JPH10308415A - 電極、電子部品、電子装置および電子部品の実装方法 - Google Patents

電極、電子部品、電子装置および電子部品の実装方法

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JPH10308415A
JPH10308415A JP10046057A JP4605798A JPH10308415A JP H10308415 A JPH10308415 A JP H10308415A JP 10046057 A JP10046057 A JP 10046057A JP 4605798 A JP4605798 A JP 4605798A JP H10308415 A JPH10308415 A JP H10308415A
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projection
connection
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Takashi Togasaki
隆 栂嵜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田突起と配線基板上の接続電極とをフラッ
クスを用いずに容易に接続する。 【解決手段】 第1の突起15と第2の突起16とから
なる2段構造の半田突起を、第1の突起15の溶融温度
が第2の突起16の溶融温度より高く、かつ第1の突起
15の表面積が第2の突起16の表面積の2倍以上とし
て形成して、配線基板上の接続用電極と突起を対向さ
せ、電子部品に加圧力を加えながら、第1の突起15の
溶融温度以下かつ第2の突起16の溶融温度以上の温度
に加熱する。半田付け温度では第2の突起16のみ溶融
していることから、僅かな加圧力で、第2の突起16は
第1の突起15と配線基板上の接続電極に挟まれる形で
押し広げられ、第2の突起16の半田表面酸化膜が破れ
て内部から真性層が露出して良好な接合が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半田などの導体から
なる電極構造に関する。また本発明は半田などの導体か
らなる突起状の電極を有する電子部品およびその製造方
法に関する。また本発明は半田などの導体からなる突起
電極により配線基板上に電子部品を実装した電子装置お
よびその配線基板への実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の入出力電極を有する電子部品に対
しても実装外形を大型化することなしに配線基板上に高
密度に電子部品を実装可能な方法として、電子部品上に
2次元的に面状配置された半田突起電極によって電子部
品と配線基板とを接続するフェースダウン実装方式(フ
リップチップ実装方式)が知られている。フェースダウ
ン実装法は、スーパーコンピュータや大型汎用コンピュ
ータの一部に使用されていたが、近年パーソナルコンピ
ューターや携帯機器等の民生機器にも使用されようとし
ている。
【0003】フェースダウン実装技術では、通常、半導
体チップの入出力端子にバンプと呼ばれる突起上の電極
を形成した後、このバンプを配線基板上の電極に接続す
る工程をとる。また半導体素子の種類や実装プロセスに
よっては、配線基板上の電極にバンプを形成した後、半
導体素子上の入出力端子に接続する場合もある。
【0004】フェースダウン実装法を用いれば、実装外
形はチップ自体の面積とほぼ同じになり、さらにモール
ド樹脂を必ずしも必要としないため、半導体パッケージ
の小型軽量化に適している。また半導体素子の入出力端
子が多くなった場合でも容易に実装できるといった利点
があるバンプの形成方法としては、例えば金などの金属
を例えばめっきやボールボンディングを用いて電極上に
形成したり、また例えば半田を真空蒸着や電気めっきを
用いて電極上に形成する方法がある。特にはんだバンプ
は、接続時に半田を溶融させて接続するために、半導体
素子の位置合わせを自己整合的に行われるため、いわゆ
るセルフアライン効果が得られる。これによって多数の
微細パッドを持つ半導体素子には一般的に半田バンプが
使用されている。
【0005】フェースダウン実装技術では、突起電極を
溶融させて配線基板上の接続端子と半田付けする際に、
半田濡れ性を向上させるためのフラックスが用いられ
る。半田は酸化しやすく通常その表面は酸化膜に覆われ
ているため、ぬれ性が悪い。このため、フェースダウン
実装する際には半田酸化膜を除去しなければならない。
この除去方法として、これまで一般的に、液体状のフラ
ックスをバンプ部分に塗布し、酸化膜を還元反応により
除去していた。フラックス残渣は、腐食防止および電子
部品下部を樹脂封止するために、半田付け後に洗浄除去
される。フラックス残渣洗浄は、洗浄や乾燥といった工
程数の増加によるコストの上昇と、フロンなどの洗浄液
の処理に伴い周囲の地球環境への悪影響を及ぼすという
問題があり、フラックスを用いないフェースダウン実装
方式の開発が求められてきた。
【0006】半田突起電極と接続端子を半田付けする場
合には、半田表面の酸化膜が溶融半田と接続端子の間に
存在して、溶融半田内部の酸化されていない半田の面で
ある真性面と接続端子とが接触するのを妨げる。フラッ
クスは半田表面酸化膜を除去して半田真性面と接続端子
とを接触させることにより半田と接続端子との濡れ性を
向上させるものである。したがって、フラックスを用い
ること無く半田付けを行うためには、溶融半田の真性面
すなわち半田のバルク層と接続端子とを接触させて合金
層を形成する必要がある。
【0007】これに対して突起電極が形成された半導体
チップに超音波を印加しながら配線基板と圧着する方法
(特開昭63−66949、63−288031)や突
起電極中央に小さな隆起を設けて接続端子と対向させて
加圧することにより突起電極を塑性変形させることによ
り圧着する方法(特開平2−112250)が提案され
ている。
【0008】ところが、超音波を印加しながら配線基板
と圧着する方法においては、電子部品全体に超音波が印
加されるため、出力の大きな超音波振動子が必要であ
り、装置が大がかりとなり、ひいてはコストの増加につ
ながるという問題があり、また超音波により電子部品が
破損することがあるという問題があった。とくに電子部
品が半導体素子のように極めて微細な構造を有する場合
には超音波により破損が生じやすい。
【0009】一方、突起電極中央に小さな隆起を設けて
圧着する方法は、突起電極が潰れることを防ぐために、
突起電極の溶融温度以下の温度で接続することから大き
な加圧力が必要であるため、加圧によって電子部品が破
損しやすいという問題と、加圧による素子特性の変動を
避けるために電子部品の能動素子部分上に突起電極を形
成することが出来ないことから、突起電極数が限定され
て多ピン化に対応できないという問題があった。
【0010】また、レーザー光を照射することにより半
田バンプを急激に加熱して半田表面の酸化膜を破る方法
(例えばProceeding of 2nd Sym
posium “Microjoining and
Assembly Technology in El
ectronics(1996)”,pp45−48,
が提案されている。
【0011】またレーザー光を照射する方法では、半田
バンプのみにレーザー光をあてることができず、半田バ
ンプの周辺部分がレーザー光により加熱されて熱変形す
るという問題がある。また熱変形を避けるため高耐熱性
を有する材料を配線基板に使うと、基板の加工可能な条
件の範囲が狭くなるという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
超音波を印加しなから電子部品と配線基板と圧着する方
法では、装置が大がかりとなりコストの増加につながる
という問題があり、また超音波により電子部品が破損す
る恐れがあるという問題があった。また、突起電極中央
に小さな隆起を設けて圧着する方法には、電子部品が破
損しやすいという問題があり、また突起電極の数が限定
されて多ピン化に対応できないという問題があった。さ
らに突起電極にレーザー光を照射すると、突起電極の周
囲がレーザー光により変形するという問題があった。
【0013】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものである。すなわち本発明は、フラック
スを用いることなく、信頼性の高い接続を行うことがで
きる電極を提供することを目的とする。また本発明は、
半田付け用フラックスを用いることなく、かつ電子部品
に悪影響を与えることなく外部回路と接続できるような
電極を提供することを目的とする。
【0014】また本発明は、フラックスを用いることな
く信頼性の高い接続を行うことができる電極を備えた電
子部品、配線基板を提供することを目的とする。
【0015】また本発明は、フラックスの洗浄が不要
で、信頼性の高い電子装置を提供することを目的とす
る。また本発明は、半田付け用フラックスを用いること
なく、かつ電子部品に悪影響を与えることなく、配線基
板の接続端子と電子部品の電極とを接合した電子装置を
提供することを目的とする。
【0016】また本発明は、半田電極と配線基板上の接
続端子とをフラックスを用いることなく容易に接続する
ことを目的とする。さらに本発明は、フラックスを用い
ることなく、かつ電子部品に悪影響を与えることなく、
配線基板の接続端子と電子部品の電極とを接合すること
ができる電子部品の実装方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の電極、電子部品、電子装置および電子
部品の実装方法は以下のような構成を採用している。
【0018】本発明の電極は、第1の面と第2の面とを
有し、第1の溶融温度を有する第1の導体金属からなる
第1の電極と、前記第1の電極の前記第2の面上に、そ
の表面積が前記第2の面の面積の約1/2より小さくな
るように形成され、第1の溶融温度よりも低い第2の溶
融温度を有する第2の導体金属からなる第2の電極とを
具備したことを特徴とする。また、第1の面を有する接
続端子と、前記接続端子の第1の面に形成され、第1の
溶融温度を有する第1の導体金属からなり、先端部に前
記第1の面と略平行な接合面を有する第1の突起電極
と、前記第1の電極の接合面上に、その表面積が前記接
合面の面積の約1/2より小さくなるように形成され、
第1の溶融温度よりも低い第2の溶融温度を有する第2
の導体からなる第2の突起電極とを具備するようにして
もよい。
【0019】前記第1の電極と前記第2の電極の接合面
は、前記第1の導体金属の真性層と前記第2の導体金属
の真性層とが接合している部分を有するようにすればよ
い。また前記第1の電極の前記第2の面は、第1の領域
と、この第1の領域を取り囲む第2の領域とを有し、前
記第2の電極は前記第1の領域に形成するようにしても
よい。前記第1の領域と前記第2の領域とはドーナツ状
(同心円状)に形成するようにしてもよい。
【0020】また、前記第1の電極の前記第2の面の前
記第1の領域は、前記第1の導体金属の真性層と前記第
2の導体金属の真性層とが接合している部分を有するよ
うにすればよい。
【0021】また、前記第1の電極の前記第2の面の前
記第2の領域は、前記第1の電極の構成金属の酸化物に
覆われていてもよい。
【0022】また、前記第2の電極は半球形状を有する
ようにしてもよい。このような半球形状は、例えば第2
の電極を第1の電極上に配設した後、第2の電極のみが
溶融するような温度でリフローさせることにより形成す
ることができる。この第2の金属の一時溶融を還元性雰
囲気で行うことにより第1の電極と第2の電極とを相互
に十分に濡れさせ、低抵抗な接合を行うことができる。
【0023】第1の導体金属、第2の導体金属は例えば
融点の異なる金属、合金等から構成するようにすればよ
い。前記第1の電極は、例えばPb、Sn、Ag、B
i、Cuからなる金属のうち少なくとも1種を含むよう
にしてもよい。また前記第2の電極はPb、Sn、I
n、Sbからなる金属のうち少なくとも1種を含むよう
にしてもよい。
【0024】本発明の電子部品は上述のような電極を接
続電極上に備えた電子部品である。本発明の電子部品
は、接続電極と、前記接続電極上に配設され、第1の面
と第2の面とを有し、第1の溶融温度を有する第1の導
体金属からなる第1の電極と、前記第1の電極の前記第
2の面上に、その表面積が前記第2の面の面積の約1/
2より小さくなるように形成され、第1の溶融温度より
も低い第2の溶融温度を有する第2の導体金属からなる
第2の電極とを具備したことを特徴とする。電子部品と
しては例えば半導体素子などをあげることができるが、
半導体素子に限らず各種能動素子、受動素子など接続端
子を有する電子部品であれば適用することができる。ま
た電子部品側ではなく、配線基板上に上述のような本発
明の電極を配設するようにしてもよい。
【0025】本発明の電子装置は、第1の面に第1の接
続端子が形成された電子部品と、前記電子部品の第1の
面と対向配置され、前記第1の接続端子と対応する位置
に第2の接続端子が形成された配線基板と、前記電子部
品の第1の接続端子上に形成された第1の溶融温度を有
する第1の導体金属からなる第1の電極と、前記第1の
電極と前記第2の接続端子とを接合するように形成され
た第1の溶融温度よりも低い第2の溶融温度を有する第
2の導体金属からなる第2の電極とを具備し、前記第1
の電極と前記第2の電極との接合界面の約1/2以上お
よび前記第1の接続端子と前記第2の電極の接合界面の
約1/2以上には、前記第2の導体金属の真性層が露出
していることを特徴とする。また、本発明の電子装置
は、第1の面に第1の接続端子が形成された電子部品
と、前記電子部品の第1の面と所定の間隔を保持して対
向配置され、前記第1の接続端子と対応する位置に第2
の接続端子が形成された配線基板と、前記電子部品の第
1の接続端子上に形成された第1の溶融温度を有する第
1の電極と、前記第1の電極と前記第2の接続端子とを
接合するように形成された第1の溶融温度よりも低い第
2の溶融温度を有する第2の導体層とを具備し、前記第
1の電極と前記第2の導体層との接合面の約1/2以上
および前記第1の接続端子と前記第2の導体層の接合面
の約1/2以上には、前記第2の導体層の真性面を露出
させるようにしてもよい。
【0026】すなわち本発明の電子装置は、前述のよう
な本発明の電極を用いて例えば半導体素子などのような
電子部品を配線基板上に配設したものである。ここで配
線基板は、いわゆるマザーボードと呼ばれる大型のもの
に限ることなく、マルチチップモジュールの配線基板
や、半導体素子とほぼ同じサイズのCSPの配線基板も
含んでいる。
【0027】また、前記第1の電極と前記第2の電極と
の接合界面は第1の領域と、この第1の領域を取り囲む
第2の領域とを有し、前記第2の領域は前記第1の導体
金属の酸化物で覆われていてもよい。
【0028】また、前記第1の電極と前記第2の電極と
の接合界面は、第1の領域と、この第1の領域を取り囲
む第2の領域とを有し、前記第1の領域では前記第1の
導体金属の真性層と、前記第2の導体金属の真性層とが
接合するようにすればよい。また前記第2の電極と前記
第1の接続端子との接合界面には、前記第2の導体金属
と、前記第2の導体金属の酸化物とがモザイク状に分布
しているようにしてもよい。このようなモザイク状の分
布は、第2の電極が溶融するような温度で第1の電極と
電子部品の第1の接続端子とを接合する際に形成され
る。本発明の電極構造では、第2の電極の表面積は、第
1の電極の第2の面の面積の半分よりも小さいために、
接合時には必ず第2の電極の構成金属の真性層と電子部
品の第1の接続電極とが接合することができる。
【0029】前述のように、前記第1の電極はPb、S
n、Ag、Bi、Cuからなる金属のうち少なくとも1
種を含むようにしてもよい。また前記第2の電極はP
b、Sn、In、Sbからなる金属のうち少なくとも1
種を含むようにしてもよい。
【0030】本発明の電子部品の実装方法は、前述のよ
うな本発明の電極を用いて、電子部品の電極と配線基板
の電極とを接続する方法である。すなわち本発明の電子
部品の実装方法は、(a)電子部品の第1の面に形成さ
れた第1の接続端子上に、第1の溶融温度を有する第1
の導体金属からなり、先端部が第1の平面と略平行な第
2の面を有する第1の電極を形成する工程と、(b)前
記第1の電極の前記第2の面上に、前記第1の溶融温度
よりも低い第2の溶融温度を有する第2の導体金属から
なり、その表面積が前記第2の面の面積の半分よりも小
さい第2の電極を形成する工程と、(c)前記第1の電
極の前記第2の面と、配線基板の第1の面の前記電子部
品の前記第1の接続端子と対応する位置に配設された第
2の接続端子とが、前記第2の電極を介して対向するよ
うに、前記電子部品の第1の面と前記配線基板の第1の
面とを対向する工程と、(d)前記第1の電極および前
記第2の接続端子との接合面に前記第2の導体金属の真
性層が露出するように、前記第2の溶融温度よりも高く
第1の溶融温度よりも低い温度で前記第1の電極および
前記第2の電極を加熱しながら前記第2の電極を押圧す
る工程とを有することを特徴とする。
【0031】また本発明の電子部品の実装方法は、電子
部品の第1の面に形成された第1の接続端子上に、第1
の溶融温度を有する第1の導体からなり、先端部が第1
の平面と略平行な接合面を有する第1の電極を形成する
工程と、前記第1の電極の接合面上に、前記第1の溶融
温度よりも低い第2の溶融温度を有する第2の導体から
なり、その表面積が前記接合面の面積の半分より小さい
第2の電極を形成する工程と、配線基板の第1の面の前
記電子部品の第1の電極と対応する位置に第2の接続端
子を形成する工程と、前記第1の電極の接合面と前記第
2の接続端子とが前記第2の電極を介して対向するよう
に、前記電子部品の第1の面と前記配線基板の第1の面
とを配置し、前記第1の電極および前記第2の接続端子
との接合面に前記第2の電極の真性面が露出するよう
に、前記第2の溶融温度よりも高く第1の溶融温度より
も低い温度で前記第1の電極および前記第2の電極を加
熱しながら前記電子部品の第2の面を加圧する工程とを
有するようにしてもよい。
【0032】また(c)の工程と(d)の工程との間
に、前記第1の電極の溶融温度よりも低く、前記第2の
電極の溶融温度よりも高い温度で前記第2の導体金属を
リフローするリフロー工程をさらに有するようにしても
よい。また前記リフロー工程は、還元性雰囲気で行うよ
うにしてもよい。このようなリフローにより、第2の金
属が還元性雰囲気で一時溶融して、第1の電極と第2の
電極とを相互に十分に濡れさせ、低抵抗な接合を形成す
ることができる。
【0033】本発明の電極を形成する対象としては各種
電子部品がある。電子部品としては例えば半導体素子、
弾性表面波素子などの機能性素子や、各種受動素子に形
成するようにしてもよい。さらに本発明の電極を配線基
板や、マルチチップモジュール、CSP(Chip S
ize Package)に用いるようにしてもよい。
すなわち本発明の電極は、電子部品等の接続端子と接
合した第1の電極と、第1の電極上に形成された第2の
電極とからなり、第1の電極の溶融温度が第2の電極の
溶融温度より高く、かつ第1の電極の接合面の表面積が
第2の電極の表面積の約1/2以下であるようなもので
ある。
【0034】また、本発明の電子装置は、本発明の電極
を用いて配線基板上に電子部品を実装したものである。
【0035】また本発明の電子部品の実装方法は、本発
明の電極により電子部品を配線基板上に実装する方法で
あある。
【0036】すなわち本発明は、電子部品に形成する半
田バンプなどの電極を、第1の電極と第2の電極とから
なる2段構造として、第1の電極の溶融温度が第2の電
極の溶融温度より高く、第1の電極の接合面(第2の
面)の表面積が第2の電極の表面積の2倍以上になるよ
うに構成したものである。このような電極構造を有する
電子部品を例えば配線基板上に実装する場合、第1の電
極と配線基板の接続パッドとを第2の電極を介して対向
配置し、第1の電極の溶融温度よりも低い温度で第2の
電極を溶融させることにより、第2の電極は表面の酸化
被膜を破りながら塑性変形して第1の電極と接続パッド
とを接合する。このとき、第2の電極の表面積を第1の
電極の接合面の面積の半分以下に設定しておくことによ
り、第2の電極を構成する第2の導体層の真性面が、第
1の電極との接合面および接続パッドとの接合面に十分
に露出する。したがって、第1の電極と接続パッドとの
間には、第2の電極の酸化被膜に遮られることなく電子
が移動することのできる経路が形成されるのである。
【0037】すなわち本発明においては、第2の電極を
溶融させる温度では第1の電極は溶融しておらず第2の
電極のみ溶融していることから、電子部品に僅かな加圧
力を加える。このとりき第2の電極は、第1の電極と配
線基板上の接続パッドに挟まれる形で押し広げられて、
第2の電極の表面酸化膜が破れて内部から真性面が露出
する。第1の電極の表面積が第2の電極の表面積の2倍
以上であることから、第2の電極は充分に押し広げられ
て、露出する真性面の表面積が第1の電極の接合面の面
積の50%以上となり、配線基板上の接続パッドとの間
に充分な接触面積が確保されることにより、フラックス
を用いなくとも十分な接合を得ることができる。
【0038】さらに本発明によれば、超音波を印加する
必要がないことと加圧力が小さいことから、電子部品が
破損することがなく、電子部品の能動素子部分上に突起
電極を形成することも可能である。また、半田付けなど
の接合工程中で第1の電極は溶融してないため、第1の
電極が潰れて隣接する第1の電極同志が電気的に短絡す
ることもない。とくに半導体素子などのように多数の端
子を接続する必要がある場合には、このような電気的短
絡を防止することにより大きく生産性が向上する。
【0039】第1の電極を構成する第1の導体金属は、
第2の電極を構成する第2の導体金属よりも溶融温度が
高いものであればよい。例えば第1の電極をPb:Sn
比が重量比で95:5の半田合金により形成した場合、
その溶融温度は約314℃であるから、第2の電極はこ
れよりも低い温度を有する導体、例えばPb:Sn比が
重量比で40:60の半田合金(溶融温度:約189
℃)により形成するようにしてもよい。第1の電極およ
び第2の電極を構成する第1の導体、第2の導体として
は鉛を含まない合金を用いるようにしてもよいし、また
例えばInのような低融点金属を単体で用いるようにし
てもよい。
【0040】また本発明の電子装置は、凹凸を有する第
1の面を有する第1の接続電極が配設された配線基板
と、配線基板と対向する第1の面に第2の接続電極が配
設された電子部品と、前記第1の接続電極と前記第2の
接続電極との間に挟持された半田バンプとを具備したこ
とを特徴とする。また例えば、配線基板と、この配線基
板上に形成された第1の接続電極と、この第1の接続電
極上に形成された半田からなるバンプ電極と、このバン
プ電極に第2の電極を介して接続された半導体素子とを
具備し、前記第1の電極と第2の電極のうち少なくとも
一方の電極の前記バンプ電極と接している面に、変位が
1ミクロン以上の凹凸を複数個形成するようにしてもよ
い。
【0041】前記第1の接続電極の前記第1の面の前記
凹凸は、鋭利な角(エッジ)を有するようにすることが
好ましい。このようなエッジにより、半田バンプの表面
の酸化層が破られ、バルクの真性層との間に信頼性の高
い接続を形成することができる。例えばこのような電子
装置は以下のように形成される。まず半田バンプを形成
した半導体素子に弱い加重をかけて、半田バンプを複数
の凹凸を有する電極に押し当てる。このとき第1の接続
電極の凹凸形状の角部によつて、半田バンプが変形しそ
の表面の酸化被膜が破れる。この状態で半田をリフロー
して第1の接続電極と接続する。このような構成を採用
することによってもフラックスを用いることなく電子部
品の実装を行うことができる。
【0042】また前記第1の接続電極の前記第1の面の
前記凹凸は、その変位が約1μmより大きくなるように
することが好適である。これは、凹凸の段差が約1μm
より小さい場合、半田バンプの表面の酸化層を十分に破
れない場合があるからである。 さらに前記第1の接続
電極の前記第1の面の前記凹凸は、その凹部の底部の少
なくとも一部領域に酸素吸収部材を配設するようにして
もよい。このような酸素吸収部材を配設することによ
り、半田バンプの酸化被膜の酸素を吸収し、酸化被膜を
効果的に除去することができる。
【0043】酸素吸収部材としては例えばTiなどの酸
素を吸収する金属を用いるようにしてもよい。Tiによ
り半田の表面酸化膜中の酸素がTiにゲッタリングされ
て結合し、酸化被膜を効果的に除去することができる。
さらに、Ti層の表面を例えばArのプラズマなどによ
りエッチング処理するようにすれば、より一層酸素吸収
能を向上することができる。したがって、接続電極と半
田バンプとの接続信頼性を向上することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1、図2は本発明の電極を概略的に示
す斜視図である。図2(a)はこの電極の断面構造を概
略的に示しており、図2(b)では第1の突起の第1の
面の構成を模式的に示している。ここでは例として、主
としてシリコンからなる半導体チップ上に電極を形成し
た例について示した。
【0045】半導体チップ11のターミナル上に形成さ
れた半田拡散防止電極(第1の接続端子)12上にP
b:Snが95wt%:5wt%の第1の半田合金から
ななる第1の突起(第1の電極)15が形成されてい
る。図2(b)に例示したとおり、第1の突起15の接
合面(第2の面)15aは、中心部の第1の領域15m
と、その周囲の第2の領域15nとを有している。そし
て第1の突起15の第1の領域15mにPb:Snが4
0wt%:60wt%の第2の突起(第2の電極)16
が形成されている。したがって第1の突起の溶融温度は
溶融温度は約314℃であり、第2の突起の溶融温度は
約189℃である。また第1の突起15は、直径が約1
00μmで高さが約60μmの円筒状であり、第2の突
起16は直径が約40μm〜約43μm、高さが約22
μm〜約25μmの半球状である。
【0046】さらに、第1の突起の頭部の接合面の面積
は約7700μm2 から約8000μm2 であり、第2
の突起電極の表面積は約3100μm2 から約3500
μm2 である。第2の突起16の露出した表面である第
2の領域は酸化被膜で覆われているが、第1の突起15
4と第2の突起16は、第1の領域で酸化層を介さずに
真性層どうしが接合している。
【0047】半導体素子のチップサイズは約4.3mm
×約4.1mmであり、四辺にそって約250μmのピ
ッチで一列に64個の突起が形成されている。
【0048】また半田拡散防止電極12はチタン/ニッ
ケル/金が厚さ0.10μm/1.00μm/0.10
μmで順次積層されたものである。
【0049】このような構造を有する本発明の電極は、
第1の突起15が溶融せずに第2の突起16のみが溶融
するような温度で接続先の電極(例えば配線基板の接続
電極)と接合することにより、半導体チップ11背面
(第2の面)に僅かな加圧力を加えるだけで、第2の突
起16は、第1の突起15と接続先の電極との間に挟ま
れる形で押し広げられて、第2の突起16の表面酸化膜
が破れて内部から真性層が露出する。本発明の電極構造
では、第1の突起15の表面積が第2の突起16の表面
積の2倍以上であることから、第2の突起16は充分に
押し広げられて、露出する真性層の表面積が第1の突起
15の接合面の面積の50%以上となり、接続する電極
との間に充分な接触面積を確保することができる。した
がってフラックスを用いなくとも十分に低抵抗な、信頼
性の高い接合を得ることができる。また、超音波などを
半導体素子に印加する必要がないため、半導体素子が破
損する恐れもなく、生産性を向上することができる。
【0050】(実施形態2)次に、本発明の電極を電子
部品上に形成する方法の例について説明する。図3は本
発明の電極の製造方法を説明するための図である。ここ
では図1に例示したように、半導体チップ11上に本発
明の電極を形成する場合を例にとって説明する。
【0051】1主面に半田拡散防止電極12を形成した
シリコンからなる半導体チップ11上に、開口部21を
有する第1のレジスト13を形成する(図3(a))。
第1のレジスト13の開口部21は、半導体チップ11
の有する接続ターミナル上に形成されている。また半田
拡散防止電極12はチタン/ニッケル/金が厚さ0.1
0μm/1.00μm/0.10μmで順次積層された
ものである。第1のレジスト13はポジ型感光性レジス
トを露光・現像工程により形成したものであり、レジス
ト厚さは約60μm、開口部21は直径約100μmの
円筒状である。
【0052】つぎに、錫イオンと鉛イオンとを含む電解
メッキ浴中で、半田拡散防止電極1を陰極として通電す
ることにより錫/鉛(5%/95%重量比)からなる高
さ約60μmの第1の突起15を形成する(図3
(b))。
【0053】ついで、第1の突起15の上側に、開口部
22を有する第2のレジスト14を形成する工程を示す
(図3(c))。第2のレジスト14は第1のレジスト
13と同一材料を用いており、厚さが約20μm、開口
部22は直径40μmの円筒状である。
【0054】そして、錫イオンと鉛イオンとを含む電解
メッキ浴中で、半田拡散防止電極12を陰極として通電
することにより錫/鉛(60%/40%重量比)からな
る高さ20μmの第2の突起16を形成する(図3
(d))。
【0055】その後、は第1のレジスト13と第2のレ
ジスト14を剥離し、第1の突起15をマスクとして半
田拡散防止電極12をエッチング液を用いてエッチング
除去する(図3(e))。
【0056】さらに第1の突起15の溶融温度以下かつ
第2の突起16の溶融温度以上の温度で第2の突起のみ
をリフローする(図3(f))。リフロー温度は220
℃から240℃であり、リフロー雰囲気は水素100%
または水素と窒素の混合比が1:4からなる還元雰囲気
である。この温度では水素の還元反応は遅いため、第1
の突起15の表面酸化膜を完全に還元することはなく、
第1の突起15と第2の突起16の界面は十分に濡れる
とともに、第2の突起16は第1の突起15の頭部全体
と濡れることはない(図2(b)参照)。
【0057】このような工程によって、本発明の電極を
形成することができる。
【0058】(実施形態3)本発明の電極を電子部品上
に形成する方法の別の例について説明する。図4は本発
明の電極の製造方法の別の例を説明するための図であ
る。ここでは図1、図2に例示したように、半導体チッ
プ11上に本発明の電極を形成する場合を例にとって説
明する。
【0059】図4(a)はシリコンからなる半導体チッ
プ11上に形成された第1の突起15と離型性を有する
転写用基板25上に形成された第2の突起16とを対向
させて位置合わせする工程を示す。第1の突起15は錫
/鉛(5%/95%重量比)からなり、直径が100μ
m高さは60μmの円柱状であり、実施形態2と同様
に、チタン/ニッケル/金(0.10μm/1.00μ
m/0.10μm)が順次積層された半田拡散防止電極
12を介してメッキ法を用いて形成したものである。こ
こで用いた転写用基板25は石英ガラスからなり、その
表面をチタン/銅/チタン/インジウム錫酸化物が厚さ
0.10μm/1.00μm/0.10μm/0.10
μmで順次積層されたメッキ通電用電極26で被覆され
ている。また第2の突起16は錫/鉛(60%/40%
重量比)からなる直径40μm高さ20μmの円柱状で
あり、実施形態2と同様にメッキ法を用いて形成されて
いる。
【0060】そして、このように形成した第1の突起1
5および第2の突起16を対向配置し、加熱及び加圧に
より接合する(図4(b))。接合条件は加圧力が突起
1個あたり約3gf〜10gf程度、温度が約140℃
〜170℃程度である。このとき、図4(a)の位置合
わせ工程の直前に半導体チップ11をアルゴンプラズマ
中に約30秒から4分程度放置することにより第1の突
起15の表面の酸化膜を除去することにより、接合状態
がより良好になり、また生産性も向上する。
【0061】ついで、転写用基板25を取り去ることに
より、第2の突起16を第1の突起15上に転写する
(図4(c))。転与用基板25上のメッキ通電用電極
26の表面のインジウム錫酸化物は、第2の突起16を
構成する半田と合金化しないので、第2の突起16を容
易に剥離させることができ、高い転写歩留まりが得られ
る。
【0062】この後、第1の突起15の溶融温度以下か
つ第2の突起16の溶融温度以上の温度で、第2の突起
16のみを選択的にリフローする(図4(d))。リフ
ローの条件は実施形態2と同様の条件を用いた。
【0063】(実施形態4)つぎに、上述のように半導
体チップなどの電子部品上に形成した本発明の電極を用
いて、電子部品を基板上に実装する方法について説明す
る。図5は本発明の電極を形成した電子部品を配線基板
上に半田付けにより実装する様子を説明するための図で
ある。ここでは電子部品としてベアチップ状態の半導体
チップ11を用い、この半導体チップ11の接続ターミ
ナル上に上述したような第1の突起15と第2の突起1
6とを有する本発明の電極を形成し、この半導体チップ
11を接続電極29を形成した配線基板28上に実装す
る例について説明する。
【0064】半導体チップ11の接続端子上に上述した
ような半田拡散防止電極12、第1の突起15および第
2の突起16とを形成した半導体チップ11と、接続電
極29を形成した配線基板28とを、第2の突起16と
接続電極29とが対向するように、加熱ヘッド31を用
いて位置合わせする(図5(a))。半導体チップ11
は主としてシリコンからなり、寸法が4.3mm×4.
1mmであり、その四辺に沿って約250μmのピッチ
で一列に64個の突起が形成されている。第2の突起1
6の表面は主にSnO2 からなる半田酸化膜で覆われて
いる。配線基板28はガラスエポキシからなるが、BT
レジン・ポリフェニルエチレン・アルミナ・窒化アルミ
ニウムなどを絶縁層として用いるようにしてもよい。ま
た、接続電極29は銅/ニッケル/金が積層されたもの
である。
【0065】図5(b)は半導体チップ11と配線基板
28を、突起あたり約1gfから2gf程度の力で加圧
しながら加熱へッドを用いて加熱することにより、第1
の突起15と配線基板上の接続電極29とを第2の突起
16により接合する様子を示している。第2の突起16
周囲の温度が220℃から240℃となるように加熱す
ることにより、第1の突起15は溶融せず、第2の突起
16のみが溶融する。したがって、約1gfから2gf
程度の極めて微弱な力で第2の突起16のみが変形し、
内部の溶融半田(バルク層の真性層)が第2の突起16
の半田酸化膜16bを破って流れ出し、第2の突起16
を構成する第2の導体である溶融半田の真性層16a接
続電極29とが接触して合金化する。したがって、配線
基板18上の接続電極29と第1の突起15とが、第2
の突起16を構成する第2の導体層32により接合す
る。
【0066】図5(c)は加熱へッドを除去して接続工
程を終了した電子装置を示す。以上の工程により、半導
体チップ11と配線基板28上の接続電極29がフラッ
クスを用いること無く半田付けされる。このような接続
によれば、第2の導体層32と第1の突起15との接合
界面のうち、第2の突起16と第1の突起15との接合
界面であった部分には酸化被膜16bは存在しない。ま
た、第2の導体層32と接続電極29との接合界面に
も、第2の突起16の表面積を接合面の面積よりも小さ
くすることにより、酸化被膜16bに覆われていない領
域を多く形成することができる。図6は、第1の突起1
5と第2の導体層32との接合界面を模式的に示す図で
あり、図7は第2の導体層32と接続電極29との接合
界面を模式的に示す図である。本発明のように第2の突
起16の表面積を第1の突起15の接合面の面積の約半
分以下に設定することにより、第2の突起16が接合す
べき接合面の面積よりも、第2の突起16の表面に形成
される酸化被膜16bの面積を小さくなる。したがっ
て、第1の突起15と接続電極29との間に良好な電子
の移動経路を確保することができる。したがって、接続
信頼性が向上するとともに、生産性も向上することがで
きる。
【0067】なお、配線基板28の接続電極19の表面
に微小な凹凸を形成しておくことにより、接続の信頼
性、生産性をさらに向上することができる。図8は本発
明の電極を形成した電子部品を配線基板上に半田付けに
より実装する別の例を説明するための図である。ここで
は配線基板28上に、表面に微小な凹凸を有する接続電
極29bを配設している。ここでは、段差が約5μmの
凹凸を形成した。また凹凸は鋭いエッジを有するように
形成した。
【0068】そして半導体チップ11の接続端子上に上
述したような半田拡散防止電極12、第1の突起15お
よび第2の突起16とを形成した半導体チップ11と、
接続電極29bを形成した配線基板28とを、第2の突
起16と接続電極29bとが対向するように、加熱ヘッ
ド31を用いて位置合わせする。このあと図5(a)〜
図5(c)で説明したように、第2の突起16を溶融さ
せて第1の突起15と接続電極29bとを接続する。
【0069】このような接続電極29bを用いるように
すれば、凹凸のエッジにより第2の突起16の表面の酸
化層16bを破ることができる。このため第1の突起1
5と接続電極29bとの真性層どうしがより効果的に接
合することができる。さらに、凹凸により接続電極29
bの接合面の面積が増大するので、第2の突起16の真
性層16aが接続電極29bへ露出する割合が大きくな
る。したがってより低抵抗で信頼性の高い接続を行うこ
とができる。
【0070】(実施形態5)このように、第2の突起1
6が溶融して内部の真性層が接続電極29と接触するこ
とにより接合がなされる。第2の突起16表面の半田酸
化膜の面積が、第1の突起15の頭部の接合面の面積に
比べて小さいほど、第2の突起16を構成する導体の真
性層と接続電極29との接触面積が大きくなるため、第
2の突起16の表面積が小さいほど半田付け歩留りが向
上する。
【0071】このことを確認するため、第2の突起16
の表面積と接合歩留りとの関係を評価するための実験を
行った結果について以下に説明する。
【0072】図9は第1の突起の先端部の接合面の表面
積と第2の突起の表面積との割合を変化させて形成した
電極試料を説明するための図である。図9に示すよう
に、第1の突起15の先端部の接合面の表面積と、第2
の突起の表面積との割合を変化させて評価用の電極試料
を作成した。なお第1の突起15の接合面の面積S1
第1の突起15の第1の面15a全面の面積である。
【0073】図9(a)の電極では第1の突起15の接
合面の面積S1 が第2の突起16の表面積S2 の0.9
0倍であり、図9(b)の電極では第1の突起15の接
合面の面積S1 が第2の突起16の表面積S2 の1.4
倍であり、また本発明の電極(図9(c))では第1の
突起15の接合面の面積S1 が第2の突起16の表面積
2 の2.6倍である。
【0074】そして、実施形態4と同様の接続方法を用
いて配線基板上に接続し、電極試料の半田付け強度と半
田付け不良率を比較した。半田づけ部分の強度試験を行
った場合、接続部が完全に合金化している場合には破断
は半田層の内部で発生する。表1にその結果を示す。ま
た図10はその結果を示すグラフである。
【0075】
【表1】 表1および図10からわかるように、第2の突起16の
表面積が小さいほど接続強度が大きくなり、半田付け不
良率が減少することがわかる。また第1の突起15の頭
部の接合面の面積が第2の突起16の表面積の2.6倍
になったときに半田付け不良率がなくなる(0%)こと
がわかる。
【0076】(実施形態6)図11は、本発明に係る電
子装置が備える電極の構造を概略的に示す図であり、図
12はその断面構造の例を概略的に示す図である。配線
基板101上に複数の凹凸を有する電極102が形成さ
れている。配線基板101は、例えば絶縁層にプリプレ
グを用いた配線基板や、絶縁層にセラミックを用いたセ
ラミック基板、さらにフレキシブル基板を用いることが
できる。電極102の材料としては銅が一般的である
が、ニッケルや金もしくはそれらを多層化した構造でも
よい。また凹凸の凹部103aの深さ(凹部103aと
凸部103bとの段差)は、約1μm以上あれば、半田
バンプ106の表面の酸化膜106bを十分に破り真性
層106aを露出させることができる。
【0077】図13は本発明の電子装置の電極構造の例
を概略的に示す図である。ここでは半導体素子105の
接続端子108上に形成された半田バンプ106を、配
線基板101上の電極102と接続している。
【0078】半田バンプ106と電極102とを対向し
(図9参照)、半田バンプ106と電極102との間に
加重をかけると、図中107で囲って示した凹凸のエッ
ジ103eの部分が半田バンプに食い込み、半田バンプ
106の表面の酸化被膜106bが破れる。この食い込
み変形は、半田材料の降伏応力が銅よりも小さいためお
こる。たとえばPb−Sn系の共晶半田は銅よりも降伏
応力が約1桁も小さく容易に変形させることができる。
【0079】この後半田バンプ106をリフローさせる
ことにより、電極102と半田バンプ106とをより強
固に接合させることができる。
【0080】図14は本発明の電子装置が備える電極の
構造の別の例を概略的に示す図であり、電極102の凹
部103aの底部にTi膜104を形成した例である。
同一部には同一符号を付してある。
【0081】Ti材料は酸素と結合しやすく、加重で変
形させた半田バンプ106の酸化膜106bの酸素を吸
収し、接合面に残る酸化膜106bを低減するという効
果が得られる。このような酸素吸収剤を配設することに
より生産性、信頼性の向上を図ることができる。
【0082】(実施形態7)次に、この電極102に凹
凸を形成する方法の例について説明する。
【0083】まず、配線基板101上にあらかじめ接着
されている銅箔を、フェースダウン実装が可能な電極1
02の寸法にフォトリソグラフィ技術によりパタ−ニン
グする。このパターニングは配線層のパターニングと同
時に行うようにすればよい。次にこのパタ−ニングされ
た電極102上にレジストを形成し、露光・現像によっ
て凸部を形成したい部分にレジストパターンを残す。
【0084】次にこのレジストをマスクとしてエッチン
グを行うことにより凹部103aを形成する。このとき
凹部103aと凸部103bと段差さは、エッチングレ
ートを管理することにより、自由に設定することができ
る。
【0085】なお、Ti膜104などの酸素吸収層を凹
部103aの底部に形成する場合は、スパッタ法などの
真空成膜プロセスにより、Ti膜104を凹凸が形成さ
れた電極102上全面に形成し、フォトリソグラフィに
よりパタ−ニングしてTi薄膜を凹部底面に残すように
すればよい。またリフトオフ法により凸部103b上の
Ti膜104を除去するようにしてもよい。
【0086】また凹凸の形成方法としては以下に挙げる
方法がある。先ず配線基板としてセラミックなどの無機
基板101を用意し、この基板101上に電極102を
形成する領域が開口するようにレジストを形成する。次
に電気めっきによって所望厚さの電極102を形成す
る。次に電極102上の凸部が形成される部分が開口す
るようにレジストを形成する。さらに電気めっきによっ
て所望の高さの凸部を形成する。このような方法によっ
ても複数の凹凸が形成された電極102を形成すること
ができる。
【0087】(実施形態8)発明者らは、電極102の
凹部103aの深さ(凹凸の変位)を0.1μm、0.
5μm、1.0μm、5.0μm、10.0μmにした
場合、酸化膜106bを十分に破って良好に接合したか
どうかを測定した。その実験結果を表2に示す。
【0088】実験では、配線基板101上の銅箔(厚さ
35μm)をエッチングすることで150μm×150
μmの電極102を形成し、その後フォトリソグラフィ
法によって、電極102の表面に凹凸を形成した。この
とき凸部103b、凹部103aとも50μm×50μ
mになるようにパタ−ニングした。半導体素子105の
接続端子108上には、半田バンプ106をめっきによ
り作成した。
【0089】そして半田バンプ106に1個あたり10
gの加重をかけ、約120℃で仮付けしたあと、約25
0℃でリフローした。ここでは半田材料としてPb−S
n系の共晶半田を用いた。
【0090】
【表2】 そして、上述のように配線基板101に実装した半導体
素子5を、剥離強度を測定するシェアテスターで剥離
し、半田バンプ106のどの部分が切断したのかにより
接合強度を評価した。合格(○)としたモードは、半田
バンプ106で破壊したものである。半田バンプ106
と電極102との界面で破壊したものは不合格(×)と
した。半田バンプ106と電極102との界面で破壊し
たものは、十分に酸化膜が破れず接続強度が低いもので
ある。また得られた接合強度は、合格したモードではバ
ンプ1個あたり50g以上であり、不合格モードでは5
g以下であった。
【0091】この実験結果から凹部の深さは、約1μm
以上あればよいことがわかる。
【0092】なおこの実施形態では、配線基板101側
の電極102に凹凸を形成した例を説明したが、半導体
素子105側の電極108に凹凸を形成して、配線基板
101の電極102上に半田バンプ106を形成して実
装するようにしてもよい。
【0093】以上説明したように、接続電極の表面にエ
ッジのするどい複数の凹凸を設けることによって、環境
に多大な影響を与えるフラックス洗浄用フロンを使用し
ないで信頼性の高いフェースダウン実装を行うことがで
きる。またフラックスを用いないため洗浄工程が不要と
なり、生産性が向上する。さらに、この方法は電極の表
面に凹凸を形成するだけなので、従来のような酸化膜除
去のためのレーザーや超音波印加装置も不要となる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の突起の接合面の面積が第2の突起の表面積の2倍
以上であることから、接合時に第2の突起は充分に押し
広げられて、露出する真性層の表面積が第1の突起の接
合面の面積の50%以上となり、接続する電極との間に
充分な接触面積を確保することができる。したがってフ
ラックスを用いなくとも十分な接合を得ることができ
る。フラックスを用いずに接合することによりフラック
スの洗浄工程が不要となり、生産性が大幅に向上する。
さらにフラックスの洗浄廃液もでないので、洗浄廃液の
処理コストをゼロにでき、洗浄廃液による環境汚染の心
配もなくすることができる。また、超音波などを半導体
チップなどの電子部品に印加する必要がないため、実装
する電子部品を破損する恐れもなく、生産性を向上する
ことができる。
【0095】本発明の実装方法および本発明の電子装置
によれば、第2の導体層と第1の突起との接合界面のう
ち、第2の突起と第1の突起との接合界面であった部分
には酸化被膜は存在せず、また第2の導体層と接続電極
との接合界面にも酸化被膜に覆われていない領域を多く
形成することができる。したがって、第1の突起と接続
電極との間に良好な電子の移動経路を確保することがで
き、接続信頼性が向上するとともに、生産性も向上する
ことができる。
【0096】また本発明の電子装置では、接続電極の表
面にエッジのするどい複数の凹凸を設けることによっ
て、環境に多大な影響を与えるフラックス洗浄用フロン
を使用しないで信頼性の高いフェースダウン実装を行う
ことができる。またフラックスを用いないため洗浄工程
が不要となり、生産性が向上する。さらに、この方法は
電極の表面に凹凸を形成するだけなので、従来のような
酸化膜除去のためのレーザーや超音波印加装置も不要と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極を概略的に示す図。
【図2】本発明の電極を概略的に示す図。
【図3】本発明の電極を製造する方法を説明するための
図。
【図4】本発明の電極を製造する別の方法を説明するた
めの図。
【図5】本発明の電極を形成した電子部品を配線基板上
に半田付けにより実装する様子を説明するための図。
【図6】第1の突起と第2の導体層との接合界面を模式
的に示す図。
【図7】第2の導体層と接続電極との接合界面を模式的
に示す図。
【図8】本発明の電極を形成した電子部品を配線基板上
に半田付けにより実装する様子を説明するための図。
【図9】第1の突起の先端部の接合面の表面積と第2の
突起の表面積との割合を変化させて形成した電極試料を
示す図。
【図10】第1の突起の接合面の面積と第2の突起の表
面積の比と、電極試料の半田付け強度および半田付け不
良率との関係を示すグラフ。
【図11】本発明の電子装置が備える電極の構造を概略
的に示す図。
【図12】図12の電極の断面構造を概略的に示す図。
【図13】本発明の電子装置の電極構造の例を概略的に
示す図。
【図14】本発明の電子装置が備える電極の構造の別の
例を概略的に示す図。
【符号の説明】
11…………電子部品(半導体チップ) 12…………半田拡散防止電極 13…………第1のレジスト 14…………第2のレジスト 15…………第1の突起(第1の電極) 15a………接合面(第1の面) 16…………第2の突起(第2の電極) 16a………真性層 16b………酸化膜 21…………開口部 22…………開口部 25…………転写用基板 26…………メッキ通電用電極 27…………電子部品(半導体チップ) 28…………配線基板 29…………接続用電極 31…………加熱へッド 32…………第2の導体層 101…………配線基板 102…………電極 103a………凹部 103b………凸部 103e………エッジ 104…………Ti膜 105…………半導体素子 106…………半田バンプ 106a………真性層 106b………酸化層 108…………接続端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面と第2の面とを有し、第1の溶
    融温度を有する第1の導体金属からなる第1の電極と、 前記第1の電極の前記第2の面上に、その表面積が前記
    第2の面の面積の約1/2より小さくなるように形成さ
    れ、第1の溶融温度よりも低い第2の溶融温度を有する
    第2の導体金属からなる第2の電極とを具備したことを
    特徴とする電極。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極はPb、Sn、Ag、B
    i、Cuからなる金属のうち少なくとも1種を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の電極。
  3. 【請求項3】 前記第2の電極はPb、Sn、In、S
    bからなる金属のうち少なくとも1種を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の電極。
  4. 【請求項4】 第1の面に第1の接続端子が形成された
    電子部品と、 前記電子部品の第1の面と対向配置され、前記第1の接
    続端子と対応する位置に第2の接続端子が形成された配
    線基板と、 前記電子部品の第1の接続端子上に形成された第1の溶
    融温度を有する第1の導体金属からなる第1の電極と、 前記第1の電極と前記第2の接続端子とを接合するよう
    に形成された第1の溶融温度よりも低い第2の溶融温度
    を有する第2の導体金属からなる第2の電極とを具備
    し、 前記第1の電極と前記第2の電極との接合界面の約1/
    2以上および前記第1の接続端子と前記第2の電極の接
    合界面の約1/2以上には、前記第2の導体金属の真性
    層が露出していることを特徴とする電子装置。
  5. 【請求項5】 (a)電子部品の第1の面に形成された
    第1の接続端子上に、第1の溶融温度を有する第1の導
    体金属からなり、先端部が第1の平面と略平行な第2の
    面を有する第1の電極を形成する工程と、 (b)前記第1の電極の前記第2の面上に、前記第1の
    溶融温度よりも低い第2の溶融温度を有する第2の導体
    金属からなり、その表面積が前記第2の面の面積の半分
    よりも小さい第2の電極を形成する工程と、 (c)前記第1の電極の前記第2の面と、配線基板の第
    1の面の前記電子部品の前記第1の接続端子と対応する
    位置に配設された第2の接続端子とが、前記第2の電極
    を介して対向するように、前記電子部品の第1の面と前
    記配線基板の第1の面とを対向する工程と、 (d)前記第1の電極および前記第2の接続端子との接
    合面に前記第2の導体金属の真性層が露出するように、
    前記第2の溶融温度よりも高く第1の溶融温度よりも低
    い温度で前記第1の電極および前記第2の電極を加熱し
    ながら前記第2の電極を押圧する工程とを有することを
    特徴とする電子部品の実装方法。
  6. 【請求項6】 凹凸を有する第1の面を有する第1の接
    続電極が配設された配線基板と、 前記配線基板と対向する第1の面に第2の接続電極が配
    設された電子部品と、 前記第1の接続電極と前記第2の接続電極との間に挟持
    された半田バンプとを具備したことを特徴とする電子装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の接続電極の前記第1の面の前
    記凹凸は、鋭利な角を有することを特徴とする請求項6
    に記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の接続電極の前記第1の面の前
    記凹凸は、その変位が約1μmより大きいことを特徴と
    する請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の電子装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1の接続電極の前記第1の面の前
    記凹凸は、その凹部の底部の少なくとも一部領域に酸素
    吸収部材が配設されていることを特徴とする請求項6乃
    至9に記載の電子装置。
  10. 【請求項10】 前記酸素吸収部材はTiであることを
    特徴とする請求項9に記載の電子装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7045899B2 (en) 2002-10-15 2006-05-16 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor device and fabrication method of the same
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