JPH10319569A - 露光用マスク - Google Patents

露光用マスク

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JPH10319569A
JPH10319569A JP12866697A JP12866697A JPH10319569A JP H10319569 A JPH10319569 A JP H10319569A JP 12866697 A JP12866697 A JP 12866697A JP 12866697 A JP12866697 A JP 12866697A JP H10319569 A JPH10319569 A JP H10319569A
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film
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光膜を通過する光に起因する焦点深度の低
下等を抑制することができ、レベンソン型位相シフト法
の持つ本来の性能を発揮させる。 【解決手段】 石英からなる透光性基板601と、この
透光性基板601上に形成され一部に開口パターン60
5を有するCrOx からなる遮光膜602と、この遮光
膜602の隣接する開口パターン605で基板601を
それぞれ堀込み、隣接する開口パターン605の一方を
透過する光と他方を透過する光に対して180度の位相
差を与えるための位相シフト領域とを備えたレベンソン
型の位相シフトマスクにおいて、遮光膜602は、遮光
膜602を通過する光が遮光膜602と同じ厚さの大気
を通過する光に対して相対的に180度の位相差を有す
るように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程の
リソグラフィーに用いられる露光用マスクに係わり、特
に位相シフトパターンを有する露光用マスクに関する。
また、この露光用マスクを作成するためのマスク形成用
基板、更にはこの露光用マスクを用いたパターン形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩と共に、半導体装置ひ
いては半導体素子の高速化,高集積化が進められてい
る。それに伴いパターンの微細化の必要性は益々高くな
り、パターン寸法も微細化,高集積化が要求されるよう
になっている。
【0003】この要求を満たす目的で、露光光源に遠紫
外光など短波長の光が用いられるようになってきた。そ
の一方で、近年露光光源を変えずに微細化する試みが成
されてきている。その一つの手法として位相シフト法が
ある。この位相シフト法は、光透過部に部分的に位相反
転層(光路長をλ/2だけ遅らせる層)を設け、隣接す
るパターンとの間で生じる光の回折の悪影響を除去し、
パターン精度の向上をはかるものである。
【0004】位相シフト法の中で、とりわけ解像性能が
向上する手法にレベンソン型位相シフト法がある。この
手法では、図1(a)に示すように、透光性基板101
上に開口パターン(光透過部)を有する遮光膜102を
形成し、開口パターンに対し交互に位相シフタ103を
設けている。位相シフタ103を透過した光の位相は、
位相シフタ103を配置していない部分を透過した光に
対して180度反転する。このように隣接した光透過部
の光の位相を反転させることで、パターン相互の光の負
の干渉を生じさせ解像性能を向上させている。
【0005】また、レベンソン型位相シフトマスクは、
図1(b)に示すように、隣接する開口パターン10
4,105の一方(例えば105)で、基板101を堀
込むことでも作成可能である(特開昭62−18946
8公報)。しかし、この構造では104と105の開口
寸法が同じであっても基板101を堀込んだ位相シフト
部105と堀込まない非位相シフト部104とで光強度
に差が生じるという問題がある。この問題は、位相シフ
ト部105で光軸とほぼ平行に位置するパターンエッジ
部の干渉により開口部寸法が光学的に狭められたことに
よる。
【0006】この問題を解決するために、図1(c)に
示すように、隣接する開口パターン106,107のど
ちらも堀込むことで、両開口部でパターンエッジ部の干
渉を生じさせ均一な光強度を達成する手法が提案されて
いる(特開平7−306524号公報)。
【0007】なお、図1(c)において、遮光膜102
としてはクロム化合物が主に用いられており、このクロ
ム化合物は露光波長のみならず可視領域以下のどの波長
においても遮光性を示すよう組成が調整されたものが用
いられている。隣接する開口パターン106,107の
一方(第1の堀込み部)と他方(第2の堀込み部)を透
過する光が逆位相となるように、両開口部の堀込み量が
調整されている。第1の堀込み部106と第2の堀込み
部107の堀込み量の差は光路長差として露光波長λの
ほぼ1/2となるようにされている(位相シフタ厚)。
また、浅い部分の堀込み量(バイアス量)は106と1
07の堀込み量の差とほぼ等しくなるように構成されて
いる。
【0008】しかしながら、この種の露光用マスクにあ
っては、次のような問題があった。即ち、現存の遮光膜
は遮光性を有するものの必ずしも強度透過率は0ではな
く、0.01〜0.1%の透過率を有する。この現象
は、遮光膜の消衰係数が無限大でない限り生じることに
なる。
【0009】図2に、遮光膜に強度透過率が0.1%で
遮光膜を透過する光の光路長が遮光膜と同じ厚さの隣接
する媒体を透過する光に対してλ/4だけ長くなる(9
0度の位相差を持つ)ように調整されたものを用いた場
合の、レベンソンパターンの光学像から求めた焦点裕度
を示す。対象パターン寸法は被加工基板上0.15μm
で、隣接する基板開口部間の位相差は180度とした。
図は、横軸に露光量を対数値で表し、縦軸にデフォーカ
ス位置を示す。パターン寸法の裕度は、所望値に対して
±10%を許容とした。
【0010】ここで、曲線201は基板面を透過した光
について寸法が−10%及び+10%変化する場合のデ
フォーカスに対する露光量を示す。同様に、曲線202
は基板面を開口部とするパターンに隣接し、且つ180
度の位相を有するパターンの同様の露光量を示す。これ
ら曲線201と曲線202に囲まれた領域が所望寸法に
対して±10%以内の誤差に入る領域を示す。
【0011】レベンソン型位相シフトマスクでは、遮光
膜の透過率を0とした場合には2つの開口部に相当する
曲線は、図3に示すように完全に重なる(曲線30
1)。図2において、曲線201と曲線202が重なら
ないのは、遮光膜が透過率を持つためであり、更にはそ
れにより考慮される位相によるためである。
【0012】ここで、レジストの感度変動、露光装置の
照度斑等を考慮し、その変動値を10%(露光量変動換
算値)とする。先の線幅変動量がこの露光量変動換算値
が生じた場合においても満たされる領域は、図2では黒
枠203で表され、図3では黒枠302で表される。図
2のように遮光膜の位相が90度である場合、遮光膜の
強度透過率が0%である場合と比べ30%の焦点深度低
下が生じた。
【0013】また、従来より用いられている遮光膜材料
(CrOx /Cr)の各波長での屈折率,消哀係数,膜
厚と、それにより生じる透過率,位相の関係、さらにそ
の膜をレベンソン型位相シフトマスクに適用した場合の
焦点深度劣化度を、下記の(表1)に示す。
【0014】
【表1】
【0015】この(表1)に示されるように、いずれの
波長においても位相差については調整されておらず90
度に近い値を持つことが分る。そして、これら波長にお
いて各々の遮光膜をレベンソン型位相シフトマスクに用
いた場合、非常に大きい焦点深度劣化が生じていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
ベンソン型位相シフトマスクにおいては、遮光膜の透過
率を0として扱っているが、実際には0.1%程度の透
過率(OD=3)を有しており、このためにレベンソン
型位相シフト法の持つ本来の性能を発揮させることがで
きない問題があった。特に、遮光膜を通過する光とそれ
と同じ厚さの隣接する媒体を透過する光の位相差が90
度程度の場合、焦点深度の大幅な低下が認められた。
【0017】本発明は、上記の事情を考慮して成された
もので、その目的とするところは、遮光膜を通過する光
に起因する焦点深度の低下等を抑制することができ、レ
ベンソン型位相シフト法等の持つ本来の性能を発揮させ
ることを可能にした露光用マスクを提供することにあ
る。
【0018】また、本発明の他の目的は、上記露光用マ
スクを製造するのに適したマスク形成用基板、更には上
記露光用マスクを用いて良好なパターン形成を行うこと
のできるパターン形成方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。 (1)透光性基板と、この透光性基板上に形成され一部
に開口パターンを有する遮光膜と、この遮光膜の開口パ
ターンを透過する光に対して隣接する開口パターンで概
略(2m−1)π(mは正の整数)の位相差を与えるた
めの位相シフト手段とを備えた露光用マスクにおいて、
前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該遮光膜と同じ
厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的に概略n
π(nは整数)の位相差を有するように形成されてなる
ことを特徴とする。
【0020】(2)(1)において、遮光膜の光透過率
は0.1%以下であり、遮光膜は、該遮光膜を通過する
光が該遮光膜と同じ厚さの光伝達媒体を通過する光に対
して相対的にnπ±40度(nは整数)の範囲の位相差
を有するように形成されてなること。
【0021】(3)(1)において、遮光膜の光透過率
は0.08%以下であり、遮光膜は、該遮光膜を通過す
る光が該遮光膜と同じ厚さの光伝達媒体を通過する光に
対して相対的にnπ±20度(nは整数)の範囲の位相
差を有するように形成されてなること。
【0022】(4)透光性基板と、この透光性基板上に
形成され一部に開口パターンを有する遮光膜と、この遮
光膜の開口パターンを透過する光に対して隣接する開口
パターンで概略(2m−1)π(mは正の整数)の位相
差を与えるための位相シフト手段とを備えた露光用マス
クにおいて、前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該
遮光膜と同じ厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相
対的に(2n−1)π/2(nは整数)近傍の位相差を
有するように形成され、前記遮光膜の光透過率を0.0
07%以下に設定してなることを特徴とする。
【0023】(5)(1)〜(4)において、位相シフ
ト手段は、透光性基板の隣接する開口パターンにそれぞ
れ露出する一方を掘り込んで作成されたものであるこ
と。 (6)(5)において、基板堀り込み量は、(2m−
1)π(mは正の整数)の位相差に相当するものである
こと。
【0024】(7)(1)〜(4)において、位相シフ
ト手段は、透光性基板の隣接する開口パターンにそれぞ
れ露出する両方を掘り込んで作成されたものであるこ
と。 (8)(7)において、基板堀り込みの深い方と浅い方
との堀込み量の差は、(2m−1)π(mは正の整数)
の位相差に相当するものであり、基板堀込みの浅い方の
堀込み量は、基板堀り込みの深い方と浅い方との堀込み
量の差に略等しいこと。
【0025】(9)(1)〜(4)において、遮光膜は
単層膜又は多層膜であること。 (10)(9)において、遮光膜を構成する物質は、複素
屈折率を組成比x及びyで調整され、更に膜厚が調整さ
れた金属,半導体元素の酸化物及び窒素化物、即ちCr
Ox ,CrNx ,CrOx Ny ,SiOx ,SiNx ,
SiOx Ny ,MoSiNx ,MoSiOx Ny ,WS
iOx ,WSiOx Ny ,CrFx ,AlOx ,AlN
x ,AlOx Ny ,TiOx ,TiNy ,TiOx Ny
、又はアモルファスCとその水素化物を組成に含むも
のであること。
【0026】(11)透光性基板上に遮光膜を形成したマ
スク形成用基板であって、前記遮光膜が該遮光膜と同じ
厚さの光伝導媒体を透過する光に対して相対的に概略n
π(nは整数)の位相差を有するように構成されたこと
を特徴とする。
【0027】(12)(11)において、遮光膜は単層膜又
は多層膜であること。 (13)(12)において、遮光膜を構成する物質は、複素
屈折率を組成比x及びyで調整され、更に膜厚が調整さ
れた金属,半導体元素の酸化物及び窒素化物、即ちCr
Ox ,CrNx ,CrOx Ny ,SiOx ,SiNx ,
SiOx Ny ,MoSiNx ,MoSiOx Ny ,WS
iOx ,WSiOx Ny ,CrFx ,AlOx ,AlN
x ,AlOx Ny ,TiOx ,TiNy ,TiOx Ny
、又はアモルファスCとその水素化物を組成に含むも
のであること。
【0028】(14)被加工基板上に形成された感光性被
膜に所望パターンを形成するためのパターン形成方法に
おいて、(1)〜(10)のいずれかに記載の露光用マス
クを用い、該露光用マスクの遮光膜を透過する光が同厚
の屈折率1の媒体を透過する光に対してほぼnπ(nは
整数)の位相差を生じせしめる波長を有する露光光源に
より、該露光用マスクのパターンを前記感光性被膜上に
結像露光する工程と、前記感光性被膜を現像処理する工
程とを含むことを特徴とする。
【0029】(作用)本発明では、本来0ではない遮光
膜の透過率及び位相差を規定することで、レベンソン型
位相シフトマスク等の有する露光特性を劣化することな
く、その性能を十分発揮できるようにした。
【0030】本発明者らは、遮光膜の透過率が0でない
ことに着目し、遮光膜の透過率と位相差により焦点深度
がどのように変化するかを検討した。その結果、遮光膜
を通過する光が該遮光膜と同じ厚さの光伝達媒体を通過
する光に対して(n+1/2)π(nは整数)の位相差
を有する場合に最も焦点深度の低下が大きくなり、nπ
(nは整数)の位相差を有する場合に最も焦点深度の低
下が小さくなるのが判明した。従って、前記(1)のよ
うに設定することにより、遮光膜を通過する露光光によ
る悪影響を低減することができ、レベンソン型位相シフ
ト法等の持つ本来の性能を発揮させることが可能とな
る。
【0031】また、前記(2)のように、遮光膜の光透
過率を0.1%以下、位相差をnπ±40度の範囲に設
定することによって、後述するように十分大きな焦点深
度を得ることができた。同様に、前記(3)のように、
遮光膜の光透過率を0.08%以下、位相差をnπ±2
0度の範囲に設定することによっても、後述するように
十分大きな焦点深度を得ることができた。
【0032】また、遮光膜の光透過率を0.007%以
下と十分に小さくできれば、遮光膜に関する位相差に拘
らず十分大きな焦点深度を得ることができた。この場
合、従来のように、遮光膜を通過する光が該遮光膜と同
じ厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的に(n
+1/2)π近傍の位相差を有するように形成されてい
たとしても、焦点深度の低下を招くことがない。つま
り、遮光膜に関する位相差を考慮せずに、光透過率のみ
を0.007%以下となるように設定すれば良く、遮光
膜材料の選択の自由度が増す。
【0033】このように本発明によれば、遮光膜の透過
率及び位相差を最適に設定することによって、遮光膜を
通過する光に起因する焦点深度の低下等を抑制すること
ができ、レベンソン型位相シフト法等の持つ本来の性能
を発揮させることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)本実施形態は、KrF露光用マスク
に関し、対象パターン寸法が被加工基板上0.15μm
のパターンについて大きい焦点深度を得られる遮光膜の
光学定数決定に関する。
【0035】照明条件はNA=0.52,σ=0.3と
した。この条件は、0.15μmレベンソンパターンで
最大の焦点深度を得られたものとして設定された。石英
からなる透光性基板上に、露光波長において遮光性を有
し、露光波長248nmにおいて透過率と光路長が異な
るように、組成及び膜厚が調整されたクロム膜と酸化ク
ロム膜を積層して遮光膜を形成した。この基板に感光性
樹脂を塗布しパターニングし、更に硝酸セリウム第2ア
ンモニウム溶液を用い露出した遮光膜をエッチング除去
した。
【0036】次いで、感光性樹脂膜を除去した後、再び
感光性樹脂膜を塗布し、石英開口部を交互に感光性樹脂
膜が被覆するようパターニングを行った。そして、露出
した石英基板開口部に対し、CF4 と酸素の混合ガスに
よりエッチングを行い、位相シフト領域を作成した。こ
のエッチング量は180度の位相差に相当するものであ
る。その後、エッチングマスクに用いた感光性樹脂膜を
除去した。
【0037】このマスクでは基板堀り込み部で光強度差
が生じたため、光強度差が補正されるよう堀り込み部
と、それに隣接する開口部を一定量エッチングした。こ
れは、感光性樹脂膜を除去した後、露出した石英基板開
口部をCF4 と酸素の混合ガスによりエッチングするこ
とにより達成された。このときのエッチング量も180
度の位相差に相当するものであり、基板堀り込みの浅い
部分の堀込み量(バイアス量)が基板掘り込みの深い部
分と浅い部分との堀込み量の差とほぼ等しくなるように
設定されている。
【0038】本手法で作成した異なる透過率と位相差の
組み合わせを有するマスクを用いた検討により得られた
結果を、図4に示す。図4は、寸法裕度±10%を許容
として求めた(位相,透過率)に対する焦点深度を示
す。焦点深度は遮光膜の位相差を顕著に反映し、同一の
透過率で比較した場合、(n+1/2)πの位相(n:
整数)で焦点深度が最も小さく、またnπの時に最大に
なることが明らかになった。ここで、遮光膜の位相差と
は、遮光膜を通過する光と該遮光膜と同じ厚さの光伝達
媒体(例えば空気)を通過する光との位相差を意味して
いる。
【0039】また、図4から分るように、1.8以上の
焦点深度を得るためには、遮光膜の透過率0.1%以下
で、遮光膜の位相差が40度以下又は140度以上にす
ればよい。なお、図中横軸は0度から180度の範囲で
記載したが180度以上360度の範囲においては位相
角Pに対して360−Pの位置を参照すればよい。従っ
て、遮光膜の位相は、nπ−40°〜nπ+40°(n
は整数)に設定すれば良い。
【0040】図5に、寸法裕度±7.5%を許容とした
場合の焦点深度を示す。この場合も寸法精度±10%の
場合と同様に同一の透過率で比較した場合(n+1/
2)πの位相(n:整数)で焦点深度が最も小さく、ま
たnπの時に最大になることが明らかになった。さらに
図5から、1.8以上の焦点深度を得るためには、透過
率0.08%以下で、遮光膜の位相差が20度以下又は
160度以上、即ちnπ−20°〜nπ+20°(nは
整数)に設定すれば良いのが分る。
【0041】また、遮光膜の透過率が0.007%以下
であると、遮光膜の位相差が90度であっても1.8以
上の焦点深度を得ることができた。これは、遮光膜の透
過率を0.007%以下に設定できれば、遮光膜の位相
差を考慮する必要がなくなることを意味し、遮光膜材料
の選択の自由度が増すことになる。
【0042】なお、図4及び図5から分るように、許容
寸法誤差が小さくなるに従いnπに対する許容位相誤差
は小さくなる。また、遮光膜の位相の最適値は露光波長
のNA,コヒーレントファクター,倍率及びマスクパタ
ーン寸法,レジスト等には依存しなかった。
【0043】このように本実施形態によれば、遮光膜の
位相をnπ近傍に設定、又は遮光膜の透過率を0.00
7%以下に設定することにより、遮光膜を通過する光に
起因する焦点深度の低下等を抑制することができ、レベ
ンソン型位相シフト法の持つ本来の性能を発揮させるこ
とができる。そして、このような露光用マスクを用いて
パターン形成を行うことにより、パターン寸法精度の向
上及び製造歩留まりの向上をはかることが可能となる。
【0044】(第2の実施形態)本実施形態は、KrF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。図6は、本実施形態に係わる露光
用マスクの製造方法を示す工程断面図である。
【0045】まず、図6(a)に示すように、石英基板
からなる透光性基板601上に、Crをターゲットとし
Arと酸素の希薄混合ガスによりDCバイアスをかけた
スパッタリングを行い、遮光膜としてのCrOx 膜60
2を堆積させた。このCrOx 膜602の光学定数は屈
折率n=2.04、消哀係数k=1.15で、堆積膜厚
を129nmとした。このマスク形成用基板に対して、
第1の感光性樹脂膜604を形成した。
【0046】次いで、図6(b)に示すように、被加工
基板上0.15μmパターンを作成するためのマスクパ
ターンを形成するため、レーザによる描画を行った後に
現像を施し、開口パターン605を作成した。そして、
開口パターン605より露出したCrOx 膜602を、
硝酸セリウム第2アンモニウム溶液でエッチングを行い
除去した。
【0047】次いで、図6(c)に示すように、エッチ
ングマスク材として用いた感光性樹脂膜604を除去し
たのち、透光性基板601に位相シフト領域を設けるた
めの第2の感光性樹脂膜606を塗布した。
【0048】次いで、図6(d)に示すように、感光性
樹脂膜606の一部607を除去し、遮光膜602の開
口パターンを一つおきに露出させた。そして、露出した
石英基板601をCF4 によりエッチングした。
【0049】次いで、図6(e)に示すように、感光性
樹脂膜606を除去した後、露出した透光性基板全面の
エッチングを行った。このとき、深い掘り込み部607
と浅い掘り込み部608の深さは、それぞれ474n
m,234nmであった。また、深い掘り込み部607
に隣接するCrOx 膜の厚さは122nmで、浅い掘り
込み部608に隣接するCrOx 膜の厚さは126nm
であった。CrOx 膜厚の変化は、石英基板エッチング
時に減少したことによる。CrOx 膜の122nm及び
126nmはそれぞれ177度及び183度であった。
このときの遮光膜の透過率は約0.06〜0.08%で
あった。
【0050】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にKrF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして図6
(e)の構造を持つ露光用マスクを用い、NA=0.5
5、コヒーレントファクタ=0.4でパターン露光を行
った。ネガ型レジストの非露光部を現像により除去した
後、残りのレジストパターンをマスクに下地加工した。
このとき得られたゲートパターンは、寸法制御性±7.
5%で焦点裕度1.2μmを確保できた。
【0051】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が99度であったため、焦点裕度1.2
μmを得ようとすると寸法制御性が±12%と悪く、ま
た寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕度
が0.6μmしか得られなかった。つまり、本実施形態
で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行うこ
とによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス範囲
で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値等に
対して高信頼性のデバイスを作成することができた。
【0052】本実施形態のように、エッチング工程時に
生じる遮光膜の膜厚減少を考慮し、成膜時の膜厚を規定
することにより、露光用マスク完成後に所望の位相差に
することが好ましい。また、本実施形態で用いたCrO
x 膜の位相差が180度となるのは膜厚124nmの場
合であるが、本実施形態のように深い堀り込み部でこの
膜厚より薄く、浅い堀り込み部で厚くすることで、位相
差180度に対する誤差を小さくすることができる。
【0053】本実施形態では遮光膜材料にCrOx を用
いたが、これに限らず、露光波長において同厚の隣接す
る開口部を透過する光に対してnπ(nは整数)の光路
長差を有するように、複素屈折率を制御するための組成
比及び膜厚を調整することが可能なものであればよい。
具体的には、金属,半導体元素の酸化物及び窒素化物、
即ちCrNx ,CrOx Ny ,SiOx ,SiNx ,S
iOx Ny ,MoSiOx ,MoSiNx ,MoSiO
x Ny ,WSiOx ,WSiNx ,WSiOxNy ,C
rFx ,AlOx ,AlNx ,AlOx Ny ,TiOx
,TiNy ,TiOx Ny (x,yは任意の実数)、
又はアモルファスC及びその水素化物を組成に含む物質
などを用いることができる。
【0054】また、遮光膜の膜構造は必ずしも単層であ
る必要はなく、組成又は物質の異なる多層膜で構成され
ていてもよい。また、透光性基板も本実施形態では石英
を用いたがこれに限るものでなく、アルミナ、CaF
2 ,MgF2 などを用いても良い。
【0055】また、本実施形態は石英基板の開口部を交
互に深さを変えて堀り込み作成したレベンソン型位相シ
フトマスクに関するが、これに限るものでなく、開口部
を交互に堀り込み、且つ堀り込み部の開口幅を非堀り込
み部の開口幅より大きくした露光用マスク、開口部を交
互に深さを変えて堀り込み、さらに遮光膜の内側に石英
エッチング部の側壁エッジが来るように構成された露光
用マスク、基板の開口部の交互に透明位相シフト膜が積
層された露光用マスク、等に用いる遮光膜にも適用可能
である。
【0056】また、露光波長もKrF(248nm)に
限るものでなく、ArF(193nm)、F2(153
nm)をはじめ水銀のI線(365nm)等に用いる露
光用マスクについても適用可能である。さらに、X線に
対しても適用可能である。また、対象とするパターン線
幅もウェハ上0.5μmに限るものではなく、仕様に応
じて適宜変更可能である。
【0057】(第3の実施形態)本実施形態は、KrF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。なお、工程フローシートは図6に
準じる。
【0058】石英基板からなる透光性基板上に、Siを
ターゲットとしArと窒素の希薄混合ガスによりDCバ
イアスをかけてスパッタリングを行い、遮光膜としての
SiNx 膜を堆積させた。このSiNx 膜の光学定数は
屈折率n=2.14、消衰係数k=1.25で、堆積膜
厚を124nmとした。
【0059】この基板に対して、感光性樹脂膜を形成
し、ウェハ上0.15μmパターンを作成するためのマ
スクパターンを形成するため、レーザによる描画を行っ
た後に現像を施し、更に露出したSiNx 膜に対しCF
4 と酸素ガスを用いた等方性化学エッチングを行い除去
した。
【0060】次いで、上記の感光性樹脂膜を除去した
後、再び感光性樹脂膜を形成し、位相シフトパターンを
形成するための描画を行った。露出した石英基板をCF
4 ガスにより異方的にエッチングした。続いて、感光性
樹脂膜を除去した後、更に露出した透光性基板全面のエ
ッチングを行った。このとき、深い堀り込み部と浅い堀
り込み部の深さはそれぞれ474nm,234nmであ
った。
【0061】また、深い堀り込み部に隣接するSiNx
膜の厚さは112nmで、浅い堀り込み部に隣接するS
iNx 膜の厚さは118nmであった。SiNx 膜厚の
変化は、石英基板エッチング時に減少したことによる。
SiNx 膜の112nm及び118nmはそれぞれ17
5度及び185度であった。このときの遮光膜の透過率
は0.05〜0.07%であった。
【0062】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にKrF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして前記図6
(e)のような構造を持つ露光用マスクを用い、NA=
0.52、コヒーレントファクタ=0.35でパターン
露光を行った。ネガ型レジストの非露光部を現像により
除去した後、残りのレジストパターンをマスクに下地加
工した。このとき得られたゲートパターンは、寸法制御
性±7.5%で焦点裕度1.5μmを確保できた。
【0063】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が99度であったため、焦点裕度1.5
μmを得ようとすると寸法制御性が±10%と悪く、ま
た寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕度
が0.8μmしか得られなかった。つまり、本実施形態
で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行うこ
とによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス範囲
で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値等に
対して高信頼性のデバイスを作成することができた。
【0064】本実施形態のように、エッチング工程時に
生じる遮光膜の膜厚減少を考慮し、成膜時の膜厚を規定
することにより、露光用マスク完成後に所望の位相差に
することが好ましい。また、本実施形態で用いたSiN
x 膜の位相差が180度となるのは膜厚115nmの場
合であるが、本実施形態のように深い堀り込み部でこの
膜厚より薄く、浅い堀り込み部で厚くすることで、位相
差180度に対する誤差を小さくすることができる。
【0065】なお、本実施形態では遮光膜材料にSiN
x を用いたが、これに限らず、第2の実施形態で説明し
たような各種の材料を用いることができる。また、遮光
膜の膜構造,透光性基板の材料,露光用マスクの種類,
露光波長等は、第2の実施形態で説明したような各種の
変形が可能である。
【0066】(第4の実施形態)本実施形態は、ArF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。なお、工程フローシートは図6に
準じる。
【0067】石英基板からなる透光性基板上に、Crを
ターゲットとしArと酸素の希薄混合ガスによりスパッ
タリングを行い、遮光膜としてのCrOx 膜を堆積させ
た。このCrOx 膜の光学定数は屈折率n=2.23、
消衰係数k=1.33で、堆積膜厚を88nmとした。
【0068】この基板に対して、感光性樹脂膜を形成
し、ウェハ上0.1μmパターンを作成するためのマス
クパターンを形成するため、レーザによる描画を行った
後に現像を施し、更に露出したCrOx 膜に対し硝酸セ
リウム第2アンモニウム溶液でエッチングを行い除去し
た。
【0069】次いで、上記の感光性樹脂膜を除去した
後、再び感光性樹脂膜を形成し、位相シフトパターンを
形成するための描画を行った。露出した石英基板をCF
4 ガスによりエッチングした。続いて、感光性樹脂膜ト
を除去した後、更に露出した透光性基板全面のエッチン
グを行った。このとき、深い堀り込み部と浅い堀り込み
部の深さはそれぞれ361nm,178nmであった。
【0070】また、深い堀り込み部に隣接するCrOx
膜の厚さは82nmで、浅い堀り込み部に隣接するCr
Ox 膜の厚さは85nmであった。CrOx 膜厚の変化
は、石英基板エッチング時に減少したことによる。Cr
Ox 膜の82nm及び85nmはそれぞれ175度及び
183度であった。このときの遮光膜の透過率は0.0
55〜0.073%であった。
【0071】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にArF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして前記図6
(e)のような構造を持つ露光用マスクを用い、NA=
0.61、コヒーレントファクタ=0.35でパターン
露光を行った。ネガ型レジストの非露光部を現像により
除去した後、残りのレジストパターンをマスクに下地加
工した。このとき得られたゲートパターンは、寸法制御
性±7.5%で焦点裕度0.85μmを確保できた。
【0072】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が80度であったため、焦点裕度0.8
5μmを得ようとすると寸法制御性が±10%と悪く、
また寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕
度が0.45μmしか得られなかった。つまり、本実施
形態で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行
うことによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス
範囲で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値
等に対して高信頼性のデバイスを作成することができ
た。
【0073】本実施形態のように、エッチング工程時に
生じる遮光膜の膜厚減少を考慮し、成膜時の膜厚を規定
することにより、露光用マスク完成後に所望の位相差に
することが好ましい。また、本実施形態で用いたCrO
x 膜の位相差が180度となるのは膜厚84.5nmの
場合であるが、本実施形態のように深い堀り込み部でこ
の膜厚より薄く、浅い堀り込み部で厚くすることで、位
相差180度に対する誤差を小さくすることができる。
【0074】なお、本実施形態では遮光膜材料にCrO
x を用いたが、これに限らず、第2の実施形態で説明し
たような各種の材料を用いることができる。また、遮光
膜の膜構造,透光性基板の材料,露光用マスクの種類,
露光波長等は、第2の実施形態で説明したような各種の
変形が可能である。
【0075】(第5の実施形態)本実施形態は、KrF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。図7は、本実施形態に係わる露光
用マスクの製造方法を示す工程断面図である。
【0076】まず、図7(a)に示すように、石英基板
からなる透光性基板上701上に、MoSiをターゲッ
トとしてArと窒素の希薄混合ガスによりCDバイアス
をかけてスパッタリングを行い、遮光膜としてのMoS
iOx 膜702を堆積させた。このMoSiOx 膜の光
学定数は屈折率n=2.14、消哀係数k=1.25
で、堆積膜厚を124nmとした。そして、この遮光膜
702の上にカーボン膜703を塗布により形成し、さ
らにシリコン含有の第1の感光性樹脂膜704を形成し
た。
【0077】次いで、図7(b)に示すように、ウェハ
上0.15μmパターンを作成するためのマスクパター
ンを形成するため、レーザによる描画を行った後に現像
を施し、開口パターン705を形成した。そして、開口
パターン705より露出したカーボン膜703を酸素ガ
スにより異方性エッチングで除去し、更にその下のMo
SiOx 膜をCF4 ガスにより異方性エッチングで除去
した。
【0078】次いで、図7(c)に示すように、エッチ
ングマスクとして用いた感光性樹脂膜704を除去した
のち、透光性基板701に位相シフト領域を設けるため
の第2の感光性樹脂膜を706を形成した。
【0079】次いで、図7(d)に示すように、位相シ
フトパターンを形成するための描画を行ったのち現像
し、透光性基板の一部707をその周囲の遮光膜を含め
て露出させた。そして、露出した石英基板701をCF
4 ガスにより異方的にエッチングした。
【0080】次いで、図7(e)に示すように、感光性
樹脂膜706を除去した後、露出した透光性基板全面の
エッチングを行った。このとき、深い堀り込み部707
と浅い堀り込み部708の深さはそれぞれ474nm,
234nmであった。この後に、酸素ガスによりMoS
iOx 膜702上に成膜したカーボン703を除去し
た。
【0081】本実施形態によれば、石英基板701のエ
ッチング中にMoSiOx 膜702はカーボン膜703
で保護されるため、MoSiOx 膜厚の減少は起こら
ず、成膜時に所望の厚さに設定しておくことができる。
即ち、遮光膜としてのMoSiOx 膜702の位相はい
ずれの部分においても180度に維持された。
【0082】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にKrF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして図7
(e)の構造を持つ露光用マスクを用い、NA=0.5
2、コヒーレントファクタ=0.35でパターン露光を
行った。ネガ型レジストの非露光部を現像により除去し
た後、残りのレジストパターンをマスクに下地加工し
た。このとき得られたゲートパターンは、寸法制御性±
7.5%で焦点裕度1.5μmを確保できた。
【0083】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が99度であったため、焦点裕度1.5
μmを得ようとすると寸法制御性が±10%と悪く、ま
た寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕度
が0.8μmしか得られなかった。つまり、本実施形態
で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行うこ
とによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス範囲
で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値等に
対して高信頼性のデバイスを作成することができた。
【0084】なお、本実施形態では遮光膜材料にMoS
iOx を用いたが、これに限らず、第2の実施形態で説
明したような各種の材料を用いることができる。また、
遮光膜の膜構造,透光性基板の材料,露光用マスクの種
類,露光波長等は、第2の実施形態で説明したような各
種の変形が可能である。
【0085】(第6の実施形態)本実施形態は、ArF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。なお、工程フローシートは図7に
準じる。
【0086】石英基板からなる透光性基板上に、Siを
ターゲットとしArと窒素と酸素の希薄混合ガスにより
スパッタリングを行い、遮光膜としてのSiNx Oy 膜
を堆積させた。このSiNx Oy 膜の光学定数は屈折率
n=2.14、消哀係数k=1.25で、堆積膜厚を1
24nmとした。そして、この遮光膜の上にカーボン膜
を形成した。
【0087】この基板に対して、シリコン含有感光性樹
脂膜を形成し、ウェハ上0.1μmパターンを作成する
ためのマスクパターンを形成するため、レーザによる描
画を行った後に現像を施した。露出したカーボン膜を酸
素ガスを用いた異方性エッチングで除去し、更にその下
のSiNx Oy 膜をCF4 を用いた異方性エッチングで
除去した。
【0088】次いで、エッチングマスクとして用いた感
光性樹脂膜を除去した後、新たに感光性樹脂膜を形成
し、位相シフトパターンを形成するための描画を行っ
た。露出した石英基板をCF4 ガスにより異方的にエッ
チングした。そして、感光性樹脂膜を除去した後、更に
露出した透光性基板全面のエッチングを行った。このと
き、深い堀込み部と浅い堀り込み部の深さはそれぞれ4
74nm,234nmであった。最後に、酸素ガスを用
いたエッチングを行いカーボン膜を除去した。
【0089】本実施形態によれば、石英基板のエッチン
グ中にSiNx Oy 膜はカーボン膜で保護されているた
めのSiNx Oy 膜厚の減少は起こらず、成膜時に所望
の厚さに設定しておくことができる。即ち、SiNx O
y 膜の位相はいずれの部分においても180度に維持さ
れた。
【0090】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にArF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして図7
(e)の構造を持つ露光用マスクを用い、NA=0.6
1、コヒーレントファクタ=0.35でパターン露光を
行った。ネガ型レジストの非露光部を現像により除去し
た後、残りのレジストパターンをマスクに下地加工し
た。このとき得られたゲートパターンは、寸法制御性±
7.5%で焦点裕度0.85μmを確保できた。
【0091】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が80度であったため、焦点裕度0.8
5μmを得ようとすると寸法制御性が±10%と悪く、
また寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕
度が0.45μmしか得られなかった。つまり、本実施
形態で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行
うことによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス
範囲で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値
等に対して高信頼性のデバイスを作成することができ
た。
【0092】なお、本実施形態では遮光膜材料にSiN
x Oy を用いたが、これに限らず、第2の実施形態で説
明したような各種の材料を用いることができる。また、
遮光膜の膜構造,透光性基板の材料,露光用マスクの種
類,露光波長等は、第2の実施形態で説明したような各
種の変形が可能である。
【0093】(第7の実施形態)本実施形態は、ArF
エキシマレーザを光源とする露光に用いる露光用マスク
の製造方法に関する。なお、工程フローシートは図7に
準じる。
【0094】石英基板からなる透光性基板上に、Crを
ターゲットとしArの希薄ガスによりスパッタリングを
行い、遮光膜としてのCr膜として堆積させた。このC
r膜の光学定数は屈折率n=1.85、消哀係数k=
2.75で、堆積膜厚を20nmとした。続いて、この
Cr膜上に、CrをターゲットとしArと酸素の稀薄ガ
スによりスパッタリングを行い、遮光膜としてのCrO
x 膜を堆積させた。このCrOx 膜の光学定数は屈折率
n=2.73、消哀係数k=0.71で、堆積膜厚を1
07nmとした。このときの2層膜で得られる強度透過
率と位相はそれぞれ0.019%と360度であった。
そして、これらの膜上にカーボン膜を形成した。
【0095】この基板に対して、シリコン含有感光性樹
脂膜を形成し、ウェハ上0.1μmパターンを作成する
ためのマスクパターンを形成するため、レーザによる描
画を行った後に現像を施した。露出したカーボン膜を酸
素ガスを用いた異方性エッチングで除去し、更にその下
のCrOx /Cr膜を塩素と酸素を用いた異方性エッチ
ングで除去した。
【0096】次いで、エッチングマスクとして用いた感
光性樹脂膜を除去した後、新たに感光性樹脂膜を形成
し、位相シフトパターンを形成するための描画を行っ
た。露出した石英基板をCF4 ガスにより異方的にエッ
チングした。そして、感光性樹脂膜を除去した後、更に
露出した透光性基板全面のエッチングを行った。このと
き、深い堀込み部と浅い堀り込み部の深さはそれぞれ4
74nm,234nmであった。最後に、酸素ガスを用
いたエッチングを行いカーボン膜を除去した。
【0097】本実施形態によれば、石英基板のエッチン
グ中にCrOx /Cr膜はカーボン膜で保護されている
ためのCrOx /Cr膜厚の減少は起こらず、成膜時に
所望の厚さに設定しておくことができる。即ち、CrO
x /Cr膜の位相はいずれの部分においても180度に
維持された。
【0098】次に、このマスクを用いた転写結果につい
て示す。被加工基板上にArF用ネガ型レジストを膜厚
0.3μmで形成した。この被加工基板に対し、メモリ
ゲートパターンに対応する露光用マスクとして図7
(e)の構造を持つ露光用マスクを用い、NA=0.6
1、コヒーレントファクタ=0.35でパターン露光を
行った。ネガ型レジストの非露光部を現像により除去し
た後、残りのレジストパターンをマスクに下地加工し
た。このとき得られたゲートパターンは、寸法制御性±
7.5%で焦点裕度0.85μmを確保できた。
【0099】これに対して従来の手法では、遮光膜を透
過する光の位相が80度であったため、焦点裕度0.8
5μmを得ようとすると寸法制御性が±10%と悪く、
また寸法制御性±7.5%を確保しようとすると焦点裕
度が0.45μmしか得られなかった。つまり、本実施
形態で作成した露光用マスクを用いてデバイス加工を行
うことによって、優れた寸法精度を幅広いデフォーカス
範囲で確保できることから、応答時間,電圧値,電流値
等に対して高信頼性のデバイスを作成することができ
た。
【0100】なお、本実施形態では遮光膜材料にCrO
x /Crの2層構造を用いたが、これに限られるもので
はない。例えば、本実施形態と同じ光学定数を有するC
r及びCrOx 膜を用い、CrOx (50nm)/Cr
(20nm)/CrOx (57nm)のように3層構造
で作成しても構わない。また、多層構造に用いる物質も
これらに限るものではなく、第2の実施形態で説明した
ような各種の材料を用いることができる。さらに、遮光
膜の膜構造,透光性基板の材料,露光用マスクの種類,
露光波長等は、第2の実施形態で説明したような各種の
変形が可能である。
【0101】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。実施形態では、露光
用マスク及びこれを用いたパターン形成方法について説
明したが、本発明は露光用マスクを形成するためのマス
ク形成用基板に適用することもできる。この場合のマス
ク形成用基板としては、透光性基板上に遮光膜が形成さ
れ、遮光膜が該遮光膜と同じ厚さの光伝導媒体を透過す
る光に対して相対的に概略nπ(nは整数)の位相差を
有するようにすればよい。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、遮
光膜の透過率と、遮光膜を通過する光と該遮光膜と同じ
厚さの光伝達媒体を通過する光との位相差を最適に設定
することにより、遮光膜を通過する光に起因する焦点深
度の低下等を抑制することができ、レベンソン型位相シ
フト法等の持つ本来の性能を発揮させることが可能とな
る。
【0103】また、本発明の露光用マスクを用いたパタ
ーン形成を行うことにより、パターン寸法精度及び製造
歩留まりの向上をはかることが可能となる。さらに、本
発明のマスク形成用基板を用いることにより、上記のよ
うに優れた性能を持つ露光用マスクを簡易に作成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レベンソン型位相シフトマスクの基本構造を示
す断面図。
【図2】遮光膜の位相が同厚の大気を透過する光に対し
て90度であるときの焦点裕度を示す図。
【図3】遮光膜の強度透過率が0%であるときの焦点裕
度を示す図。
【図4】遮光膜の強度透過率と位相差に対する焦点深度
の関係を示す図(寸法裕度±10%)。
【図5】遮光膜の強度透過率と位相差に対する焦点深度
の関係を示す図(寸法裕度±7.5%)。
【図6】第2の実施形態に用いた露光マスクの製造工程
を示す断面図。
【図7】第5の実施形態に用いた露光マスクの製造工程
を示す断面図。
【符号の説明】
101…透光性基板 102…遮光膜 103…位相シフタ 104…開口パターン(非位相シフト部) 105…開口パターン(位相シフト部) 106…第1の掘り込み部(非位相シフト部) 107…第2の掘り込み部(位相シフト部) 201…位相0度に相当するドーズフォーカス曲線 202…位相180度に相当するドーズフォーカス曲線 203…遮光膜の透過率が0.1%の場合の寸法精度±
10%、ドーズ裕度10%時に得られる焦点裕度とドー
ズ領域 301…遮光膜の透過率を0とした場合のドーズフォー
カス曲線 302…遮光膜の透過率が0の場合の寸法精度±10
%、ドーズ裕度10%時に得られる焦点裕度とドーズ領
域 601,701…石英基板(透光性基板) 602…CrOx (遮光膜) 604,606,704,706…感光性樹脂膜 605,705…開口パターン 607,707…レベンソン位相シフト領域(深い堀り
込み部) 608,708…レベンソン位相シフト領域(浅い堀り
込み部) 702…MoSiOx (遮光性膜) 703…カーボン膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板と、この透光性基板上に形成さ
    れ一部に開口パターンを有する遮光膜と、この遮光膜の
    開口パターンを透過する光に対して隣接する開口パター
    ンで概略(2m−1)π(mは正の整数)の位相差を与
    えるための位相シフト手段とを備えた露光用マスクにお
    いて、 前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該遮光膜と同じ
    厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的に概略n
    π(nは整数)の位相差を有するように形成されてなる
    ことを特徴とする露光用マスク。
  2. 【請求項2】透光性基板と、この透光性基板上に形成さ
    れ一部に開口パターンを有する遮光膜と、この遮光膜の
    開口パターンを透過する光に対して隣接する開口パター
    ンで概略(2m−1)π(mは正の整数)の位相差を与
    えるための位相シフト手段とを備えた露光用マスクにお
    いて、 前記遮光膜の光透過率は0.1%以下であり、 前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該遮光膜と同じ
    厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的にnπ−
    40°〜nπ+40°(nは整数)の位相差を有するよ
    うに形成されてなることを特徴とする露光用マスク。
  3. 【請求項3】透光性基板と、この透光性基板上に形成さ
    れ一部に開口パターンを有する遮光膜と、この遮光膜の
    開口パターンを透過する光に対して隣接する開口パター
    ンで概略(2m−1)π(mは正の整数)の位相差を与
    えるための位相シフト手段とを備えた露光用マスクにお
    いて、 前記遮光膜の光透過率は0.08%以下であり、 前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該遮光膜と同じ
    厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的にnπ−
    20°〜nπ+20°(nは整数)の位相差を有するよ
    うに形成されてなることを特徴とする露光用マスク。
  4. 【請求項4】透光性基板と、この透光性基板上に形成さ
    れ一部に開口パターンを有する遮光膜と、この遮光膜の
    開口パターンを透過する光に対して隣接する開口パター
    ンで概略(2m−1)π(mは正の整数)の位相差を与
    えるための位相シフト手段とを備えた露光用マスクにお
    いて、 前記遮光膜は、該遮光膜を通過する光が該遮光膜と同じ
    厚さの光伝達媒体を通過する光に対して相対的に(2n
    −1)π/2(nは整数)近傍の位相差を有するように
    形成され、 前記遮光膜の光透過率を0.007%以下に設定してな
    ることを特徴とする露光用マスク。
  5. 【請求項5】前記位相シフト手段は、前記遮光膜の開口
    パターンに露出する透光性基板を、隣接する開口パター
    ンの少なくとも一方で所定量だけ掘り込んで作成された
    ものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の露光用マスク。
  6. 【請求項6】前記遮光膜は、単層膜又は多層膜であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の露光用
    マスク。
  7. 【請求項7】前記遮光膜を構成する物質は、組成比及び
    膜厚が調整された金属若しくは半導体元素の酸化物若し
    くは窒素化物、又はアモルファスC及びその水素化物を
    組成に含む物質であることを特徴とする請求項6記載の
    露光用マスク。
  8. 【請求項8】透光性基板上に遮光膜を形成したマスク形
    成用基板であって、前記遮光膜が該遮光膜と同じ厚さの
    光伝導媒体を透過する光に対して相対的に概略nπ(n
    は整数)の位相差を有するように構成されたことを特徴
    とするマスク形成用基板。
  9. 【請求項9】被加工基板上に感光性被膜を形成する工程
    と、前記請求項1〜7のいずれかに記載の露光用マスク
    を用い、該露光用マスクの遮光膜を透過する光が同厚の
    屈折率1の媒体を透過する光に対してほぼnπ(nは整
    数)の位相差を生じせしめる波長を有する露光光源によ
    り、該露光用マスクのパターンを前記感光性被膜上に結
    像露光する工程と、前記感光性被膜を現像処理する工程
    とを含むことを特徴とするパターン形成方法。
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