JPH10276595A - 移植方法及び移植用包材 - Google Patents

移植方法及び移植用包材

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JPH10276595A
JPH10276595A JP8313297A JP8313297A JPH10276595A JP H10276595 A JPH10276595 A JP H10276595A JP 8313297 A JP8313297 A JP 8313297A JP 8313297 A JP8313297 A JP 8313297A JP H10276595 A JPH10276595 A JP H10276595A
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JP
Japan
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tree
bag
plant
packaging material
acid
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Withdrawn
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JP8313297A
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Inventor
Koji Inoue
公二 井上
Masao Suzuki
雅雄 鈴木
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SUZUGO SHOJI KK
Original Assignee
SUZUGO SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の根の回りの土塊を包む包材を外す工程
が不要であり、且つ安価で且つ入手容易な包材を用いる
ことのできる移植方法を提供する。 【解決手段】酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結合
を有する材料からなる包材を酸若しくはアルカリで処理
する工程と、植物が植栽されている土塊を前記包材で包
容する工程と、この植物を移植する工程とを有する移植
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の移植方法に
関し、特に樹木の移植方法に関する。本発明は、特に、
従来の移植方法と比較して格段に省力化が可能である移
植方法に関する。更に、本発明は、移植用包材に関し、
特に本発明の移植方法に使用するのに好適である移植用
包材に関する。
【0002】
【従来の技術】樹木を移植する方法としては、別の場所
で路地栽培した樹木を、この樹木の根が伸びている土塊
ごと掘り出し、移植しようとする場所までこの樹木を運
搬し、その場所に前記樹木を移植することが一般的であ
った。そして、前記樹木を掘り出してから移植するまで
時間がかかる場合、及び移植しようとする樹木が常緑樹
である場合には、この樹木における根が伸びている土塊
の部分を、コモで包むと同時にこのコモの上から縄で巻
いて、前記土塊が乾燥することを防止していた。近年
は、落葉樹においても、常緑樹と同様に、この樹木にお
ける根が伸びている土塊の部分を、コモで包むと同時に
このコモの上から縄で巻いて、前記土塊が乾燥すること
を防止していた。又、移植しようとする樹木が既に大木
である場合、及び根付きにくい種類の樹木であるばあい
には、この樹木を移植する概略半年前に「根回し」を行
い、この樹木の根付きを良くすることが一般的に行われ
てきた。
【0003】しかし、路地栽培した樹木を掘り出すこと
は重労働である。又、ツツジやサツキなどの低木の場合
においても、成木はかなりの重量があるから、掘り出し
た樹木における根が伸びている土塊の部分をコモ及び縄
で包むことは難しい作業であり、又特殊技能者が必要な
作業であった。
【0004】更に、コモ及び縄は生分解性であるから、
根が伸びている土塊をコモ及び縄で包んだ樹木を長時間
屋外に保存しておくと、土塊を包んでいたコモ及び縄が
腐るという問題があった。
【0005】そこで、近年、ポリプロピレン若しくはポ
リエステル製の不織布から形成された袋に土を入れ、そ
の中で樹木を一定期間育て、樹木が移植に適した大きさ
にまで成長したら、この樹木を前記の袋ごと掘り出し、
移植するという移植方法が検討された。
【0006】この移植方法は、樹木を掘り出すのが容易
であるだけでなく、根回しを省略できるという特長があ
る。これは以下の理由による。
【0007】ポリプロピレン若しくはポリエステル製の
不織布から形成された袋に土を入れ、その中で樹木を育
てれば、樹木が成長するにつれ、樹木の根の少なくとも
一部が袋を突き破って袋の外に伸び、これと同時に、こ
れらの根においては、前記袋の内側で且つ前記袋の近傍
の部分に、養分が溜まった瘤であるカルスが形成され
る。この様子を図7に示す。
【0008】図7は、ポリプロピレンの不織布から形成
された袋に土を入れ、その中で樹木を育てた場合におけ
る、樹木が成長したときの状態を示す概略図である。図
7において(A)は、この状態を横から見た概略縦断面
図であり、(B)は、この状態を真上から見た概略水平
断面図である。
【0009】図7において、1’は、前記ポリプロピレ
ンの不織布から形成された袋を示す。袋1’の内部で育
てられた樹木3は、成長すると、根31が、袋1’を突
き破り、袋1’の外に伸びる。一方、側根31Aにおけ
る養分の流れは袋1’によって阻害されるから、樹木3
の、図7には図示されていない葉で生成した栄養分は、
一部が、側根31Aにおける袋1’の内面の近傍の部分
に滞り、カルス32を形成する。一方、袋1’の内外に
おいて、中心根31Bからは支根が多数発生する。した
がって、この方法で育てられた樹木は、根回しを特に行
わなくても、前記袋を外して移植するだけで、移植先で
良好に根付くという特長がある。
【0010】更に、ポリプロピレン等の不織布から形成
された袋は、コモ及び藁等の材料とは異なり、樹木の根
が伸びている土塊を内部に包含した状態で屋外に長期間
放置しても腐ることがないという特長がある。よって、
前記移植方法には、樹木を掘り出してから移植するまで
の間に掘り出した樹木の保存が極めて容易に行えるとい
う特長もある。又、保存が長期間に亙る場合において
は、掘り出した樹木が有する土塊の部分に水を適宜かけ
ることにより、樹木の状態を良好に保つことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリプロピレ
ンやポリエステル等のプラスチックは、一般に、地中に
埋めても殆ど腐らない。したがって、前記の移植方法に
おいては、移植時に袋を外す必要があったので、移植時
に外した袋が産業廃棄物となるという問題があった。
【0012】本発明は、従来の移植方法における上記問
題点を解決した移植方法、即ち、植物が植栽されている
土塊を収容する袋等の包材を外す工程が不要であり、且
つ前記包材の材料として安価で且つ入手容易な材料を用
いることのできる移植方法、及びこの移植方法に用いら
れる包材を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すること
を目的とする移植方法は、(1)酸若しくはアルカリで
開裂し得る化学結合を有する材料、又はこれを含有する
材料から形成された包材で、植物が植栽されている土塊
を包容する工程と、前記土塊を包容した包材を酸又はア
ルカリで処理する工程と、前記酸又はアルカリで処理さ
れた包材で前記土塊を包容した状態で、前記植物を植え
る工程とを有することを特徴とする移植方法、及び
(2)酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結合を有す
る材料、又はこれを含有する材料から形成された包材
を、酸若しくはアルカリで処理する工程と、前記酸若し
くはアルカリで処理した包材で、植物が植栽されている
土塊を包容する工程と、前記酸又はアルカリで処理され
た包材で前記土塊を包容した状態で、前記植物を植える
工程とを有することを特徴とする移植方法である。
【0014】そして、前記課題を解決することを目的と
する移植用包材は、(1)酸若しくはアルカリで開裂し
得る化学結合を有する材料又はこれを含有する材料から
形成されてなる移植用包材、及び(2)酸若しくはアル
カリで開裂し得る化学結合を有する材料又はこれを含有
する材料から形成され、且つ酸若しくはアルカリで処理
されてなる移植用包材である。
【0015】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明は、(a1)酸
若しくはアルカリで開裂し得る化学結合を有する材料、
又はこれを含有する材料から形成された包材で、植物が
植栽されている土塊を包容する工程と、(b1)前記土塊を
包容する包材を酸又はアルカリで処理する工程と、(c1)
前記酸又はアルカリで処理した包材で前記土塊を包容し
た状態で植物を植える工程とを有することを特徴とする
移植方法、及び(a2)酸若しくはアルカリで開裂し得る化
学結合を有する材料、又はこれを含有する材料から形成
された包材を、酸又はアルカリで処理する工程と、(b2)
前記酸若しくはアルカリで処理した包材で、植物が植栽
されている土塊を包容する工程と、(c2)前記酸又はアル
カリで処理した包材で前記土塊を包容した状態で植物を
植える工程とを有することを特徴とする移植方法を包含
する。
【0016】以下、本発明の移植方法の例を示す。
【0017】図1及び図2は、ポリエステル繊維の不織
布を製袋した袋を包材として用いた本発明の移植方法の
一例を示す概略縦断面図である。
【0018】図1において、(A)は、内部が土壌2で
満たされた袋1を樹園地4に埋め、前記土壌2の内部に
樹木3を植栽し、この状態で樹木3を栽培するところを
示す概略縦断面図である。
【0019】図1において、(B)は、樹木3が成長し
た状態を示す概略縦断面図である。図2において、
(A)は、袋1ごと樹園地4から掘り出した樹木3を木
酢液6に浸漬した様子を示す概略縦断面図である。
【0020】図2において、(B)は、樹木3を移植地
5に移植している状態を示す概略縦断面図である。
【0021】図2において、(C)は、樹木3を移植地
5に移植した後、袋1が分解して消滅したことを示す概
略縦断面図である。
【0022】図1(A)に示すように、樹園地4で路地
栽培された樹木3を、苗木の段階で、根31が伸びてい
る土塊ごと樹園地4から掘り出す。一方、袋1の内部を
土壌2で満たし、この袋1を、樹園地4の所定の場所に
予め埋めておく。ここで、袋1は、ポリエステル繊維の
スパンボンド不織布又はニードルパンチ不織布を製袋し
た袋であり、樹木3の根31が伸長し得る開口部を有す
る。
【0023】樹園地4から掘り出した樹木3を、根31
が伸びている土塊を脱落させないようにして、前記袋1
の内部に満たされた土壌2に植栽する。そして、この状
態で、樹木3を栽培する。
【0024】図1(B)に示すように、樹木3が成長す
ると、樹木3の根31の少なくとも一部が袋1の隙間か
ら外に伸びる。ここで、一般に、樹木3においては、図
1には図示されていない葉で生成した栄養分は、樹木3
の幹の師管部を降下し、根31における側根31Aに貯
蔵される。一方、地中の水分は、中心根31Bの木部か
ら吸い上げられる。しかし、袋1の隙間から外に伸びた
側根31Aにおいては、栄養分の流れは袋1によって阻
害されるから、樹木3の幹の内部を降下した栄養分は、
側根31Aにおける袋1の内側の部分に滞り、袋1の近
傍にカルス32を形成する。そして、鉢の内部にある根
31、及び袋1の内部に留まった根31からは支根が多
数発生し、根鉢を形成する。したがって、樹木3は、根
回しを特に行わなくても、後述する移植地5で良好に根
付く。
【0025】この樹木3を移植する際には、樹木3を袋
1ごと樹園地4から掘り出す。ここで、袋1の外側に伸
長した根31の先端部分を必要に応じて切り落とす。図
2(A)において点線は、根31の先端部分を切り落と
すことを示す。次いで、図2(A)に示すように、前記
樹木3の袋1の部分を木酢液6に浸漬し、袋1に木酢液
を含浸させる。袋1を構成するポリエステル繊維は、前
記木酢液に含まれる酢酸等の有機酸によってエステル結
合がある程度切断され、自然分解を受け易い構造に変化
する。
【0026】一方、移植地5には、前記袋1よりも大き
な穴51を予め掘っておく。そして、袋1に木酢液を含
浸させた樹木3の袋1の部分を穴51に収納する。図2
(B)にこの状態を示す。次いで、袋1の周囲を埋め
る。これによって、移植地5に樹木3が移植される。
尚、袋1に木酢液を含浸させた後、穴51に袋1を収納
する前に、この袋1の側面と底面とに切り目を入れ、袋
1が分解する前においても根31が十分伸長するように
する。
【0027】この状態で数年経過すると、図2(C)に
示すように袋1は自然分解によって消滅する。一方、根
31においては、側根31Aも中心根31Bも、図2
(B)に示す移植中の状態よりも更に発達する。尚、図
2(C)において、点線は、袋1が、自然分解によって
消滅したことを示す。
【0028】本発明の移植方法は、移植し得る植物であ
ればどのような植物に対しても適用される。具体的に
は、各種常緑樹、落葉樹、針葉樹、及び果樹等の樹木、
ツツジ等の低木、並びに各種草花等に対して適用するこ
とができる。前記常緑樹としては、例えば、楠、樫、山
桃等が挙げられる。落葉樹としては、例えば、欅、楓、
桜、梅、楢、椎、橡、銀杏、及び黄楊等の樹木を挙げる
ことができる。針葉樹としては、赤松及び黒松等の各種
の松、杉、檜、ヒマラヤ杉、スプルース、及びヒバ等の
樹木を挙げることができる。果樹としては、林檎、蜜
柑、桃、栗、柿、李、及び無花果等、果樹として知られ
ている各種の樹木を挙げることができる。低木として
は、ツツジ、サツキ、及び茶等を挙げることができる。
【0029】以下、本発明の移植方法の各要素について
説明する。
【0030】本発明の移植方法において、酸若しくはア
ルカリで開裂し得る化学結合を有する材料、又はこれを
含有する材料から形成された、植物の根を包含する土塊
を包容し得る包装材料であれば、どのような形態の包装
材料も包材として用いることができる。
【0031】ここで、酸若しくはアルカリで開裂し得る
化学結合としては、エステル結合、アミド結合、尿素結
合、ウレタン結合、及び炭酸エステル結合を挙げること
ができる。したがって、酸若しくはアルカリで開裂し得
る化学結合を有する材料としては、例えばポリエステ
ル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタン、及びポリカ
ーボネートを挙げることができる。これらの材料のなか
では、安価で、且つ入手が極めて容易である点でポリエ
ステル及びポリアミドが好ましく、特に、ポリエチレン
テレフタレート、ナイロン6、及びナイロン66が好ま
しい。そして、木酢液等の酸、又は石灰の水溶液若しく
は懸濁液等のアルカリで処理をしたときに、1年〜数年
と適度な半減期で自然分解する材料が得られる点で、ポ
リエチレンテレフタレートが最も好ましい。
【0032】包材を形成する材料としては、前記酸若し
くはアルカリで開裂し得る化学結合を有する材料の他、
この材料を含有する材料も含まれる。よって、前記酸若
しくはアルカリで開裂し得る化学結合を有する材料を、
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、若しくはポ
リプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹
脂、又はポリ塩化ビニル樹脂等の汎用樹脂と混練した材
料も、包材を形成する材料として用いることができる。
【0033】尚、前記材料には、必要に応じて、カーボ
ンブラック、炭酸カルシウム、タルク、石膏、又はクレ
ー等の各種無機充填剤を添加してもよい。
【0034】包材としては、具体的には、袋、植木鉢、
プランタ、シート、テープ、紐、及び縄等を挙げること
ができる。
【0035】前記包材の内、袋としては、例えば、前記
材料からなる、フィルム、発泡シート、織布、又は不織
布を製袋した袋が挙げられる。不織布としては、スパン
ボンド布及びニードルパンチ布等の各種の不織布が用い
られる。これらのフィルム、発泡シート、織布、又は不
織布を製袋するには、接着、熱融着、若しくは縫製等、
各種の製袋方法を用いることができる。
【0036】又、フィルムと発泡シートとを貼り合わせ
たシートから製袋した袋、フィルムと織布とを貼り合わ
せたシートから製袋した袋、フィルムと不織布とを貼り
合わせたシートから製袋した袋、発泡シートと織布とを
貼り合わせたシートから製袋した袋、発泡シートと不織
布とを貼り合わせたシートから製袋した袋、及び織布と
不織布とを貼り合わせたシートから製袋した袋等も好ま
しく用いられる。
【0037】更に、前記材料からなるスプリットヤーン
を編んだ織布を製袋した袋、及び前記スプリットヤーン
を編んだ袋も好ましく用いられる。
【0038】シートとしては、前記フィルム、発泡シー
ト、織布、又は不織布を用いることができる。又、フィ
ルムと発泡シートとを貼り合わせたシート、フィルムと
織布とを貼り合わせたシート、フィルムと不織布とを貼
り合わせたシート、発泡シートと織布とを貼り合わせた
シート、発泡シートと不織布とを貼り合わせたシート、
織布と不織布とを貼り合わせたシート、及び前記材料か
らなるスプリットヤーンを編んだ織布も、シートとして
は好ましい。
【0039】尚、包材として袋又はシートを用いる場合
には、根が伸びる隙間を有する袋又はシートを用いても
よく、このような隙間を有しない不織布、織布、及びフ
ィルムから製した袋又はシートを用いてもよい。
【0040】根が伸びる隙間を有する袋としては、ニー
ドルパンチ布及び目の粗いスパンボンド布のように粗な
不織布を製袋した袋、スプリットヤーンを編んだ織布を
製袋した袋、及び目の粗い織布を製袋した袋等が挙げら
れる。又、前記隙間を有するシートとしては、前記の粗
な不織布からなるシート、スプリットヤーンを編んだ織
布からなるシート、及び目の粗い織布からなるシート等
が挙げられる。この他、目の細かい織布若しくは目の細
かいスパンボンド布等の密な布帛類、又はフィルム等を
製袋して、切り目等の開口部を設けた袋、及び前記織
布、不織布、又はフィルムに切り目等の開口部を設けた
シート等も、前記隙間を有する袋及びシートに含まれ
る。
【0041】一方、根が伸びる隙間を有しない袋及びシ
ートとしては、目の細かい織布、目の細かいスパンボン
ド布、又はフィルムを製袋した袋、及び目の細かい織
布、目の細かいスパンボンド布、又はフィルムからなる
シート等を挙げることができる。
【0042】根が伸びる隙間を有する袋及びシートは、
例えば植物を生産地で長期間栽培して根を育てた後に、
この植物を移植する場合等に、特に好ましい。これは、
植物の根を包含する土塊を前記袋又はシートで包容した
状態で前記植物を栽培すれば、植物が成長するにつれ
て、前記植物の根が前記袋及びシートから外部に伸長す
ることができること、及び、前記袋又はシートから外部
に伸長した根においては、前記袋又はシートで包容した
部分に、瘤状の膨らみであるカルスが形成されるので、
特に根回し等の作業を行わなくても、前記植物を移植し
た後の根付きが良いことによる。
【0043】尚、前記土塊を包容する期間が短い場合、
特に、移植しようとする植物を後に述べるように仮植す
る目的で前記土塊を包容する場合等においては、前記の
根が伸びる隙間を有しない袋及びシートも、包材として
は好ましい。
【0044】植木鉢及びプランタとしては、前記酸若し
くはアルカリで開裂し得る化学結合を有する材料、又は
この材料を含有する材料から、射出成形、発泡射出成
形、又は圧縮成形等の方法によって形成した植木鉢及び
プランタを用いることができる。これらの材料には、カ
ーボンブラック、炭酸カルシウム、タルク、石膏、若し
くはクレー等の各種無機充填剤、素焼き粉末、又は便
柄、チタン白、若しくはリトポン等の無機顔料等を添加
してもよい。
【0045】包材として植木鉢又はプランタを用いる場
合は、これらの植木鉢又はプランタを多孔質に形成すれ
ば、後述するように、これらの植木鉢又はプランタを酸
若しくはアルカリで処理する場合に、酸若しくはアルカ
リを植木鉢又はプランタの奥まで短時間で浸透させるこ
とができるから、自然分解し易くなるという効果をより
確実に得ることができる。
【0046】包材としては、この他、紐及び縄も用いる
ことができる。紐及び縄としては、例えば、前記材料か
ら形成された繊維を撚った紐若しくは縄、前記材料から
形成された繊維を編んだ紐若しくは縄、前記スプリット
ヤーンを編み又は撚った紐若しくは縄が用いられる。
【0047】包材で「植物が植栽されている土塊を包容
する」操作としては、例えば、包材として袋、植木鉢、
又はプランタを用いる場合には、前記包材の内側を適当
な土壌で満たし、この土壌で、移植しようとする植物を
栽培する操作が挙げられる。植物を栽培する場合には、
土壌を満たした前記包材を地上に置いた状態で前記植物
を栽培してもよく、又、図1及び図2で示された例のよ
うに、前記包材を地中に埋めた状態で前記植物を栽培し
てもよい。尚、前記包材を地中に埋めた状態で植物の栽
培を行う場合には、例えば、生産地において栽培した植
物が一定の大きさになったら、植物を包材ごと掘り出し
て出荷し、前記植物から包材を外すことなく消費地にお
いて前記植物を一時保存してもよい。又、移植地が直に
決まらない場合等においては、包材ごと掘り出されて生
産地から出荷された前記植物を、前記包材を外すことな
く消費地の近傍にある栽培地に仮植してもよい。尚、前
記植物を消費地で長期間保管する場合には、前記植物が
消費地に到着したときに、前記包材で包容された土塊の
部分を水に浸漬すれば、より長期間の保存が可能にな
る。
【0048】「植物が植栽されている土塊」を包材で包
容する操作としては、この他、露地栽培した植物を、根
が伸びている土塊ごと栽培地から掘り出し、この植物に
おける根が伸びている土塊の部分を、例えば袋、シー
ト、テープ、又は縄で覆う操作も挙げることができる。
前記土塊を袋、シート、テープ、又は縄で覆う操作とし
ては、土塊を袋に収納する操作の他、前記土塊をシート
で包む操作、及び、前記土塊を紐又は縄で巻く操作を挙
げることができる。この他、前記土塊を袋に収納し、こ
の袋の上から紐又は縄を巻いて袋を固定してもよく、前
記土塊をシートで包み、この上から紐又は縄を巻いてシ
ートを固定してもよい。
【0049】前記土塊を包材で包容する期間についても
特に制限はない。よって、上述のように、前記植物の土
塊を前記包材で包容した状態でこの植物を暫く栽培する
他に、植物を移植する直前に前記土塊を前記包材で包容
してもよい。
【0050】植物を移植する操作には、例えば植物を移
植する場所である移植地に植物を移植することが含まれ
る。したがって、樹園地等の別の栽培地から公園等の移
植地への移植、同じ公園の敷地内での移植、及び植木鉢
又はプランタからの栽培地又は公園等への移植等は全て
移植に含まれる。植物を移植する方法としては、例え
ば、移植地に、前記植物が植栽されている土塊よりも大
きな穴を掘り、この穴に、前記土塊を収納し、土塊と穴
の間を埋めるという方法等がある。
【0051】前記包材の酸又はアルカリによる処理は、
例えば、以下のように行うことができる。
【0052】本発明の移植方法においては、植物が植栽
されている土塊を前記包材で包容した直後、又は前記植
物を移植地に移植する直前に、前記包材を酸若しくはア
ルカリで処理することができる。植物を包材ごと掘り出
して生産地から出荷し、消費地において前記植物をこの
状態で一時保存する場合、及び生産地から出荷された前
記植物を、消費地の近傍にある栽培地に仮植する場合に
は、前記植物を、前記保存場所又は仮植地から移植地に
移動させ、前記移植地に最終的に移植する直前に、前記
包材を酸若しくはアルカリで処理することが特に好まし
い。
【0053】但し、植物の根が伸びている土塊ごと前記
植物を掘り出して、これを直ちに移植する場合には、前
記土塊を前記包材で包容した後、直に酸若しくはアルカ
リで前記土塊を処理して移植を行ってもよい。又、酸若
しくはアルカリに浸漬する等の方法によって予め処理し
た包材で植物の根が伸びている土塊を包容して、直ちに
この植物を移植してもよい。又、酸又はアルカリで包材
を処理する代わりに、酸又はアルカリで予め処理したス
プリットヤーン若しくは繊維から製造した包材で前記土
塊を包容してもよい。
【0054】包材を酸又はアルカリで処理する方法とし
ては、植物が植栽されている土塊を包容した状態の包材
を酸又はアルカリに浸漬する方法が挙げられる。この
他、前記包材の外側に酸又はアルカリを塗布若しくは噴
霧する方法、及び前記包材と前記土塊との間に酸又はア
ルカリを注入する方法も好ましい。
【0055】酸又はアルカリによる包材の処理は、移植
しようとする土地のpH、移植しようとする植物が酸に
強いかそれともアルカリに強いかという点、及び移植し
ようとする植物に好適なpH等を総合して決定すること
ができる。
【0056】例えば、サツキ、ツツジ、紫陽花(青)、
椿、石楠花、梔子、及びアザレア等のアルカリに弱いこ
とが一般に知られている植物を移植する場合には、包材
を酸で処理することが好ましい。
【0057】一方、移植しようとする土地のpHが余り
に低過ぎて、植物の成育に不適当である場合、又は、移
植しようとする植物が、金盞花、スイートピー、ゼラニ
ウム、及びガーベラ等のアルカリに強い植物である場合
には、アルカリで包材を処理することが好ましい。
【0058】酸としては、各種の有機酸、無機酸、及び
これらの混合物を用いることができるが、殺菌作用及び
アルカリ土壌を中和する作用が強い点、並びに木炭を製
造する際の排出物であって安価である点から木酢が最も
好ましい。
【0059】前記アルカリとしては、各種の有機アルカ
リ、無機アルカリ、及びこれらの混合物を用いることが
できるが、酸性土壌の中和に広く用いられる点、及び安
価で且つ安全性が高い点から、消石灰水溶液及び消石灰
懸濁液が好ましく用いられる。この他、植物の焼却灰も
アルカリとしては好ましく用いられる。
【0060】以下、本発明の移植方法の他の例について
説明する。
【0061】図3及び図4は、包材として植木鉢を用い
て樹木を移植する本発明の移植方法の一例を示す概略縦
断面図である。
【0062】図3において、(A)は、内部が土壌2で
満たされた植木鉢11を樹園地4の地上に載置し、前記
土壌2の内部で樹木3を栽培するところを示す概略縦断
面図である。
【0063】図3において、(B)は、樹木3が成長し
た状態を示す概略縦断面図である。図4において、
(A)は、植木鉢11を木酢液6に浸漬した様子を示す
概略縦断面図である。
【0064】図4において、(B)は、樹木3を移植地
5に移植している状態を示す概略縦断面図である。
【0065】図4において、(C)は、樹木3を移植地
5に移植した後、植木鉢11が分解して消滅したことを
示す概略縦断面図である。
【0066】図4(A)に示すように、樹園地4で路地
栽培された樹木3を、苗木の段階で、根31が伸びてい
る土塊ごと状態で樹園地4から掘り出す。一方、植木鉢
11の内部を土壌2で満たす。ここで、植木鉢11は、
ポリエステルを射出成形した多孔質の植木鉢である。
【0067】樹園地4から掘り出した樹木3を、根31
が伸びている土塊を脱落させないようにして、前記植木
鉢11の内部に満たされた土壌2に植栽する。そして、
この状態で、樹木3を栽培する。
【0068】図3(B)に示すように、樹木3が成長す
ると、樹木3の根31は、植木鉢11の内壁に沿って下
方に湾曲し、同時に、支根が多数発生する。したがっ
て、樹木3は、根回しを特に行わなくても、後述する移
植地5で良好に根付く。
【0069】この樹木3を移植する際には、樹木3を植
木鉢11ごと樹園地4から掘り出す。次いで、図4
(A)に示すように、前記樹木3の植木鉢11の部分を
木酢液6に浸漬し、植木鉢11に木酢液を含浸させる。
植木鉢11を構成するポリエステル繊維は、前記木酢液
に含まれる酢酸等の有機酸によってエステル結合がある
程度切断され、自然分解を受け易い構造に変化する。
【0070】一方、移植地5には、前記植木鉢11より
も大きな穴51を予め掘る。植木鉢11に木酢液を含浸
させた樹木3の植木鉢11の部分を穴51に収納する。
図4(B)にこの状態を示す。植木鉢11を穴51に収
納後、穴51と植木鉢11との間を埋める。これによ
り、移植地5に樹木3が移植される。
【0071】この状態で数年経過すると、図4(C)に
示すように植木鉢11は自然分解によって消滅する。そ
して、根31は、移植地5において更に発達する。尚、
図4(C)において、点線は、植木鉢11が自然分解に
よって消滅したことを示す。図5及び図6は、ポリエス
テルのスパンボンド不織布からなるテープを予め木酢液
で処理し、これを包材として用いて樹木を移植する本発
明の移植方法の一例を示す概略縦断面図である。
【0072】図5において、(A)は、根回しをした樹
木を樹園地から掘り出す状態を示す概略縦断面図でる。
【0073】図5において、(B)は、掘り出した樹木
における根が伸びている土塊の部分を前記テープで巻い
た状態を示す概略縦断面図である。
【0074】図6において、(A)は、土塊の部分を前
記テープで巻いた樹木を、移植地に移植している状態を
示す概略縦断面図である。
【0075】図6において、(B)は、移植後、前記テ
ープが分解して消滅した状態を示す概略縦断面図であ
る。
【0076】樹園地4において路地栽培された樹木3
に、移植する1年程前に根回しを行う。根回しの後1年
程経過すると、根31の内、側根31Aにおいて、環状
剥皮された部分に隣接する、樹木3の幹に近い部分に
は、カルス32が形成される。この状態の樹木3を、図
5(A)において点線で示すように、根31が伸びてい
る土塊ごと掘り出す。尚、根31の内、太い根は、必要
に応じて切断する。 樹園地4から樹木3を掘り出した
ら、図5(B)に示すように、ポリエステルのスパンボ
ンド不織布からなるテープ12を予め木酢液に浸漬し
て、根31が伸びている土塊21を券回する。
【0077】一方、移植地5には、前記テープ12で倦
回された土塊21よりも大きな穴51を予め掘ってお
く。そして、前記樹木3を、この穴51まで運搬し、前
記土塊21の部分がテープ12で倦回された状態で、前
記土塊21の部分を穴51に収納する。この状態を図6
(A)に示す。最後に、テープ12で倦回された土塊2
1と穴51との間を土で埋める。この状態で数年経過す
ると、図6(B)において点線で示すように、テープ1
2は自然分解によって消滅し、根31は、移植時よりも
更に発達する。
【0078】以上、本発明の移植方法について例を挙げ
て述べてきたが、本発明の移植方法は、造園業のみなら
ず、農業及び林業においても用いることができることは
勿論である。
【0079】
【発明の効果】本発明の移植方法によれば、木酢液等の
酸又は消石灰水溶液等のアルカリで処理したポリエステ
ル若しくはポリアミドを包材として、植物が植栽されて
いる土塊を包容するか、又はポリエステル若しくはポリ
アミドからなる包材で、植物が植栽されている土塊を包
容した後、酸又はアルカリで前記土塊を包容する包材を
処理し、然る後、前記酸又はアルカリで処理された包材
で前記土塊を包容した状態で、この植物を移植する。し
たがって、植物を移植する際、前記包材を除去しないで
移植しても、移植後1年〜数年経過すると包材が自然分
解して消滅する。したがって、包材を移植時に除去する
という工程が不要になるから、除去した包材が産業廃棄
物として排出されるという問題は解決される。
【0080】更に、植物が植栽されている土塊を前記包
材で包容した状態で、この植物を一定期間栽培し、然る
後に、前記包材を酸又はアルカリで処理して、この植物
を移植する態様の移植方法においては、移植のときに前
記植物を栽培地から容易に掘り出せるだけでなく、根回
し等の重作業を省略できるから、移植時の労力を更に節
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ポリエステル繊維の不織布を製袋した
袋を包材として用いた本発明の移植方法の一例におけ
る、袋の内部に満たされた土壌に樹木の苗を植栽し栽培
する段階を示す概略縦断面図である。
【図2】図2は、前記移植方法における、栽培地から樹
木を袋ごと掘り出し、この袋で覆われた部分を木酢液で
処理した後、移植する段階を示す概略縦断面図である。
【図3】図3は、包材として植木鉢を用いた本発明の移
植方法の一例における、植木鉢に樹木の苗を移植し、栽
培する段階を示す概略縦断面図である。
【図4】図4は、前記移植方法における、樹木を植木鉢
ごと木酢液で処理して、この樹木を移植する段階を示す
概略縦断面図である。
【図5】図5は、ポリエステルのスパンボンド不織布か
らなるテープを予め木酢液で処理し、これを包材として
用いた本発明の移植方法の一例における、樹木を栽培地
から掘り出し、この樹木における根が伸びている土塊の
部分を前記包材で覆う段階を示す概略縦断面図である。
【図6】図6は、前記移植方法における、前記樹木を移
植する段階を示す概略縦断面図である。
【図7】図7は、ポリプロピレンの不織布から形成され
た袋に土を入れ、その中に樹木を植栽して栽培した場合
における、樹木が成長したときの状態を示す概略図であ
る。
【図面の符号の説明】
1・・・袋、11・・・植木鉢、12・・・テープ、2
・・・土壌、21・・・土塊、3・・・樹木、31・・
・根、側根31A・・・、31B・・・中心根、32・
・・カルス、4・・・樹園地、5・・・移植地、41、
51・・・穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結
    合を有する材料、又はこれを含有する材料から形成され
    た包材で、植物が植栽されている土塊を包容する工程
    と、前記土塊を包容した包材を酸又はアルカリで処理す
    る工程と、前記酸又はアルカリで処理された包材で前記
    土塊を包容した状態で、前記植物を植える工程とを有す
    ることを特徴とする移植方法。
  2. 【請求項2】 酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結
    合を有する材料、又はこれを含有する材料から形成され
    た包材を、酸若しくはアルカリで処理する工程と、前記
    酸若しくはアルカリで処理した包材で、植物が植栽され
    ている土塊を包容する工程と、前記酸又はアルカリで処
    理された包材で前記土塊を包容した状態で植物を植える
    工程とを有することを特徴とする移植方法。
  3. 【請求項3】 酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結
    合を有する材料又はこれを含有する材料から形成されて
    なる移植用包材。
  4. 【請求項4】 酸若しくはアルカリで開裂し得る化学結
    合を有する材料又はこれを含有する材料から形成されて
    なり、且つ酸若しくはアルカリで処理されてなる移植用
    包材。
JP8313297A 1997-04-01 1997-04-01 移植方法及び移植用包材 Withdrawn JPH10276595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101591513B1 (ko) * 2015-07-14 2016-02-03 윤우호 초기 생육을 위한 수목 식재 공법

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