JPH10247375A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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Publication number
JPH10247375A
JPH10247375A JP5049297A JP5049297A JPH10247375A JP H10247375 A JPH10247375 A JP H10247375A JP 5049297 A JP5049297 A JP 5049297A JP 5049297 A JP5049297 A JP 5049297A JP H10247375 A JPH10247375 A JP H10247375A
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JP
Japan
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lid
cassette
magnetic tape
opening
guide groove
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Pending
Application number
JP5049297A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Morita
清夫 森田
Katsuki Asano
克城 浅野
Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69831825T priority patent/DE69831825T2/de
Priority to US09/019,439 priority patent/US6024315A/en
Priority to CN98104130A priority patent/CN1099111C/zh
Publication of JPH10247375A publication Critical patent/JPH10247375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセット本体前面の開口部を開閉自在に覆う
開閉蓋が3枚のリッドから構成される形式の磁気テープ
カセットであって、組み立てが容易で、生産性を向上さ
せることができる磁気テープカセットを提供する。 【解決手段】 カセット本体24前面の開口部を覆う開
閉蓋27がアウターリッド29,トップリッド30,イ
ンナーリッド31の3枚のリッドから構成される形式の
磁気テープカセット20において、インナーリッド31
の内蓋スライドピン31cをカセット本体24の上面側
から内蓋ガイド溝35に嵌入可能なように、前記内蓋ガ
イド溝35の上端をカセット本体24上面に開放した構
造とする。前記上蓋ガイド溝33の上方に位置している
カセット本体24の側面上縁の角部37および前記上蓋
スライドピン30dの先端には、面取りC1 ,C2 を施
しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理
装置等に使用される磁気テープカセットに関するもの
で、詳しくは、カセット本体前面の開口部を開閉自在に
覆う開閉蓋が、3枚のリッドから構成される形式の磁気
テープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化に伴い、磁気
テープカセット及びビデオテープレコーダー(以下、V
TRという)がコンパクトになってきている。その結
果、VTRは風景や人物等の撮影取りのように屋外で使
用される機会が多くなってきた。そこで、磁気テープカ
セットも特に屋外使用を考慮し、耐塵埃対策としてテー
プの前面および裏面をそれぞれ覆う2枚または3枚のリ
ッドから成る開閉蓋が実用化されている。
【0003】図6乃至図8は、カセット本体前面の開口
部を開閉自在に覆う開閉蓋が3枚のリッドで構成される
磁気テープカセットの従来例を示したものである。この
磁気テープカセット1は、前面にVTR等の装置側のテ
ープ引き出し部材挿入用の開口部2を備えたカセット本
体4と、該カセット本体4前面に設けられたテープガイ
ドによって前記開口部2に張架された磁気テープ5と、
携帯時等に前記開口部2に張架されている磁気テープ5
が覆われるように前記カセット本体4の前面側に組み付
けられた開閉蓋7とを備えた構成をなしている。
【0004】前記カセット本体4は、上カセットハーフ
4aと下カセットハーフ4bとで構成されている。ま
た、前記開閉蓋7は、アウターリッド(前蓋)9、トッ
プリッド(上蓋)10及びインナーリッド(後蓋)11
の3枚のリッドで構成されている。前記アウターリッド
9は、前記開口部2に張架された磁気テープ5の前面側
を覆う前蓋板9aと、この前蓋板9aの両側から張り出
した側板部9bとを備えている。そして、前記側板部9
bの内壁面には支軸ピン9cが突設されており、該支軸
ピン9cが上カセットハーフ4aの前面寄りの両側面部
のピン支持孔に回動可能に嵌合支持される。従って、ア
ウターリッド9は、前記支軸ピン9cを中心に回動自在
である。
【0005】前記トップリッド10は、前記開口部2に
張架された磁気テープ5の上方を覆う上蓋板10aと、
この上蓋板10aの前縁側の両端を前記前蓋板9aの上
端縁に回動自在に連結する前蓋連結部10bと、前記上
蓋板10aの後端縁から延出したアーム部10cに突設
されて上カセットハーフ4aの両側面部に形成されてい
る上蓋ガイド溝13に摺動自在に係合する上蓋スライド
ピン10dとを備えている。
【0006】このトップリッド10は、前記アウターリ
ッド9の開蓋時には、前記前蓋連結部10bの支軸ピン
9c回りの旋回移動に伴って、上蓋スライドピン10d
が上蓋ガイド溝13に沿って移動し、図8に示すよう
に、カセット本体4の上面と略平行に、カセット本体4
の後端側に移動する。前記インナーリッド11は、前記
開口部2に張架された磁気テープ5の後面側を覆う内蓋
板11aと、この内蓋板11aの上縁を前記上蓋板10
aに回動自在に連結する上蓋連結部11bと、前記内蓋
板11aの下縁側両端部から突出してカセット本体4の
内側面部に形成されている内蓋ガイド溝15に摺動自在
に係合する内蓋スライドピン11cとを備えている。
【0007】このインナーリッド11は、アウターリッ
ド9の開蓋時には、前記トップリッド10の移動に上蓋
連結部11bが追従し、該上蓋連結部11bの移動に伴
って、内蓋スライドピン11cが内蓋ガイド溝15上を
移動する。即ち、図8に示しているように、インナーリ
ッド11はトップリッド10の開蓋動作に従動して、開
口部2の上方に退避する。
【0008】上述の如き磁気テープカセット1は、VT
R装置に装填されると、装置側に装備された開蓋ピン
(図示せず)によってアウターリッド9の側板部9bが
上方に突き上げられ、その時のアウターリッド9の開蓋
動作に連動して、トップリッド10及びインナーリッド
11が開蓋動作をする。VTR装置から磁気テープカセ
ット1を取り出す際には、装填時とは逆に、各リッドが
閉蓋動作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
3枚リッド式の開閉蓋7を有した磁気テープカセット1
を組み立てる場合には、予めアウターリッド9、トップ
リッド10及びインナーリッド11を先に仮組みしてお
き、その後に、上カセットハーフ4aに装備された上蓋
ガイド溝13にトップリッド10の上蓋スライドピン1
0dを嵌入させながら、3枚のリッド9,10,11を
上カセットハーフ4aに組み付けた状態にし、次いで、
上カセットハーフ4aと下カセットハーフ4bとの組み
付けを行なっている。
【0010】しかし、このような組み立て手順では、多
数の部品を収容する下カセットハーフ4bと上カセット
ハーフ4aの組み付けが最後になり、下カセットハーフ
4bの内蓋ガイド溝15にインナーリッド11の内蓋ス
ライドピン11cを嵌入させる操作と同時に、下カセッ
トハーフ4b内に収容した多数の部品の位置合せ等も行
なわなければならないため、組み立てに手間がかかり、
生産性の向上が難しいという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、カセット本体前面の開口部を開閉自在に
覆う開閉蓋が3枚のリッドから構成される形式の磁気テ
ープカセットであって、組み立てが容易で、生産性を向
上させることができる磁気テープカセットを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、カ
セット本体内に磁気テープを巻回して回動自在に取付け
られた一対のリールと、前記カセット本体前面の開口部
を開閉自在に覆うために取り付けられた開閉蓋とを備え
た磁気テープカセットにおいて、前記開閉蓋が、前記開
口部に張架された磁気テープの前面側を覆う前蓋板と前
記カセット本体の前面寄りの両側面部に軸支された前記
前蓋板の両側から張り出した側板部とを備えたアウター
リッドと、前記開口部に張架された磁気テープの上方を
覆う上蓋板とこの上蓋板の前縁側の両端を前記前蓋板の
上端縁に回動自在に連結する前蓋連結部と前記上蓋板の
後端縁から延出したアーム部に突設されてカセット本体
の両側面部に形成されている上蓋ガイド溝に摺動自在に
係合する上蓋スライドピンとを備えたトップリッドと、
前記開口部に張架された磁気テープの後面側を覆う内蓋
板とこの内蓋板の上縁を前記上蓋板に回動自在に連結す
る上蓋連結部と前記内蓋板の下縁側両端部から突出して
カセット本体の内側面部に形成されている内蓋ガイド溝
に摺動自在に係合する内蓋スライドピンとを備えたイン
ナーリッドとによって構成されており、前記インナーリ
ッドの内蓋スライドピンをカセット本体の上面側から内
蓋ガイド溝に嵌入可能なように、前記内蓋ガイド溝の上
端がカセット本体上面に開放した構造とされると共に、
前記上蓋ガイド溝の上方に位置しているカセット本体の
側面上縁の角部および前記上蓋スライドピンの先端の少
なくとも一方には、面取りが施されることを特徴とする
磁気テープカセットにより達成される。
【0013】上記構成によれば、内蓋ガイド溝の上端が
カセット本体上面に開放した構造となり、カセット本体
とアウターリッドとを組み立てた後でも、インナーリッ
ドの内蓋スライドピンをカセット本体側の内蓋ガイド溝
に嵌入させることが可能になる。また、上蓋ガイド溝の
上方に位置しているカセット本体の側面上縁の角部およ
び前記上蓋スライドピンの先端には、面取りを施したこ
とにより、カセット本体とアウターリッドとを組み立て
た後でも、トップリッドの上蓋スライドピンをカセット
本体の上面側から上蓋ガイド溝の上方に位置しているカ
セット本体の側面上縁の角部に押し当てれば、互いの面
取りした部分が当たり、面取りした部分相互間に作用す
る押圧反力が上蓋スライドピンを外側に弾性変位させる
作用を生む。従って、前記上蓋スライドピンはカセット
本体上縁の角部を乗り越えて上蓋ガイド溝に嵌入するこ
とができる。
【0014】したがって、本発明の磁気テープカセット
は、カセット本体を構成している上下のカセットハーフ
とアウターリッドとの組み立てを済ませた後に、インナ
ーリッドとトップリッドとを組み付けることができる。
そこで、前述した各リッドのスライドピンのガイド溝へ
の嵌入操作と、下カセットハーフ内に収容した多数の部
品の位置合せ等を同時に行なう必要がなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る磁気テープカセットを詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係る磁気テープカセッ
トにおける開閉蓋とカセット本体との関係を示す分解斜
視図、図2は図1に示した磁気テープカセットにおける
開閉蓋の組み立て手順を示す要部斜視図、図3は図1に
示した磁気テープカセットにおけるインナーリッドの組
み付け操作を示す要部断面図、図4は図1に示した磁気
テープカセットにおけるトップリッドの組み付け操作を
示す要部断面図、図5は図1に示した磁気テープカセッ
トにおけるトップリッドの組み付け操作時における係合
部の作用を示す要部断面図である。
【0016】本実施形態の磁気テープカセット20は、
前面にVTR等の装置側のテープ引き出し部材挿入用の
開口部22を形成したカセット本体24と、該カセット
本体24を構成する上カセットハーフ24a及び下カセ
ットハーフ24bと、下カセットハーフ24b内に回動
自在に配置された一対のリール23,25と、この両リ
ール23,25に巻回されて前記下カセットハーフ24
bの前面に設けられたテープガイドによって前記開口部
22に張架された磁気テープ5と、携帯時等に前記開口
部22に張架されている磁気テープ5が覆われるように
前記カセット本体24の前面側に組み付けられた開閉蓋
27とを備えた構成をなしている。尚、これら上下カセ
ットハーフ24a,24b間には、磁気テープ5が巻回
されたリール23,25以外にも種々の部品が収容され
るが、図1では、それらの収容部品を省略している。
【0017】また、前記開閉蓋27は、アウターリッド
29とトップリッド30とインナーリッド31との3枚
のリッドで構成されている。前記アウターリッド29
は、前記開口部22に張架された磁気テープ5の前面側
を覆う前蓋板29aと、この前蓋板29aの両側から張
り出した側板部29bとを備えている。そして、前記側
板部29bの内壁面には支軸ピン29cが突設されてお
り、該支軸ピン29cが上カセットハーフ24aの前面
寄りの両側面部のピン支持孔32に回動自在に嵌合支持
される。従って、アウターリッド29は、前記支軸ピン
29cを中心に回動可能である。
【0018】前記トップリッド30は、前記開口部22
に張架された磁気テープ5の上方を覆う上蓋板30a
と、この上蓋板30aの前縁側の両端を前記前蓋板29
aの上端縁に回動自在に連結する前蓋連結部30bと、
前記上蓋板30aの後端縁から延出したアーム部30c
に突設されて上カセットハーフ24aの両側面部に形成
されている上蓋ガイド溝33に摺動自在に係合する上蓋
スライドピン30dとを備えている。
【0019】本実施形態の場合、前記前蓋連結部30b
は、前蓋板29aの上縁両端部に穿設された係止孔29
dに嵌入するピンである。前記トップリッド30は、前
記アウターリッド29の開蓋時には、前記前蓋連結部3
0bの支軸ピン29c回りの旋回移動に伴って、上蓋ス
ライドピン30dが上蓋ガイド溝33に倣って移動し、
カセット本体24の上面と略平行に、カセット本体24
の後端側に移動する。
【0020】前記インナーリッド31は、前記開口部2
2に張架された磁気テープ5の後面側を覆う内蓋板31
aと、この内蓋板31aの上縁を前記上蓋板30aに回
動自在に連結する上蓋連結部31bと、前記内蓋板31
aの下縁側両端部から突出してカセット本体24の内側
面部に形成されている内蓋ガイド溝35に摺動自在に係
合する内蓋スライドピン31cとを備えている。本実施
形態の場合、前記上蓋連結部31bは、図3及び図4に
示すように、上蓋板30aに突設された支持片30e上
の支持孔30fに嵌入するピンである。
【0021】前記インナーリッド31は、アウターリッ
ド29の開蓋時には、前記トップリッド30の移動に上
蓋連結部31bが追従し、該上蓋連結部31bの移動に
伴って、内蓋スライドピン31cが内蓋ガイド溝35上
を移動する。即ち、インナーリッド31はトップリッド
30の開蓋動作に従動して、開口部22の上方に退避す
る。
【0022】上述の磁気テープカセット20は、VTR
装置に装填すると、VTR装置側に装備された開蓋ピン
(図示せず)によってアウターリッド29の側板部29
bが上方に付き上げられ、その時のアウターリッド29
の開蓋動作に連動して、トップリッド30及びインナー
リッド31が開蓋動作をする。VTR装置から磁気テー
プカセット20を取り出す際には、装填時とは逆に、各
リッドが閉蓋動作する。
【0023】本実施形態の磁気テープカセット20の場
合、図3にも示すように、前記インナーリッド31の内
蓋スライドピン31cをカセット本体24の上面側から
内蓋ガイド溝35に嵌入可能なように、前記内蓋ガイド
溝35の上端をカセット本体24上面に開放した構造と
している。また、前記上蓋ガイド溝33の上方に位置し
ているカセット本体24の側面上縁の角部37および前
記上蓋スライドピン30dの先端には、図5にも示すよ
うに、面取りC1 ,C2 が施されている。この面取りの
寸法は、設計事項として適宜選定すればよい。
【0024】更に、本実施形態の場合、図4に示すよう
に、前記上蓋ガイド溝33の前端側には、前記上蓋スラ
イドピン30dをカセット本体24の上面側から上蓋ガ
イド溝33に嵌入可能にする開放部38が、アウターリ
ッド29の側壁部29bによって塞がれないように構成
されている。
【0025】本実施形態の磁気テープカセット20で
は、図2および図3に示すように、内蓋ガイド溝35の
上端をカセット本体24上面に開放した構造により、カ
セット本体24とアウターリッド29とを組み立てた後
でも、インナーリッド31の内蓋スライドピン31cを
カセット本体24側の内蓋ガイド溝35に嵌入させるこ
とが可能になる。
【0026】また、上蓋ガイド溝33をカセット本体2
4の上面側に開放する開放部38が設けられているた
め、図4に示すように、カセット本体24とアウターリ
ッド29とを組み立てた後でも、トップリッド30の上
蓋スライドピン30dは前記開放部38を介して上蓋ガ
イド溝33に簡単に嵌入することができる。また、上蓋
ガイド溝33の上方に位置しているカセット本体24の
側面上縁の角部37および前記上蓋スライドピン30d
の先端には、図5に示すように、面取りC1 ,C2 が施
されている為、カセット本体24とアウターリッド29
とを組み立てた後でも、前記開放部38を使用しない
で、上蓋スライドピン30dを上蓋ガイド溝33に嵌入
させることもできる。
【0027】即ち、トップリッド30の上蓋スライドピ
ン30dを、図5に矢印(イ)で示すように、カセット
本体24の上面側から上蓋ガイド溝33の上方に位置し
ているカセット本体24の側面上縁の角部37に押し当
てれば、互いの面取りした部分C1 ,C2 同士が当た
り、面取りした部分相互間に作用する押圧反力が上蓋ス
ライドピン30dを外側に弾性変位させる作用を生む。
従って、前記上蓋スライドピン30dは、カセット本体
24上縁の角部37を乗り越えて上蓋ガイド溝33に嵌
入させることができる。
【0028】したがって、上述の磁気テープカセット2
0によれば、カセット本体24を構成している上下のカ
セットハーフ24a,24bとアウターリッド29との
組み立てを済ませた後に、インナーリッド31とトップ
リッド30を組み付けることができる。そこで、前述し
た各リッド29,30,31のスライドピン30d,3
1cのガイド溝33,35への嵌入操作と、下カセット
ハーフ24b内に収容した多数の部品の位置合せ等を同
時に行なう必要がなくなるため、組み立てが容易にな
り、生産性を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の磁気テープカセットによれば、
内蓋ガイド溝の上端をカセット本体上面に開放した構造
により、カセット本体とアウターリッドとを組み立てた
後でも、インナーリッドの内蓋スライドピンをカセット
本体側の内蓋ガイド溝に嵌入させることができる。ま
た、上蓋ガイド溝の上方に位置しているカセット本体の
側面上縁の角部および前記上蓋スライドピンの先端の少
なくとも一方には、面取りを施したことにより、カセッ
ト本体とアウターリッドとを組み立てた後でも、トップ
リッドの上蓋スライドピンをカセット本体の上面側か
ら、上蓋ガイド溝の上方に位置しているカセット本体の
側面上縁の角部に押し当てれば、互いの面取りした部分
が当たり、面取りした部分相互間に作用する押圧反力が
上蓋スライドピンを外側に弾性変位させる作用を生む。
従って、前記上蓋スライドピンをカセット本体上縁の角
部を乗り越えて上蓋ガイド溝に嵌入させることができ
る。
【0030】従って、本発明の磁気テープカセットは、
カセット本体を構成している上下のカセットハーフとア
ウターリッドとの組み立てを済ませた後に、インナーリ
ッドとトップリッドを組み付けることができる。そこ
で、各リッドのスライドピンのガイド溝への嵌入操作
と、下カセットハーフ内に収容した多数の部品の位置合
せ等を同時に行なう必要がなくなるため、組み立てが容
易になり、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気テープカセット
における開閉蓋とカセット本体との関係を示す分解斜視
図である。
【図2】図1に示した磁気テープカセットにおける開閉
蓋の組み立て手順を示す要部斜視図である。
【図3】図1に示した磁気テープカセットにおけるイン
ナーリッドの組み付け操作を示す要部断面図である。
【図4】図1に示した磁気テープカセットにおけるトッ
プリッドの組み付け操作を示す要部断面図である。
【図5】図1に示した磁気テープカセットにおけるトッ
プリッドの組み付け操作時における係合部の作用を示す
要部断面図である。
【図6】従来の3枚リッド式の磁気テープカセットの組
み立て状態の斜視図である。
【図7】図6に示した磁気テープカセットの蓋が閉じて
いる状態を示す要部断面図である。
【図8】図6に示した磁気テープカセットの蓋が開いた
状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
20 磁気テープカセット 22 開口部 24 カセット本体 24a 上カセットハーフ 24b 下カセットハーフ 27 開閉蓋 29 アウターリッド 29a 前蓋板 29b 側板部 29c 支軸ピン 29d 係止孔 30 トップリッド 30a 上蓋板 30b 前蓋連結部 30c アーム部 30d 上蓋スライドピン 31 インナーリッド 31a 内蓋板 31b 上蓋連結部 31c 内蓋スライドピン 33 上蓋ガイド溝 35 内蓋ガイド溝 37 角部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット本体内に磁気テープを巻回して
    回動自在に取付けられた一対のリールと、前記カセット
    本体前面の開口部を開閉自在に覆うために取り付けられ
    た開閉蓋とを備えた磁気テープカセットにおいて、 前記開閉蓋が、前記開口部に張架された磁気テープの前
    面側を覆う前蓋板と前記カセット本体の前面寄りの両側
    面部に軸支された前記前蓋板の両側から張り出した側板
    部とを備えたアウターリッドと、前記開口部に張架され
    た磁気テープの上方を覆う上蓋板とこの上蓋板の前縁側
    の両端を前記前蓋板の上端縁に回動自在に連結する前蓋
    連結部と前記上蓋板の後端縁から延出したアーム部に突
    設されてカセット本体の両側面部に形成されている上蓋
    ガイド溝に摺動自在に係合する上蓋スライドピンとを備
    えたトップリッドと、前記開口部に張架された磁気テー
    プの後面側を覆う内蓋板とこの内蓋板の上縁を前記上蓋
    板に回動自在に連結する上蓋連結部と前記内蓋板の下縁
    側両端部から突出してカセット本体の内側面部に形成さ
    れている内蓋ガイド溝に摺動自在に係合する内蓋スライ
    ドピンとを備えたインナーリッドとによって構成されて
    おり、 前記インナーリッドの内蓋スライドピンをカセット本体
    の上面側から内蓋ガイド溝に嵌入可能なように、前記内
    蓋ガイド溝の上端がカセット本体上面に開放した構造と
    されると共に、前記上蓋ガイド溝の上方に位置している
    カセット本体の側面上縁の角部および前記上蓋スライド
    ピンの先端の少なくとも一方には、面取りが施されるこ
    とを特徴とする磁気テープカセット。
JP5049297A 1997-02-05 1997-03-05 磁気テープカセット Pending JPH10247375A (ja)

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EP98101933A EP0862176B1 (en) 1997-02-05 1998-02-04 Magnetic tape cassette
DE69831825T DE69831825T2 (de) 1997-02-05 1998-02-04 Magnetbandkassette
US09/019,439 US6024315A (en) 1997-02-05 1998-02-05 Magnetic tape cassette
CN98104130A CN1099111C (zh) 1997-02-05 1998-02-05 盒式磁带
US09/450,005 US6102318A (en) 1997-02-05 1999-11-29 Magnetic tape cassette
US09/590,366 US6286776B1 (en) 1997-02-05 2000-06-09 Magnetic tape cassette

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JP5049297A JPH10247375A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 磁気テープカセット

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