JPH10289964A - 配線基板とその製造方法 - Google Patents
配線基板とその製造方法Info
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Abstract
と、キャビティの周囲に沿って配置した多数の接続用パ
ッドとの接続が容易且つ確実に行える配線基板を提供す
る。 【解決手段】上表面に形成されたキャビティ部2と、複
数のセラミック層10〜21を積層してなり上記キャビ
ティ部2を囲み内周側が断面階段形状を呈する枠部3
と、この枠部3における階段面4,5上に固着された多
数の接続用パッド6,8と、平面視において接続用パッ
ド6,8の略直下に位置し且つ上記枠部3を形成する何
れかのセラミック層間に該セラミック層の内周縁より引
き下がった位置に形成されたメタライズ層24,26
と、上記メタライズ層24,26の内周縁とセラミック
層の内周縁との間の引き下がり部25,27のうち少な
くとも上記接続用パッド6,8の略直下に設けた絶縁層
28,29とを含む配線基板1。
Description
を積層した多層配線セラミック基板に関し、その上表面
のキャビティ部内に搭載する半導体素子等の電子部品と
のワイヤボンディングによる接続が安定して行えること
を特徴とする。
上表面に設けたキャビティ120内に搭載する配線基板
100は、図7(A)に示すように、矩形体を呈し、同図
(B)に示すように、セラミック層113の上に中央部が
打ち抜かれた複数のセラミック層101〜112を垂直
方向に積層して、内周側を階段形状とした枠部130を
形成している。上記キャビティ120内には、その底面
となるセラミック層113上に半導体素子Cが固着され
る。また、各セラミック層102〜106と同108〜
112の間には、それぞれ例えば電源用のメタライズ層
116,117が幅方向の両側端部を除き、且つ平面視
で矩形枠状にして略全面に配置されている。このメタラ
イズ層116,117がセラミック層102〜106と
同108〜112の内外両側端部に沿って配置されない
のは、追ってキャビティ120の内面等に施されるNiメ
ッキ等によって、各メタライズ層116,117同士が
短絡するのを防ぐためである。
するセラミック層102,107の上面には、キャビテ
ィ120に沿って先端部を揃えた多数の幅狭の接続用パ
ッド122,124が互いに略平行して配置されてい
る。この接続用パッド122,124は、上記メタライ
ズ層116,117を垂直方向に貫通する図示しないビ
アを介して、基板100内の所定の回路と導通されると
共に、キャビティ120内に搭載される半導体素子Cと
ワイヤWにより接続される。また、上記配線基板100
は、セラミック層101〜113となる同数の所定形状
に打ち抜かれたグリーンシートの各表面上に、導電ペー
ストをスクリーン印刷したものを垂直方向に積層し、そ
の後に焼成することによって製造される。
ートはその厚さ方向に圧縮力を受けるため、各メタライ
ズ層116,117が平面視において存在しないセラミ
ック層102〜106,同107〜112の内周部(キ
ャビティ120側)には、上記メタライズ層116,1
17の厚みに略相当する分だけ下方に向けて緩く傾いた
傾斜面Kがそれぞれ発生してしまうことがある。係るキ
ャビティ120を囲むセラミック層102及び同107
の内周部に傾斜面Kが形成されていると、当該部分の直
上に設けられる前記接続用パッド122,124とキャ
ビティ120内に搭載される半導体素子Cの図示しない
端子とを接続するワイヤWをボンディングする際に、傾
斜面Kにより接続用パッド122等の位置が下方にずれ
てしまう。この結果、ボンディングされるワイヤWの先
端が接続用パッド122等からスリップしたり、これと
当接できないため、十分な加熱や微振動等による圧着が
行えず、配線基板100内に形成された各回路と半導体
素子Cとが導通できなくなるという不具合を生じること
があった。
が抱える問題点を解決し、キャビティ内に搭載される半
導体素子等の電子部品と配線基板内の回路との接続が容
易且つ確実に行えるようにした配線基板とその製造方法
を提供することを目的とする。
解決するため、前記セラミック層間のメタライズ層の内
周縁に沿って種々の厚さを有する絶縁層を配置すること
に着想して成されたものである。即ち、本発明の配線基
板は、電子部品を搭載するためのキャビティ部と、複数
のセラミック層を積層してなり、上記キャビティ部を囲
むように形成され、内周側が断面階段形状である枠部
と、少なくとも上記キャビティ部の底面をなすように枠
部に固着された底部と、上記枠部の階断面上に形成され
電子部品と接続するための接続用パッドと、を含む配線
基板であって、上記枠部を形成する複数のセラミック層
の層間のうち少なくとも1つ以上の層間に形成され、内
周縁が平面視にて上記接続用パッドの略直下で且つセラ
ミック層の内周縁より引き下がった位置に形成されたメ
タライズ層と、少なくとも1つ以上のメタライズ層の内
周縁とセラミック層の内周縁との間の引き下がり部のう
ち少なくとも上記接続用パッドの略直下に設けた絶縁層
と、を含むことを特徴とする。
の間にメタライズ層と、その内周側に沿う引き下がり部
内に絶縁層が配置されるので、前記傾斜面K116,1
17の発生を無くすか、極く僅かに抑えることが可能に
なる。この絶縁層は、前記引き下がり部のうちの少なく
とも前記接続用パッドの略直下の部分に形成されていれ
ば良く、接続用パッドが形成されていない部分の略直下
には形成しなくても良い。或いは、接続用パッドが形成
されている部分も含めて前記引き下がり部の略全領域に
設けても良い。
イズ層116,117が形成されている領域と形成され
ていない領域(引き下がり部)の厚みの差により形成され
る。従って、セラミック層及びその層間に形成されるメ
タライズ層の層数が増せば増す程、上記厚みの差の総和
は増大する。特にメタライズ層が4層以上になると、上
記絶縁層を形成することによる厚みの差を調整し、傾斜
面Kを無くすか最小限に抑えることが重要になる。この
ため、前記枠部が4層以上のメタライズ層を有する配線
基板も含まれる。
層間の全てに形成して、前記メタライズ層との厚みの差
を各セラミック層間毎で調整しても良い。この場合、絶
縁層の厚みは、メタライズ層の厚みと略同一にするか、
又は絶縁層の方を少し厚くすると良い。前記メタライズ
層の引き下がり部が無くセラミック層の内周縁までメタ
ライズ層を形成した場合、又はメタライズ層を形成しな
い場合であっても、セラミック層のキャビティ側が若干
下方に傾く傾向にあるため、前記絶縁層の厚みを前記メ
タライズ層の厚みよりも若干厚くしておくとより望まし
い。
み前記絶縁層を形成し、各セラミック層間毎のメタライ
ズ層による厚み差の和を調整するようにしても良い。例
えばメタライズ層のうちの1層飛び又は2層飛び毎に前
記絶縁層を形成しても良い。この場合、前記絶縁層の厚
みはメタライズ層の厚みの約2〜3倍にするか、それら
よりも若干厚くすると良い。このように、選択的に一部
のセラミック層間にのみ前記絶縁層を設ける形態は、こ
の絶縁層の形成を簡略化でき、且つ各セラミック層間に
設ける形態と同様の効果を得ることができる。このた
め、前記絶縁層が前記メタライズ層のうちの1層飛び又
は2層飛び毎の引き下がり部に形成されている配線基板
も含まれる。
も前記メタライズ層間に挟まれるセラミック層の厚み
が、0.25mm以下である配線基板も含まれる。即ち、
メタライズ層を形成した領域と形成しない領域(引き下
がり部)との厚みの差は、セラミック層の厚みが小さい
と全てのセラミック層とメタライズ層の厚みの総和に占
める前記厚み差の総和の割合が大きくなり、前記傾斜面
Kへの影響も大きくなる。従って、一般にメタライズ層
は10〜30μmの厚みで形成されるので、これらに挟
まれるセラミック層の厚みが0.25mm以下の配線基板
では、前記絶縁層による厚みの調整がより重要になる。
を呈し、前記引き下がり部が平面視で矩形枠状に形成さ
れ、前記絶縁層が上記引き下がり部のうち角部を除いて
その辺部に形成される配線基板も含まれる。係る構成に
よれば、キャビティ部内に搭載された半導体素子等と配
線基板内の回路とを確実且つ効率良く接続できる配線基
板を提供することも可能となる。更に、前記絶縁層が、
前記セラミック層と同種のセラミックからなる配線基板
も含まれる。これにより、絶縁層は上下に隣接する各セ
ラミック層と強固に一体化されるので、耐久性にも優れ
た配線基板を得ることが可能となる。
め、焼成後に前記セラミック層となる複数のグリーンシ
ートの何れかの表面に、焼成後に前記メタライズ層とな
る導電ペーストを塗布する工程と、少なくとも一部の上
記グリーンシートの表面に、焼成後に前記絶縁層となる
絶縁ペーストを上記導電ペーストの内周側に沿って塗布
する工程とを、相前後して含む配線基板の製造方法も提
供する。係る構成によれば、前記傾斜面の発生を無くす
か、極力抑えた配線基板を所望の数量だけ確実且つ正確
に製造することが可能となる。更に、上記絶縁ペースト
が、前記グリーンシートと同種のセラミック成分からな
る配線基板の製造方法も含まれる。これにより、同種の
セラミック原料のみによって上記配線基板を確実且つ強
固に製造することが可能となる。
態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明による配
線基板1の一形態を示す斜視図で、その上表面には矩形
のキャビティ部2を有し、このキャビティ部2を囲んで
上下に断面階段形状をなす階段面4,5を内周側に有す
る枠部3が形成されている。この階段面4,5上の各辺
には、上記キャビティ部2に沿って先端部を揃えた多数
の接続用パッド6,8が互いに略平行して配置されてい
る。図1(B)に示すように、上記キャビティ部2を囲む
枠部3は、垂直方向に複数のセラミック層10〜21を
積層したもので、且つ下方の底部となるセラミック層2
2上に固着されている。上記枠部3を形成するセラミッ
ク層11〜15と同16〜21は、キャビティ部2を形
成するため、中央側が同じ矩形状に打ち抜かれ、セラミ
ック層11,16のキャビティ部2寄りに前記階段面
4,5を形成している。
15の間と、下寄りのセラミック層17〜21の間に
は、これらの略全面に渉って例えば電源用のメタライズ
層24,26がそれぞれ形成されている。このメタライ
ズ層24,26の内周側にはキャビティ部2側に沿って
所定幅の上記メタライズ層24,26が形成されない引
き下がり部25,27が各々設けられるが、このうちセ
ラミック層13,15と同18,20の上面には、絶縁
層28,29が矩形枠状に配設され、各引き下がり部2
5,27内をほぼ占有している。例えば、セラミック層
13上におけるメタライズ層24と絶縁層28との配置
関係は、図2に示すように、メタライズ層24の内周縁
に沿ってその内周側の引き下がり部25の幅一杯に絶縁
層28が矩形枠状に配置されている。
うに配置することにより、配線基板1の階段面4,5上
には、従来における傾斜面Kが無くなるか、極く僅かし
か出現しないので、その直上に配置される接続用パッド
6,8は本来の位置に略正確に形成される。従って、各
パッド6,8とキャビティ部2内に搭載される前記同様
の半導体素子CとのワイヤWによるボンディングを確実
に行うことができる。尚、図2中のメタライズ層24内
に位置する符号30は、該メタライズ層24との間に間
隙を置いてこれを垂直方向に貫通するビアを示し、前記
接続用パッド6と、図示しない配線基板1の下方に内設
される回路とを導通させている。これらのビア30は、
他のメタライズ層24や同26をも貫通し、各パッド
6,8と配線基板1の下方の回路を導通する。
図2と同様の位置における部分断面図で、同図(A)は枠
部40を構成するセラミック層44上にメタライズ層4
6を形成し、その内周側の引き下がり部42内に、上記
メタライズ層46との間に極く狭い間隙41を保って絶
縁層48を配設した状態を示す。係る間隙41を隔てて
絶縁層48を配設すると、後述するように、製造時に同
じセラミック層44上において、メタライズ層46の内
周縁と絶縁層48の外周縁が内外方向に多少位置ずれし
ても、互いに重なり合ってそれらの上方における階段面
上に不要な凸部が発生するのを阻止することができる。
ミック層54のコーナ部を示し、その上面に略L形状に
メタライズ層56を配置すると共に、その内周縁に沿う
引き下がり部52における角部53を除いて、上記メタ
ライズ層56との間に極く狭い間隙51を保って各辺部
55に帯状の絶縁層58,58を互いに直角に配設した
状態を示す。係る角部53の直上の図示しない階段面上
には、前記接続用パッド6,8が配置されることが少な
いため、絶縁層58を効率良く配置でき、且つ接続用パ
ッド6等との前記ワイヤボンディングを確実に行わしめ
ることが可能となる。
よって説明する。図4(A)は、主にアルミナからなり中
央部が打ち抜かれた複数のグリーンシート60〜71を
用意し、このうちグリーンシート62〜65と同68〜
71の表面上に前記メタライズ層24,26となるタン
グステンやモリブデン等の高融点金属からなる導電ペー
スト84,86が略全面に渉りスクリーン印刷等により
塗布されると共に、この内周側には前記引き下がり部2
5,27が設けられた状態を示す。また、前記階段面
4,5を形成するグリーンシート61,66の表面上に
は、前記接続用パッド6,8を得るための上記と同様の
高融点金属からなる多数の導電ペースト76,78が同
様にして塗布される。
シート63,65と同68,70上の引き下がり部2
5,27内に上記と同種のアルミナからなり、焼成後に
前記絶縁層28,29となる絶縁ペースト88,89を
同様に塗布する。即ち、各導電ペースト84,86のう
ちの1層飛び毎に絶縁ペースト88,89をそれらより
もやや厚めに塗布することで、製造工程の増加を抑制し
たものである。尚、図中の符号72は底部を構成するセ
ラミック層22となるグリーンシートを示す。そして、
これらの各グリーンシート60〜72を所定の順序で垂
直方向に積層し、常法により厚さ方向に加圧しつつ焼成
すると、各グリーンシート60〜72は前記セラミック
層10〜22に、導電ペースト76,78は前記接続用
パッド6,8に、導電ペースト84,86はメタライズ
層24,26に、且つ絶縁ペースト88,89は前記絶
縁層28,29となった配線基板1が得られる。尚、同
じグリーンシート63,68上において、上記導電ペー
スト84,86と絶縁ペースト88,89を塗布する順
序は前記と逆に行うこともできる。また、導電ペースト
84,86と絶縁ペースト88,89の間に極く僅かの
間隙を設けて塗布すると、両者に多少の位置ずれが生じ
ても互いに重なることを予防することもできる。
に具体的に説明する。先ず、前記配線基板1を上記方法
によって製造した。尚、メタライズ層24,26の厚さ
は7〜12μm、絶縁層28,29の厚さは20〜30
μmとすると共に、上下表面がメタライズ層24,26
に挟まれるセラミック層12〜14と同18〜20の厚
さは何れも0.05mmとした。そして、上側の絶縁層2
8を下方のセラミック層15上のみに配置したもの(発
明例1)と、上下両方のセラミック層13,15上に配
置したもの(発明例2)をそれぞれ5個ずつ用意した。
また、下側の絶縁層29を下方のセラミック層20上の
みに配置したもの(発明例3)と、上下両方のセラミック
層18,20上に配置したもの(発明例4)をそれぞれ5
個ずつ用意した。
り、前記絶縁層28,29となる絶縁ペースト88,8
9のみを塗布せずに製造した前記従来の基板100と同
様の比較例の配線基板を同数ずつ用意した。そして、各
基板1等における前記階段面4,5の各中央位置付近に
おいて、接続用パッド6,8のキャビティ部2寄りの先
端から0.10mmの位置とこれから外側に0.5mm離れ
た位置とで、所謂焦点法を用い光学顕微鏡により一方に
焦点を合わせた後、他方に移して再度焦点が合うまで垂
直方向に移動させた焦点の移動距離、即ち傾斜面におけ
る高さの差を各発明例1〜4と比較例について、前記階
段面4,5別に測定し、その平均値と最大及び最小値を
算出した。その結果を階段面4は図5に、階段面5は図
6の各グラフにそれぞれ示した。
体として比較例よりも移動距離、即ち傾斜度が少なくな
っており、また発明例1よりも発明例2の方が更に少な
くなっている。また、図6のグラフでも発明例3,4は
同様に比較例よりも傾斜度が少なく、且つ発明例3より
も発明例4の方が更に少なくなっている。これらの結果
から、絶縁層28,29を配置することによる本発明の
効果が理解されると共に、絶縁層28,29の配置数の
多少によっても傾斜度の程度を制御することが可能であ
ることも明らかである。従って、前記メタライズ層2
4,26の全ての内周側に沿って、これと同様の厚さを
有する絶縁層28,29を配置すると、階断面4,5に
おける傾斜面の発生を最も抑制できるが、製造工程がか
なり増加するので、前記のように複数のメタライズ層2
4,26のうち、その1層飛び毎や、或いは2層飛び毎
にその内周側に絶縁層28,29を配置することが製造
上からは望ましい。
されるものではない。例えば、前記セラミック層や絶縁
層の材質には、アルミナに限らず、窒化アルミニウム、
ガラスセラミック、ムライト等のセラミックを用いるこ
ともできる。尚、セラミック層と絶縁層の材質は、同種
のセラミックを併用する形態に限らず、焼成収縮等を考
慮して互いに異なる材質を用いることもできる。前記メ
タライズ層の材質は前記MoやWに限らず、Mo−M
n,Cu,Ag,Ag−Pd,Ag−Pt等を適用する
こともできる。また、本発明はキャビティ部を有する所
謂ピングリッドアレイ型やリードレスチップキャリア等
を含む全ての配線基板に適用でき、更にキャビティ部に
複数の半導体素子を搭載するマルチチップモジュールに
も適用することができる。しかも、キャビティ部内に搭
載する電子部品は、トランジスタ、EFT等を含む半導
体素子に限らず、コンデンサ、抵抗、インダクタ、SA
Wフィルタ等も含まれる。
によれば、複数のセラミック層を積層して形成され、そ
の枠部内周側の階段面上に配置される多数の接続用パッ
ドが本来の所定の位置に設けられ易くなるので、このパ
ッドとキャビティ部に搭載される半導体素子等の電子部
品とを接続するためのワイヤボンディングを容易且つ確
実に行うことが可能となる。また、本発明の製造方法に
よれば、上記の配線基板を所望量に応じて確実且つ正確
に提供することが可能になる。更に、請求項6及び8の
発明によれば、セラミック層と絶縁層を同種のセラミッ
クによって製造でき、且つ互いに一体化して強固な配線
基板を得ることが可能となる。
図、(B)は(A)中におけるB−B断面図である。
分端面図である。
2と同様な部分端面図である。
を示す概略断面図である。
さの差の分布を示すグラフである。
さの差の分布を示すグラフである。
(A)中におけるB−B断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】電子部品を搭載するためのキャビティ部
と、 複数のセラミック層を積層してなり、上記キャビティ部
を囲むように形成され、内周側が断面階段形状である枠
部と、 少なくとも上記キャビティ部の底面をなすように枠部に
固着された底部と、 上記枠部の階断面上に形成され電子部品と接続するため
の接続用パッドと、 を含む配線基板であって、 上記枠部を形成する複数のセラミック層の層間のうち少
なくとも1つ以上の層間に形成され、内周縁が平面視に
て上記接続用パッドの略直下で且つセラミック層の内周
縁より引き下がった位置に形成されたメタライズ層と、 少なくとも1つ以上のメタライズ層の内周縁とセラミッ
ク層の内周縁との間の引き下がり部のうち少なくとも上
記接続用パッドの略直下に設けた絶縁層と、 を含むことを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】前記枠部が、4層以上の前記メタライズ層
を有していることを特徴とする請求項1に記載の配線基
板。 - 【請求項3】前記絶縁層が、前記メタライズ層のうちの
1層飛び又は2層飛び毎の前記引き下がり部に形成され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基
板。 - 【請求項4】前記セラミック層のうち、少なくとも前記
メタライズ層間に挟まれるセラミック層の厚みが0.2
5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
かに記載の配線基板。 - 【請求項5】前記キャビティ部が平面視で矩形状を呈
し、前記引き下がり部が平面視で矩形枠状に形成され、
前記絶縁層が上記引き下がり部のうち角部を除いてその
辺部に形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何
れかに記載の配線基板。 - 【請求項6】前記絶縁層が、前記セラミック層と同種の
セラミックからなることを特徴とする請求項1乃至5の
何れかに記載の配線基板。 - 【請求項7】請求項1乃至6の何れかに記載の配線基板
の製造方法であって、 焼成後に前記セラミック層となる複数のグリーンシート
の何れかの表面に、焼成後に前記メタライズ層となる導
電ペーストを塗布する工程と、 少なくとも一部の上記グリーンシートの表面に、焼成後
に前記絶縁層となる絶縁ペーストを上記導電ペーストの
内周側に沿って塗布する工程とを、 相前後して含むことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 【請求項8】前記絶縁ペーストが、前記グリーンシート
と同種のセラミック成分からなることを特徴とする請求
項7に記載の配線基板の製造方法。
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