JPH10267766A - 荷重検出器及びその取付構造 - Google Patents

荷重検出器及びその取付構造

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JPH10267766A
JPH10267766A JP8878297A JP8878297A JPH10267766A JP H10267766 A JPH10267766 A JP H10267766A JP 8878297 A JP8878297 A JP 8878297A JP 8878297 A JP8878297 A JP 8878297A JP H10267766 A JPH10267766 A JP H10267766A
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load
load detector
leaf spring
detector
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JP8878297A
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Atsutoshi Miyazaki
宮崎温敏
Seiji Katagiri
片桐誠二
Mamoru Yamaguchi
守 山口
Katsumi Ikuma
生熊克己
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Meisei Electric Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Meisei Electric Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重計の板ばねを経済的な構造とし、その計
測する荷重の範囲を広く取り得るようにし、その計測す
る荷重の負荷点の磨耗を防ぎ、又、荷重計と計測回路を
含めた荷重検出器のケーシングへの取り付けを経済化す
る事を課題とする。 【解決手段】 歪ゲージを取り付けた第1のばねと、第
1の板ばねより耐過大負荷性と耐磨耗性を有する第2の
ばねとを、合せ梁構造とし、該第2の板ばねに計測する
荷重を加えるようにし、荷重の負荷点が動いても2個の
歪ゲージの相加された一定の出力が得られるようにな
し、又、計測する荷重を加えるレバーの先端に永久磁石
を有するようにし、又、荷重検出器と計測回路とを収容
する荷重検出器収容ケースに可撓性を有する2個の突起
を設け、該突起の可撓性を用いてケーシングに貫入固定
するようにし、更に、荷重を加えるレバーとケーシング
を互いにスプリングで係止するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷重や応力を電気的
に計測する荷重検出器及びその取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の荷重計は、計測すべき荷重を、荷
重計に直接或は荷重計に固定的に接続された機構部に直
接加えていた。また、荷重計としての板ばねはラーメン
構造となっている。
【0003】図7は従来の技術による荷重計の構成を表
わす構成図で、21は歪ゲージを取り付けた板ばね、2
2及び23は歪ゲージ、24,25及び26はスペー
サ、27はナット、28は計測すべき荷重Wを受ける板
ばね、29及び30はねじ、31は荷重計を支えるベー
ス、32は過大な荷重に対するストッパーである。
【0004】図8は図7に示す従来の技術による荷重計
の電気的な計測回路図で、22及び23は歪ゲージ、R
1及びR2は抵抗、Aは増幅器、Vは電源、Eは計測出
力端子である。
【0005】図8において、計測すべき荷重Wにより歪
ゲージ22は伸び、歪ゲージ23は縮む構造となってお
り、その歪み量は互いに反転して、図8のホイートスト
ンブリッジの接続によりその検出出力を倍加するように
なっている。
【0006】図7に示すように、従来の技術によれば、
荷重計は歪ゲージ22及び歪ゲージ23を取り付けた板
ばね21をベース31に取り付けるため、スペーサ24
及びスペーサ25と共にねじ29を用いて固定し、又、
計測すべき荷重Wを受ける板ばね28と板ばね21とを
組み立てるため、スペーサ26を用い、ナット27及び
ねじ30により組み立てるような複雑な構造となり、過
大な荷重に対してはストッパー32を必要とし、又、計
測すべき荷重の負荷点の摺動により磨耗を生ずる。
【0007】図7の構造及び図8の接続構造では検出出
力は倍加されて検出効率は良いが、計測すべき荷重Wの
負荷点が移動すると、その検出出力は誤差を生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、板ばねをラーメン構造で取り付けているため構造が
複雑になり経済的ではなく、計測すべき荷重は荷重計と
しての板ばねに全てかかるため、該板ばねは計測すべき
荷重の過負荷或は負荷量によって、ストッパー或は負荷
量に耐える種々の異なる板ばねを使用する必要が生じ、
又、該板ばねの計測すべき荷重の負荷点が正確に定めら
れた点に加えられる必要があり、且つ、負荷点に磨耗が
発生する等の問題点がある。さらに従来例では検出出力
は倍加されて検出効率は良いが、計測すべき荷重Wの負
荷点が移動すると、その検出出力は誤差を生ずるという
問題点もある。
【0009】本発明は、上記それぞれの問題点を解決す
るためになされたものであって、広い範囲の荷重の負荷
量を検出するための2枚の板ばねによる合せ梁構造と
し、また計測すべき荷重の負荷点が動いても計測に誤差
が生じないようにし、且つ、負荷点の磨耗を軽減し、歪
ゲージにかかる衝撃をやわらげることができ、さらに構
造簡単にして経済化を図ることが可能である荷重計の構
造及びその取付構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1では、二つの支点を有し、該二つの支点間
の中心線に対して左右対称の形状の板ばねの同一平面上
で、かつ上記中心線に対して対称に一対の歪ゲージを取
り付け、該一対の歪ゲージの一方の端子を互いに直列に
接続し、上記板ばねの一対の歪ゲージ相互間に加わる同
一荷重の負荷点が動いても、上記一対の歪ゲージの他端
の端子により相加された一定の出力が得られるようにな
し、上記一対の歪ゲージを取り付けた板ばねと、該板ば
ねより計測すべき荷重に対して耐過大負荷性及び耐磨耗
性を有する板ばねとを、合せ梁構造とし、該耐過大負荷
性及び耐磨耗性を有する板ばねに上記計測すべき荷重を
加えて、荷重を計測するようにした荷重検出器を特徴と
している。
【0011】又、請求項2では、請求項1に加えて、耐
過大負荷性及び耐磨耗性を有する板ばねを磁性体とし、
該荷重検出器に計測すべき荷重を加える構造部の先端に
永久磁石を有せしめ、上記磁性体の板ばねと上記永久磁
石とを密接させる荷重検出器をであることを特徴として
いる。
【0012】又請求項3では、請求項1に加えて、該荷
重検出器の出力から荷重を計測する計測回路と共に荷重
検出器収容ケースに収容し、該荷重検出器収容ケース
は、荷重検出器収容ケースに収容した上記荷重検出器の
計測すべき荷重を受ける面の中心線の両側に可撓性を有
する突起を有し、該荷重検出器収容ケースを保持する荷
重検出器保持構造体は、該荷重検出器収容ケースに設け
た突起を支持するための溝及び荷重検出器に荷重が加わ
った時荷重検出器収容ケースを支え、且つ、上記二つの
支点と同一位置となる二つの支点を両側に有し、上記荷
重検出器収容ケースの突起の弾力性を利用して上記荷重
検出器保持構造体の溝に貫入するようにした荷重検出器
の取付構造であることを特徴としている。
【0013】又請求項4では、請求項2に記載の荷重検
出器を、該荷重検出器の出力から荷重を計測する計測回
路と共に荷重検出器収容ケースに収容し、該荷重検出器
収容ケースは、荷重検出器収容ケースに収容した上記荷
重検出器の計測すべき荷重を受ける面となる荷重検出器
の中心線の両側に可撓性を有する突起を有し、該荷重検
出器収容ケースを保持する荷重検出器保持構造体は、該
荷重検出器収容ケースに設けた突起を支持するための溝
及び荷重検出器に荷重が加わった時荷重検出器収容ケー
スを支え、且つ、上記二つの支点と同一位置となる二つ
の支点を両側に有し、上記荷重検出器収容ケースの突起
の弾力性を利用して上記荷重検出器保持構造体の溝に貫
入する荷重検出器の取付構造であることを特徴としてい
る。
【0014】又請求項5では、請求項3に記載の荷重検
出器の取付構造において、上記荷重検出器保持構造体
と、該荷重検出器に計測すべき荷重を加える構造部と
を、スプリングを用いて互いに密接するように係止した
荷重検出器の取付構造を特徴としている。
【0015】又請求項6では、請求項4に記載の荷重検
出器の取付構造において、上記荷重検出器保持構造体
と、該荷重検出器に計測すべき荷重を加える構造部と
を、スプリングを用いて互いに密接するように係止した
荷重検出器の取付構造を特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
荷重検出器の2面図で、図1(A)は側面図、図1
(B)は平面図、図2は図1に示す荷重検出器の物理的
な原理図、図3は図1に示す荷重検出器の回路図、図4
は本発明の他の実施の形態を示す荷重検出器と計測すべ
き荷重を加える構造部(以後“レバー”という)の関係
を示す構成図、図5は本発明の他の実施の形態を示す荷
重検出器と計測回路とを収容した荷重検出器収容ケース
と、該荷重検出器収容ケースを保持する荷重検出器保持
構造体(以後“ケーシング”という)とを示す構成図、
図6は本発明の他の実施の形態を示す荷重検出器と計測
回路を収容した荷重検出器収容ケース及びケーシング
と、計測すべき荷重を加えるレバーとの関係を示す構成
図である。
【0017】図1において、1は一対の歪ゲージを取り
付けた板ばね(以後“第1の板ばね”という)、2は上
記第1の板ばねより計測すべき荷重に対して耐過大負荷
性及び耐摩耗性を有する板ばね(以後、“第2の板ば
ね”という)、3及び4は第1の板ばね1に接着された
歪ゲージ、a,cは該歪ゲージ3の端子、b,dは該歪
ゲージ4の端子で、端子a及び端子b(一方の端子)を
接続し、端子c及び端子d(他方の端子)は出力端子、
Sは後記する二つの支点N1及び支点N2の中心線、第
1の板ばね及び第2の板ばねの中心で、X及びYは第1
の板ばね1及び第2の板ばね2に設けた切り欠きで、図
5に示すように後述する荷重検出器ユニットUをケーシ
ング9,10に収容した時、左右にズレないような位置
決めの役目を果たすものを示す。
【0018】図1に示す本発明の実施の形態は、二つの
支点間の中心線に対して左右対称の形状の第1の板ばね
1と、第2の板ばね2を、合せ梁構造とし(以後“第1
の荷重検出器”という)、第1の板ばねの同一面上で、
且つ、上記中心線Sに対称に歪ゲージ3及び歪ゲージ4
を取り付け、計測すべき荷重Wを、上記第1の板ばねに
接着された歪ゲージ3及び歪ゲージ4相互間となる上記
第2の板ばね2に加えるようにしたもので、第2の板ば
ね2の材質、構造等を適宜選択する事により、種々の荷
重に対して第1の板ばね1は変更することなく、経済的
で且つ、寿命の長い荷重検出器を得ることが出来る。
【0019】図2において、1は第1の板ばね、2は第
2の板ばね、3及び4は歪ゲージ、P1は歪ゲージ3の
中心点、P2は歪ゲージ4の中心点、Wは計測すべき荷
重、N1及びN2は計測すべき荷重Wに対する左右の支
点、X1は支点N1から中心点P1迄及び支点N2から
中心点P2迄の距離、X2は支点N1から中心点P2迄
の距離、Lは支点N1とN2間の距離、Pは計測すべき
荷重Wの負荷点、L1は支点N1から計測すべき荷重W
の負荷点P迄の距離、L2は支点N2から計測すべき荷
重Wの負荷点P迄の距離。
【0020】次に実施の形態において上記板ばね2への
荷重Wの負荷点Pの位置が、上記板ばね1に取り付けた
歪ゲージ3と歪ゲージ4相互間となる個所で動いても該
歪ゲージ3及び歪ゲージ4の中心点P1,P2に加わる
曲げモーメントは一定であることを説明する。
【0021】計測すべき荷重Wが図2に示す位置に加え
られると、歪ゲージ3及び歪ゲージ4は伸び、該歪ゲー
ジ3の曲げモーメントM1及び歪ゲージ4の曲げモーメ
ントM2は次式となる。
【0022】 M1=W×L2×X1/L … (1) M2=W×L1×(L−X2)/L … (2) 図2より、L2=L−L1及びL−X2=X1であるか
ら(1)及び(2)は M1=W×(L−L1)×X1/L … (3) M2=W×L1×X1/L … (4) となり、今、計測すべき荷重Wの力点Pが、例えば右へ
αだけ動いてL1がL1+αになると、曲げモーメント
M1及び曲げモーメントM2は次式で表わされる。
【0023】 M1=W×{L−(L1+α)}×X1/L … (5) M2=W×(L1+α)×X1/L … (6) となり、その出力の和を求めると M1+M2=W×L×X1/L=W×X1 となり、M1+M2は、上記力点Pがαだけ動いてもそ
の力点Pの移動量αに無関係となる。
【0024】即ち、X1は既知であるので、M1+M2
∝Wとなり、計測すべき荷重Wの力点Pが動いても移動
量αの影響を受けることなく、曲げモーメントM1と曲
げモーメントM2の和は、加わる計測すべき荷重Wに比
例して変化する。
【0025】上記実施の形態を電気的な計測回路で具体
化したものが図3である。
【0026】図3において、3及び4は歪ゲージ、a,
cは該歪ゲージ3の端子、b,dは歪ゲージ4の端子、
R1,R2,R3は抵抗、イは歪ゲージ4の端子cと抵
抗R1との接続点、ロは抵抗R2と抵抗R3との接続
点、Aは増幅器、Eは計測出力端子、Vは電源である。
【0027】図3において、歪ゲージ3の抵抗をRa、
歪ゲージ4の抵抗をRb、第1の荷重検出器又は第2の
荷重検出器が計測すべき荷重Wを受けた時、歪ゲージ3
及び歪ゲージ4の抵抗変化分を夫々△Ra及び△Rbと
し、R1,R2,R3,Ra及びRbの抵抗値をR1=
R2=R3=R及びRa=Rb=R/2となるように選
定し、△Ra+△Rb=△Rと表わせば、計測すべき荷
重Wを受けた時の歪ゲージ3及び歪ゲージ4の合成抵抗
(一対の歪ゲージの他端の端子より相加された一定の出
力)は次式となる。
【0028】(Ra+△Ra)+(Rb+△Rb)=R
+△R=R(1+△R/R) 今歪量d=△R/Rとすれば R(1+△R/R)=R(1+d) となる。
【0029】増幅器Aの入力インピーダンスは非常に高
く、増幅器Aに流入する電流を無視し得るのでこれを無
視すれば、点イおよび点ロの電位は、電源Vの電圧をV
0とすれば、夫々次のようになる。
【0030】点イの電位=R×V0/R+R(1+d) 点ロの電位=R×V0/2R 増幅器Aの入力は、点イと点ロの電位差であるから次の
ようになる。
【0031】{R×V0/R+R(1+d)}−R×V
0/2R=V0/(2+d)−V0/2={−d/2
(2+d)}×V0 この時の出力端子Eの出力をZとし、増幅器Aの増幅度
をA0とすれば、出力Zは次の式で表わせる。
【0032】 Z={−d/2(2+d)}×V0×A ここで、歪ゲージが歪みを受けた場合に生ずる抵抗の変
化量は極めて小さくd=△R/R≪2であるから、上記
Zの式は次の式で表わせる。
【0033】Z≒(−d/4)×V0×A0 上の式で、電源Vの電圧V0及び増幅器Aの増幅度A0
は既定値であるから、 K=(−1/4)×V0×A0とすれば Z=K×d となり、出力端子Eの出力は歪量dに比例するので、上
記計測すべき荷重Wの計測は、上記歪ゲージ3及び歪ゲ
ージ4が歪みを受けた場合に生ずる抵抗の変化を電気的
に検出する事により可能となる。
【0034】図4の1乃至4は、図1と同一のものであ
るので構造部分の説明は省略するが、第2の板ばね2の
材質を磁性材とした点が異なっており(以後“第2の荷
重検出器”という)、5は荷重検出器に計測すべき荷重
Wを加えるレバー、6は該計測すべき荷重Wを加えるレ
バー5が上記第2の板ばね2に荷重を加える面に装着さ
れた永久磁石である。
【0035】上記のように第2の板ばね2は磁性体であ
り、計測すべき荷重Wを加えるレバー5の先端には永久
磁石6が装着されているため、永久磁石6は第2の板ば
ね2に吸着され、その計測すべき荷重Wの第2の板ばね
2に対する作動点は固定されるので、荷重検出器の動作
が安定し、且つ、第2の板ばね2とレバー5の磨耗を防
止することが出来る。
【0036】図5の1乃至4は、図1と同一のものであ
るので構造部分の説明は省略するが、7は図1に示す歪
ゲージ3及び歪ゲージ4の出力端子c及び出力端子dの
出力から荷重を計測する計測回路、8は荷重検出器と上
記計測回路7を一体に組み立てるための荷重検出器収容
ケース(以後、第1の荷重検出器又は第2の荷重検出器
と、計測回路とを収容した荷重検出器収容ケースを“荷
重検出器ユニット”という)で、Uは上記荷重検出器ユ
ニット、Q1及びQ2は該荷重検出器収容ケース8に設
けた可撓性を有する突起、9及び10は上記荷重検出器
収容ケース8を保持するケーシングで、これらケーシン
グ9及びケーシング10は一体構造とすることも可能
で、又、これらケーシング9及びケーシング10を別々
の構造体とし、さらに別の構造体でケーシング9及びケ
ーシング10相互間を接続して一体とすることも可能で
ある。N1及びN2は上記ケーシング9及びケーシング
10に設けられた突起で、歪ゲージ3及び歪ゲージ4に
対して、図2に示す支点N1及び支点N2と同じ位置に
あり、計測すべき荷重Wに対して、該突起N1及び突起
N2において荷重検出器収容ユニットを支える。即ち、
計測すべき荷重Wと支点N1及び支点N2の関係は、図
2と図5は同一である。
【0037】このような構造とする事により、第1の荷
重検出器、計測回路を収納した荷重検出器収容ケース
を、ねじ等の固着手段を用いることなくケーシングに装
着することが容易になり、且つ、経済的な構造とするこ
とができる。
【0038】又、図5には示してないが、図1に示す切
り欠きX及び切り欠きYは、ケーシング9及びケーシン
グ10に設けられた突起と嵌合して位置決めの役目を果
たす。
【0039】尚、図5において、第2の板ばね2を磁性
材とした第2の荷重検出器に対しても同様の構造とする
ことは勿論可能である。
【0040】図6の1乃至4、7乃至10、Q1,Q
2,N1,N2及びWは図5と同一のものであるので構
造部分の説明は省略するが、11は荷重検出器に計測す
べき荷重Wを加えるレバー(該レバー11の荷重検出器
と接触しない他の側は、別の図示していない構造体に可
動的に保持されている。)、12はケーシング10と上
記荷重検出器に計測すべき荷重Wを加えるレバー11と
を係止するスプリングである。
【0041】このような構造とすることにより、荷重検
出器に計測すべき荷重Wを加えるレバー11の荷重検出
器に接触する点は固定されることになり、その接触する
点の磨耗を防ぐことができ、且つ、計測結果が正確とな
る効果が得られる。
【0042】尚、図6において、Uは上記荷重検出器ユ
ニットで、第2の板ばね2を磁性材とした第2の荷重検
出器に対しても同様な構造とすることは勿論可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1の発明は、荷重点に対称に配置された2個の歪ゲー
ジの和をとることにより、その荷重点の移動に対して一
定の出力を得ることができ、力点フリーの荷重計を得、
第1の板ばね1と第2の板ばね2とにより合せ梁構造と
し、第2の板ばね2の材質を適宜選択することにより、
広い範囲の荷重を第1の板ばね1を変更することなく計
測することが可能になり、又、その耐過大負荷性及び耐
磨耗性の向上、取付方法の簡易化による経済化等の効果
が得られる。
【0044】本発明のうち請求項2の発明は、第2の板
ばね2を磁性体とし、荷重を加えるレバー5の先端に永
久磁石6を装着することにより、レバー5の先端は常に
第2の板ばね2に接触しているため、荷重点が一定し計
測に誤差を生ずることがなく、又、レバー5に瞬時荷重
がかかっても、その荷重を瞬時の遅れもなく伝えること
ができ、荷重量の計測が正確にできるばかりでなく、レ
バー5が第2の板ばね2に衝突することがないので、衝
突によって起こる様々なトラブルを避けることができる
効果が得られる。
【0045】本発明のうち請求項3及び請求項4の発明
は、荷重検出器と計測回路7を収容した荷重検出器収容
ケース8に可撓性のある突起Q1及びQ2を設けること
により、該荷重検出器収容ケース8をケーシング9及び
ケーシング10に貫入するようにしたもので、その簡単
な構造により経済化を図ることができる。
【0046】本発明のうち請求項5及び請求項6の発明
は、荷重を加えるレバー11と、ケーシング10とを単
にスプリング12で互いに係止することにより、簡易な
方法でその荷重点を固定し、常に接触させておくことに
より計測の安定化を図り、衝突によるレバーや板ばねの
破損を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示す、荷重検出
器の側面図。(B)は本発明の実施の形態を示す、荷重
検出器の平面図。
【図2】図1の物理的な原理図。
【図3】図1の計測回路図。
【図4】本発明の他の実施の形態の荷重検出器とレバー
との関係を示す構成図。
【図5】本発明の他の実施の形態の荷重検出器収容ユニ
ットとケーシングとの関係を示す構成図。
【図6】本発明の他の実施の形態の荷重検出器収容ユニ
ット、ケーシング及びレバーとの関係を示す構成図。
【図7】従来の技術による荷重計の構成を表す構成図。
【図8】図7の計測回路図。
【符号の説明】
1…第1の板ばね 2…第2の板ばね 3,4…歪ゲージ 5…荷重を加える構
造体 6…永久磁石 7…計測回路 8…荷重検出器収容ケース 9,10…ケーシン
グ 11…荷重を加える構造体 12…スプリング 21…板ばね 22,23…歪ゲー
ジ 24,25,26…スペーサ 27…ナット 28…板ばね 29,30…ねじ 31…ベース 32…ストッパー S…板ばねの中心線 W…計測する荷重 X,Y…切り欠き N1,N2…支点 P…荷重点 P1,P2…歪ゲー
ジの中心点 R1,R2,R3…抵抗 A…増幅器 E…計測出力端子 V…電源 U…荷重検出器収容ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 守 茨城県北相馬郡守谷町守谷甲249番地1号 明星電気株式会社守谷工場内 (72)発明者 生熊克己 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの支点を有し、該二つの支点間の中
    心線に対して左右対称の形状の板ばねの同一平面上で、
    かつ上記中心線に対して対称に一対の歪ゲージを取り付
    け、該一対の歪ゲージの一方の端子を互いに直列に接続
    し、上記板ばねの一対の歪ゲージ相互間に加わる同一荷
    重の負荷点が動いても、上記一対の歪ゲージの他端の端
    子により相加された一定の出力が得られるようになし、
    上記一対の歪ゲージを取り付けた板ばねと、該板ばねよ
    り計測すべき荷重に対しても耐過大負荷性及び耐磨耗性
    を有する板ばねとを、合せ梁構造とし、該耐過大負荷性
    及び耐磨耗性を有する板ばねに対して上記計測すべき荷
    重を加えて、荷重を計測することを特徴とする荷重検出
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の荷重検出器において、
    耐過大負荷性及び耐磨耗性を有する板ばねを磁性体と
    し、該荷重検出器に、計測すべき荷重を加える構造部の
    先端に永久磁石を有せしめ、上記磁性体の板ばねと上記
    永久磁石とを密接させることを特徴とする荷重検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の荷重検出器を、該荷重
    検出器の出力から荷重を計測する計測回路と共に荷重検
    出器収容ケースに収容し、該荷重検出器収容ケースは、
    荷重検出器収容ケースに収容した上記荷重検出器の計測
    すべき荷重を受ける面の中心線の両側に可撓性を有する
    突起を有し、該荷重検出器収容ケースを保持する荷重検
    出器保持構造体は、該荷重検出器収容ケースに設けた突
    起を支持するための溝及び荷重検出器に荷重が加わった
    時荷重検出器収容ケースを支え、且つ、上記二つの支点
    と同一位置となる二つの支点を両側に有し、上記荷重検
    出器収容ケースの突起の弾力性を利用して上記荷重検出
    器保持構造体の溝に貫入するようにしたことを特徴とす
    る荷重検出器の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の荷重検出器を、該荷重
    検出器の出力から荷重を計測する計測回路と共に荷重検
    出器収容ケースに収容し、該荷重検出器収容ケースは、
    荷重検出器収容ケースに収容した上記荷重検出器の計測
    すべき荷重を受ける面の中心線の両側に可撓性を有する
    突起を有し、該荷重検出器収容ケースを保持する荷重検
    出器保持構造体は、該荷重検出器収容ケースに設けた突
    起を支持するための溝及び荷重検出器に荷重が加わった
    時荷重検出器収容ケースを支え、且つ、上記二つの支点
    と同一位置となる二つの支点を両側に有し、上記荷重検
    出器収容ケースの突起の弾力性を利用して上記荷重検出
    器保持構造体の溝に貫入するようにしたことを特徴とす
    る荷重検出器の取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の荷重検出器の取付構造
    において、上記荷重検出器保持構造体と、該荷重検出器
    に計測すべき荷重を加える構造部とを、スプリングを用
    いて互いに密接するように係止したことを特徴とする荷
    重検出器の取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の荷重検出器の取付構造
    において、上記荷重検出器保持構造体と、該荷重検出器
    に計測すべき荷重を加える構造部とを、スプリングを用
    いて互いに密接するように係止したことを特徴とする荷
    重検出器の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102252588A (zh) * 2011-04-08 2011-11-23 长安大学 传感器的弹簧片
WO2022168469A1 (ja) * 2021-02-02 2022-08-11 アルプスアルパイン株式会社 荷重センサ

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