JPH10213850A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH10213850A
JPH10213850A JP9014969A JP1496997A JPH10213850A JP H10213850 A JPH10213850 A JP H10213850A JP 9014969 A JP9014969 A JP 9014969A JP 1496997 A JP1496997 A JP 1496997A JP H10213850 A JPH10213850 A JP H10213850A
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projection
axis
angle
lens
screen
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JP9014969A
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Shikiyou Riyuu
志強 劉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置位置よりも上方に配設されたスクリーン
に投影する場合であっても、投影像のピントがボケたり
投影像が変形したりすることがない光学装置を得る。 【解決手段】 反射ミラー15はスクリーン36に対し
て45°の傾斜角で配設され、投影軸TAとスクリーン
36の投影面との所定角度θ3は90°より小さな角度
に設定されている。また、集光レンズ12の光軸OA1
に対して垂直な軸OA1′と投影軸TAとのなす角度θ
1および投影レンズ14の光軸OA2に対して垂直な軸
OA2′と投影軸TAとのなす角度θ2がともに所定角
度θ3となるように集光レンズ12および投影レンズ1
4が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OHPシート、ス
ライドフィルムあるいは液晶等の投影対象をスクリーン
に投影するための光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような投影を行う光学装置として
は、いわゆるオーバーヘッドプロジェクター(以下「O
HP」と称する)が従来から知られている。従来のOH
Pは、像の投影軸と投影レンズの光軸とが一致している
いわゆる近軸結像光学系である。このように構成された
OHPにおいては、図9に示すように、光源91と投影
対象(OHPシート)93との中心は投影レンズ94の
光軸に置かれ、スクリーン96も投影レンズ94の光軸
と垂直に置かれている。光源91からの光は、OHPシ
ート93を照明して集光レンズ92により投影レンズ9
4の中心に集光され、この投影レンズ94がOHPシー
ト93に描かれた像を反射ミラー95を介して投影像9
7としてスクリーン96に投影する。
【0003】このように構成されたOHP90を用いて
スクリーン96への投影像97の投影を行う場合、スク
リーン96はOHP90の設置位置よりも高い位置に配
設されていることが多い。このため、スクリーン96を
OHP90の光軸(投影軸)と垂直に置くことは困難で
ある場合が多く、図10に示すようにOHP90の投影
軸に対してスクリーン96が斜めになって投影されるこ
とが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにスクリーン
96に対して投影軸を斜めにした場合、スクリーン96
と投影レンズ94との距離が遠いところと、スクリーン
96と投影レンズ94との距離が近いところとが生じ
る。このため、光軸に垂直に置いたOHPシート93の
投影像97は光軸に対して垂直であることから、OHP
シート93の投影像97とスクリーン96とが交差して
いる線上の像にピントを合わせると、この線以外のスク
リーン96上の像のピントは合わなくなり、いわゆるピ
ンボケとなってしまうという問題がある。
【0005】また、光軸に垂直にOHPシート93を置
くとともに投影像97を光軸に対して垂直とした場合
に、スクリーン96と投影レンズ94との距離が遠いと
ころと、スクリーン96と投影レンズ94との距離が近
いところとが生じると、スクリーン96上に投影した投
影像97の拡大倍率が異なることとなる。すなわち、ス
クリーン96と投影レンズ94との距離が遠いところの
拡大倍率は大きく、スクリーン96と投影レンズ94と
の距離が近いところの拡大倍率は小さくなる。その結
果、スクリーン96に投影した投影像が変形するという
問題もある。
【0006】例えば、図11に示すように長方形に形成
されたOHPシート93をスクリーン96に投影すると
図12に示すように、投影像97は上部の幅が広がると
ともに下部の幅が狭まった台形に変形する。このような
投影像の変形は、図13に示すようなOHP190や、
図14に示すプロジェクター290においても生ずる。
なお、両プロジェクター190,290は、反射ミラー
95の有無や配設位置の違いを除いてOHP90と同一
の構成である。すなわち、図13に示すOHP190
は、OHPシート93と投影レンズ94との間に反射ミ
ラー95を設けたものであり、図14に示すプロジェク
ター290は反射ミラー95を有しない構成である。そ
して、これらのプロジェクター190,290のように
投影軸とスクリーン96とが垂直ではない場合には上記
のようなピンボケや投影像の変形が生じる。
【0007】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、設置位置よりも上方に配設されたスクリ
ーンに投影する場合であっても、投影像のピントがボケ
たり投影像が変形したりすることがない光学装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明の光学装置は、光源とスクリーンとを結ぶ光
路上に、前記光源側から順に集光レンズ、投影対象、投
影レンズ、および反射手段を有しており、この光路上に
おいて光源から集光レンズおよび投影レンズの中心を通
って反射手段により反射された後にスクリーンに至る投
影軸を有している。ここで、反射手段は反射面がスクリ
ーンの投影面と平行な面に対して45°の傾斜角で配設
されている。また、投影軸とスクリーンの投影面とのな
す角である所定角度は45°以上であって90°より小
さな角度に設定されている。そして、集光レンズの光軸
に対して垂直な軸と投影軸とのなす角度および投影レン
ズの光軸に対して垂直な軸と投影軸とのなす角度がとも
に90°より小さな所定角となるように集光レンズおよ
び投影レンズが配設されている。
【0009】このように構成された光学装置によれば、
投影軸は集光レンズおよび投影レンズの光軸に対して斜
めに通ることとなるため、光源に対して上方等斜め方向
に投影対象の像を投影することができる。ここで、スク
リーンには投影レンズから斜めに像が投影されるため、
投影像には投影レンズの中心からの距離が遠いところと
近いところとが生じるが、投影レンズの中心からの距離
が遠い投影像は投影対象から投影レンズまでの距離も遠
く、投影レンズの中心からの距離が近い投影像は投影対
象から投影レンズまでの距離も近いため、投影像は上下
で拡大倍率が異なったり、ピントが合わなくなることも
ない。
【0010】なお、上記の光学装置においては、スクリ
ーンの投影面と投影軸とのなす角度、集光レンズの光軸
に対して垂直な軸と投影軸とのなす角度および投影レン
ズの光軸に対して垂直な軸と投影軸とのなす角度を等し
く保ったまま、所定角度の変更が自在な角度変更手段を
設けることが好ましい。
【0011】このように角度変更手段を設けた光学装置
によれば、光学装置を水平に設置するとともにスクリー
ンを光学装置よりも上方において垂直に設置した場合、
所定角度を浅くするほど斜め上方への投影が可能となる
ため、光学装置とスクリーンとの距離および高さの差に
応じた適切な投影を行うことができる。
【0012】なお、角度変更手段は、光源、集光レン
ズ、投影レンズおよび反射手段を直線上でつなぐ平行リ
ンクによって形成することが好ましい。このような光学
装置によれば、簡単な構成で集光レンズの光軸に対して
垂直な軸と投影軸とのなす角度および投影レンズの光軸
に対して垂直な軸と投影軸とのなす角度を等しく保った
まま、所定角度を自在に変更することができる。
【0013】さらに、上記のように構成された光学装置
としてオーバーヘッドプロジェクターを構成する場合に
は、集光レンズ上にもしくは集光レンズ上に近接して投
影対象を載置可能な投影対象載置手段を有した構成とす
るとともに、上部に反射部材および投影レンズを有し、
下部に光源を有し、集光レンズの光軸方向の中心位置を
支点として揺動自在に枢支されるように平行リンクを構
成することが好ましい。このような構成とすることによ
り、OHPシート等の投影対象を動かすことなく、平行
リンクの揺動作動を行うだけでオーバーヘッドプロジェ
クターからの投影軸の角度を簡単に変更させることがで
きる。
【0014】なお、上記の各光学装置においては、投影
レンズの後に反射手段を設けた構成としたが、反射手段
の後に投影レンズを設けた構成としたり、反射手段を有
しない構成としてもよい。このような構成とした場合で
あっても、投影像の上下で拡大倍率が異なったり、ピン
トが合わなくなることがない光学装置を得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図3に本発明に係る
光学装置の一例としてのオーバーヘッドプロジェクター
(OHP)10の外観を示し、図4および図5にはその
内部構成を模式的に示している。このOHP10は、本
体ケース21と、この本体ケース21内に設けられた光
源11と、本体ケース21の側面に配設された支持棒1
8と、この支持棒18の上部に配設された投影レンズ1
4と、この投影レンズ14の上方に配設された反射ミラ
ー(反射手段)15とを有して構成されている。
【0016】支持棒18は、本体ケース21の側面にお
いて枢支ピン22a,22bによって本体ケース21に
対して前後方向の揺動が自在に構成された第一支持棒1
8aおよび第二支持棒18bとから構成されている。支
持棒18の上部には、枢支ピン23a,23bによって
レンズ支持アーム17が揺動自在に枢支されている。レ
ンズ支持アーム17は、本体ケース21の中心方向に水
平に伸びて設けられており、その先端部にはレンズ保持
部材16が取り付けられている。また、支持棒18の下
部には、光源支持アーム19が枢支ピン24a,24b
によって揺動自在に枢支されている。
【0017】ここで、本体部枢支ピン22aと22bと
のピッチ、レンズ部枢支ピン23aと23bとのピッ
チ、光源部枢支ピン24aと24bとのピッチは、同一
のピッチで配設されている。これにより、支持棒18は
いわゆる平行リンクを形成することとなる。従って、支
持棒18の揺動角度の如何に拘らず、レンズ支持アーム
17および光源支持アーム19は本体ケース21に対し
て常に一定の角度を保持する。
【0018】レンズ支持アーム17にはレンズ保持部材
16が取り付けられ、このレンズ保持部材16には水平
に投影レンズ14が配設されている。また、光源支持ア
ーム19には光源11が取り付けられている。光源11
は、ランプ11aとこのランプ11aの外周に位置する
反射鏡11bとからなり、反射鏡11bは開口(光の照
射方向)が支持棒18の伸びる方向に向くように光源支
持アーム19に配設されている。
【0019】投影レンズ14は、その中心がレンズ部枢
支ピン23aと23bとの中心に位置して配設されてい
る。また、本体ケース21の上部には集光レンズ12が
配設されており、この集光レンズ12はその中心が本体
部枢支ピン22aと22bとの中心Pに位置するように
配設されている。なお、集光レンズ12としては、楕円
レンズやフレネルレンズが用いられる。
【0020】ここで、図6を加えてこの支持棒18への
光源11の取り付けについて説明する。光源11におけ
るランプ11aおよび反射鏡11bは、第二支持棒18
bの下端部に取り付けられている。反射鏡11bは、上
部が開口した略半球状に形成され、第二支持棒18bが
伸びる方向と同一方向に開口部11cが位置するように
取り付けられている。このように構成された支持棒18
および光源11によれば、光源11の中心と光源部枢支
ピン24bとの距離L1は常に一定であるとともに、支
持棒18の揺動角度が変化した場合には反射鏡11bに
おける開口部11cの方向を変えることができる。
【0021】このように構成された支持棒18および光
源11によれば、図6(A)に示すように、光源11の
中心は、光源部枢支ピン24bから距離L1だけ離れて
位置するとともに、光源部枢支ピン24aからも距離L
2だけ離れた位置である光源部枢支ピン24aと24b
とのほぼ中央に位置させることができる。また、(B)
に示すように(図4において鎖線で示すように)支持棒
18の倒伏作動を行わせると、(A)に示す状態に比べ
て光源部枢支ピン24aからの距離L2′が短くなる
が、このような場合であっても、光源11を光源部枢支
ピン24aと24bとのほぼ中央に位置させることがで
きる。
【0022】支持棒18の上部には、前記のように水平
方向に伸びるレンズ支持アーム17が取り付けられ、こ
のレンズ支持アーム17にはレンズ保持部材16が取り
付けられている。レンズ保持部材16には、投影レンズ
14が取り付けられており、この投影レンズ14の中心
が集光レンズ12の左右方向における中心線上に位置す
るようになっている。
【0023】このように構成されたOHP10におい
て、集光レンズ12上に載置されたOHPシート13の
投影を行うときの光学系について図1を加えて説明す
る。図1は、OHP10における光源11、集光レンズ
12、OHPシート13、投影レンズ14および、反射
鏡15を取り出して模式化した図であり、両レンズ1
2,14およびOHPシート13を水平に位置させ、垂
直に配設されたスクリーン36の投影面と平行な軸SA
に対して反射鏡15を45°の傾斜角度で配設した状態
を示している。
【0024】このOHP10によれば、光源11から集
光レンズ12の中心、OHPシート13の中心、投影レ
ンズ14の中心を通り、反射ミラー15で反射した後に
スクリーン36に至る軸が投影軸TAとなる。そして、
集光レンズ12の光軸OA1と垂直な軸OA1′と投影
軸TAとのなす角θ1と、投影レンズ14の光軸OA2
と垂直な軸OA2′と投影軸TAとのなす角θ2と、ス
クリーン36の投影面と投影軸TAとのなす角θ3とは
いずれも等しい角度となる。
【0025】そして、投影レンズ14の光軸OA2に対
する投影軸TAを角度αだけ傾けることにより、スクリ
ーン36に向かう投影軸TAをαと等しい角度である
α′で上方に投影させることができる。ここで、反射ミ
ラー15は、45°の角度で配設されているため、光源
11から集光レンズ12および投影レンズ14を通る投
影軸TAの反射ミラー15に対する入射角βと反射角
β′は等しくなる。また、スクリーン36の投影面に対
して垂直な軸SBと投影軸TAとのなす角α′と、スク
リーン36の投影面と投影軸TAとのなす角θ3とを加
えるとその角度は90°となり、同様にαとθ1とを加
えるとその角度は90°となる。
【0026】光源11と投影レンズ14とは、平行リン
クとなっている支持棒18によって集光レンズ12およ
びOHPシート13を挟んで相反する方向に水平状態を
維持したまま移動可能である。このため、光源11から
反射ミラー15までの投影軸TAは、集光レンズ12の
中心Pを揺動中心として前後方向に揺動可能となる。な
お、この揺動による投影軸TAの傾きαは45°以上9
0°未満の範囲で調整可能に構成されている。
【0027】これにより、支持棒18の角度調整を行っ
て投影軸TAの角度α′の調整を行えば、OHP10を
水平に設置し且つ、スクリーン36をOHP10の上方
において垂直に設置した場合であっても、変形すること
がないとともにピントの合った投影像17の投影を行う
ことができる。
【0028】すなわち、OHP10においては、図2に
も示すように、投影軸TAの角度がスクリーン36に対
して垂直でないため、スクリーン36と投影レンズ14
との距離が遠いところの拡大倍率は大きくなるととも
に、スクリーン36と投影レンズ14との距離が近いと
ころの拡大倍率は小さくなるが、スクリーン36と投影
レンズ14との距離が遠いところではOHPシート13
から投影レンズ14までの距離が遠くなるとともに、ス
クリーン36と投影レンズ14との距離が近いところで
はOHPシート13から投影レンズ14までの距離も近
くなるため、スクリーン16に投影した投影像17が変
形することがなく、投影像17のピントが合わなくなる
こともない。
【0029】また、本発明に係る光学装置は、上記のよ
うな構成のOHP10に限られるものではなく、図7に
示すように、反射ミラー15とスクリーン36との間
に、光軸に対して垂直な軸がスクリーン36の投影面と
平行に位置するように投影レンズ14を配設した構成と
してもよい。なお、図7に示すOHP110は反射ミラ
ー15の配設位置の違いを除いてOHP10と同一の構
成であるため、同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0030】このように構成されたOHP110におい
ても、θ1と、θ2と、θ3とが等しく、入射角βと反
射角β′とが等しくなるとともに、αとα′も等しくな
る。また、α′とθ3とを加えた角度は90°となる。
【0031】図8に示すプロジェクター210は、反射
ミラー15を有しない構成のプロジェクターであり、集
光レンズ12の光軸と垂直な軸OA1′および投影レン
ズ14の光軸と垂直な軸OA2′は、スクリーン36の
投影面と平行に配設されている。このように構成された
プロジェクター210においても、θ1と、θ2と、θ
3とが等しく、αとα′も等しくなるとともに、α′と
θ3とを加えた角度は90°となる。
【0032】従って、上記の各プロジェクター110,
210によっても、光源11の斜め上方に投影対象13
の投影像37を、変形させずにピントがボケることもな
く、スクリーン36に投影させることができる。
【0033】なお、投影対象はOHPシート13に限ら
れるものではなく、液晶やスライドであってもよい。従
って、本発明に係る光学装置は、OHPに限られず、液
晶プロジェクターやスライドプロジェクター等、種々の
プロジェクターとして構成することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学装置
によれば、集光レンズおよび投影レンズの光軸に対して
投影軸が所定角度で斜めになるように光源および両レン
ズが配設されているため、光軸に対して斜め上方に投影
像の投影を行うことができる。すなわち、光学装置に対
して高い位置へ設置されたスクリーンへの投影が可能と
なり、このように高い位置に投影した場合であっても、
投影像のピントのずれや投影像の変形を防止することが
できる。
【0035】なお、上記の光学装置においては、所定角
度の変更が自在な角度変更手段を設けることが好まし
く、このように角度変更手段を設けた光学装置によれ
ば、光学装置からの投影軸の角度を変えることができ
る。これにより、光学装置からスクリーンまでの水平方
向の距離および高さに合わせて投影軸の角度を変えるこ
とができるため、スクリーンの配設位置が変わっても常
に適切な投影像の投影を行うことができる。
【0036】また、上記の角度変更手段は、光源や各レ
ンズ等を直線上でつなぐ平行リンクによって形成するこ
とが好ましく、このような構成とした場合には、簡単に
投影軸の変更を行うことができる。
【0037】さらに、本発明の光学装置において反射手
段を設けた構成とした場合には、オーバーヘッドプロジ
ェクターとして用いることが好ましく、オーバーヘッド
プロジェクターとして用いた場合には、投影対象を集光
レンズ上や集光レンズ上に近接して載置可能な投影対象
載置手段を有した構成とし、上部に反射部材および投影
レンズを有するとともに下部に光源を有した平行リンク
を、集光レンズの光軸方向の中心位置を支点として揺動
自在に枢支することが好ましい。
【0038】このように構成されたオーバーヘッドプロ
ジェクターによれば、平行リンクの揺動作動を行うこと
により、OHPシート等の投影対象を動かすことなく、
簡単に投影角度の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学装置の一例としてのオーバー
ヘッドプロジェクターにおける光源、集光レンズ、OH
Pシート、投影レンズおよび反射鏡を取り出して模式化
した図である。
【図2】このオーバーヘッドプロジェクターの構成を示
す概略構成図である。
【図3】上記オーバーヘッドプロジェクターの外観を示
す斜視図である。
【図4】上記オーバーヘッドプロジェクターの内部構造
の模式図である。
【図5】上記オーバーヘッドプロジェクターの図4にお
けるV矢視図である。
【図6】上記オーバーヘッドプロジェクターにおける光
源および支持棒の部分拡大図である。
【図7】本発明に係る光学装置の他の例の構成を示す概
略構成図である。
【図8】本発明に係る光学装置の他の例の構成を示す概
略構成図である。
【図9】従来の光学装置の概略構成図である。
【図10】従来の光学装置の概略構成図である。
【図11】従来の光学装置における投影対象の平面図で
ある。
【図12】従来の光学装置によって投影される投影像の
平面図である。
【図13】従来の光学装置の概略構成図である。
【図14】従来の光学装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10,110,90,190 オーバーヘッドプロジェ
クター(OHP) 11 光源 12 集光レンズ 13 OHPシート 14 投影レンズ 15 反射ミラー 18 支持棒

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源とスクリーンとを結ぶ光路上に、前
    記光源側から順に集光レンズ、投影対象、投影レンズ、
    および反射手段を有し、 前記光路上において前記光源から前記集光レンズおよび
    前記投影レンズの中心を通って反射手段により反射され
    た後に前記スクリーンに至る投影軸を有している光学装
    置であって、 前記反射手段の反射面が前記スクリーンの投影面と平行
    な面に対して45°の傾斜角で配設され、 前記投影軸と前記スクリーンの投影面とのなす角が45
    °以上で90°より小さな所定角度であり、 前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸と前記投影軸と
    のなす角度および前記投影レンズの光軸に対して垂直な
    軸と前記投影軸とのなす角度がともに前記所定角となる
    ように前記集光レンズおよび前記投影レンズが配設され
    ていることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンの投影面と前記投影軸と
    のなす角度、前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸と
    前記投影軸とのなす角度および前記投影レンズの光軸に
    対して垂直な軸と前記投影軸とのなす角度を等しく保っ
    たまま、 前記所定角度の変更が自在な角度変更手段を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記角度変更手段が、前記光源、前記集
    光レンズ、前記投影レンズおよび前記反射手段を直線上
    でつなぐ平行リンクによって形成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記集光レンズ上にもしくは前記集光レ
    ンズ上に近接して前記投影対象を載置可能な投影対象載
    置手段を有し、 前記平行リンクが、上部に前記反射部材および前記投影
    レンズを有し、下部に前記光源を有し、前記集光レンズ
    の光軸方向の中心位置を支点として揺動自在に枢支され
    て構成され、 オーバーヘッドプロジェクターを構成することを特徴と
    する請求項3に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 光源とスクリーンとを結ぶ光路上に、前
    記光源側から順に集光レンズ、投影対象、反射手段、お
    よび投影レンズを有し、 前記光路上において前記光源から前記集光レンズの中心
    を通って反射手段により反射された後に前記投影レンズ
    の中心を通って前記スクリーンに至る投影軸を有してい
    る光学装置であって、 前記反射手段の反射面が前記スクリーンの投影面と平行
    な面に対して45°の傾斜角で配設され、 前記投影軸と前記スクリーンの投影面とのなす角が45
    °以上で90°より小さな所定角度であり、 前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸と前記投影軸と
    のなす角度および前記投影レンズの光軸に対して垂直な
    軸と前記投影軸とのなす角度がともに前記所定角となる
    ように前記集光レンズおよび前記投影レンズが配設され
    ていることを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 前記スクリーンの投影面と前記投影軸と
    のなす角度、前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸と
    前記投影軸とのなす角度および、前記投影レンズの光軸
    に対して垂直な軸と前記投影軸とのなす角度を等しく保
    ったまま、 前記所定角度の変更が自在な角度変更手段を有している
    ことを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記角度変更手段が、前記光源、前記集
    光レンズ、前記反射手段および前記投影レンズを直線上
    でつなぐ平行リンクによって形成されていることを特徴
    とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記集光レンズ上にもしくは前記集光レ
    ンズ上に近接して前記投影対象を載置可能な投影対象載
    置手段を有し、 前記平行リンクが、上部に前記投影レンズおよび前記反
    射部材を有し、下部に前記光源を有し、前記集光レンズ
    の光軸方向の中心位置を支点として揺動自在に枢支され
    て構成され、 オーバーヘッドプロジェクターを構成することを特徴と
    する請求項7に記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 光源とスクリーンとを結ぶ光路上に、前
    記光源側から順に集光レンズ、投影対象、および投影レ
    ンズを有し、 前記光路上において前記光源から前記集光レンズおよび
    前記投影レンズの中心を通って前記スクリーンに至る投
    影軸を有している光学装置であって、 前記投影軸と前記スクリーンの投影面とのなす角が45
    °以上で90°より小さな所定角度であり、 前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸と前記投影軸と
    のなす角度および前記投影レンズの光軸に対して垂直な
    軸と前記投影軸とのなす角度がともに前記所定角となる
    ように前記集光レンズおよび前記投影レンズが配設され
    ていることを特徴とする光学装置。
  10. 【請求項10】 前記スクリーンの投影面と前記投影軸
    とのなす角度、前記集光レンズの光軸に対して垂直な軸
    と前記投影軸とのなす角度および、前記投影レンズの光
    軸に対して垂直な軸と前記投影軸とのなす角度を等しく
    保ったまま、 前記所定角度の変更が自在な角度変更手段を有している
    ことを特徴とする請求項9に記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記角度変更手段が、前記光源、前記
    集光レンズおよび前記投影レンズを直線上でつなぐ平行
    リンクによって形成されていることを特徴とする請求項
    10に記載の光学装置。
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