JPH10238465A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH10238465A
JPH10238465A JP4541097A JP4541097A JPH10238465A JP H10238465 A JPH10238465 A JP H10238465A JP 4541097 A JP4541097 A JP 4541097A JP 4541097 A JP4541097 A JP 4541097A JP H10238465 A JPH10238465 A JP H10238465A
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Shuji Mogi
周二 茂木
Shinji Nakajima
伸治 中島
Hiroshi Nakajima
浩史 中島
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
Yoshihide Ogawa
喜英 小川
Fumiaki Sano
文昭 佐野
Kiyoharu Ikeda
清春 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合部材で騒音で問題となる周波数成分の振
動を減衰させようとすると、強度が弱くなったり、変形
量が大きくなる。 【解決手段】 圧縮機運転中に密閉容器7からの反力が
吐出管14に作用しないように結合部材18の形状およ
び固定方法を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調用、冷凍
用、冷蔵庫用のスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開昭59-177783号公報に
示された密閉形圧縮機を示す構成図である。図8におい
て、17は内部に圧縮要素、電動機(図示せず)等を収
納する支持部材であり、外周部は結合部材18とボルト
30により固定されている。結合部材18は外周部で密
閉容器7の内壁に取り付けてある固定台32にボルト3
1により固定されている。13は密閉容器7に固定さ
れ、圧縮される前の低圧冷媒ガスを密閉容器7内に導く
吸入管であり、14は密閉容器7及び支持部材17に固
定され、圧縮された後の高圧冷媒ガスを密閉容器7外に
排出する吐出管である。次に運転時の動作について説明
する。電動機によって発生する駆動トルクは、圧縮要素
を駆動し、冷媒ガスの圧縮行程が行われる。そして吸入
管13から吸入された低圧の冷媒ガスは圧縮要素で圧縮
され、高圧となった冷媒ガスは吐出管14から密閉容器
7外に排出される。
【0003】ところで、圧縮機運転中は支持部材17の
内部の圧縮要素、電動機に作用する力により振動が発生
し、支持部材17、結合部材18、密閉容器7へと伝達
し、密閉容器7から騒音が発生する。この騒音発生を抑
制する為には、騒音で問題となる周波数成分の振動が結
合部材18で減衰する様に結合部材18の形状および固
定方法を設定する必要があり、その為には、支持部材1
7と支持部材17に重量が作用する全ての部品と結合部
材18を合わせた系の共振周波数を問題となる周波数以
下に設定する必要がある。しかし、共振周波数を下げる
為に結合部材18の弾性率を下げる必要があり、結合部
材18の剛性を下げる必要があるが、剛性を下げると運
転中の結合部材18の強度が低下してしまい、運転中に
結合部材18が破損してしまうおそれがある為、困難で
ある。また、結合部材18の剛性を下げると、圧縮機運
転中の結合部材18の変形量が大きくなり、密閉容器7
と支持部材17の変位差により、密閉容器7および支持
部材17に固定されている吐出管14は密閉容器7およ
び支持部材17から反力を受ける。従って、運転中の吐
出管14の強度を保持させる為、密閉容器7内で吐出管
14を湾曲させて許容変形量を増加させる必要があるの
で、吐出管14の材料、形成、組立コストが増加してし
まう。さらに、結合部材18の取り付けには、ボルト3
0、31を使用しているので、結合部材18を密閉容器7
および支持部材17に固定する為の加工、組立コストが
増加してしまい、さらには、運転中の支持部材17から
受ける力や落下時の衝撃力によりボルト固定部で固定部
品がずれたり、ボルトがゆるんでしまう等の危険もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に示した密
閉形圧縮機は以上のように構成されているので、圧縮機
運転中に問題となる騒音の周波数成分の振動を結合部材
で減衰させる為に結合部材の剛性を下げる事は、結合部
材の強度の低下による結合部材破損のおそれがある為に
困難であり、さらに、運転中の吐出管の強度を保つ為、
密閉容器内で吐出管を湾曲させる必要がある為、吐出管
の材料、形成、組立コストが増加してしまい、また、結
合部材を密閉容器および支持部材にボルト固定する為
に、加工、組立コストが増加してしまい、運転中の支持
部材から受ける力や落下時の衝撃力によりボルト固定部
で固定部品がずれたり、ボルトがゆるんでしまう危険が
あるなどの問題点があった。本発明は上記のような問題
点を解消するためになされたもので、騒音で問題となる
周波数成分の振動を結合部材で減衰させる構造を可能と
し、かつ、結合部材が破損することなくまた変形量を小
さくでき、よって吐出管の材料、形成、組立コストを低
下でき、低コストで信頼性、騒音面で優れたスクロール
圧縮機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わるスクロ−ル圧縮機は、密閉容器と、固定スクロー
ル及び揺動スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び
電動機の駆動力を伝達する主軸を備えた駆動要素と、主
軸を支持するフレ−ムと、前記圧縮要素、前記駆動要素
及び前記フレ−ムを支持する支持部材と、前記支持部材
と前記密閉容器とを連結し、複数の軸方向の切欠きを有
し、所定の厚さと所定の長さの中空円筒形状の結合部材
とを有するものである。
【0006】また、この発明の第2の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動
スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆
動力を伝達する主軸を備えた駆動要素と、主軸を支持す
るフレ−ムと、前記圧縮要素、前記駆動要素及び前記フ
レ−ムを支持する支持部材と、前記支持部材と前記密閉
容器とを連結する結合部材と、前記密閉容器に固定さ
れ、前記固定スクロールあるいは固定スクロールに固定
されている部品にシ−ル材を介して密封シ−ルされ、前
記固定スクロールから吐出されるガスを前記密閉容器外
に導く吐出管とを備えたスクロール圧縮機において、圧
縮機運転中に前記密閉容器の振動周波数を低下し、か
つ、前記密閉容器からの反力が前記吐出管に作用しない
ように前記結合部材の形状および固定方法を設定したも
のである。
【0007】また、この発明の第3の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第1又は第2の発明において、支持部
材の軸方向のほぼ重心位置に結合部材を取付けたもので
ある。
【0008】また、この発明の第4の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第1又は第2の発明において、支持部
材の振動の共振周波数が1KHZ以下となるように結合
部材の形状を決定したものである。
【0009】また、この発明の第5の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第1又は第2の発明において、圧縮機
として許容すべき落下、転倒時等の衝撃加速度に対し結
合部材の発生応力を材料降伏点以下におさえるような結
合部材の切欠の幅と長さを設定したものである。
【0010】また、この発明の第6の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、第1又は第2の発明において、支持部
材と結合部材の固定及び密閉容器と前記結合部材の固定
のうち少なくとも一方は圧入、焼きばめ又は溶接によっ
て固定したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明のスクロール圧縮機の実
施の形態1の構成図である。図1において、1は固定ス
クロールであり、台板部1aの外周部はフレーム4に固
定されており、フレーム4の外周部は支持部材17に焼
ばめによって固着されている。固定スクロール1の台板
部1aの中心付近には吐出ポート1cが形成されてお
り、台板部1aの片側には板状渦巻歯1bが形成されて
いる。2は揺動スクロールであり、台板部2aの片側に
は固定スクロールの板状渦巻歯と実質的に同一形状の板
状渦巻歯2bを形成している。揺動スクロール2の台板
部2aの板状渦巻歯2bと反対側の中心部には中空円筒
状のボス部を形成しており、その中空円筒状ボス部には
軸受2cを形成している。また、揺動スクロール2の台
板部2aの前記中空円筒状ボス部と同じ側の外周側はス
ラスト面2dを形成しており、フレーム4のスラスト軸
受4aと平面接触摺動可能となっている。また、揺動ス
クロール2のスラスト面2dの外側には1対で2箇所の
オルダム案内溝2eが形成されており、オルダムリング
12の上爪12aが直線方向摺動自在に係合されてい
る。他方、フレーム4にも、揺動スクロール2のオルダ
ム案内溝2eとおおよそ90゜の位相差をもってオルダ
ム案内溝4bが形成されており、オルダムリング12の
下爪12bが直線摺動自在に係合されている。フレーム
4の中心部には、電動機10によって駆動される主軸6
をラジアル方向に支持する軸受4cを形成している。電
動機10は、そのステ−タが支持部材17に固着され、
そのロ−タが主軸6に固着されている。電動機10に対
しフレーム4と反対側にはサブフレーム15が配置さ
れ、中心部には主軸6をラジアル方向に支持する軸受1
5aを形成しており、外周部は焼きばめにより中空円筒
状の支持部材17に固着されている。主軸6の揺動スク
ロール側端部には、揺動スクロール2の偏心方向と同一
方向の平面部を有するピン部6aが形成されており、内
側面に平面部を有するスライダ5が主軸6のピン部6a
に係合されている。スライダ5の外側面は円筒形状であ
り、揺動スクロール2の軸受2cに回転自在に係合され
ている。固定スクロール1の板状渦巻歯1bと反対側に
は吐出マフラー8が配置されており、外周部は固定スク
ロール1固定されている。また、固定スクロール1の板
状渦巻歯1bの先端と揺動スクロール2の台板部2a及
び固定スクロール1の台板部1aと揺動スクロール2の
板状渦巻歯2bの先端は組立時に所定の微小隙間になる
よう設定されている。13は密閉容器7に気密固定さ
れ、圧縮される前の低圧冷媒ガスを密閉容器7内に導く
吸入管であり、14は密閉容器7に気密固定され、圧縮
された後の高圧冷媒ガスを密閉容器7外に排出する吐出
管である。また、図2に示す通り、吐出管14は吐出マ
フラー8内に所定の隙間を保持して挿入されており、挿
入部のシール溝14aには弾性作用のあるシール材16
が組み込まれていて、吐出マフラー8内外の高低圧をシ
ールしている。18は支持部材17と密閉容器7を連結
する結合部材であり、結合部材18の密閉容器固定部1
8bで密閉容器7の内周部と圧入あるいは焼きばめある
いは溶接により固着されており、結合部材18の支持部
材固定部18cで支持部材17の外周部と圧入あるいは
焼きばめあるいは溶接により固着されている。但し、吐
出管14は、吐出マフラ−8がない場合は、固定スクロ
−ル1の台板1aにシ−ル材を介して密封シ−ルし、吐
出ポ−ト1cと連通するようにしてもよい。
【0012】電動機10によって発生する駆動トルク
は、主軸6を介して公転運動を行うスライダ5へと伝達
される。スライダ5に伝達された駆動トルクは、軸受2
cを介して揺動スクロール2を駆動し、揺動スクロール
2は、オルダムリング12によってフレーム4に対して
の自転ひいては固定スクロール1に対しての自転を拘束
されているので、固定スクロール1に対して揺動運動を
行う。そして、吸入管13から吸入された低圧の冷媒ガ
スは、固定スクロール1に形成された板状渦巻歯1bと
揺動スクロール2に形成された板状渦巻歯2bとがかみ
合って形成される一対の三ケ月状の圧縮室22に取り込
まれ、この三ケ月状の圧縮室が相似的に容積を減少して
いくことで圧縮動作が実現する。さらに、圧縮された高
圧の冷媒ガスは、固定スクロール1の吐出ポート1cを
通り吐出マフラー8内に開放され、その後吐出管14か
ら密閉容器7外に排出される。また、主軸6のピン部6
aの平面部とスライダ5の内側面の平面部とは揺動スク
ロール2の偏心方向に直線摺動自在であるので、揺動ス
クロール2に遠心力等の所定の力が偏心方向に作用する
ことで、揺動スクロール2は固定スクロール1に半径方
向に押し付けられ、揺動スクロール2の板状渦巻歯2b
の側面と固定スクロール1の板状渦巻歯1bの側面に隙
間が生じる事を防止する。
【0013】また、スクロール圧縮機運転中は、圧縮室
22内では冷媒ガスの圧縮行程による圧力変化及び高周
波成分の圧力波の発生により、固定スクロール1と揺動
スクロール2にはラジアル方向、回転方向、軸方向に変
動する力が作用する。さらに、固定スクロール1の板状
渦巻歯1bの側面と揺動スクロール2の板状渦巻歯2b
の側面はスライダ5により所定の力で押し付けられる。
これら固定スクロール1と揺動スクロール2に作用する
力により、固定スクロール1と揺動スクロール2には振
動が発生する。また、揺動スクロール2の軸受2c、フ
レーム4の軸受4c、サブフレーム15の軸受15aに
は主軸6によりラジアル方向の力が作用する為、揺動ス
クロール2、フレーム4、サブフレーム15で振動が発
生し、さらに電動機10には回転方向の磁気力により振
動が発生する。この様にして各部品で振動が発生し、支
持部材17、結合部材18、密閉容器7へと伝達し密閉
容器7から騒音となって発生する。通常密閉容器7の振
動の固有値は1k〜4kHzであり、圧縮機運転中密閉容器7
から発生する騒音の中でもこの周波数成分が大きくなる
特徴がある。この周波数成分の騒音発生を抑制して騒音
値を低減させる為には、支持部材17と支持部材17に
重量が作用する全ての部品と結合部材18を合わせた系
の軸方向、半径方向、回転方向の振動モードの中で騒音
に影響のある方向の振動の共振周波数を1kHz以下にし
て、この周波数以上の振動を減衰させる必要があり、そ
の為には結合部材18の剛性を下げて、密閉容器7固定
部18bと支持部材17固定部18c間の結合部材18
の弾性率を所定の値に設定する必要がある。また、結合
部材18の剛性を低下させると運転中の結合部材8の変
形量が大きくなるが、その変形により吐出管14と吐出
マフラー8が接触すると、吐出マフラー8の振動が吐出
管14を経て密閉容器7へ伝達し、振動、騒音増大の原
因となり、さらに、密閉容器7および吐出マフラー8か
ら受ける反力の為、吐出管14が破損してしまうおそれ
がある。また、結合部材18の剛性を低下させると、結
合部材18の強度の低下による結合部材18の破損のお
それがある。従って、結合部材18の形状は密閉容器7
固定部18bと支持部材17固定部18c間の弾性率と
運転中の変形量、応力値を考慮して設定する必要があ
る。
【0014】結合部材18は図3に示す通り、所定の厚
さと長さの中空円筒にして支持部材17と支持部材17
に重量が作用する全ての部品と結合部材18を合わせた
系の軸方向共振周波数を低下させ、特に1kHz以下とし、
さらに、複数個の軸方向の切欠18aを設けて、密閉容
器に伝達する振動で最も影響の大きい半径方向共振周波
数を低下させ、特に1kHz以下とする形状に設定してあ
る。一般に中空円筒形状ののように軸に沿った断面形状
が同一である弾性体の場合、軸方向の断面積が大きいほ
ど、軸方向の弾性率は増加し、共振周波数は増加する。
また、軸方向長さが長いほど、軸方向の弾性率は低下
し、共振周波数は低下する。従って、結合部材の場合も
外径が同じであるなら、厚さを厚くすると軸方向断面積
が増加し、軸方向の共振周波数は増加する。また、密閉
容器固定部〜支持部材固定部間の距離を長くすると軸方
向の共振周波数は低下する。以上のことから結合部材の
軸方向の共振周波数設定のため、中空円筒部の厚さと長
さを決定した。また、一般に弾性体は剛性が高いほど、
弾性率(力/変位)が高くなり、共振周波数は高くな
る。また、同じ弾性率の場合、重量(質量)が大きいほ
ど共振周波数は低くなる。従って、弾性変形する部分が
結合部材だけの場合を考えると切欠等により結合部材の
剛性を下げて、密閉容器固定部〜支持部材固定部間の弾
性率を下げると共振周波数は低下し、また結合部材と結
合部材と一体となって振動する部分(図1で密閉容器
7、吸入管13、吐出管14、シ−ル材17以外の部
品)の総重量を大きくすると、共振周波数は低下する。
以上のことから、結合部材と一体となって振動する部分
の重量が決められている場合、結合部材の剛性を変え
て、結合部材の共振周波数を設定する。また、結合部材
の切欠の数が多く、幅が長く、長さが長いほど、特に半
径方向の剛性が低下し、共振周波数が低下する。それ以
外の方向(軸方向、回転方向)の剛性も低下するが、半
径方向ほど大きな変化はない。以上のことから結合部材
の半径方向の共振周波数設定のため、切欠の数、幅、長
さを決定した。
【0015】また、結合部材18の形状を所定の厚さと
長さの中空円筒とし、上記の密閉容器7、支持部材17
への固定方法により、結合部材18を、結合部材18に
対し運転中に支持部材17から作用する力と圧縮機落
下、転倒等の衝撃力に耐えうる強度とし、運転中の結合
部材18の変形量を吐出管14と吐出マフラ8が接触し
ない程度にしているが、共振周波数を低下するために結
合部材18の切欠き18aの幅および長さが増加すると
半径方向の共振周波数は低下するが、運転中に支持部材
17から作用する力および圧縮機落下、転倒時等にかか
る衝撃力による結合部材18の変形量と応力値も増加す
るので、これらを考慮して切欠き18aの幅と長さを設
定する。これら共振周波数、変形量及び強度を満足する
結合部材18の形状の決定法の一例を次に記す。振動す
る部分の所定の重量に対して、軸方向の共振周波数を低
下させ、特に1KHZ以下とするために構造解析により
結合部材18の中空円筒の所定の厚さと所定の長さを決
定する。ついで、所定の数量で、所定の長さの切欠きを
設定し、結合部材18の径方向の共振周波数を構造解析
により、低下させ、特に1KHZ以下に低下させる幅寸
法を算出し、また、切欠きによる最大応力部の応力値が
材料の降伏点より小となる幅寸法を算出し、強度を確保
し、さらに、結合部材18の密閉容器7固定部18bと
支持部材17固定部18c間の変形量が吐出管14と吐
出マフラ8が接触しない程度とする幅寸法を算出する。
かくして、前記三者を満足するものとして、切欠き幅寸
法を選定する。もし、前記の所定の数量、所定の長さで
前記の共振周波数、応力値及び変形量を満足させる幅寸
法が選定できない場合は、別に所定の数量、所定の長さ
を設定して幅寸法の選定を行う。図4は、前記強度に関
して幅寸法を選定するもので、横軸に結合部材18の切
欠き18aの幅の大きさをとり、縦軸は、切欠き18a
の前記所定の数量、所定の長さに対して、構造解析によ
り算出した、圧縮機落下時の結合部材18の切欠き先端
部の最大応力部A(図3)の応力を示したもので、結合
部材18の切欠き18aの幅は最大応力部Aの応力が材
料の降伏点より小となる幅寸法に選定する。尚、結合部
材18の切欠18aの幅に対する構造解析により算出し
た結合部材18の変形量の関係も図4と同様となり、前
記接触が生じない範囲で切欠き幅を選定する。ついで、
上記構造解析により選定した結合部材18にもとずき、
実験で共振周波数、強度及び変形量を確認して最終的に
決定する。
【0016】また、支持部材17と支持部材17に重量
が作用する全ての部品を合わせた軸方向のほぼ重心位置
に結合部材18の内周を固定部18cで固定してあるの
で、運転中に密閉容器7内で支持部材17が結合部材1
8から反力を受けても支持部材17の傾きによる変位は
増大せず、密閉容器7内での吐出マフラー8の変位量も
増大しないので、吐出管14と吐出マフラー8が接触す
る事を防止すると共に、支持部材17が密閉容器7内で
ふれ回るモードの振動が減少するので、密閉容器7に伝
達する振動が減少する。
【0017】以上のような結合部材18の形状と結合部
材18の密閉容器7、支持部材17への固定方法によ
り、結合部材18を、結合部材18に対し運転中に支持
部材17から作用する力と圧縮機落下、転倒時等の衝撃
力に耐えうる強度とし、運転中の結合部材18の変形量
を吐出管14と吐出マフラー8が接触しない程度にしな
がらも、支持部材17と支持部材17に重量が作用する
全ての部品と結合部材18を合わせた系の軸方向、半径
方向の共振周波数を低下させ、特に1kHz以下とすること
を可能とした。従って、密閉容器7内で、支持部材17
がふれ回るモードの振動が減少し、さらに、図5は上記
の如く決定した結合部材18において支持部材固定部1
8cから受ける力と密閉容器固定部18bに伝わる力の
比である減衰率を示した図であるが、図5に示す通り結
合部材18における高周波成分の振動の減衰により、1k
〜4kHz付近に固有値を持った密閉容器7へ伝達する振動
が大幅に減少する。図6は図1の本実施の形態のスクロ
ール圧縮機と同じ冷凍能力を持ち支持部材17と結合部
材18がない仕様のスクロール圧縮機の構造図であり、
フレーム4とサブフレーム15は直接密閉容器7にアー
クスポット溶接により固定されており、電動機10はサ
ブフレームに固定されている。また、図7は図1の本実
施の形態のスクロール圧縮機と図6のスクロール圧縮機
の騒音実測結果を示した図であり、本実施の形態のスク
ロール圧縮機は図6のスクロール圧縮機と比較して高周
波成分の騒音が低下して騒音値が大幅に低減する事が確
認されている。また、結合部材18の変形量が小さく抑
えられるので、吐出管14と吐出マフラー8が接触せ
ず、吐出管14には密閉容器7からの反力が作用せず、
強度を保持させる為に吐出管を湾曲させる必要がなくな
り、吐出管の材料、形成、組立コストが低下する。さら
に、支持部材17と結合部材18は圧入あるいは焼きば
めあるいは溶接により固着されており、密閉容器7と結
合部材18も同様に圧入あるいは焼きばめあるいは溶接
により固着されているので、支持部材17を結合部材1
8を介して密閉容器7に固定する際の加工コスト及び組
立コストが低減し、取り付けの安定性も大きくなる。
【0018】なお、支持部材17は、図1では、内部に
フレ−ム4、主軸6、電動機10、サブフレ−ム15等
を含む略中空円筒状の形状とし、かつ、振動発生及び伝
達の要因となる固定スクロ−ル、揺動スクロ−ルを備え
た圧縮要素及び電動機、主軸、フレ−ム、サブフレ−
ム、軸受を備えた駆動要素の重量が作用するように支持
しているが、(図1では、密閉容器7、吸入管13、吐
出管14以外の部品の重量が作用するようになってい
る)形状としては、図1のような略中空円筒形状に限ら
れるものではなく、要するに、振動発生及び伝達要素と
なる主要な部品の重量が作用するように支持し、即ち、
これらの部品の重量が直接密閉容器7に作用しないよう
にし、かつ、中空円筒形状の結合部材により密閉容器7
に結合するようにしたものであればよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、第1の発明に係わるスク
ロ−ル圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動
スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆
動力を伝達する主軸を備えた駆動要素と、主軸を支持す
るフレ−ムと、前記圧縮要素、前記駆動要素及び前記フ
レ−ムを支持する支持部材と、前記支持部材と前記密閉
容器とを連結し、複数の軸方向の切欠きを有し、所定の
厚さと所定の長さの中空円筒形状の結合部材とを有する
ようにしたので、圧縮機運転中に問題となる騒音の周波
数成分の振動が結合部材で減衰し、密閉容器から発生す
る騒音が低減できるとともに、結合部材の強度も確保で
き信頼性の高いスクロ−ル圧縮機が得られる。
【0020】また、第2の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動スクロール
を備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動力を伝達
する主軸を備えた駆動要素と、主軸を支持するフレ−ム
と、前記圧縮要素、前記駆動要素及び前記フレ−ムを支
持する支持部材と、前記支持部材と前記密閉容器とを連
結する結合部材と、前記密閉容器に固定され、前記固定
スクロールあるいは固定スクロールに固定されている部
品にシ−ル材を介して密封シ−ルされ、前記固定スクロ
ールから吐出されるガスを前記密閉容器外に導く吐出管
とを備えたスクロール圧縮機において、圧縮機運転中に
前記密閉容器の振動周波数を低下し、かつ、前記密閉容
器からの反力が前記吐出管に作用しないように前記結合
部材の形状および固定方法を設定したので、圧縮機運転
中に問題となる騒音の周波数成分の振動が結合部材で減
衰し、密閉容器から発生する騒音が低減しながらも、強
度を保持させる為に吐出管を湾曲させる必要がなくな
り、吐出管の材料、形成、組立コストが低下できるの
で、低コストで騒音面で優れたスクロール圧縮機が得ら
れる。
【0021】また、第3の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第1又は第2の発明において、支持部材の軸方向
のほぼ重心位置に結合部材を取付けたので、運転中に密
閉容器内で支持部材が結合部材から反力を受けても支持
部材の傾きによる変位は増大せず、密閉容器内での吐出
管が密封シ−ルされる固定スクロ−ルまたは固定スクロ
−ルに固定されている部品の変位量も増大しないので、
吐出管と吐出管が密封シ−ルされる固定スクロ−ルまた
は固定スクロ−ルに固定されている部品が接触する事を
防止でき、吐出管には反力が作用せず、強度を保持させ
る為に吐出管を湾曲させる必要がなくなり、吐出管の材
料、形成、組立コストが低下するので、低コストで信頼
性に優れたスクロール圧縮機が得られる効果があり、さ
らに、密閉容器内で、支持部材がふれ回るモードの振動
が減少し、密閉容器に伝達する振動が減少し、密閉容器
から発生する騒音は大幅に低減するので、騒音面で優れ
たスクロール圧縮機が得られる。
【0022】また、第4の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第1又は第2の発明において、支持部材の振動の
共振周波数が1KHZ以下となるように結合部材の形状
を決定したので、第1又は第2の発明の効果に加えて、
1k〜4kHz付近に固有値を持った密閉容器に伝達する振動
の1kHz以上の周波数成分が減衰し、密閉容器から発生す
る騒音は大幅に低減するので、騒音面で優れたスクロー
ル圧縮機が得られる。
【0023】また、第5の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第1又は第2の発明において、圧縮機として許容
すべき落下、転倒時等の衝撃加速度に対し結合部材の発
生応力を材料降伏点以下におさえるような結合部材の切
欠の幅と長さを設定したので、密閉容器に伝達する振動
を減衰させるとともに、圧縮機運転中および圧縮機落下
時に結合部材が破損する事もないので、信頼性および騒
音面で優れたスクロール圧縮機が得られる。
【0024】また、第6の発明に係わるスクロ−ル圧縮
機は、第1又は第2の発明において、支持部材と結合部
材の固定及び密閉容器と前記結合部材の固定のうち少な
くとも一方は圧入、焼きばめ又は溶接によって固定した
ので、第1または第2の発明の効果に加えて、結合部材
を支持部材あるいは密閉容器に固定する際の加工コスト
及び組立コストが低減し、圧縮機運転中および圧縮機落
下時に結合部材のボルト固定部で固定部品がずれてしま
う危険性もなくなるので、低コストで信頼性に優れたス
クロール圧縮機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の断面図である。
【図2】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の部分拡大図である。
【図3】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の結合部材を示す斜視図である。
【図4】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の結合部材の形状に対する変位、応力の関係を示す
図である。
【図5】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の結合部材の振動伝達特性を示す図である。
【図6】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機と比較の為の、同じ容量のスクロール圧縮機の断面
図である。
【図7】 この発明の一実施の形態によるスクロール圧
縮機の騒音低減効果を示す図である
【図8】 従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、2 揺動スクロール、4 フレー
ム、6 主軸、7 密閉容器、10 電動機、14 吐
出管、16 シール材、17 支持部材、18結合部
材、18a 切欠。
フロントページの続き (72)発明者 角田 昌之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小川 喜英 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 佐野 文昭 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池田 清春 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
    クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
    力を伝達する主軸を備えた駆動要素と、主軸を支持する
    フレ−ムと、前記圧縮要素、前記駆動要素及び前記フレ
    −ムを支持する支持部材と、前記支持部材と前記密閉容
    器とを連結し、複数の軸方向の切欠きを有し、所定の厚
    さと所定の長さの中空円筒形状の結合部材とを有するこ
    とを特徴とするスクロ−ル圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
    クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
    力を伝達する主軸を備えた駆動要素と、主軸を支持する
    フレ−ムと、前記圧縮要素、前記駆動要素及び前記フレ
    −ムを支持する支持部材と、前記支持部材と前記密閉容
    器とを連結する結合部材と、前記密閉容器に固定され、
    前記固定スクロールあるいは固定スクロールに固定され
    ている部品にシ−ル材を介して密封シ−ルされ、前記固
    定スクロールから吐出されるガスを前記密閉容器外に導
    く吐出管とを備えたスクロール圧縮機において、圧縮機
    運転中に前記密閉容器の振動周波数を低下し、かつ、前
    記密閉容器からの反力が前記吐出管に作用しないように
    前記結合部材の形状および固定方法を設定したことを特
    徴とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 支持部材の軸方向のほぼ重心位置に結合
    部材を取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 支持部材の振動の共振周波数が1KHZ
    以下となるように結合部材の形状を決定したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 圧縮機として許容すべき落下、転倒時等
    の衝撃加速度に対し結合部材の発生応力を材料降伏点以
    下におさえるような結合部材の切欠の幅と長さを設定し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクロ
    ール圧縮機。
  6. 【請求項6】 支持部材と結合部材の固定及び密閉容器
    と前記結合部材の固定のうち少なくとも一方は圧入、焼
    きばめ又は溶接によって固定したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のスクロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1014895A5 (fr) * 1998-10-21 2004-06-01 Scroll Tech Ensemble de compresseur a volutes a ajustement a force.
WO2008018499A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Daikin Industries, Ltd. Compresseur hermétique

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EP2050960A4 (en) * 2006-08-11 2016-01-27 Daikin Ind Ltd HERMETIC COMPRESSOR

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