JPH10289551A - ディスク状記録媒体とセンターハブの製造方法 - Google Patents

ディスク状記録媒体とセンターハブの製造方法

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JPH10289551A
JPH10289551A JP9093269A JP9326997A JPH10289551A JP H10289551 A JPH10289551 A JP H10289551A JP 9093269 A JP9093269 A JP 9093269A JP 9326997 A JP9326997 A JP 9326997A JP H10289551 A JPH10289551 A JP H10289551A
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disk
recording medium
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hub
center hub
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JP9093269A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Yoshinori Miura
義典 三浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のディスク状記録媒体のセンターハブ
は、ドライブ装置のディスクテーブル上に支持される支
持基準部の外周に設けたフランジ部の全面でディスク本
体部を支持するようになっていたために、上記フランジ
部の高さ位置精度や面精度を出すのが困難であったの
で、これを解決する。 【解決手段】 ディスク1は、ディスク本体部2と、該
ディスク本体部2の中央部に取り付けたセンターハブ3
とを備えている。上記センターハブ3は、ドライブ装置
のディスクテーブル上に支持される支持基準部31と、
該支持基準部31に設けて所定の高さに上記ディスク本
体部2を支持するフランジ部32とを備えている。上記
センターハブ3のフランジ部32に、上記ディスク本体
部を支持する凸部34…34を設ける。上記凸部34…
34の先端のディスク本体部支持面34aをプレスによ
る圧縮面で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体本体部の
中央部にセンターハブを取り付け、該センターハブによ
ってドライブ装置(記録再生装置)のディスクテーブル
上に固定されるようになっている所謂ハブチャッキング
方式のディスク状記録媒体(担体)および上記センター
ハブの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハブチャッキング方式のディスク状記録
媒体として、図13〜図14に示したものが知られてい
る。
【0003】図13は、ディスク状記録媒体101の分
解斜視図、図14は、使用状態の断面図である。図13
に示すように、上記ディスク状記録媒体101は、信号
記録面部を有する記録媒体本体部102と、該記録媒体
本体部102の下面の中央部に取り付けられるセンター
ハブ103とからなっている。
【0004】上記記録媒体本体部102は、合成樹脂や
ガラス等の素材によって中央部にセンター孔102aを
有する円板状に形成されていて、上記センター孔102
の外周部の主面部が信号記録部102bになっている。
【0005】上記センターハブ103は、鉄やステンレ
ススチール等の磁性金属板によって、有底円筒状に形成
されていて、底面部がドライブ装置のディスクテーブル
上に支持される支持基準部103aになっているととも
に、上記支持基準部103aの周縁部には、該支持基準
部103aに対して所定の高さに上記記録媒体本体部1
02を支持するフランジ部103bが設けられている。
【0006】上記センターハブ103は、上記フランジ
部103bを接着剤104で接着することにより、上記
記録媒体本体部102の下面の中央部に取り付けられて
いる。
【0007】そして、上記ディスク状記録媒体101
は、ドライブ装置に挿入されると、図14に示したよう
に、上記ドライブ装置のディスクテーブル201に設け
たマグネット202によって、上記支持基準部103a
が吸着され、センターハブ103がディスクテーブル2
01上にマグネットチャッキングされ、上記記録媒体本
体部102は、所定の高さに支持された状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスク状記録媒体には次に述べるような問題点があっ
た。
【0009】(1)チャッキング時における記録媒体本
体部102の高さ位置精度や平面度等を確保するために
は、当然のことながら上記センターハブ103のフラン
ジ部103bの平面度が要求される。そこで、従来はセ
ンターハブ103のフランジ部103bの上面を研磨し
て平面性等を確保していたのであるが、上述したよう
に、従来は、センターハブ103のフランジ部103b
の全面で記録媒体本体部102の下面を支持する構成に
なっていたために、上記フランジ部103bの全面を研
磨して平面性を確保しなければならない。
【0010】(2)熱膨張係数の異なる素材で作られて
いる記録媒体本体部102とセンターハブ103とを接
着剤104で強固に結合しているために、上記ディスク
状記録媒体101が高温の雰囲気等に曝されると、上記
熱膨張係数の差により、記録媒体本体部102に反りや
変形が発生する。高密度記録による大容量化が図られて
いるディスク状記録媒体101においては、僅かな反り
や変形によっても記録不良や再生不良等の不具合が生じ
てしまう。
【0011】(3)研磨面を形成するためには研磨装置
を使用しなければならずセンターハブ103の製造装置
及び製造方法が複雑になり、センターハブ103及びこ
れを使用するディスク状記録媒体101のコストが高く
なる。
【0012】本発明は、上記(1)〜(3)の問題点を
解決することを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記(1)の
問題点を解決するために、記録媒体本体部と、該記録媒
体本体部の中央部に取り付けられたセンターハブとを備
え、上記センターハブは、ドライブ装置のディスクテー
ブル上に支持される支持基準部と、該支持基準部に対し
て所定の高さに上記記録媒体本体部を支持するフランジ
部とを備えたディスク状記録媒体において、上記センタ
ーハブのフランジ部に、上記記録媒体本体部を支持する
凸部を設けるとともに、上記凸部の先端の記録媒体本体
部支持面をプレス加工により圧縮して平坦面に形成する
ことにより、上記凸部の精度を部分的に高めることによ
り、記録媒体本体部の高さ位置精度や平面性を向上させ
ることができる。また、フランジ部の研磨を不必要にし
てセンターハブの生産性を向上させコストを下げること
ができる。
【0014】また、本発明は、上記(2)の問題点を解
決するために、センターハブに上ハブを取り付け、これ
らセンターハブと上ハブとの間で記録媒体本体部を挟着
して支持する構成とすることにより、上記記録媒体本体
部とセンターハブとの間に膨張量の差が発生した場合
に、記録媒体本体部と、これを挟着支持しているセンタ
ーハブと上ハブとの間に滑りを発生させて、上記記録媒
体本体部に反りや変形が発生するのを防止した。
【0015】また、本発明は、上記(3)の問題点を解
決するために、金属板をプレスして、先ず支持基準部と
フランジ部と記録媒体本体部支持用の凸部を形成したの
ち、上記凸部を更にプレス加工することにより、上記凸
部の高さ位置精度や平面精度を向上させて研磨を不必要
にした。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク状記録
媒体(以下、ディスクという)1の分解斜視図である。
上記ディスク1は、記録媒体本体部(以下、ディスク本
体部という)2と、該ディスク本体部2の下面中央部を
支持するセンターハブ3と、該センターハブ3に取り付
けられて、センターハブ3との間で上記ディスク本体部
2の上,下面を挟着する上ハブ4とからなっていて、上
記センターハブ3を使用して、ドライブ装置のディスク
テーブルにチャッキングされるようになっている。
【0017】上記ディスク本体部2は、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、ポリオレフィン、ノルボルネン、ポ
リメチルメタクリレート等の合成樹脂やアルミニュウム
あるいはガラス等により中央部に中心孔2aを有する円
板状に形成されていて、主面部に磁気記録層、光磁気記
録層或は光記録層等の信号記録部2bが設けられてい
る。
【0018】上記センターハブ3は、ステンレススチー
ルや鉄等の磁性を有する金属で作られていて、上記ドラ
イブ装置のディスクテーブル上に支持される円形状の支
持基準部31と、該支持基準部31に対して所定の高さ
に上記ディスク本体部2を支持するリング状のフランジ
部32を有している。
【0019】上記フランジ部32は、上記円形状の支持
基準部31の周縁部に逆円錐形状の傾斜面部33を介し
て形成されている。
【0020】上記フランジ部32は、上記ディスク本体
部2を支持する複数の凸部34…34を有している。
【0021】上記凸部34は、上記リング状のフランジ
部32の上面に略等角間隔をもって3個以上形成されて
いて、上記ディスク本体部2を安定した状態に支持する
ことができるようになっている。
【0022】上記凸部34の先端の記録媒体本体部支持
面(以下、ディスク本体部支持面という)34aは、プ
レス加工で圧縮することにより高精度の平坦面に形成さ
れている。なお、上記支持基準部31の中央部にはスピ
ンドル軸挿入用のセンタリング孔35が形成され、その
周縁部には円筒状のリブ部36が形成されている。ま
た、上記フランジ部32と傾斜面部33の間には、上記
ディスク本体部2の中心孔2a内に嵌合するリング状の
凸部37が形成され、傾斜面部33と支持基準部31間
には円筒部38が形成され、上記フランジ部32の外周
部には、後に説明するカートリッジ5の下ハーフ13の
内側面に設けた円形状の第1,第2のリブ23,24の
間に位置する防塵用のスカート部39が形成されてい
る。
【0023】上記上ハブ4は、上記センターハブ3と同
様に金属で作られている。上記上ハブ4は、上記センタ
ーハブ3の支持基準部31の上方に位置する円形状の底
面部41と、該底面部41の周縁部に逆円錐形状の傾斜
部42を介して形成されたフランジ部43とを有して、
上記傾斜面部42を上記センターハブ3の傾斜面部33
上に重ね合わせて両者を溶接する等の方法により、上記
センターハブ3とで上記ディスク本体部2の上,下面を
挟着するようになっている。
【0024】上記上ハブ4は、上記センターハブ3のデ
ィスク本体部支持用の凸部34…34と対向する位置に
ディスク本体部支持用の凸部44…44を有している。
【0025】上記ディスク本体部支持用の凸部44…4
4は、上記フランジ部43の一部を下面側に突出させる
ことにより形成されていて、その先端のディスク本体部
支持面44aで上記ディスク本体部2の上面を支持する
ようになっている。
【0026】上記凸部44…44の先端のディスク本体
部支持面44aは、上記センターハブ3の凸部34…3
4の先端のディスク本体部支持面34aと同様にプレス
加工で圧縮することにより高精度の平坦面に形成されて
いる。
【0027】次に、センターハブ3の製造方法について
説明する。上記センターハブ3の製造方法には、図5に
示すような製造装置301が使用される。上記製造装置
301は、ロール状に巻かれた磁性金属、例えばステン
レススチール(SUS430)等の肉厚0.4mmの金
属板製の原反プレート302を送り出す原反プレート送
出装置303と、該原反プレート送出装置303により
送り出されてきた原反プレート302の曲がりを矯正
し、フラットにする矯正装置(レベラー)304と、該
矯正装置304により矯正された原反プレート302に
プレス加工を施すプレス装置305とを備えている。
【0028】上記プレス装置305は、パンチ306と
ダイ307を有していて、これらパンチ306とダイ3
07によって上記原反プレート302に順次プレス加工
を施すことによって製品としてのセンターハブ3を連続
的に形成し、形成したセンターハブ3…3を製品集積部
308に集積するようになっている。
【0029】上記プレス装置301によるプレス加工
は、図6〜図8に示した工程で行われる。第1工程で
は、原反プレート302にプレス装置301内での送り
を正確に行うためのパイロット孔311…311と、ス
ピンドル軸挿入用の孔35を形成する。第2工程では、
上記スピンドル軸挿入用の孔35を中心にして、上記原
反プレート302を略円弧状に打ち抜いて、上記パイロ
ット孔311を有する脚部312を形成する。第3工程
では、上記スピンドル軸挿入用の孔35を中心にして円
弧状の支持基準部31と円筒部38を押し出し(絞り出
し)形成する。第4工程では、上記円筒部38の高さを
高くする。第5〜第6工程では、上記円筒部38の周縁
に傾斜面部33を形成するとともに、上記センタリング
35の周縁部に円筒状のリブ36を形成する。第7〜第
8工程では、上記傾斜面部33とフランジ部32の間に
リング状の凸部37を形成するとともに、フランジ部3
2を形成する。
【0030】第9工程では、上記フランジ部32にディ
スク本体部支持用の凸部34…34を形成する。第10
工程では、上記フランジ部32の外周部に防塵用のスカ
ート部39を形成する。
【0031】第11工程では、上記第9工程で形成され
た上記ディスク本体部支持用の凸部34…34をプレス
して先端のディスク本体部支持面34aを平坦な圧縮面
に形成する。そして、第12工程で、上記脚部312お
よび上記スカート部39の折曲部を切断することによ
り、センターハブ3が形成される。
【0032】上記第9工程は、図9に示したポンチ30
6aとダイ307aを使用して行われる。図9(A)に
示したように、上記ポンチ306aとダイ307aは、
上記ディスク本体部支持用の凸部34を形成するための
凸部306bと凹部307bを有している。上記凹部3
07bの深さDは、上記凸部306bの高さH1に原反
プレート302の肉厚Tを加えた値よりも大に形成され
ていて、図9(B)に示したように、上記ポンチ306
aとダイ307aで上記原反プレート302をプレスし
て、上記ディスク本体部支持用の凸部34を形成したと
きに、上記凸部34の先端のディスク本体部支持面34
aは、上記ダイ306bの凹部307bの底面307c
に接触しないようになっている。このために、上記支持
基準面31から上記凸部34の先端のディスク本体部支
持面34aまでの高さH2を均一にするのが難しく、ま
た、上記ディスク本体部支持面34aは、平坦面になら
ない。
【0033】上記第9工程で形成したディスク本体部支
持用の凸部34の支持基準部31からの高さH2を均一
にし、上記凸部34の先端のディスク本体部支持面34
aを研磨面と同様の平坦面に形成するのが上記第11工
程である。
【0034】上記第11工程は、図10に示したような
ポンチ306dとダイ307dを使用して行われる。上
記ポンチ306dとダイ307dで上記ディスク本体部
支持用の凸部34の先端のディスク本体部支持面34a
をプレス圧縮することにより、上記ディスク本体部支持
面34aから上記支持基準面31までの高さH2を均一
にするとともに、上記ディスク本体部支持面34aを上
記ポンチ306dのポンチ面306eと同様の平坦面に
形成するのである。上ハブ4もセンターハブ3と同様に
して形成される。
【0035】なお、図1において、上記ディスク1は、
カートリッジ(シェル)5に収容され、ディスクカート
リッジ11として構成される。
【0036】上記カートリッジ5は、上ハーフ12と下
ハーフ13をネジ14…14等によって結合することに
より構成されている。
【0037】上記上ハーフ12は、内面の中央部に後に
説明する板ばね製のハブ押圧部材14の外周部14aを
固定するための環状のリブ15と、上記ハブ押圧部材1
4が撓んだときに、これが上ハーフ12の内面に接触す
るのを防止するための凹部16と、上記ハブ押圧部材1
4が所定値以上、撓んだときに、これに当接して、それ
以上の撓みを阻止するための凸部17が形成されてい
る。また、上記上ハーフ12は、前面12a側(ドライ
ブ装置への挿入方向の前端側)の両側部に軸部18,1
8を有しているとともに、これら軸部18,18によっ
てリッド(蓋部)19が回動可能に取り付けられてい
て、該リッド19によって、上記上,下ハーフ12,1
3の間に形成される磁気ヘッド挿入用の開口部20を開
閉するようになっている。上記リッド19は、捩りコイ
ルばね21によって上記開口部20を閉じる方向に付勢
されている。
【0038】上記下ハーフ13の中央部には、駆動用
(ディスクテーブル挿入用)の開口部22が形成されて
いる。上記開口部22は、内面側に突出する円筒状に形
成されていて、その先端部の内周側は、上記センターハ
ブ3の傾斜面部33と略同じ傾斜角度の傾斜面22aに
なっている。上記下ハーフ13の内面側には、上記円筒
状の開口部22を囲むようにして第1,第2の防塵用の
円形状のリブ23,24が設けられている。
【0039】また、上記下ハーフ13には、、上記磁気
ヘッド挿入用の開口部20を閉じた状態に上記リッド1
9をロックするロック部25が回動可能に取り付けられ
ているとともに、誤消去防止部材26がスライド可能に
取り付けられている。
【0040】上記板ばね製のハブ押圧部材14は、リン
グ状の外周部14aと円形状の中央部14bの間を3本
の放射状の脚部14c…14cで連結することにより形
成されている。上記ハブ押圧部材14は、燐青銅等のば
ね性に優れた金属板を打ち抜いて、上記外周部14a、
中央部14b、脚部14c…14cを一体に形成したの
ち、上記脚部14c…14cを所定の角度に傾斜させる
ことにより形成されている。
【0041】上記ハブ押圧部材14は、上記外周部14
aを上記上ハーフ12の内面に設けた環状のリブ15内
に嵌合した状態で上ハーフ12に取り付けられていて、
上記中央部14bで上記センターハブ3に取り付けられ
た防塵用のキャップ27の頭部27aを押圧し、図11
に示すように、上記ディスクカートリッジ11を裏返し
て置いた場合でも、上記ディスク1等の重量に打ち勝っ
て、上記センターハブ3の傾斜面部33を上記下ハーフ
13の円筒状の開口部22の先端の傾斜面22aに押し
付けるようになっている。
【0042】上記防塵用のキャップ27は、上記センタ
ーハブ3のスピンドル軸挿入用のセンタリング孔35か
ら塵埃等が侵入するのを防止するためのものであり、プ
ラスチックで円筒状に形成されている。上記キャップ2
7の上端部には、半球形の頭部27aを有する端面板2
7bが一体的に形成されているとともに、下端部には、
フランジ部27cが一体に形成されている。上記キャッ
プ27は、下端部を上記センターハブ3のスピンドル軸
挿入用のセンタリング孔35の周縁部の円筒状のリブ部
36の外周に嵌合するとともに、上記フランジ部27c
を上記センターハブ3の支持基準部31の上面に重ね合
わせた状態で載置される。
【0043】上述のようにして、防塵用のキャップ27
を載置したセンターハブ3のリング状の凸部37を上記
ディスク本体部2の下面側から上記ディスク本体部2の
中心孔2a内に挿入すると、上記センターハブ3のフラ
ンジ部32に設けた複数のディスク本体部支持用の凸部
34…34の先端のディスク本体部支持面34a…34
aが上記ディスク本体部2の下面に当接して、該ディス
ク本体部2を支持する。しかるのち、上記上ハブ4を上
記ディスク本体部2の上面側から上記センターハブ3上
に重ね合わせると、上記上ハブ4の中央部に設けた孔4
5から上記防塵用のキャップ27が突出し、該キャップ
27の下端部に設けたフランジ部27cは、上記上ハブ
4の底面部41の下面と上記センターハブ3の支持基準
部31の上面との間で挟着され、上ハブ4の傾斜面部4
2が上記センターハブ3の傾斜面部33上に重なり合う
とともに、上記上ハブ4のフランジ部43に設けたディ
スク本体部支持用の凸部44…44の先端のディスク本
体部支持面44aが上記ディスク本体部2の上面に当接
する。
【0044】そして、上記上ハブ4の凸部44…44を
上記センターハブ3の凸部34…34の位置に合わせ
て、上記上ハブ4の傾斜面部42とセンターハブ3の傾
斜面部33を溶接等の手段により結合すれば、上記ディ
スク本体部2の上,下面は、対向する上ハブ4の凸部4
4…44の先端のディスク本体部支持面44aとセンタ
ーハブ3の凸部34…34の先端のディスク本体部支持
面34aとによって上,下面をしっかりと挟着されて、
ディスク1が構成されるのである。
【0045】上記ディスク1を上記下ハーフ13の中央
部に載置すると、上記センターハブ3の円筒部38が上
記下ハーフ13の中央部の円筒状の開口部22内に嵌合
し、上記センターハブ3の傾斜面部33の下面が上記開
口部22の先端の傾斜面22a上に重なり合った状態に
なるとともに、上記センターハブ3のフランジ部32の
外周部に設けたスカート部39が上記下ハーフ13の内
面に設けた第1,第2の防塵用の円形状のリブ23,2
4間に位置してラビリンス状の隘路を構成する。
【0046】次に、上記上ハーフ12にハブ押圧部材1
4やリッド19および捩りコイルばね21を取り付ける
とともに、下ハーフ13にはリッドロック部材25と誤
消去防止部材26を取り付ける。そして、上記上ハーフ
12を下ハーフ13上に重ね合わせて、ネジ14…14
等で結合することにより、ディスクカートリッジ11が
構成されるのである。
【0047】上記ディスクカートリッジ11をドライブ
装置に挿入すると、図12に示したように、上記ドライ
ブ装置のディスクテーブル201が上記下ハーフ13の
開口部22からカートリッジ5内に侵入し、上記ディス
クテーブル201に設けたマグネット202により、上
記センターハブ3の支持基準部31がディスクテーブル
201上に吸着される。このとき、上記ディスクテーブ
ル201の中心部に位置するスピンドル軸203の先端
が上記センターハブ3の支持基準部31の中央部に設け
たセンタリング孔35内に侵入して上記ディスク1のセ
ンタリングが行われる。上記防塵用のキャップ27には
空気排出孔27dが形成されているので、上記スピンド
ル軸202の防塵用のキャップ27内への侵入は円滑に
行われる。
【0048】そして、上記ディスクテーブル201上に
チャッキングされたディスク1は、上記ディスクテーブ
ル201によって僅かに持ち上げられ、上記センターハ
ブ3の傾斜部33と上記下ハーフ13の開口部22の先
端の傾斜面22aとが非接触状態になって、所謂回転フ
リーの状態になる。
【0049】上記ディスクテーブル201によってディ
スク1が持ち上げられると、上記キャップ27の端面板
27bは、下ハーフ13の内面側に撓むとともに、上記
ハブ押圧部材14の脚部14c…14cは、上ハーフ1
2の内面側に撓むが、上記上ハーフ13の内面に設けた
凹部16によって、上記上ハーフ13の内面との接触が
回避される。従って、上記脚部14c…14cが上記上
ハーフ13の内面に接触することによるハブ押圧部材1
4のばね力の急激な変化を防止し、常にほぼ一定のばね
力でセンターハブ3を下ハーフ13側に押し付けること
ができる。
【0050】なお、上記実施の形態においては、ディス
ク1をカートリッジ5内に収容してディスクカートリッ
ジ11として使用する場合を示したが、上記ディスク1
は、カートリッジ5に収容しないでも使用される。
【0051】
【発明の効果】本発明には次に述べるような効果があ
る。
【0052】(1)請求項1のディスク状記録媒体は、
センターハブのフランジ部に凸部を設け、該凸部の先端
のディスク本体部支持面でディスク本体部を支持する構
成としたので、従来のようにフランジ部全体の精度を上
げなくても、上記凸部部分の精度を上げることにより、
ディスク本体部の高さ位置精度や平面精度等を向上させ
ることができる。また、上記凸部の先端のディスク本体
部支持面をプレスによる圧縮面で形成したので、平面精
度や強度を向上させることができる。
【0053】(2)請求項2のディスク状記録媒体は、
ディスク本体部をセンターハブと上ハブの間で挟着する
構成としたのでディスク本体部とセンターハブの熱膨張
量等に差が発生した場合でも、上記ディスク本体部と、
これを挟着しているセンターハブと上ハブの間で滑りを
発生させて、ディスク本体部の反りや変形が発生するの
を未然に防ぐことができる。
【0054】(3)請求項3のディスク状記録媒体は、
ディスク本体部を挟着しているセンターハブと上ハブの
対向面に凸部を形成したので、上記センターハブと上ハ
ブとでディスク本体部で挟着した場合に、ディスク本体
部に圧縮応力が作用し、該ディスク本体部が変形するの
を防止することができる。(上記センターハブと上ハブ
の凸部の位置がズレていると、ディスク本体部を挟着し
たときに、上記センターハブの凸部と上ハブの凸部との
間にディスク本体部を撓ませる所謂曲げ応力が作用す
る)。
【0055】(4)請求項4のセンターハブの製造方法
は、金属板をプレス加工して、支持基準部と、フランジ
部と、ディスク本体部支持用の凸部を形成したのち、上
記凸部を再度プレス加工するので、上記凸部の高さ位置
精度や平面精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図。
【図2】要部の拡大斜視図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B縦断面図。
【図5】センターハブの製造装置の略示的側面図。
【図6】センターハブの製造方法の工程図。
【図7】センターハブの製造方法の工程図。
【図8】センターハブの製造方法の工程図。
【図9】(A),(B)第9工程を示す断面図。
【図10】第11工程を示す断面図。
【図11】ディスクカートリッジを裏返した状態の断面
図。
【図12】使用状態の断面図。
【図13】従来例の分解斜視図。
【図14】使用状態の断面図。
【符号の説明】
1…ディスク状記録媒体(ディスク)、2…記録媒体本
体部(ディスク本体部)、3…センターハブ、4…上ハ
ブ、31…支持基準部、32…フランジ部、34,44
…記録媒体本体部(ディスク本体部)支持用の凸部、3
4a…凸部の先端の記録媒体本体部(ディスク本体部)
支持面、201…ドライブ装置のディスクテーブル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体本体部と、該記録媒体本体部の
    中央部に取り付けられたセンターハブとを備え、 上記センターハブは、ドライブ装置のディスクテーブル
    上に支持される支持基準部と、該支持基準部に対して所
    定の高さに上記記録媒体本体部を支持するフランジ部と
    を備えたディスク状記録媒体において、 上記センターハブのフランジ部に、上記記録媒体本体部
    を支持する凸部を設けるとともに、 上記凸部の先端の記録媒体本体部支持面をプレス加工に
    よる平坦面に形成したことを特徴とするディスク状記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1のディスク状記録媒体におい
    て、 センターハブに取り付けられていて、該センターハブと
    の間で記録媒体本体部の上,下面を挟着する上ハブを有
    していることを特徴とするディスク状記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2のディスク状記録媒体におい
    て、 上ハブは、センターハブの記録媒体本体部支持用の凸部
    と対向する凸部を有していることを特徴とするディスク
    状記録媒体。
  4. 【請求項4】 ドライブ装置のディスクテーブル上に支
    持される支持基準部と、該支持基準部に対して所定の高
    さに記録媒体本体部を支持するフランジ部と、該フラン
    ジ部に設けられた記録媒体本体部支持用の凸部を有する
    ディスク状記録媒体のセンターハブの製造方法であっ
    て、 金属板をプレスすることにより、上記支持基準部と、上
    記フランジ部と、上記凸部を形成するプレス工程と、 上記プレス工程で形成された上記凸部を更にプレスし
    て、上記凸部の先端のディスク本体部支持面を圧縮して
    平坦面に形成するプレス工程と、 を備えていることを特徴とするセンターハブの製造方
    法。
JP9093269A 1997-04-11 1997-04-11 ディスク状記録媒体とセンターハブの製造方法 Pending JPH10289551A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7278151B2 (en) 2002-12-25 2007-10-02 Sony Corporation Disc cartridge

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