JPH10237056A - フルオロオキセタン化合物及びその製造方法 - Google Patents

フルオロオキセタン化合物及びその製造方法

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JPH10237056A
JPH10237056A JP9037850A JP3785097A JPH10237056A JP H10237056 A JPH10237056 A JP H10237056A JP 9037850 A JP9037850 A JP 9037850A JP 3785097 A JP3785097 A JP 3785097A JP H10237056 A JPH10237056 A JP H10237056A
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JP
Japan
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gas
reaction
fluorine gas
pentafluorooxetane
tetrafluorooxetane
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JP9037850A
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Tatsuya Otsuka
達也 大塚
Hiroichi Aoyama
博一 青山
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D305/00Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D305/02Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D305/04Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D305/08Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring atoms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応中におけるオキセタン環の分解を抑え、
副生成物の少ない、2,2,3,3,4−ペンタフルオ
ロオキセタン及び2,2,3,3,4,4−ヘキサフル
オロオキセタンの製造方法を提供する。 【解決手段】 2,2,3,3−テトラフルオロオキセ
タンとフッ素ガスを反応させることを特徴とする2,
2,3,3,4−ペンタフルオロオキセタン及び/又は
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキセタンの
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2,2,3,3,
4−ペンタフルオロオキセタン及びその製造方法、並び
に2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキセタン
の製造方法に関する。2,2,3,3,4−ペンタフル
オロオキセタン及び2,2,3,3,4,4−ヘキサフ
ルオロオキセタンは医農薬中間体として有用であり、ま
た、パーフルオロカーボン(PFC)にかわるドライエ
ッチングガスとして有用である。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ドライエ
ッチングガスとしては、従来、種々のPFCが使用され
てきたが、これらのガスは、大気中で極めて安定であ
り、しかも地球温暖化係数が高いため、放出量の削減が
望まれている。このため、最近では、フルオロエーテル
系化合物がドライエッチングガスとして注目されてい
る。中でもフッ素含有オキセタン類は、化学的に不安定
な4員環構造を有しているため、大気中で分解し易く、
ドライエッチングガスとして好適と考えられている。
【0003】このようなフッ素含有オキセタン類の1種
である2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキセ
タンの合成法としては、オキセタンをフッ化水素中で電
解フッ素化する方法が知られている(ドイツ特許814002
号)。しかしながら、この方法においては、反応中にオ
キセタンが分解し易く、副生成物が多く生成するため
に、満足できる合成法ではない。
【0004】また、フッ素ガスによる有機化合物の水素
−フッ素置換反応としては、Lagowらの研究をはじめと
して(J. Org. Chem., 42,3437(1977))、多くの研究が知
られている。しかしながら、フッ素は極めて反応性が強
く、反応の暴走や爆発の危険があるため、特殊な反応器
を必要とする上に、有機化合物の炭素-炭素結合の切断
などの副反応を防止するために、−78℃といった低温
及び大量の希釈ガスを必要とするなど、工業的に満足で
きるものではなかった。
【0005】本発明の目的は、反応中におけるオキセタ
ン環の分解を抑え、フルオロオキセタン以外の副生成物
の少ない、2,2,3,3,4−ペンタフルオロオキセ
タン及び2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキ
セタンの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、2,2,
3,3,4−ペンタフルオロオキセタン(以下、PFO
と略称することがある)と2,2,3,3,4,4−ヘ
キサフルオロオキセタン(以下、HFOと略称すること
がある)の工業的に有用な製造方法を鋭意検討した結
果、2,2,3,3−テトラフルオロオキセタン(以
下、TFOと略称することがある)とフッ素ガスとを反
応させることにより、PFO及び/又はHFOが得られ
ることを見出した。
【0007】原料として用いるTFOは熱分解し易い化
合物であり、一方のフッ素ガスは反応性の高い試薬であ
るが、本発明においては、フッ素ガスを反応させてもT
FOは分解せずに、選択率良くPFO及び/又はHFO
が得られた。
【0008】すなわち、本発明は、下記に示すとおりの
フルオロオキセタン及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0009】1.式
【0010】
【化2】
【0011】で表される2,2,3,3,4−ペンタフ
ルオロオキセタン。
【0012】2.2,2,3,3−テトラフルオロオキ
セタンとフッ素ガスを反応させることを特徴とする2,
2,3,3,4−ペンタフルオロオキセタン及び/又は
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキセタンの
製造方法。
【0013】3.フッ素ガスに対して不活性な溶媒の存
在下に液相で反応を行うことを特徴とする上記項2に記
載の方法。
【0014】4.フッ素ガスに対して不活性なガスの希
釈下に気相で反応を行うことを特徴とする上記項2に記
載の方法。
【0015】5.フッ素ガスに対して不活性な溶媒が、
パーフルオロアルカン、クロロフルオロアルカン、パー
フルオロポリエーテル及び無水フッ化水素からなる群よ
り選択される少なくとも1種であることを特徴とする上
記項3に記載の方法。
【0016】6.フッ素ガスに対して不活性なガスが、
窒素、ヘリウム、無水フッ化水素及び炭素数4以下のパ
ーフルオロアルカンからなる群より選択される少なくと
も1種であることを特徴とする上記項4に記載の方法。
【0017】上記項1の2,2,3,3,4−ペンタフ
ルオロオキセタンは、文献未記載の新規化合物である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法に用いる2,
2,3,3−テトラフルオロオキセタンとしては、J.Or
g.Chem.28 492(1963)に記載の方法により合成したもの
を使用した。
【0019】本発明の製造方法は、フッ素ガスに対して
不活性な溶媒の存在下における液相反応、フッ素ガスに
対して不活性なガスの希釈下における気相反応のいずれ
でも行いうる。
【0020】液相反応を行う場合、TFOとフッ素ガス
の接触は、フッ素ガスに対して不活性な溶媒の少なくと
も1種を存在させた条件下に行うことが好ましい。フッ
素ガスに対して不活性な溶媒としては、無水フッ化水
素;パーフルオロシクロブタン、パーフルオロヘキサ
ン、パーフルオロオクタン、パーフルオロデカン等のパ
ーフルオロアルカン;潤滑誌32巻2号107頁に示されるよ
うなパーフルオロポリエーテル油(例えば、ダイキン工
業社製デムナム、オウシモント社製フォンブリン、デュ
ポン社製クライトックス等);潤滑誌32巻2号107頁に示
されるようなクロロトリフルオロエチレンオリゴマー油
(例えば、ダイキン工業社製ダイフロイル等)等のクロ
ロフルオロアルカンが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。パーフルオロポリエーテル油とクロロ
トリフルオロエチレンオリゴマー油は、フッ素系合成潤
滑油である。
【0021】上記した溶媒の他、各種クロロフルオロカ
ーボン(例えば、CFC−113等)も利用できるが、
これらは大気中に漏洩した場合、成層圏においてオゾン
層を破壊するため、使用すべきでない。
【0022】反応系に供給するフッ素ガスは、単独で供
給してもよいし、窒素等の不活性ガスで希釈していても
よい。
【0023】反応の好ましい態様としては、上記の溶媒
のうちの少なくとも1種を反応器に仕込み、TFOを溶
解した後、フッ素ガスを液中に吹き込んで反応させる半
回分式方法、または、上記の溶媒の少なくとも1種を反
応器に仕込み、連続的にTFOとフッ素ガスを仕込んで
反応させる連続法で行うことができる。
【0024】反応温度としては、−20℃〜100℃で
行うことができるが、−10℃〜30℃の範囲で行うこ
とが好ましい。特に好ましい反応温度は、TFOの沸点
(28℃)以下の温度範囲である。使用する溶媒の沸点
がTFOの沸点よりも低い場合には、反応器にコンデン
サーを設けて、反応系から溶媒を流出させないようにす
ることが必要である。
【0025】反応圧力としては、通常は大気圧で行うこ
とが望ましいが、場合により減圧または微加圧条件下で
行うことができる。
【0026】PFOを選択的に合成する場合には、過剰
のTFOに対して少量のフッ素ガスを作用させて(TF
O:F2=1:1〜5:1(モル比))、TFOの転化
率を低くし、生成したPFOを反応系から逐次除去する
ことが好ましい。HFOを選択的に合成するためには、
反応を連続法で行い、フッ素ガスをTFOに対して十分
量使用することが好ましい(TFO:F2=1:2〜
1:3(モル比))。
【0027】気相反応を行う場合、反応の暴走を防止す
るため、フッ素ガスを、窒素、ヘリウム、無水フッ化水
素、炭素数4以下のパーフルオロアルカン等の不活性ガ
スで希釈することが必須である。不活性ガスに対するフ
ッ素ガスの割合は、5〜20%であるのが好ましい。な
お、フッ素ガスを反応系に供給する際には、予めフッ素
ガスを不活性ガスと混合しておくのが好ましい。
【0028】反応温度としては、通常30〜250℃の
範囲であり、好ましくは50〜150℃の範囲である。
【0029】反応圧力としては、通常は大気圧で行うこ
とが望ましいが、場合により減圧または微加圧条件下で
行うことができる。
【0030】PFOを選択的に合成する場合には、TF
OとF2のモル比を1:1〜5:1とすることが好まし
い。HFOを選択的に合成するためには、TFOとF2
のモル比を1:2〜1:3とすることが好ましい。
【0031】本反応は、鉄、銅、亜鉛、ニッケル、ス
ズ、クロム等の金属の単独存在下、または、これらの金
属の2種以上の混合物及び/又は合金としての存在下に
行うことが可能である。これらの金属は、触媒として反
応管の中に添加してもよいが、これらの金属で形成した
反応管を使用することもできる。なお、反応管は細くす
ると除熱が行われやすく、生成物の分解が少ない。
【0032】以上のようにして得られたPFOとHFO
は、精留等の常法により容易に単離することができる。
【0033】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明する。
【0034】実施例1 液相への仕込み口とガス排出口を設けた200mlのス
テンレス容器に、クロロトリフルオロエチレンオリゴマ
ー油(ダイキン工業社製ダイフロイル#0)146.1
g及び2,2,3,3−テトラフルオロオキセタン43
gを仕込んだ。この溶液を室温で撹拌しながら、窒素ガ
ス(60ml/min)とフッ素ガス(6ml/mi
n)を混合しながら液中に仕込んだ。反応は常時大気圧
で行い、排出されたガスをアルカリ水溶液で洗浄し、ガ
スクロマトグラフィーで分析した。
【0035】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は9.8%であり、2,2,
3,3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率92.
6%で得られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキ
サフルオロオキセタンが選択率1.9%で得られた。
【0036】生成物を精留し、2gの2,2,3,3,
4−ペンタフルオロオキセタンを単離した。この2,
2,3,3,4−ペンタフルオロオキセタンの構造は、
GCマススペクトルによって確認した。そのスペクトル
を以下に示す。
【0037】MS(70eV)m/e:101(M−C
OF,21.2),100(79.2),82(27.
2),69(21.2),51(81.2),50(2
5.6),47(33.6),31(100),29
(75.6)。
【0038】実施例2 液相への仕込み口とガス排出口を設けた200mlのス
テンレス容器に、パーフルオロポリエーテル油(ダイキ
ン工業社製デムナムS−20)150.0g及び2,
2,3,3−テトラフルオロオキセタン45gを仕込ん
だ。この溶液を10℃で撹拌しながら、窒素ガス(60
ml/min)とフッ素ガス(6ml/min)を混合
しながら液中に仕込んだ。反応は常時大気圧で行い、排
出されたガスをアルカリ水溶液で洗浄し、ガスクロマト
グラフィーで分析した。
【0039】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は10.2%であり、2,2,
3,3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率93.
5%で得られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキ
サフルオロオキセタンが選択率1.3%で得られた。
【0040】実施例3 液相及び気相への仕込み口と冷却コンデンサーを設けた
スチル1Lの精留塔に、無水フッ化水素820gを仕込
んだ。大気圧下にフッ化水素を加熱還流しながら(20
℃)、液相仕込み口よりフッ素ガス(60ml/mi
n)を仕込みつつ、気相仕込み口より2,2,3,3−
テトラフルオロオキセタン(30ml/min)を仕込
んだ。3時間反応を続けた後、反応混合物をアルカリ溶
液に通じて洗浄し、洗浄ガスをガスクロマトグラフィー
で分析した。
【0041】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は57%であり、2,2,3,
3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率92%で得
られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオ
ロオキセタンが選択率7.3%で得られた。
【0042】実施例4 液相及び気相への仕込み口と冷却コンデンサーを設けた
スチル1Lの精留塔に、無水フッ化水素824gを仕込
んだ。大気圧下にフッ化水素を加熱還流しながら(20
℃)、液相仕込み口よりフッ素ガス(60ml/mi
n)を仕込みつつ、気相仕込み口より2,2,3,3−
テトラフルオロオキセタン(30ml/min)を仕込
んだ。3時間反応を続けた後、2,2,3,3−テトラ
フルオロオキセタンの流通を停止し、フッ素ガスのみを
20ml/minでさらに3時間通じた。反応終了後、
反応混合物をアルカリ溶液に通じて洗浄し、洗浄ガスを
ガスクロマトグラフィーで分析した。
【0043】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は95%であり、2,2,3,
3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率14%で得
られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオ
ロオキセタンが選択率82%で得られた。
【0044】実施例5 液相及び気相への仕込み口と冷却コンデンサーを設けた
スチル1Lの精留塔に、パーフルオロシクロブタン83
0gを仕込んだ。大気圧下にパーフルオロシクロブタン
を加熱還流しながら(20℃)、液相仕込み口よりフッ
素ガス(60ml/min)を仕込みつつ、気相仕込み
口より2,2,3,3−テトラフルオロオキセタン(3
0ml/min)を仕込んだ。3時間反応を続けた後、
反応混合物をアルカリで洗浄し、ガスクロマトグラフィ
ーで分析した。
【0045】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は53%であり、2,2,3,
3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率93%で得
られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオ
ロオキセタンが選択率6.5%で得られた。
【0046】実施例6 ニッケル製反応管(外径1/4インチ、長さ4m、内容
積56ml)を恒温槽に入れ、50℃に加熱した。この
反応管に、フッ素ガスを20ml/minで、窒素ガス
を100ml/minで、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンを10ml/minで流して反応させ
た。なお、フッ素ガスと窒素ガスは予め混合し、恒温槽
内でTFOと混合した。
【0047】排出されるガスをアルカリ水溶液で洗浄
し、ガスクロマトグラフィーで分析した。
【0048】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は66%であり、2,2,3,
3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率91.2%
で得られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキサフ
ルオロオキセタンが選択率8.0%で得られた。
【0049】実施例7 ニッケル製反応管(外径1/4インチ、長さ4m、内容
積56ml)を恒温槽に入れ、150℃に加熱した。こ
の反応管に、フッ素ガスを24ml/minで、窒素ガ
スを400ml/minで、2,2,3,3−テトラフ
ルオロオキセタンを10ml/minで流して反応させ
た。なお、フッ素ガスと窒素ガスは予め混合し、恒温槽
内で2,2,3,3−テトラフルオロオキセタンと混合
した。
【0050】排出されるガスをアルカリ水溶液で洗浄
し、ガスクロマトグラフィーで分析した。
【0051】分析の結果、2,2,3,3−テトラフル
オロオキセタンの転化率は98%であり、2,2,3,
3,4−ペンタフルオロオキセタンが選択率15.4%
で得られた。また、2,2,3,3,4,4−ヘキサフ
ルオロオキセタンが選択率80.5%で得られた。
【0052】
【発明の効果】本発明は、反応中におけるオキセタン環
の分解を抑え、副生成物の少ない、2,2,3,3,4
−ペンタフルオロオキセタン及び2,2,3,3,4,
4−ヘキサフルオロオキセタンの製造方法を提供する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で表される2,2,3,3,4−ペンタフルオロオキセ
    タン。
  2. 【請求項2】 2,2,3,3−テトラフルオロオキセ
    タンとフッ素ガスを反応させることを特徴とする2,
    2,3,3,4−ペンタフルオロオキセタン及び/又は
    2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオキセタンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 フッ素ガスに対して不活性な溶媒の存在
    下に液相で反応を行うことを特徴とする請求項2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 フッ素ガスに対して不活性なガスの希釈
    下に気相で反応を行うことを特徴とする請求項2に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 フッ素ガスに対して不活性な溶媒が、パ
    ーフルオロアルカン、クロロフルオロアルカン、パーフ
    ルオロポリエーテル及び無水フッ化水素からなる群より
    選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 フッ素ガスに対して不活性なガスが、窒
    素、ヘリウム、無水フッ化水素及び炭素数4以下のパー
    フルオロアルカンからなる群より選択される少なくとも
    1種であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
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