JPH10249758A - マニピュレータ装置 - Google Patents

マニピュレータ装置

Info

Publication number
JPH10249758A
JPH10249758A JP1574798A JP1574798A JPH10249758A JP H10249758 A JPH10249758 A JP H10249758A JP 1574798 A JP1574798 A JP 1574798A JP 1574798 A JP1574798 A JP 1574798A JP H10249758 A JPH10249758 A JP H10249758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
arm
axis
cable
manipulator device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1574798A
Other languages
English (en)
Inventor
K Kuhl David
デーヴィッド・ケイ・クール
J Ondoraseku Michael
マイケル・ジェイ・オンドラセク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motoman Inc
Original Assignee
Motoman Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motoman Inc filed Critical Motoman Inc
Publication of JPH10249758A publication Critical patent/JPH10249758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 これまでは一度にただ一つのモータのみが使
用されるので複雑なギア装置及び制御装置が必要となっ
ていた。更に、リスト部分に取り付けられた重量物を移
動するためには大きな駆動モータが必要となっていた。 【解決手段】 1の位置から他の位置まで協働するツー
ルを運動させるためのマニピュレータ装置が提供され
る。第1モータがベースへ載置されかつ第1軸線周りに
第1アームを回転する。第2モータが第1アームへ載置
されかつ第2軸線周りに第2アームを回転する。ケーブ
ルシステムが使用され、第1アーム及び第2アームの位
置に関係なく第2アームの端部へ載置されたワークピー
スの角度方向性を維持している。ハーモニックギア減速
装置が使用され、第1アーム及び第2アームの回転を行
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1の位置から他の
位置まで、協働するツールの運動をもたらすロボットマ
ニピュレータアームに関する。より詳細には本件発明は
マニピュレータアームの一端に取り付けられた重い物体
の運動をもたらすために使用されるロボットマニピュレ
ータアームに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットマニピュレータアームは、溶
接、部品組立、物体搬送、バリ取り、パレットへの荷積
み等の作業を行うために産業界において使用されてい
る。通常、このようなロボットマニピュレータアーム
は、同一のワークピースへ上述の作業を繰り返し行って
いる。
【0003】米国特許第5222409号は、上方アー
ムと、下方アームと、リストと、から成るロボットマニ
ピュレータアームを開示している。第1の駆動モータは
上方アームを枢動するために使用され、第2の駆動モー
タは上方アーム及び下方アームの双方を枢動するために
使用されている。これらの第1のモータ及び第2のモー
タは固定ベースへ固着されており、上方アーム及び下方
アームへ対して移動しない。第1の駆動モータは、上方
アーム及びこうして下方アームを上下に移動するために
使用される。第2の駆動モータは上方アーム及び下方ア
ームの双方を異なる速度で回転し、これにより下方アー
ムは上方アームの周りに折り込まれることが出来る。
【0004】本件発明はブラウンの1997年3月2日
付の「2本の異なる長さのアームを有するマニピュレー
タ装置の端部へ取り付けられたツールへリニア運動をも
たらすための方法及び装置」に関する米国特許出願(代
理人ドケット番号:MOT020 PA)に関連する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】残念なことに、このよ
うな機構においては一度にただ一つのモータのみが使用
されるので複雑なギア装置及び制御装置が必要となって
いる。更に、リスト部分に取り付けられた重量物を移動
するためには大きな駆動モータが必要となる。
【0006】従って構造が簡単で比較的小さい寸法のモ
ータによって重量物を移動することが出来るロボットマ
ニピュレータアームの必要性が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本件発明のマニピュレー
タ装置は、ベースへ枢着された第1端部と、第2端部
と、を有する第1アームを有している。第2アームの第
1端部は第1アームの第2端部へ枢着されている。第1
モータが第1アームを回転するようにベースへ接続され
ており、第2モータが第2アームを回転するように第1
アームへ接続されている。第2アームの第2端部はワー
クピースホルダを有しており、このワークピースホルダ
は第1アーム及び第2アームの位置にかかわらず新規な
プーリ/ケーブルシステムによって画定された位置へ保
持されている。第2モータが第1アームの第1端部へ接
続されており、好ましくはマニピュレータ装置のための
カウンタウエイトとして作動するよう第1アームの枢動
点を越えて伸びている。
【0008】本件発明の第1の観点によれば、このマニ
ピュレータ装置は、ベースと、第1端部及び第2端部を
有している第1アームと、を有している。第1アームの
第1端部が第1軸線の周りを回転するようにベースへ枢
動可能に接続されている。更に第2アームが第1端部と
第2端部とを有している。第2アームの第1端部は、第
2軸線周りを回転するように第1アームの第2端部へ枢
動可能に接続されている。第1モータがベースへ載置さ
れておりかつ第1アームへ接続されている。第1モータ
が第1軸線周りにおいて第1アームへ回転運動を付与し
ている。第2モータが第1アームへ載置されかつ第2ア
ームへ接続されており、第2軸線周りにおいて第2アー
ムへ回転運動を付与している。
【0009】この装置は、更に、第2アームの第2端部
へ枢動可能に接続されているワークピースホールダと、
第1アーム及び第2アームへ接続されているケーブルシ
ステムと、を有しており、これにより該ワークピースホ
ールダが第1アーム及び第2アームの運動にかかわらず
第1位置へ保持されてるようになっている。このケーブ
ルシステムは、前記ベースへ剛着されかつ前記第1アー
ムの第1端部へ実質的に近接して位置付られている第1
プーリ組立体と、第1アームへ関して回転するよう第1
アームの第2端部へ回転可能に接続されている第2プー
リ組立体と、第1プーリ組立体と第2プーリ組立体とへ
接続されている第1ケーブル組立体と、第2アームへ関
して回転するよう第2アームの第1端部へ回転可能に接
続されている第3プーリ組立体と、第2アームへ関して
回転するよう第2アームの第2端部へ回転可能に接続さ
れている第4プーリ組立体と、第3プーリ組立体と第4
プーリ組立体とへ接続されている第2ケーブル組立体
と、を有している。第2プーリ組立体は第3プーリ組立
体へ対して剛着され、かつ第4プーリ組立体が前記ワー
クピースホールダへ対して剛着されている。
【0010】好ましくは、第1プーリ組立体が第1プー
リと第2プーリとを有しており、第2プーリ組立体が第
3プーリと第4プーリとを有しており、第3プーリ組立
体が第5プーリと第6プーリとを有しており、第4プー
リ組立体が第7プーリと第8プーリとを有している。更
に、第1ケーブル組立体が第1ケーブルと第2ケーブル
とを有しており、第2ケーブル組立体が第3ケーブルと
第4ケーブルとを有している。第1ケーブルの第1端部
は第1プーリへ接続され、第1ケーブルの第2端部は第
3プーリへ接続され、第2ケーブルの第1端部は第2プ
ーリへ接続され、第2ケーブルの第2端部が第4プーリ
へ接続されている。第3ケーブルの第1端部は第5プー
リへ接続され、第3ケーブルの第2端部は第7プーリへ
接続されており、第4ケーブルの第1端部は第6プーリ
へ接続され、第4ケーブルの第2端部は第8プーリへ接
続されている。好ましくは、第3プーリは第4プーリに
関して回転可能となっており、それにより第1ケーブル
及び第2ケーブルの各々の張力は調整可能となってい
る。同様に、第7プーリは好ましくは第8プーリに関し
て回転可能となっており、それにより第3ケーブル及び
第4ケーブルの各々の張力は調整可能となっている。
【0011】第1アームは更に第1アームの第1端部付
近へ位置付けられかつ第1軸線に沿って実質的に整合さ
れている第1主軸組立体を有している。第1モータはカ
プラーと第1軸線に沿って一般に整合している第1駆動
軸とを有している。第1主軸組立体は第2駆動軸を有し
ており、該第2駆動軸はモータカプラーによって第1駆
動軸へ接続されそれにより第1駆動軸が第1軸線周りを
回転するとき第1アームの第2駆動軸が第1軸線周りを
回転して第1アームを第1軸線周りを回転させる。好ま
しくは、第1主軸組立体はハーモニックギア減速装置を
有している。
【0012】第2モータは第2軸線に対して実質的に直
交するように配置されかつ第4軸を有する直角駆動組立
体へ接続されている第3駆動軸を有し、これにより第3
駆動軸は第2軸線に対して直交する第3軸線周りを回転
し、直角駆動組立体の第4軸が第2軸線に対して実質的
に平行な第4軸周りを回転する。第2アームは、第2ア
ームの第1端部及び第1アームの第2端部と協働しかつ
第2軸線に沿って整合されている第2主軸組立体を有し
ている。この直角駆動組立体は、駆動ベルトによって第
2主軸駆動組立体の第5駆動軸へ接続されており、これ
により該直角駆動組立体の第4軸が第4軸線周りを回転
するとき第2アームの第2主軸組立体の第5駆動軸が第
2軸線周りに回転し、第2アームを第2軸線周りに回転
させる。好ましくは、第2主軸組立体はハーモニックギ
ア減速装置を有している。
【0013】もし第1アームが所定の角度方向を通って
回転するならば第1モータ及び第2モータを停止するよ
うな位置センサを第1アームが含んでいる。もし第2ア
ームが所定の角度方向を通って回転するならば同様に第
1モータ及び第2モータを停止するような位置センサを
第2アームが含んでいる。これらの位置センサは光学位
置センサを有している。第2モータは第1アームの第1
端部付近へ載置されており、好ましくは第1アームの枢
動点を越えて伸びておりこのマニピュレータ装置のため
のカウンタウエイトとして機能している。
【0014】本件発明の別の観点によれば、このマニピ
ュレータ装置は、ベースと、第1端部と第2端部とを有
している。第1アームの第1端部は第1軸線周りを回転
するようにベースへ枢動可能に接続されている。第1端
部と第2端部とを有している第2アームの第1端部は第
2軸線周りを回転するように第1アームの第2端部へ枢
動可能に接続されている。第1モータは第1アームへ第
1軸線周りの回転運動を与えるようになっており、第2
モータは第2アームへ第2軸線周りの回転運動を与える
ようになっている。ワークピースホールダが第2アーム
の第2端部へ枢動可能に接続されている。ケーブルシス
テムが、第1アーム及び第2アームへ接続されており、
これによりワークピースホールダが第1アーム及び第2
アームの運動にかかわらず第1位置へ保持されている。
【0015】好ましくは、このケーブルシステムは、ベ
ースへ剛着されかつ実質的に第1アームの第1端部付近
へ位置付けられている第1プーリ及び第2プーリと、第
1アームの第2端部へ回転可能に接続されている第3プ
ーリ及び第4プーリと、第1プーリへ接続された第1端
部と第3プーリへ接続された第2端部とを有する第1ケ
ーブルと、第2プーリへ接続された第1端部と第4プー
リへ接続された第2端部とを有する第2ケーブルと、を
有している。このケーブルシステムは、更に、第2アー
ムの第1端部へ回転可能に接続されている第5プーリ及
び第6プーリと、第2アームの第2端部へ回転可能に接
続されている第7プーリ及び第8プーリと、第5プーリ
へ接続された第1端部と第7プーリへ接続された第2端
部とを有している第3ケーブルと、第6プーリへ接続さ
れた第1端部と第8プーリへ接続された第2端部とを有
している第4ケーブルと、を有している。好ましくは、
第3プーリ及び第4プーリは第5プーリ及び第6プーリ
へ接続され、第7プーリ及び第8プーリはワークピース
ホールダへ剛着されている。第3プーリは第4プーリに
関して回転可能となっており、それにより第1ケーブル
及び第2ケーブルの各々の張力が調整可能となってい
る。同様に、第7プーリは第8プーリに関して回転可能
となっており、それにより第3ケーブル及び第4ケーブ
ルの各々の張力が調整可能となっている。
【0016】本件発明の更に別の観点によれば、このマ
ニピュレータ装置は、ベースと、第1端部と第2端部と
を有している第1アームと、を有しており、第1アーム
の第1端部は第1軸線周りを回転するようにベースへ枢
動可能に接続されている。第1端部と第2端部とを有し
ている第2アームの第1端部が第2軸線周りを回転する
ように第1アームの第2端部へ枢動可能に接続されてい
る。第1モータが第1アームへ第1軸線周りの回転運動
を付与するようになっており、第2モータが第2アーム
へ第2軸線周りの回転運動を付与するようになってい
る。ハーモニックギア減速装置を有している第1主軸組
立体が第1アーム及び第1モータへ接続されかつ第1軸
線に沿って実質的に整合されている。ハーモニックギア
減速装置を有している第2主軸組立体が第2アーム及び
第2モータへ接続されかつ第2軸線に沿って実質的に整
合されている。
【0017】このように、本件発明の目的は、簡単な構
造を有しかつ比較的小さい寸法のモータで重量物を移動
することが出来るような改良されたロボットマニピュレ
ータ装置を提供し、第2アームを移動するためのモータ
が該装置の第1アームへ載置されている改良されたロボ
ットマニピュレータ装置を提供し、第2アームを移動す
るためのモータが該装置の第1アームへ載置されかつ第
1アームの枢動点を越えて伸び該装置のカウンタウエイ
トとして機能するような改良されたロボットマニピュレ
ータ装置を提供し、かつ新規なプーリ/ケーブルシステ
ムが装置の第1アーム及び第2アームの位置にかかわら
ず画定された位置へワークピースホルダを維持する改良
されたロボットマニピュレータ装置を提供することであ
る。
【0018】本件発明のその他の目的及び利点は下記記
述から明確となろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、ここ
にはマニピュレータ装置10が示されている。このマニ
ピュレータ装置10は、ベース12と、第1アーム即ち
上方アーム14と、第2アーム即ち下方アーム16と、
ワークピースホルダー即ちリスト18と、第1モータ2
0と、第2モータ22と、を有している。ベース12
は、種々の電気、真空及び空気接続部を有するインター
フェースモジュール23を含んでいる。上方アーム14
の第1端部14aは第1ピボット即ちショルダーピボッ
ト24によってベース12へピボット接続されている。
第1軸線26の周りでの上方アーム14の回転は、上方
アーム14がショルダーピボット24の周りで垂直面内
を回転するよう、ショルダージョイントを画定してい
る。下方アーム16の第1端部16aはエルボーピボッ
ト28によって上方アーム14の第2端部14bへピボ
ット接続されている。第2軸線30の周りでの下方アー
ム16の回転は、下方アーム16がエルボーピボット2
8の周りで垂直面内を回転するよう、エルボージョイン
トを画定している。下方アーム16の第2端部16bは
リストピボット32によってリスト即ちワークピースホ
ルダー18へピボット接続されている。第3軸線34の
周りでのリスト18の回転は、リスト18がリストピボ
ット32の周りで垂直面内を回転するよう、リストジョ
イントを画定している。
【0020】第1モータ20はベース12へ搭載され上
方アーム14へ接続されている。ベース12はプラット
ホーム、テーブル又はフロアのような固定の構造体へボ
ルト止め若しくは固着されている。第1モータ20はベ
ース12へボルト止め若しくは固着されており、これに
より第1モータ20はベース12へ対して運動不能に固
着されている。第1モータ20は上方アーム14が第1
軸線26周りに回転運動するようにしている。図3に示
した実施例において、第1モータ20は、第1軸線26
に沿って概ね整合しているカプラー35及び第1駆動軸
36を有している。上方アーム14は該上方アーム14
の第1端部14aに位置付けられている第1主軸組立体
38を有している。第1モータ20はカップリングハウ
ジング40へボルト止め若しくは固着されている。上方
アーム14は、カップリングハウジング40及び第1モ
ータ20に関して第1軸線26の周りを回転し、これら
のカップリングハウジング40及び第1モータ20は相
互に及びベース12に関して固定した状態に保持されて
いる。ベース12は固定物体へ固定されているので、ベ
ース12はグランドリファレンスと考えられる。
【0021】第1主軸組立体38は第2駆動軸42を有
している。第1モータ20の第1駆動軸36はカプラー
35を介して第1主軸組立体38の第2駆動軸42へ接
続されている。図示の実施例において、第1軸線26周
りの第1駆動軸36の回転が第1軸線26周りの第2駆
動軸42の回転をもたらし、それにより第1軸線26周
りの上方アーム14の回転をもたらすように、第1モー
タ20が第1主軸組立体38と軸線方向に整合されてい
る。カプラー35は、駆動軸36、42が完全に整合さ
れる必要無しに、互いに対して駆動軸36、42の回転
を可能としている。当業者に明らかなように、第1モー
タ20は第2駆動軸42に関してある角度に位置付けら
れ、適切な歯車装置によって、第1軸線26周りに上方
アーム14の回転をもたらしている。
【0022】第2駆動軸42の回転は第1主軸組立体3
8の第1ハーモニックギア減速装置44を介して上方ア
ーム14の回転をもたらしている。この第1ハーモニッ
クギア減速装置44は、環状スプライン46と、フレッ
クススプライン48と、ウエーブゼネレータ50と、を
有している。このようなハーモニックギア減速装置は、
HDシステム社からCSF−20−100の製品名によ
り市販されており入手可能である。図示の実施例におい
て、環状スプライン46は、固定具52(1個のみを示
している)を介して上方アーム14へボルト止め又は固
着されており、それによりこの環状スプライン46は上
方アーム14と共に回転する。フレックススプライン4
8はカップリングハウジング40及びベース12へ固定
されており、それにより該フレックススプライン48は
回転しない。ウエーブゼネレータ50は第2駆動軸42
へ接続されかつ該第2駆動軸42と共に回転する。
【0023】環状スプライン46は、円筒形を有し、非
可撓性の、厚壁を有している、内スプライン歯を備えた
剛性リングである。フレックススプライン48は、円筒
形を有し、可撓性の、薄壁を有している、外スプライン
歯を備えた非剛性リングである。このフレックススプラ
イン48は、環状スプライン46よりも狭い周辺部と少
ない歯とを有している。ウエーブゼネレータ50は、ア
ンチフリクションボールベアリング組立体53に包囲さ
れた楕円形状のカムである。このウエーブゼネレータ5
0は、フレックススプライン48の孔へ差し込まれてお
り、このフレックススプライン48は環状スプライン4
6の孔へ差し込まれている。ウエーブゼネレータ50の
楕円形状はフレックススプライン48へ伝達され、フレ
ックススプライン48の外歯が環状スプライン46の内
歯へ各周辺にて180度離れた2つの等間隔部分にて、
即ち楕円形の長軸の交差部の点にて係合するようになっ
ている。これらの点での係合により確実なギアメッシュ
がもたらされている。更に楕円の短軸にて歯の全体的な
非係合が発生される。
【0024】ウエーブゼネレータ50が回転するとき、
環状スプライン46の歯数とフレックススプライン48
の歯数との違いが、一方を他方に対して回転させるので
ある。環状スプライン46の回転はウエーブゼネレータ
50の回転に比較して非常に遅い。例えば、標準的な環
状スプライン46は202個の歯数を有しており、一
方、標準的なフレックススプライン48は200個の歯
数を有している。このような構造は、ウエーブゼネレー
タ50が1回転する毎に環状スプライン46が2歯分だ
け回転するように、100:1の歯車減速をもたらして
いる。即ち、ウエーブゼネレータ50が薄壁のフレック
ススプライン48を回転し撓ませるときに、フレックス
スプライン48と環状スプライン46との歯が係合及び
非係合状態に移動するように回転ウエーブ運動が起こ
る。フレックススプライン48又は環状スプライン46
が所定位置に固定されているかぎり、環状運動は起こ
る。この環状スプライン46はウエーブゼネレータ50
の回転方向とは反対の方向に回転することを知るべきで
ある。
【0025】第2モータ22は上方アーム14へ搭載さ
れかつ下方アーム16へ接続されている。この第2モー
タ22は、上方アーム14と一緒に回転するように、該
上方アーム14へ回転不能に取り付けてある。第2モー
タ22は、下方アーム16が第2軸線30周りに回転運
動するように強制している。図3に示す実施例によれ
ば、この第2モータ22は、第3駆動軸54と、第4駆
動軸58を有している直角駆動組立体56と、を有して
いる。下方アーム16は、上方アーム14の第2端部1
4bと下方アーム16の第1端部16aとに位置づけら
れている第2主軸駆動組立体60を有している。この第
2主軸駆動組立体60は第2軸線30と整合している第
5駆動軸62を有している。
【0026】第2モータ22は、直角駆動組立体56及
び第2主軸駆動組立体60を介して下方アーム16へ回
転運動をもたらしている。第3駆動軸54は直角駆動組
立体56の第1ギア56aへ接続され、第3軸線64周
りを回転する。この第3軸線64は第2軸線30に対し
て直交している。この第1ギア56aは直角駆動組立体
56の第2ギア56bに対応しこれに係合している。こ
の第2ギア56bは第4駆動軸58へ接続されており、
かつ第2軸線30に対して実質的に平行な第4軸線66
周りを回転する。第1ギア56a及び第2ギア56bは
スパイラルベベルギアを形成し、第3駆動軸54の回転
運動を90度第4駆動軸58へ伝達している。
【0027】第4駆動軸58の回転運動は、ベルト駆動
組立体68を介して第5駆動軸62へ伝達される。この
ベルト駆動組立体68は、第4駆動軸58へ接続された
第1ベルトプーリ70と、第5駆動軸62へ接続された
第2ベルトプーリ72と、第1ベルトプーリ70及び第
2ベルトプーリ72へ作動的に係合している駆動ベルト
74と、を有している。第3駆動軸54の回転運動は直
角駆動組立体56を介して第4駆動軸58へ伝達され
る。第4軸線66周りを回転する第4駆動軸58の回転
運動は、ベルト駆動組立体68を介して第5駆動軸62
及び第2軸線30へ伝達される。第4駆動軸58が回転
するとき、駆動ベルト74は第5駆動軸62の回転をも
たらすように回転する。第5駆動軸62の回転は第2軸
線30周りに下方アーム16の回転をもたらす。
【0028】第5駆動軸62の回転は第2主軸駆動組立
体60の第2ハーモニックギア減速装置76を介して下
方アーム16の回転をもたらしている。この第2ハーモ
ニックギア減速装置76は、環状スプライン78と、フ
レックススプライン80と、ウエーブゼネレータ82
と、を有している。第2ハーモニックギア減速装置76
は、環状スプライン78が固定されかつフレックススプ
ライン80が回転することを除けば、第1ハーモニック
ギア減速装置44と同様に作動する。環状スプライン7
8は、固定具(図示なし)によって上方アーム14へ固
着されている。ウエーブゼネレータ82は第5駆動軸6
2へ接続されかつ該第5駆動軸62と共に回転する。ウ
エーブゼネレータ82が回転するとき、フレックススプ
ライン80が固定の環状スプライン78に関して回転
し、これによりフレックススプライン80が固定されて
いる下方アーム16を回転する。フレックススプライン
80の回転はウエーブゼネレータ82の回転に比較して
非常に遅い。図示の実施例においては、第1ハーモニッ
クギア減速装置44においては100:1の歯車減速を
有し、第2ハーモニックギア減速装置76においては8
0:1の歯車減速を有している。当業者において、これ
らの第1ハーモニックギア減速装置及び第2ハーモニッ
クギア減速装置の歯車減速は適切なレベルに設定されて
いるということが分かるであろう。
【0029】図6に示すように、ワークピースホルダ即
ちリスト18は、上方アーム14及び下方アーム16の
位置又は運動に関係なく、単一の回転方向位置に維持さ
れている。図3を参照すると、リスト18はケーブルシ
ステム84を介して単一の回転方向位置に維持されてい
る。このケーブルシステム84は、第1プーリ86と、
第2プーリ88と、第3プーリ90と、第4プーリ92
と、第5プーリ94と、第6プーリ96と、第7プーリ
98と、第8プーリ100と、第1ケーブル102と、
第2ケーブル104と、第3ケーブル106と、第4ケ
ーブル108と、から構成されている。第1プーリ86
と第2プーリ88とは、ショルダーピボット24と同軸
整合しかつカップリングハウジング40を介してベース
12へ剛着されている。図示の実施例においては、第1
プーリ86と第2プーリ88とは互いに一体をなしてい
る。第1プーリ86及び第2プーリ88は回転せず、ベ
ース12へ固定されるようにグランドへ照合されてい
る。
【0030】第3プーリ90及び第4プーリ92は上方
アーム14の第2端部14bへ対して回転可能に接続さ
れている。第5プーリ94及び第6プーリ96は下方ア
ーム16の第1端部16aへ対して回転可能に接続され
ている。第3プーリ90、第4プーリ92、第5プーリ
94及び第6プーリ96はエルボーピボット28と同軸
整合しかつ接続軸110を介して互いに固定されてい
る。この接続軸110は、第5駆動軸62内へ位置付け
られており、該第5駆動軸62から独立して回転してい
る。第3プーリ90、第4プーリ92、第5プーリ9
4、及び第6プーリ96はユニットとして第2軸線30
周りを自由に回転する。第3プーリ90及び第4プーリ
92はスプリットプーリであり、互いに対して回転可能
でありかつ3つの固定具112(図においては1個のみ
を示している)によって所望の位置へ固定されている。
第5プーリ94及び第6プーリ96は互いに一体をなし
ている。第7プーリ98及び第8プーリ100はリスト
ピボット32と同軸整合しかつリスト18へ固定されて
いる。第7プーリ98及び第8プーリ100はスプリッ
トプーリである。これらの第1プーリ86〜第8プーリ
100は、第1ケーブル102、第2ケーブル104、
第3ケーブル106、及び第4ケーブル108を介して
相互に連結されている。これらのケーブルとプーリとの
間の相互作用は図4及び図5を参照しながら述べる。
【0031】図4及び図5は、第5プーリ94、第6プ
ーリ96、第7プーリ98、第8プーリ100と、第3
ケーブル106及び第4ケーブル108と、の間の相互
作用を示している。これらのプーリ86、88、90、
92とケーブル102、104とは同様の方法にて配置
されているので、これらの相互作用は明らかであり、こ
こでは記載しない。図4に示されるように、第3ケーブ
ル106の第1端部106aはノッチ94aを介して第
5プーリ94へ接続されており、一方、第3ケーブル1
06の第2端部106bはノッチ98aを介して第7プ
ーリ98へ接続されている。図5に示されるように、第
4ケーブル108の第1端部108aはノッチ96aを
介して第6プーリ96へ接続されており、一方、第4ケ
ーブル108の第2端部108bはノッチ100aを介
して第8プーリ100へ接続されている。第3ケーブル
106は、その第1端部106aが第5プーリ94から
巻き戻されるときに、その第2端部106bが第7プー
リ98へ巻かれるように配置されている。逆に、第4ケ
ーブル108は、その第2端部108bが第8プーリ1
00から巻き戻されるときに、その第1端部108aが
第6プーリ96へ巻かれるように配置されている。
【0032】ケーブルシステム84は、ケーブル10
2、104、106、108がそれら自身の周りに巻か
れないように構成されている。図4及び図5は下方アー
ム16の運動範囲の一端部における該下方アーム16を
示している。下方アーム16は、ケーブル106、10
8がそれらの最終位置にあるので、更にこの方向即ち時
計方向に回転するということは出来ない。下方アーム1
6は、ケーブル106、108が各プーリへ巻かれかつ
そこから巻き戻されるので、反対方向には回転出来るで
あろう。ケーブル106、108は、それらケーブルの
端部がプーリへ接続されているので、プーリ94、9
6、98、100と共に自由に運動する。更に、ケーブ
ル106、108は、滑りを起こさないであろう。なぜ
なら通常それは2つのプーリの周りに巻かれた単一のケ
ーブルにより起こるものだからである。第7プーリ98
及び第8プーリ100はスプリットプーリであるので、
第3ケーブル106及び第4ケーブル108の張力は第
7プーリ98及び第8プーリ100を互いに対して回転
し、次いでそれらを固定具114によって所定位置へ固
定することにより調整されるであろう。
【0033】同様に、第1ケーブル102は、第1プー
リ86及び第3プーリ90へ接続され、一方、第2ケー
ブル104は、第2プーリ88及び第4プーリ92へ接
続されている。第1ケーブル102及び第2ケーブル1
04への張力は、スプリットプーリ90、92を介して
調整される。第1プーリ86及び第2プーリ88はベー
ス12を介してグランドへ固定されており、一方、第7
プーリ98及び第8プーリ100はリスト18へ固定さ
れている。その他のプーリ90、92、94、96は自
由に回転し、それによりリスト18はグランドへ参照し
やすく配列されかつ上方アーム14及び下方アーム16
の位置又は運動に関係なく単一の回転位置へ維持されて
いる。
【0034】図示された実施例において、上方アーム1
4及び下方アーム16は、それぞれ180゜と330゜
との間に運動範囲を有している。上述のように、複数の
ケーブルは、あるケーブルの一端が一つのプーリの周り
に巻かれるときに該ケーブルの他端が別のプーリから巻
ほどかれるように、配置されている。好ましくは、これ
らのケーブルは、周辺にプーリが巻かれている該プーリ
の有効半径を変動するように、いずれか一つのケーブル
の部分がそのケーブルの別の部分上に巻かれるような長
さを有している。そのようにして“デッドスポット”が
両方のアーム14、16の運動内に導入される。この
“デッドスポット”は、上方アーム14及び/又は下方
アーム16が更に回転することのないように、セットナ
ンバーの角度例えば30゜をなしている。この“デッド
スポット”の位置は、プーリの相対角度方向を調整する
ことにより変動されるであろう。上方アーム14のため
の“デッドスポット”はベース12に対するプーリ8
8、86の角度方向を調整することにより変動されるで
あろう。同様に、下方アーム16のための“デッドスポ
ット”はプーリ90、92に対するプーリ94、96の
角度方向を調整することにより変動されるであろう。
【0035】図3における上方アーム14及び下方アー
ム16の表示は、単に図示目的のために示したもので、
これらのアーム14、16の実際位置の真実の表示では
ない。第1モータ20及び第2モータ22は、エンコー
ダ部分20a、22a、ブレーキ部分20b、22b及
び駆動部分20c、22cを有している市場にて入手可
能なサーボモータである(図2及び図3参照)。ブレー
キ部分20b、22bは、本件発明の作動態様において
は、例えば90ボルトdc信号のような制御信号の付与
で分離される。この制御信号は、各上方アーム14及び
下方アーム16がその画定された運動範囲内に有る限
り、ブレーキ部分20b、22bへ対して付与されてい
る。
【0036】上方アーム14及び下方アーム16は、位
置センサ118、120によって、前記アームのそれぞ
れ画定された運動範囲を越えないように防止されている
(図1及び図3参照)。第2アーム16のための位置セ
ンサ120は、光源120a、光デテクタ120b及び
センサターゲット120cを有している。この光源12
0a及び光デテクタ120bは上方アーム14へ取り付
けてあり、一方、センサターゲット120cは下方アー
ム16へ取り付けてある。
【0037】図1に示すように、センサターゲット12
0cは、下方アーム16がその画定された運動範囲内に
有る限り、該センサターゲットが光源120aと光デテ
クタ120bとの間の位置にあるように構成されてい
る。もし下方アーム16がその画定された運動範囲を越
えて伸びるようにしたときには、光デテクタ120b
は、センサターゲット120cが光デテクタ120bを
露光するときに、光源120aによって発生された光を
検知するであろう。光デテクタ120bからの信号は、
第1モータ20及び第2モータ22を含んでいるマニピ
ュレータ装置10を制御しているプロセッサ(図示な
し)へ伝達される。このプロセッサは、第1モータ20
及び第2モータ22の双方へ対する動力を断続し、ブレ
ーキ部分20b、22bが該ブレーキ部分20b、22
bへ対する90ボルト制御信号を取り除くことにより係
合される。これらのブレーキ部分20b、22bは、光
デテクタ120bが光源120aによって発生される光
を受け入れる限り、係合状態を維持する。更に、下方ア
ーム16はその画定された運動範囲内に戻されねばなら
ず、かつ前記プロセッサがモータ20、22へ動力を付
与し90ボルト信号を付与することによりブレーキ部分
20b、22bを断絶する前に、リセットスイッチがセ
ットされねばならない。
【0038】上方アーム14のための位置センサ118
は、下方アーム16のための位置センサ120と同様に
構成されており、そのためここでは詳述しない。当業者
に明らかなように、その他のタイプの位置センサも本件
発明の範囲から出ることなく使用され得るのである。
【0039】所望の仕事を行うために種々のツールがリ
スト18へ接続されている。本件発明において参照して
いるコール等の「ツールへ回転運動をもたらすための装
置」についての米国特許出願第08/719170号に
開示されているようなグリッパ装置が、あるワークステ
ーションから他のワークステーションへコンピュータデ
イスクを搬送するために使用されている。図7に示す実
施例においては、下方アーム16は所望のツール及び真
空/空気供給とインターフェースするためのバルブ組立
体122を含んでいる。このバルブ組立体122は、ソ
レノイドバルブ組立体124と、バルブパック126
と、一対のインタコネクション128(1個のみ示す)
と、を有している。図3に示すように、バルブパック1
26は、一対の真空出力管134(図7には1個のみ示
す)へ接続されている一対の真空入力管132(図7に
は1個のみ示す)を有している。これらの一対の真空入
力管132は、真空ポンプ(図示なし)へ接続されてお
り、一方、一対の真空出力管134は、グリッパ装置へ
接続されている。図7を参照すると、バルブパック12
6は、真空入力管132と真空出力管134との間の真
空を制御するための一対の空気作動ピストン(図示な
し)を含んでいる。この空気作動ピストンは、各ピスト
ンのための一対の入力空気管136を介して制御されて
いる。バルブパック126は、空気源(図示なし)へ接
続されている空気入力コネクション138を有してい
る。この空気入力コネクション138は、空気出力コネ
クション140へ直接接続されている。
【0040】空気出力コネクション140は、ソレノイ
ドバルブ組立体124の空気入力コネクション142へ
接続されている。このソレノイドバルブ組立体124は
4個の出力空気供給コネクション144、146(2個
のみ示している)を含んでいる。このソレノイドバルブ
組立体124は、各出力空気供給コネクションを独立的
に制御している。2個のコネクションはバルブパック1
26の空気入力管136へフィードバックされている。
このため、ソレノイドバルブ組立体124は空気起動の
ピストンを制御している。他の2つの出力空気供給コネ
クションは、グリッパツールへ接続されている対のイン
タコネクション128へ接続されている。ソレノイドバ
ルブ組立体124は、グリッパへ対して供給される空気
の制御を介してグリッパを制御している。ソレノイドバ
ルブ組立体124は、マニピュレータ装置10のプロセ
ッサによってそれ自身制御されている。当業者において
明らかなように、他方の空気/真空コネクションは、所
望のツール及びそれにより要求される機能に依存して作
られることが出来る。
【0041】第2モータ22は上方アーム14に沿って
位置付けられており、そのためこれは下方アーム16及
びリスト18へ付与される荷重のためのカウンタウエイ
トとして作動している。図1に示すように、第1モータ
20は、ショルダーピボット24の周りに上方アーム1
4及び下方アーム16を駆動する。上方アーム14、下
方アーム16、リスト18、ツール及びワークピースの
均等荷重は、ショルダーピボット24の一側即ち下方ア
ーム16の方へ位置付けられている。この第1モータ2
0はショルダーピボット24の周りに該均等荷重を駆動
する。そのような荷重を駆動するための必要動力は、シ
ョルダーピボット24の他側へカウンタウエイトを加え
ることにより減少されるであろう。
【0042】第2モータ22のブレーキ部分22bは第
2モータ22の重量部分である。図3に示すように、エ
ンコーダ部分22a、ブレーキ部分22b及び駆動部分
22cの一部は、ショルダーピボット24の他側へ位置
付けられている。このため第2モータ22は、上記要素
の均等荷重のためのカウンタウエイトとして起動してい
る。こうして、第2モータ22は、上述のように下方ア
ーム16を駆動すること及び上方アーム14のためのカ
ウンタウエイトとして起動することの二重の機能を有し
ている。ショルダーピボット24の他側へカウンタウエ
イトを付加することは、第1モータ20によって駆動さ
れる荷重を増加し及び/又はそのような荷重を駆動する
ために必要なモータの寸法を減少する。
【0043】本件発明は、移動出来ないベース12へ剛
着されているマニピュレータ装置10に関して記載され
ている。しかしながら、当業者において明らかなよう
に、このベース12は別の固定目的物へ回転可能に接続
され、それによりこのマニピュレータ装置10が垂直軸
線周りに回転されるようにすることも出来る。更に、こ
のマニピュレータ装置10は、所定の用途のために要求
されるような別の可動装置へ接続されることも出来る。
本件発明のマニピュレータ装置10は、公知のマニピュ
レータ装置に比較して構成が容易であることが明らかで
ある。
【0044】本件発明を、好ましい実施例を参照しなが
ら詳細に記載したが、添付の請求項によって画定される
本件発明の範囲から出ることなくその改良及び変更が可
能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明によるマニピュレータアームの側方立
面図である。
【図2】図1に示すマニピュレータアームの平面図であ
る。
【図3】図1に示すマニピュレータアームの断面上面図
である。
【図4】図3の線4−4に沿って見たマニピュレータア
ームの第2アームの断面側面図である。
【図5】図3の線5−5に沿って見たマニピュレータア
ームの第2アームの断面側面図である。
【図6】種々の位置状態にあるアームを示している図1
のマニピュレータアームの側方立面図である。
【図7】図3の線7−7に沿って見たマニピュレータア
ームの第2アームの断面側面図である。
【符号の説明】
10:マニピュレータ装置 12:ベース 14:第1(上方)アーム 16:第2(下
方)アーム 18:ワークピースホルダ(リスト)20:第1モータ 22:第2モータ 23:インターフ
ェースモジュール 24:第1ピボット(ショルダーピボット) 26:
第1軸線 28:エルボーピボット 30:第2軸線 32:リストピボット 34:第3軸線 35:カプラー 36:第1駆動軸 38:第1主軸組立体 40:カップリン
グハウジング 42:第2駆動軸 44:第1ハーモ
ニックギア減速装置 46:環状スプライン 48:フレック
ススプライン 50:ウエーブゼネレータ 52:固定具 53:アンチフリクションボールベアリング組立体 54:第3駆動軸 56:直角駆動組
立体 58:第4駆動軸 60:第2主軸組
立体 62:第5駆動軸 64:第3軸線 66:第4軸線 68:ベルト駆動
組立体 70:第1ベルトプーリ 72:第2ベルト
プーリ 74:駆動ベルト 76:第2ハーモ
ニックギア減速装置 78:環状スプライン 80:フレックス
スプライン 82:ウエーブゼネレータ 84:ケーブルシ
ステム 86、88、90、92、94、96、98、100:
プーリ 102、104、106、108:ケーブル 110:接続軸 112、114:
固定具 118、120:位置センサ 120a:光源 120b:光デテクタ 120c:センサ
ターゲット 122:バルブ組立体 124:ソレノイ
ド組立体 126:バルブパック 128:インタコ
ネクション 132:真空入力管 134:真空出力
管 136:入力空気管 138:空気入力
コネクション 140:空気出力コネクション 142:空気入力
コネクション 144、146:出力空気供給コネクション
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598012441 805 Liberty Lane,Wes t Carrollton,Ohio 45449,United States o f America (72)発明者 マイケル・ジェイ・オンドラセク アメリカ合衆国オハイオ州45458,センタ ーヴィル,ガーシュウィン・ドライブ 153

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータ装置であって、 ベースと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第1
    軸線周りを回転するように前記ベースへ枢動可能に接続
    されている第1アームと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第2
    軸線周りを回転するように前記第1アームの第2端部へ
    枢動可能に接続されている第2アームと、 前記ベースへ載置されかつ前記第1アームへ接続されて
    おり、前記第1軸線周りにおいて前記第1アームへ回転
    運動を強制出来る第1モータと、 前記第1アームへ載置されかつ前記第2アームへ接続さ
    れており、前記第2軸線周りにおいて前記第2アームへ
    回転運動を強制出来る第2モータと、 を有しているマニピュレータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマニピュレータ装置で
    あって、 更に、ワークピースホールダと、ケーブルシステムと、
    を有しており、該ワークピースホールダが前記第2アー
    ムの第2端部へ枢動可能に接続されており、該ケーブル
    システムが第1アーム及び第2アームへ接続されてお
    り、これにより該ワークピースホールダが第1アーム及
    び第2アームの運動にかかわらず第1位置へ保持されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマニピュレータ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマニピュレータ装置で
    あって、 前記ケーブルシステムが、前記ベースへ剛着されかつ前
    記第1アームの第1端部へ実質的に近接して位置付られ
    ている第1プーリ組立体と、前記第1アームへ関して回
    転するよう該第1アームの第2端部へ回転可能に接続さ
    れている第2プーリ組立体と、該第1プーリ組立体と第
    2プーリ組立体とへ接続されている第1ケーブル組立体
    と、前記第2アームへ関して回転するよう該第2アーム
    の第1端部へ回転可能に接続されている第3プーリ組立
    体と、前記第2アームへ関して回転するよう該第2アー
    ムの第2端部へ回転可能に接続されている第4プーリ組
    立体と、該第3プーリ組立体と第4プーリ組立体とへ接
    続されている第2ケーブル組立体と、を有しており、前
    記第2プーリ組立体が前記第3プーリ組立体へ対して剛
    着され、かつ前記第4プーリ組立体が前記ワークピース
    ホールダへ対して剛着されていることを特徴とする請求
    項2に記載のマニピュレータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のマニピュレータ装置で
    あって、前記第1プーリ組立体が第1プーリと第2プー
    リとを有しており、前記第2プーリ組立体が第3プーリ
    と第4プーリとを有しており、前記第3プーリ組立体が
    第5プーリと第6プーリとを有しており、前記第4プー
    リ組立体が第7プーリと第8プーリとを有しており、前
    記第1ケーブル組立体が第1ケーブルと第2ケーブルと
    を有しており、更に前記第2ケーブル組立体が第3ケー
    ブルと第4ケーブルとを有しており、 前記第1ケーブルの第1端部が前記第1プーリへ接続さ
    れ、前記第1ケーブルの第2端部が前記第3プーリへ接
    続されており、 前記第2ケーブルの第1端部が前記第2プーリへ接続さ
    れ、前記第2ケーブルの第2端部が前記第4プーリへ接
    続されている、 請求項3に記載のマニピュレータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のマニピュレータ装置で
    あって、 前記第3ケーブルの第1端部が前記第5プーリへ接続さ
    れ、前記第3ケーブルの第2端部が前記第7プーリへ接
    続されており、 前記第4ケーブルの第1端部が前記第6プーリへ接続さ
    れ、前記第4ケーブルの第2端部が前記第8プーリへ接
    続されている、 請求項4に記載のマニピュレータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のマニピュレータ装置で
    あって、前記第3プーリが前記第4プーリに関して回転
    可能となっており、それにより前記第1ケーブル及び第
    2ケーブルの各々の張力が調整可能となっている請求項
    4に記載のマニピュレータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のマニピュレータ装置で
    あって、前記第7プーリが前記第8プーリに関して回転
    可能となっており、それにより前記第3ケーブル及び第
    4ケーブルの各々の張力が調整可能となっている請求項
    5に記載のマニピュレータ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のマニピュレータ装置で
    あって、前記第1アームが更に前記第1アームの第1端
    部付近へ位置付けられかつ前記第1軸線に沿って実質的
    に整合されている第1主軸組立体を有しており、前記第
    1モータがカプラーと前記第1軸線に沿って一般に整合
    している第1駆動軸とを有しており、前記第1主軸組立
    体が第2駆動軸を有しており、該第2駆動軸が前記モー
    タカプラーによって前記第1駆動軸へ接続されそれによ
    り該第1駆動軸が前記第1軸線周りを回転するとき該第
    1アームの第2駆動軸が前記第1軸線周りを回転して第
    1アームを第1軸線周りを回転させる、請求項1に記載
    のマニピュレータ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のマニピュレータ装置で
    あって、前記第1主軸組立体がハーモニックギア減速装
    置を有している請求項8に記載のマニピュレータ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のマニピュレータ装置
    であって、前記第2モータが前記第2軸線に対して実質
    的に直交するように配置されかつ第4軸を有する直角駆
    動組立体へ接続されている第3駆動軸を有し、これによ
    り該第3駆動軸が前記第2軸線に対して直交する第3軸
    線周りを回転し、該直角駆動組立体の前記第4軸が前記
    第2軸線に対して実質的に平行な第4軸周りを回転し、
    前記第2アームが、前記第2アームの第1端部及び前記
    第1アームの第2端部と協働しかつ該第2軸線に沿って
    整合されている第2主軸組立体を有しており、前記直角
    駆動組立体が、駆動ベルトによって前記第2主軸駆動組
    立体の第5駆動軸へ接続されており、これにより該直角
    駆動組立体の前記第4軸が前記第4軸線周りを回転する
    とき前記第2アームの前記第2主軸組立体の前記第5駆
    動軸が前記第2軸線周りに回転し、前記第2アームを前
    記第2軸線周りに回転させる請求項1に記載のマニピュ
    レータ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記第2主軸組立体がハーモニックギア減
    速装置を有している請求項10に記載のマニピュレータ
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のマニピュレータ装置
    であって、もし前記第1アームが所定の角度方向を通っ
    て回転するならば前記第1モータを停止するような位置
    センサを前記第1アームが含んでいる請求項1に記載の
    マニピュレータ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のマニピュレータ装置
    であって、もし前記第2アームが所定の角度方向を通っ
    て回転するならば前記第2モータを停止するような位置
    センサを前記第2アームが含んでいる請求項1に記載の
    マニピュレータ装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記位置センサが光学位置センサを有して
    いる請求項12に記載のマニピュレータ装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記位置センサが光学位置センサを有して
    いる請求項13に記載のマニピュレータ装置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のマニピュレータ装置
    であって、前記第2モータが前記第1アームの第1端部
    付近へ接続されている請求項1に記載のマニピュレータ
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記第2モータが前記第1アームの枢動点
    を越えて伸びておりかつ前記装置のためのカウンタウエ
    イトとして機能している請求項15に記載のマニピュレ
    ータ装置。
  18. 【請求項18】 マニピュレータ装置であって、 ベースと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第1
    軸線周りを回転するように前記ベースへ枢動可能に接続
    されている第1アームと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第2
    軸線周りを回転するように前記第1アームの第2端部へ
    枢動可能に接続されている第2アームと、 前記第1アームへ前記第1軸線周りの回転運動を強制す
    る第1モータと、 前記第2アームへ前記第2軸線周りの回転運動を強制す
    る第2モータと、 前記第2アームの前記第2端部へ枢動可能に接続されて
    いるワークピースホールダと、 前記第1アーム及び第2アームへ接続されており、これ
    により該ワークピースホールダが前記第1アーム及び第
    2アームの運動にかかわらず第1位置へ保持されてお
    り、前記ケーブルシステムが、 前記ベースへ剛着されかつ実質的に前記第1アームの前
    記第1端部付近へ位置付けられている第1プーリ及び第
    2プーリと、 前記第1アームの前記第2端部へ回転可能に接続されて
    いる第3プーリ及び第4プーリと、 前記第1プーリへ接続された第1端部と前記第3プーリ
    へ接続された第2端部とを有する第1ケーブルと、 前記第2プーリへ接続された第1端部と前記第4プーリ
    へ接続された第2端部とを有する第2ケーブルと、 を有しているマニピュレータ装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記ケーブルシステムが、更に、 前記第2アームの前記第1端部へ回転可能に接続されて
    いる第5プーリ及び第6プーリと、 前記第2アームの前記第2端部へ回転可能に接続されて
    いる第7プーリ及び第8プーリと、 前記第5プーリへ接続された第1端部と前記第7プーリ
    へ接続された第2端部とを有している第3ケーブルと、 前記第6プーリへ接続された第1端部と前記第8プーリ
    へ接続された第2端部とを有している第4ケーブルと、 を有している請求項18に記載のマニピュレータ装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記第3プーリ及び第4プーリが前記第5
    プーリ及び第6プーリへ接続され、前記第7プーリ及び
    第8プーリが前記ワークピースホールダへ剛着されてい
    る請求項19に記載のマニピュレータ装置。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記第3プーリが前記第4プーリに関して
    回転可能となっており、それにより前記第1ケーブル及
    び第2ケーブルの各々の張力が調整可能となっている請
    求項18に記載のマニピュレータ装置。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載のマニピュレータ装
    置であって、前記第7プーリが前記第8プーリに関して
    回転可能となっており、それにより前記第3ケーブル及
    び第4ケーブルの各々の張力が調整可能となっている請
    求項19に記載のマニピュレータ装置。
  23. 【請求項23】 マニピュレータ装置であって、 ベースと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第1
    軸線周りを回転するように前記ベースへ枢動可能に接続
    されている第1アームと、 第1端部と第2端部とを有しており、該第1端部が第2
    軸線周りを回転するように前記第1アームの第2端部へ
    枢動可能に接続されている第2アームと、 前記第1アームへ前記第1軸線周りの回転運動を強制す
    る第1モータと、 前記第2アームへ前記第2軸線周りの回転運動を強制す
    る第2モータと、 ハーモニックギア減速装置を有し、前記第1アーム及び
    前記第1モータへ接続されかつ前記第1軸線に沿って実
    質的に整合されている第1主軸組立体と、 ハーモニックギア減速装置を有し、前記第2アーム及び
    前記第2モータへ接続されかつ前記第2軸線に沿って実
    質的に整合されている第2主軸組立体と、 を有しているマニピュレータ装置。
JP1574798A 1997-02-03 1998-01-28 マニピュレータ装置 Pending JPH10249758A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US79400797A 1997-02-03 1997-02-03
US794007 1997-02-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10249758A true JPH10249758A (ja) 1998-09-22

Family

ID=25161405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1574798A Pending JPH10249758A (ja) 1997-02-03 1998-01-28 マニピュレータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10249758A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104924291A (zh) * 2015-06-08 2015-09-23 上海应用技术学院 电磁控制的起重力臂
EP3737319A4 (en) * 2018-01-10 2021-11-24 Covidien LP SURGICAL ROBOT ARMS AND PULLEY ARRANGEMENTS FOR IT
CN115648291A (zh) * 2022-10-08 2023-01-31 山东源顺智能科技有限公司 一种工业机械臂及其使用方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104924291A (zh) * 2015-06-08 2015-09-23 上海应用技术学院 电磁控制的起重力臂
EP3737319A4 (en) * 2018-01-10 2021-11-24 Covidien LP SURGICAL ROBOT ARMS AND PULLEY ARRANGEMENTS FOR IT
CN115648291A (zh) * 2022-10-08 2023-01-31 山东源顺智能科技有限公司 一种工业机械臂及其使用方法
CN115648291B (zh) * 2022-10-08 2023-08-11 山东源顺智能科技有限公司 一种工业机械臂及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10315168A (ja) 直線運動付与装置及び方法
US5314293A (en) Direct drive robotic system
US5064340A (en) Precision arm mechanism
EP0080325B1 (en) Split-ball type wrist and manipulator assembly for robot
US8109173B2 (en) Parallel robot provided with wrist section having three degrees of freedom
US5533418A (en) Spherical robotic shoulder joint
US8893578B2 (en) Parallel robot provided with wrist section having three degrees of freedom
US8511197B2 (en) Robot arm assembly
US20110126661A1 (en) Industrial robot
US4730975A (en) Industrial robot
US4858979A (en) Gripping device
CN107405771B (zh) 传动器、电驱动装置和工业机器人
US20110130212A1 (en) Variable Axial-Angle Coupling
CA2687067C (en) Robotic manipulator using rotary drives
US5833569A (en) Geared drive unit for imparting motion to a load
WO2003006214A3 (en) Object handling device having multiple coaxially arranged arms
US20210362321A1 (en) Parallel Kinematic Robot
US5553509A (en) Three degree of freedom robotic manipulator constructed from rotary drives
JPH10249758A (ja) マニピュレータ装置
US5429015A (en) Two degree of freedom robotic manipulator constructed from rotary drives
US20230364809A1 (en) Robotic joint with an automatic transmission
JPH01274976A (ja) 多関節ロボット
WO2022107652A1 (ja) 作業装置
WO1997049529A1 (fr) Robot industriel
US20240091928A1 (en) Arm robot