JPH10329847A - 袋 - Google Patents

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JPH10329847A
JPH10329847A JP13681297A JP13681297A JPH10329847A JP H10329847 A JPH10329847 A JP H10329847A JP 13681297 A JP13681297 A JP 13681297A JP 13681297 A JP13681297 A JP 13681297A JP H10329847 A JPH10329847 A JP H10329847A
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JP
Japan
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bag
lid
inlet
outlet
folded
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Pending
Application number
JP13681297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakamura
俊夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamura Seitai Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Seitai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nakamura Seitai Co Ltd filed Critical Nakamura Seitai Co Ltd
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Publication of JPH10329847A publication Critical patent/JPH10329847A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • B65D75/5861Spouts
    • B65D75/5872Non-integral spouts
    • B65D75/5883Non-integral spouts connected to the package at the sealed junction of two package walls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で内容物の漏出を確実に防止でき
る袋を得る。 【解決手段】 表裏2枚のシート15,16よりなり全
周が一箇所を残して密封されてなる袋本体10と、一端
側が前記一箇所に接続され他端側が袋本体10の外方に
延出した扁平筒状の注入排出口14と、注入排出口14
における袋本体近傍の基部の前面側または背面側に配し
たポケット部であって注入排出口14をその軸方向に折
り畳んで収納が可能なポケット部とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は袋に関し、特に、
液体、粉体、粒体、ゲル状物、練状物の収納及び/又は
搬送に好適な袋に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この発明
者は、先に、飲料水を保存するなどの目的で、表裏2枚
のプラスチックシートよりなり、全周が2箇所を残して
密封され、この2箇所にそれぞれ扁平筒状体よりなる注
入口と排出口とを取付けたものを種々発明した。
【0003】しかし、前記のような袋においては、注入
口と排出口とから内容物である液体などの漏出を完全か
つ簡易に防止することが困難であった。この発明は、こ
のような不具合を解消し得た袋を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】本発明の請求項1
の袋は、表裏2枚のシートよりなり全周が一箇所を残し
て密封されてなる袋本体と、一端側が前記一箇所に接続
され他端側が袋本体の外方に延出し、実質的に袋本体が
属する平面内において延びる扁平筒状の単一の注入排出
口と、前記注入排出口における前記袋本体近傍の基部の
前面側または背面側に配したポケット部であって前記注
入排出口をその軸方向に折り畳んで収納が可能なポケッ
ト部と、からなるものである。
【0005】この発明においては、袋の全周は注入排出
口を取付けた1箇所のみにおいて開口し、その他の箇所
では閉塞されている。したがって、その他の箇所におい
て内容物である液体等の漏出がない。また、内容物が通
過する唯一の箇所である単一の注入排出口は、その軸方
向に折畳むものであり、注入排出口における軸方向の液
体の流れ、特に袋本体内部の液体が外部に漏出すること
を確実に防止し得る。しかも、このように液体の漏出を
確実に防止し得る折畳み状態において、ポケット内部に
挿入できるので、前記折畳み状態を確実に保持でき、ひ
いては、内容物である液体の外部への漏出をいっそう確
実に防止できる。
【0006】本発明の請求項2の袋は、請求項1に記載
の袋において、前記ポケット部を覆う蓋と、この蓋を前
記ポケット部を覆った状態で止停できる手段とを有する
ものである。
【0007】このように構成したので、折畳まれた注入
排出口がポケット部から外部に飛び出して、折畳みが展
開され、内容物たる液体等が外部に漏れ出すことを確実
に防ぐことができる。
【0008】本発明の請求項3の袋は、請求項2に記載
の袋において、前記蓋は前記注入排出口を絞り込んだ状
態で保持できる手段を有したものである。
【0009】このように注入排出口を絞り込んだ状態で
保持できるので、袋内部の液体等を少しずつ出す(所謂
細出し)ことができる。また、この絞り込みの程度を大
きくすることにより、袋内の液体等の排出を一時的に止
めることもできる。
【0010】本発明の請求項4の袋は、請求項3に記載
の袋において、前記保持手段は前記蓋の両側部に設けた
一対の係合手段であって、前記蓋が前記注入排出口を巻
回しこれを絞り込んだ状態で、前記一対の係合手段の係
合によりこの絞り込み状態を保持できるようになしたも
のである。
【0011】本発明の請求項5の袋は、請求項3に記載
の袋において、前記保持手段は前記蓋に設けた挿通口で
あって、前記注入排出口を絞り込んだ状態でこの挿通口
に通すことにより、この絞り込み状態を保持できるよう
になしたものである。
【0012】このように請求項4または5の袋において
は、簡単な手段により、注入排出口を絞り込んだ状態で
保持することができるので、袋内部の液体等を細出しし
たり、あるいは排出の途中で一時的に止めることも可能
である。
【0013】なお、本発明の請求項2における止停手段
と請求項4における係合手段としては、後述の実施例に
記載したような面ファスナーに限られず、互いに結び合
せるための一対の紐状の部材、スナップ、係合突部と凹
部等の適宜のものを採用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6はこの発明の一実施例
を示す。
【0015】10はこの発明の袋であり、これは袋本体
12と、単一の注入排出口14とから形成されている。
【0016】袋本体12は、プラスチックフィルム等よ
りなる表裏2枚のシート15,16をその四周において
溶着している。すなわち、いずれも線状の、上部溶着部
18、左側溶着部20、右側溶着部22、底部溶着部2
4,26である。なお、袋本体12は、上部溶着部18
より下の箇所をいうものとする。そして、この上部溶着
部18においては、表裏シート15,16が溶着されて
いるが、上部溶着部18の延長上であっても、図1にお
ける中央部よりやや左の箇所28においては、表裏シー
ト15,16は溶着されていない。
【0017】注入排出口14は同じくプラスチックフィ
ルムよりなる扁平筒状体であり、内容物の注入と排出と
の双方を行う。その下端30は、上部溶着部18の延長
上の箇所28よりやや下方に位置している。この筒状扁
平体を構成する表裏シート32,34は両側部35,3
5において相互に溶着されている。もっとも、この筒状
扁平体は筒状に成形されたものであって、両側の溶着部
を有さないものを用いてもよい。そして、この筒状扁平
体は袋本体12に対して次のように取付けられる。すな
わち、箇所28において、注入排出口の図1における手
前側のシート32は、袋本体12を構成する手前側のシ
ート15と溶着され、注入排出口を構成する背面側のシ
ート34は、袋本体12を構成する背面側のシート16
に溶着されている。このようにして、注入排出口14が
袋本体12に溶着固定される。したがって、注入排出口
14の下端30のみを通じて、袋本体12の内部空間は
外部と連通しており、袋本体12はその余の箇所におい
ては完全に閉塞している。表裏シート15,16は上部
の溶着部18より上方に伸びて延長部19を形成してい
る。この延長部の上端34と左右両側部36,38とに
おいて、表裏シート15,16が溶着されている。但
し、上端の溶着部34の延長上にある、図における左側
の箇所40において表裏シート15,16は溶着されて
いない。この箇所40は、前記の上部溶着部18におけ
る箇所28と軸方向に一致した位置にある。そして、こ
の箇所40を扁平筒状体の注入排出口14が通過してい
る。この実施例においては、前記箇所40において表裏
シーと15,16と注入排出口14とは溶着されていな
い。39は延長部19に設けた手提用の孔であり、これ
に指を挿通して袋を手で提げる。
【0018】前面側のシート15と注入排出口14との
間の空間部は、後述する折畳まれた状態の注入排出口を
収容するポケット部42である。背面側のシート16に
おける前記箇所40においては、このポケット部42を
閉じる蓋44が溶着されている。
【0019】図1に示す状態において液体等を袋体12
の内部に注入した後、注入排出口14をその軸方向に折
畳んで、ポケット部42の内部に収納する。そして、蓋
44をポケット部42の上を覆い、その自由端46を注
入排出口14の折畳み体47と袋本体12を構成する前
面側のシート15との間に挟み込んで保持する(図
6)。このようにしたので、折畳み体47の折畳み状態
が保持される。したがって、袋内部に収納された液体等
が外部へ漏出しようとしても、このように折曲状態で保
持された注入排出口14を通過することができない。な
お、図6においては、簡単のため、注入排出口14を構
成する表裏シート32,34はそれぞれ1本の線で表わ
し、肉厚は表していない。また、折畳み体47は角部を
円弧状に表しているが、実際には、折線状に屈曲してお
り、屈曲部の角部により水などの通過を阻止することが
できる。
【0020】注入排出口14の折畳み方法は図示のよう
なロール状の折畳みのほか、蛇腹状でもよく、また、第
一回の折畳みとして、その全長を2つに折畳み、この折
畳み体をさらに2つに折り、これにより新たに得られた
折畳み体をさらに2つ折りしてもよい。
【0021】なお、図2により袋本体12の底部50に
ついて説明する。この底部50はガゼット状に折畳まれ
ている。すなわち、表裏シート15,16は、底部50
において、その対向面側に折返されている。折返し片1
5a,16aは頂部51において連続している。このよ
うにして、表裏2つの折重ね部52,54が形成され
る。いずれの折重ね部52,54にも斜め方向の溶着部
56,58が形成されており、これにより、シート15
と15aとが溶着され、またシート16と16aとが溶
着される。これにより、容器内の液体がこの溶着部5
6,58を超えて底部の隅角部53,53の側に到達し
ない。このような底部構造を有しているので、内部に水
等を収納した場合には、底部50が広がり、図3の斜視
図に示すようになる。
【0022】図7はこの発明の他の実施例を示してお
り、この場合には、ポケットのための蓋46の自由端
は、表シート15の外面に当接するように構成され、蓋
46の自由端の内面と表シート15の外面とには、面フ
ァスナーの雌雄両部材60がそれぞれ取付けられてお
り、両者の係合により、ポケット部42を蓋44により
閉塞した状態が保持される。
【0023】前記の実施例においては、袋本体12の上
縁を画する上部溶着部18の上に、これとほぼ同幅の延
長部19が形成されており、外観上は、あたかも、上端
34が袋本体の上端のように見える。これに代えて、図
8に示す実施例のように、袋本体12を画する上部溶着
部18より筒状のポケット部41のみが上方に突出し、
このポケット部41の内部を延びる注入排出口14が折
畳まれて、このポケット部41内に収納されるようにし
てもよい。袋本体12に対する注入排出口14の取付方
は図1の場合と同じである。
【0024】前記の実施例では、袋本体が表裏2枚のシ
ートでできた扁平なものであって底部にマチを有するも
のを示したが、底部のマチを有さないものや、底部と袋
本体の側部にマチを有するものもこの発明の範囲内であ
る。
【0025】請求項2における止定手段は、図1〜6の
実施例の場合は、図2に明瞭に示すように、注入排出口
の折畳み体47と袋本体の前面側シート15とによる挾
着構造であり、図7の実施例の場合は、面ファスナー6
0である。止定構造としては別体の粘着テープ、クリッ
プなど任意のものを採用できる。
【0026】図9〜図12はこの発明のさらに他の実施
例を示す。
【0027】この実施例は図1の実施例と多くの点にお
いて共通し、蓋44の構造においてのみ相違する。
【0028】蓋44は図1の実施例に比べて、少し長く
上方に延びている。そして、蓋44の両側は互いに相対
向する半円形状に切除62,62されている。これによ
り、蓋44の上端部に水平方向に延びる、上下方向に幅
が狭い細幅部63が形成される。細幅部63の左側部分
64は図に示すように折り返された状態で成形されてい
る。この折返された部分64には面ファスナーの雄部材
65が取付けられている。また、細幅部63の右側部分
66には面ファスナーの雌部材67が取付けられてい
る。袋本体12の延長部19の上端34から蓋44の上
端までの距離は、前記上端34と袋本体12の上部溶着
部18との間の距離とほぼ相当する。そして、上部溶着
部18と水平方向に同一直線上に並ぶ箇所28の上面す
なわち袋の表面には、図において左側に面ファスナーの
雌部材68が、また右側には雄部材69がそれぞれ取付
けられている。
【0029】このようにして、蓋44をその基部におい
て折り返して袋本体12の上に重ね合わせた際に、蓋4
4の上端に位置する面ファスナーの雄部材65と雌部材
67とは、それぞれ箇所28に位置する面ファスナーの
雌部材68と雄部材69とに重ね合わせられ、これら雌
雄部材の係合により、ポケット42は蓋44により閉塞
された状態で保持される(図11)。すなわち、この実
施例においては、面ファスナーを構成する各部材65,
67,68,69が止停手段となる。
【0030】袋12の内部にある液体等を外部へ排出す
る際には巻き込まれた注入排出口を引延ばして、その自
由端を下方に位置させる等して内容物を排出するが、そ
の際、図12に示すように、延ばされた注入排出口14
を絞り込んで、その周囲に、蓋44の細幅部63を巻回
する。このとき、細幅部63の右側部分66を紙面の手
前側に折り込んで、さらに、これを左側部分64の上に
折重ねることにより、面ファスナーの雄部材65と雌部
材67とが当接し、両者の係合により、細幅部63は巻
回状態で保持されることになる。このようにして、注入
排出口14は絞り込まれたままの状態で維持されるの
で、袋内部にある液体等は注入排出口を通って大量に外
部に排出されることがなく、少量のみが排出される細出
しの状態となる。前記の雄部材65と雌部材67とは蓋
44の幅方向にある程度の長さを有しているので、両者
の当接位置を相対的に移動することが可能であり、これ
により、細幅部63を巻回してなる輪奈の径を調整する
ことができる。この径を極めて小さくする場合には、袋
内部の液体等の排出を一時的に停止させることも可能と
なる。
【0031】この実施例における面ファスナーの雄部材
と雌部材とは取替えて用いてもよい。
【0032】図13〜図15は図9の実施例の変更例を
示す。図9の実施例との相違点は、面ファスナーの各部
材の取付け態様である。
【0033】すなわち、蓋44の先端の細幅部63の左
右両側部には図9の実施例の場合と同様に、面ファスナ
ーの雌雄部材が設けられている。すなわち、細幅部分6
3の左側部分64の背面側には、雄部材65が設けられ
ており、右側部分66の表面側には雌部材67が設けら
れている。但し、図9の実施例とは異なり、この場合に
は、蓋44のくびれ部68に比較的大きな雌部材69が
設けられている。そして、この蓋44を折り重ねた際に
雌部材69に対応する箇所、すなわち、袋本体12の上
部溶着部18と延長部19の上端34との中間の位置に
面ファスナーの雄部材70が取り付けられている。蓋4
4を閉塞した際の止停手段としては、前記の雌部材69
と雄部材70とが働く(図14)。これに対して、引き
延ばされた注入排出口14を絞り込んだ状態で保持する
作用は、最初に述べた雄部材65と雌部材67とにより
達成される(図15)。
【0034】このように、この変更例は、図9の実施例
の場合とは異なり、蓋を閉塞した状態で止停するための
手段と、引き延ばされた注入排出口を絞り込む作用を果
たす係合手段とが別個である。
【0035】図16、17には図9の実施例の他の変更
例を示す。この場合には、蓋44の先端に面ファスナー
の雌部材71が設けられており、蓋44を袋本体12の
側に折り返した際に雌部材71と対応する箇所に雄部材
72が取り付けられてる。そして、前記の雌部材71に
は穴73が形成されている。この穴73は左右両側にあ
る円形口74,75と両者を連結する線状の切込み76
とからなる。
【0036】注入排出口14を引き延ばした状態でこの
穴73に挿入する。これにより、注入排出口14は穴7
3により絞り込まれる。この穴73は左右両端部に円形
口74,75を有することによりその拡開が容易であ
り、したがって、注入排出口14の挿入が容易であり、
しかも、2つの円形口74,75の間に線状の切込み7
6を有することにより、挿入された注入排出口14がこ
の箇所で強く圧迫されて、効果的な絞り込み状態を得る
ことができる。
【0037】そして、注入排出口14をポケット部42
の内部に折り込んだ状態において、蓋44を閉塞する際
には、これら雌雄部材71,72が蓋の閉塞状態を止停
する手段となる。
【0038】この実施例の変更例として、図示を省略す
るが、次のようにしてもよい。
【0039】すなわち、面ファスナーを縦使いとし(す
なわち、長方形の長辺側が上下方向に延びるようにな
し)、穴も面ファスナーの長辺方向に延びるように配す
る。
【0040】面ファスナーを縦使いにすることにより、
縦方向(袋の上下方向)における剪断力(ズレ)に対す
る抵抗が大きくなる。水を収納した状態の袋に、例え
ば、その前後の壁面を挟みつける方向の衝撃がかかった
際に、長手方向に折畳まれた注入排出口に対してこれを
長手方向に展開しようとする衝撃力がかかる。すなわ
ち、面ファスナーの雌雄部材の間に縦方向のズレの力が
衝撃的にかかる。その際に、面ファスナーを縦使いとす
ることにより、縦方向のズレに対して面ファスナーの長
辺全体で抵抗することができる。このようにして、衝撃
付加時の液体の飛び出しを防ぐことができる。
【0041】また、穴が面ファスナーの長辺方向、すな
わち、袋の上下方向に設けられていることにより、次の
ような効果がある。注入排出口は扁平な筒状であって、
普通は、水平方向に向けられている。穴が縦方向に設け
られていると、扁平な注入排出口をこの穴を通す際に、
本来、水平な注入排出口にひねりを与えてその平面を縦
方向に向くようになし、その上で、縦方向に延びる穴に
通す必要がある。このように、注入排出口に必然的に9
0°のひねりが与えられる。したがって、これは注入排
出口より排出されようとする水に対する大きな抵抗とな
る。したがって、注入排出口を展開し、この穴を通すこ
とにより細出しを行おうとする際に、細出しの程度が大
きくなる。
【0042】図18、19は図16、17の変更例であ
る。この場合には、蓋44は前記の雌部材71よりさら
に長く延ばされており、余剰部77を形成している。こ
の余剰部77に穴78が設けられている。この穴78は
図16の穴73の場合と同様に、左右両側部に2つの円
形穴79,80を有し、これら両者を接続する線状の切
込み81を有している。
【0043】この場合には、蓋44の閉塞状態を止停す
る手段としては、面ファスナーの雌雄部材71,72が
働く。しかし、雌部材71には穴が設けられておらず、
上方の余剰部77に穴が設けられており、引き延ばされ
た注入排出口14を絞り込む際には、この穴に注入排出
口14を挿入する。このようにして、この実施例では、
蓋44の閉塞状態を保持する手段と、注入排出口14の
引き絞り手段とが別個である。
【0044】図20はこの発明のさらに他の実施例を示
す。この場合には、この発明の袋をリュック状に背負う
ように形成されている。すなわち、袋底部の左右両側に
穴90,90が設けられており(左の穴は不図示)、頂
部に設けた手提げ穴39と底部の2つの穴90,90と
の間に紐が掛け渡されている。
【0045】以下、図21〜図33に基づいて、ポケッ
ト部42を覆う蓋44の止停手段の他の例を説明する。
なお、図において、蓋44は半楕円状をなしているが、
これに限らず、半円形状、長方形状、三角形状のもので
あっても構わない。また、いずれの例の蓋44にも、ほ
ぼ中央部において、穴45が形成されている。穴45
は、所定間隔を存して設けた上下2つの丸穴構成体45
a、45aと、上の丸穴構成体45aの下端部から下の
丸穴構成体45aの上端部まで延びる上下方向に延びる
スリット45bよりなるが、これに限らず、単なる丸
穴、あるいは細長穴であってもよい。
【0046】図21に示すように、折畳み体47に対向
するシート15の外側面に、係止部材86が貼着されて
いる。この係止部材86は、図22に示されているよう
に、四角形をなす基板86aと、この基板86aの中央
部から突出し中途にて屈曲して下方に向きを変えてなる
係止部86bとよりなる。図22に示すように、蓋44
によってポケット部42を覆い、係止部材86の係止部
86bに蓋44における穴45の丸穴構成体45aを引
っ掛ける。これにより、閉蓋状態をしっかりと保持する
ことができる(図22の二点鎖線参照)。
【0047】図23のように係止部材86の一部をポケ
ット部42の中に収納することもできる。すなわち、本
実施例における係止部材86は、図24に示されている
ように、四角形をなす基板86aと、この基板86aの
中央部から徐々に径を大きくしながら突出してなる逆円
錐形状の係止部86bとからなる。折畳み体47に対向
するシート15に丸穴15aを設け、上記基板86aを
ポケット部42に収納した状態で丸穴15aに係止部8
6bを挿通する。そして、丸穴15aから突出する係止
部86bを蓋44における穴45の丸穴構成体45aに
挿通する。これにより、閉蓋状態をしっかりと保持する
ことができる。係止部86bは、前述したように突出端
部(自由端部)にいくほど径大となっているので蓋44
が容易に抜け出ることはない。
【0048】図25、図26に示す実施例は、図23、
図24に示した実施例の変更例である。本実施例におけ
る係止部材86の基板86aの大きさ(広さ)は上記実
施例よりも大である。これにより、ポケット部42内に
おける係止部材86の動きを規制することができる。ま
た、係止部86bの先端が半球状となっている。これに
より、蓋44の穴45に対する係止部86bの挿通が容
易となる。
【0049】図27、図28に示す実施例は、ポケット
部42内における係止部材86の動きをさらに効果的に
規制することのできる例である。すなわち、折畳み体4
7に対向するシート15に3つの丸穴15a、15a、
15aを横一列に設け、一方、係止部材86における基
板86a上には、図28に明瞭に示されているように、
中央部において先端部が半球状をなす円柱状の係止部8
6bが設けられ、前記係止部86bの左右両側において
円柱状の凸部86c、86cがそれぞれ設けられてい
る。シート15に設けた中央部の丸穴15aには係止部
86bが挿通され、左右両側の丸穴15a、15aには
凸部86cが挿通される。これにより、ポケット部42
内における係止部材86の動きをより一層効果的に規制
することができる。また、この場合も上記と同様に、係
止部86bの先端が半球状となっているので、蓋44の
穴45に対する係止部86bの挿通が容易となる。
【0050】図28、図30に示す実施例は、上記実施
例における凸部86c、86cの形状を係止部86bの
形状、つまりは先端部が半球状をなす円柱状に形成され
たものである。この場合、蓋44に凸部86cを挿通す
ることのできる穴を設けることもできる。
【0051】図31〜図33に示す実施例は、係止部材
86における係止部86bの先端にキャップ87を取着
する例である。すなわち、本実施例における係止部材8
6は、円板状をなす基板86aと、この基板86aの中
央部から突出した六角柱よりなる係止部86bとからな
る。折畳み体47に対向するシート15に丸穴15aを
設け、上記基板86aをポケット部42に収納した状態
で丸穴15aに係止部86bを挿通する。そして、丸穴
15aから突出する係止部86bを蓋44における穴4
5に挿通する。そして、前記六角柱をなす係止部86b
の先端に、六角形の凹部87aが設けられたキャップ8
7を嵌め込む(図32、図33参照)。これにより、よ
り一層効果的に閉蓋状態を保持することができる。な
お、本実施例において、係止部86bの形状を円柱状と
するとともにその外周面にネジ山を形成し、一方、キャ
ップ87における凹部87aを円柱状凹部とするととも
にその内面に、前記ネジ山と螺合するネジ溝を形成し
て、キャップ87を係止部86bに対して螺合すること
もできる。
【0052】上記したいずれの実施例においても、注入
排出口14を次のように折り畳んでポケット部42に収
納することもできる。すなわち、注入排出口14を長手
方向中央部あるいはそれに近い箇所で折って両片を重ね
合わせ、この折り重ねたものをさらに同方向に半分に折
って重ね合わせ、これをさらに半分に折り重ねることに
より小さく折り畳んでポケット部42に収納することも
できる。
【0053】
【発明の効果】この発明の袋においては、簡単な構造
で、内容物である液体等の漏出を確実に防止することが
できる。
【0054】注入排出口を引き延ばして絞り込んだ状態
で保持するように構成する場合には、内容物である液体
等の細出しが可能であり、また絞り込み具合を調節する
ことにより、内容物の排出を一時的に停止させることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る袋の上部を示す斜視
図である。
【図2】[I]は、前図の袋の底部を示す斜視図、[I
I]はその断面図である。
【図3】図1の袋に水を収納した状態の斜視図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図1におけるV−V線断面図である。
【図6】注入排出口を折畳んでポケット内に収納した状
態を示す要部断面図である。
【図7】前図の変更例を示す同様の断面図である。
【図8】[I]は、この発明の他の実施例を示す図1と
同様の斜視図であり、[II]はその要部断面図である。
【図9】この発明のさらに他の実施例を示す図1と同様
の斜視図である。
【図10】図9の要部断面図である。
【図11】図9における蓋を袋本体側に折り重ねた状態
を示す斜視図である。
【図12】図9における注入排出口を引き延ばすととも
に絞り込んだ状態で保持している状態を示す斜視図であ
る。
【図13】図9の変更例を示す図9と同様の斜視図であ
る。
【図14】図13における蓋を袋本体側に折り重ねた状
態を示す斜視図である。
【図15】前図における注入排出口を引き延ばすととも
に絞り込んだ状態で保持している状態を示す図12と同
様の斜視図である。
【図16】図9の他の変更例を示す図9と同様の斜視図
である。
【図17】前図において注入排出口を引き延ばすととも
に絞り込んだ状態で保持している状態を示す図12と同
様の斜視図である。
【図18】図16の変更例を示す図16と同様の斜視図
である。
【図19】前図において注入排出口を引き延ばすととも
に絞り込んだ状態で保持している状態を示す図12と同
様の斜視図である。
【図20】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図21】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図22】前図における要部縦断面図である。
【図23】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図24】前図における要部縦断面図である。
【図25】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図26】前図における要部縦断面図である。
【図27】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図28】前図における要部横断面図である。
【図29】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図30】前図における要部横断面図である。
【図31】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図32】前図における要部縦断面図である。
【図33】前図における要部拡大図である。
【符号の説明】
10………袋 12………袋本体 14………注入排出口 42………ポケット部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏2枚のシートよりなり全周が一箇所を
    残して密封されてなる袋本体と、 一端側が前記一箇所に接続され他端側が袋本体の外方に
    延出し、実質的には袋本体が属する平面内において延び
    る扁平筒状の単一の注入排出口と、 前記注入排出口における前記袋本体近傍の基部の前面側
    または背面側に配したポケット部であって前記注入排出
    口をその軸方向に折り畳んで収納が可能なポケット部と
    からなる袋。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の袋において、前記ポケッ
    ト部を覆う蓋と、この蓋を前記ポケット部を覆った状態
    で止停できる手段とを有することを特徴とする袋。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の袋において、前記蓋は前
    記注入排出口を絞り込んだ状態で保持できる手段を有し
    ていることを特徴とする袋。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の袋において、前記保持手
    段は前記蓋の両側部に設けた一対の係合手段であって、
    前記蓋が前記注入排出口を巻回しこれを絞り込んだ状態
    で、前記一対の係合手段の係合によりこの絞り込み状態
    を保持できるようになしたことを特徴とする袋。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の袋において、前記保持手
    段は前記蓋に設けた挿通口であって、前記注入排出口を
    絞り込んだ状態でこの挿通口に通すことにより、この絞
    り込み状態を保持できるようになしたことを特徴とする
    袋。
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