JPH10315226A - 2液の混合特性を改良したスプレーガン用ミキシングモジュール - Google Patents

2液の混合特性を改良したスプレーガン用ミキシングモジュール

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JPH10315226A
JPH10315226A JP9129829A JP12982997A JPH10315226A JP H10315226 A JPH10315226 A JP H10315226A JP 9129829 A JP9129829 A JP 9129829A JP 12982997 A JP12982997 A JP 12982997A JP H10315226 A JPH10315226 A JP H10315226A
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mixing
liquid
mixing chamber
spray gun
mixing module
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JP9129829A
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Hirohide Sakaguchi
博英 坂口
Shinichiro Kajikawa
真一郎 梶川
Yukio Masuzumi
幸夫 増住
Yuji Sato
裕司 佐藤
Hiroyuki Katayama
裕之 片山
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応性が高く高粘度の材料に対しても混合性能
が良好で、安定した状態で長時間の運転を行いうるスプ
レーガン用ミキシングモジュールを提供する。 【解決手段】2液衝突混合方式のスプレーガン用ミキシ
ングモジュール(1)において、ミキシングチャンバー
(11)内へ2液をそれぞれ導入する2個以上の流入孔
(13a,13b)を設け、当該流入孔の入口から出口
までの適宜の箇所に、流入孔を通過する液体に回転運動
を付与する渦流発生手段(14,14)を設けると共
に、各流入孔のミキシングチャンバーへの出口位置をミ
キシングチャンバーの中心軸と直交する平面内で同一円
周上に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分の液を高圧
で衝突、混合せしめて噴射するスプレーガン用ミキシン
グモジュールの構造に関し、特に硬化速度の速い樹脂材
料を短時間で混合、攪拌するのに適し、ウレタン、エポ
キシ、不飽和ポリエステル樹脂等の吹付け成形に好適に
使用し得るミキシングモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2成分の液を混合する方法としては、機
械混合方式(回転するプロペラで混合)や静的混合方式
(スタティックミキサー)等が一般的であるが、反応速
度の速い材料はスプレーガンに導く以前に既に混合装置
内で硬化が始まり、混合装置の洗浄も困難となるため、
噴射直前にスプレーガン内で2液を混合する衝突混合方
式が用いられている。衝突混合方式は、2液を混合する
ミキシングチャンバーの容積が小さく、液の滞留時間が
短いため、反応速度の速い材料の使用に適している。ま
た、ミキシングチャンバーの洗浄方式としては、機械式
(クリーニングロッドの出し入れによる方法)や、エア
ークリーニング方式(高圧エアーをミキシングチャンバ
ー内に導入しクリーニングする)、溶剤洗浄方式があ
り、いずれの場合も洗浄は瞬時に行われるようになって
いる。このような衝突混合方式の混合特性を改良する方
法として、特開平4−93204号公報や特開平4−9
3205号公報には、2液の衝突機会を増やすことによ
り混合性を向上させるようにしたミキシングモジュール
が開示されており、具体的には、液の流入孔の数を増し
たり、流入位置を工夫する等の手段が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、衝突混合方式
では2液の衝突エネルギーだけで混合を行うため、液の
粘度が高かったり、相溶性が悪い場合には混合不良が生
じ、硬化不良や未硬化となり易い。また、少量吐出の場
合は、ミキシングチャンバーへの液の流入孔等の孔のサ
イズが小さく、詰まりやすくなるため、清掃等のメンテ
ナンスに時間がかかる等の問題がある。上記公報に記載
のものも、これらの点では必ずしも満足のゆくものでは
なかった。このため、反応性が高く高粘度の材料に対し
ても混合性が良好で、安定した状態で長時間の運転を行
いうるスプレーガン用ミキシングモジュールが求められ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討の結果、2液の混合・攪拌特性を向
上させる手段として、ミキシングチャンバーへ導入され
る液に予め回転運動を与えておくことが非常に有効であ
ることを見いだし、本発明を完成した。即ち、本発明
は、2液衝突混合方式のスプレーガン用ミキシングモジ
ュールにおいて、ミキシングチャンバー内へ2液をそれ
ぞれ導入する2個以上の流入孔を設け、当該流入孔の入
口から出口までの適宜の箇所に、流入孔を通過する液体
に回転運動を付与する渦流発生手段を設け、ミキシング
チャンバー内に導入される2液のそれぞれに予め回転運
動を付与するよう構成すると共に、各流入孔のミキシン
グチャンバーへの出口をミキシングチャンバーの中心軸
と直交する平面内で同一円周上に配置したことを特徴と
する。
【0005】上記渦流発生手段としては、流入孔の中心
軸と非平行な斜めの孔を複数明けた部材を、シール部に
取り付けることにより構成したり、或いは、流入孔の入
口部分に流入孔の中心軸と非平行にミキシングモジュー
ル自体に明けた斜めの孔により構成したり、更にまた、
流入孔を形成するオリフィス部品の出口部分に流入孔の
中心軸と非平行に明けた斜めの孔により構成したり、様
々な態様のものが採用できる。
【0006】本発明の望ましい形態においては、ミキシ
ングチャンバーのノズル部の内周面に螺旋溝を形成し、
ノズル部を通過する混合液を回転させるように構成す
る。
【0007】また、上記流入孔の向きを、ミキシングチ
ャンバーからの混合液の吐出方向に対して逆向きに、か
つ、ミキシングチャンバーの中心軸を含む平面であって
流入孔の中心軸を含む平面とは直交する平面に対する角
度を45〜85度の範囲内に設定すると共に、ミキシン
グチャンバー内に、上記流入孔の開口部を介してノズル
部とは反対側に、ノズル部の直径と同一直径の副混合室
を設け、ノズル部の長さL1と副混合室の長さL2の比
がL1:L2=1:0.05〜0.3の範囲内となるように
構成することも推奨される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつゝ本発明を
具体的に説明する。図1は、本発明に係るスプレーガン
用ミキシングモジュールで、エアーフラッシュ方式の一
形態を示す断面図、図2は、図1のミキシングモジュー
ルのシール部に取り付けられる渦流発生手段の一形態を
示す説明図、図3は、シール部に取り付けられる渦流発
生手段のもう一つの形態を示す説明図、図4は、本発明
に係るミキシングモジュールのノズル部の内周面に螺旋
溝を形成した形態のものを示す断面図、図5は、本発明
に係るミキシングモジュールのミキシングチャンバーに
副混合室を設けると共に、2液の流入孔の向きを傾けた
形態のものを示す断面図、図6は、本発明に係る機械洗
浄式のミキシングモジュールで、モジュール自体に渦流
発生手段を加工した形態のものを示す断面図、図7は、
本発明に係る溶剤洗浄式のミキシングモジュールで、モ
ジュールに取り付けるオリフィスに渦流発生手段を設け
た形態のものを示す断面図である。
【0009】まず、図1に示した実施形態のものから説
明する。前記の如く、本発明者は、衝突混合方式のスプ
レーガンにおいて、混合・攪拌特性を向上させる方法と
して、ミキシングチャンバーに導入される液にあらかじ
め回転運動を与えておくことが非常に有効であることを
見いだした。即ち、通常の衝突混合ガンが衝突圧力だけ
で2液を混合するのに比べ、圧力が低い場合や液粘度が
高い場合でも混合性が向上するものである。そこで、図
1の実施形態のものにおいては、ミキシングモジュール
の流入孔の入口部分に渦流発生手段となる部材を取り付
けてある。図1中、1はミキシングモジュール、11は
ミキシングチャンバー、12はノズル部、13aはA液
の流入孔、13bはB液の流入孔、14は渦流発生手段
である。上記渦流発生手段14は、図1の例において
は、流入孔13a及び13bの入口部分、即ち、スプレ
ーガン内の2液の供給管とミキシングモジュール1の流
入孔13a及び13bとを接続するシール部に取り付け
られるようになっている。
【0010】この渦流発生手段14の一例は、図2に示
されており、図2中、141及び142は中心軸と非平
行な斜めの孔である。なお、図2の上半分はこの渦流発
生手段14の平面図であり、そのC−C線に沿った断面
図が下半分に示してある。このように、流入孔の入口部
分で、液を斜孔141,142を通過させ、流入孔の中
心軸に対して角度をつけた状態で導入することにより、
流入孔13a及び13b内で液を渦を巻いて通過させ、
その渦流状態の液同士をミキシングチャンバー11内で
衝突させることにより、2液の混合、攪拌性は格段に向
上するものである。
【0011】斜孔の数は2〜6個程度で、角度は流入孔
の側面に液が当たるように設計すればよい。図3には、
3個の斜孔141,142,143を設けた部材14が
示されており、これも図1の場合と同様に、流入孔の入
口のシール部分に取り付けて、流入孔を通過する液に回
転運動を付与して渦流を発生させるようになっている。
【0012】なお、図1、図4〜図7に示すいずれの実
施形態においても、各流入孔13a,13bのミキシン
グチャンバー11内への開口部は、ミキシングチャンバ
ーの中心軸と直交する平面内で同一円周上にあるように
構成してある。このように、ミキシングチャンバー内へ
の液の流入孔が同一円周上にあることが重要で、同一円
周上にあることによって、2液がミキシングチャンバー
内に同時に流入することになり、そのため吐出開始時よ
り吹付けが可能となると共に、終了時も2液の配合比が
適正値に保たれるため、そのまま終了することができ
る。特に、図6に示すようなクリーニングロッド16の
出し入れによる機械洗浄方式のスプレーガンの場合、流
入孔の位置がずれていると吹付け開始時及び終了時に液
の配合比が狂うため、必ず液を捨てる操作が必要となる
から、流入孔が同一円周上にあることは重要である。
【0013】而して、液の回転運動は、2液を衝突させ
る前の流入孔通過時ばかりでなく、混合後の液が通るノ
ズル部でも液を回転させることで、混合性が一層向上
し、部分的に未混合部分がある場合でも補助混合が行わ
れることが判明した。そこで、図4に示す実施形態にお
いては、ライフル銃と同様に、ノズル部12の内周面に
螺旋溝120を形成し、ノズル部を通過する混合液に回
転運動を付与するよう構成してある。
【0014】混合特性を補助的に向上させる手段とし
て、更に図5の実施形態のように、ミキシングチャンバ
ー11内に導入される2液の流入角度θ(即ち、流入孔
13a,13bの角度θ)を、混合液の吐出方向に対し
て逆向き(後ろ向き)に45〜85度とすることも推奨
される。より厳密には、流入孔13a,13bの向き
を、ミキシングチャンバーからの混合液の吐出方向に対
して逆向きに、かつ、ミキシングチャンバーの中心軸O
を含む平面PO であって、流入孔の中心軸を含む平面P
a ,Pb とは直交する平面PO に対する角度θを45〜
85度の範囲内に設定するものである。なお、図5の左
側には、ミキシングモジュール1をその周壁に明けた流
入孔13a及び13bの中心軸を含む平面で切断した断
面図(右側のN−N線に沿った断面図)が示されてお
り、右側には、ミキシングモジュール1の副混合室15
の部分でその中心軸に直角な平面で切断した断面図(左
側のM−M線に沿った断面図)が示されている。従来の
ミキシングモジュールにおける液の流入角度は、通常、
液の吐出方向に対して90度であるが、この角度を逆向
きにすることで、ミキシングチャンバー内での液の滞留
時間を延ばすことと、液の進行方向が変化することによ
り発生する乱流により攪拌・混合性が向上し、粘度が高
くても十分な攪拌・混合が行われ、未硬化部分の発生を
なくすことができる。なお、流入角度が85度を超える
と攪拌・混合性が向上せず、45度未満では2液の衝突
性が低下するため、45〜85度の範囲が適当である。
【0015】また、図5に示した実施形態のものにおい
ては、混合特性を更に向上させる手段として、ミキシン
グチャンバー11内に、上記流入孔の開口部を介してノ
ズル部12とは反対側に、ノズル部の直径と同一直径の
副混合室15を設け、ノズル部の長さL1と副混合室の
長さL2の比がL1:L2=1:0.05〜0.3の範囲内
となるように構成してある。このような副混合室を設け
ることにより、2液の攪拌・混合効果は一層増大する。
副混合室15の直径は、ノズル部の直径より小さくても
大きくても混合室にデッドスペースが発生するため、同
一の径とするのが良い。L1とL2の比率は0.05未満
では混合性が改善されず、0.3を超えるとスプレーパタ
ーンが広がらず小さくなったり、密度差が発生したりす
る。
【0016】更に、図5に示した実施形態のものにおい
ては、ノズル部12を通過する混合液に回転運動を付与
するため、流入孔13a及び13bを偏心させて設け、
両方の流入孔から噴出した液が直接衝突するのではな
く、ノズル部の内周面に沿って螺旋状に渦巻きながら移
動して混合、攪拌されるようになっている。なお、本明
細書中で「偏心」とは、流入孔13a,13bを、それ
らそれぞれの中心軸が、ミキシングチャンバーの中心軸
Oを含む任意の平面PX からそれぞれ所定距離離れた平
行な平面Pa ,Pb 内に含まれるように構成することを
いう。
【0017】而して、本発明のミキシングモジュールの
洗浄方式としては、エアーフラッシュ方式、クリーニン
グロッドの出し入れによる機械洗浄方式、或いは、溶剤
洗浄方式のいずれも可能である。但し、ノズル部に螺旋
溝を形成した場合は、エアーフラッシュ方式か溶剤洗浄
方式となる。図6には、クリーニングロッド16をミキ
シングチャンバー11内へ出し入れすることによりチャ
ンバー11の洗浄を行う機械洗浄方式による本発明のミ
キシングモジュール1が示されている。スプレー作業中
は、クリーニングロッド16は左側に引き込められ、ク
リーニングロッド16の先端と流入孔13a,13bの
開口部との間に副混合室15が形成される。
【0018】なお、図6の実施形態における渦流発生手
段14は、A液の流入孔13aの入口部分と、B液の流
入孔13bの入口部分とに、ミキシングモジュール自体
にそれぞれの流入孔の中心軸と非平行な斜孔144,1
45を明け、流入孔13a及び13b内を通過する液に
渦流を発生させるようになっている。
【0019】次に、図7は、溶剤洗浄方式による本発明
のミキシングモジュール1を示している。この場合の流
入孔13a及び13bは、モジュール1に嵌め込まれる
オリフィス部品として構成され、吹付け作業時にはこれ
らのオリフィスを通じて液を供給し、作業終了時には溶
剤を供給して、オリフィス内及びミキシングチャンバー
内を洗浄するようになっている。オリフィス部品の先端
には、本発明に従い、斜孔146及び147が明けら
れ、流入孔13aを通じて供給されるA液と、流入孔1
3bを通じて供給されるB液とが、それぞれ渦流となっ
てミキシングチャンバー内で衝突、混合せしめられる。
図7の実施形態のものは、副混合室15が設けられると
共に、ノズル部12の内周面には螺旋溝120が形成さ
れている。
【0020】而して、本発明のミキシングモジュールを
装着したスプレーガンに吹付け用の2液の材料を供給す
る高圧2液吐出マシンとしては、液圧を100kgf/
cm 2 程度に昇圧することのできるタイプのものであれ
ば特に形式にこだわらず使用できる。実際の例として
は、ギヤポンプを用いた東レエンジニアリング社製TH
D−2、アクシャルピストンポンプを用いた東邦機械工
業社製NR−230型高圧ウレタン発泡機、プランジャ
ーポンプを用いたガスマー社(米国)製H−2000型
等を使用できる。
【0021】また、本発明のミキシングモジュールを装
着するスプレーガンとしては、エアーフラッシュ方式の
グラスクラフト社(米国)製のプロブラーガン、クリー
ニングロッドの出し入れによる機械洗浄方式のガスマー
社(米国)製GX−7ガン、イソテルム社(スイス)製
SP−300ガン、或いは溶剤洗浄型のビンクス社(米
国)製43Pガン等を使用できる。
【0022】これらの衝突混合型のスプレーガンには、
いずれもそれらに装着すべき標準型のミキシングモジュ
ールが用意されているが、それらはいずれもミキシング
チャンバーからの液の吐出方向に対し90度で液が流入
する構造となっており、また、ミキシングチャンバーに
液が導入された時点では液自体には何ら回転運動は付与
されていない。このような標準品の代わりに本発明に係
るミキシングモジュールを装着、使用することにより、
2液の混合特性は大幅に向上し、反応性の高い高粘度の
2液材料を均一に攪拌、混合し、長時間安定した状態で
高品質の吹付け成形を行うことが可能となるものであ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例と、これに対
する比較例を示して、本発明をより詳細に説明する。本
発明に係るミキシングモジュールを用い、下記2種類の
材料により吹付け成形を行った。 (1)速硬化ウレタンスプレー材として市販されている三
井東圧化学社製のリムスプレーF−1000。その特性
を表1に示す。 (2)粘度の高い材料として特別に調整した試作品No.
2。 この試作品No.2の詳細は次の通りである。A液(イ
ソシアネート)は、ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI−PH;三井東圧化学社製)522g、液状M
DI(MDI−LK;三井東圧化学社)522g、PP
G Diol−3000が1500gを、3000gの
セパラブルフラスコに装入して80℃で3時間反応さ
せ、NCO%=11.2%、粘度(cps/25℃)=1
500の末端イソシアネート基含有プレポリマー(A−
2)を得た。B液は、PPG EP−330N(EOキ
ャップPPG、OH価=36;三井東圧化学社製)68.
9重量部、R−15HT(末端水酸基含有ポリブタジエ
ン;出光石油)12.1部、ジエチルトルエンジアミン
(アルデマール浅野社)17部、触媒としてオクチル酸
鉛の25%DOP溶液を1.0部、安定剤としてイルガノ
ックス#1010及びチヌビン#327を各0.5部の割
合で配合して得た(B−2)。粘度(cps/25℃)
=1400、比重=1.02であった。この試作品No.
2のA液及びB液の調製結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】以下、実施例1〜5及び比較例1〜2につ
いて説明する。これらの実施例及び比較例の概略は最後
に表2及び表3にまとめて示してある。なお、混合性の
確認においては、スプレーを行う条件設定(温度、圧
力)をカタログ記載の標準設定値より低目とし、混合性
を標準状態より悪くした状態で、硬化性及び硬化物の物
性を測定し、確認することとした。
【0026】[実施例1]米国グラスクラフト社製プロ
ブラーガン用の標準型のミキシングモジュール(#1ラ
ウンドチャンバー)のシール部に、図2に示すような直
径0.8mmの2個の斜孔141,142を開けた渦流発
生手段14,14を取り付け(図1を併せて参照)、ミ
キシングチャンバー11に導入される液に予め回転力が
加わり、渦流が発生するようにした。標準型の#1ラウ
ンドチャンバーのサイズは、ノズル径D=1.5mm、ノ
ズルの長さL1=19.5mm、副混合室は無く、液の流
入孔13a,13bの直径Sは1.1mm、角度θは90
度である。プロブラーガンへの2液供給用の高圧2液吐
出マシンとしては、米国ガスマー社製H−2000型を
使用した。吹付け材料としては、前記速硬化型ウレタン
吹き付け材F−1000A/Bを使用し、液温度50
℃、圧力90kgf/cm2 として、カタログに示され
た標準成形条件よりも温度で10℃、圧力で10kgf
/cm2 低く設定し、硬化性及び物性を測定した。衝突
混合式のガンでは、低粘度(液温度が高い)で衝突圧が
高い方が混合性は良好になるので、この場合、成型条件
を標準条件より下げて悪くし、過酷な条件で実施したこ
とになる。吹付け成形は、PP板上に2mm厚に吹き付
け、シートを成形した。その結果、指触乾燥時間は6秒
と、カタログ標準値の8〜18秒に比べて大幅に短く、
ゴム弾性の発現も1.5分とカタログ標準値の2〜4分よ
り短かった。更に発熱量も多いことから、ミキシングチ
ャンバー内での2液の攪拌が良好であり、硬化が促進さ
れたことを示していた。一週間室温で養生後、JIS
K−6301に準拠し物性を測定したところ、硬さは9
0A、引張強さは140kgf/cm2 、伸びは420
%、引裂強さは60kg/cmと、いずれもカタログ標
準値を上回っており、従来のミキシングモジュールに比
較して攪拌・混合性が良好であることが確認された。
【0027】[実施例2]米国グラスクラフト社製プロ
ブラーガン用の標準型のミキシングモジュール(#1フ
ラットチャンバー)のシール部に、図3に示すような直
径0.65mmの3個の斜孔141,142,143を開
けた渦流発生手段14,14を取り付け、ミキシングチ
ャンバー11に導入される液に予め回転力が加わるよう
にした。標準型の#1フラットチャンバーには、図4に
示すように、そのノズル部12に深さ0.1mm、ピッチ
10mm/回転の螺旋溝120を刻み込んだものを使用
した。成形条件は、圧力を80kgf/cm2 とした以
外は実施例1と同様にして行った。その結果、指触乾燥
時間は7秒、ゴム弾性の発現は1.5分と、カタログ値よ
り短かくなっており、成形条件を下げても混合性が向上
し、全く問題のないことが判明した。一週間室温で養生
後、成形品の物性を実施例1と同様の方法で測定したと
ころ、硬さは90A、引張強さは160kgf/c
2 、伸びは460%、引裂強さは66kg/cmと、
いずれもカタログ標準値を上回っており、従来のチャン
バーと比較して、攪拌・混合性が良好であることが確認
された。
【0028】[実施例3]米国グラスクラフト社製プロ
ブラーガンに装着して用い得るよう、本発明に係る図5
に示す形態のミキシングモジュールを以下のサイズで作
製した。ノズル径D=1.5mm、ノズルの長さL1=1
7mm、副混合室の長さL2=2.5mm、液の流入孔の
直径Sは1.1mm、角度θは75度とした。ノズル部の
長さL1と副混合室の長さL2の比は、L1:L2=
1:0.15となる。ノズル部12の内周面には、図4に
示すものと同様の螺旋溝を形成した。このミキシングモ
ジュールのシール部に、実施例2の場合と同様に図3に
示す渦流発生手段14,14を取り付けた。成形条件
は、液温度を40℃と低下させた以外は実施例2と同様
にして行った。その結果、指触乾燥時間は10秒、ゴム
弾性の発現は3分と、カタログ値と同等であり、更に発
熱量も多いことから、成形条件が悪いにもかかわらず2
液の攪拌が良好であることが判明した。一週間室温で養
生後、成形品の物性試験の結果、硬さは90A、引張強
さは130kgf/cm2 、伸びは410%、引裂強さ
は60kg/cmと、いずれもカタログ値を上回ってお
り、従来品と比較して攪拌・混合性が良好であることが
確認された。
【0029】[実施例4]イソテルム社製の衝突混合ガ
ンSP−300に装着して用いるための本発明に係るミ
キシングモジュールで、図6に示す形態のもの(機械洗
浄方式)を以下のサイズで作製した。ノズル径D=1.0
mm、ノズル部12の長さL1=12mm、副混合室1
5の長さL2(可変)=2.4mmとした。この場合、L
1:L2=1:0.2となる。液の流入孔13a,13b
の入口部分には、直径0.3mmの孔144,145を2
個づつ傾斜して開け、流入孔内で液が回転するように
し、ミキシングチャンバー11への出口部分(直径0.6
mm)へと導入する構造とした。また、チャンバーへの
流入孔の角度θは60度とした。液の流入孔は2個と
し、どちらも偏心させず2液が直接衝突する方式とし
た。クリーニング方式はロッド16が出入りする「機械
式」である。成形に際しては、高圧2液吐出マシンとし
て同社製のプランジャーポンプ式高圧マシンであるPS
M−70型を使用した。吹付け材料としては、速硬化型
ウレタン吹付け材として調整した前記試作品No.2の
A−2/B−2を、液温度50℃、圧力80kg/cm
2 の条件で使用し、PP板上に2mm厚に吹付け成形し
た。その結果、指触乾燥時間は16秒、ゴム弾性の発現
は2.5分であり発熱量も多いことから、2液の攪拌が良
好で、硬化が促進されたことを示していた。一週間室温
で養生後、物性を測定したところ、硬さは82A、引張
強さは110kgf/cm2 、伸びは450%、引裂強
さは55kg/cmと良好であった。材料の粘度が高
く、成形温度及び圧力も通常の成形条件よりも低いにも
かかわらず、成形品の物性はこのように良好であること
から、本ミキシングモジュールの攪拌・混合性能が良好
であることが確認された。
【0030】[実施例5]ビンクス社(米国)の溶剤洗
浄型のスプレーガン43Pのオリフィス(ミキシングチ
ャンバーに液を導入する小口径の穴を有する部品)を、
本発明に従って改造した。即ち、図7に示す如く、流入
孔13a,13bの入口側の直径S1=2mm、出口側
には直径S2=1mmの2個の斜めの孔146,147
を有するオリフィスを作製し、これをミキシングモジュ
ール1に取り付けた。ミキシングモジュール1は、その
ミキシングチャンバーに副混合室と螺旋溝を有し、D=
6mm、L1=20mm、L2=2mm、θ=90度の
ものを使用した。この場合、L1:L2=1:0.1であ
る。液の流入孔は2個(即ち、取り付けたオリフィスは
2個)とし、これらを偏心させず互いに対向させて、2
液が直接衝突する方式とした。このガンは溶剤洗浄型で
スプレーが終了した時点で溶剤をオリフィスより導入
し、内部を洗浄する形式となっている。吹付け成形に際
しては、高圧2液吐出マシンとして米国ガスマー社製H
−2000型を使用し、液温度50℃、圧力70kg/
cm2 とし、実施例4と同一の材料を用いて同様に成形
した。その結果、温度及び圧力とも低めであったが、指
触乾燥時間は18秒、ゴム弾性の発現は3分であり、発
熱量も多いことから、2液の攪拌が良好であり硬化が促
進されたことを示していた。一週間室温で養生後、物性
を測定したところ、硬さは83A、引張強さは100k
gf/cm2 、伸びは400%、引裂強さは50kg/
cmと良好であった。材料の粘度が高く、成形温度及び
圧力も通常の成形条件よりも低いにもかかわらず、成形
品の物性はこのように良好であることから、本ミキシン
グモジュールの攪拌・混合性能が良好であることが確認
された。
【0031】[比較例1]実施例1と同じ高圧2液吐出
マシン及び2液材料を使用し、米国グラスクラフト社製
プロブラーガンにその標準品として用意されているラウ
ンド#1のミキシングモジュールを装着して比較した。
この標準品のミキシングモジュールは、ノズル径D=1.
5mm、ノズルの長さL1=19.5mm、副混合室は無
く、液の流入孔の直径Sは1.1mm、角度θは90度で
ある。液の流入孔は2個で、これらを偏心させて設け、
液に回転力が加わるようにしてある。成形条件は、混合
・攪拌特性を確認するため、カタログに示された標準成
形条件より低い実施例3と同様の条件(温度:40℃、
圧力:80kgf/cm2 )で行った。その結果、指触
乾燥時間は40秒とカタログ値の8〜18秒に比べて大
幅に長く、ゴム弾性の発現も7分とカタログ値の2〜4
分より長かった。更に、発熱量も少なく、部分的にベタ
付きが残り未硬化状態であることから、2液の攪拌が十
分に行われず、不良であることが判明した。一週間室温
で養生後、物性を測定したところ、硬さは86A、引張
強さは60kgf/cm2 、伸びは250%、引裂強さ
は38kg/cmといずれの数値もカタログ値を大幅に
下回っており、成形条件を低下させたため攪拌・混合性
が不十分となることが確認された。
【0032】[比較例2]実施例4と同じ高圧2液吐出
マシン及び2液材料を使用し、スプレーガンは実施例4
と同じくイソテルム社製SP−300を用い、これに標
準品であるミキシングモジュールSP−300#4を装
着、使用した。このミキシングモジュールは、ノズル径
D=1.0mm、ノズルの長さL1=14mm、副混合室
は無く、液の流入孔の直径Sは0.6mm、角度θは90
度である。液の流入孔は2個で、偏心しておらず、2液
が直接衝突する方式となっている。また、クリーニング
方式はロッドが出入りする「機械式」である。成形条件
は、混合・攪拌特性を確認するため、実施例4と同様の
条件(温度:50℃、圧力:90kgf/cm2 )で行
った。その結果、指触乾燥時間は30秒、ゴム弾性の発
現は6分であり、発熱量も少なく、部分的にベタ付きが
残り未硬化状態であることから、2液の攪拌が十分に行
われず、不良であることが判明した。一週間室温で養生
後、物性を測定したところ、硬さは74A、引張強さは
53kgf/cm2 、伸びは220%、引裂強さは23
kg/cmであり、成形条件が同じである実施例4や、
成形条件がより低い実施例5と比較して、大幅に劣るこ
とからミキシングモジュール内での攪拌・混合性が不十
分であることが確認された。
【0033】以上の実施例1〜5の概略をまとめて表2
に示し、比較例1〜2の概略をまとめて表3に示す。な
お、表3には、参考のためにカタログ標準値も併記し
た。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、2成分系の速硬
化型の樹脂衝突混合方式のスプレーガン用のミキシング
モジュールにおいて、ミキシングチャンバーに導入され
る前の2液に予め回転運動を与え、渦流としておくこと
で混合性を大幅に向上させることができる。また、混合
後の液が吐出されるノズル部にも螺旋溝を刻むことで、
更に混合性を向上させることができる。このように、既
存のミキシングモジュールのシール部やミキシングチャ
ンバーの構造を改良するだけで、2液の混合・攪拌性能
が改善され、高粘度の材料の使用が可能となり、成形条
件が悪くても(温度及び圧力が低くても)良好な硬化性
及び物性が確保できる。これにより、未硬化や物性のバ
ラツキが防止でき、作業性も向上する。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく、その目的の範囲内において上記の説明から当
業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプレーガン用ミキシングモジュ
ールで、エアーフラッシュ方式の一形態を示す断面図で
ある。
【図2】図1のミキシングモジュールのシール部に取り
付けられる渦流発生手段の一形態を示す説明図である。
【図3】シール部に取り付けられる渦流発生手段のもう
一つの形態を示す説明図である。
【図4】本発明に係るミキシングモジュールのノズル部
の内周面に螺旋溝を形成した形態のものを示す断面図で
ある。
【図5】本発明に係るミキシングモジュールのミキシン
グチャンバーに副混合室を設けると共に、2液の流入孔
の向きを傾けた形態のものを示す断面図である。
【図6】本発明に係る機械洗浄式のミキシングモジュー
ルで、モジュール自体に渦流発生手段を加工した形態の
ものを示す断面図である。
【図7】本発明に係る溶剤洗浄式のミキシングモジュー
ルで、モジュールに取り付けるオリフィスに渦流発生手
段を設けた形態のものを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ミキシングモジュール 11 ミキシングチャンバー 12 ノズル部 120 螺旋溝 13a,13b 流入孔 14 渦流発生手段 141〜147 斜孔 15 副混合室 16 クリーニングロッド
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 裕司 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 片山 裕之 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2液衝突混合方式のスプレーガン用ミキ
    シングモジュール(1)において、ミキシングチャンバ
    ー(11)内へ2液をそれぞれ導入する2個以上の流入
    孔(13a,13b)を設け、当該流入孔の入口から出
    口までの適宜の箇所に、流入孔を通過する液体に回転運
    動を付与する渦流発生手段(14,14)を設けると共
    に、各流入孔のミキシングチャンバーへの出口位置をミ
    キシングチャンバーの中心軸(O)と直交する平面内で
    同一円周上に設定したことを特徴とする2液の混合特性
    を改良したスプレーガン用ミキシングモジュール。
  2. 【請求項2】 上記渦流発生手段(14,14)が、流
    入孔の中心軸と非平行な斜めの孔(141,142,1
    43)を複数明けた部材を、シール部に取り付けること
    により構成されたことを特徴とする請求項1に記載のス
    プレーガン用ミキシングモジュール。
  3. 【請求項3】 上記渦流発生手段(14,14)が、流
    入孔の入口部分に流入孔の中心軸と非平行にミキシング
    モジュール自体に明けた斜めの孔(144,145)に
    より構成されたことを特徴とする請求項1に記載のスプ
    レーガン用ミキシングモジュール。
  4. 【請求項4】 上記渦流発生手段(14,14)が、流
    入孔を形成するオリフィス部品の出口部分に流入孔の中
    心軸と非平行に明けた斜めの孔(146,147)によ
    り構成されたことを特徴とする請求項1に記載のスプレ
    ーガン用ミキシングモジュール。
  5. 【請求項5】 ミキシングチャンバー(11)のノズル
    部(12)の内周面に螺旋溝(120)を形成し、ノズ
    ル部を通過する混合液を回転させるよう構成したことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の2液の
    混合特性を改良したスプレーガン用ミキシングモジュー
    ル。
  6. 【請求項6】 上記流入孔(13a,13b)の向き
    を、ミキシングチャンバー(11)からの混合液の吐出
    方向に対して逆向きに、かつ、ミキシングチャンバーの
    中心軸(O)を含む平面(PO )であって流入孔(13
    a,13b)の中心軸を含む平面(Pa ,Pb )とは直
    交する平面(PO )に対する角度(θ)を45〜85度
    の範囲内に設定すると共に、ミキシングチャンバー(1
    1)内に、上記流入孔(13a,13b)の開口部を介
    してノズル部(12)とは反対側に、ノズル部の直径
    (D)と同一直径の副混合室(15)を設け、ノズル部
    の長さL1と副混合室の長さL2の比がL1:L2=
    1:0.05〜0.3の範囲内となるように構成したことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のスプレ
    ーガン用ミキシングモジュール。
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