JPH10284920A - アンテナ給電回路 - Google Patents
アンテナ給電回路Info
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- JPH10284920A JPH10284920A JP9081417A JP8141797A JPH10284920A JP H10284920 A JPH10284920 A JP H10284920A JP 9081417 A JP9081417 A JP 9081417A JP 8141797 A JP8141797 A JP 8141797A JP H10284920 A JPH10284920 A JP H10284920A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の無線機器として使用する場合は、アン
テナ１と送受信回路６を整合させ、また、無線性能評価
を行う場合は、各種測定器と送受信回路６を整合させる
ため、高周波評価用コネクタ５とアンテナ整合回路１２
との間に位相調整用の移相回路１３の挿入が必要とな
り、アンテナ給電回路の素子数が増大し、回路構成が複
雑で大きくなるなどの課題があった。 【解決手段】 アンテナ給電回路の整合回路を、２ｎ段
の１／４波長インピーダンス変成器で構成したものであ
る。
テナ１と送受信回路６を整合させ、また、無線性能評価
を行う場合は、各種測定器と送受信回路６を整合させる
ため、高周波評価用コネクタ５とアンテナ整合回路１２
との間に位相調整用の移相回路１３の挿入が必要とな
り、アンテナ給電回路の素子数が増大し、回路構成が複
雑で大きくなるなどの課題があった。 【解決手段】 アンテナ給電回路の整合回路を、２ｎ段
の１／４波長インピーダンス変成器で構成したものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波評価用の
コネクタを有し、アンテナ出力とは別に高周波特性の評
価可能なアンテナ給電回路に関するものであり、特に、
無線機器に適用可能なアンテナ給電回路に関するもので
ある。
コネクタを有し、アンテナ出力とは別に高周波特性の評
価可能なアンテナ給電回路に関するものであり、特に、
無線機器に適用可能なアンテナ給電回路に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図５は例えば実開平６−７３３２号公報
に開示された従来のアンテナ給電回路を示す構成図であ
り、図において、１はアンテナ、１２はアンテナ整合回
路、１３は移相回路、５は高周波評価用コネクタ、６は
送受信回路、７はアンテナ端子、８は高周波評価用端子
である。通常、アンテナ給電回路を無線機器として使用
する場合は、高周波評価用端子８には何も接続されず、
アンテナ端子７にはアンテナ１がアンテナ整合回路１２
に接続される。一方、無線機器の製造時や保守時に行わ
れる無線性能評価を行う場合は、アンテナ１をアンテナ
端子７から取り外し、高周波評価用端子８に各種測定器
等を接続する。
に開示された従来のアンテナ給電回路を示す構成図であ
り、図において、１はアンテナ、１２はアンテナ整合回
路、１３は移相回路、５は高周波評価用コネクタ、６は
送受信回路、７はアンテナ端子、８は高周波評価用端子
である。通常、アンテナ給電回路を無線機器として使用
する場合は、高周波評価用端子８には何も接続されず、
アンテナ端子７にはアンテナ１がアンテナ整合回路１２
に接続される。一方、無線機器の製造時や保守時に行わ
れる無線性能評価を行う場合は、アンテナ１をアンテナ
端子７から取り外し、高周波評価用端子８に各種測定器
等を接続する。
【０００３】次に動作について説明する。先ず、アンテ
ナ給電回路を無線機器として使用する場合について説明
する。上記したように、通常、アンテナ給電回路を無線
機器として使用する場合には、アンテナ端子７にはアン
テナ１がアンテナ整合回路１２に接続され、高周波評価
用端子８には何も接続されていないため、送受信回路６
から出力される高周波は、高周波評価用コネクタ５、移
相回路１３、及びアンテナ整合回路１２を介してアンテ
ナ１から放射される。また、高周波を受信するときは、
アンテナ１、アンテナ整合回路１２、移相回路１３、及
び高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力
される。この時、アンテナ端子７からアンテナ１側を見
たインピーダンスと、高周波評価用コネクタ５から送受
信回路６を見たインピーダンスとを、アンテナ整合回路
１２によって整合させることにより、高周波の入出力の
反射損を最小に抑え送受信特性の向上を図っている。移
相回路１３は、整合状態にあるインピーダンスの位相だ
けを任意に変えることができるようにしている。
ナ給電回路を無線機器として使用する場合について説明
する。上記したように、通常、アンテナ給電回路を無線
機器として使用する場合には、アンテナ端子７にはアン
テナ１がアンテナ整合回路１２に接続され、高周波評価
用端子８には何も接続されていないため、送受信回路６
から出力される高周波は、高周波評価用コネクタ５、移
相回路１３、及びアンテナ整合回路１２を介してアンテ
ナ１から放射される。また、高周波を受信するときは、
アンテナ１、アンテナ整合回路１２、移相回路１３、及
び高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力
される。この時、アンテナ端子７からアンテナ１側を見
たインピーダンスと、高周波評価用コネクタ５から送受
信回路６を見たインピーダンスとを、アンテナ整合回路
１２によって整合させることにより、高周波の入出力の
反射損を最小に抑え送受信特性の向上を図っている。移
相回路１３は、整合状態にあるインピーダンスの位相だ
けを任意に変えることができるようにしている。
【０００４】次に、無線機器の製造時や保守時に行われ
る無線性能評価を行う場合について説明する。上記した
ように、無線機器の製造時や保守時の無線性能評価時
は、アンテナ１がアンテナ端子７から取り外され、高周
波評価用端子８に各種測定器が接続されるため、送受信
回路６から出力される高周波は、アンテナ端子７が開放
状態のアンテナ整合回路１２に、及び一端に移相回路１
３が接続された高周波評価用コネクタ５を介して各種測
定器に出力される。また逆に、各種測定器から入力され
た高周波は、アンテナ端子７が開放状態のアンテナ整合
回路１２と移相回路１３の接続された回路が一端に接続
された高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に
入力される。この時、高周波評価用コネクタ５から各種
測定器側を見たインピーダンスと、高周波評価用コネク
タ５から送受信回路６側を見たインピーダンスとを整合
させるため、高周波評価用コネクタ５の一端に接続され
た回路（移相回路１３側の回路）を見たインピーダンス
を開放状態にして影響をなくす必要がある。アンテナ端
子７が開放状態のアンテナ整合回路１２だけでは、回路
（移相回路１３側の回路）を見たインピーダンスは開放
状態にならないため、移相回路１３を接続することによ
り、アンテナ整合回路１２のもつ位相変化に移相回路１
３の位相変化を加えてインピーダンスを開放状態にして
いる。
る無線性能評価を行う場合について説明する。上記した
ように、無線機器の製造時や保守時の無線性能評価時
は、アンテナ１がアンテナ端子７から取り外され、高周
波評価用端子８に各種測定器が接続されるため、送受信
回路６から出力される高周波は、アンテナ端子７が開放
状態のアンテナ整合回路１２に、及び一端に移相回路１
３が接続された高周波評価用コネクタ５を介して各種測
定器に出力される。また逆に、各種測定器から入力され
た高周波は、アンテナ端子７が開放状態のアンテナ整合
回路１２と移相回路１３の接続された回路が一端に接続
された高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に
入力される。この時、高周波評価用コネクタ５から各種
測定器側を見たインピーダンスと、高周波評価用コネク
タ５から送受信回路６側を見たインピーダンスとを整合
させるため、高周波評価用コネクタ５の一端に接続され
た回路（移相回路１３側の回路）を見たインピーダンス
を開放状態にして影響をなくす必要がある。アンテナ端
子７が開放状態のアンテナ整合回路１２だけでは、回路
（移相回路１３側の回路）を見たインピーダンスは開放
状態にならないため、移相回路１３を接続することによ
り、アンテナ整合回路１２のもつ位相変化に移相回路１
３の位相変化を加えてインピーダンスを開放状態にして
いる。
【０００５】尚、その他、本願と類似の技術を開示する
ものとして、特開平２−１８８００３号公報、特開平６
−９０１８６号公報、実開平２−４１５０３号公報など
がある。
ものとして、特開平２−１８８００３号公報、特開平６
−９０１８６号公報、実開平２−４１５０３号公報など
がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ給電回
路は以上のように構成されているので、通常の無線機器
として使用する場合は、アンテナ１と送受信回路６を整
合させ、また、無線性能評価を行う場合は、各種測定器
と送受信回路６を整合させるため、高周波評価用コネク
タ５とアンテナ整合回路１２との間に位相調整用の移相
回路１３の挿入が必要となり、アンテナ給電回路の素子
数が増大し、回路構成が複雑で大きくなり、その結果、
組立工程数が増大し、製造時の歩留まり低下によりコス
トも増大するなどの課題があった。また、アンテナ整合
回路１２の位相によっては移相回路１３により１８０度
以上移相させる必要が生じるため、移相回路１３をマイ
クロストリップ線路等で構成するとアンテナ給電回路が
大型化してしまうなどの課題もあった。
路は以上のように構成されているので、通常の無線機器
として使用する場合は、アンテナ１と送受信回路６を整
合させ、また、無線性能評価を行う場合は、各種測定器
と送受信回路６を整合させるため、高周波評価用コネク
タ５とアンテナ整合回路１２との間に位相調整用の移相
回路１３の挿入が必要となり、アンテナ給電回路の素子
数が増大し、回路構成が複雑で大きくなり、その結果、
組立工程数が増大し、製造時の歩留まり低下によりコス
トも増大するなどの課題があった。また、アンテナ整合
回路１２の位相によっては移相回路１３により１８０度
以上移相させる必要が生じるため、移相回路１３をマイ
クロストリップ線路等で構成するとアンテナ給電回路が
大型化してしまうなどの課題もあった。
【０００７】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、移相回路を必要とせず、アンテナ
整合回路のみで、通常の無線機器として使用する場合
は、アンテナと送受信回路を整合させ、また、無線性能
評価を行う場合は、各種測定器と送受信回路を整合させ
るようにすることができ、小型で低コストなアンテナ給
電回路を得ることを目的とする。
めになされたもので、移相回路を必要とせず、アンテナ
整合回路のみで、通常の無線機器として使用する場合
は、アンテナと送受信回路を整合させ、また、無線性能
評価を行う場合は、各種測定器と送受信回路を整合させ
るようにすることができ、小型で低コストなアンテナ給
電回路を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明に係
るアンテナ給電回路は、整合回路を、２ｎ段の１／４波
長インピーダンス変成器で構成したものである。
るアンテナ給電回路は、整合回路を、２ｎ段の１／４波
長インピーダンス変成器で構成したものである。
【０００９】請求項２記載の発明に係るアンテナ給電回
路は、整合回路を、高誘電率基板上に構成したものであ
る。
路は、整合回路を、高誘電率基板上に構成したものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１によるア
ンテナ給電回路を示す構成図であり、図において、１は
無線機器のアンテナ、２はアンテナ整合回路（整合回
路）であり、このアンテナ整合回路２は、２段の１／４
波長インピーダンス変成器３，４から構成されている。
５は高周波評価用コネクタ（コネクタ）、６は携帯機器
の送受信回路、７はアンテナ端子、８は高周波評価用端
子である。通常、このアンテナ給電回路を無線機器とし
て使用する場合は、高周波評価用端子８には何も接続さ
れず、アンテナ端子７にはアンテナ１がアンテナ整合回
路２に接続される。一方、無線機器の製造時や保守時に
行われる無線性能評価を行う場合は、アンテナ１をアン
テナ端子７から取り外し、高周波評価用端子８に各種測
定器等を接続する。
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１によるア
ンテナ給電回路を示す構成図であり、図において、１は
無線機器のアンテナ、２はアンテナ整合回路（整合回
路）であり、このアンテナ整合回路２は、２段の１／４
波長インピーダンス変成器３，４から構成されている。
５は高周波評価用コネクタ（コネクタ）、６は携帯機器
の送受信回路、７はアンテナ端子、８は高周波評価用端
子である。通常、このアンテナ給電回路を無線機器とし
て使用する場合は、高周波評価用端子８には何も接続さ
れず、アンテナ端子７にはアンテナ１がアンテナ整合回
路２に接続される。一方、無線機器の製造時や保守時に
行われる無線性能評価を行う場合は、アンテナ１をアン
テナ端子７から取り外し、高周波評価用端子８に各種測
定器等を接続する。
【００１１】次に動作について説明する。先ず、アンテ
ナ給電回路を無線機器として使用する場合について説明
する。上記したように、通常、アンテナ給電回路を無線
機器として使用する場合には、アンテナ１がアンテナ整
合回路２に接続され、高周波評価用端子８には何も接続
されていないため、送受信回路６から出力される高周波
は、高周波評価用コネクタ５、及びアンテナ整合回路２
を介してアンテナ１から放射される。また、高周波を受
信するときは、アンテナ１、アンテナ整合回路２、及び
高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力さ
れる。アンテナ端子７からアンテナ１側を見たインピー
ダンスと、高周波評価用コネクタ５から送受信回路６を
見たインピーダンスとを、２段の１／４波長インピーダ
ンス変成器３，４から構成されたアンテナ整合回路２に
よって整合される。
ナ給電回路を無線機器として使用する場合について説明
する。上記したように、通常、アンテナ給電回路を無線
機器として使用する場合には、アンテナ１がアンテナ整
合回路２に接続され、高周波評価用端子８には何も接続
されていないため、送受信回路６から出力される高周波
は、高周波評価用コネクタ５、及びアンテナ整合回路２
を介してアンテナ１から放射される。また、高周波を受
信するときは、アンテナ１、アンテナ整合回路２、及び
高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力さ
れる。アンテナ端子７からアンテナ１側を見たインピー
ダンスと、高周波評価用コネクタ５から送受信回路６を
見たインピーダンスとを、２段の１／４波長インピーダ
ンス変成器３，４から構成されたアンテナ整合回路２に
よって整合される。
【００１２】次に、無線機器の製造時や保守時に行われ
る無線性能評価を行う場合について説明する。上記した
ように、無線機器の製造時や保守時の無線性能評価時
は、アンテナ１がアンテナ端子７から取り外され、高周
波評価用端子８に各種測定器が接続されるため、送受信
回路６から出力される高周波は、一端にアンテナ端子７
が開放状態のアンテナ整合回路２が接続された高周波評
価用コネクタ５を介して各種測定器に出力される。また
逆に、各種測定器から入力された高周波は、一端にアン
テナ端子７が開放状態のアンテナ整合回路２が接続され
た高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力
される。この時、高周波評価用コネクタ５から各種測定
器側を見たインピーダンスと、高周波評価用コネクタ５
から送受信回路６側を見たインピーダンスとを整合させ
るため、高周波評価用コネクタ５の一端に接続された回
路（アンテナ整合回路２）を見たインピーダンスを開放
状態にして影響をなくす必要がある。アンテナ整合回路
２を２段の１／４波長インピーダンス変成器３，４によ
り構成することで、アンテナ整合回路２の高周波評価用
コネクタ５から見たインピーダンスを開放状態にするこ
とができる。
る無線性能評価を行う場合について説明する。上記した
ように、無線機器の製造時や保守時の無線性能評価時
は、アンテナ１がアンテナ端子７から取り外され、高周
波評価用端子８に各種測定器が接続されるため、送受信
回路６から出力される高周波は、一端にアンテナ端子７
が開放状態のアンテナ整合回路２が接続された高周波評
価用コネクタ５を介して各種測定器に出力される。また
逆に、各種測定器から入力された高周波は、一端にアン
テナ端子７が開放状態のアンテナ整合回路２が接続され
た高周波評価用コネクタ５を介して送受信回路６に入力
される。この時、高周波評価用コネクタ５から各種測定
器側を見たインピーダンスと、高周波評価用コネクタ５
から送受信回路６側を見たインピーダンスとを整合させ
るため、高周波評価用コネクタ５の一端に接続された回
路（アンテナ整合回路２）を見たインピーダンスを開放
状態にして影響をなくす必要がある。アンテナ整合回路
２を２段の１／４波長インピーダンス変成器３，４によ
り構成することで、アンテナ整合回路２の高周波評価用
コネクタ５から見たインピーダンスを開放状態にするこ
とができる。
【００１３】図２は２段の１／４波長インピーダンス変
成器３，４から構成されるアンテナ整合回路２を示す構
成図である。各段のインピーダンスをＺ１、Ｚ２とする
と、端子ａでのインピーダンスＺａと端子ｂでのインピ
ーダンスＺｂとの関係は式（１）のようになる。
成器３，４から構成されるアンテナ整合回路２を示す構
成図である。各段のインピーダンスをＺ１、Ｚ２とする
と、端子ａでのインピーダンスＺａと端子ｂでのインピ
ーダンスＺｂとの関係は式（１）のようになる。
【００１４】 Ｚｂ* ＝Ｚａ＊（Ｚ２2 ）／（Ｚ１2 ） ・・・（１）
【００１５】アンテナ端子７にアンテナ１を接続した場
合、アンテナ１側のインピーダンスをＺａ、送受信回路
６側のインピーダンスをＺｂとすると、アンテナ整合回
路２を式（１）のように設計することで、アンテナ１と
送受信回路６との整合が可能となる。
合、アンテナ１側のインピーダンスをＺａ、送受信回路
６側のインピーダンスをＺｂとすると、アンテナ整合回
路２を式（１）のように設計することで、アンテナ１と
送受信回路６との整合が可能となる。
【００１６】また、アンテナ端子７を開放した場合、高
周波評価用コネクタ５からアンテナ整合回路２を見たイ
ンピーダンスＺｂ* は、式（１）から大きさは無限大で
位相は１／２波長分変化するので、開放状態となる。
周波評価用コネクタ５からアンテナ整合回路２を見たイ
ンピーダンスＺｂ* は、式（１）から大きさは無限大で
位相は１／２波長分変化するので、開放状態となる。
【００１７】以上のように、この実施の形態１によれ
ば、アンテナ整合回路２を２段の１／４波長インピーダ
ンス変成器３，４で構成したので、通常の無線機器とし
て使用する場合のように、アンテナ１が接続されている
場合は、アンテナ１と送受信回路６の整合が可能とな
り、高周波特性評価時のように、アンテナ１が取り外さ
れている場合は、アンテナ整合回路２のインピーダンス
を開放状態にして影響をなくすことができる。この実施
の形態１によるアンテナ給電回路の回路構成において
は、移相回路１３を必要としないため、回路を構成する
素子数を低減し、回路構成を簡易で小型なものにできる
とともに、製造時の歩留まり向上による低コスト化を図
ることができる。
ば、アンテナ整合回路２を２段の１／４波長インピーダ
ンス変成器３，４で構成したので、通常の無線機器とし
て使用する場合のように、アンテナ１が接続されている
場合は、アンテナ１と送受信回路６の整合が可能とな
り、高周波特性評価時のように、アンテナ１が取り外さ
れている場合は、アンテナ整合回路２のインピーダンス
を開放状態にして影響をなくすことができる。この実施
の形態１によるアンテナ給電回路の回路構成において
は、移相回路１３を必要としないため、回路を構成する
素子数を低減し、回路構成を簡易で小型なものにできる
とともに、製造時の歩留まり向上による低コスト化を図
ることができる。
【００１８】実施の形態２．上記実施の形態１では、２
段の１／４波長インピーダンス変成器３，４からなるア
ンテナ整合回路２の構成例のみを示したが、例えば、図
３に示すように、上記の２段の１／４波長インピーダン
ス変成器３，４を送受信回路６を構成する基板と同一基
板９上に、マイクロストリップ線路（１／４波長インピ
ーダンス変成器）３，４で構成することで、アンテナ給
電回路を高精度で製造することができ、また、アンテナ
整合回路２用の実装素子を削減できるため、低コスト化
が可能になる。
段の１／４波長インピーダンス変成器３，４からなるア
ンテナ整合回路２の構成例のみを示したが、例えば、図
３に示すように、上記の２段の１／４波長インピーダン
ス変成器３，４を送受信回路６を構成する基板と同一基
板９上に、マイクロストリップ線路（１／４波長インピ
ーダンス変成器）３，４で構成することで、アンテナ給
電回路を高精度で製造することができ、また、アンテナ
整合回路２用の実装素子を削減できるため、低コスト化
が可能になる。
【００１９】実施の形態３．上記実施の形態２では、ア
ンテナ整合回路２を送受信回路６を構成する基板と同一
基板９上に、マイクロストリップ線路３，４を構成した
ものを示したが、例えば、図４に示すように、２段の１
／４波長インピーダンス変成器３，４を高誘電率基板１
１上に構成してもよい。さらに、上記の高誘電率基板１
１を、送受信回路６を構成する主基板９上に表面実装し
てもよい。尚、図４中の１０はバンドパスフィルタを示
す。このように、２段の１／４波長インピーダンス変成
器３，４を上記の主基板９よりも高い誘電率を有する基
板上に作成することにより、さらに小型化、軽量化を図
ることができる。
ンテナ整合回路２を送受信回路６を構成する基板と同一
基板９上に、マイクロストリップ線路３，４を構成した
ものを示したが、例えば、図４に示すように、２段の１
／４波長インピーダンス変成器３，４を高誘電率基板１
１上に構成してもよい。さらに、上記の高誘電率基板１
１を、送受信回路６を構成する主基板９上に表面実装し
てもよい。尚、図４中の１０はバンドパスフィルタを示
す。このように、２段の１／４波長インピーダンス変成
器３，４を上記の主基板９よりも高い誘電率を有する基
板上に作成することにより、さらに小型化、軽量化を図
ることができる。
【００２０】実施の形態４．上記実施の形態１から３で
は、アンテナ整合回路２を構成する２段の１／４波長イ
ンピーダンス変成器３，４で構成したものを示したが、
アンテナ整合回路を２ｎ段（ｎは自然数：ｎ＝１，２，
３，・・・）の１／４波長インピーダンス変成器で構成
しても上記実施の形態１から３と同様の効果を奏する。
は、アンテナ整合回路２を構成する２段の１／４波長イ
ンピーダンス変成器３，４で構成したものを示したが、
アンテナ整合回路を２ｎ段（ｎは自然数：ｎ＝１，２，
３，・・・）の１／４波長インピーダンス変成器で構成
しても上記実施の形態１から３と同様の効果を奏する。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
れば、整合回路を、２ｎ段の１／４波長インピーダンス
変成器で構成したので、通常の無線機器として使用する
場合のように、アンテナが接続されている場合は、アン
テナと送受信回路の整合が可能となり、高周波特性評価
時のように、アンテナが取り外されている場合は、アン
テナ整合回路のインピーダンスを開放状態にして影響を
なくすことができる効果がある。また、移相回路を必要
せず、回路を構成する素子数を低減し、回路構成を簡易
で小型なものにできるとともに、製造時の歩留まり向上
による低コスト化を図ることができる効果がある。
れば、整合回路を、２ｎ段の１／４波長インピーダンス
変成器で構成したので、通常の無線機器として使用する
場合のように、アンテナが接続されている場合は、アン
テナと送受信回路の整合が可能となり、高周波特性評価
時のように、アンテナが取り外されている場合は、アン
テナ整合回路のインピーダンスを開放状態にして影響を
なくすことができる効果がある。また、移相回路を必要
せず、回路を構成する素子数を低減し、回路構成を簡易
で小型なものにできるとともに、製造時の歩留まり向上
による低コスト化を図ることができる効果がある。
【００２２】請求項２記載の発明によれば、整合回路
を、高誘電率基板上に構成したので、さらにアンテナ給
電回路の小型化、軽量化を図ることができる効果があ
る。
を、高誘電率基板上に構成したので、さらにアンテナ給
電回路の小型化、軽量化を図ることができる効果があ
る。
【図１】 この発明の実施の形態１によるアンテナ給電
回路を示す構成図である。
回路を示す構成図である。
【図２】 ２段の１／４波長インピーダンス変成器から
構成されるアンテナ整合回路を示す構成図である。
構成されるアンテナ整合回路を示す構成図である。
【図３】 この発明の実施の形態２によるアンテナ給電
回路を基板上に実装した図である。
回路を基板上に実装した図である。
【図４】 この発明の実施の形態３によるアンテナ給電
回路を基板上に実装した図である。
回路を基板上に実装した図である。
【図５】 従来のアンテナ給電回路を示す構成図であ
る。
る。
１ アンテナ、２ アンテナ整合回路（整合回路）、
３，４ １／４波長インピーダンス変成器、５ 高周波
評価用コネクタ（コネクタ）、６ 送受信回路、１１
高誘電率基板。
３，４ １／４波長インピーダンス変成器、５ 高周波
評価用コネクタ（コネクタ）、６ 送受信回路、１１
高誘電率基板。
Claims (2)
- 【請求項１】 着脱可能なアンテナと、一端が該アンテ
ナに接続される整合回路と、一端が該整合回路の他端と
接続されるコネクタと、該コネクタを介して前記整合回
路と接続される送受信回路とを備えたアンテナ給電回路
において、前記整合回路を２ｎ段の１／４波長インピー
ダンス変成器で構成したことを特徴とするアンテナ給電
回路。 - 【請求項２】 整合回路を、高誘電率基板上に構成した
ことを特徴とする請求項１記載のアンテナ給電回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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