JPH10316863A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH10316863A
JPH10316863A JP12731097A JP12731097A JPH10316863A JP H10316863 A JPH10316863 A JP H10316863A JP 12731097 A JP12731097 A JP 12731097A JP 12731097 A JP12731097 A JP 12731097A JP H10316863 A JPH10316863 A JP H10316863A
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tert
group
resin
butylphenyl
butyl
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JP12731097A
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English (en)
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Takeshi Inoue
上 健 井
Matsuichi Horie
江 松 一 堀
Akiyoshi Onishi
西 章 義 大
Machiko Mekata
万智子 目加田
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YOSHITOMI FINE CHEM KK
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
YOSHITOMI FINE CHEM KK
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水や熱水の存在する環境下で長期に亘って使
用しても、機械的強度低下や着色し難く、優れた耐久性
を示す樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記式のA群の化合物と、B群のリン系
酸化防止剤とを、それぞれ樹脂100重量部に対してA
群の化合物を0.01〜10重量部及びB群の化合物を
0.01〜10重量部の割合で配合してなることを特徴
とする樹脂組成物。 [A群]: 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性の優れた樹
脂組成物に関する。更に詳しくは、特に水や熱水が存在
する環境中における長時間にわたる使用においても、機
械的強度の低下や着色が少ない、耐久性の優れた成形体
を与える樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系樹脂、ポリカーボネート、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料は、通
常、成形加工時や製品使用時において経時的に酸化を受
けて変質し、成形品の機械的強度の低下や色相、外観の
悪化等の品質低下を起こす。このような酸化による品質
低下を防止するために、従来から各種の酸化防止剤が開
発され、市販されており、実用に供されている。これら
酸化防止剤の中でも、ヒンダードフェノール化合物、例
えば、特公昭38−17164号、特公昭39−462
0号、特公昭42−9651号等の各公報に記載される
化合物は、特に、オレフィン系樹脂等の合成樹脂材料の
酸化防止に有用であることが知られている。また、リン
系酸化防止剤、例えば、特公昭56−5417号、特公
昭56−32339号、特開昭52−106879号、
特公昭50−35096号、特開平5−178870号
等の各公報に記載の化合物もまた、オレフィン系樹脂等
の合成樹脂材料の酸化防止に有用であることが知られて
いる。
【0003】この場合、リン系酸化防止剤は、長期問に
わたり寿命を改善することができることは一般的には知
られていないが、特に高温加工時の酸化防止剤として分
子量の保持、着色改良の目的のために使用することが知
られている。しかしながら、各種の酸化防止剤を配合
し、安定化した合成樹脂材料を、水や熱水が存在する環
境下において使用すると、比較的短期問で酸化防止効果
が著しく低下して、機械強度の低下や着色が生じるとい
う問題があった。この様な問題の原因は、従来は、樹脂
中に配合された酸化防止剤が水や熱水に抽出されるか、
又は、酸化防止剤が加水分解された後に水や熱水に抽出
されるためと考えられていた。
【0004】従って、水や熱水による抽出や加水分解が
起こるのを防ぐために、例えば、特開平2−26593
9号公報に記載されるように、(A)ポリオレフィン1
00重量部に、(B)分子内にエステル構造を含まず、
高分子量で剛直な構造のフェノール系酸化防止剤を0.
01〜5重量部、及び、(C)分子内にエステル結合を
持たない硫黄系安定剤を配合したポリオレフィン系樹脂
が提案されている。しかしながら、この様な公報に記載
されるような組成物であっても、要求される耐久性を十
分に満たすことができず、水や熱水が存在する環境下で
も、酸化防止効果を十分に発揮することができる樹脂材
料が依然として要求されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
の成形加工時や使用時に、特に水や熱水の存在する環境
下での使用時においても、樹脂の酸化劣化が少なく、長
期にわたって優れた機械的強度や安定した色相の成形体
を与える樹脂組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく、水や熱水が存在する環境下で使用される
樹脂組成物に配合されている酸化防止の効果が低下する
機構について種々検討を重ねた結果、酸化防止効果が低
下する主たる原因は、酸化防止剤が水や熱水によって酸
化防止効果を発揮しない化合物に変化することにあると
の知見を得て、水や熱水が存在する環境下でも長期間酸
化防止効果を持続発揮させるためには、酸化防止剤が水
や熱水の作用によって酸化変質しても、その酸化変質生
成物がなお酸化防止効果を持つような酸化防止剤を設計
することを着想し、鋭意検討を行った。そして、後記一
般式(1)に示す化合物が、酸化防止剤として樹脂へ配
合させたとき、水や熱水が存在する環境下においても酸
化防止剤の効果が長期間持続発揮できることを見出だし
た。そして、この化合物に、更に、市販のリン系酸化防
止剤を組み合わせることにより、飛躍的に優れた耐久性
が得られ、かつ、樹脂の着色も抑制できることを発見
し、本発明を完成させるに至ったものである。
【0007】すなわち、本発明の樹脂組成物は、樹脂に
対して、下記A群の中から選ばれた化合物の少なくとも
1種と、下記B群から選ばれたリン系酸化防止剤の少な
くとも1種とを、それぞれ配合してなることを特徴とす
る樹脂組成物。 [A群]: 次の一般式(1)で表される化合物。
【0008】
【化3】
【0009】[式中のXは次の一般式(2)で表される
ものである。]
【0010】
【化4】
【0011】[式中のR1 とR4 はそれぞれ炭素数1〜
8のアルキル基を表し、両者は同一であっでも異なって
いてもよく、R2 、R3 、R5 及びR6 はそれぞれ水素
原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、それぞれは
同一であっても異なっていてもよい。] [B群]: 以下に示す化合物が含まれる。トリス
(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)ホスファイト、テ
トラキス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)−4,4
´−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4
−ジ第3級ブチル−5−メチルフェニル)−4,4´−
ビフェニレンジホスホナイト、ビス(2,4−ジ第3級
ブチルフェニル)ペンタエリスリト−ルジホスファイ
ト、ビス(2,6−ジ第3級ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリト−ルジホスファイト、2,2´−
メチレンビス(4,6−ジ第3級ブチルフェニル)−2
−エチルヘキシルホスファイト、(2,4,6−トリ第
3級ブチルフェニル)−2−ブチル−2−エチル−1,
3−プロパンジオールホスファイト、2,2´,2''−
ニトリロ(トリエチルトリス(3,3´,5,5´−テ
トラ第3級ブチル−1,1´−ビフェニル−2,2´−
ジイル)ホスファイト)、ジステアリルペンタエリスリ
トールジホスファイト、ヘキサトリデシル−1,1,3
−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3級ブ
チルフェニル)ブタントリホスファイト。
【0012】
【発明の実施の形態】
[I] 構成成分 (1) 樹 脂 本発明の樹脂組成物を構成する樹脂としては、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂をいう。熱可塑性樹脂 上記熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、
オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレンオキサイ
ド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリスルフォン
樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。
【0013】上記スチレン系樹脂の具体例としては、ポ
リスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン・アクリ
ロニトリル共重合体樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、A
CS樹脂、AAS樹脂、及び、これらの混合物等を挙げ
ることができる。
【0014】上記オレフィン系樹脂の具体例としては、
低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン
・プロピレンブロック共重合体、ポリブテン−1、エチ
レン・ブテン−1ランダム共重合体、ポリメチルペンテ
ン−1等のポリα−オレフィン樹脂、無水マレイン酸変
性ポリプロピレン等のポリ−α−オレフィンとビニル単
量体との共重合体樹脂、及びこれらの混合物が挙げられ
る。
【0015】上記塩化ビニル系樹脂の具体例としては、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル・アクリル酸アルキルエステル共重合体、塩化
ビニル・塩化ビニリデン共重合体等が挙げられる。上記
ポリアミド類の具体例としては、ナイロン−4、ナイロ
ン−6、ナイロン−4・6、ナイロン−6・6、ナイロ
ン−6・10、ナイロン−7、ナイロン−8、ナイロン
−12、及びこれらの混合物が挙げられる。上記ポリエ
ステル類の具体例としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
【0016】熱硬化性樹脂 また、熱硬化性樹脂としては、例えば、不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等を挙げること
ができる。これら樹脂の中でも、熱可塑性樹脂、中でも
オレフィン系樹脂、好ましくはエチレン系樹脂及びプロ
ピレン系樹脂を、特にプロピレン単独重合体を用いるこ
とが好適である。
【0017】(2) A群化合物 本発明の樹脂組成物中には、前記A群の中から選ばれた
化合物の少なくとも1種が配合される。構 造
【0018】
【化5】
【0019】[式中のXは次の一般式(2)で表される
ものである。]
【0020】
【化6】
【0021】[式中のR1 とR4 はそれぞれ炭素数1〜
8のアルキル基を表し、両者は同一であっでも異なって
いてもよく、R2 、R3 、R5 及びR6 はそれぞれ水素
原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、それぞれは
同一であっても異なっていてもよい。]
【0022】前記化学式の(1)式において、Xは通常
3つとも同じであるが、必ずしも同じである必要はな
い。前記化学式の(2)式において、R1 とR4 はそれ
ぞれ炭素数1〜8のアルキル基を表し、両者は同一でも
異なっていてもよい。アルキル基の具体例としては、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、第3
級ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、sec
−ペンチル基、第3級ペンチル基、2−メチルブチル
基、n−へキシル基、イソへキシル基、sec−へキシ
ル基、第3級へキシル基、シクロヘキシル基、へプチル
基、n−オクチル基、イソオクチル基、sec−オクチ
ル基、第3級オクチルキ基、2−エチルヘキシル基等の
直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであっても良い。こ
れらの中で好ましいのは、炭素数1〜5のアルキル基で
ある。この中でも、第3級ブチル基が特に好ましい。
【0023】前記化学式の(2)式において、R2 、R
3 、R5 及びR6 はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜8
のアルキル基を表し、それぞれは同一でも異なっていて
もよい。アルキル基の具体例としては、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、第3級ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、sec−ペンチ
ル基、第3級ペンチル基、2−メチルブチル基、n−へ
キシル基、イソヘキシル基、sec−へキシル基、第3
級へキシル基、シクロヘキシル基、へブチル基、n−オ
クチル基、イソオクチル基、sec−オクチル基、第3
級オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖状、分岐
鎖状又は環状のいずれでもよい。これらの中でも好まし
いのは、炭素数1〜5のアルキル基である。この中で
も、R2 又はR3 は水素原子又はメチル基が特に好まし
く、R5 は水素原子が特に好ましく、R6 は第3級ブチ
ル基が特に好ましい。
【0024】A群から選ばれる化合物の具体例として
は、 : 1,1,3−トリス(2−メチル−4−(3−
(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチルフェニ
ル)ブタン、
【0025】
【化7】
【0026】: 1,1,3−トリス(3−メチル−
4−(3−(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチル
フェニル)ブタン、
【0027】
【化8】
【0028】: 1,1,3−トリス(3−メチル−
4−(3−(3−メチル−5−第3級ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブ
チルフェニル)ブタン、及び、
【0029】
【化9】
【0030】: 1,1,3−トリス(2−メチル−
4−(3−(3−メチル−5−第3級ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル) ブロピオニルオキシ)−5−第3級ブ
チルフェニル)ブタン
【0031】
【化10】
【0032】等が挙げられる。
【0033】製 法 A群から選ばれる化合物は、通常、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3級ブチルフェ
ニル)ブタン又は1,1,3−トリス(3−メチル−4
−ヒドロキシ−5−第3級ブチルフェニル)ブタン等
と、3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ルプロピオン酸又は3−メチル−5−第3及ブチル−4
−ヒドロキシフェニルプロピオン酸等や、対応するプロ
ピオニルクコライド等との化学反応によって得られる。
また、反応粗生成物を例えばカラムクロマトグラフ、再
結品等の方法で精製することにより、純度の高い化合物
が得られる。
【0034】化合物の粗生成物や精製物の溶液から化合
物を得る方法としては、例えば溶媒を蒸留により除去
し、乾燥する方法、再結晶後に瀘別する方法などがあ
る。前者の方法からは非晶質の化合物(α晶)が、後者
の方法からは結晶状態の化合物(β晶)が得られるが、
本発明の樹脂組成物に於いては、α晶、β晶いずれを用
いても良い。また、これらの混合物、反応粗生成物であ
っても良い。反応粗生成物には、合成原料及び副生する
化合物を任意の割合で含む。
【0035】配合量 前記樹脂に対するA群から選ばれる化合物の配合量は、
樹脂100重量部に対し0.01〜10重量部、特に好
ましくは0.1〜1重量部の範囲である。A群から選ば
れる化合物の配合量が上記範囲未満であると本発明の目
的が達成されず、一方、上記範囲を超えると樹脂からの
ブリード等が生じる。
【0036】(3) B群化合物 本発明に係る樹脂組成物は、下記B群の〜(10)の化合
物の中から選ばれた化合物の少なくとも1種が配合され
る。 トリス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)ホスフ
ァイト、
【0037】
【化11】
【0038】 テトラキス(2,4−ジ第3級ブチル
フェニル)−4,4´−ビフェニレンジホスホナイト、
【0039】
【化12】
【0040】 テトラキス(2,4−ジ第3級ブチル
−5−メチルフェニル)−4,4´−ビフェニレンジホ
スホナイト、
【0041】
【化13】
【0042】 ビス(2,4−ジ第3級ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
【0043】
【化14】
【0044】 ビス(2,6−ジ第3級ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、
【0045】
【化15】
【0046】 2,2´−メチレンビス(4,6−ジ
第3級ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファ
イト、
【0047】
【化16】
【0048】 (2,4,6−トリ第3級ブチルフェ
ニル)−2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オールホスファイト、
【0049】
【化17】
【0050】 2,2´,2''−ニトリロ(トリエチ
ルトリス(3,3´,5,5´−テトラ第3級ブチル−
1,1´−ビフェニル−2,2´−ジイル)ホスファイ
ト)、
【0051】
【化18】
【0052】 ジステアリルペンタエリスリトールジ
ホスファイト、
【0053】
【化19】
【0054】(10) ヘキサトリデシル1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3級ブチルフ
ェニル)ブタントリホスファイト。
【0055】
【化20】
【0056】上記B群の中から選ばれた化合物は、一般
にリン系酸化防止剤として使用されているものであり、
本発明の樹脂組成物に於いては、高温加工時の樹脂の劣
化を抑制すると考えられる。これにより、前記A群から
選ばれる化合物は成形加工時に消費されず、熱水中使用
時の酸化劣化防止効果を十分に発揮できるものと考えら
れる。上記B群の中から選ばれた化合物は、樹脂の着色
を抑制する効果を持つと考えられる。すなわち、本発明
の樹脂組成物は、A群から選ばれる化合物とB群の中か
ら選ばれた化含物とを併用することにより、前記目的を
達成する優れた耐熱水性を発揮することができる。B群
の化合物の中で特に好ましいのは、トリス(2,4−ジ
第3級ブチルフェニル)ホスファイト、テトラキス
(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)−4,4−ビフェ
ニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4−ジ第3級
ブチル−5−メチルフェニル)−4,4´−ビフェニレ
ンジホスホナイト、ビス(2,4−ジ第3級ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ第3級ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイトである。
【0057】配合量 前記樹脂に対するB群から選ばれる化合物の配合量は、
樹脂100重量部に対し0.01〜10重量部、好まし
くは0.1〜1重量部の範囲で選ぶのが好ましい。B群
から選ばれる化合物の配合量が上記範囲未満であると本
発明の目的が達成されず、一方、上記範囲を超えると樹
脂からのブリードアウト等が生じる。A群の安定剤とB
群の安定剤は重量比で1:0.1〜1:3の割合で使用
される。
【0058】(4) その他の成分(任意成分) 本発明に係る樹脂組成物には、本発明の効果を損なわな
い範囲で各種樹脂添加剤を配合することができる。配合
できる樹脂添加剤としては、本発明で必須としていない
他のリン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、フェノール
系酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、金属石鹸、重
金属不活性化剤、エポキシ系化合物、顔料、染料、難燃
剤、帯電防止剤、滑剤、加工助剤、造核剤、可塑剤、充
填剤、発泡剤等が挙げられる。
【0059】[II] 樹脂組成物の調製 本発明の樹脂組成物を調製するには、A群から選ばれる
化合物とB群の中から選ばれた化合物とを、更に要すれ
ば他の各種樹脂添加剤を、それぞれ所定量を秤量してか
ら、樹脂に混合すれば良い。混合する際には、樹脂に添
加物を混合する際に従来から使用されている混合機、例
えば、ボールミル、ペブルミル、タンブルミキサー、チ
ェンジカンミキサー、スーパーミキサー、(へンシェル
ミキサー)等が挙げられ、混練する際には、樹脂に添加
物を混練する際に従来から使用されている混練機、例え
ば、ミキシングロール、バンバリーミキサー、Σ羽根型
混合機、高速二軸連続ミキサー、一軸押出機型混練機、
二軸押出機型混練機等が挙げられる。A群、B群の安定
剤が混入された熱可塑性樹脂を溶融混練する場合には、
一般に樹脂の融点以上の温度で行なわれる。
【0060】[III] 成 形 本発明に係る樹脂組成物は、従来から知られている樹脂
の各種成形法、例えば、射出成形法、押出成形法、カレ
ンダー成形法、中空成形法、圧縮成形法等によって、目
的の製品に成形することができる。製品の形状、用途に
は特に制限がなく、屋内で使用されるもの、屋外で使用
されるもののいずれであっても良く、具体的には、電気
製品の部品、電子製品の部品、農業機械の部品、農業用
製品、水産機械の部品、水産用製品、自動車の部品、日
用品、雑貨品等が挙げられる。更に具体的には、重質油
高温輪送用鋼管の被覆層、給湯用、床下暖房用等の温熱
パイプ、ジャー、ポット、先濯機等の家庭電器製品の部
品等が挙げられる。
【0061】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を挙げて詳
細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の記載例に限定されるものではない。 [I] A群化合物の合成 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル−5−第3級ブチルフェニル)ブタン30g及び3
−(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルクロリド55gを、酢酸ブチル100
gに溶解し、攪拌下に室温でトリエチルアミン23gを
滴下した。滴下終了後、室温で約2時間攪拌し反応させ
た。反応終了後、反応溶液を水洗し、酢酸水溶液で中和
した後、瀘過し、凝縮した。得られた残渣からメタノー
ル250gを用いて晶出させると、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−(3−(3,5−ジ−第3級ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ)−5
−第3級ブチルフェニル)ブタン55gが融点174〜
176℃の白色結晶として得られた。
【0062】[II] 実施例及び比較例実施例1〜5及び比較例1〜2 極限粘度が1.9(135℃のテトラリン中での測定
値)で、アイソタクチック成分が98重量%のプロピレ
ン単独重合体の粉末100重量部に対して、表−1に記
載の各化合物を表−1に記載の割合(表中の添加量は全
て重量%を示す。)で配合し、ミキサーで十分に混合し
た。この混合物を、L/D=28、吐出口の直径20m
mの押出機を使用し、シリンダー温度280℃で溶融混
練し、これをダイよりストランド状に押し出し、カッテ
ィングして、安定剤が配合された樹脂組成物のペレット
を得た。得られたペレットから、日新科学社製電気プレ
スを用いて200℃の温度、2kg/cm2 の圧力にて
厚さ0.5mm、縦100mm、横100mmの正方形
のシートを作成し、このシートから縦50mm、横25
mmの試験片を切り出した。得られた試験片について、
次の方法て耐熱水性試験を行った。
【0063】耐熱水性試験 内径36mm、深さ58mmの蓋付ステンレススチール
製の円筒型耐圧容器に、試験片と蒸留水12ミリリット
ルとを入れて密封し、温度を140℃としたオーブン中
に容器ごと入れて試験片の劣化を促進させた。そして、
24時間経過する毎に蒸留水を入替え、試験片を取出し
て外観を目視観察及び試験片を指で触る試験法で脆化す
るまでに要した時間を測定した。なお、脆化するまでに
要した時間は、試験片の表面が褐色に変色し、指で触っ
たときに試験片が容易に崩壊する程度に脆弱化するまで
の時間を意味する。この試験は、各々3片の試験片につ
き同様の試験を行い、平均時間を算出し耐熱水性寿命
(脆化時間)として表示した。数値が大きいほど、耐熱
水性に優れていることを意味する。これらの結果を表−
1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】なお、表−1における化合物の略号は次の
通りである。 A−1: 1,1,3−トリス(2−メチル−4−(3−(3,5−ジ−第3 級ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ)−5−第 3級ブチルフェニル)ブタン B−1: トリス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)ホスファイト B−2: ビス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジ ホスファイト B−3: テトラキス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)−4,4´−ビフ ェニレンジホスホナイト B−4: テトラキス(2,4−ジ第3級ブチル−5−メチルフエニル)−4 , 4´−ビフェニレンジホスホナイト B−5: 2,2´−メチレンビス(4,6−ジ第3級ブチルフェニル)−2 −エチルヘキシルホスファイト 基本配合: ステアリン酸カルシウム 0.1重量% ジミリスチルチオジプロビオネート 0.2重量%
【0066】なお、表−1の結果より、次のことが明か
である。 (1) 樹脂にA群から選ばれる化合物とB群の中から
選ばれた化合物を併用した樹脂組成物(実施例1〜実施
例5)は、樹脂のみのもの(比較例2)に比して耐熱性
が大幅に改良される。 (2) A群から選ばれる化合物とB群の中から選ばれ
た化合物とを併用した実施例の樹脂組成物(実施例1〜
実施例5)は、A群単独を配合し、樹脂組成物(比較例
1)に比して耐熱水性が大幅に改良される。
【0067】実施例6〜8及び比較例3〜5 チーグラー・ナッタ触媒を用いたスラリー法により重合
され、135℃のテトラリン中て測定した極限粘度が
1.9でアイソタクチックなものが98%のポリプロピ
レン粉末に、表−2に記載の各化合物を表−2に記載の
割合(表中の添加量は全て重量%を示す。)で配合し、
ミキサーにて十分混合した後、シリンダー温度260
℃、L/D=28、吐出口の直径20mmの押出機によ
って溶融混練しダイよりストランド状に押し出しカッテ
ィングしてペレットを得た。得られたペレットを200
℃、150kgにて山城精機社製竪型スクリュー式射出
成型機により、縦90mm、横50mm、厚さ3mmの
試験片を作成した。得られた試験片について耐熱水性試
験を行った。すなわち、試験片を沸騰蒸留水に2ケ月間
浸潰した後の着色程度をスガ試験機社製カラーテスター
SM−7を使用して反射法により裏面に標準板を当て、
測定することにより黄色度(YI)で求めた。数値が小
さいほど、耐熱水着色性に優れていることを意味する。
これらの結果を表−2に示す。
【0068】
【表2】
【0069】なお、表−2における化合物の略号は次の
通りである。 A−1: 1,1,3−トリス(2−メチル−4−(3
−(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブ チルフ
ェニル)ブタン B−1: トリス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)
ホスファイト B−3: テトラキス(2,4−ジ第3級ブチルフェニ
ル)−4,4´−ビフェニレンジホナイト B−4: テトラキス(2,4−ジ第3級ブチル−5−
メチルフェニル)−4,4´−ビフェニレンジホスホナ
イト C−1: テトラキス(メチレン−3−(3,5−ジ第
3級ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト)メタン 基本配合: ステアリン酸カルシウム 0.1重量%
【0070】上記表−2の結果より、次のことが明かで
ある。 (1) 樹脂にA群から選ばれる化合物とB群の中から
選ばれた化合物とを併用した実施例の組成物(実施例6
〜実施例8)はA群単独で用いたもの(比較例3)と比
して、耐熱水着色性が大幅に改良される。 (2) 樹脂にA群から選ばれる化合物とB群の中から
選ばれた化合物とを併用した、実施例の組成物(実施例
6〜実施例8)はC−1て示される従来一般的なフェノ
ール系化合物とB群の中から選ばれた化合物とを併用し
た比較例の組成物(比較例4〜比較例5)と比して、耐
熱水着色性が大幅に改良される。
【0071】実施例9及び比較例6〜10 チーグラー・ナッタ触媒を用いたスラリー法により重合
され、135℃のテトラリン中て測定した極限粘度が
1.9で、アイソタクチックなものが98%のポリプロ
ピレン粉末に、表−3に記載の各化合物を、表−3に記
載の割合(表中ので添加量は全て重量%を示す。)配合
し、ミキサーにて充分混合した後、シリンダー温度23
0℃、L/D=20、吐出口の直径20mmの押出機に
よって溶融混練して造粒した(1PASS)。得られた
ペレットを上記溶融混練条件と同じ条件で、更に、3回
溶融混練し、造粒して、合計4回溶融混練されたペレッ
トを得た(4PASS)。得られた1PASS及び4P
ASSのペレットから、神藤金属工業製電気プレスを用
い230℃にて厚さ0.5mmのプレスシートを作成
し、そこから縦25mm、横50mm、厚さ0.5mm
の試験片を切り出した。得られた試験片について2種類
の耐熱水性試験を行った。すなわち、前記実施例1〜5
及び比較例1〜2と同様の耐熱水性劣化時問を求めた。
また、試験片を90℃蒸留水中に2,000時間浸潰し
た後の着色程度を、スガ試験機製カラーテスターSC−
3を使用して反射法により裏面に標準板を当てて測定す
ることにより着色度(YI)で求めた。これらの結果を
表−3に示す。
【0072】
【表3】
【0073】なお、表−3において化合物の略号は次の
通りてある。 A−1: 1,1,3−トリス(2−メチル−4−(3
−(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチルフェニ
ル)ブタン B−1: トリス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)
ホスファイト C−1: テトラキス(メチレン−3−(3,5−ジ第
3級ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト)メタン
【0074】表−3より次のことが明らかである。 (1) 本発明の樹脂組成物(実施例9)は、A−1で
表される化合物とB−1で表される化合物とを組み合わ
せて配合することにより、各安定剤成分を単独で樹脂に
配合した場合(比較例6,7)や、従来の一般的な市販
の酸化防止剤C−1を配合した場合(比較例8)や、B
−1とC−1を組み合わせて樹脂に配合した場合(比較
例9)に比べて、1PASS、4PASSとも、非常に
優れた耐熱水性寿命を示した。 (2) 本発明の樹脂組成物(実施例9)は、比較例
6,8,9に比べて、1PASS、4PASSともに優
れた耐熱水着色性を示した。 以上の実施例及び比較例から、本発明の樹脂組成物が安
定して優れた耐熱水性を持つことが明らかになった。
【0075】
【発明の効果】本発明の、A群から選ばれる化合物とB
群のから選ばれた化合物とを併用して樹脂中に配合した
樹脂組成物は、水や熱水の存在する環境下で長期間に亘
って使用しても、機械的強度の低下が小さく、着色し難
い、優れた耐久性を有する成形体を与える。また、リサ
イクル等の、樹脂の成形加工工程を繰り返し行なって
も、その優れた耐久性、特に耐熱水性寿命や低着色性を
保持することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 69/00 C08L 69/00 (72)発明者 大 西 章 義 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 目加田 万智子 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂に対して、下記A群の中から選ばれた
    化合物の少なくとも1種と、下記B群から選ばれたリン
    系酸化防止剤の少なくとも1種とを、それぞれ配合して
    なることを特徴とする樹脂組成物。 [A群]: 次の一般式(1)で表される化合物。 【化1】 [式中のXは次の一般式(2)で表されるものであ
    る。] 【化2】 [式中のR1 とR4 はそれぞれ炭素数1〜8のアルキル
    基を表し、両者は同一であっでも異なっていてもよく、
    2 、R3 、R5 及びR6 はそれぞれ水素原子又は炭素
    数1〜8のアルキル基を表し、それぞれは同一であって
    も異なっていてもよい。] [B群]: 以下に示す化合物が含まれる。トリス
    (2,4−ジ第3級ブチルフェニル)ホスファイト、テ
    トラキス(2,4−ジ第3級ブチルフェニル)−4,4
    ´−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4
    −ジ第3級ブチル−5−メチルフェニル)−4,4´−
    ビフェニレンジホスホナイト、ビス(2,4−ジ第3級
    ブチルフェニル)ペンタエリスリト−ルジホスファイ
    ト、ビス(2,6−ジ第3級ブチル−4−メチルフェニ
    ル)ペンタエリスリト−ルジホスファイト、2,2´−
    メチレンビス(4,6−ジ第3級ブチルフェニル)−2
    −エチルヘキシルホスファイト、(2,4,6−トリ第
    3級ブチルフェニル)−2−ブチル−2−エチル−1,
    3−プロパンジオールホスファイト、2,2´,2''−
    ニトリロ(トリエチルトリス(3,3´,5,5´−テ
    トラ第3級ブチル−1,1´−ビフェニル−2,2´−
    ジイル)ホスファイト)、ジステアリルペンタエリスリ
    トールジホスファイト、ヘキサトリデシル−1,1,3
    −トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3級ブ
    チルフェニル)ブタントリホスファイト。
  2. 【請求項2】樹脂100重量部に対して、A群の化合物
    0.01〜10重量部と、B群のリン系酸化防止剤0.
    01〜10重量部の割合でそれぞれ配合してなることを
    特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】樹脂が、オレフィン系樹脂である、請求項
    1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】A群の一般式(1)で示される化合物が、
    次のいずれかである、請求項1又は2に記載の樹脂組成
    物。1,1,3−トリス(2−メチル−4−(3−
    (3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフェニ
    ル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチルフェニ
    ル)ブタン、1,1,3−トリス(3−メチル−4−
    (3−(3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチルフェ
    ニル)ブタン、1,1,3−トリス(3−メチル−4−
    (3−(3−メチル−5−第3級ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)プロピオニルオキシ)−5−第3級ブチル
    フェニル)ブタン、又は、1,1,3−トリス(2−メ
    チル−4−(3−(3−メチル−5−第3級ブチル−4
    −ヒドロキシフェニル)ブロピオニルオキシ)−5−第
    3級ブチルフェニル)ブタン。
  5. 【請求項5】A群の化合物とB群の化合物の使用割合が
    1:0.1〜1:3である、請求項1又は2に記載の樹
    脂組成物。
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