JPH10260412A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JPH10260412A
JPH10260412A JP6626597A JP6626597A JPH10260412A JP H10260412 A JPH10260412 A JP H10260412A JP 6626597 A JP6626597 A JP 6626597A JP 6626597 A JP6626597 A JP 6626597A JP H10260412 A JPH10260412 A JP H10260412A
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spacer
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crystal display
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JP6626597A
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Kanetaka Sekiguchi
関口  金孝
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素電極内に配置するスペーサー(ビーズ)
とスペーサーの周囲に発生する液晶の配向不良を防止す
るために簡便な手法により特定の部分にスペーサーを形
成する方法を提供すること。 【解決手段】 第1の基板1と第2の基板11上のすく
なくとも一方にスペーサー6を形成する方法は、第1の
基板1の裏面に磁性パターン9を配置しスペーサー6を
散布する工程と、磁性パターン9を配置する状態で第2
の基板11を形成する工程を有する液晶表示装置の製造
方法を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置の製造
方法に関し、第1の基板と第2の基板を所定の間隙を有
して張り合わせるために利用するスペーサーを形成する
方法に関するものである。とくに、液晶表示装置の表示
品質の均一性と改善のためにスペーサーを第1の基板ま
たは第2の基板のすくなくとも一方の基板上の所定の位
置に設けるための製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶パネルを用いた液晶表示装置
の表示容量は、大容量化の一途をたどっている。その液
晶表示装置の構造は、第1の基板上に設ける信号電極に
液晶画素の表示電極を直接に接続するパッシブマトリク
ス型と、信号電極と表示電極の間に非線形抵抗素子を有
するアクティブマトリクス型がある。さらに、第1の基
板上の表示電極と対向するように液晶を介して対向電極
を設け、複数の信号電極と複数の対向電極をマトリクス
状に配置し、信号電極と、対向電極に接続するデーター
電極に外部回路より所定の信号を印加する構造からな
る。
【0003】そして、単純マトリクス構成(パッシブマ
トリクス型)の液晶表示装置にマルチプレクス駆動を用
いる手段は、高時分割化するに従ってコントラストの低
下または応答速度の低下が生じ、200本程度の走査線
を有する場合では、充分なコントラストを得ることが難
しくなる。
【0004】そこで、このような欠点を除去するため
に、個々の画素にスイッチング素子を設けるアクティブ
マトリクスの液晶表示パネルが採用されている。
【0005】このアクティブマトリクスの液晶表示パネ
ルには、大別すると薄膜トランジスタを用いる三端子系
と、非線系抵抗素子を用いる二端子系とがある。これら
のうち構造や製造方法が簡単な点で、二端子系が優れて
いる。
【0006】この二端子系のスイッチング素子として
は、ダイオード型や、バリスタ型や、薄膜ダイオード
(TFD)型などが開発されている。
【0007】このうちTFD型は、とくに構造が簡単
で、そのうえ製造工程が短いという特徴を備えている。
【0008】液晶表示装置は、第1の基板上に設ける信
号電極と信号電極と一体構造の表示電極と、第2の基板
上に設ける対向電極と、これらの第1の基板と第2の基
板上に液晶を配向するための配向膜とを有し、第1の基
板と第2の基板を所定の間隙を有してシールを利用し張
り合わせて、第1の基板と第2の基板との間に液晶を封
入する構造を有する。そのため、第1の基板と第2の基
板とを所定の間隙にするために、たとえばプラスチック
材、またはガラス材からなるスペーサーが利用される。
【0009】もっとも、一般的なスペーサーの形成方法
は、プラスチック材またはガラス材のビーズからなるス
ペーサー材を基板上に平均して散布する方法である。散
布の方法は、スペーサー材のみを散布する方法や、また
は溶剤とスペーサー材とを混合して利用し散布する方法
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置の表示品
質は、第1の基板と第2の基板の間隙の分布により均一
性が左右される。さらにスペーサーの無い部分と、スペ
ーサーの部分とで透過率が異なる。たとえばスペーサー
が透過性であれば、黒の表示の時にスペーサーは白とな
り黒表示を劣化させる。また、スペーサーが非透過性で
あれば、白表示の時に黒となり、暗くなる。さらに、ス
ペーサーの分布により以上の影響に分布が発生するた
め、表示のムラとなる。
【0011】さらに、スペーサーの周囲とスペーサーの
無い部分とで、液晶の配向状態が異なるため、スペーサ
ーの周囲も表示品質に影響することが実験で分かってい
る。
【0012】そのため、スペーサーを所定の位置に設け
る方法は種々考案されている。たとえば電極と電極間の
電位に差を設けて、スペーサー材の電位との相互採用に
より電極間に選択的にスペーサー材を設ける。あるいは
感光性樹脂を利用し、フォトリソグラフィー法により所
定の位置に凸部を形成する方法や、開口部を有する金属
マスクを利用し、開口部に相当する部分に選択的にスペ
ーサー材を設ける方法などがある。
【0013】しかし、電極と電極間の電位差によりスペ
ーサー材を選択的に形成する方法は電極の幅の広い場
合、スペーサー材の帯電性等により効果の差が大きく、
さらにスペーサー材の帯電能もスペーサー材の材質によ
り異なるため、スペーサー材の選定が必要になる。
【0014】また感光性樹脂を利用し、凸部を設ける手
段では、感光性樹脂の凸部の均一性が問題となる。さら
に、凸部が一般的なパッシブマトリクス方式に利用して
いる表示モードでは、たとえばツイストネマチック(T
N)方式、またはスーパーツイストネマチック(ST
N)方式では、4μmから7μm程度の高さが必要とな
る。そのため、感光性樹脂の膜厚の制御と、粘度との関
係により高さ分布が制御しにくい。
【0015】ここで、上下の基板に分割して感光性樹脂
の凸部を設ける手段もあるが、凸部を設ける工程が2倍
となり、複雑になる。さらに、凸部を設ける工程によ
り、液晶の配向がみだれ均一な表示が難しくなる。ま
た、金属マスクの開口部を利用し、スペーサーを散布す
る方式では、スペーサーの個数の制御、または金属マス
クと基板との距離、または金属マスクの開口部の目詰ま
りなどによりスペーサーの位置による個数ばらつきが発
生する。
【0016】〔発明の目的〕本発明の目的は、上記課題
を解決して、上記の液晶表示装置の表示品質を左右する
スペーサー材を所定の位置に簡単に設けるための製造方
法を提供し、液晶表示装置の表示品質の向上を行うため
のものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液晶表示装置においては、下記記載の製造
方法を採用する。
【0018】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板上のす
くなくとも一方にスペーサーを設ける工程は、磁場によ
り移動可能なスペーサーを第1の基板または第2の基板
上に設ける工程と、第1の基板または第2の基板の裏面
より磁場を印加しスペーサーを所定の位置に移動する工
程と、第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサー
の位置を固定する工程とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板上のす
くなくとも一方にスペーサーを設ける工程は、第1の基
板、あるは第2の基板上に凸部を形成する工程と、磁場
により移動可能なスペーサーを第1の基板または第2の
基板上に設ける工程と、第1の基板または第2の基板の
裏面より磁場を印加しスペーサーを凸部上とその周辺に
移動する工程と、第1の基板と第2の基板とを押しつけ
スペーサーの位置を固定する工程とを有することを特徴
とする。
【0020】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板上のす
くなくとも一方にスペーサーを設ける工程は、第1の基
板または第2の基板上の設ける電極に電圧を印加し、磁
場を発生させながら、磁場により移動可能なスペーサー
を第1の基板または第2の基板上に設け、所定の位置の
近傍にスペーサーを設ける工程と、第1の基板または第
2の基板の裏面より磁場を印加し所定の位置の近傍に位
置するスペーサーを所定の位置に移動する工程と、第1
の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置を固
定する工程とを有することを特徴とする。
【0021】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板上のす
くなくとも一方にスペーサーを設ける工程は、磁場によ
り移動可能なスペーサーを第1の基板または第2の基板
上に設ける工程と、第1の基板または第2の基板の裏面
より磁場を印加しスペーサーを所定の位置に移動する工
程と、磁場により所定の位置に移動不能のスペーサーを
第の基板または第2の基板より除去する工程と、第1の
基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置を固定
する工程とを有することを特徴とする。
【0022】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板のすく
なくとも一方にスペーサーを設ける工程は、磁場により
移動可能なスペーサーを開口部を有する非磁性体からな
る篩いよって所定の位置の近傍にスペーサーを散布する
工程と、第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を
印加しスペーサーを所定の位置に移動する工程と、第1
の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置を固
定する工程とを有することを特徴とする。
【0023】本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶
表示装置の第1の基板と第2の基板のすくなくとも一方
の基板上にスペーサーを設ける工程を有する液晶表示装
置の製造方法であって、第1の基板と第2の基板上のす
くなくとも一方にスペーサーを設ける工程は、磁場によ
り移動可能なスペーサーを第1の基板または第2の基板
上に設ける工程と、磁性流体を封入する磁性体パターン
形成部と、磁性体パターン形成部の所定の位置とその他
の部分とで磁界の強度が異なる磁性流体の形態を外部磁
場または誘導電界により形成する工程と、第1の基板ま
たは第2の基板の裏面より磁性流体を封入する磁性体パ
ターン形成部により磁場を印加しスペーサーを所定の位
置に移動する工程と、第1の基板と第2の基板とを押し
つけスペーサーの位置を固定する工程とを有することを
特徴とする。
【0024】本発明の液晶表示装置の製造方法に利用す
るスペーサーは、磁性体または磁化能力を有する金属材
料、または金属材料の周囲に絶縁膜を有する構成からな
ることを特徴とする。
【0025】本発明の液晶表示装置の製造方法に用いる
磁性膜は、液晶表示装置を構成する光遮蔽膜であり、非
表示領域を遮光するブラックマトリクスであることを特
徴とする。
【0026】〔作用〕スペーサーに磁場により移動可能
なスペーサー材を利用し、さらに第1の基板または第2
の基板の裏面より所定の場所に磁場を印加し、スペーサ
ーを所定の位置に移動させることにより、目的とする部
分にスペーサーを形成することができる。これとともに
第1の基板と第2の基板とをシール材により加圧および
固定し、スペーサーの位置を固定することにより、磁場
により所定の位置に移動したスペーサーの位置を外部か
らの磁場を除去した後にも固定することができる。
【0027】さらに、第1の基板または第2の基板上に
凸部を形成し、この凸部上にスペーサーを設ける。この
ことにより液晶表示装置の完成時の第1の基板と第2の
基板との間隙より小さいスペーサーを使用することが可
能となり、スペーサーの凝集等により表示品質の低下を
防止することができる。さらに、凸部の一部に凹部を設
け、スペーサーを磁場により凹部に移動することによ
り、液晶表示装置の完成体後に外力によるスペーサーの
移動を効率よく防止することができる。
【0028】さらに、スペーサーを磁場により所定の位
置、たとえば表示電極の周囲の非表示領域の光の漏れを
防止し、表示品質の向上を行うブラックマトリクス上に
設ける場合に、磁場を印加した状態にて、たとえばエア
ーを吹き付けることにより不必要なスペーサーを効率よ
く除去することができる。
【0029】さらに、スペーサーを所定の位置に開口部
を有する篩いを利用し、篩いの開口部よりスペーサーを
第1の基板または第2の基板上にスペーサーを散布する
工程と、磁場によりスペーサーを所定の位置に移動する
工程を併用することにより規則性よくスペーサーを所定
の位置に形成できる。
【0030】さらに、第1の基板または第2の基板上に
磁性膜を形成し、磁化性を有するスペーサーを利用する
ことにより、外部磁場を利用することなく、所定の位置
にスペーサーを形成することができる。
【0031】さらに、外部磁場によりスペーサーを移動
するために持ちいる外部磁場は、液晶表示装置の設計
値、たとえば第1の電極または第2の電極の幅により磁
場を発生する部分のパターンが異なるため、磁性流体を
利用する。磁性流体を上基板と下基板との間に設け、外
部磁場により磁性流体の配向性を変化させて磁界の強度
を可変することが可能な磁性流体パターン形成部を利用
する。磁性流体パターン形成部を利用することにより複
雑なパターンはもちろん色々なパターンの液晶表示装置
に対して対応が可能となる。
【0032】さらに、磁性体と混合する界面活性剤を低
温で高粘度化する材料を利用することにより安定に磁性
流体パターン形成部を利用することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の液晶表示装置の製
造方法を実施するための最良の形態を、図面を使用して
説明する。
【0034】〔第1の実施形態:図1ないし図4〕はじ
めに本発明の第1の実施形態における液晶表示装置の製
造工程を図面に基づいて説明する。図1と図2と図3と
図4とを用いて説明する。図1は本発明の実施形態を示
す液晶表示装置の一部を拡大する平面図である。図2か
ら図4は本発明の図1に示すA−A線における断面の工
程順に示す断面図である。以下、図1と図2と図3と図
4とを交互に参照して、本発明の第1の実施形態の製造
方法を説明する。
【0035】まず、図1に示すように、第1の基板1上
の第1の電極2と第2の基板11上の第2の電極14と
が対向し、画素電極部を構成する。
【0036】この構造を形成するために、図2に示すよ
うに、ガラス基板からなる第1の基板1上には、第1の
電極2となる所定のスペース3を設けて形成するストラ
イプ状の第1の透明導電体4をパターン形成する。第1
の透明導電体4上には、ポリイミド樹脂からなる配向膜
5を形成する。配向膜5上は、たとえば布で擦り微小の
凹凸が形成されている。図2には配向膜5上の凹凸は省
略してある。
【0037】つぎに図3に示すように、第1の基板1の
第1の電極2を設ける反対の面(裏面)側にゴム板8上
にフェライトをパター形成した磁性パターン9を配置す
る。
【0038】さらに、芯にニッケル(Ni)からなる金
属ボールを有し、芯がニッケルの金属ボールの外周に有
機膜からなる絶縁膜を有するスペーサー6を有機溶媒、
たとえばエタノール溶液に分散させ第1の基板1の配向
膜5を形成した面(表面)上に散布する。磁性パターン
9の配置は、第1の電極2と第2の電極4との交点から
なる画素電極部の周囲に配置するため、画素電極部上に
スペーサー6を配置することを防止できる。
【0039】つぎに図4に示すように、第1の基板1上
のスペーサー6を磁性パターン9により位置を固定して
いる状態にて、透明導電体14からなる第2の電極12
と配向膜15とを有する第2の基板11をスペーサー6
を介して貼り合わせる。
【0040】第1の基板1と第2の基板11とはシール
材(図示せず)により固定され、さらに第1の基板と第
2の基板11との間に液晶18を注入し封孔材(図示せ
ず)により密封する。また、第1の電極2と第2の電極
12の交差部が画素電極部となる。第1の電極2と第2
の電極12の電極間に所定の電圧を印加して画素電極部
の液晶18の電圧−透過率変化を利用し、表示を行う。
【0041】以上の処理工程において、ゴム板8上に設
ける磁性パターン9と第1の基板1上に設ける芯にニッ
ケルボールを有し、その周囲に絶縁膜を有するスペーサ
ー6を利用し、さらに第1の基板1の裏面に磁性パター
ン9を配置し、スペーサー6の位置を固定している状態
で第2の基板11をスペーサー6を介して重ね合わせて
いる。
【0042】このことによりスペーサー6の位置を固定
できると同時に、スペーサー6の位置を限定することが
容易に達成できる。さらに、スペーサー6自体に磁性を
有していないため、スペーサー6を散布する際にスペー
サーの相互による吸引または排他することがないため、
第1の基板1上に均一に散布することができる。そのた
め、スペーサー6の周囲に発生する液晶18の配向不良
を表示に影響しない領域に設けることができるため、表
示品質の向上ができる。
【0043】さらに、スペーサー6の個数の制御と位置
の制御ができるため、第1の基板1と第2の基板11と
の間隙の均一性が改善でき、液晶表示装置の表示品質の
均一化ができる。
【0044】〔第2の実施形態:図5ないし図9〕つぎ
に本発明の第2の実施形態における液晶表示装置の製造
工程を図面に基づいて説明する。図5と図6と図7と図
8と図9とを用いて説明する。
【0045】以下に説明する第2の実施形態であって
は、第1の基板1上に設けるブラックマトリクス21に
電流を印加し誘起磁場を発生させ、スペーサー6を所定
の位置に設けることを特徴とする。図5は本発明の第2
の実施形態を示す液晶表示装置の一部を拡大する平面図
である。さらに、図6は、第1の基板1を傾斜して示す
断面図であり、図7と図8と図9は、図5に示すB−B
線における断面図である。以下に図5と図6と図7と図
8と図9とを用いて本発明の第2の実施形態を説明す
る。また、第1の実施形態と同様な工程においては、第
1の実施形態の図面を参照し、第2の実施形態を説明す
る。
【0046】まずはじめに第1の基板1上には、クロム
(Cr)膜を全面に設けてストライプ上にパターン形成
し、ブラックマトリクス21を形成する。ブラックマト
リクス21は、画素電極部の周囲の遮光に利用する。さ
らに、ブラックマトリクス21上と第1の基板1上には
ポリイミド樹脂からなる層間絶縁膜16を形成する。さ
らに、層間絶縁膜16上には透明導電体4からなる第1
の電極2を形成する。
【0047】図6に示すように、第1の電極2は表示領
域においてはストライプ状を有し、さらに第1の基板1
の両端においては、第1の電極2の交互の配線が相互に
接続され、一方が陽極17であり、他方が陰極19とな
る。ここで陽極17と陰極19間に電流を流すことこと
により、第1の電極2の周囲に誘起磁場が発生する。
【0048】つぎに、図7に示すように、誘起磁場を発
生させた状態にて、芯に金属ボールを有し、周囲に絶縁
膜を被服するスペーサー6を散布する。以上によりブラ
ックマトリクス21上、およびその周囲にスペーサー6
を選択的に散布することができる。
【0049】この状態においても、スペーサー6を画素
電極部の周囲に選択的に設けることができるため、表示
品質に関してはかなりの改善が見られるが、この第2の
実施形態においては、さらに第1の基板1の裏面側より
ゴム板8と磁性パターン9とを利用しスペーサー6を再
調整する構成を採用する。
【0050】つぎに、図8に示すように、第1の基板1
の裏面側よりゴム板8と磁性パターン9とを利用し、余
分のスペーサー6(24)を吹き付けノズル22と吹き
付けノズル22からの加圧窒素(N2)または加圧空気
23により除去する工程を採用する。
【0051】スペーサー6の散布中に誘起磁場のみを利
用するだけでは第1の電極2の幅寸法が広く、第1の電
極2の中央部付近に散布されてくるスペーサー6をブラ
ックマトリクス21上に誘導することが難しくなり、ど
うしても余分のスペーサー6(24)がブラックマトリ
クス21外に発生しやすくなる。そのため、第1の基板
1の裏面に磁性パターン9を配置し、所定の位置のスペ
ーサー6を吸着する状態にて加圧空気23を第1の基板
1上の配向膜5に吹き付ける工程により余分のスペーサ
ー6(24)を第1の基板から除去することができる。
【0052】つぎに図9に示すように、第1の基板1上
のスペース6を磁性パターン9により位置を固定してい
る状態にて、透明導電体14からなる第2の電極12と
配向膜15とを有する第2の基板11をスペーサー6を
介して貼り合わせる。
【0053】第1の基板1と第2の基板11とはシール
材(図示せず)により固定され、さらに第1の基板と第
2の基板11との間に液晶18を注入し封孔材(図示せ
ず)により密封する。また、第1の電極2と第2の電極
12の交差部が画素電極部となる。第1の電極2と第2
の電極12の電極間に所定の電圧を印加して画素電極部
の液晶18の電圧−透過率変化を利用し、表示を行う。
【0054】以上の説明から明かなように、ブラックマ
トリクス21をストライプ状に形成し、電流を流し誘起
磁場を発生させ、さらにスペーサー6を散布する工程を
採用する。この工程により、スペーサーをブラックマト
リクス21上、およびブラックマトリクス21の周囲に
配置することができる。
【0055】また、基板上に形成するブラックマトリク
ス21を利用しスペーサー6をブラックマトリクス上に
移動することが可能なため、自己整合的にスペーサー6
とブラックマトリクス21とが配置できる。このため、
とくに複雑な工程の必要がない。
【0056】また、スペーサー6を散布中または散布直
後に磁場を印加し、スペーサー6を所定の位置に移動す
ることにより、第1の基板1または第2の基板11とス
ペーサー6との吸着力の弱い状態でスペーサー21を移
動できる。このため、弱い磁場においても有効にスペー
サー6の移動が可能である。
【0057】さらに、以上の工程においても充分効果が
得られるが、とくにたとえば第1の電極2の幅がスペー
サー6に比較し数倍程度大きい場合、あるいはブラック
マトリクス21と第1の電極2との幅の比率がほぼ2以
上ある場合には、誘起磁場が弱くスペーサー6をブラッ
クマトリクス21上まで誘導できない。このため第1の
基板1の裏面側に設ける磁性パターン9と吹き付けノズ
ル22からの加圧空気23を利用し余分のスペーサー6
(24)を第1の基板1上より除去することにより非常
に精度よく、さらに均一にスペーサー6をブラックマト
リクス21上に設けることができる。
【0058】そのため、スペーサー6の個数の制御と位
置の制御ができるため、第1の基板1と第2の基板11
との間隙の均一性が改善でき、液晶表示装置の表示品質
の均一化ができる。
【0059】〔第3の実施形態:図10〕つぎに本発明
の第3の実施形態における液晶表示装置の製造工程を図
面に基づいて説明する。
【0060】以下に説明する第3の実施形態において
は、所定の位置にスペーサー6を設けることはもちろ
ん、さらに、スペーサー6を効率よく利用する方法を提
供する。図10は本発明の第3の実施形態を示す液晶表
示装置の断面図である。第2の実施形態のB−B線に相
当する断面図であり、第1の実施形態と同様な工程にお
いては、第1の実施形態の図面を参照し、第3の実施形
態を説明する。
【0061】まず第1の基板1上には、クロム(Cr)
膜を全面に設けて第1の電極2と第2の電極(図示せ
ず)との交差部からなる画素電極部を開口する形状にパ
ターン形成し、ブラックマトリクス21とする。このブ
ラックマトリクス21は、画素電極部の周囲の遮光に利
用する。
【0062】さらに、ブラックマトリクス21上と第1
の基板1上にはアクリル樹脂からなる層間絶縁膜16を
形成する。さらに、層間絶縁膜16上には透明導電体4
からなる第1の電極2を形成する。さらに、第1の基板
1上には液晶(図示せず)を規則的に配向するための配
向膜5を形成する。
【0063】つぎに図10に示すように、以上の工程に
より形成する第1の基板1上にスペーサー6を設ける。
第1の基板1の裏面にセラミックス板8とセラミックス
板8上に設ける磁性パターン9を配置する。
【0064】セラミックス板8には凹凸が設けてあり、
凸部上に磁性パターン9が形成されている。この凸部上
に磁性パターン9を形成することによりセラミックス板
8上にゴミ等の突起物が付着することによる第1の基板
1へのゴミの転写や傷の発生を防止できるばかりでな
く、製造工程中にスペーサー6がセラミックス板8に付
着し、第1の基板1の裏面にスペーサー6が付着するた
め、凸部を設け、スペーサー6またはゴミを凹部に落と
し込む方法を採用した。
【0065】さらに第1の基板1と平行するように設け
るスクリーン25と、このスクリーン25に設けるスク
リーン孔部26を用いて、スペーサー6を第1の基板1
上に散布する。スクリーン孔部26は、第1の基板1上
のブラックマトリクス21の一部と対応する部分にのみ
形成されている。そのため、スペーサー6を必要とする
部分にのみスクリーン孔部26を利用し散布することが
できる。
【0066】またスペーサー6をスクリーン25上にす
くなくとも1層以上並ぶ量を設け、スキージにて平坦化
処理を行い、スクリーン25上のスペーサー6を均一に
配置する。スクリーン孔部26の形状は、第1の基板1
に面する側を小さく、反対の側を大きくすり鉢状に形成
し、さらにスクリーン孔部26の孔径はスペーサー6の
径とほぼ同等または10%から40%程度大きくする。
【0067】さらに、スペーサー6の多数個の第1の基
板1への付着を防止するため、スクリーン25を第1の
基板1から除去する際にはスペーサー6をスクリーン2
5上より除去する工程を採用する。除去する方法は、ス
ペーサー6を磁場により吸引する方法や、減圧吸引を利
用する方法を使用する。第1の基板1の裏面の磁性パタ
ーン9によりスペーサー6は吸着されているため、スク
リーン孔部26のスペーサー6は第1の基板1上に維持
できる。
【0068】以上の工程を採用することにより、不要な
スペーサーを散布する必要がないため、スペーサー6の
使用量を非常に節約することができる。さらに、スクリ
ーン孔部26のみを利用する場合に比較し、第1の基板
1の裏面に磁性パターン9を有しているため、スペーサ
ー6を強制的に引き出す効果があるため、スクリーン孔
部26の目詰まりの防止または目詰まりが発生した場合
においてもスペーサー6をスクリーン孔部26より強制
的に吸い出すことができるため均一にスペーサー6を供
給することができる。
【0069】以上説明した本発明の第3の実施形態にお
いても、第1または第2の実施形態と同様に、第1の基
板1上のスペース6を磁性パターン9により位置を固定
している状態にて、透明導電体からなる第2の電極を有
する第2の基板をスペーサー6を介して貼り合わせる。
第1の基板1と第2の基板とはシール材(図示せず)に
より固定され、さらに第1の基板1と第2の基板との間
に液晶を注入し封孔材(図示せず)により密封する。
【0070】また、第1の電極2と第2の電極の交差部
が画素電極部となる。第1の電極2と第2の電極の電極
間に所定の電圧を印加して画素電極部の液晶の電圧−透
過率変化を利用し表示を行う。
【0071】以上の説明から明かなように、スクリーン
25によるスペーサー6の有効利用と、磁性パターン9
により、スクリーン25に設けるスクリーン孔部26の
目詰まりの防止、またはスペーサー6を所定の位置に設
ける効果がある。このため、非常に経済的である。
【0072】さらに、スペーサー6の個数の制御と位置
の制御ができるため、第1の基板1と第2の基板11と
の間隙の均一性が改善でき、液晶表示装置の表示品質の
均一化ができる。
【0073】〔第4の実施形態:図11〕つぎに本発明
の第4の実施形態における液晶表示装置の製造工程を図
面に基づいて説明する。
【0074】以下に説明する第4の実施形態において
は、所定の位置にスペーサー6を設けることはもちろ
ん、さらに、スペーサー6を第1の基板1上に固定する
方法を提供する。図11は本発明の第4の実施形態を示
す液晶表示装置の断面図である。第1の実施形態のA−
A線に相当する断面図であり、第1の実施形態と同様な
工程においては、第1の実施形態の図面を参照し、第4
の実施形態を説明する。
【0075】まず第1の基板1上には、透明導電体4か
らなる第1の電極2を形成する。さらに、第1の基板1
上には液晶(図示せず)を規則的に配向するための配向
膜5を形成する。
【0076】つぎに、図11に示すように、以上の工程
により形成する第1の基板1上にスペーサー6を設け
る。第1の基板1の裏面に、ゴム板8とゴム板8上に設
ける磁性パターン9を配置する。ゴム板8には凹凸が設
けてあり、凸部上に磁性パターン9が形成されている。
【0077】この凸部上に磁性パターン9を形成するこ
とによりゴム板8上にゴミなどの突起物が付着すること
による第1の基板1へのゴミの転写や傷の発生を防止で
きるばかりでなく、製造工程中にスペーサー6がゴム板
8に付着し、第1の基板1の裏面にスペーサー6が付着
する。このため、凸部を設け、スペーサー6またはゴミ
を凹部に落とし込む方法を採用した。
【0078】さらに、ゴム性にすることにより小さなゴ
ミをゴムの内部に吸収できると同時に、第1の基板1の
裏面の凹凸に対して自己整合するため、第1の基板1に
押し当てても第1の基板1を変形することがないため有
効である。
【0079】この第4の実施形態に利用するスペーサー
6は、芯となる磁化性金属の表面に感光性有機絶縁膜2
7を形成している。図11に示すように、スペーサー6
を第1の基板1上の所定の位置に磁性パターン9を利用
し形成する工程を行った後に、第1の基板1の表面側よ
り光を照射し、スペーサー6を構成する感光性有機絶縁
膜27を溶融し、変形感光性有機絶縁膜28となり第1
の基板1上の配向膜5と接着する。この図11には、光
源29からの光照射前後のスペーサー6の状況を図示し
てある。
【0080】以上説明した実施形態により、第2の基板
を第1の基板上に重ね合わせスペーサー6の位置を固定
する必要が無くなるため、工程の簡略化が可能となる。
【0081】〔本発明で適用するスペーサー構造:図1
2〕ここで、本発明の実施形態に利用するスペーサー6
の構造を図面に基づいて簡単に説明する。図12は、ス
ペーサー6の構造を示す断面図である。以下に図12に
基づいて説明する。
【0082】スペーサー6の芯はニッケル(Ni)金属
の真球ボールからなるスペーサー核30を有する。この
作成方法は、液状の金属ニッケルを空気中にスペーサー
6の径よりわずかかに大きな径のノズルより噴霧し、ほ
ぼ形状を規定した後に、ボールミルによりほぼ目的の形
状に整え、さらに、絶縁性のミクロボールからなる絶縁
層31をニッケル上にコーティングしてスペーサー6と
する。この絶縁層31として感光性有機絶縁膜、または
マイクロカプセル内に感光性有機絶縁膜を密封する方法
もある。
【0083】実際にスペーサー6として利用する場合に
は、スペーサー6の粒径の分布を小さくするため、遠心
分離器を利用する。別のスペーサー6の実施形態とし
て、陽極酸化性金属、たとえばタンタル(Ta)、チタ
ン(Ti)と鉄(Fe)との合金を利用し、合金からな
るスペーサー核30上に陽極酸化膜からなる絶縁層31
を形成する方法がある。また、プラスチックからなるス
ペーサー核30上に金属膜31をメッキ法で形成し、磁
化性を設ける方法も利用できる。
【0084】〔第5の実施形態:図13および図14〕
つぎに本発明の第5の実施形態における液晶表示装置の
製造工程を図面に基づいて説明する。第5の実施形態を
図13と図14とを用いて説明する。
【0085】第5の実施形態においては、第1の基板1
上に設けるブラックマトリクス21を非磁化性にするた
め有機感光性樹脂に顔料を混ぜて利用する有機ブラック
マトリクス21を利用する方法を採用する。図13は、
本発明の第5の実施形態を示す液晶表示装置の一部の拡
大する平面図である。さらに、図14は、図13に示す
C−C線における断面図である。以下に図13と図14
とを用いて発明の第5の実施形態を説明する。また、第
1の実施形態または第2の実施形態と同様な工程におい
ては、第1、または第2の実施形態の図面を参照し、第
5の実施形態を説明する。
【0086】まず第1の基板1上には、有機感光性樹脂
に顔料を混ぜた有機ブラックマトリクス材料膜を全面に
設けて第1の電極2と第2の電極(図示せず)との交差
部からなる画素電極部と画素電極部の周囲に光照射用窓
36を開口する形状にパターン形成し、有機ブラックマ
トリクス21とする。ブラックマトリクス21は、画素
電極部の周囲の遮光と磁化性の膜のパターン形成に利用
する。
【0087】さらに、ブラックマトリクス21上と第1
の基板1上にはアクリル樹脂からなる層間絶縁膜16を
形成する。さらに、層間絶縁膜16上には透明導電体4
からなる第1の電極2を形成する。さらに、第1の基板
1上には液晶(図示せず)を規則的に配向するための配
向膜5を形成する。
【0088】つぎに図14に示すように、以上の工程に
より形成する第1の基板1上に感光性樹脂に磁性体粒子
としてフェライト材からなる微粒子を混入し、印刷法を
利用し有機ブラックマトリクス21の光照射窓36の周
囲に磁化膜32を形成する。さらに、有機ブラックマト
リクス21の光照射窓36を利用し、第1の基板の裏面
より光を照射し感光性樹脂を現像し、不要な部分の磁化
膜32を除去する。
【0089】印刷法によりほぼ必要な部分への磁化膜3
2の形成が可能なため、材料の節約が可能となり、さら
に、有機ブラックマトリクス21の光照射窓36による
自己整合的露光処理によりさらに精度よく磁化膜32を
形成できる。
【0090】つぎにスペーサー6を第1の基板1の表面
より散布することによって、有機ブラックマトリクス2
1上の磁化膜32の周囲にスペーサー6が集中して形成
できる。さらに、不要なスペーサーが画素電極部に形成
された場合には、加圧空気または湿式洗浄を利用し不要
スペーサーを除去することができる。
【0091】従来技術のスペーサー散布方法では、スペ
ーサーを散布した後に基板の洗浄、または加圧空気によ
る表面清浄処理はきわめて難しかったが、この実施形態
により可能となる。
【0092】以上の説明から明かなように、スペーサー
6の位置を基板上に設ける磁化膜32により固定するこ
とができる。さらに、スペーサー6を磁化膜32で固定
することにより不要のスペーサーの除去と配向膜5の表
面の清浄化が可能となり、不純物の除去およびゴミの除
去が可能となる。
【0093】さらに、スペーサー6自体に磁性を有して
いないため、スペーサー6自体を散布する際に相互に磁
界により吸引または排他することがないため、第1の基
板1上に均一に散布することができる。そのため、スペ
ーサー6の周囲に発生する液晶18の配向不良を表示に
影響しない領域に設けることができるため、表示品質の
向上ができる。
【0094】さらに、スペーサー6の個数の制御と位置
の制御ができるため、第1の基板1と第2の基板との間
隙の均一性が改善でき、液晶表示装置の表示品質の均一
化ができる。
【0095】〔第6の実施形態:図15および図16〕
つぎに本発明の第6の実施形態における液晶表示装置の
製造工程を図面に基づいて説明する。第6の実施形態を
図15と図16とを用いて説明する。
【0096】第6の実施形態においては、第1の基板1
上に設けるブラックマトリクス21を非磁化性にするた
め有機感光性樹脂に顔料を混ぜて利用する有機ブラック
マトリクス21を利用する方法を採用する。図15と図
16とは、本発明の第6の実施形態を示す液晶表示装置
の一部の拡大する断面図である。以下に図15と図16
とを用いて本発明の第6の実施形態を説明する。また、
第1の実施形態または第2の実施形態と同様な工程にお
いては、第1、または第2の実施形態の図面を参照し、
第6の実施形態を説明する。
【0097】まずはじめに第1の基板1上には、有機感
光性樹脂に顔料を混ぜた有機ブラックマトリクス材料膜
を全面に設けて、第1の電極2と第2の電極との交差部
からなる画素電極部と画素電極部を開口する形状にパタ
ーン形成し、有機ブラックマトリクス21とする。ブラ
ックマトリクス21は、画素電極部の周囲の遮光を行
う。
【0098】さらに第1の基板2上には、有機ブラック
マトリクス21と有機ブラックマトリクス21の一部と
重なり合い、しかも画素電極部に設けるカラーフイルタ
ーカラーフイルター33とカラーフイルター34とカラ
ーフイルター35とを有し、カラーフイルター33とカ
ラーフイルター34とカラーフイルター35とは、赤カ
ラーフイルター33、緑カラーフィルター34と青カラ
ーフィルター35となる。
【0099】さらに、有機ブラックマトリクス21の一
部で、赤カラーフィルター33、と緑カラーフイルター
34、または青カラーフィルター35とは、すくなくと
も2色以上が相互に重なり合う重なり部37を形成す
る。また、重なり部37の高さはほぼ均一とする。
【0100】さらに、透明導電体4からなる第1の電極
2をパターン形成し、さらに液晶18を規則的に配列す
るための配向膜5を形成する。配向膜5は、カラーフイ
ルター33、34の重なり部37の厚さが、画素電極部
上のカラーフイルターより厚いため、配向性を重視し光
照射により配向を行う方法を採用した。
【0101】以上により形成する第1の基板1上にスペ
ーサー6を散布する工程において、第1の基板1の裏面
よりゴム板8上の磁性パターン9をカラーフィルターの
重なり部37に相当する部分に軽く押し当て、第1の基
板1を介してカラーフィルターの重なり部37に磁界を
印加することにより小さいスペーサー6をカラーフィル
ターの重なり部37上に有効に吸着することが可能とな
る。
【0102】つぎに、図16に示すように、第1の基板
1上のスペース6を磁性パターン9により位置を固定し
ている状態において、第2の電極12と配向膜15を有
する第2の基板11をスペーサー6とカラーフイルター
の重なり部37を介して貼り合わせる。第1の基板1と
第2の基板11とは、シール材(図示せず)を使用する
ことよって固定させる。
【0103】さらに、第1の基板と第2の基板11との
間に液晶18を注入し封孔材(図示せず)により密封す
る。また、第1の電極2と第2の電極12の交差部が画
素電極部となる。第1の電極2と第2の電極12の電極
間に所定の電圧を印加して画素電極部の液晶18の電圧
−透過率変化を利用し、表示を行う。
【0104】以上の工程により、ゴム板8上に設ける磁
性パターン9と第1の基板1上に設けるカラーフィルタ
ーの重なり部37と、さらに第1の基板1の裏面に磁性
パターン9を配置し、スペーサー6の位置を固定してい
る状態で第2の基板11をスペーサー6を介して重ね合
わせることによりスペーサー6の位置を固定できると同
時に、スペーサー6の位置を限定することが容易に達成
できる。
【0105】さらに、スペーサー6自体に磁性を有して
いない。このため、スペーサー6自体を散布する際に相
互に磁界により吸引、または排他することがないため、
第1の基板1上に均一に散布することができる。したが
って、スペーサー6の周囲に発生する液晶18の配向不
良等を表示に影響しない領域に設けることができるた
め、液晶表示装置の表示品質の向上ができる。
【0106】さらにスペーサー6の粒径は、たとえばカ
ラーフィルター33、34の重なり部37が、表示画素
部より凸部になるため、第1の電極2の間隙、および第
2の電極12の間隙、および従来の第1の基板1と第2
の基板11の間隙より非常に小さくすることが可能なた
め、金属ボールからなるスペーサー6の使用を可能とす
るため、スペーサー6の利用範囲を広げるかとが可能と
なり、非常に容易にスペーサー6を形成できる。
【0107】さらに、スペーサー6の粒径が小さいた
め、不要なスペーサー6が画素電極部に飛散しても表示
品質を低下することを防止できる。
【0108】さらに、スペーサー6の個数の制御と位置
の制御ができるため、第1の基板1と第2の基板11と
の間隙の均一性が改善でき、液晶表示装置の表示品質の
均一化ができる。
【0109】またこの第6の実施形態においては、第2
の基板11上には、第2の電極12と配向膜15とを形
成する基板11を用いたが、第1の基板1のカラーフィ
ルターの重なり部37に相当する部分に凸部を形成する
ことにより、さらに粒径の小さいスペーサー6の使用を
可能とする。
【0110】さらに、第2の基板11の凸部は、たとえ
ばアクティブマトリクス型の基板の場合には、アクティ
ブ素子を構成する膜のすくなくとも一部を利用すること
により工程の負荷を大きくすることなく簡単に第2の基
板11上に凸部を形成することができる。
【0111】〔第7の実施形態:図17ないし図19〕
つぎに本発明の第7の実施形態における液晶表示装置の
製造工程を図面に基づいて説明する。第7の実施形態を
図17と図18と図19とを用いて説明する。
【0112】以下に説明する第7の実施形態において
は、第1の基板1の裏面よりスペーサー6に磁界を印加
する方法に磁界のパターン形成が可能な磁性流体43を
利用するものである。図17は磁性流体パターン形成部
の一部を拡大して示す平面図であり、図18は、図17
のD−D線における断面図である。図19、は磁性流体
43を利用する磁性体パターン形成部を液晶表示装置に
利用する場合の断面図である。以下に図17と図18と
図19とを用いて本発明の第7の実施形態を説明する。
また、第1の実施形態または第2の実施形態と同様な工
程においては、第1、または第2の実施形態の図面を参
照し、第7の実施形態を説明する。
【0113】まずはじめに磁性流体パターン形成部の製
造方法を簡単に説明する。磁性流体43は金属微粒子ま
たは金属酸化物微粒子(フェライト微粒子)等を界面活
性剤中に分散させて比重の大きい磁性体を溶媒中に均一
に分散させる溶液からなる。
【0114】磁性流体43を磁性流体パターン形成部と
して利用する場合には、図18に示すように、上基板4
1と下基板42をギャップ材50により所定の間隙を設
けるように対向させシール材(図示せず)により固定
し、上基板41と下基板42の間に磁性流体43を封入
することにより形成できる。
【0115】また、所定の部分の磁性流体43の磁界を
強くするために、外部磁場45を下基板2の磁性流体4
3と反対の面(裏面)より印加し、さらに、目的の方向
(走引方向)49に外部磁界45を印加し続けることに
より磁性流体43の磁界の配向状態の強い領域(オン領
域)46と走引方向49により徐々に配向が改善される
領域47と外部磁場45の印加されていない領域(オフ
領域)48とが図18に示すように形成できる。ここ
で、たとえば磁性流体43に紫外線硬化型高分子樹脂を
混合しておくことにより、以上の状態を紫外線により固
定化することができる。
【0116】以上により形成した磁性流体パターン形成
部をスペーサー6の位置を特性するための領域に利用す
ることにより、微細なパターンにおいてもかなり自由に
磁界の発生部を形成することができる。
【0117】つぎに、図19に示すように、第1の基板
1の裏面に配置する磁性流体パターン形成部の磁界のオ
ン領域46とオフ領域48の磁界の強弱を利用すること
により、スペーサー6の位置を固定している状態にて、
第2の電極12と配向膜15を有する第2の基板11を
貼り合わせる。
【0118】第1の基板1と第2の基板11とはシール
材(図示せず)により固定され、さらに第1の基板と第
2の基板11との間に液晶18を注入し封孔材(図示せ
ず)により密封する。また、第1の電極2と第2の電極
12の交差部が画素電極部となる。第1の電極2と第2
の電極12の電極間に所定の電圧を印加して画素電極部
の液晶18の電圧−透過率変化を利用し、表示を行う。
【0119】以上の工程に示すように、磁性流体パター
ン形成部の配向の強弱すなわち、磁界のオン領域46と
磁界のオフ領域48を同一平面内に形成することができ
るため、第1の基板に対して磁性流体パターン形成部が
均一に接触するため、微細なパターンに適合する。さら
に、磁性流体パターン形成部のオン領域46とオフ領域
48を温度処理または磁界により可逆的に利用できるた
め、とくに大型化する液晶表示装置への応用では、磁界
の発生箇所の制御性と製造コストの面で有効である。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明で
は磁性パターンを第1の基板の裏面に配置し、磁性パタ
ーンより磁界を印加し、所定の位置に簡単に磁化性のス
ペーサー6を配置することができる。そのため、スペー
サーの個数の制御と位置の制御ができるため、第1の基
板と第2の基板との間隙の均一性が改善でき、液晶表示
装置の表示品質の均一化ができる。
【0121】さらに、磁性パターンによりスペーサーを
第1の基板上に固定している状態で第1の基板と第2の
基板とを張り合わせることによりスペーサーの位置をさ
らに固定できる。そのため、とくにスペーサー、または
基板上に固定を行うための処理を必要としない。
【0122】さらに、第1の基板に発生する磁界により
スペーサーを吸着することにより、不要なスペーサーの
除去、または第1の基板上のゴミ等の汚染物の除去を可
能とし、液晶への汚染を有効的に防止できる。
【0123】さらに、スクリーンに設けるスクリーン孔
部を利用し、スペーサーを第1の基板の所定の位置に発
生する磁界を利用し散布することにより、スペーサーを
有効に利用することができる。さらに、従来に比較し、
磁界により強制的にスペーサーをスクリーン孔部により
吸引するため、スクリーン孔部の目詰まりを防止でき、
非常に再現性良くスペーサーを散布することができる。
【0124】さらに、ブラックマトリクスを非磁性体で
ある有機ブラックマトリクスとし、さらに、所定の位置
に開口部を設け、開口部と自己整合的に感光性樹脂に磁
性体を含む磁化膜を形成し、スペーサーを磁化膜により
吸着することにより、位置精度を非常に向上することが
できる。
【0125】さらに、第1の基板と第2の基板上に凸部
またはカラーフイルターの重なり部を形成し、さらに、
基板上に形成する凸部、または重なり部の位置に磁界を
発生させる工程を採用することにより、スペーサーの粒
径を非常に小さくすることが可能となり、磁界により有
効に吸着できる。さらに、スペーサーを認識し難くする
ことができるため、液晶表示装置の表示品質の向上が可
能となる。
【0126】さらに、磁界の発生部に磁性流体を利用す
る磁性流体パターン形成部を採用することにより、微細
な磁界の発生部分を大きな面積に同時に形成することが
できるため、大きな面積に短時間にスペーサーを目的と
する箇所の固定化することができる。さらに、磁性流体
に温度処理または磁界処理により再使用が可能となるた
め、非常に経済的になる。
【0127】本発明の実施形態においては、第1の基板
の裏面に磁性パターンを配置する工程を利用し説明した
が、第1の基板に限定するものではなく、第2の基板の
裏面に磁性パターンを配置しても、以上説明した本発明
の効果は得られる。
【0128】さらに、本発明の実施形態は、各画素電極
部に非線形抵抗素子をもたない、いわゆるパッシブマト
リクス方式に関して説明を行ったが、各画素電極部に非
線形抵抗素子を有する場合アクティブマトリクス型にお
いても、以上説明した本発明の実施形態を適用すれば、
本発明の効果は得られる。
【0129】さらに、本発明の実施形態においては、液
晶としてツイストネマティック液晶等を利用したが、反
強誘電性液晶、または液晶自体に閾値特性をほとんど示
さない無閾値型反強誘電性液晶と本発明を組み合わせる
ことにより、液晶の配向状態と階調表示の均一性が重要
なため、表示画素部にスペーサー6を配置しないこと
は、表示品質の向上と均一性の両面で非常に効果がある
ことが実験でわかり、非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の一部を拡大して示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の一部を拡大して示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の一部を拡大して示す図面である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の製造方法を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法の一部を示す断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法の一部を示す断面図である。
【図12】本発明の実施形態に利用するスペーサーを示
す断面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態における液晶表示
装置の一部を拡大して示す平面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法を示す断面図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法を示す断面図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法を示す断面図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態に利用する磁性流
体パターン形成部の一部を拡大して示す平面図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態に利用する磁性流
体パターン形成部を示す断面図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態における液晶表示
装置の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第1の電極 3 スペース 5 配向膜 6 スペーサー 11 第2の基板 12 第2の電極 15 配向膜 18 液晶 21 ブラックマトリクス 32 磁化膜 30 スペーサー核 31 絶縁層 35 重なり部 43 磁性流体 45 外部磁場 46 オン領域 48 オフ領域 50 ギャップ材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上に設ける工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加しス
    ペーサーを所定の位置に移動する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 第1の基板または第2の基板上に凸部を形成する工程
    と、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上に設ける工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加しス
    ペーサーを凸部上とその周辺に移動する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 第1の基板、あるは第2の基板上に凸部と凸部の一部に
    凹部とを形成する工程と、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上に設ける工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加しス
    ペーサーを凸部の一部に設ける凹部上に移動する工程
    と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 第1の基板または第2の基板上に設ける電極に電圧を印
    加し、磁場を発生させながら、磁場により移動可能なス
    ペーサーを第1の基板または第2の基板上に設け、所定
    の位置に近傍にスペーサーを設ける工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加し所
    定の位置の近傍に位置するスペーサーを所定の位置に移
    動する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上に設ける工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加しス
    ペーサーを所定の位置に移動する工程と、 磁場により所定の位置に移動不能のスペーサーを第の基
    板または第2の基板より除去する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 磁場により移動可能なスペーサーを開口部を有する非磁
    性体からなる篩いより所定の位置の近傍にスペーサーを
    散布する工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁場を印加しス
    ペーサーを所定の位置に移動する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上に設ける工程と、 磁性流体を封入する磁性体パターン形成部と、磁性体パ
    ターン形成部の所定の位置とその他の部分とで磁界の強
    度が異なる磁性流体の形態を外部磁場または誘導電界に
    より形成する工程と、 第1の基板または第2の基板の裏面より磁性流体を封入
    する磁性体パターン形成部により磁場を印加しスペーサ
    ーを所定の位置に移動する工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 液晶表示装置の第1の基板と第2の基板
    のすくなくとも一方の基板上にスペーサーを設ける工程
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 第1の基板と第2の基板上のすくなくとも一方にスペー
    サーを設ける工程は、 第1の基板または第2の基板上に設ける磁性膜を設ける
    工程と、 磁場により移動可能なスペーサーを第1の基板または第
    2の基板上の磁性膜上に設ける工程と、 第1の基板と第2の基板とを押しつけスペーサーの位置
    を固定する工程とを有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 磁性膜は液晶表示装置を構成する光遮蔽
    膜であり、非表示領域を遮光するブラックマトリクスで
    あることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 スペーサーは磁性体または磁化能力を
    有する金属材料からなることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 スペーサーは磁性体または磁化能力を
    有する金属材料からなる核の部分と、核の周囲に設ける
    絶縁膜とからなることを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 スペーサーは磁性体または磁化能力を
    有する金属材料からなる核の部分と核の周囲に設ける絶
    縁膜とからなり、 スペーサーを所定の位置に工程する際に、磁場を印加し
    た状態であって、熱または光により絶縁膜の一部を溶解
    し、第1の基板または第2の基板上に固定することを特
    徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の液
    晶表示装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030087479A (ko) * 2002-05-10 2003-11-14 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시 장치 및 그의 제조 방법
CN108983505A (zh) * 2018-07-13 2018-12-11 京东方科技集团股份有限公司 显示装置及其制造方法、封框胶
CN116300182A (zh) * 2023-05-11 2023-06-23 惠科股份有限公司 显示面板和显示装置

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