JPH10327878A - 腫瘍壊死因子関連のレセプター、tr6 - Google Patents

腫瘍壊死因子関連のレセプター、tr6

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JPH10327878A
JPH10327878A JP10065256A JP6525698A JPH10327878A JP H10327878 A JPH10327878 A JP H10327878A JP 10065256 A JP10065256 A JP 10065256A JP 6525698 A JP6525698 A JP 6525698A JP H10327878 A JPH10327878 A JP H10327878A
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Keith Charles Deen
キース・チャールズ・ディーン
Peter Ronald Young
ピーター・ロナルド・ヤング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 慢性および急性炎症、関節炎、敗血症、自己
免疫疾患、移植片拒絶反応、移植片対宿主疾患、感染、
卒中、虚血症、成人呼吸窮迫症候群、再狭窄、脳損傷、
AIDS、骨疾患、癌、アテローム性動脈硬化症および
アルツハイマー病を含め、機能不全または疾患の予防、
改善または矯正において役割を果たしうる、システイン
プロテアーゼのメンバーを同定および特徴付ける必要が
ある。 【解決手段】 本発明は、配列番号2のTR6のポリペ
プチドをコードするヌクレオチド配列とその全長にわた
って少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチド配
列、またはそのヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチ
ド配列を有してなる単離されたポリヌクレオチドを提供
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本願は、1997年3月14日出願の米国
仮出願第60/041230号の権利に基づく、199
7年5月9日出願の米国特許出願第08/853684
号の一部継続出願である。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリヌクレオチド、それによりコードされるポリペプチ
ド、このようなポリヌクレオチドおよびポリペプチドの
使用およびその生成に関する。さらに詳しくは、本発明
のポリヌクレオチドおよびポリペプチドは腫瘍壊死因子
関連のファミリー(以下、TR6という)に関する。本
発明はまた、かかるポリヌクレオチドおよびポリペプチ
ドの作用を阻害または活性化することに関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】多く
の生物学的作用、例えば、特定の刺激および自然の生物
学的プロセスに対する応答は、サイトカインなどの因子
により制御される。サイトカインの多くは、レセプター
を拘束し、細胞内応答を生じさせることにより、レセプ
ターを介して作用する。例えば、腫瘍壊死因子(TN
F)αおよびβは、TNFレセプターを介して作用し、
感染ならびにショックおよび炎症疾患の誘発に対する防
御を含め、多くの生物学的プロセスを調節するサイトカ
インである。TNF分子は、「TNF−リガンド」超科
に属し、そのレセプターまたはカウンターリガンド、す
なわち、「TNF−レセプター」超科と一緒になって作
用する。これまで、9種のTNF−リガンド超科が同定
され、10種のTNF−レセプター超科が特徴付けられ
ている。
【0004】そのリガンドには、TNF−α、リンホト
キシン−α(LT−α、TNF−βとしても知られてい
る)、LT−β(ヘテロトリマーLT−α2−β複合体
中で見つけられた)、FasL、CD40L、CD27
L、CD30L、4−1BBL、OX40Lおよび神経
生長因子(NGF)が含まれる。TNFレセプターの超
科は、p55TNFレセプター、p75TNFレセプタ
ー、TNFレセプター関連タンパク質、FAS抗原また
はAPO−1、CD40、CD27、CD30、4−1
BB、OX40、低親和性p75およびNGF−レセプ
ターを包含する(Meager, A.、Biologicals, 22:2
91−295(1994))。TNF−リガンド超科の
多くは活性化T−細胞により発現され、それはそのTN
F−リガンド超科が細胞個体発生および機能の根底にあ
る他の細胞型とのT−細胞相互作用に必要であることを
意味する(Meager, A..、前掲)。
【0005】これらタンパク質の発現を破壊する変異体
を同定かつ形成することで、TNFレセプター科の数種
のレセプターの必須機能が十分に洞察された。例えば、
FAS抗原およびそのリガンドで自然に起こる変異は、
プログラムされた細胞死の機能不全に影響を及ぼすであ
ろう、リンパ増殖性疾患を引き起こす(Watanabe−Fuku
naga, R.ら、Nature 356:314(1992))。
CD40リガンドの変異は、不完全なT−細胞依存性B
−細胞活性化を意味する、血漿中の高レベルのイムノグ
ロブリンMおよび低レベルのイムノグロブリンにより特
徴付けられるX−関連の免疫不全症状を引き起こす(Al
len, R.C.ら、Science 259:990(199
3))。低親和性神経生長因子レセプターの標的とする
変異は、末梢構造の不完全な感覚イノベーションにより
特徴付けられる障害をもたらす(Lee, K.F.ら、Cell 6
9:737(1992))
【0006】TNFおよびLT−αは2種のTNFレセ
プター(55−および75−kdTNFレセプター)に
結合する能力を有する。TNFおよびLT−αにより惹
起され、そのレセプターを介して作用する多数の生物学
的作用は、移植腫瘍の出血性壊死、細胞毒性、エンドト
キシンショックにおける役割、炎症、免疫調節、増殖お
よび抗ウイルス性応答、ならびに電離放射線の有害な効
果に対する防御を包含する。TNFおよびLT−αは、
エンドトキシンショック、脳性マラリア、腫瘍、自己免
疫疾患、AIDSおよび移植片−宿主拒絶反応を含め、
広範囲の疾患の発生病理に関与している(Beutler, B.
およびVon Huffel, C.、Science 264:667−66
8(1994))。p55レセプターの変異は微生物感
染に対する疑いを増加させる。
【0007】その上、TNFR1(P55)およびFa
sのC−末端付近にある約80個のアミノ酸のドメイン
は、プログラムされた細胞死についてのシグナルを変換
するのに関与している「死ドメイン」である報告されて
いる(Tartagliaら、Cell 74:845(199
3))。TNF科リガンドおよびTNF科レセプターの
作用は、哺乳動物系の生物学的プロセスにおいて、変化
し、正常および異常な両方の多数の機能に影響を及ぼ
す。したがって、正常および疾患状態にて、生物学的活
性に影響を及ぼすレセプターおよびリガンドを同定し、
かつ特徴付ける必要があるのは明らかである。特にTN
Fレセプター科の新規なメンバーを単離し、特徴付ける
必要がある。
【0008】これは、これらレセプターが治療標的とし
て確立され、かつ立証された歴史を有することを示して
いる。限定するものではないが、慢性および急性炎症、
関節炎、敗血症、自己免疫疾患(例えば、炎症性腸疾
患、乾癬)、移植片拒絶反応、移植片対宿主疾患、感
染、卒中、虚血症、急性呼吸疾患症候群、再狭窄、脳損
傷、AIDS、骨疾患、癌(例えば、リンパ増殖性障
害)、アテローム性動脈硬化症およびアルツハイマー病
を含め、機能不全または疾患の予防、改善または矯正に
おいて役割を果たしうる、さらなるレセプターを同定お
よび特徴付ける必要があるのは明らかである。
【0009】
【課題を解決するための手段】一の態様において、本発
明はTR6のポリペプチドおよび組換え材料ならびにそ
の製法に関する。本発明の別の態様は、そのようなTR
6のポリペプチドおよびポリヌクレオチドを用いる方法
に関する。かかる使用は、とりわけ、慢性および急性炎
症、関節炎、敗血症、自己免疫疾患(例えば、炎症性腸
疾患、乾癬)、移植片拒絶反応、移植片対宿主疾患、感
染、卒中、虚血症、急性呼吸疾患症候群、再狭窄、脳損
傷、AIDS、骨疾患、癌(例えば、リンパ増殖性障
害)、アテローム性動脈硬化症およびアルツハイマー病
の治療を包含する。さらに別の態様において、本発明
は、該発明により得られる材料を用いてアゴニストおよ
びアンタゴニストを同定する方法、およびTR6の平衡
異常に付随する症状をその同定した化合物を用いて治療
することに関する。本発明のさらに別の態様は不適当な
TR6活性またはレベルに伴う疾患を検出するための診
断アッセイに関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
定義 以下の定義は、本明細書で汎用する用語の理解を容易に
するためのものである。「TR6」は、とりわけ、一般
に、配列番号2に示されるアミノ酸配列を有するポリペ
プチドまたはその対立遺伝子変種をいう。「TR6の活
性」または「TR6の生物学的活性」とは、類似の活性
または改良された活性あるいは望ましくない副作用の減
じたこれらの活性を含め、該TR6の代謝的または生理
学的機能をいう。該TR6の抗原的および免疫原的活性
も含まれる。
【0011】「TR6遺伝子」とは、配列番号1に示さ
れるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドまたは
その対立遺伝子変種および/またはそれらの相補物をい
う。本明細書で用いる「抗体」は、ポリクローナルおよ
びモノクローナル抗体、キメラ、1本鎖、およびヒト化
抗体、ならびにFabの産物または他の免疫グロブリン
発現ライブラリーを含め、Fabフラグメントを包含す
る。「単離」とは、「人間の手により」天然の状態から
変えられたことを意味する。「単離」された組成物また
は物質が天然に存在する場合、その本来の環境から変え
られるかもしくは取り除かれ、またはその両方がなされ
たことを意味する。例えば、天然の状態で生存動物に存
在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは「単離」
されていないが、その天然状態で共存する物質から分離
されているその同一のポリヌクレオチドまたはポリペプ
チドは、本明細書に用いる用語である、「単離」がなさ
れている。
【0012】「ポリヌクレオチド」とは、一般に、修飾
されていないRNAもしくはDNA、または修飾された
RNAもしくはDNAであってよい、いずれかのポリリ
ボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドを
いう。「ポリヌクレオチド」は、一本鎖および二本鎖D
NA、一本鎖および二本鎖領域の混合物であるDNA、
一本鎖および二本鎖RNA、および一本鎖および二本鎖
領域の混合物であるRNA、一本鎖もしくはより典型的
には二本鎖、または一本鎖および二本鎖領域の混合物で
あってもよいDNAおよびRNAを含むハイブリッド分
子を包含するが、これに限定されるものではない。加え
て、「ポリヌクレオチド」は、RNAもしくはDNAま
たはRNAとDNAの両方を含む三本鎖領域をいう。ポ
リヌクレオチドなる用語はまた、一つまたはそれ以上の
修飾された塩基を含有するDNAまたはRNA、ならび
に安定性またはその他の理由で修飾された骨格を有する
DNAまたはRNAを包含する。「修飾された」塩基
は、例えば、トリチル化された塩基およびイノシンなど
の通常でない塩基を包含する。種々の修飾がDNAおよ
びRNAに対してなされている。よって、「ポリヌクレ
オチド」は、典型的には天然において見いだされるよう
な化学的、酵素的または代謝的に修飾された形態のポリ
ヌクレオチド、ならびにウイルスおよび細胞に特徴的な
化学的形態のDNAおよびRNAを包含する。また、
「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリゴヌクレオチド
と称される比較的短いポリヌクレオチドも包含する。
【0013】「ポリペプチド」は、ペプチド結合または
修飾されたペプチド結合、すなわち、ペプチドアイソス
ターにより互いに結合している2個またはそれ以上のア
ミノ酸を有してなるペプチドまたはタンパク質をいう。
「ポリペプチド」は、通常、ペプチド、オリゴペプチド
またはオリゴマーと称される短鎖、およびタンパク質と
称される長鎖の両方をいう。ポリペプチドは遺伝子によ
りコードされた20種のアミノ酸とは異なるアミノ酸を
含有してもよい。「ポリペプチド」は、翻訳後プロセッ
シングなどの自然の工程により、または当業者に周知の
化学修飾技法により修飾されたアミノ酸配列を含有す
る。このような修飾は基本テキストにて、およびさらに
詳細な研究論文にて、ならびに膨大な研究文献において
詳しく記載されている。修飾は、ペプチド骨格、アミノ
酸側鎖およびアミノまたはカルボキシル末端を含め、ポ
リペプチドのどこででも起こり得る。同一の型の修飾が
所定のポリペプチドの幾つかの部位で、同一または異な
る程度で存在し得ることは理解されよう。また、所定の
ポリペプチドは多くの型の修飾を含んでいてもよい。ポ
リペプチドはユビキチネーションの結果として分岐して
いてもよく、分岐しているかまたはしていない、環状で
あってもよい。環状、分岐および分岐した環状ポリペプ
チドは翻訳後の天然プロセスにより生じたものであって
もよく、または合成法により製造されたものであっても
よい。修飾は、アセチル化、アシル化、ADP−リボシ
ル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部分の共有
結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド誘導体の共有結
合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホスホチジルイ
ノシトールの共有結合、交差架橋、環化、ジスルフィド
結合形成、脱メチル化、交差架橋共有結合形成、システ
イン形成、ピログルタメート形成、ホルミル化、ガンマ
−カルボキシル化、糖鎖形成、GPIアンカー形成、ヒ
ドロキシル化、ヨード化、メチル化、ミリストイル化、
酸化、タンパク質分解的プロセッシング、リン酸化、プ
レニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸化、アルギニ
ル化などのトランスファーRNA媒介のタンパク質への
アミノ酸付加、ならびにユビキチネーションを包含す
る。例えば、PROTEINS‐STRUCTURE ANDMOLECULAR PROPE
RTIES、第2版、T.E.Creighton、W.H.Freeman and Comp
any、New York(1993)およびPOSTTRANSLATIONAL COVAL
ENT MODIFICATION OF PROTEINS、B.C.Johnson編、Acade
mic Press、New York(1983)のWold,F.、Posttranslat
ional Protein Modifications:Perspectives and Pros
pects、1〜12頁;Seifterら、“Analysis for protein
modifications and nonprotein cofactors”、Meth.Enz
ymol. 182:626-646(1990)およびRattanら、“Protei
n Synthesis:Posttranslational Modifications and A
ging"、Ann.N.Y.Acad.Sci.663:48-62(1992)を参照の
こと。
【0014】本明細書で用いる「変種」なる用語は、各
々、対照ポリヌクレオチドまたはポリペプチドとは異な
るが、本質的な特性は保持している、ポリヌクレオチド
またはポリペプチドである。典型的なポリヌクレオチド
の変種は、別の対照ポリヌクレオチドとはヌクレオチド
配列が異なる。変種のヌクレオチド配列における変化
は、対照ポリヌクレオチドによりコードされるポリペプ
チドのアミノ酸配列と変わっていてもよく、変わってい
なくてもよい。ヌクレオチドの変化は、後記するよう
に、対照配列によりコードされるポリペプチドにおいて
アミノ酸置換、付加、欠失、融合および末端切断をもた
らしうる。典型的なポリペプチドの変種は、別の対照ポ
リペプチドとはアミノ酸配列が異なる。一般に、差異
は、対照ポリペプチドおよび変種の配列が、全体的に極
めて類似しており、多くの領域で同一であるように限定
される。変種および対照ポリペプチドは、1またはそれ
以上の置換、付加、欠失のいずれかの組み合わせによ
り、アミノ酸配列にて異なっていてもよい。置換または
挿入されたアミノ酸残基は、遺伝暗号によりコードされ
たものであってもなくてもよい。ポリヌクレオチドまた
はポリペプチドの変種は、対立遺伝子変種のような天然
物であってもよく、または天然に発生することが知られ
ていない変種であってもよい。ポリヌクレオチドおよび
ポリペプチドの天然に生じない変種は、突然変異誘発技
術により、または直接的合成により製造できる。
【0015】「同一性」は、ヌクレオチド配列またはア
ミノ酸配列のある程度の同一性をいう。一般に、配列は
最高の対合が得られるように配置される。「同一性」自
体は、当該分野にて認識されている意義を有しており、
公開されている方法を用いて計算することができる。例
えば、(COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY,Lesk,A.M.
編、Oxford University Press、New York、1988年;BIO
COMPUTING:INFORMATICS AND GENOME PROJECTS、Smith,
D.W.編、Academic Press、New York、1993年;COMPUTER
ANALYSIS OF SEQUENCE DATA,PARTI,Griffin,A.M.お
よびGriffin,H.G.編、Humana Press、New Jersey、1994
年;SEQUENCE ANALYSIS IN MOLECULAR BIOLOGY,von He
inje,G.、Academic Press、1987年;およびSEQUENCE AN
ALYSIS PRIMER,Gribskov,M.およびDevereux,J.編、M
Stockton Press、New York、1991年)を参照のこと。二
つのポリヌクレオチドまたはポリペプチド配列の間の同
一性を測定するのに多数の方法があるが、「同一性」な
る用語は当業者に周知である(Carillo,H.およびLipto
n,D.,SIAM J.Applied Math.,48:1073(1988))。2
つの配列間の同一性または類似性を測定するために通常
用いられる方法は、Guide to Huge Computers、Martin
J. Bishop,編、Academic Press、San Diego、1994年、
およびCarillo,H.およびLipton,D.,SIAM J.Applied Ma
th.,48:1073(1988)に開示されている方法を包含す
るが、これらに限定されるものではない。同一性および
類似性を決定するための方法はコンピュータープログラ
ムに集成されている。二つの配列間の同一性および類似
性を測定するための好ましいコンピュータープログラム
法は、GCGプログラムパッケージ(Devereux,J.ら、N
ucleic Acids Research 12(1):387(1984))、BLAS
TP、BLASTN、FASTA(Atschul,S.F.ら、J.Molec.Biol. 2
15:215-403(1990))を包含するが、これらに限定さ
れるものではない。
【0016】一例として、配列番号1の対照ヌクレオチ
ド配列に対して少なくとも、例えば95%の「同一性」
を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチド
は、そのポリヌクレオチド配列が配列番号1の対照ヌク
レオチド配列のヌクレオチド各100個当たり5個まで
の点突然変異を有していてもよいことを除き、ポリヌク
レオチドのヌクレオチド配列が対照配列と同一であるこ
とを意図とする。言い換えれば、対照ヌクレオチド配列
と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を有す
るポリヌクレオチドを得るためには、その対照配列にお
けるヌクレオチドの5%までが欠失または別のヌクレオ
チドで置換されていてもよく、または対照配列における
全ヌクレオチドの5%までの数のヌクレオチドが対照配
列中に挿入されていてもよい。対照配列のこれらの変異
は、対照ヌクレオチド配列の5または3末端位置で、ま
たはそれら末端位置の間のどこで起こってもよく、対照
配列中のヌクレオチド間に個々に、または対照配列内の
一またはそれ以上の隣接する基において点在してもよ
い。
【0017】同様に、配列番号2の対照アミノ酸配列に
対して少なくとも、例えば95%の同一性を有するアミ
ノ酸配列を有するポリペプチドは、そのポリペプチド配
列が配列番号2の対照アミノ酸のアミノ酸各100個当
たり5個までのアミノ酸変異を有していてもよいことを
除き、そのポリペプチドのアミノ酸配列が、対照配列と
同一であることを意図とする。言い換えれば、対照アミ
ノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸
配列を有するポリペプチドを得るためには、その対照配
列におけるアミノ酸残基の5%までが欠失または別のア
ミノ酸で置換されていてもよく、または対照配列におけ
る全アミノ酸残基の5%までの数のアミノ酸が対照配列
中に挿入されていてもよい。対照配列のこれらの変化は
対照アミノ酸配列のアミノまたはカルボキシ末端位置
で、またはそれら末端位置の間のどこで起こってもよ
く、対照配列中の残基間に個々に、または対照配列内の
一またはそれ以上の隣接する基において点在してもよ
い。
【0018】本発明のポリペプチド 一の態様において、本発明はTR6のポリペプチドに関
する。TR6のポリペプチドは、配列番号2および4の
ポリペプチド;ならびに配列番号2のアミノ酸配列から
なるポリペプチド;および配列番号2のアミノ酸配列と
その全長にわたって少なくとも80%の同一性、より好
ましくは配列番号2と少なくとも90%の同一性、さら
により好ましくは少なくとも95%の同一性を有するア
ミノ酸配列からなるポリペプチドを包含する。さらに
は、少なくとも97−99%の同一性を有するポリペプ
チドが最も好ましい。TR6のポリペプチドはまた、配
列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチドとその全
長にわたって少なくとも80%の同一性、より好ましく
は配列番号2と少なくとも90%の同一性、さらにより
好ましくは少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸
配列からなるポリペプチドも包含する。さらには、少な
くとも97−99%の同一性を有するポリペプチドが最
も好ましい。好ましくは、TR6のポリペプチドは少な
くとも1つのTR6の生物学的活性を示す。
【0019】TR6のポリペプチドは「成熟」タンパク
質の形態であってもよく、あるいは融合タンパク質など
の大型のタンパク質の一部であってもよい。分泌または
リーダー配列、プロ配列、複数のヒスチジン残基のごと
き精製を促進する配列、または組換え操作の間の安定性
のための付加的な配列を含む付加的なアミノ酸配列を含
んでいることが有利なことがよくある。
【0020】TR6のポリペプチドのフラグメントも本
発明に含まれる。フラグメントは、前記のTR6のポリ
ペプチドのアミノ酸配列のすべてではなく一部に対して
全く同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチドであ
る。TR6のポリペプチドでは、フラグメントは「自立
している」であるか、またはフラグメントが一部分もし
くは一領域を形成する大型のポリペプチド内に含まれて
いてもよく、最も好ましくは単一の連続した領域として
含まれる。本発明のポリペプチドフラグメントの典型例
は、例えば、TR6のポリペプチドのアミノ酸番号約1
〜20、21〜40、41〜60、61〜80、81〜
100および101から末端までからなるフラグメント
を包含する。この意味において、「約」とは、片方また
は両端において、特記された数よりも数個、5個、4
個、3個、2個または1個だけ多いかまたは少ない範囲
を含む。
【0021】好ましいフラグメントは、例えば、アミノ
末端を含む一連の残基が欠失、またはカルボキシル末端
を含む一連の残基が欠失、あるいは一方がアミノ末端で
もう一方がカルボキシル末端を含む2つの一連の残基が
欠失していること以外は、TR6のポリペプチドのアミ
ノ酸配列を有する切断ポリペプチドを包含する。また、
アルファーヘリックスおよびアルファーヘリックス形成
領域、ベータシートおよびベータシート形成領域、ター
ンおよびターン形成領域、コイルおよびコイル形成領
域、親水領域、疎水領域、アルファー両親媒性領域、ベ
ータ両親媒性領域、可変領域、表面形成領域、基質結合
領域および高抗原性指標領域を有するフラグメントなど
の構造的または機能的属性により特徴付けられるフラグ
メントも好ましい。他の好ましいフラグメントは生物学
的に活性なフラグメントである。生物学的に活性なフラ
グメントは、類似活性または改良された活性を有する、
あるいは望ましくない活性を減じたものを含め、レセプ
ター活性を媒介する、フラグメントである。動物、とり
わけヒトにおいて抗原的または免疫原的なフラグメント
もまた含まれる。
【0022】好ましくは、これらのポリペプチドフラグ
メントはすべて、抗原的活性を含め、レセプターの生物
学的活性を保持している。最も好ましいフラグメントに
は、配列番号4のアミノ酸配列を有するものがある。定
義した配列の変種およびフラグメントも本発明の一部を
形成する。好ましい変種は、同類アミノ酸置換により対
照と異なるものであり、すなわち、一の残基が同様の特
徴を有する他の残基により置換されているものである。
典型的なかかる置換は、Ala、Val、LeuおよびIleの間:
SerおよびThrの間;酸性残基AspおよびGluの間;Asnお
よびGlnの間;ならびに塩基性残基LysおよびArgの間;
あるいは芳香族残基PheおよびTyrの間におけるものであ
る。数個、5ないし10個、1ないし5個、または1な
いし2個のアミノ酸がいずれかの組み合わせで置換、欠
失または付加されている変種が特に好ましい。
【0023】いずれか適当な方法にて本発明のTR6の
ポリペプチドを製造することができる。かかるポリペプ
チドは、単離された天然ポリペプチド、組換え技法で産
生されたポリペプチド、合成法により産生されたポリペ
プチド、またはこれらの方法の組み合わせにより産生さ
れたポリペプチドを包含する。かかるポリペプチドの製
造手段は当該分野においてよく知られている。
【0024】本発明のポリヌクレオチド 本発明のもう一つ別の態様はTR6のポリヌクレオチド
に関する。TR6のポリヌクレオチドは、TR6のポリ
ペプチドをコードする単離ポリヌクレオチドおよびフラ
グメント、ならびにそのポリヌクレオチドに密接に関連
するポリヌクレオチドに関する。さらに詳細には、本発
明のTR6のポリヌクレオチドは、配列番号2のTR6
のポリペプチドをコードする配列番号1に示されるヌク
レオチド配列を有してなるポリヌクレオチド、および配
列番号1および3の特定の配列を有するポリヌクレオチ
ドを包含する。TR6のポリヌクレオチドは、さらに
は、配列番号2のTR6のポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列とその全長にわたって少なくとも80%
の同一性を有するヌクレオチドからなるポリヌクレオチ
ド、および配列番号1とその全長にわたって少なくとも
80%同一であるポリヌクレオチドを包含する。この点
において、少なくとも90%同一であるポリヌクレオチ
ドが特に好ましく、少なくとも95%同一であるのがさ
らに好ましい。さらには、少なくとも97%同一である
のがより好ましく、少なくとも98−99%の同一性を
有するものがより一層好ましく、少なくとも99%の同
一性を有するものが最も好ましい。さらに、増幅させる
のにあるいはプローブまたはマーカーとしての用途に用
いることのできる条件下で、ハイブリッド形成するのに
配列番号1に含まれるヌクレオチド配列と十分な同一性
を有するヌクレオチド配列もTR6のポリヌクレオチド
に含められる。本発明はまた、かかるTR6のポリヌク
レオチドに相補的なポリヌクレオチドを提供する。
【0025】ヒトTR6をコードするcDNAを配列決
定した結果から明らかなように、本発明のTR6は、腫
瘍壊死因子関連のファミリーの他のタンパク質に構造的
に関連付けられる。配列番号1のcDNA配列は、配列
番号2の411個のアミノ酸のポリペプチドをコードす
る読み枠(ヌクレオチド番号94から1329まで)を
含んでいる。表1(配列番号2)のアミノ酸配列は、D
R4、リガンドTRAILについてのレセプターと、411
個のアミノ酸残基にて、約58%の同一性(GAP(G
CGから)を使用)を有する。(Pan, G.、O'Rourke,
K.、Chinnaiyan,A. M.、Gentz, R.、Ebner, R.、Ni, J.
およびDixit, V. M.、Science 276、111−113
(1997))。表1(配列番号1)のヌクレオチド配
列は、DR4、リガンドTRIALについてのレセプター
と、1335のヌクレオチド残基にて、約70%の同一
性(GAP(GCGから)を使用)を有する。TR4
は、ヒト・デス・レセプター4(DR4)の死ドメイン
と64%同一であり(Pan, G.、O'Rourke, K.、Chinnai
yan,A. M.、Gentz, R.、Ebner, R.、Ni, J.およびDixi
t, V. M.、Science 276、111−113(199
7))、ヒト・デス・レセプター3(DR3)の死度メ
ントと35.7%同一であり(A. M. Chinnaiyanら、Sci
ence 274(5289)、990−992(199
6))、ヒトTNFR−1の死ドメイントと32.7%
同一であり、およびCD95(Fas)の死ドメインと
19.6%である(I.Cascino、J.Immunol. 154
(6)、2706−2713(1995))死ドメイン
(配列番号2のアミノ酸290ないし324)を含有す
る。
【0026】
【表1】 1 CTTTGCGCCC ACAAAATACA CCGACGATGC CCGATCTACT TTAAGGGCTG 51 AAACCCACGG GCCTGAGAGA CTATAAGAGC GTTCCCTACC GCCATGGAAC 101 AACGGGGACA GAACGCCCCG GCCGCTTCGG GGGCCCGGAA AAGGCACGGC 151 CCAGGACCCA GGGAGGCGCG GGGAGCCAGG CCTGGGCCCC GGGTCCCCAA 201 GACCCTTGTG CTCGTTGTCG CCGCGGTCCT GCTGTTGGTC TCAGCTGAGT 251 CTGCTCTGAT CACCCAACAA GACCTAGCTC CCCAGCAGAG AGCGGCCCCA 301 CAACAAAAGA GGTCCAGCCC CTCAGAGGGA TTGTGTCCAc cTGGACACCA 351 TATCTCAGAA GACGGTAGAG ATTGCATCTC CTGCAAATAT gGACAGGACT 401 ATAGCACTCA aTGGAATGAC CTCCTTTTCT GCTTGCGCTG CACCAGGTGT 451 GATTCAGGTG AAGTGGAGCT AAGTCCCTGC ACCACGACCA GAAACACAGT 501 GTGTCAGTGC GAAGAAgGCA CCTTCCGGGA AGAAGATTCT CCTGAGATGT 551 GCCGGAAGTG CCGCACAGGG TGTCCCAgAG GGATGGTCAA GGTCGGTGAT 601 TGTACACCCT GGAGTGACAT CGAATGTGTC CACAAAGAAT CAGGCATCAT 651 CATAgGAGTC ACAGTTGCAG CCGTAGTCTT GATTGTGGCT GTGTTTGTTT 701 GcaAgTCTTT ACTGTGGAAg AAAGTCCTTC CTTACCTGAA AGGCATCTGC 751 TCAGGTGGTG GTGGGGACCC TGAGCGTGTG GACAGAAGcT CACAACGACc 801 TGGGGCTGAG GACAATGTCC TCAATGAGAT CGTGAGTATC TTGCAGCCCA 851 CCCAGGTCCC TGAGCAGGAA ATGGAAGTCC AGGAGCCAGC AGAGCCAACA 901 GGTGTCAACA TGTTGTCCCC CGGGGAGTCA GAGCATCTGC TGGAACCGGC 951 AGAAGCTGAA AGGTCTCAGA GGAGGAGGCT GCTGGTTCCA GCAAATGAAG 1001 GTGATCCCAC TGAGACTCTG AGACAGTGCT TCGATGACTT TGCAGACTTG 1051 GTGCCCTTTG ACTCCTGGGA gCCgCTCATG AGGAAGTTGG GCCTCATGGA 1101 CAATgAGATa aaGGTGGCTA AAGCTGAGGC AGCGGGCCAC AGGGACACCT 1151 TGTACACGAT GCTGATAAAG TGGGTCAACA AAACCGGGCG AGATGCCTCT 1201 GTCCACACCC TGCTGGATGC CTTGGAGACG CTGGGAGAGA GACTTGCCAA 1251 GCAGAAGATT GAGGACCACT TGTTGAGCTC TGGAAAGTTC ATGTATCTAG 1301 AAGGTAATGC AGACTCTGCC ATGTCCTAAG TGTGATTCTC TTCAGGAAGT 1351 CAGACCTTCC CTGGTTTACC TTTTTTCTGG AAAAAGCCCA ACTGGACTCC 1401 AGTCAGTAGG AAAGTGCCAC AATTGTCACA TGACCGGTAC TGGAAGAAAC 1451 TCTCCCATCC AACATCACCC AGTGGATGGA ACATCCTGTA ACTTTTCACT 1501 GCACTTGGCA TTATTTTTAT AAGCTGAATG TGATAATAAG GACACTATGG 1551 AAATGTCTGG ATCATTCCGT TTGTGCGTAC TTTGAgATTT GGTTTGGGAT 1601 GTCATTGTTT TCACAGCACT TTTTTATCCT AATGTAAATG CTTTATTTAT 1651 TTATTTGGGC TACATTGTAA gATCCATCTA CACAGTCGTT GTCCGACTTC 1701 ACTTGATACT ATATGATATG AACCTTTTTT GGGTGGGGGG TGCGGGGCAg 1751 TTCACTCTGT CTCCCAGGCT GGAGTGCAAT GGTGCAATCT TGGCTCACTA 1801 TAGCCTTGAC CTCTCAGGCT CAAGCGATTC TCCCACCTCA GCCATCCAAA 1851 TAGCTGGGAC CACAGGTGTG CACCACCACG CCCGGCTAAT TTTTTGTATT 1901 TTGTCTAgAT ATAGGGGCTC TCTATGTTGC TCAGGGTGGT CTCgAATTCC 1951 TGGAcTCAAG CAGTCTGCCC ACcTCAGAcT CCCAAAGCGG TGGAATTAGA 2001 GGCGTGAGCC CCCATGcTTG gCCTTACcTT TcTACTTTTA TAATTCTGTA 2051 TGTTATTATT TTATGAACAT GAAGAAACTT TAGTAAATGT ACTTGTTTAC 2101 ATAGTTATGT GAATAGATTA GATAAACATA AAAGGAGGAG ACATACAATG 2151 GGGGAAGAAG AAGAAGTCCC CTGTAAGATG TCACTGTcTG GGTTCCAGCC 2201 CTCCCTCAGA TGTACTTTGG CTTCAATGAT TGGCAACTTC TACAGGGGCC 2251 AGTCTTTTGA ACTGGACAAC CTTACAAGTA TATGAGTATT ATTTATAGGT 2301 AGTTGTTTAC ATATGAGTCG GGACCAAAGA GAACTGGATC CACGTGAAGT 2351 CCTGTGTGTG GCTGGTCCCT ACCTGGGCAG TcTCATTTGC ACCCATAGCC 2401 CCCATCTATG GACAGGCTGG GACAGAGGCA GATGGGTTAG ATCACACATA 2451 ACAATAGGGT CTATGTCATA TCCCAAGTGA ACTTGAGCCC TGTTTGGGCT 2501 CAGGAGATAG AAGACAAAAT CTGTCTCCCC ACGTCTGCCA TGGCATCAAG 2551 GGGGAAGAGT AGATGGTGCT tGAGAATGGT GTGAAATGGT TGCCATCTCA 2601 GGAGTAGATG GCCCGGCTCA CTTCTGGTTA TCtGTCACCC TGAGCCCAtG 2651 AGCTGCcTTT TAGGGTACAG ATTGCCTACT TGAGGACCTT GGCCGCTCTG 2701 TAAGCATCTG ACTCATCTCA GAAATGTCAA TTCTTAAACA CTGTGGCAAC 2751 AGGACCTAGA ATGGCTGACG CATTAAGGTT TTCTTcTTGT GTCCTGTTCT 2801 ATTAtTGTTT TAAGACCTCA GTAACCATTT CAGCCTCTTT CCAGCAAACC 2851 CTTCTCCATA GTATTTCAGT CATGGAAGGA TCATTTATGC AGGTAGTCAT 2901 TCCAGGAGTT TTTGGTCTTT TCTGTCTCAA GGCATTGTGT GTTTTGTTCC 2951 GGGACTGGTT TGGGTGGGAC AAAGTTAGAA TTGCCTGAAG AtcAcACATT 3001 CAGACTGTtG TGTCTGTGGA GTTTTAGGAG TGGGGGGTGA CCTTTcTGGT 3051 CTTtGcAcTT CCATCcTcTC CCAcTTCCAT cTGGCATCCC CACGcGTTGT 3101 CCCcTGCAcT TcTGGAAGGC ACAGGGTGCT GCTGCTTCCT GGTCTTTGCC 3151 TTTGCTGGGC cTTCTGTGCA GGACGCTCAG CCTCAGGGCT CAGAAGGTGC 3201 CAGTCCGGTC CCAGGTCCCT TGTCCCTTCC ACAGAGGCCT TCcTAGAAGA 3251 TGCATCTAGA GTGTCAGCCT TATCAGTGTT TAAGATTTTT CTTTTATTTT 3301 TAATTTTTTT GAGACAGAAT CTCACTCTCT CGCCCAGGCT GGAGTGCAAC 3351 GGTACGATCT TGGCTCAGTG CAACCTCCGC CTCCTGGGTT CAAGCGATTC 3401 TCGTGCCTCA GCCTCCGGAG TAGCTGGGAT TGCAGGCACC CGCCACCACG 3451 CCTGGCTAAT TTTTGTATTT TTAGTAGAGA CGGGGTTTCA CCATGTTGGT 3501 CAGGCTGGTC TCGAACTCCT GACCTCAGGT GATCCACNTT GGCCTCCGAA 3551 AGTGCTGGGa tatacaaggc GTGAGCCACC AGCCAGGCCA AGATATTNTT 3601 NTAAAGNNAG CTTCCGGANG ACATGAAATA ANGGGGGGTT TTGTTGTTTA 3651 GTAACATTNG GCTTTGATAT ATCCCCAGGC CAAATNGCAN GNGACACAGG 3701 ACAGCCATAG TATAGTGTGT CACTCGTGGT TGGTGTCCTT TCATGGTTcT 3751 GCCCTGTCAA AGGTCCCTAT TTGAAATGTG TTATAATACA AACAAGGAAG 3801 CACATTGTGT ACAAAATACT TATGTATTTA TGAATCCATG ACCAAATTAA 3851 ATATGAAACC TTATATAAAA AAAAAAAAAA A ヒトTR6のヌクレオチド配列(配列番号1)
【0027】
【表2】 Met Glu Gln Arg Gly Gln Asn Ala Pro Ala Ala Ser Gly Ala Arg Lys 16 Arg His Gly Pro Gly Pro Arg Glu Ala Arg Gly Ala Arg Pro Gly Pro 32 Arg Val Pro Lys Thr Leu Val Leu Val Val Ala Ala Val Leu Leu Leu 48 Val Ser Ala Glu Ser Ala Leu Ile Thr Gln Gln Asp Leu Ala Pro Gln 64 Gln Arg Ala Ala Pro Gln Gln Lys Arg Ser Ser Pro Ser Glu Gly Leu 80 Cys Pro Pro Gly His His Ile Ser Glu Asp Gly Arg Asp Cys Ile Ser 96 Cys Lys Tyr Gly Gln Asp Tyr Ser Thr Gln Trp Asn Asp Leu Leu Phe 112 Cys Leu Arg Cys Thr Arg Cys Asp Ser Gly Glu Val Glu Leu Ser Pro 128 Cys Thr Thr Thr Arg Asn Thr Val Cys Gln Cys Glu Glu Gly Thr Phe 144 Arg Glu Glu Asp Ser Pro Glu Met Cys Arg Lys Cys Arg Thr Gly Cys 160 Pro Arg Gly Met Val Lys Val Gly Asp Cys Thr Pro Trp Ser Asp Ile 176 Glu Cys Val His Lys Glu Ser Gly Ile Ile Ile Gly Val Thr Val Ala 192 Ala Val Val Leu Ile Val Ala Val Phe Val Cys Lys Ser Leu Leu Trp 208 Lys Lys Val Leu Pro Tyr Leu Lys Gly Ile Cys Ser Gly Gly Gly Gly 224 Asp Pro Glu Arg Val Asp Arg Ser Ser Gln Arg Pro Gly Ala Glu Asp 240 Asn Val Leu Asn Glu Ile Val Ser Ile Leu Gln Pro Thr Gln Val Pro 256 Glu Gln Glu Met Glu Val Gln Glu Pro Ala Glu Pro Thr Gly Val Asn 272 Met Leu Ser Pro Gly Glu Ser Glu His Leu Leu Glu Pro Ala Glu Ala 288 Glu Arg Ser Gln Arg Arg Arg Leu Leu Val Pro Ala Asn Glu Gly Asp 304 Pro Thr Glu Thr Leu Arg Gln Cys Phe Asp Asp Phe Ala Asp Leu Val 320 Pro Phe Asp Ser Trp Glu Pro Leu Met Arg Lys Leu Gly Leu Met Asp 336 Asn Glu Ile Lys Val Ala Lys Ala Glu Ala Ala Gly His Arg Asp Thr 352 Leu Tyr Thr Met Leu Ile Lys Trp Val Asn Lys Thr Gly Arg Asp Ala 368 Ser Val His Thr Leu Leu Asp Ala Leu Glu Thr Leu Gly Glu Arg Leu 384 Ala Lys Gln Lys Ile Glu Asp His Leu Leu Ser Ser Gly Lys Phe Met 400 Tyr Leu Glu Gly Asn Ala Asp Ser Ala Met Ser End 411 ヒトTR6のアミノ酸配列(配列番号2)
【0028】ヒト胸腺間質細胞、単細胞、末梢血管リン
パ球、一次樹状細胞および骨髄細胞のヒトの細胞中のm
RNAから由来のcDNAライブラリーより標準的クロ
ーニングおよびスクリーニングを用い、発現配列タグ
(EST)分析(Adams,M.D.ら、Science 252:1651-16
56(1991);Adams,M.D.ら、Nature 355:632-634(199
2);Adams,M.D.ら、Nature 377 Supp:3-174(199
5))を用いて、TR6をコードする本発明の1のポリ
ヌクレオチドを得てもよい。ゲノムDNAライブラリー
のごとき天然源から本発明のポリヌクレオチドを得るこ
ともでき、あるいはよく知られ、かつ商業上利用可能な
方法を用いて合成することもできる。
【0029】配列番号2のTR6のポリペプチドをコー
ドするヌクレオチド配列は、表1(配列番号1のヌクレ
オチド数94から1329)に含まれるポリペプチドを
コードする配列と同一であってもよく、または遺伝暗号
の重複性(縮重性)の結果として、配列番号2のポリペ
プチドをもコードする配列であってもよい。
【0030】本発明のポリヌクレオチドをTR6のポリ
ペプチドの組換え生産に用いる場合、ポリヌクレオチド
はそれ自体、成熟ポリペプチドまたはそのフラグメント
のコーディング配列を含むものであってもよく;読み枠
中に、リーダーまたは分泌配列、プレ、プロ、もしくは
プレプロタンパク質配列をコードするコーディング配
列、または他の融合ペプチド部分などの、他のコーディ
ング配列を伴った、成熟ポリペプチドまたはフラグメン
トのコーディング配列を含むものであってもよい。例え
ば、融合ポリペプチドの精製を促進するマーカー配列を
コードすることもできる。本発明のこの態様の特に好ま
しい具体例において、マーカー配列は、pQEベクター
(Qiagen,Inc.)で得られ、Gentzら、Proc.Natl.Acad.S
ci.,USA,86:821-824(1989)に記載されるような、ヘ
キサ−ヒスチジンペプチドであるか、またはHAタグで
ある。ポリヌクレオチドはまた、非コーディング5’お
よび3’配列、例えば、転写された非翻訳配列、スプラ
イスおよびポリアデニル化シグナル、リボソーム結合部
位およびmRNAを安定化する配列などを含有していて
もよい。
【0031】さらなる好ましい具体例は、表1(配列番
号2)のTR6のポリペプチドのアミノ酸配列を有し、
数個、5ないし10個、1ないし5個、1ないし3個、
1ないし2個または1個のアミノ酸残基がいずれかの組
み合わせで置換、欠失または付加されているTR6の変
種をコードするポリヌクレオチドである。本発明の好ま
しいポリヌクレオチドには、表4(配列番号4)のアミ
ノ酸配列をコードする表3(配列番号3)に含まれるポ
リヌクレオチドがある。
【0032】
【表3】 1 ATGACCTCCT TTTCTGCTTG CGCTGCACCA GGTGTGATTC AGGTGAAGTG 51 GAGCTAAGTC CCTGCACCAC GACCAGAAAC ACAGTGTGTC AGTGCGAAGA 101 AgGCACCTTC CGGGAAGAAG ATTCTCCTGA GATGTGCCGG AAGTGCCGCA 151 CAGGGTGTCC CAgAGGGATG GTCAAGGTCG GTGATTGTAC ACCCTGGAGT 201 GACATCGAAT GTGTCCACAA AGAATCAGGC ATCATCATAg GAGTCACAGT 251 TGCAGCCGTA GTCTTGATTG TGGCTGTGTT TGTTTGCaAg TCTTTACTGT 301 GGAAgAAAGT CCTTCCTTAC CTGAAAGGCA TCTGCTCAGG TGGTGGTGGG 351 GACCCTGAGC GTGTGGACAG AAGcTCACAA CGACcTGGGG CTGAGGACAA 401 TGTCCTCAAT GAGATCGTGA GTATCTTGCA GCCCACCCAG GTCCCTGAGC 451 AGGAAATGGA AGTCCAGGAG CCAGCAGAGC CAACAGGTGT CAACATGTTG 501 TCCCCCGGGG AGTCAGAGCA TCTGCTGGAA CCGGCAGAAG CTGAAAGGTC 551 TCAGAGGAGG AGGCTGCTGG TTCCAGCAAA TGAAGGTGAT CCCACTGAGA 601 CTCTGAGACA GTGCTTCGAT GACTTTGCAG ACTTGGTGCC CTTTGACTCC 651 TGGGAgCCgC TCATGAGGAA GTTGGGCCTC ATGGACAATg AGATaaaGGT 701 GGCTAAAGCT GAGGCAGCGG GCCACAGGGA CACCTTGTAC ACGATGCTGA 751 TAAAGTGGGT CAACAAAACC GGGCGAGATG CCTCTGTCCA CACCCTGCTG 801 GATGCCTTGG AGACGCTGGG AGAGAGACTT GCCAAGCAGA AGATTGAGGA 851 CCACTTGTTG AGCTCTGGAA AGTTCATGTA TCTAGAAGGT AATGCAGACT 901 CTGCCATGTC CTAAGTGTGA TTCTCTTCAG GAAGTCAGAC CTTCCCTGGT 951 TTACCTTTTT TCTGGAAAAA GCCCAACTGG ACTCCAGTCA GTAGGAAAGT 1001 GCCACAATTG TCACATGACC GGTACTGGAA GAAACTCTCC CATCCAACAT 1051 CACCCAGTGG AT ヒトRT6の部分ヌクレオチド配列(配列番号3)
【0033】
【表4】 1 DLLFCLRCTR CDSGEVELSP CTTTRNTVCQ CEEGTFREED SPEMCRKCRT 51 GCPRGMVKVG DCTPWSDIEC VHKESGIIIG VTVAAVVLIV AVFVCKSLLW 101 KKVLPYLKGI CSGGGGDPER VDRSSQRPGA EDNVLNEIVS ILQPTQVPEQ 151 EMEVQEPAEP TGVNMLSPGE SEHLLEPAEA ERSQRRRLLV PANEGDPTET 201 LRQCFDDFAD LVPFDSWEPL MRKLGLMDNE IKVAKAEAAG HRDTLYTMLI 251 KWVNKTGRDA SVHTLLDALE TLGERLAKQK IEDHLLSSGK FMYLEGNADS 301 AMS* ヒトTR6の部分アミノ酸配列(配列番号4)
【0034】本発明は、さらには、本明細書において前
記した配列とハイブリッド形成するポリヌクレオチドに
も関する。この点において、本発明は、特に、本明細書
において前記したポリヌクレオチドにストリンジェント
な条件下でハイブリダイゼーションするポリヌクレオチ
ドに関する。本明細書で用いる用語の「ストリンジェン
トな条件」とは、配列間に少なくとも95%、好ましく
は少なくとも97%の同一性がある場合にのみハイブリ
ダイゼーションが起こることを意味する。
【0035】本発明のポリヌクレオチドは、配列番号1
に含まれるヌクレオチド配列または配列番号3の部分ヌ
クレオチド配列を含め、そのフラグメントに対して同一
または十分に同一であり、cDNAおよびゲノムDNA
用のハイブリダイゼーションプローブとして用いてTR
6をコードする全長のcDNAおよびゲノムクローンを
単離し、TR6遺伝子に対して高配列類似性を有する他
の遺伝子のcDNAおよびゲノムクローンを単離するこ
とができる。かかるハイブリダイゼーション法は当業者
に知られている。典型的には、これらのヌクレオチド配
列は、対照配列と80%同一、好ましくは90%同一、
より好ましくは95%同一である。一般に、プローブは
少なくとも15個のヌクレオチドを含むであろう。好ま
しくは、かかるプローブは少なくとも30個のヌクレオ
チドを有し、少なくとも50個のヌクレオチドを有して
いてもよい。特に好ましいプローブは30ないし50個
のヌクレオチドの範囲にある。
【0036】一の具体例において、TR6のポリペプチ
ドをコードするポリヌクレオチドを得るには、適当なラ
イブラリーをストリンジェントなハイブリダイゼーショ
ン条件下で配列番号1を有する標識したプローブまたは
そのフラグメント(配列番号3のヌクレオチド配列を含
む)でスクリーニングし、該ポリヌクレオチド配列を含
有する全長のcDNAおよびゲノムクローンを単離する
工程からなる。そのようなハイブリダイゼーション法は
当業者に周知である。かくして、さらに別の態様にて、
本発明のTR6のポリヌクレオチドは、さらに、ストリ
ンジェントな条件下で配列番号1を有するヌクレオチド
配列または配列番号3のヌクレオチド配列を含め、その
フラグメントとハイブリダイゼーションするヌクレオチ
ド配列を有するヌクレオチド配列を包含する。前記した
ハイブリダイゼーション条件下で得られるヌクレオチド
配列によりコードされるアミノ酸配列を有するポリペプ
チドもTR6ポリペプチドに含まれる。ストリンジェン
トなハイブリダイゼーション条件は、前記されていると
おりであるか、あるいはまた50%ホルムアミド、5x
SSC(150mM NaCl、15mM クエン酸ナトリウ
ム)、50mM リン酸ナトリウム(pH7.6)、5x
Denhardt's溶液、10%硫酸デキストランおよび20マ
イクログラム/mlの変性切断サケ精子DNAを有して
なる溶液中で一夜42℃でインキュベートし、つづいて
そのフィルターを約65℃で0.1xSSCにて洗浄す
る条件である。研究試薬ならびに動物およびヒトの疾患
の治療および診断を見いだすための材料として本発明の
ポリヌクレオチドおよびポリペプチドを用いてもよい。
【0037】ベクター、宿主細胞、発現 本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド(複数でも
可)を含むベクター、本発明のベクターで遺伝子操作す
る宿主細胞および組換え技法による本発明のポリペプチ
ドの製造にも関する。無細胞翻訳系を用い、本発明のD
NA構築物から由来のRNAを用いてかかるタンパク質
を製造できる。
【0038】組換え体を製造するために、宿主細胞を遺
伝子操作して、本発明のポリヌクレオチドについての発
現系もしくはそれらの一部を組み込むことができる。ポ
リヌクレオチドの宿主細胞への導入は、Davisら、BASIC
METHODS IN MOLECULAR BIOLOGY(1986);Sambrook
ら、MOLECUR CLONING:A LABORATORY MANUAL、第2版、
Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring H
arbor、N.Y.(1989)のような、多くの標準的な実験マ
ニュアルに記載される方法により行うことができ、例え
ばリン酸カルシウムトランスフェクション、DEAE−
デキストラン媒介トランスフェクション、トランスベク
ション、マイクロインジェクション、陽イオン脂質媒介
トランスフェクション、エレクトロポレーション、トラ
ンスダクション、スクレープ負荷、バリスティック導入
または感染等がある。
【0039】適当な宿主の代表的なものとして、細菌細
胞、例えば連鎖球菌属(streptococci)、ブドウ球菌属
(staphylococci)、大腸菌(E.coli)、ストレプトミ
セス(Streptomyces)および枯草菌(Bacillus subtili
s)細胞;真菌細胞、例えば酵母細胞およびアスペルギ
ルス属(Aspergillus)細胞;昆虫細胞、例えばドロソ
フィラS2(Drosophila S2)およびスポドプテラSf
9(Spodoptera Sf9)細胞;動物細胞、例えばCHO、CO
S、HeLa、C127、3T3、BHK、HEK293およびボ
ウズ(Bows)黒色腫細胞;ならびに植物細胞が挙げられ
る。
【0040】多種の発現系を用いることができる。この
ような系として、とりわけ、染色体、エピソームおよび
ウイルス由来系、例えば細菌プラスミドから、バクテリ
オファージから、トランスポゾンから、酵母エピソーム
から、挿入エレメントから、酵母染色体エレメントか
ら、バキュロウイルス、パポバウイルスなどの、例えば
SV40、ワクシニアウイルス、アデノウイルス、鶏痘
ウイルス、仮性狂犬病ウイルスおよびレトロウイルス等
のウイルスから由来のベクター、ならびにその組み合わ
せから由来のベクター、例えばコスミドおよびファージ
ミドなどのプラスミドおよびバクテリオファージ遺伝因
子から由来のベクターが挙げられる。発現系は発現を制
御および引き起こす調節領域を含有していてもよい。一
般に、ポリヌクレオチドを保持、伸長または発現させ、
宿主にてポリペプチドを産生するのに適した系またはベ
クターを使用できる。種々の周知かつ慣用的な技法、例
えば、Sambrookら、MOLECULAR CLONING、A LABORATORY
MANUAL(前掲)に記載されている技法により、適当なヌ
クレオチド配列を発現系に挿入できる。
【0041】翻訳タンパク質を、小胞体内腔、周辺腔ま
たは細胞外環境へ分泌させるために、適当な分泌シグナ
ルを所望のポリペプチドに組み込むことができる。これ
らのシグナルはポリペプチドに固有のシグナルであって
もよく、あるいは異種性のシグナルであってもよい。T
R6のポリペプチドをスクリーニングアッセイにて用い
るために発現させる場合、一般に、そのポリペプチドを
細胞表面で生成させることが好ましい。この場合、スク
リーニングアッセイに使用する前に細胞を集めてもよ
い。TR6のポリペプチドが培地中に分泌されるなら
ば、培地を回収してポリペプチドを回収し精製すること
ができる。細胞内に生成されるならば、まず細胞を溶解
し、次いで、ポリペプチドを回収しなければならない。
【0042】TR6のポリペプチドは、硫酸アンモニウ
ムまたはエタノール沈殿、酸抽出、陰イオンまたは陽イ
オン交換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマ
トグラフィー、疎水相互作用クロマトグラフィー、アフ
ィニティークロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイ
トクロマトグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィ
ーを含め、周知の方法により、組換え細胞培養物から回
収および精製できる。高性能液体クロマトグラフィーを
精製に用いるのが最も好ましい。ポリペプチドが単離お
よび/または精製中に変性する場合、タンパク質を再生
するための周知方法を用い、再び活性な立体配座とする
ことができる。
【0043】診断アッセイ 本発明はまた診断薬として用いるためのTR6のポリヌ
クレオチドの使用にも関する。機能不全に関与するTR
6遺伝子の変異形の検出は、TR6の過少発現、過剰発
現または発現の変化よりもたらされる疾患の診断または
疾患の疑いを特定することのできる診断手段を提供す
る。TR6遺伝子に変異のある個体は、種々の方法によ
りDNAレベルで検出できる。
【0044】診断に供する核酸は、対象の細胞、例え
ば、血液、尿、唾液、組織生検または剖検材料より得る
ことができる。ゲノムDNAは、検出するのに直接使用
してもよく、または分析の前にPCRもしくはその他の
増幅法を用いることにより酵素的に増幅させてもよい。
RNAまたはcDNAもまた同じ方法で用いることがで
きる。正常な遺伝子型との比較における増幅産物の大き
さの変化により、欠失および挿入を検出できる。点突然
変異は、増幅DNAを標識化TR6のヌクレオチド配列
とハイブリッド形成させることにより同定できる。完全
に対合した配列はRNase消化により、または融解温度
の違いにより、誤対合二重らせんから区別できる。DN
A配列の違いはまた、変性物質と一緒にまたはなしで、
ゲル中のDNAフラグメントの電気泳動の移動度の変化
により、または直接的DNA配列決定法により検出でき
る。例えばMyersら、Science 230:1242(1985)を参照
のこと。特異的な位置での配列の変化はまた、ヌクレア
ーゼ保護アッセイ、例えばRNaseおよびS1保護または
化学的切断法によっても明らかにすることができる。Co
ttonら、Proc. Natl. Acad. Sci., USA,85:4397-4401
(1985)を参照のこと。もう1つの具体例において、T
R6のヌクレオチド配列またはそのフラグメントからな
るオリゴヌクレオチドプローブのアレイ(array)を構
築して、例えば遺伝的変異の効果的なスクリーニングを
行うことができる。アレイ法はよく知られており、適用
範囲が広く、その方法を用いて、遺伝子発現、遺伝的連
鎖および遺伝的変化を含め、分子遺伝学における種々の
問題と取り組むことができる(例えば、M.Cheeら、Scie
nce, Vol 274, pp610-613(1996)を参照のこと)。
【0045】診断アッセイは、記載した方法によりTR
6遺伝子中の変異を検出することによる、慢性および急
性炎症、関節炎、敗血症、自己免疫疾患(例えば、炎症
性腸疾患、乾癬)、移植片拒絶反応、移植片対宿主疾
患、感染、卒中、虚血症、急性呼吸疾患症候群、再狭
窄、脳損傷、AIDS、骨疾患、癌(例えば、リンパ増
殖性障害)、アテローム性動脈硬化症およびアルツハイ
マー病の疑いを診断または測定する方法を提供する。
【0046】加えて、慢性および急性炎症、関節炎、敗
血症、自己免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、乾癬)、
移植片拒絶反応、移植片対宿主疾患、感染、卒中、虚血
症、急性呼吸疾患症候群、再狭窄、脳損傷、AIDS、
骨疾患、癌(例えば、リンパ増殖性障害)、アテローム
性動脈硬化症およびアルツハイマー病は、対象から由来
の試料より、異常に上昇または低下したTR6のポリペ
プチドまたはTR6のmRNAのレベルを測定すること
を特徴とする方法によって診断することができる。発現
の増加または低下は、ポリヌクレオチドの定量法として
当該分野で周知の方法、例えば、PCR、RT-PC
R、RNase保護、ノーザンブロッティングおよび他の
ハイブリダイゼーション法を用いてRNAレベルで測定
できる。宿主から由来の試料中のTR6のポリペプチド
などのタンパク質のレベルを決定するために用いること
ができるアッセイ法は、当業者に周知である。このよう
なアッセイ法には、ラジオイムノアッセイ、競争結合ア
ッセイ、ウェスタンブロット分析およびELISAアッ
セイが挙げられる。
【0047】染色体アッセイ 本発明のヌクレオチド配列は染色体の同定にも価値があ
る。該配列は、個々のヒト染色体上の特定の位置を特異
的に標的とし、これとハイブリッド形成しうる。本発明
に従って、関連する配列を染色体にマッピングする工程
は、それらの配列を遺伝子関連疾患と関連づける重要な
第1工程である。配列を正確な染色体位置にマッピング
したならば、染色体上の配列の物理的位置を遺伝地図の
データと関連づけることができる。かかるデータは、例
えば、V. McKusick, Mendelian Inheritance in Man(J
ohns Hopkins University Welch Medical Libraryから
オンラインで利用できる)にて見られる。ついで、連鎖
分析(物理的に隣接する遺伝子の同時遺伝)により、同
じ染色体領域にマッピングされた遺伝子と疾患との関係
を同定する。罹病個体と未罹病個体との間のcDNAま
たはゲノム配列の相違も測定することができる。いくつ
かまたはすべての罹病個体において変異が観察される
が、正常個体においては観察されない場合、その変異は
該疾患の原因である可能性がある。TR6の3’非翻訳
領域は、マッピングされたEST(Genbank ID:D20
151)の295bpのヌクレオチド配列と適合する。
このESTは、WhiteheadInstituteにより、染色体8連
鎖基の頂点から染色体8、97.68まで地図形成され
ている。
【0048】抗体 本発明のポリペプチドもしくはそれらのフラグメントま
たはそのアナログ、あるいはそれらを発現する細胞を免
疫原として用いて、TR6のポリペプチドに対して免疫
特異的な抗体を得ることもできる。「免疫特異的」なる
語は、抗体が先行技術における他の関連ポリペプチドに
対するアフィニティーよりも、本発明のポリペプチドに
対して実質的により大きなアフィニティーを有すること
を意味する。
【0049】TR6のポリペプチドに拮抗して生じる抗
体は、ポリペプチドまたはエピトープ担持フラグメン
ト、アナログまたは細胞を、動物、好ましくはヒト以外
の動物に、通常の実験法を用いて投与することにより得
ることができる。モノクローナル抗体の産生には、連続
的セルライン培養により得られる抗体を提供するいずれ
の方法も用いることができる。例えば、ハイブリドーマ
法(Kohler,G.およびMilstein,C.、Nature 256:495-49
7(1975)、トリオーマ法、ヒトB-細胞ハイブリドーマ
法(Kozborら、Immunology Today 4:72(1983)および
EBV-ハイブリドーマ法(Coleら、MONOCLONAL ANTIBODIE
S AND CANCER THERAPY、77−96頁、Alan R. Liss,
Inc.,(1985))が挙げられる。
【0050】一本鎖抗体を産生するのに記載された技術
(米国特許第4946778号)を適用して、本発明の
ポリペプチドに対する一本鎖抗体を産生できる。また、
トランスジェニックマウスまたは他の哺乳動物を含め、
他の生物を用いて、ヒト化抗体を発現させることができ
る。前記した抗体を用いて、ポリペプチドを発現するク
ローンを単離または同定してもよく、あるいはアフィニ
ティークロマトグラフィーによりポリペプチドを精製し
てもよい。TR6のポリペプチドに対する抗体を用い
て、とりわけ、慢性および急性炎症、関節炎、敗血症、
自己免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、乾癬)、移植片
拒絶反応、移植片対宿主疾患、感染、卒中、虚血症、急
性呼吸疾患症候群、再狭窄、脳損傷、AIDS、骨疾
患、癌(例えば、リンパ増殖性障害)、アテローム性動
脈硬化症およびアルツハイマー病を治療してもよい。
【0051】ワクチン 本発明の別の態様は、哺乳動物における免疫学的応答を
誘起する方法であって、抗体および/またはT細胞免疫
応答を生じさせるに十分なTR6のポリペプチドまたは
そのフラグメントを哺乳動物に接種して、とりわけ、慢
性および急性炎症、関節炎、敗血症、自己免疫疾患(例
えば、炎症性腸疾患、乾癬)、移植片拒絶反応、移植片
対宿主疾患、感染、卒中、虚血症、急性呼吸疾患症候
群、再狭窄、脳損傷、AIDS、骨疾患、癌(例えば、
リンパ増殖性障害)、アテローム性動脈硬化症およびア
ルツハイマー病から該動物を防御することからなる方法
に関する。本発明のもう1つ別の態様は、哺乳動物にお
ける免疫学的応答を誘導する方法であって、TR6のポ
リペプチドをベクターを介してデリバリーし、かかる免
疫学的応答を誘発させ、抗体を産生し、該動物を疾患か
ら保護するように、インビボにてTR6のポリヌクレオ
チドの発現を指令することからなる方法に関する。
【0052】本発明のさらなる態様は免疫学的/ワクチ
ン処方(組成物)であって、哺乳動物宿主中に導入され
た場合、その哺乳動物にてTR6のポリペプチドに対す
る免疫学的応答を誘導する処方(該組成物はTR6のポ
リペプチドまたはTR6遺伝子を含んでなる)に関す
る。ワクチン処方は、さらに適当な担体を含んでいても
よい。TR6のポリペプチドは胃で分解されるかもしれ
ないため、好ましくは非経口的(皮下、筋肉内、静脈
内、皮内注射等を包含する)に投与する。非経口投与に
適した処方は、抗酸化剤、バッファー、静菌剤および処
方を患者の血液と等張にする溶質を含有してもよい水性
および非水性滅菌注射用溶液;ならびに懸濁剤または増
粘剤を含んでいてもよい水性および非水性滅菌懸濁液を
包含する。処方を1回投与または複数回投与用容器、例
えば、密封アンプルおよびバイアルに入れて提供しても
よく、使用直前に滅菌液体担体を添加するだけでよい凍
結乾燥状態にて保存してもよい。またワクチン処方は、
水中油系および当該分野で知られた他の系などの処方の
免疫原性を高めるためのアジュバント系を含んでいても
よい。用量は、ワクチンの個々の活性に依存しており、
通常の実験により容易に決定することができる。
【0053】スクリーニングアッセイ 本発明者らは、この度、配列番号5のTL2(別にTRAI
Lとしても知られている、Immunity(6):673−6
82(1995))がTR6のリガンドであることを見
出した。かくして、本発明のTR6ポリペプチド、およ
びそのリガンドの1つである、TL2を、該レセプター
またはそのリガンドに結合し、本発明のポリペプチドの
レセプターまたはそのリガンドTL2の活性を活性化
(アゴニスト)するかまたは阻害(アンタゴニスト)す
る化合物をスクリーニングする方法に用いることができ
る。すなわち、本発明のポリペプチドを用いて、例え
ば、細胞、無細胞調製物、化学ライブラリーおよび天然
物の混合物における小型分子基質およびリガンドの結合
を評価してもよい。これらの基質およびリガンドは、天
然の基質およびリガンドであってもよく、あるいは構造
または機能を模倣したものであってもよい。Coligan
ら、Current Protocols in Immunology 1(2):第5章
(1991)を参照のこと。
【0054】TR6のポリペプチドは、種々の病原性を
含め、多くの生物学的機能に関与している。したがっ
て、一方でTR6を刺激する化合物および薬剤を、他方
でTR6の機能を阻害するかまたはTR6を発現する細
胞を除去しうる化合物または薬剤を見いだすことが望ま
しい。アンタゴニスト、またはTR6発現細胞を除去す
る薬剤は、慢性および急性炎症、関節炎、敗血症、自己
免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、乾癬)、移植片拒絶
反応、移植片対宿主疾患、感染、卒中、虚血症、成人呼
吸窮迫症候群、再狭窄、脳損傷、AIDS、骨疾患、癌
(例えば、リンパ増殖性障害)、アテローム性動脈硬化
症およびアルツハイマー病などの症状の種々の治療およ
び予防目的に用いることができる。アゴニストは、T細
胞ならびに免疫系の他の要素、例えば、癌およびAID
Sの治療のための要素の活性化に応答する症状の治療お
よび予防目的に用いることができる。しかし、アゴニス
トはまた、慢性および急性炎症、関節炎、敗血症、自己
免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、乾癬)、移植片拒絶
反応、移植片対宿主疾患、感染、卒中、虚血症、急性呼
吸疾患症候群、再狭窄、脳損傷、AIDS、骨疾患、癌
(例えば、リンパ増殖性障害)、アテローム性動脈硬化
症およびアルツハイマー病などの症状に治療的または予
防的に用いると共に、T細胞および免疫活性の下方調整
をもたらす免疫系の他の要素を不当に刺激するのに用い
ることもできる。
【0055】候補化合物は、無細胞または細胞をベース
とするいずれかのアッセイにて、TL2のTR6への結
合を阻害する化合物を検出する方法を用いて同定するこ
とができる。適当な無細胞アッセイは当業者であれば容
易に決定することができる。例えば、精製したTR6ま
たはTR6の細胞外ドメインを含有するTR6の精製し
た誘導体を、直接的または間接的(例えば、抗体を介し
てTR6に)のいずれかで適当な表面に固定し、精製し
たTL2のTR6への結合を遮断する能力により候補化
合物を同定するELISAフォーマットを用いてもよい。適
当な検出システムは、ストレプトアビジン・ホースラデ
ィッシュ・ペルオキシダーゼ接合体またはタグ、例え
ば、フルオレセインによる直接的接合法を用いる。逆
に、精製されたTL2を適当な表面に固定し、精製され
たTR6のTL2への結合を遮断するその能力により候
補化合物を同定してもよい。TR6とTL2との結合
は、直接的または間接的にTR6に結合した標識を用い
ることで検出することができる。TR6タンパク質およ
びそのリガンドを用いる多くの他のアッセイフォーマッ
トも利用可能である。
【0056】適当な細胞をベースとするアッセイは、当
業者であれば容易に決定できる。一般に、かかるスクリ
ーニング操作は、本発明のレセプターのポリペプチドを
細胞表面に発現する適当な細胞を作り出すことからな
る。かかる細胞は、哺乳動物、酵母、Drosophilaまたは
E.coli由来の細胞を包含する。ついで、レセプター(ま
たは発現したポリペプチドを有する細胞膜)を発現する
細胞を、TL2などの既知リガンド、または試験化合物
と接触させて結合または機能的応答の刺激もしくは阻害
を観察する。該アッセイは、候補化合物に直接または間
接的に結合した標識を用いて、あるいは標識競争物質、
例えば、リガンドTL2との競争を用いるアッセイにお
いて、レセプターを有する細胞への付着を検出する、候
補化合物の結合を簡単に試験することができる。さらに
は、候補化合物がレセプターまたはそのリガンドの活性
化により発生するシグナルを生じるかどうかを、その表
面にレセプターまたはそのリガンドおよびその融合タン
パク質を有する細胞に適した検出系を用いて、これらの
アッセイにより試験してもよい。典型的な融合パートナ
ーは、レセプターまたはリガンドの細胞外ドメインが、
別のレセプターの細胞内チロシンキナーゼドメインと融
合するものである。活性化の阻害剤は、一般に、既知ア
ゴニスト、例えば、リガンドTL2の存在下でアッセイ
され、候補化合物が存在することによるアゴニストの活
性化に対する作用を観察する。かかるスクリーニングア
ッセイを行うための標準操作は当該分野において周知で
ある。
【0057】潜在的なTR6のアンタゴニストの例は、
抗体、またはある場合には、TR6のリガンドに密接に
関連するオリゴヌクレオチドまたはタンパク質、例え
ば、リガンドTL2のフラグメント、またはレセプター
の活性が妨げられるように、該レセプターまたはそのリ
ガンドに結合するが、応答を惹起しない、小型分子を包
含する。潜在的TR6アゴニストの例として、TR6、
そのリガンド、例えばTL2に結合する抗体、またはそ
の誘導体およびTR6に結合する小型分子が挙げられ
る。これらのアゴニストは、本来のリガンドと接触する
ことにより誘発される応答のすべてまたは一部を模倣す
る応答を惹起するであろう。
【0058】TL2のヌクレオチド配列(配列番号5)
(Immunex Research and Development Corporation、Se
attle、Washingtonは、TNF−関連アポトーシス誘発
リガンド(TNF−related apotosis−inducing ligand;
TRAIL)と、Twiley SRら、Immunity(6):673−6
82(1995)にて公表)は以下のとおりである。
【0059】
【表5】 1 CCTCACTGAC TATAAAAGAA TAGAGAAGGA AGGGCTTCAG TGACCGGCTG 51 CCTGGCTGAC TTACAGCAGT CAGACTCTGA CAGGATCATG GCTATGATGG 101 AGGTCCAGGG GGGACCCAGC CTGGGACAGA CCTGCGTGCT GATCGTGATC 151 TTCACAGTGC TCCTGCAGTC TCTCTGTGTG GCTGTAACTT ACGTGTACTT 201 TACCAACGAG CTGAAGCAGA TGCAGGACAA GTACTCCAAA AGTGGCATTG 251 CTTGTTTCTT AAAAGAAGAT GACAGTTATT GGGACCCCAA TGACGAAGAG 301 AGTATGAACA GCCCCTGCTG GCAAGTCAAG TGGCAACTCC GTCAGCTCGT 351 TAGAAAGATG ATTTTGAGAA CCTCTGAGGA AACCATTTCT ACAGTTCAAG 401 AAAAGCAACA AAATATTTCT CCCCTAGTGA GAGAAAGAGG TCCTCAGAGA 451 GTAGCAGCTC ACATAACTGG GACCAGAGGA AGAAGCAACA CATTGTCTTC 501 TCCAAACTCC AAGAATGAAA AGGCTCTGGG CCGCAAAATA AACTCCTGGG 551 AATCATCAAG GAGTGGGCAT TCATTCCTGA GCAACTTGCA CTTGAGGAAT 601 GGTGAACTGG TCATCCATGA AAAAGGGTTT TACTACATCT ATTCCCAAAC 651 ATACTTTCGA TTTCAGGAGG AAATAAAAGA AAACACAAAG AACGACAAAC 701 AAATGGTCCA ATATATTTAC AAATACACAA GTTATCCTGA CCCTATATTG 751 TTGATGAAAA GTGCTAGAAA TAGTTGTTGG TCTAAAGATG CAGAATATGG 801 ACTCTATTCC ATCTATCAAG GGGGAATATT TGAGCTTAAG GAAAATGACA 851 GAATTTTTGT TTCTGTAACA AATGAGCACT TGATAGACAT GGACCATGAA 901 GCCAGTTTTT TCGGGGCCTT TTTAGTTGGC TAACTGACCT GGAAAGAAAA 951 AGCAATAACC TCAAAGTGAC TATTCAGTTT TCAGGATGAT ACACTATGAA 1001 GATGTTTCAA AAAATCTGAC CAAAACAAAC AAACAGAAAA CAGAAAACAA 1051 AAAAACCTCT ATGCAATCTG AGTAGAGCAG CCACAACCAA AAAATTCTAC 1101 AACACACACT GTTCTGAAAG TGACTCACTT ATCCCAAGAA AATGAAATTG 1151 CTGAAAGATC TTTCAGGACT CTACCTCATA TCAGTTTGCT AGCAGAAATC 1201 TAGAAGACTG TCAGCTTCCA AACATTAATG CAATGGTTAA CATCTTCTGT 1251 CTTTATAATC TACTCCTTGT AAAGACTGTA GAAGAAAGCG CAACAATCCA 1301 TCTCTCAAGT AGTGTATCAC AGTAGTAGCC TCCAGGTTTC CTTAAGGGAC 1351 AACATCCTTA AGTCAAAAGA GAGAAGAGGC ACCACTAAAA GATCGCAGTT 1401 TGCCTGGTGC AGTGGCTCAC ACCTGTAATC CCAACATTTT GGGAACCCAA 1451 GGTGGGTAGA TCACGAGATC AAGAGATCAA GACCATAGTG ACCAACATAG 1501 TGAAACCCCA TCTCTACTGA AAGTGCAAAA ATTAGCTGGG TGTGTTGGCA 1551 CATGCCTGTA GTCCCAGCTA CTTGAGAGGC TGAGGCAGGA GAATCGTTTG 1601 AACCCGGGAG GCAGAGGTTG CAGTGTGGTG AGATCATGCC ACTACACTCC 1651 AGCCTGGCGA CAGAGCGAGA CTTGGTTTCA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA 1701 CTTCAGTAAG TACGTGTTAT TTTTTTCAAT AAAATTCTAT TACAGTATGT 1751 CAAAAAAAAA AAAAAAAAA
【0060】TL2のアミノ酸配列(配列番号6)(Im
munex Research and Development Corporation、Seattl
e、Washingtonは、TNF−関連アポトーシス誘発リガ
ンド(TRAIL)と、Twiley SRら、Immunity(6):67
3−682(1995)にて公表)は以下のとおりであ
る。
【0061】
【表6】 Met Ala Met Met Glu Val Gln Gly Gly Pro Ser Leu Gly Gln Thr Cys 16 Val Leu Ile Val Ile Phe Thr Val Leu Leu Gln Ser Leu Cys Val Ala 32 Val Thr Tyr Val Tyr Phe Thr Asn Glu Leu Lys Gln Met Gln Asp Lys 48 Tyr Ser Lys Ser Gly Ile Ala Cys Phe Leu Lys Glu Asp Asp Ser Tyr 64 Trp Asp Pro Asn Asp Glu Glu Ser Met Asn Ser Pro Cys Trp Gln Val 80 Lys Trp Gln Leu Arg Gln Leu Val Arg Lys Met Ile Leu Arg Thr Ser 96 Glu Glu Thr Ile Ser Thr Val Gln Glu Lys Gln Gln Asn Ile Ser Pro 112 Leu Val Arg Glu Arg Gly Pro Gln Arg Val Ala Ala His Ile Thr Gly 128 Thr Arg Gly Arg Ser Asn Thr Leu Ser Ser Pro Asn Ser Lys Asn Glu 144 Lys Ala Leu Gly Arg Lys Ile Asn Ser Trp Glu Ser Ser Arg Ser Gly 160 His Ser Phe Leu Ser Asn Leu His Leu Arg Asn Gly Glu Leu Val Ile 176 His Glu Lys Gly Phe Tyr Tyr Ile Tyr Ser Gln Thr Tyr Phe Arg Phe 192 Gln Glu Glu Ile Lys Glu Asn Thr Lys Asn Asp Lys Gln Met Val Gln 208 Tyr Ile Tyr Lys Tyr Thr Ser Tyr Pro Asp Pro Ile Leu Leu Met Lys 224 Ser Ala Arg Asn Ser Cys Trp Ser Lys Asp Ala Glu Tyr Gly Leu Tyr 240 Ser Ile Tyr Gln Gly Gly Ile Phe Glu Leu Lys Glu Asn Asp Arg Ile 256 Phe Val Ser Val Thr Asn Glu His Leu Ile Asp Met Asp His Glu Ala 272 Ser Phe Phe Gly Ala Phe Leu Val Gly End 281
【0062】予防および治療方法 本発明は、過剰および不十分な量の両方のTR6活性に
関連する、慢性および急性炎症、関節炎、敗血症、自己
免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、乾癬)、移植片拒絶
反応、移植片対宿主疾患、感染、卒中、虚血症、急性呼
吸疾患症候群、再狭窄、脳損傷、AIDS、骨疾患、癌
(例えば、リンパ増殖性障害)、アテローム性動脈硬化
症およびアルツハイマー病などの、異常な症状の治療方
法を提供する。
【0063】TR6活性が過剰な場合、いくつかの方法
を用いることができる。1の方法は、リガンドのTR6
との結合を遮断することにより、または別のシグナルを
阻害することにより活性化を阻害するのに効果的な量の
前記した阻害化合物(アンタゴニスト)を医薬上許容さ
れる担体と共に対象に投与し、そのことにより異常な症
状を改善することからなる。もう1つ別の方法におい
て、内在性TR6と競争してリガンドとの結合能を有す
る可溶形のTR6のポリペプチドを投与してもよい。か
かる競争物質の典型例はTR6のポリペプチドのフラグ
メントからなる。
【0064】さらにもう1つ別の方法において、発現遮
断法を用いて内在性TR6をコードする遺伝子の発現を
阻害してもよい。公知のかかる方法は、内部生成した、
あるいは別個に投与されたアンチセンス配列の使用から
なる。例えば、Oligodeoxynucleotides as Antisense I
nhibitors of Gene Expression,CRC Press,Boca Rato
n, FL(1988)中、O'Connor、J.Neurochem 56:560(19
91)を参照のこと。別法として、遺伝子と共に三重らせ
んを形成するオリゴヌクレオチドを供給することもでき
る。例えば、Leeら、Nucleic Acids Res 6:3073(197
9);Cooneyら、Science 241:456(1988);Dervan
ら、Science 251:1360(1991)を参照のこと。これら
のオリゴマーはそれ自体投与することができ、あるいは
関連するオリゴマーをインビボで発現させることもでき
る。
【0065】TR6およびその活性の過少発現に関連す
る異常な症状を治療するのに、またいくつかの方法が利
用可能である。1の方法は、TR6を活性化する治療上
有効量の化合物(すなわち、前記のアゴニスト)を医薬
上許容される担体とともに対象に投与し、そのことによ
り異常な状態を改善することからなる。別法として、遺
伝子治療を用いて、対象中の関連細胞によるTR6の内
因的生成を有効ならしめてもよい。例えば、前記のごと
く、複製欠損レトロウイルスベクターにて発現するよう
に、本発明のポリヌクレオチドを操作してもよい。つい
で、該レトロウイルス発現構築物を単離し、本発明のポ
リペプチドをコードするRNA含有のレトロウイルスプ
ラスミドベクターでトランスダクションしたパッケージ
ング細胞中に導入して、パッケージング細胞が目的とす
る遺伝子を含む感染性ウイルス粒子を生成するようにし
てもよい。これらのプロデューサー細胞を対象に投与し
て細胞をインビボで操作し、インビボでポリペプチドを
発現するようにしてもよい。遺伝子治療の概説として
は、Human Molecular Genetics,T.Strachan and A. P.
Read, BIOS Scientific Publishers Ltd(1996)中、第
20章、Gene Therapyand other Molecular Genetic-ba
sed Therapeutic Approaches(およびその中の引用文
献)を参照のこと。別法は、治療量のTR6のポリペプ
チドを適当な医薬担体と組み合わせて投与することであ
る。
【0066】処方および投与 可溶形のTR6のポリペプチドのごときペプチド、なら
びにアゴニストおよびアンタゴニストペプチドまたは小
型分子を、適当な医薬担体と組み合わせて処方してもよ
い。かかる処方は、治療上有効量のポリペプチドまたは
化合物、および医薬上許容される担体もまたは賦形剤を
含んでなる。かかる担体としては、食塩水、緩衝食塩
水、デキストロース、水、グリセロール、エタノール、
およびその組み合わせを包含するが、これらに限定され
ない。処方は投与経路に適したものとすべきであり、当
業者によく知られている。さらに本発明は、前記した本
発明の組成物の1種またはそれ以上の成分を充填した、
1個またはそれ以上の容器を含んでなる医薬パックおよ
びキットにも関する。
【0067】本発明のポリペプチドおよび他の化合物を
単独で使用してもよく、あるいは治療化合物のごとき他
の化合物と一緒に使用してもよい。医薬組成物の全身系
投与の好ましい形態は、典型的には静脈注射による注射
を包含する。皮下、筋肉内または腹腔内などの他の注射
経路を用いることもできる。全身系投与のための別の手
段は、胆汁酸塩またはフシジン酸などの浸透剤または他
の界面活性剤を用いる経粘膜または経皮投与を包含す
る。加えて、腸溶処方またはカプセル処方にうまく処方
されるならば、経口投与も可能である。これらの化合物
の投与は、膏薬、パスタ、ゲル等の形態にて、局所的お
よび/または局在化であってもよい。
【0068】必要な用量範囲は、ペプチドの選択、投与
経路、処方の性質、対象の症状の性質、および顧問医の
判断に依存する。しかしながら、適当な用量は対象1k
g当たり0.1ないし100μgの範囲である。しか
し、使用可能な種々の化合物および種々の投与経路の効
力の違いを考慮すれば、必要な用量は広範囲なものと思
われる。例えば、経口投与には静脈注射よりも多い用量
が必要であると考えられる。当該分野においてよく知ら
れた最適化のための標準的な経験的慣用操作を用いてこ
れらの用量の変更を行うことができる。しばしば「遺伝
子治療」と称される前記した治療方法において、治療に
用いられるポリペプチドを対象中において内在的に得る
こともできる。よって、例えば、レトロウイルスプラス
ミドベクターを用いて対象由来の細胞をDNAまたはR
NAなどのポリヌクレオチドで操作し、ポリペプチドを
エクスビボでコードしてもよい。次いで、細胞を対象に
導入する。
【0069】
【実施例】以下の実施例は、特記する場合を除き、当業
者に周知かつ慣用的な、標準方法を用いて行う。実施例
は例示であって、本発明を限定するものではない。
【0070】実施例1 ヒトTNFレセプターと配列類似性を有する2種類のE
ST(EST#1760054およびEST#1635
744)を市販のESTデータベースで発見した。その
2種のヌクレオチド配列(各々、3466bpおよび2
641bp)を分析し、各々が、完全なcDNA配列の
部分配列であり、ヌクレオチドレベルで2226bp
の、100%の同一性で重複することが明らかにされ
た。その2種の配列は共に、TR6と称されるTNFレ
セプター超科の新規なメンバーについての読み枠をコー
ドする、3881bpの完全な推定cDNA配列に含ま
れる。その推定タンパク質は、疎水性の膜スパンニング
領域を有する411個のアミノ酸の長さであり、少なく
とも1種の形態のTR6が膜結合タンパク質として発現
されることを示唆する。TR6タンパク質配列と、他の
TNFレセプター科タンパク質を比較し、その配列が、
この科の細胞外ドメインの特徴である2個のシステイン
に富む反復体および細胞内死ドメインを有することがわ
かった。
【0071】TR6のノーザンブロット 種々の組織およびセルラインをノーザンブロットにより
mRNA発現についてスクリーンした。Tri−Reagent
(Molecular Research Center Inc.、Cincinnati、OH)
を用いて細胞およびセルラインよりRNAを調製し、変
性アガロースゲル中に走らせ(Sambrookら、Molecular
Cloning:a laboratory manual、第2版、Cold Spring
Harbor Lab Press、NY(1989))、90分間、25
mM NaOH中、真空ブロッティングを介して、ゼータ−プ
ローブナイロン膜(Biorad、Hercules、CA)に移動させ
た。3M NaClを含有する1M トリス−HCl(pH7.5)
で5ないし10分間中和した後、そのブロットを50%
ホルムアミド、8%硫酸デキストラン、6xSSPE、
0.1%SDSおよび100mg/mlの切断サケ精子
DNAと、42℃で少なくとも30分間プレハイブリダ
イズさせた。cDNAプローブをランダムプライミング
により32P−CTP(Statagene、La Jolla、CA)で
標識化し、0.25M NaOHで簡単に変性させ、そのプレ
ハイブリダイゼーション溶液に加えた。さらに42℃で
少なくとも24時間インキュベーションした後、ブロッ
トを高いストリンジェントな条件で洗浄し、X-線フィル
ムに曝した。
【0072】TR6 RNAの極めて高い発現が大動脈
内皮細胞にて検出された。高発現はまた単球でも検出さ
れた。低い発現が骨髄およびCD4+活性化OBLにて
検出された。極めて低いが、検出可能なレベルでTR6
RNAが、CD19+PBL、CD8+PBL(活性
化および非刺激の両方)および非刺激のCD4+PBL
にて発現された。造血セルラインにて、低レベルのTR
6 RNAが、HL60(前骨髄球)、KG1a(前骨
髄芽球)およびKG1(骨髄芽球)セルラインにて発現
された。極めて低いが、検出可能なレベルのTR6 R
NAがU937(単芽球)およびTHP−1(単球)セ
ルラインにて発現された。大部分のRNA形態は3.8
kbの大きさであった。
【0073】
【配列表】
(1)一般的情報 (i)出願人:ディーン,キース・シー ヤング,ピーター・アール (ii)発明の名称: 腫瘍壊死因子関連のレセプタ
ー、TR6 (iii)配列の数:6 (iv)郵送先 (A)名称:ラトナー&プレスティア (B)通り名:ピー・オー・ボックス 980 (C)都市名:バレイ・フォージ (D)州名:PA (E)国名:USA (F)郵便番号:19482 (v)コンピューター・リーダブル・フォーム: (A)媒体タイプ:ディスケット (B)コンピューター:IBMコンパチブル (C)オペレーティング・システム:DOS (D)ソフトウェア:Windowsバージョン2.0用FastSE
Q (v)現出願データ: (A)出願番号: (B)出願日:1997年8月22日 (C)分類番号:不明 (vi)先の出願データ: (A)出願番号:08/853684 (B)出願日:1997年5月9日 (viii)代理人情報: (A)名称:プレスティア,ポール・エフ (B)登録番号:23031 (C)代理人等における処理番号:GH50008−1 (ix)テレコミュニケーション情報: (A)電話番号:610-407-0700 (B)ファックス番号:610-407-0701 (C)テレックス番号:846169
【0074】(2)配列番号1に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:3881塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号1: CTTTGCGCCC ACAAAATACA CCGACGATGC CCGATCTACT TTAAGGGCTG AAACCCACGG 60 GCCTGAGAGA CTATAAGAGC GTTCCCTACC GCCATGGAAC AACGGGGACA GAACGCCCCG 120 GCCGCTTCGG GGGCCCGGAA AAGGCACGGC CCAGGACCCA GGGAGGCGCG GGGAGCCAGG 180 CCTGGGCCCC GGGTCCCCAA GACCCTTGTG CTCGTTGTCG CCGCGGTCCT GCTGTTGGTC 240 TCAGCTGAGT CTGCTCTGAT CACCCAACAA GACCTAGCTC CCCAGCAGAG AGCGGCCCCA 300 CAACAAAAGA GGTCCAGCCC CTCAGAGGGA TTGTGTCCAC CTGGACACCA TATCTCAGAA 360 GACGGTAGAG ATTGCATCTC CTGCAAATAT GGACAGGACT ATAGCACTCA ATGGAATGAC 420 CTCCTTTTCT GCTTGCGCTG CACCAGGTGT GATTCAGGTG AAGTGGAGCT AAGTCCCTGC 480 ACCACGACCA GAAACACAGT GTGTCAGTGC GAAGAAGGCA CCTTCCGGGA AGAAGATTCT 540 CCTGAGATGT GCCGGAAGTG CCGCACAGGG TGTCCCAGAG GGATGGTCAA GGTCGGTGAT 600 TGTACACCCT GGAGTGACAT CGAATGTGTC CACAAAGAAT CAGGCATCAT CATAGGAGTC 660 ACAGTTGCAG CCGTAGTCTT GATTGTGGCT GTGTTTGTTT GCAAGTCTTT ACTGTGGAAG 720 AAAGTCCTTC CTTACCTGAA AGGCATCTGC TCAGGTGGTG GTGGGGACCC TGAGCGTGTG 780 GACAGAAGCT CACAACGACC TGGGGCTGAG GACAATGTCC TCAATGAGAT CGTGAGTATC 840 TTGCAGCCCA CCCAGGTCCC TGAGCAGGAA ATGGAAGTCC AGGAGCCAGC AGAGCCAACA 900 GGTGTCAACA TGTTGTCCCC CGGGGAGTCA GAGCATCTGC TGGAACCGGC AGAAGCTGAA 960 AGGTCTCAGA GGAGGAGGCT GCTGGTTCCA GCAAATGAAG GTGATCCCAC TGAGACTCTG 1020 AGACAGTGCT TCGATGACTT TGCAGACTTG GTGCCCTTTG ACTCCTGGGA GCCGCTCATG 1080 AGGAAGTTGG GCCTCATGGA CAATGAGATA AAGGTGGCTA AAGCTGAGGC AGCGGGCCAC 1140 AGGGACACCT TGTACACGAT GCTGATAAAG TGGGTCAACA AAACCGGGCG AGATGCCTCT 1200 GTCCACACCC TGCTGGATGC CTTGGAGACG CTGGGAGAGA GACTTGCCAA GCAGAAGATT 1260 GAGGACCACT TGTTGAGCTC TGGAAAGTTC ATGTATCTAG AAGGTAATGC AGACTCTGCC 1320 ATGTCCTAAG TGTGATTCTC TTCAGGAAGT CAGACCTTCC CTGGTTTACC TTTTTTCTGG 1380 AAAAAGCCCA ACTGGACTCC AGTCAGTAGG AAAGTGCCAC AATTGTCACA TGACCGGTAC 1440 TGGAAGAAAC TCTCCCATCC AACATCACCC AGTGGATGGA ACATCCTGTA ACTTTTCACT 1500 GCACTTGGCA TTATTTTTAT AAGCTGAATG TGATAATAAG GACACTATGG AAATGTCTGG 1560 ATCATTCCGT TTGTGCGTAC TTTGAGATTT GGTTTGGGAT GTCATTGTTT TCACAGCACT 1620 TTTTTATCCT AATGTAAATG CTTTATTTAT TTATTTGGGC TACATTGTAA GATCCATCTA 1680 CACAGTCGTT GTCCGACTTC ACTTGATACT ATATGATATG AACCTTTTTT GGGTGGGGGG 1740 TGCGGGGCAG TTCACTCTGT CTCCCAGGCT GGAGTGCAAT GGTGCAATCT TGGCTCACTA 1800 TAGCCTTGAC CTCTCAGGCT CAAGCGATTC TCCCACCTCA GCCATCCAAA TAGCTGGGAC 1860 CACAGGTGTG CACCACCACG CCCGGCTAAT TTTTTGTATT TTGTCTAGAT ATAGGGGCTC 1920 TCTATGTTGC TCAGGGTGGT CTCGAATTCC TGGACTCAAG CAGTCTGCCC ACCTCAGACT 1980 CCCAAAGCGG TGGAATTAGA GGCGTGAGCC CCCATGCTTG GCCTTACCTT TCTACTTTTA 2040 TAATTCTGTA TGTTATTATT TTATGAACAT GAAGAAACTT TAGTAAATGT ACTTGTTTAC 2100 ATAGTTATGT GAATAGATTA GATAAACATA AAAGGAGGAG ACATACAATG GGGGAAGAAG 2160 AAGAAGTCCC CTGTAAGATG TCACTGTCTG GGTTCCAGCC CTCCCTCAGA TGTACTTTGG 2220 CTTCAATGAT TGGCAACTTC TACAGGGGCC AGTCTTTTGA ACTGGACAAC CTTACAAGTA 2280 TATGAGTATT ATTTATAGGT AGTTGTTTAC ATATGAGTCG GGACCAAAGA GAACTGGATC 2340 CACGTGAAGT CCTGTGTGTG GCTGGTCCCT ACCTGGGCAG TCTCATTTGC ACCCATAGCC 2400 CCCATCTATG GACAGGCTGG GACAGAGGCA GATGGGTTAG ATCACACATA ACAATAGGGT 2460 CTATGTCATA TCCCAAGTGA ACTTGAGCCC TGTTTGGGCT CAGGAGATAG AAGACAAAAT 2520 CTGTCTCCCC ACGTCTGCCA TGGCATCAAG GGGGAAGAGT AGATGGTGCT TGAGAATGGT 2580 GTGAAATGGT TGCCATCTCA GGAGTAGATG GCCCGGCTCA CTTCTGGTTA TCTGTCACCC 2640 TGAGCCCATG AGCTGCCTTT TAGGGTACAG ATTGCCTACT TGAGGACCTT GGCCGCTCTG 2700 TAAGCATCTG ACTCATCTCA GAAATGTCAA TTCTTAAACA CTGTGGCAAC AGGACCTAGA 2760 ATGGCTGACG CATTAAGGTT TTCTTCTTGT GTCCTGTTCT ATTATTGTTT TAAGACCTCA 2820 GTAACCATTT CAGCCTCTTT CCAGCAAACC CTTCTCCATA GTATTTCAGT CATGGAAGGA 2880 TCATTTATGC AGGTAGTCAT TCCAGGAGTT TTTGGTCTTT TCTGTCTCAA GGCATTGTGT 2940 GTTTTGTTCC GGGACTGGTT TGGGTGGGAC AAAGTTAGAA TTGCCTGAAG ATCACACATT 3000 CAGACTGTTG TGTCTGTGGA GTTTTAGGAG TGGGGGGTGA CCTTTCTGGT CTTTGCACTT 3060 CCATCCTCTC CCACTTCCAT CTGGCATCCC CACGCGTTGT CCCCTGCACT TCTGGAAGGC 3120 ACAGGGTGCT GCTGCTTCCT GGTCTTTGCC TTTGCTGGGC CTTCTGTGCA GGACGCTCAG 3180 CCTCAGGGCT CAGAAGGTGC CAGTCCGGTC CCAGGTCCCT TGTCCCTTCC ACAGAGGCCT 3240 TCCTAGAAGA TGCATCTAGA GTGTCAGCCT TATCAGTGTT TAAGATTTTT CTTTTATTTT 3300 TAATTTTTTT GAGACAGAAT CTCACTCTCT CGCCCAGGCT GGAGTGCAAC GGTACGATCT 3360 TGGCTCAGTG CAACCTCCGC CTCCTGGGTT CAAGCGATTC TCGTGCCTCA GCCTCCGGAG 3420 TAGCTGGGAT TGCAGGCACC CGCCACCACG CCTGGCTAAT TTTTGTATTT TTAGTAGAGA 3480 CGGGGTTTCA CCATGTTGGT CAGGCTGGTC TCGAACTCCT GACCTCAGGT GATCCACNTT 3540 GGCCTCCGAA AGTGCTGGGA TATACAAGGC GTGAGCCACC AGCCAGGCCA AGATATTNTT 3600 NTAAAGNNAG CTTCCGGANG ACATGAAATA ANGGGGGGTT TTGTTGTTTA GTAACATTNG 3660 GCTTTGATAT ATCCCCAGGC CAAATNGCAN GNGACACAGG ACAGCCATAG TATAGTGTGT 3720 CACTCGTGGT TGGTGTCCTT TCATGGTTCT GCCCTGTCAA AGGTCCCTAT TTGAAATGTG 3780 TTATAATACA AACAAGGAAG CACATTGTGT ACAAAATACT TATGTATTTA TGAATCCATG 3840 ACCAAATTAA ATATGAAACC TTATATAAAA AAAAAAAAAA A 3881
【0075】(2)配列番号2に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:411アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:タンパク質 (xi)配列の記載:配列番号2: Met Glu Gln Arg Gly Gln Asn Ala Pro Ala Ala Ser Gly Ala Arg Lys 1 5 10 15 Arg His Gly Pro Gly Pro Arg Glu Ala Arg Gly Ala Arg Pro Gly Pro 20 25 30 Arg Val Pro Lys Thr Leu Val Leu Val Val Ala Ala Val Leu Leu Leu 35 40 45 Val Ser Ala Glu Ser Ala Leu Ile Thr Gln Gln Asp Leu Ala Pro Gln 50 55 60 Gln Arg Ala Ala Pro Gln Gln Lys Arg Ser Ser Pro Ser Glu Gly Leu 65 70 75 80 Cys Pro Pro Gly His His Ile Ser Glu Asp Gly Arg Asp Cys Ile Ser 85 90 95 Cys Lys Tyr Gly Gln Asp Tyr Ser Thr Gln Trp Asn Asp Leu Leu Phe 100 105 110 Cys Leu Arg Cys Thr Arg Cys Asp Ser Gly Glu Val Glu Leu Ser Pro 115 120 125 Cys Thr Thr Thr Arg Asn Thr Val Cys Gln Cys Glu Glu Gly Thr Phe 130 135 140 Arg Glu Glu Asp Ser Pro Glu Met Cys Arg Lys Cys Arg Thr Gly Cys 145 150 155 160 Pro Arg Gly Met Val Lys Val Gly Asp Cys Thr Pro Trp Ser Asp Ile 165 170 175 Glu Cys Val His Lys Glu Ser Gly Ile Ile Ile Gly Val Thr Val Ala 180 185 190 Ala Val Val Leu Ile Val Ala Val Phe Val Cys Lys Ser Leu Leu Trp 195 200 205 Lys Lys Val Leu Pro Tyr Leu Lys Gly Ile Cys Ser Gly Gly Gly Gly 210 215 220 Asp Pro Glu Arg Val Asp Arg Ser Ser Gln Arg Pro Gly Ala Glu Asp 225 230 235 240 Asn Val Leu Asn Glu Ile Val Ser Ile Leu Gln Pro Thr Gln Val Pro 245 250 255 Glu Gln Glu Met Glu Val Gln Glu Pro Ala Glu Pro Thr Gly Val Asn 260 265 270 Met Leu Ser Pro Gly Glu Ser Glu His Leu Leu Glu Pro Ala Glu Ala 275 280 285 Glu Arg Ser Gln Arg Arg Arg Leu Leu Val Pro Ala Asn Glu Gly Asp 290 295 300 Pro Thr Glu Thr Leu Arg Gln Cys Phe Asp Asp Phe Ala Asp Leu Val 305 310 315 320 Pro Phe Asp Ser Trp Glu Pro Leu Met Arg Lys Leu Gly Leu Met Asp 325 330 335 Asn Glu Ile Lys Val Ala Lys Ala Glu Ala Ala Gly His Arg Asp Thr 340 345 350 Leu Tyr Thr Met Leu Ile Lys Trp Val Asn Lys Thr Gly Arg Asp Ala 355 360 365 Ser Val His Thr Leu Leu Asp Ala Leu Glu Thr Leu Gly Glu Arg Leu 370 375 380 Ala Lys Gln Lys Ile Glu Asp His Leu Leu Ser Ser Gly Lys Phe Met 385 390 395 400 Tyr Leu Glu Gly Asn Ala Asp Ser Ala Met Ser End 405 410 411
【0076】(2)配列番号3に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:1062塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号3: ATGACCTCCT TTTCTGCTTG CGCTGCACCA GGTGTGATTC AGGTGAAGTG GAGCTAAGTC 60 CCTGCACCAC GACCAGAAAC ACAGTGTGTC AGTGCGAAGA AGGCACCTTC CGGGAAGAAG 120 ATTCTCCTGA GATGTGCCGG AAGTGCCGCA CAGGGTGTCC CAGAGGGATG GTCAAGGTCG 180 GTGATTGTAC ACCCTGGAGT GACATCGAAT GTGTCCACAA AGAATCAGGC ATCATCATAG 240 GAGTCACAGT TGCAGCCGTA GTCTTGATTG TGGCTGTGTT TGTTTGCAAG TCTTTACTGT 300 GGAAGAAAGT CCTTCCTTAC CTGAAAGGCA TCTGCTCAGG TGGTGGTGGG GACCCTGAGC 360 GTGTGGACAG AAGCTCACAA CGACCTGGGG CTGAGGACAA TGTCCTCAAT GAGATCGTGA 420 GTATCTTGCA GCCCACCCAG GTCCCTGAGC AGGAAATGGA AGTCCAGGAG CCAGCAGAGC 480 CAACAGGTGT CAACATGTTG TCCCCCGGGG AGTCAGAGCA TCTGCTGGAA CCGGCAGAAG 540 CTGAAAGGTC TCAGAGGAGG AGGCTGCTGG TTCCAGCAAA TGAAGGTGAT CCCACTGAGA 600 CTCTGAGACA GTGCTTCGAT GACTTTGCAG ACTTGGTGCC CTTTGACTCC TGGGAGCCGC 660 TCATGAGGAA GTTGGGCCTC ATGGACAATG AGATAAAGGT GGCTAAAGCT GAGGCAGCGG 720 GCCACAGGGA CACCTTGTAC ACGATGCTGA TAAAGTGGGT CAACAAAACC GGGCGAGATG 780 CCTCTGTCCA CACCCTGCTG GATGCCTTGG AGACGCTGGG AGAGAGACTT GCCAAGCAGA 840 AGATTGAGGA CCACTTGTTG AGCTCTGGAA AGTTCATGTA TCTAGAAGGT AATGCAGACT 900 CTGCCATGTC CTAAGTGTGA TTCTCTTCAG GAAGTCAGAC CTTCCCTGGT TTACCTTTTT 960 TCTGGAAAAA GCCCAACTGG ACTCCAGTCA GTAGGAAAGT GCCACAATTG TCACATGACC 1020 GGTACTGGAA GAAACTCTCC CATCCAACAT CACCCAGTGG AT 1062
【0077】(2)配列番号4に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:303アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:タンパク質 (xi)配列の記載:配列番号4: Asp Leu Leu Phe Cys Leu Arg Cys Thr Arg Cys Asp Ser Gly Glu Val 1 5 10 15 Glu Leu Ser Pro Cys Thr Thr Thr Arg Asn Thr Val Cys Gln Cys Glu 20 25 30 Glu Gly Thr Phe Arg Glu Glu Asp Ser Pro Glu Met Cys Arg Lys Cys 35 40 45 Arg Thr Gly Cys Pro Arg Gly Met Val Lys Val Gly Asp Cys Thr Pro 50 55 60 Trp Ser Asp Ile Glu Cys Val His Lys Glu Ser Gly Ile Ile Ile Gly 65 70 75 80 Val Thr Val Ala Ala Val Val Leu Ile Val Ala Val Phe Val Cys Lys 85 90 95 Ser Leu Leu Trp Lys Lys Val Leu Pro Tyr Leu Lys Gly Ile Cys Ser 100 105 110 Gly Gly Gly Gly Asp Pro Glu Arg Val Asp Arg Ser Ser Gln Arg Pro 115 120 125 Gly Ala Glu Asp Asn Val Leu Asn Glu Ile Val Ser Ile Leu Gln Pro 130 135 140 Thr Gln Val Pro Glu Gln Glu Met Glu Val Gln Glu Pro Ala Glu Pro 145 150 155 160 Thr Gly Val Asn Met Leu Ser Pro Gly Glu Ser Glu His Leu Leu Glu 165 170 175 Pro Ala Glu Ala Glu Arg Ser Gln Arg Arg Arg Leu Leu Val Pro Ala 180 185 190 Asn Glu Gly Asp Pro Thr Glu Thr Leu Arg Gln Cys Phe Asp Asp Phe 195 200 205 Ala Asp Leu Val Pro Phe Asp Ser Trp Glu Pro Leu Met Arg Lys Leu 210 215 220 Gly Leu Met Asp Asn Glu Ile Lys Val Ala Lys Ala Glu Ala Ala Gly 225 230 235 240 His Arg Asp Thr Leu Tyr Thr Met Leu Ile Lys Trp Val Asn Lys Thr 245 250 255 Gly Arg Asp Ala Ser Val His Thr Leu Leu Asp Ala Leu Glu Thr Leu 260 265 270 Gly Glu Arg Leu Ala Lys Gln Lys Ile Glu Asp His Leu Leu Ser Ser 275 280 285 Gly Lys Phe Met Tyr Leu Glu Gly Asn Ala Asp Ser Ala Met Ser 290 295 300
【0078】(2)配列番号5に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:1769塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:cDNA (xi)配列の記載:配列番号5: CCTCACTGAC TATAAAAGAA TAGAGAAGGA AGGGCTTCAG TGACCGGCTG CCTGGCTGAC 60 TTACAGCAGT CAGACTCTGA CAGGATCATG GCTATGATGG AGGTCCAGGG GGGACCCAGC 120 CTGGGACAGA CCTGCGTGCT GATCGTGATC TTCACAGTGC TCCTGCAGTC TCTCTGTGTG 180 GCTGTAACTT ACGTGTACTT TACCAACGAG CTGAAGCAGA TGCAGGACAA GTACTCCAAA 240 AGTGGCATTG CTTGTTTCTT AAAAGAAGAT GACAGTTATT GGGACCCCAA TGACGAAGAG 300 AGTATGAACA GCCCCTGCTG GCAAGTCAAG TGGCAACTCC GTCAGCTCGT TAGAAAGATG 360 ATTTTGAGAA CCTCTGAGGA AACCATTTCT ACAGTTCAAG AAAAGCAACA AAATATTTCT 420 CCCCTAGTGA GAGAAAGAGG TCCTCAGAGA GTAGCAGCTC ACATAACTGG GACCAGAGGA 480 AGAAGCAACA CATTGTCTTC TCCAAACTCC AAGAATGAAA AGGCTCTGGG CCGCAAAATA 540 AACTCCTGGG AATCATCAAG GAGTGGGCAT TCATTCCTGA GCAACTTGCA CTTGAGGAAT 600 GGTGAACTGG TCATCCATGA AAAAGGGTTT TACTACATCT ATTCCCAAAC ATACTTTCGA 660 TTTCAGGAGG AAATAAAAGA AAACACAAAG AACGACAAAC AAATGGTCCA ATATATTTAC 720 AAATACACAA GTTATCCTGA CCCTATATTG TTGATGAAAA GTGCTAGAAA TAGTTGTTGG 780 TCTAAAGATG CAGAATATGG ACTCTATTCC ATCTATCAAG GGGGAATATT TGAGCTTAAG 840 GAAAATGACA GAATTTTTGT TTCTGTAACA AATGAGCACT TGATAGACAT GGACCATGAA 900 GCCAGTTTTT TCGGGGCCTT TTTAGTTGGC TAACTGACCT GGAAAGAAAA AGCAATAACC 960 TCAAAGTGAC TATTCAGTTT TCAGGATGAT ACACTATGAA GATGTTTCAA AAAATCTGAC 1020 CAAAACAAAC AAACAGAAAA CAGAAAACAA AAAAACCTCT ATGCAATCTG AGTAGAGCAG 1080 CCACAACCAA AAAATTCTAC AACACACACT GTTCTGAAAG TGACTCACTT ATCCCAAGAA 1140 AATGAAATTG CTGAAAGATC TTTCAGGACT CTACCTCATA TCAGTTTGCT AGCAGAAATC 1200 TAGAAGACTG TCAGCTTCCA AACATTAATG CAATGGTTAA CATCTTCTGT CTTTATAATC 1260 TACTCCTTGT AAAGACTGTA GAAGAAAGCG CAACAATCCA TCTCTCAAGT AGTGTATCAC 1320 AGTAGTAGCC TCCAGGTTTC CTTAAGGGAC AACATCCTTA AGTCAAAAGA GAGAAGAGGC 1380 ACCACTAAAA GATCGCAGTT TGCCTGGTGC AGTGGCTCAC ACCTGTAATC CCAACATTTT 1440 GGGAACCCAA GGTGGGTAGA TCACGAGATC AAGAGATCAA GACCATAGTG ACCAACATAG 1500 TGAAACCCCA TCTCTACTGA AAGTGCAAAA ATTAGCTGGG TGTGTTGGCA CATGCCTGTA 1560 GTCCCAGCTA CTTGAGAGGC TGAGGCAGGA GAATCGTTTG AACCCGGGAG GCAGAGGTTG 1620 CAGTGTGGTG AGATCATGCC ACTACACTCC AGCCTGGCGA CAGAGCGAGA CTTGGTTTCA 1680 AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA CTTCAGTAAG TACGTGTTAT TTTTTTCAAT AAAATTCTAT 1740 TACAGTATGT CAAAAAAAAA AAAAAAAAA 1769
【0079】(2)配列番号6に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:281アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:一本 (D)トポロジー:線状 (ii)分子の型:タンパク質 (xi)配列の記載:配列番号6: Met Ala Met Met Glu Val Gln Gly Gly
Pro Ser Leu Gly Gln Thr Cys 1 5
10 15 Val Leu Ile Val Ile Phe Thr Val Leu
Leu Gln Ser Leu Cys Val Ala 20 25
30 Val Thr Tyr Val Tyr Phe Thr Asn Glu
Leu Lys Gln Met Gln Asp Lys 35 40
45 Tyr Ser Lys Ser Gly Ile Ala Cys Phe
Leu Lys Glu Asp Asp Ser Tyr 50 55
60 Trp Asp Pro Asn Asp Glu Glu Ser Met
Asn Ser Pro Cys Trp Gln Val 65 70
75 80 Lys Trp Gln Leu Arg Gln Leu Val Arg
Lys Met Ile Leu Arg Thr Ser 85
90 95 Glu Glu Thr Ile Ser Thr Val Gln Glu
Lys Gln Gln Asn Ile Ser Pro 100 105
110 Leu Val Arg Glu Arg Gly Pro Gln Arg
Val Ala Ala His Ile Thr Gly 115 120
125 Thr Arg Gly Arg Ser Asn Thr Leu Ser
Ser Pro Asn Ser Lys Asn Glu 130 135
140 Lys Ala Leu Gly Arg Lys Ile Asn Ser
Trp Glu Ser Ser Arg Ser Gly 145 150
155 160 His Ser Phe Leu Ser Asn Leu His Leu
Arg Asn Gly Glu Leu Val Ile 165
170 175 His Glu Lys Gly Phe Tyr Tyr Ile Tyr
Ser Gln Thr Tyr Phe Arg Phe 180 185
190 Gln Glu Glu Ile Lys Glu Asn Thr Lys
Asn Asp Lys Gln Met Val Gln 195 200
205 Tyr Ile Tyr Lys Tyr Thr Ser Tyr Pro
Asp Pro Ile Leu Leu Met Lys 210 215
220 Ser Ala Arg Asn Ser Cys Trp Ser Lys
Asp Ala Glu Tyr Gly Leu Tyr 225 230
235 240 Ser Ile Tyr Gln Gly Gly Ile Phe Glu
Leu Lys Glu Asn Asp Arg Ile 245
250 255 Phe Val Ser Val Thr Asn Glu His Leu
Ile Asp Met Asp His Glu Ala 260 265
270 Ser Phe Phe Gly Ala Phe Leu Val Gly 275 280
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 39/395 ABE C12P 21/02 C 48/00 AED 21/08 C07K 14/705 A61K 37/02 ABB 16/28 ABJ C12N 5/10 ADU C12P 21/02 ADX 21/08 C12N 5/00 A (72)発明者 ピーター・ロナルド・ヤング アメリカ合衆国08648ニュージャージー州 ローレンスビル、ヘンドリクソン・ロード 32番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2のTR6のポリペプチドをコ
    ードするヌクレオチド配列とその全長にわたって少なく
    とも80%の同一性を有するヌクレオチド配列、または
    そのヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列を有
    してなる単離されたポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 DNAまたはRNAである請求項1記載
    のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    るヌクレオチド配列と少なくとも80%同一である請求
    項1記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    るTR6のポリペプチドをコードする配列を有してなる
    請求項3記載のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 配列番号1のポリヌクレオチドである請
    求項3記載のポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 発現系を有してなるDNAまたはRNA
    分子であって、発現系が適合可能な宿主細胞中にある場
    合に、その発現系が配列番号2のポリペプチドと少なく
    とも80%の同一性を有するアミノ酸配列を有してなる
    TR6のポリペプチドを産生することができるDNAま
    たはRNA分子。
  7. 【請求項7】 請求項6の発現系を有してなる宿主細
    胞。
  8. 【請求項8】 請求項7の宿主を、そのポリペプチドを
    産生するのに十分な条件下で培養し、そのポリペプチド
    を培養物から回収することからなるTR6のポリペプチ
    ドの産生法。
  9. 【請求項9】 TR6のポリペプチドを産生する細胞の
    産生法であって、宿主細胞が、適当な培養条件下、TR
    6のポリペプチドを産生するように、該宿主細胞を請求
    項6の発現系で形質転換またはトランスフェクションす
    ることからなる方法。
  10. 【請求項10】 配列番号2のアミノ酸配列とその全長
    にわたって少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸
    配列からなるTR6のポリペプチド。
  11. 【請求項11】 配列番号2のアミノ酸配列からなる請
    求項10記載のポリペプチド。
  12. 【請求項12】 請求項10のTR6のポリペプチドに
    免疫特異的な抗体。
  13. 【請求項13】 請求項10のTR6のポリペプチドの
    活性または発現を強化する必要性のある対象の治療法で
    あって、 (a)該対象に治療上有効量の該ポリペプチドに対する
    アゴニストを投与し;および/または (b)インビボにて該ポリペプチド活性を生じさせるよ
    うな形態にて配列番号2のTR6のポリペプチドをコー
    ドするヌクレオチド配列とその全長にわたって少なくと
    も80%の同一性を有するヌクレオチド配列または該ヌ
    クレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列を有してな
    る単離されたポリヌクレオチドを対象に付与することか
    らなる方法。
  14. 【請求項14】 請求項10のTR6のポリペプチドの
    活性または発現を阻害する必要性のある対象の治療法で
    あって、 (a)該対象に治療上有効量の該レセプターに対するア
    ンタゴニストを投与し;および/または (b)該対象に該レセプターをコードするヌクレオチド
    配列の発現を阻害する核酸分子を投与し;および/また
    は (c)該対象にそのリガンドについて該レセプターと競
    合する治療上有効量のポリペプチドを投与することから
    なる方法。
  15. 【請求項15】 対象での請求項10のTR6のポリペ
    プチドの発現または活性に関連付けられる対象の疾患ま
    たは疾患の疑いの診断方法であって、 (a)該対象のゲノム中のTR6のポリペプチドをコー
    ドするヌクレオチド配列における変異の有無を測定し;
    および/または (b)該対象から由来の試料中のTR6のポリペプチド
    の発現の存在または量について分析することからなる方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項10のTR6のポリペプチドに
    ついてのアゴニストの同定方法であって、 (a)TR6ポリペプチドを産生する細胞を候補化合物
    と接触させ、 (b)候補化合物がTR6のポリペプチドの活性化によ
    り生じるシグナルを発するかどうかを測定することから
    なる方法。
  17. 【請求項17】 請求項16の方法により同定されるア
    ゴニスト。
  18. 【請求項18】 請求項10のTR6のポリペプチドに
    対するアンタゴニストの同定方法であって、 (a)TR6ポリペプチドを産生する細胞をアゴニスト
    と接触させ、 (b)該アゴニストにより生じるシグナルが候補化合物
    の存在で減じるかどうかを測定することからなる方法。
  19. 【請求項19】 請求項18の方法により同定されるア
    ンタゴニスト。
  20. 【請求項20】 請求項9の方法により産生される組換
    え宿主細胞またはTR6ポリペプチドを発現するその
    膜。
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