JPH10280211A - 活線作業用全天候型防護服及び装置 - Google Patents

活線作業用全天候型防護服及び装置

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Publication number
JPH10280211A
JPH10280211A JP10240697A JP10240697A JPH10280211A JP H10280211 A JPH10280211 A JP H10280211A JP 10240697 A JP10240697 A JP 10240697A JP 10240697 A JP10240697 A JP 10240697A JP H10280211 A JPH10280211 A JP H10280211A
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JP
Japan
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worker
inner suit
suit
insulating
air
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Application number
JP10240697A
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English (en)
Inventor
Hiroya Shinkawa
博也 新川
Minoru Yoshida
實 吉田
Junji Ito
順次 伊東
Toshiro Mizoguchi
俊郎 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKO DAIICHI KIGYO KK
WATABE KOGYO KK
Kandenko Co Ltd
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
KANKO DAIICHI KIGYO KK
WATABE KOGYO KK
Kandenko Co Ltd
Sanwa Tekki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業者の安全向上及び作業環境の改善を目的と
し、作業者の頭の先から足まで全身を包む、全天候型の
防護服であって、この防護服を着用していても快適に作
業できる。 【解決手段】作業者の上半身及び下半身を包む柔軟な絶
縁材から成るインナースーツ1と作業者の手足を被う絶
縁材から成る手袋26及び長靴27と、作業者の頭部全
部を被う、スカート状裾部17を有する絶縁性のヘルメ
ット16及び上記インナースーツの上から被覆する上着
状の絶縁衣24又は絶縁ベスト25から成り、これらに
よって作業者の全身を被う構成とし、上記インナースー
ツの背面腰部に送風取り入れ口を設け、この送風取り入
れ口付近のインナースーツ内側四方に風を送るセパレー
タを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は架空配電線工事等
の高圧活線作業において、作業者の安全向上及び作業環
境の改善を図る全天候型の防護服及びこの防護服を含む
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧活線工法用の保護具は、作業
者の上半身を被う絶縁材から成る上着と手足を被う手袋
及び長靴とヘルメットであり、これらをまとって充電部
の作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の上
記保護具は、作業者の身体の全部を絶縁材で被うもので
はなく、一部が露出したままであり、この露出部分が高
圧充電部又は接地体等に触れ、感電するおそれがあっ
た。また雨天時には絶縁材の上着等が濡れてしまうた
め、これらの絶縁材の表面に沿って電気が流れ、上記露
出部分から作業者が感電するおそれがあった。
【0004】そこでこの発明は、作業者の安全向上及び
作業環境の改善を目的とし、作業者の頭の先から足まで
全身を包む、全天候型の防護服であって、この防護服を
着用していても快適に作業できる防護服、及びこの防護
服を含む装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1項の発明は、作
業者の上半身及び下半身を包む柔軟な絶縁材から成るイ
ンナースーツと作業者の手足を被う絶縁材から成る手袋
及び長靴と、作業者の頭部全部を被う、スカート状裾部
を有する絶縁性のヘルメット及び上記インナースーツの
上から被覆する上着状の絶縁衣又は絶縁ベストから成
り、これらによって作業者の全身を被う構成とし、上記
インナースーツの背面腰部に送風取り入れ口を設け、こ
の送風取り入れ口付近のインナースーツ内側四方に風を
送るセパレータを設けた、活線作業用全天候型防護服と
した。
【0006】この請求項1項の発明では、発明者がこの
発明の防護服を着用し、上記インナースーツの背面腰部
の送風取り入れ口に、例えば高所作業車のバケットに支
持した空調機器のフレキシブルなエアーホースの先端を
取り付ける。そしてこの空調機器を作動させ、送風取り
入れ口からインナースーツ内に温度等を調整したエアー
を送る。このエアーは上記インナースーツの内側のセパ
レータにより四方に分散し、作業者の首部さらにはヘル
メット内部、袖部及び脚部に送られる。そして当該イン
ナースーツとヘルメットのスカート状裾部の下端の隙
間、インナースーツの袖部の袖口、及び脚部の下端から
エアーは抜けていく。またインナースーツは柔軟な絶縁
材から成るものでありまた従来からある絶縁衣も柔軟性
があるため、これらを着用しても、身体が自由に動く。
【0007】また請求項2項の発明は、作業者の上半身
及び下半身を包む絶縁材から成るインナースーツと作業
者の手足を被う絶縁材から成る手袋及び長靴と、作業者
の頭部全部を被う、スカート状裾部を有する絶縁性のヘ
ルメット及び上記インナースーツの上から被覆する上着
状の絶縁衣又は絶縁ベストから構成し、これらによって
作業者の全身を被うとともに上記インナースーツの背面
腰部に送風取り入れ口を設け、この送風取り入れ口付近
のインナースーツ内側四方に風を送るセパレータを設
け、さらに上記インナースーツの襟ぐりの内側に沿って
細長のエアーバックを設け、このエアーバックは適宜の
間隔で外径を小さくしたくびれ部を有し、これらのくび
れ部により形成された隙間を通してインナースーツの内
部の送風を上記ヘルメット内部に送るように構成した、
活線作業用全天候型防護服とした。
【0008】この請求項2項の発明では、発明者がこの
発明の防護服を着用し、上記インナースーツの背面腰部
の送風取り入れ口に、例えば高所作業車のバケットに支
持した空調機器のフレキシブルなエアーホースの先端を
取り付ける。そしてこの空調機器を作動させ、送風取り
入れ口からインナースーツ内に温度等を調整したエアー
を送る。このエアーは上記インナースーツの内側のセパ
レータにより四方に分散し、作業者の首部さらにはヘル
メット内部、腕部及び脚部に送られる。この際インナー
スーツの襟ぐりの内側に沿って、くびれ部を有するエア
ーバックを設けているため襟ぐり部分のインナースーツ
が浮き上がり、インナースーツの内部のエアーは、この
エアーバックのくびれ部と作業者の首外周との間隙を通
り襟ぐり部分からヘルメット内周の頭部に送られる。そ
して当該インナースーツとヘルメットのスカート状裾部
の下端の隙間、インナースーツの腕部の袖口及び脚部の
下端からエアーは抜けていく。またインナースーツは柔
軟な絶縁材から成るものでありまた従来からある絶縁衣
も柔軟性があるため、これらを着用しても、身体が自由
に動く。
【0009】また請求項3項の発明は、作業者の上半身
及び下半身を包む絶縁材から成るインナースーツと作業
者の手足を被う絶縁材から成る手袋及び長靴と、作業者
の頭部全部を被うスカート状裾部を有する絶縁性のヘル
メット及び上記インナースーツの上から被覆する上着状
の絶縁衣又は絶縁ベストから構成し、これらによって作
業者の全身を被うとともに上記インナースーツの背面腰
部に送風取り入れ口を設け、この送風取り入れ口付近の
インナースーツ内側四方に風を送るセパレータを設け、
さらに上記インナースーツの襟ぐりの内側に沿って細長
のエアーバックを設け、このエアーバックは適宜の間隔
で外径を小さくしたくびれ部を有し、これらのくびれ部
により形成された隙間を通してインナースーツの内部の
送風を上記ヘルメット内部に送るように構成し、空調機
器及びこの空調機器から上記送風取り入れ口まで接続し
たフレキシブルなエアーホースとを設けた、活線作業用
全天候型防護装置とした。
【0010】この請求項3項の発明では、発明者はイン
ナースーツ、エアーバック、絶縁衣又は絶縁ベスト、ヘ
ルメット、手袋及び長靴を着用し、上記インナースーツ
の背面腰部の送風取り入れ口に、例えば高所作業車のバ
ケットに支持した空調機器のエアーホースの先端を取り
付ける。そしてこの空調機器を作動させ、送風取り入れ
口からインナースーツ内に温度等を調整したエアーを送
る。このエアーは上記インナースーツの内側のセパレー
タにより四方に分散し、作業者の首部さらにはヘルメッ
ト内部、袖部及び脚部に送られる。この際インナースー
ツの襟ぐりの内側に沿って、くびれ部を有するエアーバ
ックを設けているため襟ぐり部分のインナースーツが浮
き上がり、インナースーツの内部のエアーは、このエア
ーバックのくびれ部と作業者の首外周との間隙を通り襟
ぐり部分からヘルメット内周の頭部に送られる。そして
当該インナースーツとヘルメットのスカート状裾部の下
端の隙間、インナースーツの袖部の袖口及び脚部の下端
からエアーは抜けていく。またインナースーツは柔軟な
絶縁材から成るものでありまた従来からある絶縁衣も柔
軟性があるため、これらを着用しても、身体が自由に動
く。
【0011】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態例を図に基づ
いて説明する。まずこの発明に使用するインナースーツ
1は図1及び図2に示すごとく、作業者の上半身及び下
半身を包む、つなぎ形状の柔軟な絶縁材から成るもの
で、半袖部2及び脚部3が付いている。そして前面の襟
ぐり4部分から一方の脚部3下端までファスナー5a及
び前面の襟ぐり4の中央部分から股下までファスナー5
bが夫々設けられている。また両脚部3の下端から上方
に切り込みが入り、この切り込み箇所を開閉するファス
ナー5cが設けられている。また両脚部3の下端外周に
は締付けベルト6が設けられ、この締付けベルト6は先
端に設けられた雄型面ファスナー7を、各脚部3の下端
に設けた雌型面ファスナー8に着脱自在に係止すること
により各脚部3を作業者の足に合わせてすぼめて固定す
ることができるものである。
【0012】またこのインナースーツ1の背面腰部に
は、図2及び図3に示すごとく、孔9を設け、この孔9
の周縁から外方に筒状部10を突設している。さらにこ
の筒状部10の外周には締付けバンド11を設けてお
り、この締付けバンド11により上記筒状部10の外周
を締付けることができる。またこのインナースーツ1の
正面の脇腹部分には、図1及び図4に示すごとく、命綱
挿入用の孔12を設けており、この孔12は一端がイン
ナースーツ1に固定され、他端が面ファスナーによって
着脱自在にインナースーツ1に係止される被い13を被
せることができる。またこのインナースーツ1の襟ぐり
4には図1に示すごとく、間隔をあけて数個の係止帯1
4を設けている。
【0013】また図5はこの発明に使用する、細長のエ
アーバック15を示し、このエアーバック15は一定間
隔で外径を小さくしたくびれ部15aを形成しているも
ので、エアー注入口15bから空気を内部に入れて膨ら
ませたものである。このエアーバック15は図6に示す
如く、上記インナースーツ1の襟ぐり4箇所の内側に沿
って重ね、上記数個の各係止帯14をくびれ部15aの
外周に巻きつけて各係止帯14の先端をその基端に止め
たものである。
【0014】またこの発明に使用するヘルメット16
は、図7に示すごとく、作業者の頭部をすっぽり被う硬
質の絶縁材からなり、顔面部分16aは透明となってお
り、これらの下端に柔軟な絶縁性材料から成るスカート
状裾部17を有するものである。そして作業者がこのヘ
ルメット16を着用した場合、当該スカート状裾部17
の下端縁は作業者の肩や、胸上部及び背中上部に接する
長さを有している。
【0015】またこの発明に使用するセパレータ18
は、作業者の背面腰部に取り付け、インナースーツ1の
内部の四方に風を送るためのものである。このセパレー
タ18は図8乃至図10に示すごとく、二枚の大小の板
体18a、18bを間隔をあけて設け、これらの板体1
8aと板体18bとの間に十字型にスペーサー板18c
を介在させ、このスペーサー板18cの交差部に断面半
円状の穴19を夫々あけ、これらの穴19に面した、大
型の板体18aの箇所に透孔20を穿ち、この透孔20
の周縁から筒体21を板体18aの外方に突設したもの
で、この筒体21はエルボ状に曲がっている。また上記
小型の板体18bの外面には、作業者の腰に巻きつける
安全帯を通す挿通孔22を有する係止片23を設けてい
る。
【0016】またこの発明に使用する上着状の絶縁衣2
4及び絶縁ベスト25は、夫々図12及び図13に示す
もので、これらは従来からあるものである。この絶縁衣
24は前開き部分にファスナー24aが設けられて開閉
自在となっており、また肘部、肩部、脇部に夫々伸縮用
ひだ24bが設けられ、腕や身体を曲げ易くなってい
る。また絶縁ベスト25は前開き型で、これらの前開き
部分に設けた面ファスナー25aにより開閉自在となっ
ている。また絶縁手袋26及び絶縁長靴27は図14に
示すごとく従来品である。
【0017】これらのものを作業者が着用するには、ま
ず上記インナースーツ1の襟ぐり4の内側に沿ってエア
ーバック15を係止帯14で固定する。そしてインナー
スーツ1の背中の内側から孔9及び筒状部10に上記セ
パレータ18の筒体21を通して、締付けバンド11で
筒状部10を上から筒体21の外周に締付けて固定す
る。また当該セパレータ18の係止片23の挿通孔22
に安全帯29(図11参照)を通す。そしてこの安全帯
29に一端を係止した命綱(図示省略)の他端をインナ
ースーツ1の内側から孔12に通して命綱の他端をイン
ナースーツ1の外側にだす。そこで作業者はまず絶縁長
靴27を履き、インナースーツ1の各ファスナー5a、
5b、5cを開けて手足を夫々半袖部2及び脚部3に入
れ、襟ぐり4から首を出し、また上記安全帯28を腰に
巻きつけて固定し、再び各ファスナー5a、5b、5c
を閉じる。
【0018】そこで図11に示すごとく、上記セパレー
タ18の内側は作業者28の腰部に安全帯29を介して
支持され、また外側はインナースーツ1に固定されて作
業者28の腰部とインナースーツ1の内周との間に中空
部が形成される。そしてこのインナースーツ1の上に絶
縁衣24及び絶縁ベスト25を順に着る。そして例えば
図15に示すごとく、バケット30に支持した空調機器
31のエアーホース32の先端を上記インナースーツ1
の背面に突出した筒体21に接続、固定する。これによ
り空調機器31から温度湿度を調整したエアーがエアー
ホース32を通して、インナースーツ1内の四方に送ら
れる。また上記インナースーツ1の脇から外に出した命
綱の一端をバケット30に係止する。
【0019】そこで作業者は上記ヘルメット16を頭部
に被り、スカート状裾部17を肩や胸、背中の各上部に
たらし、最後に絶縁手袋26をつける。これにより作業
者は図14及び図15に示すごとく、全身を防護服で被
われる。そしてインナースーツ1内ではセパレータ18
により、四方に分散されて送られ、インナースーツ1の
両脚部3の下端から、また半袖部2の袖口から、さらに
襟ぐり4からエアーは抜けていく。この際襟ぐり4は上
記エアーバック15により作業者の首もとから浮き上が
っており、上記エアーバック15の各くびれ部15bと
作業者の首外周とにより数個の間隙が形成され、インナ
ースーツ1内部からこれらの間隙を通って襟ぐり4を抜
け、ヘルメット16の内部に入り、ヘルメット16と作
業者の頭部や顔面付近を巡回し、スカート状裾部17の
下端縁等から外部に抜けていく。
【0020】なお上記実施の形態例ではインナースーツ
の襟ぐり部に沿って巻きつけるエアーバックを設けた
が、このエアーバックはインナースーツの襟ぐり内周部
分を作業者の首もとから浮き上がらせて、エアーを襟ぐ
り部分から抜けやすくするものであるが、これを設けな
い場合でもエアーは少量抜けるものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1項の発明においては、作業者は
全身をこの発明の防護服で被われているため、充電部に
接触しても感電せず、安全である。従って作業者はこの
防護服を着ていれば活線作業を安心して行うことができ
る。また上述の如く、作業者は全身をこの発明の防護服
で被われているため、雨に防護服が濡れても、作業者自
身にまで電流が流れず、感電するおそれがない。従って
雨天の作業も可能である。また作業時には別設の空調機
器から温度や湿度を調整したエアーをこの防護服のイン
ナースーツ内の四方に送ることができ、作業者はこの防
護服の内部がエアーコンディショニングにより空気調整
され、夏の暑い日や、冬の寒い日、梅雨時期の湿度の高
い日等においても快適に作業ができる。また防護服を着
ても、インナースーツは柔軟であり、また絶縁衣又は絶
縁ベストも従来から柔軟であるため作業に支障をきたさ
ない。
【0022】請求項2項の発明においては、作業者は全
身をこの発明の防護服で被われているため、充電部に接
触しても感電せず、安全である。従って作業者はこの防
護服を着ていれば活線作業を安心して行うことができ
る。また上述の如く、作業者は全身をこの発明の防護服
で被われているため、雨に防護服が濡れても、作業者自
身にまで電流が流れず、感電するおそれがない。従って
雨天の作業も可能である。また作業時には別設の空調機
器から温度や湿度を調整したエアーをこの防護服のイン
ナースーツ内の四方に送ることができ、作業者はこの防
護服の内部がエアーコンディショニングにより空気調整
され、夏の暑い日や、冬の寒い日、梅雨時期の湿度の高
い日等においても快適に作業ができる。また防護服を着
ても、インナースーツは柔軟であり、また絶縁衣又は絶
縁ベストも従来から柔軟であるため作業に支障をきたさ
ない。またインナースーツの内部四方に送られたエアー
は作業者の首部から抜けるが、このインナースーツの襟
ぐり部分の内周に設けたエアーバックの各くびれ部によ
って形成される間隙からヘルメットの内部にエアーが確
実に入り、作業者の頭部まで風通しがよく、より作業が
快適にできる。
【0023】請求項3項の発明においては、作業者は全
身をこの発明の防護服で被われているため、充電部に接
触しても感電せず、安全である。従って作業者はこの防
護服を着ていれば活線作業を安心して行うことができ
る。また上述の如く、作業者は全身をこの発明の防護服
で被われているため、雨に防護服が濡れても、作業者自
身にまで電流が流れず、感電するおそれがない。従って
雨天の作業も可能である。また作業者はこの防護服を着
ると内部がエアーコンディショニングにより空気調整さ
れ、夏の暑い日や、冬の寒い日、梅雨時期の湿度の高い
日等においても快適に作業ができる。また防護服を着て
も、インナースーツは柔軟であり、また絶縁衣又は絶縁
ベストも従来から柔軟であるため作業に支障をきたさな
い。またインナースーツの内部四方に送られたエアーは
作業者の首部から抜けるが、このインナースーツの襟ぐ
り部分の内周に設けたエアーバックの各くびれ部によっ
て形成される間隙からヘルメットの内部にエアーが確実
に入り、作業者の頭部まで風通しがよく、より作業が快
適にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例のインナースーツの正
面図である。
【図2】この発明の実施の形態例のインナースーツの背
面図である。
【図3】この発明の実施の形態例のインナースーツの要
部斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態例のインナースーツの要
部斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態例のエアーバックの正面
図である。
【図6】この発明の実施の形態例のエアーバックをイン
ナースーツの襟ぐり内周に取り付けた状態を示す要部斜
視図である。
【図7】この発明の実施の形態例のヘルメットの斜視図
である。
【図8】この発明の実施の形態例のセパレータの一部断
面側面図である。
【図9】この発明の実施の形態例のセパレータの正面図
である。
【図10】この発明の実施の形態例のセパレータの縦断
面図である。
【図11】この発明の実施の形態例のセパレータ及びイ
ンナースーツを作業者が装着した状態を示す断面図であ
る。
【図12】この発明の実施の形態例の絶縁衣の正面図で
ある。
【図13】この発明の実施の形態例の絶縁ベストの正面
図である。
【図14】この発明の実施の形態例の防護服を作業者が
装着した状態を示す斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態例の防護服を装着した
作業者が空調機器と接続した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インナースーツ 2 半袖部 3 脚部 4 襟ぐり 5 ファスナー 6 締付けベル
ト 9 孔 10 筒状部 11 締付けバンド 14 係止帯 15 エアーバック 16 ヘルメッ
ト 17 スカート状裾部 18 セパレー
タ 19 穴 20 透孔 21 筒体 23 係止片 24 絶縁衣 25 絶縁ベス
ト 26 絶縁手袋 27 絶縁長靴 28 作業者 29 安全帯 30 バケット 31 空調機器 32 エアーホース
フロントページの続き (72)発明者 新川 博也 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会社 関電工内 (72)発明者 吉田 實 東京都中央区銀座8丁目14番11号 渡部工 業株式会社内 (72)発明者 伊東 順次 山梨県中巨摩郡玉穂町中楯810番地 三和 テッキ株式会社内 (72)発明者 溝口 俊郎 東京都文京区本郷1丁目12番5号 関工第 一企業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者の上半身及び下半身を包む柔軟な
    絶縁材から成るインナースーツと作業者の手足を被う絶
    縁材から成る手袋及び長靴と、作業者の頭部全部を被
    う、スカート状裾部を有する絶縁性のヘルメット及び上
    記インナースーツの上から被覆する上着状の絶縁衣又は
    絶縁ベストから成り、これらによって作業者の全身を被
    う構成とし、上記インナースーツの背面腰部に送風取り
    入れ口を設け、この送風取り入れ口付近のインナースー
    ツ内側四方に風を送るセパレータを設けたことを特徴と
    する、活線作業用全天候型防護服。
  2. 【請求項2】 作業者の上半身及び下半身を包む柔軟な
    絶縁材から成るインナースーツと作業者の手足を被う絶
    縁材から成る手袋及び長靴と、作業者の頭部全部を被
    う、スカート状裾部を有する絶縁性のヘルメット及び上
    記インナースーツの上から被覆する上着状の絶縁衣又は
    絶縁ベストから構成し、これらによって作業者の全身を
    被うとともに上記インナースーツの背面腰部に送風取り
    入れ口を設け、この送風取り入れ口付近のインナースー
    ツ内側四方に風を送るセパレータを設け、さらに上記イ
    ンナースーツの襟ぐりの内側に沿って細長のエアーバッ
    クを設け、このエアーバックは適宜の間隔で外径を小さ
    くしたくびれ部を有し、これらのくびれ部により形成さ
    れた隙間を通してインナースーツの内部の送風を上記ヘ
    ルメット内部に送るように構成したことを特徴とする、
    活線作業用全天候型防護服
  3. 【請求項3】 作業者の上半身及び下半身を包む柔軟な
    絶縁材から成るインナースーツと作業者の手足を被う絶
    縁材から成る手袋及び長靴と、作業者の頭部全部を被
    う、スカート状裾部を有する絶縁性のヘルメット及び上
    記インナースーツの上から被覆する上着状の絶縁衣又は
    絶縁ベストから構成し、これらによって作業者の全身を
    被うとともに上記インナースーツの背面腰部に送風取り
    入れ口を設け、この送風取り入れ口付近のインナースー
    ツ内側四方に風を送るセパレータを設け、さらに上記イ
    ンナースーツの襟ぐりの内側に沿って細長のエアーバッ
    クを設け、このエアーバックは適宜の間隔で外径を小さ
    くしたくびれ部を有し、これらのくびれ部により形成さ
    れた隙間を通してインナースーツの内部の送風を上記ヘ
    ルメット内部に送るように構成し、空調機器及びこの空
    調機器から上記送風取り入れ口まで接続したエアーホー
    スとを設けたことを特徴とする、活線作業用全天候型防
    護装置。
JP10240697A 1997-04-07 1997-04-07 活線作業用全天候型防護服及び装置 Pending JPH10280211A (ja)

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