JPH10301890A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPH10301890A
JPH10301890A JP9112915A JP11291597A JPH10301890A JP H10301890 A JPH10301890 A JP H10301890A JP 9112915 A JP9112915 A JP 9112915A JP 11291597 A JP11291597 A JP 11291597A JP H10301890 A JPH10301890 A JP H10301890A
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data
transfer
memory
address
dma
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JP9112915A
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Masami Oshima
正己 大島
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMの高速ぺージモードを利用したDM
A転送を行うことができ、これにより大量のデータをよ
り高速に転送させる。 【解決手段】 DRAM間のデータ転送をDMAによっ
て行う装置において、転送元メモリから読取ったデータ
を1つのカラム方向及びロー方向のアドレスで指定でき
る1つのデータを複数分一時的に記憶しておく容量を持
つデータバッファ32と、1サイクルのDMA転送で転
送するデータ数を設定するデータ数設定レジスタをデー
タ転送回数制御回路28に設け、データ数設定レジスタ
で設定したデータ数分のデータを転送元メモリのロー方
向のアドレスが同一である複数のカラム方向のアドレス
から連続して読出してデータバッファへ連続して書込
み、データバッファからのデータを転送先メモリのロー
方向のアドレスが同一であるカラム方向の複数アドレス
へ連続して書込んで1サイクルのデータ転送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ間でデータ
のやり取りを行うダイレクトメモリアクセス(DMA)
転送機能を備えたデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、書換え可能メモリとしてカラ
ム方向とロー方向の平面的なアドレス空間からなるDR
AM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)が
記録密度が高く安価な点を評価され、プリンタ等の電子
機器においても幅広く使用されるようになっている。特
に転送するデータ全体の容量が大きい場合には、DRA
Mが使用されている。
【0003】従来、このようなDRAMを用いたメモリ
同士のデータ転送をより高速で行うため、CPU(中央
処理装置)やI/Oプロセッサ等を介さずにデータのや
り取りするDMA制御によりDRAMのデータ転送を行
うデータ転送装置が知られている。
【0004】このデータ転送装置は例えばプリンタ等に
設けられ、図6に示すようにDRAMで構成された転送
元メモリ1、同様にDRAMで構成された転送先メモリ
2、これらのメモリ1,2を制御するメモリ制御回路
3、DMA回路4を備える。メモリ制御回路3は、各メ
モリ1,2とアドレスバス5で接続している。また、メ
モリ制御回路3からは、制御線6を介してメモリ制御信
号が各メモリ1,2へ供給されるようになっている。さ
らに、各メモリ1,2は、DMA回路4の後述するレジ
スタ16とデータバス7で接続している。
【0005】上記DMA回路4は、その制御部本体を構
成するDMA制御回路10、転送元メモリ1のアドレス
を生成する転送元アドレス生成回路11、転送先メモリ
2のアドレスを生成する転送先アドレス生成回路12、
データ転送数をカウントするデータ転送回数制御回路1
3、アドレスバスインタフェース(I/F)回路14、
DMA転送制御回路15、レジスタ16を備える。上記
DMA制御回路10は、このデータ転送装置が設けられ
たプリンタ等の電子機器の制御部本体を構成する図示し
ないCPU(中央処理装置)とバスライン等で接続して
いる。
【0006】このようなデータ転送装置において、転送
元メモリ1からデータを取出して、転送先メモリ2へD
MA転送でデータを転送する場合には、DMA回路23
は、図7に示すような制御動作を行うようになってい
る。以下、この制御動作を説明する。
【0007】先ずST1にて初期設定を行う。この初期
設定は、プリンタ等の電子機器のCPU(図示しない)
がDMA制御回路10に対して行う。具体的には転送元
メモリ1から取出すデータの転送元アドレス、そのデー
タを書込む転送先メモリ2の転送先アドレス、データ転
送数(転送したいデータの総数であり、1アドレスで指
定できるデータが1ワードである場合はそのワード数)
などの初期設定を行う。このデータ転送数は例えば後述
するデータ転送回数制御回路13内のレジスタに記憶さ
れる。
【0008】初期設定が終了し、DMAを行う準備がす
べて整うと、ST2にてDMAの起動を許可待ちとな
る。このDMAの起動許可は上記CPUが行う。すなわ
ち、CPUは、DMAの起動を許可してDMAを起動可
能状態にする。このとき、ST3にてDMA回路23内
では、転送要求信号(DREQ)SS2の発生待ちとな
る。
【0009】そして、DMAが起動可能状態になるとD
MA回路4の内部又は外部からの転送要求信号(DRE
Q)SS2に基づいてDMAが起動し、ST4にて転送
データの読出しが行われる。以下、このときのデータ転
送装置の動作を説明する。
【0010】まず、始めにDMA転送制御回路15から
のアドレス選択信号SS3により転送元アドレス生成回
路11で生成された転送元アドレスがアドレスバスI/
F回路14で選択出力される。すると、メモリ制御回路
3は、選択出力された転送元アドレスを転送元メモリ1
のメモリ用アドレスに変換するとともに、転送元メモリ
1に対するチップセレクト信号やデータリード信号など
のメモリ制御信号を生成する。ここでは転送元メモリ1
をDRAMで構成しているため、メモリ制御回路3はメ
モリ用アドレスとしてRAS(ロー・アドレス・ストロ
ーブ)アドレス及びCAS(カラム・アドレス・ストロ
ーブ)アドレスを生成してアドレスバス5へ出力すると
ともに、メモリ制御信号としてRAS信号、CAS信号
を生成し、転送元メモリ1へ供給する。
【0011】これにより、転送元メモリ1の該当メモリ
用アドレスのデータがデータバス7上へ出力される。こ
のデータは、DMA回路4内のレジスタ16にDMA転
送制御回路15からのリードライト制御信号SS4によ
り格納される。こうして、1つの転送データ(1ワード
分)が読出される。
【0012】次に、ST5にて転送データの書込みが行
われる。以下、このときのデータ転送装置の動作を説明
する。DMA転送制御回路15からのアドレス選択信号
SS3により転送先アドレス生成回路12で生成された
転送先アドレスがアドレスバスI/F回路14で選択出
力される。すると、メモリ制御回路3は、選択出力され
た転送先アドレスを転送先メモリ2のメモリ用アドレス
に変換する。ここでは転送先メモリ2をDRAMで構成
しているため、メモリ制御回路3はメモリ用アドレスと
してRASアドレス及びCASアドレスを生成してアド
レスバス5へ出力する。
【0013】転送先メモリ2のメモリ用アドレスが出力
されると、DMA転送制御回路15からのレジスタ16
へのリードライト制御信号SS4によりレジスタ16に
格納されていたデータをデータバス7に出力する。そし
て、レジスタ16からの出力データが確定すると、DM
A転送制御回路15よりデータ転送信号(DACK)S
S5を出力する。
【0014】メモリ制御回路3は、DMA転送制御回路
15からのデータ転送信号(DACK)SS5を受ける
と、転送先メモリ2にデータバス7上のデータを書込む
ためのRAS信号、CAS信号等のメモリ制御信号を生
成し、レジスタ16からのデータバス7上の転送データ
の出力に合わせて転送先メモリ2に転送データを書込
む。
【0015】データ転送回数制御回路13は、ST5に
てDMA転送制御回路15からのデータ転送信号(DA
CK)SS5を受けると、データ転送数をインクリメン
トし、ST6にてカウントしたデータ転送数と予め設定
したデータ転送数(設定数)とを比較する。その結果、
カウントしたデータ転送数が予め設定したデータ転送数
になっていると判断した場合は、データ転送回数制御回
路13は、DMA転送制御回路15及びDMA制御回路
10に対してDMA転送終了信号SS6を出力し、DM
Aによるデータ転送を終了する。
【0016】これに対して、ST7にてカウントしたデ
ータ転送数が予め設定したデータ転送数になっていと判
断した場合は、ST8にてデータ転送回数制御回路13
は転送元アドレス生成回路11および転送先アドレス生
成回路12に対してアドレス更新信号SS7を出力す
る。すると、転送元アドレス生成回路11、転送先アド
レス生成回路12はそれぞれDMA制御回路10からの
DMA制御信号SS1により、設定されたルールに従い
転送元アドレス、転送先アドレスを更新する。こうし
て、カウントしたデータ転送数が予め設定したデータ転
送数になるまで、上述したST3〜ST8の処理を繰返
す。
【0017】次に、上述したようなデータ転送装置で転
送元メモリ1からデータを取出して転送先メモリ2へD
MA転送でデータを転送する処理における各ブロックの
動作タイミングの1例を、所定のクロックで同期させて
動作した場合について図8を参照して説明する。
【0018】先ず、転送要求信号(DREQ)がHレベ
ルからLレベルに変化するとDMAが起動する。DMA
が起動してから最初のクロックの立上がり(T0)で転
送元メモリ1のRASアドレス[RA(n)]がアドレ
スバス5へ出力される。この転送元メモリ1のRASア
ドレス[RA(n)]は、次のクロック(T1)で転送
元メモリ1のRAS信号をHレベルからLレベルにする
ことにより転送元メモリ1に取込まれる。
【0019】次のクロック(T2)で転送元メモリ1の
CASアドレス[CA(s)]がアドレスバス5へ出力
される。転送元メモリ1のCASアドレス[CA
(s)]は次のクロック(T3)で転送元メモリ1のC
AS信号をHレベルからLレベルにすることにより取込
まれる。転送元メモリ1のCAS信号がLレベルになる
と転送元メモリ1よりデータバス7へデータ[Da]が
出力される。
【0020】次のクロック(T4)で転送元メモリ1か
らのデータ[Da]をレジスタ16に格納し、同時に転
送元メモリ1のRAS信号及びCAS信号をLレベルか
らHレベルにする。また、転送先メモリ2のRASアド
レス[RA(m)]を出力する。次のクロック(T5)
で転送先メモリ2のRASアドレス[RA(m)]を転
送先メモリ2のRAS信号をHレベルからLレベルにす
ることにより転送先メモリ2へ取込む。次のクロック
(T6)で転送メモリ2のCASアドレス[CA
(d)]を出力する。これと同時に、転送先メモリ2の
ライトイネーブル信号をHレベルからLレベルにするこ
とによって転送先メモリ2が書込み可能な状態にし、レ
ジスタ16からデータ[Da]をデータバス7上へ出力
する。
【0021】次のクロック(T7)でDMA転送制御回
路15からのデータ転送信号(DACK)をHレベルか
らLレベルにする。転送先メモリ2のCAS信号をHレ
ベルからLレベルにし、転送先メモリ2へレジスタ16
からのデータバス7上のデータ[Da]を格納する。
【0022】次のクロック(T8)でDMA転送制御回
路15からのデータ転送信号(DACK)SS5をLレ
ベルからHレベルにする。また、データ転送回数制御回
路13にてデータ転送数をカウントし、予め設定したデ
ータ転送数とカウントしたデータ転送数を比較する。転
送先メモリ2のRAS信号、CAS信号及びライトイネ
ーブル信号をLレベルからHレベルにし、1サイクルの
データ転送が終了する。こうして、1ワード分のデータ
が転送できる。以下、このようなデータ転送がデータ転
送回数制御回路13でカウントしたデータ転送数が予め
設定したデータ転送数になるまで繰返し行われる。
【0023】また、転送元メモリ1に一方向の直線的な
アドレス空間からなるメモリ、例えばスタティックRA
Mを使用するとともに、転送先メモリ2にDRAMを使
用した場合は、図9に示すように転送元メモリ1のスタ
ティックRAMのアドレスSA(S)から転送データを
取出してレジスタ16に記憶し、レジスタ16からの転
送データを転送先メモリ2のDRAMのアドレス[RA
(m)][CA(d)]へ記憶することにより1サイク
ルのデータ転送を行う。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】近年では、大量のデー
タをメモリ間でより高速に転送できるデータ転送装置が
要求されているが、上述したようなデータ転送装置のよ
うに、DRAMを使用しさらにそのデータ転送をDMA
によって行っても、ある程度限界がある。
【0025】上述したようなデータ転送装置で、大量の
データをメモリ間でより高速で転送できるようにしよう
とすれば、クロックの周波数をあげて全体のスピードを
上げていけばよいとも考えられる。
【0026】しかしながら、このようにするためには、
同じ種類のメモリでもメモリのアクセスタイムがより速
いSRAMなどをDRAMの代わりに使用しなければな
らず、これでは、却ってコスト高となってしまい適切で
ない。また、クロックの周波数をあげると、放射雑音や
クロストークノイズなどの技術的問題が新たに発生して
くるため、これを防止する部品を追加して設けなければ
ならず、さらに部品点数が増え、コストを高くする要因
になってしまう。従って、DRAMを使用したまま、大
量のデータをそのメモリ間でより高速に転送できるデー
タ転送装置が強く要望されていた。
【0027】また、DRAMの中には、データのアクセ
ススピードを高速化するため、例えば1つRASアドレ
スに対して複数のCASアドレスのデータ、すなわち複
数のデータ(例えば数ワード分のデータ)を一度に読書
きすることができる高速ぺージモードを利用できるもの
がある。これをDMA転送を行う場合にも利用できれば
DRAMを使用したデータ転送装置でも大量のデータを
より高速に転送することができると考えられる。
【0028】しかしながら、上述したような従来のデー
タ転送装置では、転送元メモリ1から取出したデータを
一旦レジスタ16に格納するため、高速ぺージモードで
複数のCASアドレスのデータを転送元メモリ1から読
出せたとしても、そのデータをレジスタ16に記憶する
場合にレジスタ16の内容が次々と書換えられてしまっ
て溜めておくことができなかったため、転送先メモリ2
には一度に1つのデータしか記憶できない。このため、
従来のDMA転送を行うメモリ制御回路ではDRAMの
高速ぺージモードを利用することができないという問題
があった。
【0029】そこで、本発明は、カラム方向とロー方向
の平面的なアドレス空間からなるメモリにおける高速ぺ
ージモードを利用したDMA転送を行うことができ、こ
れにより大量のデータをより高速に転送することができ
るデータ転送装置を提供しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、デ
ータの転送元メモリ及び転送先メモリをともにカラム方
向とロー方向の平面的なアドレス空間からなるメモリで
構成した場合のそのメモリ同士間のデータ転送をダイレ
クトメモリアクセスで行うデータ転送装置において、転
送元メモリから読取ったデータを1つのカラム方向及び
ロー方向のアドレスで指定できる1つのデータを複数分
一時的に記憶しておく容量を持つデータバッファと、1
サイクルのDMA転送で転送するデータ数を設定するデ
ータ数設定手段を設け、データ数設定手段で設定したデ
ータ数分のデータを転送元メモリのロー方向のアドレス
が同一である複数のカラム方向のアドレスから連続して
読出すとともにそれらのデータをデータバッファへ連続
して書込み、そのデータバッファからのデータを転送先
メモリのロー方向のアドレスが同一であるカラム方向の
複数アドレスへ連続して書込むことにより1サイクルの
データ転送を行うものである。
【0031】請求項2の本発明は、転送元メモリをカラ
ム方向とロー方向の平面的なアドレス空間からなるメモ
リで構成するとともに、転送先メモリを一方向の直線的
なアドレス空間からなるメモリで構成し、データバッフ
ァからのデータは1つのアドレスごとに転送先メモリへ
書込む請求項1記載のデータ転送装置である。
【0032】請求項3の本発明は、転送先メモリをカラ
ム方向とロー方向の平面的なアドレス空間からなるメモ
リで構成するとともに、転送元メモリを一方向の直線的
なアドレス空間からなるメモリで構成し、転送元メモリ
からのデータは、データ数設定手段で設定したデータ数
分を1つのアドレスごとにデータバッファへ書込む請求
項1記載のデータ転送装置である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5を参照して説明する。図1は、本実施の形態にお
けるデータ転送装置の回路構成を示すブロック図で、2
1はDRAMで構成された転送元メモリ、22はDRA
Mで構成された転送先メモリ、23はDMA回路であ
る。このDMA回路23はその制御部本体を構成するD
MA制御回路25、転送元メモリ21のアドレスを生成
する転送元アドレス生成回路26、転送先メモリ22の
アドレスを生成する転送先アドレス生成回路27、デー
タ転送数をカウントするデータ転送回数制御回路28、
アドレスバスインタフェース(I/F)回路29、DM
A転送制御回路30、メモリ制御回路31、データバッ
ファ32を備える。このデータバッファ32としては、
1回に転送するデータ数分の容量を持つものを使用すれ
ばよいが、ここでは例えば2ワード分のデータを記憶で
きる容量を持つものを使用する。
【0034】上記DMA制御回路30は、この本実施の
形態にかかるデータ転送装置が設けられたプリンタ等の
電子機器の制御部本体を構成する図示しないCPU(中
央処理装置)とバスライン等で接続している。また、メ
モリ制御回路31は転送元メモリ21及び転送先メモリ
22とアドレスバス33及び制御線34を介して接続し
ており、データバッファ32は転送元メモリ21及び転
送先メモリ22とデータバス35を介して接続してい
る。さらに、上記DMA制御回路25は、DMA制御信
号S1及び転送要求信号S2を出力する。このDMA制
御信号S1は、転送元アドレス生成回路11、転送先ア
ドレス生成回路12、データ転送回数制御回路13、及
びDMA転送制御回路15へ供給されるようになってお
り、転送要求信号S2はDMA転送制御回路15へ供給
されるようになっている。
【0035】また、DMA制御回路25は、DMA転送
制御回路30からデータ転送信号S5を受け、データ転
送回数制御回路28から転送終了信号S6を受けるよう
になっている。DMA制御回路25は、DMA転送制御
回路30からデータ転送信号S5を受けると、データ転
送回数制御回路28から転送終了信号S6を受けなけれ
ば、DMA制御信号S1を出力して次のデータ転送を行
う。また、データ転送回数制御回路28から転送終了信
号S6を受けるとDMAによるデータ転送制御を終了す
る。
【0036】上記転送元アドレス生成回路26は、DM
A制御回路25からDMA制御信号S1を受けると、転
送元アドレスを生成してアドレスバスI/F回路29へ
出力するようになっている。また、転送元アドレス生成
回路26は、データ転送回数制御回路28からアドレス
更新信号S7を受けると、DMA制御回路10からのD
MA制御信号S1により設定されたルールに従い転送元
アドレスを更新してアドレスバスI/F回路29へ出力
するようになっている。
【0037】上記転送先アドレス生成回路27は、DM
A制御回路25からDMA制御信号S1を受けると、転
送先アドレスを生成してアドレスバスI/F回路29へ
出力するようになっている。また、転送先アドレス生成
回路27は、データ転送回数制御回路28からアドレス
更新信号S7を受けると、DMA制御回路10からのD
MA制御信号S1により設定されたルールに従い転送先
アドレスを更新してアドレスバスI/F回路29へ出力
するようになっている。
【0038】上記DMA転送制御回路30は、データ転
送信号S5をデータ転送回数制御回路28及びメモリ制
御回路31へ出力するようになっており、データバッフ
ァ32のデータの読書きを行うためのリードライト制御
信号S4をデータバッファ32に出力するようになって
いる。さらに、DMA転送制御回路30は、アドレス選
択信号S3をアドレスバスI/F回路29へ出力するよ
うになっている。
【0039】また、DMA転送制御回路30は、DMA
制御回路25からはDMA制御信号S1及び転送要求信
号S2を受けるようになっており、データ転送回数制御
回路28からはDMA転送終了信号S6を受けるように
なっている。
【0040】アドレスバスI/F回路29は、DMA転
送制御回路30からのアドレス選択信号S3に基づいて
転送元アドレス生成回路26からの転送元アドレス及び
転送先アドレス生成回路27からの転送先アドレスのい
ずれか一方を選択してメモリ制御回路31へ出力するよ
うになっている。
【0041】メモリ制御回路31は、アドレスバスI/
F回路29からの転送元アドレス又は転送先アドレスを
メモリ用アドレスに変換してアドレスバス33へ出力す
るとともに、チップセレクト信号、データリード信号な
どのメモリ制御信号を生成する。ここでは、転送元メモ
リ1及び転送先メモリ2ともにDRAMで構成している
ため、このメモリ制御回路31は、これらのメモリ1、
2に対するRAS信号、CAS信号、RAS/CASの
アドレス等のメモリ制御信号を生成し制御線34を介し
て転送先メモリ2へ出力する。メモリ制御回路31は、
DMA転送制御回路30からのデータ転送信号S5を受
けると、上記メモリ制御信号を制御線34を介してメモ
リ1又は2へ出力するようになっている。
【0042】なお、メモリ内容を保持するためのリフレ
ッシュ信号もメモリ制御回路31からメモリ1、2へ供
給されるようになっている。このリフレッシュ信号につ
いてはメモリ制御回路31以外から供給されるようにし
てもよい。
【0043】上記データ転送回数制御回路28は、DM
A転送制御回路30からのデータ転送信号S5を受ける
とデータ転送数のカウント数をインクリメントするとと
もに、カウントされたデータ転送数と予め設定されたデ
ータ転送数とを比較して、カウントされたデータ転送数
が予め設定されたデータ転送数よりも小さい場合は転送
元アドレス生成回路26及び転送先アドレス生成回路2
7へアドレス更新信号S7を出力し、カウントされたデ
ータ転送数が予め設定されたデータ転送数に達した場合
はDMA転送制御回路30及びDMA制御回路25へD
MA転送終了信号S6を出力するようになっている。
【0044】このようなデータ転送装置において、転送
元メモリ1からデータを取出して、転送先メモリ2へD
MA転送でデータを転送する場合には、DMA回路23
は、図2に示すような制御動作を行うようになってい
る。以下、この制御動作を図3に示す動作タイミング図
を参照しながら説明する。
【0045】先ずST11にて初期設定を行う。この初
期設定は、データ転送装置が設けられたプリンタ等の装
置本体の制御部を構成するCPU(図示しない)がDM
A制御回路25に対して行う。具体的には転送元メモリ
21から取出すデータの転送元アドレス、そのデータを
書込む転送先メモリ22の転送先アドレス、データ転送
数(転送したいデータの総数であり、1アドレスで指定
できるデータが1ワードである場合はそのワード数)、
転送データの読出し回数(1サイクルのデータ転送で転
送元メモリ21から読出すデータ数であり、ここでは2
ワードを設定しておく)、転送データの書込み回数(1
サイクルのデータ転送で転送先メモリ22へ書込むデー
タ数であり、ここでは2ワードを設定しておく)などの
初期設定を行う。これらデータ転送数、読出し回数、書
込み回数は例えば後述するデータ転送回数制御回路28
内のデータ転送数レジスタ、読出し回数レジスタ、書込
み回数レジスタにそれぞれ記憶される。
【0046】初期設定が終了し、DMAを行う準備がす
べて整うと、ST12にてDMAの起動を許可待ちとな
る。このDMAの起動許可は上記CPUが行う。すなわ
ち、CPUは、DMAの起動を許可してDMAを起動可
能状態にする。このとき、ST13にてDMA回路23
内では、転送要求信号(DREQ)S2の発生待ちとな
る。
【0047】そして、DMAが起動可能状態になるとD
MA制御回路25からの転送要求信号(DREQ)S2
がHレベルからLレベルに変化してDMAが起動し、S
T14にて転送データの読出しが行われる。すなわち、
DMAが起動すると、先ず次のクロックの立上がり(T
0)で、DMA転送制御回路30からのアドレス選択信
号S3により転送元アドレス生成回路26で生成された
転送元アドレスがアドレスバスI/F回路29で選択出
力される。すると、この選択出力された転送元アドレス
はメモリ制御回路31で転送元メモリ21のRASアド
レス[RA(n)]に変換されてアドレスバス33へ出
力される。
【0048】次のクロックの立上がり(T1)で、メモ
リ制御回路31は転送元メモリ21のメモリ制御信号で
あるRAS信号をHレベルからLレベルにする。転送元
メモリ21のRAS信号の立下がりで転送元メモリ21
はRASアドレス[RA(n)]をアドレスバス33か
ら取り込む。
【0049】次のクロックの立上がり(T2)で、メモ
リ制御回路31はアドレスバスI/F回路29で選択出
力された転送元アドレスを転送元メモリ21のCASア
ドレス[CA(s)]に変換して、このアドレスをアド
レスバス33へ出力する。
【0050】次のクロックの立上がり(T3)で、メモ
リ制御回路31は転送元メモリ21のメモリ制御信号で
あるCAS信号をHレベルからLレベルにする。する
と、CAS信号の立下がりで転送元メモリ21はCAS
アドレス[CA(s)]をアドレスバス33から取り込
む。続いて、転送元メモリ21のCAS信号がLレベル
になると転送元メモリ21からそのアドレス[RA
(n)][CA(s)]の内容である1ワード目のデー
タ[Da]がデータバス35上に出力される。
【0051】次のクロックの立上がり(T4)で、転送
元メモリ21からのデータバス35上のデータ[Da]
を、DMA転送制御回路30からのバッファ32のリー
ドライト制御信号S4によりデータバッファ32に格納
する。そして、転送元メモリ21のCAS信号をLレベ
ルからHレベルにする。これにより、転送元メモリ21
のCAS信号がHレベルとなり、転送元メモリ21から
データバス35上へのデータ出力が停止する。こうし
て、1ワード分の転送データの読出しが終了する。
【0052】次に、ST15にて転送データの読出し回
数及びデータ転送回数のインクリメントし、ST16に
てデータ転送数が予め設定したデータ転送数になったか
否かを判断する。このとき、データ転送数が予め設定し
たデータ転送数になったと判断した場合にはST20の
処理に移り、データ転送数が予め設定したデータ転送数
になっていないと判断した場合にはST17にて転送デ
ータの読出し回数が予め設定した読出し回数(ここでは
2ワード分の読出し回数である2回)になったか否かを
判断する。そして、転送データの読出し回数が予め設定
した読出し回数になっていないと判断した場合はST1
9にて転送元アドレスの更新を行ってST13の処理に
戻る。また、ST17にて転送データの読出し回数が予
め設定した読出し回数になったと判断した場合はST1
8にて転送元アドレスの更新を行ってST20の処理に
移る。
【0053】これらST16〜ST19の処理は、具体
的にはデータ転送回数制御回路28が次のようなタイミ
ングで行う。すなわち、データ転送回数制御回路28は
DMA転送制御回路30からのデータ転送信号S5に基
づいてデータの読出し回数とデータの転送数のカウント
数をインクリメントする。
【0054】そして、カウントしたデータ転送数と予め
設定したデータ転送数とを比較し、カウントしたデータ
転送数が予め設定したデータ転送数になったか否かを判
断する。データ転送回数制御回路28は、カウントした
データ転送数が予め設定したデータ転送数になっていな
いと判断した場合は、カウントした転送データの読出し
回数と予め設定した読出し回数とを比較し、カウントし
た転送データの読出し回数が予め設定した読出し回数に
なったか否かを判断する。そして、カウントした転送デ
ータの読出し回数が予め設定した読出し回数になってい
ないと判断した場合、すなわち転送データの読出し回数
が1回である場合は、転送元メモリ21からの転送デー
タの読出しを続けて行う。
【0055】すなわち、データ転送回数制御回路28
は、転送元アドレス生成回路26に対してアドレス更新
信号S7を出力する。これにより、転送元アドレス生成
回路26は転送元アドレスを更新する。更新された転送
元アドレスはアドレスバスI/F回路29で選択出力さ
れる。そして、選択出力されたアドレスはメモリ制御回
路31で転送元メモリ21のCASアドレス[CA(s
+1)]に変換されてアドレスバス33へ出力される。
【0056】そして、次のクロックの立上がり(T5)
で、メモリ制御回路31は転送元メモリ21のCAS信
号をHレベルからLレベルにする。続いて転送元メモリ
21のCAS信号の立下がりで転送元メモリ21はアド
レスバス33上のCASアドレス[CA(s+1)]を
取込む。転送元メモリ21のCAS信号がLレベルにな
ると転送元メモリ21よりそのアドレス[RA(n)]
[CA(s+1)]の内容である2ワード目のデータ
[Db]がデータバス35上に出力される。
【0057】次のクロックの立上がり(T6)で、転送
元メモリ21からのデータバス35上のデータ[Db]
を、DMA転送制御回路30からのバッファ32のリー
ドライト制御信号S4によりデータバッファ32に格納
する。そして、転送元メモリ21のCAS信号をLレベ
ルからHレベルにする。これにより、転送元メモリ21
のCAS信号がHレベルとなり、転送元メモリ21から
のデータバス35へのデータ出力が停止する。こうし
て、データバッファ32には2ワード分の転送データが
格納される。
【0058】そして、再度ST15〜ST19の処理が
行われる。このときST16にてカウントした転送デー
タの読出し回数が予め設定した読出し回数になったと判
断した場合、すなわち転送データの読出し回数が2回で
ある場合は、転送元メモリ21からの転送データの読出
しを終了し、ST18にて転送元アドレスを更新してS
T20にて転送先メモリ22へ転送データの書き込みを
行う。
【0059】また、ST16にてカウントしたデータ転
送数が予め設定したデータ転送数になっていないと判断
した場合であって、ST17にて転送データの読出し回
数が予め設定した読み出し回数(2回)になったと判断
した場合は、データ転送回数制御回路28は、ST18
にて次の転送データの読出しに備えて、転送元アドレス
生成回路26に対してアドレス更新信号S7を出力す
る。これにより、転送元アドレス生成回路26は転送元
アドレスを更新する。
【0060】続いて、ST20にてDMA転送制御回路
30からのアドレス選択信号S3により転送先アドレス
生成回路27で生成された転送先アドレスがアドレスバ
スI/F回路29で選択出力される。この選択出力され
た転送先アドレスはメモリ制御回路31で転送先メモリ
22のRASアドレス[RA(m)]に変換されてアド
レスバス33へ出力される。
【0061】そして、次のクロックの立上がり(T7)
で、メモリ制御回路31は転送先メモリ22のメモリ制
御信号であるRAS信号をHレベルからLレベルにす
る。続いて転送先メモリ22のRAS信号の立下がりで
転送先メモリ22はアドレスバス33上のRASアドレ
ス[RA(m)]を取込む。
【0062】次のクロックの立上がり(T8)で、メモ
リ制御回路31はアドレスバスI/F回路29で選択出
力された転送先アドレスを転送先メモリ22のCASア
ドレス[CA(d)]に変換して、このアドレスをアド
レスバス33へ出力する。
【0063】また、メモリ制御回路31は転送先メモリ
22のメモリ制御信号であるライトイネーブル信号をH
レベルからLレベルにする。すると、転送先メモリ22
は書込み可能な状態になる。続いて、DMA転送制御回
路30からのバッファ32のリードライト制御信号S4
によりデータバッファ32からデータバス35上にデー
タ[Da]を出力する。
【0064】次のクロックの立上がり(T9)で、メモ
リ制御回路31は転送先メモリ22のメモリ制御信号で
あるCAS信号をHレベルからLレベルにする。する
と、転送先メモリ22はデータバッファ32からデータ
バス35上に出力されたデータ[Da]をCAS信号の
立下がりのタイミングで格納する。こうして、1ワード
目の転送データの書込みが終了する。
【0065】続いて、ST21にて転送データの書込み
回数をインクリメントし、ST22にて転送データの書
込み回数が上記読出し回数になったか否かを判断する。
そして、転送データの書込み回数が上記読出し回数にな
っていないと判断した場合はST23にて転送先アドレ
スの更新を行ってST20の処理に戻る。また、ST2
2にて転送データの書込み回数が上記読出し回数になっ
たと判断した場合はST24にて転送データの読出し回
数及び書込み回数を0にしてST25にてカウントした
データ転送数が予め設定したデータ転送数になったか否
かを判断する。そして、データ転送数が予め設定したデ
ータ転送数になっていないと判断した場合はST20の
処理に戻り、データ転送数が予め設定したデータ転送数
になったと判断した場合は、このDMAによるデータ転
送処理を終了する。
【0066】これらST21〜ST25の処理は、具体
的にはデータ転送回数制御回路28が次のようなタイミ
ングで行う。すなわち、データ転送回数制御回路28は
DMA転送制御回路30からのデータ転送信号S5に基
づいてデータの書込み回数をインクリメントする。
【0067】そして、カウントした転送データの書込み
回数と上記読出し回数とを比較する。すなわち、この比
較によりデータバッファ32からのデータのすべてを転
送先メモリ22へ書込んだか否かを判断する。そして、
カウントした転送データの書込み回数が上記読出し回数
になっていないと判断した場合、すなわち転送データの
書込み回数が1回である場合は、転送先メモリ22への
転送データの書込みを続けて行う。すなわち、データ転
送回数制御回路28は、転送先アドレス生成回路27に
対してアドレス更新信号S7を出力する。
【0068】次のクロックの立上がり(T10)で、メ
モリ制御回路31は転送先メモリ22のCAS信号をL
レベルからHレベルにする。また、上記アドレス更新信
号S7の出力により、転送先アドレス生成回路27は転
送先アドレスを更新する。更新された転送先アドレスは
アドレスバスI/F回路29で選択出力される。そし
て、選択出力されたアドレスはメモリ制御回路31で転
送先メモリ22のCASアドレス[CA(d+1)]に
変換されてアドレスバス33へ出力される。
【0069】さらに、DMA転送制御回路30からのデ
ータバッファ32のリードライト制御信号S4により、
データバッファ32からデータバス35上にデータ[D
b]が出力される。
【0070】次のクロックの立上がり(T11)で、メ
モリ制御回路31は転送先メモリ22のCAS信号をH
レベルからLレベルにする。すると、転送先メモリ22
はデータバッファ32からデータバス35上に出力され
たデータ[Db]をCAS信号の立下がりのタイミング
で格納する。これにより、2ワード目の転送データの書
込みが終了し、1サイクルのデータ転送が終了する。こ
うして、1サイクルのデータ転送で2ワードのデータを
転送できる。
【0071】そして、再度ST21〜ST25の処理が
行われる。このとき、ST22にてカウントした転送デ
ータの書込み回数が上記読出し回数になったと判断した
場合、すなわち転送データの書込み回数が2回である場
合は、転送先メモリ22からの転送データの読出しを終
了し、ST24にて転送データの読出し回数及び書込み
回数を0にした後、ST25にてカウントしたデータ転
送数と予め設定したデータ転送数を比較して、カウント
したデータ転送数が予め設定したデータ転送数になって
いないと判断した場合は、次のデータの読取りに備え
て、データ転送回数制御回路28は転送先アドレス生成
回路27に対してアドレス更新信号S7を出力する。こ
のとき、DMA転送制御回路30はDMA制御回路25
に対してデータ転送信号S5をHレベルからLレベルに
して1サイクル目のDMA転送が終了したことを伝え
る。
【0072】次のクロックの立上がり(T12)で、メ
モリ制御回路31はDMA転送制御回路30からのデー
タ転送信号S5に基づいて1サイクル目のDMA転送が
終了したと判断し、転送先メモリ22のCAS信号、R
AS信号およびライトイネーブル信号をLレベルからH
レベルにする。これにより、2サイクル目のDMA転送
が開始される。こうして、データ転送回数制御回路28
でカウントしたデータ転送数が予め設定したデータ転送
数になるまでDMA転送のサイクルを繰り返す。
【0073】そして、ST16にてデータ転送回数制御
回路28でDMA転送制御回路30からのデータ転送信
号S5に基づいてカウントしたデータ転送数が予め設定
したデータ転送数になったと判断した場合は、転送元メ
モリ21からの転送データの読取りを終了し、ST20
にて転送先メモリ22への転送データの書込みへと移り
移行の処理が実行される。すなわち、ST16にてカウ
ントしたデータ転送数が予め設定したデータ転送数にな
ったと判断した場合は、データ転送回数制御回路28か
ら転送元アドレス生成回路26に対してアドレス更新信
号S7が出力されることはない。
【0074】そして、ST25にてデータ転送回数制御
回路28でカウントしたデータ転送数が予め設定したデ
ータ転送数になったと判断した場合は、データ転送回数
制御回路28は、転送先アドレス生成回路27に対して
アドレス更新信号を出力せず、次のクロックで1サイク
ルのDMA転送が終了する。このとき、メモリ制御回路
31は転送先メモリ22のCAS信号、RAS信号およ
びライトイネーブル信号をLレベルからHレベルにす
る。また、DMA転送制御回路30はDMA制御回路2
5に対してデータ転送信号S5をLレベルからHレベル
にする。さらに、データ転送回数制御回路28は、DM
A転送終了信号S6をDMA転送制御回路30及びDM
A制御回路25に出力する。こうして、全てのDMA転
送が終了する。
【0075】このように、本実施の形態においては、D
MA回路23において転送元メモリ21から読出した転
送データを一時的に格納しておくものとして、従来設け
られていた示すレジスタ16の代わりにデータバッファ
25を設けたため、1サイクルのDMA転送で転送元メ
モリ21から複数の転送データ(複数のワード)を転送
元メモリ21から読出し転送先メモリ22へ書込むこと
ができる。これにより、DRAMの高速ぺージモードを
利用することができるようになるため、メモリとしてD
RAMを使用したまま、大量のデータをより高速に転送
することができる。このため、クロック周波数を上げて
転送スピードを速くしたり、アクセスタイムの速い高価
なメモリを使用する必要がなくなる。
【0076】転送元メモリ21のDRAMから転送先メ
モリ22のDRAMへ1ワード単位でデータを転送する
場合、従来では1サイクルのデータ転送あたりT1〜T
8までの8クロック分の時間が必要であるため、データ
転送にかかる総時間は少なくとも8×(データ転送数
(ワード数))クロック分必要であったが、本発明によ
れば1サイクルのデータ転送あたり4+4×(1回のデ
ータ転送数(ワード数))クロック分の時間で転送でき
ることになる。
【0077】例えば、本実施の形態のように、1回のデ
ータ転送数が2ワードの場合、従来では8×2=16ク
ロックの時間が必要であったが、本発明によれば1回の
データ転送数が2ワードの場合は4+4×2=12クロ
ックの時間で済むことになり、従来の場合に対して3/
4の時間でデータ転送が可能となる。
【0078】なお、本実施の形態においては、1サイク
ルのDMA転送で2ワード分のデータを転送するものに
ついて述べたが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、1サイクルのDMA転送で3ワード以上のデータを
転送するものであってもよい。具体的には、データバッ
ファ32の容量を増やすとともに、データ転送回数制御
回路の転送データの読出し回数を1サイクルのDMA転
送で転送したいワード数を設定すればよい。例えば、4
ワードのデータを転送する場合のDMA回路23の動作
タイミングは図4に示すようになる。これにより、メモ
リとしてDRAMを使用したまま、大量のデータをより
一層高速に転送することができる。
【0079】この場合は1回のデータ転送数が4ワード
であるため、従来では8×4=32クロックの時間が必
要であったが、本発明によれば4+4×4=20クロッ
クの時間で済むことになり、従来の場合に対して5/8
の時間に短縮することができる。
【0080】また、本実施の形態においては、転送元メ
モリ21及び転送先メモリ22をともにDRAMで構成
した場合について述べたが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、転送元メモリ21及び転送先メモリ22
のいずれか一方のみにDRAMを使用し、他方に直線的
なアドレス空間からなるメモリ、例えばスタティックR
AMを使用した場合であってもよい。
【0081】例えば、転送元メモリ21がスタティック
RAMであれば、1サイクルで転送先メモリ22のDR
AMへ転送する転送データ数分だけ転送元メモリ21か
ら連続的に取出してこれをデータバッファ32に記憶す
るようにしてもよい。また、転送先メモリ22がスタテ
ィックRAMであれば、転送元メモリ21のDRAMか
ら読出してデータバッファ32に記憶した転送データ数
分だけ転送先メモリ22へ連続的に記憶するようにして
もよい。このようにしても、従来よりデータ転送時間を
速くすることができる。
【0082】転送元メモリ21にスタティックRAMを
使用するとともに、転送先メモリ22にDRAMを使用
した場合のDMA回路23の動作タイミングの1例を図
5に示す。例えば、転送元メモリ21のスタティックR
AMから転送先メモリ22のDRAMへ1ワード単位で
データ転送する場合、従来では1サイクルのデータ転送
あたりT1〜T7までの7クロック分の時間が必要であ
るため、データ転送にかかる総時間は少なくとも7×
(総転送数)クロック分必要であったが、本発明によれ
ば1サイクルのデータ転送あたり3×(1回のデータ転
送数(ワード数))+2+2×(1回のデータ転送数
(ワード数))クロック分の時間で転送できることにな
る。
【0083】具体的には、1回のデータ転送数が2ワー
ドの場合、従来では7×2=14クロックの時間が必要
であったが、本発明によれば1回のデータ転送数が2ワ
ードの場合は3×2+2+2×2=12クロックの時間
で済むことになり、従来の場合に対して6/7の時間で
データ転送が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
ラム方向とロー方向の平面的なアドレス空間からなるメ
モリにおける高速ぺージモードを利用したDMA転送を
行うことができ、これにより大量のデータをより高速に
転送することができるデータ転送装置を提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるデータ転送装置の
回路構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すDMA回路の制御動作を示す流れ
図。
【図3】本実施の形態においてDRAM間で1サイクル
あたり2ワードのデータを転送する回路の動作タイミン
グを示す図。
【図4】本実施の形態においてDRAM間で1サイクル
あたり4ワードのデータを転送する回路の動作タイミン
グを示す図。
【図5】本実施の形態において転送元メモリであるDR
AMから転送先メモリであるスタティックRAMへ1サ
イクルあたり2ワードのデータを転送する回路の動作タ
イミングを示す図。
【図6】従来のデータ転送装置の回路構成を示すブロッ
ク図。
【図7】図1に示すDMA回路の制御動作を示す流れ
図。
【図8】従来のデータ転送装置においてDRAM間でデ
ータを転送する回路の動作タイミングを示す図。
【図9】従来のデータ転送装置において転送元メモリで
あるDRAMから転送先メモリであるスタティックRA
Mへデータを転送する回路の動作タイミングを示す図。
【符号の説明】
21…転送元メモリ 22…転送先メモリ 23…DMA回路 28…データ転送回数制御回路(データ数設定手段) 30…DMA転送制御回路 32…データバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの転送元メモリ及び転送先メモリ
    をともにカラム方向とロー方向の平面的なアドレス空間
    からなるメモリで構成した場合のそのメモリ同士間のデ
    ータ転送をダイレクトメモリアクセスで行うデータ転送
    装置において、前記転送元メモリから読取ったデータを
    1つのカラム方向及びロー方向のアドレスで指定できる
    1つのデータを複数分一時的に記憶しておく容量を持つ
    データバッファと、1サイクルのDMA転送で転送する
    データ数を設定するデータ数設定手段を設け、 前記データ数設定手段で設定したデータ数分のデータを
    前記転送元メモリのロー方向のアドレスが同一である複
    数のカラム方向のアドレスから連続して読出すとともに
    それらのデータを前記データバッファへ連続して書込
    み、そのデータバッファからのデータを前記転送先メモ
    リのロー方向のアドレスが同一であるカラム方向の複数
    アドレスへ連続して書込むことにより1サイクルのデー
    タ転送を行うことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記転送元メモリをカラム方向とロー方
    向の平面的なアドレス空間からなるメモリで構成すると
    ともに、前記転送先メモリを一方向の直線的なアドレス
    空間からなるメモリで構成し、前記データバッファから
    のデータは1つのアドレスごとに転送先メモリへ書込む
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記転送先メモリをカラム方向とロー方
    向の平面的なアドレス空間からなるメモリで構成すると
    ともに、前記転送元メモリを一方向の直線的なアドレス
    空間からなるメモリで構成し、前記転送元メモリからの
    データは、前記データ数設定手段で設定したデータ数分
    を1つのアドレスごとに前記データバッファへ書込むこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
JP9112915A 1997-04-30 1997-04-30 データ転送装置 Pending JPH10301890A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445913B1 (ko) * 2002-05-27 2004-08-25 한국전자통신연구원 버퍼 캐시를 이용한 페이지 모드 dram 가속기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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