JPH10250328A - リヤサスペンション構造 - Google Patents
リヤサスペンション構造Info
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- JPH10250328A JPH10250328A JP6329897A JP6329897A JPH10250328A JP H10250328 A JPH10250328 A JP H10250328A JP 6329897 A JP6329897 A JP 6329897A JP 6329897 A JP6329897 A JP 6329897A JP H10250328 A JPH10250328 A JP H10250328A
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- upper link
- vehicle
- wheel
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- link
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Abstract
可能なリヤサスペンション構造を提供することを課題と
している。 【解決手段】アクスル1と一体に結合したトレーリング
アーム2が車両前後方向前方に延設され、その先端部を
車体側部材に連結している。また、棒状のアッパリンク
3及びロアリンク4が車幅方向に配置される。上記アッ
パリンク3は、ドライブシャフト5よりも上方に配置さ
れて、車輪取付け点3aを、ホィールセンタWCよりも
車両前後方向前方にオフセットさせてアクスル1に連結
すると共に、車体側取付け点3bを、ドライブシャフト
5よりも車両前後方向前方のオフセットさせてサスペン
ションメンバ10に連結していると共に、長手方向にお
いては下方に湾曲した形状となっている。
Description
且つ3リンクで構成するトレーリングアーム付きダブル
リンク式からなるリアサスペンション構造に関する。
ーム付きダブルリンク式のリヤサスペンションとして
は、例えば特開平8−268018号公報に記載されて
いるものがある。このリアサスペンションは、平面図で
ある図8に示すようなサスペンションジオメトリで配置
されている。
リングアーム51が延設され該先端部が上下方向へ揺動
可能な状態で車体側部材に連結する。また、略車幅方向
にアッパリンク52及びロアリンク(不図示)が配置さ
れ、該アッパリンク52及びロアリンクは、共に、車体
側取付け点をサスペンションメンバ(不図示)に、車輪
側取付け点をアクスル50にそれぞれ連結している。
ク52の車体側取付け点を、ドライブシャフト53より
も車両前後方向前方にオフセットして位置すると共に、
該アッパリンク52の車輪側取付け点を、ホイールセン
タよりも車両前後方向後方にオフセットして配置してい
る。
ヤサスペンション構造では、車両後方からみた図である
図9に示すように、アッパリンク52が、ドライブシャ
フト53とサイドメンバ54(車体側部材のうち車輪側
でアッパリンク52に近接して配置される部材)との間
を通るように配置されている。
に、上記アッパリンク52が、サイドメンバ54と干渉
しないように当該アッパリンク52とサイドメンバ54
との間に所定のクリアランスを確保する必要があり、こ
の寸法分だけ、車体後部のフロア55を高く設定せざる
を得ないという問題がある。
アッパリンク52がドライブシャフト53と交差するよ
うに配置されているために、アッパリンク52自体の位
置を下げることもできない。
ション構造を採用した車両では、車体後部のフロア55
が比較的高く設定されるが、車体後部のフロア55が高
いほど、車両への乗り降りが大変になると共に、車体後
部の居住空間を小さくする一因となる。
されたもので、簡易な手段で車体後部のフロア高さを低
く設定可能なリヤサスペンション構造を提供することを
課題としている。
に、本発明のうち請求項1に記載したリヤサスペンショ
ン構造は、駆動輪を回転自在に支持する車輪支持部材か
ら略車両前後方向前方に延び、その端部を車体側部材に
連結するトレーリングアームと、それぞれ略車幅方向に
延在して一端部を上記車輪支持部材に連結すると共に他
端部を車体側部材に連結するアッパリンク及びロアリン
クとを備え、上記アッパリンクの車体側取付け点がドラ
イブシャフトよりも車両前後方向前方にオフセットした
リヤサスペンション構造において、上記アッパリンクの
車輪側取付け点を、ホイールセンタよりも車両前後方向
前方にオフセットさせたことを特徴とするものある。
イブシャフトとアッパリンクが交差していないので、ア
ッパリンクの車輪側取付け点を下方に変位させても該ア
ッパリンクとドライブシャフトが干渉することは回避さ
れる。
シャフトよりも車両前後方向後方に設定することも考え
られるが、この場合には、別途リンク部材が必要となり
3リンク構造でサスペンションを構成することは出来な
い。
の構成に対して、上記アッパリンクは、少なくともその
延在方向の一部が、当該アッパリンクの車輪側取付け点
と車体側取付け点とを結ぶ直線よりも下方に位置する形
状であることを特徴とするものである。
イブシャフトとアッパリンクが交差していないので、車
両後方からみて当該ドライブシャフトとアッパリンクが
交差するように、当該アッパリンクの延在方向の一部を
下方に変位させた形状としても該アッパリンクとドライ
ブシャフトが干渉することは回避されると共に、このよ
うに変形することで、サスペンションジオメトリで決定
される該アッパリンクの両端取付け点の位置とは関係な
く、干渉するおそれがある車体側部材(サイドメンバ
等)と上下で対向するアッパリンク部分を下側に変位可
能となる。
に記載の構成に対して、上記アッパリンクは、下方に湾
曲していることを特徴とするものである。アッパリンク
について、少なくともその延在方向の一部が、当該アッ
パリンクの車輪側取付け点と車体側取付け点とを結ぶ直
線よりも下方に位置する形状とすることは、アッパリン
クの一部を下方に凸の形状にする必要があるが、下方に
湾曲させることで、大きな曲率の曲げを付けずに、請求
項2の発明が実現される。
1から請求項3のいずれかに記載の構成に対して、ロア
リンクの車輪側取付け点を、ホイールセンタよりも車両
前後方向後方にオフセットして配置したことを特徴とす
るものである。
付け点がホイールセンタより車両前後方向後方に配置さ
れ、且つ、アッパリンクの車輪側取付け点がホイールセ
ンタより車両前後方向前方に配置されることで、キング
ピン軸が下方に向かうにつれて車両前後方向後方に向か
うように傾斜してネガティブキャスタが増大する。
3リンク構造を維持しつつ、車体側部材と対向するアッ
パリンク部分が下方に変位するので、その分だけ車体後
部のフロアを低く設定可能となり、車体後部への乗り降
りが楽になるという効果がある。
がるので、バン等のように車体後部を荷物室として使用
される場合には、荷物の出し入れが楽になる共により多
くの荷物を積載可能となる。また、車体後部を座席とし
て使用する場合には車体後部の乗車時の快適性が向上す
るという効果がある。
アッパリンクの車輪側取付け点の配置の自由度を小さく
することがないという効果がある。さらに、請求項3の
発明を採用すると、アッパリンクの強度上有利となると
いう効果がある。
と、ネガティブキャスタが増大することで、後輪に横力
が作用した場合にトーイン方向のモーメントが働くため
に走行安定性が向上するという効果がある。
構造は、トレーリングアームを備えるものであるので、
上記モーメントの腕が長いため、横風等の外乱に対して
はトーイン変化の感度が低く、実際のサスペンションス
トロークの際にのみトーイン効果が発生する。
しつつ説明する。図1は透視図的に図示した平面図、図
2は車両後方からみた図、図3は車幅方向からみた図で
ある。
転自在に支持する車輪支持部材であるアクスル1と一体
に結合したトレーリングアーム2が車両前後方向前方に
延設され、その延在方向先端部を車体側部材に上下方向
へのみ揺動可能に連結している。
ク4が略車幅方向に配置されている。ここで、図中、5
は、車幅方向に延設されたドライブシャフトを表す。ま
た、アクスル1と車体側部材との間には、それぞれ上下
方向に軸を向けてコイルスプリング6及びショックアブ
ソーバ7が配設されている。また、7は、アッパリンク
の上方を車輪側で車両前後方向に延設されたサイドメン
バ(車体側部材)であり、8は、車幅方向に配置された
クロスメンバ(車体側部材)である。さらに、11は車
輪の位置を示している。
よりも下方に配置されて、車輪取付け点4aを、ホイー
ルセンタWCよりも車両前後方向後方にオフセットさせ
てアクスル1に連結すると共に、車体側取付け点4b
を、ドライブシャフト5よりも車両前後方向前方にオフ
セットさせてサスペンションメンバ10に連結してい
る。
5よりも上方に配置されて、車輪取付け点3aを、ホイ
ールセンタWCよりも車両前後方向前方にオフセットさ
せてアクスル1に連結すると共に、車体側取付け点3b
を、ドライブシャフト5よりも車両前後方向前方のオフ
セットさせてサスペンションメンバ10に連結してい
る。
リが成立する位置にアッパリンク3の車輪側取付け点3
a及び車体側取付け点3b及び揺動軸を調整する。例え
ば、車体側取付け点3bを図3中のラインA上にあるよ
うに設定する。
うに、下方に湾曲した形状となっている。これによっ
て、アッパリンク3は、延在方向の一部が、当該アッパ
リンク3の車輪側取付け点3aと車体側取付け点3bと
を結ぶ直線よりも下方に位置する形状となる。
させると、車両後方からみて当該アッパリンク3とドラ
イブシャフト5とは重なる配置構成となるが、図1に示
すように、平面視でアッパリンク3はドライブシャフト
5と交差していないので、アッパリンク3を下方に湾曲
させても当該アッパリンク3とドライブシャフト5とが
干渉することが回避される。
方に湾曲させることで、図4に示すように、下方に突出
し当該アッパリンク3と干渉するおそれのある車体側部
材であるサイドメンバ9と対向するアッパリンク3部分
が、従来よりも下方に変位するので、サイドメンバ9の
位置が従来よりも下方に設定可能となる。ここで、図4
中、一点鎖線は、従来のサスペンション構造を採用した
場合のサイドメンバ及びフロアの位置を示すものであ
る。
きダブルリンク式のサスペンションを採用しても、車体
後部のフロア12の高さが低く設定可能となり、車体後
部への乗り降りが楽になる。
等のように車体後部を荷物室として使用される車両に採
用した場合には、荷物の出し入れが楽になる共に、より
多くの荷物を積載可能となる。また、車体後部を座席と
して使用する場合には車体後部の乗車時の快適性が向上
する。
ついて考察する。上記サイドメンバ9と対向する部分の
高さが車両後方からみてドライブシャフト5よりも下方
になるほど湾曲させても、当該サイドメンバ9とドライ
ブシャフト5とが干渉しないようにサイドメンバ9の高
さを決定する必要がある。従って、上記アッパリンク3
の下方への湾曲量は、上記サイドメンバ9と上下で対向
する部分の高さがドライブシャフト5と同じ程度の高さ
に設定することがよく、これによって、より有効に車体
後部のフロア12の高さを低く抑えつつアッパリンク3
を必要以上に湾曲させる必要がなくなる。つまり、アッ
パリンク3の剛性を必要以上に高く設定する必要がなく
なる。
車輪側取付け点4aは、ホイールセンタWCよりも車両
前後方向後方にオフセットしていると共に、アッパリン
ク3の車輪側取付け点3aは、ホイールセンタWCより
も車両前後方向前方にオフセットしている。このため、
キングピン軸Kは、下方に向かうにつれて車両前後方向
後方に向かうように傾き、その延長線と地面との交点は
車輪への横力入力点Bよりも車両前後方向後方に位置す
る。
ン構造ではネガティブキャンバが増大するので、後輪に
横力が作用した場合に、トーイン方向のモーメントが働
いて、サスペンションとして好ましい特性つまり走行安
定性が向上する。
の長さは、トレーリングアーム2によって長く設定させ
るためにトーイン変化の感度は低く、横風等の外乱によ
ってはトーイン変化はほとんど生じない。
ク3の延在方向全体を、当該アッパリンク3の車輪側取
付け点3aと車体側取付け点3bとを結ぶ直線よりも下
方に位置する形状となっているが、これに限定されな
い。
3のうち,サイドメンバ9と上下に対向する部分だけ
で、下方に略U字状に曲げることで、アッパリンク3の
延在方向途中位置を、当該アッパリンク3の車輪側取付
け点3aと車体側取付け点3bとを結ぶ直線よりも下方
に位置する形状として、サイドメンバ9の位置、さらに
は車体後部のフロア12の高さを低く設定してもよい。
要は、アッパリンク3のうち,サイドメンバ9と上下に
対向する部分が、当該アッパリンク3の車輪側取付け点
3aと車体側取付け点3bとを結ぶ直線よりも下方に位
置するように曲げられた形状であればよい。
を滑らかに撓ませた場合と比較して曲げ(曲率変化)が
大きくなる部分を生じるため、アッパリンク3の強度上
では全体を撓ませた方が有利である。
3の一部又は全部を曲げることでフロア12の高さの低
減を実現しているが、これに限定されない。本実施の形
態では、平面視でアッパリンク3とドライブシャフト5
とが交差しないので、当該アッパリンク3とドライブシ
ャフト5との干渉を考えずにアッパリンク3の車輪側取
付け点3aを下方に変位させることが可能である。従っ
て、図7に示すように、アッパリンク3を撓ませること
なく車輪側取付け点3aを下方に変位させることでフロ
ア12の高さの低減を実現することもできる。なお、車
体側取付け点3bも下げることができる。
撓ませる等すると共に車輪側取付け点3aを下方に変位
させることでフロア12の高さの低減を実現することも
できる。
構造を説明するための平面図である。
構造を説明するための車両後方からみた図である。
構造を説明するための車幅方向からみた図である。
を説明するための図である。
でのキングピン軸を説明するための図である。
の別の例を説明するための車両後方からみた図である。
の別の例を説明するための車両後方からみた図である。
するための平面図である。
車体側部材との干渉について説明するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動輪を回転自在に支持する車輪支持部
材から略車両前後方向前方に延び、その端部を車体側部
材に連結するトレーリングアームと、それぞれ略車幅方
向に延在して一端部を上記車輪支持部材に連結すると共
に他端部を車体側部材に連結するアッパリンク及びロア
リンクとを備え、上記アッパリンクの車体側取付け点が
ドライブシャフトよりも車両前後方向前方にオフセット
したリヤサスペンション構造において、上記アッパリン
クの車輪側取付け点を、ホイールセンタよりも車両前後
方向前方にオフセットさせたことを特徴とするリヤサス
ペンション構造。 - 【請求項2】 上記アッパリンクは、少なくともその延
在方向の一部が、当該アッパリンクの車輪側取付け点と
車体側取付け点とを結ぶ直線よりも下方に位置する形状
であることを特徴とする請求項1に記載のリヤサスペン
ション構造。 - 【請求項3】 上記アッパリンクは、下方に湾曲してい
ることを特徴とする請求項2に記載のリヤサスペンショ
ン構造。 - 【請求項4】 ロアリンクの車輪側取付け点を、ホイー
ルセンタよりも車両前後方向後方にオフセットして配置
したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
に記載のリヤサスペンション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06329897A JP3608334B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | リヤサスペンション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06329897A JP3608334B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | リヤサスペンション構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250328A true JPH10250328A (ja) | 1998-09-22 |
JP3608334B2 JP3608334B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=13225277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06329897A Expired - Lifetime JP3608334B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | リヤサスペンション構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3608334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225451A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Autech Japan Inc | 電気自動車の車体後部構造 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP06329897A patent/JP3608334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225451A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Autech Japan Inc | 電気自動車の車体後部構造 |
JP4522718B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2010-08-11 | 株式会社オーテックジャパン | 電気自動車の車体後部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3608334B2 (ja) | 2005-01-12 |
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