JPH10239974A

JPH10239974A - トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Info

Publication number: JPH10239974A
Application number: JP9062404A
Authority: JP
Inventors: Kazunori Kobayashi; 和典小林
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1997-02-28
Filing date: 1997-02-28
Publication date: 1998-09-11

Abstract

(57)【要約】【目的】プロセスカートリッジに、トナーカートリッ
ジからトナーを補給するに際して、操作を簡単化し、か
つトナーの飛散を低減する。【構成】可撓性の角筒体としたトナー収納容器３３
を、上枠３０、下枠３１、及び両者を連結する上下側板
３２ａ、３２ｂにより支持し、トナーカートリッジＣと
する。トナー収納容器３３の延出部３３ｆをアーム３４
で上側板３２ａを介して下枠３１に押圧し、トナー収納
容器３３の下部開口部３３ａを封止している。下側板３
２ｂは弾性部材３６を介して下枠３１と係合している。
トナー収納容器３３をトナー収納部９ａに装着し、開封
する際には、プロセスカートリッジＢに設けられたレバ
ー２５をアーム３４に当接し、トナーカートリッジＣの
装着方向に引くことにより、アーム３４による封止状態
を解除して、開封し、トナーの自重によりトナーを補給
する。このとき、他方の係合状態の解除される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、トナーカートリッ
ジ、プロセスカートリッジ、及び前記プロセスカートリ
ッジを着脱可能な画像形成装置に関する。

【０００２】ここで画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター（例えば、ＬＥＤプリ
ンター、レーザービームプリンター等）、電子写真ファ
クシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等が含
まれる。

【０００３】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段又はクリーニング手段と、電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
るか、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なく
とも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
あるか、更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものをいう。

【０００４】

【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカ
ートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本
体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用さ
れている。このプロセスカートリッジによれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行なうことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式が画
像形成装置において広く用いられている。

【０００５】一方、このプロセスカートリッジ方式にお
いて、トナーの補給を可能とするプロセスカートリッジ
が知られている（例えば、特公平０３−５６４７４号公
報、特開平０２−１８６３７５号公報等）。

【０００６】ここで前記特公平０３−５６４７４号公報
には、操作者がトナーの補給回数を認識することのでき
るプロセスカートリッジが記載されている。

【０００７】また特開平０２−１８６３７５号公報に
は、プロセスカートリッジの空間内に複数個のトナー補
給容器が挿入可能なプロセスカートリッジが記載されて
いる。前述のいずれの従来技術も、トナーの補給を可能
とするプロセスカートリッジにおいて、非常に有効なも
のである。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述従来技
術を更に発展させたものである。

【０００９】そこで、本発明の目的は、プロセスカート
リッジに、トナーカートリッジよりトナーを補給するに
際して、操作が簡単で、且つトナー飛散を低減できるト
ナーカートリッジ、トナー補給方式のプロセスカートリ
ッジ、並びにこのプロセスカートリッジを備えた電子写
真画像形成装置を提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ及びトナーカートリッジ、並びに
このプロセスカートリッジを備えた電子写真画像形成装
置にて達成される。要約すれば、本発明は、電子写真画
像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジに取付け
てトナーを補給するトナーカートリッジにおいて、前記
プロセスカートリッジは、トナー及びトナーカートリッ
ジを収納可能なトナー収納手段と、トナーカートリッジ
の開封手段とを有し、トナーカートリッジは、トナー排
出口を有するトナー収納容器と、前記トナー排出口を封
止する封止手段とを有し、前記トナー収納手段にトナー
カートリッジを押し込んで取付け、前記開封手段をトナ
ーカートリッジの押し込み方向と略同方向に引くことに
よりトナーを排出することを特徴とするトナーカートリ
ッジである。

【００１１】前記トナー収納容器は可撓性を有し、前記
開封手段が前記封止手段を引くことにより前記トナー排
出口を開放することが好ましい。トナーを排出する際に
は、前記トナー収納手段の蓋部がトナーカートリッジの
他の一部を保持していることが好ましい。

【００１２】トナーカートリッジは前記トナー収納手段
に取付けた後は、取外さないことが好ましい。複数のト
ナーカートリッジが前記トナー収納手段に取付けられる
ことが好ましい。

【００１３】本発明による他の態様によれば、電子写真
画像形成装置本体に着脱可能で、トナーカートリッジに
よるトナー供給が可能なプロセスカートリッジにおい
て、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像
を現像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を
有しトナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段と
を有し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカ
ートリッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器
と、前記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前
記トナー収納手段に前記トナーカートリッジを押し込ん
で取付け、前記開封手段を前記トナーカートリッジの押
し込み方向と略同方向に引くことによりトナーを排出す
ることを特徴とするプロセスカートリッジが提供され
る。

【００１４】又、本発明による他の態様によれば、プロ
セスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像
を形成する電子写真画像形成装置において、（ａ）電子
写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス
手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像す
るために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有しトナ
ーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有し、
前記トナー収納手段に装着される前記トナーカートリッ
ジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前記ト
ナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記トナー収
納手段に前記トナーカートリッジを押し込んで取付け、
前記開封手段を前記トナーカートリッジの押し込み方向
と略同方向に引くことによりトナーを排出するプロセス
カートリッジを取外し可能に装着するための装着手段
と、（ｂ）前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置が提供され
る。

【００１５】更に、本発明による他の態様によれば、電
子写真画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジ
に取付けてトナーを補給するトナーカートリッジにおい
て、前記プロセスカートリッジは、トナー及びトナーカ
ートリッジを収納可能なトナー収納手段と、トナーカー
トリッジの開封手段とを有し、トナーカートリッジは、
トナー排出口を有する可撓性のトナー収納容器と、前記
トナー収納容器を支持する分割部分と、前記トナー排出
口を封止し、且つ前記分割部分を一体化する封止手段と
を有し、前記封止手段は一動作により前記トナー排出口
を開封し、且つ一体化された前記分割部分を分割するこ
とを特徴とするトナーカートリッジが提供される。

【００１６】又、本発明による他の態様によれば、電子
写真画像形成装置本体に着脱可能で、トナーカートリッ
ジによるトナー供給が可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用す
るプロセス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜
像を現像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部
を有しトナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段
とを有し、前記トナー収納手段に装着される前記トナー
カートリッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器
と、前記トナー収納容器を支持する分割部分と、前記ト
ナー排出口を封止し、且つ前記分割部分を一体化する封
止手段とを有し、前記封止手段は一動作により前記トナ
ー排出口を開封し、且つ一体化された前記分割部分を分
割することを特徴とするプロセスカートリッジが提供さ
れる。

【００１７】更に、本発明による他の態様によれば、プ
ロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画
像を形成する電子写真画像形成装置において、（ａ）電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセ
ス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像
するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有しト
ナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有
し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカート
リッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前
記トナー収納容器を支持する分割部分と、前記トナー排
出口を封止し、且つ前記分割部分を一体化する封止手段
とを有し、前記封止手段は一動作により前記トナー排出
口を開封し、且つ一体化された前記分割部分を分割する
プロセスカートリッジを取外し可能に装着するための装
着手段と、（ｂ）前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供
される。

【００１８】本発明による他の態様によれば、電子写真
画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジに取付
けてトナーを補給するトナーカートリッジにおいて、前
記プロセスカートリッジは、トナー及びトナーカートリ
ッジを収納可能なトナー収納手段とを有し、トナーカー
トリッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、
前記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記ト
ナー収納手段にトナーカートリッジを押し込んで取付
け、トナーカートリッジのトナー排出後、トナーカート
リッジが前記プロセスカートリッジの向かい合う一対の
平面で保持され、前記一対の平面の間隔は上方が広く下
方が狭いことを特徴とするトナーカートリッジが提供さ
れる。

【００１９】又、本発明による他の態様によれば、電子
写真画像形成装置本体に着脱可能で、トナーカートリッ
ジによるトナー供給が可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用す
るプロセス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜
像を現像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部
を有しトナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段
とを有し、前記トナー収納手段に装着される前記トナー
カートリッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器
と、前記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前
記トナー収納手段に前記トナーカートリッジを押し込ん
で取付け、前記トナーカートリッジのトナー排出後、前
記トナーカートリッジが向かい合う一対の平面で保持さ
れ、前記一対の平面の間隔は上方が広く下方が狭いこと
を特徴とするプロセスカートリッジが提供される。

【００２０】更に、本発明による他の態様によれば、プ
ロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画
像を形成する電子写真画像形成装置において、（ａ）電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセ
ス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像
するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有しト
ナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有
し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカート
リッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前
記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記トナ
ー収納手段に前記トナーカートリッジを押し込んで取付
け、前記トナーカートリッジのトナー排出後、前記トナ
ーカートリッジを向かい合う一対の平面で保持し、前記
一対の平面の間隔は上方が広く下方が狭いプロセスカー
トリッジを取外し可能に装着するための装着手段と、
（ｂ）前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有するこ
とを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置、プロセスカートリッジ及びトナーカートリッ
ジを図面に則して説明する。

【００２２】先ず、添付図を参照して、本発明に従って
構成されるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真
画像形成装置の一実施例について説明する。

【００２３】説明の順序として、画像形成装置及びプロ
セスカートリッジの概略構成を説明し、次にプロセスカ
ートリッジのハウジングについて説明する。

【００２４】｛画像形成装置及びプロセスカートリッジ
の概略構成｝この画像形成装置Ａは、図１９及び図２０
に示すように、画像情報に応じて発光したレーザー光源
からの光を回転するポリゴンミラー１ａで走査すると共
に、レンズ１ｂ及び反射ミラー１ｃを介して照射する光
学手段１を有し、この光学手段１から画像情報に基づい
た光像を照射して電子写真感光体である感光体ドラム７
に潜像を形成し、これを現像手段９によりトナーを現像
してトナー像を形成する。

【００２５】トナー像の形成と同期して、記録媒体２を
給紙カセット３ａからピックアップローラ３ｂ、搬送ロ
ーラ対３ｃ、３ｄ及びレジストローラ対３ｅ等からなる
搬送手段３で反転搬送し、且つプロセスカートリッジＢ
としてカートリッジ化された画像形成部において、感光
体ドラム７に形成したトナー像を転写手段としての転写
ローラ４に電圧印加することによって記録媒体２に転写
する。

【００２６】更にトナー像転写後の記録媒体２をガイド
部材３ｆでガイドしつつヒータ５ａを内蔵する定着ロー
ラ５ｂ及び該ローラ５ｂに記録媒体２を押圧して搬送す
る駆動ローラ５ｃからなる定着手段５へ搬送し、転写ト
ナー像を記録媒体２に定着する。そしてこの記録媒体２
を排出ローラ対３ｇ、３ｈ、３ｉで搬送し、反転径路３
ｊを通して排出部６へと排出する。尚、前記排出に関し
ては、揺動可能なフラッパ３ｋを動作させ、排出ローラ
対３ｍによって反転搬送径路３ｊを介することなく直接
的に排出することも可能である。

【００２７】一方、画像形成部を構成するプロセスカー
トリッジＢは、図２１及び図２２に示すように、感光層
を有する感光体ドラム７を回転し、その表面に帯電手段
である帯電ローラ８への電圧印加によって一様に帯電
し、光学手段１からの光像を露光部を介して感光体ドラ
ム７に露光して潜像を形成し、現像手段９によって現像
するように構成している。

【００２８】現像手段９は、トナー収納部９ａ内のトナ
ーをトナー送り部材９ｂで送り出し、固定磁石を内蔵し
た現像ローラ９ｃを回転させると共に、現像ブレード９
ｄによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロー
ラ９ｃの表面に形成し、そのトナーを前記潜像に応じて
感光体ドラム７へ転移させることによってトナー像を形
成して可視像化する。

【００２９】転写ローラ４にトナー像と逆極性の電圧を
印加してトナー像を記録媒体２に転写した後は、クリー
ニングブレード１０ａによって感光体ドラム７に残留し
たトナーを掻き落とすと共に、廃トナー溜め１０ｂへ集
めるクリーニング手段１０によって感光体ドラム７上の
残留トナーを除去し、次の工程に備える。

【００３０】尚、感光体ドラム７等の各部品は、トナー
容器１１と現像枠体１２とを結合し、これにクリーニン
グ枠体１３を結合して構成したハウジング内に収納して
カートリッジ化し、このプロセスカートリッジＢを装置
本体１４に設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可
能に装着するものである。

【００３１】カートリッジ装着手段は、開閉部材１５を
開くと、図２３及び図２４に示すように、カートリッジ
装着スペースが設けてあり、装置本体１４の左右内側面
にカートリッジ装着部材１６が取付けてあり、この左右
ガイド部材１６にはプロセスカートリッジＢを挿入する
ためのガイド部１６ａが対向して設けてある。このガイ
ド部１６ａに沿ってプロセスカートリッジＢを挿入し、
開閉部材１５を閉じることによってプロセスカートリッ
ジＢを画像形成装置Ａに装着するものである。

【００３２】次に、図２１、図２４及び図２５を用いて
プロセスカートリッジのハウジングの構成についてさら
に詳しく説明する。

【００３３】｛プロセスカートリッジのハウジングの構
成｝本実施例に係るプロセスカートリッジＢは、前述し
たように、トナー容器１１、現像枠体１２及びクリーニ
ング枠体１３を結合してハウジングを構成しているが、
次にその構成について説明する。

【００３４】図２１に示すように、トナー容器１１には
トナー収納部９ａを形成すると共にトナー送り部材９ｂ
を取付けている。また現像枠体１２には現像ローラ９ｃ
及び現像ブレード９ｄを取付け、更に現像ローラ９ｃの
近傍には現像室内のトナーを循環させる撹拌部材９ｅを
回動可能に取付けている。そしてトナー容器１１と現像
枠体１２を溶着して一体的な現像ユニットを構成してい
る。

【００３５】またクリーニング枠体１３には感光体ドラ
ム７、帯電ローラ８及びクリーニング手段１０の各部材
を取付け、更にプロセスカートリッジＢを装置本体１４
から取外したときに感光体ドラム７を覆い、これを保護
するドラムシャッタ部材１８を取付けてクリーニングユ
ニットを構成している。

【００３６】そして現像ユニットとクリーニングユニッ
トとを結合することによって、プロセスカートリッジＢ
を構成する。そのために、現像枠体１２の長手方向両側
には現像ローラ９ｃの両端を回動可能に支持する図に示
さないカバー部材が取付けてあり、このカバー部材に形
成したアーム部１９の先端には、図２５、２６に示すよ
うに、回動軸２０が設けてある（図２５、２６は一方側
のみ図示）。

【００３７】一方、クリーニング枠体１３の長手方向両
側２箇所には、回動軸２０を位置決め係止するための凹
部２１が設けてある。この凹部２１に回動軸２０を挿入
し、凸部２２ａを有する結合部材２２をクリーニング枠
体１３にネジ止めすることにより、現像ユニットとクリ
ーニングユニットは回動軸２０を中心に回動可能に結合
され、現像ユニットの自重によって現像ローラ９ｃが感
光体ドラム７へ押付けられる。

【００３８】このとき結合部材２２に取付けた圧縮バネ
２２ｂによって現像枠体１２を下方へ付勢することによ
り、現像ローラ９ｃを感光体ドラム７へ確実に押付け
る。従って現像ローラ９ｃの長手方向両端にスペーサリ
ング（図示せず）を取付けることにより、このリングが
感光体ドラム７に押付けられ、感光体ドラム７と現像ロ
ーラ９ｃとが一定間隔をもって対向する。

【００３９】次に、本発明に従ったプロセスカートリッ
ジのトナー収納部についてさらに詳しく説明する。

【００４０】図１０及び図１１に示すように、プロセス
カートリッジＢのトナー収納部９ａにおける開口部２３
には、それを覆う蓋部材２６が設けられている。開口部
２３は、後述するトナーカートリッジの挿入方向を前方
としたとき、前壁２４ａ、後壁２４ｂ、左壁２４ｃ、右
壁２４ｄの４面からなる内壁２４で構成され、上面から
見て前壁２４ａを底辺とする略台形状をなしている。即
ち、前壁２４ａの幅は後壁２４ｂより大きく設定されて
いる。

【００４１】又、図１０において、蓋部材２６をトナー
収納部９ａの上面にロックするため、蓋部材２６にはロ
ック爪部材２６ａが設けられ、トナー収納部９ａの上面
にはロック爪部材２６ａと係合する突起２７が形成され
ている。

【００４２】開口部２３の内壁２４は略台形上の断面形
状の開口につづいて円孤を形成し、該円孤の終端で前後
壁２４ａ、２４ｂが終わり、さらに左右壁２４ｃ、２４
ｄが円孤の接線方向にまっすぐ延び、トナーカートリッ
ジ装着部を形成している。

【００４３】又、図１０に示されるように、トナー収納
部９ａの上部には、トナー収納部９ａに挿入されたトナ
ーカートリッジの開封手段である移動取っ手２５が設け
られている。移動取っ手２５は、概略クランク状に形成
されている。

【００４４】更に、図１２において、トナー収納部９ａ
を形成するトナー容器１１の上部には、移動取っ手２５
を案内するため一対のガイド板４４が付設されており、
ガイド板４４には水平部および垂直部からなる案内溝４
４ａが穿設されている。前記垂直部の下部には弾性部材
４０および弾性部材４０の図中左端に固着された移動部
材４１が垂直部を移動可能に取付けられている。尚、移
動部材４１の上面は図中右上りの傾斜面４１ａを形成し
ている。

【００４５】移動取っ手２５は、水平方向に突起した突
起部２５ａが案内溝４４ａに遊嵌され、案内溝４４ａの
垂直部にあるとき弾性部材４０および移動部材４１によ
り上方に押し上げられ、落ちてこないように規制されて
いる。

【００４６】そして、移動取っ手２５を水平方向に移動
する際には、先ずトナー容器１１の外部に突き出た実線
にて示す移動取っ手２５を下方に押し下げ、弾性部材４
０の弾性力に抗して突起部２５ａが移動部材４１の傾斜
面４１ａに沿って移動することにより、移動部材４１ａ
を図中右方の点線にて示す位置に押しやる。そして、移
動取っ手２５が最下端に来たとき、突起部２５ａが案内
溝４４ａの水平部を移動可能となるので、移動取っ手２
５を水平に点線にて示すように図中左方へ移動して、後
述するようにトナーカートリッジの開封動作を行なう。
また、このとき突起部２５ａは水平方向に長い楕円形状
をしており、案内溝４４ａの水平方向にガイドされた状
態で移動取っ手２５の姿勢を保ったまま水平移動が可能
である。

【００４７】図１３に示すように、蓋部材２６は支軸２
６ｂによりトナー容器１１に回転可能に支持され、上面
にはレバー２９が回転可能に結合され、下面には上述の
ようにロック爪部材２６ａが設けられており、レバー２
９とロック爪部材２６ａとはリンク部材２９ａとにより
連結されている。これにより、図１３に示すように、レ
バー２９が水平状態とされ、且つ蓋部材２６が閉められ
たときには、ロック爪部材２６ａが突起２７と係合し、
蓋部材２６がロックされた状態となる。一方、点線にて
示すように、レバー２９を引上げるとリンク部材２７ａ
の動きに連動してロック爪部材２６ａと突起２７との係
合状態が解除される、即ちロックが外れて蓋部材２６の
開放動作が可能となる。

【００４８】更に、蓋部材２６には、図１４に示すよう
に、トナーカートリッジＣを支持および解放するための
手段２８が設けられている。この支持解放手段２８は、
レバー２９の下面に対称的に設けられた一対のリンク部
材２８ａと、リンク部材２８ａの外側であって、蓋部材
２６の下面に回動自在に取付けられ、トナーカートリッ
ジＣの上面板３０ａに形成された凹部３０ｂに係合可能
な爪部材２８ｂとを有し、リンク部材２８ａの下端部が
爪部材２８ｂの略中央部と回動自在に連結され、更にリ
ンク部材２８ａは蓋部材２６に穿設された貫通穴２６ｃ
を通って移動することができる構成とされている。

【００４９】上記のような構成において、トナーカート
リッジＣの支持解放手段２８は、図１４において実線に
て示すように、レバー２９が蓋部材２６の凹部２６ｄに
水平に嵌合した状態においては、リンク部材２８ａが爪
部材２８ｂを蓋部材２６の下面に対して垂直方向に伸び
るように支持しており、この状態にて爪部材２８ｂによ
ってトナーカートリッジＣを支持することができる。

【００５０】一方、トナーカートリッジＣを解放する際
には、レバー２９を蓋部材２６の凹部２６ｄから水平に
引上げることにより、リンク部材２８ａが貫通穴２６ｃ
を通過しながら、図中矢印にて示すように爪部材２８ｂ
を内方に移動させ、これにより、爪部材２８ｂとトナー
カートリッジＣの凹部３０ｂとの係合状態を解除するこ
とができる。

【００５１】次に、図２〜９を用いて、本発明に従った
プロセスカートリッジＢに取付けるトナーカートリッジ
Ｃの構成について説明する。

【００５２】｛トナーカートリッジの構成｝図２〜５に
示すように、トナーカートリッジＣは、上枠３０と下枠
３１を側板３２ａ、３２ｂで連結し、その内部にトナー
を蔵したトナー収納容器３３を備えている。

【００５３】ここで、このトナー収納容器３３の構成に
ついて、図６〜図９を用いて説明する。

【００５４】図６に示すトナー収納容器３３は、その材
料としては可撓性の部材で構成されており、例えばシー
ト状のポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、ナ
イロン等の軟らかい材料が用いられる。

【００５５】又、トナー収納容器３３は、図６に示すよ
うに、長方形の開口を持つ角筒状をなしており、下部開
口部３３ａ、上部開口部３３ｂ、対向する短側面３３
ｃ、及び対向する長側面３３ｄで構成されている。

【００５６】トナー収納容器３３の上下方向略中央部に
は上から順に第１折線Ｌ１、第２折線Ｌ２、第３折線Ｌ
３がトナー収納容器３３の短側面３３ｃ及び長側面３３
ｄを水平方向に周回するように設けられ、対向する短側
面３３ｃにはその幅方向中央部に第２折線Ｌ２から最下
端に伸びる第４折線Ｌ４が設けられ、更に、第２折線Ｌ
２と第４折線Ｌ４との交点から第１折線Ｌ１の各角部に
斜めに延びる斜め折線Ｌ５がそれぞれ設けられている。

【００５７】次に、図７〜図９に従ってトナー収納容器
３３の畳み方について説明する。

【００５８】まず、図７に示すように、トナー排出口と
なる下部開口部３３ａを閉じるように短側面３３ｃの下
部を第４折線Ｌ４が谷折れするように矢印の方向に折り
曲げる。次に図８に示すように、短側面３３ｃの表面が
第４折線Ｌ４を境にして重なり、同時に長側面３３ｄの
内面が互いに接触するようにして、下部開口部３３ａを
完全に閉じ、更に底面３３ｅを形成するように、短側面
３３ｃ、長側面３３ｄを第２折線Ｌ２より折り曲げる。
そして、長側面３３ｄの下部を第３折線Ｌ３から矢印の
方向（図中右側）に畳み込む。その結果、図９に示すよ
うに下部開口部３３ａが閉じられており、且つ上部開口
部３３ｂの直下に、底面を第１折線Ｌ１の位置とする直
方体のトナー収容可能な空間を確保した形状が完成す
る。このとき第２折線Ｌ２は底面の長手方向中央に位置
し、第２折線Ｌ２より下方の一部分が底面から短側面３
３ｃの外方に延びる延出部３３ｆを形成する。

【００５９】再度図２において、トナー収納容器３３の
トナーカートリッジＣへの取付方法について説明する。

【００６０】トナーカートリッジＣの上枠３０は上板部
３０ａを有し、トナー収納容器３３の上部開口部３３ｂ
が全周に亙って上板部３０ａの下面に溶着等により固定
されることにより、上部開口部３３ｂが封止されてい
る。

【００６１】又、上板部３０ａの下面には、トナー収納
容器３３の短側面３３ｃより若干幅広の間隔をおいて、
上側板３２ａ及び下側板３２ｂがそれぞれ回転可能に結
合されている。

【００６２】上側板３２ａの下端には図中上方に折曲し
た折曲部３２ａ１が形成されている。この折曲部３２ａ
１と下板部３１ａとの間にトナー収納容器３３の上記延
出部３３ｆが位置し、挟圧される。

【００６３】一方、下枠３１の下板部３１ａには、折曲
部３２ａ１に隣接して支持部材３５が立設されており、
支持部材３５の上部には鍵形のアーム３４が軸３５ｂを
支点として回動可能に支持されている。アーム３４はバ
ネ等の弾性部材３５ａの付勢力によりその一方端が上側
板３２ａの折曲部３２ａ１を押圧し、同時にトナー収納
容器３３の上記延出部３３ｆを下板部３１ａに押付ける
ことで、トナー収納容器３３の下部開口部３３ａを封止
している。このとき、上枠３０と下枠３１とは分割され
た状態から一体に結合された状態とされている。

【００６４】又、下側板３１には、その下端に上記折曲
部３２ａ１の延びる方向と反対方向に折曲した折曲部３
２ｂ１が下板部３１ａに当接するように設けられてい
る。一方、下板部３１ａの下端には上板部３０ａ方向に
延び、更に図中上方に延びるＬ状の係止部３１ｂが形成
されている。そして、係止部３１ｂと下側板３２ｂの折
曲部３２ｂ１との間にはゴムやモルトプレンのような弾
性部材３６が嵌入されており、その付勢力によって、あ
る程度以上の引き離そうとする力を加えない限り下側板
３２ｂと下板部３１ａとが外れない構成をなし、それに
よって上記と同様に下枠３１と上枠３０を結合してい
る。

【００６５】次に、プロセスカートリッジＢを画像形成
装置Ａに装着し、画像形成を行ない、その結果プロセス
カートリッジＡ内部のトナーを消費し尽くした後にプロ
セスカートリッジＡトナーを補給する場合の動作を説明
する。

【００６６】｛トナー補給動作｝まず図１５に示すよう
に、プロセスカートリッジＢのトナー収納部９ａの開口
部２３を覆っている蓋２６のレバー２９を握りながら引
上げることにより、蓋２６を回転させ、開口部２３を露
出させる。ここで、図１３に示すようにレバー２９はロ
ック爪部２６ａとにより回動可能に結合されており、レ
バー２９を回転させることでロック爪部２６ａがトナー
収納容器９ａ上面に設けられた突起２７から外れロック
が解除される。

【００６７】さて、図１０に示すように、このときトナ
ー収納部９ａは既にその内部のトナーを消費しており、
内部は空の状態である。また、開口部２３からは遮蔽板
３７が見えている。遮蔽板３７はトナーカートリッジＢ
の上枠３０の上板部３０ａと同一の大きさをしており、
周囲にシール部材３８が貼り付けられている。さらに、
遮蔽板３７とトナー収容部９ａの内壁２２との間の隙間
の大きさはシール部材３８の厚さより若干小さくなるよ
うに設定されているため、遮蔽板３７があらかじめトナ
ー収納部９ａの決められたた位置（後述）に設置される
ことにより、遮蔽板３７の周囲のシール３８部材とトナ
ー収納部９ａの内壁２４とが密着し、蓋２３を開くとき
にトナーが飛散するのを防いでいる。

【００６８】次に、図３に示すトナーカートリッジＣの
上板部３０ａの溝３０ｂに、図１４に示す蓋２６に設け
られた爪部２８ｂが掛かるようにトナーカートリッジＣ
を設置する（図１５）。そして、図１に示すように、蓋
２６を閉めることによって、蓋２６の裏側に設けられた
突起部２６ｂによってトナーカートリッジＣをプロセス
カートリッジＢのトナー収容部９ａ内に押し込んでい
く。このとき、蓋２６の突起部２６ｂはトナーカートリ
ッジＣの上枠３０をトナー収容部９ａ内に押し、上枠３
０に回動可能に結合された上下側板３２ａ、３２ｂが下
枠３１を押す。

【００６９】そして、トナーカートリッジＣの下枠３１
の下板部３１ａに押されて遮蔽板３７は周囲に貼り付け
られたシール部材３８が前記隙間を塞いだまま移動し、
図１６に示すようにトナーカートリッジＣの上枠３０の
上板部３０ａが同様にその周囲に貼り付けられたシール
部材３８および上板３０自身で前記プロセスカートリッ
ジＢの開口部２３を塞ぐまでプロセスカートリッジＢの
トナー収納部９ａの密閉を保っている。

【００７０】さらに、図１に示すように蓋２６を閉める
ことによりトナーカートリッジＣは完全にトナー収納部
９ａ内に押し込まれ、上枠３０の上板部３０ａは蓋２６
の突起部２１ａにならう位置で姿勢を規制され止まる。
この位置はあらかじめ遮蔽板３７が設置されていた位置
と同様である。

【００７１】このとき、遮蔽板３７及びトナーカートリ
ッジＣの下枠３１はトナー収容部９ａの内壁２４の前後
壁２４ａ、２４ｂより下方に押し出され、遮蔽板３７と
内壁２４との間の密閉は保たれていないが、トナー収容
部９ａとしてはトナーカートリッジＣの上枠３０と内壁
２４との密閉が保たれており、トナー収容部９ａに残っ
ているわずかなトナーが開口部２３より飛散するのを防
止している。

【００７２】このとき、遮蔽板３７は略垂直位置のまま
トナー収容部９ａの内壁２４の左右壁２４ｃ、２４ｄに
ガイドされている。

【００７３】次に、図１７に示すようにプロセスカート
リッジＢの移動取っ手２５の上部２５ａを手でつまみ、
移動取っ手２５の下端部２５ｂがトナーカートリッジＣ
の下枠３１の下板部３１ａに設けられたアーム３４と係
合可能な位置まで下方に移動する。

【００７４】次いで、図１８に示すように、移動取っ手
２５を矢印の方向、即ち感光ドラムの方向にに移動させ
る。すると、移動取っ手２５はガイド板４４（図１２参
照）に沿って移動し、移動取っ手２５の下部２５ｂが図
１９に示すようにアーム３４の端部３４ａとが接触す
る。

【００７５】そして、上記の状態から移動取っ手２５を
同じ方向に更に移動すると、アーム３４は支持部材３５
の軸３５ｂを支点として回転し、前記端部３４ａと反対
側の端部３４ｂが回転移動し、押さえ込んでいた上側板
３２ａと、トナー収納容器３３の下部開口部３３ａ（図
６参照）を自由にする。

【００７６】さらに、移動取っ手２５をさらに移動させ
ることでアーム３４の三角形状のリブ３４ｃと噛合って
共に移動し、下側板３２ｂを下枠３１から離そうとする
力が働き、弾性部材３６の弾性力に勝って下側板３２ｂ
の係止部３１ｂとの係止が外れ、上側板３２ａと下側板
３２ｂは垂れ下がり、トナーは自重によって図６〜図９
に示したトナー収納容器３３の折り畳みを開くようにし
てトナー収容部９ａ内に落下する。

【００７７】このときトナー収納容器３３はシート状の
可撓性部材のため、トナーの落下を妨げることはない。

【００７８】また、トナーカートリッジＣの上枠３０は
蓋２６によって上板部３０ａを固定されているため（図
１４参照）、アーム３４を回転移動するときに、トナー
カートリッジＣが全体として移動することはない。

【００７９】さらに、図２２に示すように移動取っ手２
５がプロセスカートリッジＢのトナー収納部９ａの内部
から外に突き出ている部分では移動取っ手２５の進行方
向に沿って、移動取っ手２５を挟み込むようにシール部
材３９が貼られており、ここからトナーが外部に飛散す
ることはない。

【００８０】そして、図１８に示すように、トナーカー
トリッジＣの下枠３１は上下側板３２ａ、３２ｂから離
れ、遮蔽板３７と共に移動取っ手２５により移動され、
トナー収容部９ａの奥に収納される。

【００８１】このとき、トナーカートリッジＣの下枠３
１は、トナー収納部９ａ内の対向する左右壁部２４ｃ、
２４ｄにより保持される。尚、トナーカートリッジＣの
下枠３１（及び上枠３０）は、図３に示すように、長手
方向の上端の幅が下端より広く形成されており、これら
の形状に応じて上記左右壁部２４ｃ、２４ｄも形成され
ている。このような形状を備えることにより、遮蔽板３
７及び上枠３０を簡単に支持することができ、トナーの
落下を妨げるような特別の機構を設ける必要もない。

【００８２】次に、画像形成を再開し、プロセスカート
リッジＢにトナーカートリッジＣから補給したトナーを
消費し尽くしたときに、プロセスカートリッジＢに再補
給する場合の動作を説明する。

【００８３】｛トナーの再補給動作｝まず、レバー２９
を握り上方に引上げることで、図１５に示したように、
蓋２６を回転移動させる。このとき、レバー２９にリン
ク２９ａにより回動可能に結合されたロック爪部２６ａ
及び爪部２８ｂが回転移動し、それぞれプロセスカート
リッジＢのトナー収納部９ａの上部に設けられた突起２
９及びトナーカートリッジＣの上枠３０の上板部３０ａ
から外れ、既に挿入済のトナーカートリッジＣの上枠を
トナー収納部９ａに残したまま蓋２６を回動することが
可能となる。

【００８４】このとき、トナー収納部９ａのトナーは上
枠３０により封止されているため、トナーがプロセスカ
ートリッジＢの外部に飛散することはない。

【００８５】次に新しいトナーカートリッジ（トナーカ
ートリッジＣと同形状）を第１のトナーカートリッジＣ
と同様にトナーカートリッジＤの上板部３０ａの溝３０
ｂに、蓋２６に設けられた爪部２８ｂが掛かるように新
しいトナーカートリッジを設置する。

【００８６】以下、第１のトナーカートリッジＣを取付
けたときと同様に動作することが可能となる。このと
き、第１のトナーカートリッジＣを取付けたときに遮蔽
板３７が行なった働きを、第１のトナーカートリッジＣ
の上枠３０が行なうことになる。

【００８７】以上述べたように、プロセスカートリッジ
に複数のトナーカートリッジを取付けて適宜のトナー量
を補給することが可能となる。

【００８８】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プロセスカートリッジにトナーカートリッジ
よりトナーを補給するに際して、操作性の簡略化、トナ
ー飛散による汚れの低減を実現することのできるトナー
カートリッジ、トナー補給方式のプロセスカートリッ
ジ、並びにこれらのプロセスカートリッジを備えた電子
写真画像形成装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るトナーカートリッジをプロセスカ
ートリッジに装着した状態を示す縦断面図である。

【図２】図１のトナーカートリッジを示す縦断面図であ
る。

【図３】図２のトナーカートリッジを示す斜視図であ
る。

【図４】トナーカートリッジに取付けられたトナー収納
容器を示す部分切欠き斜視図である。

【図５】トナーカートリッジに取付けられたトナー収納
容器の取付状態を示す要部拡大図である。

【図６】トナー収納容器の畳み方についての説明図であ
る。

【図７】図６の次の状態を示す説明図である。

【図８】図７の次の状態を示す説明図である。

【図９】トナー収納容器が畳まれた状態を示す斜視図で
ある。

【図１０】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施
例を示す縦断面図である。

【図１１】プロセスカートリッジの蓋を開いた状態を示
す斜視図である。

【図１２】プロセスカートリッジの移動取っ手周辺を示
す断面図である。

【図１３】プロセスカートリッジの蓋のロック爪部の作
動状態を示す断面図である。

【図１４】プロセスカートリッジの蓋に取付けられるト
ナーカートリッジの取付状態及び解放状態を示す断面図
である。

【図１５】プロセスカートリッジにトナーカートリッジ
を装着するため蓋を開放した状態を示す斜視図である。

【図１６】プロセスカートリッジにトナーカートリッジ
が装着される状態を示す説明図である。

【図１７】トナー収納容器を開封するため移動取っ手を
下方に移動する状態を示す説明図である。

【図１８】図１７の状態に続いて移動取っ手を水平方向
に移動し、トナー収納容器が開封された状態を示す説明
図である。

【図１９】本発明に係るプロセスカートリッジが装着さ
れる電子写真画像形成装置の一実施例を示す全体構成図
である。

【図２０】図１９の画像形成装置を外部から見た斜視図
である。

【図２１】図１９の画像形成装置に装着されるプロセス
カートリッジを示す縦断面図である。

【図２２】図２１のプロセスカートリッジの斜視図であ
る。

【図２３】図２２のプロセスカートリッジを装着する画
像形成装置本体の装着部を示す斜視図である。

【図２４】図２２のプロセスカートリッジを装着する画
像形成装置本体の装着部を図２３と異なる方向から見た
斜視図である。

【図２５】図２２のプロセスカートリッジの装着部材を
示す説明図である。

【図２６】図２５の装着部材を示す断面図である。

【符号の説明】

７感光体ドラム（電子写真感光体）８帯電手段９現像手段９ａトナー収納部（トナー収納手段）１０クリーニング手段２５移動取っ手（開封手段）２６蓋部３３トナー収納容器３３ａ下部開口部（トナー排出口）３７遮蔽板（遮蔽部材）Ａ画像形成装置ＢプロセスカートリッジＣトナーカートリッジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子写真画像形成装置に着脱自在なプロ
セスカートリッジに取付けてトナーを補給するトナーカ
ートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、トナー及びトナーカート
リッジを収納可能なトナー収納手段と、トナーカートリ
ッジの開封手段とを有し、トナーカートリッジは、トナ
ー排出口を有するトナー収納容器と、前記トナー排出口
を封止する封止手段とを有し、前記トナー収納手段にト
ナーカートリッジを押し込んで取付け、前記開封手段を
トナーカートリッジの押し込み方向と略同方向に引くこ
とによりトナーを排出することを特徴とするトナーカー
トリッジ。
【請求項２】前記トナー収納容器は可撓性を有し、前
記開封手段が前記封止手段を引くことにより前記トナー
排出口を開放することを特徴とする請求項１のトナーカ
ートリッジ。
【請求項３】トナーを排出する際には、前記トナー収
納手段の蓋部がトナーカートリッジの他の一部を保持し
ていることを特徴とする請求項１のトナーカートリッ
ジ。
【請求項４】トナーカートリッジは前記トナー収納手
段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする請求項
１、２、又は３のトナーカートリッジ。
【請求項５】複数のトナーカートリッジが前記トナー
収納手段に取付けられることを特徴とする請求項４のト
ナーカートリッジ。
【請求項６】電子写真画像形成装置本体に着脱可能
で、トナーカートリッジによるトナー供給が可能なプロ
セスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロ
セス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現
像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有し
トナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有
し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカート
リッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前
記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記トナ
ー収納手段に前記トナーカートリッジを押し込んで取付
け、前記開封手段を前記トナーカートリッジの押し込み
方向と略同方向に引くことによりトナーを排出すること
を特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項７】前記トナー収納容器は可撓性を有し、前
記開封手段が前記封止手段を引くことにより前記トナー
排出口を開放することを特徴とする請求項６のプロセス
カートリッジ。
【請求項８】トナーを排出する際には、前記トナー収
納手段の蓋部が前記トナーカートリッジの他の一部を保
持していることを特徴とする請求項６のプロセスカート
リッジ。
【請求項９】トナーカートリッジは前記トナー収納手
段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする請求項
６、７、又は８のプロセスカートリッジ。
【請求項１０】前記トナー収納手段には複数のトナー
カートリッジが取付けられることを特徴とする請求項６
のプロセスカートリッジ。
【請求項１１】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニ
ング手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものである請求項６から１０のうちい
ずれかひとつのプロセスカートリッジ。
【請求項１２】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
成装置本体に対して着脱可能とするものである請求項６
から１０のうちいずれかひとつのプロセスカートリッ
ジ。
【請求項１３】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである請求
項６から１０のうちいずれかひとつのプロセスカートリ
ッジ。
【請求項１４】プロセスカートリッジを着脱可能であ
って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
において、（ａ）電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体に形
成された潜像を現像するために用いるトナーを収納し、
且つ開口部を有しトナーカートリッジを収納可能なトナ
ー収納手段とを有し、前記トナー収納手段に装着される
前記トナーカートリッジは、トナー排出口を有するトナ
ー収納容器と、前記トナー排出口を封止する封止手段と
を有し、前記トナー収納手段に前記トナーカートリッジ
を押し込んで取付け、前記開封手段を前記トナーカート
リッジの押し込み方向と略同方向に引くことによりトナ
ーを排出するプロセスカートリッジを取外し可能に装着
するための装着手段と、（ｂ）前記記録媒体を搬送する
搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形
成装置。
【請求項１５】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真複写機であることを特徴とする請求項１４の電子写真
画像形成装置。
【請求項１６】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真プリンタであることを特徴とする請求項１４の電子写
真画像形成装置。
【請求項１７】電子写真画像形成装置に着脱自在なプ
ロセスカートリッジに取付けてトナーを補給するトナー
カートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、
トナー及びトナーカートリッジを収納可能なトナー収納
手段と、トナーカートリッジの開封手段とを有し、トナ
ーカートリッジは、トナー排出口を有する可撓性のトナ
ー収納容器と、前記トナー収納容器を支持する分割部分
と、前記トナー排出口を封止し、且つ前記分割部分を一
体化する封止手段とを有し、前記封止手段は一動作によ
り前記トナー排出口を開封し、且つ一体化された前記分
割部分を分割することを特徴とするトナーカートリッ
ジ。
【請求項１８】前記分割部分が分割されることによ
り、体積が減少することを特徴とする請求項１７のトナ
ーカートリッジ。
【請求項１９】トナーカートリッジは前記トナー収納
手段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする請求
項１７、又は１８のトナーカートリッジ。
【請求項２０】複数のトナーカートリッジが前記トナ
ー収納手段に取付けられることを特徴とする請求項１
７、１８、又は１９のトナーカートリッジ。
【請求項２１】電子写真画像形成装置本体に着脱可能
で、トナーカートリッジによるトナー供給が可能なプロ
セスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロ
セス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現
像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有し
トナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有
し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカート
リッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前
記トナー収納容器を支持する分割部分と、前記トナー排
出口を封止し、且つ前記分割部分を一体化する封止手段
とを有し、前記封止手段は一動作により前記トナー排出
口を開封し、且つ一体化された前記分割部分を分割する
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項２２】前記トナーカートリッジは前記トナー
収納手段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする
請求項２１のプロセスカートリッジ。
【請求項２３】複数の前記トナーカートリッジが前記
トナー収納手段に取付けられることを特徴とする請求項
２２のプロセスカートリッジ。
【請求項２４】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニ
ング手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものである請求項２１、２２、又は２
３のプロセスカートリッジ。
【請求項２５】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
成装置本体に対して着脱可能とするものである請求項２
１、２２、又は２３のプロセスカートリッジ。
【請求項２６】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである請求
項２１、２２、又は２３のプロセスカートリッジ。
【請求項２７】プロセスカートリッジを着脱可能であ
って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
において、（ａ）電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体に形
成された潜像を現像するために用いるトナーを収納し、
且つ開口部を有しトナーカートリッジを収納可能なトナ
ー収納手段とを有し、前記トナー収納手段に装着される
前記トナーカートリッジは、トナー排出口を有するトナ
ー収納容器と、前記トナー収納容器を支持する分割部分
と、前記トナー排出口を封止し、且つ前記分割部分を一
体化する封止手段とを有し、前記封止手段は一動作によ
り前記トナー排出口を開封し、且つ一体化された前記分
割部分を分割するプロセスカートリッジを取外し可能に
装着するための装着手段と、（ｂ）前記記録媒体を搬送
する搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画
像形成装置。
【請求項２８】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真複写機であることを特徴とする請求項２７の電子写真
画像形成装置。
【請求項２９】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真プリンタであることを特徴とする請求項２７の電子写
真画像形成装置。
【請求項３０】電子写真画像形成装置に着脱自在なプ
ロセスカートリッジに取付けてトナーを補給するトナー
カートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、トナー及びトナーカート
リッジを収納可能なトナー収納手段を有し、トナーカー
トリッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、
前記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記ト
ナー収納手段にトナーカートリッジを押し込んで取付
け、トナーカートリッジのトナー排出後、トナーカート
リッジが前記プロセスカートリッジの向かい合う一対の
平面で保持され、前記一対の平面の間隔は上方が広く下
方が狭いことを特徴とするトナーカートリッジ。
【請求項３１】トナーカートリッジは前記トナー収納
手段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする請求
項３０のトナーカートリッジ。
【請求項３２】複数のトナーカートリッジが前記トナ
ー収納手段に取付けられることを特徴とする請求項３
０、又は３１のトナーカートリッジ。
【請求項３３】電子写真画像形成装置本体に着脱可能
で、トナーカートリッジによるトナー供給が可能なプロ
セスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロ
セス手段と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現
像するために用いるトナーを収納し、且つ開口部を有し
トナーカートリッジを収納可能なトナー収納手段とを有
し、前記トナー収納手段に装着される前記トナーカート
リッジは、トナー排出口を有するトナー収納容器と、前
記トナー排出口を封止する封止手段とを有し、前記トナ
ー収納手段に前記トナーカートリッジを押し込んで取付
け、前記トナーカートリッジのトナー排出後、前記トナ
ーカートリッジが向かい合う一対の平面で保持され、前
記一対の平面の間隔は上方が広く下方が狭いことを特徴
とするプロセスカートリッジ。
【請求項３４】前記トナーカートリッジは前記トナー
収納手段に取付けた後は、取外さないことを特徴とする
請求項３３のプロセスカートリッジ。
【請求項３５】複数の前記トナーカートリッジが前記
トナー収納手段に取付けられることを特徴とする請求項
３３又は３４のプロセスカートリッジ。
【請求項３６】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニ
ング手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものである請求項３３、３４、又は３
５のプロセスカートリッジ。
【請求項３７】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
成装置本体に対して着脱可能とするものである請求項３
３、３４、又は３５のプロセスカートリッジ。
【請求項３８】前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである請求
項３３、３４、又は３５のプロセスカートリッジ。
【請求項３９】プロセスカートリッジを着脱可能であ
って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
において、（ａ）電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体に形
成された潜像を現像するために用いるトナーを収納し、
且つ開口部を有しトナーカートリッジを収納可能なトナ
ー収納手段とを有し、前記トナー収納手段に装着される
前記トナーカートリッジは、トナー排出口を有するトナ
ー収納容器と、前記トナー排出口を封止する封止手段と
を有し、前記トナー収納手段に前記トナーカートリッジ
を押し込んで取付け、前記トナーカートリッジのトナー
排出後、前記トナーカートリッジを向かい合う一対の平
面で保持し、前記一対の平面の間隔は上方が広く下方が
狭いプロセスカートリッジを取外し可能に装着するため
の装着手段と、（ｂ）前記記録媒体を搬送する搬送手段
と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【請求項４０】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真複写機であることを特徴とする請求項３９の電子写真
画像形成装置。
【請求項４１】前記電子写真画像形成装置は、電子写
真プリンタであることを特徴とする請求項３９又は４０
の電子写真画像形成装置。