JPH10273547A - ポリプロピレン系合成紙およびその製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン系合成紙およびその製造方法

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JPH10273547A
JPH10273547A JP9494297A JP9494297A JPH10273547A JP H10273547 A JPH10273547 A JP H10273547A JP 9494297 A JP9494297 A JP 9494297A JP 9494297 A JP9494297 A JP 9494297A JP H10273547 A JPH10273547 A JP H10273547A
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和宏 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープ等の耐剥離性に優れた合成紙の提
供。 【解決手段】 ポリプロピレン樹脂100重量部に軟化
点(環球法)160〜200℃のシンクロペタジエン系
石油樹脂5〜180重量部と無機充填材粉末5〜170
重量部との合計量10〜200重量部を配合した組成物
を芯層とし、ポリプロピレン樹脂100重量部に無機充
填材粉末を0〜70重量部未満配合した組成物を表層と
した積層シートを面積倍率9倍以上に延伸したフィルム
を加熱圧縮して得られる合成紙とその製造方法。 【効果】 特定の範囲の表層の厚みを3〜40μmとし
た延伸成型物を加熱圧縮することで、粘着テープ等の耐
剥離性に優れた効果が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶性ポリプロピ
レン系樹脂の空洞含有二軸延伸シートからなる合成紙お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先立ち、出願人は石油樹脂添加
ポリプロピレン樹脂系合成紙として特願平05−225
136(特許第2511802号)にて出願している。
この製造方法では、表層空洞部の加熱圧着が必ずしも十
分ではなく、例えば、該合成紙の表面に粘着テープを貼
つけ、一気に引き剥がすと合成紙内部の層間で破壊して
しまうという問題があり、粘着層を有するラベル等の用
途には適していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述の
課題を解決するため鋭意研究を行った結果、表層の厚み
を特定の範囲に規定し、加熱圧縮することによって、粘
着テープ等の耐剥離性に優れるポリプロピレン系合成紙
が、容易に得られることを見い出したものである。以上
の記述から明らかなように、本発明の目的は、簡単な加
工方法によって、粘着テープ等の耐剥離性に優れた合成
紙を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成を
有する。 (1)結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て、軟化点(環球法)160〜200℃のシンクロペタ
ジエン系石油樹脂5〜180重量部と無機充填材粉末5
〜170重量部との合計量10〜200重量部が配合さ
れた組成物を芯層とし、結晶性ポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対して無機充填材粉末を0〜70重量部未
満配合した組成物を表層とした積層物の未延伸シートを
面積倍率9倍以上に延伸し、その表層の厚みが3〜40
μmの範囲の延伸シートであり、さらに、該延伸シート
を加熱圧縮してなるポリプロピレン系合成紙。
【0005】(2)結晶性ポリプロピレン系樹脂100
重量部に対して、軟化点(環球法)160〜200℃の
シンクロペタジエン系石油樹脂5〜180重量部と無機
充填材粉末5〜170重量部との合計量10〜200重
量部が配合された組成物を芯層とし、結晶性ポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対して無機充填材粉末を0〜
70重量部未満配合した組成物を表層とした積層物の未
延伸シートを面積倍率9倍以上に延伸して、その表層の
厚みが3〜40μmの範囲の延伸シートとし、さらに、
該延伸シートを50℃〜160℃の温度でかつ該延伸シ
ートが透明化しない圧力で加熱圧縮することにより得ら
れるポリプロピレン系合成紙の製造方法。
【0006】本発明のポリプロピレン系合成紙は、芯層
として結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て、軟化点(環球法)160〜200℃のシクロペンタ
ジエン系石油樹脂5〜180重量部と無機充填材粉末5
〜170重量部との合計10〜200重量部が配合され
た組成物から成るものであり、表層は、結晶性ポリプロ
ピレン系樹脂100重量部に対して無機充填材粉末を0
〜70重量部未満配合した組成物から成る。
【0007】本発明において用いられる結晶性ポリプロ
ピレン系樹脂は、プロピレンの結晶性単独重合体、プロ
ピレンを主成分とするエチレンもしくは炭素数4以上の
他のα−オレフィン1種以上の二元以上の共重合体また
はそれらの混合物である。具体的には、例えば沸騰n−
ヘプタン不溶部を70重量%以上、好ましくは80重量
%以上含有する結晶性ポリプロピレン、プロピレン成分
を70重量%以上含有する結晶性エチレン・プロピレン
共重合体、結晶性プロピレン・1−ブテン共重合体、結
晶性プロピレン・1−ヘキサン共重合体、結晶性エチレ
ン・プロピレン・1−ブテン共重合体等の結晶融点を有
するプロピレン共重合体等が挙げられる。本発明で用い
られる好ましい芯層用の重合体の組成は、単独重合体で
あり、表層用の組成物としては、用途の要求性能によっ
て単独重合、プロピレン共重合体、および他樹脂との混
合物が用いられる。これらの結晶性ポリプロピレンは、
芯層用、表層用の何れもJIS K7210−1976
で測定した溶融指数(以下、MFRという)が0.5〜
20g/10分、好ましくは0.5〜15g/10分の
範囲のものがよい。
【0008】本発明において用いられる軟化点(環球
法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石油樹脂
としては、次のものを例示できる。石油ナフサなどのス
チームクラッキングなどから得られるシクロペンタジエ
ン、ジシクロペンタジエン、それらのアルキル置換体お
よびオリゴマーならびにそれらの混合物から選ばれる1
種以上(以下、シクロペンタジエン成分という)を主成
分とする留分を重合させて得られる石油樹脂(HR)の
中で、シクロペンタジエン系成分を50重量%以上含有
し、その軟化点(環球法)が160〜200℃の範囲で
ある高分子量で高軟化点の石油樹脂(HSHR)、なら
びに上記石油樹脂(HR)の中でシクロペンタジエン系
成分を50重量%以上含有するものを従来公知の方法、
すなわち、バラジウム、ニッケルもしくはコバルトなど
の金属またはその酸化物などの触媒を用いて、溶剤の存
在下に150〜300℃の温度、10〜150kf/c
2 の水素圧の条件下で水素化して得られる軟化点(環
球法)160〜200℃のヨウ素価20以下の水素化シ
クペンタジエン系石油樹脂(HGHR)またはそれらの
混合物である。
【0009】本発明において用いられる無機充填材粉末
は、平均粒径が0.01〜20μm、好ましくは0.1
〜10μmの炭酸カルシウム、タルク、チタン、シリカ
等ポリプロピレンに添加される公知の無機系添加剤で良
く、特に制限はないがコスト面から炭酸カルシウムの使
用が有利である。また、無機充填材粉末は、単独でも、
複数の無機充填材粉末を混合したものを使用してもどち
らでもよい。
【0010】本発明のポリプロピレン系合成紙には、結
晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟化
点(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン系
石油樹脂と無機充填材粉末との合計量10〜200重量
部、好ましくは10〜160重量部配合の組成物を芯層
とし、結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て無機充填材粉末を0〜70重量部未満、好ましくは0
〜40重量部配合した組成物を表層として積層して用い
られる。該芯層用および表層用樹脂の積層シートを押出
成形し、次いで面積倍率9倍以上に延伸成形を行い、延
伸成形の表層の厚みが3μm〜40μmの範囲の延伸シ
ートを作成し、更に、加熱圧縮前の厚み100に対して
50〜90に加熱圧縮して耐剥離性の向上された合成紙
が得られる。
【0011】本発明のポリプロピレン系合成紙の表層厚
みは3〜40μmであり、好ましくは、5〜20μmで
ある。表層の厚みが、3μm未満であると粘着テープを
貼り付けた後に一気に剥がすと表層の膜切や芯層との層
間剥離が発生する。表層厚みが40μmを越えるとこの
合成紙の特徴である柔軟性、折り曲げ性が著しく損なわ
れる。
【0012】本発明のポリプロピレン系合成紙は、芯層
用、表層用の何れにも結晶性ポリプロピレン系樹脂、シ
クロペンタジエン系石油樹脂、無機充填材粉末の他に必
要に応じてポリプロピレンに添加することが公知な各種
添加材、例えば公知のフェノール系ないしチオエーテル
系、リン系などの加工安定剤・酸化防止剤、高級脂肪酸
ないしステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸の金属
塩、脂肪酸アミド系などの滑材、帯電防止材、顔料、紫
外線防止剤、発泡剤、各種ポリマーとしてポリエチレン
類、エチレンプロピレンゴム類などを目的を損なわない
範囲で添加することができ、特に表層用の仕様は、芯層
用の仕様と異なりシクロペンタジエン系石油樹脂、無機
充填材粉末、等の添加剤配合量は少ない方が望ましく、
無機充填材粉末は0〜70重量部未満であり、70重量
部以上に配合すると芯層との剥離強度が低下する。
【0013】これらの配合物を混合する方法としては、
通常のブレンダーまたはミキサーなどで各配合物を攪拌
混合する方法が採用できる。また、一般的な押出機、ゲ
レーションーミキサー(商品名)などを用いて溶融混練
しペレット状の組成物とすることもできる。
【0014】これらの組成物を未延伸積層シートとする
方法としては、ダイス内で溶融樹脂が複層化される共押
出方法、押出成形された芯層用シートの上に更に押出ラ
ミネート成形や、無延伸フィルムを積層して延伸する等
の公知の積層加工方法でよい。積層は芯層の片面に積層
してもかまわないが、両面に積層するのが好ましい。
【0015】本発明に係る未延伸シートの延伸方法なら
びに延伸条件は格別限定されない。すなわち、延伸機と
しては、公知の1軸もしくは2軸延伸機のいずれも使用
できる。延伸条件は、使用する延伸機により異なるが、
組成物中の石油樹脂の軟化点以下の温度にし、1軸延伸
で2〜8倍、2軸延伸では、それぞれの方向に4〜8倍
である。2軸延伸の方法は、使用する延伸機の種類によ
り、同時延伸でも逐次延伸でもよい。
【0016】本発明ポリプロピレン系合成紙には表面の
濡れ性を改良するために、コロナ処理、フレーム処理等
の公知の処理をかけても良い。
【0017】本発明に係る加熱圧縮とは、延伸シートを
加熱プレスもしくは加熱ロール等で圧縮する工程であ
る。この時、延伸シートが温度50〜160℃になるよ
うに加熱して、更に油圧プレス成形機では、10〜50
kg/cm2 で加熱圧縮加工を加熱ロールでは50〜4
00kg/cmの線圧で該延伸シートの厚みが加熱圧縮
前の厚み100に対して50〜90の割合に圧縮する事
により本発明のポリプロピレン系合成紙が得られる。た
だし、加熱し過ぎて延伸シートが透明化すると、微細ボ
イドが完全に消滅してしまうので、加熱圧縮温度が透明
化する温度より低い温度で加熱圧縮しなければならな
い。また、圧力によっても透明化することがあるので、
温度と圧力を調整しながら、厚み方向の復元や透明化の
起こらない条件で加熱圧縮を行わなければならない。
【0018】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に
よって制約されるものでない。なお、以下の実施例およ
び比較例で用いた特性値の評価法を以下に示す。 (1)メルトフローレート(MFR:g/10分) JIS K7210−1976の試験条件14に準拠
(230℃、2.16kgf) (2)耐粘着テープ剥離性 5×10cmの短冊状の試験片シートに幅方向17m
m、長さ方向50mmのセロハンテープ(商品名)を長
さ方向に30mm貼り付けた後、貼り付いていないセロ
ハンテープ(20mm)部を手で引き剥がした。試験片
表層の剥離状態を目視で観察し、次の様に分類した。 ランク○:合成紙の表層の浮きがなく破損しない 最良 △:合成紙の表層の浮きがあるが破壊しない 使用可能 ×:合成紙の表層が破壊する 使用不可 (3)折り畳み性 3×10cmの短冊状の試験片シートを2つ折りにし、
3×5cmのシートとなるように折り畳む処理を、一定
の力で行えるように、650gの荷重を用いて、2つ折
りにしたシート上をスライドさせた。該シートにおい
て、折り畳み性の悪いものは、折り目を付けた部分を中
心に経時的に開いてゆく。そこで、このシートを10分
間常温で放置した後、該シートが折り目を中心に開いた
角度を測定し、その角度によって折り畳み性を以下の4
ランクに分けた。折り畳み性が良好なもの程、紙の性質
に近いことを意味する。 ランクA:45゜未満 折り畳み性最良 B:45゜以上90゜未満 良 C:90゜以上135゜未満 使用可 D:135゜以上 不適
【0019】実施例1 芯層としてn−ヘプタン不溶部を96%含有するMFR
2の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対して、
フェノール系酸化防止剤BTH(商品名)を0.2重量
部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、グリセリン
モノステアレート0.1重量部および軟化点172℃の
シクロペンタジエン系石油樹脂(以下、DCPDとい
う)および炭酸カルシウム(平均粒径1.5μm)を表
1に示す量ヘンシェルミキサー(商品名)に投入し混合
攪拌した後、同方向回転型二軸スクリューを有する押出
機に該組成物を通して240℃で溶融混練して押出し、
冷却およびカットしてペレット化した組成物(A)を得
た。表層としてn−ヘプタン不溶部を96%含有するM
FR2の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対し
て、フェノール系酸化防止剤BTH(商品名)を0.2
重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、グリセ
リンモノステアレート0.1重量部を、炭酸カルシウム
(平均粒径1.5μm)は表1に示す量ヘンシェルミキ
サー(商品名)に投入し混合攪拌した後、同方向回転型
二軸スクリューを有する押出機に該組成物を通して24
0℃で溶融混練して押出し、冷却およびカットしてペレ
ット化した組成物(B)を得た。次に、得られた組成物
を3台の押出機およびダイ内接合型の3種3層共押出し
ダイスを有するテンター法逐次2軸延伸機をもちいて、
芯層用メイン押出機に組成物(A)を、他2台の外層用
押出機に組成物(B)を供給し、(B)/(A)/
(B)の構成でダイス240℃の温度で溶融押出し、5
0℃に保たれた鏡面冷却ロールで急冷して、三層構成の
未延伸原反を得た。得られた原反を縦延伸機に導き加熱
ロール間で140℃の温度で5倍延伸した後、テンター
内温度160〜210℃で横方向に8倍延伸した後、巻
取り、芯層の厚みが140μm、表層厚み表1の積層延
伸シートを得た。引続き該延伸シートを110℃に加熱
された一対の金属ロールにて線圧50〜400kg/c
mにて該延伸シートの厚みが加熱圧縮前の厚み100に
対して70の割合に成るように加熱圧縮加工をしてプロ
ピレン系合成紙を作成した。得られたプロピレン系合成
紙の耐粘着テープ剥離性を測定しその結果を表1に示し
た。
【0020】実施例2、3、4 表層の厚みとDCPD系樹脂及び炭酸カルシウムの添加
量および表層の厚みを表1に示すように代える以外は、
実施例1に準拠してプロピレン系合成紙を作成し、その
評価結果を表1に示した。
【0021】比較例1、2、3、4 表層の厚みとDCPD系樹脂及び炭酸カルシウムの添加
量を表1に示すように代える以外は、実施例1に準拠し
てプロピレン系合成紙を作成し、その評価結果を表1に
示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】表1より、本発明のポリプロピレン系合
成紙は、芯層の配合量と表層の配合量および積層厚みに
より、耐粘着テープ剥離性と、シートの折り畳み性が異
なることが明らかであり、それらが両立するのが本発明
の配合および厚み構成における特定の限定された範囲で
あることが明確である。特に、本発明品は、その目的と
するところの、ステッカー、粘着テープ等の高度の接着
強度を必要とする用途に特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:10 57:02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量
    部に対して、軟化点(環球法)160〜200℃のシン
    クロペタジエン系石油樹脂5〜180重量部と無機充填
    材粉末5〜170重量部との合計量10〜200重量部
    が配合された組成物を芯層とし、結晶性ポリプロピレン
    系樹脂100重量部に対して無機充填材粉末を0〜70
    重量部未満配合した組成物を表層とした積層物の未延伸
    シートを面積倍率9倍以上に延伸し、その表層の厚みが
    3〜40μmの範囲の延伸シートであり、さらに、該延
    伸シートを加熱圧縮してなるポリプロピレン系合成紙。
  2. 【請求項2】 結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量
    部に対して、軟化点(環球法)160〜200℃のシン
    クロペタジエン系石油樹脂5〜180重量部と無機充填
    材粉末5〜170重量部との合計量10〜200重量部
    が配合された組成物を芯層とし、結晶性ポリプロピレン
    系樹脂100重量部に対して無機充填材粉末を0〜70
    重量部未満配合した組成物を表層とした積層物の未延伸
    シートを面積倍率9倍以上に延伸して、その表層の厚み
    が3〜40μmの範囲の延伸シートとし、さらに、該延
    伸シートを50℃〜160℃の温度でかつ該延伸シート
    が透明化しない圧力で加熱圧縮することにより得られる
    ポリプロピレン系合成紙の製造方法。
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WO2002028949A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-11 Yupo Corporation Film de resine etire
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