JPH10262059A - 課金データ転送装置及び課金データ転送方法 - Google Patents

課金データ転送装置及び課金データ転送方法

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JPH10262059A
JPH10262059A JP9065230A JP6523097A JPH10262059A JP H10262059 A JPH10262059 A JP H10262059A JP 9065230 A JP9065230 A JP 9065230A JP 6523097 A JP6523097 A JP 6523097A JP H10262059 A JPH10262059 A JP H10262059A
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JP
Japan
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charging
cell
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billing
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JP9065230A
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Inventor
Katsuaki Akama
勝明 赤間
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換処理装置が各加入者に直接課金できるよ
うにする。 【解決手段】 課金データ収集手段1は課金対象となる
セルの通過数を計数することにより課金データを収集
し、課金セル発生手段2は課金データを課金先情報とと
もにセル化した課金セルを発生し、転送手段3は課金先
情報に基づいて課金セルを課金先に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、課金データ転送装
置及び課金データ転送方法に関し、固定長パケットを交
換するATM交換処理装置などに適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のATM交換処理装置では、回線使
用料を加入者から徴収する場合、課金センタが課金デー
タを電話回線などを介して各ATM交換処理装置から収
集し、収集した課金データに基づいて課金請求書を作成
してから加入者に課金請求を行うようにしていた。
【0003】図16は、従来のATM交換処理システム
の構成を示すブロック図である。図16において、10
1は加入者、102はATM交換処理装置、103は回
線装置、104は中央処理装置、105はメインメモ
リ、106、111はハードディスク、107はATM
スイッチ、108は課金データ転送装置、109は制御
バス、110は課金センタ、112は電話回線などの専
用回線である。
【0004】加入者101は、ATM交換処理装置10
2を介して他の加入者と通信を行う。ATM交換処理装
置102は、加入者101から送られた情報をATM交
換により転送したり、加入者101宛の情報を加入者1
01に転送したりする。
【0005】課金センタ110は、電話回線などの専用
回線112によりATM交換処理装置102と接続され
ており、各ATM交換処理装置102から専用回線11
2を介して課金データを収集する。そして、課金データ
に基づいて課金請求書を作成し、課金請求書を各加入者
101に発送することにより通信料金を各加入者101
から徴収する。
【0006】ハードディスク111は、課金センタ11
0が各ATM交換処理装置102から収集した課金デー
タを加入者101ごとに格納する。ATM交換処理装置
102において、回線装置103は複数の加入者線を収
容し、加入者101から送られてくるセルをATMスイ
ッチ107へ入力させるとともに、ATMイッチ107
で交換されたセルを転送先の加入者101へ転送する。
また、回線装置103は、課金データとして各加入者線
ごとの転送セル数を検出する。
【0007】中央処理装置104は、制御バス109を
介して回線装置103、メインメモリ105、ハードデ
ィスク106、ATMスイッチ107、課金データ転送
装置108を制御する。すなわち、呼の設定、帯域管
理、課金処理、エラーデータの収集などを制御する。ま
た、回線装置103で検出された課金データのメインメ
モリ105への書き込みの制御を行う。
【0008】ハードディスク106は、ATM交換処理
装置102が収集する各種データを格納する記憶装置で
あり、メインメモリ105内の課金データを加入者10
1ごとに格納する。
【0009】ATMスイッチ107は、ATMセルフル
ーティング・スイッチ(自己経路選択スイッチ)を備
え、セルのヘッダ情報に基づいて宛先の出力伝送路にル
ーティングを行う。
【0010】課金データ転送装置108は、ハードディ
スク106に格納されている課金データを取り出し、専
用回線112を介して課金データを課金センタ110へ
転送する。
【0011】図17は、従来のATM交換処理システム
による課金データ徴収シーケンスを説明する図である。
図17において、中央処理装置104は、回線装置10
3に通過セル数を問い合わせ(ステップS71)、回線
装置103は、中央処理装置104に通過セル数を伝え
る(ステップS72)。通過セル数を受け取った中央処
理装置104は、通過セル数に基づいて課金情報を生成
し、ハードディスク106に蓄積する(ステップS7
3)。
【0012】課金センタ110が、課金情報の読み出し
指示を課金データ転送装置108に行うと(ステップS
74)、課金データ転送装置108は、ハードディスク
106から課金情報を読み出し(ステップS75)、ハ
ードディスク106から読み出した課金情報を課金セン
タ110に転送する(ステップS76)。ここで、課金
データ転送装置108から課金センタ110への課金情
報の転送は、図16の専用回線112を介して行われ
る。
【0013】課金センタ110は、課金データ転送装置
108から転送された課金情報に基づいて課金請求書を
作成し(ステップS77)、加入者101に課金請求を
行う(ステップS78)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
課金徴収方法は、ATM交換処理装置102と課金セン
タ110との間を課金情報転送用の専用回線112で接
続する必要があるため、加入者101から通信料金を徴
収する際のコストが高くなるという問題があった。
【0015】また、ATM交換処理装置102ごとに収
集した課金データを課金センタ110へ転送するため
に、課金データ転送装置108を設ける必要があった。
このため、ATM交換処理装置102のコストも高くな
るという問題があった。
【0016】さらに、回線装置103から課金データを
収集する処理、ハードディスク106に課金データを格
納する処理、及びハードディスク106から課金データ
を読み出す処理は、中央処理装置104により制御され
ていたので、中央処理装置104の負荷が大きくなり、
他の処理を圧迫するという問題があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、交換処理装置が
各加入者に直接課金することが可能な課金データ転送装
置及び課金データ転送方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によれば、課金データを課金先を宛先と
してセル化し、セル化された課金データを課金先に転送
するようにしている。
【0019】このことにより、課金対象となる一般セル
と同一の形式で課金データがセル化され、課金対象とな
る一般セルと同一の転送手段により、セル化された課金
データを課金先に転送することができるので、課金専用
の装置や回線を設ける必要がなくなる。
【0020】また、本発明の一態様によれば、課金対象
となるセルの通過数に基づいて、課金データを編集する
ようにしている。このことにより、加入者ごとの回線使
用料を容易に算出することができ、課金の徴収を容易に
行うことができる。
【0021】また、本発明の一態様によれば、課金デー
タが設定された課金セルと一般データが設定された一般
セルとを識別する識別子を、課金セル内に設定するよう
にしている。
【0022】このことにより、転送データから課金セル
だけを容易に抽出することができ、一般セルを正常に転
送することが可能となる。また、本発明の一態様によれ
ば、ヘッダに設定された宛先に基づいて固定長パケット
を所定の宛先に転送する転送手段と、前記転送手段によ
り転送される固定長パケット数に基づいて、課金データ
を生成する課金データ生成手段と、前記課金データを前
記固定長パケットに設定する課金セル発生手段と、前記
課金データが設定された固定長パケットの宛先を課金先
に設定する課金先設定手段とを備えている。
【0023】このことにより、転送手段は、課金データ
が設定された固定長パケットを課金先に転送することが
可能となる。このため、課金データが設定された固定長
パケットを、課金対象となる一般データが設定された固
定長パケットに混在させて課金先に転送することがで
き、課金データが設定された固定長パケットを転送する
転送手段を、課金対象となる般データが設定された固定
長パケットを転送する転送手段とは別に設ける必要がな
くなるので、課金に必要なコストを削減することができ
る。
【0024】また、本発明の一態様によれば、課金徴収
情報を固定長パケットに設定し、その固定長パケットの
宛先を課金センタに設定するようにしている。このこと
により、課金対象となるセルと同一の形式で課金徴収情
報をセル化することができ、課金対象となる一般セルと
同一の転送手段により、セル化された課金徴収情報を課
金センタに転送することができるので、課金徴収情報を
課金センタに送るための専用回線を設ける必要がなくな
る。
【0025】また、本発明の一態様によれば、課金セル
が送られてきた時に、回線使用料をICカードから引き
落とすようにしている。このことにより、加入者から回
線使用料をリアルタイムで徴収することが可能となる。
【0026】また、本発明の一態様によれば、セル化さ
れた課金データに基づいて、課金情報を表示する表示手
段とを備えている。このことにより、加入者は回線使用
量に応じた通信料金を回線使用中に知ることができる。
【0027】また、本発明の一態様によれば、課金セル
以外の一般セルを通信回線に流入させるようにしてい
る。このことにより、課金セル以外の一般セルの転送が
妨げられることを防止することができる。
【0028】また、本発明の一態様によれば、ICカー
ドの残高情報をセル化して交換処理装置に通知するよう
にしている。このことにより、加入者が回線使用料を支
払うことが可能かどうかを交換処理装置で管理すること
ができ、回線使用料の未払いを事前に防止することが可
能となる。
【0029】また、本発明の一態様によれば、加入者課
金装置が受け取った課金セルを交換処理装置に返送し、
交換処理装置が加入者課金装置に送った課金セルと加入
者課金装置から返送された課金セルとが一致しない場
合、課金セルを加入者課金装置再送するようにしてい
る。
【0030】このことにより、交換処理装置による課金
処理の信頼性を向上させることができ、正確な課金処理
を行うことができる。また、本発明の一態様によれば、
ICカードの残高が所定値以下であると判断した場合、
課金先の通信路を切断するようにしている。
【0031】このことにより、回線使用料を支払わない
加入者による回線の使用をリアルタイムで禁止すること
ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係わる
データ転送装置について図面を参照しながら説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施例に係わるデータ
転送装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、課金データ収集手段1は課金対象となるセルの通過
数を計数することにより課金データを収集し、課金セル
発生手段2は課金先を宛先として課金データをセル化し
た課金セルを生成し、転送手段3は課金セル発生手段2
で生成された課金セルを課金先に転送する。
【0034】ここで、課金セルは課金対象となる一般セ
ルと同一の形式でセル化される。すなわち、課金データ
はユーザ情報として課金セルに設定され、一般データを
セル化した一般セルと課金データをセル化した課金セル
とが同一の宛先に転送する場合、ヘッダ情報を同一とす
ることができる。
【0035】このため、転送手段3が一般セルと課金セ
ルとを同一の宛先に転送する場合、一般セルと課金セル
とを区別する必要がなくなり、課金対象となる一般セル
と同一の転送手段3により課金セルを課金先に送ること
ができる。この結果、課金対象となる一般セルと同一の
回線を利用して課金セルを課金先に送ることができ、課
金データを課金先に送るための専用回線を設ける必要が
なくなり、課金に費やされるコストを削減することがで
きる。
【0036】次に、本発明の一実施例に係わる交換処理
装置について図面を参照しながら説明する。図2は、本
発明の一実施例に係わる交換処理装置の動作を示す図で
ある。
【0037】図2において、交換処理装置11は複数の
加入者A、B、・・・、Nを収容し、各加入者A、B、
・・・、Nは課金装置a、b、・・・、nをそれぞれ有
している。
【0038】交換処理装置11は、交換手段12、課金
セル発生手段13及び課金データ収集手段14を備えて
いる。ここで、交換手段12はヘッダに設定された宛先
情報に基づいて固定長パケットを所定の宛先に転送し、
課金データ収集手段14は交換処理装置11により転送
される固定長パケット数を計数することにより課金デー
タを収集し、課金セル発生手段13は課金データを固定
長パケットに設定するとともに、課金データが設定され
た固定長パケットのヘッダに課金先を設定する。
【0039】例えば、加入者B、・・・、Nが加入者A
に情報を送る場合、固定長パケット18、19のヘッダ
18′、19′に加入者Aを設定する。交換手段12
は、固定長パケット18、19のヘッダ18′、19′
に設定されている加入者Aを示す宛先情報に基づいて、
加入者Aの出力伝送路にルーティングを行い、加入者
B、・・・、Nから送られた固定長パケット18、19
を加入者Aに転送する。
【0040】この時、課金データ収集手段14は、加入
者B、・・・、Nが送った固定長パケット数を加入者
B、・・・、Nごとに計数する。また、例えば、加入者
A、・・・、Nが加入者Bに情報を送る場合、固定長パ
ケット21、22のヘッダ21′、22′に加入者Bを
設定する。交換手段12は、固定長パケット21、22
のヘッダ21′、22′に設定されている加入者Bを示
す宛先情報に基づいて、加入者Bの出力伝送路にルーテ
ィングを行い、加入者A、・・・、Nから送られた固定
長パケット21、22を加入者Bに転送する。
【0041】この時、課金データ収集手段14は、加入
者A、・・・、Nが送った固定長パケット数を加入者
A、・・・、Nごとに計数する。また、例えば、加入者
A、B、・・・が加入者Nに情報を送る場合、固定長パ
ケット24、25のヘッダ24′、25′に加入者Nを
設定する。交換手段12は、固定長パケット24、25
のヘッダ24′、25′に設定されている加入者Nを示
す宛先情報に基づいて、加入者Nの出力伝送路にルーテ
ィングを行い、加入者A、B、・・・から送られた固定
長パケット24、25を加入者Nに転送する。
【0042】この時、課金データ収集手段14は、加入
者A、B、・・・が送った固定長パケット数を加入者
A、B、・・・ごとに計数する。課金セル発生手段13
は、加入者Aが送信した固定長パケット数に基づいて加
入者Aに対する課金データを生成し、加入者Aに対する
課金データを固定長パケット15、20に設定する。こ
こで、加入者Aに対する課金データが設定された固定長
パケット15、20のヘッダ15′、20′には、課金
先Aを設定する。
【0043】また、課金セル発生手段13は、加入者B
が送信した固定長パケット数に基づいて加入者Bに対す
る課金データを生成し、加入者Bに対する課金データを
固定長パケット16、23に設定する。ここで、加入者
Bに対する課金データが設定された固定長パケット1
6、23のヘッダ16′、23′には、課金先Bを設定
する。
【0044】また、課金セル発生手段13は、加入者C
が送信した固定長パケット数に基づいて加入者Cに対す
る課金データを生成し、加入者Cに対する課金データを
固定長パケット17、26に設定する。ここで、加入者
Cに対する課金データが設定された固定長パケット1
7、26のヘッダ17′、26′に課金先Nを設定す
る。
【0045】課金セル発生手段13により生成された固
定長パケット15、16、17、20、23、26は、
交換手段12に送られる。交換手段12は、固定長パケ
ット15、20のヘッダ15′、20′に設定されてい
る課金先の加入者Aを示す宛先情報に基づいて、加入者
Aの出力伝送路にルーティングを行い、課金データが設
定された固定長パケット15、20を加入者Aに転送す
る。
【0046】また、交換手段12は、固定長パケット1
6、23のヘッダ16′、23′に設定されている課金
先の加入者Bを示す宛先情報に基づいて、加入者Bの出
力伝送路にルーティングを行い、課金データが設定され
た固定長パケット16、23を加入者Bに転送する。
【0047】また、交換手段12は、固定長パケット1
7、26のヘッダ17′、26′に設定されている課金
先の加入者Nを示す宛先情報に基づいて、加入者Nの出
力伝送路にルーティングを行い、課金データが設定され
た固定長パケット17、26を加入者Nに転送する。
【0048】このように、課金データが設定された固定
長パケット15、16、17、20、23、26は、一
般データが設定された固定長パケット18、19、2
1、22、24、25と同一の回線により、加入者A、
B、・・・、Nに送ることができ、課金データを加入者
A、B、・・・、Nに送るための別回線を設ける必要が
なくなる。
【0049】課金装置a、b、・・・、nは、交換処理
装置11から送られてきた課金データに基づいて課金処
理を行ったり、課金情報を表示したりするものである。
例えば、課金装置aは、加入者Aに送られる固定長パケ
ット15、18、19、20から課金データが設定され
た固定長パケット15、20だけを抽出する。そして、
固定長パケット15、20に設定されている課金データ
に基づいて、加入者Aから回線使用料を徴収したり、課
金情報を表示したりする。
【0050】また、例えば、課金装置bは、加入者Bに
送られる固定長パケット16、21、22、23から課
金データが設定された固定長パケット16、23だけを
抽出する。そして、固定長パケット16、23に設定さ
れている課金データに基づいて、加入者Bからの回線使
用料を徴収したり、課金情報を表示したりする。
【0051】また、例えば、課金装置nは、加入者Nに
送られる固定長パケット17、24、25、26から課
金データが設定された固定長パケット17、26だけを
抽出する。そして、固定長パケット17、26に設定さ
れている課金データに基づいて、加入者Nから回線使用
料を徴収したり、課金情報を表示したりする。
【0052】ここで、加入者A、B、・・・、Nに送ら
れてくる固定長パケット15、16、17、18、1
9、20、21、22、23、24、25、26から、
課金データが設定された固定長パケット15、16、1
7、20、23、26だけを抽出する方法として、例え
ば、課金データが設定された固定長パケット15、1
6、17、20、23、26に課金データが設定されて
いることを示す識別子を設定することができ、この識別
子を検出することにより課金データが設定された固定長
パケット15、16、17、20、23、26を識別す
ることができる。
【0053】課金装置a、b、・・・、nが、加入者
A、B、・・・、Nから課金を徴収する方法として、例
えば、電子マネーがあり、課金データで指示されている
金額をICカードから引き落とすことができる。この電
子マネーによる課金徴収方法では、加入者A、B、・・
・、Nからの課金をリアルタイムで行うことができる。
【0054】また、課金装置a、b、・・・、nは、I
Cカードの残高情報を固定長パケットに設定して、交換
処理装置11に通知することもできる。このことによ
り、交換処理装置11は、加入者A、B、・・・、Nか
らの課金の徴収が終了したことを知ることができる。
【0055】また、ICカードの残高情報の通知を受け
た交換処理装置11は、ICカードの残高が少なく一定
時間以内に電子マネーが追加されない場合、その加入者
A、B、・・・、Nの通信路を切断して、その加入者
A、B、・・・、Nによる回線の使用を禁止することも
できる。
【0056】次に、本発明の一実施例に係わる交換処理
装置について、ATM交換処理装置を例にとって説明す
る。図3は、本発明の一実施例に係わるATM交換処理
装置の構成を示すブロック図である。ここで、ATM
(Asynchronous Transfer Mo
de,非同期転送モード)は、セルと呼ばれる53バイ
トの固定長パケットを用いて情報を転送する通信方式で
ある。ATMセルは、通信路を指定するVPI(Vir
tual Path Identifier,仮想パス
識別子)/VCI(Virtual Channel
Identifier,仮想チャネル識別子)を含む5
バイトのヘッダと、転送すべきユーザ情報を格納する4
8バイトの情報フィールド(ペイロード)とから構成さ
れる。このATMは、固定長セルによるハードウエア・
スイッチングによって高速通信を実現している。
【0057】この実施例は、48バイトのペイロードに
課金データを設定し、5バイトのヘッダに課金先を示す
VPI/VCIを設定することにより、課金データを課
金先に転送するものである。
【0058】図3において、31は加入者、32は加入
者課金装置、33はATM交換処理装置、34は回線制
御装置、35は回線装置、36は課金セル発生装置、3
7はATMスイッチ、38は制御バス、39は中央処理
装置、40はメインメモリ、41は課金センタ、42は
ハードディスクである。
【0059】加入者31は、ATM交換処理装置33を
介して他の加入者と通信を行う。加入者課金装置32
は、ATM回線によりATM交換処理装置33と接続さ
れており、ATM交換処理装置33から送られてきた課
金データに基づいて加入者31に課金を行ったり、課金
情報を表示したりする。
【0060】ATM交換処理装置33は、加入者31か
らの情報をATM交換により他の加入者に転送したり、
他の加入者からの情報をATM交換により加入者31に
転送したりする。また、ATM交換処理装置33内で生
成した課金セルをATM交換により加入者31に転送す
る。
【0061】課金センタ41は、ATM回線によりAT
M交換処理装置33と接続されており、ATM交換処理
装置33内で生成された課金徴収情報セルがATM交換
により課金センタ41に転送され、課金徴収情報に基づ
いて統計情報を作成する。
【0062】ハードディスク42は、課金センタ41が
ATM交換処理装置33から収集した課金徴収情報を格
納する。ATM交換処理装置33において、回線装置3
5は複数の加入者線を収容し、加入者31から転送され
てくるセルをATMスイッチ37へ入力させるととも
に、ATMイッチ37で交換されたセルを転送先の加入
者31へ転送する。また、回線装置35は、加入者31
から送られてくる転送セル数を検出する。
【0063】課金セル発生装置36は、課金データが固
定長パケットに設定された課金セルを発生するととも
に、課金セルのヘッダに課金先を設定する。ATMスイ
ッチ37は、ATMセルフルーティング・スイッチ(自
己経路選択スイッチ)を備え、セルのヘッダ情報に基づ
いて宛先の出力伝送路にルーティングを行う。
【0064】中央処理装置39は、回線装置35、課金
セル発生装置36、ATMスイッチ37、メインメモリ
40を制御する。すなわち、呼の設定、帯域管理、課金
処理、エラーデータの収集などを制御する。また、回線
装置35で検出された転送セル数のメインメモリ40へ
の書き込みを制御する。
【0065】図4は、図3のATM交換処理装置33の
動作を説明する図である。図4において、加入者31が
ATM交換処理装置33を介して通信を行うと、加入者
31から送られてくる課金対象となる一般セルの通過セ
ル数が、回線装置35により計数される。回線装置35
で計数された通過セル数は課金セル発生装置36に送ら
れ、課金セル発生装置36は、課金対象となる一般セル
の通過セル数に基づいて、加入者31を宛先とする課金
セルを生成する。
【0066】この課金セルは、ATMスイッチ37を介
して転送されてくる加入者31宛のの一般セルの中に混
入し、一般セルが転送されるATM回線を通って加入者
31に送られる。加入者31に送られた課金セルは、加
入者31ごとに設けられた加入者課金装置32に取り込
まれる。加入者課金装置32は、課金セルに設定されて
いる課金データに基づいて、加入者31から課金を徴収
したり、課金情報を表示したりする。
【0067】また、加入者課金装置32は、課金セル発
生装置36から受け取った課金セルを回線装置35に返
送する。そして、課金セル発生装置36は、加入者課金
装置32に送った課金セルと加入者課金装置32から返
送された課金セルとを比較し、送達の確認を行う。送達
の確認が一定時間内にとれない場合、加入者課金装置3
2に送った課金セルを再送する。
【0068】このように、図3の実施例では、従来の課
金収集方式に使用されていた課金データ転送装置108
及び課金データを蓄積するためのハードディスク106
をATM交換処理装置33から取り外すことが可能とな
り、ATM交換処理装置33のコストを低減することが
可能となる。
【0069】図5は、図3のATM交換処理装置33に
よる課金データ徴収シーケンスを説明する図である。図
5において、加入者31が回線装置35に接続依頼を行
うと(ステップS1)、回線装置35は加入者31から
の接続依頼を中央処理装置39に伝える(ステップS
2)。加入者31からの接続依頼が中央処理装置39に
伝わると、中央処理装置39は回線装置35に呼接続処
理の指示を行う(ステップS3)。
【0070】回線装置35は、中央処理装置39からの
呼接続処理の指示により、加入者31に対するATMセ
ルのパスの設定を行う。そして、回線装置35による加
入者31の呼接続が完了すると、呼接続が完了したこと
を中央処理装置39に伝えるとともに(ステップS
4)、加入者31に対しても接続完了を通知する(ステ
ップS5)。
【0071】呼接続の完了が中央処理装置39に通知さ
れると、中央処理装置39は課金制御情報を回線装置3
5に送る(ステップS6)。回線装置35は、中央処理
装置39から課金制御情報を受け取ると、その課金制御
情報を課金セル発生装置36に伝えるとともに、加入者
課金装置32に課金開始を指示する(ステップS7)。
【0072】一方、加入者31に接続完了が通知され、
加入者31がATM交換処理装置33を介して通信を行
うと、加入者31から送信された通過セル数が回線装置
35で計数される。課金セル発生装置36は通過セル数
を回線装置35に定期的に問い合わせ、回線装置35は
通過セル数を課金セル発生装置36に送る。課金セル発
生装置36は、回線装置35から受け取った課金制御情
報及び通過セル数に基づいて、加入者31を宛先とする
課金セルを生成する。
【0073】課金セル発生装置36で生成された課金セ
ルは回線装置35に送られ、回線装置35は課金セルを
加入者課金装置32に定期的に転送することにより、加
入者31からリアルタイムで課金徴収を行う(ステップ
S8、ステップS9)。また、課金データに基づいて課
金表示情報を編集し、加入者31に課金情報をリアルタ
イムで通知する。
【0074】加入者31の通信が終了して、加入者31
が回線装置35に切断依頼を行うと(ステップS1
0)、回線装置35は加入者31からの切断依頼を中央
処理装置39に伝える(ステップS11)。回線装置3
5に切断依頼が通知されると、課金セル発生装置36
は、課金徴収が終了していない通過セル数に基づいて、
加入者31を宛先とする課金セルを生成する。
【0075】課金セル発生装置36で生成された課金セ
ルは回線装置35に送られ、回線装置35は課金セルを
加入者課金装置32に転送する。加入者課金装置32
は、課金セルに設定されている課金データに基づいて、
加入者31から課金徴収を行う(ステップS12)。
【0076】また、課金セル発生装置36は、加入者3
1からの課金徴収に関する情報をまとめた課金徴収情報
を、課金センタ41を宛先としてセル化し、セル化した
課金徴収情報をATM回線により課金センタ41に転送
する。
【0077】図6は、図5の課金徴収処理のシーケンス
をより詳細に示す図である。図6において、加入者31
への課金を行う場合、中央処理装置39は課金制御情報
を回線装置35に送る(ステップS21)。回線装置3
5は、中央処理装置39から課金制御情報を受け取る
と、その課金制御情報を課金セル発生装置36に伝える
(ステップS23)。課金セル発生装置36は、回線装
置35から課金制御情報を受け取ると、回線装置35に
課金開始を指示する(ステップS23)。回線装置35
は、課金セル発生装置36から課金開始の指示がある
と、そのことを加入者課金装置32に伝える(ステップ
S24)。
【0078】一方、加入者31が、ATM交換処理装置
33を介して一般データを送信すると(ステップS2
5)、前回計数した課金対象となる一般セルの通過数を
クリアしてから、課金対象となる一般セルの通過数を回
線装置35で計数する。回線装置35で計数された一般
セルの通過数は課金セル発生装置36に定期的に送られ
る(ステップS26)。
【0079】さらに、加入者31がATM交換処理装置
33を介して一般データを送信すると(ステップS2
7、ステップS28)、前回計数した課金対象となる一
般セルの通過数をクリアしてから、課金対象となる一般
セルの通過数を回線装置35で計数する。回線装置35
で計数された一般セルの通過数は課金セル発生装置36
に定期的に送られる(ステップS29)。
【0080】なお、回線装置35は、通常、加入者31
からデータが転送された場合に課金データを収集する
が、着信課金サービスが提供されている場合には、加入
者31へデータが転送される場合にも課金データを収集
する。
【0081】また、PVC(Permanent Vi
rtual Channel)接続が加入者線に設定さ
れている場合には、データ転送の有無に係わり無く、そ
のPVCが設定さていること自体に対して課金されるこ
ともある。
【0082】課金セル発生装置36は、回線装置35か
ら受け取った通過セル数に基づいて課金データを生成
し、加入者31を宛先とする課金セルに課金データを設
定してから回線装置35に送る(ステップS30)。回
線装置35は課金データが設定された課金セルを加入者
課金装置32に転送する(ステップS31)。加入者課
金装置32は、課金データに基づいて加入者31からリ
アルタイムで課金徴収を行う。
【0083】図7は、図5の課金制御情報の構成を示す
図である。図7において、課金制御情報は課金開始コマ
ンド、加入者番号、宛先情報(VPI/VCI)、課金
レート料金、課金センタ転送用VPI/VCIを含んで
いる。
【0084】課金開始コマンドは課金の開始を指示する
ものである。加入者番号は加入者31に固有に割り当て
られたもので、例えば、電話番号である。宛先情報は課
金セルの転送先を示すもので、ATMセルの場合、課金
先のVPI/VCIにより構成される。課金レート料金
は単位通過セル数当たりの通信料金であり、課金レート
料金を変更することにより、深夜の通信料金を昼間の通
信料金に対して安くしたり、混雑時の通信料金を閑散時
の通信料金より高くしたり、大量に使用した場合の通信
料金を安くしたりすることができる。課金センタ転送用
VPI/VCIは、ATMセルによって、課金徴収情報
を課金センタ41に送る場合の宛先情報を示すものであ
る。
【0085】中央処理装置39は、加入者番号、宛先情
報(VPI/VCI)、課金レート料金及び課金センタ
転送用VPI/VCIを管理している。そして、回線装
置35から中央処理装置39に加入者31の呼接続の完
了が通知されると、中央処理装置39は、加入者31の
加入者番号、加入者31の宛先情報(VPI/VC
I)、課金レート料金及び課金センタ転送用VPI/V
CIに基づいて課金制御情報を生成し、その課金制御情
報を回線装置35に転送する。
【0086】図8は、図4の課金セルの構成図である。
課金セルは、課金対象となる一般セルと同様に、5バイ
トのヘッダ(宛先情報)と48バイトのペイロード(ユ
ーザ情報)とから構成され、課金セルは、回線装置35
から送られてきた課金制御情報及び通過セル数に基づい
て、課金セル発生装置36で生成される。
【0087】課金セルのヘッダは、課金セルのルーティ
ング情報を設定する領域であり、VPI(仮想パス識別
子)を指定する8ビットのフィールドおよびVCI(仮
想チャネル識別子)を指定する16ビットのフィールド
が設けられる。加入者31のVPI/VCIは、回線装
置35から送られてきた課金制御情報から取得する。
【0088】課金セルのペイロードには、OAMタイプ
・機能情報及び課金データが格納される。OAM(Op
eration and Maintenance)タ
イプ・機能(課金)は、セルの種別やメンテナンス情報
を設定する領域であり、課金セルでは、この課金セルが
課金データを格納していることを示す情報が設定されて
いる。OAMタイプ・機能情報は課金セル発生装置36
で生成される。
【0089】課金データは、課金生成通番、加入者番
号、課金レート料金、課金対象使用料、時刻情報、電子
マネー残料金情報を含んでいる。課金生成通番は課金通
達確認番号であり、課金生成通番を所定の規則で割り振
った時に抜けた番号がある場合、その抜けた番号につい
ての再送処理を行うためものである。この課金生成通番
は、課金セル発生装置36で生成される。
【0090】加入者番号は加入者31に固有に割り当て
られたもので、例えば、電話番号である。加入者番号
は、回線装置35から送られてきた課金制御情報から取
得する。
【0091】課金レート料金は単位通過セル数当たりの
通信料金である。課金レート料金は、回線装置35から
送られてきた課金制御情報から取得する。課金対象使用
量は、加入者31による回線の使用量を示すものであ
る。課金対象使用量は、回線装置35から送られてきた
通過セル数に基づいて生成する。
【0092】時刻情報は、加入者31による回線の使用
時刻を示すものである。時刻情報は、課金セル発生装置
36で生成される。電子マネー残料金情報は、加入者課
金装置32の電子マネーの残高を示すものである。
【0093】図9は、図5の課金徴収情報の構成を示す
図である。図9において、課金徴収情報は課金徴収情報
コマンド、加入者番号、着信加入者番号、課金レート料
金、総課金対象使用料、接続開始時刻、接続終了時刻を
含んでいる。課金徴収情報は課金セル発生装置36でセ
ル化され、回線装置35から送られてきた課金制御情報
に含まれる課金センタ転送用VPI/VCIをヘッダに
設定して、セル化した課金徴収情報を課金センタ41に
送る。
【0094】課金徴収情報コマンドは課金徴収情報であ
ることを示すコマンドである。加入者番号は加入者31
に固有に割り当てられたもので、例えば、加入者31の
電話番号である。着信加入者番号は着信先に固有に割り
当てられたもので、例えば、着信先の電話番号である。
課金レート料金は単位通過セル数当たりの通信料金であ
る。総課金対象使用量は加入者31による回線の使用量
の合計値である。接続開始時刻は加入者31の回線装置
35への接続時刻である。接続終了時刻は加入者31の
回線装置35からの切断時刻である。
【0095】図10は、図3の回線装置35の構成例を
示すブロック図である。図10において、51は加入者
回線送信・受信部、52はATMスイッチ送信・受信
部、53はセルカウンタ、54は計時部、55はATM
抽出部、56は課金セル通知部、57は課金セル受信
部、58はATM流入部である。
【0096】加入者回線送信・受信部51は加入者線を
収容し、加入者31との間でATMセルの送受信を行
う。ATMスイッチ送信・受信部52はATMスイッチ
37に接続され、ATMスイッチ37との間でATMセ
ルの送受信を行う。
【0097】セルカウンタ53は、課金対象となるAT
Mセルの通過数を加入者31ごとに計数する。計時部5
4は、課金対象となるATMセルの通過した時刻を算出
する。
【0098】ATM抽出部55は、加入者回線送信・受
信部51からATMスイッチ送信・受信部52に送られ
るATMセルを抽出し、ATMセルに設定されているO
AMタイプ・機能を判定する。そして、課金対象となら
ないOAMセルや課金セルを除外してセルカウンタ53
及び計時部54に送り、セルカウンタ53で計数された
ATMセルの通過数及び計時部54で算出されたATM
セルの通過時刻を課金セル通知部56に送る。
【0099】ATM抽出部55は、また、図7の課金制
御情報が設定されたATMセルを抽出し、ATMセルに
設定されている課金制御情報を課金セル通知部56に送
る。さらに、ATM抽出部55は、加入者課金装置32
から返送されてきた課金セルを抽出し、課金セル通知部
56に送る。
【0100】課金セル通知部56は、ATM抽出部55
から送られたATMセルの通過数、通過時刻、課金制御
情報及び加入者課金装置32から返送されてきた課金セ
ルを課金セル発生装置36に送る。
【0101】課金セル受信部57は、課金セル発生装置
36から送られたきた課金セルを受信する。ATM流入
部58は、課金セル受信部57で受信した課金セルを加
入者回線送信・受信部51に送り、一般セルが流れてい
るATM回線に課金セルを流入させる。
【0102】図11は、図3の課金セル発生装置36の
構成例を示すブロック図である。図11において、61
は課金セル送信・受信部、62はセル数カウンタ、63
は加入者情報データ格納部、64は時刻情報生成部、6
5は課金生成通番生成・チェック部、66は電子マネー
残料金チェック部、67は課金セル編集部、68は課金
徴収情報セル生成部である。
【0103】課金セル送信・受信部61は、回線装置3
5の課金セル通知部55から送られたATMセルの通過
数、通過時刻及び課金制御情報を受信し、ATMセルの
通過数、通過時刻及び課金制御情報を課金セル編集部6
6に送る。また、課金セル編集部66で編集された課金
セル及び課金徴収情報セル生成部68で生成された課金
徴収情報セルを受信し、回線装置35に送る。
【0104】セル数カウンタ62は、回線装置35の課
金セル通知部55から送られたATMセルの通過数を計
数する。加入者情報データ格納部63は、回線装置35
の課金セル通知部55から送られた課金制御情報を格納
する。
【0105】時刻情報生成部64は、回線装置35の課
金セル通知部55から送られたATMセルの通過時刻に
基づいて、時刻情報を生成する。課金生成通番生成・チ
ェック部65は、課金セルの課金生成通番を生成して課
金セル編集部67に送る。また、加入者課金装置32か
ら返送されてきた課金セルの課金生成通番を調べる。そ
して、加入者課金装置32から返送されてきた課金セル
の課金生成通番に抜けがある場合、抜けている課金生成
通番に対応する課金セルの再送を、課金セル編集部66
に指示する。
【0106】電子マネー残料金チェック部66は、加入
者課金装置32からATMセル化されて送られてきた電
子マネー残料金情報に基づいて、加入者課金装置32の
電子マネー残料金を調べ、加入者課金装置32の電子マ
ネーが少なく、電子マネーの投入が一定時間内に行われ
ない場合、その加入者31の回線の切断を回線装置35
に指示する。
【0107】課金セル編集部67は課金セルを生成す
る。この課金セルは、例えば、図8の構成を有してお
り、図8のヘッダ部には、図7の課金制御情報に含まれ
る宛先情報のVPI/VCIを設定する。図8のOAM
タイプ・機能には、課金セルの識別子を設定する。図8
の課金生成通番には、図11の課金生成通番生成・チェ
ック部65で生成された課金生成通番を設定する。
【0108】図8の加入者番号には、図7の課金制御情
報に含まれる加入者番号を設定する。図8の課金レート
料金には、図7の課金制御情報に含まれる課金レート料
金を設定する。図8の課金対象使用量には、図11のセ
ル数カウンタ62で計数された通過セル数を設定する。
図8の時刻情報には、図11の時刻情報生成部64で生
成された時刻情報を設定する。
【0109】課金徴収情報セル生成部68は、図9の課
金徴収情報をATMセル化し、課金セル送信・受信部6
1に送る。すなわち、図7の課金制御情報に含まれる課
金センタ転送用VPI/VCIをATMセルのヘッダに
設定する。また、課金徴収情報コマンド、加入者番号、
着信加入者番号、課金レート料金、総課金対象使用料、
接続開始時刻及び接続終了時刻をATMセルのペイロー
ドに設定する。
【0110】このように、課金を行うための課金情報は
加入者31に直接送られるので、課金を行うための課金
情報を課金センタ41に送る必要がなくなり、課金セン
タ41は加入者31から課金を徴収するための計算処理
や課金徴収作業を廃止できるので、課金の徴収に費やさ
れるコストを削減することができる。
【0111】また、課金徴収済であることを示す課金徴
収情報がATMセル化されて課金センタ41に送られる
ので、課金センタ41は、課金徴収情報を必要に応じて
受け取ることができ、課金徴収情報を統計処理すること
により、ATM交換処理装置33による課金処理の管理
を行うことができる。
【0112】図12は、図11の課金セル発生装置によ
る課金データ生成シーケンスを示す図である。図12に
おいて、回線装置35は、図7の課金制御情報を課金セ
ル発生装置36に送る(ステップS41)。また、回線
装置35は、通過セル数を課金セル発生装置36に通知
する(ステップS42、S43)。課金セル発生装置3
6は、課金制御情報及び通過セル数を回線装置35から
受け取ると、課金制御情報及び通過セル数に基づいて課
金セルの編集を行い(ステップS44)、課金セルを回
線装置35に送る(ステップS45)。
【0113】回線装置35は、課金セル発生装置36か
ら受け取った課金セルを加入者課金装置32に送り、加
入者課金装置32は、受け取った課金セルを回線装置3
5に返送する。
【0114】回線装置35は、加入者課金装置32から
返送された課金セルを課金セル発生装置36に送り(ス
テップS46)、課金セル発生装置36は、加入者課金
装置32から返送された課金セルの課金生成通番号をチ
ェックする(ステップS47)。
【0115】図13は、図3の加入者課金装置32の構
成例を示すブロック図である。図13において、71は
回線接続装置、72は加入者線接続部、73は網回線接
続部、74、88、92はATM抽出装置接続部、7
5、93はATM流入装置接続部、76はATM抽出装
置、77、83は回線接続装置接続部、78は課金情報
抽出部、79は課金徴収処理部、80はMMI接続部、
81、86はICカード読書制御部、82はATM流入
装置、84は課金徴収情報判定部、85は課金徴収応答
編集部、87はMMI部、89は表示情報編集部、90
は表示部、91はICカード制御部、94はICカード
通信制御部、95はICカードである。
【0116】回線接続装置71は加入者課金装置32を
ATM回線に接続するもので、加入者線接続部72、網
回線接続部73、ATM抽出装置接続部74及びATM
流入装置接続部75を備えている。
【0117】ATM抽出装置76はATM回線からAT
Mセルを抽出するもので、回線接続装置接続部77、課
金情報抽出部78、課金徴収処理部79、MMI接続部
80及びICカード読書制御部81を備えている。
【0118】ATM流入装置82は、ATMセルをAT
M回線に流入させるもので、回線接続装置接続部83、
課金徴収情報判定部84、課金徴収応答編集部85及び
ICカード読書制御部86を備えている。
【0119】MMI部87は課金情報の表示を行うもの
で、ATM抽出装置接続部88、表示情報編集部89及
び表示部90を備えている。ICカード制御部91はI
Cカード95の制御を行うもので、ATM抽出装置接続
部92、ATM流入装置接続部93及びICカード通信
制御部94を備えている。
【0120】ICカード95は電子マネー機能を有して
おり、ICカード95から所定の金額が引き落とされる
と、残金がICカード95のメモリに記憶される。網回
線から送られてきたATMセルは、網回線接続部73及
びATM抽出装置接続部74を介してATM抽出装置7
6に送られる。
【0121】ATM抽出装置76は、回線接続装置71
から送られてきたATMセルを回線接続装置接続部77
で受信し、課金情報抽出部78に送る。課金情報抽出部
78はATMセルから課金セルを抽出し、課金セルから
課金情報を抽出する。課金徴収処理部79は、課金情報
抽出部78で抽出された課金情報をMMI接続部80を
介してMMI部87に送る。
【0122】MMI部87は、ATM抽出装置76から
送られた課金情報をATM抽出装置接続部88で受信
し、表示情報編集部89に送る。表示情報編集部89
は、課金情報に基づいて課金表示情報を編集し、表示部
90に表示する。例えば、表示情報編集部89は、課金
セルに設定されている課金レート料金及び課金対象使用
量に基づいて、加入者31が現在通話中の回線使用料を
算出し、表示部90に表示する。このことにより、加入
者31は、現在通話中の回線使用料をリアルタイムで知
ることができる。
【0123】課金徴収処理部79は、課金情報抽出部7
8で抽出された課金情報をICカード読書制御部81に
も送り、ICカード読書制御部81は、課金情報に基づ
いてICカード制御部91によるICカード95の読み
書きを制御する。
【0124】ICカード制御部91は、ICカード読書
制御部81から送られてきた制御情報をATM抽出装置
接続部92を介してICカード通信制御部94に送り、
ICカード95の電子マネーの残高情報の読み書きを行
う。また、ICカード95から読み出された電子マネー
の残高情報は、ATM流入装置接続部93を介してIC
カード読書制御部86に送られる。
【0125】例えば、ICカード読書制御部81は、I
Cカード95の電子マネーの残高情報をICカード制御
部91を介して読み出し、ICカード95の電子マネー
の残高から加入者31の回線使用料をリアルタイムで引
き落とす。そして、残った金額をICカード95に書き
込む。
【0126】課金徴収処理部79は、さらに、課金情報
抽出部78に送られてきたATMセルを課金徴収情報判
定部84に送る。課金徴収情報判定部84は ATMセ
ルが課金セルである場合、課金セルのヘッダ部の宛先を
回線装置35に設定し、宛先が回線装置35に設定され
た課金セルを回線接続装置接続部83、ATM流入装置
接続部75及び網回線接続部73を介して網回線に流入
させ、回線装置35に返送する。
【0127】また、課金徴収情報判定部84は ATM
セルが一般セルである場合、一般セルを回線接続装置接
続部83及びATM流入装置接続部75を介して加入者
線または網回線に流入させ、一般セルを加入者31また
は回線装置35に送る。
【0128】課金徴収応答編集部85は、ICカード読
書制御部86で読み出されたICカード95の電子マネ
ーの残高情報をATMセル化し、宛先を回線装置35に
設定し、回線接続装置接続部83を介して網回線に流入
させる。ここで、ICカード95の電子マネーの残高情
報を、回線装置35に返送する課金セルの電子マネー残
料金情報に設定することもできる。
【0129】また、課金徴収応答編集部85は、ICカ
ード95からの課金徴収が終了したことを示す情報をA
TMセル化し、宛先を回線装置35に設定し、回線接続
装置接続部83を介して網回線に流入させる。
【0130】このように、中央処理装置39で制御され
ているATM交換処理装置33において、回線制御ハー
ドウエア部を中央処理装置39で制御可能とし、ATM
交換処理装置33から加入者課金装置32に課金情報を
転送して、通信料金を加入者31から即時に徴収可能と
している。
【0131】ここで、課金情報は、加入者31とATM
交換処理装置33との間の回線上を流れるATMセルの
中に混在しながら加入者課金装置32に転送されるの
で、加入者31とATM交換処理装置33との間に課金
情報を転送するための専用回線を設けることなく、課金
情報を加入者課金装置32に転送することが可能とな
る。
【0132】また、加入者31からの課金徴収の方法
を、課金センタ41による集計課金方式から、ICカー
ドを用いた電子マネーによる実時間課金方式にすること
ができ、課金徴収を効率よく行うことが可能となる。
【0133】図14は、図3の加入者課金装置32の課
金シーケンスを示す図である。図14において、一般デ
ータが設定されたATMセルが回線装置35から送られ
てくると(ステップS51)、加入者課金装置32は、
一般データが設定されたATMセルを取り込み、OAM
タイプ判定を行う。OAMタイプ判定の結果、一般デー
タがATMセルに設定されていると判断されると、加入
者課金装置32は、取り込んだATMセルをATM回線
に流入させ、一般データが設定されたATMセルを加入
者31に送る(ステップS52)。
【0134】課金データが設定されたATMセルが回線
装置35から送られてくると(ステップS53)、加入
者課金装置32は、課金データが設定されたATMセル
を取り込み、OAMタイプ判定を行う。OAMタイプ判
定の結果、課金データがATMセルに設定されていると
判断されると、加入者課金装置32は、ATMセルに設
定されている課金データに基づいて課金処理を行う。
【0135】すなわち、加入者課金装置32は、課金デ
ータに基づいて加入者31の回線使用料を算出し、IC
カードの残高から回線使用料を減算する。そして、課金
応答データをATMセルに設定して回線装置35に送る
(ステップS54)。
【0136】一般データが設定されたATMセルが回線
装置35から再び送られてくると(ステップS55)、
加入者課金装置32は、一般データが設定されたATM
セルを取り込み、OAMタイプ判定を行う。OAMタイ
プ判定の結果、一般データがATMセルに設定されてい
ると判断されると、加入者課金装置32は、取り込んだ
ATMセルをATM回線に流入させ、一般データが設定
されたATMセルを加入者31に送る(ステップS5
6)。
【0137】このように、課金徴収は加入者31が回線
の使用中に一定間隔で行われるため、課金徴収をリアル
タイムで行うことができる。また、加入者31は回線の
使用料に応じた課金情報を回線の使用中に知ることがで
きる。
【0138】また、電子マネーの残料が少ない場合、加
入者課金装置32からATM交換処理装置33に通知す
ることにより、電子マネーの追加が一定時間ない場合、
通信路を切断することが可能となり、加入者31による
回線使用料に未払いを事前に防止することができる。
【0139】図15は、図3の回線装置35の課金シー
ケンスを示す図である。図15において、一般データが
設定されたATMセルが回線装置35から送られてくる
と(ステップS61)、加入者課金装置32は、一般デ
ータが設定されたATMセルを取り込み、OAMタイプ
判定を行う。OAMタイプ判定の結果、一般データがA
TMセルに設定されていると判断されると、加入者課金
装置32は、取り込んだATMセルをATM回線に流入
させ、一般データが設定されたATMセルを加入者31
に送る(ステップS62)。
【0140】課金データが設定されたATMセルが回線
装置35から送られてくると(ステップS63)、加入
者課金装置32は、課金データが設定されたATMセル
を取り込み、OAMタイプ判定を行う。OAMタイプ判
定の結果、課金データがATMセルに設定されていると
判断されると、加入者課金装置32は、ATMセルに設
定されている課金データに基づいて課金処理を行う。
【0141】すなわち、加入者課金装置32は、課金デ
ータに基づいて加入者31の回線使用料を算出し、IC
カードの残高から回線使用料を減算する。そして、課金
応答データをATMセルに設定して回線装置35に送る
(ステップS64)。
【0142】回線装置35は、加入者課金装置32から
の課金応答が所定時間内にない場合、課金データが設定
されたATMセルを再送する(ステップS65)。加入
者課金装置32は、課金データが設定されたATMセル
を再び取り込み、OAMタイプ判定を行う。OAMタイ
プ判定の結果、課金データがATMセルに設定されてい
ると判断されると、加入者課金装置32は、ATMセル
に設定されている課金データに基づいて課金処理を行
う。
【0143】すなわち、加入者課金装置32は、課金デ
ータに基づいて加入者31の回線使用料を算出し、IC
カードの残高から回線使用料を減算する。そして、課金
応答データをATMセルに設定して回線装置35に送る
(ステップS66)。
【0144】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想の範囲内で他の様々の変更が可
能である。例えば、SMDS(Switched Mu
ltimegabit DataService,交換
型高速データ通信サービス)やCBDS(Connec
tionless Broadband Data S
ervice,コネクションレス型高帯域データ通信サ
ービス)などにも適用可能である。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
課金対象となる一般セルと同一の形式で課金データをセ
ル化することにより、課金対象となる一般セルと同一の
転送手段でセル化された課金データを課金先に転送する
ことができ、課金専用の装置や課金専用の回線を設ける
必要がなくなる。
【0146】また、本発明の一態様によれば、課金対象
となるセルの通過数に基づいて、加入者ごとの回線使用
料を算出することにより、回線使用料を容易に計算で
き、課金の徴収を容易に行うことができる。
【0147】また、本発明の一態様によれば、課金デー
タが設定された課金セルと一般データが設定された一般
セルとを識別する識別子を課金セル内に設定することに
より、転送データから課金セルだけを容易に抽出するこ
とができ、一般セルを正常に転送することが可能とな
る。
【0148】また、本発明の一態様によれば、課金先が
ヘッダに設定された固定長パケットのペイロードに課金
データを設定することにより、課金データが設定された
固定長パケットを課金対象となる一般データが設定され
た固定長パケットに混在させて転送することができ、課
金データが設定された固定長パケットを転送する転送手
段を、課金対象となる一般データが設定された固定長パ
ケットを転送する転送手段とは別に設ける必要がなくな
るので、課金に必要なコストを削減することができる。
【0149】また、本発明の一態様によれば、課金セン
タがヘッダに設定された固定長パケットのペイロードに
課金徴収情報を設定することにより、課金対象となる一
般セルと同一の形式で課金徴収情報をセル化することが
でき、課金対象となる一般セルと同一の転送手段によ
り、セル化された課金徴収情報を課金センタに転送する
ことができるので、課金徴収情報を課金センタに送るた
めの専用回線を設ける必要がなくなる。
【0150】また、本発明の一態様によれば、課金セル
が送られてきた時に、回線使用料をICカードから引き
落とすことにより、加入者から回線使用料をリアルタイ
ムで徴収することが可能となる。
【0151】また、本発明の一態様によれば、セル化さ
れた課金データに基づいて、課金情報を表示することに
より、加入者は回線使用量に応じた通信料金を回線使用
中に知ることができる。
【0152】また、本発明の一態様によれば、課金セル
以外の一般セルを通信回線に流入させることにより、課
金セル以外の一般セルの転送が妨げられることを防止す
ることができる。
【0153】また、本発明の一態様によれば、ICカー
ドの残高情報をセル化して交換処理装置に通知すること
により、加入者が回線使用料を支払うことが可能かどう
かを交換処理装置で管理することができ、回線使用料の
未払いを事前に防止することが可能となる。
【0154】また、本発明の一態様によれば、課金セル
が加入者課金装置に正常に送られていない場合、課金セ
ルを加入者課金装置に再送することにより、交換処理装
置による課金処理の信頼性を向上させることができ、正
確な課金処理を行うことができる。
【0155】また、本発明の一態様によれば、ICカー
ドの残高が所定値以下であると判断した場合、課金先の
通信路を切断することにより、回線使用料を支払わない
加入者による回線の使用をリアルタイムで禁止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるデータ転送装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる交換処理装置の動作
を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係わるATM交換処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係わるATM交換処理シス
テムの動作を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係わるATM交換処理シス
テムの課金処理のシーケンスを示す図である。
【図6】本発明の一実施例に係わるATM交換処理シス
テムの課金データ収集のシーケンスを示す図である。
【図7】図5の課金制御情報の構成例を示す図である。
【図8】図4の課金セルの内容の一例を示す図である。
【図9】図5の課金徴収情報の構成例を示す図である。
【図10】図3の回線装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【図11】図3の課金セル発生装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】図3の課金セル発生装置の処理のシーケンス
を示す図である。
【図13】図3の加入者課金装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図14】図3の加入者課金装置の処理のシーケンスを
示す図である。
【図15】図3の回線装置の処理のシーケンスを示す図
である。
【図16】従来のATM交換処理システムの構成を示す
ブロック図である。
【図17】従来のATM交換処理システムにおける課金
データ収集のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1、14 課金データ収集手段 2、13 課金セル発生手段 3 転送手段 11 交換処理装置 12 交換手段 15〜17、20、23、26 課金セル 18、19、21、22、24、25 一般セル 31 加入者 32 加入者課金装置 33 ATM交換処理装置 34 回線制御装置 35 回線装置 36 課金セル発生装置 37 ATMスイッチ 38 制御バス 39 中央処理装置 40 メインメモリ 41 課金センタ 42 ハードディスク 51 加入者回線送信・受信部 52 ATMスイッチ送信・受信部 53 セルカウンタ 54 計時部 55 ATM抽出部 56 課金セル通知部 57 課金セル受信部 58 ATM流入部 61 課金セル送信・受信部 62 セル数カウンタ 63 加入者情報データ格納部 64 時刻情報生成部 65 課金生成通番生成・チェック部 66 電子マネー残料金チェック部 67 課金セル編集部 71 回線接続装置 72 加入者線接続部 73 網回線接続部 74、88、92 ATM抽出装置接続部 75、93 ATM流入装置接続部 76 ATM抽出装置 77、83 回線接続装置接続部 78 課金情報抽出部 79 課金徴収処理部 80 MMI接続部 81、86 ICカード読書制御部 82 ATM流入装置 84 課金徴収情報判定部 85 課金徴収応答編集部 87 MMI部 89 表示情報編集部 90 表示部 91 ICカード制御部 94 ICカード通信制御部 95 ICカード

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 課金データを収集する課金データ収集手
    段と、 課金先を宛先として前記課金データをセル化した課金セ
    ルを発生する課金セル発生手段と、 前記課金セルを前記課金先に転送する転送手段とを備え
    ることを特徴とする課金データ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記課金データ収集手段は、課金対象と
    なるセルの通過数を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数されたセルの通過数を前記課金
    セル発生手段に通知す通知手段とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の課金データ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記課金セル発生手段は、前記通知手段
    から通知された課金対象となるセルの通過数に基づい
    て、前記課金データを編集する編集手段を備えることを
    特徴とする請求項2に記載の課金データ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記課金セル発生手段は、課金データが
    設定された課金セルと一般データが設定された一般セル
    とを識別する識別子を、前記課金セル内に設定すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の課金
    データ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記課金データは、課金生成通番、加入
    者番号、課金レート料金、課金対象使用量及び時刻情報
    を含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の課金データ転送装置。
  6. 【請求項6】 ヘッダに設定された宛先に基づいて固定
    長パケットを所定の宛先に転送する転送手段と、 前記転送手段により転送される固定長パケット数に基づ
    いて、課金データを生成する課金データ生成手段と、 前記課金データを前記固定長パケットに設定する課金セ
    ル発生手段と、 前記課金データが設定された固定長パケットの宛先を課
    金先に設定する課金先設定手段とを備えることを特徴と
    する交換処理装置。
  7. 【請求項7】 課金徴収情報を前記固定長パケットに
    設定する課金徴収情報セル発生手段と、 前記課金徴収情報が設定された固定長パケットの宛先を
    課金センタに設定する課金センタ設定手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項6に記載の交換処理装置。
  8. 【請求項8】 課金データを収集する回線装置と、 課金先がヘッダ内に設定された固定長パケットのペイロ
    ードに、前記課金データを設定する課金セル発生装置
    と、 前記固定長パケットを前記課金先に転送するATMスイ
    ッチとを備えることを特徴とするATM交換処理装置。
  9. 【請求項9】 通信回線を介して転送されてきた転送デ
    ータから、課金データが設定された課金セルを抽出する
    課金セル抽出手段と、 前記課金データに基づいて、課金先から回線使用料を徴
    収する徴収手段とを備えることを特徴とする課金装置。
  10. 【請求項10】 前記徴収手段は、前記課金セルが送ら
    れてきた時に、前記回線使用料をICカードから引き落
    とすことを特徴とする請求項9に記載の課金装置。
  11. 【請求項11】 通信回線を介して転送されてきた転送
    データから、課金データが設定された課金セルを抽出す
    る課金セル抽出手段と、 前記課金データに基づいて、課金情報を編集する編集手
    段と、 前記課金情報を表示する表示手段とを備えることを特徴
    とする課金装置。
  12. 【請求項12】 前記課金セル以外の一般セルを前記通
    信回線に流入させる流入手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項9〜11のいずれか1項に記載に課金装
    置。
  13. 【請求項13】 課金データをセル化した課金セルを課
    金先に転送する交換処理装置と、 前記課金セルに設定された課金データに基づいて、前記
    課金先の課金を行う加入者課金装置とを備えることを特
    徴とする課金システム。
  14. 【請求項14】 前記加入者課金装置は、前記課金セル
    が送られてきた時に、回線使用料をICカードから引き
    落とす徴収手段と、 前記ICカードの残高情報を前記交換処理装置を宛先と
    してセル化する残高情報セル化手段とを備えることを特
    徴とする請求項13に記載の課金システム。
  15. 【請求項15】 前記交換処理装置は、前記ICカード
    の残高が所定値以下であると判断した場合、前記課金先
    についての通信路を切断する切断手段を備えることを特
    徴とする請求項14に記載の課金システム。
  16. 【請求項16】 前記加入者課金装置は、前記課金セル
    を前記交換処理装置に返送する返送手段を備えることを
    特徴とする請求項13に記載の課金システム。
  17. 【請求項17】 前記交換処理装置は、前記課金先に転
    送した課金セルと前記返送手段から返送された課金セル
    とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果が不一致である場合、前記
    課金セルを前記課金先に再送する再送手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の課金システム。
  18. 【請求項18】 交換処理装置内で課金データを収集す
    るステップと、 課金先を宛先として前記課金データをセル化した課金セ
    ルを発生するステップと、 前記課金セルを前記交換処理装置から前記課金先に転送
    するステップとを備えることを特徴とする課金データ転
    送方法。
  19. 【請求項19】 交換処理装置内で課金データを収集す
    るステップと、 課金先を宛先として前記課金データをセル化した課金セ
    ルを発生するステップと、 前記課金セルを前記交換処理装置から前記課金先に転送
    するステップと、 前記課金セルに設定された課金データに基づいて、前記
    課金先から回線使用料を徴収するステップとを備えるこ
    とを特徴とする課金方法。
  20. 【請求項20】 交換処理装置内で課金データを収集す
    る機能と、 課金先を宛先として前記課金データをセル化した課金セ
    ルを発生する機能と、 前記課金セルを前記交換処理装置から前記課金先に転送
    する機能とを備えることを特徴とするコンピュータを制
    御するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
JP9065230A 1997-03-19 1997-03-19 課金データ転送装置及び課金データ転送方法 Withdrawn JPH10262059A (ja)

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