JPH10250766A - バッグインカートン - Google Patents
バッグインカートンInfo
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- JPH10250766A JPH10250766A JP7666097A JP7666097A JPH10250766A JP H10250766 A JPH10250766 A JP H10250766A JP 7666097 A JP7666097 A JP 7666097A JP 7666097 A JP7666097 A JP 7666097A JP H10250766 A JPH10250766 A JP H10250766A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- bag
- lid
- inner bag
- plate
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内袋の開封性、再封性が良好な身蓋箱タイプの
バッグインカートンを提供する。 【解決手段】4角柱状胴部の上辺と、同じく4角柱状で
天部を有する被せ蓋の下辺を前板、後板、側板同志を繋
ぐ繋ぎ片4〜6で連結し、その繋ぎ片を被せ蓋内に折り
畳み、カートン内面に内袋を貼り合わせてなるバッグイ
ンカートンであって、前記繋ぎ片4〜6と前記胴部とを
弱め線iを介して連接し、開封時にこの弱め線iから切
断され、被せ蓋が離れて身蓋箱となり、開封時に成形さ
れた内袋上部を全周で大きく露出させる。
バッグインカートンを提供する。 【解決手段】4角柱状胴部の上辺と、同じく4角柱状で
天部を有する被せ蓋の下辺を前板、後板、側板同志を繋
ぐ繋ぎ片4〜6で連結し、その繋ぎ片を被せ蓋内に折り
畳み、カートン内面に内袋を貼り合わせてなるバッグイ
ンカートンであって、前記繋ぎ片4〜6と前記胴部とを
弱め線iを介して連接し、開封時にこの弱め線iから切
断され、被せ蓋が離れて身蓋箱となり、開封時に成形さ
れた内袋上部を全周で大きく露出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内袋の開封、再封
を容易にしたバッグインカートンに関する。
を容易にしたバッグインカートンに関する。
【0002】
【従来の技術】吸湿、酸素透過等を嫌う粉体、顆粒状、
フレーク状等の商品に対して、これまでヒンジによって
開閉する被せ蓋を備えたフリップトップ型のバッグイン
カートンが使用されている。このバッグインカートン
は、内袋フィルム原反を筒貼りし、フラットに折り畳ま
れた筒状体を、適宜な長さにカットして、カートンのサ
ック貼り時点でカートン内面に貼り合わせた、いわゆる
ラインドカートンである。このラインドカートンの特徴
は、カートンを成形する場合に、内袋もカートンの内容
積一杯に拡がるので充填しやすく、内袋の上下端を角状
になるようシールして折り畳めば、必要最小限の包装材
料で、無駄な空間を持たないコンパクトな包装体が可能
になることにある。図3は、従来のフリップトップ型バ
ッグインカートン30の開封、再封説明図である。被せ
蓋の前板を上方に持ち上げると、被せ蓋内に折り込まれ
ている繋ぎ片が切断して図3(a)に示すように開封す
る。開封された状態での胴部の前板、後板、両側板の高
さは皆同一である。次に、折り畳まれた内袋の上端部を
引き起こし、そのトップシールの一端であるいわゆる耳
部を鋏で切り落として開封口Mを形成して、内容物を必
要量取り出し、再封する場合は、図3(b)の状態にも
どしてから図3、(c)の番号順に、先ず両耳を折り畳
み、次にトップシール部を手前に折り畳んで、最後に被
せ蓋を倒せば、内袋上部は封止される。
フレーク状等の商品に対して、これまでヒンジによって
開閉する被せ蓋を備えたフリップトップ型のバッグイン
カートンが使用されている。このバッグインカートン
は、内袋フィルム原反を筒貼りし、フラットに折り畳ま
れた筒状体を、適宜な長さにカットして、カートンのサ
ック貼り時点でカートン内面に貼り合わせた、いわゆる
ラインドカートンである。このラインドカートンの特徴
は、カートンを成形する場合に、内袋もカートンの内容
積一杯に拡がるので充填しやすく、内袋の上下端を角状
になるようシールして折り畳めば、必要最小限の包装材
料で、無駄な空間を持たないコンパクトな包装体が可能
になることにある。図3は、従来のフリップトップ型バ
ッグインカートン30の開封、再封説明図である。被せ
蓋の前板を上方に持ち上げると、被せ蓋内に折り込まれ
ている繋ぎ片が切断して図3(a)に示すように開封す
る。開封された状態での胴部の前板、後板、両側板の高
さは皆同一である。次に、折り畳まれた内袋の上端部を
引き起こし、そのトップシールの一端であるいわゆる耳
部を鋏で切り落として開封口Mを形成して、内容物を必
要量取り出し、再封する場合は、図3(b)の状態にも
どしてから図3、(c)の番号順に、先ず両耳を折り畳
み、次にトップシール部を手前に折り畳んで、最後に被
せ蓋を倒せば、内袋上部は封止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述のフリ
ップトップ型バッグインカートンでは、内袋の無駄が少
なくなるように、カートン胴部の上下辺から外側にはみ
出す内袋の寸法は成形に必要な最小限度にとどめられて
おり、そのため前述の手順による内袋の開封、再封は極
めてやりにくいという問題がある。バッグインカートン
の頭部において、内袋のカートンより飛び出す寸法を大
きく取れば、この問題は解決するが、内袋にはアルミ箔
等の高価な包装材料が使用されているため包装材料コス
トが高くなるという問題があり、また、余分な内袋を収
納するためのカートンスペースも必要になって、バッグ
インカートンが本来有するコンパクトさを失うという問
題が生ずる。本発明は、この問題点に鑑みてなされたも
ので、従来の使用量を越えない範囲の包装材料でもっ
て、開封性、密封性とも良好なバッグインカートンを提
供することを目的とする。
ップトップ型バッグインカートンでは、内袋の無駄が少
なくなるように、カートン胴部の上下辺から外側にはみ
出す内袋の寸法は成形に必要な最小限度にとどめられて
おり、そのため前述の手順による内袋の開封、再封は極
めてやりにくいという問題がある。バッグインカートン
の頭部において、内袋のカートンより飛び出す寸法を大
きく取れば、この問題は解決するが、内袋にはアルミ箔
等の高価な包装材料が使用されているため包装材料コス
トが高くなるという問題があり、また、余分な内袋を収
納するためのカートンスペースも必要になって、バッグ
インカートンが本来有するコンパクトさを失うという問
題が生ずる。本発明は、この問題点に鑑みてなされたも
ので、従来の使用量を越えない範囲の包装材料でもっ
て、開封性、密封性とも良好なバッグインカートンを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、胴部側板、胴部前板、胴部側板、
胴部後板、糊代がこの順に一列に連接されてなる4角柱
状胴部に対して、蓋部糊代、蓋部側板、蓋部前板、蓋部
側板、蓋部後板がこの順に一列に連接されてなる被せ蓋
垂直パネルの上辺に天板と折り返し辺を連接してなる被
せ蓋を、前記胴部と前記被せ蓋の前板同志、側板同志、
後板同志の間で、被せ蓋内に折り込まれる繋ぎ片によっ
てそれぞれ連結してなるカートンとそのカートンに内貼
りされた内袋から構成されるバッグインカートンであっ
て、前記胴部と前記繋ぎ片とを弱め線を介して連接し、
該弱め線を切断するこによって、開封し、成形された内
袋上部をその全周にわたって露出させることを特徴とす
るバッグインカートンである。
になされた本発明は、胴部側板、胴部前板、胴部側板、
胴部後板、糊代がこの順に一列に連接されてなる4角柱
状胴部に対して、蓋部糊代、蓋部側板、蓋部前板、蓋部
側板、蓋部後板がこの順に一列に連接されてなる被せ蓋
垂直パネルの上辺に天板と折り返し辺を連接してなる被
せ蓋を、前記胴部と前記被せ蓋の前板同志、側板同志、
後板同志の間で、被せ蓋内に折り込まれる繋ぎ片によっ
てそれぞれ連結してなるカートンとそのカートンに内貼
りされた内袋から構成されるバッグインカートンであっ
て、前記胴部と前記繋ぎ片とを弱め線を介して連接し、
該弱め線を切断するこによって、開封し、成形された内
袋上部をその全周にわたって露出させることを特徴とす
るバッグインカートンである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,本発明を図面を用いてさら
に詳しく説明する。図1は、本発明によるバッグインカ
ートンのカートンブランク展開図である。図1に示すよ
うに、本発明によるバッグインカートンのカートンブラ
ンク10は、上部から被せ蓋部K,繋ぎ部Z,胴部D,
底部Uから構成されている。胴部Dにおいては、胴部側
板11、胴部前板12、胴部側板13、胴部後板14、
糊代15がこの順に一列に折り線a〜dを介して連接さ
れており、その下部には折り線hを介して底部Uを形成
する底板形成用フラップ16〜19が連接されている。
一方、被せ蓋部Kにおいては、蓋部糊代15’、蓋部側
板3、蓋部前板1、蓋部側板3、蓋部後板2がこの順に
一列に折り線g,a〜cを介して連接されてなる被せ蓋
垂直パネル部の上辺に折り線fを介して天部成形用折り
返し辺7〜9が連接されている。この胴部Dと被せ蓋部
Kとの間には繋ぎ部Zが介在し、この繋ぎ部Zは、胴部
Dと被せ蓋K部の両者の前板同志、後板同志、側板同志
をそれぞれ繋ぐ繋ぎ片4〜6から構成されている。そし
て、被せ蓋部Kと繋ぎ部Zは折り線eを、また繋ぎ部Z
と胴部Dは弱め線iを介して連接されている。この弱め
線iは、切断時の抵抗を少なくするため繋ぎ部分を少な
くしたミシン目を使用している。従って本発明によるバ
ッグインカートンの開封時にはブランク10は弱め線i
でもって上下に二分される。
に詳しく説明する。図1は、本発明によるバッグインカ
ートンのカートンブランク展開図である。図1に示すよ
うに、本発明によるバッグインカートンのカートンブラ
ンク10は、上部から被せ蓋部K,繋ぎ部Z,胴部D,
底部Uから構成されている。胴部Dにおいては、胴部側
板11、胴部前板12、胴部側板13、胴部後板14、
糊代15がこの順に一列に折り線a〜dを介して連接さ
れており、その下部には折り線hを介して底部Uを形成
する底板形成用フラップ16〜19が連接されている。
一方、被せ蓋部Kにおいては、蓋部糊代15’、蓋部側
板3、蓋部前板1、蓋部側板3、蓋部後板2がこの順に
一列に折り線g,a〜cを介して連接されてなる被せ蓋
垂直パネル部の上辺に折り線fを介して天部成形用折り
返し辺7〜9が連接されている。この胴部Dと被せ蓋部
Kとの間には繋ぎ部Zが介在し、この繋ぎ部Zは、胴部
Dと被せ蓋K部の両者の前板同志、後板同志、側板同志
をそれぞれ繋ぐ繋ぎ片4〜6から構成されている。そし
て、被せ蓋部Kと繋ぎ部Zは折り線eを、また繋ぎ部Z
と胴部Dは弱め線iを介して連接されている。この弱め
線iは、切断時の抵抗を少なくするため繋ぎ部分を少な
くしたミシン目を使用している。従って本発明によるバ
ッグインカートンの開封時にはブランク10は弱め線i
でもって上下に二分される。
【0006】以上のカートンブランク10から本発明に
よるバッグインカートン20を成形するには、先ず、繋
ぎ部Zが,Z字状に折り畳まれる。すなわち、弱め線i
でカートンブランク10を表側に折り畳み、次いで、折
り線eによって裏側に折り畳み、繋ぎ片4〜6と蓋部垂
直パネル1〜3の対向する内面同志を接着する。こうす
ることによって被せ蓋パネルは2重壁となり強度的に補
強される。この状態のカートンブランク10に対して図
1において一点鎖線で示すような位置関係でフラットに
折り畳まれ、必要最小限度の長さにカットされた内袋B
の片面を丸印によって示す部分接着部Sで接着剤を用い
て貼り合わせる。この部分接着部Sの数は適宜増やすこ
とができる。そして、少なくともジッパーJよりも上部
においては内袋Bを手で引っ張れば容易に剥離可能であ
る程度に弱接着しておくことが好ましい。これは開封と
再封時に内袋Bをカートン内面から引き離して独立した
状態にしておく方が作業性がよくなるからである。この
弱接着を行うには、部分接着部Sの接着面積を小さくし
て貼り合わせるか、上部と下部で接着剤の種類を変える
か、板紙裏面の部分接着部Sにあらかじめメッシュ状の
切り込みを入れるか、あるいはその周辺を円形のハーフ
カットで囲むようにして板紙の層間剥離を起こさせるよ
うにしてもよい。次いで、折り線a,cでカートンブラ
ンク全体を、三つ折りし、胴部側板11と糊代15、被
せ蓋部Kの糊代15’と被せ蓋垂直パネル2、また、残
りの部分接着部Sにおいて、内袋のもう一方の側とブラ
ンク10の内面をそれぞれ接着させる。このようにして
得られたフラットに折り畳まれたバッグインカートン2
0を、成形充填機に供給して、先ず角柱状に起こし、内
袋Bの上部をヒートシールして製袋し、次いで天部成形
用折り返し片7〜9を折り返し、糊貼りして天部を成形
し、天地を逆にして、内容物を底部から充填後、内袋下
部を同様に成形し、カートン底部Uの底部折り返し片1
6〜19を折り返し、糊貼りして底部Uを成形すれば、
図2(a)に示すような本発明によるバッグインカート
ン20が仕上がる。なお、上記の成形順序は天地逆にし
てもよい。
よるバッグインカートン20を成形するには、先ず、繋
ぎ部Zが,Z字状に折り畳まれる。すなわち、弱め線i
でカートンブランク10を表側に折り畳み、次いで、折
り線eによって裏側に折り畳み、繋ぎ片4〜6と蓋部垂
直パネル1〜3の対向する内面同志を接着する。こうす
ることによって被せ蓋パネルは2重壁となり強度的に補
強される。この状態のカートンブランク10に対して図
1において一点鎖線で示すような位置関係でフラットに
折り畳まれ、必要最小限度の長さにカットされた内袋B
の片面を丸印によって示す部分接着部Sで接着剤を用い
て貼り合わせる。この部分接着部Sの数は適宜増やすこ
とができる。そして、少なくともジッパーJよりも上部
においては内袋Bを手で引っ張れば容易に剥離可能であ
る程度に弱接着しておくことが好ましい。これは開封と
再封時に内袋Bをカートン内面から引き離して独立した
状態にしておく方が作業性がよくなるからである。この
弱接着を行うには、部分接着部Sの接着面積を小さくし
て貼り合わせるか、上部と下部で接着剤の種類を変える
か、板紙裏面の部分接着部Sにあらかじめメッシュ状の
切り込みを入れるか、あるいはその周辺を円形のハーフ
カットで囲むようにして板紙の層間剥離を起こさせるよ
うにしてもよい。次いで、折り線a,cでカートンブラ
ンク全体を、三つ折りし、胴部側板11と糊代15、被
せ蓋部Kの糊代15’と被せ蓋垂直パネル2、また、残
りの部分接着部Sにおいて、内袋のもう一方の側とブラ
ンク10の内面をそれぞれ接着させる。このようにして
得られたフラットに折り畳まれたバッグインカートン2
0を、成形充填機に供給して、先ず角柱状に起こし、内
袋Bの上部をヒートシールして製袋し、次いで天部成形
用折り返し片7〜9を折り返し、糊貼りして天部を成形
し、天地を逆にして、内容物を底部から充填後、内袋下
部を同様に成形し、カートン底部Uの底部折り返し片1
6〜19を折り返し、糊貼りして底部Uを成形すれば、
図2(a)に示すような本発明によるバッグインカート
ン20が仕上がる。なお、上記の成形順序は天地逆にし
てもよい。
【0007】図2は、本発明によるバッグインカートン
20の開封、再封説明図である。図2(a)は、本発明
によるバッグインカートン20の斜視図であって、従来
のフリップトップ型に較べて側面、背面は異なるが正面
は同一である。図2(b)は、本発明によるバッグイン
カートン20の開封、再封手順の説明図である。本発明
によるバッグインカートン20の開封は、先ず、被せ蓋
を手に持って上部に引き上げれば、胴部D上辺の弱め線
iから切断が起こり、被せ蓋を胴部Dから切り離すこと
ができる。この切断状況は同図においても示めされてい
る。この時、内袋の上部周辺は従来のバッグインカート
ンに較べて大きく露出させることができる。特に内袋の
後面側における差が大きい。また、少なくとも胴部上部
において、内袋はカートンに剥離可能に接着されている
ため、内袋を胴部から引き剥がし、内袋上部を独立した
状態とすることができ、内袋上部の開封はもとより、再
封の自由度が増して開封、再封の作業性が極めて改善さ
れる。次いで、略角状に折り畳まれている内袋の上部を
図2(b)に示すように引き延ばし、トップシールに沿
ってカットすれば、内袋の上部を大きく開口でき、内容
物の取り出しは自由になる。このカット方法は、鋏等の
道具を使わなくとも、カットを始める方の折り目に沿っ
て外側から付けられた傷痕をきっかけにして、手で水平
に引き裂いてもよい。なお、この場合、内袋の積層基材
に横一軸延伸フィルムが使用されていればカットはさら
にスムースに行われる。また、図2(c)に示すよう
に、胴部側板13に逆Y字形の折り線jを加えておけ
ば、内袋のコーナーからの振出しも可能となる。再封に
ついては、内容物の取り出し後、内袋を一旦、図2
(b)に示す状態にもどしてから、で示すように内袋
上部を手前に巻き折りしてから、で示すように両耳を
内側に倒すようにしてもよいし、また内袋の両側をガゼ
ット折りしてから、上部を巻き折りするようにしてもよ
い。被せ蓋は、その内部に折り返された繋ぎ片4〜6に
よって補強されているので、被せ蓋を元の位置にしっか
りはめ込むことができ、折り返された内袋上部を押さえ
込むことができる。本発明によるバッグインカートン2
0は、いわゆる身蓋箱として繰り返し使用することがで
きる。内容物が少なくなれば、胴部Dに設けられている
ジッパーを引き裂いて、胴部の上半分は取り除き、下半
分の中に内袋を収納するようにすればスペースは少なく
て済む。
20の開封、再封説明図である。図2(a)は、本発明
によるバッグインカートン20の斜視図であって、従来
のフリップトップ型に較べて側面、背面は異なるが正面
は同一である。図2(b)は、本発明によるバッグイン
カートン20の開封、再封手順の説明図である。本発明
によるバッグインカートン20の開封は、先ず、被せ蓋
を手に持って上部に引き上げれば、胴部D上辺の弱め線
iから切断が起こり、被せ蓋を胴部Dから切り離すこと
ができる。この切断状況は同図においても示めされてい
る。この時、内袋の上部周辺は従来のバッグインカート
ンに較べて大きく露出させることができる。特に内袋の
後面側における差が大きい。また、少なくとも胴部上部
において、内袋はカートンに剥離可能に接着されている
ため、内袋を胴部から引き剥がし、内袋上部を独立した
状態とすることができ、内袋上部の開封はもとより、再
封の自由度が増して開封、再封の作業性が極めて改善さ
れる。次いで、略角状に折り畳まれている内袋の上部を
図2(b)に示すように引き延ばし、トップシールに沿
ってカットすれば、内袋の上部を大きく開口でき、内容
物の取り出しは自由になる。このカット方法は、鋏等の
道具を使わなくとも、カットを始める方の折り目に沿っ
て外側から付けられた傷痕をきっかけにして、手で水平
に引き裂いてもよい。なお、この場合、内袋の積層基材
に横一軸延伸フィルムが使用されていればカットはさら
にスムースに行われる。また、図2(c)に示すよう
に、胴部側板13に逆Y字形の折り線jを加えておけ
ば、内袋のコーナーからの振出しも可能となる。再封に
ついては、内容物の取り出し後、内袋を一旦、図2
(b)に示す状態にもどしてから、で示すように内袋
上部を手前に巻き折りしてから、で示すように両耳を
内側に倒すようにしてもよいし、また内袋の両側をガゼ
ット折りしてから、上部を巻き折りするようにしてもよ
い。被せ蓋は、その内部に折り返された繋ぎ片4〜6に
よって補強されているので、被せ蓋を元の位置にしっか
りはめ込むことができ、折り返された内袋上部を押さえ
込むことができる。本発明によるバッグインカートン2
0は、いわゆる身蓋箱として繰り返し使用することがで
きる。内容物が少なくなれば、胴部Dに設けられている
ジッパーを引き裂いて、胴部の上半分は取り除き、下半
分の中に内袋を収納するようにすればスペースは少なく
て済む。
【0008】
【実施例】本発明によるバッグインカートン20を脱脂
粉乳用のパッケージとして使用すべく、次の仕様で実施
例サンプルを試作した。 板紙: マニラボール 345g/m2 外箱寸法: 高さ145mm,幅115mm,奥行き5
5mm(胴部) 被せ蓋の深さ: 45mm 内袋寸法: 長さ 235mm,折り径 162mm 内袋の積層構成: OPP20/PE15/AL7/P
E30 ここで OPP 延伸ポリプロピレン PE ポリエチレン AL アルミ箔 数字は、各層の厚みで、単位はμmである。 以上の実施例サンプルに脱脂粉乳を250g充填して、
成形したものと従来の製品を比較例として比較テストを
行った結果、内袋の開封、再封については、従来のもの
に較べて作業性、自由度が極めて改善され、とくに再封
機能性に優れたバッグインカートンとなり、高齢者によ
っても、開封、再封が容易であった。
粉乳用のパッケージとして使用すべく、次の仕様で実施
例サンプルを試作した。 板紙: マニラボール 345g/m2 外箱寸法: 高さ145mm,幅115mm,奥行き5
5mm(胴部) 被せ蓋の深さ: 45mm 内袋寸法: 長さ 235mm,折り径 162mm 内袋の積層構成: OPP20/PE15/AL7/P
E30 ここで OPP 延伸ポリプロピレン PE ポリエチレン AL アルミ箔 数字は、各層の厚みで、単位はμmである。 以上の実施例サンプルに脱脂粉乳を250g充填して、
成形したものと従来の製品を比較例として比較テストを
行った結果、内袋の開封、再封については、従来のもの
に較べて作業性、自由度が極めて改善され、とくに再封
機能性に優れたバッグインカートンとなり、高齢者によ
っても、開封、再封が容易であった。
【0009】本発明によるバッグインカートンは、以上
の記載に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形が可能である。例えば、胴部Dと
繋ぎ部Z間に設けられる弱め線iは、横一線でなくとも
よい。
の記載に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形が可能である。例えば、胴部Dと
繋ぎ部Z間に設けられる弱め線iは、横一線でなくとも
よい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、バッグインカートンで
ありながら、四角柱状の胴部の上部にスライドする被せ
蓋を有するいわゆる身蓋箱を形成することができ、胴部
の高さを低くし、また内袋上部の外箱との接着力を剥離
可能にしたことにより、開封時に内袋上部を大きく露出
させることによって、従来と略同量、同一仕様の包装材
料でありながら、開封性、再封性の極めて良好な、使い
易いものとすることができる。また水平ジッパーの採用
によって、内容量が少なくなった場合に極めてコンパク
トに内袋を収納することができる。
ありながら、四角柱状の胴部の上部にスライドする被せ
蓋を有するいわゆる身蓋箱を形成することができ、胴部
の高さを低くし、また内袋上部の外箱との接着力を剥離
可能にしたことにより、開封時に内袋上部を大きく露出
させることによって、従来と略同量、同一仕様の包装材
料でありながら、開封性、再封性の極めて良好な、使い
易いものとすることができる。また水平ジッパーの採用
によって、内容量が少なくなった場合に極めてコンパク
トに内袋を収納することができる。
【図1】本発明によるバッグインカートンのカートンブ
ランク展開図
ランク展開図
【図2】本発明によるバッグインカートンの開封、再封
説明図。
説明図。
【図3】従来のフリップトップ型バッグインカートンの
開封、再封説明図
開封、再封説明図
1 蓋部前板 2 蓋部後板 3 蓋部側板 4〜6 繋ぎ片 7〜9 天部折り返し片 10 本発明によるバッグインカートンのカートンブ
ランク 11 胴部側板 12 胴部前板 13 胴部側板 14 胴部後板 15、15’ 糊代 16〜19 底部折り返し片 20 本発明によるバッグインカートン 30 従来のフリップトップ型バッグインカートン a〜h 折り線 i 弱め線 j 折り線 B 内袋 M 開口部 J ジッパー S 部分接着部 Z 繋ぎ部 U 底部
ランク 11 胴部側板 12 胴部前板 13 胴部側板 14 胴部後板 15、15’ 糊代 16〜19 底部折り返し片 20 本発明によるバッグインカートン 30 従来のフリップトップ型バッグインカートン a〜h 折り線 i 弱め線 j 折り線 B 内袋 M 開口部 J ジッパー S 部分接着部 Z 繋ぎ部 U 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻田 一夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 胴部側板、胴部前板、胴部側板、胴部後
板、糊代がこの順に一列に連接されてなる4角柱状胴部
に対して、蓋部糊代、蓋部側板、蓋部前板、蓋部側板、
蓋部後板がこの順に一列に連接されてなる被せ蓋垂直パ
ネルの上辺に天板と折り返し辺を連接してなる被せ蓋
を、前記胴部と前記被せ蓋の前板同志、側板同志、後板
同志の間で、被せ蓋内に折り込まれる繋ぎ片によってそ
れぞれ連結してなるカートンとそのカートンに内貼りさ
れた内袋から構成されるバッグインカートンであって、 前記胴部と前記繋ぎ片とが弱め線を介して連接されてお
り、該弱め線が切断されるこによって、開封され、成形
された内袋上部がその全周にわたって露出することを特
徴とするバッグインカートン。 - 【請求項2】 前記内袋の少なくとも上半分が、カート
ン胴部に対して剥離可能に接着されていることを特徴と
する請求項1記載のバッグインカートン。 - 【請求項3】 前記胴部を水平に一周するジッパーが設
けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
バッグインカートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7666097A JPH10250766A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | バッグインカートン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7666097A JPH10250766A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | バッグインカートン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250766A true JPH10250766A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13611574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7666097A Withdrawn JPH10250766A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | バッグインカートン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10250766A (ja) |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP7666097A patent/JPH10250766A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |