JPH10300320A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents
冷凍冷蔵庫Info
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- JPH10300320A JPH10300320A JP11076297A JP11076297A JPH10300320A JP H10300320 A JPH10300320 A JP H10300320A JP 11076297 A JP11076297 A JP 11076297A JP 11076297 A JP11076297 A JP 11076297A JP H10300320 A JPH10300320 A JP H10300320A
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- Japan
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- partition plate
- front surface
- partition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷凍冷蔵庫の仕切り構造に関し、仕切り板の
結露防止と消費電力量の低減を図る。 【解決手段】 前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾ２
を設けた樹脂プレート１と、挿入ミゾ２に上下端に挿
入、固定された磁性金属板からなる仕切り板３と、樹脂
プレート１内に配設される断熱体４と仕切り板３内面に
敷設される結露防止用ヒータ５からなる仕切り壁６を構
成する。
結露防止と消費電力量の低減を図る。 【解決手段】 前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾ２
を設けた樹脂プレート１と、挿入ミゾ２に上下端に挿
入、固定された磁性金属板からなる仕切り板３と、樹脂
プレート１内に配設される断熱体４と仕切り板３内面に
敷設される結露防止用ヒータ５からなる仕切り壁６を構
成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つ以上の温度帯
の異なる冷蔵室又は冷凍室を備える冷凍冷蔵庫におい
て、各室間の仕切り壁の結露防止と消費電力量の低減に
関するものである。
の異なる冷蔵室又は冷凍室を備える冷凍冷蔵庫におい
て、各室間の仕切り壁の結露防止と消費電力量の低減に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、冷凍冷蔵庫においては、大容量化
と温度帯の違いによる部屋の細分化が進んでおり、各室
の仕切りの結露防止とさらなる消費電力量の低減が求め
られている。
と温度帯の違いによる部屋の細分化が進んでおり、各室
の仕切りの結露防止とさらなる消費電力量の低減が求め
られている。
【０００３】従来の冷凍冷蔵庫としては、特開平７−１
０９７５号公報に示されているものがある。
０９７５号公報に示されているものがある。
【０００４】以下、図面を参照しながら上記従来の冷凍
冷蔵庫を説明する。図８は、従来の冷凍冷蔵庫の仕切り
壁の要部縦断面図である。
冷蔵庫を説明する。図８は、従来の冷凍冷蔵庫の仕切り
壁の要部縦断面図である。
【０００５】図８において、１０は冷凍室、１１は冷蔵
室である。それら間を仕切る仕切り壁１２の前面部に
は、鉄板１３を埋設して断面コ字状に形成された樹脂板
１４が取り付けられている。鉄板１３は、端部をＵ字状
に折曲して折り返し部１３ａが形成され、その表面及び
折り返し部１３ａの表面は樹脂板１４の表面及び裏面に
露出し、その折り返し部１３ａは凝縮パイプ１５と接触
している。また、開閉扉１６，１７の閉扉時には、ドア
パッキン１８，１９のパッキンマグネット２０，２１が
鉄板１３の表面に吸着してその閉扉状態を維持するよう
になっている。
室である。それら間を仕切る仕切り壁１２の前面部に
は、鉄板１３を埋設して断面コ字状に形成された樹脂板
１４が取り付けられている。鉄板１３は、端部をＵ字状
に折曲して折り返し部１３ａが形成され、その表面及び
折り返し部１３ａの表面は樹脂板１４の表面及び裏面に
露出し、その折り返し部１３ａは凝縮パイプ１５と接触
している。また、開閉扉１６，１７の閉扉時には、ドア
パッキン１８，１９のパッキンマグネット２０，２１が
鉄板１３の表面に吸着してその閉扉状態を維持するよう
になっている。
【０００６】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の仕切
り壁について、以下その動作を説明する。
り壁について、以下その動作を説明する。
【０００７】開閉扉１６，１７を閉扉した場合、凝縮パ
イプ１５の熱は鉄板１３，パッキンマグネット２０，２
１を介してドアパッキン１８，１９に伝わって温める結
果、ドアパッキン１８，１９及び鉄板１３に結露現象が
発生するのを防止している。
イプ１５の熱は鉄板１３，パッキンマグネット２０，２
１を介してドアパッキン１８，１９に伝わって温める結
果、ドアパッキン１８，１９及び鉄板１３に結露現象が
発生するのを防止している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は結露防止用の熱源として凝縮パイプの熱を利
用しているため、外気の温度及び湿度が結露しない状態
であっても常に熱を発生し、また熱源から結露発生する
ドアパッキン及び鉄板表面までの沿面距離が長いため熱
源自体の温度も高く、冷蔵庫庫内への熱リークが余分に
なされるという欠点があった。
来の構成は結露防止用の熱源として凝縮パイプの熱を利
用しているため、外気の温度及び湿度が結露しない状態
であっても常に熱を発生し、また熱源から結露発生する
ドアパッキン及び鉄板表面までの沿面距離が長いため熱
源自体の温度も高く、冷蔵庫庫内への熱リークが余分に
なされるという欠点があった。
【０００９】本発明は従来の課題を解決するもので、結
露を防止しつつ冷蔵庫庫内への熱リークを最小限に抑え
た冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
露を防止しつつ冷蔵庫庫内への熱リークを最小限に抑え
た冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【００１０】本発明の他の目的は、仕切り壁の組立時
に、仕切り壁前面の仕切り板の挿入作業性を向上させる
ことである。
に、仕切り壁前面の仕切り板の挿入作業性を向上させる
ことである。
【００１１】本発明の他の目的は、仕切り壁前面の仕切
り板の変形防止を図ることである。本発明の他の目的
は、仕切り壁前面の仕切り板の端面の発錆防止を図るこ
とである。
り板の変形防止を図ることである。本発明の他の目的
は、仕切り壁前面の仕切り板の端面の発錆防止を図るこ
とである。
【００１２】本発明の他の目的は、ドアパッキンが仕切
り壁前面に吸着する際の吸着性を向上させることであ
る。
り壁前面に吸着する際の吸着性を向上させることであ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために本発明は、仕切り壁を構成する樹脂プレート前面
の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設け、磁性金属板か
らなる仕切り板を前記挿入ミゾに上下端を挿入、固定
し、前記仕切り板内面に結露防止用ヒータを敷設したも
のである。
ために本発明は、仕切り壁を構成する樹脂プレート前面
の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設け、磁性金属板か
らなる仕切り板を前記挿入ミゾに上下端を挿入、固定
し、前記仕切り板内面に結露防止用ヒータを敷設したも
のである。
【００１４】これにより、冷蔵庫庫内への熱リークを最
小限に抑えることができ、しかも簡易な構造で仕切り壁
前面の仕切り板の変形防止が図かれる。
小限に抑えることができ、しかも簡易な構造で仕切り壁
前面の仕切り板の変形防止が図かれる。
【００１５】また本発明は、仕切り壁前面の仕切り板の
下端部に折り返し部を設ける構造とした。
下端部に折り返し部を設ける構造とした。
【００１６】これにより、仕切り板の端面発錆防止を図
ることができる。また本発明は、仕切り板前面の上下部
に全幅にわたる段差部を設け、樹脂プレート前面と仕切
り板前面を同一面にした。さらに、仕切り板前面中央部
を端部に対してＲ状に凸形状にした。
ることができる。また本発明は、仕切り板前面の上下部
に全幅にわたる段差部を設け、樹脂プレート前面と仕切
り板前面を同一面にした。さらに、仕切り板前面中央部
を端部に対してＲ状に凸形状にした。
【００１７】これにより、ドアパッキンが仕切り壁前面
に吸着する際の吸着性を向上させることができる。
に吸着する際の吸着性を向上させることができる。
【００１８】また本発明は、仕切り壁前面の上部に全幅
にわたる挿入ミゾを設けた上面樹脂プレートと、仕切り
壁前面の下部に全幅にわたる挿入ミゾを設けた下面樹脂
プレートと前記挿入ミゾに仕切り板の上下端を挿入、固
定し、前記上、下面樹脂プレート間をツメ等で連結固定
する構造とした。
にわたる挿入ミゾを設けた上面樹脂プレートと、仕切り
壁前面の下部に全幅にわたる挿入ミゾを設けた下面樹脂
プレートと前記挿入ミゾに仕切り板の上下端を挿入、固
定し、前記上、下面樹脂プレート間をツメ等で連結固定
する構造とした。
【００１９】また本発明は、外箱外周フランジ内側に挿
入、埋設される仕切り板の左右端フランジには、位置決
め穴と樹脂プレートには前記位置決め穴に係合する突起
を設ける。もしくは、樹脂プレートの仕切り板挿入ミゾ
内に少なくとも１か所に位置決めリブを形成し、仕切り
板には位置決めリブに係合する切り欠きを設ける構造と
した。
入、埋設される仕切り板の左右端フランジには、位置決
め穴と樹脂プレートには前記位置決め穴に係合する突起
を設ける。もしくは、樹脂プレートの仕切り板挿入ミゾ
内に少なくとも１か所に位置決めリブを形成し、仕切り
板には位置決めリブに係合する切り欠きを設ける構造と
した。
【００２０】また本発明は、外箱外周フランジ内側に挿
入、埋設される前記仕切り板の左右端フランジを傾斜形
状または曲げ部を設ける構造とした。
入、埋設される前記仕切り板の左右端フランジを傾斜形
状または曲げ部を設ける構造とした。
【００２１】これにより、仕切り壁の構成部品を簡易な
金型構造で安価に成形できるとともに、仕切り壁の組立
時に、仕切り壁前面の仕切り板の挿入作業性を向上させ
ることができる。
金型構造で安価に成形できるとともに、仕切り壁の組立
時に、仕切り壁前面の仕切り板の挿入作業性を向上させ
ることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】本発明は、前面の上下部に全幅に
わたる挿入ミゾを設けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾ
に上下端を挿入、固定された磁性金属板からなる仕切り
板と、前記樹脂プレート内に配設される断熱体と前記仕
切り板内面に敷設される結露防止用ヒータからなる仕切
り壁を構成したものである。
わたる挿入ミゾを設けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾ
に上下端を挿入、固定された磁性金属板からなる仕切り
板と、前記樹脂プレート内に配設される断熱体と前記仕
切り板内面に敷設される結露防止用ヒータからなる仕切
り壁を構成したものである。
【００２３】そして、仕切り板の上下端部を折り曲げ、
庫内側に深く挿入する必要がないため、庫内側への熱リ
ークが最小限におさえられ、また結露防止用ヒータも必
要な時だけの通電制御ができる。
庫内側に深く挿入する必要がないため、庫内側への熱リ
ークが最小限におさえられ、また結露防止用ヒータも必
要な時だけの通電制御ができる。
【００２４】また、仕切り板前面の上下部に全幅にわた
る段差部を設け、樹脂プレート前面と仕切り板前面を同
一面にしたものである。さらに、仕切り板前面中央部を
端部に対してＲ状に凸形状にした。
る段差部を設け、樹脂プレート前面と仕切り板前面を同
一面にしたものである。さらに、仕切り板前面中央部を
端部に対してＲ状に凸形状にした。
【００２５】そして、マグネットパッキンの吸着面が平
滑化し、さらに、ドアパッキンの柔軟性の高い中央部か
ら確実に吸着するため、吸着性が良い。
滑化し、さらに、ドアパッキンの柔軟性の高い中央部か
ら確実に吸着するため、吸着性が良い。
【００２６】また、仕切り板の下端部に折り返し部を設
けたものである。そして、仕切り板表面に水分が付着し
た場合に、仕切り板の端面に保水し難い構造に成りう
る。
けたものである。そして、仕切り板表面に水分が付着し
た場合に、仕切り板の端面に保水し難い構造に成りう
る。
【００２７】また、仕切り壁前面の上部に全幅にわたる
挿入ミゾを設けた上面樹脂プレートと、仕切り壁前面の
下部に全幅にわたる挿入ミゾを設けた下面樹脂プレート
と前記挿入ミゾに上下端を挿入、固定される磁性金属板
からなる仕切り板と前記仕切り板内面に敷設される結露
防止用ヒータと前記仕切り板内面近傍で前記樹脂プレー
ト同志をツメなどで連結固定し、前記樹脂プレート間に
配設された断熱体とからなる切り壁を構成したものであ
る。
挿入ミゾを設けた上面樹脂プレートと、仕切り壁前面の
下部に全幅にわたる挿入ミゾを設けた下面樹脂プレート
と前記挿入ミゾに上下端を挿入、固定される磁性金属板
からなる仕切り板と前記仕切り板内面に敷設される結露
防止用ヒータと前記仕切り板内面近傍で前記樹脂プレー
ト同志をツメなどで連結固定し、前記樹脂プレート間に
配設された断熱体とからなる切り壁を構成したものであ
る。
【００２８】そして、仕切り壁の構成部品を簡易な金型
構造で安価に成形できるとともに、仕切り壁の組立時
に、仕切り壁前面の仕切り板の端部の挿入作業性も良
い。
構造で安価に成形できるとともに、仕切り壁の組立時
に、仕切り壁前面の仕切り板の端部の挿入作業性も良
い。
【００２９】また、前面の上下部に全幅にわたる挿入ミ
ゾを設けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿
入、固定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した
仕切り壁において、前記挿入ミゾ内に少なくとも１か所
に位置決めリブを形成し、前記仕切り板には前記位置決
めリブに係合する切り欠きを設けたものである。
ゾを設けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿
入、固定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した
仕切り壁において、前記挿入ミゾ内に少なくとも１か所
に位置決めリブを形成し、前記仕切り板には前記位置決
めリブに係合する切り欠きを設けたものである。
【００３０】そして、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前
面の仕切り板の位置決めが簡単になる。
面の仕切り板の位置決めが簡単になる。
【００３１】また、仕切り壁において、外箱外周フラン
ジ内側に挿入、埋設される前記仕切り板の左右端フラン
ジに位置決め穴と前記樹脂プレートには前記位置決め穴
に係合する突起を設けたものである。
ジ内側に挿入、埋設される前記仕切り板の左右端フラン
ジに位置決め穴と前記樹脂プレートには前記位置決め穴
に係合する突起を設けたものである。
【００３２】そして、この時も、仕切り壁の組立時に、
仕切り壁前面の仕切り板の位置決めが簡単になる。
仕切り壁前面の仕切り板の位置決めが簡単になる。
【００３３】また、仕切り壁において、外箱外周フラン
ジ内側に挿入、埋設される前記仕切り板の左右端フラン
ジを傾斜形状または曲げ部を設けたものである。
ジ内側に挿入、埋設される前記仕切り板の左右端フラン
ジを傾斜形状または曲げ部を設けたものである。
【００３４】そして、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前
面の仕切り板の左右端部が引っ掛かることもなく、挿入
作業性も良い。
面の仕切り板の左右端部が引っ掛かることもなく、挿入
作業性も良い。
【００３５】
【実施例】以下、本発明による冷凍冷蔵庫の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一
構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
いて、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一
構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【００３６】（実施例１）図１は、本発明の実施例１に
よる冷凍冷蔵庫の要部縦断面図である。図２は、本発明
の実施例１による冷凍冷蔵庫の仕切り壁部の斜視図であ
る。図３は、本発明の実施例１による冷凍冷蔵庫の仕切
り壁部の平面図である。
よる冷凍冷蔵庫の要部縦断面図である。図２は、本発明
の実施例１による冷凍冷蔵庫の仕切り壁部の斜視図であ
る。図３は、本発明の実施例１による冷凍冷蔵庫の仕切
り壁部の平面図である。
【００３７】図１，２，３において、１は、仕切り壁６
を形成する樹脂プレート。２は樹脂プレート１の前面上
下に設けた挿入ミゾ。２は磁性金属板からなる仕切り板
である。３ａは仕切り板３の上下に設けた段差部であ
り、挿入ミゾ２に挿入固定されており、仕切り板３の前
面は、樹脂プレート１と同一面になっている。３ｂは仕
切り板３の下部に設けた折り返し部である。４は発砲ポ
リスチレンなどで成形された断熱材で、樹脂プレート１
内に配されている。５は電熱線等からなる結露防止用ヒ
ータであり、仕切り板３の庫内内面に敷設されている。
を形成する樹脂プレート。２は樹脂プレート１の前面上
下に設けた挿入ミゾ。２は磁性金属板からなる仕切り板
である。３ａは仕切り板３の上下に設けた段差部であ
り、挿入ミゾ２に挿入固定されており、仕切り板３の前
面は、樹脂プレート１と同一面になっている。３ｂは仕
切り板３の下部に設けた折り返し部である。４は発砲ポ
リスチレンなどで成形された断熱材で、樹脂プレート１
内に配されている。５は電熱線等からなる結露防止用ヒ
ータであり、仕切り板３の庫内内面に敷設されている。
【００３８】また、図３において、２２は外箱、１６は
冷凍室扉、１８はドアパッキン、２３はドアフレームで
ある。冷凍室扉１６は、ドアフレーム２３により前後に
スライドし開閉する。ここで、仕切り板３前面中央部は
端部に対してＲ状に数ミリ程度凸形状になっている。
冷凍室扉、１８はドアパッキン、２３はドアフレームで
ある。冷凍室扉１６は、ドアフレーム２３により前後に
スライドし開閉する。ここで、仕切り板３前面中央部は
端部に対してＲ状に数ミリ程度凸形状になっている。
【００３９】以上のように構成された冷凍冷蔵庫につい
て、以下その動作を説明する。仕切り板３は上下端部を
樹脂プレート１の挿入ミゾ２で固定されているため、薄
板であっても変形することなく十分な強度が確保でき、
上下端部を折り曲げ、庫内側に深く挿入する必要がない
ため、庫内側への熱リークが最小限におさえることがで
きる。また結露防止用ヒータ５も必要な時だけの通電制
御が可能となり、従来のように凝縮パイプで常に熱を発
生させなくてもよく、余分な消費電力を消費しなくて済
む。
て、以下その動作を説明する。仕切り板３は上下端部を
樹脂プレート１の挿入ミゾ２で固定されているため、薄
板であっても変形することなく十分な強度が確保でき、
上下端部を折り曲げ、庫内側に深く挿入する必要がない
ため、庫内側への熱リークが最小限におさえることがで
きる。また結露防止用ヒータ５も必要な時だけの通電制
御が可能となり、従来のように凝縮パイプで常に熱を発
生させなくてもよく、余分な消費電力を消費しなくて済
む。
【００４０】また、樹脂プレート１前面と仕切り板３前
面が同一面でマグネットパッキン２０，２１の吸着面が
平滑化し、吸着性を良好にしている。
面が同一面でマグネットパッキン２０，２１の吸着面が
平滑化し、吸着性を良好にしている。
【００４１】さらに、仕切り板３前面中央部を端部に対
してＲ状に凸形状にしているため、ドアパッキン１８，
１９の溶着連結され、比較的他面よりやや突出し、柔軟
性の劣るコーナー部１８ａが先に仕切り板３に当接せ
ず、柔軟性の高い中央部８ｂから先に確実に吸着するた
め、吸着性が良い。
してＲ状に凸形状にしているため、ドアパッキン１８，
１９の溶着連結され、比較的他面よりやや突出し、柔軟
性の劣るコーナー部１８ａが先に仕切り板３に当接せ
ず、柔軟性の高い中央部８ｂから先に確実に吸着するた
め、吸着性が良い。
【００４２】また、仕切り板３の下部の折り返し部３ｂ
により、仕切り板表面に水分が付着した場合でも、端面
にまで水分が回らず、端面に保水することがなく、防錆
効果が高い。
により、仕切り板表面に水分が付着した場合でも、端面
にまで水分が回らず、端面に保水することがなく、防錆
効果が高い。
【００４３】（実施例２）図４は、本発明の実施例２に
よる冷凍冷蔵庫の要部縦断面図である。なお、実施例１
と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
よる冷凍冷蔵庫の要部縦断面図である。なお、実施例１
と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【００４４】図４において、９は仕切り壁、７は、上面
樹脂プレート。８は下面樹脂プレート。２４，２５はそ
れぞれ上面，下面樹脂プレートに設けた挿入ミゾ。２
６，２７はそれぞれ上面，下面樹脂プレートを係合連結
させる係止部Ａ，係止部Ｂである。
樹脂プレート。８は下面樹脂プレート。２４，２５はそ
れぞれ上面，下面樹脂プレートに設けた挿入ミゾ。２
６，２７はそれぞれ上面，下面樹脂プレートを係合連結
させる係止部Ａ，係止部Ｂである。
【００４５】以上のように構成された冷凍冷蔵庫におい
て、仕切り壁９の構成部品を上下に分割することによ
り、樹脂プレート７，８は、簡易な金型構造で安価に成
形できるとともに、仕切り壁９の組立時に、前面の仕切
り板３の端部の挿入作業性も大変良い。
て、仕切り壁９の構成部品を上下に分割することによ
り、樹脂プレート７，８は、簡易な金型構造で安価に成
形できるとともに、仕切り壁９の組立時に、前面の仕切
り板３の端部の挿入作業性も大変良い。
【００４６】（実施例３）図５は、本発明の実施例３に
冷凍冷蔵庫の仕切り壁の部分斜視図である。図６は、本
発明の実施例３による冷凍冷蔵庫の仕切り壁の斜視図で
ある。なお、実施例１と同一構成については、詳細な説
明を省略する。
冷凍冷蔵庫の仕切り壁の部分斜視図である。図６は、本
発明の実施例３による冷凍冷蔵庫の仕切り壁の斜視図で
ある。なお、実施例１と同一構成については、詳細な説
明を省略する。
【００４７】図５において、２８は、樹脂プレート。３
０は、樹脂プレート２８に設けた挿入ミゾ。２８ａは挿
入ミゾ８０部に設けた位置決めリブである。２９は仕切
り板であり、２９ａは仕切り板２９の上端部に設けた切
り欠きである。切り欠き２９ａは位置決めリブ２８ａに
係合している。
０は、樹脂プレート２８に設けた挿入ミゾ。２８ａは挿
入ミゾ８０部に設けた位置決めリブである。２９は仕切
り板であり、２９ａは仕切り板２９の上端部に設けた切
り欠きである。切り欠き２９ａは位置決めリブ２８ａに
係合している。
【００４８】また、図６において、２２は外箱、３１は
外箱外周フランジである。３２は仕切り板、３３は樹脂
プレートであり、３２ａは、仕切り板３２の左右端フラ
ンジである。３３ａは樹脂プレート３３左右端に設けた
突起であり、仕切り板３２の左右端フランジ３２ａに設
けた位置決め穴３２ｂと係合している。
外箱外周フランジである。３２は仕切り板、３３は樹脂
プレートであり、３２ａは、仕切り板３２の左右端フラ
ンジである。３３ａは樹脂プレート３３左右端に設けた
突起であり、仕切り板３２の左右端フランジ３２ａに設
けた位置決め穴３２ｂと係合している。
【００４９】以上のように構成された冷凍冷蔵庫におい
て、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前面の仕切り板の位
置決めが簡単になり、しかも突起、穴等が外観上見え
ず、品位も損なわない。
て、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前面の仕切り板の位
置決めが簡単になり、しかも突起、穴等が外観上見え
ず、品位も損なわない。
【００５０】（実施例４）図７は、本発明の実施例４に
よる冷凍冷蔵庫の仕切り壁部の左右端の拡大図である。
なお、実施例３と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
よる冷凍冷蔵庫の仕切り壁部の左右端の拡大図である。
なお、実施例３と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【００５１】図７において、２２は外箱、３１は外箱外
周フランジである。３４は仕切り板、３５は樹脂プレー
トであり、３４ａは、仕切り板３４の左右端フランジで
あり、庫内方向へ傾斜している。また本発明は、左右端
フランジ３４ｂのごとく曲げ部３４ｃを設けてもよい。
周フランジである。３４は仕切り板、３５は樹脂プレー
トであり、３４ａは、仕切り板３４の左右端フランジで
あり、庫内方向へ傾斜している。また本発明は、左右端
フランジ３４ｂのごとく曲げ部３４ｃを設けてもよい。
【００５２】以上のように構成された冷凍冷蔵庫におい
て、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前面の仕切り板の左
右端部が外箱外周フランジ３１に引っ掛かることもな
く、挿入作業性が良好となる。
て、仕切り壁の組立時に、仕切り壁前面の仕切り板の左
右端部が外箱外周フランジ３１に引っ掛かることもな
く、挿入作業性が良好となる。
【００５３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、仕切り壁
を構成する樹脂プレート前面の上下部に全幅にわたる挿
入ミゾを設け、磁性金属板からなる仕切り板を前記挿入
ミゾに上下端に挿入、固定し、前記仕切り板内面に結露
防止用ヒータを敷設したことにより、冷蔵庫庫内への熱
リークを最小限に抑えることができ、消費電力量が低減
できる。しかも簡易な構造で、仕切り板薄板化がはか
れ、重量も低減できる。
を構成する樹脂プレート前面の上下部に全幅にわたる挿
入ミゾを設け、磁性金属板からなる仕切り板を前記挿入
ミゾに上下端に挿入、固定し、前記仕切り板内面に結露
防止用ヒータを敷設したことにより、冷蔵庫庫内への熱
リークを最小限に抑えることができ、消費電力量が低減
できる。しかも簡易な構造で、仕切り板薄板化がはか
れ、重量も低減できる。
【００５４】また、仕切り壁前面の仕切り板の下端部に
折り返し部を設けたことにより、仕切り板の端面発錆防
止を図ることができる。
折り返し部を設けたことにより、仕切り板の端面発錆防
止を図ることができる。
【００５５】また、樹脂プレート前面と仕切り板前面を
同一面にし、さらに、仕切り板前面中央部を端部に対し
てＲ状に凸形状にしたことにより、ドアパッキンの吸着
性が向上でき、ドアスキ等の問題も改善できる。
同一面にし、さらに、仕切り板前面中央部を端部に対し
てＲ状に凸形状にしたことにより、ドアパッキンの吸着
性が向上でき、ドアスキ等の問題も改善できる。
【００５６】また、仕切り壁を構成する樹脂プレートを
上下に分割することにより、構成部品を簡易な金型構造
で安価に成形でき、しかも、仕切り板の挿入作業性を向
上できる。
上下に分割することにより、構成部品を簡易な金型構造
で安価に成形でき、しかも、仕切り板の挿入作業性を向
上できる。
【００５７】また、外箱外周フランジ内側に挿入、埋設
される仕切り板の左右端フランジには、位置決め穴と樹
脂プレートには前記位置決め穴に係合する突起を設け
る。もしくは、樹脂プレートの仕切り板挿入ミゾ内に少
なくとも１か所に位置決めリブを形成し、仕切り板には
位置決めリブに係合する切り欠きを設ける構造としたこ
とにより、仕切り板の位置決めが簡単になり、しかも突
起，穴等が外観上見えず、品位も損なわない。
される仕切り板の左右端フランジには、位置決め穴と樹
脂プレートには前記位置決め穴に係合する突起を設け
る。もしくは、樹脂プレートの仕切り板挿入ミゾ内に少
なくとも１か所に位置決めリブを形成し、仕切り板には
位置決めリブに係合する切り欠きを設ける構造としたこ
とにより、仕切り板の位置決めが簡単になり、しかも突
起，穴等が外観上見えず、品位も損なわない。
【００５８】また、外箱外周フランジ内側に挿入、埋設
される前記仕切り板の左右端フランジを傾斜形状または
曲げ部を設ける構造としたことにより、仕切り壁の組立
時に、仕切り壁前面の仕切り板の左右端部が外箱外周フ
ランジに引っ掛かることもなく、キズ等も発生させるこ
となく挿入作業性を良好にできる。
される前記仕切り板の左右端フランジを傾斜形状または
曲げ部を設ける構造としたことにより、仕切り壁の組立
時に、仕切り壁前面の仕切り板の左右端部が外箱外周フ
ランジに引っ掛かることもなく、キズ等も発生させるこ
となく挿入作業性を良好にできる。
【図１】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例１の要部縦断
面図
面図
【図２】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例１の仕切り壁
部の斜視図
部の斜視図
【図３】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例１の仕切り壁
部の平面図
部の平面図
【図４】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例２の要部縦断
面図
面図
【図５】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例３の仕切り壁
の部分斜視図
の部分斜視図
【図６】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例３の仕切り壁
の斜視図
の斜視図
【図７】本発明による冷凍冷蔵庫の実施例４の仕切り壁
部の左右端の拡大図
部の左右端の拡大図
【図８】従来の冷凍冷蔵庫の仕切り壁の要部縦断面図
１，２８，３３，３５ 樹脂プレート ２，２４，２５，３０ 挿入ミゾ ３，２９，３２，３４ 仕切り板 ３ａ 段差部 ３ｂ 折り返し部 ４ 断熱体 ５ 結露防止ヒータ ６，９ 仕切り壁 ７ 上面樹脂プレート ８ 下面樹脂プレート ２６ 係止部Ａ ２７ 係止部Ｂ ２８ａ 位置決めリブ ２９ａ 切り欠き ３１ 外箱外周フランジ ３２ａ，３４ａ，３４ｂ 左右端フランジ ３２ｂ 位置決め穴 ３３ａ 突起 ３４ｃ 曲げ部
フロントページの続き (72)発明者 森本 克彦 大阪府東大阪市高井田本通４丁目２番５号 松下冷機株式会社内
Claims (8)
- 【請求項１】前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設
けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿入、固
定された磁性金属板からなる仕切り板と、前記樹脂プレ
ート内に配設される断熱体と前記仕切り板内面に敷設さ
れる結露防止用ヒータからなる仕切り壁を構成したこと
を特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 【請求項２】仕切り板前面の上下部に全幅にわたる段差
部を設け、樹脂プレート前面と仕切り板前面を同一面に
したことを特徴とする請求項１記載の冷凍冷蔵庫。 - 【請求項３】前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設
けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿入、固
定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した仕切り
壁において、前記仕切り板の前面中央部を端部に対しＲ
状に凸形状にしたことを特徴とする請求項１または請求
項２記載の冷凍冷蔵庫。 - 【請求項４】仕切り板の下端部に折り返し部を設けたこ
とを特徴とする請求項１記載の冷凍冷蔵庫。 - 【請求項５】仕切り壁前面の上部に全幅にわたる挿入ミ
ゾを設けた上面樹脂プレートと、仕切り壁前面の下部に
全幅にわたる挿入ミゾを設けた下面樹脂プレートと前記
挿入ミゾに上下端を挿入、固定される磁性金属板からな
る仕切り板と前記仕切り板内面に敷設される結露防止用
ヒータと前記仕切り板内面近傍で前記樹脂プレートどう
しをツメなどの係止部で連結固定し、前記樹脂プレート
間に配設された断熱体とからなる切り壁を構成したこと
を特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 【請求項６】前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設
けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿入、固
定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した仕切り
壁において、前記挿入ミゾ内に少なくとも１か所に位置
決めリブを形成し、前記仕切り板には前記位置決めリブ
に係合する切り欠きを設けたことを特徴とする請求項１
または請求項２記載の冷凍冷蔵庫。 - 【請求項７】前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾを設
けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿入、固
定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した仕切り
壁において、外箱外周フランジ内側に挿入、埋設される
前記仕切り板の左右端フランジに位置決め穴と前記樹脂
プレートには前記位置決め穴に係合する突起を設けたこ
とを特徴とする請求項１または請求項２記載の冷凍冷蔵
庫。 - 【請求項８】前面の上下部に全幅にわたる挿入ミゾと設
けた樹脂プレートと、前記挿入ミゾに上下端を挿入、固
定された磁性金属板からなる仕切り板で構成した仕切り
壁において、外箱外周フランジ内側に挿入、埋設される
前記仕切り板の左右端フランジを傾斜形状または曲げ部
を設けたことを特徴とする請求項１または請求項２記載
の冷凍冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076297A JPH10300320A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 冷凍冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076297A JPH10300320A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 冷凍冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300320A true JPH10300320A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14543936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11076297A Pending JPH10300320A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 冷凍冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10300320A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000213853A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
| JP5597286B1 (ja) * | 2013-07-04 | 2014-10-01 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| JP2015014449A (ja) * | 2014-08-08 | 2015-01-22 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| CN108413674A (zh) * | 2017-02-09 | 2018-08-17 | Bsh家用电器有限公司 | 具有磁性的管线保持器的制冷器具 |
| US10215471B2 (en) | 2015-12-28 | 2019-02-26 | Whirlpool Corporation | Structural stanchion for a cabinet of an appliance |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11076297A patent/JPH10300320A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000213853A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
| JP5597286B1 (ja) * | 2013-07-04 | 2014-10-01 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| WO2015001874A1 (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-08 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| JP2015014449A (ja) * | 2014-08-08 | 2015-01-22 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| US10215471B2 (en) | 2015-12-28 | 2019-02-26 | Whirlpool Corporation | Structural stanchion for a cabinet of an appliance |
| CN108413674A (zh) * | 2017-02-09 | 2018-08-17 | Bsh家用电器有限公司 | 具有磁性的管线保持器的制冷器具 |
| CN108413674B (zh) * | 2017-02-09 | 2022-03-01 | Bsh家用电器有限公司 | 具有磁性的管线保持器的制冷器具 |
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