JPH10234156A - 回転機用電磁ブレーキ - Google Patents

回転機用電磁ブレーキ

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Publication number
JPH10234156A
JPH10234156A JP5238097A JP5238097A JPH10234156A JP H10234156 A JPH10234156 A JP H10234156A JP 5238097 A JP5238097 A JP 5238097A JP 5238097 A JP5238097 A JP 5238097A JP H10234156 A JPH10234156 A JP H10234156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
brake
piece
rotating machine
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5238097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Sonoda
広信 園田
Kiyoshi Oniki
清 鬼木
Gouji Kan
剛司 貫
Kazuhide Takao
和英 鷹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP5238097A priority Critical patent/JPH10234156A/ja
Publication of JPH10234156A publication Critical patent/JPH10234156A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキを開放状態に保持しているときに、
電磁石に通電しない電磁ブレーキを提供する。 【解決手段】 可動制動片8を付勢して円板5に押し付
ける第1のばね15と、可動制動片8の動作を自在に拘
束および開放する鉤部18と、鉤部18を可動制動片8
の動作を拘束する位置に保持する第2のばね22と第1
のばね15に逆らって可動制動片8を吸引して円板5か
ら引き離す第1の電磁石11と第2のばね22に逆らっ
て鉤部18を吸引して、鉤部18を可動制動片8の動作
を開放する位置に動かす第2の電磁石22とで構成す
る。鉤部18と第2のばね22で可動制動片8を開放状
態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,回転機の軸の回転
を制動し、または停止状態を保持する電磁ブレーキに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による回転機用電磁ブレーキの
例を図に基づいて説明する。図3は従来技術による回転
機用電磁ブレーキの側断面図である。図において、1は
電磁ブレーキである。2は図示しない回転機の固定部で
ある。3は電磁石であり、固定部2に固定されている。
4は回転軸であり、図示しない前記回転機の出力軸であ
る。5は円板であり、回転軸4の図示しないスプライン
に嵌合し、回転軸4の長さ方向には摺動するが、回転軸
4に対しては回転しないように支持されている。すなわ
ち円板5は回転軸4と一緒に回転する。6は固定制動片
であり、電磁石3にピン7を介して固定されている。8
は可動制動片であり、磁性材で作られており,穴9が設
けられている。可動制動片8は、穴9にピン7を挿入し
て、回転軸4の長さ方向に摺動自在に取り付けられてい
る。固定制動片6と可動制動片8は円板5を挟む位置に
配置されている。10はばねであり、可動制動片8と電
磁石3との間に挟設され、可動制動片8が、円板5に向
かって摺動する様に付勢している。円板5と固定制動片
6と可動制動片8の対向する面には、それぞれ図示しな
いライニングが取り付けられている。
【0003】次にこの回転機用電磁ブレーキの動作を説
明する。回転機が回転している時は、電磁石3は常時通
電されて励磁され、可動制動片8を吸引して、円板2か
ら引き離して電磁ブレーキ1を開放する。一方,回転機
に制動を加える時は、電磁石3への通電を停止して消磁
する。可動制動片8は電磁石3の磁力による拘束がなく
なるので、ばね10の力によって円板5の方向に摺動
し、可動制動片8と固定制動片6で円板5を挟んで押圧
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが,従来技術で
は回転機を運転する間は電磁ブレーキを開放するために
電磁石3に常時通電しなければならないという問題があ
った。このため、回転機の消費電力が電磁石3の分だけ
増えるし、また電磁石3で発生する熱は、回転機の熱対
策の上で大きな問題であった。特に0.1kw,0.4
kwといった小容量の回転機では回転機本体の発熱量よ
りもブレーキの発熱量の方が数倍も大きくなることがあ
り,回転機の冷却対策の上で大きな負担になっていた。
そこで,本発明は消費電力、および発熱量の小さい電磁
ブレーキを提供し、回転機の省エネルギー化および信頼
性の向上に益することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,ブレーキ開放時に可動制動片の動きを機械的に拘束
する鉤部と、制動時に前記鉤部を吸引して可動制動片の
拘束を解く電磁石を設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。従来技術の例と同一の構成の部分につい
ては説明を省略する。図1は本発明の実施例を示す回転
機用電磁ブレーキの側断面図である。図において、11
は第1の電磁石であり、12は第2の電磁石である。第
2の電磁石12は固定部2に固定され、第1の電磁石1
1は第2の電磁石12に固定されている。第1の電磁石
11と第2の電磁石12の間には間隙13を設けてい
る。間隙13には突起14が取り付けられている。15
は第1のばねであり、第1の電磁石11と可動制動片8
の間に挟設され、可動制動片8が円板5に向かって摺動
するように付勢している。16はピンであり、第2の電
磁石12に固定されている。ピン16の先端にはストッ
パー17を取り付けている。18は鉤部であり、磁性材
料から成る。図2に鉤部18の詳細を示す。鉤部18の
基部25には穴19が穿たれ、先端に爪部20を形成
し、中間に段部21を形成している。穴19にはピン1
6を挿入している。このようにして鉤部18はピン16
に摺動自在に支持されている。爪部20は間隙13を通
って、第2の電磁石12の右側に延びて、可動制動片8
を引っ掛けている。22は第2のばねであり、第2の電
磁石12と鉤部18の間に挟設され、鉤部18を図の左
側に引き寄せるように付勢している。第2のばね22
は、第1のばね15より強力であり、可動制動片8は電
磁ブレーキ1を開放する位置に保持される。23は可動
制動板8に固定された接点であり、24は第1の電磁石
11に固定された接点である。接点23,24は図示し
ない外部の制御回路に電気的に接続され、電磁ブレーキ
1が開放状態にある場合は、互いに接触して前記制御回
路に電磁ブレーキ1が開放状態にあることを示す信号を
与える。
【0007】次にこの回転機用電磁ブレーキの動作を説
明する。電磁ブレーキ1を開放している間は、第1の電
磁石11および第2の電磁石12に通電しない。電磁ブ
レーキの開放状態は第2のばね22によって保持され
る。すなわち、可動制動片8は鉤部18に引っ掛けられ
て、第2のばね22の力で図の左側に引き寄せられてい
る 電磁ブレーキ1を作動させて回転軸4に制動をかける場
合は、第2の電磁石12に通電して励磁する。鉤部18
は第2の電磁石12に吸引されて図の右側に移動する。
鉤部18が右に動いて段部21が突起14を乗り越える
ときに、突起14が鉤部18を持ち上げるので、爪部2
0が図の上方に持ち上がり、可動制動片8と鉤部18の
引っ掛かりが外れる。可動制動片8は第1のばね15に
押されて、円板5を押圧し回転軸4を制動する。第2の
電磁石12への通電は、可動制動片8と鉤部18の引っ
掛かりを外す間の極く短時間だけでよい。この電磁ブレ
ーキを停電時の安全のための保持ブレーキとして使う場
合は、第2の電磁石12に通電する電気をコンデンサー
にためておき、回転機への通電が停まると、前記コンデ
ンサーの電気が第2の電磁石12に流れるようなシーケ
ンスを組めば良い。また前記コンデンサーの代わりに電
池を用いた回路でも同様の効果が得られる。電磁ブレー
キ1の制動を解除して、再び開放状態にする場合は、第
1の電磁石11を励磁して、可動制動片8を吸引する。
爪部20は外側が滑らかな円弧になっているので、可動
制動片8を外側から押し当てると、図の上方に持ち上が
り、可動制動片8は爪部20に引っ掛かる。爪部20の
内側は鉤型になっているので、可動制動片8を内側から
爪部20に押し当てても爪部20は外れない。爪部20
が可動制動片8を引っ掛け、可動制動片8を左側へ引き
寄せ、接点23と接点24が接触したら、第1の電磁石
11への通電を停止して消磁する。以上の動作の際の、
第1の電磁石11および第2の電磁石12の通電の入切
は図示しない前記制御回路で行われる。なお、本実施例
では、鉤部18を1個だけ設けているが、可動制動片8
を安定して保持するためには、複数個の鉤部18を回転
軸4の回りの円周上に配置するのが望ましい。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば回転
機の電磁ブレーキの可動制動片を鉤部によって開放状態
に保持するようにしたので,電磁ブレーキの開放状態を
保持するために電磁石に通電する必要がなく、回転機の
消費電力および発熱を小さく出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電磁ブレーキの側断面図
【図2】本発明の実施例を示す電磁ブレーキの鉤部の側
面図
【図3】従来技術の例を示す電磁ブレーキの側断面図
【符号の説明】
1:電磁ブレーキ 2:固定部 3:電磁石 4:回転軸 5:円板 6:固定制動片 7:ピン 8:可動制動片 9:穴 10:ばね 11:第1の電磁石 12:第2の電磁石 13:間隙 14:突起 15:第1のばね 16:ピン 17:ストッパー 18:鉤部 19:穴 20:爪部 21:段部 22:第2のばね 23:接点 24:接点 25:基部
フロントページの続き (72)発明者 鷹尾 和英 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けた円板に、制動片を押
    圧して、回転機の制動を行なう回転機用電磁ブレーキに
    おいて、前記制動片を付勢して前記円板に押し付ける第
    1のばねと、前記第1のばねによる前記制動片の動作を
    自在に拘束および開放する鉤部と、前記鉤部を前記制動
    片の動作を拘束する位置に保持する第2のばねと、前記
    第1のばねに逆らって前記制動片を吸引して前記円板か
    ら引き離す第1の電磁石と、前記第2のばねに逆らって
    前記鉤部を吸引して、前記鉤部を前記制動片の動作を開
    放する位置に動かす第2の電磁石を有することを特徴と
    する回転機用電磁ブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記第1の電磁石と前記制動片の対向す
    る位置に接点を設けて電気スイッチを構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の回転機用電磁ブレーキ。
JP5238097A 1997-02-19 1997-02-19 回転機用電磁ブレーキ Pending JPH10234156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238097A JPH10234156A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 回転機用電磁ブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238097A JPH10234156A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 回転機用電磁ブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10234156A true JPH10234156A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12913205

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238097A Pending JPH10234156A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 回転機用電磁ブレーキ

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JP (1) JPH10234156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495829B2 (ja) * 1999-04-29 2010-07-07 シーメンス ビルディング テクノロジーズ、インコーポレーテッド タイマー制御式電力切り換え装置を有するアクチュエータ
DE102015205204A1 (de) * 2015-03-23 2016-09-29 Zf Friedrichshafen Ag Dreistellungsaktuator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495829B2 (ja) * 1999-04-29 2010-07-07 シーメンス ビルディング テクノロジーズ、インコーポレーテッド タイマー制御式電力切り換え装置を有するアクチュエータ
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