JPH10287034A - 蛍光印刷物 - Google Patents

蛍光印刷物

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JPH10287034A
JPH10287034A JP9375297A JP9375297A JPH10287034A JP H10287034 A JPH10287034 A JP H10287034A JP 9375297 A JP9375297 A JP 9375297A JP 9375297 A JP9375297 A JP 9375297A JP H10287034 A JPH10287034 A JP H10287034A
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JP
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light
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JP9375297A
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English (en)
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Satoshi Nakasone
聡 中曽根
Satoshi Kinoshita
聡 木下
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可視光線以外の励起光を照射したときに黒色を
有する画像を肉眼で視認することができる印刷物を提供
すること。 【解決手段】可視光線以外の励起光を照射したときに可
視光線を発光する1種または2種以上の蛍光インキが印
刷されており、前記励起光を照射したときに前記蛍光イ
ンキの発光によって肉眼で視認し得る画像が形成される
印刷物であって、前記画像が形成される領域には蛍光イ
ンキが印刷されていない部分が設けられており、励起光
を照射したときに該部分が黒色に見えることを特徴とす
る印刷物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の可視光線下
では認識することができないが、可視光線以外の励起光
を照射することによって肉眼で視認することができる画
像が形成される印刷物に関する。本発明の特徴は、励起
光を照射したときに形成される画像に黒色部分が含まれ
ていることにある。
【0002】
【従来の技術】現在、極めて多種多様な印刷物が作製さ
れ使用に供されているが、その種類はますます増加する
傾向にある。これは、社会の発展と複雑化に伴い、印刷
物の使用目的が極めて多岐にわたり、なおかつ各印刷物
に求められる要求が厳格化しているためである。例え
ば、IDカードや紙幣といった偽造されてはならない印
刷物には、複製防止機能と真正印刷物であることを確認
できる機能を有することが厳しく要求されている。ま
た、カレンダーやポスターなどの商業用印刷物には、特
定の条件下で画像がはじめて形成される技術を用いて注
目を集めようとすることがある。
【0003】このような要求に応えるために、通常の可
視光線下では肉眼で視認することができないが、可視光
線以外の特定の光線を照射したときに肉眼で視認し得る
画像が現れる印刷物が開発されている。この印刷物に
は、紫外線などの励起光を照射したときに可視光線を発
光する蛍光インキが印刷されている。例えば、特定波長
の紫外線を照射したときに赤色の文字が現れる印刷物を
作製したい場合には、その特定波長の紫外線により励起
され、赤色光を発光する蛍光インキを用いて文字を印刷
しておけばよい。また、複数の色を有する画像が形成さ
れる印刷物を作製したい場合には、赤発光する蛍光イン
キ、緑発光する蛍光インキ、青発光する蛍光インキのよ
うに複数の蛍光インキを適宜組み合わせて印刷すればよ
い。
【0004】このようにして複数の蛍光インキを組み合
わせて印刷する方法を用いれば、複雑な画像を形成する
ことも可能である。しかしながら、この方法は加法混色
の原理を用いているために、原理的に黒色を発光させる
ことができない。このため、本来黒色であるべき部分に
濃茶色を使用するなどの方法が採られているが、完全な
黒色を表現することはできない。したがって、従来技術
のもとで黒い影や黒髪をうまく表現するのは不可能であ
り、立体感のある画像や被写体を正確に描写した画像を
形成することができないという大きな問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような従来技術の問題を解決し、可視光線以外の光線
を照射したときに黒色を有する画像が形成される印刷物
を提供することを目的とした。すなわち、通常の可視光
線下では肉眼で視認することはできないが、可視光線以
外の励起光を照射したときに黒色を有する画像を肉眼で
視認することができる印刷物を提供することを目的とし
た。また、本発明は、励起光照射時に形成される画像の
周辺部が曖昧になっていて、印刷物表面と画像が一体化
しているように見える印刷物を提供することも目的とし
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために鋭意検討を行なった結果、本発明者らは、蛍光イ
ンキを印刷した領域の中に蛍光インキを印刷していない
部分を設けておけば、励起光を照射したときに蛍光イン
キを印刷していない部分が黒色に見えることを発見し、
本発明を完成した。すなわち、本発明は、可視光線以外
の励起光を照射したときに可視光線を発光する1種また
は2種以上の蛍光インキが印刷されており、前記励起光
を照射したときに前記蛍光インキの発光によって肉眼で
視認し得る画像が形成される印刷物であって、前記画像
が形成される領域には蛍光インキが印刷されていない部
分が設けられており、励起光を照射したときに該部分が
黒色に見えることを特徴とする印刷物を提供するもので
ある。
【0007】本発明の印刷物に励起光を照射したときに
形成される画像には、黒色部分が存在する点に特徴があ
る。励起光を照射したとき、蛍光インキが印刷されてい
る部分は発光するが、蛍光インキが印刷されていない部
分は発光しない。このため、蛍光インキ印刷部分の中に
蛍光インキが印刷されていない部分が存在すると、蛍光
インキが印刷されていない部分は暗く見え、黒色を有す
るものと認識される。このような黒色を有する画像は、
上記の従来法では形成することができなかったものであ
る。この原理を用いれば、画像の中にはっきりした黒色
の影をつけることが可能になり、また、黒色を有する多
種多様な画像も形成することができる。とくに黒髪をそ
のまま画像で表現することができることから、人の顔な
どをよりリアルに再現することができる。
【0008】本発明の印刷物に使用する蛍光インキは、
可視光線以外の光によって励起し、可視光線を発光する
インキであればその種類は問わない。励起光波長、発光
色、発光の強度はとくに制限されず、印刷物の使用目的
や形成したい画像によってこれらの条件は適宜選択す
る。また、本発明の印刷物に使用する蛍光インキは、可
視光線下で無色であっても色を有していても構わない。
ただし、IDカードのように高いセキュリティが要求さ
れる印刷物には、可視光線下で無色の蛍光インキを使用
することによって、蛍光インキが印刷されていることを
肉眼で認識することができないようにするのがよい。な
お、本明細書において可視光線とは波長範囲が400〜
700nmの光を意味する。また、蛍光インキの励起光
は紫外線であるのが好ましい。
【0009】本発明では、可視光線以外の光によって励
起し、可視光線を発光する1種類の蛍光インキを単独で
用いてもよいし、2種以上の蛍光インキを組み合わせて
用いてもよい。2種以上の蛍光インキを組み合わせて用
いる場合には、すべての蛍光インキが単一光によって励
起し発光するものであるのが一般的である。ただし、別
々の波長の光によって励起し発光する複数の蛍光インキ
を用いて、励起光の波長を変えることによって違った画
像が形成されるようにしてもよい。また、励起光の波長
を変えることによって画像を構成する色の濃淡を変化さ
せ、同じ構図でありながら趣が違う数種類の画像を形成
させることもできる。本発明には、このような蛍光イン
キの組み合わせを変えることによるさまざまな態様がす
べて包含される。
【0010】本発明の印刷物に、発光色が赤色、青色、
緑色の蛍光インキを用いれば、これらを組み合わせるこ
とによって黒色以外のすべての色を表現することができ
る。このような加法混色の方法は従来から周知であり、
当業者はこのような周知の方法のいずれかを用いて画像
各部の色を形成することができる。
【0011】本発明で使用することができる赤発光無機
蛍光体として、例えばY2 3 :Eu、YVO4 :E
u、Y2 2 S:Eu、3.5MgO、0.5MgF2
GeO2 :Mn、(Y,Gd)BO3 :Eu、Y(P,
V)O4 :Euなどを挙げることができる。また、本発
明で使用することができる緑発光無機蛍光体として、例
えばZnO:Zn、Zn3 SiO2 :Mn、Zn3 S:
Cu,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、ZnS:
Cu,Au,Al、Zn2 SiO4 :Mn、ZnS:A
g,Cu、(Zn,Cd)S:Cu、ZnS:Cu、G
2 2 S:Tb、La2 2 S:Tb、Y2 Si
5 :Ce,Tb、Zn2 GeO4 :Mn、CeMgA
1113:Tb、SrGa2 4 :Eu2+、ZnS:C
u,CO、MgO・ nB2 3 :Ce,Tb、LaOB
r:Tb,Tm、La2 2 S:Tb、ZnS:Cu
(Mn)などを挙げることができる。また、本発明で使
用することができる青発光無機蛍光体として、例えばZ
nS:Ag、CaWO4 、Y2 SiO5 :Ce、Zn
S:Ag,Ga,Cl、Ca2 5 3 Cl:E
2+; 、BaMgAl1423:Eu2+、Sr3 (P
4 3 Cl:Euなどを挙げることができる。また、
有機蛍光体として、ジアミノスチルベンジスルホン酸、
イミダゾール、クマリン、トリアゾール、カルバゾー
ル、ピリジン、ナフタル酸、イミダゾロンなどの誘導
体、フルオレセイン、エオシンなどの色素、アントラセ
ンなどのベンゼン環を有する化合物などを挙げることが
できる。
【0012】また、本発明では、発光色が特色である蛍
光インキを使用することもできる。特色の蛍光インキを
用いれば、画像上で所望の色合いを確実に表現すること
ができる。また、印刷濃度の調節も行ないやすいという
利点もある。特に特定の色が画像上に占める面積が大き
い場合にその色に相当する特色の蛍光インキを使用する
のが効果的である。特色の蛍光インキは単一種のインキ
からなるものであってもよいし、2種以上の蛍光インキ
を混合したものであってもよい。また、商業的に入手す
ることができるものであってもよい。
【0013】蛍光インキには、励起光を吸収して発光す
る化合物の他に、ビヒクルが含まれていてもよい。ビヒ
クルの種類は、蛍光インキの印刷方法を考慮して適宜決
定することができる。ビヒクルを構成する樹脂として、
ポリエチレン系〔ポリエチレン(PE)、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体〕、ポリプロピレン(PP)、ビニル系〔ポリ
塩化ビニル(PVC)、ポリビニルブチラール(PV
B)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニ
リデン(PVdC)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポ
リビニルホルマール(PVF)〕、ポリスチレン系〔ポ
リスチレン(PS)、スチレン−アクリロニトリル共重
合体(AS)、ABS〕、アクリル系〔ポリメチルメタ
クリレート(PMMA)、MMA−スチレン共重合
体〕、ポリカーボネート(PC)、セルロース系〔エチ
ルセルロース(EC)、酢酸セルロース(CA)、プロ
ピルセルロース(CP)、酢酸・酪酸セルロース(CA
B)、硝酸セルロース(CN)、フッ素樹脂系〔ポリク
ロロフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロエチレン共重合体(FEP)、ポリビニ
リデンフルオライド(PVdF)〕、ポリウレタン(P
U)、ナイロン系〔タイプ6、タイプ66、タイプ61
0、タイプ11〕、ポリエステル系〔ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PC
T)等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
【0014】ビヒクルを構成する溶剤としては、ケトン
類〔アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル
イソブチルケトン(MIBK)、シクロヘキサノン、ジ
エチルケトン、エチルアミルケトン、メチルシクロヘキ
サノン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコール、
イソホロン、ジメチルホルムアミド(DMF)〕、炭化
水素類〔ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ヘプタン〕、ハロゲン化合物〔ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素〕、アルコール類
〔エタノール、イソプロパノール(IPA)、n−プロ
パノール、メチルイソブチルカルビノール、エチレング
リコール〕、エーテル類〔テトラヒドロフラン、2−エ
トキシエタノール〕、エステル類〔酢酸n−ブチル、酢
酸エチル〕等を挙げることができる。
【0015】蛍光インキには、水や水溶性有機溶媒が含
まれていてもよい。水溶性有機溶媒は、蛍光インキの乾
燥防止や浸透性付与を目的として使用される。水溶性有
機溶媒として、例えばエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなど
の多価アルコール類;N−アルキルピロリドン類;酢酸
エチル、酢酸アミルなどのエステル類;メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ール類;メタノール、ブタノール、フェノールのエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド付加物などのグリ
コールエーテル類等が挙げられる。水溶性有機溶媒はこ
れらの溶媒例に限定されるものではなく、溶媒の吸湿
性、保湿性、インキ溶解性や浸透性、インキの粘度や氷
点などを考慮して広範な水溶性有機溶媒の中から適宜選
択する。水溶性有機溶媒は、1種類を単独で使用しても
よいし、複数種を混合して使用してもよい。これらの水
溶性有機溶媒は、蛍光インキの0.1〜70重量%で使
用するのが好ましい。
【0016】蛍光インキには、上記以外にもインキの成
分として従来から知られているものを含有させることが
できる。例えば、アルコールアミン類、アンモニウム塩
類、金属水酸化物などのpH調整剤;有機塩類、無機塩
類などの比抵抗調整剤;酸化防止剤;防腐剤;防黴剤;
金属封鎖剤としてのキレート剤などを適宜含有させるこ
とができる。さらに、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、スチレン
アクリル酸樹脂、スチレンマレイン酸樹脂等の水溶性樹
脂を添加することもできる。本発明の印刷物には、画像
中心部から画像周辺部に向かって濃度が低くなるように
蛍光インキを印刷してもよい。すなわち、画像中心部か
ら画像周辺部に行くにしたがって薄くなるようにグラデ
ーションをつけることができる。このようにグレデーシ
ョンをつけることによって、画像周辺部の蛍光インキが
設けられている部分と設けられていない部分との境界の
エッジが曖昧になるのに対して、画像が形成される領域
で蛍光インキが印刷されていない部分、すなわち、励起
光を照射したとき黒色に見える部分では、蛍光インキが
設けられている部分と設けられていない部分との境界の
エッジがシャープになり、画像周辺部外側の黒色に見え
る部分に比べて、画像が形成される領域の黒色に見える
部分が際立つという効果がある。また、励起光を照射し
たときに印刷物の表面と一体化した画像を形成すること
が可能になる。この方法は、とくに印刷物の一部にのみ
蛍光インキによる印刷を設ける場合に有効である。
【0017】蛍光インキによって形成される画像は、像
と背景からなるものであってもよい。背景に使用される
蛍光インキの発光色や濃度、背景の構図は特に制限され
ない。ただし、濃度は、画像に含まれている黒色を十分
に表現することができる程度にする必要がある。場合に
よっては、黒色部分の周囲の蛍光インキ濃度を高くして
もよい。また、背景に使用される蛍光インキの濃度を、
上述のように中心部から周辺部に向かって低くなるよう
にしてグラデーションをつけておくのも好ましい。さら
に、背景色が白色になるように蛍光インキを組み合わせ
れば、黒色をより鮮明に表現することができる。また、
背景色と像の色が互いに補色の関係にあるように蛍光イ
ンキを組み合わせて使用すれば、より鮮明な像を形成す
ることができる。例えば、背景色を赤色にし、像を緑色
にすることによって極めて鮮明な緑色の像を形成するこ
とができる。このような補色の組み合わせは当業者に周
知であり、そのような周知の組み合わせの中から目的に
応じて好ましい組み合わせを選択することができる。
【0018】本発明の印刷物には、蛍光インキのみなら
ず、可視光線下によって肉眼で色を認識することができ
る通常の着色インキが印刷されていても構わない。例え
ば、可視光線下で淡緑色を示すインキを印刷した面の上
に、さらに赤色の蛍光インキを印刷することによって、
可視光線下では淡緑色であり、励起光を照射するとその
上に赤色の像が形成される印刷物を作製することができ
る。着色インキの種類や量はとくに制限されず、印刷業
界で用いられているあらゆる着色インキを用いることが
できる。また、着色インキには、蛍光インキ用として上
で説明したビヒクル、水、水溶性有機溶媒などを適宜含
有させることができる。
【0019】本発明の印刷物は、さまざまな基材上に蛍
光インキを印刷することによって作製することができ
る。基材は、印刷物の使用目的に応じて決定する。本発
明の印刷物は、例えば、IDカード、パスポート、キャ
ッシュカード、クレジットカード、キーカード、紙幣、
有価証券、権利書、機密文書、切符、宝くじ、抽選券、
入場券といった盗用・偽造を防ぐ必要があるものもの
や、ポスター、カレンダー、手帳、ノート、便箋、はが
き、包装紙、紙袋といった意匠性が重視されるものなど
に広く利用することができる。本発明の印刷物はこれら
を始めとする幅広い物品に応用することが可能であり、
したがって、本発明の基材にはこれらの物品に用いられ
ている基材と同じものを広く用いることができる。
【0020】本発明で使用する基材の種類として、例え
ば、合成樹脂のカードやフィルム、紙、合成紙、セラミ
ックスボードなどを挙げることができる。カードやフィ
ルムに用いることができる合成樹脂として、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリエーテル、ポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、酢
酸セルロース、エチルセルロース、硝酸セルロース、プ
ロピルセルロース等を挙げることができる。紙として
は、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙、コート紙、
軽量コート紙、キャストコート紙(ミラーコート紙)、
エンボス紙、アートポスト紙、アート紙、薄葉印刷紙、
微塗工印刷用紙、増白剤含有紙、パラフィン紙、樹脂含
浸紙、合成紙、ファンシーコーテッドペーパー、純白ロ
ールコート紙、色上質紙、蛍光紙、官製ハガキなどの特
殊印刷用紙等を挙げることができる。基材は、透明、半
透明、不透明のいずれであっても構わない。また、基材
の色、形状、層構造、製法、物理的性質も特に限定され
ない。ただし、インキの受容性が良好であるのが好まし
いため、基材に直接インキを印刷する場合にはある程度
の有孔度を有していることが必要とされる。
【0021】本発明の印刷物では、インキの上または下
にさらに保護層が設けられていてもよい。保護層は、印
刷されたインキの移動や混合を防止し、励起光を照射し
たときに常に鮮明な画像を形成させるために設ける。ま
た、蛍光インキに対する作為的な改変を防ぎ、偽造を防
止することを目的として設けることもできる。例えば、
保護層を溶融して除去しなければ蛍光インキに改変を加
えることができない構造にしておいて、改変が加えられ
た場合には保護層に肉眼で認識し得る異常が残るように
することができる。保護層は、蛍光インキの励起光を透
過するものでなければならない。また、蛍光インキの発
光のうち少なくとも可視領域の波長の光を透過するもの
でなければならない。透過率はエネルギー効率の点から
一般に高い方が好ましいが、敢えて低くすることによっ
て形成される像にぼかしを入れることもできる。
【0022】保護層には、前記蛍光インキの載りが良い
樹脂、即ち、蛍光インキを構成する溶剤によって溶解
し、保護層樹脂中に蛍光インキまたは蛍光インキを含む
樹脂が定着し易い樹脂を用いるのが適当である。そのよ
うな樹脂の例として、上記ビヒクル成分となる樹脂とし
て例示した熱可塑性樹脂やそのエマルジョンを挙げるこ
とができる。保護層の厚みは、インキの移動や混合を有
効に防止できる範囲内で決定するのが適当である。例え
ば、0.2〜5μmにすることができる。また、本発明
の印刷物には必要に応じてクッション層、バックコート
層、接着層などが設けられていてもよい。さらに、印刷
物はプラスチックカバーなどに内包して保管することが
できるように設計されていてもよい。
【0023】本発明の印刷物の製造方法は特に制限され
ない。したがって、蛍光インキの印刷には、一般に用い
られている方法を採用することができる。典型的な方法
のひとつは、各色に対応する蛍光インキを網点状に印刷
しておき、各部の網点濃度をそれぞれ調節することによ
って所望の色を形成する方法である。この方法によれ
ば、比較的簡単に再現性よく所望の印刷物を作製するこ
とが可能である。また、各色を重ね刷りする方法もあ
る。重ね刷りの順序は緑色、青色、赤色の順にするのが
一般的である。この方法によれば、重ね刷りによって発
光輝度が高くなり、画像が鮮明になるという利点があ
る。蛍光インキの印刷法としては、オフセット方式、イ
ンクジェット方式などを用いることができる。
【0024】オフセット方式は、版から蛍光インキを直
接被印刷物に印刷せず、いったん転写体に転移してから
被印刷物に印刷する方式である。通常は、転写体として
ブランケットと呼ばれるゴムシートを用いる。使用する
オフセット印刷機は、平台式であっても輪転式であって
もよく、輪転式の場合は枚葉型であっても巻取型であっ
てもよい。また、オフセットダブリが生じないように、
オフセット印刷機には位相ずれやブランケットの緩みを
回避する手段が施されているのが好ましい。インクジェ
ット方式は、細いノズルから蛍光インキを粒子として噴
射させることによって、ノズルに対向して設置された被
印刷体に蛍光インキを印刷する方式である。インクジェ
ット方式には、パルス信号によるピエゾ素子の振動圧を
利用して、蛍光インキをノズルから吐出させることによ
ってドットパターンを形成する方法;電解質を含有する
低粘度の高速インキ流に対して電界をかけることによっ
て蛍光インキの微小な液滴を分離させてドットパターン
を形成する方法等がある。インクジェット方式を用いれ
ば、低騒音でインキを高速印刷することができるという
利点がある。インクジェット印刷機には、インキの乾燥
やノズルの目詰まりを防止する手段が施されているのが
好ましい。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例によって
限定的に解釈されるものではない。 (実施例1)本実施例において、励起光を照射したとき
に果物の画像を形成する印刷物の作製方法と、この印刷
物に対する励起光照射テストの結果について説明する。
以下の表に記載される組成を有する無色透明な蛍光イン
キを調製した。各蛍光インキを発光ピーク365nmの
紫外光を含むブラックライトで励起したときの発光につ
いて分光波長分布を測定したところ、発光波長のピーク
は赤発光蛍光インキで625nm、緑発光蛍光インキで
505nm、青発光蛍光インキで445nmにそれぞれ
認められた。
【0026】
【表1 】 各蛍光インキの組成 成 分 重量部 赤発光蛍光インキ: 蛍光顔料(Y2 2 S:Eu) 58 マイクロシリカ 3 アルキッド樹脂 31 石油系溶剤 8 緑発光蛍光インキ: 蛍光顔料(ZnO:Zn) 50 マイクロシリカ 4 有機ベントナイト 1 アルキッド樹脂 37 石油系溶剤 8 青発光蛍光インキ: 蛍光顔料(Sr5 (PO4 3 Cl:Eu) 50 マイクロシリカ 4 アルキッド樹脂 36 石油系溶剤 10
【0027】りんご、ぶどう、バナナを並べて撮影した
カラーフィルム原稿をカラースキャナーに解像度400
dpiで読み込んで、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の分光データを取得した。この分
光データを、上記赤発光蛍光インキ、緑発光蛍光インキ
および青発光蛍光インキの各分光波長分布に基づいて作
成された変換テーブルによって、レッド(R)、グリー
ン(G)、ブルー(B)の出力用画像成分データに変換
した。この画像成分データをイメージセッターから製版
フィルム上に出力することによって、レッド、グリー
ン、ブルーの分色網ポジ画像を有する原版フィルムを得
た。この原版フィルムを用いて、通常の方法にしたがっ
てオフセット用のレッド、グリーン、ブルー特色印刷版
を作製した。
【0028】これら3種の特色印刷版を用いて、蛍光増
白剤を含まない上質紙(90kg/四六)の楕円状領域
(縦6cm、横10cm)にオフセット印刷した。この
とき、画像背景部にあたる部分の網点濃度は中心部から
周辺部に向かって75%から0%まで同じ割合で低下す
るようにしてグラデーションをつけた。果物の画像は、
通常の可視光線下では肉眼で視認することはできなかっ
た。一方、発光ピーク365nmの紫外線を含むブラッ
クライトを照射することによって、カラーフィルム原稿
を極めて良く再現したりんご、ぶどう、バナナの画像が
はっきりと浮かび上がり、十分に肉眼で視認することが
できた。形成された画像の端部は曖昧であり、上質紙表
面と画像は一体化していた。
【0029】(実施例2)本実施例において、励起光を
照射したときに文字を含む画像を形成する印刷物の作製
方法と、この印刷物に対する励起光照射テストの結果に
ついて説明する。以下の表に記載される組成を有する黄
発光蛍光インキ、青発光蛍光インキ、白発光蛍光インキ
を調製した。
【0030】
【表2】 各蛍光インキの組成 成 分 重量部 黄発光蛍光インキ: 実施例1の赤発光蛍光インキ 93.5 実施例1の緑発光蛍光インキ 6.5 青発光蛍光インキ: 実施例1の緑発光蛍光インキ 12.2 実施例1の青発光蛍光インキ 87.8 白発光蛍光インキ: 実施例1の赤発光蛍光インキ 82.0 実施例1の緑発光蛍光インキ 7.0 実施例1の青発光蛍光インキ 11.0
【0031】「DNP」のパターンを印刷するために、
「D」用のオフセット版、「P」用のオフセット版、お
よび「DNP」の部分を除いた楕円形背景(縦4cm、
横6cm)用のオフセット版をそれぞれ作製した。
「D」用のオフセット版には黄発光蛍光インキを用い、
「P」用のオフセット版には青発光蛍光インキを用い、
背景用のオフセット版には白発光蛍光インキを用いて、
OCR用紙(90kg/四六)上に通常の方法にしたが
ってオフセット印刷した。このとき、背景の網点濃度は
中心部から周辺部に向かって90%から0%まで同じ割
合で低下するようにしてグラデーションをつけた。「D
NP」の文字を含む画像は、通常の可視光線下では肉眼
で視認することはできなかった。一方、発光ピーク36
5nmの紫外線を含むブラックライトを照射することに
よって、白色の背景中に黄色の「D」、黒色の「N」、
青色の「P」が鮮明に浮かび上がり、十分に肉眼で視認
することができた。また、画像の端部は曖昧であり、上
質紙表面と画像は一体化していた。
【0032】(実施例3)本実施例において、励起光を
照射したときに背景色と補色の関係にある色を発光する
文字を含む画像を形成する印刷物の作製方法と、この印
刷物に対する励起光照射テストの結果について説明す
る。「DNP」のパターンを蛍光印刷するために、文字
「DP」用のオフセット版と文字「DNP」の部分を除
いた楕円形背景(縦6cm、横10cm)用のオフセッ
ト版をそれぞれ作製した。「DP」用のオフセット版に
は表1の緑発光蛍光インキを用い、背景用のオフセット
版には表1の赤発光蛍光インキを用いて、蛍光増白剤を
有しない上質紙(90kg/四六)上に通常の方法にし
たがってオフセット印刷した。このとき、背景の網点濃
度は中心部から周辺部に向かって80%から0%まで同
じ割合で低下するようにしてグラデーションをつけた。
【0033】「DNP」の文字を含む画像は、通常の可
視光線下では肉眼で視認することはできなかった。一
方、発光ピーク365nmの紫外線を含むブラックライ
トを照射することによって、赤色の背景の中に緑色の
「DP」と黒色の「N」が鮮明に浮かびあがり、これら
の文字を十分に肉眼で視認することができた。また、形
成された画像の端部は曖昧であり、上質紙表面と画像は
一体化していた。同様にして、背景色が白色のものと背
景をつけなかった印刷物も作製して比較した。その結
果、緑色の「DP」は、緑色と補色の関係にある赤色の
背景色を有する場合がもっとも鮮明であることが確認さ
れた。
【0034】
【発明の効果】本発明の印刷物に可視光線以外の励起光
を照射すれば、黒色を有する画像を形成することができ
る。このため、本発明を用いれば、従来は不可能であっ
た黒色の影や黒髪などを発光画像の一部として表現する
ことができるようになった。また、本発明によれば、励
起光照射によって形成される画像の周辺部を曖昧にし
て、画像の端部を明確に視認できないようにすることも
できる。このため、励起光を照射したときに印刷物の表
面と一体化した画像を形成することができる。このよう
な特徴を有する本発明は、極めて広範な印刷物に応用す
ることが可能である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可視光線以外の励起光を照射したときに可
    視光線を発光する1種または2種以上の蛍光インキが印
    刷されており、前記励起光を照射したときに前記蛍光イ
    ンキの発光によって肉眼で視認し得る画像が形成される
    印刷物であって、前記画像が形成される領域には蛍光イ
    ンキが印刷されていない部分が設けられており、励起光
    を照射したときに該部分が黒色に見えることを特徴とす
    る印刷物。
  2. 【請求項2】前記1種または2種以上の蛍光インキの一
    部または全部が特色の蛍光インキであることを特徴とす
    る請求項1の印刷物。
  3. 【請求項3】励起光を照射したときに像と背景からなる
    画像が形成されるように、前記1種または2種以上の蛍
    光インキが印刷されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2の印刷物。
  4. 【請求項4】背景に相当する部分に印刷されている蛍光
    インキの濃度が、背景の中心部から周辺部に向かって低
    くなっていることを特徴とする請求項3の印刷物。
  5. 【請求項5】背景に相当する部分に印刷されている蛍光
    インキが、励起光を照射したときに白発光することを特
    徴とする請求項3または4の印刷物。
  6. 【請求項6】像に相当する部分に印刷されている蛍光イ
    ンキに励起光を照射したときの発光色が、背景に相当す
    る部分に印刷されている蛍光インキに励起光を照射した
    ときの発光色と、補色関係にあることを特徴とする請求
    項3または4の印刷物。
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