JPH10217431A - 折り見当制御装置 - Google Patents

折り見当制御装置

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JPH10217431A
JPH10217431A JP9036951A JP3695197A JPH10217431A JP H10217431 A JPH10217431 A JP H10217431A JP 9036951 A JP9036951 A JP 9036951A JP 3695197 A JP3695197 A JP 3695197A JP H10217431 A JPH10217431 A JP H10217431A
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JP
Japan
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register
folding
mark
signal
rotation
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JP9036951A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Kitamura
智寿 北村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検出可能な折り見当ずれ量を、版胴1周分(1
単位の印刷物の範囲)とすることができる折り見当制御
装置を提供する。 【解決手段】nを2以上の整数値として、移送方向と平
行する方向に切断され折り重ねられる第1〜第n印刷用
紙の各部分に印刷ユニットにおいて印刷した第1〜第n
折り見当マークを検出し第1〜第n検出信号を出力する
第1〜第n見当マーク検出手段と、折機の回転を検出し
回転信号を出力する回転検出手段と、前記回転信号と前
記第1〜第n検出信号とを入力して、一単位の印刷物の
全範囲において第1〜第n折り見当マークの第1〜第n
見当ずれ量を演算し出力する演算手段と、前記第1〜第
n見当ずれ量を入力して第1〜第n操作量を出力する制
御手段と、前記第1〜第n操作量を入力して前記第1〜
第n見当ずれ量を補正する動作を行う第1〜第n補正手
段と、を有する折り見当制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折機の技術分野に属
する。特に、折機において広幅ウェブをスリットして得
た複数の狭幅ウェブを重ね合わせる際のウェブ移送方向
の見当ずれを修正する折り見当制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】折機においては、ウェブの印刷機等から
供給される印刷済みの広幅ウェブをその移送方向と平行
方向に切断(スリット)して複数の狭幅ウェブとし、そ
の狭幅のウェブを重ね合わせ移送方向と直角方向に切断
して折り畳み、折丁を作成することが行われる。その折
機に使用される折り見当制御装置は、その狭幅のウェブ
を重ね合わせる際のウェブ移送方向の見当ずれを修正す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の折り見当制御装
置における見当ずれの検出方法としては、特徴部分を含
む絵柄または特徴部分の一種とである折り見当マークが
印刷用紙に印刷されており、その特徴部分(絵柄または
折り見当マーク)の通過を光学式のマークセンサで検出
し、その検出信号と折機の一周期の特定の位置に対応す
る基準位置信号とを比較して見当ずれ量の導出が行われ
る。ところが、マークセンサの出力信号だけでは、特徴
部分の検出信号であるか他の印刷絵柄の検出信号である
かを区別することができない。そこで、特徴部分が印刷
されている領域を特定するためのゲート信号が利用され
る。そのため、そのゲート信号の幅に特徴部分の検出信
号が収まっていないと、すなわち印刷物の特定の領域に
特徴部分が収まっていないと見当ずれを検出することが
できない。
【0004】このように、従来の方法では検出可能な折
り見当ずれ量が限定されている(通常は数cm以下の範
囲)ため、所定の範囲に折り見当ずれ量が収まるまで手
動で折り見当ずれを補正する作業や、特徴部分(絵柄ま
たは折り見当マーク)を設定する作業が必要であり、そ
の作業後に自動による見当制御を開始する。そのため、
手動での補正作業の間に不良折丁が大量に発生する、
作業者の作業付加が大きく熟練度を要する、等の問題
がある。そこで本発明の目的は、検出可能な折り見当ず
れ量を、従来の数cmの範囲から版胴1周分、すなわ
ち、1単位の印刷物の範囲とすることができる折り見当
制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は「nを2以上の
整数値として、移送方向と平行する方向に切断され折り
重ねられる第1〜第n印刷用紙の各部分に印刷ユニット
において印刷した第1〜第n折り見当マークを検出し第
1〜第n検出信号を出力する第1〜第n見当マーク検出
手段と、折機の回転を検出し回転信号を出力する回転検
出手段と、前記回転信号と前記第1〜第n検出信号とを
入力して、一単位の印刷物の全範囲において第1〜第n
折り見当マークの第1〜第n見当ずれ量を演算し出力す
る演算手段と、前記第1〜第n見当ずれ量を入力して第
1〜第n操作量を出力する制御手段と、前記第1〜第n
操作量を入力して前記第1〜第n見当ずれ量を補正する
動作を行う第1〜第n補正手段と、を有する折り見当制
御装置」である。
【0006】印刷ユニットから折機(折りユニット)に
排出される広幅の印刷用紙(印刷物)は、移送方向と平
行する方向に切断され複数(第1〜第n)の狭幅の印刷
用紙(印刷物)となり折り重ねられるが、本発明によれ
ば、第1〜第n見当マーク検出手段により、nを2以上
の整数値として、第1〜第n印刷用紙の各部分に印刷ユ
ニットにおいて印刷した第1〜第n折り見当マークが検
出され第1〜第n検出信号が出力される。また、回転検
出手段により折機の回転が検出され回転信号が出力さ
れ、演算手段によりその回転信号と前記第1〜第n検出
信号とが入力され一単位の印刷物の全範囲において前記
第1〜第n折り見当マークの第1〜第n見当ずれ量が演
算され出力される。また、制御手段によりその第1〜第
n見当ずれ量が入力され第1〜第n操作量が出力され、
補正手段によりその第1〜第n操作量が入力され前記第
1〜第n見当ずれ量を補正する動作が行われる。したが
って、検出可能な折り見当ずれ量を、従来の数cmの範
囲から版胴1周分、すなわち、1単位の印刷物の範囲と
することができる折り見当制御装置が提供される。
【0007】また本発明は「前記回転検出手段が出力す
る回転信号は印刷用紙の移送速度に対応する速度信号
と、前記折機の一周期の特定の位置に対応する基準位置
信号とであり、演算手段は下記の数2により第n見当ず
れ量を演算する折り見当制御装置」である。
【数2】En = S * (ΔTn − ΔTKn) ただし、 En ; 見当ずれ量 S ; 印刷用紙(印刷物)の移送速度 ΔTn ; 第n検出信号と基準位置信号との時間差 ΔTKn ; 見当ずれ量が零となる時間差 本発明によれば、一単位の印刷物の全範囲において前記
基準位置(特定の位置)と前記第n折り見当マークとの
間の見当ずれ量が演算される。
【0008】また本発明は「前記第1〜第n折り見当マ
ークはそれ自身を特定するコードをそれ自身に有する見
当マークである折り見当制御装置」である。本発明によ
れば、第1〜第n折り見当マークはそれ自身を特定する
コードを有するから第1〜第n折り見当マーク検出手段
によりそのコードがデコードされることにより第1〜第
n折り見当マークであると判別され第1〜第n折り検出
信号が出力される。すなわち、検出すべき折り見当マー
クを他の信号から区別することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明について実施の形態に
より説明する。図1は折機と本発明の折り見当制御装置
の構成の一例を示す図である。図1において、1は印刷
ユニットから排出される印刷物である広幅ウェブ、2は
折機のスリッタ、3a,3b,3cはスリッタ2によっ
てウェブの移送方向と平行方向にスリットして得た狭幅
ウェブ、4a,4b,4cは折機の第1,第2,第3コ
ンペンセータ、5は重ね合わせ部、6は折機の断裁部、
7は折機の折り部、8は狭幅ウェブ3a,3b,3cを
重ねその移送方向と直角方向に断裁し折って得た折丁で
ある。
【0010】また図1において、9は折部の回転を検出
し回転信号を出力するロータリーエンコーダ(回転検出
手段)、10a,10b,10cは第1,第2,第3折
り見当マークセンサ、13は各センサ10a,10b,
10cの信号を増幅し各折り見当マークの検出信号を出
力するセンサ増幅器、14は各見当ずれ量を演算する演
算手段、15は各見当ずれ量を入力して各操作量を各コ
ンペンセータ4a,4b,4cに出力する制御手段であ
る。また図1において、16は回転信号、17a,17
b,17cは各センサ10a,10b,10cの信号、
20a,20b,20cはセンサ増幅器13が出力する
各折り見当マークの検出信号、23a,23b,23c
は演算手段14が出力する各見当ずれ量、26a,26
b,26cは制御手段15が出力する各操作量を示す。
【0011】図2は本発明で用いられる印刷物(広幅ウ
ェブ)の一例を示す図である。図2において、1は広幅
ウェブ(図1参照)、32は各色印刷ユニットで印刷見
当を合わせるために用いられた印刷見当マーク、33
a,33b,33cは絵柄部、34a,34b,34c
は余白部、35a,35b,35cは(たとえば黒色
の)印刷ユニットで印刷され折機において折り見当を合
わせるために用いられる折り見当マークである。また、
破線として実在するのではないが、36a,36bはス
リッタ2によってスリットされる縦切断ライン、37
a,37bは断裁部6で切断される横切断ライン、38
a,38bは折り部7で折られる折ラインを示す。
【0012】折機によって正常な加工が行われる広幅ウ
ェブ1は、印刷機において正常に印刷が行われた印刷見
当の合っている図2に示すような印刷物である。図2に
示すように、余白部34a,34b,34cは縦切断ラ
イン36a,36bと広幅ウェブ1の一方の側端部に存
在する。他方の側端部には印刷見当マーク32が存在す
る。折り見当マーク35a,35b,35cは、その余
白部34a,34b,34cに設けられる。しかも、ス
リットされた後においても狭幅ウェブ3a,3b,3c
の各々に必ず存在するような位置に、また、絵柄部33
a,33b,33cの各々に折り見当マーク35a,3
5b,35cの各々が対応するように設けられる。
【0013】以上の構成において、まず折機の動作を説
明する。図1に示すように、印刷機の最終印刷ユニット
からは印刷物である広幅ウェブ1が排出され折機に供給
される。折機はスリッタ2、各コンペンセータ4a,4
b,4c、重ね合わせ部5、断裁部6、折部7、等から
構成される。広幅ウェブ1はまずスリッタ2によってウ
ェブの移送方向と平行方向にスリットされ分割され狭幅
ウェブ3a,3b,3cとなる。各狭幅ウェブ3a,3
b,3cはターンバーにおいて移送方向を変え、各コン
ペンセータ4a,4b,4cにおいて各狭幅ウェブ3
a,3b,3cの経路長を変化することで位相を調節す
る。この位相は、重ね合わせ部5において各狭幅ウェブ
3a,3b,3cが重ね合わされた場合に見当ずれが無
くなるように調節される。この調整を自動で行うのが折
り見当制御装置である。
【0014】重ね合わせ部5において重ね合わされた各
狭幅ウェブ3a,3b,3cは、断裁部6においてウェ
ブの移送方向と直角方向に切断され分離された個別の印
刷物となる。その個別の印刷物は折部7においてドラム
に設けられ爪または針によって保持され移送されながら
折られ、折丁8となって折機から排出される。排出され
た折丁8は搬送用コンベアベルト上に乗せられ次の工程
へ移送される。
【0015】次に、折り見当制御装置の動作を説明す
る。第1折り見当マークセンサ10aは折り見当マーク
35aが印刷されている余白部34aの領域を検出す
る。第2折り見当マークセンサ10bは折り見当マーク
35bが印刷されている余白部34bの領域を検出す
る。第3折り見当マークセンサ10cは折り見当マーク
35cが印刷されている余白部34cの領域を検出す
る。
【0016】これらの折り見当マークセンサは光学式の
マークセンサであり、折り見当を合わせるために必要な
分解能を有するように小さな領域の反射光量を検出す
る。これは、光学系で集光した光源またはレーザー光の
ように微小な寸法のスポット光を有する投光部によっ
て、または検出領域を小さな領域に制限する光学系を有
する検出部によって実現することができる。
【0017】第1折り見当マークセンサ10aが折り見
当マーク35aを検出するとセンサ増幅器13は第1検
出信号17aを出力する。第2折り見当マークセンサ1
0bが折り見当マーク35bを検出するとセンサ増幅器
13は第2検出信号17bを出力する。第3折り見当マ
ークセンサ10cが折り見当マーク35cを検出すると
センサ増幅器13は第3検出信号17cを出力する。
【0018】ロータリーエンコーダ9は折部7を駆動す
る回転軸に設けられ、その回転を検出する。ロータリー
エンコーダ9は折機の一周期の特定の基準位置(基準回
転角度)を示す基準信号と、一周期を等分割(たとえば
1000等分)し各分割を示す分割信号とを出力する。
一周期は、折部7が折丁1つ、または平行動作を行って
複数の(通常は2つの)折丁を同時加工する期間のこと
である。
【0019】図3はロータリーエンコーダの基準信号と
各折り見当マークセンサの検出信号の一例を示す図であ
る。図3に示すように、第1検出信号のパルスの立ち上
がりによって折り見当マーク35aの検出とその時刻が
示され、第2検出信号のパルスの立ち上がりによって折
り見当マーク35b検出とその時刻が示され、第3検出
信号のパルスの立ち上がりによって折り見当マーク35
cの検出とその時刻が示されされる。また、基準信号の
パルスの立ち上がりによって折機の一周期の動作におけ
る基準位置の検出とその時刻が示される。
【0020】演算手段14は、ロータリーエンコーダ9
が出力する分割信号を入力し、それを一定期間計数し
て、狭幅ウェブ3a,3b,3cの移送速度を演算す
る。通常、移送速度は所定の間隔で繰返し測定され更新
される。なおこの一例では、ロータリーエンコーダ9を
用い演算手段14によって移送速度を演算するが、当然
ながら、折機(または印刷機)に設けられた他の測定装
置が出力する狭幅ウェブ3a,3b,3cの移送速度デ
ータを演算手段14に入力して直接利用する構成とする
ことができる。
【0021】また演算手段14は、センサ増幅器13が
出力する第1検出信号20a、第2検出信号20b、第
3検出信号20cを入力し、ロータリーエンコーダ9が
出力する基準信号との時間差を演算する。図3に一例を
示すように、第1検出信号20aと基準信号との時間差
はΔT1、第2検出信号20bと基準信号との時間差は
ΔT2、第3検出信号20cと基準信号との時間差はΔ
T3である。
【0022】さらに演算手段14は、下記の数3によっ
て各折り見当マーク35a,35b,35cと基準位置
との間の見当ずれ量を演算する。図2に一例を示すよう
に、各折り見当マーク35a,35b,35cは各余白
部34a,34b,34cに設けられておりゲート信号
は不必要であるから、演算手段14は一単位の印刷物の
全範囲において各折り見当マーク35a,35b,35
cと基準位置との間の見当ずれ量を演算することができ
る。
【数3】En = S * (ΔTn − ΔTKn) ただし、 n ; 1,2,3 En ; 第n折り見当マークの見当ずれ量 S ; 狭幅ウェブ(印刷物)の移送速度 ΔTn ; 第n検出信号と基準信号との時間差 ΔTKn ; 見当ずれ量が零となる時間差
【0023】各折り見当マーク35a,35b,35c
が、印刷物上の位置に置き換えた論理的な基準位置に対
して、所定の間隔を置いて印刷されている場合に、折り
見当ずれが無くなる(折り見当ずれ量が零)ように各印
刷版に配置されているものとする。その所定の間隔をΔ
LKnすると、ΔTKnは次の数4によって与えられ
る。
【数4】ΔTKn = ΔLKn / S ただし、 ΔLKn ; 折り見当ずれが無くなる所定
の間隔 したがって、数3の式は次の数5のように表すことがで
きる。
【数5】En = S * ΔTn − ΔLKn
【0024】制御手段15は折り見当ずれ量23a,2
3b,23cを入力して操作量26a,26b,26c
を出力する。また、各コンペンセータ(補正手段)4
a,4b,4cは、その操作量26a,26b,26c
を入力して見当ずれ量23a,23b,23cが零とな
るように補正する動作を行う。たとえばこの補正する動
作は、図1に一例を示すように折機においては印刷機の
最終印刷ユニットと折機の重ね合わせ部5の間の印刷用
紙(各狭幅ウェブ)の経路長を増減することによって行
われる。折り見当ずれ量を検出した後の制御手段と補正
手段が行う補正動作については周知のことであるから、
ここでは詳細な説明は省略する。
【0025】次に、折り見当マークがそれ自身を特定す
るコードをそれ自身に有する識別コード付見当マークで
ある場合について説明する。その場合は、各折り見当マ
ークセンサ10a,10b,10cが検出する各狭幅ウ
ェブ3a,3b,3cの領域には、各折り見当マーク3
5a,35b,35cだけでなく、たとえばカラースケ
ールのようなその他の印刷絵柄が含まれていてもよい。
各折り見当マークセンサ10a,10b,10cがこの
ような各狭幅ウェブ3a,3b,3cの余白部分を検出
して出力する検出信号は、図1に示す本発明の折り見当
制御装置の構成において、センサ増幅器13がデコード
機能を有するセンサ増幅器であるものとし、そのデコー
ダ機能によってデコードされる。
【0026】それにより、折り見当マーク35a,35
b,35cのいずれかの検出信号であるか、その他の印
刷絵柄の検出信号であるかを判別する。そして、検出信
号が折り見当マーク35aであると判別した場合には第
1検出信号20aを出力し、検出信号が折り見当マーク
35bであると判別した場合には第2検出信号20bを
出力し、検出信号が折り見当マーク35cであると判別
した場合には第3検出信号20cを出力し、その他の印
刷絵柄の検出信号であって判別できない場合には検出信
号を出力しない。このように、各折り見当マーク35
a,35b,35cが識別コード付である場合にはゲー
ト信号は不必要であるから、演算手段14は一単位の印
刷物の全範囲において各折り見当マーク35a,35
b,35cと基準位置との間の見当ずれ量を演算するこ
とができる。
【0027】図4は本発明で用いることができる識別コ
ードを有する折り見当マークの例を示す図である。図4
(A)はバーコードを折り見当マークとしたものであ
る。図3(A)のバーコードは10桁程度の数値データ
を有する。その内の所定の桁数を折り見当マークである
ことを示すデータとし、残りの桁数を印刷ユニットの番
号とすることができる。桁数の多いバーコードを使用す
ることにより、折り見当マーク以外の印刷パターンを折
り見当マークとする誤検出を小さくすることができる。
これにより検出の信頼性を高めることができる。一方、
桁数の少ないバーコード(図示せず)を折り見当マーク
として使用する場合は、折り見当マークに必要な印刷領
域を小さくすることができる。
【0028】図4(B)はより単純な構成の読込みタイ
ミングマークを有する見当マークである。図4(B)に
おいて、左側の列のマーク(サブマーク)は読込みタイ
ミングを示すマークであり、マークの黒と白との境にお
いて、右側の列のマーク(サブマーク)のデータを読み
取るようにする。右側の列のデータを示すマークは黒が
“1”、白が“0”を表す。タイミングを示すマークの
信号が所定の間隔で得られかつデータを示すマークが所
定の番号であるとき特定の折り見当マークであることを
判別する。
【0029】ところで折り見当制御を行う場合は、図4
に示すような折り見当マークを判別して折り見当マーク
であるということを検出することができるとともに、そ
の折り見当マークの位置を正確に検出することが必要で
ある。折り見当マークの位置を正確に検出するための一
般的な方法は、見当マークの判別と検出信号の出力を高
速に行うことである。また別の方法は、その時間遅れを
補正することである。図1に示す構成において、それを
達成する部分は各折り見当マークセンサ10a,10
b,10cとデコーダ機能を有するセンサ増幅器13の
部分であり、特にセンサ増幅器13のデコーダ機能の部
分の処理速度を高速化する必要性がある。デコーダ機能
の部分の高速化は、たとえば、その処理をソフトウェア
ではなく専用のハードウェア(ハードロジック)によっ
て行うこにより達成することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検出可能
な折り見当ずれ量を、従来の数cmの範囲から版胴1周
分、すなわち、1単位の印刷物の範囲とすることができ
る折り見当制御装置が提供される。また回転検出手段が
出力する回転信号は印刷用紙の移送速度に対応する速度
信号と、折機の一周期の特定の位置に対応する基準位置
信号とであり、演算手段は下記の数6により第n見当ず
れ量を演算する本発明によれば、一単位の印刷物の全範
囲において前記基準位置(特定の位置)と前記第n折り
見当マークとの間の見当ずれ量が演算される。
【数6】En = S * (ΔTn − ΔTKn) ただし、 En ; 見当ずれ量 S ; 印刷用紙(印刷物)の移送速度 ΔTn ; 第n検出信号と基準位置信号との時間差 ΔTKn ; 見当ずれ量が零となる時間差 また第1〜第n折り見当マークはそれ自身を特定するコ
ードをそれ自身に有する見当マークである本発明によれ
ば、検出すべき折り見当マークを他の信号から区別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折機と本発明の折り見当制御装置の構成の一例
を示す図である。
【図2】本発明で用いられる印刷物(広幅ウェブ)の一
例を示す図である。
【図3】ロータリーエンコーダの基準信号と各折り見当
マークセンサの検出信号の一例を示す図である。
【図4】本発明で用いることができる識別コードを有す
る折り見当マークの例を示す図である。
【符号の説明】
1 広幅ウェブ 2 スリッタ 3a,3b,3c 狭幅ウェブ 4a,4b,4c 第1,第2,第3コンペンセータ 5 重ね合わせ部 6 裁断部 7 折部 8 折丁 9 ロータリーエンコーダ 10a,10b,10c 第1,第2,第3折り見当マ
ークセンサ 13 センサ増幅器 14 演算手段 15 制御手段 16 回転信号 17a,17b,17c センサ出力信号 20a,20b,20c 第1,第2,第3検出信号 23a,23b,23c 第1,第2,第3折り見当ず
れ量 26a,26b,26c 第1,第2,第3操作量 32 印刷見当マーク 33a,33b,33c 絵柄部 34a,34b,34c 余白部 35a,35b,35c 折り見当マーク 36a,36b 縦切断ライン 37a,37b,37c 横切断ライン 38a,38b 折りライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nを2以上の整数値として、移送方向と平
    行する方向に切断され折り重ねられる第1〜第n印刷用
    紙の各部分に印刷ユニットにおいて印刷した第1〜第n
    折り見当マークを検出し第1〜第n検出信号を出力する
    第1〜第n見当マーク検出手段と、 折機の回転を検出し回転信号を出力する回転検出手段
    と、 前記回転信号と前記第1〜第n検出信号とを入力して、
    一単位の印刷物の全範囲において前記第1〜第n折り見
    当マークの第1〜第n見当ずれ量を演算し出力する演算
    手段と、 前記第1〜第n見当ずれ量を入力して第1〜第n操作量
    を出力する制御手段と、 前記第1〜第n操作量を入力して前記第1〜第n見当ず
    れ量を補正する動作を行う第1〜第n補正手段と、 を有することを特徴とする折り見当制御装置。
  2. 【請求項2】前記回転検出手段が出力する回転信号は印
    刷用紙の移送速度に対応する速度信号と、前記折機の一
    周期の特定の位置に対応する基準位置信号とであり、演
    算手段は下記の数1により第n見当ずれ量を演算するこ
    とを特徴とする請求項1記載の折り見当制御装置。 【数1】En = S * (ΔTn − ΔTKn) ただし、 En ; 見当ずれ量 S ; 印刷用紙(印刷物)の移送速度 ΔTn ; 第n検出信号と基準位置信号との時間差 ΔTKn ; 見当ずれ量が零となる時間差
  3. 【請求項3】前記第1〜第n折り見当マークはそれ自身
    を特定するコードをそれ自身に有する見当マークである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の折り見当制御
    装置。
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