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おしぼり用原紙
JPH10331098A
Japan
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Akira Mishina 彰 三品 Takayuki Nagano 孝幸 長野 Mikio Hikita 幹雄 引田 - Current Assignee
- New Oji Paper Co Ltd
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Description
translated from
り用原紙に関し、更に詳しくはセルロースパルプと合成
繊維とからなる混抄紙をクレープ加工することにより、
高速熱エンボス加工適性が良好なおしぼり用原紙に関す
るものである。
製のおしぼりの代わりに使用されている使い捨ておしぼ
り用原紙としては、乾式不織布を熱エンボス加工したも
のや、不織布とティッシュペーパーを積層し、熱エンボ
ス加工したものが高級品として使用されているが、触感
に優れているものの価格が高い点が使い捨て用品として
大きな難点となっている。
ポリエチレンフィルムを挟んで積層し、熱エンボス加工
したものが低価格である点を評価されて、広く使用され
ている。同様に、実開昭62−198297号公報には
多数のクレープを形成した吸湿紙を、例えば3枚等複数
枚を積層し、さらに1〜3mmの巾で接着剤による接着
部をピッチ10〜20mmで設けることによる紙おしぼ
りが提案されている。しかし、これらの場合三層の積層
構造なので製造工程が複雑なものとなる。
特性としては、布製のおしぼりに近似した特性を有する
ことが必要であり、湿潤強度、柔軟性、手肉感、吸水性
などが重要な品質である。特に、手肉感を出すために嵩
高にする必要があり、そのために熱エンボス加工が行わ
れるのが一般的であるが、とりわけ熱エンボス加工時に
紙が破れて穴があかないこと、また、熱エンボス加工し
た後の形状をそのまま保持する特性(これをエンボス保
持性と言う)の高いことが要求される。
開平5−98594号公報にてセルロースパルプと合成
繊維の配合比を規定した混抄紙を原紙として、エンボス
保持性が15〜30g/cm2となるように熱エンボス
加工することを特徴とするおしぼり用原紙を提案し、更
に特開平8−176998号公報では、セルロース繊維
からなる層と、セルロース繊維および合成繊維からなる
層の2層抄合わせ紙にクレープ加工することを特徴とす
るおしぼり用原紙を提案した。
いても、ユーザーからのコストダウン要請に応えるべく
加工生産性を上げるため、従来の150ショット(本)
/分の加工速度から、300〜400ショット(本)/
分で生産するようになってきた。このため、おしぼり用
原紙としては、高速下でのエンボス加工適性、言い換え
れば、更に低温でのエンボス保持性を発現すること、お
よびエンボス加工時の強度を求められるようになった。
下でのエンボス加工適性、言い換えれば、より低温での
エンボス加工でエンボス保持性が発現し、エンボス加工
時の破れ、穴開き等がない強度の優れたおしぼり用原紙
を提供することを目的とする。
に鑑み、鋭意研究の結果、原材料としてセルロースパル
プと合成繊維を使用し、セルロースパルプと合成繊維の
配合率を特定し、かつ合成繊維中の低融点合成繊維の配
合を特定し、更に紙の伸びが特定範囲に入るようにクレ
ープ加工を施すことによって、優れたおしぼり用原紙が
得られることを見い出し本発明を完成させるに至った。
〜90重量%と、合成繊維10〜50重量%からなる原
料を用いて混抄し、さらに紙の伸びを10〜50%にな
るようにクレープ加工することを特徴とするおしぼり用
原紙である。
100重量%が、60〜130℃の融点を有する合成繊
維としたことを特徴とするおしぼり用原紙である。
は、針葉樹、広葉樹などの木材繊維、マニラ麻、ケナ
フ、バガスなどの非木材繊維、レーヨンなどの再生繊維
が用いられ、これら繊維は単独あるいは数種混合して使
用される。セルロース繊維のパルプ化には、クラフトパ
ルプ法、亜硫酸パルプ法等の化学パルプ、セミ化学パル
プ、機械パルプなどの方法が使用でき、それらを通常採
用される方法で晒、または半晒したもの、あるいは未晒
のものが採用でき、あるいはこれらの混合物のいずれで
も用いることができる。
テル、ビニロン、ナイロン等の単体繊維、芯がポリエチ
レン、あるいはポリエステルで鞘がポリエステル、エチ
レン・酢ビのようないわゆる芯−鞘型の複合繊維、ある
いはこれらの混合物が挙げられ、適宜選択して用いられ
る。
維の配合比率は、セルロースパルプが50〜90重量
%、好ましくは70〜85重量%、合成繊維が10〜5
0重量%、好ましくは15〜30重量%である。合成繊
維が10重量%未満ではおしぼりとしての紙力が不足
し、一方、50重量%より多いとおしぼりとしての柔軟
性が失われる上、コストの増加を招くので適していな
い。
合成繊維の一部または全部を60〜130℃の融点を有
し、この温度域で溶融軟化し、セルロース繊維と接着す
る合成繊維を使用する。このような融点の合成繊維を用
いることにより、原紙の紙力やエンボス形状の保持性を
向上することができる。また、このような融点の合成繊
維の使用比率は合成繊維全量の50重量%から合成繊維
全量までである。使用比率が50重量%未満では紙力が
出ずらくなり、エンボス保持性も劣るので好ましくな
い。なお、本発明における合成繊維の融点の測定法は示
差熱分析により求めることができる。
加工し、折り畳み、薬液の入った水シャワーをかけ、カ
ッターにて所定の大きさに切断し、丸折りではロール状
とし、平折りでは更に二つ折りにしてフイルムに袋詰め
する工程からなっている。このおしぼり加工機におい
て、エンボス加工は深さ3〜5mmの凹凸(リブ)のつ
いた2本のエンボスロールを110〜160℃に加熱
し、このロールの間に原紙を通すことによって行われ
る。
伸びと柔軟性を持たせるために行うもので、エンボス加
工時の穴あき防止、出来上がったおしぼりの手肉感を良
好にするために行う。クレープ加工はシートを乾燥した
後に、ドライヤーやキャレンダーで行うドライクレー
プ、あるいは湿紙の状態で、プレスロールなどで行うウ
ェットクレープの何れの方法でも良い。しかし、ドライ
クレープでは、後工程で張力がかかるとシートが伸び
て、クレープ率が低下し、柔軟性が損なわれる可能性が
あるので、望ましくは、シート水分が60〜70%の状
態でウェットクレープをかける方がより好ましい。
好ましくは12〜40%になるようにクレーピングロー
ルとリールの速度差(ドロー)を調整して処理する。1
0%未満だと紙の伸びが小さく、おしぼり加工機のエン
ボス処理で紙に穴があいてしまう。また、紙の伸びが5
0%を越えるクレープをかけるとおしぼり加工機にて紙
のダブリが生じ、加工適性が悪化する。ここで言う紙の
伸びは、後述する風乾状態で測定した伸びを意味する。
なお、適性ドローについては、クレーピングロール上の
湿紙水分、原料配合からくるロールに対する付着性、抄
速、クレーピングドクターの当て方等で変化するため、
一般的数値で表現することは困難である。
するが、下記の実施例は本発明を制限するものではな
い。
で湿式抄紙し、得られたシートを抄紙機のプレスパート
でプレスロール面にドクターを当ててドロー調整しなが
らクレープ加工し、次いでエァースルー式ドライヤーで
乾燥し、坪量55g/m2のおしぼり用原紙を抄造し
た。得られた原紙の風乾引張り強度、紙の伸び、湿潤引
張り強度を測定し、おりぼり加工機にてエンボス加工を
行ない、エンボス保持性、エンボス加工時の穴あき性の
評価を行った。
113に従い測定。 2)湿潤引っ張り強度:試料を熱風循環式オーブンにお
いて105℃で10分間加熱後、20℃の水に10分間
浸漬し、引き上げで表面付着水を拭き取り、JIS P
8113に従い測定。 3)エンボス保持性:おしぼり用原紙をおしぼり加工機
のエンボスロールにてエンボスロール温度140℃に設
定し、400ショット/分(加工速度として80m/分
に相当)の速度でエンボス加工を施し、その後20mm
×75mmの大きさに切り取り、これを試料とする。こ
の試料に水を加え、水分が70重量%になるように調整
する。次いで、試料と同じ大きさの重量既知のガラス板
を試料の上に乗せ、更にその上におもりを乗せて行き、
エンボス形状がなくなるまで継続する。エンボス保持性
はエンボス形状が完全になくなった時のガラス板とおも
りの合計重量で算出される単位面積当りの重量(g/c
m2)で示される。
用いて、傾斜ワイヤーで湿式抄紙し、クレープ加工なし
のものはそのまま、クレープ加工有りのものは実施例と
同様の方法でクレープ加工し、エァースルードライヤー
で乾燥し、坪量55g/m2のおしぼり原紙を抄造し
た。得られた原紙の風乾引張り強度、湿潤引張り強度を
測定し、おしぼり加工機にてエンボス加工を行ない、エ
ンボス保持性、エンボス加工時の穴あき性の評価を行っ
た。
べて本発明のおしぼり用原紙は原料配合を特定範囲に収
め、かつ紙の伸びを制御することにより、また合成繊維
の融点が低いものを導入することにより、紙力があり、
エンボス加工時の穴あきがなく、エンボス保持性に優れ
たものになっている。
原紙は、柔軟性とエンボス加工適性とをバランス良く具
備したものであるため、おしぼりに要求される諸品質、
特に厚みと柔らかさを代表する手肉感を好ましく保持さ
せることができる。また、柔軟性についても、セルロー
ス繊維と合成繊維の配合比率を適宜変更することによ
り、種々の要求に迅速に対応することが可能である。更
に、本発明のおしぼり用原紙を製造するに際しては、セ
ルロース繊維と合成繊維を通常の湿式抄紙機を用いて製
造できるので、製造工程が簡単であり、製造コストも低
くできると言う利点がある。
Claims (2)
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translated from
- 【請求項1】セルロースパルプ50〜90重量%と合成
繊維10〜50重量%とからなる混抄紙にクレープ加工
を施すことにより紙の伸びを10〜50%とすることを
特徴とするおしぼり用原紙。 - 【請求項2】前記合成繊維の50〜100重量%が、6
0〜130℃の融点を有する合成繊維としたことを特徴
とする請求項1記載のおしぼり用原紙。