダイオード11がレ
ーザ光照射手段に相当し、CCDリニアイメージセンサ
13がリニアイメージセンサに相当し、受光レンズ17
が集光レンズに相当する。
【0037】図2(a)は図1の光学式変位計に用いら
れるCCDリニアイメージセンサ13の受光面と光スポ
ットとの関係を示す図、図2(b)は図2(a)の光ス
ポットにより得られる受光量データを示す図である。ま
た、図3は光スポットの直径の定義を説明するための図
である。
【0038】図2(a)において、図1の測定対象物1
00が矢印Xで示す方向に変位した場合にCCDリニア
イメージセンサ13の受光面110上で光スポット20
0が移動する方向をx方向とし、CCDリニアイメージ
センサ13の受光面110上でx方向に垂直な方向をy
方向とする。
【0039】CCDリニアイメージセンサ13の受光面
110は、x方向に沿って配列された複数の画素(受光
部)P1,P2,…,Pmからなる。以下、各画素P
1,P2,…,Pmを代表的にPjで表す。ここで、j
=1,2,…,mである。
【0040】受光レンズ17により受光面110に集光
される光スポット200の直径Dは、次のように定義さ
れる。すなわち、図3に示すように、受光面110上で
の光強度分布において、最大光強度の1/e2 (=1
3.5%)以上の光強度を有する領域の幅を直径Dとす
る。ここで、eは自然対数の底である。
【0041】図2に示すように、各画素Pjのy方向の
幅W1は、光スポット200の直径D以上となってい
る。なお、受光面110のx方向の長さLは任意である
が、この受光面110の長さLにより測定対象物100
の測定可能な変位が定まる。
【0042】本実施例のCCDリニアイメージセンサ1
3では、各画素Pjがy方向において光スポット200
の直径D以上の幅W1を有するので、光スポット200
にスペックルパターンが現れた場合でも、各画素Pjに
おいてスペックルパターンによる光強度のばらつきが平
均化される。したがって、図2(b)に示すように、光
スポット200に対応する受光量データはスペックルパ
ターンの影響を受けず、受光量分布の重心位置を正確か
つ安定に測定することが可能となる。また、各画素Pj
の面積が大きいので、各画素Pjにおける受光量が増加
し、より安定した測定結果が得られる。
【0043】本発明者の実験によれば、CCDリニアイ
メージセンサ13の受光面110上の光スポット200
の直径Dは、レーザダイオード11、投光レンズ16、
受光レンズ17等からなる光学系を調整することによ
り、30μmよりも小さく絞ることが可能である。した
がって、CCDリニアイメージセンサ13の各画素Pj
のy方向の幅W1を30μm以上に設定すれば、CCD
リニアイメージセンサ13の受光面110上の光スポッ
ト200を最も絞った状態で、各画素Pjがy方向にお
いて光スポット200を包含することができる。
【0044】ここで、図1の光学式変位計の本体部2の
動作を説明する。LPF・増幅回路21は、ヘッド部1
の増幅回路15から与えられる受光信号LS0の高周波
成分を除去するとともにその受光信号LS0を増幅し、
受光信号LS1として出力する。ピークホールド回路2
2は、受光信号LS1のピーク電圧を保持し、ピークホ
ールド電圧Vp1として出力する。A/D変換器24
は、ピークホールド回路22から与えられるピークホー
ルド電圧Vp1および所定の基準電圧をデジタルデータ
に変換する。
【0045】マイクロコンピュータ23は、ピークホー
ルド電圧Vp1のデジタルデータを基準電圧のデジタル
データと比較し、ピークホールド電圧Vp1が基準電圧
と等しくなるようにレーザダイオード駆動パルス信号L
Dのデューティサイクルを制御する。ここで、レーザダ
イオード駆動パルス信号LDのデューティサイクルは、
レーザダイオード駆動パルス信号LDのパルス幅を周期
で割った値である。
【0046】一方、AGC増幅器26は、受光信号LS
1を増幅する。ピークホールド回路27は、AGC増幅
器26の出力信号LS2のピーク電圧を保持し、ピーク
ホールド電圧Vp2として出力する。基準電圧発生回路
30は、所定の基準電圧を発生する。
【0047】減算器28は、基準電圧とピークホールド
電圧Vp2との差を誤差信号として出力する。誤差積分
回路29は、誤差信号を積分し、積分された誤差信号を
制御電圧としてAGC増幅器26に与える。これによ
り、制御電圧に基づいてAGC増幅器26の出力信号L
S2のピーク電圧が基準電圧と等しくなるように、AG
C増幅器26の利得が制御される。
【0048】図4は図1の光学式変位計におけるデジタ
ル処理部の動作を説明するための図である。A/D変換
器31は、AGCループにおけるAGC増幅器26の出
力信号LS2をアナログ/デジタル変換し、デジタルデ
ータを受光量データD0として出力する。デジタル処理
回路32は、受光量データD0のうち所定のしきい値T
hよりも大きい値を有するデータを抽出し、受光量デー
タD1として出力する。具体的には、デジタル処理回路
32は、受光量データD0からしきい値Thを減算し、
0よりも大きいデータのみを受光量データD1とする。
マイクロコンピュータ23は、デジタル処理回路32に
より抽出された受光量データD1を用いて受光量分布の
重心位置を算出する。
【0049】図5はA/D変換器31により得られた受
光量データD0およびデジタル処理回路32により得ら
れた受光量データD1の一例を示す波形図である。
【0050】図5に示すように、受光量データD0に
は、測定対象物100からの反射光による受光量のピー
クPRおよび迷光等の雑音成分による受光量のピークP
Nが含まれる。この受光量データD0のうちしきい値T
hよりも大きい値を有する受光量データのみを抽出する
ことにより、受光量データD1には測定対象物100か
らの反射光による受光量のピークPRのみが含まれる。
【0051】これにより、マイクロコンピュータ23
は、雑音成分を含まない受光量データD1を用いて測定
対象物100からの反射光による受光量のピークPRの
重心位置P0を算出することができる。したがって、測
定結果が安定するとともに、計算に用いるデータ数が大
幅に減少し、計算時間が短縮される。
【0052】次に、本発明の第2の実施例における光学
式変位計について説明する。第2の実施例の光学式変位
計が第1の実施例の光学式変位計と異なるのは、CCD
リニアイメージセンサ13の代わりに2次元イメージセ
ンサが用いられる点である。
【0053】図6は第2の実施例の光学式変位計に用い
られる2次元イメージセンサの受光面と光スポットとの
関係を示す図、図7は2次元イメージセンサからの電荷
の読み出し順序を説明するための図である。
【0054】図7に示すように、2次元イメージセンサ
の受光面120は、第1行,第2行,…,第n行および
第1列,第2列,…,第m列にマトリクス状に配列され
た複数の画素Pijからなる。ここで、i=1,2,…,
n、j=1,2,…,mである。各行の画素はx方向に
沿って配列され、各列の画素はy方向に沿って配列され
ている。
【0055】図6に示すように、受光面120のy方向
における幅W2は、光スポット200の直径D以上に設
定されている。すなわち、受光面120の幅W2が光ス
ポット200の直径D以上となるように各列の画素の数
nが設定されている。また、受光面120のx方向の長
さLにより、測定対象物100の測定可能な変位が定ま
る。
【0056】測定時には、図7に示すように、まず、第
1行のm個の画素P1jに蓄積された電荷が順に読み出さ
れ、次に、第2行のm個の画素P2jに蓄積された電荷が
順に読み出される。同様にして、各行のm個の画素Pij
に蓄積された電荷が順に読み出され、最後に、第n行の
m個の画素Pnjに蓄積された電荷が順に読み出される。
【0057】図8(a)は2次元イメージセンサの各行
の画素と光スポットとの関係を示す図、図8(b)は各
行の画素に対応する受光量データを示す図、図8(c)
は各行の画素に対応する受光量データの加算結果を示す
図である。
【0058】図8(a)に示すように、受光面120の
第1行R1,第2行R2,…,第n行Rnがそれぞれリ
ニアイメージセンサと同等の機能を達成する。これによ
り、図8(b)に示すように、受光面120の各行R
1,R2,…,Rnからそれぞれ受光量データR
(1),R(2),…,R(n)が得られる。これらの
受光量データR(1)〜R(n)では、光スポット20
0のスペックルパターンの影響により、光量分布にばら
つきが生じている。
【0059】図1のマイクロコンピュータ23は、各行
R1〜Rnに対応する受光量データR(1)〜R(n)
を各列ごとに加算する。すなわち、各列の受光量データ
P(1),P(2),…,P(m)を次式により算出す
る。
【0060】 P(1)=P(1,1)+P(2,1)+…+P(n,1) P(2)=P(1,2)+P(2,2)+…+P(n,2) ・・・ ・・・ P(m)=P(1,m)+P(2,m)+…+P(n,m) 上式において、P(i,j)は画素Pijに対応する受光
量データを表わし、i=1,2,…,n、j=1,2,
…,mである。各列の受光量データは、第1の実施例に
おけるCCDリニアイメージセンサ13の各画素Pjの
受光量データに相当する。上記の加算演算により、図8
(c)に示す受光量データが得られる。図8(c)の受
光量データにおいては、スペックルパターンによる光量
分布のばらつきが平均化されている。
【0061】本実施例では、2次元イメージセンサの受
光面120がy方向において光スポット200の直径D
以上の幅W2を有するように各列の画素の数が設定され
ているので、光スポット200にスペックルパターンが
現れた場合でも、各列においてスペックルパターンによ
る光強度のばらつきが平均化される。したがって、図8
(c)に示すように、光スポット200に対応する受光
量データはスペックルパターンの影響を受けず、受光量
分布の重心位置を正確かつ安定に測定することが可能と
なる。また、受光面120がy方向において光スポット
200以上の幅を有するので、各列における受光量が増
加し、より安定した測定結果が得られる。
【0062】本実施例においても、2次元イメージセン
サの受光面120上の光スポット200の直径Dを30
μmよりも小さく絞ることができるので、2次元イメー
ジセンサの受光面120のy方向における幅W2が30
μm以上になるように各列の画素の数を設定することに
より、受光面120上の光スポット200を最も絞った
状態で、受光面120がy方向において光スポット20
0を包含することができる。
【0063】第2の実施例では、マイクロコンピュータ
23が加算手段に相当するが、デジタル処理回路32が
加算演算処理を行ってもよい。
【0064】また、2次元イメージセンサとしては、C
CD2次元イメージセンサに限らず、他の受光素子アレ
イを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光学式変位計の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の光学式変位計に用いられるCCDリニア
イメージセンサの受光面と光スポットとの関係を示す図
および光スポットにより得られる受光量データを示す図
である。
【図3】光スポットの直径の定義を説明するための図で
ある。
【図4】図1の光学式変位計におけるデジタル処理部の
動作を説明するための図である。
【図5】A/D変換器により得られた受光量データおよ
びデジタル処理回路により得られた受光量データの一例
を示す波形図である。
【図6】本発明の第2の実施例における光学式変位計に
用いられる2次元イメージセンサの受光面と光スポット
との関係を示す図である。
【図7】図6の2次元イメージセンサからの電荷の読み
出し順序を説明するための図である。
【図8】図6の2次元イメージセンサにおける各行の画
素と光スポットとの関係を示す図、各行の画素に対応す
る受光量データを示す図および各行の画素に対応する受
光量データの加算結果を示す図である。
【図9】従来の光学式変位計の主要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】光位置検出素子での受光量分布の一例を示す
図である。
【図11】レーザ光によりCCDリニアイメージセンサ
の受光面に形成される光スポットを示す図および光スポ
ットにより得られる受光信号を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部 2 本体部 11 レーザダイオード 13 CCDリニアイメージセンサ 17 受光レンズ 23 マイクロコンピュータ 24,31 A/D変換器 32 デジタル処理回路 100 測定対象物 110,120 受光面 200 光スポット P1,P2,Pj,Pm,Pij 画素

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の変位を測定する光学式変位計で
    あって、 前記対象物にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、 複数の画素からなる受光面を有し、各画素での受光量を
    受光信号として出力するリニアイメージセンサと、 前記対象物からの反射光を前記リニアイメージセンサの
    前記受光面上に光スポットとして集光させる集光レンズ
    とを備え、 前記リニアイメージセンサの前記複数の画素は、前記集
    光レンズにより前記受光面上に形成される光スポットが
    前記対象物の変位により移動する方向に沿って配列さ
    れ、 前記複数の画素の各々は、前記複数の画素の配列方向に
    垂直な方向において前記光スポットを包含する幅を有す
    ることを特徴とする光学式変位計。
  2. 【請求項2】 対象物の変位を測定する光学式変位計で
    あって、 前記対象物にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、 複数の画素からなる受光面を有し、各画素での受光量を
    受光信号として出力するリニアイメージセンサと、 前記対象物からの反射光を前記リニアイメージセンサの
    前記受光面上に光スポットとして集光させる集光レンズ
    とを備え、 前記リニアイメージセンサの前記複数の画素は、前記集
    光レンズにより前記受光面上に形成される光スポットが
    前記対象物の変位により移動する方向に沿って配列さ
    れ、 前記複数の画素の各々は、前記複数の画素の配列方向に
    垂直な方向において30μm以上の幅を有することを特
    徴とする光学式変位計。
  3. 【請求項3】 対象物の変位を測定する光学式変位計で
    あって、 前記対象物にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、 複数の画素からなる受光面を有し、各画素での受光量を
    受光信号として出力する2次元イメージセンサと、 前記対象物からの反射光を前記2次元イメージセンサの
    前記受光面上に光スポットとして集光させる集光レンズ
    とを備え、 前記2次元イメージセンサの前記複数の画素は、前記集
    光レンズにより前記受光面上に形成される光スポットが
    前記対象物の変位により移動する第1の方向と前記第1
    の方向に垂直な第2の方向とにマトリクス状に配列さ
    れ、 前記受光面は、前記第2の方向において前記光スポット
    を包含する幅を有し、 前記第2の方向に配列された複数の画素に対応する受光
    信号を加算する加算手段をさらに備えたことを特徴とす
    る光学式変位計。
  4. 【請求項4】 対象物の変位を測定する光学式変位計で
    あって、 前記対象物にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、 複数の画素からなる受光面を有し、各画素での受光量を
    受光信号として出力する2次元イメージセンサと、 前記対象物からの反射光を前記2次元イメージセンサの
    前記受光面上に光スポットとして集光させる集光レンズ
    とを備え、 前記2次元イメージセンサの前記複数の画素は、前記集
    光レンズにより前記受光面上に形成される光スポットが
    前記対象物の変位により移動する第1の方向と前記第1
    の方向に垂直な第2の方向とにマトリクス状に配列さ
    れ、 前記受光面は、前記第2の方向において30μm以上の
    幅を有し、 前記第2の方向に配列された複数の画素に対応する受光
    信号を加算する加算手段をさらに備えたことを特徴とす
    る光学式変位計。
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