JPH10245744A - ジェットルームにおける緯糸処理装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯糸処理装置

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JPH10245744A
JPH10245744A JP4397397A JP4397397A JPH10245744A JP H10245744 A JPH10245744 A JP H10245744A JP 4397397 A JP4397397 A JP 4397397A JP 4397397 A JP4397397 A JP 4397397A JP H10245744 A JPH10245744 A JP H10245744A
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JP
Japan
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weft
roller
path
path changing
take
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Application number
JP4397397A
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Inventor
Hiroshi Honda
弘 本田
Yasutaka Murakami
康孝 村上
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緯入れ異常緯糸を織前から確実に引き取り除去
する。 【解決手段】エアシリンダ20の駆動ロッド201には
被動ローラ21及び緯糸経路変更ローラ25が取り付け
られている。緯糸経路変更ローラ25は板ばね26を介
して支持されている。被動ローラ21の直下に対向配置
された駆動ローラ22はモータ23によって回転駆動さ
れる。被動ローラ21及び緯糸経路変更ローラ25は、
エアシリンダ20の駆動ロッド201の突出動作に伴っ
て駆動ローラ22の周面に当接する。このとき、緯糸経
路変更ローラ25が被動ローラ21よりも先に駆動ロー
ラ22に当接する。後続緯糸Y2は駆動ローラ22の周
面に線接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯入れ異常の緯糸
と後続する緯糸とを切断分離することなく後続緯糸を緯
入れ用メインノズルから射出し、この射出された後続緯
糸の緯入れを阻止して緯糸引き出し経路へ前記後続緯糸
を逸らし、この緯入れ阻止された後続緯糸を手掛かりと
して緯入れ異常の緯糸を織布の織前から引き出し除去す
るジェットルームにおける緯糸処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の緯糸処理装置が特開昭62−1
56343号公報、特開昭62−170556号公報、
特開昭63−227838号公報に開示されている。
【0003】特開昭62−156343号公報の装置で
は、後続緯糸を案内ダクトに導入すると共に、吸引ダク
トまで導き、案内ダクトと吸引ダクトとの間の後続緯糸
を一対のローラで点接触的に把持するようになってい
る。一対のローラは後続緯糸及び緯入れ異常緯糸を引き
取り、経糸開口内の緯入れ異常緯糸がローラの引き取り
作用により引き出し除去される。
【0004】特開昭62−170556号公報の装置で
は、後続緯糸を緯糸導入ダクト内に導入すると共に、吸
引パイプまで導き、緯糸導入ダクトと吸引パイプとの間
の後続緯糸を一対のローラで点接触的に把持するように
なっている。一対のローラは後続緯糸及び緯入れ異常緯
糸を引き取り、経糸開口内の緯入れ異常緯糸がローラの
引き取り作用により引き出し除去される。前記一対の引
き取りローラと緯糸導入ダクトとの間には接動回転体機
構が介在されており、緯糸が接動回転体機構に把持され
て測長される。
【0005】特開昭63−227838号公報の装置で
は、3つのローラを用いて緯糸を2か所で点接触的に把
持し、これらローラを回転して緯入れ異常緯糸を経糸開
口内から引き出し除去するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後続緯
糸を一対のローラで点接触的に把持して引き取る特開昭
62−156343号公報、特開昭62−170556
号公報の装置では、緯糸とローラの周面との間の摩擦力
を高めるためのゴム付着加工あるいはローレット加工等
の高摩擦化処理が欠かせない。しかし、このような高摩
擦化処理を施しても高い緯糸引き取り力を得ることは難
しい。
【0007】緯糸を2か所で点接触的に把持する特開昭
63−227838号公報の装置では、1か所での緯糸
把持に比して緯糸の滑りが少なくなるが、確実な緯糸滑
り防止は難しい。
【0008】本発明は、緯入れ異常緯糸を織前から確実
に引き取り除去し得る緯糸処理装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、緯
入れ異常の緯糸と後続する緯糸とを切断分離することな
く後続緯糸を緯入れ用メインノズルから射出し、この射
出された後続緯糸の緯入れを阻止して緯糸引き出し経路
へ前記後続緯糸を逸らし、この緯入れ阻止された後続緯
糸を手掛かりとして緯入れ異常の緯糸を織布の織前から
引き出し除去する緯糸処理装置を対象とし、請求項1の
発明では、緯糸引き出し時に回転駆動される引き取り回
転体と、前記引き取り回転体の周面に緯糸を線接触させ
る緯糸経路変更手段とを備えた緯糸処理装置を構成し
た。
【0010】前記引き取り回転体の周面に線接触された
緯糸に対する引き取り回転体の引き取り作用は、点接触
把持の場合の引き取り作用よりも強い。請求項2の発明
では、前記引き取り回転体をモータによって直接駆動す
るようにした。
【0011】モータによって直接駆動される引き取り回
転体に緯糸を線接触させる構成は、線接触位置に緯糸を
配置するうえで好適である。請求項3の発明では、前記
緯糸引き出し経路の側方の待機位置に配設された緯糸経
路変更体と、この緯糸経路変更体を前記緯糸引き出し経
路と交差するように前記待機位置と緯糸経路変更位置と
に切換配置する緯糸経路変更用切換手段とからなる前記
緯糸経路変更手段を構成した。
【0012】緯糸経路変更体が待機位置から緯糸経路変
更位置に配置されると、緯糸が引き取り回転体に線接触
する。請求項4の発明では、前記緯糸経路変更体として
回転体を採用した。
【0013】回転する緯糸経路変更体は緯糸引き出し時
の引き出し抵抗を抑制するうえで好適である。請求項5
の発明では、前記緯糸引き出し経路の側方の待機位置
と、前記引き取り回転体に当接して緯糸を把持する把持
位置とに切換配置されると共に、前記把持位置にて前記
引き取り回転体から回転駆動力を得て追随回転する追随
回転体を備えた緯糸処理装置を構成し、前記待機位置と
把持位置とに前記追随回転体を切換配置する切換手段を
前記緯糸経路変更用切換手段として用いた。
【0014】追随回転体が待機位置から把持位置に切換
配置されると、緯糸経路変更体も待機位置から緯糸経路
変更位置に配置される。追随回転体が把持位置から待機
位置に切換配置されると、緯糸経路変更体も緯糸経路変
更位置から待機位置に配置される。
【0015】請求項6の発明では、請求項5の緯糸経路
変更体を弾性支持手段によって支持し、前記緯糸経路変
更位置に配置された緯糸経路変更体を前記引き取り回転
体に弾性接合させた。
【0016】緯糸経路変更体を前記引き取り回転体に弾
性接合させる構成は、待機位置にある追随回転体と緯糸
経路変更体との高い精度の位置関係、及び把持位置にあ
る追随回転体と緯糸経路変更位置にある緯糸経路変更体
との高い精度の位置関係の要求を回避するうえで好適で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0018】図1に示す11は緯糸Yを射出緯入れする
緯入れ用メインノズルであり、緯糸Yは緯入れ用メイン
ノズル11の噴射作用によって経糸Tの開口内へ緯入れ
される。緯入れ用メインノズル11に対する緯入れ用エ
アの供給及び停止は電磁開閉弁V1の励消磁制御によっ
て行われる。
【0019】緯入れ末端側には緯糸検出器12が設置さ
れている。緯入れが正常に行われた場合には緯糸Yの先
端は緯糸検出器12の設置位置まで到達する。織機制御
コンピュータCは緯糸検出器12からの緯糸到達検出情
報に基づいて筬打ち後に電磁カッター13を作動し、正
常に緯入れされた緯糸が筬打ち毎に緯入れ用メインノズ
ル11から切断分離される。
【0020】緯入れ用メインノズル11の直下には緯入
れ阻止ノズル14が設置されており、直上には緯糸導入
ダクト15が対向設置されている。緯糸導入ダクト15
の出口の後方には吸引ダクト16が設置されている。吸
引ダクト16にはブローノズル17が接続されており、
吸引ダクト16内には透過式光電センサ型の緯糸検出器
18が取りつけられている。吸引ダクト16には吸引パ
イプ19が設置されており、吸引パイプ19の出口側が
図示しないダストボックスに向けられている。吸引パイ
プ19内の出口側には緯糸検出器27が設置されてい
る。
【0021】緯入れ用メインノズル11、緯入れ阻止ノ
ズル14、緯糸導入ダクト15及び吸引ダクト16はい
ずれもスレイ上に装着されており、スレイの揺動に伴っ
て一体に揺動する。これら各部材11,14,15,1
6の揺動領域の後方には緯糸経路変更用切換手段となる
エアシリンダ20が設置されている。図2に示すよう
に、エアシリンダ20の駆動ロッド201には追随回転
体となる被動ローラ21が取り付けられている。又、駆
動ロッド201には緯糸経路変更体となる緯糸経路変更
ローラ25が板ばね26を介して支持されている。被動
ローラ21及び緯糸経路変更ローラ25は、図2に示す
待機位置に常には配置されている。
【0022】被動ローラ21の直下には駆動ローラ22
が対向配置されている。駆動ローラ22はモータ23に
よって回転駆動される。被動ローラ21及び緯糸経路変
更ローラ25は、エアシリンダ20の駆動ロッド201
の突出動作に伴って駆動ローラ22の周面に当接する。
駆動ローラ22に対する被動ローラ21の当接位置と、
駆動ローラ22に対する緯糸経路変更ローラ25の当接
位置とは駆動ローラ22の周方向に離れている。
【0023】緯入れ阻止ノズル14及びブローノズル1
7はいずれも電磁開閉弁V2,V3を介して図示しない
圧力エア供給タンクに接続されている。又、エアシリン
ダ20は3方弁型の電磁弁V4を介して前記圧力エア供
給タンクに接続されている。電磁開閉弁V2〜V4は織
機駆動モータM、電磁カッター13及び電磁開閉弁V1
と共に織機制御コンピュータCの指令制御を受ける。織
機制御コンピュータCは緯糸検出器12,18,27か
らの緯糸検出情報に基づいて予め設定された緯糸処理プ
ログラムに従って緯入れ異常の緯糸の処理を遂行する。
【0024】緯糸検出器12が緯糸到達を検出しない場
合には織機制御コンピュータCは緯入れ異常と判断し、
電磁開閉弁V1及び電磁カッター13の励消磁制御を停
止すると共に、織機駆動モータMの作動を停止する。図
3に示すように織布Wの織前W1に打ちこまれた緯入れ
異常緯糸Y1は電磁カッター13の励消磁制御停止によ
り後続緯糸Y2から切断分離されない。機台は筬打ち直
前で停止し、その後、織機駆動モータMが所定量スロー
逆転されて経糸Tが最大開口を形成する。この最大開口
形成により緯入れ異常緯糸Y1が織布Wの織前W1から
除去可能となる。
【0025】後続緯糸Y2は緯入れ用メインノズル11
及び緯入れ阻止ノズル14の噴射により図3に示すよう
に緯糸導入ダクト15を経て吸引ダクト16内まで導か
れる。緯糸導入ダクト15内、緯糸導入ダクト15の出
口と吸引ダクト16の入口との間、吸引ダクト16内は
緯糸引き出し経路となる。吸引ダクト16内に導入され
た後続緯糸Y2はブローノズル17の噴射により吸引ダ
クト16内及び吸引パイプ19内で吸引把持される。
【0026】緯糸検出器18が後続緯糸Y2を検出する
と、エアシリンダ20が突出作動する。この作動により
図4に示すように被動ローラ21及び緯糸経路変更ロー
ラ25が緯糸導入ダクト15の出口と吸引ダクト16の
入口との間の緯糸引き出し経路を横切って駆動ローラ2
2の周面に当接する。従って、緯糸導入ダクト15と吸
引ダクト16との間の後続緯糸Y2は、被動ローラ21
と駆動ローラ22との間及び緯糸経路変更ローラ25と
駆動ローラ22との間に把持される。このとき、緯糸経
路変更ローラ25が被動ローラ21よりも先に駆動ロー
ラ22に当接する。エアシリンダ20は、待機位置と把
持位置とに被動ローラ21を切換配置する切換手段及び
待機位置と緯糸経路変更位置とに緯糸経路変更ローラ2
5を切換配置する緯糸経路変更用切換手段を兼ねる。
又、後続緯糸Y2は、被動ローラ21と駆動ローラ22
とによる把持位置から緯糸経路変更ローラ25と駆動ロ
ーラ22とによる把持位置にかけて駆動ローラ22の周
面に線接触する。後続緯糸Y2はブローノズル17の噴
射作用によって緊張しているため、後続緯糸Y2が緩み
なく駆動ローラ22の周面に線接触する。
【0027】被動ローラ21及び緯糸経路変更ローラ2
5が駆動ローラ22に当接した後、モータ23が作動
し、駆動ローラ22が図4に示す矢印Rの方向に回転す
る。駆動ローラ22に当接する被動ローラ21及び緯糸
経路変更ローラ25が駆動ローラ22の回転に追随し、
被動ローラ21と駆動ローラ22との間及び緯糸経路変
更ローラ25と駆動ローラ22との間に把持された後続
緯糸Y2が吸引ダクト16側へ引き取られる。この引き
取り作用により後続緯糸Y2が緊張して緯入れ用メイン
ノズル11上のカッター24により切断されると共に、
織前W1上の緯入れ異常緯糸Y1が図4に示すように織
前W1から引き剥がされる。後続緯糸Y2が緯糸検出器
27の設置位置に到達したときには緯入れ異常緯糸Y1
が全て織前W1から引き剥がされる。後続緯糸Y2が緯
糸検出器27によって検出されると、モータ23の作動
が停止すると共に、エアシリンダ20が没入作動し、被
動ローラ21及び緯糸経路変更ローラ25が駆動ローラ
22から離間して待機位置に復帰する。
【0028】織前W1から引き剥がされた緯入れ異常緯
糸Y1は、図5に示すようにブローノズル17及び緯入
れ阻止ノズル14の噴射作用によって経糸開口内から引
き出される。経糸開口内から引き出された緯入れ異常緯
糸Y1が全て緯糸検出器18の設置位置を通過すると、
緯入れ阻止ノズル14及びブローノズル17の噴射が停
止する。
【0029】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)後続緯糸Y2は緯糸引き出し時に回転駆動され
る引き取り回転体となる駆動ローラ22の周面に線接触
される。駆動ローラ22の周面に線接触された後続緯糸
Y2は、駆動ローラ22と追随回転体である被動ローラ
21との間の把持部位、駆動ローラ22と緯糸経路変更
ローラ25との把持部位及び前記線接触の部位を介して
駆動ローラ22の引き取り作用を受ける。点接触及び線
接触を介した後続緯糸Y2に対する駆動ローラ22の引
き取り作用は、点接触のみを介した引き取り作用よりも
強い。従って、織前W1上の緯入れ異常緯糸Y1が確実
に引き剥がし除去される。さらに、ローラ間に緯糸を点
接触させる場合に比べてローラ表面の摩耗が低減され
る。 (1-2)後続緯糸Y2は、被動ローラ21を待機位置か
ら把持位置へ移行すると共に、緯糸経路変更ローラ25
を待機位置から緯糸経路変更位置へ移行することによっ
て駆動ローラ22の周面に線接触される。モータ13に
よって直接駆動される駆動ローラ22を移動しないで後
続緯糸Y2を線接触させる構成は、線接触位置に後続緯
糸Y2を配置するうえで好適である。 (1-3)緯入れ異常緯糸Y1を引き出す際には余分な引
き出し抵抗は無くした方がよい。回転体である緯糸経路
変更ローラ25の採用は、緯糸引き出し時の引き出し抵
抗を抑制するうえで好適である。 (1-4)被動ローラ21が駆動ローラ22に圧接してい
る状態では、緯糸経路変更ローラ25は、後続緯糸Y2
を駆動ローラ22の周面に線接触させる機能を有すれば
よい。緯糸経路変更ローラ25は弾性支持手段である板
ばね26によって支持されており、緯糸経路変更位置に
配置された緯糸経路変更ローラ25は被動ローラ21よ
りも先に駆動ローラ22に弾性接合する。この弾性接合
の力、即ち駆動ローラ22に対する緯糸経路変更ローラ
25の圧接力は、後続緯糸Y2を駆動ローラ22の周面
に線接触させる強さであればよい。この圧接力は板ばね
26の撓み変形量に左右される。板ばね26の撓み変形
量は後続緯糸Y2を駆動ローラ22の周面に線接触させ
る最低の圧接力以上をもたらせばよく、板ばね26の撓
み変形量の自由度は大きい。従って、緯糸経路変更ロー
ラ25を駆動ローラ22に弾性接合させる構成は、被動
ローラ21と緯糸経路変更ローラ25との待機位置にお
ける高い精度の位置関係及び被動ローラ21の把持位置
と緯糸経路変更ローラ25の緯糸経路変更位置とにおけ
る高い精度の位置関係の要求を回避するうえで好適であ
る。
【0030】次に、図6の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、一対の緯糸経路変更ロー
ラ28,29が板ばね30,31を介してエアシリンダ
20の駆動ロッド201に取り付けられている。緯糸経
路変更ローラ28,29は、実線で示す待機位置と鎖線
で示す緯糸経路変更位置とに切換配置される。緯糸経路
変更ローラ28,29は駆動ローラ22に弾性接合す
る。後続緯糸Y2は、緯糸経路変更ローラ28,29と
駆動ローラ22との接合位置で把持されると共に、両接
合位置の間で駆動ローラ22の周面に線接触する。
【0031】この実施の形態においても第1の実施の形
態と同じ効果が得られる。次に、図7の第3の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。
【0032】この実施の形態では、エアシリンダ20の
駆動ロッド201にラック部202が形成されており、
支軸321を介してエアシリンダ20に回転可能に支持
されたピニオン32がラック部202に噛合している。
ピニオン32に固着された支軸321には板ばね33が
止着されており、板ばね33の先端部には緯糸経路変更
ローラ25が回転可能に支持されている。被動ローラ2
1が実線で示す待機位置から鎖線で示す把持位置に配置
されると、緯糸経路変更ローラ25が実線で示す待機位
置から鎖線で示す緯糸経路変更位置に配置される。緯糸
経路変更位置に配置された緯糸経路変更ローラ25は駆
動ローラ22の周面に弾性接合する。
【0033】この実施の形態においても第1の実施の形
態と同じ効果が得られる。又、板ばね33の長さを適正
設定することによって緯糸経路変更ローラ25を駆動ロ
ーラ22の下部側に当接することができ、駆動ローラ2
2に対する後続緯糸Y2の線接触長さを増長することが
できる。
【0034】次に、図8の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、エアシリンダ20に回動
可能に支持された板ばね34の先端部に緯糸経路変更ロ
ーラ25が回動可能に支持されている。板ばね34はエ
アシリンダ20の駆動ロッド201上の一対の規制ピン
203の間を通されている。被動ローラ21が実線で示
す待機位置から鎖線で示す把持位置に配置されると、緯
糸経路変更ローラ25が実線で示す待機位置から鎖線で
示す緯糸経路変更位置に配置される。緯糸経路変更位置
に配置された緯糸経路変更ローラ25は駆動ローラ22
の周面に弾性接合する。
【0035】この実施の形態においても第3の実施の形
態と同じ効果が得られる。次に、図9の第5の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。
【0036】この実施の形態では、駆動ローラ22の隣
に補助ローラ35が配置されている。補助ローラ35は
板ばね36によって支持されている。被動ローラ21は
実線で示す待機位置から駆動ローラ22と補助ローラ3
5との間に割り込むように切換配置される。被動ローラ
21は鎖線で示す把持位置で駆動ローラ22及び補助ロ
ーラ35に接合し、後続緯糸Y2が被動ローラ21と駆
動ローラ22との接合位置から被動ローラ21と補助ロ
ーラ35との接合位置にかけて被動ローラ21の周面に
線接触する。
【0037】この実施の形態では、被動ローラ21が引
き取り回転体となり、被動ローラ21、駆動ローラ22
及び補助ローラ35が緯糸経路変更手段を構成する。こ
の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果
が得られる。
【0038】なお、前記各実施の形態における緯糸経路
変更ローラ25,28,29の緯糸経路変更位置を駆動
ローラ22の周面から離れた位置に設定しながら緯糸を
駆動ローラ22に線接触させてもよい。あるいは補助ロ
ーラ35に被動ローラ21を当接しないで被動ローラ2
1に緯糸を線接触させるようにした実施の形態も可能で
ある。この場合、緯糸経路変更ローラの代わりにワイヤ
のような非回転体を用いてもよい。
【0039】前記した実施の形態から把握出来る請求項
以外の発明を以下にその効果と共に記載する。 (1)引き取り回転体は、モータによって直接駆動され
る回転体に当接して緯糸を把持すると共に、前記回転体
から回転駆動力を得て追随回転する請求項1乃至請求項
6のいずれか1項に記載のジェットルームにおける緯糸
処理装置。
【0040】緯入れ異常緯糸を織前から確実に引き取り
除去し得る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、緯糸引
き出し時に回転駆動される引き取り回転体の周面に緯糸
を線接触させるようにしたので、緯入れ異常緯糸を確実
に織前から分離して引き出し除去し得るという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における緯糸処理装置を示す
側断面図。
【図2】図1のA−A線拡大部分断面図。
【図3】後続緯糸の緯入れ阻止状態を示す側断面図。
【図4】緯糸経路変更ローラを待機位置から緯糸経路変
更位置へ切換配置した状態を示す側断面図。
【図5】緯糸経路変更ローラを緯糸経路変更位置から待
機位置へ切換配置した状態を示す側断面図。
【図6】第2の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【図7】第3の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【図8】第4の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【図9】第5の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】 20…切換手段及び緯糸経路変更用切換手段を兼ねるエ
アシリンダ、21…追随回転体となる被動ローラ、22
…引き取り回転体となる駆動ローラ、23…モータ、2
5,28,29…緯糸経路変更体となる緯糸経路変更ロ
ーラ、26,30,31,33,34,36…弾性支持
手段となる板ばね、Y1…緯入れ異常緯糸、Y2…後続
緯糸。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ異常の緯糸と後続する緯糸とを切断
    分離することなく後続緯糸を緯入れ用メインノズルから
    射出し、この射出された後続緯糸の緯入れを阻止して緯
    糸引き出し経路へ前記後続緯糸を逸らし、この緯入れ阻
    止された後続緯糸を手掛かりとして緯入れ異常の緯糸を
    織布の織前から引き出し除去するジェットルームにおけ
    る緯糸処理装置において、 緯糸引き出し時に回転駆動される引き取り回転体と、 前記引き取り回転体の周面に緯糸を線接触させる緯糸経
    路変更手段とを備えたジェットルームにおける緯糸処理
    装置。
  2. 【請求項2】前記引き取り回転体はモータによって直接
    駆動される請求項1に記載のジェットルームにおける緯
    糸処理装置。
  3. 【請求項3】前記緯糸経路変更手段は、前記緯糸引き出
    し経路の側方の待機位置に配設された緯糸経路変更体
    と、この緯糸経路変更体を前記緯糸引き出し経路と交差
    するように前記待機位置と緯糸経路変更位置とに切換配
    置する緯糸経路変更用切換手段とからなる請求項1及び
    請求項2のいずれか1項に記載のジェットルームにおけ
    る緯糸処理装置。
  4. 【請求項4】前記緯糸経路変更体は回転体である請求項
    3に記載のジェットルームにおける緯糸処理装置。
  5. 【請求項5】前記緯糸引き出し経路の側方の待機位置
    と、前記引き取り回転体に当接して緯糸を把持する把持
    位置とに切換配置されると共に、前記把持位置にて前記
    引き取り回転体から回転駆動力を得て追随回転する追随
    回転体を備え、前記待機位置と把持位置とに前記追随回
    転体を切換配置する切換手段は前記緯糸経路変更用切換
    手段を兼ねる請求項3及び請求項4のいずれか1項に記
    載のジェットルームにおける緯糸処理装置。
  6. 【請求項6】弾性支持手段によって前記緯糸経路変更体
    を支持し、前記緯糸経路変更位置に配置された緯糸経路
    変更体を前記引き取り回転体に弾性接合させた請求項5
    に記載のジェットルームにおける緯糸処理装置。
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