JPH10216114A - 酸素飽和度測定装置 - Google Patents

酸素飽和度測定装置

Info

Publication number
JPH10216114A
JPH10216114A JP9023609A JP2360997A JPH10216114A JP H10216114 A JPH10216114 A JP H10216114A JP 9023609 A JP9023609 A JP 9023609A JP 2360997 A JP2360997 A JP 2360997A JP H10216114 A JPH10216114 A JP H10216114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical signal
component
light
oxygen saturation
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9023609A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Takatani
節雄 高谷
Masamichi Nogawa
雅道 野川
Hiroshi Sakai
寛 酒井
Hideo Nishibayashi
秀郎 西林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Colin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Colin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Colin Co Ltd filed Critical Nippon Colin Co Ltd
Priority to JP9023609A priority Critical patent/JPH10216114A/ja
Publication of JPH10216114A publication Critical patent/JPH10216114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定精度の高い酸素飽和度測定装置を提供す
る。 【構成】 周波数解析手段70により、所定区間毎に第
1光信号SVR および第2光信号SVIRがそれぞれ周波
数解析されることにより、その所定区間毎の第1光信号
SVR の交流成分ACR および直流成分DCR と第2光
信号SVIRの交流成分ACIRおよび直流成分DCIRとが
それぞれ逐次決定されると、交直成分比算出手段72に
より、上記第1光信号SVR の交直成分比ACR /DC
R と第2光信号SVIRの交直成分比ACIR/DCIRとが
それぞれ算出され、酸素飽和度算出手段74により、予
め設定された関係から、第1光信号SVR の交直成分比
AC R /DCR と第2光信号SVIRの交直成分比ACIR
/DCIRとの比Rに基づいて、生体の酸素飽和度SaO
2が算出される。この結果呼吸性変動や体動により第1
光信号や第2光信号が変動したとしても、所定区間内の
周波数解析によってその変動が吸収されるので、酸素飽
和度測定精度が好適に高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の動脈血の酸素飽
和度を測定する酸素飽和度測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】第1波長および第2波長の光を生体組織
へ向かって放射する光源と、その生体組織内で散乱され
た第1波長の散乱光および第2波長の散乱光をそれぞれ
検出してその第1波長の散乱光および第2波長の散乱光
をそれぞれ表す第1光信号および第2光信号を出力する
光センサとを備え、それら第1光信号および第2光信号
における交流成分と直流成分との比をそれぞれ求めるこ
とにより生体の動脈血の酸素飽和度を決定する酸素飽和
度測定装置が提案されている。たとえば、特開昭53−
26437号公報に記載された酸素飽和度測定装置がそ
れである。これによれば、虚血操作が不要な酸素飽和度
測定を行うことができる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記従来の酸素飽
和度測定では、第1光信号および第2光信号における交
流成分や直流成分は、それら第1光信号および第2光信
号の一拍毎のピーク値を判定することにより求められて
いることから、呼吸性のうねりや体動などの誤差の影響
を受けやすく、酸素飽和度の測定精度が十分に得られな
かった。特に、反射型酸素飽和度測定装置では、生体組
織内から得られる後方散乱光は比較的光量が少なくて上
記第1光信号および第2光信号のゲインが得られ難いこ
とから、上記の不都合が顕著であった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、測定精度の高い
酸素飽和度測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、第1波長および第2
波長の光を生体組織へ向かって放射する光源と、その生
体組織内で散乱された第1波長の散乱光および第2波長
の散乱光をそれぞれ検出してそれら第1波長の散乱光お
よび第2波長の散乱光をそれぞれ表す第1光信号および
第2光信号を出力する光センサとを備え、第1光信号お
よび第2光信号における交流成分と直流成分との比に基
づいて生体の動脈血の酸素飽和度を決定する酸素飽和度
測定装置であって、(a) 所定区間毎に前記第1光信号お
よび第2光信号をそれぞれ周波数解析することにより、
その所定区間毎の第1光信号の交流成分および直流成分
と第2光信号の交流成分および直流成分とをそれぞれ逐
次決定する周波数解析手段と、(b) その周波数解析手段
により決定された第1光信号の交流成分および直流成分
と第2光信号の交流成分および直流成分とから、第1光
信号の交直成分比と第2光信号の交直成分比とをそれぞ
れ算出する交直成分比算出手段と、(c) 予め設定された
関係から、前記第1光信号の交直成分比と前記第2光信
号の交直成分比との比に基づいて前記生体の酸素飽和度
を算出する酸素飽和度算出手段とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、周波数解析手段によ
り、所定区間毎に前記第1光信号および第2光信号がそ
れぞれ周波数解析されることにより、その所定区間毎の
第1光信号の交流成分および直流成分と第2光信号の交
流成分および直流成分とがそれぞれ逐次決定されると、
交直成分比算出手段により、上記第1光信号の交直成分
比と第2光信号の交直成分比とがそれぞれ算出され、酸
素飽和度算出手段により、予め設定された関係から、前
記第1光信号の交直成分比と前記第2光信号の交直成分
比との比に基づいて前記生体の酸素飽和度が算出され
る。このように、所定区間毎の第1光信号および第2光
信号がそれぞれ周波数解析されることにより、その所定
区間毎の第1光信号の交流成分および直流成分と第2光
信号の交流成分および直流成分とがそれぞれ決定される
ので、呼吸性変動や体動により第1光信号や第2光信号
が変動したとしても、所定区間内の周波数解析によって
その変動が吸収されるので、酸素飽和度測定精度が好適
に高められる。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記所定区間
は、生体の呼吸の半周期或いは1周期の整数倍、たとえ
ば脈拍周期の2或いは4倍の時間の整数倍の時間に設定
される。動脈内血圧は呼吸周期に同期して変動すること
が知られており、これにより生体組織の毛細血管内の血
液容積も脈拍に同期して脈動しつつ上記呼吸周期に同期
してうねり変動を生じることから、前記第1光信号や第
2光信号もその呼吸周期に同期する変動を受けるので、
上記のようにすれば、少なくとも呼吸性変動の影響が好
適に解消される。
【0008】
【発明の好適な実施の態様】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、反射型プローブを備えた反射型オ
キシメータすなわち酸素飽和度測定装置の構成を示して
いる。図1において、反射型プローブ10は、たとえば
生体の末梢血管の密度が比較的高い額、指等の体表面1
2に密着した状態で装着される。この反射型プローブ1
0は、比較的浅い有底円筒状のハウジング14と、体表
面12内で散乱を受けて光源側へ出てくる後方散乱光を
検知するためにそのハウジング14の底部内面の中央部
に設けられ、ホトダイオード或いはホトトランジスタ等
から成る受光素子16と、ハウジング14の底部内面の
受光素子16を中心とする同一の半径rの円周上におい
て所定間隔毎に交互に設けられ、LED等から成る複数
個(本実施例では8個)の第1発光素子18および第2
発光素子20と、ハウジング14内に一体的に設けら
れ、受光素子16および発光素子18,20を保護する
ためにそれを覆う透明樹脂22と、ハウジング14内に
おいて受光素子16と発光素子18,20との間に設け
られ、発光素子18,20から照射された光の体表面1
2内から受光素子16へ向かう反射光を遮光する円環状
の遮光壁24とを備えて構成されている。
【0010】上記第1発光素子18は第1波長λ1 たと
えば730nm程度の波長の赤色光を発光し、第2発光
素子20は第2波長λ2 たとえば880nm程度の波長
の赤外光を発光するものである。図2において、1点鎖
線は酸素化ヘモグロビン(oxy-hemoglobin)の吸光係数
を示し、実線は無酸素化ヘモグロビン(deoxy-hemoglob
in)の吸光係数を示している。上記第1波長λ1 は、酸
素化ヘモグロビンと無酸素化ヘモグロビンとの吸光係数
差が所定値よりも大きい領域すなわち800nmよりも
短波長側の領域内の値であって可及的に高い値に設定さ
れており、上記第2波長λ2 は、酸素化ヘモグロビンと
無酸素化ヘモグロビンとの吸光係数差が所定値よりも小
さい領域すなわち800nmよりも長波長側の領域内の
値であって可及的に低い値に設定されている。なお、上
記第1波長λ1 および第2波長λ 2 は、必ずしもこれら
の波長に限定されるものではなく、酸素化ヘモグロビン
の吸光係数と無酸素化ヘモグロビンの吸光係数とが大き
く異なる波長と、それら両吸光係数が略同じとなる波長
であって、第1波長λ1 が体表面12の表皮下に位置す
る真皮および皮下組織すなわち毛細血管が存在する血管
床へ十分に到達できるように設定される。
【0011】光源として機能する上記第1発光素子18
および第2発光素子20が駆動回路54により交互に駆
動されることにより、それら第1発光素子18および第
2発光素子20から体表面12直下の生体組織(血管
床)へ向かって第1波長λ1 の光および第2波長λ2
光が交互に放射されると、生体組織の毛細血管内血液に
含まれる血球などにより散乱を受けた後方散乱光が反射
光として体表面12から出てくるので、その後方散乱光
すなわち生体組織(血管床)内からの反射光が共通の光
センサである受光素子16によりそれぞれ受光され、第
1波長λ1 の散乱光を示す第1光信号SVR および第2
波長λ2 の散乱光を示す第2光信号SVIRが出力される
ようになっている。
【0012】図3は、上記反射型プローブ10のハウジ
ング14を、その体表面12に対向する面を見た図であ
る。ハウジング14の中央部には受光素子16が配置さ
れており、前記円環状の遮光壁24が同心位置に固定さ
れているとともに、複数個の第1発光素子18および第
2発光素子20が、その遮光壁24の外側であって、1
点鎖線に示す半径rの同心円に沿って交互に配列されて
いる。
【0013】上記半径rは、受光素子16と第1発光素
子18および第2発光素子20との中心間隔を示すもの
である。理論的に言えば、その受光素子16と第1発光
素子18および第2発光素子20との中心間隔を示す半
径rが大きいほど、後方散乱光の経路が長くなって散乱
を受ける割合が多くなるので、第1光信号SVR の交直
成分比(AC/DC)R および第2光信号SVIRの交直
成分比(AC/DC) IRが大きくなると考えられるが、
本発明者等の実験によれば、図4に示すように、半径r
が7mmを超えると、交直成分比(AC/DC)R および
(AC/DC) IRも減少し、ノイズの影響が大きくなっ
て測定精度を低下させる原因となる。また、上記半径r
が大きくなると、受光素子16により検知される後方散
乱光が指数関数的に減衰し、測定が不安定となる原因と
なる。このため、従来では3mm程度に設定されていた上
記半径rを、5乃至7mmの範囲に設定することにより、
交直成分比(AC/DC)R および(AC/DC)IR
対するノイズの影響が少なくなり、酸素飽和度測定の精
度が得られるとともに、受光素子16により検知される
後方散乱光のゲインが十分に得られて安定した測定が得
られる。なお、上記図4は、三次元光子拡散理論式(数
1)を用いて、光源からの距離ra の位置における散乱
光の強度Iref (ra )を求めることによっても証明さ
れる。
【0014】
【数1】Iref (ra )=(2/d)〔μs /(μs
μa )〕・ΣAn 〔1−e-d/d0 (−1)n 〕〔1−
(2ra )/b・k1 (γn b)I1 (γn a )〕 但し、Iref (ra )=半径ra 内の後方散乱光(反射
光)、dは媒体の厚み、μs は媒体の散乱係数、μa
媒体の吸収係数、Anは係数、d0 は媒体内への入射光
の浸透距離、bは光源の半径、k1 およびI1 はベッセ
ル関数、γn はアイゲン値、nは整数である。
【0015】第1発光素子18および第2発光素子20
が数百Hz乃至数kHz程度の比較的高い周波数で一定
時間づつ交互に発光させられるので、上記受光素子16
は、第1波長λ1 の後方散乱光を示す第1光信号SVR
と第2波長λ2 の後方散乱光を示す第2光信号SVIR
を含む光信号SVを増幅器30を介してローパスフィル
タ32へ出力する。ローパスフィルタ32は入力された
光信号SVから脈波の周波数よりも高い周波数を有する
ノイズを除去し、そのノイズが除去された光信号SVを
デマルチプレクサ34へ出力する。上記の第1光信号S
R 、第2光信号SVIRは、たとえば図5に示すように
脈拍に同期して変化する。
【0016】デマルチプレクサ34は後述の切換信号S
Cにより第1発光素子18および第2発光素子20の発
光に同期して切り換えられることにより、第1波長λ1
の赤色光である第1光信号SVR をサンプルホールド回
路36およびA/D変換器38を介して演算制御回路3
9内のI/Oポート40へ逐次供給するとともに、第2
波長λ2 の赤外光である第2光信号SVIRをサンプルホ
ールド回路42およびA/D変換器44を介してI/O
ポート40へ逐次供給する。サンプルホールド回路3
6、42は、入力された光信号SVR 、SVIRをA/D
変換器38、44へ逐次出力する際に、前回出力した光
信号SVR 、SVIRについてのA/D変換器38、44
における変換作動が終了するまで次に出力する各光信号
SVR 、SVIRをそれぞれ保持するためのものである。
【0017】上記第1光信号SVR および第2光信号S
IRは、脈拍に同期して周期的に変化するだけでなく、
図5に示すように、呼吸周期TREに同期した比較的長周
期のうねり変動を含んでいる。血圧値が呼吸周期TRE
同期して変化すると、生体組織内の毛細血管内の血液容
積がその呼吸周期TREに同期して変化することから、そ
の毛細血管内の血液の血球によって散乱を受ける第1光
信号SVR および第2光信号SVIRもその呼吸周期TRE
に同期した変化を受けると考えられる。上記呼吸周期T
REは、一般に、脈拍周期の3乃至5倍程度であり、4倍
程度が多い。
【0018】上記I/Oポート40は、データバスライ
ンを介してCPU46,ROM48,RAM50,表示
器52とそれぞれ接続されている。CPU46は、RA
M50の記憶機能を利用しつつROM48に予め記憶さ
れたプログラムに従って測定動作を実行し、I/Oポー
ト40から駆動回路54へ指令信号SLDを出力して第
1発光素子18および第2発光素子20を数百Hz乃至
数kHz程度の比較的高い周波数で一定時間づつ交互に
発光させる一方、それら第1発光素子18および第2発
光素子20の発光に同期して切換信号SCを出力してデ
マルチプレクサ34を切り換えることにより、第1光信
号SVR をサンプルホールド回路36へ、第2光信号S
IRをサンプルホールド回路42へそれぞれ振り分け
る。また、CPU46は、予め記憶されたプログラムに
従って前記第1光信号SVR および第2光信号SVIR
それぞれ表す光電脈波形に基づいて末梢血管を流れる血
液中の酸素飽和度を決定し且つその決定した酸素飽和度
SaO2を表示器52に表示させる。
【0019】ここで、本実施例においては、更に、ハウ
ジング14にはそのハウジング14の外周面および底部
外面を覆うようにキャップ状のゴム部材56が一体的に
設けられている。このゴム部材56は、たとえばクロロ
プレンゴム等を原料ゴムとしてスポンジ状に構成されて
おり、好適な断熱性を備えている。そして、このゴム部
材56のハウジング14外周側に位置する部分が両面粘
着シート58を介して前記体表面12に固着されること
により、ハウジング14の開口端面および遮光部材24
の先端面が体表面12に密着する状態でプローブ10が
体表面12に装着されている。なお、図1において、両
面粘着シート58は便宜上実際より大幅に厚く描かれて
いる。
【0020】図6は、前記演算制御回路39の制御機能
の要部を説明する機能ブロック線図である。図6におい
て、周波数解析手段70は、高速フーリエ変換法を利用
した周波数解析を予め設定された所定の区間毎に施すこ
とにより、受光素子16から出力された第1光信号SV
R および第2光信号SVIRから、その所定区間毎の第1
光信号SVR の交流成分ACR および直流成分DCR
第2光信号SVIRの交流成分ACIRおよび直流成分DC
IRとをそれぞれ逐次決定する。上記第1光信号SVR
よび第2光信号SVIRは、生体組織の毛細血管内の血液
容積の心拍に同期した脈動に同期して変化させられるの
で、上記交流成分ACR およびACIRは、生体の脈拍数
PR(1/分)すなわち脈拍周波数PF(Hz)に相当す
る周波数成分の信号電力(ワット)として得られ、上記
直流成分DCR およびDCIRは、直流に相当する周波数
成分の信号電力(ワット)として得られる。図7には、
上記周波数解析によって得られた第1光信号SVR 或い
は第2光信号SVIRの周波数スペクトルの例が示されて
いる。
【0021】上記周波数解析手段70により周波数解析
が行われる区間は、測定対象の生体の呼吸周期TREの半
周期或いは1周期の整数倍、たとえば脈拍周期の2或い
は4倍の時間の整数倍の時間に設定される。動脈内血圧
は呼吸周期に同期して変動することが知られており、こ
れにより生体組織の毛細血管内の血液容積も脈拍に同期
して脈動しつつ上記呼吸周期に同期してうねり変動を生
じることから、前記第1光信号SVR や第2光信号SV
IRもその呼吸周期に同期する変動を受けるので、上記の
ようにすれば、区間内の信号が平均化されて少なくとも
呼吸性変動の影響が好適に解消される。
【0022】交直成分比算出手段72は、上記周波数解
析手段70により決定された第1光信号SVR の交流成
分ACR および直流成分DCR と第2光信号SVIRの交
流成分ACIRおよび直流成分DCIRとから、その第1光
信号SVR の交直成分比(ACR /DCR )と、第2光
信号SVIRの交直成分比(ACIR/DCIR)とをそれぞ
れ算出する。
【0023】酸素飽和度算出手段74は、たとえば図8
の実線に示す予め設定された式(数2)に示す関係か
ら、前記第1光信号SVR の交直成分比(ACR /DC
R )と第2光信号SVIRの交直成分比(ACIR/D
IR)との比R〔=(ACR /DC R )/(ACIR/D
IR)〕に基づいて、前記生体の酸素飽和度SaO2を
算出する。なお、式(数2)において、Aは傾きを示す
負の定数であり、Bは切片を示す定数である。
【0024】
【数2】SaO2=A×R+B
【0025】ここで、第1光信号SVR の波長λ1 が7
30nmに設定され、第2光信号SVIRの波長λ2 が8
80nmに設定されている理由を説明する。すなわち、
第1波長λ1 を665nm、第2波長λ2 を880n
m、910nm、或いは940nmとしたときに得られ
る第1光信号SVR および第2光信号SVIRの強度を、
前記の三次元光子拡散理論を示す式(数1)を用いて算
出し、それら第1光信号SVR および第2光信号SVIR
の交流成分および直流成分を算出したとき、第1光信号
SVR の交直成分比(ACR /DCR )と第2光信号S
IRの交直成分比(ACIR/DCIR)との比Rと酸素飽
和度SaO2との関係は、図9の破線に示すように比線
型となって実線に示す直線により近似をすることができ
ない。このため、酸素飽和度SaO2が80%以下の低
い領域においては、測定精度が極端に低下していた。し
かし、上記第1波長λ1 を730nm、第2波長λ2
880nm、910nm、或いは940nmとしたとき
は図8の破線に示すようになり、図8の実線に示す上記
式(数2)より、酸素飽和度SaO2が80%以下の低
い領域においても直線近似でき、高い測定精度が得られ
るようになった。第1波長λ1 および第2波長λ2 の浸
透深さが近接したためであると考えられる。
【0026】図10は、前記演算制御回路39の制御作
動の要部を説明するフローチャート図である。図10の
ステップ(以下、ステップを省略する)S1では、第1
波長λ1 の後方散乱光を表す第1光信号SVR および第
2波長λ2 の後方散乱光を表す第2光信号SVIRが読み
込まれる。次いで、S2においてタイマカウンタCTの
内容に「1」が加算された後、S3において、タイマカ
ウンタCTの内容が予め設定された判断基準時間T0
上となったか否かが判断される。この判断基準時間T0
は、後述のS4の周波数解析の対象となる単位区間の時
間幅に対応するものであり、呼吸周期TREの半周期の整
数倍たとえば測定対象である生体の脈拍周期の2或いは
4倍の時間の整数倍の時間に設定されている。
【0027】当初は上記S3の判断が否定されるので、
S1以下が繰り返し実行されることにより第1光信号S
R および第2光信号SVIRが連続的に読み込まれる。
そして、それら第1光信号SVR および第2光信号SV
IRが連続的に読み込まれるうちにS3の判断が肯定され
ると、前記周波数解析手段70に対応するS4におい
て、上記の単位区間内に第1光信号SVR および第2光
信号SVIRに対して周波数解析処理がそれぞれ実行され
ることにより、第1光信号SVR の交流成分AC R (信
号電力値)および直流成分DCR (信号電力値)と、第
2光信号SVIRの交流成分ACIR(信号電力値)および
直流成分DCIR(信号電力値)とが抽出される。
【0028】次いで、前記交直成分比算出手段72に対
応するS5では、上記S4において抽出された第1光信
号SVR の交流成分ACR および直流成分DCR から、
その第1光信号SVR の交直成分比ACR /DCR が算
出されるとともに、S4において抽出された第2光信号
SVIRの交流成分ACIRおよび直流成分DCIRから、そ
の第2光信号SVIRの交直成分比ACIR/DCIRが算出
される。
【0029】次いで、前記酸素飽和度算出手段74に対
応するS6では、たとえば図8の実線に示す予め設定さ
れた関係(SaO2=A×R+B)から、第1光信号S
Rの交直成分比ACR /DCR と第2光信号SVIR
交直成分比ACIR/DCIRとの比R〔=(ACR /DC
R )/(ACIR/DCIR)〕に基づいて、生体の酸素飽
和度SaO2が算出される。
【0030】そして、S7では、S6において算出され
た生体の酸素飽和度SaO2が表示器52に表示される
とともに、S8においてタイマカウンタCTの内容が
「0」にクリアされた後、本ルーチンが終了させられ、
再びS1以下が実行される。
【0031】上述のように、本実施例によれば、周波数
解析手段70(S4)により、所定区間毎に第1光信号
SVR および第2光信号SVIRがそれぞれ周波数解析さ
れることにより、その所定区間毎の第1光信号SVR
交流成分ACR および直流成分DCR と第2光信号SV
IRの交流成分ACIRおよび直流成分DCIRとがそれぞれ
逐次決定されると、交直成分比算出手段72(S5)に
より、上記第1光信号SVR の交直成分比ACR /DC
R と第2光信号SVIRの交直成分比ACIR/DCIRとが
それぞれ算出され、酸素飽和度算出手段74(S6)に
より、予め設定された関係から、第1光信号SVR の交
直成分比ACR /DCR と第2光信号SVIRの交直成分
比ACIR/DCIRとの比Rに基づいて、生体の酸素飽和
度SaO2が算出される。このように、所定区間毎の第
1光信号SVR および第2光信号SVIRがそれぞれ周波
数解析されることにより、その所定区間毎の第1光信号
SVR の交流成分ACR および直流成分DCR と第2光
信号SVIRの交流成分AC IRおよび直流成分DCIRとが
それぞれ決定されるので、呼吸性変動や体動により第1
光信号や第2光信号が変動したとしても、所定区間内の
周波数解析によってその変動が吸収されるので、酸素飽
和度測定精度が好適に高められる。
【0032】また、本実施例における周波数解析の対象
となる単位区間は、生体の呼吸の半周期或いは1周期の
整数倍、たとえば脈拍周期の2或いは4倍の時間の整数
倍の時間に設定されているので、その単位区間内におけ
る第1光信号SVR および第2光信号SVIRが平均化さ
れ、少なくとも呼吸性変動の影響が好適に解消される。
【0033】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様でも適用される。
【0034】たとえば、前記実施例では、受光素子1
6、発光素子18、20が体表面12に対して同じ側に
設けられることにより、受光素子16が後方散乱光を検
出する所謂反射型プローブ10が用いられていたが、受
光素子と発光素子とがたとえば耳たぶや指を介して対向
して設けられることによりその受光素子が前方散乱光を
検出する所謂透過型プローブが用いられても差し支えな
い。
【0035】また、前述の実施例の反射型プローブ10
は、ハウジング14の中心位置に設けられた受光素子1
6と、その受光素子16を取り囲む遮光壁24の外周側
位置に設けられた発光素子18、20とを備えたもので
あったが、それら受光素子16と発光素子18、20と
の位置が相互に入れ替わった位置であっても差し支えな
い。
【0036】また、前述の実施例の周波数解析手段70
が、生体の呼吸周期の半分或いは1周期の整数倍の単位
区間毎に第1光信号SVR 、第2光信号SVIRの周波数
解析を実行するものであったが、その単位区間は、それ
に限定されることなく、種々の値に設定され得る。
【0037】また、前記実施例では、複数づつ設けられ
た第1発光素子18および第2発光素子20から互いに
波長の異なる光が出力されるように構成されているが、
必ずしもその必要はなく、たとえば、それらの発光素子
18,20は1個づつであってもよいし、あるいは、波
長の異なる光を出力する単一の発光素子が用いられても
よい。
【0038】また、前記実施例では、プローブ10は両
面粘着シート58により体表面12に固着されるように
構成されているが、装着バンド等により体表面12に装
着されてもよい。
【0039】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の酸素飽和度測定装置の構成
を示すブロック線図である。
【図2】図1の実施例において利用される第1波長λR
および第2波長λIRと酸素化ヘモグロビンおよび無酸素
化ヘモグロビンの吸光係数との関係を示す図である。
【図3】図1の実施例に用いられる反射型プローブの体
表面に対向する面を示す図である。
【図4】図3の反射型プローブの受光素子と発光素子と
の間隔rと、第1波長λR および第2波長λIRの交直成
分比(ACR /DCR )および(ACIR/DCIR)との
関係を示す図である。
【図5】図4の反射型プローブの受光素子により検知さ
れた後方散乱光を示す第1光信号SVR 或いは第2光信
号SVIRの波形を例示するタイムチャートである。
【図6】図1の演算制御回路の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図7】図6の周波数解析手段において解析された第1
光信号SVR 或いは第2光信号SVIRの交流成分ACR
或いはACIRおよび直流成分DCR 或いはDCIRを示す
図である。
【図8】第1波長λR を730nm、第2波長λ2 を8
80nm、910nm、或いは940nmとしたときの
比Rと酸素飽和度SaO2との関係(破線)と、図6の
酸素飽和度算出手段において用いられる予め設定された
関係(実線)すなわち上記破線の近似直線とを示す図で
ある。
【図9】第1波長λR を665nm、第2波長λ2 を8
80nm、910nm、或いは940nmとしたときの
比Rと酸素飽和度SaO2との関係(破線)と、その破
線の近似直線とを示す図である。
【図10】図1の演算制御回路の制御作動の要部を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
10:反射型プローブ 12:体表面 16:受光素子(光センサ) 18:第1発光素子,20:第2発光素子(光源) 70:周波数解析手段 72:交直成分比算出手段 74:酸素飽和度算出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1波長および第2波長の光を生体組織
    へ向かって放射する光源と、該生体組織内で散乱された
    第1波長の散乱光および第2波長の散乱光をそれぞれ検
    出して該第1波長の散乱光および第2波長の散乱光をそ
    れぞれ表す第1光信号および第2光信号を出力する光セ
    ンサとを備え、該第1光信号および第2光信号における
    交流成分と直流成分との比に基づいて生体の動脈血の酸
    素飽和度を決定する酸素飽和度測定装置であって、 所定区間毎に前記第1光信号および第2光信号をそれぞ
    れ周波数解析することにより、該所定区間毎の第1光信
    号の交流成分および直流成分と第2光信号の交流成分お
    よび直流成分とをそれぞれ逐次決定する周波数解析手段
    と、 該周波数解析手段により決定された第1光信号の交流成
    分および直流成分と第2光信号の交流成分および直流成
    分とから、該第1光信号の交直成分比と該第2光信号の
    交直成分比とをそれぞれ算出する交直成分比算出手段
    と、 予め設定された関係から、前記第1光信号の交直成分比
    と前記第2光信号の交直成分比との比に基づいて前記生
    体の酸素飽和度を算出する酸素飽和度算出手段とを、含
    むことを特徴とする酸素飽和度測定装置。
JP9023609A 1997-02-06 1997-02-06 酸素飽和度測定装置 Pending JPH10216114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9023609A JPH10216114A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 酸素飽和度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9023609A JPH10216114A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 酸素飽和度測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10216114A true JPH10216114A (ja) 1998-08-18

Family

ID=12115364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9023609A Pending JPH10216114A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 酸素飽和度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10216114A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990426B2 (en) 2002-03-16 2006-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Diagnostic method and apparatus using light
JP2008220723A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Seiko Epson Corp 脈拍計測装置及びその制御方法
US7684842B2 (en) 2006-09-29 2010-03-23 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for preventing sensor misuse
EP2220992A2 (en) 2009-02-23 2010-08-25 Nihon Kohden Corporation Blood oxygen saturation measuring apparatus
US8219170B2 (en) 2006-09-20 2012-07-10 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for practicing spectrophotometry using light emitting nanostructure devices
US8265724B2 (en) 2007-03-09 2012-09-11 Nellcor Puritan Bennett Llc Cancellation of light shunting
US8280469B2 (en) 2007-03-09 2012-10-02 Nellcor Puritan Bennett Llc Method for detection of aberrant tissue spectra
US8315685B2 (en) 2006-09-27 2012-11-20 Nellcor Puritan Bennett Llc Flexible medical sensor enclosure
US8965473B2 (en) 2005-09-29 2015-02-24 Covidien Lp Medical sensor for reducing motion artifacts and technique for using the same
WO2015141184A1 (en) * 2014-03-18 2015-09-24 Seiko Epson Corporation Light detection unit and biological information detection apparatus
JP2016036728A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 脈波センサ
CN111760140A (zh) * 2015-03-17 2020-10-13 弗里茨·斯蒂芬医疗技术有限责任公司 呼吸器及其控制方法
US10939855B2 (en) 2015-09-11 2021-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Photoelectric sensor module
JP2022153480A (ja) * 2016-12-15 2022-10-12 アールディーエス エスエーエス 健康状態をモニタリングするシステムおよび方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145631A (ja) * 1986-12-10 1988-06-17 松下電器産業株式会社 脈波計
JPH01262839A (ja) * 1987-12-02 1989-10-19 Boc Group Inc:The 周波数分割マルチプレクス式の血液成分監視装置
JPH0524006U (ja) * 1991-09-17 1993-03-30 コーリン電子株式会社 反射型オキシメータ用プローブ
JPH06169892A (ja) * 1992-12-07 1994-06-21 Nippon Koden Corp 非観血血圧測定装置
JPH0788092A (ja) * 1993-09-28 1995-04-04 Seiko Epson Corp 脈波検出装置および運動強度測定装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145631A (ja) * 1986-12-10 1988-06-17 松下電器産業株式会社 脈波計
JPH01262839A (ja) * 1987-12-02 1989-10-19 Boc Group Inc:The 周波数分割マルチプレクス式の血液成分監視装置
JPH0524006U (ja) * 1991-09-17 1993-03-30 コーリン電子株式会社 反射型オキシメータ用プローブ
JPH06169892A (ja) * 1992-12-07 1994-06-21 Nippon Koden Corp 非観血血圧測定装置
JPH0788092A (ja) * 1993-09-28 1995-04-04 Seiko Epson Corp 脈波検出装置および運動強度測定装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990426B2 (en) 2002-03-16 2006-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Diagnostic method and apparatus using light
US8965473B2 (en) 2005-09-29 2015-02-24 Covidien Lp Medical sensor for reducing motion artifacts and technique for using the same
US8219170B2 (en) 2006-09-20 2012-07-10 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for practicing spectrophotometry using light emitting nanostructure devices
US8315685B2 (en) 2006-09-27 2012-11-20 Nellcor Puritan Bennett Llc Flexible medical sensor enclosure
US7684842B2 (en) 2006-09-29 2010-03-23 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for preventing sensor misuse
US8265724B2 (en) 2007-03-09 2012-09-11 Nellcor Puritan Bennett Llc Cancellation of light shunting
US8280469B2 (en) 2007-03-09 2012-10-02 Nellcor Puritan Bennett Llc Method for detection of aberrant tissue spectra
JP2008220723A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Seiko Epson Corp 脈拍計測装置及びその制御方法
US8565846B2 (en) 2009-02-23 2013-10-22 Nihon Kohden Corporation Blood oxygen saturation measuring apparatus
EP2220992A2 (en) 2009-02-23 2010-08-25 Nihon Kohden Corporation Blood oxygen saturation measuring apparatus
WO2015141184A1 (en) * 2014-03-18 2015-09-24 Seiko Epson Corporation Light detection unit and biological information detection apparatus
JP2016036728A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 脈波センサ
CN111760140A (zh) * 2015-03-17 2020-10-13 弗里茨·斯蒂芬医疗技术有限责任公司 呼吸器及其控制方法
CN111760140B (zh) * 2015-03-17 2023-11-21 弗里茨·斯蒂芬医疗技术有限责任公司 呼吸器及其控制方法
US10939855B2 (en) 2015-09-11 2021-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Photoelectric sensor module
JP2022153480A (ja) * 2016-12-15 2022-10-12 アールディーエス エスエーエス 健康状態をモニタリングするシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10216115A (ja) 反射型酸素飽和度測定装置
Mendelson et al. Noninvasive pulse oximetry utilizing skin reflectance photoplethysmography
JP3950173B2 (ja) 非侵入式光学血液分析用動き適合センサ
US5203329A (en) Noninvasive reflectance oximeter sensor providing controlled minimum optical detection depth
JP4903980B2 (ja) パルスオキシメータ及びその操作方法
US8818476B2 (en) Reflectance and/or transmissive pulse oximeter
EP2194842B1 (en) Blood oximeter
US6186954B1 (en) Blood-pressure monitoring apparatus
US6022320A (en) Blood pressure monitor apparatus
JPH10337282A (ja) 反射型酸素飽和度測定装置
EP0829227A2 (en) Blood pressure monitor apparatus
EP0613652A2 (en) Apparatus and method for non-invasive measurement of oxygen saturation
JP2004135854A (ja) 反射型光電脈波検出装置および反射型オキシメータ
JP3790030B2 (ja) 反射型光電脈波検出装置
JPH10216114A (ja) 酸素飽和度測定装置
US20030032887A1 (en) Heartbeat synchronous information acquiring apparatus and pulse wave propagation velocity related information acquiring apparatus, blood pressure monitoring apparatus and preejection period measuring apparatus utilizing heartbeat synchronous information
JP3705667B2 (ja) 心不全監視装置
US7014611B1 (en) Oscillometric noninvasive blood pressure monitor
US5203342A (en) Peripheral blood circulation state detecting apparatus
US20030204134A1 (en) Living-subject monitoring apparatus
JP2958503B2 (ja) 非観血血圧測定装置
JP2975741B2 (ja) 末梢循環状態検出装置
JP3738335B2 (ja) 末梢循環状態測定装置
JPH09215664A (ja) 自律神経機能評価装置
JP2688508B2 (ja) 反射型オキシメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040105

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108